(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-10
(45)【発行日】2024-10-21
(54)【発明の名称】殺菌、抗菌及び保存剤組成物
(51)【国際特許分類】
A01N 33/08 20060101AFI20241011BHJP
A01N 31/04 20060101ALI20241011BHJP
A01N 35/02 20060101ALI20241011BHJP
A01N 35/04 20060101ALI20241011BHJP
A01N 37/02 20060101ALI20241011BHJP
A01N 37/10 20060101ALI20241011BHJP
A01N 37/36 20060101ALI20241011BHJP
A01N 37/42 20060101ALI20241011BHJP
A01N 37/44 20060101ALI20241011BHJP
A01N 43/18 20060101ALI20241011BHJP
A01N 43/50 20060101ALI20241011BHJP
A01N 47/44 20060101ALI20241011BHJP
A01P 3/00 20060101ALI20241011BHJP
A61K 8/41 20060101ALI20241011BHJP
A61L 9/01 20060101ALI20241011BHJP
A61Q 1/00 20060101ALI20241011BHJP
C11D 3/20 20060101ALI20241011BHJP
C11D 3/30 20060101ALI20241011BHJP
C11D 3/48 20060101ALI20241011BHJP
C11D 17/08 20060101ALI20241011BHJP
【FI】
A01N33/08
A01N31/04
A01N35/02
A01N35/04
A01N37/02
A01N37/10
A01N37/36
A01N37/42
A01N37/44
A01N43/18 B
A01N43/50 Q
A01N47/44
A01P3/00
A61K8/41
A61L9/01 J
A61L9/01 K
A61L9/01 Q
A61Q1/00
C11D3/20
C11D3/30
C11D3/48
C11D17/08
(21)【出願番号】P 2022573552
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 KR2022009221
(87)【国際公開番号】W WO2023277520
(87)【国際公開日】2023-01-05
【審査請求日】2022-11-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0084966
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0084967
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0084968
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0077425
(32)【優先日】2022-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522357389
【氏名又は名称】ビージェイバイオケム カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,グ イン
(72)【発明者】
【氏名】リュ,ジェ チュン
(72)【発明者】
【氏名】チャ,キュン オン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ナ レ
(72)【発明者】
【氏名】ウォン,チェ フン
【審査官】藤代 亮
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/003413(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0287752(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N 33/08
A01N 31/04
A01N 35/02
A01N 35/04
A01N 37/02
A01N 37/10
A01N 37/36
A01N 37/42
A01N 37/44
A01N 43/18
A01N 43/50
A01N 47/44
A01P 3/00
A61K 8/41
A61L 9/01
A61Q 1/00
C11D 3/20
C11D 3/30
C11D 3/48
C11D 17/08
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗菌及び保存用組成物であって、
(a)化学式1で表される化合物、及び
(b)化学式2で表される化合物を含むことを特徴とする、抗菌及び保存用組成物:
【化1】
【化2】
前記化学式1において、
R
1は水素であり、
R
2は、置換もしくは非置換されたC
6~C
18アルキル又は置換もしくは非置換されたC
6~C
18アルケニルであり、
前記化学式2において、
L
1は-CH
2-、-O-、-C(=O)-又は-O-C(=O)-であり、
R
3は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル又は置換もしくは非置換されたC
2~C
15アルケニルであり、
前記化学式2で表される化合物は、
ヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);
オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);
デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);
ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);
オクチルグリセリン(Octyl glycerin);及び
グリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)からなる群から選択される1つ以上である。
【請求項2】
前記抗菌及び保存用組成物は、細菌又は真菌に対する抗菌又は抗真菌効果を有することを特徴とする、請求項1に記載の抗菌及び保存用組成物。
【請求項3】
前記抗菌及び保存用組成物は、大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcusaureus)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、MRSA菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、リステリア(Listeria monocytogenes)及びシゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)に対して抗菌活性を有し、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、アスベルギルスニガー(Aspergillus niger)に対して抗真菌活性を有することを特徴とする、請求項2記載の抗菌及び保存用組成物。
【請求項4】
化学式1で表される化合物と化学式2で表される化合物は、0.01:9.99~9.99:0.01の重量比で含むことを特徴とする、請求項1に記載の抗菌及び保存用組成物。
【請求項5】
前記化学式1で表される化合物は、下記化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオールであることを特徴とする、請求項1に記載の抗菌及び保存用組成物:
【化3】
【化4】
【請求項6】
請求項1に記載の抗
菌及び保存用組成物を含む製品。
【請求項7】
前記製品は化粧品、衛生用品又は生活化学製品であることを特徴とする、請求項
6に記載の製品。
【請求項8】
前記化粧品は、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ファクト、パウダー、乳濁液ファンデーション、ワックスファンデーション、スプレー、石鹸、洗顔クレンジング、ボディクレンジング、ヘアシャンプー及びヘアリンスからなる群から選択されるいずれか一つに剤形化することを特徴とする、請求項
7に記載の製品。
【請求項9】
前記衛生用品は、食器洗浄剤、食器洗浄機用洗浄剤及びウェットティッシュからなる群から選択されることを特徴とする、請求項
7に記載の製品。
【請求項10】
前記生活化学製品は、衣類洗濯洗剤、住居空間洗浄剤、消臭剤、空気洗浄剤、室内芳香剤、発香剤、繊維柔軟剤、多目的洗浄製品、殺菌製品、抗菌製品、消毒製品、及び除菌剤からなる群から選択されることを特徴とする、請求項
7に記載の製品。
【請求項11】
前記抗菌及び保存用組成物は、化粧品、衛生用品又は生活化学製品に対して0.01~10重量%で含むことを特徴とする、請求項
7に記載の製品。
【請求項12】
請求項1に記載の抗菌及び保存用組成物を菌に処理する工程を含む抗菌方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類や皿、住居空間の洗浄又は発香製品、ウェットティッシュ、シャンプー、化粧品(クリーム、口紅等)等に使用される水を含有する製品、水を含まない製品(化粧品ファクト)において腐敗を防止し、物性を保存するための抗菌及び保存用組成物及びそれを含有する製品に関する。
【背景技術】
【0002】
水を含む全ての製品は微生物の繁殖が容易であるため、必須的に抗菌剤が使用される。抗菌剤とは、細菌の成長を抑制又は殺す薬剤をいう。
【0003】
特に、水が多く含まれる洗浄剤製品には、品質を長期間維持するために微生物の増殖や腐敗を防ぐ保存剤と、汚染源である微生物を除去する抗菌剤が必須的に含まれる。これらの製品は流通期間が非常に長く、その使用過程や保管方法において微生物と接触する可能性が非常に高く、各種の炭素源と窒素源が配合されており、微生物の生長に必須な水分の含有量も高いという点で抗菌剤成分が必須である。
【0004】
近年、抗菌剤の人体有害性が論争となっているが、製品に抗菌剤を使用しないか、抗菌力が弱い場合、製品の変質や病原菌の伝染リスクが大きいだけでなく、微生物代謝による皮膚トラブル、疾患の原因となって、抗菌剤の使用は避けられない状態である。
【0005】
衣類や皿、住居空間の洗浄又は発香製品群、ウェットティッシュ、シャンプー、化粧品(クリーム、口紅など)などにはまだ有毒化学物質であるメチルイソチアゾリノン(Methylisothiazolinone)、クロロメチルイソチアゾリノン(Chloromethylisothiazolinone)、ベンゾイソチアゾリノン(1,2-benzisothiazol-3(2H)-one)などイソチアゾリノン系成分が保存の目的として使用されている。
【0006】
有毒化学物質であるイソチアゾリノン系成分は経済的で効果が強力であるという理由により最も広く応用されているが、発がん物質として作用する恐れがあるので、規制が拡大している。
【0007】
最近では抗菌剤が国民保健に影響を与える恐れがあるので、国内では製品群別に規制法規が強化されている。ウェットティッシュを衛生用品管理法上、その他衛生用品として含めるようにし、台所用洗剤は食品医薬品安全処の告示により使用可能な原料が指定されているなど、関連法規が強化されて抗菌剤規制強化の動きが加速されているが、抗菌剤の不適切な使用により、安全性が高く優れた抗菌剤の用途を狭めている状態である。
【0008】
したがって、化粧品、衛生用品及び生活化学製品を含む製品で安全に使用できながらも優れた抗菌力を示す抗菌剤が求められる状況である。
【0009】
[先行技術文献]
[特許文献]
(特許文献1) 韓国登録特許第10-2233825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の発明者らは、人体に様々な経路を通じて害を及ぼす従来の抗菌剤を使用せずに、他の方法で微生物を制御することができる方法について研究開発している間、化学式1で表される界面活性剤構造の化合物に化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される保存剤化合物のうちいずれか1つの化合物を混合する場合、微生物制御素材が容易に製品の剤形に混合されるようにし、それぞれを単独で使用する場合に比べて、抗菌、殺菌、防腐効果の相乗効果を与えることができることを見出し、製品ベースのイオン性による抗菌、殺菌、防腐機能の低下を相殺する効果もあるので、より効率的に微生物を制御することができると判断して本発明を完成した。
【0011】
したがって、本発明は、詳しくは、下記の化学式1で表される化合物と、下記の化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物とを含む抗菌及び保存用組成物を提供することを具体的な解決課題とする。
【0012】
さらに、本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を含む様々な形態の製品を提供することを特別の解決課題とする。
【0013】
さらにまた、本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を菌に処理する抗菌方法を提供することを特別の解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を開示する。
【0015】
具体的には、本発明は、抗菌及び保存用組成物であって、(a)化学式1で表される化合物と、(b)下記の化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物とを含む抗菌及び保存用組成物を開示する。
【0016】
本発明の抗菌及び保存用組成物は広範囲の微生物制御能力を示し、防腐剤による人体有害性、皮膚刺激などの問題を解消できる利点を有する。
【0017】
本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を含む製品を開示する。
【0018】
本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を菌に処理する工程を含む抗菌方法を開示する。
【発明の効果】
【0019】
本発明者らが発明した成分を組み合わせることにより、抗菌活性において相乗効果(Synergy effect)を示すことができる。
【0020】
また、本発明者らが発明した抗菌及び保存用組成物を化粧品、衛生用品及び生活化学製品等の多様な製品に含める場合、界面活性剤の特性に合わせて乳化、可溶化を支援しながらも抗菌活性に優れ、幅広い抗菌スペクトルを示すことができる。
【0021】
さらに、本発明の抗菌及び保存用組成物は、アニオンと非イオン界面活性剤ベースの組成物、カチオン界面活性剤ベースの組成物において広範囲に効能を具現することができるため、幅広い応用範囲を示すことができる。
【0022】
本発明の効果は上述した効果に限定されず、以下に説明する内容から通常の技術者に自明な範囲内で様々な効果を含むことができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本明細書についてより詳しく説明する。
【0024】
これを具体的に説明すると以下の通りである。一方、本発明で開示された各々の説明及び実施形態は、各々の他の説明及び実施形態にも適用することができる。すなわち、本発明に開示された様々な要素の全ての組み合わせが本発明の範囲に属する。また、以下に説明する具体的な説明によって本発明の範囲が制限されるとは見なされない。
【0025】
本明細書で使用される「含む」などの表現は、その表現が含まれるフレーズ又は文章で特に別段の言及がない限り、他の実施例を含む可能性を包含する制限のない用語(open-ended terms)として理解しなければならない。
【0026】
本発明の説明及び特許請求の範囲で使用される用語又は単語は、一般的又は辞書的な意味に限定されて解釈されるべきではなく、発明者はその発明を最良の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づいて、本発明の技術的な思想に合致する意味と概念として解釈されるべきである。
【0027】
抗菌及び保存用組成物
【0028】
本発明は、抗菌及び保存用組成物であって、(a)化学式1で表される化合物と、(b)化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物とを含む抗菌及び保存用組成物を提供する。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
前記化学式1において、
R
1は水素であり、
R
2は、置換もしくは非置換されたC
6~C
18アルキル又は置換もしくは非置換されたC
6~C
18アルケニルであり、
前記化学式2において、
L
1は、-CH
2-、-O-、-C(=O)-又は-O-C(=O)-であり、
R
3 は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル又は置換もしくは非置換されたC
2~C
15アルケニルであり、
前記化学式3において、
L
2は、-(CH=CH)-、-(CH
2)
m-、-C=O-又は-O-であり、
R
4は、-C(=O)-R
a、-OH、-O
-Na
+、-(CH
2)
n-OH、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル又は置換もしくは非置換されたC
2~C
15アルケニルであり、
R
5は、水素、ハロゲン、-OH、-OR
b又は-(C=O)-O-R
cであり、
R
a~R
cは、それぞれ独立で水素、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル又は置換もしくは非置換されたC
2~C
15アルケニルであり、
m及びnはそれぞれ独立で1~5の整数であり、
前記化学式4において、
L
3は、-C(=O)-、-(CH=CH)-(CH
2)
o-、-C(CH
3)
2-CH
2-CH(CH
3)-CH
2-又は-(CH
2)
p-であり、
o及びpはそれぞれ独立で1~15の整数であり、
-(CH
2)
p-にはC
1~C
15アルキル基が置換されることができ、
R
6 は
【化6】
であり、
XはNH
2-CH
2-CH
2-OH又はNullであり、
前記化学式5において、
R
7は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル、-COOH、-OR
d又は-COO
-Na
+であり、
R
8は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル、-OH又は-O
-Na
+であり、
L
4は、置換もしくは非置換された-(CH
2)
q-、置換もしくは非置換された-(CH
2)
r-N(R
e)-(CH
2)
s-又は置換もしくは非置換されたフェニレン(-C
6H
4-)であり、
R
d は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキルであり、
R
e は、置換もしくは非置換されたC
1~C
15アルキル又は-(CH
2)
t-N[(CH
2)
u-CO
2
-)]
2であり、
q、r、s、t、uは、それぞれ独立で1~5の整数である。
【0035】
本発明において、用語「抗菌及び保存用組成物」とは、防腐組成物を意味することができ、これらが添加される組成物の変質、腐敗、変色及び化学変化を防止するために使用できる全ての添加物を含み得、細菌、かび、酵母などの微生物の増殖を抑制して腐敗微生物の発育阻止又は殺菌作用をするなどの機能性抗生剤も含むことができる。
【0036】
本発明において、前記抗菌及び保存用組成物は、細菌又は真菌に対して抗菌又は抗真菌効果を有するものであることができ、これに限定されるものではない。
【0037】
本発明において、用語「抗菌」とは、細菌の生長及び増殖を抑制又は制御する作用をいう。
【0038】
本発明において、用語「抗真菌」とは、真菌の生長及び増殖を抑制又は制御する作用をいう。
【0039】
本発明において、前記抗菌及び保存用組成物は、大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcusaureus)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、MRSA菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、リステリア(Listeria monocytogenes)及びシゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)に対して抗菌活性を有し、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、アスベルギルスニガー(Aspergillus niger)に対して抗真菌活性を有するものであることができ、これに限定されない。
【0040】
本発明において、化学式2~化学式5で表される化合物は保存剤化合物である。用語「保存剤」とは、産業的に生産して流通する加工食品、飲料、化粧品、医薬品、衛生用品、生活化学製品などの品質を管理するために添加する化学物質であって、製品において微生物による腐敗又は化学成分の分解によって品質が低下したり変質したりするのを防ぐために使用される。すなわち、細菌、かび及び酵母のうち少なくとも1つ以上の微生物に対する抗菌力を示すことができて、抗微生物及び/又は抗細菌及び/又は抗真菌剤として使用されるものを意味する。
【0041】
本発明において、抗菌及び保存用組成物は、大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcusaureus)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、 MRSA菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、リステリア(Listeria monocytogenes)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)及びアスベルギルスニガー(Aspergillus niger)からなる群から選択される少なくとも1つ以上の微生物を制御するためのものであることができ、これに限定されない。
【0042】
本発明において、前記化学式1で表される化合物と、化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物は、0.01:9.99~9.99:0.01の重量比で含まれることができ、具体的には、化学式1で表される化合物と、化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物は、6:4、7:3及び/又は8:2の重量比で含まれることができ、これに限定されない。
【0043】
具体的には、前記化学式1で表される化合物と、化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物が、前記範囲内の含有量で含まれることにより、微生物制御効果が上昇する利点がある。
【0044】
本発明において、前記化学式1で表される化合物は、下記の化学式1-1で表される化合物である3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオールであってもよく、これに限定されない。
【0045】
【0046】
【0047】
具体的には、前記化学式1-1で表される化合物又は化学式1-2で表される化合物は、乳化、可溶化効能に優れる化合物であって、化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物と混合して抗菌剤組成物をなすことにより、大腸菌(Escherichia coli)、 緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcusaureus)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、 MRSA菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、リステリア(Listeria monocytogenes)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)及びアスベルギルスニガー(Aspergillus niger)のような微生物を抑制することができて、抗菌及び抗真菌性質を示すことができ、液状や固相形態の化粧品、衛生用品、生活化学製品等の多様な製品に適用できる利点がある。
【0048】
本発明において、前記化学式2において、L1は-CH2-、-O-又は-O-C(=O)-であり、R3は置換もしくは非置換されたC2 ~C10アルキルであることができ、これに限定されない。
【0049】
具体的には、前記化学式2において、L1は-CH2-であり、R3は置換もしくは非置換されたC2~C8アルキルであることができ、これに限定されない。
【0050】
また、前記化学式2において、L1は-O-であり、R3は置換もしくは非置換されたC3~C9アルキルであることができ、これに限定されない。
【0051】
さらに、前記化学式2において、L1は-O-C(=O)-であり、R3は置換もしくは非置換されたC8~C10アルキルであることができ、これに限定されない。
【0052】
本発明において、前記化学式2で表される化合物は、ヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)からなる群から選択される1つ以上であってもよく、これに限定されない。
【0053】
具体的には、ヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol)は
【化9】
オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol)は
【化10】
デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol)は
【化11】
ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin)は
【化12】
オクチルグリセリン(Octyl glycerin)は
【化13】
エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin)は
【化14】
グリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)は
【化15】
の構造を持つ。
【0054】
本発明において、前記化学式3で表される化合物において、L2は-(CH=CH)-、-(CH 2 )m-、-C=O-又は-O-であり、R4は-C( =O)-Ra 、-OH、-O-Na+ 、-(CH 2)n -OH、置換もしくは非置換されたC1~C6アルキルであり、R5は水素、-OH又は-ORbであり、Ra及びRbはそれぞれ独立で水素、置換もしくは非置換されたC1~C6アルキルであり、m及びnはそれぞれ独立で2~4の整数であってもよく、これに限定されない。
【0055】
具体的には、前記化学式3で表される化合物において、L2は-(CH=CH)-であり、R4は-C(=O)-Raであり、Raは水素又は置換もしくは非置換されたC1~C3アルキルであり、R5は水素、-OH又は-ORbであり、Rbは水素又は置換もしくは非置換されたC1~C3アルキルであってもよく、これに限定されない。
【0056】
また、前記化学式3で表される化合物において、L2は-(CH2)m-であり、R4は-(CH2)n-OH、-C(= O)-Ra又は-OHであり、Raは水素又は置換もしくは非置換されたC1~C3アルキルであり、R5は-OH、水素又は置換もしくは非置換されたC1~C15アルキルであり、mは2~4の整数、nは1~3の整数であってもよく、これに限定されない。
【0057】
さらに、前記化学式3で表される化合物において、L2は-C=O-であり、R4は置換もしくは非置換されたC1~C3アルキル又は-O-Na+であり、R5は水素又は-OHであることができ、これに限定されない。
【0058】
また、前記化学式3で表される化合物において、L2は-O-であり、R4は-(CH2)n-OHであり、nは1~3の整数であり、R5は水素であることができ、これに限定されない。
【0059】
本発明において、前記化学式3で表される化合物は、シンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つ以上であることができ、これに限定されない。
【0060】
具体的には、シンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde)は
【化16】
2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde)は
【化17】
ラズベリーケトン(Raspberry ketone)は
【化18】
3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol)は、
【化19】
4-ヒドロキシアセトフェノン(4-Hydroxy acetophenone)は
【化20】
安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate)は
【化21】
フェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)は
【化22】
の構造を持つ。
【0061】
本発明において、前記化学式4で表される化合物において、L
3は、-C(=O)-、-C(CH
3)
2-CH
2-CH(CH
3)-CH
2-又は-(CH
2)
p- であり、pは5~12の整数であり、R
6は
【化23】
であり、XはNH
2-CH
2-CH
2-OH又はNullであることができ、これに限定されない。
【0062】
具体的には、前記化学式4で表される化合物において、L
3は-C(=O)-であり、R
6は
【化24】
XはNullであることができ、これに限定されない。
【0063】
また、前記化学式4で表される化合物において、L
3は-(CH
2)
p-であり、-(CH
2)
p-にはC
1~C
3アルキル基が置換されることができ、pは3~11の整数であり、R
6は-C(=O)-NH-OH又は
【化25】
であり、XはNullであることができ、これに限定されない。
【0064】
また、前記化学式4で表される化合物において、L
3は-C(CH
3)
2-CH
2-CH(CH
3)-CH
2-であり、R
6は
【化26】
であり、XはNH
2-CH
2-CH
2-OHであることができ、これに限定されない。
【0065】
本発明において、前記化学式4で表される化合物は、デヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)からなる群から選択される1つ以上であることができ、これに限定されない。
【0066】
具体的には、デヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate)は
【化27】
カプリルヒドロキサム酸( caprylhydroxamic acid )は
【化28】
ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine)は
【化29】
ラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)は
【化30】
の構造を持つ。
【0067】
本発明において、前記化学式5で表される化合物において、R7は-COOH、-ORd又は-COO-Na+であり、R8は非置換されたC1~C3アルキル、-OH又は-O-Na+であり、L4は水酸化基、非置換されたC1~C3アルキル及びカルボキシル基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換もしくは非置換された-(CH2)q-、置換もしくは非置換された-(CH2)r-N(Re)-(CH2)s-又は非置換されたフェニレン(-C6H4-)であり、Rdは非置換されたC1~C3アルキルであり、Reは-(CH2)t-N[(CH2)u-CO2
-)]2であり、q、r、s、t、uはそれぞれ独立で1~3の整数であることができ、これに限定されない。
【0068】
本発明において、前記化学式5で表される化合物は水和物であっても塩の形態であってもよく、これに限定されない。
【0069】
本発明において、前記化学式5で表される化合物は、レブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)からなる群から選択される1つ以上であることができ、これに限定されない。
【0070】
具体的には、レブリン酸(Levulinic acid)は
【化31】
クエン酸(Citric Acid)は
【化32】
アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate)は
【化33】
EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA)は
【化34】
EDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)は
【化35】
の構造を持つ。
【0071】
前記化学式2、化学式3、化学式4又は化学式5で表される化合物のうちいずれか1つの化合物で表される球状化合物が、化学式1で表される界面活性剤形の化合物と共に抗菌及び保存用組成物の組成として使用されることによって、それぞれ単独で使用した場合に比べて、細菌、かび、酵母などの微生物の増殖を抑制して腐敗微生物の発育を阻止することができ、さらに殺菌力が増加して相乗効果を示すことができる。
【0072】
抗菌及び保存用組成物を含む製品
本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を含む製品を提供する。
【0073】
本発明において、前記製品は化粧品、衛生用品又は生活化学製品であってもよく、これらに限定されない。
【0074】
本発明において、用語「化粧品」とは、人体を清潔・美化して魅力を加え、容貌を明るく変化させたり、皮膚・毛髪の健康を維持又は増進するために人体に塗り、こすったり振りかけるなど、これと同様の方法で使用される物品であって、人体に対する作用が軽微なものをいう。
【0075】
本発明において、用語「衛生用品」とは、健康衛生を確保するために特別な衛生管理が必要な物品をいう。
【0076】
本発明において、用語「生活化学製品」とは、家庭、事務所、多重利用施設など日常的な生活空間で使用される化学製品であって、人や環境に化学物質の露出を誘発する可能性があるものをいう。
【0077】
本発明において、前記化粧品は、化粧品法によれば、当業界で通常的に製造されるいかなる剤形にも製造されることができ、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、クリーム、ファクト、パウダー、乳濁液ファンデーション、ワックスファンデーション、スプレー、石鹸、洗顔クレンジング、ボディクレンジング、ヘアシャンプー及びヘアリンスからなる群から選択されるいずれか一つに剤形化したものであってもよく、これらに限定されない。より詳しくは、柔軟な化粧水、栄養化粧水、クリーム、栄養クリーム、マッサージクリーム、口紅、ファクト、エッセンス、アイクリーム、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォーター、パック又はスプレーの剤形に製造されることができる。
【0078】
本発明において、前記衛生用品は、衛生用品管理法によれば、食器洗浄剤、食器洗浄機用洗浄剤及びウェットティッシュからなる群から選択されるものであってもよく、これに限定されるものではない。
【0079】
本発明において、前記生活化学製品は、生活化学製品及び殺生物剤の安全管理に関する法律によれば、衣類洗濯洗剤、住居空間洗浄剤、脱臭剤、空気洗浄剤、室内芳香剤、発香剤、繊維柔軟剤、多目的洗浄製品、殺菌製品、抗菌製品、消毒製品、及び除菌剤からなる群から選択されるものであってもよく、これらに限定されない。
【0080】
本発明において、前記抗菌及び保存用組成物は、前記化粧品、衛生用品又は生活化学製品に対して0.01~10重量%で含むものであってもよく、これに限定されない。
【0081】
具体的には、前記製品は、衣類用液体洗剤組成物、台所用洗剤組成物、ウェットティッシュ原液組成物、サンプー原液組成物、化粧品クリーム原液組成物及び化粧品ファクト組成物からなる群から選択されるものであってもよく、これに限定されない。
【0082】
衣類用液体洗剤組成物
【0083】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品が衣類用液体洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか一つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0084】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が衣類用液体洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0085】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品が衣類用液体洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0086】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品が衣類用液体洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0087】
台所用洗剤組成物
【0088】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品が台所用洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0089】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が台所用洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0090】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品が台所用洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0091】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が台所用洗剤組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0092】
ウェットティッシュ原液組成物
【0093】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品がウェットティッシュ原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0094】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品がウェットティッシュ原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0095】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品がウェットティッシュ原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0096】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品がウェットティッシュ原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0097】
サンプー原液組成物
【0098】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品がシャンプー原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3 -(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0099】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品がシャンプー原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0100】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品がシャンプー原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0101】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品がシャンプー原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0102】
化粧品クリーム原液組成物
【0103】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品クリーム原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0104】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品クリーム原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0105】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品クリーム原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0106】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品クリーム原液組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3 -(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0107】
化粧品ファクト組成物
【0108】
具体的には、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品ファクト組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol);オクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol);デカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol);ヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin);オクチルグリセリン(Octyl glycerin);エチルヘキシルグリセリン(Ethylhexylglycerin);及びグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0109】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品ファクト組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde);2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde);ラズベリーケトン(Raspberry ketone);3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol);4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone);安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate);及びフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)からなる群から選択される1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0110】
また、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品ファクト組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate);カプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid);ピロクトンオールアミン(Piroctone olamine);及びラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0111】
さらに、抗菌及び保存用組成物を含む製品が化粧品ファクト組成物である場合、化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物又は化学式1-2で表される3-(テトラデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid);クエン酸(Citric Acid);アニス酸ナトリウム(Sodium Anisate);EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA);及びEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)のうちいずれか1つの化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物を含むことにより、E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa、A .niger及びC.albicansを効果的に制御することができる。
【0112】
抗菌方法
【0113】
本発明は、前記抗菌及び保存用組成物を菌に処理する工程を含む抗菌方法を提供する。
【0114】
前記抗菌及び保存用組成物を細菌に処理する方法は、抗菌を必要とする様々な分野で当業者に周知の従来の方法に従って適切に使用することができる。抗菌及び保存用組成物の処理量は使用目的に応じて適切に決定することができる。
【0115】
本発明の抗菌及び保存用組成物、抗菌及び保存用組成物を含む製品、抗菌方法で言及された事項は、互いに矛盾しない限り同様に適用される。
【0116】
以下、本発明を好ましい実施例を参考にして本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように様々な製品に適用して評価した。しかしながら、本発明はいくつかの異なる形態で実施することができ、以下に記載の実施例に限定されることではない。
【0117】
製造例:抗菌及び保存用組成物の製造
【0118】
製造例1~7 化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表される化合物とを用いた抗菌及び保存用組成物の製造
【0119】
製造例1
【0120】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0121】
製造例2
【0122】
式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるオクタン-1,2-ジオール化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0123】
製造例3
【0124】
式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるデカン-1,2-ジオール化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0125】
製造例4
【0126】
式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるヘキシルグリセリン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0127】
製造例5
【0128】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるオクチルグリセリン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0129】
製造例6
【0130】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるエチルヘキシルグリセリン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0131】
製造例7
【0132】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式2で表されるグリセリルモノカプリレート化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0133】
製造例8~14 化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表される化合物とを用いた抗菌及び保存用組成物の製造
【0134】
製造例8
【0135】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表されるシンナムアルデヒド化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0136】
製造例9
【0137】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表される2-メトキシシンナムアルデヒド化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0138】
製造例10
【0139】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表されるラズベリーケトン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0140】
製造例11
【0141】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表される3-フェニル-1-プロパノール化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0142】
製造例12
【0143】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表される4-ヒドロキシアセトフェノン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0144】
製造例13
【0145】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表される安息香酸ナトリウム化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0146】
製造例14
【0147】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式3で表されるフェノキシエタノール化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0148】
製造例15~18 化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式4で表される化合物とを用いた抗菌及び保存用組成物の製造
【0149】
製造例15
【0150】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0151】
製造例16
【0152】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式4で表されるカプリルヒドロキサム酸化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0153】
製造例17
【0154】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式4で表されるピロクトノールアミン化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0155】
製造例18
【0156】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式4で表されるラウロリルアルギニンエチルエステル化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0157】
製造例19~23 化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表される化合物とを用いた抗菌及び保存用組成物の製造
【0158】
製造例19
【0159】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表されるレブリン酸化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0160】
製造例20
【0161】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表されるクエン酸化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0162】
製造例21
【0163】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表されるアニス酸ナトリウム化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0164】
製造例22
【0165】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表されるEDTA二ナトリウム化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0166】
製造例23
【0167】
化学式1-1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物と、化学式5で表されるEDTA四ナトリウム化合物を7:3の重量比で含むように配合して抗菌及び保存用組成物を製造した。
【0168】
比較例1~8
【0169】
比較例1
【0170】
化学式1で表される3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール(3-(Dodecylamino)propane-1,2-diol)化合物を使用した。
【0171】
比較例2
【0172】
化学式2で表されるヘキサン-1,2-ジオール(Hexane-1,2-diol)化合物を使用した。
【0173】
比較例3
【0174】
化学式2で表されるオクタン-1,2-ジオール(Octane-1,2-diol)化合物を使用した。
【0175】
比較例4
【0176】
化学式2で表されるデカン-1,2-ジオール(Decane-1,2-diol)化合物を使用した。
【0177】
比較例5
【0178】
化学式2で表されるヘキシルグリセリン(Hexyl glycerin)化合物を使用した。
【0179】
比較例6
【0180】
化学式2で表されるオクチルグリセリン(Octyl glycerin)化合物を使用した。
【0181】
比較例7
【0182】
化学式2で表されるエチルヘキシルグリセリン(Ethylhexyl glycerin)化合物を使用した。
【0183】
比較例8
【0184】
化学式2で表されるグリセリルモノカプリレート(Glyceryl monoCaprylate)化合物を使用した。
【0185】
比較例9~15
【0186】
比較例9
【0187】
化学式3で表されるシンナムアルデヒド(Cinnamaldehyde)化合物を使用した。
【0188】
比較例10
【0189】
化学式3で表される2-メトキシシンナムアルデヒド(2-Methoxycinnamaldehyde)化合物を使用した。
【0190】
比較例11
【0191】
化学式3で表されるラズベリーケトン(Raspberry ketone)化合物を使用した。
【0192】
比較例12
【0193】
化学式3で表される3-フェニル-1-プロパノール(3-phenyl-1-propanol)化合物を使用した。
【0194】
比較例13
【0195】
化学式3で表される4-ヒドロキシアセトフェノン(4-hydroxy acetophenone)化合物を使用した。
【0196】
比較例14
【0197】
化学式3で表される安息香酸ナトリウム(Sodium benzoate)化合物を使用した。
【0198】
比較例15
【0199】
化学式3で表されるフェノキシエタノール(Phenoxy EtOH)化合物を使用した。
【0200】
比較例16~19
【0201】
比較例16
【0202】
化学式4で表されるデヒドロ酢酸ナトリウム(Sodium dehydroacetate)化合物を使用した。
【0203】
比較例17
【0204】
化学式4で表されるカプリルヒドロキサム酸(caprylhydroxamic acid)化合物を使用した。
【0205】
比較例18
【0206】
化学式4で表されるピロクトンオールアミン(Piroctone olamine)化合物を使用した。
【0207】
比較例19
【0208】
化学式4で表されるラウロリルアルギニンエチルエステル(Lauroyl arginine ethyl ester)化合物を使用した。
【0209】
比較例20~24
【0210】
比較例20
【0211】
化学式5で表されるレブリン酸(Levulinic acid)化合物を使用した。
【0212】
比較例21
【0213】
化学式5で表されるクエン酸(Citric Acid)化合物を使用した。
【0214】
比較例22
【0215】
化学式5で表されるアニス酸ナトリウム(Sodium Anisate)化合物を使用した。
【0216】
比較例23
【0217】
化学式5で表されるEDTA二ナトリウム(Disodium EDTA)化合物を使用した。
【0218】
比較例24
【0219】
化学式5で表されるEDTA四ナトリウム(Tetrasodium EDTA)化合物を使用した。
【0220】
実施例
【0221】
以下の実施例で使用したものは、Sigma-Aldrich Korea及びTCI社などから購入したものを使用した。
【0222】
実施例1~23 衣類用液体洗剤組成物
【0223】
実施例1
【0224】
ラウレス-7 6重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 3重量%、ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、プロテアーゼ 0.3重量%、リパーゼ 0.3重量%、ココ脂肪酸石鹸 1重量%、塩 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 81.7重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.5重量%を含む衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0225】
実施例2
【0226】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0227】
実施例3
【0228】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0229】
実施例4
【0230】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0231】
実施例5
【0232】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0233】
実施例6
【0234】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0235】
実施例7
【0236】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例1に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0237】
実施例8
【0238】
ラウレス-7 6重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 3重量%、ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、プロテアーゼ 0.3重量%、リパーゼ 0.3重量%、ココ脂肪酸石鹸 1重量%、塩 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 81.7重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.5重量%を含む衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0239】
実施例9
【0240】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0241】
実施例10
【0242】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0243】
実施例11
【0244】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0245】
実施例12
【0246】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0247】
実施例13
【0248】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0249】
実施例14
【0250】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例8に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0251】
実施例15
【0252】
ラウレス-7 6重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 3重量%、ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、プロテアーゼ 0.3重量%、リパーゼ 0.3重量%、ココ脂肪酸石鹸 1重量%、塩 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 81.7重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.5重量%を含む衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0253】
実施例16
【0254】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例15に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0255】
実施例17
【0256】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例15に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0257】
実施例18
【0258】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例15に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0259】
実施例19
【0260】
ラウレス-7 6重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 3重量%、ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、プロテアーゼ 0.3重量%、リパーゼ 0.3重量%、ココ脂肪酸石鹸 1重量%、塩 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 81.7重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.5重量%を含む衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0261】
実施例20
【0262】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例19に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0263】
実施例21
【0264】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例19に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0265】
実施例22
【0266】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例19に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0267】
実施例23
【0268】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例19に記載の方法と同様の方法で衣類用液体洗剤組成物を製造した。
【0269】
実施例24~46 台所用洗剤組成物
【0270】
実施例24
【0271】
ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、alpha-olefin sulfonate 4重量%、アミンオキシド 2重量%、アルキルポリグルコシド 2重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 2重量%、グリセリン 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 82.5重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含む台所用洗剤組成物を製造した。
【0272】
実施例25
【0273】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0274】
実施例26
【0275】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0276】
実施例27
【0277】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0278】
実施例28
【0279】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0280】
実施例29
【0281】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0282】
実施例30
【0283】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例24に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0284】
実施例31
【0285】
ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、alpha-olefin sulfonate 4重量%、アミンオキシド 2重量%、アルキルポリグルコシド 2重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 2重量%、グリセリン 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 82.5重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含む台所用洗剤組成物を製造した。
【0286】
実施例32
【0287】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0288】
実施例33
【0289】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0290】
実施例34
【0291】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0292】
実施例35
【0293】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0294】
実施例36
【0295】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0296】
実施例37
【0297】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例31に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0298】
実施例38
【0299】
ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、alpha-olefin sulfonate 4重量%、アミンオキシド 2重量%、アルキルポリグルコシド 2重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 2重量%、グリセリン 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 82.5重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含む台所用洗剤組成物を製造した。
【0300】
実施例39
【0301】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例38に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0302】
実施例40
【0303】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例38に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0304】
実施例41
【0305】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例38に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0306】
実施例42
【0307】
ラウレス-2硫酸ナトリウム(Sodium laureth-2 sulfate) 5重量%、alpha-olefin sulfonate 4重量%、アミンオキシド 2重量%、アルキルポリグルコシド 2重量%、アルキルベンゼンスルホン酸塩 2重量%、グリセリン 2重量%、香料 0.2重量%、精製水 82.5重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含む台所用洗剤組成物を製造した。
【0308】
実施例43
【0309】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例42に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0310】
実施例44
【0311】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例42に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0312】
実施例45
【0313】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例42に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0314】
実施例46
【0315】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例42に記載の方法と同様の方法で台所用洗剤組成物を製造した。
【0316】
実施例47~69 ウェットティッシュ原液組成物
【0317】
実施例47
【0318】
天然抽出物 1重量%、精製水 98.7重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0319】
実施例48
【0320】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0321】
実施例49
【0322】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0323】
実施例50
【0324】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0325】
実施例51
【0326】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0327】
実施例52
【0328】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0329】
実施例53
【0330】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例47に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0331】
実施例54
【0332】
天然抽出物 1重量%、精製水 98.7重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0333】
実施例55
【0334】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0335】
実施例56
【0336】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0337】
実施例57
【0338】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0339】
実施例58
【0340】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0341】
実施例59
【0342】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0343】
実施例60
【0344】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例54に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0345】
実施例61
【0346】
天然抽出物 1重量%、精製水 98.7重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0347】
実施例62
【0348】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例61に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0349】
実施例63
【0350】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例61に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0351】
実施例64
【0352】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例61に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0353】
実施例65
【0354】
天然抽出物 1重量%、精製水 98.7重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0355】
実施例66
【0356】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例65に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0357】
実施例67
【0358】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例65に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0359】
実施例68
【0360】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例65に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0361】
実施例69
【0362】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例65に記載の方法と同様の方法でウェットティッシュ原液組成物を製造した。
【0363】
実施例70~92 シャンプー原液組成物
【0364】
実施例70
【0365】
EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA) 0.05重量%、パンテノール(Panthenol) 0.1重量%、グリセリン 1重量%、トコフェリルアセテート(Tocopheryl Acetate) 1重量%、ポリクオタニウム-7(PolyQuaternium-7) 0.5重量%、ラウレス硫酸ナトリウム(Sodium Laureth Sulfate) 8重量%、コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine) 5重量%、ココイルサルコシンナトリウム(Sodium Cocoyl Sarcosinate) 2重量%、ポリクオタニウム-10(PolyQuaternium-10) 0.5重量%、香料 1重量%、精製水 80.55重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むシャンプー原液組成物を製造した。
【0366】
実施例71
【0367】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0368】
実施例72
【0369】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0370】
実施例73
【0371】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0372】
実施例74
【0373】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0374】
実施例75
【0375】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0376】
実施例76
【0377】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例70に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0378】
実施例77
【0379】
EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA) 0.05重量%、パンテノール(Panthenol) 0.1重量%、グリセリン 1重量%、トコフェリルアセテート(Tocopheryl Acetate) 1重量%、ポリクオタニウム-7(PolyQuaternium-7) 0.5重量%、ラウレス硫酸ナトリウム(Sodium Laureth Sulfate) 8重量%、コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine) 5重量%、ココイルサルコシンナトリウム(Sodium Cocoyl Sarcosinate) 2重量%、ポリクオタニウム-10(PolyQuaternium-10) 0.5重量%、香料 1重量%、精製水 80.55重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むシャンプー原液組成物を製造した。
【0380】
実施例78
【0381】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0382】
実施例79
【0383】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0384】
実施例80
【0385】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0386】
実施例81
【0387】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0388】
実施例82
【0389】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0390】
実施例83
【0391】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例77に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0392】
実施例84
【0393】
EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA) 0.05重量%、パンテノール(Panthenol) 0.1重量%、グリセリン 1重量%、トコフェリルアセテート(Tocopheryl Acetate) 1重量%、ポリクオタニウム-7(PolyQuaternium-7) 0.5重量%、ラウレス硫酸ナトリウム(Sodium Laureth Sulfate) 8重量%、コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine) 5重量%、ココイルサルコシンナトリウム(Sodium Cocoyl Sarcosinate) 2重量%、ポリクオタニウム-10(PolyQuaternium-10) 0.5重量%、香料 1重量%、精製水 80.55重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むシャンプー原液組成物を製造した。
【0394】
実施例85
【0395】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例84に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0396】
実施例86
【0397】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例84に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0398】
実施例87
【0399】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例84に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0400】
実施例88
【0401】
EDTA二ナトリウム(Disodium EDTA) 0.05重量%、パンテノール(Panthenol) 0.1重量%、グリセリン 1重量%、トコフェリルアセテート(Tocopheryl Acetate) 1重量%、ポリクオタニウム-7(PolyQuaternium-7) 0.5重量%、ラウレス硫酸ナトリウム(Sodium Laureth Sulfate) 8重量%、コカミドプロピルベタイン(Cocamidopropyl Betaine) 5重量%、ココイルサルコシンナトリウム(Sodium Cocoyl Sarcosinate) 2重量%、ポリクオタニウム-10(PolyQuaternium-10) 0.5重量%、香料 1重量%、精製水 80.55重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.3重量%を含むシャンプー原液組成物を製造した。
【0402】
実施例89
【0403】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例88に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0404】
実施例90
【0405】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例88に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0406】
実施例91
【0407】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例88に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0408】
実施例92
【0409】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例88に記載の方法と同様の方法でシャンプー原液組成物を製造した。
【0410】
実施例93~115 化粧品クリーム原液組成
【0411】
実施例93
【0412】
セトステアリルアルコール 2.5重量%、グリセリルステアレート 1.5重量%、トリオクタノイン 5.0重量%、ポリソルベート60 1.2重量%、ソルビタンステアレート 0.5重量%、スクアラン 5.0重量%、流動パラフィン 3.0重量%、シクロメチコン 3.0重量%、デルタ-トコフェロール 0.2重量%、グリセリン 4.0重量%、1,3-ブチレングリコール 2.0重量%、キサンタンガム 0.2重量%、EDTA-2Na 0.05重量%、香料 0.1重量%、精製水 71.55重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.2重量%を含む化粧品 クリーム原液組成物を製造した。
【0413】
実施例94
【0414】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0415】
実施例95
【0416】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0417】
実施例96
【0418】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0419】
実施例97
【0420】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0421】
実施例98
【0422】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0423】
実施例99
【0424】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例93に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0425】
実施例100
【0426】
セトステアリルアルコール 2.5重量%、グリセリルステアレート 1.5重量%、トリオクタノイン 5.0重量%、ポリソルベート60 1.2重量%、ソルビタンステアレート 0.5重量%、スクアラン 5.0重量%、流動パラフィン 3.0重量%、シクロメチコン 3.0重量%、デルタ-トコフェロール 0.2重量%、グリセリン 4.0重量%、1,3-ブチレングリコール 2.0重量%、キサンタンガム 0.2重量%、EDTA-2Na 0.05重量%、香料 0.1重量%、精製水 71.55重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.2重量%を含む化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0427】
実施例101
【0428】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0429】
実施例102
【0430】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0431】
実施例103
【0432】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0433】
実施例104
【0434】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0435】
実施例105
【0436】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0437】
実施例106
【0438】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例100に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0439】
実施例107
【0440】
セトステアリルアルコール 2.5重量%、グリセリルステアレート 1.5重量%、トリオクタノイン 5.0重量%、ポリソルベート60 1.2重量%、ソルビタンステアレート 0.5重量%、スクアラン 5.0重量%、流動パラフィン 3.0重量%、シクロメチコン 3.0重量%、デルタ-トコフェロール 0.2重量%、グリセリン 4.0重量%、1,3-ブチレングリコール 2.0重量%、キサンタンガム 0.2重量%、EDTA-2Na 0.05重量%、香料 0.1重量%、精製水 71.55重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.2重量%を含む化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0441】
実施例108
【0442】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例107に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0443】
実施例109
【0444】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例107に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0445】
実施例110
【0446】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例107に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0447】
実施例111
【0448】
セトステアリルアルコール 2.5重量%、グリセリルステアレート 1.5重量%、トリオクタノイン 5.0重量%、ポリソルベート60 1.2重量%、ソルビタンステアレート 0.5重量%、スクアラン 5.0重量%、流動パラフィン 3.0重量%、シクロメチコン 3.0重量%、デルタ-トコフェロール 0.2重量%、グリセリン 4.0重量%、1,3-ブチレングリコール 2.0重量%、キサンタンガム 0.2重量%、EDTA-2Na 0.05重量%、香料 0.1重量%、精製水 71.55重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.2重量%を含む化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0449】
実施例112
【0450】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例111に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0451】
実施例113
【0452】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例111に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0453】
実施例114
【0454】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例111に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0455】
実施例115
【0456】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例111に記載の方法と同様の方法で化粧品クリーム原液組成物を製造した。
【0457】
実施例116~138 化粧品ファクト(固形色調)組成物
【0458】
実施例116
【0459】
球状パウダー(Silica-HDI)25重量%、ホウケイ酸(Calcium Aluminum Borosilicate) 10重量%、オイルバインダーシリコーンオイル(Dimethicone) 20重量%、香料 0.2重量%、顔料 5重量%、エタノール 20重量%、板状パウダータルク(Talc JA 46R) 19.4重量%及び製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.4重量%を含むファクト(固形色調)組成物を製造した。
【0460】
実施例117
【0461】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例2に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0462】
実施例118
【0463】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例3に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0464】
実施例119
【0465】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例4に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0466】
実施例120
【0467】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例5に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0468】
実施例121
【0469】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例6に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0470】
実施例122
【0471】
製造例1に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例7に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例116に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0472】
実施例123
【0473】
球状パウダー(Silica-HDI)25重量%、ホウケイ酸(Calcium Aluminum Borosilicate) 10重量%、オイルバインダーシリコーンオイル(Dimethicone) 20重量%、香料 0.2重量%、顔料 5重量%、エタノール 20重量%、板状パウダータルク(Talc JA 46R) 19.4重量%及び製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.4重量%を含むファクト(固形色調)組成物を製造した。
【0474】
実施例124
【0475】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例9に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0476】
実施例125
【0477】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例10に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0478】
実施例126
【0479】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例11に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0480】
実施例127
【0481】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例12に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0482】
実施例128
【0483】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例13に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0484】
実施例129
【0485】
製造例8に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例14に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例123に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0486】
実施例130
【0487】
球状パウダー(Silica-HDI)25重量%、ホウケイ酸(Calcium Aluminum Borosilicate) 10重量%、オイルバインダーシリコーンオイル(Dimethicone) 20重量%、香料 0.2重量%、顔料 5重量%、エタノール 20重量%、板状パウダータルク(Talc JA 46R) 19.4重量%及び製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.4重量%を含むファクト(固形色調)組成物を製造した。
【0488】
実施例131
【0489】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例16に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例130に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0490】
実施例132
【0491】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例17に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例130に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0492】
実施例133
【0493】
製造例15に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例18に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例130に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0494】
実施例134
【0495】
球状パウダー(Silica-HDI)25重量%、ホウケイ酸(Calcium Aluminum Borosilicate) 10重量%、オイルバインダーシリコーンオイル(Dimethicone) 20重量%、香料 0.2重量%、顔料 5重量%、エタノール 20重量%、板状パウダータルク(Talc JA 46R) 19.4重量%及び製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物 0.4重量%を含むファクト(固形色調)組成物を製造した。
【0496】
実施例135
【0497】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例20に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例134に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0498】
実施例136
【0499】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例21に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例134に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0500】
実施例137
【0501】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例22に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例134に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0502】
実施例138
【0503】
製造例19に従って製造された抗菌及び保存用組成物の代わりに、製造例23に従って製造された抗菌及び保存用組成物を用いたことを除いては、実施例134に記載の方法と同様の方法で化粧品ファクト組成物を製造した。
【0504】
実験例
【0505】
前記比較例及び製造例の組成により製造された各々の抗菌及び保存用組成物と、実施例により製造された各々の生活化学製品の組成物に対して以下の方法のように細菌、糸状菌及び酵母それぞれについて抗菌試験を行った。
【0506】
[方法]抗菌試験
【0507】
試験溶液に対する抗菌力の測定は、液体培地希釈法(broth dilution method)を用いて測定した。試験溶液の処理濃度を最高濃度5%から最低濃度0.0001%となるように希釈して使用した。試験溶液と菌株を一緒に培養した後、チューブの濁度を確認した。このとき、培地に試験溶液を処理せず、菌株のみ接種したチューブで見られる混濁程度に比べて試験溶液を濃度別に処理したチューブのうち、菌の成長が見られないチューブの試験溶液の濃度を最小抑制濃度(MIC)と決めた。前記のような一次試験後、試験溶液の処理濃度をさらに細分化して二次試験を行い、正確な最小抑制濃度(MIC)を得た。
【0508】
1)試験菌の前培養
【0509】
試験菌株であるE.coli、S.aureus、P.aeruginosaをTryptic Soy Brothに接種して、35±2℃で16~24時間培養した。C.albicansをSabouraud Dextrose Brothに接種して35℃で24時間培養した。A.nigerはPotato dextrose agarに塗抹して(25±1)℃で7日間培養し、菌が育った固体培地上に滅菌生理食塩水を分注し、スプレッダーを用いて胞子を剥がした後、滅菌生理食塩水に希釈した。
【0510】
2)試験溶液の調製
【0511】
製造例1~23の抗菌及び保存用組成物をジプロピレングリコール(Dipropylene glycol)に溶かして試験溶液として使用した。
【0512】
比較例1~24を比較溶液として用いた。
【0513】
3)菌株と抗菌及び保存用組成物(試験溶液)の混合
【0514】
チューブに液体培地を入れ、試験溶液の処理濃度を最高濃度5%から最低濃度0.0001%になるように希釈して入れた。液体培地として、E.coli、S.aureus、P.aeruginosa(細菌)はTryptic Soy Brothを、C.albicans、A.niger(真菌)はSabouraud Dextrose Brothを使用した。
【0515】
4)試験菌液の接種
【0516】
E.coli、S.aureus、P.aeruginosaの場合、テストチューブの菌株濃度が1×105 CFU/mLとなるように接種した。試験溶液の処理が完了したチューブは35±2℃で16~24時間培養した。C.albicans、A.nigerは、テストチューブの菌株濃度が1×104 CFU/mLとなるように接種した。試験溶液の処理が完了した後、C.albicansは35℃で24~48時間、A.nigerは25℃で46~50時間培養した。菌液を入れなかった培地チューブを陰性対照群(negative control)として使用し、試験溶液なしで培地に菌液のみ接種したチューブを成長対照群(growth control)として使用した。また、溶媒として用いたジプロピレングリコール自体が有する抗菌力を確認するために、溶媒を試料の試験条件と同様にして溶媒に対する試験菌のMICを確認した。
【0517】
[試験結果]
【0518】
試験結果は[表1]~[表32]に示されており、試験結果により評価したように本発明の抗菌及び保存用組成物、本発明の抗菌及び保存用組成物を含む化粧品、衛生用品、生活化学製品組成物は細菌、糸状菌、酵母を効果的に制御することがわかった。
【0519】
具体的には、表1~表4は比較例の抗菌効果を示し、表5~表8は本発明の製造例により製造された抗菌及び保存用組成物の細菌、糸状菌、酵母に対する抗菌試験結果を示した。
【0520】
【0521】
【0522】
【0523】
【0524】
【0525】
【0526】
【0527】
【0528】
表1及び表5を参照すると、本発明により製造された全ての抗菌及び保存用組成物は、表1の単独化合物に比べて、細菌、糸状菌及び酵母に対して優れた抗菌効果を示し、特に、製造例3の3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物及びデカン-1,2-ジオール化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物の場合、細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のいずれも効果的に制御できることを確認した。
【0529】
表1、表2及び表6を参照すると、本発明により製造された全ての抗菌及び保存用組成物は、表1及び表2の単独化合物に比べて、細菌、糸状菌及び酵母に対して優れた抗菌効果を示した。特に、製造例13の3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物及び安息香酸ナトリウム化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物の場合、細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)に対して効果的に制御できることを確認した。
【0530】
表1、表3及び表7を参照すると、本発明により製造された全ての抗菌及び保存用組成物は、表1及び表3の単独化合物に比べて、細菌、糸状菌及び酵母に対して優れた抗菌効果を示した。特に、製造例18の3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物及びラウロリルアルギニンエチルエステル化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物の場合、細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のいずれも効果的に制御できることを確認した。
【0531】
表1、表4及び表8を参照すると、本発明により製造された全ての抗菌及び保存用組成物は、表1及び表4の単独化合物に比べて、細菌、糸状菌及び酵母に対して優れた抗菌効果を示した。特に、製造例20の3-(ドデシルアミノ)プロパン-1,2-ジオール化合物及びクエン酸化合物を組み合わせた抗菌及び保存用組成物の場合、細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のいずれも効果的に制御できることを確認した。
【0532】
[表9~表12]衣類用液体洗剤組成物の抗菌試験結果
【0533】
下記表9は、実施例1~7の衣類用液体洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0534】
【0535】
表9を参照すると、実施例1~7による衣類用液体洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0536】
表10は、実施例8~14の衣類用液体洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0537】
【0538】
表10を参照すると、実施例8~14による衣類用液体洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0539】
表11は、実施例15~18の衣類用液体洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0540】
【0541】
表11を参照すると、実施例15~18による衣類用液体洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0542】
表12は、実施例19~23の衣類用液体洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0543】
【0544】
表12を参照すると、実施例19~23による衣類用液体洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0545】
[表13~表16]台所用洗剤組成物の抗菌試験結果
【0546】
表13は、実施例24~30の台所用洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0547】
【0548】
表13を参照すると、実施例24~30による台所用洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0549】
表14は、実施例31~37の台所用洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0550】
【0551】
表14を参照すると、実施例31~37による台所用洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0552】
表15は、実施例38~41の台所用洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0553】
【0554】
表15を参照すると、実施例38~41による台所用洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0555】
表16は、実施例42~46の台所用洗剤組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0556】
【0557】
表16を参照すると、実施例42~46による台所用洗剤組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0558】
[表17~表20]ウェットティッシュ原液組成物の抗菌試験結果
【0559】
表17は、実施例47~53のウェットティッシュ原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0560】
【0561】
表17を参照すると、実施例47~53に係るウェットティッシュ原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0562】
表18は、実施例54~60のウェットティッシュ原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0563】
【0564】
表18を参照すると、実施例54~60に係るウェットティッシュ原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0565】
表19は、実施例61~64のウェットティッシュ原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0566】
【0567】
表19を参照すると、実施例61~64によるウェットティッシュ原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0568】
表20は、実施例65~69のウェットティッシュ原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0569】
【0570】
表20を参照すると、実施例65~69に係るウェットティッシュ原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0571】
[表21~表24]シャンプー原液組成物の抗菌試験結果
【0572】
表21は、実施例70~76のシャンプー原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0573】
【0574】
表21を参照すると、実施例70~76によるシャンプー原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0575】
表22は、実施例77~83のシャンプー原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0576】
【0577】
表22を参照すると、実施例77~83によるシャンプー原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0578】
表23は、実施例84~87のシャンプー原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0579】
【0580】
表23を参照すると、実施例84~87によるシャンプー原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0581】
表24は、実施例88~92のシャンプー原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0582】
【0583】
表24を参照すると、実施例88~92によるシャンプー原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0584】
[表25~表28]化粧品クリーム原液組成物の抗菌試験結果
【0585】
表25は、実施例93~99の化粧品クリーム原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0586】
【0587】
表25を参照すると、実施例93~99による化粧品クリーム原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0588】
表26は、実施例100~106の化粧品クリーム原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0589】
【0590】
表26を参照すると、実施例100~106による化粧品クリーム原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0591】
表27は、実施例107~110の化粧品クリーム原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0592】
【0593】
表27を参照すると、実施例107~110による化粧品クリーム原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0594】
表28は、実施例111~115の化粧品クリーム原液組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0595】
【0596】
表28を参照すると、実施例111~115による化粧品クリーム原液組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)のすべてについて効果的に制御できることを確認した。
【0597】
[表29~表32]化粧品ファクト組成物の抗菌試験結果
【0598】
次の表29は、実施例116~122の化粧品ファクト組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験の結果を示す。
【0599】
【0600】
表29を参照すると、実施例116~122による化粧品ファクト組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0601】
表30は、実施例123~129の化粧品ファクト組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0602】
【0603】
表30を参照すると、実施例123~129による化粧品ファクト組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0604】
表31は、実施例130~133の化粧品ファクト組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0605】
【0606】
表31を参照すると、実施例130~133による化粧品ファクト組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。
【0607】
表32は、実施例134~138の化粧品ファクト組成物の細菌、糸状菌及び酵母に対する抗菌試験結果を示す。
【0608】
【0609】
表32を参照すると、実施例134~138による化粧品ファクト組成物の場合、抗菌試験時に用いた細菌(E.coli、S.Aureus、P.Aeruginosa)、糸状菌(A.niger)及び酵母(C.albicans)の全てに対して効果的に制御できることを確認した。