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特許7569200無線通信システム、無線通信装置、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-08
(45)【発行日】2024-10-17
(54)【発明の名称】無線通信システム、無線通信装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01S 13/76 20060101AFI20241009BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20241009BHJP
   H04W 12/06 20210101ALI20241009BHJP
【FI】
G01S13/76
H04W4/40
H04W12/06
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020181431
(22)【出願日】2020-10-29
(65)【公開番号】P2022072140
(43)【公開日】2022-05-17
【審査請求日】2023-05-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100140958
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137888
【弁理士】
【氏名又は名称】大山 夏子
(72)【発明者】
【氏名】大橋 洋介
【審査官】佐藤 宙子
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-012918(JP,A)
【文献】特開2020-172851(JP,A)
【文献】特表2021-528922(JP,A)
【文献】特開2019-105881(JP,A)
【文献】特開2019-109846(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0134253(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0162321(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01S 5/00- 5/14
G01S 7/00- 7/42
G01S 13/00-13/95
H04W 4/00-99/00
B60R 25/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む測距を複数回実行する第1の無線通信装置および第2の無線通信装置、を備え、
前記第1の無線通信装置は、前記測距において、前記測距の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを送信し、
前記第2の無線通信装置は、前記測距において、受信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対する応答として送信し、
前記第1の無線通信装置は、前記測距において、受信した前記処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において送信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を送信し、
複数回実行される前記測距において送受信される前記処理要求および前記処理要求に対する応答として送受信される前記処理応答の各々は、互いに異なるセキュア情報を含む、
無線通信システム。
【請求項2】
前記第2の無線通信装置は、前記測距において、受信した前記処理応答に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において受信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、前記処理要求および前記処理応答に基づいて前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間における距離の推定値である測距値を算出する処理を実行する、
請求項に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置の一方は、ユーザにより携帯され、
前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置の他方は、移動体に搭載される、
請求項1または請求項のうちいずれか一項に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記規定の通信規格は、超広帯域無線通信を含む、
請求項1から請求項までのうちいずれか一項に記載の無線通信システム。
【請求項5】
他の通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う無線通信部と、
前記無線通信部による前記無線信号の送受信を含む測距の複数回の実行を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、複数回の前記測距の各々において、前記無線通信部が受信したトリガーに含まれ前記測距の実行回数を示すカウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対応する応答として前記無線通信部に送信させ、前記他の通信装置が前記測距において受信した前記処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において送信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合に送信する、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を、前記無線通信部に受信させ、
複数回実行される前記測距において前記無線通信部が送信する前記処理要求および前記無線通信部が前記処理要求に対する応答として受信する前記処理応答の各々は、互いに異なるセキュア情報を含む、
無線通信装置。
【請求項6】
他の通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う無線通信部と、
前記無線通信部による前記無線信号の送受信を含む測距の複数回の実行を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、複数回の前記測距の各々において、前記測距の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを前記無線通信部に送信させ、当該カウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を前記無線通信部に受信させ、前記測距において、前記無線通信部が受信した前記処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において前記無線通信部に送信させた前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を前記無線通信部に送信させ、
複数回実行される前記測距において前記無線通信部が受信する前記処理要求および前記制御部が前記無線通信部に前記処理要求に対する応答として送信させる前記処理応答の各々は、互いに異なるセキュア情報を含む、
無線通信装置。
【請求項7】
コンピュータに、
規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む測距を制御する制御機能、
を実現させ、
前記制御機能に、複数回の前記測距の各々において、無線通信部が受信したトリガーに含まれ前記測距の実行回数を示すカウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対応する応答として前記無線通信部に送信させ、前記測距において前記処理要求を受信した通信装置が前記処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において送信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合に送信する、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を、前記無線通信部に受信させる制御を実行させ、
複数回実行される前記測距において前記無線通信部が送信する前記処理要求および前記無線通信部が前記処理要求に対する応答として受信する前記処理応答の各々は、互いに異なるセキュア情報を含む、
プログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む測距を制御する制御機能、
を実現させ、
前記制御機能に、複数回の前記測距の各々において、前記測距の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを無線通信部に送信させ、当該カウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を前記無線通信部に受信させ、前記測距において、前記無線通信部が受信した前記処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の前記測距において前記無線通信部に送信させた前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を前記無線通信部に送信させる制御を実行させ、
複数回実行される前記測距において前記無線通信部が受信する前記処理要求および前記制御機能が前記無線通信部に前記処理要求に対する応答として送信させる前記処理応答の各々は、互いに異なるセキュア情報を含む、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システム、無線通信装置、およびプログラム
に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、装置間で送受信された無線信号に基づいて、装置間の位置関係を推定する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、車載器と携帯機との間において送受信された無線信号に基づいて、および車載器と携帯機との間の距離を推定する処理である測距を行うシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】米国特許第9566945号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなシステムにおいて、測距を複数回実行する場合、測距に用いられる無線信号の送受信も複数回実行することとなる。ここで、無線信号の送受信と当該無線信号に基づく測距とが含まれる繰り返し処理ごとに異なるセキュア情報を用いる場合を想定する。この場合、いずれかの繰り返し処理の起点となるトリガーの受信が正常に完了できないと、後続する繰り返し処理も実行不能となる状況が生じ得る。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、一連の処理の完遂を担保しつつ、セキュリティ性をさらに向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む繰り返し処理を複数回実行する第1の無線通信装置および第2の無線通信装置、を備え、前記第1の無線通信装置は、前記繰り返し処理において、前記繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを送信し、前記第2の無線通信装置は、前記繰り返し処理において、受信した前記トリガーに含まれるカウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対する応答として送信する、無線通信システムが提供される。
【0007】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う無線通信部と、前記無線通信部による前記無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する制御部と、備え、前記制御部は、前記繰り返し処理において、前記無線通信部が受信したトリガーに含まれ前記繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対応する応答として前記無線通信部に送信させる、無線通信装置が提供される。
【0008】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の通信装置との間において規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う無線通信部と、前記無線通信部による前記無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記繰り返し処理において、前記繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを前記無線通信部に送信させ、当該カウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を前記無線通信部に受信させる、無線通信装置が提供される。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する制御機能、を実現させ、前記制御機能に、前記繰り返し処理において、無線通信部が受信したトリガーに含まれ前記繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理要求を、前記トリガーに対応する応答として前記無線通信部に送信させる制御を実行させる、プログラムが提供される。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する制御機能、を実現させ、前記制御機能に、前記繰り返し処理において、前記繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを無線通信部に送信させ、当該カウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を前記無線通信部に受信させる制御を実行させる、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように本発明によれば、一連の処理の完遂を担保しつつ、セキュリティ性をさらに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の構成例を示すブロック図である。
図2】同実施形態に係る比較対象システム8による処理の流れを示すシーケンス図である。
図3】同実施形態に係る無線通信システム1による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0014】
<1.1.実施形態>
<<1.1.システム構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の構成例について述べる。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の構成例を示すブロック図である。
【0016】
本発明の一実施形態に係る無線通信システム1は、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む繰り返し処理を複数回実行する第1の無線通信装置および第2の無線通信装置を備える。
【0017】
図1に示す携帯機10と車載器20は、第1の無線通信装置または第2の無線通信装置の一例である。
【0018】
以下においては、携帯機10が第1の無線通信装置であり、車載器20が第2の無線通信装置である場合を主な例として説明する。
【0019】
(携帯機10)
本実施形態に係る携帯機10は、ユーザにより携帯される無線通信装置である。
【0020】
携帯機10は、例えば、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル装置、または無線通信システム1における利用に特化して製造される専用装置であってもよい。
【0021】
図1に示すように、本実施形態に係る携帯機10は、無線通信部110、制御部120、および記憶部130を備えてもよい。
【0022】
(無線通信部110)
本実施形態に係る無線通信部110は、制御部120による制御に従い、少なくとも1つの車載器20との間において、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
【0023】
本実施形態に係る規定の通信規格の一例としては、例えば、超広帯域(UWB:Ultra Wide Band)無線通信が挙げられる。
【0024】
一方、本実施形態に係る規定の通信規格は、上記の一例に限定されるものではなく、装置間において送受信される無線信号に基づいて装置間の位置関係を推定することが可能な任意の通信規格が採用されてよい。
【0025】
本実施形態に係る規定の通信規格の他の例としては、Wi-Fi(登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などが挙げられる。
【0026】
(制御部120)
本実施形態に係る制御部120は、無線通信部110による無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する。
【0027】
本実施形態に係る繰り返し処理は、例えば、トリガーの送受信、当該トリガーへの応答としての処理要求の送受信、当該処理要求への応答としての処理応答の送受信、および処理要求と処理応答とに基づく規定の処理の実行を含んでもよい。
【0028】
また、本実施形態に係る規定の処理の一例としては、携帯機10と車載器20と(より正確には、携帯機10の無線通信部110と車載器20の無線通信部210と)の位置関係を推定する処理が挙げられる。
【0029】
ここで、携帯機10と車載器20との位置関係には、携帯機10と車載器20との間における距離や角度が含まれる。
【0030】
一例として、本実施形態に係る規定の処理は、携帯機10と車載器20との間における距離の推定値である測距値を算出する処理(測距)であってもよい。
【0031】
また、別の例として、実施形態に係る規定の処理は、車載器20を基準とした携帯機10の角度を算出する処理(角度推定)であってもよい。
【0032】
携帯機10が第1の無線通信装置として動作する場合、本実施形態に係る制御部120は、繰り返し処理において、繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを無線通信部110に送信させ、当該カウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を無線通信部110に受信させる、ことを特徴の一つとする。
【0033】
なお、本実施形態に係るセキュア情報は、無線信号を送信する送信元を特定するために用いられる各種の情報であってよい。セキュア情報の一例としては、携帯機10や車載器20の識別子、ハッシュ演算に用いられる乱数、各種の鍵情報が挙げられる。
【0034】
本実施形態に係る制御部120が有する機能の詳細については別途後述する。
【0035】
なお、本実施形態に係る制御部120が有する機能は、各種のプロセッサにより実現される。
【0036】
(記憶部130)
本実施形態に係る記憶部130は、携帯機10が備える各構成により用いられる各種の情報を記憶する。
【0037】
例えば、本実施形態に係る記憶部130は、制御部120により用いられるプログラムを記憶する。
【0038】
また、本実施形態に係る記憶部130は、予め定められた通信相手(車載器20)や通信シーケンスに対応するセキュア情報をカウンタ値と対応付けて記憶する。
【0039】
(車載器20)
本実施形態に係る車載器20は、車両などの移動体に搭載される無線通信装置である。
【0040】
車載器20は、移動体に少なくとも1つ以上搭載される。
【0041】
図1に示すように、本実施形態に係る車載器20は、無線通信部210、制御部220、および記憶部230を備えてもよい。
【0042】
(無線通信部210)
本実施形態に係る無線通信部210は、制御部220による制御に従い、携帯機10との間において、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を行う。
【0043】
(制御部220)
本実施形態に係る制御部220は、無線通信部210による無線信号の送受信を含む繰り返し処理を制御する。
【0044】
車載器20が第2の無線通信装置として動作する場合、本実施形態に係る制御部220は、繰り返し処理において、無線通信部210が受信したトリガーに含まれ繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を参照し、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理要求を、トリガーに対応する応答として無線通信部210に送信させる、ことを特徴の一つとする。
【0045】
本実施形態に係る制御部220が有する機能の詳細については別途後述する。
【0046】
なお、本実施形態に係る制御部220が有する機能は、各種のプロセッサにより実現される。
【0047】
(記憶部230)
本実施形態に係る記憶部230は、車載器20が備える各構成により用いられる各種の情報を記憶する。
【0048】
例えば、本実施形態に係る記憶部230は、制御部220により用いられるプログラムを記憶する。
【0049】
また、本実施形態に係る記憶部230は、予め定められた通信相手(携帯機10)や通信シーケンスに対応するセキュア情報をカウンタ値と対応付けて記憶する。
【0050】
以上、本実施形態に係る無線通信システム1の構成例について述べた。なお、図1を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る無線通信システム1の構成は係る例に限定されない。
【0051】
例えば、本実施形態に係る無線通信システム1は、上記の規定の処理の結果と、当該規定の処理とは別途に実行される認証処理の結果とに基づいて、車載器20が搭載される移動体の制御を行う制御装置をさらに備えてもよい。
【0052】
上記移動体の制御には、例えば、移動体が備えるドアの解錠やエンジンの始動に係る制御が挙げられる。
【0053】
この場合、上記制御装置は、上記認証処理により携帯機10の真正性が認められ、かつ携帯機10と車載器20との位置関係が規定の範囲にあると認められる場合に、ドアの解錠やエンジンの始動を許可してもよい。
【0054】
なお、上記認証処理は、規定の処理に用いられる規定の通信規格とは異なる通信規格に準拠した無線信号の送受信に基づくものであってもよい。
【0055】
上記認証処理には、例えば、LF(Low Frequency)帯やUHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号が用いられてもよい。
【0056】
<<1.2.処理の詳細>>
次に、本実施形態に係る無線通信システム1による処理について詳細に述べる。
【0057】
ここで、まず、本実施形態に係る無線通信システム1と比較する比較対象システム8による処理の流れについて説明する。
【0058】
以下においては、比較対象システム8は、携帯機80および車載器90を備え、携帯機80と車載器90との間において、無線信号の送受信と測距(規定の処理)とを含む繰り返し処理が複数回実行されるものとする。
【0059】
また、比較対象システム8による処理においては、繰り返し処理の各々において、互いに異なるセキュア情報が用いられるものとする。
【0060】
図2は、本実施形態に係る比較対象システム8による処理の流れを示すシーケンス図である。
【0061】
図2に示す一例の場合、まず、携帯機80の無線通信部810が制御部820による制御に従い、予め定められたセキュア情報1Aが含まれる測距トリガーを送信する(S102)。
【0062】
次に、車載器90の制御部920は、ステップS102において無線通信部910が受信した測距トリガーに含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機80から送信される1回目の測距トリガーに対応した正規のセキュア情報1Aであるか否かを判定する。
【0063】
ここで、測距トリガーに含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Aであることが認められる場合、車載器90の制御部920は、予め定められたセキュア情報1Bが含まれる測距要求を無線通信部910に送信させる(S104)。
【0064】
次に、携帯機80の制御部820は、ステップS104において無線通信部810が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器90から送信される1回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報1Bであるか否を判定する。
【0065】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Bであることが認められる場合、携帯機80の制御部820は、予め定められたセキュア情報1Cが含まれる測距応答を無線通信部810に送信させる(S106)。
【0066】
次に、車載器90の制御部920は、ステップS106において無線通信部910が受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機80から送信される1回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報1Cであるか否かを判定する。
【0067】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Cあることが認められる場合、車載器90の制御部920は、ステップS104およびS106において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0068】
次に、携帯機80の無線通信部810が制御部820による制御に従い、予め定められたセキュア情報2Aが含まれる測距トリガーを送信する(S202)。
【0069】
次に、車載器90の制御部920は、ステップS202において無線通信部910が受信した測距トリガーに含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機80から送信される2回目の測距トリガーに対応した正規のセキュア情報2Aであるか否かを判定する。
【0070】
ここで、測距トリガーに含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Aであることが認められる場合、車載器90の制御部920は、予め定められたセキュア情報2Bが含まれる測距要求を無線通信部910に送信させる(S204)。
【0071】
次に、携帯機80の制御部820は、ステップS204において無線通信部810が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器90から送信される2回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報2Bであるか否を判定する。
【0072】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Bであることが認められる場合、携帯機80の制御部820は、予め定められたセキュア情報2Cが含まれる測距応答を無線通信部810に送信させる(S206)。
【0073】
次に、車載器90の制御部920は、ステップS206において無線通信部910が受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機80から送信される2回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報2Cであるか否かを判定する。
【0074】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Cあることが認められる場合、車載器90の制御部920は、ステップS204およびS206において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0075】
以上、比較対象システム8による処理の流れについて説明した。
【0076】
図2を用いて説明した上記のような処理の流れによれば、測距トリガー、測距要求、測距応答ごとに、それぞれ正規の通信相手から送信された無線信号であるか、また何回目の繰り返し処理における無線信号であるか、を明確に確認しながら一連の処理を進めることができ、正確かつセキュアな一連の処理を実現することができる。
【0077】
しかし、図2に示すような処理の流れでは、測距トリガーの受信が正常に行われない場合、以降の繰り返し処理も実行不能となる場合がある。
【0078】
例えば、図2に示すステップS102において、車載器90の無線通信部910が、ノイズ等の影響により測距トリガーを受信できなかった場合を想定する。
【0079】
この場合、測距トリガーの受信に基づく測距要求の送信(S104)、測距要求の受信に基づく測距応答の送信(S106)、および測距要求と測距応答とに基づく測距値の算出が行われないこととなる。
【0080】
また、上記の状況において、ステップS202において、携帯機80が2回目の繰り返し処理における測距トリガーを送信した場合を想定する。
【0081】
ここで、車載器90の無線通信部910が測距トリガーを受信できた場合、車載器90の制御部920は、無線通信部910が初めて受信した当該測距トリガーを1回目の繰り返し処理における測距トリガーとして判定を行う。
【0082】
すなわち、制御部920は、測距トリガーに含まれるセキュア情報が、1回目の測距トリガーに対応する正規のセキュア情報1Aであるか否かの判定を行う。
【0083】
しかし、ステップS202における測距トリガーは、実際には2回目の繰り返し処理における測距トリガーであり、セキュア情報2Aを含むものである。
【0084】
このため、車載器90の制御部920は、ステップS202において無線通信部210が受信した測距トリガーが正規の通信相手から送信されたものではないと判定し、ステップS204における測距要求の送信が行われないよう制御する。
【0085】
このように、比較対象システム8による処理の流れでは、測距トリガーが正常に受信されない場合、以降の繰り返し処理も実行不能となる状況が生じ得る。
【0086】
本発明の一実施形態に係る無線通信システム1は、上記のような点に着目して発想されたものであり、一連の処理の完遂を担保しつつ、セキュリティ性をさらに向上させることを可能とする。
【0087】
このために、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1は、規定の通信規格に準拠した無線信号の送受信を含む繰り返し処理を複数回実行する第1の無線通信装置および第2の無線通信装置を備える。
【0088】
また、本発明の一実施形態に係る第1の無線通信装置は、繰り返し処理において、繰り返し処理の実行回数を示すカウンタ値を含むトリガーを送信する、ことを特徴の一つとする。
【0089】
また、本発明の一実施形態に係る第2の無線通信装置は、繰り返し処理において、受信したトリガーに含まれるカウンタ値に対応したセキュア情報が含まれる処理要求を、トリガーに対する応答として送信すること、を特徴の一つとする。
【0090】
すなわち、本発明の一実施形態に係る第2の無線通信装置は、受信したトリガーに含まれるカウンタ値を参照することで繰り返し処理の実行回数を把握し、当該実行回数に応じたセキュア情報が含まれる処理要求を送信する。
【0091】
上記のような制御によれば、第2の無線通信装置がいずれかの測距トリガーが正常に受信できなかった場合であっても、以降の繰り返し処理を続行することが可能となる。
【0092】
また、本発明の一実施形態に係る第1の無線通信装置は、繰り返し処理において、受信した処理要求に含まれるセキュア情報が同一回の繰り返し処理において送信したトリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、当該カウンタ値に対応するセキュア情報が含まれる処理応答を、処理要求に対する応答として送信してもよい。
【0093】
また、本発明の一実施形態に係る第2の無線通信装置は、繰り返し処理において、受信した処理応答に含まれるセキュア情報が同一回の繰り返し処理において受信したトリガーに含まれるカウンタ値に対応する正規のセキュア情報であると認められる場合、処理要求および処理応答に基づいて規定の処理を実行してもよい。
【0094】
上記のような制御によれば、一連の処理の完遂を担保しつつ、セキュリティ性をさらに向上させることが可能となる。
【0095】
以下、本実施形態に係る無線通信システム1による処理の流れについて具体例を挙げながら説明する。
【0096】
図3は、本実施形態に係る無線通信システム1による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【0097】
なお、図3においては、無線通信システム1が携帯機10と、2つの車載器20aおよび20bとを備える場合を例示する。車載器20aおよび20bは、共に同一の移動体に搭載されるものとする。
【0098】
また、図3においては、携帯機10が第1の無線通信装置として動作し、車載器20aおよび20bが第2の無線通信装置として動作する場合を例示する。
【0099】
図3に示す一例の場合、まず、携帯機10の無線通信部110が制御部120による制御に従い、カウンタ値:1が含まれる測距トリガーを送信する(S302およびS304)。
【0100】
次に、車載器20aの制御部220aは、ステップS302において無線通信部210aが受信した測距トリガーに含まれるカウンタ値:1に基づいて、1回目の繰り返し処理における測距要求に対応したセキュア情報1Aを記憶部230bから抽出する。
【0101】
また、車載器20aの制御部220aは、セキュア情報1Aが含まれる測距要求を、無線通信部210aに送信させる(S306)。
【0102】
次に、携帯機10の制御部120は、ステップS306において無線通信部110が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器20aから送信される1回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報1A(カウンタ値:1に対応した正規のセキュア情報1A)であるか否を判定する。
【0103】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Aであることが認められる場合、携帯機10の制御部120は、予め定められたカウンタ値:1に対応するセキュア情報1Bが含まれる測距応答を無線通信部110に送信させる(S308)。
【0104】
次に、車載器20aの制御部220aは、ステップS308において無線通信部210aが受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機10から送信される1回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報1B(カウンタ値:1に対応した正規のセキュア情報1B)であるか否かを判定する。
【0105】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Bあることが認められる場合、車載器20aの制御部220aは、ステップS306およびS308において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0106】
一方、車載器20bの制御部220は、ステップS304において無線通信部210bが受信した測距トリガーに含まれるカウンタ値:1に基づいて、1回目の繰り返し処理における測距要求に対応したセキュア情報1Cを記憶部230bから抽出する。
【0107】
また、車載器20bの制御部220bは、セキュア情報1Cが含まれる測距要求を、無線通信部210bに送信させる(S310)。
【0108】
次に、携帯機10の制御部120は、ステップS310において無線通信部110が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器20bから送信される1回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報1C(カウンタ値:1に対応した正規のセキュア情報1C)であるか否を判定する。
【0109】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Cであることが認められる場合、携帯機10の制御部120は、予め定められたカウンタ値:1に対応するセキュア情報1Dが含まれる測距応答を無線通信部110に送信させる(S312)。
【0110】
次に、車載器20bの制御部220bは、ステップS312において無線通信部210bが受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機10から送信される1回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報1D(カウンタ値:1に対応した正規のセキュア情報1D)であるか否かを判定する。
【0111】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報1Dあることが認められる場合、車載器20bの制御部220bは、ステップS310およびS312において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0112】
次に、携帯機10の無線通信部110が制御部120による制御に従い、カウンタ値:2が含まれる測距トリガーを送信する(S402およびS404)。
【0113】
次に、車載器20aの制御部220aは、ステップS402において無線通信部210aが受信した測距トリガーに含まれるカウンタ値:2に基づいて、2回目の繰り返し処理における測距要求に対応したセキュア情報2Aを記憶部230bから抽出する。
【0114】
また、車載器20aの制御部220aは、セキュア情報2Aが含まれる測距要求を、無線通信部210aに送信させる(S406)。
【0115】
次に、携帯機10の制御部120は、ステップS406において無線通信部110が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器20aから送信される2回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報2A(カウンタ値:2に対応した正規のセキュア情報2A)であるか否を判定する。
【0116】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Aであることが認められる場合、携帯機10の制御部120は、予め定められたカウンタ値:2に対応するセキュア情報2Bが含まれる測距応答を無線通信部110に送信させる(S408)。
【0117】
次に、車載器20aの制御部220aは、ステップS408において無線通信部210aが受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機10から送信される2回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報2B(カウンタ値:2に対応した正規のセキュア情報2B)であるか否かを判定する。
【0118】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Bあることが認められる場合、車載器20aの制御部220aは、ステップS406およびS408において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0119】
一方、車載器20bの制御部220は、ステップS404において無線通信部210bが受信した測距トリガーに含まれるカウンタ値:2に基づいて、2回目の繰り返し処理における測距要求に対応したセキュア情報2Cを記憶部230bから抽出する。
【0120】
また、車載器20bの制御部220bは、セキュア情報2Cが含まれる測距要求を、無線通信部210bに送信させる(S410)。
【0121】
次に、携帯機10の制御部120は、ステップS410において無線通信部110が受信した測距要求に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された車載器20bから送信される2回目の測距要求に対応した正規のセキュア情報2C(カウンタ値:2に対応した正規のセキュア情報2C)であるか否を判定する。
【0122】
ここで、測距要求に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Cであることが認められる場合、携帯機10の制御部120は、予め定められたカウンタ値:2に対応するセキュア情報2Dが含まれる測距応答を無線通信部110に送信させる(S412)。
【0123】
次に、車載器20bの制御部220bは、ステップS412において無線通信部210bが受信した測距応答に含まれるセキュア情報が、予め正規の通信相手として設定された携帯機10から送信される2回目の測距応答に対応した正規のセキュア情報2D(カウンタ値:2に対応した正規のセキュア情報2D)であるか否かを判定する。
【0124】
ここで、測距応答に含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報2Dあることが認められる場合、車載器20bの制御部220bは、ステップS410およびS412において送受信された測距要求および測距応答に基づいて測距値を算出する(図示しない)。
【0125】
以上、本実施形態に係る無線通信システム1による処理の流れについて一例を挙げて詳細に説明した。
【0126】
上記のような処理の流れによれば、一連の処理の完遂を担保しつつ、セキュリティ性をさらに向上させることが可能となる。
【0127】
なお、図3では、同一回繰り返し処理における測距要求および測距応答に、それぞれ異なるセキュア情報が含まれる場合を例示したが、同一回繰り返し処理における測距要求および測距応答には、同一のセキュア情報が含まれてもよい。
【0128】
また、セキュア情報は、測距トリガーに含まれてもよい。この場合、車載器20の制御部220は、測距トリガーに含まれるカウンタ値に基づいて当該測距トリガーに含まれるセキュア情報が正規のセキュア情報であることが認められる場合に、無線通信部210に測距要求を送信させてよい。
【0129】
また、図3では、携帯機10が測距トリガーを送信する場合を例示したが、測距トリガーは車載器20により送信されてもよい。
【0130】
この場合、携帯機10が測距要求を送信し、車載器20が測距応答を送信する。
【0131】
一方、本実施形態に係る測距は、必ずしも測距トリガーを含まなくてもよい。
【0132】
例えば、本実施形態に係る測距は、一方から送信される第1の測距用信号、第1の測距用信号への応答として他方が送信する第2の測距用信号、および第2の測距用信号への応答として一方が送信する第3の測距用信号により実現されてもよい。
【0133】
この場合、第1の測距用信号および第2の測距用信号に基づく測距値と、第2の測距用信号および第3の測距用信号に基づく測距値を算出することも可能である。
【0134】
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0135】
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【符号の説明】
【0136】
1:無線通信システム、10:携帯機、110:無線通信部、120:制御部、130:記憶部、20:車載器、210:無線通信部、220:制御部、230:記憶部
図1
図2
図3