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特許7569874ゲームサービスを提供する方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-09
(45)【発行日】2024-10-18
(54)【発明の名称】ゲームサービスを提供する方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241010BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20241010BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20241010BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20241010BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20241010BHJP
   A63F 13/58 20140101ALI20241010BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20241010BHJP
   G06Q 20/36 20120101ALI20241010BHJP
【FI】
G06Q50/10
A63F13/69
A63F13/792
A63F13/35
A63F13/79
A63F13/58
A63F13/53
G06Q20/36
【請求項の数】 21
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023033282
(22)【出願日】2023-03-06
(65)【公開番号】P2023129393
(43)【公開日】2023-09-14
【審査請求日】2023-04-10
(31)【優先権主張番号】10-2022-0028217
(32)【優先日】2022-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】511062575
【氏名又は名称】ネクソン コリア コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム, キオン
【審査官】阿部 圭子
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-189475(JP,A)
【文献】特開2021-152815(JP,A)
【文献】特開2022-023801(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
A63F 13/69
A63F 13/792
A63F 13/35
A63F 13/79
A63F 13/58
A63F 13/53
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム提供装置がゲームサービスを提供する方法において、
ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、
前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を含む暗号貨幤情報を獲得する段階と、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、前記暗号貨幤の個数によって予め設定された所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記電子財布を連動させる段階は、
前記電子財布の識別情報、及び前記電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得する段階と、
前記獲得した電子財布情報の有効性を検証する段階と、
前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録する段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記暗号貨幤情報を獲得する段階は、
前記電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得する段階を含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記暗号貨幤の個数を獲得する段階は、
前記電子財布が所有した第2暗号貨幤の個数を、第1暗号貨幤との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤の個数に換算して獲得する段階を含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記所定のゲーム内効果は、前記暗号貨幤の個数に比例して提供される、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記暗号貨幤の個数が所定の臨界値を超える場合、前記所定のゲーム内効果は、前記暗号貨幤の個数と係わりなく、固定された量で提供される、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記所定のゲーム内効果を提供する段階は、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ゲーム内において、前記ユーザのキャラクタ能力値を向上させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記獲得された暗号貨幤の情報、及び前記提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記電子財布は、前記ゲームサービスにおいて使用される仮想貨幤とは異なる暗号貨幤を取り引きするためのものである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
インストラクションを保存するメモリと、
前記メモリと機能的に結合される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、
前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を含む暗号貨幤情報を獲得し、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、前記暗号貨幤の個数によって予め設定された所定のゲーム内効果を提供するように設定される、ゲーム提供装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記電子財布の識別情報、及び前記電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得し、
前記獲得した電子財布情報の有効性を検証し、
前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録するように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得するように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記電子財布が所有した第2暗号貨幤の個数を、第1暗号貨幤との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤の個数に換算して獲得するように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記暗号貨幤の個数に比例し、前記所定のゲーム内効果を提供するように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記暗号貨幤の個数が所定の臨界値を超える場合、前記暗号貨幤の個数と係わりのない固定された量でもって、前記所定のゲーム内効果を提供するように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ゲーム内において、ユーザの能力値を向上させるように設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
前記獲得された暗号貨幤の情報、及び前記提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに提供するようにさらに設定される、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項18】
前記電子財布は、前記ゲームサービスにおいて使用される仮想貨幤とは異なる暗号貨幤を取り引きするためのものである、請求項10に記載のゲーム提供装置。
【請求項19】
インストラクションを保存するメモリと、
前記メモリと機能的に結合される少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、
ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、
前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を含む暗号貨幤情報を獲得し、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、前記暗号貨幤の個数によって予め設定された所定のゲーム内効果を提供するように設定される、サーバ。
【請求項20】
ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、
前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を含む暗号貨幤情報を獲得する段階と、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、前記暗号貨幤の個数によって予め設定された所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、ゲームサービスを提供する方法をハードウェアと結合されて実行させるために媒体に保存されるコンピュータプログラム。
【請求項21】
ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、
前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を含む暗号貨幤情報を獲得する段階と、
前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、前記暗号貨幤の個数によって予め設定された所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、ゲームサービスを提供する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが収録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームサービスを提供する方法及びその装置に係り、さらに具体的には、ゲームサービスを利用するユーザが所有した暗号貨幤に基づき、ゲーム内効果を提供する方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、多様な形態の暗号体系を利用した暗号貨幤が次々に登場しながら、関心を集めている。該暗号貨幤は、実物がなく、ネットワーク上の仮想環境においてのみ通用するものであり、ブロックチェーン(block chain)技術を利用し、P2P(peer to peer)方式の分散処理により、発行及び取り引きがなされる。すなわち、一般貨幤と異なり、発行主体がなく、暗号を解く方式により、だれもが暗号貨幤を採掘(mining)することができ、取り引き内訳が保存される中央処理装置がなく、ブロックチェーンを構成する全てのノード(node)に取り引き内訳が保存されるのである。
該暗号貨幤に向かう関心が高くなるにつれ、該暗号貨幤をゲームサービスに利用することにより、ユーザの興味を高めるための方法が要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、ゲームサービスを利用するユーザが所有した暗号貨幤の情報に基づき、ゲーム内効果を提供する方法及びその装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の多様な実施形態によれば、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得する段階と、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、ゲームサービスを提供する方法が提供される。
【0005】
一実施形態によれば、前記電子財布を連動させる段階は、前記電子財布の識別情報、及び前記電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得する段階と、前記獲得した電子財布情報の有効性を検証する段階と、前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録する段階と、を含むものでもある。
【0006】
一実施形態によれば、前記暗号貨幤情報を獲得する段階は、前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得する段階を含むものでもある。
【0007】
一実施形態によれば、前記暗号貨幤情報を獲得する段階は、前記電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得する段階を含むものでもある。
【0008】
一実施形態によれば、前記暗号貨幤の個数を獲得する段階は、前記電子財布が所有した第2暗号貨幤の個数を、第1暗号貨幤との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤の個数に換算して獲得する段階を含むものでもある。
【0009】
一実施形態によれば、前記所定のゲーム内効果は、前記暗号貨幤の個数に比例しても提供される。
【0010】
一実施形態によれば、前記暗号貨幤の個数が所定の臨界値を超える場合、前記所定のゲーム内効果は、前記暗号貨幤の個数と係わりなく、固定された量でもっても提供される。
【0011】
一実施形態によれば、前記所定のゲーム内効果を提供する段階は、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ゲーム内において、前記ユーザのキャラクタ能力値を向上させる段階を含むものでもある。
【0012】
一実施形態によれば、前記ゲームサービスを提供する方法は、前記獲得された暗号貨幤の情報、及び前記提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに提供する段階をさらに含むものでもある。
【0013】
一実施形態によれば、前記電子財布は、前記ゲームサービスにおいて使用される仮想貨幤とは異なる暗号貨幤を取り引きするためのものでもある。
【0014】
本開示の多様な実施形態によれば、インストラクションを保存するメモリと、前記メモリと機能的に結合される少なくとも1つのプロセッサと、を含むゲーム提供装置が提供される。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0015】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記電子財布の識別情報、及び前記電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得し、前記獲得した電子財布情報の有効性を検証し、前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録するようにも設定される。
【0016】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得するようにも設定される。
【0017】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得するようにも設定される。
【0018】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記電子財布が所有した第2暗号貨幤の個数を、第1暗号貨幤との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤の個数に換算して獲得するようにも設定される。
【0019】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記暗号貨幤の個数に比例し、前記所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0020】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記暗号貨幤の個数が所定の臨界値を超える場合、前記暗号貨幤の個数と係わりのない固定された量でもって、前記所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0021】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ゲーム内において、ユーザの能力値を向上させるようにも設定される。
【0022】
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、前記獲得された暗号貨幤の情報、及び前記提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに提供するようにもさらに設定される。
【0023】
一実施形態によれば、前記電子財布は、前記ゲームサービスにおいて使用される仮想貨幤とは異なる暗号貨幤を取り引きするためのものでもある。
【0024】
本開示の多様な実施形態によれば、インストラクションを保存するメモリと、前記メモリと機能的に連結される少なくとも1つのプロセッサと、を含む、ゲームサービスを提供するサーバが提供される。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記インストラクションを実行し、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0025】
本開示の多様な実施形態によれば、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得する段階と、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、ゲームサービスを提供する方法をハードウェアと結合されて実行させるために媒体に保存されるコンピュータプログラムが提供される。
【0026】
本開示の多様な実施形態によれば、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させる段階と、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得する段階と、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供する段階と、を含む、ゲームサービスを提供する方法をコンピュータ上で実行するプログラムが収録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0027】
本開示の多様な実施形態による装置及び方法は、ゲームサービスを利用するユーザが所有した暗号貨幤の情報に基づき、ゲーム内効果を提供することにより、ゲームに対する興味を高めることができる方法が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本開示の多様な実施形態による、サーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを図示する図である。
図2】本開示の多様な実施形態によるゲーム提供方法について説明するための図である。
図3】本開示の多様な実施形態によるゲーム提供システムのブロック図である。
図4】本開示の多様な実施形態によるゲーム提供方法のフローチャートである。
図5】本開示の多様な実施形態による、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに電子財布を連動させる方法のフローチャートである。
図6】本開示の一実施形態による、暗号貨幤に基づき、ゲーム内効果を提供する方法について説明するための図面である。
図7】本開示の一実施形態による、暗号貨幤に基づき、ゲーム内効果を提供する方法について説明するための図面である。
図8】本開示の多様な実施形態による、ゲーム内効果を示すインターフェースについて説明するための図面である。
図9】本開示の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成について説明するための図面である。
図10】本開示の多様な実施形態によるサーバの細部的な構成について説明するための図面である。
図11】本開示の多様な実施形態によるユーザ端末の細部的な構成について説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付された図面に記載された内容を参照し、本発明による例示的実施形態について詳細に説明する。また、添付された図面に記載された内容を参照し、本発明の実施形態による、電子装置を構成して使用する方法について詳細に説明する。各図面において提示された同一参照番号または符号は、実質的に同一機能を遂行する部品または構成要素を示す。
【0030】
第1、第2のように、序数を含む用語は、多様な構成要素についての説明にも使用されるが、該構成要素は、用語によって限定されるものではない。該用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を外れずに、第1構成要素は、第2構成要素とも命名され、類似して、該第2構成要素も、該第1構成要素と命名されうる。「及び/または」という用語は、複数の関連項目の組み合わせ、または複数の関連項目のうちいずれか1つの項目を含む。
【0031】
本明細書で使用された用語は、一実施形態についての説明に使用されたものであり、本発明に対し、制限及び/または限定を行う意図ではない。単数の表現は、文脈上、明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願書において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせが存在ということを指定するものであり、1またはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0032】
明細書全体において、ある部分が他の部分と連結されているとするとき、それは、直接連結されている場合だけではなく、その中間に、他の素子を挟み、電気的に連結されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を含むとするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それらは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0033】
以下の本開示において、キャラクタとは、ゲーム内において、ユーザが制御することができる所定のオブジェクトを意味しうる。
【0034】
以下の本開示において、ゲームサービスのユーザのアカウントとは、少なくとも1つのキャラクタを含むユーザのアカウントを意味しうる。ゲーム内においては、ユーザが複数のキャラクタを生成することができ、該複数のキャラクタが、1つのユーザアカウントに属した形態で存在しうる。ここで、前述の例示に制限されるものでないということは、言うまでもなく、1つのユーザアカウントを介し、ゲームサービスを提供する形態も存在しうる。
【0035】
以下の本開示において、ゲーム提供装置は、ゲームサーバ、ユーザ端末、ゲームサーバ及びユーザ端末を含むゲームシステム、または独立した1つの装置でもある。
【0036】
以下の本開示において、サーバがユーザ端末を制御するという意味は、サーバがユーザ端末との通信を介し、ユーザ端末における出力(画面表示、音響出力、振動出力、ランプ発光のような、該ユーザ端末における全ての出力装置)、及びユーザ端末が、所定の動作を遂行するためのデータを提供することを意味しうる。ここで、該ユーザ端末が、既保存データを利用し、ユーザ端末における出力を制御することもできるが、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0037】
以下の本開示において、ユーザ(または、ユーザのアカウント)と、情報またはデータを送受信するという意味は、ユーザ(または、ユーザのアカウント)と対応するか、あるいは連動されたデバイス(または、ユーザ端末)と情報またはデータを送受信するという意味を含むものでもある。
【0038】
以下の本開示において、ユーザ端末と対応するユーザのアカウントとは、ユーザ端末を介し、サービスにログインまたは接続したユーザのアカウント、及びユーザ端末が情報を保存しているユーザのアカウントを含むものでもある。また、ユーザのアカウントのユーザ端末とは、ユーザのアカウントがログインされるか、ユーザのアカウント情報が保存されるか、あるいはユーザのアカウントが接続したユーザ端末を意味しうる。
【0039】
以下の本開示において、ユーザ、プレーヤ、利用者、ユーザのアカウント、ゲーマは、同一意味としても使用される。本開示においてユーザ端末は、文脈により、ユーザ、プレーヤ、利用者、ユーザのアカウント、ゲーマを示すか、あるいはそこにおいて使用される装置を示しうるということが理解されなければならない。本開示において、ユーザ、プレーヤ、利用者、ユーザのアカウント、ゲーマは、文脈により、そこで操作されるアバターやキャラクタを示すか、あるいはそこで使用される装置を示しうるということが理解されなければならない。
【0040】
以下の本開示において、ブロックチェーンネットワークは、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもある。該ブロックチェーン技術は、分散コンピューティング技術基盤のデータ偽造・変造防止技術を意味しうる。具体的には、該ブロックチェーン技術は、P2P(peer to peer)方式を基盤とし、小規模データがチェーン形態で連結されて形成された「ブロック」という分散データ保存環境に、管理対象になるデータを保存することにより、だれでも任意に(すなわち、権限なく)、保存されたデータを修正することができず、だれでも変更結果を閲覧することができるようにする技術を意味しうる。
【0041】
ブロックには、当該ブロックが発見される以前、ユーザに伝播されていた全てのデータが記録されており、それらは、P2P方式により、全てのユーザに全く同じように伝送される。従って、ユーザは、データを任意に修正したり、抜け落ちさせたりすることができない。該ブロックは、発見された日付と、以前ブロックに対する連結リングとを有しており、そのようなブロックの集合をブロックチェーンと称することができる。すなわち、該ブロックチェーン技術は、数多くの記録を一まとめにする技術である。
【0042】
ブロックは、データを保存する単位として、ボディ(body)とヘッダ(header)とに区分される。該ボディには、取り引き内容が込められ、該ヘッダには、マークルハッシュ(マークルツリー)やノンス(nonce)(暗号化と係わる任意数)のような暗号コードが込められる。例えば、該ブロックは、10分ほどを周期に生成されうる。
【0043】
ブロックは、取り引き記録をき集め、信頼性を検証しながら生成され、生成されたブロックが、以前ブロックに連結されることにより、ブロックチェーンの形態にもなる。他の例を挙げれば、明細書において、ブロックチェーン上で伝播される任意データは、一定量が累積されれば、ブロックデータを形成し、形成されたブロックデータは、ブロックチェーン内のノード(node)によって検証された後、以前のブロックデータにも連結される。
【0044】
ブロックチェーンは、中央集中型サーバに取り引き記録を保管したり管理したりせず、取り引きに参与する一つ一つのサーバが集まり、ネットワークを維持及び管理することができる。その一つ一つのサーバ、すなわち、参与者をノードと言う。本開示においては、ゲーム提供装置、ユーザ端末またはサーバが、ノードのうち一つに該当しうる。
【0045】
中央管理者がいないために、ブロックチェーンネットワークにおいては、ブロックを配布するノードの役割が重要であり、参与するノードのうちの半分以上の同意があれば、新たなブロックが生成される。該ノードは、ブロックチェーンをコンピュータに保存しておいているが、一部ノードがハッキングに遭遇し、既存内容が歪曲されても、多数のノードにデータが残っており、続けてデータを保存することができる。
【0046】
また、本開示において、ブロックチェーンに伝播された任意データは、ブロックチェーン参与ノードに保存され、周期的/非周期的に、各参与ノードのデータを比較し、データの偽造・変造いかんを検証することができる。
【0047】
以下の本開示において、暗号貨幤は、ブロックチェーン技術を利用し、ネットワーク上において、交換手段として機能するように考案されたデジタル貨幤を意味しうる。該暗号貨幤は、ブロックチェーン上の分散型帳簿に保存され、暗号化方法を使用し、取り引きの安全を確保し、さらなる単位の生成を統制し、資産の移転を認証することができる。
【0048】
以下の本開示において、電子財布は、ブロックチェーンネットワークと連繋し、暗号貨幤を保管して送受信して取り引きするためのソフトウェア、記録媒体またはサービスを意味しうる。該電子財布は、固有のアドレスや、暗号貨幤を管理するための暗号キーを含むものでもある。本開示において、該電子財布が所有した暗号貨幤は、文脈により、該電子財布のユーザが所有した暗号貨幤を示しうるということが理解されなければならない。
【0049】
図1は、本開示の多様な実施形態によるサーバ及びユーザ端末を含むゲーム提供システムを図示する。
【0050】
本開示のゲーム提供システム100は、サーバ170と、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160と、を含むものでもある。サーバ170は、ネットワーク網を介し、多様なオンライン活動を提供することができる。サーバ170は、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160に、同時にオンライン活動を提供することができる。
【0051】
本開示の一実施形態によれば、サーバ170とは、単一サーバ、サーバの集合体、クラウドサーバなどを含むものでもあるが、前述の例示に制限されるものではない。サーバ170は、多様なオンライン活動を提供し、該オンライン活動のためのデータを保存するデータベースを含むものでもある。また、サーバ170は、決済イベントを生成及び処理する決済サーバを含むものでもある。前述のようにサーバ170は、ゲーム提供装置900(図9)でもある。
【0052】
本開示の一実施形態によれば、ネットワークとは、全ての通信方式を利用して設立(または、形成)された連結を意味し、端末と端末との間、または端末とサーバとの間のデータを送受信する、全ての通信方式を介して連結された通信網を意味しうる。
【0053】
全ての通信方式というのは、所定の通信規格、所定の周波数帯域、所定のプロトコル、または所定のチャンネルを介する通信のような全ての通信方式を含むものでもある。例えば、ブルートゥース、BLE(Bluetooth low energy)、Wi-Fi(wireless fidelity)、ジグビー(ZigBee)、3G、LTE(Long-Term Evolution)、超音波を介する通信方式などを含むものでもあり、近距離通信、遠距離通信、無線通信及び有線通信をいずれも含むものでもある。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0054】
本開示の一実施形態によれば、近距離通信方式というのは、通信を行うデバイス(端末またはサーバ)が所定の範囲内にあるときにだけ通信が可能な通信方式を意味しうるが、例えば、ブルートゥース、NFC(near field communication)などを含むものでもある。遠距離通信方式というのは、通信を行うデバイスが、距離と関係なく通信が可能な通信方式を意味しうる。例えば、該遠距離通信方式は、アクセスポイント(AP)のような中継器を介して通信を行う2つのデバイスが、所定距離以上であるときにも、通信することができる方式を意味しうるが、SMS(short messaging service)、電話のようなセルラネットワーク(3G、LTE)を利用した通信方式を含むものでもある。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。ネットワーク網を利用し、オンライン活動を提供されるという意味は、全ての通信方式を介し、サーバと端末との通信が行われうるという意味を含むものでもある。
【0055】
明細書全体において、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160というのは、パーソナルコンピュータ(personal computer)110、タブレット(tablet)120、携帯電話(cellular phone)130、ノート型パソコン140、スマートフォン150、TV(television)160だけではなく、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、MP3プレーヤ、デジタルカメラ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機のような多様な電子デバイスを含むものでもあるが、前述の例示に制限されるものではない。前述のように、少なくとも1つのユーザ端末110ないし160は、ゲーム提供装置でもある。
【0056】
本開示の一実施形態によれば、オンライン活動は、オンラインゲーム、ポータルサービス、SNSを含むものでもあるが、前述の例示に制限されるものではない。また、該オンラインゲームは、スポーツ、MMORPG、AOS、FPS、TCG、CCGのような多様なジャンルを含むものでもある。また、該オンラインゲームは、ユーザとユーザとの対決方式のゲームでもあり、ユーザとコンピュータ(例:人工知能)との対決方式でもある。また、該対決方式ではなく、建設方式または飾り付け方式のゲームでもある。ここで、前述の例示に制限されるものではなく、該オンラインゲームの形態には、制限がないということは、言うまでもない。
【0057】
本開示のユーザ端末110ないし160、及びサーバ170は、ブロックチェーンネットワーク260(図2)と通信することができる。該ブロックチェーンネットワーク260は、全面的にハードウェアであるか、あるいは部分的にハードウェアであり、部分的にソフトウェアでもあり、1以上のサーバ、コンピュータまたは端末機などによっても構成される。
【0058】
本開示の多様な実施形態によれば、ゲーム提供システム100は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク260上において、暗号貨幤を取り引きするための電子財布210(図2)を連動させることができる。ゲーム提供システム100は、電子財布210が所有した暗号貨幤情報を獲得することができる。ゲーム提供システム100は、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供することができる。それについては、以下において、さらに詳細に説明する。
【0059】
図2は、本開示の多様な実施形態による、ゲーム提供方法について説明するための図面である。
【0060】
図2を参照すれば、電子財布210は、ブロックチェーンネットワーク260と通信し、ユーザが所有した暗号貨幤を管理することができる。多様な実施形態において、電子財布210は、ユーザ端末にインストールされるクライアント財布、またはサーバ上で実行され、ウェブブラウザを利用してアクセスすることができるウェブ財布のようなソフトウェア財布でもある。他の実施形態において、電子財布210は、他の装置に連結して使用することができる物理的記録媒体であるハードウェア財布でもある。本開示においては、電子財布210がユーザ端末にインストールされて実行される場合を例として挙げて説明するが、本開示の多様な実施形態は、任意形態の電子財布210に適用されうるということが理解されなければならない。また、電子財布210がインストールされるか、あるいは実行されるユーザ端末または電子装置は、本開示のゲーム提供装置、ユーザ端末110またはゲームサーバ170と別途の装置でもあるということが理解されなければならない。
【0061】
一実施形態において、電子財布210は、暗号貨幤取引所または暗号貨幤管理サービスによっても生成される。例えば、ユーザは、該暗号貨幤取引所または該暗号貨幤管理サービスに、ユーザのアカウントを生成することにより、前記暗号貨幤取引所または前記暗号貨幤管理サービスのユーザアカウントに対応する電子財布210を発給されうる。
【0062】
多様な実施形態において、電子財布210は、少なくとも一種類の暗号貨幤を管理することができる。一実施形態において、電子財布210は、複数種類の暗号貨幤を管理することができる。例えば、電子財布210は、第1暗号貨幤220及び第2暗号貨幤230を管理してもいる。互いに異なる暗号貨幤は、それぞれ異なる価値を有し、ブロックチェーンネットワーク260上で取り引きされうる。
【0063】
ゲーム提供装置900(図9)は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク260上において暗号貨幤を取り引きするための電子財布210を連動させることができる。言い換えれば、該ゲーム提供装置は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、電子財布210の情報を登録することができる。
【0064】
多様な実施形態において、ゲームサービスの提供者は、電子財布210を生成した暗号貨幤取引所または暗号貨幤管理サービスの提供者とは異なってもいる。すなわち、該ゲーム提供装置は、ゲームサービスと関連するものではない任意の電子財布210を、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに連動させることができる。多様な実施形態において、電子財布210が管理する暗号貨幤は、ゲームサービス内で使用される仮想貨幤とは、異なってもいる。
【0065】
ゲーム提供装置は、電子財布210が、ゲームサービスのユーザアカウントに連動されれば、電子財布210が所有した暗号貨幤情報240を獲得することができる。多様な実施形態において、該ゲーム提供装置は、電子財布210が所有した暗号貨幤の個数を獲得することができる。
【0066】
多様な実施形態において、ゲーム提供装置は、電子財布210が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、ゲーム内効果を提供する所定暗号貨幤の種類を獲得し、前記所定種類の暗号貨幤個数を獲得することができる。例えば、該ゲーム提供装置は、電子財布210が所有した第1暗号貨幤220の個数を獲得することができる。
【0067】
ゲーム提供装置は、獲得された暗号貨幤情報240に基づき、ユーザに、所定のゲーム内効果250を提供することができる。一実施形態において、所定のゲーム内効果250は、ユーザがゲームを進めるにおいて、有利に作用しうる効果でもある。例えば、ゲーム内効果250は、ユーザキャラクタ能力値を向上させたり、ユーザキャラクタと相対するキャラクタ能力値を低下させたり、ゲーム内において、物品購入時価格に割引を適用したり、ユーザのゲーム内財貨獲得確率を高めたりすることでもある。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0068】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに連動された電子財布210が所有した暗号貨幤の情報240を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに表示しうる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、暗号貨幤の情報240に基づいて提供されるゲーム内効果250を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに表示しうる
【0069】
図3は、本開示の多様な実施形態による、ゲーム提供システム100(図1)のブロック図である。
【0070】
図3を参照すれば、該ゲーム提供システムは、ユーザ端末110、ゲームサーバ170、ゲームデータベース(DB)360及びブロックチェーンネットワーク260を含むものでもある。ユーザ端末110は、ゲームの駆動が可能な電子装置であり、図1のユーザ端末110ないし160に対応しうる。ゲームサーバ170は、ゲームサービスを提供するサーバ装置であり、図1のサーバ170に対応しうる。ユーザ端末110及びゲームサーバ170は、ブロックチェーンネットワーク260と通信することができる。
【0071】
ただし、図3に図示されている構成要素が、いずれもゲーム提供システムの必須構成要素であるものではない。図3に図示されている構成要素より多くの構成要素により、ゲーム提供システムが具現され、図3に図示されている構成要素より少ない構成要素により、ゲーム提供システムが具現されうる。例えば、ユーザ端末110が、本開示の多様な実施形態によるゲームサーバ170及びゲームDB 360の機能を遂行することもできる。
【0072】
多様な実施形態において、ユーザ端末110は、ゲームクライアント310、電子財布クライアント320を含むものでもある。ただし、図3においては、1つのユーザ端末110が、ゲームクライアント310と電子財布クライアント320とをいずれも含む例示が図示されているが、ゲームクライアント310と電子財布クライアント320は、それぞれ互いに異なるユーザ端末に含まれてもいる。
【0073】
ゲームクライアント310は、ゲームサーバ170のゲームインターフェース330と通信し、ユーザ端末に、ゲームサービスを提供することができる。一実施形態において、ゲームクライアント310は、ゲームコンテンツを遂行するユーザの入力を受信し、ゲームサーバ170に伝達することができる。一実施形態において、ゲームクライアント310は、ゲームサーバ170で処理されたユーザ入力の結果を受信し、ゲーム画面を介して結果を表示しうる。
【0074】
一実施形態において、ゲームクライアント310は、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有した暗号貨幤の情報を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに表示しうる。一実施形態において、ゲームクライアント310は、前記暗号貨幤の情報に基づいて提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに表示しうる。
【0075】
電子財布クライアント320は、ブロックチェーンネットワーク260と通信し、ユーザが所有した暗号貨幤を管理することができる。一実施形態において、電子財布クライアント320は、ブロックチェーンネットワーク260と通信し、ユーザが所有した暗号貨幤の情報を保存し、アップデートすることができる。一実施形態において、電子財布クライアント320は、スマートコントラクトを行うことにより、該暗号貨幤の売買または振込を行うことができる。
【0076】
多様な実施形態において、電子財布クライアント320は、ユーザのアカウント情報、及びユーザが所有した暗号貨幤の情報を表示する電子財布インターフェースを表示しうる。一実施形態において、該電子財布インターフェースは、電子財布のアドレス、及び所有した暗号貨幤の種類、個数、交換レート及び換算価値を表示しうる。一実施形態において、該電子財布インターフェースは、暗号貨幤を売買または振込するためのインターフェースを含むものでもある。
【0077】
多様な実施形態において、ゲームサーバ170は、ゲームインターフェース330、電子財布連動部340及び暗号貨幤効果提供部350を含むものでもある。
【0078】
ゲームインターフェース330は、ユーザ端末110のゲームクライアント310と通信し、ユーザにゲームサービスを提供することができる。一実施形態において、ゲームインターフェース330は、ゲームDB 360から、暗号貨幤情報に基づいて提供されるゲーム内効果に係わる情報を含むユーザのアカウント情報を獲得し、獲得したユーザのアカウント情報に基づき、ユーザにゲームサービスを提供することができる。
【0079】
電子財布連動部340は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク260上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させることができる。一実施形態において、電子財布連動部340は、ユーザ端末110から、ユーザのアカウントに連動する電子財布情報を獲得し、ゲームDB 360に、前記獲得した電子財布情報を保存することができる。一実施形態において、保存される電子財布情報は、ゲームDB 360に保存されたユーザのアカウント情報に連動されても保存される。
【0080】
多様な実施形態において、電子財布連動部340は、電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得することができる。多様な実施形態において、電子財布連動部340は、前記獲得した電子財布情報の有効性を検証することができる。多様な実施形態において、電子財布連動部340は、前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録することができる。
【0081】
一実施形態において、電子財布連動部340は、ユーザ端末110から、電子財布をユーザのアカウントに連動させるためのユーザ要請を受信することに基づき、ユーザのアカウントに電子財布を連動させることができる。
【0082】
電子財布連動部340は、ゲームサービスのユーザアカウントに連動された電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得することができる。一実施形態において、電子財布連動部340は、ユーザゲームDB 360に保存された電子財布情報に基づき、ブロックチェーンネットワーク260を構成するブロック(ノード)に、電子財布が所有した暗号貨幤情報を要請することができる。一実施形態において、電子財布連動部340は、獲得した暗号貨幤情報を、ゲームDB 360に保存することができる。
【0083】
多様な実施形態において、電子財布連動部340は、電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得することができる。多様な実施形態において、電子財布連動部340は、電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得することができる。
【0084】
暗号貨幤効果提供部350は、電子財布連動部340で獲得した暗号貨幤情報に基づき、ユーザに、所定のゲーム内効果を提供することができる。一実施形態において、暗号貨幤効果提供部350は、ユーザに提供されるゲーム内効果に係わる情報を、ゲームDB 360に保存することができる。
【0085】
一実施形態において、暗号貨幤効果提供部350は、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有している暗号貨幤の個数が多いほど、さらに良好なゲーム内効果を提供することができる。例えば、暗号貨幤効果提供部350は、暗号貨幤の個数に比例し、所定のゲーム内効果を提供することができる。
【0086】
ゲームDB 360は、ゲームサーバ170がゲームを提供するためのデータを保存し、管理することができる。図3においては、ゲームDB 360が、ゲームサーバ170と互いに区分されるように図示されているが、他の実施形態によれば、ゲームDB 360は、ゲームサーバ170にも含まれる。
【0087】
ゲームDB 360は、ユーザがゲーム内で活動した記録を保存することができる。例えば、ゲームDB 360には、ユーザがゲームにログインした記録、ユーザがゲームにログアウトした記録、ユーザの情報を変更した記録、ユーザキャラクタがゲーム内で遂行した行動に係わる記録などに係わる情報またはデータが含まれるものでもある。
【0088】
多様な実施形態において、ゲームDB 360は、ユーザのアカウント情報と関連し、電子財布情報を保存することができる。一実施形態において、該電子財布情報は、電子財布の識別情報及び認証情報のうち少なくとも一つを含むものでもある。多様な実施形態において、ゲームDB 360は、電子財布が所有した暗号貨幤情報を保存することができる。多様な実施形態において、ゲームDB 360は、暗号貨幤情報に基づき、ユーザのアカウントに提供されるゲーム内効果に係わる情報を保存することができる。
【0089】
ユーザ端末110及びゲームサーバ170は、ブロックチェーンネットワーク260と通信することができる。ブロックチェーンネットワーク260は、ブロックチェーン技術を利用するネットワークでもある。ブロックチェーンネットワーク260は、全面的にハードウェアであるか、あるいは部分的にハードウェアであり、部分的にソフトウェアでもあり、1以上のサーバ、コンピュータまたは端末機などによっても構成される。
【0090】
図4は、本開示の多様な実施形態による、ゲーム提供方法のフローチャートである。
図4に図示されている動作は、図1に図示されたユーザ端末110ないし160、及びサーバ170、図3に図示されたユーザ端末110及びサーバ170、図9に図示されているゲーム提供装置900、またはゲーム提供装置900のプロセッサ910、図10に図示されているサーバ1000、またはサーバ1000のプロセッサ1010、あるいは図11に図示されているユーザ端末1100、またはユーザ端末1100のプロセッサ1110によって遂行されうる。
【0091】
図4を参照すれば、段階S410において、ゲーム提供装置は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上において、暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させることができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに連動する電子財布情報を獲得し、前記獲得した電子財布情報を保存することができる。
【0092】
多様な実施形態において、ゲーム提供装置は、電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得することができる。多様な実施形態において、該ゲーム提供装置は、前記獲得した電子財布情報の有効性を検証することができる。多様な実施形態において、該ゲーム提供装置は、前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザのアカウントに登録することができる。それについては、図5において、さらに詳細に説明する。
【0093】
多様な実施形態において、ゲーム提供装置は、電子財布をユーザのアカウントに連動させるためのユーザ要請を受信するに基づき、ユーザのアカウントに該電子財布を連動させることができる。
【0094】
段階S420において、ゲーム提供装置は、電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに連動された電子財布情報に基づき、ブロックチェーンネットワークを構成するブロック(ノード)において、該電子財布が所有した暗号貨幤情報を探索することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、獲得した暗号貨幤情報を保存することができる。
【0095】
多様な実施形態において、ゲーム提供装置は、電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得することができる。多様な実施形態において、該ゲーム提供装置は、電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得することができる。
【0096】
段階S430において、ゲーム提供装置は、獲得された暗号貨幤情報に基づき、ユーザに、所定のゲーム内効果を提供することができる。
【0097】
一実施形態において、所定のゲーム内効果は、ユーザがゲームを進めるにあたり、有利に作用することができる効果でもある。例えば、該ゲーム内効果は、ユーザキャラクタ能力値を向上させたり、ユーザキャラクタと敵対するキャラクタ能力値を低下させたり、ゲーム内において、物品購入時価格に割引を適用したり、ユーザのゲーム内財貨獲得確率を高めたりすることでもある。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0098】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有している暗号貨幤の個数が多いほど、さらに良好なゲーム内効果を提供することができる。例えば、所定のゲーム内効果は、暗号貨幤の個数に比例しても提供される。すなわち、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有している暗号貨幤1個当たり提供されるゲーム内効果は、固定された値でもある。
【0099】
図5は、本開示の多様な実施形態による、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに電子財布を連動させる方法のフローチャートである。
【0100】
図5に図示されている動作は、図1に図示されたユーザ端末110ないし160、及びサーバ170、図3に図示されたユーザ端末110及びサーバ170、図9に図示されているゲーム提供装置900、またはゲーム提供装置900のプロセッサ910、図10に図示されているサーバ1000、またはサーバ1000のプロセッサ1010、あるいは図11に図示されているユーザ端末1100、またはユーザ端末1100のプロセッサ1110によって遂行されうる。図5の動作S510ないしS540は、図4の動作S410に相応しうる。
【0101】
段階S510において、ゲーム提供装置は、電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得することができる。一実施形態において、該電子財布の識別情報は、該電子財布を区分するための固有情報でもある。例えば、該電子財布の識別情報は、該電子財布のアドレスでもあり、あるいは該アドレスに対応するID、コードまたは公開キー(public key)などでもある。一実施形態において、該電子財布の認証情報は、該電子財布の取り引き権限を獲得するのに必要な情報でもある。例えば、該電子財布の認証情報は、電子財布のパスワード、認証書または個人キー(private key)などでもある。
【0102】
多様な実施形態において、ゲーム提供装置は、ユーザの入力に基づき、電子財布情報を獲得することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、電子財布をユーザのアカウントに連動させるためのユーザの要請を受信するに基づき、該電子財布情報を入力されるためのユーザインターフェースを提供することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、該ユーザインターフェースを介し、該電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含むユーザ入力を獲得することができる。
【0103】
段階S520において、ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報の有効性を検証することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、前記獲得した電子財布情報を利用し、ブロックチェーンネットワークを構成するブロック(ノード)において、該電子財布情報を探索することができる。該ブロックチェーンネットワーク上に、当該電子財布が存在しないか、あるいは該電子財布情報を獲得するのに失敗した場合、該ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報が有効ではないと判断することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、前記獲得した電子財布情報が、他のユーザアカウントに登録されているか否かということを識別することができる。すでに登録されている電子財布と識別される場合、該ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報が有効ではないと判断することができる。
【0104】
多様な実施形態において、電子財布の所有者と、ゲームサービスのユーザとが同一であるか否かということを検証するために、ゲーム提供装置は、別途の認証手続きを要求しうる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、該電子財布の所有者に連動するゲームサービスのユーザアカウントの認証を要求することができる。他の実施形態において、該ゲーム提供装置は、該ゲームサービスのユーザに、該電子財布の所有者権限を認証することを要求することができる。認証に失敗した場合、該ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報が有効ではないと判断することができる。ブロックチェーン技術を利用した電子財布のアドレスと取り引き情報は、全ての人々に公開されるために、別途の認証手続きを経ることにより、他人の電子財布を盗用するアビュージングを防ぐことができる。
【0105】
段階S530において、ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報が有効であるか否かということを判断することができる。前記獲得した電子財布情報が有効である場合、該ゲーム提供装置は、段階S540を実行することができる。前記獲得した電子財布情報が有効ではない場合、ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに電子財布を連動させる手続きを終了しうる。
【0106】
段階S540において、ゲーム提供装置は、獲得した電子財布情報をユーザのアカウントに登録することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、ゲームDBのユーザアカウント情報と連動し、獲得した電子財布情報を保存することができる。保存される電子財布情報は、電子財布の識別情報及び認証情報のうち少なくとも一つを含むものでもある。
【0107】
図6は、本開示の一実施形態による、暗号貨幤に基づき、ゲーム内効果を提供する方法について説明するための図面である。
【0108】
図6を参照すれば、段階S610において、ゲーム提供装置は、電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、ゲーム内効果を提供する所定暗号貨幤の種類を獲得し、前記所定種類の暗号貨幤個数を獲得することができる。例えば、第1暗号貨幤220がゲーム内効果を提供する暗号貨幤に設定された場合、該ゲーム提供装置は、該電子財布が所有した第1暗号貨幤220の個数を獲得することができる。
【0109】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、獲得した第1暗号貨幤220の個数を保存することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、獲得した第1暗号貨幤220の個数を、ゲーム内において、暗号貨幤情報240として表示しうる。
【0110】
段階S620において、ゲーム提供装置は、暗号貨幤の個数に比例し、ゲーム内効果250を提供することができる。一実施形態において、暗号貨幤1個当たり提供されるゲーム内効果は、事前に設定されたものでもある。
【0111】
例えば、ゲーム提供装置は、ユーザアカウントに連動された電子財布が所有した第1暗号貨幤1個当たり、ユーザキャラクタの所定の能力値を、固定された値(例:0.1)ほど向上させる効果を提供することができる。例えば、該ゲーム提供装置は、ユーザアカウントに連動された電子財布が所有した第1暗号貨幤1個当たり、ユーザキャラクタと相対するキャラクタの所定の能力値を、固定された値ほど低下させる効果を提供することができる。例えば、該ゲーム提供装置は、ユーザアカウントに連動された電子財布が所有した第1暗号貨幤1個当たり、ゲーム内において、物品購入時価格を、固定された比率ほど割引する効果を提供することができる。例えば、該ゲーム提供装置は、ユーザアカウントに連動された電子財布が所有した第1暗号貨幤1個当たり、ユーザのゲーム内財貨獲得確率を、固定された値ほど向上させる効果を提供することができる。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0112】
一実施形態において、暗号貨幤の個数が、所定の臨界値を超える場合、ゲーム提供装置は、前記暗号貨幤の個数と係わりなく、固定されたゲーム内効果250を提供することができる。例えば、該ゲーム内効果を提供する暗号貨幤の臨界値が1,000個に設定された場合、電子財布が所有した暗号貨幤の個数が1,000個を超えれば、該ゲーム提供装置は、暗号貨幤1,000個に該当するゲーム内効果のみを提供することができる。前記臨界値は、ゲームサービスのバランスを害さない値に事前に設定されうる。
【0113】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、暗号貨幤情報240に基づいて提供されるゲーム内効果250を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに表示しうる。
【0114】
図7は、本開示の一実施形態による、暗号貨幤に基づき、ゲーム内効果を提供する方法について説明するための図面である。
【0115】
図7を参照すれば、段階S710において、ゲーム提供装置は、電子財布が所有した第1暗号貨幤220の個数を獲得することができる。例えば、第1暗号貨幤220がゲーム内効果を提供する暗号貨幤に設定された場合、該ゲーム提供装置は、電子財布が所有した第1暗号貨幤220の個数を獲得することができる。
【0116】
段階S720において、ゲーム提供装置は、電子財布が所有した第2暗号貨幤230の個数を、第1暗号貨幤220との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤220の個数に換算して獲得することができる。例えば、第2暗号貨幤230も、第1暗号貨幤220と共に、ゲーム内効果を提供する暗号貨幤にも設定され、ただし、第2暗号貨幤230と第1暗号貨幤220との価値差により、暗号貨幤1個当たり提供される効果は、互いに異なってもいる。その場合、ゲーム提供装置は、該電子財布が所有した第2暗号貨幤230の個数を、第1暗号貨幤220との交換レートに基づき、前記第1暗号貨幤220の個数に換算して獲得することができる。
【0117】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、第1暗号貨幤220に換算された暗号貨幤の個数を保存することができる。一実施形態において、該ゲーム提供装置は、第1暗号貨幤220に換算された暗号貨幤の個数を、ゲーム内において、暗号貨幤情報240として表示しうる。
【0118】
段階S730において、ゲーム提供装置は、換算された暗号貨幤の個数に比例し、ゲーム内効果250を提供することができる。段階S730は、図6の段階S720に相応しうるので、重複説明は、省略する。
【0119】
図8は、本開示の多様な実施形態による、ゲーム内効果を示すインターフェースについて説明するための図面である。
【0120】
図8を参照すれば、ユーザ端末においてディスプレイされるキャラクタ情報インターフェース800の一例示が図示される。図8は、暗号貨幤情報に基づき、ユーザのキャラクタ能力値が向上されるゲーム内効果が提供される場合、該ゲーム内効果を示すインターフェースの一例示であるが、該ゲーム内効果を示すインターフェースの形態は、本例示に限定されるものではない。
【0121】
本開示の多様な実施形態によれば、キャラクタ情報インターフェース800は、キャラクタ能力値情報インターフェース810、暗号貨幤効果インターフェース820、暗号貨幤情報インターフェース830、及び更新インターフェース840を含むものでもある。ここで、キャラクタ情報インターフェース800は、図8の例示に制限されるものではなく、図8に図示されている構成よりも多くの構成が、キャラクタ情報インターフェース800に含まれたり、図8に図示されている構成より少ない構成が、キャラクタ情報インターフェース800に含まれたりするものでもあるということは、言うまでもない。例えば、暗号貨幤情報インターフェース830は、キャラクタ情報インターフェース800ではない、他のユーザインターフェースに含まれるか、あるいは独立したユーザインターフェースとしても表示される。例えば、更新インターフェース840は、省略されうる。
【0122】
本開示の多様な実施形態によれば、キャラクタ能力値情報インターフェース810は、ユーザキャラクタ能力値を表示するインターフェースでもある。キャラクタ能力値情報インターフェース810は、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有した暗号貨幤の情報に基づいて提供されるゲーム内効果を表示する暗号貨幤効果インターフェース820を含むものでもある。
【0123】
一実施形態において、暗号貨幤効果インターフェース820は、暗号貨幤情報に基づいて提供されるゲーム内効果全体を表示しうる。例えば、暗号貨幤効果インターフェース820は、該暗号貨幤情報に基づいて向上されるキャラクタ能力値を表示しうる。一実施形態において、暗号貨幤効果インターフェース820は、暗号貨幤1個当たり提供されるゲーム内効果を表示しうる。例えば、暗号貨幤効果インターフェース820は、暗号貨幤1個当たり向上されるキャラクタ能力値を表示しうる。
【0124】
一実施形態において、暗号貨幤効果インターフェース820は、暗号貨幤情報に基づいて提供されるゲーム内効果に係わるさらに詳細な情報を表示する機能を提供することができる。例えば、暗号貨幤効果インターフェース820は、暗号貨幤情報に基づき、キャラクタ能力値が向上されることを、アイコンまたはインジケータを介して表示しうる。前記アイコンまたは前記インジケータをクリックまたはホバリング(hovering)するユーザ入力に基づき、暗号貨幤情報に基づいて向上されるキャラクタ能力値を表示する別途のインターフェースがディスプレイされうる。
【0125】
本開示の多様な実施形態によれば、暗号貨幤情報インターフェース830は、ユーザのアカウントに連動された電子財布が所有した暗号貨幤の情報を表示しうる。一実施形態において、暗号貨幤情報インターフェース830は、該電子財布が所有した暗号貨幤の種類及び個数を表示しうる。
【0126】
一実施形態において、暗号貨幤情報インターフェース830は、電子財布が所有した暗号貨幤のうち、所定種類の暗号貨幤情報のみを表示しうる。例えば、所定種類の暗号貨幤だけがゲーム内効果を提供する場合、暗号貨幤情報インターフェース830は、ゲーム内効果を提供する暗号貨幤の情報のみを表示しうる。
【0127】
一実施形態において、暗号貨幤情報インターフェース830は、電子財布が所有した暗号貨幤を、所定種類の暗号貨幤に換算した情報を表示しうる。例えば、第2暗号貨幤は、第1暗号貨幤に換算された量ほどゲーム内効果を提供する場合、暗号貨幤情報インターフェース830は、該電子財布が所有した第2暗号貨幤を第1暗号貨幤に換算した情報を表示しうる。
【0128】
本開示の多様な実施形態によれば、更新インターフェース840は、暗号貨幤効果インターフェース820及び暗号貨幤情報インターフェース830を更新する機能を提供するインターフェースでもある。一実施形態において、更新インターフェース840を介し、ユーザ入力を獲得するところに反応し、ゲーム提供装置は、ユーザのアカウントに連動された電子財布情報に基づき、ブロックチェーンネットワークから、電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、獲得した暗号貨幤情報に基づき、暗号貨幤効果インターフェース820及び暗号貨幤情報インターフェース830を更新することができる。
【0129】
一実施形態において、ゲーム提供装置は、更新インターフェース840を提供せず、周期的または条件的に暗号貨幤情報を獲得し、ゲーム内効果を更新することができる。
【0130】
図9は、本開示の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部的な構成について説明するための図面である。
【0131】
図9に図示されているように、一部実施形態によるゲーム提供装置900は、少なくとも1つのプロセッサ910、通信部930及びメモリ950を含むものでもある。しかしながら図9に図示されている構成要素が、いずれもゲーム提供装置900の必須構成要素であるものではない。図9に図示されている構成要素よりも多くの構成要素により、ゲーム提供装置900が具現されもし、図9に図示されている構成要素より少ない構成要素により、ゲーム提供装置900が具現されもする。ゲーム提供装置900は、ユーザ端末でもあり、サーバでもあり、ゲームネットワークシステムでもあり、あるいは別途の装置でもある。
【0132】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ910は、一般的に、ゲーム提供装置900の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ910は、メモリ950に保存されたプログラムを実行することにより、通信部930及びメモリ950を全般的に制御することができる。プロセッサ910は、通信部930及びメモリ950を制御することにより、本明細書におけるゲーム提供装置900の動作を制御することができる。
【0133】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ910は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上で暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0134】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記電子財布の識別情報、及び前記電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含む電子財布情報を獲得し、前記獲得した電子財布情報の有効性を検証し、前記獲得した電子財布情報が有効である場合、前記獲得した電子財布情報を、前記ユーザアカウントに登録するようにも設定される。
【0135】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記電子財布が所有した暗号貨幤の個数を獲得するようにも設定される。
【0136】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記電子財布が所有した所定種類の暗号貨幤個数を獲得するようにも設定される。
【0137】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記電子財布が所有した第1暗号貨幤の個数を、第2暗号貨幤との交換レートに基づき、前記第2暗号貨幤の個数に換算して獲得するようにも設定される。
【0138】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記暗号貨幤の個数に比例し、前記所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0139】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記暗号貨幤の個数が所定の臨界値を超える場合、前記暗号貨幤の個数と係わりのない最大値でもって、前記所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0140】
一実施形態によれば、プロセッサ910は、前記獲得された暗号貨幤の情報、及び前記提供されるゲーム内効果を、ゲーム画面内で表示されるインターフェースに提供するようにもさらに設定される。
【0141】
本開示の一実施形態によれば、通信部930は、プロセッサ910の制御により、外部装置と通信を行うことができる。例えば、通信部930は、プロセッサ910の制御により、決済サーバ、認証サーバのような外部装置と通信を行うことができる。また、通信部930は、外部インターフェースとの通信を介し、ユーザ情報またはユーザ入力を獲得することもできる。
【0142】
メモリ950は、プロセッサ910の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、ゲーム提供装置900に入力されるか、あるいはゲーム提供装置900から出力されるデータを保存することもできる。本開示の一実施形態によればメモリ950は、ユーザアカウントに係わる情報を保存することができる。
【0143】
本開示の一実施形態によれば、メモリ950は、ユーザのアカウントに連動された電子財布情報を保存することができる。一実施形態において、該電子財布情報は、電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含むものでもある。
【0144】
本開示の一実施形態によれば、メモリ950は、電子財布が所有した暗号貨幤の情報を保存することができる。本開示の一実施形態によれば、メモリ950は、ユーザに提供されるゲーム内効果に係わる情報を保存することができる。
【0145】
本開示の一実施形態によれば、メモリ950に保存されたプログラムを利用し、プロセッサ910は、ゲームサービスを提供する方法を実行することができる。
【0146】
本開示の一実施形態によれば、メモリ950は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multi media card micro type)、カードタイプのメモリ(例:SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。また、本開示の一実施形態によれば、メモリ950に保存されたプログラムは、その機能により、複数個のモジュールにも分類される。
【0147】
本開示の一実施形態によれば、ゲームサービスを提供する方法は、ゲーム提供装置900で遂行されたり、サーバまたはユーザ端末において遂行されたりするか、あるいはゲーム提供装置900が含む少なくとも1つの構成は、先に図1ないし図8で説明された実施形態を遂行しうる。
【0148】
また、ゲームサービスを提供する方法は、サーバとユーザ端末とが個別的または共に遂行することもできる。該サーバ及び該ユーザ端末の構成は、以下の図10及び図11でさらに詳細に説明する。
【0149】
図10は、本開示の多様な実施形態によるゲーム提供装置の細部構成について説明するための図面である。
【0150】
図10に図示されているように一部実施形態によるサーバ1000は、少なくとも1つのプロセッサ1010、通信部1030及びメモリ1050を含むものでもある。しかしながら、図10に図示されている構成要素が、いずれもサーバ1000の必須構成要素であるものではない。図10に図示されている構成要素よりも多くの構成要素により、サーバ1000が具現されもし、図10に図示されている構成要素より少ない構成要素により、サーバ1000が具現されもする。
【0151】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1010は、一般的に、サーバ1000の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1010は、メモリ1050に保存されたプログラムを実行することにより、通信部1030及びメモリ1050などを全般的に制御することができる。プロセッサ1010は、通信部1030及びメモリ1050などを制御することにより、本明細書におけるサーバ1000の動作を制御することができる。
【0152】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1010は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上において暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0153】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1010の動作は、図9で説明されたゲーム提供装置900のプロセッサ910の動作と対応しうるので、詳細な説明は、省略する。
【0154】
通信部1030は、プロセッサ1010の制御により、ユーザ端末1100に質疑を提供し、該質疑に対する応答情報を受信することができる。また、本開示の一実施形態によれば、通信部1030は、ユーザ端末1100とデータを送受信することができ、ユーザ端末1100と送受信するデータには、ユーザ端末1100、またはユーザ端末1100内に含まれたプログラムを制御する制御データを含むものでもある。
【0155】
メモリ1050は、プロセッサ1010の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、サーバ1000に入力されるか、あるいはサーバ1000から出力されるデータを保存することもできる。本開示の一実施形態によれば、メモリ1050は、ユーザアカウントに係わる情報を保存することができる。
【0156】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1050は、ユーザのアカウントに連動された電子財布情報を保存することができる。一実施形態において、該電子財布情報は、電子財布の識別情報、及び該電子財布の認証情報のうち少なくとも一つを含むものでもある。
【0157】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1050は、電子財布が所有した暗号貨幤の情報を保存することができる。本開示の一実施形態によれば、メモリ1050は、ユーザに提供されるゲーム内効果に係わる情報を保存することができる。
【0158】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1050に保存されたプログラムを利用し、プロセッサ1010は、ゲームサービスを提供する方法を実行することができる。
【0159】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1050は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例:SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。また、本開示の一実施形態によれば、メモリ1050に保存されたプログラムは、その機能により、複数個のモジュールにも分類される。
【0160】
また、本開示の一実施形態によれば、ゲームサービスを提供する方法は、サーバ1000とユーザ端末1100とに分けても遂行され、サーバ1000とユーザ端末1100とが個別的に遂行することもでき、ゲーム提供装置900においても遂行される。
【0161】
図11は、本開示の多様な実施形態によるユーザ端末の細部的な構成について説明するための図面である。
【0162】
図11に図示されているように一部実施形態によるユーザ端末1100は、少なくとも1つのプロセッサ1110、通信部1130、メモリ1150及びユーザインターフェース1170を含むものでもある。しかしながら、図11に図示されている構成要素が、いずれもユーザ端末1100の必須構成要素であるものではない。図11に図示されている構成要素よりも多くの構成要素により、ユーザ端末1100が具現されもし、図11に図示されている構成要素より少ない構成要素により、ユーザ端末1100が具現されもする。
【0163】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1110は、一般的に、ユーザ端末1100の全般的な動作を制御する。例えば、プロセッサ1110は、メモリ1150に保存されたプログラムを実行することにより、通信部1130、メモリ1150及びユーザインターフェース1170などを全般的に制御することができる。プロセッサ1110は、通信部1130、メモリ1150及びユーザインターフェース1170などを制御することにより、本明細書におけるユーザ端末1100の動作を制御することができる。
【0164】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1110は、ゲームサービスを利用するユーザのアカウントに、ブロックチェーンネットワーク上において暗号貨幤を取り引きするための電子財布を連動させ、前記電子財布が所有した暗号貨幤情報を獲得し、前記獲得された暗号貨幤情報に基づき、前記ユーザに、所定のゲーム内効果を提供するようにも設定される。
【0165】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ1110の動作は、図9で説明されたゲーム提供装置900のプロセッサ910の動作と対応しうるので、詳細な説明は、省略する。
【0166】
通信部1130は、プロセッサ1110の制御により、サーバ1000に質疑を提供し、該質疑に対する応答情報を受信することができる。また、本開示の一実施形態によれば、通信部1130は、サーバ1000とデータを送受信することができ、サーバ1000と送受信するデータには、ユーザ端末1100内またはユーザ端末1100内に含まれたプログラムを制御する制御データを含むものでもある。
【0167】
本開示の一実施形態によれば、通信部1130は、ブルートゥース通信部、BLE(Bluetooth low energy)通信部、近距離磁場通信部(near field communication)、WLAN(Wi-Fi)通信部、ジグビー通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi-Fi direct)通信部、UWB(ultra wide band)通信部、Ant+通信部などを含むものでもあるが、それらに限定されるものではない。
【0168】
また、本開示の一実施形態によれば、通信部1130は、移動通信網上において、基地局、外部の端末、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信する。ここで、該無線信号は、音声コール信号、画像通話コール信号、または文字/マルチメディアメッセージ送受信による多様な形態のデータを含むものでもある。
【0169】
メモリ1150は、プロセッサ1110の処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、ユーザ端末1100に入力されるか、あるいはユーザ端末1100から出力されるデータを保存することもできる。本開示の一実施形態によれば、メモリ1150は、ユーザアカウントに係わる情報を保存することができる。
【0170】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1150に保存されたプログラムを利用し、プロセッサ1110は、ゲームサービスを提供する方法を実行することができる。
【0171】
本開示の一実施形態によれば、メモリ1150は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例:SDメモリまたはXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。また、本開示の一実施形態によれば、メモリ1150に保存されたプログラムは、その機能により、複数個のモジュールにも分類される。
【0172】
本開示の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1170は、多様なインターフェースを含むものでもある。例えば、ユーザインターフェース1170は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、音声入力インターフェース、指紋入力インターフェース、タッチ入力インターフェース(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、カメラ、ジョグホイール、ジョグスイッチなど多様なインターフェースを含むものでもあるが、加速度センサ、位置センサ、温度センサ、光センサのような多様なセンサをユーザインターフェースと連動させることもできる。ここで、前述の例示に制限されるものではないということは、言うまでもない。
【0173】
また、本開示の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1170は、出力部(図示せず)をさらに含むものでもある。該出力部は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D display)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)のうち少なくとも一つを含むものでもある。ディスプレイとタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、該ディスプレイは、出力装置以外に、入力装置としても使用される。また、出力部(図示せず)は、LEDランプ、振動モータ、スピーカ、フラッシュなどを含むものでもあるが、前述の例示に制限されるものではない。
【0174】
また、本開示の一実施形態によれば、ユーザインターフェース1170は、ゲーム情報に係わるお知らせを、イメージ、動画、音、振動、ランプなどによって出力することができる。
【0175】
以上で説明された装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、並びに/またはハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合わせによっても具現される。例えば、本実施形態で説明された装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる他のいかなる装置のようにも、1以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用しても具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)、及びオペレーティングシステム上で遂行される1以上のソフトウェアアプリケーションを遂行することができる。また、該処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスしたり、データを保存・操作・処理及び生成することもできる。理解の便宜のために、該処理装置は、一つが使用されるように説明されてもいるが、当該技術分野において当業者であるならば、該処理装置が、複数個の処理要素(processing element)、及び/または複数類型の処理要素を含むものでもあるということを知ることができるであろう。例えば、該処理装置は、複数個のプロセッサ、または1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含むものでもある。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、異なる処理構成(processing configuration)も可能である。
【0176】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令、またはそれらのうち1以上の組み合わせを含むものでもあるが、所望通り動作するように、処理装置を構成するか、あるいは独立的または結合的に(collectively)処理装置に命令を与えることができる。該ソフトウェア及び/またはデータは、該処理装置によって解釈されるか、あるいは該処理装置に命令またはデータを提供するために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体またはその装置、あるいは伝送される信号波(signal wave)に、永久、または一時的に具体化(embody)されうる。該ソフトウェアは、ネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法によって保存されるか、あるいは実行されうる。該ソフトウェア及び該データは、1以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存されうる。
【0177】
本実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介しても遂行されるプログラム命令形態に具現され、コンピュータで読み取り可能な媒体にも記録される。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを、単独または組み合わせて含むものでもある。該媒体に記録されるプログラム命令は、本実施形態のために特別に設計されて構成されたものでもあり、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものでもある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、プロッピィディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media);CD-ROM(compact disc read-only memory)、DVD(digital versatile disc)のような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical media);及びROM、RAM、フラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。該プログラム命令の例には、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用し、コンピュータによって実行されうる高級言語コードを含む。前述のハードウェア装置は、本実施形態の動作を遂行するために、1以上のソフトウェアモジュールとして作動するようにも構成され、その逆もまた同一である。
【0178】
以上のように、本実施形態は、たとえ限定された実施形態と図面とによって説明されたとしても、当該技術分野において当業者であるならば、前述記載から、多様な修正及び変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法と異なる順序で遂行され、かつ/あるいは説明されたシステム、構造、装置、回路のような構成要素が、説明された方法と異なる形態でもって、結合されたり組み合わされたりするか、あるいは他の構成要素または均等物によって代置されるか、あるいは置換されても、適切な結果が達成されうる。
【0179】
従って、他の具現、他の実施形態、及び特許請求範囲と均等なものも、特許請求の範囲の範囲に属するのである。
【産業上の利用可能性】
【0180】
本発明の、ゲームサービスを提供する方法及びその装置は、例えば、ゲームサービス関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【符号の説明】
【0181】
100 ゲーム提供システム
110,1100 ユーザ端末
170 ゲームサーバ
260 ブロックチェーンネットワーク
310 ゲームクライアント
320 電子財布クライアント
330 ゲームインターフェース
340 電子財布連動部
350 暗号貨幣効果提供部
360 ゲームDB
800 キャラクタ情報インターフェース
900 ゲーム提供装置
910,1010,1110 プロセッサ
930,1030,1130 通信部
950,1050,1150 メモリ
1000 サーバ
1170 ユーザインターフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11