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特許7571194低い相互相関シーケンスを使用した基準信号生成
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】低い相互相関シーケンスを使用した基準信号生成
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20241015BHJP
   H04J 13/16 20110101ALI20241015BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04L27/26 200
H04J13/16
【請求項の数】 3
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023087627
(22)【出願日】2023-05-29
(62)【分割の表示】P 2020529165の分割
【原出願日】2018-11-29
(65)【公開番号】P2023109970
(43)【公開日】2023-08-08
【審査請求日】2023-06-07
(31)【優先権主張番号】62/592,313
(32)【優先日】2017-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/203,316
(32)【優先日】2018-11-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】レンチウ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】イー・ファン
(72)【発明者】
【氏名】セヨン・パク
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンドロス・ マノラコス
【審査官】鉢呂 健
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-503407(JP,A)
【文献】特表2021-505058(JP,A)
【文献】Qualcomm Incorporated,Remaining issues on DMRS design,3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1720668,2017年11月18日,pp.1-24,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1720668.zip><R1-1720668 DMRS.docx>
【文献】Huawei, HiSilicon,Design of UL DMRS sequence for data transmission,3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1720635,2017年11月17日,pp.1-11,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1720635.zip><R1-1720635.docx>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/00-27/30
H04J 13/16
3GPP TSG RAN WG1-4
SA SG1-4
CT SG1-4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)のためのワイヤレス通信の方法であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成すること、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、および、ここにおいて、前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備えるシーケンスの第1のグループを備える、と、
前記基準信号を基地局に送信することと
を備え、
前記第1の基本シーケンスは、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有し、
前記第1のグループ内の各基本シーケンスは、前記第1の基本シーケンスと同じPAPRを有し、
前記第1のグループは、前記第1の基本シーケンス、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転のうちの少なくとも1つのサイクリックシフトされたバージョンをさらに備える、方法。
【請求項2】
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信のための装置であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するための手段、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、および、ここにおいて、前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備える基本シーケンスの第1のグループを備える、と、
前記基準信号を基地局に送信するための手段と、
を備え、
前記第1の基本シーケンスは、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有し、
前記第1のグループ内の各基本シーケンスは、前記第1の基本シーケンスと同じPAPRを有し、
前記第1のグループは、前記第1の基本シーケンス、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転のうちの少なくとも1つのサイクリックシフトされたバージョンをさらに備える、装置。
【請求項3】
ユーザ機器(UE)においてコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると前記1つまたは複数のプロセッサに請求項1に記載された方法を実行させるコードを備えるコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、それらの全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、「REFERENCE SIGNAL HAVING A BASE SEQUENCE SELECTED FROM A TABLE OF BASE SEQUENCES THAT EACH SHARE A PLURALITY OF WAVEFORM CHARACTERISTICS」と題し、2017年11月29日に出願された米国仮出願第62/592,313号、および「SIGNAL GENERATION USING LOW CROSS-CORRELATION SEQUENCES」と題し、2018年11月28日に出願された米国特許出願第16/203,316号の利益を主張する。
【0002】
[0002]本開示は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、基準信号を生成するための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用することができる。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムが含まれる。
【0004】
[0004]これらの多元接続技術は、様々なワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格は5G新無線(NR)である。5G NRは、待ち時間、信頼性、安全性、(たとえば、モノのインターネット(IoT)による)スケーラビリティ、および他の要件に関連する新しい要件を満たすように第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公布された、連続的なモバイルブロードバンドの進化の一部である。5G NRのいくつかの態様は、4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標))規格に基づくことができる。ユーザ機器(UE)におけるシーケンス生成の改善の必要性を含め、5G NR技術は、さらなる改善を行う必要がある。これらの改善はまた、他の多元接続技術、およびこれらの技術を採用する電気通信規格に適用可能であり得る。
【発明の概要】
【0005】
[0005]以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての考察された態様の包括的な概説ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0006】
[0006]多数のサブキャリアコンポーネントが、送信前に逆高速フーリエ変換(IFFT)演算を介して追加される場合があるので、OFDMA波形を使用する送信信号は、時間領域内に高いピーク値を有する場合がある。その結果、OFDMA波形を使用して通信するシステムは、シングルキャリアシステムと比較して、高いピーク対平均電力比(PAPR)に遭遇する場合がある。高いPAPRは、基地局に、より低い電力で送信させ、したがって、減少したカバレージエリア(たとえば、減少したリンクバジェット)を有させる場合がある。ミリメートル波(mmW)/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失に遭遇する場合があり、短いレンジを有する場合があるので、高いPAPRは、mmW周波数および/または近mmW周波数を使用して動作する通信システム、たとえば、5G NRシステムでは特に有害な場合がある。加えて、mmW周波数帯域の無線周波数(RF)制約および伝搬性(たとえば、高い経路損失および/または短いレンジ)が、セルラーネットワークに関するいくつかの設計上の難題をもたらす場合がある。
【0007】
[0007]OFDMA波形と比較すると、離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)波形は、比較的柔軟な構成を有することができ、より低いPAPRと、より低いキュービックメトリック(CM)とを提供することができる。柔軟な構成、より低いPAPR、およびより低いCMをもつ波形を使用することは(たとえば、より柔軟でない構成、より高いPAPR、およびより高いCMをもつ波形と比較して)、mmW周波数帯域を使用して動作する通信システム内の電力効率およびリンクバジェット増強における利益を提供することができる。
【0008】
[0008]DFT-s-OFDM波形とともに、基準信号(たとえば、復調基準信号(DMRS))が、基地局によるデータ情報および/または制御情報の復調および/または周波数領域等化に有用であり得るチャネル推定を提供するために、UEによって送信される場合がある。しかしながら、いくつかの基準信号(たとえば、LTEシステムのための基準信号)が、低い構成柔軟性、高いPAPR、高いCMという欠点がある場合があり、リンクバジェットと通信システムのカバレージとを減少させ得るシンボル間干渉(ISI)に遭遇する場合がある。したがって、特定の波形特性(たとえば、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いPAPR(たとえば、LTE基準信号のためのPAPRよりも1~2dB小さい)、5G NRのための基準信号を生成するために使用される場合がある基本シーケンス間の比較的低い相互相関(0.55~0.65)、LTE内で使用される基準信号との比較的低い相互相関(たとえば、LTE基準信号間の相互相関が0.66である場合がある)、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いCM、ISIに対する回復力、およびLTEに使用される基準信号と比較して比較的柔軟な構成)を有する基本シーケンスを使用して基準信号を生成することが必要とされている。
【0009】
[0009]本開示は、たとえば、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いPAPRなどの複数の波形特性を各々が共有する基本シーケンスのテーブルから選択された基本シーケンスを使用して基準信号を生成することによって解決策を提供する。基本シーケンスは、テーブル内の基本シーケンス間の比較的低い相互相関、LTE内で使用される基準信号との比較的低い相互相関、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いCM、ISIに対する回復力、および/またはLTEに使用される基準信号と比較して比較的柔軟な構成を共有する場合もある。
【0010】
[0010]本開示の一態様では、方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。この装置は、UEを決定することができる。この装置は、テーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成することができ、このテーブルは、異なる無線アクセス技術(RAT)に関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む。次いで、装置は、基準信号を基地局に送信することができる。基準信号は、データ送信と多重化されてよい。
【0011】
[0011]上記の目的および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に記載され、特に特許請求の範囲において指摘される特徴を備える。以下の説明および付属の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】[0012]ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの一例を示す図。
図2A】[0013]DLフレーム構造の一例を示す図。
図2B】DLフレーム構造内のDLチャネルの一例を示す図。
図2C】ULフレーム構造の一例を示す図。
図2D】ULフレーム構造内のULチャネルの一例を示す図。
図3】[0014]アクセスネットワーク内の基地局およびユーザ機器(UE)の一例を示す図。
図4】[0015]UEと通信している基地局を示す図。
図5A】[0016]サブフレーム内で基地局に送信される基準信号シンボルとデータシンボルとを別々に生成することができるUEを示す図。
図5B】[0017]UEによって送信用基準信号シンボルを生成するための例示的な動作を示す図。
図5C】[0018]基準信号シンボルを生成するために使用され得る18シーケンス値の長さを各々が有する、複数の基本シーケンスを含む基本シーケンステーブル。
図5D】[0019]基準信号シンボルを生成するために使用され得る30シーケンス値の長さを各々が有する、複数の基本シーケンスを含む基本シーケンステーブル。
図6】[0020]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図7】[0021]例示的な装置内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図。
図8】[0022]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
図9】[0023]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図10】[0024]例示的な装置内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図。
図11】[0025]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0026]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書に記載される概念が実践され得る構成のみを表すように意図されていない。発明を実施するための形態は、様々な概念を完全に理解する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
【0014】
[0027]次に、様々な装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において記載され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0015】
[0028]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されてよい。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理装置(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって記載される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0016】
[0029]したがって、1つまたは複数の例示的な態様では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せに実装されてよい。ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上の1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化されてよい。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、前述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスされ得る命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
【0017】
[0030]図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160と、5Gコアネットワークなどの第2のコアネットワーク190とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含んでよい。マクロセルには、基地局が含まれる。スモールセルには、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルが含まれる。
【0018】
[0031]4G LTEのために構成された基地局102(発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を介してEPC160とインターフェースすることができる。5G NRのために構成された基地局102(次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)と総称される)は、バックホールリンク184を介してコアネットワーク190とインターフェースすることができる。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能:ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続のセットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信のうちの1つまたは複数を実行することができる。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いと直接的または間接的に(たとえば、EPC160またはコアネットワーク190を介して)通信することができる。バックホールリンク134は有線またはワイヤレスであってよい。
【0019】
[0032]基地局102はUE104とワイヤレスに通信することができる。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。重複する地理的カバレージエリア110が存在する場合がある。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有する場合がある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られる場合がある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる限られたグループにサービスを提供することができるホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含んでよい。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用することができる。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを介する場合がある。基地局102/UE104は、各方向の送信に使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20、100、400MHzなど)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接しても、しなくてもよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに対して非対称であってよい(たとえば、ULよりも多いかまたは少ないキャリアがDLに割り振られてよい)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含んでよい。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれる場合があり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれる場合がある。
【0020】
[0033]いくつかのUE104は、デバイス間(D2D)通信リンク158を使用して互いに通信することができる。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用することができる。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用することができる。D2D通信は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、米国電気電子学会(IEEE)802.11規格に基づくWi-Fi(登録商標)、LTE、またはNRなどの、様々なワイヤレスD2D通信システムを介する場合がある。
【0021】
[0034]ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトル内で通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含んでよい。無認可周波数スペクトル内で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能かどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行することができる。
【0022】
[0035]スモールセル102’は、認可および/または無認可の周波数スペクトル内で動作することができる。無認可周波数スペクトル内で動作するとき、スモールセル102’はNRを採用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用することができる。無認可周波数スペクトル内でNRを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージを強化し、および/またはアクセスネットワークの容量を増大させることができる。
【0023】
[0036]基地局102は、スモールセル102’であろうとラージセル(たとえば、マクロ基地局)であろうと、eNBを含んでもよいし、gNodeB(gNB)を含んでもよいし、他のタイプの基地局を含んでもよい。gNB180などのいくつかの基地局が、UE104と通信している、伝統的なサブ6GHzスペクトルで、ミリメートル波(mmW)周波数、および/または近mmW周波数で動作する場合がある。gNB180がmmWまたは近mmW周波数で動作するとき、gNB180は、mmW基地局と呼ばれる場合がある。極高周波(EHF)は電磁スペクトル内の無線周波数(RF)帯域の一部である。EHFは30GHz~300GHzのレンジと、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長とを有する。その帯域内の電波はミリメートル波と呼ばれる場合がある。近mmWは、100ミリメートルの波長で3GHzの周波数まで下方に延在することができる。超高周波(SHF)帯域は、3GHzから30GHzまで延在し、センチメートル波とも呼ばれる。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と短いレンジとを有する。mmW基地局180は、高い経路損失と短いレンジとを補償するために、UE104とのビームフォーミング182を利用することができる。
【0024】
[0037]基地局180は、1つまたは複数の送信方向182’において、UEに向かうビームフォーミングされた信号をUE104に送信することができる。UE104は、1つまたは複数の受信方向182’’において、UEに向かうビームフォーミングされた信号を基地局180から受信することができる。UE104は、1つまたは複数の送信方向において、BSに向かうビームフォーミングされた信号を基地局180に送信することもできる。基地局180は、1つまたは複数の受信方向において、BSに向かうビームフォーミングされた信号をUE104から受信することができる。基地局180/UE104は、基地局180/UE104の各々のための最良の受信方向と送信方向とを決定するために、ビームトレーニングを実行することができる。基地局180のためにビームトレーニングによって決定された送信方向と受信方向は、同じであってもよいし、同じでなくてもよい。UE104のためにビームトレーニングによって決定された送信方向と受信方向は、同じであってもよいし、同じでなくてもよい。
【0025】
[0038]EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含んでよい。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していてよい。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162はベアラ管理と接続管理とを実現する。すべてのユーザのインターネットプロトコル(IP)パケットはサービングゲートウェイ166を介して転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を実現する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、ストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含んでよい。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を実現することができる。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働くことができ、公的地域モバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されてよく、MBMS送信をスケジュールするために使用されてよい。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されてよく、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当することができる。
【0026】
[0039]コアネットワーク190は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)192と、セッション管理機能(SMF)194と、ユーザプレーン機能(UPF)195とを含むことができる。AMF192は、統合データ管理(UDM)196と通信することができる。AMF192は、UE104とコアネットワーク190との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、AMF192は、QoSフローおよびセッション管理を実現する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、UPF195を介して転送される。UPF195は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を実現する。UPF195は、IPサービス197に接続される。IPサービス197は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、ストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含んでよい。
【0027】
[0040]基地局は、gNB、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、送受信点(TRP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。基地局102は、EPC160またはコアネットワーク190へのアクセスポイントをUE104に提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メータ、ガスポンプ、大もしくは小の台所器具、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサ/アクチュエータ、ディスプレイ、または任意の他の同様の機能デバイスが含まれる。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメータ、ガスポンプ、トースタ、車両、心臓モニタなど)と呼ばれる場合がある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0028】
[0041]再び図1を参照すると、いくつかの態様では、以下で図2A図11のうちいずれかに関して記載されるように、UE104が、低いピーク対平均電力比(PAPR)(たとえば、基準しきい値を下回るPAPRを各基本シーケンスが有する基本シーケンス)と、別のRATの基本シーケンスとの低い相互相関(たとえば、基準しきい値を下回る、別のRATの基本シーケンスとの相互相関すなわちRAT間相互相関を有する基本シーケンス)と、テーブルのシーケンス間の低い相互相関(たとえば、基準しきい値を下回る、基準信号の他の基本シーケンスとの相互相関すなわち基準信号間相互相関を有する基本シーケンス)などとを含む少なくとも1つの波形特性を各々が共有する基本シーケンスのテーブルから選択された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するように構成された信号生成構成要素198を含む場合がある。
【0029】
[0042]図2Aは、5G/NRフレーム構造内の第1のサブフレームの一例を示す図200である。図2Bは、5G/NRサブフレーム内のDLチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、5G/NRフレーム構造内の第2のサブフレームの一例を示す図250である。図2Dは、5G/NRサブフレーム内のULチャネルの一例を示す図280である。5G/NRフレーム構造は、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)に対して、サブキャリアのセット内のサブフレームがDLまたはULのいずれかに専用である周波数分割複信(FDD)であってもよいし、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)に対して、サブキャリアのセット内のサブフレームがDLとULの両方に専用である時分割複信(TDD)であってもよい。図2A図2Cによって提供される例では、5G/NRフレーム構造はTDDであると示され、図2Aのサブフレーム4は、スロットフォーマット28(大部分はDLを伴う)で構成されると示され、DはDL、UはUL、XはDL/UL間での使用に柔軟である。図2Cのサブフレーム3は、スロットフォーマット34(大部分はULを伴う)で構成されると示される。サブフレーム3、4はそれぞれ、スロットフォーマット34、28で示されているが、任意の特定のサブフレームは、様々な利用可能なスロットフォーマットのいずれか、たとえば、スロットフォーマット0~55のいずれかなどで構成されてよい。スロットフォーマット0、1はそれぞれ、すべてDL、ULである。他のスロットフォーマット2~55は、DL、UL、およびフレキシブルシンボルの混合を含む。当業者に知られているように、スロットフォーマット(たとえば、各々が対応するフォーマットインデックス、たとえば、0、1、2などによって識別されるスロットフォーマット)は、様々な仕様で提供可能であり、各スロットフォーマットは、スロット内のシンボル番号ごとに、そのようなシンボルがDLシンボルであるか、ULシンボルであるか、またはフレキシブルシンボルであるかを識別する。1つの例示的なスロットフォーマット定義が、TS38.213、V15.2.0の表11.1.1.-1に記載されている。UEは、受信スロットフォーマットインジケータ(SFI)を介して(動的にDL制御情報(DCI)を介して、または半静的/静的に無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して)スロットフォーマットで構成される。
【0030】
[0043]他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有してよい。フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(1ms)に分割されてよい。各サブフレームは、1つまたは複数のタイムスロットを含んでよい。サブフレームは、ミニスロットも含む場合があり、ミニスロットは、7つのシンボルを含んでもよいし、4つのシンボルを含んでもよいし、2つのシンボルを含んでもよい。各スロットは、スロット構成に応じて7個または14個のシンボルを含んでよい。スロット構成0の場合、各スロットは14個のシンボルを含んでよく、スロット構成1の場合、各スロットは7個のシンボルを含んでよい。DL上のシンボルは、サイクリックプレフィックス(CP)直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)シンボルであってよい。UL上のシンボルは、CP-OFDMシンボル(高スループットシナリオの場合)であってもよいし、DFT-s-OFDMシンボル(シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルとも呼ばれる)(電力が限られたシナリオの場合単一ストリーム送信に限定される)であってもよい。サブフレーム内のスロットの数は、スロット構成および数秘学(numerology)に基づく。スロット構成0の場合、異なる数秘学μ0~5は、サブフレーム当たり、それぞれ、1、2、4、8、16、および32個のスロットを可能にする。スロット構成1の場合、異なる数秘学0~2は、サブフレーム当たり、それぞれ、2、4、および8個のスロットを可能にする。したがって、スロット構成0および数秘学μの場合、14のシンボル/スロットおよび2μのスロット/サブフレームがある。サブキャリア間隔およびシンボル長/持続時間は、数秘学の関数である。サブキャリア間隔は2μ*15kHZに等しくてよく、ここで、μは数秘学0~5である。したがって、数秘学μ=0は、15kHzのサブキャリア間隔を有し、数秘学μ=5は、480kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/持続時間はサブキャリア間隔と逆関係にある。図2A図2Dは、スロット当たり14シンボルを有するスロット構成0、およびサブフレーム当たり1スロットを有する数秘学μ=0の一例を提供する。サブキャリア間隔は15kHzであり、シンボル持続時間は約66.7μsである。
【0031】
[0044]フレーム構造を表すためにリソースグリッドが使用されてよい。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアを延在する(物理RB(PRB)とも呼ばれる)リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。各REによって搬送されるビットの数は変調方式に依存する。
【0032】
[0045]図2Aに示されるように、REのうちいくつかは、UEのための基準信号(RS)(時々、パイロット信号とも呼ばれる)を搬送する。RSは、復調RS(DM-RS)(1つの特定の構成の場合、Rxとして示され、100xはポート番号であるが、他のDM-RS構成も可能である)と、UEにおけるチャネル推定のためのチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含んでよい。RSはまた、ビーム測定RS(BMRS)と、ビーム改良RS(BRRS)と、位相トラッキングRS(PT-RS)とを含んでよい。
【0033】
[0046]図2Bは、フレームのサブフレーム内の様々なDLチャネルの一例を示す。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でDCIを搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMAシンボル内に4つの連続するREを含む。1次同期信号(PSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル2内にあってよい。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミングと物理層識別情報とを決定するためにUE104によって使用される。2次同期信号(SSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル4内にあってよい。SSSは、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは前述のDM-RSの位置を決定することができる。マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、同期信号(SS)/PBCHブロックを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化されてよい。MIBは、システム帯域幅内のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを介して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0034】
[0047]図2Cに示されるように、REのうちいくつかは、基地局におけるチャネル推定のためのDM-RS(1つの特定の構成の場合、Rと示されるが、他のDM-RS構成も可能である)を搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のためのDM-RSと、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のためのDM-RSとを送信することができる。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1つまたは2つのシンボル内で送信されてよい。PUCCH DM-RSは、ショートPUCCHが送信されるかロングPUCCHが送信されるかに応じて、および使用される特定のPUCCHフォーマットに応じて、異なる構成で送信されてよい。図示されていないが、UEは、サウンディング基準信号(SRS)を送信することができる。SRSは、チャネル品質推定がUL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、基地局によって使用されてよい。
【0035】
[0048]図2Dは、フレームのサブフレーム内の様々なULチャネルの一例を示す。PUCCHは、1つの構成において示されるように配置されてよい。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)ACK/NACKフィードバックなどの、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHはデータを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用されてよい。
【0036】
[0049]図3は、アクセスネットワーク内でUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットは、コントローラ/プロセッサ375に供給されてよい。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、ならびにUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連するMACレイヤ機能とを実現する。
【0037】
[0050]送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含んでよい。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割されてよい。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMAシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMAサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域内で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されてよい。OFDMAストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用されてよい。チャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出されてよい。各空間ストリームは、次いで、別々の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に供給されてよい。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを有するRFキャリアを変調することができる。
【0038】
[0051]UE350において、各受信機354RXは、受信機のそれぞれのアンテナ352を介して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に供給する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行することができる。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMAシンボルストリームに合成されてよい。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMAシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号はOFDMA信号のサブキャリアごとに別々のOFDMAシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、基地局310によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に供給される。
【0039】
[0052]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360と関連付けることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体、たとえば、ユーザ機器(UE)によって実行されるであろう本明細書で開示される方法、たとえば、図6および図9を参照して示される方法の様々な態様を実行することを行うように1つまたは複数のプロセッサ(たとえば、コントローラプロセッサ359、TXプロセッサ368、および/または同種のものなど)に指示するコードを備えるUEのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを実現する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出に関与する。いくつかの態様では、UE350は、以下で図2A図11のうちいずれかに関して記載されるように、低いPAPR、別のRATの基本シーケンスとの低い相互相関、テーブルのシーケンス間の低い相互相関などを含む少なくとも1つの波形特性を各々が共有する基本シーケンスのテーブルから選択された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するように構成された信号生成構成要素398を含む場合がある。
【0040】
[0053]基地局310によるDL送信に関して記載された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先度付けに関連するMACレイヤ機能とを実現する。
【0041】
[0054]基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用されてよい。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別々の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に供給されてよい。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することができる。
【0042】
[0055]UL送信は、UE350における受信機機能に関して記載された方式と同様の方式で、基地局310において処理される。各受信機318RXは、受信機のそれぞれのアンテナ320を介して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に供給する。
【0043】
[0056]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376と関連付けることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。メモリ376は、基地局によって実行されるであろう本明細書で開示される方法の様々な態様を実行することを行うように1つまたは複数のプロセッサに指示するコードを備える、基地局のコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体の実装形態であってよい。追加的または代替的に、メモリ376は、そのような命令を含む他の非一時的なコンピュータ可読媒体からそのような命令を受信および記憶することができる。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを実現する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に供給されてよい。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出に関与する。
【0044】
[0057]図4は、UE404と通信している基地局402を示す図400である。図4を参照すると、基地局402は、方向402a、402b、402c、402d、402e、402f、402g、402hのうちの1つまたは複数において、UE404にビームフォーミングされた信号を送信することができる。UE404は、1つまたは複数の受信方向404a、404b、404c、404dにおいて、基地局402からビームフォーミングされた信号を受信することができる。UE404は、方向404a~404dのうちの1つまたは複数において、基地局402にビームフォーミングされた信号を送信することもできる。基地局402は、受信方向402a~402hのうちの1つまたは複数において、UE404からビームフォーミングされた信号を受信することができる。基地局402/UE404は、基地局402/UE404の各々のための最良の受信方向と送信方向とを決定するために、ビームトレーニングを実行することができる。基地局402のための送信方向と受信方向は、同じであってもなくてもよい。UE404のための送信方向と受信方向は、同じであってもなくてもよい。
【0045】
[0058]多数のサブキャリアコンポーネントが、送信前にIFFT演算を介して追加される場合があるので、OFDMA波形を使用する送信信号は、時間領域内に高いピーク値を有する場合がある。その結果、OFDMA波形を使用して通信するシステムは、シングルキャリアシステムと比較して、高いPAPRに遭遇する場合がある。高いPAPRは、基地局またはUEに、より低い電力で送信させ、したがって、減少したカバレージエリア(たとえば、減少したリンクバジェット)を有させる場合がある。mmW周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と短いレンジとに遭遇する場合があるので、高いPAPRは、(たとえば、mmW周波数帯域幅を用いる他の通信システムと比較して)拡張mmW周波数帯域幅を使用して動作する5G NRシステムでは、特に有害な場合がある。加えて、mmW周波数帯域の無線周波数(RF)制約および伝搬性(たとえば、高い経路損失および/または短いレンジ)が、セルラーネットワークに関するいくつかの設計上の難題をもたらす場合がある。
【0046】
[0059]OFDMA波形と比較すると、DFT-s-OFDM波形は、比較的柔軟な構成を有し、より低いPAPRと、より低いキュービックメトリック(CM)とを提供することができる。柔軟な構成、より低いPAPR、およびより低いCMをもつ波形を使用することは(たとえば、より柔軟でない構成、より高いPAPR、およびより高いCMをもつ波形と比較して)、mmW周波数帯域を使用して動作する通信システム内の電力効率およびリンクバジェット増強における利益を提供することができる。
【0047】
[0060]DFT-s-OFDM波形とともに、基準信号(たとえば、DMRS)が、基地局によるデータ情報および/または制御情報の復調および/または周波数領域等化に有用であり得るチャネル推定を提供するために送信される場合がある。しかしながら、いくつかの基準信号(たとえば、LTEシステムのための基準信号)が、低い構成柔軟性、高いPAPR、高いCMに悩まされ、リンクバジェットと通信システムのカバレージとを減少させ得るシンボル間干渉(ISI)に遭遇する場合がある。したがって、特定の波形特性を有する基本シーケンスを使用して基準信号を生成することが必要とされている。たとえば、基本シーケンスのテーブルは、信号、たとえば基準信号を生成するためにUEによって使用される場合がある。このテーブルは、比較的低いPAPR、たとえば基準しきい値を下回るPAPRを各々が有する基本シーケンスを備えてよい。テーブルに関連する所与のRATのための基準信号生成に使用されるテーブル内の各基本シーケンスのためのPAPRは、たとえば、所与のRATとは異なるRATのための基準信号生成に使用される任意のシーケンスのPAPRよりも低い場合がある。たとえば、テーブルは、たとえば、LTE基準信号生成に使用される任意のシーケンスのPAPRよりも低いPAPRを各々が有するシーケンスを備える場合がある。一例として、テーブル内の任意の基本シーケンスのPAPRは、ある範囲内にあってもよいし、しきい値よりも小さくてもよく、この範囲またはしきい値は、LTE基準信号のためのシーケンスのためのPAPRの範囲またはしきい値よりも1~2dB小さい。追加的または代替的に、テーブル内のシーケンスのセットまたはテーブル内のシーケンスの任意のサブセットのためのシーケンスセットPAPRメトリックは、異なるRATのための、たとえばLTEのための、シーケンスセットPAPRメトリックよりも低くてよい。したがって、一例では、上記に記載されたように、テーブル内のシーケンスのセットのための、またはテーブルから選択されたシーケンスのサブセット内のすべての基本シーケンスのための、シーケンスセットPAPRメトリックが、しきい値を下回るまたはある範囲内にある場合がある。シーケンスセットPAPRメトリックは、テーブル内のシーケンスのセットまたはテーブルから選択されたシーケンスのサブセットのための平均PAPR、最大PAPR、および/または最小PAPRに基づく場合がある。たとえば、各シーケンスが18のシーケンス長を有する、テーブル内のシーケンス(または、テーブルから選択されたシーケンスのサブセット)のための最大PAPRは、2.85dB以下である場合があり、LTEのためのシーケンスのテーブルは、4.77dBの最大PAPRを有する場合がある。テーブル内のシーケンス(または、テーブルから選択されたシーケンスのサブセット)のための平均PAPRは、約2.68dBである場合があり、LTEシーケンスは、約3.81dBの平均PAPRを有する場合がある。テーブル内に備えられたシーケンス(または、テーブルから選択されたシーケンスのサブセット)のための最小PAPRは、たとえば3.28dBである場合がある、LTEのためのシーケンスのテーブル内のシーケンスの最小PAPRよりも低い、たとえば2.40dBである場合がある。類似の、より低いPAPRが、18とは異なる長さのシーケンスを有するテーブルに、たとえば、各シーケンスが6の長さを有するシーケンスのテーブルに、各シーケンスが24の長さを有するシーケンスのテーブルに、または他の長さのシーケンスに提供されてよい。上記に列挙された値は例示的な例にすぎないことが理解される。別の例として、テーブル内の基本シーケンスが各々、テーブル内に備えられた他のシーケンスとの比較的低い相互相関を有する場合がある。たとえば、シーケンスは、0.65以下である、互いとの相互相関を有する場合がある。基本シーケンスのペア間の相互相関は、他のシーケンスに対する1つのシーケンスのすべての時間領域サイクリックシフトを考慮することによって算出され得る。別の例として、シーケンスは、別の無線アクセス技術(RAT)で使用される基準信号のためのシーケンスとの比較的低い相互相関を有する場合がある。他のRATはLTEであってよく、テーブルは、5G NRベース通信で使用されるためであってよい。したがって、同じ周波数帯域上で動作するLTEと5G NRをネットワークが有するとき、LTEベース通信から5G NRベース通信に生じる干渉と、5G NRベース通信からLTEベース通信に生じる干渉が限られる。たとえば、LTEに関連する基本シーケンスのセットの各基本シーケンスとの、テーブル内の複数の基本シーケンスの各々のペアリングの相互相関は、テーブル内のシーケンスの各組合せ間の相互相関と類似したレベルである場合がある。したがって、5G NRベース通信のためにテーブル内のシーケンスを使用するUEが、LTEベース通信によって引き起こされる干渉と同じレベルの、他の5G NRベース通信によって引き起こされる干渉に遭遇する場合がある。別の例として、テーブル内の基本シーケンスは、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低い、たとえばLTEのためのCMよりも低い、CMを有する場合がある。別の例として、テーブル内の基本シーケンスは、ISIに対する回復力を共有する場合がある。別の例として、テーブル内の基本シーケンスは、たとえば、LTEを使用する基準信号と比較して、比較的柔軟な構成を共有する場合がある。
【0048】
[0061]したがって、本明細書で提示される解決策は、たとえば、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いPAPR、テーブル内の基本シーケンス間の比較的低い相互相関、LTEで使用される基準信号との比較的低い相互相関、LTEに使用される基準信号と比較して比較的低いCM、ISIに対する回復力、および/またはLTEに使用される基準信号と比較して比較的柔軟な構成などの、複数の波形特性を各々が共有する基本シーケンスのテーブルから選択された基本シーケンスを使用して基準信号を生成することを含む。
【0049】
[0062]図5Aは、サブフレーム内での基地局502への送信のための基準信号シンボルとデータシンボルと(たとえば、DFT-s-OFDM波形として生成される)を別々に生成することができるUE500内に備えられる例示的な構成要素を示す図である。UE500は、周波数帯域選択構成要素501、データシンボル生成構成要素503、基準信号シンボル生成構成要素505、マルチプレクサ(MUX)構成要素507、および/または送信機509、たとえば、アンテナを含んでよい。構成要素は、図3に示されるUE350内に備えられる構成要素であってよい。
【0050】
[0063]いくつかの構成では、UE500における周波数帯域選択構成要素501が、第2のデバイスとの通信のためのmmW帯域幅を決定するように構成されてよい。周波数帯域選択構成要素501は、データシンボル生成構成要素503、基準信号シンボル生成構成要素505、および/またはMUX構成要素507のうち1つまたは複数に、決定されたmmW帯域幅に関連する信号を送ることができる。
【0051】
[0064]データシンボル生成構成要素503は、DFT-s-OFDM波形を有するデータシンボルを生成および/または決定するように構成されてよい。データシンボル生成構成要素503は、DFT-s-OFDM波形を有するデータシンボルに関連する信号をMUX構成要素507に送るように構成されてよい。
【0052】
[0065]基準信号シンボル生成構成要素505は、データシンボルとともに送信するために、低いPAPRおよび/または低い相互相関を含む特定の波形特性を有する基準信号シンボルを生成および/または決定するように構成されてよい。基準信号シンボル生成構成要素505において基準信号シンボルを生成および/または決定することに関連する追加の詳細が、以下で図5Bに関して説明される。基準信号シンボル生成構成要素505は、基準シンボルに関連する信号をMUX構成要素507に送るように構成されてよい。
【0053】
[0066]MUX構成要素507は、送信機509によるサブフレーム内の送信のための基準信号シンボルとデータシンボルとを多重化および/または結合するように構成されてよい。送信機509は、多重化された基準シンボルとデータシンボルとを基地局502に送信するように構成されてよい。
【0054】
[0067]図5Bは、UEによって送信用基準信号シンボル514(たとえば、波形)を生成するための例示的な動作515を示す。動作515は、図3に示されるUE350と関連して記載されるコントローラ/プロセッサ375、コントローラ/プロセッサ359、TXプロセッサ316、送信プロセッサ368、送信機318TX、送信機354TX、および/または図5Aに示される基準信号生成構成要素505のうち1つまたは複数によって実行されてよい。
【0055】
[0068]動作515は、送信されることになる基準信号シンボルを表す長さKのシーケンス[a0,a1,…aK]をもつ基本シーケンス516を取得することによって始まることができる。一例として、長さ18のシーケンスの場合、K=18である。基本シーケンス516は、基準信号シンボル生成構成要素505におけるデータソース(たとえば、ルックアップテーブル)から取得されてもよいし、コントローラ/プロセッサ375から取得されてもよいし、eNB310から受信された信号から取得されてもよい。基本シーケンス516は、波形特性のセット、たとえばPAPRしきい値範囲内にあるPAPRのうち1つまたは複数を共有する基本シーケンス(すなわち、たとえば、基本シーケンスがすべて、しきい値を下回るまたはしきい値範囲内にあるPAPRを有し、基本シーケンスは、しきい値範囲の外側にあるPAPRを有さない)のテーブルから取得/選択されてよく、および/もしくはこれに関連してよい、テーブル内の複数の基本シーケンスの各々および異なるRAT(たとえば、LTE)に関連する基本シーケンスのセットの各基本シーケンスのペアリングのための第1の相互相関値は第1の相互相関範囲内にある、ならびに/または、テーブル内の基本シーケンスの各ペアリングのための第2の相互相関値は第2の相互相関範囲内にある。また、テーブル内のシーケンスのセット(またはテーブルから選択されたシーケンスのサブセット)のためのシーケンスセットPAPRメトリックは、異なるRATのための、たとえばLTEのための、シーケンスセットPAPRメトリックよりも低くてよい。シーケンスセットPAPRメトリックは、シーケンスのセットの平均PAPR、最大PAPR、および/または最小PAPRに基づいてよい。基本シーケンス516は、長さK=18(たとえば、図5Cに示されるテーブルに関して記載されるように)または長さK=30(たとえば、図5Dに示されるテーブルに関して記載されるように)のQPSKコンピュータ生成シーケンス(CGS)を含んでもよいし、Kは、数個の例を挙げると、6または24などの異なる長さであってもよい。
【0056】
[0069]基本シーケンス516は、N-K個のゼロ(たとえば、ゼロパディング)と結合され、504において、N個の周波数領域サンプル506を生成するためにN個のトーンにマップされてよい。N個のトーンへのマッピングは、TXプロセッサ316によって実行されてよい。N点トーンマッピング504では、Nは、2048に等しくてよく、たとえば、これは、逆高速フーリエ変換(IFFT)のサイズに対応する場合がある。
【0057】
[0070]N個の周波数領域サンプルは、N個の時間領域サンプル510を生成するために、508においてN点IFFTを介して処理されてよい。508におけるIFFTを介したN個の周波数領域サンプルの処理は、TXプロセッサ316によって実行されてよい。
【0058】
[0071]サイクリックプレフィックス(CP)挿入は、512においてN個の時間領域サンプルに適用されてよい。たとえば、長さNCPのCPは、基準信号波形514のN+NCP個の時間領域サンプルを生成するために、N個の時間領域サンプルの終端からNCP個の時間領域サンプルをコピーし、それらのNCP個の時間領域サンプルをN個の時間領域サンプルの先頭において挿入することによって、形成されてよい。次いで、基準信号波形のN+NCP個の時間領域サンプルが、基地局に(たとえば、基準信号シンボルとして)送信されてよい。
【0059】
[0072]図5Cは、潜在的な基本シーケンスの例を備えるテーブル530を示す。テーブル530は、上記で図5Bに関して記載されるように各々が基準信号波形を生成するために使用され得る18シーケンス値(たとえば、{1,-1,3,-3}における18の値)の長さを有する複数の例示的な四元CSGシーケンス(quaternary CSG sequence)を含む。四元シーケンスは、以下に示される式(1)を使用してQPSKシーケンスを生成するために使用され得る。テーブル530内の例示的なシーケンスの各々は、たとえば、LTEのためのPAPRよりも低い、低いPAPRを共有し、たとえば0.65以下である、互いとの低い相互相関を共有し、別のRATたとえば少なくともLTEのシーケンスとの低い相互相関を有する。テーブルは、これらの波形特性を共有する可能なシーケンスの29個の例を示しているが、UEによって使用されるテーブルは、異なる数のシーケンスを備えてよい。テーブルは、図5Cに示される例示的なシーケンスのサブセットを含んでよい。波形特性を共有する追加のシーケンスも、テーブル内で使用されてよい。図5Cに示される具体的なシーケンスは、本明細書で提示される原理を示すにすぎない。
【0060】
[0073]図5Dは、複数の四元CSGシーケンスを含む例示的な基本シーケンステーブル545を示し、各シーケンスは、30シーケンス値の例示的な長さを有する。テーブル545内のシーケンスも、たとえば、LTEのためのPAPRよりも低い、低いPAPRを共有し、たとえば0.65以下である、互いとの低い相互相関を共有し、別のRATたとえば少なくともLTEのシーケンスとの低い相互相関を有する。したがって、UEは、上記で図5Bに関して記載されたように、基地局に送るために基準信号を生成する際に使用するためのテーブル545からシーケンスを選択することができる。テーブル530と同様に、図5Dに示される具体的なシーケンスは、本明細書で提示される原理を示すにすぎない。長さ30シーケンスのテーブルは、例示的なシーケンスのサブセットを備えることができ、および/または波形特性を共有する追加のシーケンスを含んでよい。四元シーケンスは、以下に示される式(1)を使用してQPSKシーケンスを生成するために使用されることができ、ここで、q(n)はn番目のシーケンス値であり、
【数1】
である。
【0061】
【数2】
【0062】
[0074]図6は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。この方法は、UE(たとえば、UE104、350、500、装置702/702’)によって実行され得る。オプションの態様は破線で示されている。方法は、UEが、たとえばmmWベース通信の高い経路損失と短いレンジとを伴う場合がある通信システムの独自のニーズに対処する方式で基準信号を生成することを可能にすることができる。方法は、より低いPAPR、相互相関、および/またはCMを有する基準信号のための柔軟な構成を提供することができる。方法600は、mmW周波数帯域を使用して動作する通信システム内の電力効率およびリンクバジェット増強における利益を提供することができる。
【0063】
[0075]602において、UEは、テーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成することができ、このテーブルは、しきい値を下回るまたはある範囲内にあるピーク対平均電力比(PAPR)を各々が有する複数の基本シーケンスを含む。いくつかの態様では、テーブルは、図5Cおよび図5Dの例示的なテーブルに示される基本シーケンスのいずれかを含んでよい。
【0064】
[0076]テーブル内に備えられた複数の基本シーケンスの各々は第1のRATに関連する場合があり、シーケンスのセットのための第1のシーケンスセットPAPRメトリックは、異なるRATのためのシーケンスの第2のセットに関連する第2のシーケンスセットPAPRメトリックよりも低い場合がある。メトリックは、シーケンスのセットのための最小PAPR、シーケンスのセットのための最大PAPR、および/またはシーケンスのセットのための平均PAPRに基づくことができる。たとえば、CGSの平均PAPRは、同じ長さのLTE CGSのための対応する平均PAPR値よりも低くてよい。別の例として、CGSの最大PAPRは、同じ長さのLTE CGSのための対応する最大PAPR値よりも低くてよい。別の例として、CGSの最小PAPRは、同じ長さのLTE CGSのための対応する最小PAPR値よりも低くてよい。別の例として、CGSの最大PAPRは、同じ長さのLTE CGSの最小PAPRよりも小さくてよい。したがって、テーブル内の個々のシーケンスは、しきい値を下回るPAPRを有してよく、および/またはシーケンスのセットは、別のRAT、たとえばLTEに使用されるシーケンスのセットに関連する最小/最大/平均PAPRよりも低い、シーケンスのセットに関連する最小/最大/平均PAPRを集合的に有してよい。異なるRATはLTEを備えてよく、第1のRATは、NR、たとえば5G NRを備えてよい。したがって、テーブルは、LTE内での基準信号生成に使用される対応するシーケンスのためのPAPRを下回る、たとえば、LTEのためのPAPRよりも1~2dB小さい、PAPRを共有するシーケンスを有してよい。テーブルは、図5Cに示されるように、18のシーケンス長を有する基本シーケンスを備えることができる。テーブルは、図5Dに示されるように、30のシーケンス長を有する基本シーケンスを備えることができる。他の例では、テーブルは、異なる長さの基本シーケンス、たとえば、6または24の長さを有するシーケンスを備えることができる。テーブルは、第1の基本シーケンスのシンボルごと(symbol-wise)の反転、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、および/または第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転とともに、第1の基本シーケンスを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備えることができる。複数の基本シーケンスは、テーブル内の少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンおよび/または一定位相シフトされたバージョンを含む基本シーケンスのセットを表すことができる。
【0065】
[0077]いくつかの態様では、基本シーケンスは第1の長さのすべての可能な基本シーケンス置換を含み、基本シーケンスの第2のグループは第2の長さのすべての可能な基本シーケンス置換を含む。たとえば、長さ18の場合、第1のシンボル内で一致するすべての長さ18のQPSKシーケンスが生成され得る。
【0066】
[0078]テーブル内に備えられた複数の基本シーケンスの各々は第1の無線アクセス技術(RAT)に関連する場合があり、テーブル内の複数の基本シーケンスの各々と、異なるRATたとえばLTEに関連する基本シーケンスのセットの各基本シーケンスとの第1のペアリングに対する第1の相互相関値は、第1の相互相関しきい値、たとえばRAT間相互相関基準しきい値以下である。テーブル内の複数の基本シーケンス内の基本シーケンスの各ペアリングは、第2の相互相関しきい値を下回る、互いとの第2の相互相関値を有することができる。第2の相互相関しきい値は、たとえば、0.55~0.65の範囲を有する場合があり、LTEシーケンスは、約0.66のRAT間相互相関を共有する場合がある。
【0067】
[0079]一例では、テーブル内に備えられる複数の基本シーケンスは、少なくとも以下のシーケンス、または以下のシーケンスのサブセットを含む。
【0068】
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
【0069】
[0080]これらのシーケンスは、図5Cのシーケンスからのシーケンスの例示的なサブセットを提供するにすぎない。上記および/または図5Cに示されたシーケンス以外の追加のシーケンスも、テーブル内に備えられてよい。
【0070】
[0081]606において、UEは、基準信号を基地局に送信することができる。UEは、604に示されるように、基準信号をアップリンク送信と多重化することができ、基準信号は、アップリンク送信とともに送信される。たとえば、図5Aを参照すると、MUX構成要素507は、送信機509によるサブフレーム内の送信のための基準シンボルとデータシンボルとを多重化および/または結合するように構成されてよい。送信機509は、多重化された基準シンボルとデータシンボルとを基地局502に送信するように構成されてよい。
【0071】
[0082]いくつかの構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第1のサブセットから、PAPRしきい値範囲内にあるPAPR値を各々が有する基本シーケンスの第2のサブセットを選択することによって生成された場合がある。たとえば、長さ18の基本シーケンスの場合、シーケンスの第1のサブセットからのしきい値よりも小さいPAPRを有するSシーケンスのセット(たとえば、シーケンスの第2のサブセット)を集める(一定位相回転によって異なる基本シーケンスは、同一のシーケンスとみなされる)。
【0072】
[0083]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第2のグループ(たとえば、長さ30のQPSKベースCGS)から基本シーケンスの第1のサブセットを生成することによって生成された場合がある。長さ30の場合、たとえば、長さ30を有する基本シーケンスのすべての置換の総当たり探索が実現可能でない場合があり、ランダムサンプリングが、基本シーケンスの第2のグループから基本シーケンスの第1のサブセットを生成するために使用される。
【0073】
[0084]いくつかの他の構成では、基本シーケンスの第1のサブセットが基本シーケンスの第2のグループから生成されたとき、PAPRしきい値範囲内にあるPAPR値を各々が有する基本シーケンスの第2のサブセット(たとえば、Sシーケンスのセット)は、基本シーケンスの第1のサブセット内の第1の基本シーケンスが、PAPRしきい値範囲内にあるPAPR値を有することを決定することによって、基本シーケンスの第1のサブセットから選択される場合がある。
【0074】
[0085]ランダムサンプリングが使用されるとき、基本シーケンスの第2のサブセットのために選択される基本シーケンスの数は、基本シーケンスの第2のサブセット内の第1の基本シーケンスと、第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転と、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役と、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転とをグループ化することによって、Sのサイズに(たとえば、4*30倍に)増加される場合がある。たとえば、シーケンス[a1,a2,…,a30]が、しきい値よりも小さいまたはPAPR範囲内にあるPAPRを有する場合、基本シーケンスのシンボルごとの反転[a30,a29,…,a1]、基本シーケンスのシンボルごとの共役[a1*,a2*,…,a30*]、および基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転されたシーケンス[a30*,a29*,…,a1*]は、すべて元の基本シーケンスと同じPAPRを有し、すべて、基本シーケンスの第2のセット(たとえば、セットS)内に含まれ得る。
【0075】
[0086]いくつかの他の態様では、基本シーケンスの第2のサブセットのために選択される基本シーケンスの数は、基本シーケンスの第2のサブセット内の第1の基本シーケンスのすべてのサイクリックシフトされたバージョンと、第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転のすべてのサイクリックシフトされたバージョンと、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役のすべてのサイクリックシフトされたバージョンと、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転のすべてのサイクリックシフトされたバージョンとをグループ化することによって、Sのサイズに(たとえば、4*30倍に)増加される場合がある。たとえば、[a1,a2,…,a30]、[a30,a29,…,a1]、[a1*,a2*,…,a30*]、および[a30*,a29*,…,a1*]のすべてのサイクリックシフトされたバージョン(周波数領域内でシフトされる)も、同じPAPRを有する場合があり、候補セットS内にも含まれる場合がある。
【0076】
[0087]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスは、基本シーケンスの第2のサブセット内の各基本シーケンスと、異なるRATに関連する基本シーケンスのセット内の各基本シーケンスとの間の第1のペアリングのための第1の相互相関値を決定することによってさらに生成された場合がある。たとえば、同じ長さのLTE内で使用される30のシーケンスすべてを有するセットS内の各シーケンス間の最大相互相関が決定される場合がある。
【0077】
[0088]いくつかの態様では、第1の相互相関値は、基本シーケンスペアリングの各アップサンプリングおよびサイクリック時間シフトされたバージョンのための第1の最大相互相関値として決定され得る。たとえば、シーケンス[a1,…,a30]および[b1,…,b30]のペア間の最大相互相関は、[a1,…,a30]と[b1,…,b30]のK*30のアップサンプリングおよび時間サイクリックシフトされたバージョンすべてとの間の相関の最大として計算されてよく、ここで、Kは、アップサンプリング係数を示す整数である。
【0078】
[0089]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第2のサブセットから、第1の相互相関範囲内にある決定された第1の相互相関値を各々が有する基本シーケンスの第3のサブセットを選択することによって、さらに生成された。たとえば、LTE CGSとの最大相互相関がしきい値を超えるまたは相互相関しきい値範囲の外側にある基本シーケンスが、候補セットSから除去される場合がある。
【0079】
[0090]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第3のサブセット内の各基本シーケンスペアのための第2の相互相関値を決定することによってさらに生成された場合がある。いくつかの態様では、候補セットS内に残るシーケンスの各ペア間の最大相互相関が決定される場合がある。
【0080】
[0091]いくつかの態様では、第2の相互相関値は、基本シーケンスペアリングの各アップサンプリングおよびサイクリック時間シフトされたバージョンのための第2の最大相互相関値として決定され得る。たとえば、シーケンス[a1,…,a30]および[b1,…,b30]のペア間の最大相互相関は、[a1,…,a30]と[b1,…,b30]のK*30のアップサンプリングおよび時間サイクリックシフトされたバージョンすべてとの間の相関の最大として計算されてよく、ここで、Kは、アップサンプリング係数を示す整数である。
【0081】
[0092]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第3のサブセットから、第2の相互相関範囲内にある決定された第2の相互相関値を各々が有する基本シーケンスの第4のサブセットを選択することによって、さらに生成された場合がある。たとえば、シーケンスのペア間の最大相互相関がしきい値よりも高い、またはしきい値範囲の外側にある場合、より高いPAPRを有するシーケンスが、セットSから除去される場合がある。
【0082】
[0093]いくつかの他の構成では、テーブル内に含まれる複数の基本シーケンスが、基本シーケンスの第4のサブセットが所定の数N(たとえば、N>30)に減少されるまで、PAPR範囲、第1の相互相関範囲、または第2の相互相関範囲のうち1つまたは複数を調整することによって、さらに生成された場合がある。たとえば、前のステップで使用されるPAPRしきい値/しきい値範囲および異なる相互相関しきい値/しきい値範囲が調整されてよく、前のステップが、テーブル内のCGS基本シーケンスの数がNよりも大きい(たとえば、100、50、29、20など)ように繰り返されてよい。次いで、最大相互相関を最小にするNのCGSのセットからのCGSのMという数が、テーブルのために選択されてよい(たとえば、図5Cおよび図5Dに示されるテーブル内に列挙された基本シーケンス)。
【0083】
[0094]図7は、例示的な装置702内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図700である。この装置は、基地局750(たとえば、基地局102、180、310、502)と通信するUE(たとえば、UE104、350、500、装置702’)であってよい。装置は、基地局750からダウンリンク通信を受信するように構成された受信構成要素704と、基地局750にアップリンク通信を送信するように構成された送信構成要素712とを含んでよい。本明細書に記載されるように、装置は、基準信号シンボル構成要素706、データシンボル構成要素708、および/またはMUX構成要素710をさらに含んでよい。
【0084】
[0095]いくつかの態様では、基準信号シンボル構成要素706は、テーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するように構成されてよく、このテーブルは、たとえば、図6の602に関して記載されるように、しきい値を下回るおよび/またはある範囲内にあるPAPRを各々が有する複数の基本シーケンスを含む。また、テーブル内のシーケンスのセットのためのシーケンスセットPAPRメトリックは、別のRATのためのシーケンスセットPAPRメトリックよりも低くてよい。いくつかの態様では、テーブルは、追加の波形特性を共有する複数の基本シーケンスを含んでよい。基準信号シンボル構成要素706は、生成された基準信号シンボルをMUX構成要素710に送るように構成されてよい。データシンボル構成要素708は、基地局750へのUL送信のためのデータシンボルを生成するように構成されてよい。データシンボル構成要素708は、データシンボルをMUX構成要素710に送るように構成されてよい。MUX構成要素710は、たとえば、図6の604に関して記載されるように、たとえば、送信構成要素712を介した送信に備えて、データシンボルと基準信号シンボルとを多重化するように構成されてよい。MUX構成要素710は、多重化データシンボルと基準信号シンボルとを送信構成要素712に送るように構成されてよい。
【0085】
[0096]送信構成要素712は、たとえば、図6の606に関して記載されるように、アップリンクデータシンボルと多重化されているにせよ、多重化されていないにせよ、基準信号を基地局750に送信するように構成されてよい。
【0086】
[0097]いくつかの他の構成では、受信構成要素704は、基地局750から1つまたは複数のDL送信を受信するように構成されてよい。
【0087】
[0098]装置は、図6の前述のフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでよい。そのため、図6の前述のフローチャート内の各ブロックは1つの構成要素によって実行されてよく、装置はそれらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
【0088】
[0099]図8は、処理システム814を採用する装置702’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図800である。処理システム814は、バス824によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装されてよい。バス824は、処理システム814の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスとブリッジとを含んでよい。バス824は、プロセッサ804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素704、706、708、710、712と、コンピュータ可読媒体/メモリ806とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス824はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、それらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。
【0089】
[00100]処理システム814は、トランシーバ810に結合されてよい。トランシーバ810は、1つまたは複数のアンテナ820に結合される。トランシーバ810は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ810は、1つまたは複数のアンテナ820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム814、具体的には受信構成要素704に提供する。加えて、トランシーバ810は、処理システム814、具体的には送信構成要素712から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ820に印加されることになる信号を生成する。処理システム814は、コンピュータ可読媒体/メモリ806に結合されたプロセッサ804を含む。プロセッサ804は、コンピュータ可読媒体/メモリ806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ804によって実行されたとき、任意の特定の装置のための上記に記載された様々な機能を処理システム814に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ804によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システム814は、構成要素704、706、708、710、712のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ804において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ806内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ804に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってよい。処理システム814は、UE350の構成要素であってよく、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0090】
[00101]いくつかの構成では、ワイヤレス通信のための装置702/702’は、テーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するための手段を含んでよく、このテーブルは、図6の602に関して記載されるように、しきい値を下回るまたはある範囲内にあるPAPRを各々が有する複数の基本シーケンスを含む。この手段は、たとえば、基準信号シンボル構成要素706、プロセッサ804、および/またはメモリ806を備えてよい。いくつかの他の構成では、ワイヤレス通信のための装置702/702’は、図6の606に関して記載されるように、基地局へのアップリンク送信と多重化されているにせよ、多重化されていないにせよ、基準信号を送信するための手段を含んでよい。手段は、たとえば、送信構成要素712、プロセッサ804、および/またはメモリ806を備えてよい。装置702/702’は、たとえば、図6の604に関して記載されるように、基準信号をデータ送信と多重化するための手段を備えてよい。この手段は、たとえば、データシンボル構成要素708、MUX構成要素710、プロセッサ804、および/またはメモリ806を備えてよい。前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置702、および/または装置702’の処理システム814の前述の構成要素のうちの1つまたは複数であってよい。上記に記載されたように、処理システム814は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含んでよい。そのため、1つの構成では、前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
【0091】
[00102]図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。この方法は、UE(たとえば、UE104、350、500、装置1002/1002’)によって実行されてよい。オプションの態様は破線で示されている。方法は、UEが、たとえばmmWベース通信の高い経路損失と短いレンジとを伴う場合がある通信システムの独自のニーズに対処する方式で基準信号を生成することを可能にすることができる。方法は、より低いPAPR、相互相関、および/またはCMを有する基準信号のための柔軟な構成を提供することができる。方法900は、mmW周波数帯域を使用して動作する通信システム内の電力効率およびリンクバジェット増強における利益を提供することができる。
【0092】
[00103]902において、UEは、第1のRATのためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成することができ、このテーブルは、第1の相互相関しきい値以下である第2のRATに関連する基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む。いくつかの態様では、テーブルは、図5Cおよび図5Dのテーブルに示される基本シーケンスのいずれかを含んでよい。第1のRATは、NRベースおよび/またはmmWベース通信を備えてよく、第2のRATは、LTEベース通信を備えてよい。追加的および/または代替的に、テーブル内のシーケンスの各組合せの相互相関は、第2の相互相関しきい値を下回る値を有してよい。したがって、シーケンスは、LTEなどの別のRATのシーケンスとの低い相互相関を有してよく、および/または表の他のシーケンスとの低い相互相関を有してよい。例として、テーブル内の複数の基本シーケンス内の基本シーケンスの各ペアリングは、たとえば0.55~0.65の範囲を有する第2の相互相関しきい値を下回る互いとの第2のRAT間相互相関値を有する場合があり、LTEシーケンスは、約0.66のRAT間相互相関を共有する場合がある。
【0093】
[00104]テーブルは、図5Cに示されるように、18のシーケンス長を有する基本シーケンスを備えることができる。テーブルは、図5Dに示されるように、30のシーケンス長を有する基本シーケンスを備えることができる。他の例では、テーブルは、異なる長さの基本シーケンスを備えることができる。テーブルは、第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、および/または第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転とともに、第1の基本シーケンスを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備えることができる。複数の基本シーケンスは、テーブル内の少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンと一定位相シフトされたバージョンとを含む基本シーケンスのセットを表すことができる。
【0094】
[00105]いくつかの態様では、基本シーケンスは第1の長さのすべての可能な基本シーケンス置換を含み、基本シーケンスの第2のグループは第2の長さのすべての可能な基本シーケンス置換を含む。たとえば、長さ18の場合、第1のシンボル内で一致するすべての長さ18のQPSKシーケンスが生成され得る。
【0095】
[00106]一例では、テーブル内に備えられる複数の基本シーケンスは、少なくとも以下のシーケンス、または以下のシーケンスのサブセットを含む。追加のシーケンスもテーブル内に含まれてよい。
【0096】
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
【0097】
[00107]これらのシーケンスは、図5Cのシーケンスからのシーケンスの例示的なサブセットを提供するにすぎない。上記および/または図5Cに示されたシーケンス以外の追加のシーケンスも、テーブル内に備えられてよい。
【0098】
[00108]また、テーブル内に備えられた複数の基本シーケンスの各々は、第1のRATに関連する第1のPAPR範囲内のPAPRを有してよく、第1のPAPR範囲は、図6に関して記載されるように、異なるRATのためのシーケンスの第2のセットに関連する第2のPAPR範囲よりも低い。異なるRATはLTEを備えてよく、第1のRATは、NR、たとえば5G NRを備えてよい。したがって、テーブルは、LTE内での基準信号生成に使用される対応するシーケンスのためのPAPRを下回る、たとえば、LTEのためのPAPRよりも1~2dB小さい、PAPRを共有するシーケンスを有してよい。
【0099】
[00109]シーケンスのテーブルは、図6に関して記載される例に関して記載される態様のいずれかを使用して生成されてよい。
【0100】
[00110]906において、UEは、基準信号を基地局に送信することができる。UEは、904に示されるように、基準信号をアップリンク送信と多重化することができ、基準信号は、アップリンク送信とともに送信される。たとえば、図5Aを参照すると、MUX構成要素507は、送信機509によるサブフレーム内の送信のための基準シンボルとデータシンボルとを多重化および/または結合するように構成されてよい。送信機509は、多重化された基準シンボルとデータシンボルとを基地局502に送信するように構成されてよい。
【0101】
[00111]図10は、例示的な装置1002内の様々な手段/構成要素間のデータフローを示す概念的なデータフロー図1000である。この装置は、基地局1050(たとえば、基地局102、180、310、502)と通信するUE(たとえば、UE104、350、500、装置1002’)であってよい。装置は、基地局1050からダウンリンク通信を受信するように構成された受信構成要素1004と、基地局1050にアップリンク通信を送信するように構成された送信構成要素1012とを含んでよい。本明細書に記載されるように、装置は、基準信号シンボル構成要素1006、データシンボル構成要素1008、および/またはMUX構成要素1010をさらに含んでよい。
【0102】
[00112]いくつかの態様では、基準信号シンボル構成要素1006は、第1のRATのためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するように構成されてよく、このテーブルは、たとえば、図9の902に関して記載されるように、第1の相互相関しきい値以下である第2のRATに関連する基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む。いくつかの態様では、テーブルは、追加の波形特性を共有する複数の基本シーケンスを含んでよい。基準信号シンボル構成要素1006は、生成された基準信号シンボルをMUX構成要素1010に送るように構成されてよい。データシンボル構成要素1008は、基地局1050へのUL送信のためのデータシンボルを生成するように構成されてよい。データシンボル構成要素1008は、データシンボルをMUX構成要素1010に送るように構成されてよい。MUX構成要素1010は、たとえば、図9の904に関して記載されるように、たとえば、送信構成要素1012を介した送信に備えて、データシンボルと基準信号シンボルとを多重化するように構成されてよい。MUX構成要素1010は、多重化データシンボルと基準信号シンボルとを送信構成要素1012に送るように構成されてよい。
【0103】
[00113]送信構成要素1012は、たとえば、図9の906に関して記載されるように、アップリンクデータシンボルと多重化されているにせよ、多重化されていないにせよ、基準信号を基地局1050に送信するように構成されてよい。
【0104】
[00114]いくつかの他の構成では、受信構成要素1004は、基地局1050から1つまたは複数のDL送信を受信するように構成されてよい。
【0105】
[00115]装置は、図9の前述のフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含んでよい。そのため、図9の前述のフローチャート内の各ブロックは1つの構成要素によって実行されてよく、装置はそれらの構成要素のうちの1つまたは複数を含んでよい。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってよい。
【0106】
[00116]図11は、処理システム1114を採用する装置1002’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1100である。処理システム1114は、バス1124によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装されてよい。バス1124は、処理システム1114の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスとブリッジとを含んでよい。バス1124は、プロセッサ1104によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1004、1006、1008、1010、1012と、コンピュータ可読媒体/メモリ1106とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、それらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上記載されない。
【0107】
[00117]処理システム1114は、トランシーバ1110に結合されてよい。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114、具体的には受信構成要素1004に提供する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1114、具体的には送信構成要素1012から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に印加されるべき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されると、任意の特定の装置のための上記に記載された様々な機能を処理システム1114に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用されてよい。処理システム1114は、構成要素1004、1006、1008、1010、1012のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1104において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ1106内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1104に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであってよい。処理システム1114は、UE350の構成要素であってよく、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0108】
[00118]1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、第1のRATのためのテーブルから取得された基本を使用して基準信号を生成するための手段を含んでよく、このテーブルは、図9の902に関して記載されるように、第1の相互相関しきい値以下である第2のRATに関連する基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む。この手段は、たとえば、基準信号シンボル構成要素1006、プロセッサ1104、および/またはメモリ1106を備えてよい。いくつかの他の構成では、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、図9の906に関して記載されるように、基地局へのアップリンク送信と多重化されているにせよ、多重化されていないにせよ、基準信号を送信するための手段を含んでよい。手段は、たとえば、送信構成要素1012、プロセッサ1104、および/またはメモリ1106を備えてよい。装置1002/1002’は、たとえば、図9の904に関して記載されるように、基準信号をデータ送信と多重化するための手段を備えてよい。この手段は、たとえば、データシンボル構成要素1008、MUX構成要素1010、プロセッサ1104、および/またはメモリ1106を備えてよい。前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、装置1002、および/または装置1002’の処理システム1114の前述の構成要素のうちの1つまたは複数であってよい。上記に記載されたように、処理システム1114は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含んでよい。そのため、1つの構成では、前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であってよい。
【0109】
[00119]開示されたプロセス/フローチャート内のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャート内のブロックの特定の順序または階層は、再配置されてよいことを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされるかまたは省略されてよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0110】
[00120]以上の説明は、当業者が本明細書に記載された様々な態様を実践することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された一般的な原理は他の態様に適用されてよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の言い回しに矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書に記載されたいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含んでよい。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含んでよい。本開示全体にわたって記載された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的な均等物は、当業者に知られているか、または後に知られるようになり、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものである。その上、本明細書で開示された何ものも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などという単語は、「手段」という単語の代用ではない場合がある。そのため、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)のためのワイヤレス通信の方法であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成すること、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、と、
前記基準信号を基地局に送信することと
を備える方法。
[C2]
前記第1のRATが新無線(NR)ベース通信を備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記第2のRATがロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記テーブル内のシーケンスの各組合せの相互相関が、第2の相互相関しきい値を下回る値を有する、C1に記載の方法。
[C5]
各基本シーケンスが18のシーケンス長を有する、C1に記載の方法。
[C6]
前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記複数の基本シーケンスが、前記テーブル内に備えられた少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンと一定位相シフトされたバージョンとを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記基準信号をアップリンク送信と多重化すること、ここにおいて、前記基準信号が、前記アップリンク送信とともに送信される、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記複数の基本シーケンスが各々、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有する、C1に記載の方法。
[C10]
前記テーブル内に備えられた前記複数の基本シーケンスが、少なくとも、
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
のサブセットを含む、C1に記載の方法。
[C11]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信のための装置であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成するための手段、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、と、
前記基準信号を基地局に送信するための手段と
を備える装置。
[C12]
前記第1のRATが新無線(NR)ベース通信を備える、C11に記載の装置。
[C13]
前記第2のRATがロングタームエボリューション(LTE)を備える、C12に記載の装置。
[C14]
前記テーブル内のシーケンスの各組合せの相互相関が、第2の相互相関しきい値を下回る値を有する、C11に記載の装置。
[C15]
各基本シーケンスが18のシーケンス長を有する、C11に記載の装置。
[C16]
前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備える、C11に記載の装置。
[C17]
前記複数の基本シーケンスが、前記テーブル内に備えられた少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンと一定位相シフトされたバージョンとを備える、C11に記載の装置。
[C18]
前記基準信号をアップリンク送信と多重化するための手段、ここにおいて、前記基準信号が、前記アップリンク送信とともに送信される、
をさらに備える、C11に記載の装置。
[C19]
前記複数の基本シーケンスが各々、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有する、C11に記載の装置。
[C20]
前記テーブル内に備えられた前記複数の基本シーケンスが、少なくとも、
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
のサブセットを含む、C11に記載の装置。
[C21]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成すること、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、と、
前記基準信号を基地局に送信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える装置。
[C22]
前記第1のRATが新無線(NR)ベース通信を備える、C21に記載の装置。
[C23]
前記第2のRATがロングタームエボリューション(LTE)を備える、C22に記載の装置。
[C24]
前記テーブル内のシーケンスの各組合せの相互相関が、第2の相互相関しきい値を下回る値を有する、C21に記載の装置。
[C25]
各基本シーケンスが18のシーケンス長を有する、C21に記載の装置。
[C26]
前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備える、C21に記載の装置。
[C27]
前記複数の基本シーケンスが、前記テーブル内に備えられた少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンと一定位相シフトされたバージョンとを備える、C21に記載の装置。
[C28]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記基準信号をアップリンク送信と多重化すること、ここにおいて、前記基準信号が、前記アップリンク送信とともに送信される、
を行うようにさらに構成される、C21に記載の装置。
[C29]
前記複数の基本シーケンスが各々、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有する、C21に記載の装置。
[C30]
前記テーブル内に備えられた前記複数の基本シーケンスが、少なくとも、
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
のサブセットを含む、C21に記載の装置。
[C31]
ユーザ機器(UE)のコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)のためのテーブルから取得された基本シーケンスを使用して基準信号を生成すること、前記テーブルが、第1の相互相関しきい値以下である、第2のRATに関連付けられた基本シーケンスのセットとの相互相関値を各々が有する複数の基本シーケンスを含む、と、
前記基準信号を基地局に送信することと
を行うように1つまたは複数のプロセッサに指示するコードを備えるコンピュータ可読媒体。
[C32]
前記第1のRATが新無線(NR)ベース通信を備える、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C33]
前記第2のRATがロングタームエボリューション(LTE)を備える、C32に記載のコンピュータ可読媒体。
[C34]
前記テーブル内のシーケンスの各組合せの相互相関が、第2の相互相関しきい値を下回る値を有する、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C35]
各基本シーケンスが18のシーケンス長を有する、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C36]
前記テーブルが、第1の基本シーケンスと、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの反転、前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役、または前記第1の基本シーケンスのシンボルごとの共役および反転、のうち少なくとも1つとを備えるシーケンスの少なくとも1つのペアを備える、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C37]
前記複数の基本シーケンスが、前記テーブル内に備えられた少なくとも1つの基本シーケンスの時間サイクリックシフトされたバージョンと一定位相シフトされたバージョンとを備える、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C38]
前記基準信号をアップリンク送信と多重化すること、ここにおいて、前記基準信号が、前記アップリンク送信とともに送信される、
を行うように前記1つまたは複数のプロセッサに指示するコードをさらに備える、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C39]
前記複数の基本シーケンスが各々、しきい値を下回るピーク対平均比(PAPR)範囲を有する、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
[C40]
前記テーブル内に備えられた前記複数の基本シーケンスが、少なくとも、
-3,3,-1,-3,-1,-3,1,1,-3,-3,-1,-1,3,-3,1,3,1,1;
-3,-3,1,-3,3,3,3,-1,3,1,1,-3,-3,-3,3,-3,-1,-1;
-3,1,-3,-3,1,-3,-3,3,1,-3,-1,-3,-3,-3,-1,1,1,3;
-3,3,1,-1,-1,-1,-1,1,-1,3,3,-3,-1,1,3,-1,3,-1;
-3,-3,1,-1,-1,1,1,-3,-1,3,3,3,3,-1,3,1,3,1;
-3,-3,3,3,-3,1,3,-1,-3,1,-1,-3,3,-3,-1,-1,-1,3;
-3,-3,3,3,3,1,-3,1,3,3,1,-3,-3,3,-1,-3,-1,1;
-3,3,-1,1,3,1,-3,-1,1,1,-3,1,3,3,-1,-3,-3,-3;
-3,1,-3,-1,-1,3,1,-3,-3,-3,-1,-3,-3,1,1,1,-1,-1;
-3,-3,3,3,3,-1,-1,-3,-1,-1,-1,3,1,-3,-3,-1,3,-1;
-3,-1,3,3,-1,3,-1,-3,-1,1,-1,-3,-1,-1,-1,3,3,1;
-3,-1,-3,-1,-3,1,3,-3,-1,3,3,3,1,-1,-3,3,-1,-3;
-3,3,1,-1,-1,3,-3,-1,1,1,1,1,1,-1,3,-1,-3,-1;
-3,-1,-1,-3,1,-3,3,-1,-1,-3,3,3,-3,-1,3,-1,-1,-1;および
-3,-3,-3,1,-3,3,1,1,3,-3,-3,1,3,-1,3,-3,-3,3
のサブセットを含む、C31に記載のコンピュータ可読媒体。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
図7
図8
図9
図10
図11