(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-10
(45)【発行日】2024-10-21
(54)【発明の名称】コンバータ・ソースモジュールを有するモジュールベースのエネルギーシステムおよびそれに関連する方法
(51)【国際特許分類】
H02J 3/32 20060101AFI20241011BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20241011BHJP
【FI】
H02J3/32
H02J7/00 302C
(21)【出願番号】P 2021557631
(86)(22)【出願日】2020-03-27
(86)【国際出願番号】 US2020025202
(87)【国際公開番号】W WO2020205511
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2023-03-27
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515056990
【氏名又は名称】ティーエーイー テクノロジーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】スレプチェンコフ, ミハイル
(72)【発明者】
【氏名】ナデリ, ルーズベ
【審査官】栗栖 正和
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-025746(JP,A)
【文献】特開2013-078242(JP,A)
【文献】国際公開第2013/128485(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 3/32
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
前記モジュールベースのエネルギーシステムは、
複数の接続され
ているコンバータ・ソースモジュールと、
制御回路であって、前記制御回路は、前記
複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上
に関連付けられ
ているステータス情報に基づいて、前記
複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上
の寄与を調節するように構成され
ている、制御回路と
を備え
、
前記制御回路は、マスタ制御デバイスと複数のローカル制御デバイスとを備え、
前記マスタ制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのための複数の変調指数を生成するように構成されており、1つの変調指数が、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの各コンバータ・ソースモジュールに対して独立して生成される、モジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項2】
前記コンバータ・ソースモジュールは、
少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を備えるエネルギー源と、
コンバータと
を備える、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項3】
前記ステータス情報は、前記コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの充電状態、健全性状態、温度、容量、電流、または
、電圧のうちの1つ以上
を備える、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項4】
前記制御回路は、処理回路
と少なくとも1つのメモリとを備え、前記少なくとも1つのメモリ
には、命令が記憶され
ており、前記命令は、前記処理回路によって実行されると
、前記
複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上
に関連付けられ
ているステータス情報に基づいて、1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与の調節を引き起こ
すことを前記処理回路に行わせる、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項5】
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して低下させるように構成され
ている、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項6】
前記第1のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報は、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報と比較して、比較的により低い充電状態、比較的により低い健全性状態、比較的により低い容量、比較的により低い電圧、比較的により低い電流、比較的により高い温度、または
、障害のうちの少なくとも1つを示す、請求項5に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項7】
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して上昇させるように構成され
ている、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項8】
前記マスタ制御デバイスは、相内平衡コントローラを備える、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項9】
前記相内平衡コントローラは、
各コンバータ・ソースモジュール
に対して変調指数を
生成するように構成され
ている、請求項
8に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項10】
コンバータ・ソースモジュールのための変調指数は、前記モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpk、前記コンバータ・ソースモジュールの充電状態、前記コンバータ・ソースモジュールの温度、前記コンバータ・ソースモジュールの容量、前記コンバータ・ソースモジュールの電流、または
、前記コンバータ・ソースモジュールの電圧のうちの1つ以上
に基づいて決定される、請求項
9に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項11】
前記マスタ制御デバイスは、前記モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpkを検出するためのピーク検出器をさらに備える、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項12】
前記マスタ制御デバイスは、基準電圧Vrから正規化基準波形Vrnを
生成するように構成され
ている、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項13】
前記マスタ制御デバイスは、そのピーク電圧Vpkによる前記基準電圧Vrの除算によって、前記基準電圧Vrから前記正規化基準波形Vrnを
生成するように構成され
ている、請求項
12に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項14】
前記マスタ制御デバイスは、正規化基準波形Vrnを前記複数のローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成され
ている、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項15】
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは
、変調指数によって、
前記正規化基準波形Vrnを変調させるように構成され
ている、請求項
14に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項16】
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、前記変調された
正規化基準波形
Vrnに基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を
生成するように構成され
ている、請求項
15に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項17】
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、前記変調された
正規化基準波形
Vrnを伴って実装されるパルス幅変調技法に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を
生成するように構成され
ている、請求項
16に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項18】
前記複数の変調指数は、前記複数のコンバータ・ソースモジュールから
生成された電圧の総和がピーク電圧Vpkを超えないことを確実にするように
生成される、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項19】
前記複数の変調指数
は、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのエネルギー源の充電状態(SOC)を平衡条件に向かって収束させるように
生成される、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項20】
前記複数の変調指数
は、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの温度を平衡条件に向かって収束させるように
生成される、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項21】
前記複数の変調指数
は、障害条件を有していない1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールと比較して、障害条件を有する1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与を低減させるように
生成される、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項22】
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列され
ている、請求項
1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項23】
前記制御回路は、相内平衡コントローラを備え、前記相内平衡コントローラは、前記多次元アレイの1次元アレイ内の前記複数のコンバータ・ソースモジュールの寄与を調節するように構成され
ている、請求項
22に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項24】
前記制御回路は、相間平衡コントローラを備え、前記相間平衡コントローラは、各相に共通するコンバータ・ソースモジュールの中性点偏移または寄与のうちの1つ以上
を制御するように構成され
ている、請求項
22に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項25】
前記モジュールベースのエネルギーシステムは、単相または多相のうちの1つである、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項26】
前記モジュールベースのエネルギーシステムは、3相、4相、5相、または
、6相において信号を出力する多相モジュールベースのエネルギーシステムである、請求項
25に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【請求項27】
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列され
ている、請求項1に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、全てがあらゆる目的のために参照することによって本明細書に組み込まれる、2019年3月29日に出願された、米国仮出願第62/826,158号、2019年3月29日に出願された、米国仮出願第62/826,238号、および2019年9月25日に出願された、米国仮出願第62/906,007号の利益および優先権を主張する。
【0002】
本明細書に説明される主題は、概して、モジュールベースのエネルギーシステムおよびその中で使用するためのモジュール、およびモジュールベースのエネルギーシステム内のモジュールの相互接続および制御を促進する、システム、デバイス、および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
複数のエネルギー源またはシンクを有する、エネルギーシステムが、多くの業界でよく見られる。一実施例は、自動車産業である。過去1世紀にわたって発展されたような現在の自動車技術は、とりわけ、モータ、機械的要素、および電子機器の相互作用によって特徴付けられる。これらは、車両性能および運転者体験に影響を及ぼす、主要なコンポーネントである。モータは、燃焼および電気タイプであり、通常、車あたり1つのモータが見出されるが、例外は、1つまたは2つの電気モータを伴う燃焼エンジンの組み合わせを特徴とする、ハイブリッド駆動系を伴う車、または2つのモータを装備した性能重視の電気自動車である。ほぼ全ての場合において、モータからの回転エネルギーは、クラッチ、変速装置、差動装置、駆動シャフト、トルクチューブ、結合器等の極めて精巧な機械的要素のセットを介して送達される。これらの部品は、車輪へのトルク変換および配電を大いに制御し、車の性能を定義するための主要な要素である。それらはまた、道路取扱にも影響を及ぼす。長年にわたって、個々の車製造業者は、より良好な性能、より高い燃料効率、最終的に、市場における差別化を提供するように、これらの機械的部品を非常に最適化してきた。制御側では、娯楽、ナビゲーション、ヒューマンマシンインターフェース要素等の運転者快適性以外に、典型的には、モータ、クラッチ/変速装置動作および道路保持/取扱を制御/最適化する、いくつかの特殊電子機器ソフトウェアおよび組み込みソフトウェア群のみが存在する。
【0004】
EVは、とりわけ、バッテリ、充電器、およびモータ制御を含む、駆動系に関連する種々の電気システムを備える。現在の能力の不足およびこれらの電気システムの欠点が、下記に説明される。
(従来のバッテリ設計)
【0005】
高電圧バッテリパックは、典型的には、低電圧バッテリモジュールの直列連鎖に編成される。各そのようなモジュールはさらに、充電状態および電圧等の基本的な電池関連特性を調整するように、個々の電池の直列に接続されたセットと、単純な組み込みバッテリ管理システムとから成る。より精巧な能力またはある形態の高性能相互接続性を伴う電子機器が、欠如している。結果として、任意の監視または制御機能は、車内の他の場所に存在したとしても、個々の電池健全性、充電状態、温度、および他の性能に影響を及ぼすメトリックを監視する能力が欠けている、別個のシステムによって対処される。また、任意の形態の個々の電池あたりの電力引き込みを調節する能力が存在しない。主要な結果のうちのいくつかは、(1)最も弱い電池がバッテリパック全体の全体的性能を制約する、(2)任意の電池またはモジュールの故障がパック全体の交換の必要性につながる、(3)バッテリ信頼性および安全性が著しく低減される、(4)バッテリ寿命が限定される、(5)熱管理が困難である、(6)バッテリパックが、常に、最大能力を下回って動作する、(7)回生制動由来の電力のバッテリパックへの急激な突入が、バッテリ内に容易に貯蔵されることができず、ダンプ抵抗器を介した散逸を要求するであろうことである。
(従来の充電器設計)
【0006】
充電回路は、典型的には、別個の車載システムで実現される。それらは、AC信号またはDC信号の形態でEVの外側から来る電力を段階化し、それをDCに変換し、それをバッテリパックに送給する。充電システムは、電圧および電流を監視し、典型的には、着実な一定の送給量を供給する。バッテリパックおよび典型的充電回路の設計を前提として、電池健全性、性能特性、温度等に基づいて、個々のバッテリモジュールへの充電流を合わせる能力が殆どない。充電サイクルはまた、典型的には、充電システムおよびバッテリパックに、達成可能な電荷移動または全電荷を最適化するであろうパルス充電または他の技法を可能にするための回路が欠けているため、長い。
(従来のモータ制御設計)
【0007】
従来の制御は、バッテリパック電圧レベルをEVの電気システムのバス電圧に調節するためのDC-DC変換段階を含有する。モータは、ひいては、次いで、要求されるAC信号を電気モータに提供する、単純な2段多相コンバータによって駆動される。各モータは、3相設計でモータを駆動する、別個のコントローラによって従来的に制御される。二重モータEVが、2つのコントローラを要求するであろう一方、4つのインホイールモータを使用するEVは、4つの個々のコントローラを要求するであろう。従来のコントローラ設計はまた、より多数の極片によって特徴付けられる、スイッチリラクタンスモータ(SRM)等の次世代モータを駆動する能力も欠けている。適合は、高次相設計を要求し、本システムをより複雑にし、最終的に、高いトルクリップルおよび音響雑音等の電気雑音および駆動性能に対処することをできなくさせるであろう。
【0008】
これらの欠陥の多くは、自動車だけではなく、他のモータ駆動車両、また、定常用途にもある程度適用される。これらおよび他の理由により、車両産業および他の分野のための改良されたシステム、デバイス、およびエネルギーシステムのための方法の必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
システム、デバイス、および方法の例示的実施形態が、多くの用途に広く関連性があるモジュールベースのエネルギーシステムのために本明細書で提供される。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、複数のモジュールを含み、各モジュールは、少なくとも、エネルギー源と、コンバータとを含む。各モジュールのより複雑な構成もまた、開示される。本システムのモジュールは、システムが適用される特定の技術的用途に特有の機能を実施するように、種々の複雑性の異なる配列でともに接続されることができる。本システムは、システムの使用の間に繰り返して、ステータス情報、少なくとも1つの動作特性、または各モジュールの他のパラメータを監視し、その監視されたステータス情報、動作特性、または他のパラメータに基づいて、各モジュールの状態を査定し、とりわけ、電気的性能、熱的性能、寿命等の1つ以上の所望の標的を達成および/または維持しようと努力して、各モジュールを独立して制御するように構成されることができる。本制御は、システムからのエネルギー提供(例えば、放電)および/またはエネルギー消費(例えば、充電)を促進するように生じることができる。これらのシステム、デバイス、および方法の多数の例示的用途が、説明される。
【0010】
多くの例示的実施形態では、モジュールの少なくとも1つのエネルギー源は、コンデンサ(ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタ等)と、バッテリと、燃料電池とを含むことができる。
【0011】
多くの例示的実施形態では、本システムは、1次元アレイで、または多次元アレイで接続される、少なくとも2つのコンバータ・ソースモジュールを含むことができる。少なくとも2つの1次元アレイは、例えば、直接、または1つ以上の付加的コンバータ・ソースモジュールによって、異なる行および列においてともに接続されることができる。そのような構成では、任意の形状および周波数の出力電圧が、個々のコンバータ・ソースモジュールの出力電圧の重畳として、モジュールベースのエネルギーシステムの出力において発生されることができる。
【0012】
例示的実施形態の種々の相互接続されたアーキテクチャは、単一のモジュールベースのエネルギーシステム(例えば、バッテリパック)内の相間電力管理および複数のモジュールベースのエネルギーシステム(例えば、バッテリパック)の間のシステム間電力管理、およびシステムへの補助負荷の接続、およびそのようなシステムの全てのコンバータ・ソースモジュールからそれらの負荷に提供されるエネルギーの一様な分配の維持を可能にする。
【0013】
例示的実施形態の種々の相互接続されたアーキテクチャはまた、コンバータ・ソースモジュールの間の電力共有の制御も可能にする。そのような制御は、例えば、リアルタイムで、および循環の間に継続的に、および静止時に、コンバータ・ソースモジュールのエネルギー源の充電状態のようなパラメータの調整が平衡を保たれることを可能にし、これは、それらの容量の可能性として考えられる差異にかかわらず、各エネルギー源の全容量の利用を助長する。加えて、そのような制御は、コンバータ・ソースモジュールのエネルギー源の温度の平衡を保つために使用されることができる。温度平衡は、例えば、システム(例えば、バッテリパック)の電力能力を増加させ、システム内のそれらの物理的場所およびそれらの熱抵抗性の差異にかかわらず、エネルギー源のより一様な経年劣化を提供し得る。
【0014】
本明細書に説明される主題の他のシステム、デバイス、方法、特徴、および利点が、以下の図および詳細な説明の検討に応じて、当業者に明白であろう、または明白となるであろう。全てのそのような付加的システム、方法、特徴、および利点は、本説明内に含まれ、本明細書に説明される主題の範囲内であり、付随する請求項によって保護されることが意図される。例示的実施形態の特徴は、請求項にそれらの特徴の明示的記載がない場合、いかようにも添付の請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスであって、前記ローカル制御デバイスは、前記複数のスイッチのための複数の切替信号を発生させるように構成される、ローカル制御デバイスと
を備える、システム。
(項目2)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスであって、前記第1のエネルギー源は、前記ローカル制御デバイスのための動作電力を提供する、ローカル制御デバイスと
を備える、システム。
(項目3)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスであって、前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータ・ソースモジュール内の障害を検出し、障害信号を発生させるように構成される、ローカル制御デバイスと
を備える、システム。
(項目4)
前記障害信号は、実際の障害または潜在的障害を示す、項目3に記載のシステム。
(項目5)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスと
を備え、
前記ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、単一のプリント回路基板上にともに実装される、システム。
(項目6)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスと
を備え、
前記ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、前記第1のエネルギー源を収納しない共通筐体内に収納される、システム。
(項目7)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスと
を備え、
前記ローカル制御デバイス、第1のエネルギー源、エネルギーバッファ、およびコンバータは、別のコンバータ・ソースモジュールを収納しない共通筐体内に収納される、システム。
(項目8)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュールと、
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスと
を備え、
前記ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、前記第1のエネルギー源を収納しない共通筐体内に収納される、システム。
(項目9)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備え、
前記エネルギーバッファおよびコンバータは、単一のプリント回路基板上にともに実装される、システム。
(項目10)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
燃料電池を備える第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備える、システム。
(項目11)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファであって、前記エネルギーバッファは、2つのインダクタと、2つのコンデンサとを備えるZ源ネットワーク、または、2つのインダクタと、2つのコンデンサと、ダイオードとを備える準Z源ネットワークを備える、エネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備える、システム。
(項目12)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
第2のエネルギー源と、
第1の入力と、第2の入力と、第3の入力とを備えるコンバータであって、前記第1および第3の入力は、前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合され、前記第2および第3の入力は、前記第2のエネルギー源と結合され、前記コンバータはさらに、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備え、
前記第1および第2のエネルギー源の両方は、それぞれがバッテリを備える、または前記第1および第2のエネルギー源の両方は、それぞれがバッテリを備えない、システム。
(項目13)
前記第1および第2のエネルギー源は、それぞれがコンデンサまたは燃料電池を備える、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記コンバータは、第1のスイッチと、インダクタと、第2のスイッチとを備え、前記第1のスイッチは、前記第1の入力と第1のノードとの間に結合され、前記インダクタは、前記第2の入力と前記第1のノードとの間に結合され、前記第2のスイッチは、前記第3の入力と前記第1のノードとの間に結合される、項目12に記載のシステム。
(項目15)
前記複数のスイッチは、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備える、項目14に記載のシステム。
(項目16)
前記第1および第2のエネルギー源の両方は、それぞれがバッテリを備え、前記第2のエネルギー源はさらに、前記バッテリと並列の第1のコンデンサを備える、項目12に記載のシステム。
(項目17)
前記第1および第2のエネルギー源の両方は、それぞれがバッテリを備え、前記第2のエネルギー源はさらに、前記バッテリと並列の第1のコンデンサと、前記バッテリと並列の第2のコンデンサとを備える、項目12に記載のシステム。
(項目18)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、
前記第1のエネルギー源および前記エネルギーバッファと結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと、
一次負荷または別のコンバータ・ソースモジュールへの接続のための第1の出力ポートと、
補助負荷への接続のための第2の出力ポートと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備える、システム。
(項目19)
前記補助負荷は、第1の補助負荷であり、前記コンバータ・ソースモジュールは、第2の補助負荷への接続のための第3の出力ポートを備える、項目18に記載のシステム。
(項目20)
前記第1の出力ポートは、一次負荷または別のコンバータ・ソースモジュールと結合され、前記第2の出力ポートは、前記第1の補助負荷と結合され、前記第3の出力ポートは、前記第2の補助負荷と結合される、項目19に記載のシステム。
(項目21)
前記コンバータは、第1の入力と、第2の入力と、第3の入力とを備え、
前記第1および第3の入力は、前記第1のエネルギー源、前記エネルギーバッファ、および前記第2の出力ポートと結合され、
前記第2および第3の入力は、前記第3の出力ポートと結合される、
項目18に記載のシステム。
(項目22)
前記コンバータは、第1のスイッチと、インダクタと、第2のスイッチとを備え、前記第1のスイッチは、前記第1の入力と第1のノードとの間に結合され、前記インダクタは、前記第2の入力と前記第1のノードとの間に結合され、前記第2のスイッチは、前記第3の入力と前記第1のノードとの間に結合される、項目21に記載のシステム。
(項目23)
前記複数のスイッチは、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備える、項目22に記載のシステム。
(項目24)
前記第3のスイッチ、第4のスイッチ、第5のスイッチ、および第6のスイッチは、Hブリッジとしてともに結合される、項目23に記載のシステム。
(項目25)
前記第1の出力ポートは、第1の出力と、第2の出力とを備え、
前記第3のスイッチは、前記第1の入力と前記第1の出力との間に結合され、前記第4のスイッチは、前記第3の入力と前記第1の出力との間に結合され、前記第5のスイッチは、前記第1の入力と前記第2の出力との間に結合され、前記第6のスイッチは、前記第3の入力と前記第2の出力との間に結合される、項目23に記載のシステム。
(項目26)
前記ローカル制御デバイスに通信可能に結合されるマスタ制御デバイスをさらに備え、前記ローカル制御デバイスは、前記障害信号を前記マスタ制御デバイスに出力するように構成される、項目3に記載のシステム。
(項目27)
アレイ内に前記コンバータ・ソースモジュールと結合される複数のコンバータ・ソースモジュールをさらに備える、項目1-25のいずれかに記載のシステム。
(項目28)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールの中の前記コンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1のエネルギー源と、前記第1のエネルギー源と結合されるエネルギーバッファと、そのコンバータ・ソースモジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備えるコンバータとを備える、項目27に記載のシステム。
(項目29)
前記複数のスイッチは、正極性を伴う第1の電圧、ゼロまたは基準電圧、および負極性を伴う前記第1の電圧の間で選択する、項目27に記載のシステム。
(項目30)
前記第1の電圧は、直流(DC)電圧である、項目29に記載のシステム。
(項目31)
前記アレイは、交流(AC)信号を出力するように構成される、項目27-30のいずれかに記載のシステム。
(項目32)
前記コンバータは、前記第1のエネルギー源の温度、前記第1のエネルギー源の充電状態、前記第1のエネルギー源の電圧、または電流を示す1つ以上の感知信号を出力するように構成される1つ以上のセンサを備える、項目1-25のいずれかに記載のシステム。
(項目33)
前記コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合されるローカル制御デバイスをさらに備える、項目9-25のいずれかに記載のシステム。
(項目34)
複数のコンバータ・ソースモジュールと、複数のローカル制御デバイスとを備え、前記複数のローカル制御デバイスの中の各ローカル制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つのコンバータ・ソースモジュールとの併用専用である、項目33に記載のシステム。
(項目35)
前記コンバータ・ソースモジュールは、第1のコンバータ・ソースモジュールであり、前記システムは、第2のコンバータ・ソースモジュールを備え、前記ローカル制御デバイスは、前記第1および第2のコンバータ・ソースモジュールの両方を制御する、項目33に記載のシステム。
(項目36)
前記ローカル制御デバイスは、処理回路と、前記処理回路と通信可能に結合されるメモリとを備え、前記メモリは、前記処理回路によって実行可能な命令を備える、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目37)
前記ローカル制御デバイスは、パルス幅変調を使用して、前記コンバータのための切替信号を発生させるように構成される、項目1-8、33、または36のいずれかに記載のシステム。
(項目38)
前記ローカル制御デバイスは、受信された基準信号を変調またはスケーリングし、前記切替信号の発生のために前記変調された基準信号を使用するように構成される、項目37に記載のシステム。
(項目39)
前記ローカル制御デバイスは、受信された変調指数を使用し、前記受信された基準信号を変調させるように構成される、項目38に記載のシステム。
(項目40)
前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの以下の動作特性、すなわち、温度、充電状態、容量、健全性状態、電圧、または電流のうちの1つ以上のものを示す1つ以上の信号を受信するように構成される、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目41)
前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの以下の動作特性、すなわち、温度、充電状態、容量、健全性状態、電圧、または電流のうちの1つ以上のものを示す情報をマスタ制御デバイスに通信するように構成される、項目40に記載のシステム。
(項目42)
前記ローカル制御デバイスは、前記第1のエネルギー源のみによって給電される、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目43)
前記ローカル制御デバイスは、前記第1のエネルギー源以外のエネルギー源によって給電される、項目1、3-8、または33のいずれかに記載のシステム。
(項目44)
前記コンバータ・ソースモジュールは、第2のエネルギー源を備え、前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータ・ソースモジュールに、前記第2のエネルギー源からの電流を用いて、前記第1のエネルギー源からの出力電流内の二次高調波を能動的にフィルタ処理させるように構成される、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目45)
前記第1のエネルギー源は、バッテリを備え、前記第2のエネルギー源は、コンデンサを備える、項目44に記載のシステム。
(項目46)
前記第2のエネルギー源のコンデンサは、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタである、項目45に記載のシステム。
(項目47)
前記コンバータ・ソースモジュールは、第2のエネルギー源を備え、前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータを制御し、前記第1のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、前記第2のエネルギー源から前記コンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、および前記第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達を管理するように構成される、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目48)
前記第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達は、前記第1のエネルギー源から前記第2のエネルギー源への電力伝達と、前記第2のエネルギー源から前記第1のエネルギー源への電力伝達とを含む、項目47に記載のシステム。
(項目49)
前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータを制御し、少なくとも部分的に第1の補助負荷の電力消費量および第2の補助負荷の電力消費量に基づいて、電力伝達を管理するように構成される、項目47に記載のシステム。
(項目50)
前記ローカル制御デバイスは、プロセッサと、メモリとを備え、前記メモリは、前記処理回路によって実行されると、前記処理回路に、前記第1のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、前記第2のエネルギー源から前記コンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、および前記第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達を管理させる命令を備える、項目47に記載のシステム。
(項目51)
前記ローカル制御デバイスは、前記コンバータのための切替信号の発生によって電力伝達を管理するように構成される、項目47-50のいずれかに記載のシステム。
(項目52)
前記システム内の他のコンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作パラメータに対して前記コンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作パラメータを管理するように構成されるマスタ制御デバイスをさらに備える、項目1-25のいずれかに記載のシステム。
(項目53)
前記ローカル制御デバイスと通信可能に結合されるマスタ制御デバイスをさらに備える、項目1-8または33のいずれかに記載のシステム。
(項目54)
前記マスタ制御デバイスは、シリアルデータケーブルを経由して前記ローカル制御デバイスと通信可能に結合される、項目53に記載のシステム。
(項目55)
前記マスタ制御デバイスは、処理回路と、前記処理回路と通信可能に結合されるメモリとを備え、前記メモリは、前記処理回路によって実行可能な命令を備える、項目53に記載のシステム。
(項目56)
複数のコンバータ・ソースモジュールと結合される複数のローカル制御デバイスをさらに備え、前記マスタ制御デバイスは、前記複数のローカル制御デバイスのうちの前記ローカル制御デバイスのそれぞれと通信可能に結合される、項目53に記載のシステム。
(項目57)
前記マスタ制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作特性を示すデータを読み取るように、かつ前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのための寄与を決定するように構成される、項目56に記載のシステム。
(項目58)
前記マスタ制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュール毎に寄与を決定するように構成される、項目57に記載のシステム。
(項目59)
前記マスタ制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュール毎に変調またはスケーリング指数を出力するように構成され、前記変調またはスケーリング指数は、電力潮流寄与を示す、項目58に記載のシステム。
(項目60)
前記マスタ制御デバイスは、基準信号を前記ローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成され、前記ローカル制御デバイスはそれぞれ、受信された変調またはスケーリング指数を用いて、前記基準信号を変調またはスケーリングし、前記変調またはスケーリングされた基準信号に基づいて、切替信号を発生させるように構成される、項目59に記載のシステム。
(項目61)
モータを備える移動エンティティ内の動作のために構成され、前記システムは、前記モータのための電力を供給する、項目1-60のいずれかに記載のシステム。
(項目62)
前記移動エンティティは、車、バス、トラック、バイク、スクータ、産業用車両、鉱業車両、飛行体、船舶、潜水艦、機関車、列車またはレールベースの車両、軍用車両、宇宙船、または衛星のうちの1つである、項目61に記載のシステム。
(項目63)
定常エネルギーシステムとしての動作のために構成される、項目1-60のいずれかに記載のシステム。
(項目64)
前記定常エネルギーシステムは、住宅用貯蔵システム、産業用貯蔵システム、商業用貯蔵システム、政府貯蔵システム、貯蔵のために太陽光、風力、地熱エネルギー、化石燃料、または核反応を電気に変換するシステム、データセンター貯蔵システム、グリッド、マイクログリッド、または充電ステーションのうちの1つである、項目63に記載のシステム。
(項目65)
電気自動車のためのバッテリパックとして構成される、項目1-60のいずれかに記載のシステム。
(項目66)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
複数のコンバータ・ソースモジュールであって、前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、それぞれが第1のエネルギー源と、エネルギーバッファと、ともに電気的に結合されるコンバータとを備え、前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、アレイ内でともに電気的に結合される、複数のコンバータ・ソースモジュールと、
前記複数のコンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される制御回路であって、前記制御回路は、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのそれぞれの少なくとも1つの動作特性を監視し、前記監視された少なくとも1つの動作特性に基づいて、前記アレイの性能最適化のために前記複数のコンバータ・ソースモジュール内の各コンバータ・ソースモジュールを独立して制御するように構成される、制御回路と
を備える、システム。
(項目67)
前記少なくとも1つの動作特性は、充電状態、温度、健全性状態、容量、障害の存在、電圧、または電流から選択される、項目66に記載のシステム。
(項目68)
温度は、前記第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの温度、前記エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの温度、前記コンバータまたはそのコンポーネントの温度のうちの少なくとも1つである、項目67に記載のシステム。
(項目69)
容量は、前記第1のエネルギー源の容量、または前記第1のエネルギー源の1つ以上のコンポーネントの容量のうちの少なくとも1つである、項目67に記載のシステム。
(項目70)
障害の存在は、測定された障害の存在のインジケーション、潜在的障害の存在のインジケーション、アラーム条件の存在のインジケーション、または警告条件の存在のインジケーションのうちの少なくとも1つである、項目67に記載のシステム。
(項目71)
電圧は、前記第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの電圧、前記エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの電圧、前記コンバータまたはそのコンポーネントの電圧のうちの少なくとも1つである、項目67に記載のシステム。
(項目72)
電流は、前記第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの電流、前記エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの電流、前記コンバータまたはそのコンポーネントの電流のうちの少なくとも1つである、項目67に記載のシステム。
(項目73)
各コンバータ・ソースモジュールは、前記少なくとも1つの動作特性を感知するための少なくとも1つのセンサを備える、項目66に記載のシステム。
(項目74)
前記制御回路は、以下の動作特性、すなわち、充電状態、温度、健全性状態、容量、障害の存在、電圧、および電流の全てを監視するように構成される、項目67に記載のシステム。
(項目75)
前記制御回路は、複数の切替信号の発生および各コンバータ・ソースモジュールのコンバータへの前記複数の切替信号の出力によって、各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される、項目66に記載のシステム。
(項目76)
前記制御回路は、パルス幅変調またはヒステリシスを用いて前記複数の切替信号を発生させるように構成される、項目75に記載のシステム。
(項目77)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールは、項目1-25のいずれかに記載されるようなコンバータ・ソースモジュールである、項目66に記載のシステム。
(項目78)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの全コンバータ・ソースモジュールは、項目1-25のいずれかに記載されるようなコンバータ・ソースモジュールである、項目66に記載のシステム。
(項目79)
前記制御回路は、前記アレイの性能最適化のために、前記複数のコンバータ・ソースモジュール内の各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される、項目66に記載のシステム。
(項目80)
前記制御回路は、前記アレイと結合される負荷の電力要件に基づいて、各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される、項目66に記載のシステム。
(項目81)
前記負荷は、モータ、商業用構造、住宅構造、産業用構造、またはエネルギーグリッドである、項目80に記載のシステム。
(項目82)
前記制御回路は、複数のローカル制御デバイスと、前記複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合されるマスタ制御デバイスとを備える、項目66に記載のシステム。
(項目83)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、
第1のエネルギー源と、
前記第1のエネルギー源と結合されるコンバータであって、前記コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される複数のスイッチを備える、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール
を備える、システム。
(項目84)
モジュールベースのエネルギーシステムから出力電力を供給する方法であって、
前記システムの制御回路によって、前記システムの複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つからステータス情報を受信することであって、各コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、コンバータとを備え、各コンバータ・ソースモジュールは、電力を前記システムの出力電力に寄与するように構成される、ことと、
前記制御回路によって、前記ステータス情報に基づいて、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することと
を含む、方法。
(項目85)
前記制御回路は、マスタ制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスとを備える、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記制御回路によって、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することは、
前記制御回路から複数の切替信号を発生させ、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのコンバータに出力すること
を含み、
前記方法はさらに、前記コンバータによって、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの出力電圧を切り替えることを含む、項目84に記載の方法。
(項目87)
前記制御回路によって、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することは、
前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を低減させること、または前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を上昇させること
を含む、項目84に記載の方法。
(項目88)
前記電力寄与は、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの先行電力寄与と比較して、または1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールの電力寄与と比較して、低減または上昇される、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記マスタ制御デバイスは、少なくとも1つのローカル制御デバイスから前記ステータス情報を受信し、前記方法はさらに、
前記マスタ制御デバイスから前記少なくとも1つのローカル制御デバイスに基準波形および変調指数を出力すること
を含む、項目85に記載の方法。
(項目90)
前記ローカル制御デバイスによって、前記変調指数を用いて前記基準波形を変調させることと、
少なくとも部分的に前記変調された基準波形に基づいて、前記ローカル制御デバイスと関連付けられるコンバータ・ソースモジュールのコンバータのための複数の切替信号を発生させることと
をさらに含む、項目89に記載の方法。
(項目91)
前記切替信号は、パルス幅変調を用いて発生される、項目90に記載の方法。
(項目92)
前記制御回路は、前記複数内の全コンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御する、項目84に記載の方法。
(項目93)
前記制御回路は、パルス幅変調またはヒステリシス技法に従って、前記電力寄与を制御する、項目84に記載の方法。
(項目94)
前記制御回路は、前記複数の中の全コンバータ・ソースモジュールに関してステータス情報を繰り返して受信し、前記ステータス情報は、前記複数の中の各個々のコンバータ・ソースモジュールに特有である、項目84に記載の方法。
(項目95)
前記制御回路は、前記ステータス情報に基づいて、前記複数の中の全コンバータ・ソースモジュールを制御し、前記制御は、リアルタイムで生じる、項目94に記載の方法。
(項目96)
複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つは、項目1-25のいずれかによる、項目84-95のいずれかに記載の方法。
(項目97)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、項目101-169のいずれかに従って配列される、項目84-96のいずれかに記載の方法。
(項目98)
モジュールベースのエネルギーシステムを充電する方法であって、
前記システムの制御回路によって、前記システムの複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つからステータス情報を受信することであって、各コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、コンバータとを備え、各コンバータ・ソースモジュールは、電力供給源によって充電されるように構成される、ことと、
前記制御回路によって、前記ステータス情報に基づいて、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力消費量を制御することと
を含む、方法。
(項目99)
前記制御回路によって、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力消費量を制御することは、
前記制御回路から複数の切替信号を発生させ、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのコンバータに出力すること
を含み、
前記方法はさらに、前記コンバータによって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの前記電力消費量が低減または上昇されるように、複数のスイッチを切り替えることを含み、
随意に、前記電力消費量は、前記少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの先行電力消費量と比較して、または1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールの電力消費量と比較して、低減または上昇される、項目98に記載の方法。
(項目100)
複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つは、項目1-25のいずれかによる、項目98-99のいずれかに記載の方法。
(項目101)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
N個のコンバータ・ソースモジュールのアレイであって、Nは、2以上である、アレイ
を備え、
前記N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、直列に接続され、
前記N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、項目1-25のいずれかに従って構成され、
前記アレイは、第1のコンバータ・ソースモジュールの第1の出力端子と、第Nコンバータ・ソースモジュールの第2の出力端子とを含む、システム。
(項目102)
複数のローカル制御デバイスをさらに備え、前記複数のローカル制御デバイスはそれぞれ、前記N個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合され、前記ローカル制御デバイスは、前記複数のスイッチのための複数の切替信号を発生させるように構成される、項目101に記載のシステム。
(項目103)
前記複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合されるマスタ制御デバイスをさらに備える、項目102に記載のシステム。
(項目104)
前記第1の出力端子と第2の出力端子との間に接続される負荷をさらに備える、項目101-103のいずれかに記載のシステム。
(項目105)
前記負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである、項目104に記載のシステム。
(項目106)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
コンバータ・ソースモジュールのM個のアレイであって、Mは、2以上である、アレイ
を備え、
前記M個のアレイはそれぞれ、N個のコンバータ・ソースモジュールを備え、Nは、2以上であり、
前記N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、前記M個のアレイのそれぞれの中で直列に接続され、
前記N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、項目1-25のいずれかに従って構成され、
前記M個のアレイはそれぞれ、第1のコンバータ・ソースモジュールの個々の出力端子を含み、
前記M個のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールは、共通出力端子に接続される、システム。
(項目107)
複数のローカル制御デバイスをさらに備え、前記複数のローカル制御デバイスはそれぞれ、前記M個のアレイのそれぞれのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合され、前記ローカル制御デバイスは、前記複数のスイッチのための複数の切替信号を発生させるように構成される、項目106に記載のシステム。
(項目108)
前記複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合されるマスタ制御デバイスをさらに備える、項目107に記載のシステム。
(項目109)
前記M個のアレイは、第1および第2のアレイを含む、項目106-108のいずれかに記載のシステム。
(項目110)
前記第1および第2のアレイの個々の出力端子の間に接続される負荷をさらに備える、項目109に記載のシステム。
(項目111)
前記共通出力端子は、前記負荷の中性端子に結合される、項目110に記載のシステム。
(項目112)
前記共通出力端子と前記第1および第2のアレイの個々の出力端子の合同結合部との間に接続される負荷をさらに備える、項目109に記載のシステム。
(項目113)
前記負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである、項目110-112のいずれかに記載のシステム。
(項目114)
前記M個のアレイは、第1、第2、および第3のアレイを含む、項目106-108のいずれかに記載のシステム。
(項目115)
前記第1、第2、および第3のアレイの個々の出力端子の間に接続される3相負荷をさらに備える、項目114に記載のシステム。
(項目116)
前記共通出力端子は、前記負荷の中性端子に結合される、項目115に記載のシステム。
(項目117)
前記共通出力端子と、前記第1、第2、および第3のアレイの個々の出力端子の合同結合部との間に接続されるDCまたは単相AC負荷をさらに備える、項目114に記載のシステム。
(項目118)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールと、
制御回路であって、前記制御回路は、前記コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、前記コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものの寄与を調節するように構成される、制御回路と
を備える、モジュールベースのエネルギーシステム。
(項目119)
前記コンバータ・ソースモジュールは、項目1-25に記載のコンバータ・ソースモジュールを備える、項目118に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目120)
前記コンバータ・ソースモジュールは、
少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を備えるエネルギー源と、
コンバータと
を備える、項目118に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目121)
前記ステータス情報は、前記コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの充電状態、健全性状態、温度、容量、電流、または電圧のうちの1つ以上のものを備える、項目118に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目122)
前記マスタ制御デバイスは、前記複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールの充電状態(SOC)の平衡を保つように構成される、項目118に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目123)
前記制御回路は、処理回路と、少なくとも1つのメモリとを備え、前記少なくとも1つのメモリは、その上に記憶された命令を有し、前記命令は、前記処理回路によって実行されると、前記処理回路に、前記コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与の調節を引き起こさせる、項目118に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目124)
前記処理回路および少なくとも1つのメモリは、マスタ制御デバイス、ローカル制御デバイスのコンポーネントであるか、または、マスタ制御デバイスと1つ以上のローカル制御デバイスとの間に分散される、項目213に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目125)
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して低下させるように構成される、項目118および120-124のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目126)
前記第1のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報は、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報と比較して、比較的により低い充電状態、比較的により低い健全性状態、比較的により低い容量、比較的により低い電圧、比較的により低い電流、比較的により高い温度、または障害のうちの少なくとも1つを示す、項目125に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目127)
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して上昇させるように構成される、項目118、120-124、および126のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目128)
前記第1のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報は、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報と比較して、比較的により高い充電状態、比較的により高い健全性状態、比較的により高い容量、比較的により高い電圧、比較的により高い電流、比較的により低い温度、または障害の非存在のうちの少なくとも1つを示す、項目127に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目129)
前記寄与は、前記第1のコンバータ・ソースモジュールの経時的な出力電力である、項目118、120-124、126、および128のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目130)
前記制御回路は、マスタ制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスとを備える、項目118、120-124、126、および128のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目131)
前記マスタ制御デバイスは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのための複数の変調指数を発生させるように構成され、1つの変調指数が、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのうちのコンバータ・ソースモジュール毎に独立して発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目132)
前記マスタ制御デバイスは、相内平衡コントローラを備える、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目133)
前記相内平衡コントローラは、コンバータ・ソースモジュール毎に変調指数を発生させるように構成される、項目132に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目134)
コンバータ・ソースモジュールのための変調指数は、前記モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpk、前記コンバータ・ソースモジュールの充電状態、前記コンバータ・ソースモジュールの温度、前記コンバータ・ソースモジュールの容量、前記コンバータ・ソースモジュールの電流、または前記コンバータ・ソースモジュールの電圧のうちの1つ以上のものに基づいて決定される、項目133に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目135)
前記マスタ制御デバイスはさらに、前記モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpkを検出するためのピーク検出器を備える、項目130-134のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目136)
前記マスタ制御デバイスは、基準電圧Vrから正規化基準波形Vrnを発生させるように構成される、項目130-134のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目137)
前記マスタ制御デバイスは、そのピーク電圧Vpkによる前記基準電圧Vrの除算によって、前記基準電圧Vrから前記正規化基準波形Vrnを発生させるように構成される、項目136に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目138)
前記マスタ制御デバイスは、正規化基準波形Vrnを前記複数のローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成される、項目130-134および136のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目139)
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、前記受信された変調指数によって、前記受信された正規化基準波形Vrnを変調させるように構成される、項目138に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目140)
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、前記変調された基準波形に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を発生させるように構成される、項目139に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目141)
前記複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、前記変調された基準波形を伴って実装されるパルス幅変調技法に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を発生させるように構成される、項目140に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目142)
前記複数の変調指数は、前記複数のコンバータ・ソースモジュールからの発生された電圧の総和がピーク電圧Vpkを超えないことを確実にするように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目143)
前記複数の変調指数Miは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールのエネルギー源の充電状態(SOC)を平衡条件に向かって収束させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目144)
前記複数の変調指数Miは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの健全性状態(SOH)を平衡条件に向かって収束させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目145)
前記複数の変調指数Miは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの電圧を平衡条件に向かって収束させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目146)
前記複数の変調指数Miは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの電流を平衡条件に向かって収束させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目147)
前記複数の変調指数Miは、前記複数のコンバータ・ソースモジュールの温度を平衡条件に向かって収束させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目148)
前記複数の変調指数Miは、障害条件を有していない1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールと比較して、障害条件を有する1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与を低減させるように発生される、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目149)
前記制御回路は、相間平衡コントローラまたは相内平衡コントローラの一方または両方を備える、項目130に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目150)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される、項目149に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目151)
前記相内平衡コントローラは、前記多次元アレイの1次元アレイ内の前記複数のコンバータ・ソースモジュールの寄与を調節するように構成される、項目150に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目152)
前記相間平衡コントローラは、各相に共通するコンバータ・ソースモジュールの中性点偏移または寄与のうちの1つ以上のものを制御するように構成される、項目137に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目153)
前記モジュールベースのエネルギーシステムは、単相または多相のうちの1つである、項目118、120-124、126、128、131-134、137、および139-152のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目154)
前記モジュールベースのエネルギーシステムは、3相、4相、5相、または6相において信号を出力する多相モジュールベースのエネルギーシステムである、項目153に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目155)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される、項目118、120-124、126、128、131-134、137、および139-152のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目156)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールと、
制御回路であって、前記制御回路は、前記コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、前記コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものへの電力供給を調節するように構成される、制御回路と
を備える、モジュールベースのエネルギーシステム。
(項目157)
各コンバータ・ソースモジュールは、項目1-25に記載のコンバータ・ソースモジュールを備える、項目156に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目158)
各コンバータ・ソースモジュールは、
少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を備えるエネルギー源と、
エネルギーバッファと、
コンバータと
を備える、項目156に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目159)
前記制御回路は、前記システムを用いた各コンバータ・ソースモジュールが前記システムの外部の電力供給源から受電する充電の量を独立して決定するように構成される、項目156に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目160)
前記制御回路は、前記コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、前記システムを用いた各コンバータ・ソースモジュールが前記システムの外部の電力供給源から受電する充電の量を独立して決定するように構成され、前記ステータス情報は、充電状態(SOC)、健全性状態(SOH)、容量、温度、電圧、電流、障害の存在、または障害の非存在のうちの1つ以上のものを含む、項目159に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目161)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される、項目156および158-160のいずれかに記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目162)
コンバータ・ソースモジュールであって、
少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を備えるエネルギー源と、
エネルギーバッファと、
複数のスイッチを備えるコンバータであって、前記コンバータは、前記複数のスイッチの組み合わせに基づいて、出力電圧を発生させるように構成される、コンバータと
を備える、コンバータ・ソースモジュール。
(項目163)
前記エネルギー源の出力は、前記エネルギーバッファの入力端子に結合可能である、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目164)
前記エネルギーバッファの出力は、前記コンバータの入力端子に結合可能である、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目165)
前記エネルギー貯蔵要素は、ウルトラキャパシタ、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を備えるバッテリ、または燃料電池のうちの1つである、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目166)
前記エネルギーバッファは、電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、2つのインダクタと、2つのコンデンサとを備えるZ源ネットワーク、または、2つのインダクタと、2つのコンデンサと、ダイオードとを備える準Z源ネットワークのうちの1つ以上のものを備える、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目167)
前記複数のスイッチはそれぞれ、半導体MOSFETまたは半導体IGBTのうちの少なくとも1つを備える、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目168)
前記コンバータは、前記複数のスイッチの異なる組み合わせによって、3つの異なる電圧出力を発生させるように構成される、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目169)
前記エネルギー源は、直流電圧VDCを出力するように構成され、前記3つの異なる電圧出力は、+VDC、0、および-VDCである、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目170)
ローカル制御デバイスから前記複数のスイッチのための切替信号を受信するように構成される、項目162に記載のコンバータ・ソースモジュール。
(項目171)
項目162に記載の少なくとも2つのコンバータ・ソースモジュールを備える、エネルギーシステム。
(項目172)
前記少なくとも2つのコンバータ・ソースモジュールは、1次元アレイまたは多次元アレイのうちの1つにおいて相互接続される、項目171に記載のエネルギーシステム。
(項目173)
少なくとも2つの1次元アレイは、直接、または付加的コンバータ・ソースモジュールを介して、異なる行および列においてともに接続される、項目172に記載のエネルギーシステム。
(項目174)
少なくとも2つのローカル制御デバイスであって、コンバータ・ソースモジュール毎に1つのローカル制御デバイスである、少なくとも2つのローカル制御デバイスを備える、項目172に記載のエネルギーシステム。
(項目175)
各ローカル制御デバイスは、前記エネルギー源からのエネルギーを管理し、前記エネルギーバッファを保護し、前記コンバータを制御する、項目174に記載のエネルギーシステム。
(項目176)
モジュールベースのエネルギーシステムであって、
ローカル制御デバイスと、
前記ローカル制御デバイスに相互接続されるコンバータ・ソースモジュールであって、前記コンバータ・ソースモジュールは、貯蔵要素を有するエネルギー源を備え、前記エネルギー源の第1および第2の出力は、エネルギーバッファの第1および第2の入力に接続され、前記エネルギーバッファの第1および第2の出力は、コンバータの第1および第2の入力に接続され、前記コンバータは、正極性を伴う第1の電圧レベルと、ゼロまたは基準電圧レベルと、負極性を伴う前記第1の電圧レベルとを備える3つの電圧レベルを発生させるための少なくとも4つのスイッチを備え、前記3つの電圧レベルは、前記少なくとも4つのスイッチの異なる組み合わせによる、前記コンバータの第1および第2の出力への前記コンバータの前記第1の入力と第2の入力との間の前記第1の電圧レベルの接続によって発生される、コンバータ・ソースモジュールと
を備える、システム。
(項目177)
前記貯蔵要素は、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を備えるバッテリモジュール、および燃料電池モジュールのうちの1つを備える、項目176に記載のシステム。
(項目178)
前記エネルギーバッファは、電解および/またはフィルムコンデンサ、2つのインダクタおよび2つの電解および/またはフィルムコンデンサによって形成されるZ源ネットワーク、および、2つのインダクタ、2つの電解および/またはフィルムコンデンサ、およびダイオードによって形成される準Z源ネットワークのうちの1つを備える、項目176に記載のシステム。
(項目179)
前記スイッチは、半導体スイッチとして構成される、項目176に記載のシステム。
(項目180)
前記エネルギー源は、一次エネルギー源と、二次エネルギー源とを備え、前記一次エネルギー源は、貯蔵要素を含み、前記貯蔵要素は、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を備えるバッテリモジュール、および燃料電池モジュールのうちの1つを備える、項目176に記載のシステム。
(項目181)
前記一次エネルギー源の第1および第2の出力は、エネルギーバッファの第1および第2の入力端子に結合され、前記エネルギーバッファは、電解および/またはフィルムコンデンサ、2つのインダクタおよび2つの電解および/またはフィルムコンデンサによって形成されるZ源ネットワーク、および、2つのインダクタ、2つの電解および/またはフィルムコンデンサ、およびダイオードによって形成される準Z源ネットワークのうちの1つを備える、項目180に記載のシステム。
(項目182)
前記エネルギーバッファの第2の出力は、前記二次エネルギー源の第2の出力に接続され、前記二次エネルギー源の第1の出力は、前記コンバータの第2の入力に接続される、項目181に記載のシステム。
(項目183)
前記二次エネルギー源は、貯蔵要素を含み、前記貯蔵要素は、電解および/またはフィルムコンデンサ、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を備えるバッテリモジュール、ウルトラキャパシタと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を備えるバッテリモジュールと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサ、ウルトラキャパシタおよび1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を備えるバッテリモジュールと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサのうちの1つを含む、項目182に記載のシステム
(項目184)
前記コンバータは、6つのスイッチを備える、項目182に記載のシステム。
(項目185)
前記コンバータ・ソースモジュールは、第1および第2の補助負荷に給電するように構成される、項目176に記載のシステム。
(項目186)
平衡コントローラを備える、項目176に記載のシステム。
(項目187)
前記平衡コントローラは、単相平衡コントローラである、項目186に記載のシステム。
(項目188)
前記平衡コントローラは、ピーク検出器と、除算器と、相内平衡コントローラとを含む、項目186に記載のシステム。
(項目189)
前記システムは、複数のコンバータ・ソースモジュールを備え、前記平衡コントローラは、前記システムの複数のコンバータ・ソースモジュールの間で充電状態および温度の平衡を保つように構成される、項目186に記載のシステム。
(項目190)
前記平衡コントローラは、3相平衡コントローラである、項目186に記載のシステム。
(項目191)
前記平衡コントローラは、相間平衡コントローラと、複数の相内コントローラとを含む、項目190に記載のシステム。
(項目192)
前記システムは、複数のコンバータ・ソースモジュールを備え、前記平衡コントローラは、前記システムの複数のコンバータ・ソースモジュールの間で充電状態および温度の平衡を保つように構成される、項目191に記載のシステム。
(項目193)
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して低下させるように構成される、項目119に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目194)
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して上昇させるように構成される、項目119に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目195)
前記制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、前記第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、前記1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して上昇させるように構成される、項目125に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目196)
前記寄与は、前記第1のコンバータ・ソースモジュールの経時的な出力電力である、項目119に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目197)
前記制御回路は、マスタ制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスとを備える、項目119に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目198)
前記マスタ制御デバイスは、基準電圧Vrから正規化基準波形Vrnを発生させるように構成される、項目135に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目199)
前記マスタ制御デバイスは、正規化基準波形Vrnを前記複数のローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成される、項目135に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目200)
前記マスタ制御デバイスは、正規化基準波形Vrnを前記複数のローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成される、項目136に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目201)
前記複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される、項目157に記載のモジュールベースのエネルギーシステム。
(項目202)
電力を電気自動車(EV)の3相モータに供給するように制御可能なモジュール式バッテリパックシステムであって、前記モジュール式バッテリパックシステムは、
第1のポートと、第2のポートと、第1のバッテリと、第1のスイッチ回路とを備える第1の相互接続モジュールと、
3つのコンバータモジュールアレイであって、各アレイは、少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールのそれぞれからの出力電圧の重畳を備えるAC電圧信号を出力するように電気的にともに結合される少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを備え、前記3つのアレイはそれぞれ、前記3相モータのための異なる位相角を有するAC電圧波形を出力するように構成され、前記アレイ型コンバータモジュールはそれぞれ、エネルギー源を備え、前記エネルギー源から正のDC出力電圧、ゼロ出力電圧、または負のDC出力電圧を選択的に出力するように制御可能である、3つのコンバータモジュールアレイと
を備え、
前記第1のポートは、前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第1のアレイと電気的に結合され、前記第2のポートは、前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第2のアレイと電気的に結合され、前記第1のスイッチ回路は、前記第1のアレイまたは前記第2のアレイを前記第1のバッテリに選択的に結合するように制御可能である、
モジュール式バッテリパックシステム。
(項目203)
各アレイの前記少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールと、前記第1の相互接続モジュールとに通信可能に結合される制御回路をさらに備える、項目202に記載のシステム。
(項目204)
前記制御回路は、アレイ毎に、前記少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを制御し、相内充電状態の平衡を保つように構成される、項目203に記載のシステム。
(項目205)
前記制御回路は、前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のアレイと第2のアレイとの間の相間充電状態の平衡を保つように構成される、項目204に記載のシステム。
(項目206)
前記制御回路は、前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のアレイと前記第2のアレイとの間でエネルギーを交換するように構成される、項目205に記載のシステム。
(項目207)
複数のローカル制御デバイスであって、前記複数のローカル制御デバイスは、切替信号を各アレイの前記少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールのそれぞれおよび前記第1の相互接続モジュールに出力するように構成される、複数のローカル制御デバイスと、
前記複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合されるマスタ制御デバイスと
をさらに備える、項目202に記載のシステム。
(項目208)
前記マスタ制御デバイスは、情報を前記複数のローカル制御デバイスに出力するように構成され、前記情報は、正規化電圧基準波形と、変調指数とを備え、前記複数のローカル制御デバイスは、前記マスタ制御デバイスから受信される前記情報を用いて、パルス幅変調された切替信号を発生させるように構成される、項目207に記載のシステム。
(項目209)
前記複数のローカル制御デバイスは、各アレイの前記少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールおよび前記第1の相互接続モジュールについての充電状態情報を前記マスタ制御デバイスに出力するように構成される、項目207に記載のシステム。
(項目210)
前記第1のバッテリの正端子は、第1のノードと電気的に結合され、前記第1のバッテリの負端子は、第2のノードと電気的に結合され、前記第1のスイッチ回路は、前記第1のポートを前記第1または第2のノードのいずれかに選択的に結合するように構成され、前記第2のポートを前記第1または第2のノードのいずれかに選択的に結合するように構成される、項目202に記載のシステム。
(項目211)
前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第3のアレイと電気的に結合される第3のポートを備える第2の相互接続モジュールと、第2のバッテリと、第2のスイッチ回路とをさらに備え、前記第1および第2のバッテリは、並列に電気的に結合される、項目202に記載のシステム。
(項目212)
前記第1のスイッチ回路は、前記第1および第2のバッテリと前記第1および第2のポートとの間に電気的に結合され、前記第2のスイッチ回路は、前記第1および第2のバッテリと前記第3のポートとの間に電気的に結合される、項目211に記載のシステム。
(項目213)
電気自動車(EV)のモジュール式バッテリパックシステムから電力を供給する方法であって、前記方法は、
第1、第2、および第3のコンバータモジュールアレイを制御し、3相電圧信号を前記EVの3相モータに出力することであって、各アレイは、少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールのそれぞれからの出力電圧の重畳を備えるAC電圧信号を出力するように電気的にともに結合される少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを備え、前記アレイ型コンバータモジュールはそれぞれ、エネルギー源を備え、前記エネルギー源から正のDC出力電圧、ゼロ出力電圧、または負のDC出力電圧を選択的に出力するように制御可能であり、前記第1のアレイは、前記第1の相互接続モジュールに電気的に結合され、前記第2のアレイは、前記第1の相互接続モジュールに電気的に結合される、ことと、
前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のアレイまたは前記第2のアレイを前記第1の相互接続モジュールの第1のバッテリに選択的に結合することと
を含む、方法。
(項目214)
前記第1の相互接続モジュールを制御することは、
前記第1の相互接続モジュールの第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のアレイまたは前記第2のアレイを前記第1のバッテリに選択的に結合することを含む、項目213に記載の方法。
(項目215)
前記第1の相互接続モジュールを制御することは、
前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のアレイと前記第2のアレイとの間の相間充電状態の平衡を保つことを含む、項目213に記載の方法。
(項目216)
前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のアレイと前記第2のアレイとの間の相間充電状態の平衡を保つことは、
パルス幅変調された切替信号を用いて、前記第1の相互接続モジュールの第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のアレイまたは前記第2のアレイを前記第1のバッテリに選択的に結合することを含む、項目215に記載の方法。
(項目217)
前記第1の相互接続モジュールを制御することは、
前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のアレイと前記第2のアレイとの間でエネルギーを交換することを含む、項目213に記載の方法。
(項目218)
前記第1、前記第2、および前記第3のコンバータモジュールアレイを制御し、3相電圧信号を出力することは、
アレイ毎に、前記少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを制御し、相内充電状態の平衡を保つことを含む、項目213に記載の方法。
(項目219)
前記第1、前記第2、および前記第3のコンバータモジュールアレイを制御し、3相電圧信号を出力することは、
マスタ制御デバイスから複数のローカル制御デバイスに情報を出力することであって、前記情報は、正規化電圧基準波形と、変調指数とを備える、ことと、
前記複数のローカル制御デバイスによって、前記マスタ制御デバイスから受信される前記情報を用いて、パルス幅変調された切替信号を発生させることと、
前記第1、第2、および第3のアレイの各アレイ型コンバータモジュールのスイッチ回路を切り替え、前記正のDC出力電圧、ゼロ出力電圧、または負のDC出力電圧を選択的に出力することと
を含む、項目213に記載の方法。
(項目220)
前記第1、第2、および第3のアレイの少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールについての充電状態情報に少なくとも基づいて、前記変調指数を決定することをさらに含む、項目219に記載の方法。
(項目221)
前記第3のアレイは、第2のバッテリを備える第2の相互接続モジュールに電気的に結合され、前記第2の相互接続モジュールは、前記第1のバッテリおよび第2のバッテリが並列であるように、前記第1の相互接続モジュールに結合され、前記方法はさらに、
前記第2の相互接続モジュールを制御し、前記第3のアレイを前記第1および第2のバッテリに選択的に結合すること
を含む、項目213に記載の方法。
(項目222)
電力を電気自動車(EV)に供給するように制御可能なモジュール式バッテリパックシステムであって、前記モジュール式バッテリパックシステムは、
3つのコンバータモジュールアレイであって、各アレイは、アレイ型コンバータモジュールのそれぞれからの出力電圧の重畳を備えるAC電圧信号を出力するように電気的にともに結合される少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを備え、前記3つのアレイはそれぞれ、前記EVの3相モータのための異なる位相を有するAC電圧信号を出力するように構成され、前記アレイ型コンバータモジュールはそれぞれ、エネルギー源を備え、前記エネルギー源から正のDC出力電圧、ゼロ出力電圧、または負のDC出力電圧を選択的に出力するように制御可能である、3つのコンバータモジュールアレイと、
前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第1のアレイおよび前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第2のアレイと電気的に結合される第1の相互接続モジュールであって、前記第1の相互接続モジュールは、第1のバッテリと、前記第1のバッテリから前記EVの第1の補助負荷に電力を供給するためのポートとを備える、第1の相互接続モジュールと
を備える、モジュール式バッテリパックシステムシステム。
(項目223)
前記第1のバッテリは、第1の電圧を出力するように構成され、前記第1の相互接続モジュールは、前記第1の電圧を前記第1の補助負荷に直接供給するように構成される、項目222に記載のシステム。
(項目224)
前記第1の相互接続モジュールは、
前記第1のバッテリと電気的に結合される第1のスイッチ回路と、
第1のインダクタであって、前記第1のインダクタは、第1のインダクタが前記第1のバッテリに切り替え可能に結合されるように、前記第1のスイッチ回路と電気的に結合される、第1のインダクタと
を備え、
前記第1のインダクタは、前記ポートと電気的に結合される、項目222に記載のシステム。
(項目225)
前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のバッテリから前記第1の補助負荷に供給される前記第1の電圧を制御するように構成される制御回路をさらに備える、項目224に記載のシステム。
(項目226)
前記制御回路は、前記第1の相互接続モジュールから測定信号を受信し、前記測定信号を使用して前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1の補助負荷に供給される前記第1の電圧を制御するように構成される、項目225に記載のシステム。
(項目227)
前記制御回路は、前記測定信号を使用するように、かつパルス幅変調された切替信号を発生させ、前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1の補助負荷に供給される前記第1の電圧を制御するように構成される、項目226に記載のシステム。
(項目228)
前記ポートは、第1のポートであり、前記第1の相互接続モジュールは、前記第1のバッテリから前記EVの第2の補助負荷に電力を供給するための第2のポートを備える、項目222に記載のシステム。
(項目229)
前記第1の補助負荷は、前記EVの空調装置を備え、前記第2の補助負荷は、前記EVの車載電気ネットワークである、項目228に記載のシステム。
(項目230)
前記ポートは、第1のポートであり、前記システムはさらに、前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第1のアレイと電気的に結合される第2の相互接続モジュールであって、前記第2の相互接続モジュールは、前記EVの第1の補助負荷に結合するための第2のポートを備える、第2の相互接続モジュールと、前記第1のバッテリと並列に電気的に結合される第2のバッテリとを備える、項目222に記載のシステム。
(項目231)
前記第1の相互接続モジュールは、前記第1および第2のバッテリと電気的に結合される第1のスイッチ回路と、第1のインダクタが前記第1および第2のバッテリに切り替え可能に結合されるように、前記第1のスイッチ回路と電気的に結合される第1のインダクタとを備え、前記第1のインダクタは、前記第1のポートと電気的に結合される、項目230に記載のシステム。
(項目232)
前記第2の相互接続モジュールは、前記第1および第2のバッテリと電気的に結合される第2のスイッチ回路と、第2のインダクタが前記第1および第2のバッテリに切り替え可能に結合されるように、前記第2のスイッチ回路と電気的に結合される第2のインダクタとを備え、前記第2のインダクタは、前記第2のポートと電気的に結合される、項目231に記載のシステム。
(項目233)
前記第1の相互接続モジュールは、前記第1および第2のバッテリから前記EVの第2の補助負荷に電力を供給するための第3のポートを備える、項目230に記載のシステム。
(項目234)
前記第2の相互接続モジュールは、前記EVの第2の補助負荷に結合するための第4のポートを備える、項目233に記載のシステム。
(項目235)
前記第1および第2のポートは、ともに電気的に結合され、前記第3および第4のポートは、ともに電気的に結合される、項目234に記載のシステム。
(項目236)
モジュール式バッテリパックシステムから電気自動車(EV)に電力を供給する方法であって、前記方法は、
3つのコンバータモジュールアレイを制御し、3相電圧信号を前記EVの3相モータに出力することであって、各アレイは、3つのアレイ型コンバータモジュールのそれぞれからの出力電圧の重畳を備えるAC電圧信号を出力するように電気的にともに結合される少なくとも3つのアレイ型コンバータモジュールを備え、前記アレイ型コンバータモジュールはそれぞれ、エネルギー源を備え、前記エネルギー源から正のDC出力電圧、ゼロ出力電圧、または負のDC出力電圧を選択的に出力するように制御可能である、ことと、
第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1の相互接続モジュールの第1のバッテリから前記EVの第1の補助負荷に電力を供給することであって、前記第1の相互接続モジュールは、前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第1のアレイおよび前記3つのコンバータモジュールアレイのうちの第2のアレイと電気的に結合され、前記第1の相互接続モジュールは、前記第1のバッテリと、前記第1のバッテリから前記第1の補助負荷に電力を供給するためのポートとを備える、ことと
を含む、方法。
(項目237)
前記第1の相互接続モジュールを制御することは、
前記第1の相互接続モジュールの第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のバッテリから前記第1の補助負荷に供給される前記電力を制御すること
を含む、項目236に記載の方法。
(項目238)
前記第1の相互接続モジュールからの測定信号を使用し、前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1のバッテリから前記第1の補助負荷に供給される前記電力を制御することをさらに含む、項目237に記載の方法。
(項目239)
前記第1の相互接続モジュールからの前記測定信号を使用することは、
パルス幅変調された切替信号を発生させるための基礎として前記測定信号を使用し、前記第1のスイッチ回路を制御し、前記第1の補助負荷に供給される前記電力を制御すること
を含む、項目238に記載の方法。
(項目240)
前記第1の相互接続モジュールは、
第1のインダクタであって、前記第1のインダクタは、前記第1のインダクタが前記第1のバッテリに切り替え可能に結合されるように、前記第1のスイッチ回路と電気的に結合され、前記第1のインダクタは、前記ポートと電気的に結合され、電力は、前記第1のインダクタを通して前記第1のバッテリから前記第1の補助負荷に供給される、第1のインダクタ
を備える、項目239に記載の方法。
(項目241)
前記第1の相互接続モジュールを制御し、前記第1のバッテリから前記EVの第2の補助負荷に電力を供給することをさらに含み、前記第2の相互接続モジュールは、前記第1のバッテリから前記第2の補助負荷に電力を供給するための第2のポートを備える、項目240に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0015】
その構造および動作の両方に関して、本明細書に記載される主題の詳細は、同様の参照番号が同様の部品を指す、付随する図面の考察によって明白であり得る。図内のコンポーネントは、必ずしも一定の縮尺ではなく、代わりに、主題の原理を例証することに重点が置かれている。さらに、全ての説明図は、相対サイズ、形状、および他の詳細な属性が、文字通りに、または精密にではなく、図式的に図示され得る、概念を伝えることを意図している。
【0016】
【
図1A】
図1A、1B、および1Cは、モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【
図1B】
図1A、1B、および1Cは、モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【
図1C】
図1A、1B、および1Cは、モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0017】
【
図2】
図2は、本開示の実施形態による、マスタ制御デバイス(MCD)に相互接続されたローカル制御デバイス(LCD)を伴うコンバータ・ソースモジュール(コンソースV1)の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0018】
【
図3】
図3は、本開示の実施形態による、MCDに相互接続されたLCDを伴うコンバータ・ソースモジュール(コンソースV2)の別の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0019】
【
図4】
図4は、本開示の実施形態による、MCDおよび随意の補助負荷に相互接続されたLCDを伴うコンバータ・ソースモジュール(コンソースV3)の別の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0020】
【
図5A】
図5Aは、本開示の実施形態による、
図2に示されるコンバータ(コンバータV1)の例示的実施形態を描写する、概略図である。
【0021】
【
図5B】
図5Bは、本開示の実施形態による、
図2および3に示されるコンバータ(コンバータV2)の例示的実施形態を描写する、概略図である。
【0022】
【
図6】
図6A、6B、および6Cは、本開示の実施形態による、
図1、2、および3に示されるエネルギー源として使用するためのエネルギー貯蔵要素の例示的実施形態を描写する、略図である。
【0023】
【
図7】
図7A、7B、および7Cは、本開示の実施形態による、
図1、2、および3に示されるエネルギーバッファとして使用するための例示的実施形態を描写する、概略図である。
【0024】
【
図8】
図8A、8B、8C、8D、8E、および8Fは、本開示の実施形態による、
図3に示されるエネルギー源2として使用するための例示的実施形態を描写する、略図である。
【0025】
【
図9】
図9は、本開示の実施形態による、例示的コンバータからの出力電圧を描写する、グラフである。
【0026】
【
図10】
図10は、本開示の実施形態による、6つの例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、例示的モジュールベースのエネルギー貯蔵システムからの出力電圧を描写する、グラフである。
【0027】
【
図11】
図11は、本開示の実施形態による、
図3に示される例示的コンバータ・ソースモジュール(コンソースV2)のための電力潮流管理の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0028】
【
図12】
図12Aおよび12Bは、コンバータV2が二次電流高調波の低減という二次機能を提供する、
図3に示されるコンバータ・ソース(コンソースV2)モジュールの例示的波形を描写する、グラフである。
【0029】
【
図13】
図13は、本開示の実施形態による、
図4に示されるコンバータ・ソース(コンソースV3)モジュールのための電力潮流管理の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0030】
【
図14】
図14A、14B、14C、および14Dは、モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態に適用可能なパルス幅変調の例示的実施形態を描写する、グラフである。
【0031】
【
図15】
図15は、本開示の例示的実施形態による、接続された例示的コンバータ・ソースモジュールの例示的1次元アレイを描写する、概略図である。
【0032】
【
図16】
図16は、本開示の例示的実施形態による、接続された例示的コンバータ・ソースモジュールの例示的2次元アレイを描写する、概略図である。
【0033】
【
図17】
図17は、本開示の例示的実施形態による、接続された例示的コンバータ・ソースモジュールの別の例示的2次元アレイを描写する、概略図である。
【0034】
【
図18】
図18は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続される複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、例示的システムを描写する、概略図である。
【0035】
【
図19】
図19は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続される複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0036】
【
図20】
図20は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続される複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0037】
【
図21】
図21は、本開示の例示的実施形態による、多次元アレイで接続される複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、例示的システムを描写する、概略図である。
【0038】
【
図22】
図22は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、電気モータに接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、例示的システムを描写する、概略図である。
【0039】
【
図23】
図23は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、電気モータに接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0040】
【
図24】
図24は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0041】
【
図25】
図25は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0042】
【
図26】
図26は、本開示の例示的実施形態による、6次元アレイで接続され、6相電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0043】
【
図27】
図27は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、2つの3相電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0044】
【
図28】
図28は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、3相開巻線電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図である。
【0045】
【
図29】
図29は、本開示の例示的実施形態による、3次元アレイで接続され、2つの3相開巻線電気モータおよび補助負荷に接続される、複数の例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、別の例示的システムを描写する、概略図を図示する。
【0046】
【
図30】
図30は、本開示の例示的実施形態と併用するための単相平衡コントローラの例示的実施形態を描写する、概略図である。
【0047】
【
図31】
図31は、本開示の例示的実施形態と併用するための例示的単相システムのための電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0048】
【
図32】
図32は、本開示の例示的実施形態と併用するための単相平衡コントローラの例示的実施形態を描写する、概略図を描写する。
【0049】
【
図33】
図33Aおよび33Bは、(A)相内平衡のみおよび(B)相内および相間平衡のための3相構造のための電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0050】
【
図34】
図34Aおよび34Bは、(A)共通モジュールおよび(B)共通モジュールおよび中性点偏移を通した相内および相間平衡を用いた共通モジュールを伴う3相構造のための電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0051】
【
図35】
図35Aおよび35Bは、(A)中性点偏移および(B)共通モジュールおよび中性点偏移を伴う4相システムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0052】
【
図36】
図36Aおよび36Bは、(A)中性点偏移および(B)共通モジュールおよび中性点偏移を伴う5相システムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0053】
【
図37】
図37Aおよび37Bは、(A)中性点偏移および(B)共通モジュールおよび中性点偏移を伴う6相システムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0054】
【
図38】
図38Aおよび38Bは、(A)共通モジュールおよび(B)共通モジュールおよび中性点偏移を通した、
図27に示される例示的システムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0055】
【
図39】
図39Aおよび39Bは、(A)共通モジュールおよび(B)共通モジュールおよび中性点偏移を通した、
図28に示されるシステムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0056】
【
図40】
図40Aおよび40Bは、(A)共通モジュールおよび(B)共通モジュールおよび中性点偏移を通した、
図29に示されるシステムのための相内および相間平衡を伴う電圧共有制御のフェーザ図を描写する。
【0057】
【
図41】
図41および42は、コンバータ・ソースモジュールの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【
図42】
図41および42は、コンバータ・ソースモジュールの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。
【0058】
【
図43】
図43Aおよび43Bは、1つ以上の基板上に搭載されるコンバータ・ソースモジュールのコンポーネントの例示的実施形態を描写する、概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0059】
本主題が詳細に説明される前に、本開示は、説明される特定の実施形態に限定されず、したがって、当然ながら変動し得ることを理解されたい。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、本開示の範囲が添付の請求項のみによって限定されるであろうため、限定的であることを意図していないことを理解されたい。
【0060】
そのようなシステム内のデバイス、回路、ソフトウェア、およびコンポーネントの例示的実施形態、そのようなシステムを動作させ、使用する方法の例示的実施形態、そのようなシステムが実装される、または組み込まれ得る、またはそのようなシステムがともに利用され得る、用途(例えば、装置、機械、グリッド、場所、構造、環境等)の例示的実施形態であるような、モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態が、本明細書に説明される。多くの場合、これらの用途は、移動用途または定常用途として分類されることができる。
(用途の実施例)
【0061】
移動用途は、概して、モジュールベースのエネルギーシステムが、エンティティ上または内に位置し、モータによる原動力への変換のために電気エネルギーを貯蔵および提供し、そのエンティティを移動させる、または移動させることを支援するものである。本明細書に開示される実施形態が併用され得る、移動エンティティの実施例は、限定ではないが、陸にわたって、または地下で、海にわたって、または海中で、陸または海の上方でそれと接触せずに(例えば、空中を飛行またはホバリングする)、または宇宙空間を通して移動する、電気および/またはハイブリッドエンティティを含む。本明細書に開示される実施形態が併用され得る、移動エンティティの実施例は、限定ではないが、車両、列車、船、船舶、航空機、および宇宙船を含む。本明細書に開示される実施形態が併用され得る、移動車両の実施例は、限定ではないが、1つだけの車輪または軌道を有するもの、2つだけの車輪または軌道を有するもの、3つだけの車輪または軌道を有するもの、4つだけの車輪または軌道を有するもの、および5つ以上の車輪または軌道を有するものを含む。本明細書に開示される実施形態が併用され得る、移動エンティティの実施例は、限定ではないが、車、バス、トラック、バイク、スクータ、産業用車両、鉱業車両、飛行体(例えば、飛行機、ヘリコプタ、ドローン等)、船舶(例えば、商業用輸送船、船、ヨット、ボート、または他の水上乗物)、潜水艦、機関車またはレールベースの車両(例えば、列車等)、軍用車両、宇宙船、および衛星を含む。
【0062】
定常用途は、概して、移動用途以外の用途である。概して、定常用途では、モジュールベースのエネルギーシステムは、1つ以上の他のエンティティによる消費のための電気エネルギーを提供しながら、静的場所に常駐する。本明細書に開示される実施形態が使用または併用され得る、定常用途の実施例は、限定ではないが、1つ以上の住宅構造または場所による、またはその内側での使用のためのエネルギーシステム、1つ以上の産業用構造または場所による、またはその内側での使用のためのエネルギーシステム、1つ以上の商業用構造または場所による、またはその内側での使用のためのエネルギーシステム、1つ以上の政府構造または場所による、またはその内側での使用のためのエネルギーシステム(軍用および非軍用使用の両方を含む)、および貯蔵のために太陽光、風力、地熱エネルギー、化石燃料、または核反応を電気に変換するシステムを含む。本明細書に開示される実施形態が使用または併用され得る、定常用途の実施例は、限定ではないが、上記に説明される移動用途を充電するためのエネルギーシステム(例えば、充電ステーション)を含む。本明細書に開示される実施形態が使用または併用され得る、定常用途の他の実施例は、限定ではないが、データセンター貯蔵システム、送電網、またはマイクログリッドを含む。定常エネルギーシステムは、貯蔵または非貯蔵役割のいずれかで使用されることができる。
【0063】
本明細書の実施形態を説明する際に、特定の移動用途(例えば、電気自動車(EV))または定常用途(例えば、グリッド)が、参照され得る。そのような参照は、解説を容易にするために行われ、特定の実施形態が、使用のためにその特定の移動または定常用途のみに限定されることを意味しない。電力をモータに提供するシステムの実施形態は、移動および定常用途の両方で使用されることができる。ある構成は、他のものと比べていくつかの用途により好適であり得るが、本明細書に開示される全ての例示的実施形態は、別様に記述されない限り、移動および定常用途の両方での使用が可能である。
(モジュールベースのエネルギーシステムの例示的実施形態)
【0064】
図1Aは、モジュールベースのエネルギーシステム100の例示的実施形態を描写する。ここでは、システム100は、それぞれ、通信経路またはリンク106-1から106-Nを経由して、N個のコンバータ・ソースモジュール108-1から108-Nと通信可能に結合される、制御回路102を含む。これらの実施形態では、任意の数の2つ以上のコンバータ・ソースモジュールが、使用されることができる(例えば、Nは、2以上である)。本明細書では「コンソース(ConSource)」モジュールと称される、コンバータ・ソースモジュール108は、
図15-29に関してより詳細に説明されるであろうように、種々の様式で相互に接続されることができる。例証を容易にするために、
図1A-1Cでは、コンソースモジュールは、直列に接続されて、または1次元アレイとして示され、第Nコンソースモジュールが、負荷101に結合される。負荷101は、システム100が、電力を提供するために使用されるときに電力を出力する、電気負荷である。負荷101は、限定ではないが、モータまたはグリッドを含む、任意のタイプの負荷であり得る。充電のために、コンソースモジュールは、負荷101に加えて、またはその代わりにのいずれかで、充電源(図示せず)と結合されることができる。本明細書にさらに詳細に説明されるであろうように、システム100は、一次および補助負荷の両方を含む、複数の負荷101を供給するように構成されることができる。
【0065】
図1Aの実施形態では、制御回路102は、コンソースモジュールのうちの同一のまたは異なる1つ以上のものから受信される、ステータス情報に基づいて、1つ以上のコンソースモジュール108を制御するように構成される。制御はまた、負荷101の要件等の1つ以上の他の要因に基づくこともできる。多くの実施形態では、制御される側面は、経時的な各コンソースモジュールの出力電力であるが、しかしながら、他の側面も、出力電力の代替として、またはそれに加えて、制御されることができる。
【0066】
多くの実施形態では、システム100内の全コンソースモジュールのステータス情報が、制御回路102に通信され、そこから制御回路102が、全コンソースモジュール108-1…108-Nを独立して制御するであろう。他の変形例も、可能性として考えられる。例えば、特定のコンソースモジュール(またはコンソースモジュールのサブセット)の制御は、その特定のコンソースモジュール(またはコンソースモジュールのサブセット)のステータス情報に基づく、特定のコンソースモジュール(またはコンソースモジュールのサブセット)ではない、異なるコンソースモジュールのステータス情報に基づく、特定のコンソースモジュール(またはコンソースモジュールのサブセット)以外の全てのコンソースモジュールのステータス情報に基づく、その特定のコンソースモジュール(コンソースモジュールのサブセット)のステータス情報およびその特定のコンソースモジュール(コンソースモジュールのサブセット)ではない少なくとも1つの他のコンソースモジュールのステータス情報に基づく、またはシステム100内の全てのコンソースモジュールのステータス情報に基づくことができる。
【0067】
本明細書に説明されるであろうように、ステータス情報は、各コンソースモジュールの1つ以上の側面についての情報であり得る。ステータス情報は、動作特性または他のパラメータであり得る。ステータス情報のタイプは、限定ではないが、コンソースモジュールまたはそのコンポーネントの以下の側面、すなわち、充電状態(SOC)(例えば、分数またはパーセント等のその容量に対するエネルギー源の充電のレベル)、健全性状態(SOH)(例えば、その理想的条件と比較したエネルギー源の条件の性能指数)、容量、温度、電圧、電流、または障害の存在または非存在を含む。各コンソースモジュール108-1…108-Nは、ステータス情報を構成する、またはステータス情報に変換され得る、感知または測定信号またはデータを収集するための1つ以上のセンサまたは他の測定要素を含む。1つを上回るタイプのステータス情報が、単一のセンサを用いて感知または測定される、または別様に付加的センサを必要とすることなくアルゴリズムで決定されることができるため、別個のセンサが、各タイプのステータス情報を収集するために必要とされない。
【0068】
図1Bは、システム100の別の例示的実施形態を描写する。ここでは、制御回路102は、それぞれ、通信経路またはリンク115-1から115-Nを経由して、N個の異なるローカル制御デバイス114-1から114-Nと通信可能に結合される、マスタ制御デバイス112として実装される。各ローカル制御デバイス114-1から114-Nは、ローカル制御デバイス114とコンバータ・ソースモジュール108との間に1:1の関係が存在するように、それぞれ、通信経路またはリンク116-1から116-Nを経由して、1つのコンバータ・ソースモジュール108-1から108-Nと通信可能に結合される。
【0069】
図1Cは、システム100の別の例示的実施形態を描写する。ここでは、マスタ制御デバイス112は、それぞれ、通信経路またはリンク115-1から115-Mを経由して、M個の異なるローカル制御デバイス114-1から114-Mと通信可能に結合される。ローカル制御デバイス114は、2つ以上のコンバータ・ソースモジュール108と結合され、それらを制御することができる。ここに示される実施例では、各ローカル制御デバイス114は、M個のローカル制御デバイス114-1から114-Mが、それぞれ、通信経路またはリンク116-1から116-2Mを経由して、2M個のコンバータ・ソースモジュール108-1から108-2Mと結合されるように、2つのコンバータ・ソースモジュール108と通信可能に結合される。
【0070】
通信経路またはリンク106、115、および116はそれぞれ、並列または直列様式で、データまたは情報を双方向に通信する、有線または無線通信経路またはリンクであり得る。データは、標準またはカスタム形式で通信されることができる。自動車用途では、通信経路またはリンク115は、FlexRayまたはCANプロトコルに従ってデータを通信するように構成されることができる。
【0071】
図1Bおよび1Cに関して説明される実施形態では、ローカル制御デバイス114は、各コンソースモジュールからステータス情報を受信する、または各コンソースモジュールから受信される感知または測定信号またはデータからステータス情報を決定し、その情報をマスタ制御デバイス112に通信する。いくつかの実施形態では、ローカル制御デバイス114は、測定または感知されたデータを制御デバイス112に通信し、これは、次いで、その未加工データに基づいてステータス情報をアルゴリズムで決定する。マスタ制御デバイス112は、次いで、コンソースモジュール108のステータス情報を使用し、それに応じて制御決定を行うことができる。制御決定は、コンソースモジュールの動作または寄与を維持するか、または調節するかのいずれかのためにローカル制御デバイス114によって解釈または利用され得る、命令、コマンド、または他の情報(下記に説明される変調指数等)の形態をとってもよい。
【0072】
例えば、マスタ制御デバイス112は、特定のコンソースモジュール(またはそのコンポーネント)がシステム100内の1つ以上の他のコンソースモジュールに対して動作している、以下の条件、すなわち、比較的により低いSOCを伴う、比較的により低いSOHを伴う、比較的により低い容量を伴う、比較的により低い電圧を伴う、比較的により低い電流を伴う、比較的により高い温度を伴う、または障害を伴うもののうちの1つ以上のものを示す、ステータス情報を受信してもよい。そのような実施例では、マスタ制御デバイス112は、特定のコンソースモジュールの電力出力を低減させる(またはある場合には、条件に応じて上昇させる)、制御情報を出力することができる。このように、例えば、より高い温度で動作しているコンソースモジュールの電力出力は、そのコンソースモジュールの温度を1つ以上の他のコンソースモジュールの温度に向かって収束させるように、低減されることができる。
【0073】
他の実施形態では、特定のコンソースモジュールの動作を調節するかどうかの決定は、必ずしも他のコンソースモジュールのステータスとの比較ではなく、事前決定された閾値、限界、または条件とのステータス情報の比較によって行われることができる。事前決定された閾値、限界、または条件は、使用の間に変化しない、製造業者によって設定されるもの等の静的閾値、限界、または条件であり得る。事前決定された閾値、限界、または条件は、使用の間に変化することが許容される、または変化する、動的閾値、限界、または条件であり得る。例えば、マスタ制御デバイス112は、そのコンソースモジュールに関するステータス情報が、それが事前決定された閾値または限界に違反して(例えば、それを上回って、または下回って)、または許容動作条件の事前決定された範囲外で動作していることを示す場合、コンソースモジュールの動作を調節することができる。同様に、マスタ制御デバイス112は、そのコンソースモジュールに関するステータス情報が、実際のまたは潜在的障害の存在(例えば、アラームまたは警告)を示す、または実際のまたは潜在的障害の非存在または除去を示す場合、コンソースモジュールの動作を調節することができる。障害の実施例は、限定ではないが、コンポーネントの実際の故障、コンポーネントの潜在的故障、短絡または他の過剰電流条件、開回路、過剰電圧条件、通信を受信できないこと、破損したデータの受信、および同等物を含む。
【0074】
ローカル制御デバイス114は、コンバータ・ソースモジュールの種々のセンサ(例えば、温度、電圧、および電流センサ)からの信号、半導体スイッチへおよびそれからの切替(例えば、トリガ)および障害信号、エネルギー貯蔵およびバッファリング要素の基本電池の電圧、および他の信号を受信、処理、および伝送することができる。ローカル制御デバイスは、マスタ制御デバイス112との通信と、そこへおよびそれからの対応する制御信号の伝送とを実施することができる。
【0075】
このように、マスタ制御デバイス112は、システム100内のコンソースモジュール108を制御し、所望の標的を達成する、またはそれに向かって収束することができる。標的は、例えば、相互に対して同一または類似レベルにおける、または事前決定された閾値、限定、または条件内の全てのコンソースモジュールの動作であり得る。本プロセスはまた、コンソースモジュールの動作または動作特性において平衡を保つこと、または平衡を達成しようと努めることとして参照される。本明細書で使用されるような用語「平衡」は、コンソースモジュール108またはそのコンポーネントの間の絶対平等性を要求せず、むしろ、システム100の動作が、別様に存在するであろうコンソースモジュールの間の動作の相違を能動的に低減させるために使用され得ることを当業者に伝えるために、広義で使用される。
【0076】
図1Aに戻って参照すると、制御回路102は、ソフトウェア(処理回路によって実行可能である、メモリ内に記憶された命令)、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用して、動作し、制御を実行するように構成されることができる。制御回路102は、ここで示されるような、処理回路と、メモリとを含むことができる。処理回路およびメモリの例示的実装が、下記にさらに説明される。通信経路またはリンク106はまた、1つ以上のコンバータ・ソースモジュール108から制御回路102のための動作電力を直接供給するように、有線電力を含むこともできる。ある実施形態では、制御回路102のための電力が、1つ以上のコンバータ・ソースモジュール108のみから供給される。
【0077】
図1B-1Cを参照すると、マスタ制御デバイス112およびローカル制御デバイス114は、同様に、ソフトウェア(処理回路によって実行可能である、メモリ内に記憶された命令)、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを使用して、動作し、制御を実行するように構成されることができ、それぞれは、ここで示されるような、処理回路と、メモリとを含むことができる。処理回路120およびメモリ122の例示的実装が、下記にさらに説明される。通信経路またはリンク116はまた、1つ以上のコンバータ・ソースモジュール108からローカル制御デバイス114のための動作電力を直接供給するように、有線電力を含むこともできる。ある実施形態では、ローカル制御デバイス114毎の動作電力は、そのローカル制御デバイス114が経路116によって接続される、1つ以上のコンバータ・ソースモジュール108のみによって供給される。マスタ制御デバイス112のための動作電力は、(例えば、車の電力ネットワークを通して等)コンバータ・ソースモジュール108のうちの1つ以上のものから間接的に供給されることができる。
【0078】
いくつかの実施形態では、制御回路102は、システム100全体のための単一の制御デバイスを含むことができる。他の実施形態では、制御回路は、別個のマスタ制御デバイス112が必要ではなく、システム100から省略され得るように、モジュール108と関連付けられるローカル制御デバイス114の間に分散されることができる。
【0079】
いくつかの実施形態では、システム100の制御は、システム100専用の、またはそれのローカルにある制御回路102と、用途の他の部品と共有される制御回路との間に分散されることができる。例えば、自動車用途では、マスタ制御デバイス112は、1つ以上の他の自動車機能(例えば、モータ制御、ドライバインターフェース制御、牽引制御等)に対する責任を有する、車両の別の制御デバイス(例えば、電子制御ユニット(ECU))の一部として実装されることができる。
【0080】
制御回路102は、用途の別の制御デバイスと通信するための通信インターフェースを有することができる。例えば、自動車用途では、制御回路102(例えば、マスタ制御デバイス112)は、システム100についてのデータまたは情報を車両の別の制御デバイス(例えば、ECU)に出力することができる。
(モジュールベースのシステム内のコンバータ・ソースモジュールの例示的実施形態)
【0081】
図2-4は、コンバータ・ソースモジュール108、またはコンソースモジュールあたり1つのローカル制御デバイス114を伴う、
図1Bに描写されるようなシステム100内のコンソースモジュールの例示的実施形態を描写する。
図2-4の実施形態および本明細書に説明されるありとあらゆる他の実施形態は、別様に記述されない限り、
図1A-1Cの構成に従って実装されることができる。
【0082】
コンソースモジュール108は、電圧コンバータまたは電流コンバータとして実装されることができる。説明を容易にするために、本明細書に説明される実施形態は、電圧コンバータを参照してそのように行われるが、実施形態は、そのようなものに限定されない。
【0083】
図2は、システム100内のコンソースモジュール108Aの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。コンソースモジュール108Aの本実施形態は、本明細書では例示的コンソースモジュールのバージョン1(コンソースV1)と称され得、コンバータ・ソースモジュール108のタイプの実施例である。また、ローカル制御デバイス114(LCD)およびマスタ制御デバイス112(MCD)も示される。コンソースV1 108Aは、ひいては、MCD112と通信可能に結合される、LCD114と通信可能に結合される。
【0084】
コンソースV1 108Aは、1つ以上のエネルギー貯蔵要素を含み得る、エネルギー源202(エネルギー源1)を含む。エネルギー源1は、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、ウルトラキャパシタ600(
図6A)、少なくとも1つの電池、または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール610(
図6B)、または燃料、燃料電池、または燃料電池モジュール620(
図6C)のうちの1つであり得る。
【0085】
エネルギー源1の出力out1およびout2は、それぞれ、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、電解および/またはフィルムコンデンサCEB700(
図7A)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、および2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2によって形成される、Z源ネットワーク710(
図7B)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2、およびダイオードDEBによって形成される、準Z源ネットワーク720(
図7C)に基づく、要素およびトポロジのうちの1つを含み得る、エネルギーバッファの入力端子in1およびin2に接続されることができる。エネルギーバッファの具体的トポロジおよびコンポーネントの選択肢は、エネルギーバッファの出力端子out1およびout2上の高周波数電圧脈動の最大許容振幅に依存する。これらの脈動は、コンソースモジュール108の性能を劣化させ得、したがって、それらは、その基礎として好適な要素およびトポロジを設計することによって、効率的にバッファリングされることができる。
【0086】
エネルギーバッファの出力out1およびout2は、それぞれ、コンバータV1の入力in1およびin2に接続される。コンバータV1 206の例示的実施形態の概略表現が、
図5Aに示される。多くの実施形態では、コンバータV1 206は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタまたはMOSFET(
図4に示されるような)等の半導体スイッチとして構成され得る、少なくとも4つのスイッチS3、S4、S5、S6を含むことができる。別のスイッチ実施例は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタまたはIGBTである。半導体スイッチは、比較的に高いスイッチング周波数において動作され、それによって、コンバータV1が、所望される場合、パルス幅変調モードで動作されること、および比較的に短い時間間隔内で制御コマンドに応答することを可能にすることができる。これは、過渡モードにおいて出力電圧調整および高速動的挙動の高い耐性を提供することができる。
【0087】
本実施形態では、コンバータV1 206は、スイッチS3、S4、S5、S6の異なる組み合わせによって、その端子in1とin2との間のDCライン電圧VDCLを、その出力端子out1およびout2に接続することによって、3つの異なる電圧出力、すなわち、+VDCL、0、および-VDCLを発生させる。+VDCLを取得するために、スイッチS3およびS6が、オンにされる一方、-VDCLは、スイッチS4およびS5をオンにすることによって取得されることができる。S3およびS5またはS4およびS6をオンにすることによって、出力電圧は、ゼロまたは基準電圧に設定される。
【0088】
半導体スイッチS3、S4、S5、S6のための制御切替信号は、(
図2に示される)LCDおよびMCDにおける採用された制御技法の柔軟性および要件に応じて、異なる方法で発生されてもよい。1つのアプローチは、空間ベクトルパルス幅変調SVPWMまたは正弦波パルス幅変調SPWM、またはそれらの変形例を使用し、コンバータV1の出力電圧を発生させることである。コンバータV1の出力電圧波形900の実施例が、
図9に示される。変調方法はまた、それが適用されるシステム100のバージョンに依存し、変調の1つの可能性として考えられるソリューションが、実施例として本明細書にさらに提示されるであろう。
【0089】
パルス幅変調を使用する、いくつかの実施形態では、(MCDではなく)LCDは、コンソースモジュール内のスイッチのために切替信号を発生させる。ヒステリシスを使用するもの等のいくつかの実施形態では、切替信号の発生が、MCDによって実施されることができる。
図2に示されるLCD114は、診断、測定、保護、および制御信号ラインのセットを介して、コンソースV1 108Aに接続されることができ、3つの主要機能のうちの1つ以上のものを実施することができる。第1の機能は、エネルギー源1の管理である。第2の機能は、過電流、過電圧、および高温条件からのエネルギーバッファ、より具体的には、そのコンポーネントの保護である。第3の機能は、コンバータV1 206の制御および保護である。
【0090】
一例示的実施形態では、LCD114による、コンソースV1モジュール108Aのためのエネルギー源1の管理の機能は、以下の通りである。LCD114は、測定信号VES1、TES1、IES1を受け入れ、VES1は、エネルギー源1の基本コンポーネントのうちの少なくとも1つ、好ましくは、全ての電圧、または、例えば、限定ではないが、バッテリ電池(個々、または直列および/または並列に接続された)、ウルトラキャパシタ電池(個々、または直列および/または並列に接続された)等の基本コンポーネント群の電圧であり、TES1は、エネルギー源1の基本コンポーネントのうちの少なくとも1つ、好ましくは、全ての温度、または基本コンポーネント群の温度であり、IES1は、エネルギー源1の出力電流である。これらの測定信号に基づいて、LCD114は、以下、すなわち、基本コンポーネントまたは基本コンポーネント群の実際の容量、実際の充電状態(SOC)、および健全性状態(SOH)の計算または決定、測定および/または計算されたデータに基づく警告またはアラーム信号の設定、および/またはMCD112への対応する信号の伝送のうちの1つ以上のものを実施することができる。
【0091】
一例示的実施形態では、LCDによる、コンソースV1モジュール108Aのためのエネルギーバッファ204の保護の機能は、以下の通りである。LCD114は、測定信号VEB、TEB、IEBを受け入れ、VEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネント、例えば、限定ではないが、コンデンサCEB、またはコンデンサCEB1、CEB2の電圧(
図7A-7C参照)であり、TEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つのコンポーネントの温度であり、および/またはIEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つのコンポーネントを通した電流である。これらの測定信号に基づいて、LCD114は、以下、すなわち、測定されたデータに基づく警告またはアラーム信号の設定、および/またはMCD112への対応する警告またはアラーム信号の伝送を実施することができる。
【0092】
一例示的実施形態では、LCD114による、コンソースV1モジュール108AのためのコンバータV1 206の制御および保護の機能は、以下の通りである。LCDは、半導体スイッチS3、S4、S5、S6のための制御信号を発生させるために、LCDにおいてパルス幅変調技法と併用され得る、いくつかの実施形態では、変調基準信号およびイネーブル信号、または基準信号および変調指数であり得る、コマンド信号を(例えば、FlexRayまたはCANを経由して)MCDから受信することができる。コンバータV1 206の統合電流センサから来る電流フィードバック信号IOUT(
図2に示されていない)が、コンバータV1内の全てのスイッチの故障ステータス(例えば、短絡または開回路故障モード)についての情報を搬送し得る、コンバータV1 206のスイッチの駆動回路(
図2に示されていない)から来る1つ以上の信号Fとともに、過電流保護のために使用されることができる。本データに基づいて、LCDは、バイパスするために、またはシステム100からコンバータV1およびコンソースV1モジュール108A全体を接続解除するために、対応する半導体スイッチS3、S4、S5、S6に印加されるべき切替信号の組み合わせについて決定を行うことができる。(特定のスイッチのための切替信号が、そのスイッチをオンまたはオフにすることができる。)
【0093】
図3は、本明細書ではコンソースモジュールのバージョン2(コンソースV2)と称され得、コンバータ・ソースモジュール108のタイプの実施例である、コンソースモジュール108Bの別の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。コンソースV2 108Bが、ひいては、MCD112と通信可能に結合される、LCD114と通信可能に結合される。
【0094】
本実施形態では、コンソースV2 108Bは、一次エネルギー源1 202および二次エネルギー源2 304を伴う二重エネルギー源構成である。エネルギー源1は、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタ600(
図6A)、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール610(
図6B)、および燃料、燃料電池、または燃料電池モジュール620(
図6C)のうちの1つを含むことができる。
【0095】
エネルギー源1 202の出力out1およびout2は、それぞれ、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、電解および/またはフィルムコンデンサCEB700(
図7A)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、および2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2によって形成される、Z源ネットワーク710(
図7B)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2、およびダイオードDEBによって形成される、準Z源ネットワーク720(
図7C)に基づく、要素およびトポロジのうちの1つを含み得る、エネルギーバッファ204の入力端子in1およびin2に接続されることができる。エネルギーバッファ204の出力out1およびout2は、それぞれ、コンバータV2 308の入力in1およびin3に接続される。
【0096】
エネルギーバッファ204の出力out2は、エネルギー源2 304の出力out2にも接続されることができる。エネルギー源2の別の出力out1が、コンバータV2 308の入力in2に接続される。エネルギー源2は、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、電解および/またはフィルムコンデンサCEB800(
図8A)、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタ810(
図8B)、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール820(
図8C)、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタ810と並列に接続された電解および/またはフィルムコンデンサCEB800(
図8D)、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール820と並列に接続された電解および/またはフィルムコンデンサCEB800(
図8E)、ウルトラキャパシタ(またはスーパーキャパシタ)810、および少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール820と並列に接続された、電解および/またはフィルムコンデンサCEB800(
図8F)等の貯蔵要素のうちの1つを含むことができる。
【0097】
コンバータV2 308の例示的実施形態の簡略化された概略表現が、
図5Bに示される。ここでは、コンバータV2 308は、例えば、MOSFET(
図5Bに示されるような)またはIGBT等の半導体スイッチとして構成され得る、6つのスイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6を含む。半導体スイッチは、比較的に高いスイッチング周波数において動作され、それによって、コンバータV2 308が、要求される場合、パルス幅変調モードで動作されること、および短い時間間隔内で制御コマンドに応答することを可能にし、過渡モードにおいて出力電圧調整および高速動的挙動の高い耐性を提供することができる。
【0098】
コンバータV2 308の左側は、2つのスイッチS1およびS2を含み、仮想ゼロ電位にあり得る、入力In3に参照される、+VDCLおよび0である、2つの異なる電圧をノード1において発生させることができる。結合インダクタLCは、入力In3とノード1との間に接続される。エネルギー源2の出力out1は、コンバータV2 308の入力In3において結合インダクタLCに接続される。エネルギー源2 304から消費される、またはそれに発生される電流は、例えば、パルス幅変調技法、またはスイッチS1およびS2を整流するためのヒステリシス制御方法を使用して、結合インダクタLC上の電圧を調整することによって、制御されることができる。他の技法も、使用されることができる。
【0099】
コンバータV2 308の右側は、4つのスイッチS3、S4、S5、S6を含み、スイッチS3、S4、S5、S6の異なる組み合わせによって、端子in1とin2との間のDCL-電圧VDCLを出力端子out1およびout2に接続することによって、3つの異なる電圧出力、すなわち、+VDCL、0、および-VDCLを発生させることが可能である。out1とout2との間で+VDCL電圧を取得するために、スイッチS3およびS6が、オンにされる一方、out1とout2との間の-VDCL電圧は、スイッチS4およびS5をオンにすることによって取得されることができる。S3およびS5またはS4およびS6をオンにすることによって、出力電圧は、ゼロまたは基準電位に設定される。
【0100】
半導体スイッチS3、S4、S5、S6のための制御切替信号は、LCD114およびMCD112における採用された制御技法の柔軟性および要件に応じて、異なる方法で発生されてもよい。1つのアプローチは、その付加的変形例を含む、空間ベクトルパルス幅変調(SVPWM)または正弦波パルス幅変調(SPWM)等のパルス幅変調を使用し、コンバータV2の出力電圧を発生させることである。コンバータV2 308の典型的出力電圧波形900が、
図9に示される。変調方法はまた、それが適用されるACiバッテリパックのバージョンに依存し、変調の1つの可能性として考えられるソリューションが、実施例としてさらに提示されるであろう。
【0101】
本例示的コンソースV2モジュール108Bでは、エネルギー源1 202は、一次エネルギー源として作用し、したがって、負荷によって必要とされる平均電力を供給する。エネルギー源2 304は、負荷電力ピークにおいて付加的電力を提供すること、または過剰な電力を吸収することによって、エネルギー源1を支援する機能を伴う二次エネルギー源であり得る。
【0102】
図10は、6つの例示的コンバータ・ソースモジュールを有する、例示的モジュールベースのエネルギー貯蔵システムからの出力電圧波形1000を示す。
【0103】
図11は、コンソースV2モジュール108Bの例示的実施形態に関して、2つのエネルギー源(エネルギー源1 202およびエネルギー源2 304)と負荷との間の電力潮流管理1100の例示的実施形態を描写するブロック図である。負荷は、例えば、限定ではないが、電気自動車モータまたは配電網の単相であり得る。本実施形態は、各エネルギー源の電気特性(端子電圧および電流)と負荷1102の電気特性との間の完全な分断を可能にする。
【0104】
これらの実施形態では、電力潮流コントローラ1 1110および電力潮流コントローラ2 1120は、LCD114およびMCD112と別個である、離散制御デバイスであり得る、LCD内のソフトウェアとして実装されることができる、LCD内のハードウェアとして実装されることができる、またはLCD内のハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせとして実装されることができる。いくつかの実施形態では、電力潮流コントローラ1 1110および電力潮流コントローラ2 1120の機能は、LCD114とMCD112との間で共有または分散されることができる。
【0105】
電力潮流コントローラ1 1110は、LCD114からエネルギー源1の基準電力潮流の信号(PES1,REF)を受信することができる。本信号は、モータ電力または配電網電力要件、およびコンソースV2モジュール108Bのエネルギー源1 202のステータスに基づいて、MCD112内に位置する主要電力管理コントローラによって決定されることができる。電力潮流コントローラ1 1110は、エネルギー源1 202の最大許容充電および/または放電電流を推定し、エネルギー源1の実際の許容電力潮流(PES1)を計算することができる。本値は、PCONSOURCEと比較されることができ、差異は、信号(PES2,REF)として電力潮流コントローラ2 1120に印加されることができる。電力潮流コントローラ2 1120は、エネルギー源2 304の出力端子out1とout2との間の電圧に基づいて、結合インダクタLC内の基準電流を計算することができ、例えば、限定ではないが、パルス幅変調またはヒステリシス制御アルゴリズムを使用して、コンバータV2 308のスイッチS1およびS2のための切替信号を決定する。したがって、全電力潮流(PCONSOURCE)が、スイッチS3、S4、S5、S6を含む、コンバータV2の切替部分によって提供されることができる。エネルギー源1 202の電力潮流(PES1)は、エネルギー源1の最大許容電流、および限定ではないが、充電状態(SOC)、健全性状態(SOH)、基本電池または並列および/または直列接続された電池群の温度、等価直列抵抗、および同等物等のエネルギー源1の実際の条件に基づいて、推定されることができる。電力潮流(PES1)は、負荷(PLOAD)およびエネルギー源2(PES2)の電流値の間の差異として維持されることができ、PES2は、スイッチS1、S2を含むコンバータV2 308の切替部分および結合インダクタLCによって管理される。
【0106】
多くの実施形態では、エネルギー源2 304は、二次エネルギー源であり得、その機能は、負荷電力ピークにおいて電力を提供すること、および/または過剰な電力を吸収することによって、エネルギー源1を支援することである。エネルギー源2 304の二次機能は、例えば、単相システムの固有の脈動電力性質の結果として、コンバータV2の入力in1およびin3において流動する電流IDC_CONVに出現する任意の二次電流高調波を低減させる(減衰させる)、または排除する等のための能動フィルタリングであり得る。本高調波は、負荷電流振幅の2倍にまで到達し得る、著しいピーク間値を有することができる。二次電流成分は、いくつかの不利点、例えば、結果として生じる電流RMS値に関連するエネルギー源1 202内の内側損失の増加を呈する。本二次機能を実施するために、エネルギー源2 304は、独立型コンポーネントとして、または
図8A、8B、および8D-8Fに示されるように、他のエネルギー貯蔵要素と並列に接続された、電解コンデンサまたはウルトラキャパシタ(またはスーパーキャパシタ)を含むことができる。
【0107】
図12Aおよび12Bは、本能動フィルタリング二次機能の実施の前および間に生じる、波形1200、1220の実施例を示す。補償が開始する前に(瞬間t
1の前に)、エネルギー源1 202の電流(
図12A)は、DC成分(IDC=130A)と、振幅I2AC=60Aを伴う二次高調波成分とを含む。コンバータV2 308の切替挙動によって決定される高周波数高調波(図示せず)は、エネルギーバッファ204によって効率的にバッファリングされる。瞬間t
1から開始して、コンバータV2は、電流I
ES2を発生させ始め、電流I
ES1の二次高調波をエネルギー源2に再指向する。本電流I
ES2は、I
ES1電流の二次高調波の振幅に等しい主要高調波の振幅を有するが、エネルギー源1内の結果として生じる電流I
ES1が、DC成分のみ、または大部分は
図12Aに示されるようにいくつかの有意に低減したACリップルを伴うDC成分のいずれかを含むような方法で、ほぼ反対の位相角を伴う。二次機能のみがコンバータV2によって実施される場合において、エネルギー源2が、コンデンサおよび/またはスーパーキャパシタ810のみを含む場合、電流I
ES2(
図12B)は、コンバータV2 308の正しい動作のために要求される、設定された値においてエネルギー源2 304のコンデンサおよび/またはスーパーキャパシタ810上の電圧を維持するために、負荷から、またはエネルギー源1 202から供給される必要がある、DC成分を含んでもよい。
【0108】
コンバータV2によって実施され、上記に説明される、一次および二次機能は両方とも、別個に、または同時にのいずれかで、実施されることができる。同時である場合、エネルギー源2 304は、好ましくは、
図8A、8B、および8D-8Fに示されるように、他のエネルギー貯蔵要素と並列に接続された電解コンデンサまたはウルトラキャパシタ810を含む。
【0109】
コンソースV2モジュールのためのLCD114は、診断、測定、保護、および制御信号ラインのセットを介して、コンソースV2モジュール108Bに接続されて
図3に示され、4つの主要機能のうちの少なくとも1つ、好ましくは、全てを実施することができる。第1の機能は、エネルギー源1 202の管理である。第2の機能は、エネルギー源2 304の管理である。第3の機能は、過電流、過電圧、および高温からのエネルギーバッファ204、より具体的には、そのコンポーネントの保護である。第4の機能は、コンバータV2 308の制御および保護である。
【0110】
コンソースV2モジュール108Bのためのエネルギー源1の管理の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、測定信号VES1、TES1、IES1を受け入れ、VES1は、エネルギー源1の全ての基本コンポーネント/電池の電圧、または、例えば、限定ではないが、個々の、または直列および/または並列に接続されたバッテリ電池、個々の、または直列および/または並列に接続されたウルトラキャパシタ電池等の基本コンポーネント/電池群の電圧であり、TES1は、エネルギー源1の全ての基本コンポーネントの温度、または基本コンポーネント群の温度であり、IES1は、エネルギー源1の出力電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、以下、すなわち、基本コンポーネントまたは基本コンポーネント群の実際の容量、実際の充電状態(SOC)、および健全性状態(SOH)を計算すること、測定および計算されたデータに基づいて警告またはアラーム信号を設定すること、MCD112への対応する信号の伝送を実施することができる。
【0111】
コンソースV2モジュール108Bのためのエネルギー源2 304の管理の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、測定信号VES2、TES2、IES2を受信することができ、VES2は、エネルギー源2の全ての基本コンポーネントまたは電池の電圧、または、例えば、限定ではないが、個別に、または直列および/または並列に接続されたバッテリ電池、個別に、または直列および/または並列に接続されたウルトラキャパシタ電池等の基本コンポーネントまたは電池群の電圧であり、TES2は、エネルギー源2の全ての基本コンポーネントの温度、または基本コンポーネント群の温度であり、IES2は、エネルギー源2の出力電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、以下、すなわち、基本コンポーネントまたは基本コンポーネント群の実際の容量、実際の充電状態(SOC)、および健全性状態(SOH)を計算すること、測定および計算されたデータに基づいて警告またはアラーム信号を設定すること、および/またはMCDへの対応する信号の通信を実施することができる。
【0112】
コンソースV2モジュール108Bのためのエネルギーバッファの保護の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、測定信号VEB、TEB、IEBを受信し、VEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネント、例えば、限定ではないが、コンデンサCEB、またはコンデンサCEB1、CEB2の電圧(
図7A-7C参照)であり、TEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネントの温度であり、および/またはIEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネントを通した電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、以下を実施する、すなわち、測定されたデータに基づいて障害(例えば、警告またはアラーム)信号を設定する、および/または対応する障害信号をMCD112に伝送することができる。
【0113】
コンソースV2モジュール108BのためのコンバータV2 308の制御および保護の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、上記に説明される電力管理および/または二次高調波低減技法に従って、半導体スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6のための制御信号を発生させるために、LCDにおいてPWMおよび/またはヒステリシス機能で使用され得る、変調基準信号およびイネーブル信号、または基準信号および変調指数であり得る、コマンド信号をMCD112から受信する。コンバータV2の統合電流センサから来る電流フィードバック信号IES2、IOUT(
図3に示されていない)が、半導体スイッチのうちの1つ以上のもの、好ましくは、全ての故障ステータス(例えば、短絡または開回路故障モード)についての情報を搬送する、例えば、コンバータV2 308の半導体デバイスの駆動回路(
図3に示されていない)から来る信号Fとともに、過電流保護のために使用されることができる。本具体的データに基づいて、LCD114は、バイパスする、またはシステム100(例えば、バッテリパック等)からコンバータV2およびコンソースV2モジュール全体を接続解除するために、対応する半導体スイッチに印加されるべき切替信号S1、S2、S3、S4、S5、S6の組み合わせについて決定を行うことができる。
【0114】
図4は、コンソースモジュールのバージョン3(コンソースV3)と称される、コンソースモジュール108Cの例示的実施形態を描写するブロック図であり、コンバータ・ソースモジュール108のタイプの実施例である。コンソースV3 108Cは、ひいては、MCD114と通信可能に結合される、LCD114と通信可能に結合される。
【0115】
コンソースV3モジュール108Cは、
図4に示されるように、所望される場合、補助負荷2 410の接続のための付加的入力を伴って、エネルギー源、すなわち、エネルギー源1 202と、コンバータV2 308とを含むことができる。コンソースV3モジュール108Cは、例示的システム100内の他のコンソース(例えば、V1/V2/V3)モジュールと接続するための出力ポート1および2を有する。コンソースV3の図示される出力ポート3および4は、必要とされる場合、例示的システム100の他のコンソースV3モジュールの同一の出力ポートへの例示的コンソースV3モジュールの接続のために、および/または
図4に示されるように、所望される場合、補助負荷1 408への接続のために使用される。コンソースV3 108Cの図示される出力ポート5および6は、必要とされる場合、例示的システム100の他のコンソースV3モジュールの同一の出力ポートへの例示的コンソースV3モジュールの接続のために、および/または
図4に示されるように、所望される場合、補助負荷2 410への接続のために使用される。
【0116】
エネルギー源1は、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、
図6による貯蔵要素、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタ600(
図6A)、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含む、バッテリモジュール610(
図6B)、および燃料、燃料電池、または燃料電池モジュール620(
図6C)のうちの1つを含むことができる。
【0117】
エネルギー源1 202の出力out1およびout2は、それぞれ、例えば、限定ではないが、以下、すなわち、電解および/またはフィルムコンデンサCEB700(
図7A)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、および2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2によって形成される、Z源ネットワーク710(
図7B)、2つのインダクタLEB1およびLEB2、2つの電解および/またはフィルムコンデンサCEB1およびCEB2、およびダイオードDEBによって形成される、準Z源ネットワーク720(
図7C)に基づく、要素およびトポロジのうちの1つを含み得る、エネルギーバッファ204の入力端子in1およびin2に接続される。エネルギーバッファ204の出力out1およびout2は、それぞれ、コンバータV2 308の入力in1およびin3に接続される。
【0118】
コンバータV2 308の簡略化された概略表現が、
図5Bに示される。コンバータV2は、例えば、MOSFET(
図5Bに示されるような)、JFET、またはIGBT等の半導体スイッチとして構成され得る、6つのスイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6を含む。コンバータV2の左側は、仮想ゼロ電位にある、入力In3に参照される、+VDCLおよび0である、2つの異なる電圧をノード1において発生させ得る、2つのスイッチS1およびS2を含む。結合インダクタL
Cは、入力In3とノード1との間に接続される。結合インダクタL
Cの出力は、
図4に示されるように、コンバータV2 308の入力In2を通して、コンソースV3モジュール108Cのポート5に、および随意の補助負荷2 410に接続される。補助負荷2が、入力コンデンサを有するため、コンバータV2 308は、電圧をオンに調整する負荷上の要求される定電圧および結合インダクタL
Cを通した電流を調整し、安定させ得ると仮定される。
【0119】
コンバータV2 308の右側は、4つのスイッチS3、S4、S5、S6を含み、スイッチS3、S4、S5、S6の異なる組み合わせによって、端子in1とin2との間のDCL-電圧VDCLを出力端子out1およびout2に接続することによって、3つの異なる電圧出力、すなわち、+VDCL、0、および-VDCLを発生させることができる。out1とout2との間で+VDCL電圧を取得するために、スイッチS3およびS6が、オンにされる一方、out1とout2との間の-VDCL電圧は、スイッチS4およびS5をオンにすることによって取得されることができる。S3およびS5またはS4およびS6をオンにすることによって、出力電圧は、ゼロまたは基準電位に設定される。
【0120】
半導体スイッチS3、S4、S5、S6のための制御切替信号は、LCD114およびMCD112における採用された制御技法の柔軟性および要件に応じて、異なる方法で発生されてもよい。
【0121】
エネルギー源1 202は、接続された場合、システム100の負荷、補助負荷1408、および/または補助負荷2 410によって必要とされる電力の対応する部分を供給することができる。
図13は、エネルギー源1、補助負荷1、および補助負荷2の間の電力潮流が調節され得る、コンソースV3モジュールのための電力潮流管理の実施例を示す。補助負荷の実施例は、例えば、電気自動車の車載電気ネットワーク、電気自動車のHVACシステムであり得る。システム100の負荷は、例えば、電気自動車モータまたは配電網の位相のうちの1つであり得る。本実施形態は、エネルギー源の電気特性(端子電圧および電流)と負荷の電気特性との間の完全な分断を可能にすることができる。
【0122】
これらの実施形態では、
図13を参照して、電力潮流コントローラ1 1310(PFC1)、電力潮流コントローラ2 1320(PFC2)、電力潮流推定器1(PFE1)、および電力潮流推定器2(PFE2)は、LCD114およびMCD112と別個である、離散制御デバイスであり得る、LCD内のソフトウェアとして実装されることができる、LCD内のハードウェアとして実装されることができる、またはLCD内のハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせとして実装されることができる。いくつかの実施形態では、PFC1、PFC2、PFE1、およびPFE2の機能は、LCDとMCDとの間で共有または分散されることができる。
【0123】
PFE1は、LCD114からエネルギー源1 202の基準電力潮流の信号P
ES1,REFを受信することができる。本信号は、負荷電力要件および本具体的コンソースV3モジュール108Cのエネルギー源1のステータスに基づいて、MCD112内に位置する主要電力管理コントローラによって決定されることができる。PFE1はまた、補助負荷1 408の電力消費および/または発生によって決定され、補助負荷1内の電流(例えば、コンソースV3モジュール内に統合され得る電流センサによって測定される、またはLCDによって補助負荷1から直接受電される)に基づいて電力計算ブロック(
図13に示されていない)で取得される、信号P
LOAD1を受信することもできる。エネルギー源1 202のための全基準電力潮流P
TOT_REF_ES1は、P
ES1,REFおよびP
LOAD1の総和であり得る。PFC1 1310は、エネルギー源1の最大許容充電および/または放電電流を推定し、エネルギー源1の実際の許容電力潮流P
TOT,ES1を計算することができる。
【0124】
PFE2 1320は、PFC1からエネルギー源1の全電力潮流の信号P
TOT,ES1を受信することができる。PFE2は、補助負荷2の電力消費および/または発生によって決定され、補助負荷2内の電流(例えば、コンソースV3モジュール内に統合され得る電流センサによって測定される、またはLCDによって補助負荷2から直接受電される)に基づいて電力計算ブロック(
図13に示されていない)で取得される、信号P
LOAD2も受信することができる。2つの補助負荷を伴うコンソースV3モジュールのための全基準電力潮流P
CONSOURCEは、P
LOAD2およびP
TOT,ES1の総和であり得る。全P
CONSOURCE電力潮流は、スイッチS3、S4、S5、S6を含む、コンバータV2の切替部分によって提供される。電力潮流P
LOAD2は、スイッチS1、S2を含むコンバータV2の切替部分および結合インダクタL
Cによって管理されることができる。
【0125】
コンソースV3モジュール180CのためのLCD114は、
図4に示される。これは、診断、測定、保護、および制御信号ラインのセットを介して、コンソースV2モジュール108Bに接続されることができ、4つの主要機能のうちの少なくとも1つ、好ましくは、全てを実施することができる。第1の機能は、エネルギー源1 202の管理であり得る。第2の機能は、補助負荷2 410の管理であり得る。第3の機能は、過電流、過電圧、および高温からのエネルギーバッファ204、より具体的には、そのコンポーネントの保護であり得る。第4の機能は、コンバータV1の制御および保護であり得る。
【0126】
いくつかの例示的実施形態では、コンソースV3モジュール108Cのためのエネルギー源1 202の管理の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、測定信号VES1、TES1、IES1を受け入れ、VES1は、エネルギー源1 202の全ての基本コンポーネント/電池の電圧、または、例えば、限定ではないが、個々の、または直列および/または並列に接続されたバッテリ電池、個々の、または直列および/または並列に接続されたウルトラキャパシタ電池等の基本コンポーネント/電池群の電圧であり、TES1は、エネルギー源1の全ての基本コンポーネントの温度、または基本コンポーネント群の温度であり、IES1は、エネルギー源1の出力電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、以下、すなわち、基本コンポーネントまたは基本コンポーネント群の実際の容量、実際の充電状態(SOC)、および健全性状態(SOH)を計算すること、測定および計算されたデータに基づいて警告またはアラーム信号を設定すること、MCDへの対応する信号の伝送を実施することができる。
【0127】
コンソースV3モジュール108Cのための補助負荷2 410の管理の機能は、以下の通りであり得る。LCDは、測定信号VAL2、IAL2を受信し、VAL2は、コンソースV3モジュールのポート5と6との間の電圧であり、IAL2は、補助負荷2の電流である、コンバータV2の結合インダクタLC内の電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、補助負荷2上の電圧を安定させるため、および/または制御するために、LCD内のパルス幅変調のための基準信号の補正を実施する。
【0128】
コンソースV3モジュール108Cのためのエネルギーバッファ204の保護の機能は、以下の通りであり得る。LCDは、測定信号VEB、TEB、IEBを受信することができ、VEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネント、例えば、限定ではないが、コンデンサCEB、またはコンデンサCEB1、CEB2の電圧(
図7A-7C参照)であり、TEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネントの温度であり、IEBは、エネルギーバッファの少なくとも1つの主要なコンポーネントを通した電流である。これらの測定信号に基づいて、LCDは、以下を実施する、すなわち、測定されたデータに基づいて障害(例えば、警告またはアラーム)信号を設定する、および/または対応する障害信号をMCDに伝送することができる。
【0129】
コンソースV3モジュール108CのためのコンバータV2 308の制御および保護の機能は、以下の通りであり得る。LCD114は、上記に説明される電力管理および/または二次高調波低減技法に従って、半導体スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6のための制御信号を発生させるためにPWMおよび/またはヒステリシス機能で使用され得る、変調基準信号およびイネーブル信号、または基準信号および変調指数であり得る、コマンド信号をMCD112から受信する。コンバータV2の統合電流センサから来る電流フィードバック信号IES2、IOUT(
図4に示されていない)が、半導体スイッチのうちの1つ以上のもの、好ましくは、全ての故障ステータス(例えば、短絡または開回路故障モード)についての情報を搬送する、コンバータV2の半導体デバイスの駆動回路(
図4に示されていない)から来る1つ以上の信号Fとともに、過電流保護のために使用されることができる。本具体的データに基づいて、LCDは、バイパスする、またはシステム100(例えば、バッテリパック等)からコンバータV2 308およびコンソースV3モジュール全体を接続解除するために、対応する半導体スイッチに印加されるべき切替信号S1、S2、S3、S4、S5、S6の組み合わせについて決定を行うことができる。
【0130】
コンソースモジュールの一実施例は、第1のエネルギー源としてバッテリを有する、コンバータ・バッテリモジュールである。コンバータ・バッテリモジュールは、コンバット(ConBatt)モジュールと称されることができる。コンバットモジュールは、例えば、電気自動車(EV)等の移動用途のバッテリパックで使用されることができる。複数のコンバットモジュールを伴うバッテリパックとして使用するために構成されるシステム100は、コンバットパックと称されることができる。
【0131】
他の例示的実施形態では、コンソースモジュールは、光起電性パネルおよび/または無線充電受信機等の付加的電力源と接続することができる。他の例示的実施形態では、システム100は、例えば、EVの車載電気ネットワークシステムおよび空調機等の異なる電圧レベルの他の補助負荷と結合される、別のシステム100(例えば、別のコンバットパック)に接続することができる。
(モジュールベースのシステムのためのモジュール配列の例示的実施形態)
【0132】
図15-29は、種々のアーキテクチャまたは構成に従って配列されるシステム100の例示的実施形態を描写する。これらの実施形態では、システム100は、コンソースパックと称されるが、実施形態は、パックに限定されない。例証を容易にするために、各実施形態におけるMCDおよびLCDは、示されていない。分かり得るように、モジュールは、各モジュールによって寄与される電力が、例えば、単相AC出力、AC出力の複数の位相、およびDC出力のうちの1つ以上のものを形成するために合計され得るように、多数の方法で配列されることができる。
【0133】
図15は、本開示による、N個の相互接続されたコンソースモジュール108-1、108-2…108-Nの1次元アレイを含む、コンソースパック1500の例示的実施形態を示す。アレイ内のコンソースモジュールはそれぞれ、
図2、3、および4に関して上記に議論される3つのモジュールバージョン(V1、V2、およびV3)のうちのいずれか1つに従って構成されてもよい。複数のコンソースモジュールは、同一のモジュールバージョン(V1、V2、またはV3)に従って構成されるモジュール、または3つのモジュールバージョン(V1、V2、およびV3)のうちの2つ以上のものに従って構成されるモジュールの混合物を含んでもよい。1次元アレイの第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール(「第1のコンソースV1/V2/V3モジュール」)の第1のポート1が、コンソースモジュールの1次元アレイの第1の出力端子out1に接続される。第1のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第2の行内のコンソースV1/V2/V3モジュール(「第2のコンソースV1/V2/V3モジュール」)の第1のポート1に接続される。同一の順序でさらに第Nまたは最後の行内の第NコンソースV1/V2/V3モジュールまで、第2のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第3の行内のコンソースV1/V2/V3モジュール(「第3のコンソースV1/V2/V3モジュール」)の第1のポート1に接続される等である。第NコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、1次元アレイ1500の第2の出力端子out2に接続される。N個の相互接続されたコンソースモジュールの本1次元アレイは、DCまたはAC単相負荷のための定常エネルギー貯蔵用途のために、例えば、バッテリパック等のDCまたは単相ACエネルギー源として使用されることができる。DCまたはAC単相負荷が、第1および第2の出力端子out1とout2との間に接続されることができる。
【0134】
N個の相互接続されたコンソースモジュールの1次元アレイの出力電圧は、例えば、限定ではないが、位相偏移キャリア技法と、空間ベクトル変調または正弦パルス幅変調(「PWM」)を併用して、発生されることができる。コンソースモジュールのコンバータ毎の切替信号は、次いで、位相偏移搬送波技法を使用して発生されてもよい。本技法は、コンソースモジュールが持続的に回転され、電力がそれらの間でほぼ等しく分配されることを確実にする。
【0135】
位相偏移技法の原理は、増分的に偏移した2レベル波形を使用して、多重レベル出力PWM波形を発生させることである。したがって、NレベルPWM波形が、N-1個の2レベルPWM波形の総和によって生成される。これらの2レベル波形は、基準波形を増分的に360°/(N-1)偏移される三角形の搬送波1400、1410(
図14A、14B)と比較することによって発生される。9レベル実施例1400が、
図14Aに示される。搬送波は、増分的に360°/(9-1)=45°偏移され、基準波形と比較される。結果として生じた2レベルPWM波形1420は、
図14Cに示される。これらの2レベル波形は、各コンソースモジュール108内のコンバータの半導体スイッチのための切替信号として使用されてもよい。実施例として、コンバータV1をそれぞれ有する、4つの相互接続されたコンソースモジュールを含む、1次元アレイに関して、0°信号は、第1のコンソースモジュールのS3のために、180°信号は、S6のために使用され、45°信号は、第2のコンソースモジュールのS3のために、225°信号は、S6のために使用される等である。全てのコンバータV1では、各区間のシュートを回避するためのある不感時間とともに、S3のための信号は、S4を補完し、S5のための信号は、S6を補完することに留意されたい。
図14Dは、4つのモジュールからの出力電圧の重畳によって生成される、例示的AC波形1430を描写する。
【0136】
図15に示されるシステム100の本1次元アレイ1500実施形態は、コンソースモジュール内に有意に低減した切替および伝導損失を伴う低および/または中電圧定格エネルギー源要素および切替コンポーネント(MOSFET、JFET、IGBTS等)を使用して、第1および第2の端子out1とout2との間に非常に低い全高調波歪みを伴って任意の形状の高電圧を取得することを可能にする。
【0137】
図16は、本開示による、N個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュール108-1、108-2…108-Nの2次元アレイ1600または2つの1次元アレイ1500を含む、コンソースパックの第1のバージョンの例示的実施形態を示す。本2次元アレイ1600を形成する、2つの1次元アレイ1500のそれぞれのDCまたはAC電圧発生の構成および出力の原理が、
図15に関して上記に説明される。1次元アレイの両方の第Nまたは最後の行内の第NコンソースV1/V2/V3モジュールのそれぞれの第2のポート2が、ともに、および2次元アレイの共通出力端子Out3に接続される。出力電圧が、第1および第2の出力端子Out1およびOut2と共通出力端子Out3との間に提供される。
【0138】
2N個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールの本2次元アレイは、DCまたはAC単相負荷のために、定常エネルギー貯蔵用途のためにの2相ACエネルギー源として使用されることができる。負荷が、第1および第2の出力端子Out1とOut2との間に接続されることができる一方、共通端子Out3は、要求される場合、負荷の中性端子に接続されることができる。
【0139】
例示的2次元アレイベースのコンソースパックの第1および第2の出力端子out1およびout2は、結合インダクタを介してともに接続され、共通出力端子out3がACまたはDC負荷の第2の端子に接続されるときに、ACまたはDC負荷の同一の第1の端子に接続されることができる。この場合、N行を伴うそのような2次元アレイベースのコンソースパックの出力電力能力は、同数のN行を伴う1次元アレイベースのコンソースパックのうちの1つよりも2倍高い。
【0140】
図16に示されるシステム100の本2次元アレイ実施形態は、90度位相変位を伴って高電圧の2相システムを取得することを可能にする。例えば、そのようなシステムは、電気炉で使用されることができる。一般に、非常に低い全高調波歪みを伴う任意の形状の高電圧は、コンソースモジュール内に有意に低減した切替および伝導損失を伴う低および/または中電圧定格エネルギー源要素および切替コンポーネント(MOSFET、JFET、IGBTS等)を使用して、端子out1、out2と、中性端子としての役割を果たし得る共通端子out3との間で取得されることができる。
【0141】
図17は、本開示による、NおよびN+1個の相互接続されたコンソースモジュール108-1、108-2…108-Nの2次元アレイ1700または2つの1次元アレイを含む、コンソースパックの第2のバージョンの例示的実施形態を示す。本2次元アレイを形成する、NおよびN+1個の相互接続されたコンソースモジュールを伴う2つの1次元アレイ1500のそれぞれのDCまたはAC電圧発生の構成および出力の原理が、
図15に関して上記に説明される。1次元アレイの両方の第Nまたは最後の行内の第NコンソースV1/V2/V3モジュールのそれぞれの第2のポート2が、付加的または第N+1コンソースV1/V2/V3モジュールの第1および第2のポート1および2に接続される。
【0142】
2N+1個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールの本2次元アレイは、DCまたはAC単相負荷のために、定常エネルギー貯蔵用途のための単相ACエネルギー源として使用されることができる。負荷は、1次元アレイのそれぞれの第1の行内の第1のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1および第2の出力端子Out1とOut2との間に接続されることができる。
【0143】
図18は、本開示による、3次元アレイ1800で相互接続される複数のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1、108-2…108-Nを含む、コンソースパックの第1のバージョンの例示的実施形態を示す。コンソースパックの第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、およびout3が、本3次元アレイ1800ベースのコンソースパックを形成する、3つの1次元アレイ1500のそれぞれの第1の行の第1のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポートに接続される。本3次元アレイ1800ベースのコンソースパックを形成する、3つの1次元アレイ1500のそれぞれのDCまたはAC電圧発生の構成および出力の原理が、
図15に関して上記に説明される。3つの1次元アレイのそれぞれの第Nまたは最後の行内の第NコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、ともに、および3次元アレイの共通出力端子out4に接続される。出力電圧は、第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、out3と共通出力端子out4との間に提供される。
【0144】
3N個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュール108-1、108-2…108-Nの本3次元アレイ1800は、
図22に示されるように、DCまたはAC単一負荷、3相負荷、3相送電網、または3相電気モータ2200のために、定常エネルギー貯蔵用途または電気自動車用途のための3相ACエネルギー源として使用されることができる。3相負荷が、第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、out3の間に接続されることができる一方、共通出力端子out4は、要求される場合、負荷の中性端子に接続されることができる。
【0145】
3次元アレイベースのコンソースパックの第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、およびout3は、結合インダクタを介してともに接続され、共通出力端子out4がDCまたは単相AC負荷の第2の端子に接続されるときに、DCまたは単相AC負荷の同一の第1の端子に接続されることができる。この場合、N行を伴うそのような3次元アレイベースのコンソースパックの出力電力能力は、同数のN行を伴う1つの1次元アレイベースのACiバッテリパックよりも3倍高い。
【0146】
図19に示されるシステム100の本3次元アレイ1900実施形態は、コンソースモジュール内に有意に低減した切替および伝導損失を伴う低および/または中電圧定格エネルギー源要素および切替コンポーネント(MOSFET、JFET、IGBTS等)を使用して、端子out1、out2、out3と、中性端子としての役割を果たし得る共通端子out3との間に非常に低い全高調波歪みを伴って任意の形状の高電圧の3相システムを取得することを可能にする。そのようなシステムは、配電網に接続されることができ、能動電源またはバッファ、無効電力補償器および力率補正器、非常に高い動的応答を伴う能動高調波フィルタ、および送電網のout1、out2、out3と位相との間の有意に縮小されたサイズの受動フィルタとして、使用されることができる。本システムはまた、バッテリ、スーパーキャパシタ、燃料電池等のエネルギー源要素からエネルギーを提供する、3相負荷に接続されることもできる。
【0147】
図19は、本開示による、3次元アレイ1900で相互接続される複数のコンソースモジュール108を含む、コンソースパックの第2のバージョンの例示的実施形態を示す。
【0148】
3つの1次元アレイ1500のそれぞれの第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1(「第1のコンソースV1/V2/V3モジュール」)の第1のポート1が、本3次元アレイベースのコンソースパックを形成する、3つの1次元アレイのそれぞれの第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、およびout3に接続される。本3次元アレイを形成する、N個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールを伴う3つの1次元アレイのそれぞれのDCまたはAC電圧発生の構成および出力の原理が、
図15に関して上記に説明される。第1のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第2のポート2が、3つの1次元アレイの第2の行内のコンソースV1/V2/V3モジュール108-2(「第2のコンソースV1/V2/V3モジュール」)の第1のポート1に接続される。同一の順序で、Mが2以上の、さらにコンソースV1/V2/V3モジュールのMの行数まで、第2のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、3つの1次元アレイの第3の行(図示せず)内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される等である。
【0149】
第M+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1が、第M行(図示せず)のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2に接続される。第M+1行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第M+2行(図示せず)内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。同一の順序でさらにコンソースV1/V2/V3モジュールのM+Nの行数まで、第M+2行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2の出力ポート2が、第M+3行(図示せず)内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される等である。
【0150】
3次元アレイの第1の列1500の最後の行または第M+N行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、3次元アレイの第2の列1500’のM+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。3次元アレイの第2の列の最後の行または第M+N行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、3次元アレイの第3の列1500”のM+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。3次元アレイの第3の列の最後の行または第M+N行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、3次元アレイの第1の列のM+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。
【0151】
相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールの本3次元アレイは、
図23に示されるように、DCまたはAC単一負荷、3相負荷、3相送電網、または3相電気モータのために、定常エネルギー貯蔵用途または電気自動車用途のための3相エネルギー源として使用されることができる。
【0152】
図18に関して述べられる利点に加えて、直列接続およびデルタ接続されたコンソースモジュールの組み合わせを伴う、
図19に示されるシステム100の本3相(3次元アレイ)構成された実施形態は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と送電網または負荷の位相との間のエネルギーの効果的な交換を可能にする。デルタおよび直列接続されたコンソースモジュールの組み合わせは、所望の出力電圧を取得するために、アレイ内のコンソースモジュールの総数を削減することを可能にする。
【0153】
図20は、本開示による、3次元アレイ2000で相互接続される複数のコンソースモジュール108を含む、コンソースパックの第3のバージョンの例示的実施形態を示す。コンソースパックの第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、および3が、本3次元アレイ2000ベースのコンソースパックを形成する、3つの1次元アレイ1500の第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1に接続される。本3次元アレイを形成する、N個の相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュール108-1、108-2…108-Nを伴う3つの1次元アレイのそれぞれのDCまたはAC電圧発生の構成および出力の原理が、
図15に関して上記に説明される。3次元アレイの第1の列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第N+1行の第1の付加的コンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。3次元アレイの第2の列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第N+1行の第1の付加的コンソースV3モジュール108Cの第2のポート2に接続される。3次元アレイの第3の列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、第N+1行の第2の付加的コンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。第2の付加的コンソースV3モジュールの第2のポート2が、コンソースパックの第4の出力端子Out4に接続される。第N+1行の第1および第2の付加的コンソースV3モジュールの第3および第4のポート3および4は、
図20に示されるように相互接続される。
【0154】
相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールの本3次元アレイは、
図24に示されるように、DCまたはAC単一負荷、3相負荷、3相送電網、または3相電気モータのために、定常エネルギー貯蔵用途または電気自動車用途のための3相エネルギー源として使用されることができる。3相負荷が、第1、第2、および第3の出力端子out1、out2、およびout3の間に接続されることができる一方、第4の出力端子out4は、充電端子としての役割を果たすことができる。
【0155】
図18に関して述べられる利点に加えて、2つの付加的相互接続コンソースV3モジュール108Cを伴う、
図20に示されるシステム100の本3相(3次元アレイ)構成された実施形態は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と送電網または負荷の位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。
【0156】
図21は、本開示による、Kが、実施例として、3以上の、K個の1次元アレイ1500を含む、多次元アレイ2100で相互接続される複数のコンソースモジュールを含み、提示および参照目的のみのために、複数の行およびK列を有する例示的配向で図示される、コンソースパックの第4のバージョンの例示的実施形態を示す。K個の1次元アレイ1500はそれぞれ、第1および第2のポートを有する、M+N個のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1…108-(M+N)を含む。第1、第K、および他の奇数の整数の1次元アレイはそれぞれ、第1、第2、第3、および第4のポートを有する、第M+N+1付加的コンソースV3モジュール108Cを含む。
【0157】
それぞれ、K個の1次元アレイのそれぞれの第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1は、本多次元アレイベースのコンソースパックを形成する、K個の1次元アレイの第K出力端子outKまで、第1および第2の出力端子out1およびout2のうちの個々のものに接続される等である。第1の行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、K個の1次元アレイのそれぞれの第2の行(図示せず)内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。同一の順序で、Mが2以上の、さらにコンソースV1/V2/V3モジュールのMの行数まで、第2の行内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2が、K個の1次元アレイのそれぞれの第3の行(図示せず)内のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される等である。
【0158】
第M行の第1のアレイ列のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Mの第2のポート2は、第1の行の第2のアレイ列のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1に接続される。同一の順序で第Kアレイ列まで、第M行の第2のアレイ列のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Mの第2のポート2は、第1の行の第3のアレイ列のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1に接続される等であり、第M行の第Kアレイ列内のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Mの第2のポート2は、第1の行の第1のアレイ列のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1に接続される。
【0159】
第M+1行の第1から第Kアレイ列の全てのコンソースV1/V2/V3モジュール108-(M+1)の第1のポート1は、第M行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Mの第2のポート2に接続される。同一の順序で、Nが2以上の、さらにコンソースV1/V2/V3モジュールのNの行数まで、第M+1行の第1から第Kアレイ列の全てのコンソースV1/V2/V3モジュール108-(M+1)の第2のポート2は、第M+2行の第1から第K列の全てのコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される等である。
【0160】
多次元アレイの第1のアレイ列の第M+N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+N+1行の第1の付加的コンソースV3モジュールの第1のポート1に接続される。多次元アレイの第2のアレイ列の第M+N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+N+1行の第1の付加的コンソースV3モジュールの第2のポート2に接続される。多次元アレイの第K-2アレイ列の第M+N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+N+1行の第((K-1)/2)付加的コンソースV3モジュールの第1のポート1に接続される。多次元アレイの第K-1列の第M+N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+N+1行の第((K-1)/2)付加的コンソースV3モジュールの第2のポート2に接続される。多次元アレイの第K列の第M+N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+N+1行の第(K+1)/2付加的コンソースV3モジュールの第1のポート1に接続される。第(K+1)/2付加的コンソースV3モジュールの第2のポート2は、コンソースパックの第K出力端子outK+1に接続される。第M+N+1行の(K+1)/2個全ての付加的コンソースV3モジュールの出力ポート3および4は、
図21に示されるように、ともに接続される。
【0161】
相互接続されたコンソースV1/V2/V3モジュールの本多次元アレイは、DC負荷、多相AC負荷、多相送電網、または多相電気モータのために、定常エネルギー貯蔵用途または電気自動車用途のための多相エネルギー源として使用されることができる。
【0162】
図18に関して述べられる利点に加えて、デルタ接続および直列接続されたコンソースモジュールおよび付加的相互接続コンソースV3モジュールの組み合わせを伴う、
図21に示されるシステム100の本多次元アレイ2100実施形態は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と送電網または負荷の位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。デルタおよび直列接続されたコンソースモジュールの組み合わせは、所望の出力電圧を取得するために、アレイ内のコンソースモジュールの総数を削減することを可能にする。
【0163】
図22および
図23は、それぞれ、
図18および
図19に提示され、任意のタイプの3相電気モータ2200にさらに接続されるような、それぞれ、コンソースパック1800、1900の第1および第2のバージョンの例示的実施形態を示す。
【0164】
図22に示されるシステム100の3次元アレイ1800(3相モータ駆動システム)実施形態は、有意に低減した切替および伝導損失を伴う低および/または中電圧定格エネルギー源要素および切替コンポーネント(MOSFET、JFET、IGBTS等)を使用して、モータ位相A、B、およびCの間に非常に低い全高調波歪みを伴って任意の形状の高電圧の3相システムを取得することを可能にする。そのようなシステムは、2レベルインバータの場合のような嵩張る受動フィルタの使用を要求せず、高動的応答を有する。
【0165】
図22に関して述べられる利点に加えて、直列接続およびデルタ接続されたコンソースモジュール108の組み合わせを伴う、
図23に示されるシステム100(3次元アレイ)の3相モータ駆動実施形態1900は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と電気モータ2200の全ての位相との間のエネルギーの効果的な交換を可能にする。デルタおよび直列接続されたコンソースモジュール108の組み合わせは、所望の出力モータ電圧を取得するために、アレイ内のコンソースモジュールの総数を削減することを可能にする。
【0166】
図24は、任意のタイプの3相電気モータ2200に接続されるコンソースパックの第3のバージョンの例示的実施形態を示す。コンソースパックは、
図21に提示される通りであり、Kは、3に等しく、第N+1行の2つの付加的コンソースV3モジュール108Cの第3および第4の出力ポート3および4が、ともに、および第2の補助負荷2に接続される。第N+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールはさらに、ともに、および第1の補助負荷1 408に接続される、第5および第6の出力ポート5および6を含む。第1の補助負荷1および第2の補助負荷2 410は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0167】
図21に関して述べられる利点に加えて、直列接続およびデルタ接続されたコンソースモジュール108および2つの付加的相互接続コンソースV3モジュール108Cの組み合わせを伴う、
図24に示されるシステム100(3次元アレイ)の本3相モータ駆動実施形態2400は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と電気モータ2200の位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。デルタおよび直列接続されたコンソースモジュールの組み合わせは、所望の出力モータ電圧を取得するために、アレイ内のコンソースモジュールの総数を削減することを可能にする。相互接続コンソースV3モジュールの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールのアレイ全体によって送達される。
【0168】
図25は、任意のタイプの3相電気モータ2200に接続されるコンソースパックの第4のバージョンの例示的実施形態2500を示す。コンソースパックは、
図20に提示される通りであり、第N+1行の2つの付加的コンソースV3モジュール108-Cの第3および第4の出力ポート3および4が、ともに、および第2の補助負荷410に接続される。第N+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールはさらに、ともに、および第1の補助負荷408に接続される、第5および第6の出力ポート5および6を含む。第1の補助負荷および第2の補助負荷410は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0169】
図22に関して述べられる利点に加えて、2つの付加的相互接続コンソースV3モジュール108Cを伴う、
図25に示されるシステム100(3次元アレイ)の本3相モータ駆動実施形態は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と電気モータの位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。相互接続コンソースV3モジュール108Cの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールのアレイ全体によって送達される。
【0170】
図26は、任意のタイプの6相電気モータ2650に接続されるコンソースパックの第5のバージョンの例示的実施形態2600を示す。コンソースパックは、
図25に提示される通りであり、3次元アレイ2500の第1および第2のアレイ列が、
図25に示される第1および第2のアレイ列の3つのセットを含む、6次元アレイの6つのアレイ列を形成するように2回繰り返す。第N+1行の3つの付加的コンソースV3モジュール108Cの第3および第4のポート3および4は、ともに、および第2の補助負荷410に接続され、第N+1行の3つの付加的コンソースV3モジュール108Cの第5および第6のポート5および6は、ともに、および第1の補助負荷408に接続される。第1の補助負荷408および第2の補助負荷410は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0171】
図22に関して述べられる利点に加えて、3つの付加的相互接続コンソースV3モジュール108Cを伴う、
図26に示されるシステム100(3次元アレイ)の本3相モータ駆動実施形態は、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と電気モータの6つ全ての位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。相互接続コンソースV3モジュールの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールの6次元アレイ全体によって送達される。
【0172】
図27は、本開示による、2つの3相電気モータ2200、2200’および補助負荷に接続される、3次元アレイで相互接続される複数のコンソースモジュールを含む、コンソースパックの第6のバージョンの例示的実施形態2700を示す。第1のモータ1 2200の第1、第2、および第3の出力端子A、B、およびCは、コンソースパックの第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1においてコンソースパックに接続される。コンソースパックの3つ全てのアレイ列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、
図27に示されるように、第N+1行の3つの対応するコンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。第N+1行のコンソースV3モジュール108Cのうちの3つ全ての第2のポート2は、第N+2行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2に接続される。
図27に示されるように、同一の順序でさらにコンソースパックの最後の行または第M行まで、第N+2行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1は、第N+3行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2に接続される等である。第2のモータ2 2200’の第1、第2、および第3の出力端子A’、B’、およびC’は、コンソースパックの第M行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1においてコンソースパックに接続される。
【0173】
第N+1行の3つの付加的コンソースV3モジュール108Cの第3および第4のポート3および4は、ともに、および第2の補助負荷410に接続される。第N+1行の3つの付加的コンソースV3モジュール108Cの第5および第6のポート5および6は、ともに、および第1の補助負荷408に接続される。第1の補助負荷408および第2の補助負荷410は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0174】
図27に示される3つの付加的相互接続コンソースV3モジュールを伴うシステム100の本3次元アレイ実施形態は、2つの独立したモータ(二重モータ駆動システム)のための独立電圧および周波数調整(制御)を提供し、そのような二重モータシステムの全てのコンソースモジュールと2つの電気モータの位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換(相間平衡)を可能にする。相互接続コンソースV3モジュール108Cの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールのアレイ全体によって送達される。
【0175】
図28は、本開示による、3相開巻線電気モータ2850および補助負荷408、410に接続される、3次元アレイで相互接続される複数のコンソースモジュール108を含む、コンソースパックの第7のバージョンの例示的実施形態2800を示す。
【0176】
3つ全てのアレイ列2810の第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1は、ともに接続される。同一の順序でさらに各アレイ列の第N行まで、3つ全てのアレイ列の第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、3つ全てのアレイ列2810の第2の行のコンソースV1/V2/V3モジュール(図示せず)の第1のポート1に接続される等である。3つ全てのアレイ列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Nの第2のポート2は、
図28に示されるように、開巻線電気モータ2850の第1、第2、および第3の入力端子A、B、Cに接続される。開巻線電気モータ2850の第1、第2、および第3のA’、B’、C’は、3つ全てのアレイ列の第N+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される。同一の順序でさらにアレイ列のそれぞれの第M行まで、3つ全てのアレイ列の第N+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、3つ全てのアレイ列の第N+2行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1に接続される等である。第1の列の第M行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+1行の第1の付加的コンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。第2のアレイ列の第M行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+1行の第1の付加的コンソースV3モジュール108Cの第2のポート2に接続される。第3の列の第M行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2は、第M+1行の第2の付加的コンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。
【0177】
第M+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールの第3および第4のポート3および4は、ともに、および第2の補助負荷410に接続される。第M+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールの第5および第6のポート5および6は、ともに、および第1の補助負荷408に接続される。第1の補助負荷および第2の補助負荷は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0178】
図22に関して述べられる利点に加えて、2つの付加的相互接続コンソースV3モジュールを伴う、
図28に示されるシステム100(3次元アレイ)の本3相モータ駆動実施形態は、開巻線モータのために好適であり、システムの全てのコンソースモジュール(相間平衡)と電気モータの位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換を可能にする。相互接続コンソースV3モジュールの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールのアレイ全体によって送達される。
【0179】
図29は、本開示による、2つの3相開巻線電気モータ2850、2850’、および補助負荷408、410に接続される、3次元アレイ2900で相互接続される複数のコンソースモジュールを含む、コンソースパックの第8のバージョンの例示的実施形態を示す。
【0180】
3つ全てのアレイ列の第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第1のポート1は、ともに接続される。同一の順序でさらに第N行まで、3つ全てのアレイ列の第1の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-1の第2のポート2は、3つ全てのアレイ列の第2の行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-2(図示せず)の第1のポート1に接続される等である。3つ全てのアレイ列の第N行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Nの第2のポート2は、
図29に示されるように、第1の開巻線電気モータ2850の第1、第2、および第3の入力端子A、B、Cに接続される。第1の開巻線電気モータ2850の第1、第2、および第3のA’、B’、C’は、3つ全てのアレイ列の第N+1行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-(N+1)の第1のポート1に接続される。同一の順序でさらに第M行まで、3つ全てのアレイ列の第N+1行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-(N+1)の第2のポート2は、3つ全てのアレイ列の第N+2行(図示せず)のコンソースV1/V2/V3モジュール108-(N+2)の第1のポート1に接続される等である。
【0181】
コンソースパックの3つ全てのアレイ列の第M行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Mの第2のポート2は、
図29に示されるように、第M+1行の3つの対応するコンソースV3モジュール108Cの第1のポート1に接続される。第M+1行の3つ全てのコンソースV3モジュール108Cの第2のポート2は、第M+2行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-(M+2)の第2のポート2に接続される。同一の順序でさらに第K行まで、第M+2行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1は、第M+3行(図示せず)のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2に接続される等である。3つ全てのアレイ列の第K行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-Kの第1のポート1は、
図29に示されるように、第2の開巻線電気モータ2850’の第1、第2、および第3の入力端子A、B、Cに接続される。
【0182】
第2の開巻線電気モータ2850’の第1、第2、および第3の出力端子A’、B’、C’は、3つの全てのアレイ列の第K+1行のコンソースV1/V2/V3モジュール108-(K+1)の第1のポート1に接続される。同一の順序でさらに第L行まで、3つ全てのアレイ列の第K+1行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1は、3つ全てのアレイ列の第K+2行(図示せず)のコンソースV1/V2/V3モジュールの第2のポート2に接続される等である。3つ全てのアレイ列の第L行のコンソースV1/V2/V3モジュールの第1のポート1は、ともに接続される。
【0183】
第M+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールの第3および第4のポート3および4は、ともに、および第2の補助負荷410に接続される。第M+1行の2つの付加的コンソースV3モジュールの第5および第6のポート5および6は、ともに、および第1の補助負荷408に接続される。第1の補助負荷および第2の補助負荷410は、異なる電圧を有し、例えば、限定ではないが、それぞれ、電気自動車の車載ネットワークシステムおよび空調機電力供給システムを表す。
【0184】
図29に示される3つの付加的相互接続コンソースV3モジュールを伴うシステム100の本3次元アレイ実施形態は、2つの独立した開巻線モータ(二重モータ駆動システム)のための独立電圧および周波数調整(制御)を提供し、そのような二重モータシステムの全てのコンソースモジュールと2つの電気モータの位相との間のエネルギーの効果的で高速の交換(相間平衡)を可能にする。相互接続コンソースV3モジュールの付加的出力端子3、4、5、6は、ひいては、例えば、電気自動車の電気車載ネットワークおよびHVAC電力線を表す、補助負荷のための電力を提供するために使用され得る、異なるレベルの低電圧を提供する。この場合、余分な低電圧バッテリは、要求されず、上記に述べられるシステムのためのエネルギーは、コンソースモジュールのアレイ全体によって送達される。
(モジュール制御の例示的実施形態)
【0185】
図30-40Bに目を向けると、システム100の制御を促進し、異なるシステム構成におけるコンソースモジュールの間の充電状態(SOC)および温度平衡を提供する、例示的システムおよび方法が、示される。
図1から29に示される例示的実施形態の相互接続アーキテクチャは、コンソースモジュールの間の電力共有の制御を可能にする。そのような制御は、循環の間に、および静止時に、平衡を保たれた状態でコンソースモジュールのエネルギー源のSOCを維持することを可能にし、これは、容量の可能性として考えられる差異にかかわらず、各エネルギー源の全容量が利用されることに役立ち得る。加えて、これは、コンソースモジュールのエネルギー源の温度を均一にするために使用されることができる。温度平衡は、システム100の電力能力を増加させ、システム100内のそれらの場所および熱抵抗性の差異にかかわらず、エネルギー源のより一様な経年劣化を提供する。
【0186】
図30は、ピーク検出器3010(「ピーク検出」)と、除算器3020(「除算」)と、相内平衡コントローラ3030(「相内平衡コントローラ」)とを含み得る、単相ACまたはDC平衡コントローラ3000の例示的実施形態を描写する。ピーク検出器は、基準電圧VrのピークVpkを検出する。除算器は、基準電圧Vrをその検出されたピークVpkで除算することによって、正規化基準波形Vrnを発生させる。相内平衡コントローラは、コンソースステータス情報(例えば、SOCi、Ti、Qi、Vi等)とともにピーク電圧Vpkを使用し、モジュール毎に変調指数Miを発生させる。相内平衡コントローラは、集中型コントローラとして、またはMCDの一部として、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実装されてもよい、または本明細書に説明されるLCDの間で部分的または完全に分散されてもよい。
【0187】
単相ACまたはDCの場合、相内平衡コントローラは、MCDの一部として、基準電圧Vrを受信し、システム100の全てのコンソールから充電状態SOCi、温度Ti、容量Qi、および電圧Vi等のステータス情報を収集する。平衡コントローラは、これらの信号を使用し、変調指数Miおよび正規化基準波形Vrnを発生させ、これは、次いで、切替信号を発生させるように各LCDに送信される。基準波形Vrnは、継続的に送信されることができ、変調指数は、Vrnの全周期にわたって1回等の定期的間隔で送信されることができる。LCDは、受信された変調指数によって正規化基準Vrnを変調またはスケーリングすることができる。(変調指数は、いくつかの実施例では、0~1(0および1を含む)の数であり得る。)本変調またはスケーリングされたVrnは、
図14A-14Dに関して説明されるパルス幅変調技法に従って、Vref(または-Vref)として使用されることができる。このように、変調指数は、LCDによって発生されるPWM切替信号を制御し、したがって、各コンソースモジュールの動作を調整するために使用されることができる。例えば、正常または完全な動作を維持するように制御されているコンソースモジュールが、1の変調指数を受信してもよい一方、正常または完全に満たない動作に制御されているコンソースモジュールは、1未満の変調指数を受信してもよい。電力出力を停止するように制御されるコンソースモジュールは、ゼロの変調指数を受信してもよい。当業者は、本説明を熟読した後に、変調指数の他の値が類似機能性を達成するために使用され得ることを容易に認識するであろう。
【0188】
相内平衡コントローラは、以下、すなわち、発生されたコンソース電圧の総和がピーク電圧Vpkを超えないこと、変調指数の異なる組み合わせが、使用され得るが、合計の発生された電圧が、
図31のフェーザ
図3100に示されるように、同一のままとなるべきであること、コンソースのバッテリモジュールの充電状態(SOC)が、平衡を保たれた状態のままである、または不平衡である場合、平衡条件に収束すること、コンソースのバッテリモジュールの温度が、1つのコンソースの少なくとも1つのバッテリモジュールの温度がある閾値を上回るときに平衡を保つことを促進する様式で、そのエネルギー源の充電状態、温度、容量、および/または電圧等の本明細書に説明される任意の数の側面または動作特性に従って、コンソースモジュール毎に変調指数を発生させることができる。
【0189】
充電状態および温度平衡が、同時に可能ではない場合があるため、両方の組み合わせが、用途の要件に応じて、いずれか一方に与えられる優先順位を伴って適用されてもよい。
【0190】
図32に示されるように、3相平衡コントローラ3200は、1つの相間3210および3つの相内平衡コントローラ3220-1、3220-2、3220-3を含むことができる。相内平衡コントローラのタスクは、各1次元アレイ内で、特に、実施例として、1つの位相内で、コンソースモジュールの側面の平衡を保つことである。相間平衡コントローラは、多次元アレイの間で、特に、実施例として、3つの位相の間で、コンソースモジュールの側面の平衡を保つことができる。位相のY接続では、これは、位相への投入共通モード(中性点偏移)を通して、または共通モジュールを通して、または両方を通して達成され得る。相内平衡コントローラ3220-1、3220-2、3220-3、および相間平衡コントローラ3210は、集中型コントローラとして、またはMCDの一部として、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実装されてもよい、または本明細書に説明されるLCDの間で部分的または完全に分散されてもよい。
【0191】
本システムへの基準信号入力は、VrA、VrB、VrC、またはこれらの信号のうちの2つの任意の組み合わせ、またはクラーク変換(すなわち、Vrα、Vrβ)等のこれらの信号を再生成し得る任意の他の変換であってもよい。
【0192】
位相の間に共通モジュールを伴わないY接続3相構造(例えば、
図18および22に関して説明されるようなシステム100参照)では、相内平衡は、
図33Aに示されるように、各位相3300、3300’、3300”内のモジュールの変調指数を制御することによって、達成されることができる。ある共通モードを位相基準に追加することによって、中性点「N」が、
図33Bに示されるように偏移されてもよい3310。これは、各位相の共有に対する制御を提供し、3相電圧を確立する。例えば、
図33Bでは、システムが放電しており、位相Aのモジュールで利用可能な全エネルギーが位相Cのモジュールで利用可能な全エネルギーより小さく、位相Bのモジュールで利用可能な全エネルギーより小さいと仮定して、SOC平衡のために、中性点は、それぞれ、位相AおよびCの寄与を減少させるように、かつ位相Bの寄与を増加させるように、示されるように偏移されるものとする。
【0193】
コンソースV3モジュールである、位相3400、3400’の間に共通モジュールを伴うY接続3相構造(例えば、システム100、
図20および24参照)では、相内平衡が、各位相内のモジュールの変調指数を制御することによって達成されることができる。相間平衡は、
図34Aに示されるように、各位相への共通モジュールの寄与を制御することのみ、中性点偏移、または
図34Bに示されるように両方のいずれかによって、達成されることができる。
【0194】
共通モジュール(コンソースV3)を伴わない
図35Aに関して、および共通モジュール(コンソースV3)を伴う
図35Bに説明されるような4相システム3500、3500’では、相内平衡が、各位相内のモジュールの変調指数を制御することによって達成されることができる。相間平衡は、中性点偏移によって、および/または適用可能である場合、各位相への共通モジュールの寄与を制御することによって、達成されることができる。
【0195】
共通モジュール(コンソースV3)を伴わない
図36A、および共通モジュール(コンソースV3)を伴う
図36Bに関して説明されるような5位相システム3600、3600’では、相内平衡が、各位相内のモジュールの変調指数を制御することによって達成されることができる。相間平衡は、中性点偏移によって、および/または適用可能である場合、各位相への共通モジュールの寄与を制御することによって、達成されることができる。
【0196】
共通モジュール(コンソースV3)を伴わない
図37A、および共通モジュール(コンソースV3)(システム100の修正、
図26)を伴う
図37Bに関して説明されるような6位相システム3700、3700’では、相内平衡が、各位相内のモジュールの変調指数を制御することによって達成されることができる。相間平衡は、中性点偏移によって、および/または適用可能である場合、各位相への共通モジュールの寄与を制御することによって、達成されることができる。
【0197】
図27に関して説明されるようなシステム100では、異なる電圧および周波数を伴って起動し得る、3相構造の2つのシステム3810、3820が、考慮される。相内平衡は、各位相内のモジュールの変調指数を制御することを通して達成されることができる。各システム内および2つのシステムの間の相間平衡は、
図38Aに示されるように、各位相への共通モジュール(コンソースV3)の電圧寄与を制御することによって、達成されることができる。各システム3810、3820内の相間平衡はさらに、
図38Bに示されるように、中性点偏移によって改良され得る。
【0198】
図28に関して説明されるようなシステム100では、類似周波数を伴って起動するが、異なる電圧を有し得る、3相構造の2つのシステムが、考慮される。
【0199】
図39Aでは、2つのシステム3900、3900’内の補完的位相が、ペアで稼働し、各モータ巻線を横断して電圧を発生させるため、位相ペア内のモジュールが、相内平衡のために考慮され得る。例えば、AとA’との間にある電圧を確立するために、AおよびA’位相内の全てのモジュールは、それらのステータス情報にそれぞれ寄与するものとする。
【0200】
相間平衡、またはこの場合、位相ペアの間の平衡は、
図39Aに示されるように共通モジュールを通して、および/または
図39Bに示されるように、中性点を通して実装されてもよい。
【0201】
図29に関して説明されるようなシステム100では、ACiバッテリパックの2つのシステムが、共通モジュールを通して接続され、2つのモータを駆動するために使用される。したがって、システム1およびシステム2が、異なる電圧および周波数において動作してもよい一方、各システムでは、2つの部品は、等しい周波数において動作するが、異なる電圧を有してもよい。
【0202】
中性点偏移がないと、各システム4010、4020、4030の位相ペアのモジュール、例えば、A
1およびA’
1の間の
図40Aの相内平衡が、実装されてもよい。2つのシステム内およびその間の相間平衡は、2つのシステム内の各位相への共通モジュールの電圧寄与を制御することを通して達成され得る。
【0203】
図40Bに示されるような中性点偏移が、相間およびシステム間4010、4020、4030平衡を改良するように追加されてもよい。
【0204】
本明細書の実施形態の多くでは、コンソースモジュールは、LCDと別個であるものとして示される、または説明される。しかしながら、本明細書に説明される、ありとあらゆる実施形態では、コンソースモジュールは、LCDがそのコンポーネントであるように、構成されることができる。例えば、
図41は、コンバータ・ソースモジュール108(コンソースモジュールV1、V2、またはV3とも称され得る)の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。本実施形態では、モジュール108は、モジュール108のためのLCD114、およびコンバータV1またはV2 206、308、エネルギーバッファ204、およびエネルギー源1 202(随意に、存在する場合、エネルギー源2 304)を保持する、共通筐体または物理的包装4202を有する。したがって、本実施形態では、モジュール108は、統合または単一デバイスまたはサブシステムとして提供または製造される。
【0205】
図42は、コンバータ・ソースモジュール108の別の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。本実施形態では、モジュール108は、モジュール108のためのLCD、およびコンバータV1またはV2およびエネルギーバッファを保持する、筐体または物理的包装4203を有する。エネルギー源1 202(随意に、存在する場合、エネルギー源2 304)は、別個の筐体4204内に提供される。筐体4203および4204は、システム100内の配設に先立って、ともに物理的に継合または接続されることができる、または別個の接続されていないエンティティであり得る。
【0206】
本明細書に説明される、ありとあらゆる実施形態では、種々の回路コンポーネントは、形状因子を縮小するように、統合された1つ以上の基板であり得る。例えば、LCDは、
図41-42に関して説明されるように、コンソースモジュールの一部であり得る。
図43Aは、LCD114、コンバータV1またはV2 206、308、およびエネルギーバッファ204がそれぞれ、単一のプリント回路基板(PCB)であり得る、単一の共通基板4302に搭載または固着される、例示的実施形態を描写する概略図である。これらのコンポーネントは、それらの間の信号またはデータの交換を許容するように、基板4302および相互と電気的に結合されることができる。他の受動または能動コンポーネントも、同様に基板4302に搭載または固着されることができる。
【0207】
図43Bは、コンバータV1またはV2 206、308、およびエネルギーバッファ204がそれぞれ、単一のプリント回路基板(PCB)であり得る、単一の共通基板4304に搭載または固着される、例示的実施形態を描写する概略図である。これらのコンポーネントは、それらの間の信号またはデータの交換を許容するように、基板4304および相互と電気的に結合されることができる。LCD114は、単一のPCBでもあり得る、異なる基板4306に搭載または固着される。他の受動または能動コンポーネントも、同様に基板4304および4306に搭載または固着されることができる。LCDと基板4304上のコンポーネントとの間の通信が、1つ以上のバス、ワイヤまたは光ファイバを経由して生じることができる。
【0208】
本明細書に説明される実施形態では、相内平衡が、1つ以上の相内平衡コントローラによって達成されることができ、相間平衡が、1つ以上の相間平衡コントローラによって達成されることができる。これらの相内平衡コントローラおよび相間平衡コントローラは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実装されることができる。これらの相内平衡コントローラおよび相間平衡コントローラは、完全にマスタ制御デバイス等のデバイスによって実装されることができる。これらの相内平衡コントローラおよび相間平衡コントローラは、マスタ制御デバイスおよび1つ以上のローカル制御デバイス等の複数のデバイスの間で分散様式において実装されることができる。
【0209】
図1-8F、11、13、15-30、32、および1A-1Cおよび41-43Bでは、図の種々の構成要素(例えば、要素、コンポーネント、デバイス、システム、および/または機能ブロック)が、1つ以上の他の構成要素(例えば、要素、コンポーネント、デバイス、システム、および/または機能ブロック)と結合される、またはそれに接続されるものとして描写される。これらの構成要素は、多くの場合、直接結合または接続等における介在エンティティの存在を伴わずに結合または接続されるものとして示される。当業者は、本説明を踏まえて、これらの結合および接続が直接(1つ以上の介在コンポーネントを伴わない)または間接的(示されていない1つ以上の介在コンポーネントを伴う)であり得ることを容易に認識するであろう。したがって、本段落は、直接結合または接続または間接的結合または接続である、全ての結合または接続のための先行支持としての役割を果たす。
【0210】
本明細書に説明されるシステム、デバイス、および方法と併せて使用され得る、システム(例えば、ACiバッテリパック)、デバイス、および方法に関する詳細な議論が、2019年3月22日に出願され、「Systems And Methods For Power Management And Control」と題された、国際公開第WO2019/183553号(完全に記載された場合のように、あらゆる目的のために参照することによって本明細書に組み込まれる)内で提供される。
【0211】
本明細書に説明される実施形態は、例えば、自動車産業でバッテリパックとして使用されるとき、各バッテリモジュールに付随するサブシステムとしての従来のバッテリ管理システムの排除を許容する。典型的には、バッテリ管理システムによって実施される機能性は、本明細書に説明されるシステム実施形態の異なり、多くの点でより優れた機能性によって組み入れられる、または置換される。
【0212】
当業者は、本明細書で使用される用語としての「モジュール」は、システム100内のデバイスまたはサブシステムを指し、システム100は、各個々のモジュールが物理的に除去可能であり、他のモジュールに対して置換可能であることを可能にするように構成される必要がないことを理解するであろう。例えば、システム100は、全体としてのシステムの分解を伴わずに、いずれか1つのモジュールの除去および置換を許容しない、共通筐体内にパッケージ化されてもよい。しかしながら、本明細書のありとあらゆる実施形態は、各モジュールが、システムの分解等を伴わずに便宜的な様式で除去可能であり、他のモジュールに対して置換可能であるように、構成されることができる。
【0213】
用語「マスタ制御デバイス」は、本明細書では広義で使用され、ローカル制御デバイス等の任意の他のデバイスとのマスタおよびスレーブ関係等のいずれの具体的プロトコルの実装も要求しない。
【0214】
用語「出力」は、本明細書では広義で使用され、出力および入力の両方として双方向様式で機能することを除外しない。同様に、用語「入力」は、本明細書では広義で使用され、入力および出力の両方として双方向様式で機能することを除外しない。
【0215】
用語「端子」および「ポート」は、本明細書では広義で使用され、一方向または双方向のいずれかであり得、入力または出力であり得、メス型またはオス型構成等の具体的な物理的または機械的構造を要求しない。
【0216】
本主題の種々の側面が、これまで説明された実施形態を精査して、および/またはそれを補足して下記に記載され、ここでは、以下の実施形態の相互関係および互換性が重視される。換言すると、別様に明示的に記述されない、または論理的に非現実的ではない限り、実施形態の各特徴は、ありとあらゆる他の特徴と組み合わせられ得るという事実が重視される。
【0217】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイスは、複数のスイッチのための複数の切替信号を発生させるように構成される。
【0218】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、第1のエネルギー源は、ローカル制御デバイスのための動作電力を提供する。
【0219】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイスは、コンバータ・ソースモジュール内の障害を検出し、障害信号を発生させるように構成される。これらの実施形態では、障害信号は、実際の障害または潜在的障害を示す。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、ローカル制御デバイスに通信可能に結合される、マスタ制御デバイスを含み、ローカル制御デバイスは、障害信号をマスタ制御デバイスに出力するように構成される。
【0220】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、単一のプリント回路基板上にともに実装される。
【0221】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、第1のエネルギー源を収納しない共通筐体内に収納される。
【0222】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイス、第1のエネルギー源、エネルギーバッファ、およびコンバータは、別のコンバータ・ソースモジュールを収納しない共通筐体内に収納される。
【0223】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含み、ローカル制御デバイス、エネルギーバッファ、およびコンバータは、第1のエネルギー源を収納しない共通筐体内に収納される。
【0224】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含み、エネルギーバッファおよびコンバータは、単一のプリント回路基板上にともに実装される。
【0225】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、燃料電池を含む、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。
【0226】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、エネルギーバッファは、2つのインダクタと、2つのコンデンサとを含む、Z源ネットワーク、または2つのインダクタと、2つのコンデンサと、ダイオードとを含む、準Z源ネットワークを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールはさらに、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。
【0227】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第2のエネルギー源と、第1の入力と、第2の入力と、第3の入力とを含む、コンバータとを含み、第1および第3の入力は、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合され、第2および第3の入力は、第2のエネルギー源と結合され、コンバータはさらに、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含み、第1および第2のエネルギー源はそれぞれ、両方ともバッテリを含む、または第1および第2のエネルギー源はそれぞれ、両方ともバッテリを含まない。
【0228】
これらの実施形態の多くでは、第1および第2のエネルギー源はそれぞれ、コンデンサまたは燃料電池を含む。これらの実施形態の多くでは、コンバータは、第1のスイッチと、インダクタと、第2のスイッチとを含み、第1のスイッチは、第1の入力と第1のノードとの間に結合され、インダクタは、第2の入力と第1のノードとの間に結合され、第2のスイッチは、第3の入力と第1のノードとの間に結合される。これらの実施形態の多くでは、複数のスイッチは、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを含む。これらの実施形態の多くでは、第1および第2のエネルギー源はそれぞれ、両方ともバッテリを含み、第2のエネルギー源はさらに、バッテリと並列の第1のコンデンサを含む。これらの実施形態の多くでは、第1および第2のエネルギー源はそれぞれ、両方ともバッテリを含み、第2のエネルギー源はさらに、バッテリと並列の第1のコンデンサと、バッテリと並列の第2のコンデンサとを含む。
【0229】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、第1のエネルギー源およびエネルギーバッファと結合される、コンバータとを含み、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。これらの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールはさらに、一次負荷または別のコンバータ・ソースモジュールへの接続のための第1の出力ポートと、補助負荷への接続のための第2の出力ポートとを含む。
【0230】
これらの実施形態の多くでは、補助負荷は、第1の補助負荷であり、コンバータ・ソースモジュールは、第2の補助負荷への接続のための第3の出力ポートを含む。これらの実施形態の多くでは、第1の出力ポートは、一次負荷または別のコンバータ・ソースモジュールと結合され、第2の出力ポートは、第1の補助負荷と結合され、第3の出力ポートは、第2の補助負荷と結合される。これらの実施形態の多くでは、コンバータは、第1の入力と、第2の入力と、第3の入力とを含み、第1および第3の入力は、第1のエネルギー源、エネルギーバッファ、および第2の出力ポートと結合され、第2および第3の入力は、第3の出力ポートと結合される。これらの実施形態の多くでは、コンバータは、第1のスイッチと、インダクタと、第2のスイッチとを含み、第1のスイッチは、第1の入力と第1のノードとの間に結合され、インダクタは、第2の入力と第1のノードとの間に結合され、第2のスイッチは、第3の入力と第1のノードとの間に結合される。これらの実施形態の多くでは、複数のスイッチは、第3のスイッチと、第4のスイッチと、第5のスイッチと、第6のスイッチとを含む。これらの実施形態の多くでは、第3のスイッチ、第4のスイッチ、第5のスイッチ、および第6のスイッチは、Hブリッジとしてともに結合される。これらの実施形態の多くでは、第1の出力ポートは、第1の出力と、第2の出力とを含み、第3のスイッチは、第1の入力と第1の出力との間に結合され、第4のスイッチは、第3の入力と第1の出力との間に結合され、第5のスイッチは、第1の入力と第2の出力との間に結合され、第6のスイッチは、第3の入力と第2の出力との間に結合される。
【0231】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、アレイ内にコンバータ・ソースモジュールと結合される複数のコンバータ・ソースモジュールを含む。
【0232】
これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールの中のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、エネルギーバッファと、そのコンバータ・ソースモジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む、コンバータとを含む。これらの実施形態の多くでは、複数のスイッチは、正極性を伴う第1の電圧、ゼロまたは基準電圧、および負極性を伴う第1の電圧の間で選択する。これらの実施形態の多くでは、第1の電圧は、直流(DC)電圧である。これらの実施形態の多くでは、アレイは、交流(AC)信号を出力するように構成される。
【0233】
前述の実施形態の多くでは、コンバータは、第1のエネルギー源の温度、第1のエネルギー源の充電状態、第1のエネルギー源の電圧、または電流を示す、1つ以上の感知信号を出力するように構成される、1つ以上のセンサを含む。
【0234】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、コンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、ローカル制御デバイスを含む。
【0235】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のコンバータ・ソースモジュールと、複数のローカル制御デバイスとを含み、複数のローカル制御デバイスの中の各ローカル制御デバイスは、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つのコンバータ・ソースモジュールとの併用専用である。これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、第1のコンバータ・ソースモジュールであり、本システムは、第2のコンバータ・ソースモジュールを含み、ローカル制御デバイスは、第1および第2のコンバータ・ソースモジュールの両方を制御する。
【0236】
前述の実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、処理回路と、処理回路と通信可能に結合されるメモリとを含み、メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含む。
【0237】
前述の実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、パルス幅変調を使用して、コンバータのための切替信号を発生させるように構成される。
【0238】
これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、受信された基準信号を変調またはスケーリングし、切替信号の発生のために変調された基準信号を使用するように構成される。これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、受信された変調指数を使用し、受信された基準信号を変調させるように構成される。
【0239】
前述の実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの以下の動作特性、すなわち、温度、充電状態、容量、健全性状態、電圧、または電流のうちの1つ以上のものを示す、1つ以上の信号を受信するように構成される。
【0240】
これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの以下の動作特性、すなわち、温度、充電状態、容量、健全性状態、電圧、または電流のうちの1つ以上のものを示す情報をマスタ制御デバイスに通信するように構成される。
【0241】
前述の実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、第1のエネルギー源のみによって給電される。
【0242】
前述の実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、第1のエネルギー源以外のエネルギー源によって給電される。
【0243】
前述の実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、第2のエネルギー源を含み、ローカル制御デバイスは、コンバータ・ソースモジュールに、第2のエネルギー源からの電流を用いて、第1のエネルギー源からの出力電流内の二次高調波を能動的にフィルタ処理させるように構成される。
【0244】
これらの実施形態の多くでは、第1のエネルギー源は、バッテリを含み、第2のエネルギー源は、コンデンサを含む。これらの実施形態の多くでは、第2のエネルギー源のコンデンサは、ウルトラキャパシタまたはスーパーキャパシタである。
【0245】
前述の実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、第2のエネルギー源を含み、ローカル制御デバイスは、コンバータを制御し、第1のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、第2のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、および第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達を管理するように構成される。
【0246】
これらの実施形態の多くでは、第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達は、第1のエネルギー源から第2のエネルギー源への電力伝達と、第2のエネルギー源から第1のエネルギー源への電力伝達とを含む。これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、コンバータを制御し、少なくとも部分的に第1の補助負荷の電力消費量および第2の補助負荷の電力消費量に基づいて、電力伝達を管理するように構成される。これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、プロセッサと、メモリとを含み、メモリは、処理回路によって実行されると、処理回路に、第1のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、第2のエネルギー源からコンバータ・ソースモジュールの累積負荷へ、および第1のエネルギー源と第2のエネルギー源との間の電力伝達を管理させる、命令を含む。これらの実施形態の多くでは、ローカル制御デバイスは、コンバータのための切替信号の発生によって電力伝達を管理するように構成される。
【0247】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、システム内の他のコンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作パラメータに対してコンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作パラメータを管理するように構成される、マスタ制御デバイスを含む。
【0248】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、ローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタ制御デバイスを含む。
【0249】
これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、シリアルデータケーブルを経由してローカル制御デバイスと通信可能に結合される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、処理回路と、処理回路と通信可能に結合されるメモリとを含み、メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のコンバータ・ソースモジュールと結合される、複数のローカル制御デバイスを含み、マスタ制御デバイスは、複数のローカル制御デバイスのうちのローカル制御デバイスのそれぞれと通信可能に結合される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、複数のコンバータ・ソースモジュールの1つ以上の動作特性を示すデータを読み取るように、かつ複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのための寄与を決定するように構成される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、複数のコンバータ・ソースモジュール毎に寄与を決定するように構成される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、複数のコンバータ・ソースモジュール毎に変調またはスケーリング指数を出力するように構成され、変調またはスケーリング指数は、電力潮流寄与を示す。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、基準信号をローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成され、ローカル制御デバイスはそれぞれ、受信された変調またはスケーリング指数を用いて、基準信号を変調またはスケーリングし、変調またはスケーリングされた基準信号に基づいて、切替信号を発生させるように構成される。
【0250】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、移動エンティティ内の動作のために構成される。
【0251】
これらの実施形態の多くでは、移動エンティティは、車、バス、トラック、バイク、スクータ、産業用車両、鉱業車両、飛行体、船舶、機関車、列車またはレールベースの車両、または軍用車両のうちの1つである。
【0252】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、定常エネルギーシステムとしての動作のために構成される。
【0253】
これらの実施形態の多くでは、定常エネルギーシステムは、住宅用貯蔵システム、産業用貯蔵システム、商業用貯蔵システム、データセンター貯蔵システム、グリッド、マイクログリッド、または充電ステーションのうちの1つである。
【0254】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、電気自動車のためのバッテリパックとして構成される。
【0255】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、それぞれ、第1のエネルギー源と、エネルギーバッファと、ともに電気的に結合されるコンバータとを含む、複数のコンバータ・ソースモジュールを含み、複数のコンバータ・ソースモジュールは、アレイ内でともに電気的に結合される。これらの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のコンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、制御回路を含み、制御回路は、複数のコンバータ・ソースモジュールのそれぞれの少なくとも1つの動作特性を監視し、監視された少なくとも1つの動作特性に基づいて、アレイの性能最適化のために複数のコンバータ・ソースモジュール内の各コンバータ・ソースモジュールを独立して制御するように構成される。
【0256】
これらの実施形態の多くでは、少なくとも1つの動作特性は、充電状態、温度、健全性状態、容量、障害の存在、電圧、または電流から選択される。これらの実施形態の多くでは、温度は、第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの温度、エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの温度、コンバータまたはそのコンポーネントの温度のうちの少なくとも1つである。これらの実施形態の多くでは、容量は、第1のエネルギー源の容量、または第1のエネルギー源の1つ以上のコンポーネントの容量のうちの少なくとも1つである。これらの実施形態の多くでは、障害の存在は、測定された障害の存在のインジケーション、潜在的障害の存在のインジケーション、アラーム条件の存在のインジケーション、または警告条件の存在のインジケーションのうちの少なくとも1つである。これらの実施形態の多くでは、電圧は、第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの電圧、エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの電圧、コンバータまたはそのコンポーネントの電圧のうちの少なくとも1つである。これらの実施形態の多くでは、電流は、第1のエネルギー源またはそのコンポーネントの電流、エネルギーバッファまたはそのコンポーネントの電流、コンバータまたはそのコンポーネントの電流のうちの少なくとも1つである。これらの実施形態の多くでは、各コンバータ・ソースモジュールは、少なくとも1つの動作特性を感知するための少なくとも1つのセンサを含む。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、以下の動作特性、すなわち、充電状態、温度、健全性状態、容量、障害の存在、電圧、および電流の全てを監視するように構成される。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、複数の切替信号の発生および各コンバータ・ソースモジュールのコンバータへの複数の切替信号の出力によって、各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、パルス幅変調またはヒステリシスを用いて複数の切替信号を発生させるように構成される。
【0257】
これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くに説明されるようなコンバータ・ソースモジュールである。
【0258】
これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの全コンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くに説明されるようなコンバータ・ソースモジュールである。
【0259】
これらの実施形態の多くでは、制御回路は、アレイの性能最適化のために、複数のコンバータ・ソースモジュール内の各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、アレイと結合される負荷の電力要件に基づいて、各コンバータ・ソースモジュールの放電または充電を独立して制御するように構成される。これらの実施形態の多くでは、負荷は、モータ、商業用構造、住宅構造、産業用構造、またはエネルギーグリッドである。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、複数のローカル制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタ制御デバイスとを含む。
【0260】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、N個のコンバータ・ソースモジュールのアレイを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、直列に接続され、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、前述の実施形態のいずれかに従って構成され、アレイは、第1のコンバータ・ソースモジュールの第1の出力端子と、第Nコンバータ・ソースモジュールの第2の出力端子とを含む。
【0261】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、N個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1の出力端子と第2の出力端子との間に接続される、負荷を含む。これらのシステムの多くでは、負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである。
【0262】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールのM個のアレイを含み、Mは、2以上であり、M個のアレイはそれぞれ、N個のコンバータ・ソースモジュールを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、M個のアレイのそれぞれの中で直列に接続され、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、前述の実施形態のいずれかに従って構成され、M個のアレイはそれぞれ、第1のコンバータ・ソースモジュールの個々の出力端子を含み、M個のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールは、共通出力端子に接続される。
【0263】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、M個のアレイのそれぞれのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、M個のアレイは、第1および第2のアレイを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1および第2のアレイの個々の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、共通出力端子は、負荷の中性端子に結合される。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、共通出力端子と第1および第2のアレイの個々の出力端子の合同結合部との間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである。これらの実施形態の多くでは、M個のアレイは、第1、第2、および第3のアレイを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1、第2、および第3のアレイの個々の出力端子の間に接続される、3相負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、共通出力端子は、負荷の中性端子に結合される。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、共通出力端子と、第1、第2、および第3のアレイの個々の出力端子の合同結合部との間に接続される、DCまたは単相AC負荷を含む。
【0264】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールの第1および第2のアレイを含み、第1のアレイは、N個のコンバータ・ソースモジュールを含み、第2のアレイは、N-1個のコンバータ・ソースモジュールを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1のアレイ内で直列に接続され、N-1個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第2のアレイ内で直列に接続され、N個のコンバータ・ソースモジュールおよびN-1個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、第1および第2のアレイはそれぞれ、第1のコンバータ・ソースモジュールの個々の出力端子を含み、第1のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールおよび第2のアレイの第N-1コンバータ・ソースモジュールは、共通出力端子に接続される。
【0265】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、N個のコンバータ・ソースモジュールおよびN-1個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1および第2のアレイの個々の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、共通出力端子は、負荷の中性端子に結合される。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、共通出力端子と第1および第2のアレイの個々の出力端子の合同結合部との間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DC負荷または単相AC負荷のうちの1つである。
【0266】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールの第1、第2、および第3のアレイを含み、第1、第2、および第3のアレイはそれぞれ、N+M個のコンバータ・ソースモジュールを含み、Nは、2以上であり、Mは、2以上であり、N+M個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、N+M個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1および第2のポートを含み、第1、第2、および第3のアレイはそれぞれ、第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合される、個々の出力端子を含み、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、第1のアレイの第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第2のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続され、第2のアレイの第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第3のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続され、第3のアレイの第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第1のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続される。
【0267】
これらの実施形態の多くでは、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールの直列接続は、第1のコンバータ・ソースモジュールから第N-1コンバータ・ソースモジュールを含む、一連のコンバータ・ソースモジュールの中の先行コンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続されている、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第2のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールの第1のポートを含む。これらの実施形態の多くでは、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールの直列接続は、第Nコンバータ・ソースモジュールから第N+(M-1)コンバータ・ソースモジュールを含む、一連のコンバータ・ソースモジュールの中の先行コンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続されている、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第1のポートを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、N+M個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1、第2、および第3のアレイの個々の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DC負荷または単相AC負荷または3相AC負荷のうちの1つである。
【0268】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールの第1、第2、および第3のアレイを含み、第1および第3のアレイはそれぞれ、N+1個のコンバータ・ソースモジュールを含み、第2のアレイは、N個のコンバータ・ソースモジュールを含み、Nは、2以上であり、第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、1つ以上の補助負荷への接続のために構成され、第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1および第2のポートを含み、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールは、第1、第2、第3、および第4のポートを含み、それぞれ、第1、第2、および第3の出力端子は、それぞれ、第1、第2、および第3のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、それぞれ、第1および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、それぞれ、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続され、第1のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第2のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第3のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第4の出力端子に接続され、それぞれ、第1のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートは、それぞれ、第3のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続される。
【0269】
これらの実施形態の多くでは、第3のアレイの第2のコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第1のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続される。これらの実施形態の多くでは、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールはさらに、第5および第6のポートを含み、第1および第3のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの1つ以上の補助負荷は、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第5および第6のポートに接続される、第1の補助負荷と、第1および第3のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続される、第2の補助負荷とを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1および第3のアレイのN+1個のコンバータ・ソースモジュールおよび第2のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1および第3のアレイのN+1個のコンバータ・ソースモジュールおよび第2のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1、第2、および第3のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DCまたは単相AC負荷または3相AC負荷のうちの1つである。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1、第2、および第3のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、第1、第2、および第3のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DCまたは単相AC負荷または3相AC負荷のうちの1つである。
【0270】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、コンバータ・ソースモジュールの第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイを含み、第1、第3、および第5のアレイはそれぞれ、N+1個のコンバータ・ソースモジュールを含み、第2、第4、および第6のアレイはそれぞれ、N個のコンバータ・ソースモジュールを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールおよびN+1個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1および第2のポートを含み、第1、第3、および第5のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールは、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のポートを含み、第1の補助負荷が、第1、第3、および第5のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第5および第6のポートに接続され、第2の補助負荷が、第1、第3、および第5のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続され、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6の出力端子は、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第Nコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、それぞれ、第1、第3、および第5のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、それぞれ、第1、第3、および第5のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続され、第1のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第2のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第3のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第4のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第5のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第6のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続される。
【0271】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1、第3、および第5のアレイのN+1個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のもの、および第2、第4、および第6のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、エネルギーシステムはさらに、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイの第1、第2、第3、第4、第5、および第6の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、6相AC負荷である。
【0272】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、相互接続されたコンバータ・ソースモジュールのK個の1次元アレイを含み、Kは、3以上であり、奇数の整数であり、第1および第Kアレイおよびその間の奇数の整数毎のアレイはそれぞれ、N+M+1個のコンバータ・ソースモジュールを含み、第2のアレイと第K-1アレイとの間の偶数の整数毎のアレイはそれぞれ、N+M個のコンバータ・ソースモジュールを含み、NおよびMは、2以上であり、第1のコンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、第1、第K、および他の奇数の整数のアレイのそれぞれの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含み、1つ以上の補助負荷への接続のために構成され、K個のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、第1および第2のポートを含み、第1、第K、および他の奇数の整数のアレイのそれぞれの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールは、第1、第2、第3、および第4のポートを含み、K個の個々の出力端子は、それぞれ、K個のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、K個のアレイのそれぞれの第1のコンバータ・ソースモジュールから第N+Mコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、それぞれ、第1、第K、および他の奇数の整数のアレイのそれぞれの第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、それぞれ、第1、第K、および他の奇数の整数のアレイのそれぞれの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続され、第2、第K-1、およびその間の偶数の整数のアレイの第N+Mコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、K個のアレイのうちの先行アレイの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第Kアレイの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第K+1出力端子に接続され、それぞれ、第1、第M、および他の奇数の整数のアレイの第N+M+1コンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートは、相互に接続される。
【0273】
これらの実施形態の多くでは、第Kアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第1のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに接続される。これらの実施形態の多くでは、第2から第Kアレイの中の第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートは、先行アレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続される。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1、第K、および他の奇数の整数アレイのN+M+1個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のもの、および第2、第M-1、および他の偶数の整数のアレイのN+M個のコンバータ・ソースモジュールのそれぞれと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、K個のアレイの第1から第K出力端子の間に接続される、多相負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、K個のアレイの第1から第K出力端子の間に接続される、多相負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、M個のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、M個のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続される、負荷を含む。これらの実施形態の多くでは、負荷は、DCまたは単相AC負荷または3相AC負荷のうちの1つである。
【0274】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、N個のコンバータ・ソースモジュールの第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータと、第1および第2のポートとを含み、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6の出力端子は、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、第1の3相AC負荷が、第1、第2、および第3のアレイの第1、第2、および第3の出力端子の間に接続され、第2の3相AC負荷が、第4、第5、および第6のアレイの第4、第5、および第6の出力端子の間に接続され、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイのそれぞれのN個のコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、第1のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第4のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第2のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第5のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第3のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第6のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールはさらに、第3、第4、第5、および第6のポートを含み、第1の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第5および第6のポートに接続され、第2の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続される。
【0275】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。
【0276】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、N個のコンバータ・ソースモジュールの第1、第2、第3、および第5のアレイと、N+1個のコンバータ・ソースモジュールの第4および第6のアレイとを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールおよびN+1個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータと、第1および第2のポートとを含み、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6の出力端子は、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、6相AC負荷が、第1、第2、第3、第4、第5、および第6のアレイの第1、第2、第3、第4、第5、および第6の出力端子の間に接続され、第1、第2、第3、および第5のアレイのそれぞれのN個のコンバータ・ソースモジュール、および第4および第6のアレイのそれぞれのN+1個のコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、第4のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第5のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第6のアレイの第N+1コンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第4の出力端子に接続され、第4および第6のアレイのそれぞれの第N+1コンバータ・ソースモジュールはさらに、第3、第4、第5、および第6のポートを含み、第1の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第5および第6のポートに接続され、第2の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続される。
【0277】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1、第2、および第3のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のもの、および第4および第6のアレイのN+1個のコンバータ・ソースモジュールと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。
【0278】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、N個のコンバータ・ソースモジュールの第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12のアレイを含み、Nは、2以上であり、N個のコンバータ・ソースモジュールはそれぞれ、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータと、第1および第2のポートとを含み、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12の出力端子は、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12のアレイの第1のコンバータ・ソースモジュールの第1のポートに結合され、第1の6相AC負荷が、第1、第2、第3、第7、第8、および第9のアレイの第1、第2、第3、第7、第8、および第9の出力端子の間に接続され、第2の3相AC負荷が、第4、第5、第6、第10、第11、および第12のアレイの第4、第5、第6、第10、第11、および第12出力端子の間に接続され、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12のアレイのそれぞれのN個のコンバータ・ソースモジュールは、直列に接続され、第1のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第4のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第2のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第5のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第3のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートは、第6のアレイの第Nコンバータ・ソースモジュールの第2のポートに接続され、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールはさらに、第3、第4、第5、および第6のポートを含み、第1の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第5および第6のポートに接続され、第2の補助負荷が、第1、第2、および第3のアレイのそれぞれの第Nコンバータ・ソースモジュールの第3および第4のポートに接続される。
【0279】
これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、それぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12のアレイのN個のコンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと通信可能に結合される、複数のローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムはさらに、複数のローカル制御デバイスと通信可能に結合される、マスタコントローラを含む。
【0280】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールと、制御回路とを含み、制御回路は、コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものの寄与を調節するように構成される。
【0281】
これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くによる、コンバータ・ソースモジュールを含む。
【0282】
これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を含む、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含む。これらの実施形態の多くでは、ステータス情報は、コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントの充電状態、健全性状態、温度、容量、電流、または電圧のうちの1つ以上のものを含む。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールの充電状態(SOC)の平衡を保つように構成される。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、処理回路と、処理回路によって実行されると、処理回路に、コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与の調節を引き起こさせる、その上に記憶された命令を有する、少なくとも1つのメモリとを含む。これらの実施形態の多くでは、処理回路および少なくとも1つのメモリは、マスタ制御デバイス、ローカル制御デバイスのコンポーネントである、またはマスタ制御デバイスと1つ以上のローカル制御デバイスとの間に分散される。
【0283】
これらの実施形態の多くでは、制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して低下させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、第1のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報は、1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報と比較して、以下、すなわち、比較的により低い充電状態、比較的により低い健全性状態、比較的により低い容量、比較的により低い電圧、比較的により低い電流、比較的により高い温度、または障害のうちの少なくとも1つを示す。
【0284】
これらの実施形態の多くでは、制御回路は、第1のコンバータ・ソースモジュールの寄与を、第1のコンバータ・ソースモジュールおよび1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報に基づいて、1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールに対して上昇させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、第1のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報は、1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールのステータス情報と比較して、以下、すなわち、比較的により高い充電状態、比較的により高い健全性状態、比較的により高い容量、比較的により高い電圧、比較的により高い電流、比較的により低い温度、または障害の非存在のうちの少なくとも1つを示す。
【0285】
これらの実施形態の多くでは、寄与は、第1のコンバータ・ソースモジュールの経時的な出力電力である。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、マスタ制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスとを含む。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、複数のコンバータ・ソースモジュールのための複数の変調指数を発生させるように構成され、1つの変調指数が、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちのコンバータ・ソースモジュール毎に独立して発生される。
【0286】
これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、相内平衡コントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、相内平衡コントローラは、コンバータ・ソースモジュール毎に変調指数を発生させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールのための変調指数は、モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpk、コンバータ・ソースモジュールの充電状態、コンバータ・ソースモジュールの温度、コンバータ・ソースモジュールの容量、コンバータ・ソースモジュールの電流、またはコンバータ・ソースモジュールの電圧のうちの1つ以上のものに基づいて決定される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスはさらに、モジュールベースのエネルギーシステムの基準電圧Vrのピーク電圧Vpkを検出するためのピーク検出器を含む。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、基準電圧Vrから正規化基準波形Vrnを発生させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、そのピーク電圧Vpkによる基準電圧Vrの除算によって、基準電圧Vrから正規化基準波形Vrnを発生させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、マスタ制御デバイスは、正規化基準波形Vrnを複数のローカル制御デバイスのそれぞれに出力するように構成される。これらの実施形態の多くでは、複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、受信された変調指数によって、受信された正規化基準波形Vrnを変調させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、変調された基準波形に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を発生させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、複数のローカル制御デバイスのうちの各ローカル制御デバイスは、変調された基準波形を伴って実装されるパルス幅変調技法に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのための切替信号を発生させるように構成される。
【0287】
これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数は、複数のコンバータ・ソースモジュールからの発生された電圧の総和がピーク電圧Vpkを超えないことを確実にするように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールのエネルギー源の充電状態(SOC)を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールの健全性状態(SOH)を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールの容量を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールの電圧を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールの電流を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、複数のコンバータ・ソースモジュールの温度を平衡条件に向かって収束させるように発生される。これらの実施形態の多くでは、複数の変調指数Miは、障害条件を有していない1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールと比較して、障害条件を有する1つ以上のコンバータ・ソースモジュールの寄与を低減させるように発生される。
【0288】
これらの実施形態の多くでは、制御回路は、相間平衡コントローラまたは相内平衡コントローラの一方または両方を含む。これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される。これらの実施形態の多くでは、相内平衡コントローラは、多次元アレイの1次元アレイ内の複数のコンバータ・ソースモジュールの寄与を調節するように構成される。これらの実施形態の多くでは、相間平衡コントローラは、各相に共通するコンバータ・ソースモジュールの中性点偏移または寄与のうちの1つ以上のものを制御するように構成される。
【0289】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、単相または多相のうちの1つである。これらの実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、3相、4相、5相、または6相において信号を出力する、多相モジュールベースのエネルギーシステムである。
【0290】
前述の実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される。
【0291】
前述の実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くのいずれかに従って配列される。
【0292】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、電気またはハイブリッド移動車両における動作のために構成される。これらの実施形態の多くでは、電気またはハイブリッド移動車両は、車、バス、トラック、バイク、スクータ、産業用車両、鉱業車両、飛行体、船舶、機関車またはレールベースの車両、または軍用車両のうちの1つである。
【0293】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、定常エネルギーシステムとしての動作のために構成される。これらの実施形態の多くでは、定常エネルギーシステムは、住宅用貯蔵システム、産業用貯蔵システム、商業用貯蔵システム、データセンター貯蔵システム、グリッド、マイクログリッド、または充電ステーションのうちの1つである。
【0294】
前述の実施形態の多くでは、モジュールベースのエネルギーシステムは、電気自動車のためのバッテリパックとして構成される。
【0295】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、複数の相互接続されたコンバータ・ソースモジュールと、制御回路とを含み、制御回路は、コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、コンバータ・ソースモジュールのうちの1つ以上のものへの電力供給を調節するように構成される。これらの実施形態の多くでは、各コンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くによる、コンバータ・ソースモジュールを含む。
【0296】
これらの実施形態の多くでは、各コンバータ・ソースモジュールは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を含む、エネルギー源と、エネルギーバッファと、コンバータとを含む。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、システムを用いた各コンバータ・ソースモジュールがシステムの外部の電力供給源から受電する充電の量を独立して決定するように構成される。これらの実施形態の多くでは、制御回路は、コンバータ・ソースモジュールまたはそのコンポーネントのうちの1つ以上のものと関連付けられるステータス情報に基づいて、システムを用いた各コンバータ・ソースモジュールがシステムの外部の電力供給源から受電する充電の量を独立して決定するように構成され、ステータス情報は、充電状態(SOC)、健全性状態(SOH)、容量、温度、電圧、電流、障害の存在、または障害の非存在のうちの1つ以上のものを含む。これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールは、多次元アレイに配列される。これらの実施形態の多くでは、複数のコンバータ・ソースモジュールは、前述の実施形態の多くに従って配列される。
【0297】
多くの実施形態では、コンバータ・ソースモジュールは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵要素を含む、エネルギー源と、エネルギーバッファと、複数のスイッチを含む、コンバータであって、複数のスイッチの組み合わせに基づいて、出力電圧を発生させるように構成される、コンバータとを含む。
【0298】
これらの実施形態の多くでは、エネルギー源の出力は、エネルギーバッファの入力端子に結合可能である。これらの実施形態の多くでは、エネルギーバッファの出力は、コンバータの入力端子に結合可能である。これらの実施形態の多くでは、エネルギー貯蔵要素は、ウルトラキャパシタ、少なくとも1つの電池または直列および/または並列に接続された複数のバッテリ電池を含むバッテリ、または燃料電池のうちの1つである。これらの実施形態の多くでは、エネルギーバッファは、電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、2つのインダクタと、2つのコンデンサとを含む、Z源ネットワーク、または2つのインダクタと、2つのコンデンサと、ダイオードとを含む、準Z源ネットワークのうちの1つ以上のものを含む。これらの実施形態の多くでは、複数のスイッチはそれぞれ、半導体MOSFETまたは半導体IGBTのうちの少なくとも1つを含む。これらの実施形態の多くでは、コンバータは、複数のスイッチの異なる組み合わせによって、3つの異なる電圧出力を発生させるように構成される。これらの実施形態の多くでは、エネルギー源は、直流電圧VDCを出力するように構成され、3つの異なる電圧出力は、+VDC、0、および-VDCである。これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、ローカル制御デバイスから複数のスイッチのための切替信号を受信するように構成される。
【0299】
多くの実施形態では、エネルギーシステムは、前述の実施形態の多くによる、少なくとも2つのコンバータ・ソースモジュールを含む。
【0300】
これらの実施形態の多くでは、少なくとも2つのコンバータ・ソースモジュールは、1次元アレイまたは多次元アレイのうちの1つにおいて相互接続される。これらの実施形態の多くでは、少なくとも2つの1次元アレイは、直接、または付加的コンバータ・ソースモジュールを介して、異なる行および列においてともに接続される。これらの実施形態の多くでは、エネルギーシステムは、少なくとも2つのローカル制御デバイスであって、コンバータ・ソースモジュール毎に1つのローカル制御デバイスを含む。これらの実施形態の多くでは、各ローカル制御デバイスは、エネルギー源からのエネルギーを管理し、エネルギーバッファを保護し、コンバータを制御する。
【0301】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムは、ローカル制御デバイスと、ローカル制御デバイスに相互接続される、コンバータ・ソースモジュールとを含み、コンバータ・ソースモジュールは、貯蔵要素を有する、エネルギー源を含み、エネルギー源の第1および第2の出力は、エネルギーバッファの第1および第2の入力に接続され、エネルギーバッファの第1および第2の出力は、コンバータの第1および第2の入力に接続され、コンバータは、正極性を伴う第1の電圧レベルと、ゼロまたは基準電圧レベルと、負極性を伴う第1の電圧レベルとを含む、3つの電圧レベルを発生させるための少なくとも4つのスイッチを含み、3つの電圧レベルは、少なくとも4つのスイッチの異なる組み合わせによる、コンバータの第1および第2の出力へのコンバータの第1の入力と第2の入力との間の第1の電圧レベルの接続によって発生される。
【0302】
これらの実施形態の多くでは、貯蔵要素は、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を含むバッテリモジュール、および燃料電池モジュールのうちの1つを含む。これらの実施形態の多くでは、エネルギーバッファは、電解および/またはフィルムコンデンサ、2つのインダクタおよび2つの電解および/またはフィルムコンデンサによって形成される、Z源ネットワーク、および2つのインダクタ、2つの電解および/またはフィルムコンデンサ、およびダイオードによって形成される、準Z源ネットワークのうちの1つを含む。これらの実施形態の多くでは、スイッチは、半導体スイッチとして構成される。これらの実施形態の多くでは、エネルギー源は、一次エネルギー源と、二次エネルギー源とを含み、一次エネルギー源は、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を含むバッテリモジュール、および燃料電池モジュールのうちの1つを含む、貯蔵要素を含む。これらの実施形態の多くでは、一次エネルギー源の第1および第2の出力は、エネルギーバッファの第1および第2の入力端子に結合され、エネルギーバッファは、電解および/またはフィルムコンデンサ、2つのインダクタおよび2つの電解および/またはフィルムコンデンサによって形成される、Z源ネットワーク、および2つのインダクタ、2つの電解および/またはフィルムコンデンサ、およびダイオードによって形成される、準Z源ネットワークのうちの1つを含む。これらの実施形態の多くでは、エネルギーバッファの第2の出力は、二次エネルギー源の第2の出力に接続され、二次エネルギー源の第1の出力は、コンバータの第2の入力に接続される。これらの実施形態の多くでは、二次エネルギー源は、電解および/またはフィルムコンデンサ、ウルトラキャパシタ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を含むバッテリモジュール、ウルトラキャパシタと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサ、1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を含むバッテリモジュールと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサ、ウルトラキャパシタおよび1つ以上の相互接続されたバッテリ電池を含むバッテリモジュールと並列に接続される電解および/またはフィルムコンデンサのうちの1つを含む、貯蔵要素を含む。これらの実施形態の多くでは、コンバータは、6つのスイッチを含む。これらの実施形態の多くでは、コンバータ・ソースモジュールは、第1および第2の補助負荷に給電するように構成される。
【0303】
これらの実施形態の多くでは、本システムはさらに、平衡コントローラを含む。これらの実施形態の多くでは、平衡コントローラは、単相平衡コントローラである。これらの実施形態の多くでは、平衡コントローラは、ピーク検出器と、除算器と、相内平衡コントローラとを含む。これらの実施形態の多くでは、本システムはさらに、複数のコンバータ・ソースモジュールを含み、平衡コントローラは、システムの複数のコンバータ・ソースモジュールの間で充電状態および温度の平衡を保つように構成される。これらの実施形態の多くでは、平衡コントローラは、3相平衡コントローラである。これらの実施形態の多くでは、平衡コントローラは、相間平衡コントローラと、複数の相内コントローラとを含む。これらの実施形態の多くでは、本システムはさらに、複数のコンバータ・ソースモジュールを含み、平衡コントローラは、システムの複数のコンバータ・ソースモジュールの間で充電状態および温度の平衡を保つように構成される。
【0304】
多くの実施形態では、第1のエネルギー源と、第1のエネルギー源と結合される、コンバータとを含む、コンバータ・ソースモジュールを含む、モジュールベースのエネルギーシステムが、提供され、コンバータは、モジュールの出力電圧を選択するように構成される、複数のスイッチを含む。
【0305】
多くの実施形態では、モジュールベースのエネルギーシステムから出力電力を供給する方法が、提供され、本方法は、システムの制御回路によって、システムの複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つからステータス情報を受信することであって、各コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、コンバータとを含み、各コンバータ・ソースモジュールは、電力をシステムの出力電力に寄与するように構成される、ことと、制御回路によって、ステータス情報に基づいて、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することとを含む。
【0306】
これらの実施形態では、制御回路は、マスタ制御デバイスと、複数のローカル制御デバイスとを含むことができる。マスタ制御デバイスは、少なくとも1つのローカル制御デバイスからステータス情報を受信することができ、本方法はさらに、マスタ制御デバイスから少なくとも1つのローカル制御デバイスに基準波形および変調指数を出力することを含むことができる。本方法はさらに、ローカル制御デバイスによって、変調指数を用いて基準波形を変調させることと、少なくとも部分的に変調された基準波形に基づいて、ローカル制御デバイスと関連付けられるコンバータ・ソースモジュールのコンバータのための複数の切替信号を発生させることとを含むことができる。切替信号は、パルス幅変調を用いて発生されることができる。
【0307】
これらの実施形態では、制御回路によって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することは、制御回路から複数の切替信号を発生させ、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのコンバータに出力することを含むことができ、本方法はさらに、コンバータによって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの出力電圧を切り替えることを含む。
【0308】
これらの実施形態では、制御回路によって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することは、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を低減させること、または少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力寄与を上昇させることを含むことができる。電力寄与は、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの先行電力寄与と比較して、または1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールの電力寄与と比較して、低減または上昇されることができる。
【0309】
これらの実施形態では、制御回路は、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの全コンバータ・ソースモジュールの電力寄与を制御することができる。
【0310】
これらの実施形態では、制御回路は、パルス幅変調またはヒステリシス技法に従って、電力寄与を制御することができる。
【0311】
これらの実施形態では、制御回路は、全コンバータ・ソースモジュールに関してステータス情報を繰り返して受信することができ、ステータス情報は、各個々のコンバータ・ソースモジュールに特有である。制御回路は、ステータス情報に基づいて、全コンバータ・ソースモジュールを制御することができ、制御は、リアルタイムで生じる。
【0312】
多くの実施形態では、システムの制御回路によって、システムの複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つからステータス情報を受信することであって、各コンバータ・ソースモジュールは、エネルギー源と、コンバータとを含み、各コンバータ・ソースモジュールは、電力供給源によって充電されるように構成される、ことと、制御回路によって、ステータス情報に基づいて、複数のコンバータ・ソースモジュールのうちの少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力消費量を制御することとを含む、モジュールベースのエネルギーシステムを充電する方法が、提供される。
【0313】
これらの実施形態では、制御回路によって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力消費量を制御することは、制御回路から複数の切替信号を発生させ、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールのコンバータに出力することを含むことができ、本方法はさらに、コンバータによって、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの電力消費量が低減または上昇されるように、複数のスイッチを切り替えることを含むことができ、随意に、電力消費量は、少なくとも1つのコンバータ・ソースモジュールの先行電力消費量と比較して、または1つ以上の他のコンバータ・ソースモジュールの電力消費量と比較して、低減または上昇される。
【0314】
処理回路は、それぞれが、離散または独立型チップである、またはいくつかの異なるチップ(およびその一部)の間に分散され得る、1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、および/またはマイクロコントローラを含むことができる。限定ではないが、パーソナルコンピューティングアーキテクチャ(例えば、デスクトップPC、ラップトップ、タブレット等で使用されるような)、プログラマブルゲートアレイアーキテクチャ、専用アーキテクチャ、カスタムアーキテクチャ、およびその他の等の任意のタイプの処理回路が、実装されることができる。処理回路は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実装され得る、デジタル信号プロセッサを含むことができる。処理回路は、処理回路に異なるアクションのホストを務めさせ、他のコンポーネントを制御させる、メモリ上に記憶されたソフトウェア命令を実行することができる。
【0315】
処理回路はまた、他のソフトウェアおよび/またはハードウェアルーチンを実施することもできる。例えば、処理回路は、通信回路とインターフェースをとり、アナログ/デジタル変換、エンコーディングおよびデコーディング、他のデジタル信号処理、マルチメディア機能、通信回路への提供のために好適な形式(例えば、同相および直角位相)へのデータの変換を実施することができる、および/または通信回路に(有線または無線で)データを伝送させることができる。
【0316】
本明細書に説明される、ありとあらゆる信号は、記述される、または論理的に非現実的である場合を除いて、無線で通信されることができる。通信回路は、無線通信のために含まれることができる。通信回路は、適切なプロトコル(例えば、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標) Low Energy、近距離通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、専用プロトコル、およびその他)下でリンクを経由して無線通信を実施する、1つ以上のチップおよび/またはコンポーネント(例えば、伝送機、受信機、送受信機、および/または他の通信回路)として実装されることができる。1つ以上の他のアンテナが、種々のプロトコルおよび回路と動作するために必要に応じて、通信回路とともに含まれることができる。いくつかの実施形態では、通信回路は、リンクを経由した伝送のためのアンテナを共有することができる。処理回路はまた、通信回路とインターフェースをとり、無線伝送を受信し、それをデジタルデータ、音声、および/またはビデオに変換するために必要な逆機能を実施することもできる。RF通信回路は、伝送機および受信機(例えば、送受信機として統合される)と、関連付けられるエンコーダ論理とを含むことができる。
【0317】
処理回路はまた、オペレーティングシステムおよび任意のソフトウェアアプリケーションを実行し、伝送および受信される通信の処理に関連しない、それらの他の機能を実施するように適合されることもできる。
【0318】
説明される主題に従って動作を実行するためのコンピュータプログラム命令が、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)、Smalltalk、C++、C#、Transact-SQL、XML、PHP、または同等物等のオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または類似プログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ得る。
【0319】
メモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体が、存在する種々の機能ユニットのうちの1つ以上のものによって共有されることができる、または(例えば、異なるチップ内に存在する別個のメモリとして)それらのうちの2つ以上のものの間に分散されることができる。メモリはまた、その独自の別個のチップであり得る。
【0320】
本明細書に開示される実施形態が、メモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体を含む、またはそれに関連して動作する限りにおいて、次いで、そのメモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体は、非一過性である。故に、そのメモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体が、1つ以上の請求項によって網羅される限りにおいて、次いで、そのメモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体は、非一過性のみである。本明細書で使用されるような用語「非一過性」および「有形」は、伝搬する電磁信号を除外する、メモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体を説明することを意図しているが、記憶の持続性の観点から、または別様に、メモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体のタイプを限定することを意図していない。例えば、「非一過性」および/または「有形」メモリ、記憶装置、および/またはコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセス媒体(例えば、RAM、SRAM、DRAM、FRAM(登録商標)等)、読取専用媒体(例えば、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュ等)、およびそれらの組み合わせ(例えば、ハイブリッドRAMおよびROM、NVRAM等)およびそれらの変異型等の揮発性および不揮発性媒体を包含する。
【0321】
本明細書で提供される任意の実施形態に関して説明される、全ての特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップは、任意の他の実施形態からのものと自由に組み合わせ可能かつ代用可能であることを意図していることに留意されたい。ある特徴、要素、コンポーネント、機能、またはステップが、1つだけの実施形態に関して説明される場合、その特徴、要素、コンポーネント、機能、またはステップは、明示的に別様に記述されない限り、本明細書に説明される全ての他の実施形態と併用され得ることを理解されたい。本段落は、したがって、いずれの時間でも、異なる実施形態からの特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップを組み合わせる、または以下の説明が、特定の事例において、そのような組み合わせまたは代用が可能であることを明示的に記述しない場合でさえも、一実施形態からの特徴、要素、コンポーネント、機能、およびステップを別の実施形態のものと代用する、請求項の導入のための先行基礎および書面による支持としての役割を果たす。特に、ありとあらゆるそのような組み合わせおよび代用の許容性が当業者によって容易に認識されるであろうことを前提として、全ての可能性として考えられる組み合わせおよび代用の明示的記載は、過剰に重荷となることが明示的に確認される。
【0322】
本明細書および添付の請求項で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に別様に決定付けない限り、複数の指示対象を含む。
【0323】
実施形態は、種々の修正および代替形態の影響を受け得るが、その具体的実施例が、図面に示されており、本明細書に詳細に説明される。しかしながら、これらの実施形態は、開示される特定の形態に限定されるものではないが、反対に、これらの実施形態は、本開示の精神内に該当する全ての修正、均等物、および代替物を網羅するものであることを理解されたい。さらに、実施形態の任意の特徴、機能、ステップ、または要素、および請求項の発明の範囲内ではない特徴、機能、ステップ、または要素によってその範囲を定義する、負の限定が、請求項に記載される、または追加され得る。