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特許7569868ピボット・アセンブリ及びピボット・バイアス機構を備えた丸鋸
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-09
(45)【発行日】2024-10-18
(54)【発明の名称】ピボット・アセンブリ及びピボット・バイアス機構を備えた丸鋸
(51)【国際特許分類】
   B23D 45/16 20060101AFI20241010BHJP
   B23D 47/02 20060101ALI20241010BHJP
   B23D 45/04 20060101ALI20241010BHJP
   B27B 9/02 20060101ALI20241010BHJP
   B27B 9/00 20060101ALI20241010BHJP
【FI】
B23D45/16
B23D47/02
B23D45/04 A
B27B9/02
B27B9/00 F
B27B9/00 Z
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022577498
(86)(22)【出願日】2021-06-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-13
(86)【国際出願番号】 EP2021067139
(87)【国際公開番号】W WO2021260001
(87)【国際公開日】2021-12-30
【審査請求日】2022-12-16
(31)【優先権主張番号】63/044,034
(32)【優先日】2020-06-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518361790
【氏名又は名称】フェスツール ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100175617
【弁理士】
【氏名又は名称】三崎 正輝
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルフガング シュペングラー
(72)【発明者】
【氏名】マルティン ヴェルバッハ
【審査官】増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開昭64-087112(JP,A)
【文献】特開2018-176462(JP,A)
【文献】特開2017-024116(JP,A)
【文献】特開2014-028490(JP,A)
【文献】特開平07-148702(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0162218(US,A1)
【文献】国際公開第2013/117159(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23D 45/04、16
B23D 47/02
B27B 5/20
B27B 9/00、02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
切断アセンブリであって、
(i)シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータ及び
(ii)丸鋸に丸鋸刃を動作可能に取り付けるように、及びアーバが前記シャフト回転軸を中心とした前記モータシャフトの回転を介して前記モータからトルクを受領する時に、アーバ回転軸を中心に前記丸鋸刃を回転させるように構成された前記アーバを有する、切断アセンブリと、
アセンブリ対面側面及びアセンブリ反対側面を画定するベースプレートと、
前記ベースプレートの前記アセンブリ対面側面が、前記切断アセンブリの方を向くように、前記ベースプレートに前記切断アセンブリを動作可能に取り付けるピボット・アセンブリであって、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートは、前記ベースプレートの前記アセンブリ反対側面上に延在する前記丸鋸刃の領域が選択的に異なるように、互いに対して、及び前記ピボット・アセンブリのピボット軸を中心に、作動可能に回転するように構成される、ピボット・アセンブリと、
前記切断アセンブリと前記ベースプレートとの間に線形バイアス力を、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートを前記ピボット軸に沿って反対方向に付勢する線形バイアス方向に加えるように構成されたピボット・バイアス機構と、
を備える、丸鋸。
【請求項2】
前記ピボット・アセンブリは、細長いピボット・ロッドを含む、請求項1に記載の丸鋸。
【請求項3】
前記細長いピボット・ロッドは、
(i)前記ピボット軸に平行であり、
(ii)前記ピボット軸と同一直線上にあり、
(iii)前記アーバ回転軸に平行であり、
(iv)その内部で前記丸鋸刃が回転するように構成される刃回転平面に垂直である、
うちの少なくとも1つである、ロッド長手方向軸を画定する、請求項2に記載の丸鋸。
【請求項4】
前記ピボット・アセンブリは、前記細長いピボット・ロッドを中心とした回転を介して、前記ピボット軸を中心に回転するように構成されたピボット軸受けを更に含む、請求項2又は3に記載の丸鋸。
【請求項5】
(i)前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートの一方は、前記細長いピボット・ロッドに直接取り付けられ、
(ii)前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートの他方は、前記ピボット軸受けを介して前記細長いピボット・ロッドに間接的に取り付けられる、請求項4に記載の丸鋸。
【請求項6】
前記ピボット軸は前記アーバ回転軸に平行である、請求項1~5のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項7】
前記ピボット・バイアス機構は、
(i)前記丸鋸内で引張状態にあり、
(ii)引張バネを含み、
(iii)前記丸鋸内で圧縮状態にあり、
(iv)圧縮バネを含み、
(v)弾性部材を含む、
うちの少なくとも1つである、請求項1~6のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項8】
前記切断アセンブリは、切断アセンブリ・バイアス機構マウントを含み、前記ベースプレートは、ベースプレート・バイアス機構マウントを含み、更に
(i)前記ピボット・バイアス機構は、前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントに、及び前記ベースプレート・バイアス機構マウントに動作可能に取り付けられ、
(ii)前記ピボット・バイアス機構は、前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントと前記ベースプレート・バイアス機構マウントとの間に前記線形バイアス力を加える、
うちの少なくとも1つである、請求項1~7のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項9】
(i)前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントは、前記ピボット・アセンブリから離間され、
(ii)前記ベースプレート・バイアス機構マウントは、前記ピボット・アセンブリから離間される
うちの少なくとも1つである、請求項8に記載の丸鋸。
【請求項10】
(i)前記ピボット・バイアス機構は、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートが、互いに対して、及び前記ピボット軸を中心に動作可能に回転する際に、前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントに対して枢動するように構成され、
(ii)前記ピボット・バイアス機構は、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートが、互いに対して、及び前記ピボット軸を中心に動作可能に回転する際に、前記ベースプレート・バイアス機構マウントに対して枢動するように構成される、
うちの少なくとも1つである、請求項8又は9に記載の丸鋸。
【請求項11】
前記ベースプレート・バイアス機構マウントと前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントとの間の全距離は、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートが互いに対して、前記ピボット軸を中心に動作可能に回転する際に異なる、請求項8~10のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項12】
前記ピボット軸に沿って測定された際に、前記ベースプレート・バイアス機構マウントと前記切断アセンブリ・バイアス機構マウントとの間のピボット軸距離は、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートが互いに対して、前記ピボット軸を中心に回転する際に一定である、請求項8~11のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項13】
前記ピボット・バイアス機構は、前記線形バイアス方向と前記ピボット軸との間の相対配向が、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートが互いに対して、及び前記ピボット軸を中心に回転する際に異なるように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項14】
前記線形バイアス方向は、少なくとも部分的に前記ピボット軸に沿って延在する、請求項1~13のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項15】
前記丸鋸は、回転ロックが、前記切断アセンブリ及び前記ベースプレートの前記ピボット軸を中心とした相対回転を抑制するロックされた構成、並びに前記回転ロックが、前記切断アセンブリと前記ベースプレートとの間の前記ピボット軸を中心とした相対回転を許容するロックされていない構成を画定する、回転ロックを更に含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項16】
前記丸鋸は、
(i)マイターソー、
(ii)チョップソー、
(iii)ベベルソー、
のうちの少なくとも1つである、請求項1~15のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項17】
前記丸鋸はプランジソーであり、前記丸鋸は先行領域及び後続領域を画定し、前記先行領域は、前記丸鋸が被加工物を切断するために利用される際に、前記後続領域を導くように構成され、更に前記ピボット・アセンブリは、前記後続領域内に位置付けられる、請求項1~15のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項18】
前記丸鋸は、前記被加工物の中に前記丸鋸を降下させるために使用者が前記丸鋸の切断深さを増加するのを選択的に許容するために、前記丸鋸の前記使用者により、及び前記被加工物を切断するために前記丸鋸を動作可能に使用中に、作動されるように構成されたプランジロックを含む、請求項17に記載の丸鋸。
【請求項19】
前記丸鋸は、前記切断アセンブリと前記ベースプレートとの間の相対回転を、前記ベースプレートの前記アセンブリ反対側面上に延在する前記丸鋸刃の領域が減少する方向に向かって付勢する、プランジ・バイアス機構を含む、請求項17又は18に記載の丸鋸。
【請求項20】
前記丸鋸はトラックソーであり、前記ベースプレートは、トラックの隆起した細長いリブを受領するように構成されたリブ受領チャネルを更に含む、請求項1~15、及び17~19のいずれか一項に記載の丸鋸。
【請求項21】
前記トラックソーは前記トラックを更に含み、前記トラックは、前記隆起した細長いリブを含む、請求項20に記載の丸鋸。
【請求項22】
前記丸鋸は携帯用丸鋸であり、前記丸鋸は先行領域及び後続領域を画定し、前記先行領域は、前記丸鋸が被加工物を切断するために利用される際に、前記後続領域を導くように構成され、更に前記ピボット・アセンブリは、前記先行領域内に位置付けられる、請求項1~15のいずれか一項に記載の丸鋸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月25日に出願された米国仮特許出願第63/044,034号の優先権を主張し、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般にピボット・アセンブリ及びピボット・バイアス機構を備えた丸鋸に関する。
【背景技術】
【0003】
丸鋸は、被加工物を切断するために回転する丸鋸刃を利用する。一部の丸鋸は、丸鋸刃及び丸鋸のベースプレートを枢動可能に相互連結し得る、ピボット・アセンブリを含む。このような丸鋸は、被加工物内で丸鋸の切断深さを変える、及び/若しくは異なるように、並びに/又は丸鋸刃及びベースプレートの互いに対する、及びピボット・アセンブリのピボット軸を中心とした回転を介して、回転する丸鋸刃を被加工物の中に下降するように構成されてもよい。ピボット・アセンブリは、丸鋸刃及びベースプレートを互いに対して、及びピボット軸を中心とする以外の1つ若しくは複数の方向に若干動くことを許容する、軸受け並びに/又はブッシングを概して含む。言い換えれば、ピボット・アセンブリは、丸鋸刃とベースプレートとの間にピボット軸を中心とした回転相対運動のみを提供するように設計されてもよい。しかしピボット・アセンブリ内の製造公差及び/又はピボット・アセンブリの摩耗により、ピボット軸を中心とする以外の1つ又は複数の方向への動きも存在することがある。これらの他の動きは、丸鋸を利用して行うことがある切断の正確性、及び/又は精度を低減することがある。従って、これらの他の動きの大きさを低減又は除外するために利用し得る、ピボット・アセンブリ及びピボット・バイアス機構を備えた改良された丸鋸が必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
丸鋸が本明細書に開示される。丸鋸は、切断アセンブリと、ベースプレートと、ピボット・アセンブリと、ピボット・バイアス機構とを含む。切断アセンブリは、シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータと、丸鋸に丸鋸刃を動作可能に取り付けるように、及びアーバがシャフト回転軸を中心にしたモータシャフトの回転を介してモータからトルクを受領する時に、アーバ回転軸を中心に丸鋸刃を回転するように構成されるアーバとを含む。ベースプレートは、アセンブリ対面側面及びアセンブリ反対側面を画定する。ピボット・アセンブリは、ベースプレートのアセンブリ対面側面が切断アセンブリの方を向くように、ベースプレートに切断アセンブリを動作可能に取り付ける。切断アセンブリ及びベースプレートは、ベースプレートのアセンブリ反対側面上に延在する丸鋸刃の領域が選択的に異なるように、互いに対して、及びピボット・アセンブリのピボット軸を中心に動作可能に回転するように構成される。ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリとベースプレートとの間に線形力を、切断アセンブリ及びベースプレートをピボット軸に沿って反対方向に付勢する線形バイアス方向に加えるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】下降された配向における、本開示による丸鋸の例を例示する模式側面図である。
図2】格納された配向における、本開示による丸鋸の例を例示する模式側面図である。
図3】本開示による丸鋸の例を例示する別の模式側面図である。
図4図1の4-4線に沿って切り取った、図1の丸鋸の模式断面図である。
図5】本開示によるピボット・バイアス機構を備えた丸鋸の領域を例示する、より模式的でない輪郭図である。
図6図5の丸鋸の領域を例示する、より模式的でない側面図である。
図7図6の7-7線に沿って切り取った図5~6の丸鋸の、より模式的でない断面図である。
図8図6の8-8線に沿って切り取った図5~7の丸鋸の、より模式的でない断面図である。
図9】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない上部輪郭図である。
図10】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない右側面図である。
図11】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない左側面図である。
図12】本開示による丸鋸の例の、別のより模式的でない左側面図である。
図13】本開示による丸鋸の例の、別のより模式的でない左側面図である。
図14】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない正面図である。
図15】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない背面図である。
図16】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない上面図である。
図17】本開示による丸鋸の例の、より模式的でない底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1~17は、本開示による丸鋸10及び/又はその構成要素を提供する。類似の又は少なくとも実質的に類似の目的を果たす要素は、図1~17のそれぞれに同じ番号でラベル付けされており、これらの要素は、図1~17のそれぞれを参照して本明細書に詳しく検討されないことがある。同様に、全ての要素が、図1~17のそれぞれにラベル付けされているわけではないが、それに関連した参照番号は、一貫性を保つために本明細書で利用されていることがある。図1~17の1つ又は複数を参照して本明細書で検討される要素、構成要素、及び/又は特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、図1~17のいずれかに含まれ、及び/又は図1~17のいずれかと共に利用されてもよい。
【0007】
概して、特定の実施形態に含まれる傾向がある要素は、実線で例示されている一方で、任意である要素は、破線で例示されている。しかし実線で示された要素は、全ての実施形態に必要不可欠でないことがあり、一部の実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく割愛されてもよい。
【0008】
図1~4は、本開示による丸鋸10の例の模式図である一方で、図5~8は、本開示による丸鋸10の例のより模式的でない図であり、図9~17は、本開示による丸鋸10の例の追加のより模式的でない図を提供する。より詳細には、図1は、下降された配向52における、丸鋸10の例を例示する模式側面図であり、図2は、格納された配向54における、丸鋸10の例を例示する模式側面図であり、図3は、丸鋸10の例を例示する別の模式側面図であり、図4は、図1の4-4線に沿って切り取った、図1の丸鋸10の模式断面図である。図5は、本開示によるピボット・バイアス機構を備えた丸鋸10の領域を例示する、より模式的でない輪郭図であり、図6は、図5の丸鋸10の領域を例示する、より模式的でない側面図であり、図7は、図6の7-7線に沿って切り取った図5~6の丸鋸10の、より模式的でない断面図であり、図8は、図6の8-8線に沿って切り取った図5~7の丸鋸10の、より模式的でない断面図である。図9は、丸鋸10の上面輪郭図を例示し、図10は、丸鋸10の右側面図を例示する。図11は、下降された配向52における、丸鋸10を例示する丸鋸の左側面図を例示し、図12は、完全に格納された配向54における、丸鋸10を例示する丸鋸の左側面図を例示し、図13は、数個のカバーが取り外された図12の左側面図を例示する。図14は丸鋸10の正面図であり、図15は丸鋸10の背面図であり、図16は丸鋸10の上面図であり、図17は丸鋸10の底面図である。
【0009】
図1~17によって集合的に例示されたように、丸鋸10は、切断アセンブリ20と、ベースプレート304と、ピボット・アセンブリ316と、ピボット・バイアス機構340とを含む。切断アセンブリ20はモータ90を含み、モータ90は、回転シャフト軸94を中心に回転するように構成されたモータシャフト92を含む。切断アセンブリ20はアーバ100も含み、アーバ100は、丸鋸10に丸鋸刃200を動作可能に取り付けるように、並びに/又はアーバがモータシャフトの回転を介してモータからトルクを受領する時に、アーバ回転軸106を中心に、及び/若しくはブレード回転平面202内で丸鋸刃を回転するように構成される。ベースプレート304は、アセンブリ対面側面308及びアセンブリ反対側面312を画定し、ピボット・アセンブリ316は、アセンブリ対面側面308が切断アセンブリの方を向くように、ベースプレート304に切断アセンブリ20を動作可能に取り付ける。ピボット・アセンブリ316は、切断アセンブリ20及びベースプレート304が、互いに対して、及び/又はピボット・アセンブリ316のピボット軸318を中心に動作可能に回転し得るように構成される。この動作可能な回転は、ベースプレート304のアセンブリ反対側面312上に延在する、丸鋸刃200の領域320が選択的に異なってもよい。ピボット・バイアス機構340は、図4に例示されている線形バイアス力342を、切断アセンブリ20とベースプレート304との間に加えるように構成されてもよい。線形バイアス力は、図4に矢印によって示されたような線形バイアス方向に、及び/若しくは図4の矢印に沿って延在する線形バイアス軸に沿って延在し、並びに/又は加えられ、切断アセンブリ20及びベースプレート304をピボット軸318に沿って反対方向、すなわち反対方向に付勢する。
【0010】
図1~4に模式的に例示された、被加工物98を切断するために丸鋸を動作可能に使用中などの、丸鋸10の動作中などに、切断アセンブリ20及びベースプレート304は、丸鋸の切断深さ224を変え、及び/若しくは異なるように、丸鋸刃200を被加工物98の中に降下するように、並びに/又は丸鋸刃がベースプレート304のアセンブリ反対側面312を通って延在する程度が異なるように、互いに対して、並びにピボット・アセンブリ316のピボット軸318を中心に回転されてもよい。ピボット・アセンブリ316は、この相対回転を許容し、及び/又は促進することがある。
【0011】
しかし検討されたように、ピボット・アセンブリ316に対する製造公差、及び/又は被加工物を切断するために丸鋸の反復利用によってもたらされることがあるようなピボット・アセンブリ316内の摩耗により、ピボット・アセンブリが、ピボット軸318に沿った軸方向運動などのピボット軸318を中心とした回転運動以外の、切断アセンブリ20とベースプレート304との間の制限された相対運動を許容することがある。この制限された相対運動は望ましくないことがあり、並びに/又は丸鋸10によってもたらされた切断の正確性、及び/若しくは精度を低減することがある。しかしピボット・バイアス機構340によって示された線形バイアス力342は、この制限された相対運動の大きさに抗い、及び/又は低減することがあり、それによって本開示によるピボット・バイアス機構340を含まない、及び/又は利用しない従来の丸鋸と比べた時に、本開示による丸鋸10の正確性、及び/又は精度を向上させる。
【0012】
丸鋸10は、被加工物を切断するために丸鋸刃200を利用するように適合され、構成され、設計され、及び/若しくは構築された、あらゆる適切な型又は様式の丸鋸を含んでもよい。丸鋸10の例は、図1~4に模式的に例示されたように、携帯用丸鋸12、マイターソー14、チョップソー16、プランジソー30、トラックソー40、及び/又はベベルソー50を含む。一部の例では、丸鋸10は、複数の上記の鋸からの構造及び/若しくは特徴を含んでもよく、並びに/又は複数の上記の鋸の機能性を組み込んでもよい。例として、また本明細書により詳しく検討されたように、所与の丸鋸10は、携帯用丸鋸12、プランジソー30、トラックソー40、及び/若しくはベベルソー50であってもよく、並びに/又は携帯用丸鋸12、プランジソー30、トラックソー40、及び/若しくはベベルソー50の機能性を組み込んでもよい。従って本開示による丸鋸10は、本明細書に開示された1つ若しくは複数の特徴を含んでもよいが、丸鋸10は、本明細書に開示された特徴の全てを含む必要はない。
【0013】
モータ90は、モータシャフト92の回転のため、及び/又は丸鋸刃200の作動のために原動力を提供し得る、あらゆる適切な構造を含んでもよい。モータ90の例は、電気モータ、AC電気モータ、DC電気モータ、ブラシレスDCモータ、可変速モータ、及び/又は単一速度モータを含む。
【0014】
図1~3に破線、図9、11~13及び15~16に実線で例示されたように、丸鋸10は、丸鋸を動作中に使用者によって把持され、及び/又は保持されるように構成された、把持領域60を含んでもよい。把持領域60は、存在する時に、本明細書ではハンドル若しくはハンドグリップと呼ばれてもよく、及び/又はハンドル若しくはハンドグリップであってもよい。
【0015】
また図1~3に破線、図9及び11~13に実線で例示されたように、丸鋸10は少なくとも1つのスイッチ65を含んでもよい。スイッチ65は、存在する時に、丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電流を提供することを可能にし、及び/若しくは許容し、並びに/又は丸鋸のその少なくとも1つの他の構成要素の電源駆動を許容するなどのために、丸鋸の使用者によって選択的に作動されるように構成されてもよい。これを考慮に入れて、スイッチ65は、使用者が把持領域60を把持している間に、使用者によって作動されるように位置付けられ、及び/又は配向されてもよい。
【0016】
例として、スイッチ65の選択的作動は、丸鋸のモータ制御装置の動作を可能にし、モータ90に電流を選択的に加え、モータ制御装置がモータに電流を選択的に加えることを可能にし、及び/又はモータがモータシャフトの回転のために原動力を提供することを許容し、若しくは向けるために利用されてもよい。一部の例では、電流は、モータ90などの丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電力供給し、又は直接電力供給するために利用されてもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書では電力信号と呼ばれることもある。一部の例では、電流は、丸鋸のモータ制御装置などの丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に送られる、電気データ信号であってもよい。一部のこのような例では、電流は、本明細書ではデータ信号及び/又は電気データ信号と呼ばれることもある。スイッチ65の例は、電気スイッチ、通常開いている電気スイッチ、瞬間電気スイッチ、及び/又は係止瞬間電気スイッチを含む。
【0017】
図1~17にも例示されたように、且つ検討されたように、丸鋸10は、アセンブリ対面側面308及びアセンブリ反対側面312を画定する、ベースプレート304を含む。アセンブリ対面側面308は、本明細書ではベースプレート304のアーバ対面側面308とも呼ばれることがあり、及び/又はベースプレート304のアーバ対面側面308であってもよい。同様にアセンブリ反対側面312は、本明細書ではベースプレート304のアーバ反対側面312とも呼ばれることがあり、及び/又はベースプレート304のアーバ反対側面312であってもよい。ベースプレート304は、被加工物98を支持するように、及び/又は被加工物が丸鋸刃によって切断され、若しくは別法により行為される時に、被加工物に対して丸鋸を位置付けるように構成されてもよい。検討もされたように、ベースプレート304及び切断アセンブリ20は、降下された配向52を例示する図1及び10~11に例示された構成から、格納された配向54を例示する図2及び12~13に例示された構成への並進によって恐らく最良に例示されたように、ベースプレートのアセンブリ反対側面312上に延在する丸鋸刃200の領域320が選択的に異なるように、互いに対して、ピボット・アセンブリ316を中心に回転するように構成される。
【0018】
言い換えれば、切断アセンブリ20は、相対配向の範囲、又は降下された配向及び格納された配向によって境界を示されることがある相対角度を通して、ベースプレート304に対して枢動するように構成されてもよい。相対配向のこの範囲の各相対配向に対して、丸鋸刃200は、対応する量だけアセンブリ反対側面312上に延在してもよく、それによって図1に例示されたように、丸鋸に対応する切断深さ224を提供する。
【0019】
ベースプレート304は、被加工物に対して丸鋸を配置し、位置付け、及び/若しくは支持するように構成され、並びに/又は切断アセンブリに対して、ピボット軸318を中心に回転するように構成される、ピボット・アセンブリ316を介して切断アセンブリ20に動作可能に取り付けられる、あらゆる適切な構造を含み、並びに/或いはあらゆる適切な構造であってもよい。一部の例では、ベースプレート304は、モノリシック、すなわち一体型ベースプレート304を含み、及び/又はモノリシック、すなわち一体型ベースプレート304であってもよい。一部の例では、ベースプレート304は、複数の異なる及び/又は分離したベースプレート構成要素を含んでもよく、複数の異なる及び/又は分離したベースプレート構成要素は、ベースプレートを形成し、及び/又は画定するために、互いに動作可能に取り付けられてもよい。
【0020】
丸鋸10は、モータ90に電力供給するために、あらゆる適切な電源及び対応する電力構造を含んでもよい。電力構造の例は、図1~3に例示されたように、電力コード72、及び/又は電池74などの電力供給構造70を含む。
【0021】
また図1~4に破線、図9~17に実線で例示されたように、丸鋸10はブレードガード80を含んでもよい。ブレードガード80は、存在する時に、使用者と丸鋸刃との間で接触するのを防ぎ、若しくは接触する可能性を低減するなどのために、丸鋸刃200の少なくともある領域を覆うように、収納するように、及び/又は含有するように構成されてもよい。丸鋸10の一部の例では、ブレードガード80は、格納可能な領域を含んでもよい、及び/又は画定してもよい。格納可能な領域は、折り畳み、回転し、及び/又は別法により丸鋸が被加工物を切断するように利用される時に、格納するように構成されてもよい。格納可能な領域は、追加として又は別法として、格納領域及び/又は折り畳み領域と呼ばれることがある。
【0022】
図1~2に破線で例示されたように、丸鋸10は、先行領域84及び/若しくは後続領域86を含み、並びに/又は先行領域84及び/若しくは後続領域86を画定してもよい。先行領域84は、存在する時に、丸鋸が被加工物を切断するために利用される際に、後続領域86を導くように、又は後続領域86の正面にあるように構成されてもよい。言い換えれば、先行領域84は、被加工物における、及び/若しくは被加工物内に対応する切断を形成し、並びに/又は画定するために、丸鋸が被加工物に対して動作可能に並進される際に、後続領域86を導いてもよい。一部の例では、丸鋸10がプランジソー30を含み、及び/又はプランジソー30である時などに、ピボット・アセンブリ316は、後続領域86内に、及び/又は後続領域86の比較的近位に位置付けられてもよい。一部の例では、丸鋸10がプランジソー30を含まない携帯用丸鋸12を含む時などに、ピボット・アセンブリ316は、先行領域84内に、及び/又は先行領域84の比較的近位に位置付けられてもよい。
【0023】
プランジソー30を含み、及び/又はプランジソー30である丸鋸10の例では、丸鋸10は、プランジ・バイアス機構56も含んでもよい。プランジ・バイアス機構56は、存在する時に、切断アセンブリ20とベースプレート304との間の相対回転を格納された配向54に付勢するように構成されてもよい。プランジ・バイアス機構56の例は、あらゆる適切な弾性部材、バネ、及び/又は圧縮バネを含む。
【0024】
一部の例では、検討されたように、丸鋸10はトラックソー40を含み、及び/又はトラックソー40であってもよい。トラックソー40であり、又はトラックソー40を含む丸鋸10の例では、ベースプレート304は、図3に恐らく最良に例示されたように、トラック42の隆起した細長いリブ44を受領するように構成されることがある、リブ受領チャネル324を含んでもよい。トラック42は、本明細書では細長いトラック42と呼ばれることもあり、1つ又は複数の細長いトラック区画若しくはトラック部分46から形成されてもよく、細長いトラック区画若しくはトラック部分46は、あらゆる適切なトラック長さを画定するために互いに対して動作可能に取り付けられてもよい。トラックソー40の動作中、トラック42は、トラックの縁部がトラックソーに所望の切断線に対応するように、被加工物98に動作可能に取り付けられ、又は締め付けられてもよい。続いてトラックソーは、隆起した細長いリブ44がリブ受領チャネル324内に位置付けられるように、トラックに対して位置付けられてもよく、次いでトラックソーは、細長いトラックの長さの少なくとも一部に沿って並進されてもよく、それによって所望の切断線に沿った直線切断を生成する。
【0025】
ピボット・アセンブリ316は、切断アセンブリとベースプレートとの間でピボット軸318を中心とした相対回転を許容するように、及び/若しくは促進するように適合され、構成され、設計され、並びに/又は構築され得る、並びに/或いはベースプレートのアセンブリ反対側面312上に延在する領域320が選択的に異なるように利用され得る、ベースプレート304に切断アセンブリ20を動作可能に、並びに/或いは回転可能に取り付け得る、あらゆる適切な構造を含んでもよい。例として、図1-2及び4-7に例示されたように、ピボット・アセンブリ316は、細長いピボット・ロッド326を含んでもよい。細長いピボット・ロッド326は、少なくとも部分的に円筒形の細長いピボット・ロッドを含み、及び/若しくは少なくとも部分的に円筒形の細長いピボット・ロッドであってもよく、並びに/又はロッド長手方向軸328を画定してもよい。ロッド長手方向軸328はピボット軸318を画定してもよく、ピボット軸に平行、若しくは少なくとも実質的に平行であってもよく、ピボット軸と同一直線上にあってもよく、アーバ100のアーバ回転軸106に平行、若しくは少なくとも実質的に平行であってもよく、及び/又はブレード回転平面202に垂直、若しくは少なくとも実質的に垂直であってもよく、ブレード回転平面202内で丸鋸刃200は回転するように構成される。
【0026】
別の例として、ピボット・アセンブリ316は、少なくとも1つのピボット軸受け332を含んでもよい。ピボット軸受け332は、存在する時に、細長いピボット・ロッド326を中心とした、細長いピボット・ロッド326の外部表面を中心とした、及び/又は細長いピボット・ロッド326の円柱表面を中心とした回転などを介して、ピボット軸318を中心に回転するように構成されてもよい。ピボット軸受け332の例は、少なくとも1つのローラ軸受け、少なくとも1つのボール軸受け、少なくとも1つのブッシング、及び/又は細長いピボット・ロッド326との少なくとも1つの低摩擦回転界面を含む。
【0027】
細長いピボット・ロッド326及びピボット軸受け332の両方を含むピボット・アセンブリ316の例では、切断アセンブリ20及びベースプレート304の一方は、細長いピボット・ロッドに直接取り付けられてもよく、切断アセンブリ及びベースプレートの他方は、ピボット軸受けを介してピボット・ロッドに間接的に取り付けられてもよい。言い換えれば、切断アセンブリ及びベースプレートの一方は、切断アセンブリ20及びベースプレート304が互いに対して、ピボット軸318を中心に動作可能に回転中に、細長いピボット・ロッド326と共に回転してもよい。追加として又は別法として、切断アセンブリ及びベースプレートの他方は、切断アセンブリ20及びベースプレート304が互いに対して、ピボット軸318を中心に動作可能に回転中に、ピボット軸受け332と共に回転してもよい。
【0028】
ピボット・アセンブリ316が細長いピボット・ロッド326を含む丸鋸10の例では、細長いピボット・ロッド326は、図4に恐らく最良に例示されたように、第1のロッド端及び第2のロッド端などの2つの対向するロッド端330の間に延在すると、本明細書で言及されることがある。一部のこのような例では、ピボット・バイアス機構340も、第1のロッド端などの対向するロッド端330の一方に向かって切断アセンブリ20を付勢し、また第2のロッド端などの対向するロッド端330の他方に向かってベースプレート304も付勢すると本明細書で言及されることがある。
【0029】
ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ20とベースプレート304との間に線形バイアス方向に線形バイアス力342を加えるように、並びに/若しくは切断アセンブリ及びベースプレートをピボット軸318に沿って反対方向、すなわち反対側に付勢するように適合され、構成され、設計され、並びに/又は構築され得る、あらゆる適切な構造を含んでもよい。ピボット・バイアス機構340の例は、丸鋸内で引張状態にあり、若しくは引張状態のみである構造、引張バネ、丸鋸内で圧縮状態にあり、若しくは圧縮状態のみである構造、圧縮バネ、及び/又は弾性部材を含む。
【0030】
一部の例では、ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ20及びベースプレート304の両方に動作可能に取り付けられ、又は直接取り付けられてもよい。例として、切断アセンブリ20は、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22を含み、及び/又は画定してもよく、ベースプレート304は、ベースプレート・バイアス機構マウント306を含み、及び/又は画定してもよい。このような例では、ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22に、及びベースプレート・バイアス機構マウント306にも動作可能に取り付けられてもよい。追加として又は別法として、ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22とベースプレート・バイアス機構マウント306との間に線形バイアス力342を加えてもよい。
【0031】
ピボット・バイアス機構340、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22、及び/又はベースプレート・バイアス機構マウント306は、ピボット・アセンブリ316から及び/若しくはプランジ・バイアス機構56から分離し、異なり、並びに/又は離間してもよいことは、本開示の範囲内である。このような構成は、ピボット・アセンブリ316の組み立て後などに、丸鋸内のピボット・バイアス機構の改善された、若しくは単純化された設置を許容し、及び/又は促進することがある。このような構成は、追加として又は別法として、ピボット・バイアス機構340によってもたらされた、及び/又は線形バイアス力342の適用によってもたらされた、ピボット・アセンブリ316内の摩擦を低減することがある。
【0032】
一部の例では、ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、及びピボット軸318を中心に動作可能に回転する際に、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22に対して枢動し、又は回転するように構成されてもよい。追加として又は別法として、ピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、及びピボット軸318を中心に動作可能に回転する際に、ベースプレート・バイアス機構マウント306に対して枢動し、又は回転するように構成されてもよい。このような構成は、切断アセンブリとベースプレートとの間でピボット軸を中心に回転する相対配向に関わらず、線形バイアス力342、若しくは線形バイアス力342のみの適用を許容し、及び/又は促進することがある。
【0033】
切断アセンブリ20及びベースプレート304が互いに対して、及び/又はピボット軸318を中心に動作可能に回転中に、切断アセンブリ・バイアス機構マウント22及びベースプレート・バイアス機構マウント306は、互いに対して動くことがある。これを考慮に入れて、ベースプレート・バイアス機構マウントと切断アセンブリ・バイアス機構マウントとの間の全距離は、この動作可能な回転中に、及び/又は切断アセンブリとベースプレートとの間の相対角度が異なる際に異なることがある。このような構成は、切断アセンブリとベースプレートとの間の望ましくない相対運動に対してより高い可能性を有する、切断アセンブリとベースプレートとの間の相対回転に対する線形バイアス力を増加させるように、線形バイアス力342の大きさの変化を許容し、及び/又は促進することがある。
【0034】
ベースプレート・バイアス機構マウント306及び切断アセンブリ・バイアス機構マウント22はどちらも、ピボット軸318に垂直、若しくは少なくとも実質的に垂直であってもよい、回転平面内でピボット・アセンブリ316、及び/又はそのピボット軸318を中心に動作可能に回転するように構成されてもよい。これを考慮に入れて、ピボット軸318に沿って測定された際に、ベースプレート・バイアス機構マウント306と切断アセンブリ・バイアス機構マウント22との間のピボット軸距離は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、及び/若しくはピボット軸を中心に回転する際に、一定、又は少なくとも実質的に一定であってもよい。
【0035】
線形バイアス力342の線形バイアス方向は、ピボット軸318に沿って、又は少なくとも部分的に沿って延在してもよい。言い換えれば、線形バイアス力342の方向を画定するベクトルは、ピボット軸318に平行に延在する構成要素を有してもよい。このような構成は、本明細書に検討されたように、ピボット軸に沿って反対方向に切断アセンブリ及びベースプレートを付勢することを許容し、及び/又は促進することがある。
【0036】
しかし丸鋸10、ピボット・アセンブリ316、及び/又はピボット・バイアス機構340は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、及びピボット軸を中心に回転する際に、線形バイアス力342の線形バイアス方向とピボット軸318との間の相対配向が異なるように構成されてもよい。追加として又は別法として、切断アセンブリとベースプレートとの間の少なくとも一部の相対回転に対して、線形バイアス方向はピボット軸に傾いていてもよい。このような構成は、存在する時に、線形バイアス力342がプランジ・バイアス機構56を補うことを許容することがあり、それによって切断アセンブリ20及びベースプレート304を本明細書で検討されたように、格納された配向54に向かって更に付勢する。
【0037】
一部の例では、図1~2及び4に破線で例示されたように、丸鋸10は、回転ロック360を含んでもよい。回転ロック360は、存在する時に、ロックされた構成及びロックされていない構成を画定するように適合され、構成され、設計され、並びに/又は構築されてもよい。ロックされた構成の時に、回転ロック360は、切断アセンブリ20及びベースプレート304のピボット軸318を中心とした相対回転を抑制し、遮り、若しくは停止してもよく、又は抑制し、遮り、若しくは停止するように構成されてもよい。しかしロックされていない構成の時に、回転ロック360は、切断アセンブリとベースプレートとの間のピボット軸を中心とした相対回転を許容することがある。
【0038】
プランジソー30である、又はプランジソー30を含む丸鋸10の例では、回転ロック360は、プランジロック362を含み、及び/又はプランジロック362であってもよい。プランジロック362は、存在する時に、使用者が丸鋸の切断深さ224を増加するのを選択的に許容するために、丸鋸の使用者により、及び/若しくは被加工物を切断するために丸鋸を動作可能に使用中に、作動されるように適合され、構成され、設計され、並びに/又は構築されてもよい。一部のこのような例では、図9~14及び16に恐らく最良に例示されたように、プランジロック362は、使用者が把持領域60を介して、及び/又は把持領域を把持する手の指で丸鋸を把持している間に、使用者によって作動されるように位置付けられてもよい。このような構成は、使用者がプランジロックを選択的に作動するのを許容してもよく、それによって切断アセンブリ20及びベースプレート304の互いに対する、及びピボット軸318を中心とした回転を介して、丸鋸刃が被加工物の中に降下されるのを選択的に許容する。
【0039】
一部の条件では、プランジロック362は、プランジソーが格納された配向54にある時などに、ベースプレート304に対する、及び/若しくはピボット軸318を中心とした切断アセンブリ20の回転を抑制し、又は自動的に抑制するように付勢されてもよい。追加として又は別法として、プランジロック362は、相対回転が格納された配向と異なる時に、ベースプレートに対して、及び/若しくはピボット軸を中心とした切断アセンブリの回転を許容し、又は自動的に許容するように構成されてもよい。言い換えれば、プランジロック362は、格納された配向54にプランジソーをロックするように構成されてもよく、プランジロックの作動は、プランジソーが降下された配向52に向かって、及び/又は降下された配向52に並進するのを許容してもよい。
【0040】
回転ロック360は、ロックされた構成とロックされていない構成との間で選択的に並進されるように構成される、あらゆる適切な構造を含んでもよい。回転ロック360の例は、止めネジ、選択的に作動された摩擦界面、選択的に作動されたラッチ、及び/又は選択的に作動された止め金を含む。
【0041】
本明細書で使用する場合、第1の実体と第2の実体との間に置かれた用語「及び/又は」は、(1)第1の実体、(2)第2の実体、並びに(3)第1の実体及び第2の実体の1つを意味する。「及び/又は」と共にリストにされた複数の実体は、同じ手法で、すなわちそのように統合された実体の「1つ又は複数」と解釈されるべきである。明確に特定された実体に関連しているかどうかに関わらず、「及び/又は」の語句によって明確に特定された実体以外の他の実体が任意に存在してもよい。従って非限定例として、「含む」などのオープンエンド言語と共に使用された時に、「A及び/又はB」の言及は、一実施形態では、Aのみ(B以外の実体を任意に含む)、別の実施形態では、Bのみ(A以外の実体を任意に含む)、尚別の実施形態では、A及びBの両方(他の実体を任意に含む)を指してもよい。これらの実体は、要素、作用、構造、ステップ、動作、値などを指してもよい。
【0042】
本明細書で使用する場合、1つ又は複数の実体のリストに関する語句「少なくとも1つ」は、実体のリストにおけるあらゆる1つ又は複数の実体から選択された少なくとも1つの実体を意味すると理解するべきだが、必ずしも実体のリスト内に明確に一覧にされたありとあらゆる実体の少なくとも1つを含まず、実体のリスト内の実体のあらゆる組み合わせを除外しない。この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す実体のリスト内に明確に特定された実体以外の実体が、明確に特定された実体に関連するかどうかに関わらず、任意に存在し得ることも可能にする。従って非限定例として、「A及びBの少なくとも1つ」(又は同等に「A若しくはBの少なくとも1つ」、又は同等に「A及び/若しくはBの少なくとも1つ」)は、一部の実施形態では、Bが存在しない(及びB以外の実体を任意に含む)少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、別の実施形態では、Aが存在しない(及びA以外の実体を任意に含む)少なくとも1つ、任意に2つ以上を含むB、尚別の実施形態では、少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むA、並びに少なくとも1つの、任意に2つ以上を含むB(及び任意に他の実体を含む)を指してもよい。換言すると、語句「少なくとも1つ」、「1つ又は複数」並びに「及び/又は」は、動作中に結合及び分離の両方であるオープンエンドの表現である。例えば、各表現「A、B、及びCの少なくとも1つ」、「A、B、又はCの少なくとも1つ」、「A、B、及びCの1つ又は複数」、「A、B、又はCの1つ又は複数」、並びに「A、B、及び/又はC」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、A、B及びCを一緒に、並びに任意にあらゆる上記を少なくとも1つの他の実体と組み合わせることを意味してもよい。
【0043】
あらゆる特許、特許出願、又は他の参考文献が、参照により本明細書に組み込まれ、(1)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと矛盾する手法で用語を定義し、及び/又は(2)本開示の組み込まれていない部分、若しくはあらゆる他の組み込まれた参考文献のいずれかと別様に矛盾する場合、本開示の組み込まれない部分が優先するものとし、本明細書における用語又は組み込まれた開示は、用語が定義されている、及び/又は組み込まれた開示が本来存在した参考文献に関してのみ優先するものとする。
【0044】
本明細書で使用する場合、用語「適合される」及び「構成される」は、要素、構成要素、又は他の主題が、所与の機能を行うように設計され及び/又は意図されることを意味する。従って用語「適合される」及び「構成される」の使用は、所与の要素、構成要素、又は他の主題が、単に所与の機能を行うことが「できる」ことを意味すると解釈されるべきではなく、要素、構成要素、及び/又は他の主題が、機能を行う目的で明確に選択され、生成され、実装され、利用され、プログラムされ、及び/又は設計されることを意味すると解釈されるべきである。要素、構成要素、及び/又は具体的な機能を行うように適合されると列記された他の列記された主題は、追加として又は別法として、その機能を行うように構成されると記載されてもよく、逆も同様であることも本開示の範囲内である。
【0045】
本明細書で使用する場合、語句「例えば」、語句「例として」、及び/又は単に用語「例」は、本開示による1つ又は複数の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法を参照して使用する時に、記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法が、本開示による構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法の例示的非排他的例であることを伝えることを意図する。従って記載された構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、及び/又は方法は、限定し、必要であり、又は排他的/包括的であることを意図するのではなく、構造的及び/若しくは機能的に類似の並びに/又は同等の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/又は方法を含む、他の構成要素、特徴、詳細、構造、実施形態、並びに/或いは方法も、本開示の範囲内である。
【0046】
本明細書で使用する場合、「少なくとも実質的に」は、程度若しくは関係を修正する時に、列記された「実質的な」程度又は関係だけでなく、列記された程度又は関係の全範囲も含んでもよい。列記された程度又は関係の実質的な量は、列記された程度又は関係の少なくとも75%を含んでもよい。例えば、ある材料から少なくとも実質的に形成された対象は、対象の少なくとも75%がその材料から形成された対象を含み、その材料から完全に形成された対象も含む。別の例では、少なくとも実質的に第2の長さと同じ長さである第1の長さは、第2の長さの75%以内である第1の長さを含み、第2の長さと同じ長さである第1の長さも含む。
【0047】
本開示による丸鋸の例示的非排他的例は、以下に列挙された段落に提示されている。
【0048】
A1.切断アセンブリであって、
(i)シャフト回転軸を中心に回転するように構成されたモータシャフトを含むモータ及び、
(ii)丸鋸に丸鋸刃を動作可能に取り付けるように、及びアーバがシャフト回転軸を中心としたモータシャフトの回転を介してモータからトルクを受領する時に、アーバ回転軸を中心に丸鋸刃を回転させるように構成されたアーバ、を有する切断アセンブリと、
アセンブリ対面側面及びアセンブリ反対側面を画定するベースプレートと、
ベースプレートのアセンブリ対面側面が、切断アセンブリの方を向くように、ベースプレートに切断アセンブリを動作可能に取り付けるピボット・アセンブリであって、切断アセンブリ及びベースプレートは、ベースプレートのアセンブリ反対側面上に延在する丸鋸刃の領域が選択的に異なるように、互いに対して、及びピボット・アセンブリのピボット軸を中心に動作可能に回転するように構成される、ピボット・アセンブリと、
切断アセンブリとベースプレートとの間に線形力を、切断アセンブリ及びベースプレートをピボット軸に沿って反対方向に付勢する線形バイアス方向に加えるように構成されたピボット・バイアス機構と、
を備える、丸鋸。
【0049】
A2.ピボット・アセンブリは、細長いピボット・ロッドを含む、段落A1に記載の丸鋸。
【0050】
A3.細長いピボット・ロッドは、少なくとも部分的に円筒形の細長いピボット・ロッドである、段落A2に記載の丸鋸。
【0051】
A4.細長いピボット・ロッドは、
(i)ピボット軸に平行、又は少なくとも実質的に平行であり、
(ii)ピボット軸と同一直線上にあり、
(iii)アーバ回転軸に平行、又は少なくとも実質的に平行であり、
(iv)その内部で丸鋸刃が回転するように構成される刃回転平面に垂直、又は少なくとも実質的に垂直である、
うちの少なくとも1つである、ロッド長手方向軸を画定する、段落A2又はA3に記載の丸鋸。
【0052】
A5.ピボット・アセンブリは、細長いピボット・ロッドを中心とした回転を介して、ピボット軸を中心に回転するように構成されたピボット軸受けを更に含む、段落A2~A4のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0053】
A6.ピボット軸受けは、
(i)少なくとも1つのローラ軸受け、
(ii)少なくとも1つのボール軸受け、
(iii)少なくとも1つのブッシング、
(iv)細長いピボット・ロッドとの少なくとも1つの低摩擦界面のうちの少なくとも1つを含む、段落A5に記載の丸鋸。
【0054】
A7.(i)切断アセンブリ及びベースプレートの一方は、細長いピボット・ロッドに直接取り付けられ、
(ii)切断アセンブリ及びベースプレートの他方は、ピボット軸受けを介してピボット・ロッドに間接的に取り付けられる、段落A5又はA6に記載の丸鋸。
【0055】
A8.ピボット軸は、
(i)アーバ回転軸に平行、又は少なくとも実質的に平行であり、
(ii)その内部で丸鋸刃が回転するように構成された、1つの/その刃回転平面に垂直、又は少なくとも実質的に垂直である、
うちの少なくとも1つである、段落A1~A7のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0056】
A9.細長いピボット・ロッドは、第1のロッド端と第2のロッド端との間に延在し、更に線形バイアス力は、第1のロッド端に向かって切断アセンブリを付勢し、第2のロッド端に向かってベースプレートも付勢する、段落A2~A8のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0057】
A10.ピボット・バイアス機構は、
(i)丸鋸内で引張状態にある、又は引張状態のみであり、
(ii)引張バネを含み、
(iii)丸鋸内で圧縮状態にあり、又は圧縮状態のみであり、
(iv)圧縮バネを含み、
(v)弾性部材を含む、
うちの少なくとも1つである、段落A1~A9のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0058】
A11.ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリ及びベースプレートの両方に直接取り付けられる、段落A1~A10のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0059】
A12.切断アセンブリは、切断アセンブリ・バイアス機構マウントを含み、更にベースプレートは、ベースプレート・バイアス機構マウントを含む、段落A1~A11のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0060】
A13.(i)ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリ・バイアス機構マウントに、及びベースプレート・バイアス機構マウントに動作可能に取り付けられ、
(ii)ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリ・バイアス機構マウントとベースプレート・バイアス機構マウントとの間に線形バイアス力を加える、
うちの少なくとも1つである、段落A12に記載の丸鋸。
【0061】
A14.(i)切断アセンブリ・バイアス機構マウントは、ピボット・アセンブリから離間され、
(ii)ベースプレート・バイアス機構マウントは、ピボット・アセンブリから離間される、
うちの少なくとも1つである、段落A12又はA13に記載の丸鋸。
【0062】
A15.(i)ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリ及びベースプレートが、互いに対して、及びピボット軸を中心に動作可能に回転する際に、切断アセンブリ・バイアス機構マウントに対して枢動するように構成され、
(ii)ピボット・バイアス機構は、切断アセンブリ及びベースプレートが、互いに対して、及びピボット軸を中心に動作可能に回転する際に、ベースプレート・バイアス機構マウントに対して枢動するように構成される、
うちの少なくとも1つである、段落A12~A14のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0063】
A16.ベースプレート・バイアス機構マウントと切断アセンブリ・バイアス機構マウントとの間の全距離は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、ピボット軸を中心に動作可能に回転する際に異なる、段落A12~A15のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0064】
A17.ピボット軸に沿って測定された際に、ベースプレート・バイアス機構マウントと切断アセンブリ・バイアス機構マウントとの間のピボット軸距離は、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、ピボット軸を中心に回転する際に一定、又は少なくとも実質的に一定である、段落A12~A16のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0065】
A18.ピボット・バイアス機構は、線形バイアス方向とピボット軸との間の相対配向が、切断アセンブリ及びベースプレートが互いに対して、及びピボット軸を中心に回転する際に異なるように構成される、段落A1~A17のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0066】
A19.切断アセンブリとベースプレートとの間の少なくとも一部の相対回転に対して、線形バイアス方向はピボット軸に傾いている、段落A1~A18のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0067】
A20.線形バイアス方向は、少なくとも部分的にピボット軸に沿って延在する、段落A1~A19のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0068】
A21.丸鋸は、回転ロックが、切断アセンブリ及びベースプレートのピボット軸を中心とした相対回転を抑制するロックされた構成、並びに回転ロックが、切断アセンブリとベースプレートとの間のピボット軸を中心とした相対回転を許容するロックされていない構成を画定する、回転ロックを更に含む、段落A1~A20のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0069】
A22.回転ロックは、
(i)止めネジ、
(ii)選択的に作動された摩擦界面、
(iii)選択的に作動されたラッチ、
(iv)選択的に作動された止め金のうちの少なくとも1つを含む、段落A21に記載の丸鋸。
【0070】
A23.ベースプレートは、
(i)モノリシック、すなわち一体型ベースプレートであり、
(ii)複数の異なるベースプレート構成要素を含む、ベースプレート・アセンブリであるうちの少なくとも1つである、段落A1~A22のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0071】
A24.モータは電気モータを含む、段落A1~A23のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0072】
A25.丸鋸は、被加工物を切断するために丸鋸を動作中に、丸鋸の使用者によって把持されるように構成された把持領域を更に含む、段落A1~A24のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0073】
A26.丸鋸は、丸鋸の少なくとも1つの他の構成要素に電流を選択的に加えるように構成されたスイッチを更に含む、段落A1~A25のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0074】
A27.スイッチは、使用者が丸鋸の1つの/その把持領域を把持している間に、丸鋸の1人の/その使用者によって作動されるように位置付けられる、段落A26に記載の丸鋸。
【0075】
A28.丸鋸は、1人の/その使用者と丸鋸との間の接触を防ぐように構成されたブレードガードを更に含む、段落A1~A27のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0076】
A29.ブレードガードは、丸鋸が1つの/その被加工物を切断するために利用された時に、格納するように構成された格納可能な領域を含む、段落A28に記載の丸鋸。
【0077】
A30.丸鋸は、
(i)丸鋸に電流を提供するように構成された電気コード、
(ii)丸鋸に電流を提供するように構成された電池、
のうちの少なくとも1つを更に含む、段落A1~A29のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0078】
A31.丸鋸は、アーバと共に回転運動するためにアーバを介して丸鋸に動作可能に取り付けられる、丸鋸刃を含む、段落A1~A30のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0079】
A32.丸鋸は、
(i)マイターソー、
(ii)チョップソー、及び
(iii)ベベルソー、
のうちの少なくとも1つである、段落A1~A31のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0080】
A33.丸鋸はプランジソーである、段落A1~A31のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0081】
A34.丸鋸は、先行領域及び後続領域を画定し、先行領域は、丸鋸が1つの/その被加工物を切断するために利用される際に、後続領域を導くように構成され、更にピボット・アセンブリは、後続領域内に位置付けられる、段落A1~A33のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0082】
A35.丸鋸は、1つの/その被加工物の中に丸鋸を降下させるために使用者が丸鋸の切断深さを増加するのを選択的に許容するために、丸鋸の1人の/その使用者により、及び被加工物を切断するために丸鋸を動作可能に使用中に、作動されるように構成されたプランジロックを含む、段落A1~A34のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0083】
A36.プランジロックは、
(i)使用者が、丸鋸の1つの/その把持領域を把持する間、
(ii)丸鋸の把持領域を把持する使用者の手の指のうちの少なくとも1つで、使用者により作動されるように位置付けられる、段落A35に記載の丸鋸。
【0084】
A37.プランジロックは、切断アセンブリとベースプレートとの間の相対回転が、格納された配向を画定する時に、ベースプレートに対して、及びピボット軸を中心に、切断アセンブリの回転を自動的に抑制するように付勢される、段落A35及びA36のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0085】
A38.プランジロックは、切断アセンブリとベースプレートとの間の相対回転が1つの/その格納された配向と異なる時に、ベースプレートに対して、及びピボット軸を中心とした切断アセンブリの回転を自動的に許容するように構成される、段落A35~A37のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0086】
A39.丸鋸は、切断アセンブリとベースプレートとの間の相対回転を1つの/その格納された配向に向かって付勢する、プランジ・バイアス機構を含む、段落A1~A31及びA33~A38のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0087】
A40.丸鋸はトラックソーである、段落A1~A31及びA33~A39のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0088】
A41.ベースプレートは、トラックの隆起した細長いリブを受領するように構成されたリブ受領チャネルを更に含む、段落A40に記載の丸鋸。
【0089】
A42.トラックソーは、1つの/そのトラックを更に含み、トラックは、1つの/その隆起した細長いリブを含む、段落A40又はA41のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0090】
A43.丸鋸は携帯用丸鋸である、段落A1~A31のいずれか一項に記載の丸鋸。
【0091】
A44.丸鋸は先行領域及び後続領域を画定し、先行領域は、丸鋸が1つの/その被加工物を切断するために利用される際に、後続領域を導くように構成され、更にピボット・アセンブリは、先行領域内に位置付けられる、段落A43に記載の丸鋸。
【0092】
産業上の利用可能性
本明細書に開示された丸鋸は、電動工具業界に利用可能である。
【0093】
上記の本開示は、独立した有用性を持つ複数の別個の発明を包含すると考えられる。これらの発明のそれぞれは、好ましい形で開示されているが、本明細書に開示されて例示されたようにその特定の実施形態は、多くの変形が可能であるので、限定する意味でとらえるべきではない。本発明の主題は、本明細書に開示された様々な要素、特徴、機能、及び/又は特性の全ての新規の自明ではない組み合わせ並びに部分組み合わせを含む。同様に本開示、次に各段落番号、更に特許請求の範囲が、「1つの」若しくは「第1の」要素又はその等価物を列記した場合、このような特許請求の範囲は、複数のこのような要素を必要とせず又は除外もしない、1つ又は複数のこのような要素の組み合わせを含むと理解するべきである。
【0094】
出願人、以下の特許請求の範囲は、本開示された発明の1つに関し、新規で自明ではないと考えられる、ある特定の組み合わせ及び部分組み合わせを指摘する権利を有する。特徴、機能、要素、及び/又は特性の他の組み合わせ及び部分組み合わせで具現化された発明は、本特許請求の範囲の修正、又は本特許出願若しくは関連出願における新しい特許請求の範囲の提示を通して主張され得る。このような修正された又は新しい特許請求の範囲も、それらが異なる発明に関するか、若しくは同じ発明に関するかに関わらず、元の特許請求の範囲と異なる、より広い、より狭い、若しくは等しいかに関わらず、本開示の本発明の主題内に含まれるともみなされる。
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