(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】ガスタービンエンジンの燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリ
(51)【国際特許分類】
F23R 3/60 20060101AFI20241015BHJP
F02C 7/20 20060101ALI20241015BHJP
【FI】
F23R3/60
F02C7/20 B
(21)【出願番号】P 2022505371
(86)(22)【出願日】2020-07-23
(86)【国際出願番号】 US2020043176
(87)【国際公開番号】W WO2021030021
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2023-07-13
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515322297
【氏名又は名称】ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】General Electric Technology GmbH
【住所又は居所原語表記】Brown Boveri Strasse 8, 5400 Baden, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100151286
【氏名又は名称】澤木 亮一
(72)【発明者】
【氏名】ハンソン、ステュアート クレイグ
(72)【発明者】
【氏名】モーグル 2世、トーマス アラン
【審査官】高吉 統久
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-002674(JP,A)
【文献】特開2012-036896(JP,A)
【文献】国際公開第2015/190169(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0210729(US,A1)
【文献】国際公開第2014/126641(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01D 25/28
F02C 7/20
F23R 3/42
F23R 3/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービンエンジン(10)の燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリ(100)であって、当該軸方向保持アセンブリ(100)が、
燃焼器(14)であって、
前記燃焼器(14)が、前記燃焼器(14)の前端部(27)と前記燃焼器(14)の後端部(29)との間に延びる軸方向中心線(28)を画定し、
かつ前記軸方向中心線(28)に直交して外側に延びる半径方向(30)をさらに画定し
ており、
前記燃焼器(14)が、ライナ(38)であって、前記ライナ(38)を通って延びる
ライナ開口部(114)を画定するライナ(38)を含
んでおり、
前記燃焼器(14)が、スリーブ(50)であって、前記スリーブ(50)を通って延びるスリーブ開口部(112)を画定するスリーブ(50)をさらに含
んでいて、前記スリーブ(50)
が前記ライナ(38)から半径方向外側に配置され、かつ前記ライナ(38)の周りに少なくとも部分的に円周方向(32)に配置される、燃焼器(14)と、
前記スリーブ開口部(112)内に配置された取付突起(106)を含むフレーム(104)と、
前記フレーム(104)に調整可能に結合されたクランププレート(108)と、
前記軸方向中心線(28)に沿った前記ライナ(38)と前記スリーブ(50)との間の相対移動が低減されるように、前記ライナ開口部(114)を通って延び、前記クランププレート(108)に螺合するクランププレート調整ロッド(110)と
、
前記クランププレート(108)に結合されたクランププレート結合ロッド(126)であって、前記フレーム(104)が、前記フレーム(104)を通って延びる細長スロット(128)を画定し、前記クランププレート結合ロッド(126)が、前記細長スロット(128)を通って延びる、クランププレート結合ロッド(126)と、
前記クランププレート結合ロッド(126)に螺合する第1の締結具(132)と、
前記クランププレート結合ロッド(126)に螺合する第2の締結具(136)であって、前記第1の締結具(132)が、前記軸方向中心線(28)に沿って前記第2の締結具(136)と前記フレーム(104)との間に配置される、第2の締結具(136)と
を備えており、前記第2の締結具(136)が、前記第1の締結具(132)が前記クランププレート結合ロッド(126)との螺合を解除するのを防止する、軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項2】
前記クランププレート(108)
が、前記半径方向(30)において前記ライナ(38)と前記スリーブ(50)との間に配置される、請求項1に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項3】
前記ライナ(38)に対する前記クランププレート調整ロッド(110)の回転が、前記クランププレート(108)を前記ライナ(38)と前記フレーム(104)との間で前記半径方向(30)に移動させる、請求項1に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項4】
前記取付突起(106)
が、前記半径方向(30)に沿って前記フレーム(104)から外側に延びる、請求項1に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項5】
前記フレーム(104)
が第1の壁(116)
及び第2の壁(118)を備え、前記取付突起(106)
が、前記第1の壁(116)から外側に延び、前記クランププレート(108)
が、前記第2の壁(118)に調整可能に結合される、請求項1に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項6】
前記第1の壁(116)
が、前記第2の壁(118)に対して垂直に配向される、請求項5に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項7】
前記第1の壁(116)
が、前記半径方向(30)において前記ライナ(38)と前記スリーブ(50)との間に配置される、請求項5に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項8】
前記第2の壁(118)
が、前記第1の壁(116)から前記半径方向(30)に沿って内側に延びる、請求項5に記載の軸方向保持アセンブリ(100)。
【請求項9】
ガスタービンエンジン(10)であって、当該ガスタービンエンジン(10)が、
燃焼器(14)であって、
前記燃焼器(14)が、前記燃焼器(14)の前端部(27)と前記燃焼器(14)の後端部(29)との間に延びる軸方向中心線(28)を画定し、
かつ前記軸方向中心線(28)に直交して外側に延びる半径方向(30)をさらに画定し
ており、
前記燃焼器(14)が、
ライナ(38)であって、前記ライナ(38)を通って延びる
ライナ開口部(114)を画定するライナ(38)、
及び
スリーブ(50)であって、前記スリーブ(50)を通って延びるスリーブ開口部(112)を画定し、前記ライナ(38)から半径方向外側に配置され、かつ前記ライナ(38)の周りに少なくとも部分的に円周方向(32)に配置され、前記ライナ(38)
及び前記スリーブ(50)
がその間に流路(56)を画定する、スリーブ(50)
を備える、燃焼器(14)と、
複数の軸方向保持ツール(102)であって、各軸方向保持ツール(102)
が、
前記スリーブ開口部(112)内に配置された取付突起(106)を含むフレーム(104)、
前記フレーム(104)に調整可能に結合されたクランププレート(108)
、
前記軸方向中心線(28)に沿った前記ライナ(38)と前記スリーブ(50)との間の相対移動が低減されるように、前記ライナ開口部(114)を通って延び、前記クランププレート(108)に螺合するクランププレート調整ロッド(110)
、
前記クランププレート(108)に結合されたクランププレート結合ロッド(126)であって、前記フレーム(104)が、前記フレーム(104)を通って延びる細長スロット(128)を画定し、前記クランププレート結合ロッド(126)が、前記細長スロット(128)を通って延びる、クランププレート結合ロッド(126)、
前記クランププレート結合ロッド(126)に螺合する第1の締結具(132)、及び
前記クランププレート結合ロッド(126)に螺合する第2の締結具(136)であって、前記第1の締結具(132)が、前記軸方向中心線(28)に沿って前記第2の締結具(136)と前記フレーム(104)との間に配置される、第2の締結具(136)
を備え
ており、前記第2の締結具(136)が、前記第1の締結具(132)が前記クランププレート結合ロッド(126)との螺合を解除するのを防止する、複数の軸方向保持ツール(102)と
を備える、ガスタービンエンジン(10)。
【請求項10】
前記複数の軸方向保持ツール(102)の各々が、前記燃焼器(14)の周りで互いに円周方向(32)に離間している、請求項
9に記載のガスタービンエンジン(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概してガスタービンエンジンに関する。より詳細には、本開示は、ガスタービンエンジンの燃焼器構成要素の軸方向移動を低減または防止するための軸方向保持アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスタービンエンジンは、一般に、圧縮機と、1つまたは複数の燃焼器と、タービンと、排気セクションとを含む。圧縮機は、ガスタービンエンジンに入る作動流体(例えば、空気)の圧力を徐々に高め、この圧縮された作動流体を燃焼器(複数可)に供給する。圧縮された作動流体および燃料(例えば、天然ガス)は、燃焼器(複数可)内で混合および燃焼して燃焼ガスを生成する。次に、燃焼ガスは、各燃焼器からタービンに流れ、そこで膨張して仕事を発生させる。例えば、タービンセクションにおける燃焼ガスの膨張は、発電機に接続されたロータシャフトを回転させて、電気を発生させることができる。次いで、燃焼ガスは、排気セクションを介してガスタービンから出る。
【0003】
各燃焼器は、典型的には、ライナ、スリーブ、および燃焼器ケーシングを含む。より具体的には、ライナは、圧縮された作動流体と燃料との混合物が燃焼する燃焼チャンバを画定する。スリーブは、ライナを少なくとも部分的に円周方向に取り囲む。この点において、スリーブおよびライナは、圧縮空気が燃焼チャンバに入る前に流れることができる流路を画定する。さらに、燃焼器ケーシングは、スリーブに結合され、燃焼チャンバの上流に配置されたチャンバを画定する。1つまたは複数の燃料ノズルは、燃焼器ケーシングによって画定されたチャンバ内に配置され、各燃料ノズルは、燃料を燃焼チャンバに供給する。
【0004】
ガスタービンエンジンを製造するとき、燃焼器の様々な構成要素は、一般に、燃焼器がエンジンに設置される前に予め組み立てられるか、そうでなければ緩く結合される。したがって、予め組み立てられた燃焼器は、一般に、工場内でガスタービンエンジンの最終組み立て位置に輸送されなければならない。しかしながら、予め組み立てられた燃焼器のライナおよびケーシングは、典型的には、燃焼器の軸方向中心線に沿ったそのような構成要素の移動を防止または最小化するように互いに結合されていない。したがって、燃焼器の燃料ラインは輸送中に損傷する可能性があり、それによって高価で時間のかかる修理を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【0006】
本技術の態様および利点は、その一部を以下の説明に記載しており、またはその説明から明らかになり、または本技術の実施により学ぶことができる。
【0007】
一態様では、本主題は、ガスタービンエンジンの燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリに関する。軸方向保持アセンブリは、燃焼器であって、燃焼器の前端部と燃焼器の後端部との間に延びる軸方向中心線を画定する燃焼器を含むことができる。燃焼器は、軸方向中心線に直交して外側に延びる半径方向をさらに画定することができる。燃焼器は、燃焼器を通って延びる開口部を画定するライナを含むことができる。さらに、燃焼器は、スリーブであって、スリーブを通って延びるスリーブ開口部を画定するスリーブをさらに含むことができ、スリーブは、ライナから半径方向外側に、かつライナの周りに少なくとも部分的に円周方向に配置される。さらに、軸方向保持アセンブリは、スリーブ開口部内に配置された取付突起を有するフレームを含むことができる。さらに、軸方向保持アセンブリは、フレームに調整可能に結合されたクランププレートを含むことができる。さらに、軸方向保持アセンブリは、軸方向中心線に沿ったライナとスリーブとの間の相対移動が低減されるように、ライナ開口部を通って延び、クランププレートに螺合するクランププレート調整ロッドを含むことができる。
【0008】
別の態様では、本主題は、ガスタービンエンジンに関する。ガスタービンは、燃焼器であって、燃焼器の前端部と燃焼器の後端部との間に延びる軸方向中心線を画定する燃焼器を含むことができる。燃焼器は、軸方向中心線に直交して外側に延びる半径方向をさらに画定することができる。さらに、燃焼器は、ライナであって、ライナを通る開口部、およびライナ内の燃焼チャンバを画定するライナを含むことができる。さらに、燃焼器は、スリーブであって、スリーブを通って延びるスリーブ開口部を画定するスリーブを含むことができ、スリーブは、ライナから半径方向外側に、かつライナの周りに少なくとも部分的に円周方向に配置される。さらに、スリーブおよびライナは、それらの間に流路を画定する。さらに、ガスタービンは、複数の軸方向保持ツールを含むことができる。各軸方向保持ツールは、スリーブ開口部内に配置された取付突起を有するフレームを含むことができる。各軸方向保持ツールはまた、フレームに調整可能に結合されたクランププレートを含むことができる。さらに、各軸方向保持ツールは、ライナ開口部を通って延び、軸方向中心線に沿ったライナとスリーブとの間の相対移動が低減されるようにクランププレートに螺合するクランププレート調整ロッドを含むことができる。
【0009】
本技術のこれらの特徴、態様、および利点、ならびに他の特徴、態様、および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を参照して、よりよく理解されよう。添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成するものであるが、本技術の実施形態を例示し、明細書における説明と併せて本技術の原理を説明するのに役立つ。
【0010】
様々な実施形態を実施する最良の形態を含む、本技術の完全かつ可能な開示が、添付の図面を参照して本明細書に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の態様によるガスタービンエンジンの一実施形態の概略図である。
【
図2】本開示の態様によるガスタービンエンジンの燃焼器の断面側面図である。
【
図3】本開示の態様によるガスタービンエンジンの燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリの一実施形態の上面図であり、特に、燃焼器のライナと燃焼器のスリーブとを結合する複数の軸方向保持ツールを示す。
【
図4】概ね線4-4に沿って取られた
図3に示す軸方向保持ツールのうちの1つの断面図である。
【
図5】
図4に示す軸方向保持ツールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書および図面における符号の反復使用は、本技術の同一または類似の特徴または要素を表すことを意図している。
【0013】
以下で、本技術の実施形態を詳しく参照するが、その1つまたは複数の例が、添付の図面に示されている。詳細な説明では、図面中の特徴を参照するために数字および文字による符号を用いる。図面および説明の同様のまたは類似の符号は、本技術の同様のまたは類似の部品を参照するために使用されている。本明細書において、「第1の」、「第2の」、および「第3の」という用語は、1つの構成要素と別の構成要素とを区別するために交換可能に用いることができ、個々の構成要素の位置または重要性を示すことを意図しない。「上流」および「下流」という用語は、流体経路における流体の流れに対する相対的な方向を指す。例えば、「上流」は流体が流れてくる方向を指し、「下流」は流体が流れていく方向を指す。
【0014】
各例は、本技術の説明のために提供するものであって、本技術を限定するものではない。実際、本技術の範囲または趣旨を逸脱せずに、修正および変更が本発明において可能であることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、一実施形態の一部として図示または説明された特徴を別の実施形態で使用し、さらに別の実施形態を得ることができる。したがって、本技術は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲に含まれるような修正および変更を包含することが意図されている。
【0015】
一般に、本開示は、ガスタービンエンジンの燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリに関する。具体的には、いくつかの実施形態では、軸方向保持アセンブリは、(例えば、ガスタービンエンジンに燃焼器を設置するときに)燃焼器の輸送および取り扱い中の燃焼器のライナと燃焼器のスリーブとの間の軸方向移動を低減または防止するための1つまたは複数の軸方向保持ツールを含むことができる。この点において、各軸方向保持ツールは、フレームと、フレームに調整可能に結合されたクランププレートとを含むことができる。さらに、各軸方向保持ツールは、クランププレートに螺合するクランププレート調整ロッドを含むことができる。したがって、クランププレートに対するクランププレート調整ロッドの回転は、クランププレートを移動させてライナと接触させ、フレームを移動させてスリーブと接触させることができ、それによってライナとスリーブとの間の燃焼器の半径方向への相対移動を低減または防止する。さらに、各クランププレート調整ロッドは、ライナによって画定された対応する開口部を通って延びることができる。さらに、各フレームは、半径方向外側に延びる取付突起を有してもよい。各取付突起は、次に、スリーブによって画定された対応する開口部内に配置されてもよく、そうでなければ受け入れられてもよい。これに関して、スリーブ開口部(複数可)内の取付突起(複数可)およびライナ開口部(複数可)内のクランププレート調整ロッド(複数可)の配置は、燃焼器の軸方向中心線に沿ったライナとスリーブとの間の相対移動を低減または防止することができる。したがって、軸方向保持アセンブリは、燃焼器の燃料ラインおよび/または他の構成要素に損傷を与えることのない、燃焼器の輸送および取り扱いを可能にする。
【0016】
産業用または陸上用のガスタービンが本明細書に示されて説明されているが、本明細書に示されて説明される本技術は、特許請求の範囲に特に明記されない限り、陸上用および/または産業用ガスタービンに限定されない。例えば、本明細書に記載の技術は、これらに限られるわけではないが、航空ガスタービン(例えば、ターボファンなど)、蒸気タービン、および海洋ガスタービンなど、任意の種類のターボ機械において使用することができる。
【0017】
ここで図面を参照すると、
図1は、本開示の態様によるガスタービンエンジン10の一実施形態の概略図を示している。図示するように、ガスタービンエンジン10は、一般に、圧縮機12と、圧縮機12の下流に配置された1つまたは複数の燃焼器14と、燃焼器(複数可)14の下流に配置されたタービン16とを含むことができる。さらに、ガスタービンエンジン10は、圧縮機12とタービン16とを結合する1つまたは複数のシャフト18を含むことができる。
【0018】
ガスタービンエンジン10の動作中、空気などの作動流体(例えば、矢印20によって示される)が圧縮機12に流入することができる。次に、圧縮機12は、作動流体20を徐々に圧縮して、加圧された作動流体(例えば、矢印22によって示される)を燃焼器(複数可)14に供給することができる。加圧された作動流体22は、燃料(例えば、矢印24によって示される)と混合し、燃焼器(複数可)14内で燃焼して燃焼ガス(例えば、矢印26によって示される)を生成することができる。燃焼ガス26は燃焼器(複数可)14からタービン16に流れ、そこでロータブレード(図示せず)が燃焼ガス26から運動エネルギーおよび/または熱エネルギーを抽出する。このエネルギー抽出により、シャフト(複数可)18が回転することができる。シャフト18の機械的回転エネルギーは、次いで、圧縮機12に動力を供給するため、および/または発電するために使用することができる。その後、燃焼ガス26は、ガスタービンエンジン10から排出することができる。
【0019】
図2は、本開示の態様によるガスタービンエンジンの燃焼器14の一実施形態を示している。図示するように、燃焼器14は、燃焼器14の前端部27および燃焼器14の後端部29から延びる軸方向中心線28を画定することができる。さらに、燃焼器14は、軸方向中心線28に直交して外側に延びる半径方向30を画定することができる。さらに、燃焼器14は、軸方向中心線28の周りに円周方向に延びる円周方向32を画定することができる。
【0020】
図示するように、燃焼器14は、ガスタービンエンジン10の圧縮機吐出ケーシング34内に設置されてもよく、そうでなければ少なくとも部分的に受け入れられてもよい。圧縮機吐出ケーシング34は、燃焼器14の様々な構成要素を少なくとも部分的に取り囲む圧力プレナム36を少なくとも部分的に画定することができる。さらに、圧力プレナム36は、圧縮機12(
図1)に流体結合されてもよい。したがって、圧力プレナム36は、圧縮機12から圧縮された作動流体22を受け取り、受け取った圧縮された作動流体22を燃焼器14に供給することができる。
【0021】
いくつかの実施形態では、燃焼器14は、燃焼ライナまたはダクト38を含むことができる。より具体的には、ライナ38は、ライナ38の前端部40からライナ38の後端部42まで燃焼器14の軸方向中心線28に沿って延びることができる。次に、後端部42は、タービン16の入口44に隣接して配置することができる。一実施形態では、前端部40は、ほぼ円筒形の断面を有することができ、後端部42は、ほぼ長方形の断面を有することができる。さらに、図示するように、ライナ38は、加圧された作動流体22と燃料24(
図1)との混合物が燃焼して燃焼ガス26(
図1)を形成する燃焼チャンバまたはゾーン46を少なくとも部分的に画定することができる。さらに、ライナ38はまた、燃焼ガス26をタービン入口44に向けて導くために、燃焼器14を通る高温ガス経路48を少なくとも部分的に画定することができる。いくつかの実施形態では、ライナ38は、単一の構成要素(ユニボディとして知られている)として形成されてもよい。しかしながら、代替的な実施形態では、ライナ38は、任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0022】
さらに、燃焼器14は、外側スリーブ50であって、スリーブ50の前端部52からスリーブ50の後端部54まで燃焼器14の軸方向中心線28に沿って延びる外側スリーブ50を含むことができる。図示するように、いくつかの実施形態では、スリーブ50は、スリーブ50がライナ38を取り囲むかまたは内包するように、ライナ38の周りに部分的に円周方向に配置されてもよい。さらに、スリーブ50は、ライナ38から半径方向30に離間して、それらの間に流路56を画定することができる。この点において、スリーブ50は、圧力プレナム36と流路56とを流体結合する複数の開口部(図示せず)を画定することができる。したがって、圧縮された作動流体22は、最終的に燃焼チャンバ46に送達されるように、圧力プレナム36から流路56を通って流れることができる。一般に、スリーブ50は、(例えば、ライナ38とスリーブ50との間の温度勾配に起因する)軸方向中心線28に沿った相対移動を可能にするために、ライナ38に対して拘束されていないか、ライナ38から脱着されていてもよい。いくつかの実施形態では、スリーブ50は、単一の構成要素(ユニボディとして知られている)として形成されてもよい。しかしながら、代替的な実施形態では、スリーブ50は、任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0023】
さらに、燃焼器14は、スリーブ50の前端部52に結合された燃焼器ケーシング58を含むことができる。具体的には、いくつかの実施形態では、燃焼器ケーシング58は、燃焼器14の軸方向中心線28に沿って、燃焼器ケーシング58の前端部60から燃焼器ケーシング58の後端部62まで延びることができる。さらに、図示するように、燃焼器ケーシング58は、燃焼器14のヘッドエンド容積部64を内部に画定することができる。ヘッドエンド容積部64は、次に、軸方向中心線28に沿って燃焼チャンバ46の上流に配置されてもよい。この点において、燃料24を燃焼チャンバ46に供給するために、1つまたは複数の燃料ノズル66をヘッドエンド容積部64内に配置することができる。さらに、エンドカバー68が、燃焼器ケーシング58の前端部60に結合されてもよい。例えば、一実施形態では、エンドカバー68は、(例えば、ボルトまたは他の適切な締結具を介して)燃焼器ケーシング58の取付フランジ70に結合されてもよい。しかしながら、代替的な実施形態では、燃焼器ケーシング58は、任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0024】
上述した、
図1および
図2に示すガスタービンエンジン10の構成は、本主題を例示的な使用分野において配置するためにのみ提供される。したがって、本主題は、ガスタービンエンジン構成の任意の方法に容易に適合可能であり得ることを理解されたい。
【0025】
ここで
図3を参照すると、本開示の態様によるガスタービンエンジンの燃焼器構成要素のための軸方向保持アセンブリ100の一実施形態の概略図が示されている。一般に、軸方向保持アセンブリ100は、
図1および
図2を参照して上述したガスタービンエンジン10を参照して本明細書で説明される。しかしながら、開示されたシステム100は、一般に、任意の他の適切なエンジン構成を有するガスタービンエンジンと共に使用することができる。
【0026】
いくつかの実施形態では、軸方向保持アセンブリ100は、1つまたは複数の軸方向保持ツール102を含むことができる。一般に、燃焼器14がガスタービンエンジン10の圧縮機吐出ケーシング34(
図2)に設置される場合、エンドカバー68および燃料ノズル66(
図2)は、燃焼器14内に設置されないか、またはそうでなければ存在しない可能性がある。この点において、軸方向保持ツール(複数可)102は、燃焼器14の燃焼チャンバ46、流路56、および/またはヘッドエンド容積部64内に配置されてもよい。具体的には、以下でより詳細に説明するように、各軸方向保持ツール102は、ライナ38の前端部40およびスリーブ50の前端部52に結合されてもよく、そのような燃焼器14の設置および関連する輸送/取り扱い中に、ツール(複数可)102が軸方向中心線28に沿ったライナ38とスリーブ50との間の相対移動を集合的に低減または防止する。例えば、図示の実施形態では、軸方向保持アセンブリ100は、4つの軸方向保持ツール102を含み、そのようなツール102は、円周方向32において互いに90度離間している。しかしながら、代替的な実施形態では、軸方向保持アセンブリ100は、任意の他の適切な数の軸方向保持ツール102を含んでもよい。例えば、代替的な一実施形態では、軸方向保持アセンブリ100は、2つの軸方向保持ツール102を含んでもよく、そのようなツール102は、円周方向32において互いに180度離間している。
【0027】
図4および
図5は、本開示の態様による軸方向保持ツール102の一実施形態の異なる図を示している。具体的には、
図4は、燃焼器14内に設置された軸方向保持ツール102の、全体的におよそ
図3の線4-4で取った断面図を示している。さらに、
図5は、燃焼器14から取り外された軸方向保持ツール102の斜視図を示している。
【0028】
いくつかの実施形態では、軸方向保持ツール102は、一般に、取付突起106を有するフレーム104と、クランププレート108と、クランププレート調整ロッド110とを含むことができる。より具体的には、軸方向保持ツール102が燃焼器14内に設置されると、フレーム104は、取付突起106がスリーブ50を通って延びるスリーブ開口部112内に受け入れられるように、流路56およびヘッドエンド容積部64内に少なくとも部分的に配置されてもよい。さらに、クランププレート108は、フレーム104に調整可能に結合されてもよい。さらに、クランププレート調整ロッド110は、ライナ38によって画定されたライナ開口部114を通って延び、クランププレート108に螺合することができる。この点において、ライナ38に対するクランププレート調整ロッド110の回転は、クランププレート108を移動させてライナ38と接触させ、フレーム104を移動させてスリーブ50と接触させることができ、それによってライナ38とスリーブ50との間の半径方向30への相対移動を低減または防止する。さらに、スリーブ開口部112内の取付突起106およびライナ開口部114内のクランププレート調整ロッド110の配置は、軸方向中心線28に沿ったライナ38とスリーブ50との間の相対移動を低減または防止することができる。
【0029】
図示するように、軸方向保持ツール102が燃焼器14に設置されると、フレーム104は、流路56およびヘッドエンド容積部64内に配置されてもよい。具体的には、いくつかの実施形態では、フレーム104は、第1の壁116、および第2の壁118を含むことができる。そのような実施形態では、第1の壁116は、スリーブ50と平行に配向され、部分的に流路56内に、かつ部分的にヘッドエンド容積部64内に配置されてもよい。すなわち、第1の壁116は、半径方向30においてライナ38とスリーブ50との間に配置されてもよい。したがって、第1の壁116は、ライナ38の上流端部40に隣接するスリーブ50の内面120と接触してもよい。さらに、第2の壁118は、第1の壁116と第2の壁118とが互いに垂直に配向されるように、第1の壁116から半径方向30の内側に(すなわち、軸方向中心線28に向かって)延びてもよい。例えば、一実施形態では、第1の壁116および第2の壁118は一般的に、L字形状を有する。さらに、第2の壁118は、第2の壁118の一部がライナ38の前方縁部122と接触するようにヘッドエンド容積部64内に配置されてもよい。しかしながら、代替的な実施形態では、フレーム104は、任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0030】
上述したように、フレーム104は、フレーム104から外側に延びる取付突起106を含むことができる。より具体的には、取付突起106は、第1の壁116から半径方向30の外側に(すなわち、軸方向中心線28から離れるように)延びてもよい。
図4に示すように、フレーム104が流路56内に、かつ部分的にヘッドエンド容積部64内に配置される場合、取付突起106は、スリーブ50によって画定され、スリーブ50を通って延びる開口部112内に配置されてもよく、そうでなければ受け入れられてもよい。スリーブ開口部112内の取付突起106のそのような配置は、次に、ツール102とスリーブ50との間の軸方向中心線28に沿った相対移動を防止または低減することができる。さらに、図示の実施形態では、取付突起106は円筒形状を有する。しかしながら、代替的な実施形態では、取付突起106は、矩形プリズム状の形状などの任意の他の適切な形状を有してもよい。
【0031】
さらに、上述したように、軸方向保持ツール102は、クランププレート108を含むことができる。具体的には、いくつかの実施形態では、クランププレート108は、フレーム104の第2の壁118に調整可能に結合されてもよい。さらに、軸方向保持ツール102が燃焼器14に設置されると、クランププレート108は、半径方向30においてフレーム104の第1の壁116とライナ38の外面124との間に配置されてもよい。すなわち、クランププレート108は、流路56内に配置されてもよい。さらに、一実施形態では、クランププレート108は、軸方向中心線28に沿って第1の壁116の一部と位置合わせされる。この点において、クランププレート108は、第1の壁116とライナ38との間で半径方向30に移動可能であってもよい。以下でより詳細に説明するように、クランププレート調整ロッド110は、クランププレート108によって画定されたクランププレート開口部125を介してクランププレート108に螺合してもよく、クランププレート調整ロッド110の回転は、クランププレート108を第1の壁116とライナ38との間で半径方向30に移動させる。さらに、クランププレート108は、ライナ38の外面124に半径方向内向きの力を及ぼすのに適したブロックまたはプレートに対応してもよい。しかしながら、代替的な実施形態では、クランププレート108は、任意の他の適切な構成を有してもよい。
【0032】
いくつかの実施形態では、軸方向保持ツール102は、クランププレート結合ロッド126と、クランププレート108をフレーム104の第2の壁118に調整可能に結合するための関連する締結具(複数可)とを含むことができる。より具体的には、第2の壁118は、第2の壁118を貫通して延びる細長スロット128を画定してもよい。さらに、クランププレート108は、第2の壁118の第1の側面130に隣接して配置されてもよい。図示するように、クランププレート結合ロッド126は、クランププレート108に結合され、細長スロット128を通って延びることができる。この点において、細長スロット128は、クランププレート108がフレーム104の第1の壁116とライナ38との間で半径方向30に移動することを可能にすることができる。さらに、軸方向保持ツール102は、第1の側面130の反対側の第2の壁118の第2の側面134に隣接するクランププレート結合ロッド126の端部に螺合する第1の締結具132を含んでもよい。例えば、第2の壁118の第2の側面134は、第2の壁118の第1の側面130よりもエンドカバー68(
図2)の前方または近くに配置されてもよい。一般に、第1の締結具132は、クランププレート結合ロッド126に対して回転して、フレーム104の第2の壁118に対するクランププレート108の位置を調整することができる。以下に説明するように、そのような調整により、クランプブロック開口部125をライナ開口部114と半径方向30に位置合わせすることができる。さらに、軸方向保持ツール102は、クランププレート結合ロッド126の端部に螺合する第2の締結具136を含むことができる。そのような実施形態では、第1の締結具132は、第1の締結具132がクランププレート結合ロッド126との螺合を解除するのを防止するために、半径方向30において第2の締結具136とフレーム104の第2の壁118との間に配置されてもよい。一実施形態では、ワッシャ138が、半径方向30においてフレーム104の第1の締結具132と第2の壁118との間に配置されてもよい。図示の実施形態では、第1の締結具132は、蝶ナットに対応し、第2の締結具136はナイロックナットに対応する。しかしながら、代替的な実施形態では、第1の締結具132および第2の締結具136は、任意の他の適切なタイプの締結具に対応してもよい。
【0033】
上述したように、クランププレート調整ロッド110は、一般に、クランププレート108をフレーム104の第1の壁116とライナ38との間で半径方向30に移動させることができる。この点において、プレート調整ロッド110を使用して、フレーム104の第1の壁116を押してスリーブ50と接触させ、クランププレート108を押してライナ38と接触させることができる。より具体的には、いくつかの実施形態では、クランププレート調整ロッド110は、ライナ38の前端部40によって画定されたライナ開口部114を通って延びることができる。ライナ開口部114内のクランププレート調整ロッド110のそのような配置は、次に、ツール102とライナ38との間の軸方向中心線28に沿った相対移動を防止または低減することができる。さらに、クランププレート調整ロッド110は、クランププレート108を貫通して延び、クランププレート108に螺合することができる。この点において、ライナ38に対するクランププレート調整ロッド110の回転は、クランププレート調整ロッド110をライナ38に対して半径方向30に並進、そうでなければ移動させることができる。クランププレート調整ロッド110の半径方向の移動は、次に、クランププレート108をライナ38とフレーム104の第1の壁116との間で半径方向30に移動させることができる。したがって、クランププレート調整ロッド110の十分な回転は、フレーム104の第1の壁116を押してスリーブ50と接触させ、クランププレート108を押してライナ38と接触させることができる。さらに、一実施形態では、クランププレート調整ロッド110の容易な回転を可能にするために、ハンドル154をクランププレート調整ロッド110の半径方向内側端部に結合することができる。
【0034】
一般に、軸方向保持ツール102は、燃焼器14内に設置されて、軸方向中心線28に沿ったかつ/または半径方向30における、ライナ38とスリーブ50との間の相対移動を低減または防止することができる。より具体的には、軸方向保持ツール102(クランププレート調整ロッド110は取り外されている)は、取付突起106がスリーブ開口部112内に配置され、クランププレート108が流路56内に配置されるように、燃焼器14の流路56およびヘッドエンド容積部64内に配置することができる。そのような配置の後、フレーム104の第1の壁116はスリーブ50の内面120と接触してもよく、フレーム104の第2の壁118の一部はライナ38の上流側縁部122と接触してもよい。第1の締結具132を回転させて、フレーム104の第2の壁118に対するクランププレート108の配置を調整し、クランププレート開口部125を軸方向中心線28に沿ってライナ開口部114と位置合わせすることができる。その後、ライナ開口部114を通してクランププレート調整ロッド110を挿入し、ライナ38に対して回転させて、クランププレート開口部125を介してクランププレート108に螺合することができる。クランププレート調整ロッド110の継続的な回転は、フレーム104の第1の壁116をスリーブ50に接触させ、クランププレート108をライナ38に接触させることができる。そのような接触により、次に、第1の壁116がスリーブ50に半径方向外向きの力を及ぼし、クランププレート108がライナ38に半径方向内向きの力を及ぼすことができる。しかしながら、代替的な実施形態では、軸方向保持ツール102は、任意の他の適切な方法で燃焼器14内に設置されてもよい。
【0035】
上述のように、軸方向保持アセンブリ100は、複数の軸方向保持ツール102を含むことができる。そのような実施形態では、各軸方向保持ツール102は、上述したのと同じ方法で設置されてもよい。
【0036】
本明細書は、本技術を最良の態様を含めて開示するとともに、あらゆる装置またはシステムの製作および使用ならびにあらゆる関連の方法の実行を含む本技術の実施を当業者にとって可能にするために、いくつかの実施例を使用している。本技術の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想到する他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を含む場合、あるいは特許請求の範囲の文言との実質的な相違がない同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあるものとする。
【符号の説明】
【0037】
10 ガスタービンエンジン
12 圧縮機
14 燃焼器
16 タービン
18 シャフト
20 作動流体、矢印
22 圧縮された作動流体、加圧された作動流体、矢印
24 燃料
26 燃焼ガス
27 前端部
28 軸方向中心線
29 後端部
30 半径方向
32 円周方向
34 圧縮機吐出ケーシング
36 加圧プレナム
38 ライナ、ダクト
40 前方端部、上流端
42 後端部
44 タービン入口
46 燃焼チャンバ、ゾーン
48 高温ガス経路
50 スリーブ
52 前端部
56 流路
58 燃焼器ケーシング
60 前端部
62 後端部
64 ヘッドエンド容積部
66 燃料ノズル
68 エンドカバー
70 取付フランジ
100 軸方向保持アセンブリ、システム
102 軸方向保持ツール
104 フレーム
106 取付突起
108 クランププレート
110 プレート調整ロッド
112 スリーブ開口部
114 ライナ開口部
116 第1の壁
118 第2の壁
120 内面
122 前方縁部、上流側縁部
124 外面
125 クランププレート開口部、クランプブロック開口部
126 クランププレート結合ロッド
128 細長スロット
130 第1の側面
132 第1の締結具
134 第2の側面
136 第2の締結具
138 ワッシャ
154 ハンドル