(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】毛髪化粧料組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 8/40 20060101AFI20241015BHJP
A61K 8/34 20060101ALI20241015BHJP
A61K 8/894 20060101ALI20241015BHJP
A61Q 5/00 20060101ALI20241015BHJP
A61Q 5/10 20060101ALI20241015BHJP
【FI】
A61K8/40
A61K8/34
A61K8/894
A61Q5/00
A61Q5/10
(21)【出願番号】P 2020181665
(22)【出願日】2020-10-29
【審査請求日】2023-07-18
(73)【特許権者】
【識別番号】502439647
【氏名又は名称】株式会社ダリヤ
(72)【発明者】
【氏名】土井 南美
【審査官】川嶋 宏毅
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/180515(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00-8/99
A61Q 1/00-90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)青系の塩基性染料から選ばれる1種以上、
(B)青系のHC染料から選ばれる1種以上、
(C)多価アルコール、
(D)ポリエーテル変性シリコーン
を含有
し、前記(A)成分および前記(B)成分の総量が0.002~0.024質量%であり、前記(C)成分の含有量は7~14質量%であり、前記(D)成分の含有量は0.5~3.5質量%であり、前記(A)成分および前記(B)成分の含有量の質量比(A)/(B)が0.25~4である毛髪化粧料組成物。
【請求項2】
前記(A)成分が塩基性青99、および前記(B)成分がHC青2であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
【請求項3】
前記(C)多価アルコールはエチレングリコールを含有し、さらにジプロピレングリコールまたはグリセリンから選ばれる1種以上を含有する請求項1
または請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪化粧料組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、髪色を明るくするためのブリーチ剤としては、アンモニア等のアルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤を混合して用いる2剤式のものが知られている。とりわけ、髪色をより明るくしたい場合には、第1剤と第2剤に加えて過硫酸塩を含有する第3剤を更に混合する3剤式のブリーチ剤が用いられる。
【0003】
一般的に3剤式のブリーチ剤は脱色力が強く、非常に明るく透明感のある髪色にすることができる。しかし、3剤式のブリーチ剤を用いて脱色された非常に明るく透明感のある髪色は、時間経過により毛髪の黄ばみが目立ち始め、透明感が失われることがあった。そのため、市場では、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、非常に明るく透明感のある髪色を維持する毛髪化粧料のニーズが高まっている。
【0004】
また、ブリーチやヘアカラーをした毛髪にダメージを与えないように髪色を維持する方法として、直接染料が含有されたトリートメントやリンス等の毛髪化粧料を用いる方法が知られている。これらの毛髪化粧料に含有される直接染料としては、例えば、酸性染料、ニトロ染料、塩基性染料、分散染料等が挙げられるが、染料の電荷的特性等の観点から、塩基性染料またはHC染料が好ましく使用される。
【0005】
一般的な毛髪化粧料に含有される直接染料の中でも、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑えるためには、補色となる青色を呈色する直接染料を含有することが好ましいとされている。
【0006】
髪色を維持する目的として、例えば、ヘアカラー後の褪色を穏やかにし、色持ちを持続させるカラートリートメントが検討されている。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1をブリーチ後の非常に明るい毛髪に適用した場合、染料の種類によっては毛髪の色味に変化が出てしまい、黄ばみを抑え、非常に明るく透明感のある髪色を維持できないという課題があった。また、3剤式のブリーチ剤を施術した後の毛髪はかなり傷んでおり、修復作用を持つ毛髪化粧料の使用が望まれているものの、染料の電荷的特性等により染料を含有する毛髪化粧料には配合成分に限りがあり、修復作用を持つ成分の配合ができない場合があった。そのため、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持する効果を発揮しつつ、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態を良好に保つことは非常に困難であり、いまだ改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記問題を解決するため鋭意検討した結果、(A)青系の塩基性染料から選ばれる1種以上、(B)青系のHC染料から選ばれる1種以上、(C)多価アルコール、(D)ポリエーテル変性シリコーンを含有する毛髪化粧料組成物を提供できることを見出した。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持し、毛髪へのなじみに優れ、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態も満足のいく毛髪化粧料組成物を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
【0012】
本発明による毛髪化粧料組成物には(A)青系の塩基性染料を含有する。
【0013】
本発明に用いる前記(A)青系の塩基性染料としては特に限定されないが、例えば、塩基性青99、塩基性青75、塩基性青124、塩基性紫2等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種または2種以上を含有することができる。その中でも、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持する観点から、塩基性青99が好ましい。
【0014】
本発明による毛髪化粧料組成物には(B)青系のHC染料を含有する。
【0015】
本発明に用いる前記(B)青系のHC染料としては特に限定されないが、例えば、HC青2、HC青12、HC青14、HC青15、HC青16、HC青18、HC青19、HC紫2等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種または2種以上を含有することができる。その中でも、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持する観点から、HC青2が好ましい。
【0016】
本発明に用いる前記(A)青系の塩基性染料および前記(B)青系のHC染料は併用することにより、従来の一般的な技術では成しえないほどの良好な、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持することができる。
【0017】
本発明に用いる前記(A)青系の塩基性染料および前記(B)青系のHC染料の毛髪化粧料組成物における総量は、好ましくは0.002~0.024%、より好ましくは0.006~0.016%がよい。前記(A)青系の塩基性染料および前記(B)青系のHC染料の総量が0.002%未満または0.024%を超える場合、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持することができない恐れがある。
【0018】
本発明に用いる前記(A)青系の塩基性染料および前記(B)青系のHC染料の含有量の質量比(A)/(B)は特に限定されないが、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持する観点から、好ましくは0.25~4、より好ましくは0.67~1.5の範囲がよい。
【0019】
本発明による毛髪化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の直接染料を加えてもよい。その他の直接染料としては、例えば、塩基性染料としては、塩基性赤51、塩基性赤76、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性橙31、塩基性黄57、塩基性黄87等が挙げられる。また、HC染料としては、HC赤1、HC赤3、HC赤7、HC赤18、HC橙1、HC橙2、HC橙7、HC黄2、HC黄4、HC黄16、HC黄18等が挙げられる。
【0020】
本発明による毛髪化粧料組成物には(C)多価アルコールを含有する。これにより、毛髪へのなじみや洗い流し時の指通りを良くすることができる。
【0021】
本発明に用いる前記(C)多価アルコールとしては特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,2-ペンタンジオール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種または2種以上を含有することができる。
【0022】
本発明に用いる前記(C)多価アルコールは、直接染料の溶解性を上げる観点から、1種はエチレングリコールを含有することが好ましい。さらに、毛髪へのなじみや洗い流し時の指通りを良くする観点から、エチレングリコールの他にジプロピレングリコールまたはグリセリンから選ばれる1種以上を含有することが好ましい。
【0023】
本発明に用いる前記(C)多価アルコールの毛髪化粧料組成物における含有量は、好ましくは7~14%、より好ましくは8~12%がよい。前記(C)多価アルコールの含有量が7%未満または14%を超える場合、毛髪へのなじみや洗い流し時の指通りが悪くなる恐れがある。
【0024】
本発明による毛髪化粧料組成物には(D)ポリエーテル変性シリコーンを含有する。これにより、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態が良くすることができる。
【0025】
本発明に用いる前記(D)ポリエーテル変性シリコーンは特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(10E.O.)、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(9E.O.)、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(11E.O.)、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(3E.O.)等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種または2種以上を含有することができる。その中でも、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態を良くする観点から、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(10E.O.)が好ましい。なお、カッコ内のE.O.はポリオキシエチレン鎖を示し、数字は付加モル数を示している。
【0026】
本発明に用いる前記(D)ポリエーテル変性シリコーンは毛髪化粧料組成物に含有されていればよく、好ましくは0.5~3.5%、より好ましくは1~3%がよい。前記(D)ポリエーテル変性シリコーンが0.5%未満または3.5%を超える場合、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態が悪くなる恐れがある。
【0027】
本発明による毛髪化粧料組成物の外観は特に限定されないが、透明な容器に充填した際の見栄えの良さの観点から、透明であることが好ましい。
【0028】
本発明による毛髪化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、前記成分の他に通常化粧品に用いられる成分を配合することができる。例えば、高級アルコール、高級脂肪酸等の油剤、界面活性剤、低級アルコール、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、抗菌剤、たんぱく誘導体、加水分解たんぱく、アミノ酸類、安定化剤、香料、動植物油、ビタミン類、植物抽出液、無機塩等を用いることができ、これらは目的に応じて1種または2種以上を含有することができる。
【0029】
本発明による毛髪化粧料組成物は、毛髪へのなじみの観点から、25℃の条件下で粘度が15~850mPa・sであることが好ましい。
【0030】
本発明において粘度は、常法にて調製し、得られた毛髪化粧料組成物をサンプル瓶(食品140:第一硝子株式会社製)に120g充填し、ヘリカルスタンド付きB型粘度計(モデル;デジタル粘度計TVB-10M、東機産業株式会社製)を用いて、M2号ローターにて1分間、回転速度30rpm、25℃の条件下で測定する。
【0031】
本発明による毛髪化粧料組成物は、直接染料の経時的安定性の観点から、20℃の条件下でpHが4.4~6.4であることが好ましい。
【0032】
本発明においてpHは、常法にて調製し、得られた毛髪化粧料組成物をサンプル瓶(食品140:第一硝子株式会社製)に120g充填し、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(F-71:堀場製作所製)にて20℃の条件下で測定する。
【0033】
本発明による毛髪化粧料組成物の剤型は、液状であることが好ましい。
【0034】
本発明による毛髪化粧料組成物は、シャンプー後、軽く水気を切った毛髪に適用することが好ましい。
【0035】
本発明による毛髪化粧料組成物を洗い流した後、トリートメント、コンディショナー、ヘアパック、リンス等を毛髪に適用してもよい。
【実施例】
【0036】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0037】
本明細書に示す評価試験において、毛髪化粧料組成物に含まれる成分および、その含有量を種々変更しながら実施した。各成分の含有量を示す単位は全て質量%であり、これを常法にて調製し、得られた毛髪化粧料組成物を用いて評価試験を行った。
【0038】
本明細書に示す発明において、「毛髪の色味」、「毛髪へのなじみ」、「洗い流し時の指通り」、および「仕上がり後の毛髪の状態」について評価した。
【0039】
本明細書に示す評価試験において、「毛髪の色味」、「毛髪へのなじみ」、「洗い流し時の指通り」、および「仕上がり後の毛髪の状態」は、得られた毛髪化粧料組成物の20gを、15レベルスケールの明るさに調整した毛髪試験用ドール(株式会社ビューラックス社製「カットマネキンNO.775N」)のシャンプー後の毛髪に塗布し、40℃のぬるま湯ですすぎ、タオルで水分を拭き取った後、ドライヤーで乾燥するという工程を専門のパネラー20名で行い、それぞれを比較評価した。なお、15レベルスケールとは、日本ヘアカラー協会の規格に基づいた毛髪の明るさを表す。
【0040】
「毛髪の色味」の評価基準
◎:20名中16名以上が毛髪の黄ばみが抑えられ、透明感があると回答
〇:20名中11名以上15名以下が毛髪の黄ばみが抑えられ、透明感があると回答
△:20名中6名以上10名以下が毛髪の黄ばみが抑えられ、透明感があると回答
×:20名中5名以下が毛髪の黄ばみが抑えられ、透明感があると回答
【0041】
「毛髪へのなじみ」の評価基準
◎:20名中16名以上が毛髪の内側にしっかり浸透していると回答
〇:20名中11名以上15名以下が毛髪の内側にしっかり浸透していると回答
△:20名中6名以上10名以下が毛髪の内側にしっかり浸透していると回答
×:20名中5名以下が毛髪の内側にしっかり浸透していると回答
【0042】
「洗い流し時の指通り」の評価基準
◎:20名中16名以上が指通りがとても良いと回答
〇:20名中11名以上15名以下が指通りがとても良いと回答
△:20名中6名以上10名以下が指通りがとても良いと回答
×:20名中5名以下が指通りがとても良いと回答
【0043】
「仕上がり後の毛髪の状態」の評価基準
◎:20名中16名以上が毛髪がとてもしっとりまたはさらさらしていると回答
〇:20名中11名以上15名以下が毛髪がとてもしっとりまたはさらさらしていると回答
△:20名中6名以上10名以下が毛髪がとてもしっとりまたはさらさらしていると回答
×:20名中5名以下が毛毛髪がとてもしっとりまたはさらさらしていると回答
【0044】
第1評価試験
第1評価試験では、(A)青系の塩基性染料および(B)青系のHC染料の種類および含有量を様々に代えた毛髪化粧料組成物に関して評価した。表1に毛髪化粧料組成物の成分、含有量および評価結果を示す。
【0045】
【0046】
実施例1~11において、(A)青系の塩基性染料および(B)青系のHC染料の種類および含有量を様々に代えても良好な結果が得られた。
【0047】
第2評価試験
第2評価試験では、(C)多価アルコールの種類および含有量を様々に代えた毛髪化粧料組成物に関して評価した。表2に毛髪化粧料組成物の成分、含有量および評価結果を示す。
【0048】
【0049】
実施例12~20において、前記(C)多価アルコールの種類および含有量を様々に代えても良好な結果が得られた。
【0050】
第3評価試験
第3評価試験では、(D)ポリエーテル変性シリコーンの種類および含有量を様々に代えた毛髪化粧料組成物に関して評価した。表3に毛髪化粧料組成物の成分、含有量および評価結果を示す。
【0051】
【0052】
実施例21~26において、前記(D)ポリエーテル変性シリコーンの種類および含有量を様々に代えても良好な結果が得られた。
【0053】
以下に当該組成物の処方例を挙げる。以下の処方例により得られた毛髪化粧料組成物は、「毛髪の色味」、「毛髪へのなじみ」、「洗い流し時の指通り」、および「仕上がり後の毛髪の状態」に関して良好な結果が得られた。
【0054】
(実施例27)
<毛髪化粧料組成物>
成分 含有量(%)
(A)塩基性青99 0.005
(B)HC青2 0.005
(C)エチレングリコール 6.000
(C)ジプロピレングリコール 2.000
(C)グリセリン 2.000
(D)ポリオキシエチレン・
メチルポリシロキサン共重合体(10E.O.) 2.000
パラオキシ安息香酸メチル 0.200
エデト酸二ナトリウム 0.020
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液(8.5%)1.000
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 0.200
クエン酸 0.010
クエン酸ナトリウム 0.040
L-アルギニン 0.001
L-グルタミン酸 0.001
L-セリン 0.001
加水分解シルク液 0.001
加水分解コンキオリン液 0.001
サクシニルアテロコラーゲン液 0.001
精製水 86.514
合計 100.000
【0055】
(実施例28)
<毛髪化粧料組成物>
成分 含有量(%)
(A)塩基性青99 0.005
(B)HC青2 0.005
(C)エチレングリコール 6.000
(C)ジプロピレングリコール 2.000
(C)グリセリン 2.000
(D)ポリオキシエチレン・
メチルポリシロキサン共重合体(10E.O.) 2.000
パラオキシ安息香酸メチル 0.200
エデト酸二ナトリウム 0.020
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液(8.5%)1.000
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 0.600
クエン酸 0.010
クエン酸ナトリウム 0.040
L-アルギニン 0.001
L-グルタミン酸 0.001
L-セリン 0.001
加水分解シルク液 0.001
加水分解コンキオリン液 0.001
サクシニルアテロコラーゲン液 0.001
精製水 86.514
合計 100.000
【0056】
(実施例29)
<毛髪化粧料組成物>
成分 含有量(%)
(A)塩基性青99 0.005
(B)HC青2 0.005
(C)エチレングリコール 6.000
(C)ジプロピレングリコール 2.000
(C)グリセリン 2.000
(D)ポリオキシエチレン・
メチルポリシロキサン共重合体(10E.O.) 2.000
パラオキシ安息香酸メチル 0.200
エデト酸二ナトリウム 0.020
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液(8.5%)1.000
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 1.000
クエン酸 0.010
クエン酸ナトリウム 0.040
L-アルギニン 0.001
L-グルタミン酸 0.001
L-セリン 0.001
加水分解シルク液 0.001
加水分解コンキオリン液 0.001
サクシニルアテロコラーゲン液 0.001
精製水 86.514
合計 100.000
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、ブリーチ後の毛髪の黄ばみを抑え、透明感のある髪色を維持し、毛髪へのなじみに優れ、洗い流し時の指通りや仕上がり後の毛髪の状態も満足のいく毛髪化粧料組成物を提供することができる。