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特許7570451情報処理装置、報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-10
(45)【発行日】2024-10-21
(54)【発明の名称】情報処理装置、報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/24 20120101AFI20241011BHJP
【FI】
G06Q20/24
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023048694
(22)【出願日】2023-03-24
(65)【公開番号】P2024137248
(43)【公開日】2024-10-07
【審査請求日】2023-03-27
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和4年12月14日 https://card.yahoo.co.jp/paypaycard/campaign/?_ga=2.201100910.112046335.1678430584-21%5B
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森川 晶代
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 由佳梨
【審査官】阿部 圭子
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-181909(JP,A)
【文献】特開2020-126545(JP,A)
【文献】特開2002-074214(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付部と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得部と、
前記受付部によって前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供部と、
を備え、
前記受付部は、
前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスと連携するウェブサービスへのログインをユーザに対して要求し、
前記取得部は、
前記ウェブサービスのアカウントが前記所定のサービスのアカウントと連携済みか否かに関する情報を前記所定のサービスから取得し、
前記提供部は、
ユーザが前記所定のサービスと前記ウェブサービスとアカウントを連携済みである場合に、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付部と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得部と、
前記受付部によって前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供部と
を備え、
前記取得部は、
前記アカウント情報として、各サービスにおけるアカウントの連携情報を取得し、
前記提供部は、
前記取得部によって取得された前記アカウント情報に基づき、前記所定のサービスと、アカウントの連携済みか否かの判定対象となる特定のサービスとアカウント連携済みである前記ユーザに対して、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記所定のサービスと前記ウェブサービスとアカウントを連携済みでないユーザに対して、前記連携サービスの申し込み画面を提供しないこと
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受付部は、
前記所定のサービスと連携する前記決済サービスの申し込みを受け付け、
前記提供部は、
前記所定のサービスにおいて開設されたユーザのウォレットの支払いを前記決済サービスのクレジットカード払いにする前記連携サービスの申し込み画面を提供すること
を特徴とする請求項またはに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記連携サービスは、
ユーザの前記ウォレットで決済された締め日までの利用金額を前記クレジットカード払いとして、後日まとめて請求するサービスであること
を特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記決済サービスを利用中のユーザが既に利用中の連携サービスのうち、所定条件に基づいて選択された連携サービスの申し込み画面を提供すること
を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付工程と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得工程と、
前記受付工程によって前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供工程と、
を含み、
前記受付工程は、
前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスと連携するウェブサービスへのログインをユーザに対して要求し、
前記取得工程は、
前記ウェブサービスのアカウントが前記所定のサービスのアカウントと連携済みか否かに関する情報を前記所定のサービスから取得し、
前記提供工程は、
ユーザが前記所定のサービスと前記ウェブサービスとアカウントを連携済みである場合に、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付手順と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得手順と、
前記受付手順によって前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させ、
前記受付手順は、
前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスと連携するウェブサービスへのログインをユーザに対して要求し、
前記取得手順は、
前記ウェブサービスのアカウントが前記所定のサービスのアカウントと連携済みか否かに関する情報を前記所定のサービスから取得し、
前記提供手順は、
ユーザが前記所定のサービスと前記ウェブサービスとアカウントを連携済みである場合に、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項9】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付工程と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得工程と、
前記受付工程による前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供工程と
を含み、
前記取得工程は、
前記アカウント情報として、各サービスにおけるアカウントの連携情報を取得し、
前記提供工程は、
前記取得工程によって取得された前記アカウント情報に基づき、前記所定のサービスと、アカウントの連携済みか否かの判定対象となる特定のサービスとアカウント連携済みである前記ユーザに対して、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付手順と、
前記決済サービスの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定のサービスから取得する取得手順と、
前記受付手順による前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、前記所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供手順と
をコンピュータに実行させ、
前記取得手順は、
前記アカウント情報として、各サービスにおけるアカウントの連携情報を取得し、
前記提供手順は、
前記取得手順によって取得された前記アカウント情報に基づき、前記所定のサービスと、アカウントの連携済みか否かの判定対象となる特定のサービスとアカウント連携済みである前記ユーザに対して、前記連携サービスの申し込み画面を提供する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子マネーを用いて代金を支払う電子決済サービスが知られている。たとえば、電子決済サービスの一種として、ユーザが携帯する端末装置を用いて2次元コード等を表示または読み取ることで決済を行う手法が知られている。
【0003】
たとえば、電子決済サービスでは、ユーザのウォレットにクレジットカードを紐づけておき、ユーザが電子マネー決済で利用した金額を後日まとめて支払う後払い決済に関する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2022-158810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、ユーザは、後払いサービス等の連携サービスと、クレジットカードの申し込みを別々に行う必要があり、ユーザが複数のサービスを効率よく申し込みを行ううえで改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが複数のサービスを効率よく申し込みを行うことができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付部と、前記受付部による前記決済サービスの申し込みを受け付ける際に、所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが複数のサービスを効率よく申し込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、連携サービスの申し込み条件の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る画面遷移の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る画面遷移の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態に係る提供処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0011】
[実施形態]
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、以下では、決済サービスがクレジットカードの信用取引に関するサービスであり、所定のサービスがユーザのユーザ端末100を利用した電子マネー決済に関するサービスである場合について説明する。
【0012】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理装置1は、たとえば、クレジットカード会社が運営する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。
【0013】
たとえば、図1に示すクレジットカード会社は、電子決済事業者およびポータルサイト事業者と連携し、ユーザに対して各種サービスを提供する。本実施形態において、情報処理装置1は、ユーザからクレジットカードの申請を受け付ける。
【0014】
電子決済事業者が保有する電子決済サーバ200は、各ユーザに対して電子マネー決済サービスを提供するサーバ装置である。例えば、電子決済サーバ200は、ユーザ端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行う情報処理装置である。例えば、電子決済サーバ200は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供されるユーザの口座を管理しており、ユーザからの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。
【0015】
ポータルサイト事業者が保有するポータルサーバ300は、ポータルサイトを運営するサーバ装置である。ポータルサイトは、ネットショッピングや、オークション、フリマなどといった各種ECサイトや、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信等のサービスを含む。
【0016】
図1に示すユーザ端末100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、ユーザ端末100は、情報処理装置1、電子決済サーバ200およびポータルサーバ300によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、ユーザ端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0017】
ここで、情報処理装置1が実行する提供処理に先立ち、ユーザ端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、ユーザがユーザ端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意のユーザが任意のユーザ端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
【0018】
例えば、ユーザが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、ユーザは、ユーザ端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、ユーザは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、ユーザ端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、ユーザ或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、ユーザ端末100は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗A(若しくは店舗Aの事業者)を示す情報(例えば、店舗ID)と、決済金額とを示す決済情報を電子決済サーバ200へ送信する。
【0019】
このような場合、電子決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗識別情報が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、電子決済サーバ200は、決済が完了した旨の通知をユーザ端末100へ送信する。このような場合、ユーザ端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
【0020】
より詳細な例を説明する。例えば、店舗Aに設置された店舗識別情報は、店舗ごとに設定されるURLであって、店舗Aが属するグループを示すグループ識別情報と、そのグループにおいて店舗Aを識別するグループ店舗識別情報とに紐づけ、電子決済サーバ200が参照可能に管理されている。なお、店舗識別情報となるURLは、電子決済サーバ200にアクセスするためのURLとなる。ユーザ端末100は、店舗識別情報を撮影すると、撮影した店舗識別情報が示すURLにアクセスし、ユーザ識別情報を送信する。このような場合、電子決済サーバ200は、アクセスされたURLと対応するグループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられた電子マネーの口座(「ウォレット」と表示する場合がある)を特定する。続いて、電子決済サーバ200は、ユーザ端末100に対して金額入力画面を表示させ、金額を入力させる。そして、電子決済サーバ200は、ユーザ端末100から受けつけたユーザ識別情報と紐づけられたウォレットから、グループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられたウォレットに対して、入力された金額の電子マネーを移動させる。なお、電子決済サーバ200は、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに電子マネーを移動させてもよい。
【0021】
なお、ユーザ端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、ユーザ端末100は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたユーザ識別情報を読み取り、ユーザ識別情報(若しくは、ユーザ識別情報が示す情報、すなわち、ユーザを示す情報(例えば、ユーザID)と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を電子決済サーバ200へ送信する。このような場合、電子決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗Aの口座へ、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いはユーザ端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
【0022】
より詳細には、ユーザ端末100は、ユーザ識別情報とともに電子決済サーバ200に対して支払いリクエストを送信する。このような場合、電子決済サーバ200は、ワンタイムコードを生成し、生成したワンタイムコードとユーザ識別情報とを紐づけるとともに、ワンタイムコードをユーザ端末100に送信する。すると、ユーザ端末100は、画面上にワンタイムコード(すなわち、ユーザを識別する情報)を表示する。このような場合、店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたワンタイムコードを読み取ると、読み取ったワンタイムコードと、グループ識別情報、グループ店舗識別情報および決済金額を電子決済サーバ200に送信する。すると、電子決済サーバ200は、ワンタイムコードに紐づけられたユーザ識別情報に紐づくウォレットから、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに決済金額分の電子マネーを移動させる。
【0023】
また、ユーザ端末100を用いた決済は、ユーザが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へ電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、ユーザが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、ユーザ端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、ユーザのクレジットカードの運用会社(カード会社)に対し、決済金額を請求してもよい。
【0024】
ところで、近年では、上述したQRコードを用いた電子マネー決済が広く普及しつつある。電子マネー決済では、ユーザのウォレットにユーザのクレジットカードを紐づけておき、ユーザによって行われた電子マネー決済をクレジットカードの引き落としとして後日まとめて請求するサービスが提供されている。なお、以下では、かかるサービスについて、後払いサービスと記載する。
【0025】
従来では、ユーザが後払いサービスを申し込む場合に、クレジットカードの申し込みとは別々に申し込みを行う必要があった。すなわち、クレジットカードの申し込みを行ったユーザが、与信審査の結果を経て、後日、後払いサービスの申し込みを行う必要がある。
【0026】
そこで、実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザによるクレジットカードの申し込み時に、電子マネー決済の後払いサービスの申し込み画面を併せて提供する。具体的には、図1に示すように、情報処理装置1は、ユーザ端末100を通じて、ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付ける(ステップS1)。
【0027】
たとえば、情報処理装置1は、Webブラウザ経由で、ユーザ端末100からクレジットカードの申し込みを受け付ける。なお、たとえば、実店舗においてユーザが携帯電話を契約する際などに、従業員からクレジットカードの入会案内を行ったうえで、クレジットカードの申し込みを行うようにしてもよい。
【0028】
この場合、ユーザが契約する携帯電話の料金等を支払うクレジットカードを申し込むことになる。そして、情報処理装置1では、かかるクレジットカードの申し込みを受け付ける際に、後払いサービスの申し込み画面を提供する。
【0029】
情報処理装置1は、ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付けると、ポータルサーバ300が運営するポータルサイトへログインをユーザに対して要求する(ステップS2)。
【0030】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザが入力したログイン情報をユーザ端末100から取得する(ステップS3)。たとえば、ログイン情報は、ユーザID、電話番号、メールアドレスのいずれかの情報を含む。なお、この際、ユーザが、ポータルサイトのアカウントを持っていない場合、ユーザは、ポータルサーバ300へアクセスし、アカウントを新規に開設することになる。
【0031】
情報処理装置1は、ユーザ端末100から取得したログイン情報を基に、ポータルサイトにおけるユーザアカウントのユーザIDをポータルサーバ300へ問い合わせる(ステップS4)。なお、以下、ポータルサイトのユーザIDを第1ユーザID、電子決済サービスのユーザIDを第2ユーザIDと記載する場合がある。
【0032】
つづいて、情報処理装置1は、ポータルサーバ300から送信される第1ユーザIDを取得する(ステップS5)。つづいて、情報処理装置1は、電子決済サーバ200に対し、ポータルサーバから取得した第1ユーザIDをキーとして、ポータルサイトのアカウントと、電子決済サービスのアカウントが連携しているか否かを問い合わせ(ステップS6)、電子決済サーバ200から送信される連携情報を取得する(ステップS7)。
【0033】
情報処理装置1は、連携情報を確認し、クレジットカードの申し込みを行ったユーザがポータルサイトのアカウントと、電子決済サービスのアカウントが連携している場合に、連携サービスである後払いサービスの申し込み画面を提供する。
【0034】
すなわち、情報処理装置1は、クレジットカードの審査後に後払いサービスをすぐに登録可能なユーザに対して、クレジットカードの申し込みを行う際に、連携サービスの申し込み画面を提供する。
【0035】
そして、電子決済サーバ200では、後払いサービスの申し込みをあわせて行ったユーザについては、電子決済サービスの後払いサービスの提供を開始する。たとえば、電子決済サービスでは、後払いサービスの与信枠として、24時間以内の利用額を50万円、30日間の利用額を200万円に設定し、その後、クレジットカードの与信枠に応じて、後払いサービスの与信枠を設定する。
【0036】
このように、実施形態に係る情報処理装置1は、クレジットカードの申し込み時にクレジットカードと連携する連携サービスの申し込み画面を提供する。これにより、実施形態に係る情報処理装置1では、ユーザが複数のサービスを効率よく申し込みを行うことができる。
【0037】
次に、クレジットカードの申し込みとあわせて後払いサービスの申し込みが可能なユーザについて図2を用いて説明する。図2は、連携サービスの申し込み条件の一例を示す図である。
【0038】
図2に示すように、まず、ユーザは、クレジットカードのLP(ランディングページ)であるWeb経由でクレジットカードの申し込みを申請する。この際、ポータルサイトのユーザIDである第1ユーザIDを保持していないユーザはポータルサーバ300にアクセスし、第1ユーザIDを取得することになる。
【0039】
そのため、この段階では、すべてのユーザが第1ユーザIDを保持していることになる。つづいて、電子決済サービスのユーザIDである第2ユーザIDを保持か未保持かによって条件が枝分かれし、第2ユーザIDを保持しているユーザについては、第1ユーザIDおよび第2ユーザIDのID連携の有無によってさらに条件が枝分かれする。
【0040】
これらの結果、第1ユーザIDおよび第2ユーザIDの双方のID連携しているユーザに対しては、クレジットカードの申し込みと後払いサービスの申し込みの双方のサービスが申し込み可能となり、いずれかの条件を満たしていないとユーザはクレジットカードのみのサービスが申し込み可能となる。
【0041】
次に、図3および図4を用いて、後払いサービスを申し込むまでの一連の画面遷移について説明する。図3および図4は、実施形態に係る画面遷移の一例を示す図である。
【0042】
図3に示すように、クレジットカードのLPを選択すると、まず、ポータルサイトのログイン画面G1が表示される。ユーザがログイン画面においてログイン情報を入力すると、クレジットカードの申し込みに関する導入画面G2が表示される。
【0043】
次に、ポータルサイト側からクレジットカード会社へ情報提供の同意画面G3が表示され、ユーザが同意画面G3において同意すると、電子決済サービス側からクレジットカード会社へ情報提供の同意画面G4が表示される。
【0044】
ユーザが同意画面G4において情報提供を同意すると、フォームステップ画面G5が表示される。フォームステップ画面G5には、ユーザがこれから入力する項目のインデックスが表示される。
【0045】
ユーザがフォームステップ画面G5において、「申し込み内容を確認する」を選択するとカードの入力画面G6が表示される。入力画面G6は、氏名、生年月日などを入力する画面である。
【0046】
この際、図3に示すように、入力画面G6には、氏名や生年月日が「編集不可」として表示される。この場合、電子決済サーバ200から取得した情報が入力画面G6に自動入力された状態で入力画面G6が表示される。
【0047】
情報処理装置1は、ユーザが既に電子決済サービスに登録したユーザ情報を、電子決済サーバ200から取得し、取得したユーザ情報を入力画面G6に自動入力し、ユーザへ提供する。
【0048】
つまり、情報処理装置1は、電子決済サービスとユーザ情報を共有することにより、ユーザによる入力画面G6の入力を簡略化することができる。なお、たとえば、電子決済サービスにユーザ情報を登録していないユーザについては、入力画面G6の各項目をユーザ自身で入力することになる。
【0049】
その後、ユーザが入力画面G6の「次へ」を選択すると、図4に示す申し込み画面G11が表示される。図4に示すように、申し込み画面G11は、連携サービスである後払いサービスの申し込み画面である。後払いサービスは、電子決済サービスにおけるユーザのウォレットに、申し込みを行ったクレジットカードを紐づけるサービスである。
【0050】
たとえば、申し込み画面G11において、ユーザが「登録する」を選択すると、チュートリアル画面G12が表示される。たとえば、チュートリアル画面G12には、電子決済サービスのアプリ上で後払いサービスの設定を行う手順が表示される。
【0051】
その後、チュートリアル画面G12からクレジットカードの利用規約画面G13へ画面遷移し、ユーザが利用規約に同意すると、クレジットの引き落とし口座を入力する口座設定画面が表示されることになる。
【0052】
〔2-1.情報処理装置の構成例〕
次に、図5を用いて、情報処理装置1の構成例について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、情報処理装置1は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0053】
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末100等との間で情報の送受信を行う。
【0054】
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0055】
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図5に示すように、受付部41と、取得部42と、判定部43と、提供部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0056】
受付部41は、ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付ける。たとえば、受付部41は、各ユーザのユーザ端末100からウェブブラウザ経由でクレジットの申し込みを受け付ける。受付部41は、決済アプリケーションと連携するクレジットカードの申し込みを受け付ける。
【0057】
たとえば、受付部41は、クレジットの申し込みを受け付けたユーザに対して、ポータルサーバ300が運営するポータルサイトのログイン画面G1(図2参照)を提供する。そして、受付部41は、ユーザによってログイン画面G1に入力されたログイン情報(たとえば、ポータルサイト上の)を取得し、取得部42へ渡す。
【0058】
また、受付部41は、クレジットカードの申し込みを行ったユーザがユーザ情報を入力する入力画面G6(図2参照)において、電子決済サービスに登録されたユーザ情報を入力した状態で表示する。
【0059】
取得部42は、クレジットカードの申し込みを行うユーザのアカウント情報を電子決済サービスから取得する。具体的には、まず、取得部42は、受付部41から受け取ったポータルサイトのログイン情報に基づき、ポータルサーバ300から第1ユーザIDを取得する。
【0060】
また、取得部42は、取得した第1ユーザIDに基づき、電子決済サーバ200から第1ユーザIDと、第2ユーザIDとが連携済みか否かを問い合わせ、電子決済サーバ200から連携情報を取得する。
【0061】
連携情報は、第1ユーザIDと、第2ユーザIDとが連携済みか否かに関する情報である。取得部42は、取得した連携情報を判定部43へ渡す。また、取得部42は、連携情報とともに、電子決済サーバ200から第2ユーザIDに紐づいたユーザ情報を取得する。たとえば、ユーザ情報は、氏名、生年月日、性別、住所、職業、年収、銀行口座等を含む。
【0062】
判定部43は、取得部42によって取得された連携情報に基づいて、クレジットカードの申し込みを行ったユーザの第1ユーザIDと、第2ユーザIDが連携済みか否かを判定する。
【0063】
判定部43は、連携情報によって連携済みと判定したユーザに対して、連携サービスの申し込み画面G11(図3参照)を提供するように提供部44に対して指示する。また、判定部43は、連携情報によって連携済みでないと判定したユーザに対しては、申し込み画面G11を提供しないように提供部44に対して指示する。
【0064】
提供部44は、受付部41によるクレジットカードの申し込みの受け付ける際に、所定の決済アプリケーションで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する。提供部44は、ユーザが決済アプリケーションとウェブサービスとアカウントを連携済みである場合に、連携サービスの申し込み画面G11を提供する。
【0065】
連携サービスは、決済アプリケーションにおいて開設されたユーザのウォレットと紐づくクレジットカード払いのサービスであり、上述の後払いサービスである。より詳しくは、連携サービスは、ユーザのウォレットで決済された金額をクレジットカードの支払いとして、後日まとめて請求するサービスである。
【0066】
なお、連携サービスは、後払いサービスに限定されるものではなく、その他のサービスであってもよい。たとえば、提供部44は、クレジットカードを利用中のユーザが既に利用中の連携サービスのうち、所定条件に基づいて選択された連携サービスの申し込み画面G11を提供するようにしてもよい。
【0067】
ここでの所定条件は、クレジットカードを利用中のユーザが、一定割合以上利用している連携サービスが該当する。連携サービスの具体例としては、電子決済サービスのウォレットへのオートチャージ等が挙げられる。
【0068】
〔3.処理フロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る提供処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置1によって実行される。
【0069】
図6に示すように、まず、情報処理装置1は、ユーザ端末100からユーザによるクレジットカードの申し込みを受け付ける(ステップS101)。つづいて、情報処理装置1は、ユーザに対してポータルサイトのログイン画面を提供する(ステップS102)。
【0070】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザによって入力されたログイン情報に基づいて、ポータルサーバ300から第1ユーザIDを取得する(ステップS104)。つづいて、情報処理装置1は、取得した第1ユーザIDに基づいて、電子決済サーバ200に対して第1ユーザIDおよび第2ユーザIDが連携済みか否かを確認する(ステップS105)。
【0071】
つづいて、情報処理装置1は、第1ユーザIDおよび第2ユーザIDが連携済みか否かを判定し(ステップS106)、連携済みであると判定した場合(ステップS106;Yes)、クレジットカードの申し込み時に連携サービスの申し込み画面G11を提供し(ステップS107)、処理を終了する。
【0072】
また、情報処理装置1は、ステップS106の判定において、第1ユーザIDおよび第2ユーザIDが連携済みでないと判定した場合(ステップS106;No)、クレジットカードの申し込み画面のみを提供し(ステップS108)、処理を終了する。
【0073】
〔4.変形例〕
ところで、上述した実施形態では、連携サービスが電子決済サービスとクレジットカードとを紐づけるサービスである場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、連携サービスは、クレジットカードとポータルサイトを紐づけるサービスであってもよい。たとえば、かかる場合に、ポータルサイト上の支払いをクレジットカード払いに設定するようなサービスであってもよい。
【0074】
また、例えば、連携サービスは、クレジットカードと証券口座や、仮想通貨のウォレットと連携するサービスであってもよい。たとえば、この場合の連携サービスの具体例としては、証券や仮想通貨の自動積立をクレジットカードで支払うサービスが挙げられる。
【0075】
また、上述した実施形態では、決済サービスがクレジットカードに関するサービスであり、所定のサービスが電子マネー決済に関するサービスである場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0076】
すなわち、決済サービスを他のサービスの支払い手段として設定可能なサービスであればよく、電子マネー決済を決済サービスとするようにしてもよい。また、連携サービスは、決済サービスである電子マネー決済を各加盟店独自の支払いアプリケーションに連携するサービスであってもよい。この場合、各加盟店独自の支払いサービスを所定のサービスと見做すことができる。
【0077】
〔5.効果〕
上述した実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザから決済サービスの申し込みを受け付ける受付部41と、受付部41による決済サービスの申し込みを受け付ける際に、所定のサービスで利用可能な連携サービスの申し込み画面を提供する提供部44とを備える。
【0078】
また、情報処理装置1は、クレジットカードの申し込みを行うユーザのアカウント情報を所定の決済アプリケーションから取得する取得部42を備え、提供部44は、取得部42によって取得されたアカウント情報が所定の条件を満たす場合に、連携サービスの申し込み画面を提供する。
【0079】
また、受付部41は、決済サービスの申し込みを受け付ける際に、所定のサービスと連携するウェブサービスへのログインをユーザに対して要求し、取得部42は、ウェブサービスのアカウントが所定のサービスのアカウントと連携済みか否かに関する情報を所定のサービスから取得し、提供部44は、ユーザが所定のサービスとウェブサービスとアカウントを連携済みである場合に、連携サービスの申し込み画面を提供する。
【0080】
また、提供部44は、所定のサービスとウェブサービスとアカウントを連携済みでないユーザに対して、連携サービスの申し込み画面を提供しない。また、受付部41は、決済サービスの申し込みを行うユーザがユーザ情報を入力する入力画面において、所定のサービスに登録されたユーザ情報を入力した状態で表示する。
【0081】
また、受付部41は、所定のサービスと連携する決済サービスの申し込みを受け付け、提供部44は、所定のサービスにおいて開設されたユーザのウォレットの支払いを前記決済サービスのクレジットカード払いにする連携サービスの申し込み画面を提供する。
【0082】
また、連携サービスは、ユーザのウォレットで決済された締め日までの利用金額をクレジットカードの支払いとして、後日まとめて請求するサービスである。また、提供部44は、クレジットカードを利用中のユーザが既に利用中のサービスのうち、所定条件に基づいて選択された連携サービスの申し込み画面を提供する。
【0083】
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、ユーザが複数のサービスを効率よく申し込みを行うことができる。
【0084】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、実施形態に係る情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0085】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0086】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク(通信ネットワーク)Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0087】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置(図9では、出力装置および入力装置を総称して「入出力装置」と記載する)を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0088】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0089】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0090】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0091】
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0092】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0093】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0094】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0095】
1 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
40 制御部
41 受付部
42 取得部
43 判定部
44 提供部
100 ユーザ端末
200 電子決済サーバ
300 ポータルサーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7