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特許7571291ネットワークデバイスアクセス方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】ネットワークデバイスアクセス方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20241015BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20241015BHJP
   H04W 92/10 20090101ALI20241015BHJP
   H04W 74/08 20240101ALI20241015BHJP
【FI】
H04W48/16 130
H04W48/10
H04W92/10
H04W74/08
【請求項の数】 29
(21)【出願番号】P 2023519401
(86)(22)【出願日】2021-09-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-24
(86)【国際出願番号】 CN2021118851
(87)【国際公開番号】W WO2022063036
(87)【国際公開日】2022-03-31
【審査請求日】2023-05-10
(31)【優先権主張番号】202011032886.X
(32)【優先日】2020-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ウエイ,ヨーンチアーン
(72)【発明者】
【氏名】ジュヨン,ジュエン
(72)【発明者】
【氏名】ホウ,ハイローン
(72)【発明者】
【氏名】リー,チャオジュイン
【審査官】中村 信也
(56)【参考文献】
【文献】Huawei,Summary of offline 110 - Identification and access restriction,3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2008192,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_111-e/Docs/R2-2008192.zip>,2020年09月01日
【文献】Moderator (NTT DOCOMO, INC.),Summary on [102-e-NR-RedCap-04],3GPP TSG RAN WG1 #102-e R1-2007330,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_102-e/Docs/R1-2007330.zip>,2020年08月28日
【文献】Huawei, HiSilicon,Other aspects for reduced capability devices,3GPP TSG RAN WG1 #103-e R1-2008329,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2008329.zip>,2020年11月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用されるか又は前記端末装置内のチップに適用されるネットワークデバイスアクセス方法であって、
ネットワークデバイスから第1情報を受信することであり、前記第1情報は、性能削減(REDCAP)端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、前記第1情報は、第1指示情報及び第2指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第2指示情報は、前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、かつ、前記第2タイプREDCAP端末の帯域幅は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は前記第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、前記受信することと、
前記第1情報に基づいて、前記ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定することであり、前記端末装置は、前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末である、前記決定することと
を有し、
前記第1情報により、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、当該方法は、
第2情報を前記ネットワークデバイスへ送信することであり、前記第2情報は、前記端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、
第3情報を前記ネットワークデバイスへ送信することであり、前記第3情報は、前記端末装置が前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末であることを示す、ことと
を更に有する、
方法。
【請求項2】
記第1指示情報は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1に含まれ、前記第2指示情報は、前記SIB1に含まれる、
請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記第2情報はPRACHで運ばれ、前記PRACHのリソースは前記REDCAP端末に対応し、前記PRACHの前記リソースは、次の、前記PRACHの時間領域リソース、前記PRACHの周波数領域リソース、又は前記PRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第3情報はRRCシグナリングで運ばれる、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワークデバイスによって設定される前記PRACHのリソースは、REDCAP端末に対応するPRACHリソースと、コモン端末に対応するPRACHリソースとを含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は、前記REDCAP端末に対応する前記PRACHリソースを共有する、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は周波数範囲1(FR1)で動作し、FR1の周波数範囲は6GHz未満である、
請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1であり、前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であるか、あるいは
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であるか、あるいは、
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、かつ前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であり、かつ前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1である、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ネットワークデバイスに適用されるか又は前記ネットワークデバイス内のチップに適用されるネットワークデバイスアクセス方法であって、
第1情報を決定することであり、前記第1情報は、性能削減(REDCAP)端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、前記第1情報は、第1指示情報及び第2指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第2指示情報は、前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、かつ、前記第2タイプREDCAP端末の帯域幅は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は前記第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、前記決定することと、
前記第1情報を端末装置へ送信することと
を有し、
前記第1情報により、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、当該方法は、
前記端末装置から第2情報を受信することであり、前記第2情報は、前記端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、
前記端末装置から第3情報を受信することであり、前記第3情報は、前記端末装置が前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末であることを示す、ことと
を更に有する、
方法。
【請求項8】
記第1指示情報は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1に含まれ、前記第2指示情報は、前記SIB1に含まれる、
請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2情報はPRACHで運ばれ、前記PRACHのリソースは前記REDCAP端末に対応し、前記PRACHの前記リソースは、次の、前記PRACHの時間領域リソース、前記PRACHの周波数領域リソース、又は前記PRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第3情報はRRCシグナリングで運ばれる、
請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークデバイスによって設定される前記PRACHのリソースは、REDCAP端末に対応するPRACHリソースと、コモン端末に対応するPRACHリソースとを含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は、前記REDCAP端末に対応する前記PRACHリソースを共有する、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は周波数範囲1(FR1)で動作し、FR1の周波数範囲は6GHz未満である、
請求項7乃至10のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1であり、前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であるか、あるいは
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であるか、あるいは、
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、かつ前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であり、かつ前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1である、
請求項7乃至11のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
トランシーバモジュール及び処理モジュールを有する通信装置であって、
前記トランシーバモジュールは、第1情報を受信するよう構成され、前記第1情報は、性能削減(REDCAP)端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、前記第1情報は、第1指示情報及び第2指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第2指示情報は、前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、かつ、前記第2タイプREDCAP端末の帯域幅は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は前記第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも少なく、
前記処理モジュールは、前記第1情報に基づいて、前記ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するよう構成され、当該通信装置は、前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末に属し、
前記第1情報により、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、
前記トランシーバモジュールは、第2情報を前記ネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、前記第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示し、
前記トランシーバモジュールは、第3情報を前記ネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、前記第3情報は、前記端末装置が前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末であることを示す、
通信装置。
【請求項14】
記第1指示情報は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1に含まれ、前記第2指示情報は、前記SIB1に含まれる、
請求項13に記載の通信装置。
【請求項15】
前記第2情報はPRACHで運ばれ、前記PRACHのリソースは前記REDCAP端末に対応し、前記PRACHの前記リソースは、次の、前記PRACHの時間領域リソース、前記PRACHの周波数領域リソース、又は前記PRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第3情報はRRCシグナリングで運ばれる、
請求項13又は14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記ネットワークデバイスによって設定される前記PRACHのリソースは、REDCAP端末に対応するPRACHリソースと、コモン端末に対応するPRACHリソースとを含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は、前記REDCAP端末に対応する前記PRACHリソースを共有する、
請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は周波数範囲1(FR1)で動作し、FR1の周波数範囲は6GHz未満である、
請求項13乃至16のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項18】
前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1であり、前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であるか、あるいは
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であるか、あるいは、
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、かつ前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であり、かつ前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1である、
請求項13乃至17のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項19】
処理モジュール及びトランシーバモジュールを有する通信装置であって、
前記処理モジュールは、第1情報を決定するよう構成され、前記第1情報は、性能削減(REDCAP)端末が当該通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、前記第1情報は、第1指示情報及び第2指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第2指示情報は、前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、かつ、前記第2タイプREDCAP端末の帯域幅は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は前記第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は前記第1タイプREDCAP端末のそれよりも少なく、
前記トランシーバモジュールは、前記第1情報を端末装置へ送信するよう構成され、
前記第1情報により、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、
前記トランシーバモジュールは、前記端末装置から第2情報を受信するよう更に構成され、前記第2情報は、前記端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、
前記トランシーバモジュールは、前記端末装置から第3情報を受信するよう更に構成され、前記第3情報は、前記端末装置が前記第1タイプREDCAP端末又は前記第2タイプREDCAP端末であることを示す、
通信装置。
【請求項20】
記第1指示情報は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1に含まれ、前記第2指示情報は、前記SIB1に含まれる、
請求項19に記載の通信装置。
【請求項21】
前記第2情報はPRACHで運ばれ、前記PRACHのリソースは前記REDCAP端末に対応し、前記PRACHの前記リソースは、次の、前記PRACHの時間領域リソース、前記PRACHの周波数領域リソース、又は前記PRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第3情報はRRCシグナリングで運ばれる、
請求項19又は20に記載の通信装置。
【請求項22】
前記ネットワークデバイスによって設定される前記PRACHのリソースは、REDCAP端末に対応するPRACHリソースと、コモン端末に対応するPRACHリソースとを含み、前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は、前記REDCAP端末に対応する前記PRACHリソースを共有する、
請求項21に記載の通信装置。
【請求項23】
前記第1タイプREDCAP端末及び前記第2タイプREDCAP端末は周波数範囲1(FR1)で動作し、FR1の周波数範囲は6GHz未満である、
請求項19乃至22のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項24】
前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1であり、前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であるか、あるいは
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であるか、あるいは、
前記第1タイプREDCAP端末の前記帯域幅は10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、かつ前記第1タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は2であり、前記第2タイプREDCAP端末の前記帯域幅は0MHzよりも大きく、10MHz以下であり、かつ前記第2タイプREDCAP端末の前記受信アンテナの数は1である、
請求項19乃至23のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項25】
プロセッサを有する通信装置であって、
前記プロセッサはメモリへ結合され、前記メモリは、プログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行されると、当該通信装置は、請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
通信装置。
【請求項26】
装置のプロセッサによって実行されると、前記装置に、請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、
コンピュータ可読媒体。
【請求項27】
請求項13乃至18のうちいずれか一項に記載の通信装置及び請求項19乃至24のうちいずれか一項に記載の通信装置を有する通信システム。
【請求項28】
プロセッサを有する通信装置であって、
前記プロセッサはメモリへ結合され、前記メモリは、プログラム又は命令を記憶するよう構成され、
前記プログラム又は前記命令が前記プロセッサによって実行されると、当該通信装置は、請求項7乃至12のうちいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
通信装置。
【請求項29】
装置のプロセッサによって実行されると、前記装置に、請求項7乃至12のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、
コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信分野に、特に、ネットワークデバイスアクセス方法及び装置に関係がある。
【背景技術】
【0002】
ニュー・ラジオ(new radio,NR)システムにおいて、ネットワークデバイス(例えば、基地局)は同期信号/物理ブロードキャストチャネルブロック(synchronization signal/PBCH block,SSB)をブロードキャストする。端末装置が無線通信サービスを取得するためにネットワークにアクセスするつもりである場合に、端末装置はSSBを受信し、SSBに基づいてシステム情報を取得する。システム情報は、端末装置がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。システム情報により、端末装置がネットワークにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、端末装置は、その後に、ランダムアクセスプロシージャによりネットワークにアクセスする。システム情報により、端末装置がネットワークにアクセスすることを禁止されていることが示される場合には、端末装置はネットワークにアクセスすることができない。
【0003】
現在、NRシステムにおいて、新しいタイプの端末装置、つまり、性能削減(reduced capability,REDCAP)端末が導入されることが考えられている。ネットワークアクセスが許可されているかどうかがSSBで示される一般的な端末と比較して、REDCAP端末は、バッテリ寿命がより長く、複雑性がより低く、コストがより安い。従って、REDCAP端末は広く適用される可能性がある。しかし、REDCAP端末は、上記の一般的な端末よりも帯域幅が狭かったり、又は受信アンテナが少なかったりする。その結果、REDCAP端末は、一般的な端末よりも伝送能力が低くなる。多数のREDCAP端末がネットワークにアクセスする場合に、ネットワークの全体的な伝送性能は低下する。例えば、ネットワークの平均スペクトル効率は低下する。
【発明の概要】
【0004】
本願は、ネットワークデバイスにアクセスするREDCAP端末の数を制御しかつネットワーク伝送性能を向上させるように、ネットワークデバイスアクセス方法及び装置を提供する。
【0005】
上記の目的を達成するために、以下の技術的解決法が本願の実施形態では使用される。
【0006】
第1の態様に従って、本願の実施形態は、ネットワークデバイスアクセス方法を提供する。方法は、端末装置がネットワークデバイスから第1情報を受信することであり、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、かつ、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、ことと、端末装置が、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定することであり、端末装置は、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末である、こととを含む。
【0007】
第1の態様で提供される方法に従って、端末装置は、ネットワークデバイスから、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報を受信し、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能を確保するように、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数を制御することができる。
【0008】
可能な実施において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、又は、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを夫々示し得る。代替的に、第1指示情報と第2指示情報とは一緒に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。指示方法は柔軟である。
【0009】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加の物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)ペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード(追加のPBCHペイロード/追加のタイミングに関連したPBCHペイロードビット)内の予約済みフィールドを含むか、若しくはPBCH内のMIB以外のフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は別々に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。指示は明りょうでありかつ使い勝手が良い。
【0010】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかに影響を及ぼす。従って、ネットワークデバイスにアクセスするための第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の優先度は、より高い優先度を有する端末タイプがネットワークデバイスに優先的にアクセスすることを確かにするために、区別され得る。
【0011】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB内のMIB及び追加のPBCHペイロードを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0012】
可能な実施において、第1指示情報はダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はシステム情報ブロックタイプ1(system information block Type1,SIB1)情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールド及び/又はSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0013】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB及びDCI内の予約済みフィールドを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、ネットワークデバイスは、SSB及びSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。
【0014】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び/又は第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、端末装置が第2情報をネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。上記の方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報においてネットワークデバイスに報告し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0015】
可能な実施において、第2情報は、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel,PRACH)で運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、又は、第2情報は、Msg3、MsgA、又はラジオリソースコントロール(radio resource control,RRC)シグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、端末装置は、PRACHリソース、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。
【0016】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、端末装置が第2情報をネットワークデバイスへ送信することであり、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、端末装置が第3情報をネットワークデバイスへ送信することであり、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す、こととを更に含む。上記の方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報及び第3情報においてネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0017】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを第2タイプREDCAP端末と共有することができる。このようにして、PRACHリソースの過度な分割は回避することができ、つまり、ランダムアクセス能力の過度な低下は回避される。
【0018】
第2の態様に従って、本願の実施形態は、ネットワークデバイスアクセス方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスが第1情報を決定することであり、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、かつ、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、ことと、ネットワークデバイスが第1情報を端末装置へ送信することとを含む。
【0019】
第2の態様で提供される方法に従って、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報を決定し、第1情報を端末装置へ送信してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能を確保するように、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数を制御することができる。
【0020】
可能な実施において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、又は、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを夫々示し得る。代替的に、第1指示情報と第2指示情報とは一緒に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。指示方法は柔軟である。
【0021】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は別々に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。指示は明りょうでありかつ使い勝手が良い。
【0022】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかに影響を及ぼす。従って、ネットワークデバイスにアクセスするための第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の優先度は、より高い優先度を有する端末タイプがネットワークデバイスに優先的にアクセスすることを確かにするために、区別され得る。
【0023】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB内のMIB及び追加のPBCHペイロードを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0024】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールド及び/又はSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0025】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB及びDCI内の予約済みフィールドを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、ネットワークデバイスは、SSB及びSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。
【0026】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び/又は第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、ネットワークデバイスが端末装置から第2情報を受信することを更に含み、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、端末装置から第2情報を受信し、第2情報を使用することによって、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0027】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、又は、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、PRACHリソース、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって端末装置のタイプを決定し得る。
【0028】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、ネットワークデバイスが端末装置から第2情報を受信することであり、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、ネットワークデバイスが端末装置から第3情報を受信することであり、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す、こととを更に含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第2情報及び第3情報を使用することによって、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0029】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、PRACHリソースをMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングと結合することによって、端末装置のタイプを決定し得る。
【0030】
第3の態様に従って、本願の実施形態は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施するように、通信装置を提供する。装置は、上記の方法を実行するよう構成された対応するユニット又はコンポーネントを含む。装置に含まれるユニットは、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実施されてよい。装置は、端末又は、例えば、端末が上記の方法を実施するのを支援することができるチップ、チップシステム、若しくはプロセッサであってよい。
【0031】
第4の態様に従って、本願の実施形態は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施するように、通信装置を提供する。装置は、上記の方法を実行するよう構成された対応するユニット又はコンポーネントを含む。装置に含まれるユニットは、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実施されてよい。装置は、ネットワークデバイス又は、例えば、ネットワークデバイスが上記の方法を実施するのを支援することができるチップ、チップシステム、若しくはプロセッサであってよい。
【0032】
第5の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含み、プロセッサがメモリへ結合され、メモリがプログラム又は命令を記憶するよう構成されている通信装置を提供する。プログラム又は命令がプロセッサによって実行される場合に、装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0033】
第6の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含み、プロセッサがメモリへ結合され、メモリがプログラム又は命令を記憶するよう構成されている通信装置を提供する。プログラム又は命令がプロセッサによって実行される場合に、装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0034】
第7の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供する。装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行するよう構成される。
【0035】
第8の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供する。装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施するよう構成される。
【0036】
第9の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶している。コンピュータプログラム又は命令が実行されるとコンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0037】
第9の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶している。コンピュータプログラム又は命令が実行されるとコンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0038】
第11の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0039】
第12の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0040】
第13の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含むチップを提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成される。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、チップは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0041】
第14の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含むチップを提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成される。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、チップは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0042】
第15の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。システムは、第3の態様に従う装置及び/又は第4の態様に従う装置を含むか、システムは、第5の態様に従う装置及び/又は第6の態様に従う装置を含むか、あるいは、システムは、第7の態様に従う装置及び/又は第8の態様に従う装置を含む。
【0043】
上述されている如何なる通信装置、チップ、コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、通信システム、なども、上述された対応する方法を実行するよう構成される、ことが理解され得る。従って、通信装置、チップ、コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、通信システム、などによって達成され得る有利な効果については、対応する方法での有利な効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0044】
第16の態様に従って、本願の実施形態はネットワークデバイスアクセス方法を提供する。方法は、端末装置がネットワークデバイスから第1情報を受信することであり、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、ことと、端末装置が、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定することであり、端末装置は第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末である、こととを含む。
【0045】
第16の態様で提供される方法に従って、端末装置は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報をネットワークデバイスから受信するか、あるいは、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報をネットワークデバイスから受信し、そして、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能を確保するために、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数、又はネットワークデバイスにアクセスする第3タイプREDCAP端末の数を制御することができる。
【0046】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを夫々示し得る。代替的に、第1指示情報と第2指示情報とは一緒に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。指示方法は柔軟である。
【0047】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は別々に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。指示は明りょうでありかつ使い勝手が良い。
【0048】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかに影響を及ぼす。従って、ネットワークデバイスにアクセスするための第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の優先度は、より高い優先度を有する端末タイプがネットワークデバイスに優先的にアクセスすることを確かにするために、区別され得る。
【0049】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールド及び/又はSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0050】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB及びDCI内の予約済みフィールドを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、ネットワークデバイスは、SSB及びSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。
【0051】
可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第3指示情報を使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0052】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、MIB内のスペアフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、MIB内のcellBarredフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。指示方法は柔軟である。
【0053】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB内のMIB及び追加のPBCHペイロードを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0054】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、SIB1情報ブロックを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。指示方法は柔軟である。
【0055】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。方法は、端末装置が第2情報をネットワークデバイスへ送信することを更に含み、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。上記の方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報においてネットワークデバイスに報告し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0056】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、端末装置は、PRACHリソース、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。
【0057】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、端末装置が第2情報をネットワークデバイスへ送信することであり、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、端末装置が第3情報をネットワークデバイスへ送信することであり、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す、こととを更に含む。上記の方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報及び第3情報においてネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0058】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを第2タイプREDCAP端末と共有することができる。このようにして、PRACHリソースの過度な分割は回避することができ、つまり、ランダムアクセス能力の過度な低下は回避される。
【0059】
第17の態様に従って、本願の実施形態はネットワークデバイスアクセス方法を提供する。方法は、ネットワークデバイスが第1情報を決定することであり、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない、ことと、ネットワークデバイスが第1情報を端末装置へ送信することとを含む。
【0060】
第17の態様で提供される方法に従って、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報を決定するか、あるいは、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を決定し、そして、第1情報を端末装置へ送信してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能を確保するために、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数を制御することができる。
【0061】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを夫々示し得る。代替的に、第1指示情報と第2指示情報とは一緒に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。指示方法は柔軟である。
【0062】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1指示情報及び第2指示情報は別々に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。指示は明りょうでありかつ使い勝手が良い。
【0063】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。上記の方法に基づいて、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかに影響を及ぼす。従って、ネットワークデバイスにアクセスするための第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の優先度は、より高い優先度を有する端末タイプがネットワークデバイスに優先的にアクセスすることを確かにするために、区別され得る。
【0064】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールド及び/又はSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0065】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB及びDCI内の予約済みフィールドを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、ネットワークデバイスは、SSB及びSIB1情報ブロックを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。
【0066】
可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第3指示情報を使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0067】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、MIB内のスペアフィールド又はMIB内のcellBarredフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。指示方法は柔軟である。
【0068】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、SSB内のMIB及び追加のPBCHペイロードを使用することによって、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。
【0069】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、DCI内の予約済みフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができ、あるいは、SIB1情報ブロックを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことができる。指示方法は柔軟である。
【0070】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。方法は、ネットワークデバイスが端末装置から第2情報を受信することを更に含み、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、端末装置から第2情報を受信し、第2情報を使用することによって、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0071】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、PRACHリソース、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプを決定し得る。
【0072】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。方法は、ネットワークデバイスが端末装置から第2情報を受信することであり、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す、ことと、ネットワークデバイスが端末装置から第3情報を受信することであり、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す、こととを更に含む。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第2情報及び第3情報を使用することによって、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を改善するように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0073】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。上記の方法に基づいて、ネットワークデバイスは、PRACHリソースをMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングと結合することによって、端末装置のタイプを決定し得る。
【0074】
第18の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供し、通信装置は受信モジュール及び処理モジュールを含む。受信モジュールは、ネットワークデバイスから第1情報を受信するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。処理モジュールは、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するよう構成され、通信装置は第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末である。
【0075】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0076】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0077】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0078】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0079】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0080】
可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0081】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0082】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0083】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0084】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。通信装置は送信モジュールを更に含む。送信モジュールは、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0085】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0086】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。送信モジュールは、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第2情報は、通信装置がREDCAP端末であることを示す。送信モジュールは、第3情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第3情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0087】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0088】
第19の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供し、通信装置は処理モジュール及び送信モジュールを含む。処理モジュールは第1情報を決定するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。送信モジュールは、第1情報を端末装置へ送信するよう構成される。
【0089】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0090】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0091】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0092】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0093】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0094】
可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0095】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0096】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0097】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0098】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。通信装置は受信モジュールを更に含む。受信モジュールは、端末装置から第2情報を受信するよう構成され、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0099】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0100】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示す。受信モジュールは、端末装置から第2情報を受信するよう更に構成され、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す。受信モジュールは、端末装置から第3情報を受信するよう更に構成され、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0101】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0102】
第20の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含む通信装置を提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成されている。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、装置は、第16の態様又は第16の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0103】
第21の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含む通信装置を提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成されている。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、装置は、第17の態様又は第17の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0104】
第22の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供する。装置は、第16の態様又は第16の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0105】
第23の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供する。装置は、第17の態様又は第17の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0106】
第24の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータ可読媒体を提供し、コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶している。コンピュータプログラム又は命令が実行されると、コンピュータは、第16の態様又は第16の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0107】
第25の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータ可読媒体を提供し、コンピュータ可読媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶している。コンピュータプログラム又は命令が実行されると、コンピュータは、第17の態様又は第17の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0108】
第26の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第16の態様又は第16の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0109】
第27の態様に従って、本願の実施形態はコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第17の態様又は第17の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実行することができる。
【0110】
第28の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含むチップを提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成されている。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、チップは、第16の態様又は第16の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0111】
第29の態様に従って、本願の実施形態は、プロセッサを含むチップを提供する。プロセッサはメモリへ結合され、メモリはプログラム又は命令を記憶するよう構成されている。プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、チップは、第17の態様又は第17の可能な実施のいずれか1つに従う方法を実施することができる。
【0112】
第30の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。システムは、第18の態様に従う装置及び/又は第19の態様に従う装置を含むか、システムは、第20の態様に従う装置及び/又は第21の態様に従う装置を含むか、あるいは、システムは、第22の態様に従う装置及び/又は第23の態様に従う装置を含む。
【0113】
上述されている如何なる通信装置、チップ、コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、通信システム、なども、上述された対応する方法を実行するよう構成される、ことが理解され得る。従って、通信装置、チップ、コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、通信システム、などによって達成され得る有利な効果については、対応する方法での有利な効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【図面の簡単な説明】
【0114】
図1】本願の実施形態に従う通信システムのアーキテクチャの模式図である。
図2】本願の実施形態に従う通信装置のハードウェア構造の模式図である。
図3】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第1の略フローチャートである。
図4】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第2の略フローチャートである。
図5】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第3の略フローチャートである。
図6】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第4の略フローチャートである。
図7】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第5の略フローチャートである。
図8】本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法の第6の略フローチャートである。
図9】本願の実施形態に従う通信装置の構造の第1模式図である。
図10】本願の実施形態に従う通信装置の構造の第2模式図である。
図11】本願の実施形態に従う通信装置の構造の第3模式図である。
図12】本願の実施形態に従う通信装置の構造の第4模式図である。
図13】本願の実施形態に従うチップの構造の模式図である。
図14】本願の実施形態に従う通信システムの構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0115】
以下は、添付の図面を参照して本願の実施形態の実施について詳細に記載する。
【0116】
本願の実施形態で提供される方法は、様々な通信システムに適用されてよい。例えば、通信システムは、第5世代(5th generation,5G)通信システム、ニュー・ラジオ(new radio,NR)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP)関連通信システム、将来の進化した通信システム、などであってよい。これは制限されない。以下は、本願の実施形態で提供される方法について記載するための例として、図1に示される通信システム10のみを使用する。
【0117】
図1は、本願の実施形態に従う通信システム10のアーキテクチャの模式図である。図1において、通信システム10は、1つ以上のネットワークデバイス101(ここでは、ただ1つのネットワークデバイスが示されている)と、ネットワークデバイス101と通信することができる端末装置102~端末装置104とを含んでよい。図1は、模式図に過ぎず、本願で提供される技術的解決法の適用可能なシナリオに対する制限を構成するものではない。
【0118】
図1において、ネットワークデバイスは、端末デバイスのための無線アクセスサービスを提供し得る。具体的に、各ネットワークデバイスは1つのサービスカバレッジエリアに対応する。エリアに入った端末装置は、Uuインターフェースを通じてネットワークデバイスと通信して、ネットワークデバイスによって供給される無線アクセスサービスを受信し得る。端末装置及びネットワークデバイスは、Uuインターフェースリンクを通じて互いに通信し得る。Uuインターフェースリンクは、Uuインターフェースリンク上のデータ伝送の方向に基づいて、アップリンク(uplink,UL)及びダウンリンク(downlink,DL)に分類され得る。端末装置からネットワークデバイスへ送信されるアップリンクデータはULで伝送され得、ネットワークデバイスから端末装置へ送信されるダウンリンクデータはDLで伝送され得る。例えば、図1において、端末装置103は、ネットワークデバイス101のカバレッジエリアに位置している。ネットワークデバイス101は、DLを通じて端末装置103へダウンリンクデータを送信してよく、端末装置103は、ULを通じてネットワークデバイス101へアップリンクデータを送信してよい。
【0119】
図1のネットワークデバイス、例えば、ネットワークデバイス101は、無線トランシーバ機能を備えた任意のデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、NRにおける基地局(gNodeB又はgNB)又は送受信ポイント(transmission receiving point/transmission reception point,TRP)、エボルブド3GPPにおける基地局、などを含むが、これらに限られない。基地局は、マクロ基地局、ミクロ基地局、ピコセル基地局、スモール基地局、中継局、バルーン局、などであってよい。複数の基地局が同じ技術を用いて上記のネットワークをサポートしてもよく、あるいは、異なる技術を用いて上記のネットワークをサポートしてもよい。基地局は、1つ以上の同一場所又は非同一場所のTRPを含んでもよい。ネットワークデバイスは、代替的に、クラウドラジオアクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおけるラジオコントローラ、セントラルユニット(central unit,CU)、及び/又は分散ユニット(distributed unit,DU)であってよい。ネットワークデバイスは、代替的に、サーバ、ウェアラブルデバイス、マシン通信デバイス、車載デバイス、などであってもよい。ネットワークデバイスが基地局であることは、以下の記載のための例として使用される。複数のネットワークデバイスが同じタイプの基地局であってよく、あるいは、異なるタイプの基地局であってもよい。基地局は端末装置と通信してよく、あるいは、中継局を通じて端末装置と通信してもよい。
【0120】
図1の端末装置、例えば、端末装置102、端末装置103、又は端末装置104は、無線トランシーバ機能を備えたデバイスであり、地上に配備されてよく、ここで、配備には、屋内、屋外、ハンドヘルド、ウェアラブル、又は車載配備が含まれ、水上(例えば、船上)に配備されてもよく、あるいは、空中(例えば、航空機、風船、及び衛星)に配備されてもよい。端末装置は携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を備えたコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業制御(industrial control)における端末、車載端末、自動運転(self-driving)における端末、支援運転における端末、遠隔医療(remote medical)における端末、スマートグリッド(smart grid)における端末、輸送安全(transportation safety)における端末、スマートシティ(smart city)における端末、スマートホーム(smart home)における端末、などであってよい。適用シナリオは本願の実施形態で制限されない。端末装置はまた、ときどき、端末デバイス、ユーザ設備(user equipment,UE)、アクセス端末、車載端末、産業制御端末、UEユニット、UE局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、UE端末デバイス、無線通信デバイス、マシン端末、UEエージェント、UE装置、などとtも呼ばれることがある。端末装置は固定であっても又は移動可能であってもよい。
【0121】
限定ではなく例として、本願の端末装置はウェアラブルデバイスであってよい。ウェアラブルデバイスはまた、ウェアラブルインテリジェントデバイスとも呼ばれることがあり、ウェアラブルテクノロジを使用することによって日常着のためにインテリジェントに設計及び開発されているウェアラブルデバイス、例えば、メガネ、手袋、時計、衣服、及び靴の一般用語である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか又はユーザの衣服若しくは装飾品に組み込まれ得るポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェア支援、データ交換、及びクラウドインタラクションによって強力な機能も実装する。一般化されたウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチ又はスマートグラスなどのような、スマートフォンに依存せずに完全な又は部分的な機能を実装することができるフル機能かつ大規模なデバイスと、身体的徴候をモニタするための様々なスマートバンド又はスマートジュエリなどのような、一種類の用途にのみ焦点を当てて、スマートフォンなどの他のデバイスとともに動作する必要があるデバイスとを含む。
【0122】
本願では、端末装置は、インターネット・オブ・シングス(internet of things,IoT)システムにおける端末であってよい。IoTは、将来の情報テクノロジ開発の重要な構成要素ある。IoTの主な技術的特徴は、人間と機械の相互接続及びモノとモノの相互接続のインテリジェントネットワークを実装するために、通信技術を使用することによって対象をネットワークに接続することである。本願の端末装置は、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)における端末であってもよい。本願の端末装置は、1つ以上のコンポーネント又はユニットとして車両において構成されている車載モジュール、車載コンポーネント、車載チップ、又は車載ユニットであってよい。車両は、車両において構成されている車載モジュール、車載コンポーネント、車載チップ、又は車載ユニットを使用することによって、本願の方法を実施し得る。
【0123】
図1に示される通信システム10において、ネットワークデバイス101は、ブロードキャスト方式でSSBを送信する。SSBは、一次同期信号(primary synchronization signal、PSS)、二次同期信号(secondary synchronization signal,SSS)、及び物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)を含む。PBCHは、マスタ情報ブロック(master information block,MIB)及び追加のPBCHペイロード(additional PBCH payload、又は追加のタイミングに関連したPBCHペイロード)を含む。PSS及びSSSの記載については、従来技術での説明を参照されたい。詳細は記載されない。
【0124】
MIBは、次の情報:システムフレーム番号(system frame number,SFN)、共通サブキャリア間隔(subCarrierSpacingCommon)、SSBサブキャリアオフセット(ssb-SubcarrierOffset)、1スロット内の復調基準信号(demodulation reference signal,DMRS)のシンボル位置(dmrs-TypeA-Position)、制御リソースセット(control resource set,CORESET)#0のコンフィグレーション情報及びタイプ0の共通探索空間(pdcch-ConfigSIB1)、cellBarred(cellBarred)フィールド、intraFreqReselection(intraFreqReselection)フィールド、又はスペア(spare)フィールド、のうちの少なくとも1つを含む。SFN、共通サブキャリア間隔、SSBサブキャリアオフセット、1スロット内のDMRSのシンボル位置、CORESET #0のコンフィグレーション情報及びタイプ0の共通探索空間、cellBarredフィールド、intraFreqReselectionフィールド、及びスペアフィールドの記載については、従来技術での説明及び記載を参照されたい、詳細は記載されない。
【0125】
追加のPBCHペイロードは、PBCH内のMIB以外の情報を含む。例えば、通信システム10が動作する周波数範囲は周波数範囲1(frequency range 1,FR1)であり、具体的には、通信システム10の動作周波数は6GHz未満である。追加のPBCHペイロードは、次の情報:SFN補足フィールド、半フレームインジケータフィールド、SSBサブキャリアオフセットの最上位ビット(most significant bit,MSB)のビットを示すインジケータフィールド、又は予約済みフィールド、のうちの少なくとも1つを含む。SFN補足フィールド、半フレームインジケータフィールド、SSBサブキャリアオフセットのMSBビットを示すインジケータフィールド、及び予約済みフィールドの記載については、従来技術での説明及び記載を参照されたい。詳細は記載されない。
【0126】
例えば、通信システム10が動作する周波数範囲は周波数範囲2(frequency range 2,FR2)であり、具体的には、通信システム10の動作周波数は6GHz以上である。追加のPBCHペイロードは、次の情報:SFN補足フィールド、半フレームインジケータフィールド、又はSSBインデックスの3つのMSBビットを示すインジケータフィールド、のうちの少なくとも1つを含む。SFN補足フィールド、半フレームインジケータフィールド、及びSSBインデックスの3つのMSBビットを示すインジケータフィールドの記載については、従来技術での説明及び記載を参照されたい。詳細は記載されない。
【0127】
端末装置、例えば、端末装置102、端末装置103、又は端末装置104がネットワークデバイス101にアクセスするつもりである場合に、端末装置はSSBを受信し、SSB内のPBCHに基づいてダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)を受信し、このとき、DCIは、システム情報ブロックタイプ1(system information block Type1,SIB1)をスケジューリングするためのものであり、SIB1はSIB1情報ブロックを含む。DCIを受信した後、端末装置は、DCIに基づいてSIB1を受信し、SIB1情報ブロック内のランダムアクセスチャネル(random access channel,RACH)コンフィグレーション情報を取得し得る。RACHコンフィグレーション情報は、ランダムアクセス関連パラメータ、例えば、ランダムアクセスプリアンブル(preamble)の時間領域リソース及び/又はプリアンブルの周波数領域リソースを含む。その後に、端末装置は、ネットワークデバイス101にアクセスするようランダムアクセスプロシージャ(random access procedure)を開始し得る。
【0128】
例えば、端末装置は、次の4ステップ(4-step)RACH方式又は2ステップ(2-step)RACH方式でネットワークデバイス101にアクセスしてよい。端末装置102がランダムアクセスプロシージャを開始する例が、記載のために以下では使用される。
【0129】
(1)4ステップRACH方式。端末装置102が4ステップRACH方式でネットワークデバイス101にアクセスするプロセスは、次のステップ1~ステップ4を含み得る。
【0130】
ステップ1:端末装置102はランダムアクセスリクエストをネットワークデバイス101へ送信する。
【0131】
ランダムアクセスリクエストを送信することは、ランダムアクセスプリアンブル(preamble)を送信することとして表される。ランダムアクセスリクエストは、ランダムアクセスプロシージャでは第1メッセージ又はメッセージ1(Msg1)とも呼ばれる。
【0132】
ステップ2:端末装置102によって送信されたランダムアクセスリクエストを検出した後、ネットワークデバイス101はランダムアクセスレスポンス(random access response,RAR)を端末装置102へ送信する。
【0133】
ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプロシージャでは第2メッセージ又はメッセージ(Msg2)とも呼ばれる。
【0134】
ステップ3:端末装置102はネットワークデバイス101からRARを受信し、アップリンクデータをネットワークデバイス101へ送信する。
【0135】
アップリンクデータは、ランダムアクセスプロシージャでは第3メッセージ又はメッセージ3(Msg3)とも呼ばれる。1つの場合に、Msg3は、制御プレーンデータ(control plane data,CPデータ)、例えば、ラジオリソースコントロール(radio resource control,RRC)情報を含む。例えば、RRC情報は、RRC接続確立要求(RRC connection establishment request)、RRC接続再開要求(RRC connection resume request)、などを含む。他の場合に、Msg3は、制御プレーンデータ及びユーザプレーンデータを含む。
【0136】
ステップ4:ネットワークデバイス101は、端末装置102からアップリンクデータを受信し、競合解除メッセージを端末装置102へ送信する。
【0137】
相応して、端末装置102はネットワークデバイス101から競合解除メッセージを受信する。
【0138】
競合解除メッセージは、ランダムアクセスプロシージャでは第4メッセージ又はメッセージ4(Msg4)とも呼ばれる。
【0139】
(2)2ステップRACH方式。端末装置102が2ステップRACH方式でネットワークデバイス101にアクセスするプロセスは、次のステップa及びステップbを含み得る。
【0140】
ステップa:端末装置102はメッセージA(MsgA)をネットワークデバイス101へ送信する。
【0141】
MsgAは、ランダムアクセスプリアンブル(preamble)及び物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel,PUSCH)を含む。ステップaのMsgAは、ステップ1のMsg1及びステップ3のMsg3と同等である。代替的に、それは、「Msg1及びMsg3を一緒に送信すること」と理解されてもよい。
【0142】
ステップb:ネットワークデバイス101は端末装置102からMsgAを受信し、メッセージB(MsgB)を端末装置102へ送信する。
【0143】
相応して、端末装置102はネットワークデバイス101からメッセージB(MsgB)を受信する。
【0144】
MsgBは、次の:プリアンブルに対する応答メッセージ及びアップリンクデータに対する応答メッセージ、のうちの少なくとも1つを含む。換言すれば、MsgBは、次の:RAR及び競合解除メッセージ、のうちの少なくとも1つを含む。MsgBが競合解除メッセージを含まない場合に、2ステップRACH方式は4ステップRACH方式に変更されると理解され得る。
【0145】
図1の端末装置は、要件に応じて、異なるタイプの端末装置に分類されてもよい、ことが理解され得る。例えば、帯域幅のサイズ又は受信アンテナの数に基づいて、端末装置は、REDCAP端末及び一般的な端末に分類されてよい。REDCAP端末の帯域幅は、一般的な端末のそれよりも小さく、及び/又はREDCAP端末の受信アンテナの数は、一般的な端末のそれよりも少ない。例えば、一般的な端末の帯域幅は100MHzに届くことができ、REDCAP端末の帯域幅は100MHzに満たない。他の例として、一般的な端末の受信アンテナの数は4に届くことができ、REDCAP端末の受信アンテナの数は2又は1しかない。従って、REDCAP端末は、帯域幅要件が高くないシナリオに適用されてよい。例えば、REDCAP端末は産業用センサ、映像監視装置、ウェアラブルデバイス、などであってよい。
【0146】
更に、REDCAP端末は、帯域幅のサイズ又は受信アンテナの数に基づいて分類されてもよい。
【0147】
例えば、通信システム10が動作する周波数範囲はFR1である。REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み得る。第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さい。例えば、第1タイプREDCAP端末の帯域幅は、10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、0MHzよりも大きく、10MHz以下である。代替的に、第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。例えば、第1タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は2であり、第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は1である。代替的に、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、かつ、第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。例えば、第1タイプREDCAP端末の帯域幅は、10MHzよりも大きく、20MHz以下であり、第1タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は2であり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、0MHzよりも大きく、10MHz以下であり、第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は1である。
【0148】
例えば、通信システム10が動作する周波数範囲はFR2であり、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み得る。第3タイプREDCAP端末の帯域幅は、50MHz以上である。
【0149】
本願の実施形態では、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、及び第3タイプREDCAP端末は、異なるタイプの端末装置の名称の例に過ぎない、ことが理解され得る。実際の適用では、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、及び第3タイプREDCAP端末は、代替的に、他の方法で命名されてもよい。これは制限されない。
【0150】
ランダムアクセスプロシージャを開始する前に、端末装置は更に、ネットワークデバイスの指示に基づいて、端末装置がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを決定する必要がある、ことが理解され得る。一般的な端末については、ネットワークデバイスは、MIB内のセル禁止フィールド(つまり、cellBarredフィールド)を使用することによって、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。しかし、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、及び第3タイプREDCAP端末については、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、及び第3タイプREDCAP端末のアクセスを制御することをネットワークデバイスに可能にするための方法がない。
【0151】
上記の問題を解決するために、本願の実施形態は、ネットワークデバイスにアクセスするREDCAP端末の数を制御するように、ネットワークデバイスアクセス方法を提供する。方法は、端末装置が、ネットワークデバイスから、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を受信し、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定することを含む。具体的に、図3図8の以下の記載を参照されたい。
【0152】
図1に示される通信システム10は、単に一例として使用されており、本願の技術的解決法を限定するよう意図されない。当業者は、具体的な実施プロセスにおいて、通信システム10が他のデバイスを更に含んでもよく、ネットワークデバイスの数及び端末の数が、代替的に、具体的な要件に応じて決定されてもよい、ことを理解すべきである。これは制限されない。
【0153】
任意に、本願の実施形態における図1の各ネットワーク要素、例えば、ネットワークデバイス101、端末装置102、端末装置103、又は端末装置104は、装置内の機能モジュールであってもよい。機能モジュールはハードウェアデバイス内の要素、例えば、端末装置又はネットワークデバイス内の通信チップ又は通信コンポーネントであってよく、あるいは、ハードウェアで実行されるソフトウェア機能モジュール又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)でインスタンス化されている仮想化された機能であってもよい、ことが理解され得る。
【0154】
例えば、図1の各ネットワーク要素は、図2の通信装置によって実施されてもよい。図2は、本願の実施形態で使用され得る通信装置のハードウェア構造の模式図である。通信装置200は、少なくとも1つのプロセッサ201、通信ライン202、メモリ203、及び少なくとも1つの通信インターフェース204を含む。
【0155】
プロセッサ201は、汎用の中央演算処理装置(central processing unit,CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、又は本願の解決法でのプログラム実行を制御するよう構成された1つ以上の集積回路であってよい。
【0156】
通信ライン202は、上記のコンポーネントの間で情報を伝送するためのパス、例えば、バスを含んでもよい。
【0157】
通信インターフェース204は、トランシーバなどのような任意の装置を使用することによって他のデバイス又は通信ネットワークと通信するよう構成され、例えば、Ethernetインターフェース、ラジオアクセスネットワーク(radio access network,RAN)インターフェース、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)インターフェースである。
【0158】
メモリ203は、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、静的な情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、又は情報及び命令を記憶することができる他のタイプの動的記憶デバイスであってよく、あるいは、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)若しくは他のコンパクトディスクストレージ、光学ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、Blue-rayディスク、など)、磁気ディスク記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は期待されているプログラムコードを命令構造若しくはデータ構造の形で搬送又は記憶するよう構成され得、コンピュータがアクセスすることができる任意の他の媒体であってもよいが、これらに限られない。メモリは独立して存在してよく、通信ライン202を通じてプロセッサへ接続される。メモリは、代替的に、プロセッサと一体化されてもよい。本願の実施形態で提供されるメモリは、本願の解決法を実行するコンピュータ実行可能命令を記憶するよう構成され、実行はプロセッサ201によって制御される。プロセッサ201は、本願の実施形態で提供される方法を実施するように、メモリ203に記憶されているコンピュータ実行可能命令を実行するよう構成される。
【0159】
任意に、本願この実施形態のコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれ得る。これは、具体的に、本願のこの実施形態で制限されない。
【0160】
具体的な実施中、実施形態において、プロセッサ201は、1つ以上のCPU、例えば、図2のCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0161】
具体的な実施中、実施形態において、通信装置200は、複数のプロセッサ、図2のプロセッサ201及びプロセッサ207を含んでよい。プロセッサの夫々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、あるいは、マルチコア(multi-CPUT)プロセッサであってよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するよう構成された1つ以上のデバイス、回路、及び/又はプロセッシングコアであってよい。
【0162】
具体的な実施中、実施形態において、通信装置200は、出力デバイス205及び入力デバイス206を更に含んでもよい。出力デバイス205はプロセッサ201と通信し、複数の方法で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス205は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、発光ダイオード(light emitting diode,LED)表示デバイス、陰極線管(cathode ray tube,CRT)表示デバイス、又はプロジェクタ(projector)であってよい。入力デバイス206はプロセッサ201と通信し、複数の方法でユーザから入力を受け取り得る。例えば、入力デバイス206は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又はセンサデバイスであってよい。
【0163】
上記の通信装置200は、汎用のデバイス又は特別目的のデバイスであってよい。具体的な実施中、通信装置200は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パーソナル・デジタル・アシスタント(personal digital assistant,PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、埋め込みデバイス、又は図2のそれと類似した構造を備えたデバイスであってよい。通信装置200のタイプは、本願のこの実施形態で制限されない。
【0164】
以下は、図1及び図2を参照して本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法について詳細に記載する。
【0165】
本願の以下の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名称、メッセージ内のパラメータの名称、などは例に過ぎず、具体的な実施では他の名称が存在してもよいことが留意されるべきである。これは本願の実施形態で特に制限されない。
【0166】
本願の明細書中、「第1」又は「第2」などの語は、単に区別及び記載のために使用されており、相対的な重要度の指示又は暗示、あるいは、順序の指示又は暗示として理解されるべきではないことが留意されるべきである。本願における「第1情報」及び「第2情報」などの情報の異なる連続番号は、文脈上の便宜のために単に使用されており、異なる連続番号には具体的な技術的意味はない。例えば、第1情報又は第2情報は、一連の情報のうちの1つ又はいずれか1つとして理解され得る。
【0167】
本願の以下の実施形態では、「例」又は「例えば」という後は、例、実例、又は記載を与えることを表すために使用されていることが留意されるべきである。本願の以下の実施形態で「例」として又は「例えば」を用いて記載されている如何なる実施形態又は設計スキームも、他の実施形態又は設計スキームよりも好ましいもの又はより多くの利点があるものとして説明されるべきではない。まさに、「例」又は「例えば」という語の使用は、特定の方法で相対的な概念を表すよう意図される。
【0168】
本願の実施形態における同じステップ又は同じ機能を有するステップ若しくはメッセージは、異なる実施形態において相互参照されることがあることが理解され得る。
【0169】
本願の実施形態において、ネットワークデバイス及び/又は端末装置は、本願の実施形態におけるステップの一部又は全部を実行してよいことが理解され得る。ステップは例に過ぎない。本願の実施形態において、他のステップ又は、様々なステップの変形が、代替的に、実行されてもよい。更には、ステップは、本願の実施形態で提示されている順序とは異なる順序で実行されてもよく、本願の実施形態におけるすべてのステップが実行される必要があるわけではない。
【0170】
本願の実施形態において、ネットワークデバイスアクセス方法の実行主体の具体的な構造は、本願の実施形態におけるネットワークデバイスアクセス方法のコードを記録するプログラムが、本願の実施形態におけるネットワークデバイスアクセス方法に従って通信を行うよう実行され得るという条件で、本願の実施形態において特に制限されない。例えば、本願の実施形態で提供されるネットワークデバイスアクセス方法の実行主体は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスで使用されるコンポーネント、例えば、チップであってよい。これは本願で制限されない。代替的に、本願の実施形態で提供されるネットワークデバイスアクセス方法は、端末装置又は端末装置で使用されるコンポーネント、例えば、チップによって実行されてよい。これは本願で制限されない。以下の実施形態は、ネットワークデバイスアクセス方法がネットワークデバイス及び端末装置によって別々に実行される例を使用することによって、記載される。
【0171】
図3は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法を示す。ネットワークデバイスアクセス方法はステップ301~ステップ303を含む。
【0172】
ステップ301:ネットワークデバイスは第1情報を決定する。
【0173】
ネットワークデバイスは、図1のネットワークデバイス101であってよい。
【0174】
第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含む。第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は、同じ周波数範囲で動作する(同じ周波数範囲を有する)。例えば、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の動作周波数は6GHzよりも小さく、範囲はFR1と表記される。動作周波数がFR1である場合に、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の記載については、図1の記載を参照されたい。
【0175】
可能な実施において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含む。第1指示情報及び第2指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを夫々示し得る。代替的に、第1指示情報と第2指示情報とは一緒に、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。例えば、第1指示情報及び第2指示情報は、次の方法で、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し得る。
【0176】
方法1:第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0177】
この場合に、ネットワークデバイスは、第1指示情報及び第2指示情報を夫々使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークにアクセスすることを許可されているかどうかとを別々に示し得る。指示は明りょうでありかつ使い勝手が良い。
【0178】
方法1については、次の6つの場合が存在する可能性がある。
【0179】
場合1.1:第1情報はSSBに含まれる。SSBの記載については、図1の記載を参照されたい。
【0180】
可能な実施において、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0181】
例えば、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0182】
例えば、第2指示情報は、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。ビットは予約済みフィールド内の上位ビットであってよく、あるいは、予約済みフィールド内の下位ビットであってもよい、ことが理解され得る。これは制限されない。
【0183】
他の可能な実施においては、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0184】
第1タイプREDCAP端末の帯域幅は一般的な端末の帯域幅と類似しており、2つの端末はCORESET #0を共有してもよく、互換性は優れている、ことが理解され得る。従って、第1タイプREDCAP端末は、ネットワークデバイスへのアクセスが許可されているかどうかを示すための一般的な端末のフィールドを再利用することができる。具体的に言えば、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことに加えて、cellBarredフィールドは、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを更に示す。しかし、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は一般的な端末の帯域幅よりもずっと小さく、第2タイプREDCAP端末はCORESET #0を一般的な端末の帯域幅と共有しない場合があり、互換性は乏しい。従って、cellBarredフィールドとは異なるフィールドが、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために使用される必要がある。更には、第1タイプREDCAP端末は、ネットワークデバイスへのアクセスが許可されているかどうかを示すためたの一般的な端末のフィールドを再利用し、それにより、ビットの数が節約され得、節約されたビットは他の目的のために使用される。これは、通信システムのハードウェア互換性の拡張を促す。
【0185】
例えば、cellBarredフィールドの値が1である場合に、第1指示情報は、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、cellBarredフィールドの値が0である場合に、第1指示情報は、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示し、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0186】
例えば、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。代替的に、第2指示情報は、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。ビットは予約済みフィールド内の上位ビットであってよく、あるいは、予約済みフィールド内の下位ビットであってもよい、ことが理解され得る。これは制限されない。
【0187】
場合1.2:第1情報はDCIに含まれる。DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0188】
SIB1はSIB1情報ブロックを含む。SIB1情報ブロックの記載については、従来技術での説明を参照されたい。
【0189】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれる。
【0190】
第1指示情報及び第2指示情報がDCI内の予約済みフィールドに含まれることは、第1指示情報がDCI内の予約済みフィールドの第1部分を含み、第2指示情報がDCI内の予約済みフィールドの第2部分を含むこととして理解され得る。例えば、DCI内の予約済みフィールドが5ビットである場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、5ビットのうちの1つを含み、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、5ビットのうちの他の1つを含む。代替的に、DCI内の予約済みフィールドの部分は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを一緒に示してもよい。
【0191】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの他の1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0192】
場合1.3:第1情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0193】
可能な実施において、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0194】
第1指示情報及び第2指示情報がSIB1情報ブロックに含まれることは、第1指示情報がSIB1情報ブロックの第1部分を含み、第2指示情報がSIB1情報ブロックの第2部分を含むこととして理解され得る。例えば、SIB1情報ブロックが32ビットである場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、32ビットのうちの1つを含み、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、32ビットのうちの他の1つを含む。代替的に、SIB1情報ブロックの部分は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを一緒に示してもよい。
【0195】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの他の1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0196】
第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すSIB1情報ブロックの1ビットは、SIB1情報ブロックに新たに加えられた情報要素(information element,IE)に含まれてもよく、あるいは、SIB1情報ブロック内のもともとのIEに含まれてもよい。第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すSIB1情報ブロックの1ビットは、SIB1情報ブロックに新たに加えられたIEに含まれてもよく、あるいは、SIB1情報ブロック内のもともとのIEに含まれてもよい。
【0197】
場合1.4:第1情報はDCI及びSIB1に含まれる。
【0198】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0199】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0200】
他の可能な実施においては、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれる。
【0201】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0202】
場合1.5:第1情報はSSB及びDCIに含まれる。
【0203】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、又は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれる。
【0204】
MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む第1指示情報については、場合1.1の上記の記載を参照されたい。第2指示情報がDCI内の予約済みフィールドに含まれる場合については、上記の場合1.2の記載を参照されたい。例えば、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれる。確かに、他の構成組み合わせも適用可能である。
【0205】
他の可能な実施においては、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0206】
第1指示情報がDCI内の予約済みフィールドに含まれる場合については、上記の場合1.2の記載を参照されたい。MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む第2指示情報については、場合1.1の上記の記載を参照されたい。例えば、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含む。確かに、他の構成組み合わせも適用可能である。
【0207】
場合1.6:第1情報はSSB及びSIB1に含まれる。
【0208】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、又は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれる。
【0209】
MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む第1指示情報については、場合1.1の上記の記載を参照されたい。第2指示情報がSIB1情報ブロックに含まれる場合については、場合1.3の上記の記載を参照されたい。例えば、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。確かに、他の構成組み合わせも適用可能である。
【0210】
他の可能な実施においては、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0211】
第1指示情報がSIB1情報ブロックに含まれる場合については、場合1.3の上記の記載を参照されたい。MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、又はMIB内のcellBarredフィールドを含む第2指示情報については、場合1.1の上記の記載を参照されたい。例えば、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含む。確かに、他の構成組み合わせも適用可能である。
【0212】
方法2:第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。換言すれば、第1指示情報は、REDCAP端末(第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含む)がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0213】
第1指示情報により、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことが示される場合に、第1タイプREDCAP端末も第2タイプREDCAP端末もネットワークデバイスにアクセスすることができない、ことが理解され得る。第1指示情報により、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、第1タイプREDCAP端末はネットワークデバイスにアクセスしてもよい。この場合に、第2指示情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、第2タイプREDCAP端末はネットワークデバイスにアクセスしてよく、あるいは、第2指示情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことが示される場合に、第2タイプREDCAP端末はネットワークデバイスにアクセスすることができない。
【0214】
第1タイプREDCAP端末の帯域幅は一般的な端末の帯域幅と類似しており、2つの端末はCORESET #0を共有してもよい、ことが理解され得る。従って、第1タイプREDCAP端末は、ネットワークデバイスによって提供されているネットワークの伝送性能に与える影響が小さい。従って、第2タイプREDCAP端末と比較して、第1タイプREDCAP端末は、ネットワークデバイスにアクセスするための優先度がより高い。
【0215】
方法2については、次の6つの場合が存在する可能性がある。
【0216】
第1指示情報はSSBに含まれる。
【0217】
可能な実施において、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0218】
例えば、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、ビットの値が0である場合に、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0219】
例えば、第1指示情報が、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す場合に、第2指示情報は、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、第1指示情報が、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す場合に、予約済みフィールドの当該ビットの値が1である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、あるいは、予約済みフィールドの当該ビットの値が0である場合に、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。予約済みフィールド内のビットは予約済みフィールド内の上位ビットであってよく、あるいは、予約済みフィールド内の下位ビットであってもよい、ことが理解され得る。これは制限されない。
【0220】
方法2では、第1指示情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことが示される場合に、第2タイプREDCAP端末はネットワークデバイスにアクセスすることを許可されない。従って、予約済みフィールドのビットは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す必要がない。例えば、予約済みフィールドのビットは、REDCAP端末が同じ周波数で他のセルのSSBを探すことができるかどうかを示してもよい。このようにして、第1情報は更なる情報を示してもよく、それによって、第1情報によって情報を示す柔軟性を向上させる。
【0221】
場合2.2:第1情報はDCIに含まれる。
【0222】
場合2.2の記載については、場合1.2の記載を参照されたい。
【0223】
場合2.3:第1情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0224】
場合2.3の記載については、場合1.3の記載を参照されたい。
【0225】
場合2.4:第1情報はDCI及びSIB1に含まれる。
【0226】
場合2.4の記載については、場合1.4の記載を参照されたい。
【0227】
場合2.5:第1情報はSSB及びDCIに含まれる。
【0228】
場合2.5の記載については、場合1.5の記載を参照されたい。
【0229】
場合2.6:第1情報はSSB及びSIB1に含まれる。
【0230】
場合2.6の記載については、場合1.6の記載を参照されたい。
【0231】
可能な実施において、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能に基づいて第1情報を決定する。例えば、ネットワークの伝送性能がしきい値以上である場合に、ネットワークデバイスはREDCAP端末の数を制限せず、あるいは、ネットワークの伝送性能がしきい値に満たない場合には、ネットワークデバイスはREDCAP端末の数を制限する。例えば、ネットワークの伝送性能は、ネットワークデバイスによって現在サービスを提供されている端末装置の総数、ネットワークの伝送スペクトル効率、などに関係があってよい。例えば、ネットワークデバイスによって現在サービスを提供されている端末装置の総数が少ない場合と比較して、ネットワークデバイスによって現在サービスを提供されている端末装置の総数が多いとき、ネットワークの伝送性能は低い。他の例として、ネットワークの伝送スペクトル効率が低い場合と比較して、ネットワークの伝送スペクトル効率が高いとき、ネットワークの伝送性能は高い。
【0232】
ステップ302:ネットワークデバイスは第1情報を端末デバイスへ送信する。
【0233】
端末装置は、図1のいずれか1つ以上の端末装置である。例えば、端末装置は、図1の端末装置102であり、あるいは、端末装置は、図1の端末装置102及び端末装置103である。
【0234】
相応して、端末装置は、ネットワークデバイスから第1情報を受信する。
【0235】
ステップ303:端末装置は、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定する。
【0236】
端末装置は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は一般的な端末である。
【0237】
可能な実施において、端末装置が一般的な端末である場合に、端末装置は、cellBarredフィールド(セル禁止フィールド)に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定する。例えば、cellBarredフィールドの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、あるいは、cellBarredフィールドの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0238】
可能な実施において、端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第1指示情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定する。
【0239】
例えば、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0240】
例えば、第1指示情報は、MIB内のcellBarredフィールドを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。cellBarredフィールドの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、cellBarredフィールドの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0241】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0242】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0243】
可能な実施において、方法1について、端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第2指示情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定する。
【0244】
例えば、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0245】
例えば、第2指示情報は、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0246】
例えば、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0247】
例えば、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合には、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0248】
可能な実施において、方法2について、端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第1指示情報及び第2指示情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかを決定する。
【0249】
例えば、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示し、第2指示情報は、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドの1ビットを使用することによって、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。スペアフィールド内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定し、スペアフィールド内のビットの値が1である場合に、予約済みフィールド内のビットの値が1であるならば、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、あるいは、スペアフィールド内のビットの値が1であり、予約済みフィールド内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。代替的に、スペアフィールド内のビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定し、スペアフィールド内のビットの値が0であり、予約済みフィールド内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、あるいは、スペアフィールド内のビットの値が0であり、予約済みフィールド内のビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。
【0250】
例えば、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含み、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。予約済みフィールド内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定し、予約済みフィールド内のビットの値が1である場合に、SIB1情報ブロック内のビットの値が1であるならば、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、あるいは、予約済みフィールド内のビットの値が1であり、SIB1情報ブロック内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。代替的に、予約済みフィールド内のビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定し、予約済みフィールド内のビットの値が0であり、SIB1情報ブロック内のビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、あるいは、予約済みフィールド内のビットの値が0であり、SIB1情報ブロック内のビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。
【0251】
図3に示される方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報を端末装置へ送信し得る。第1情報を受信した後、端末装置は、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能を確保するために、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数を制御することができる。
【0252】
一般的な端末と比較して、REDCA端末は、帯域幅が小さいことが理解され得る。従って、ネットワークデバイスがREDCAP端末及び一般的な端末のためにリソースをスケジューリングする場合に、異なる処理方法が必要とされる。例えば、REDCAP端末のためのリソースをスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、REDCAP端末の最大帯域幅を超える周波数領域リソースをスケジューリングすることができない。更には、一般的な端末と比較して、REDCAP端末は、アンテナの数が少ない。これは、REDCAP端末の受信アンテナ利得がより小さいことを意味する。従って、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるために、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりする必要があり得る。
【0253】
まとめると、端末装置と通信する工程で、ネットワークデバイスは、REDCAP端末及び一般的な端末のために異なる処理方法を有する。従って、REDCAP端末は、適切な時点でREDCAP端末のタイプを報告する必要がある。例えば、REDCAP端末は、ランダムアクセスプロシージャにおいてREDCAP端末のタイプを報告してよく、あるいは、REDCAP端末は、ランダムアクセスが成功した後にラジオリソースコントロール(radio resource control,RRC)シグナリングを使用することによって、REDCAP端末のタイプを報告してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、REDCAP端末の伝送信頼性を向上させるために、REDCAP端末のタイプに基づいて、適切なリソースをREDCAP端末に割り当てることができる。REDCAP端末が先にREDCAP端末のタイプを報告する場合に、ネットワークデバイスは、伝送信頼性を向上させるように、REDCAP端末のタイプを識別して、その後の伝送に備えることができる、ことが理解されるべきである。
【0254】
任意に、図3に示される方法の可能な実施において、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、第1情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、第1情報において指示されている、ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されている端末装置は、第2情報を使用することによって端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよく、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。具体的に、図4に示されるように、図3に示される方法はステップ401を更に含む。
【0255】
ステップ401:端末装置は第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0256】
第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。例えば、端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることを示す。端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0257】
可能な実施において、第2情報は、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel,PRACH)で運ばれる。PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末に対応する。PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含む。例えば、PRACHの時間領域リソース及びPRACHの周波数領域リソースは、ランダムアクセスチャネルオケージョン(RACH occasion,RO)の時間領域リソース周波数領域リソースであってよく、PRACHの符号領域リソースは、ROでPRACHを送信するために端末装置によって使用されるプリアンブルであってよい。
【0258】
PRACHのリソースは、端末装置に対してネットワークデバイスによって設定される。ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソース及び/又は第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定してよい。具体的に、次の4つの例示的な場合を参照されたい。
【0259】
場合1:端末装置が第1タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対して、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置は、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0260】
場合2:端末装置が第1タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は端末装置が第1タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対して、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定し、第2タイプREDCAP端末に対して、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置は、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0261】
場合3:端末装置が第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、ネットワークデバイスは、第2タイプREDCAP端末に対して、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置は、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0262】
場合4:端末装置が第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は端末装置が第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対して、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定し、第2タイプREDCAP端末に対して、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置は、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0263】
PRACHリソースは、代替的に、事前定義されてもよいことが理解され得る。例えば、PRACHリソースは、プロトコルで定義されてよい。
【0264】
第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースは、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースとは異なることが理解され得る。
【0265】
他の可能な実施においては、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。換言すれば、端末装置は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングにおいて端末のタイプを報告してよい。Msg3及びMsgAの記載については、図1の対応する記載を参照されたい。
【0266】
更に、第2情報は、端末装置のタイプ識別子を含む。例えば、第1タイプREDCAP端末の識別子はID1であり、第2タイプREDCAP端末の識別子はID2である。第2情報がID1を含む場合に、第2情報は、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であることを示す。第2情報がID2を含む場合に、第2情報は、端末装置のタイプが第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0267】
一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることをネットワークデバイスが示す場合に、一般的な端末は端末タイプを報告してもしなくてもよい、ことが理解され得る。一般的な端末が端末タイプを報告しない場合に、ネットワークデバイスが端末装置によって報告されるタイプを受信しないならば、ネットワークデバイスは、端末装置が一般的な端末であると決定してよい。一般的な端末は、PRACH、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよい。詳細については、ステップ401でREDCAP端末によって端末タイプを報告することの記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0268】
相応して、ネットワークデバイスは、端末装置から第2情報を受信する。その後、ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて端末装置のタイプを決定し得る。
【0269】
例えば、上記の場合1及び場合2については、ネットワークデバイスは、端末装置が第1タイプREDCAP端末であると決定する。上記の場合3及び場合4については、ネットワークデバイスは、端末装置が第2タイプREDCAP端末であると決定する。
【0270】
例えば、第1タイプREDCAP端末の識別子はID1であり、第2タイプREDCAP端末の識別子はID2である。第2情報がID1を含む場合に、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であると決定する。第2情報がID2を含む場合に、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第2タイプREDCAP端末であると決定する。
【0271】
図4に示される方法に基づいて、端末装置は、PRACH、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよく、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を実行するためにREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するためにREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるために、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0272】
任意に、図3に示される方法の可能な実施において、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、端末装置は、第2情報及び第3情報を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告し、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。具体的に、図5に示されるように、図3に示される方法はステップ501及びステップ502を更に含む。
【0273】
ステップ501:端末装置は第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0274】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれる。PRACHのリソースはREDCAP端末に対応する。PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含む。
【0275】
PRACHのリソースは、端末装置に対してネットワークデバイスによって設定される。ネットワークデバイスは、REDCAP端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定してよく、ネットワークデバイスは、REDCAP端末に対応するPRACHリソース及び一般的な端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソース及び第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定してよい。具体的に、次の2つの例示的な場合を参照されたい。
【0276】
場合5:ネットワークデバイスが、REDCAP端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定する場合、又はネットワークデバイスが、REDCAP端末に対応するPRACHリソース及び一般的な端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定する場合に、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であるならば、端末装置は、REDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0277】
この場合に、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末はPRACHリソースを共有する。従って、第2情報は、端末装置がREDCAP端末又はREDCAPタイプ端末であることを示すことができるが、端末装置が具体的に第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であるかどうかを示すことはできない。
【0278】
場合6:ネットワークデバイスが、第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末に対応するPRACHリソース及び第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを端末装置に対して設定する場合に、端末装置が第1タイプREDCAP端末であるならば、端末装置は、第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であることを示す。端末装置が第2タイプREDCAP端末であるならば、端末装置は、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信し、このとき、第2情報は、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0279】
この場合に、第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末はPRACHリソースを共有する。従って、端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であることを示すことができるが、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は一般的な端末であるかどうかを示すことはできない。端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを直接示し得る。
【0280】
相応して、ネットワークデバイスは端末装置から第2情報を受信する。
【0281】
上記の場合5について、ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて、端末装置がREDCAP端末であることを決定してよい。
【0282】
上記の場合6について、ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であることを決定してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを決定する。
【0283】
ステップ502:端末装置は第3情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0284】
可能な実施において、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0285】
ネットワークデバイスが第2情報に基づいて端末装置のタイプを決定することができない場合に、端末装置は第3情報をネットワークデバイスへ送信する、ことが理解され得る。例えば、ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置がREDCAP端末であると決定する場合、又はネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であると決定する場合に、端末装置は第3情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0286】
可能な実施において、ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置がREDCAP端末であると決定する場合に、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。例えば、端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることを示す。端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、第3情報は、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0287】
更に、第3情報は、端末装置のタイプ識別子を含む。例えば、第1タイプREDCAP端末の識別子はID1であり、第2タイプREDCAP端末の識別子はID2である。第3情報がID1を含む場合に、第3情報は、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であることを示す。第3情報がID2を含む場合に、第3情報は、端末装置のタイプが第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0288】
可能な実施において、ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であると決定する場合に、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることを示す。
【0289】
更に、第3情報は、端末装置のタイプ識別子を含む。例えば、第1タイプREDCAP端末の識別子はID1である。第3情報がID1を含む場合に、第3情報は、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であることを示す。
【0290】
一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることをネットワークデバイスが示す場合に、一般的な端末は端末タイプを報告してもしなくてもよい、ことが理解され得る。一般的な端末が端末タイプを報告しない場合に、ネットワークデバイスが端末装置によって報告されるタイプを受信しないならば、ネットワークデバイスは、端末装置が一般的な端末であると決定してよい。一般的な端末は、PRACH、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよい。詳細については、ステップ501及びステップ502でREDCAP端末によって端末タイプを報告することの記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0291】
相応して、ネットワークデバイスは端末装置から第3情報を受信する。
【0292】
更に、ネットワークデバイスは、第3情報に基づいて端末装置のタイプを決定する。
【0293】
例えば、ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置がREDCAP端末であると決定する場合に、第3情報により、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることが示されるならば、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であると決定し、あるいは、第3情報により、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることが示されるならば、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第2タイプREDCAP端末であると決定する。
【0294】
例えば、ネットワークデバイスが、第2情報に基づいて、端末装置が第1タイプREDCAP端末及び一般的な端末のうちの一方であると決定する場合に、第3情報により、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることが示されるならば、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であると決定する。
【0295】
図5に示される方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報及び第3情報においてネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。更には、図5に示される方法では、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを第2タイプREDCAP端末と共有することができ、あるいは、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを一般的な端末と共有することができる。このようにして、PRACHリソースの過度な分割は回避することができ、つまり、ランダムアクセス能力の過度な低減は回避される。
【0296】
REDCAP端末が第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含む上記の場合に加えて、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を更に含んでもよい。第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なる。例えば、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲はFR1であり、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、6GHz以上であり、その周波数はFR2と表記される。
【0297】
以下は、REDCAP端末が第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末が第3タイプREDCAP端末を含む例を使用することによって、本願の実施形態で提供されるネットワークデバイスアクセス方法について記載する。
【0298】
図6は、本願の実施形態に従うネットワークデバイスアクセス方法を示す。ネットワークデバイスアクセス方法はステップ601~ステップ602を含む。
【0299】
ステップ601:ネットワークデバイスは第1情報を決定する。
【0300】
ネットワークデバイスは、図1のネットワークデバイス101であってよい。
【0301】
第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。REDCAP端末は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含む。代替的に、REDCAP端末は、第3タイプREDCAP端末を含む。第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の記載については、ステップ301の記載を参照されたい。第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なる。例えば、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲はFR1であり、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲はFR2である。第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲がFR2である場合に、第3タイプREDCAP端末の記載については、図1の記載を参照されたい。
【0302】
留意すべきは、REDCAP端末が第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含む場合に、第1情報の記載については、ステップ301の記載を参照されたい。
【0303】
以下は、REDCAP端末が第3タイプREDCAP端末を含む場合に第1情報に含まれる内容について記載する。
【0304】
可能な実施において、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し得る。第3指示情報は、次の4つの場合を有する。
【0305】
場合3.1:第3指示情報は、MIB内のスペアフィールドを含む。
【0306】
例えば、第3指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。例えば、ビットの値が1である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。あるいは、ビットの値が0である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0307】
場合3.2:第3指示情報は、cellBarredフィールド(セル禁止フィールド)を含む。
【0308】
例えば、cellBarredフィールドの値が1である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、cellBarredフィールドの値が0である場合、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0309】
第3タイプREDCAP端末の帯域幅は一般的な端末の帯域幅と類似しており、2つの端末はCORESET #0を共有してもよく、互換性は優れている、ことが理解され得る。更には、第3タイプREDCAP端末の存在は、ネットワーク性能にほとんど影響がない。従って、第3タイプREDCAP端末は、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すための一般的な端末のフィールドを再利用することができる。すなわち、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すことに加えて、cellBarredフィールドは、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを更に示す。更には、第3タイプREDCAP端末は、一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すためたの一般的な端末のフィールドを再利用し、それにより、ビットの数が節約され得、節約されたビットは他の目的のために使用される。これは、通信システムのハードウェア互換性の拡張を促す。
【0310】
場合3.3:第3指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれる。
【0311】
例えば、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、ビットの値が0である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0312】
場合3.4:第3指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれる。
【0313】
例えば、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。例えば、ビットの値が1である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示し、ビットの値が0である場合に、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていないことを示す。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0314】
第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すSIB1情報ブロック内の1ビットは、SIB情報ブロックに新たに加えられたIEに含まれてもよく、あるいは、SIB1情報ブロック内のもともとのIEに含まれてもよい。
【0315】
可能な実施において、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスによって管理されているネットワークの伝送性能に基づいて第1情報を決定する。例えば、ネットワークの伝送性能がしきい値以上である場合に、ネットワークデバイスはREDCAP端末の数を制限せず、あるいは、ネットワークの伝送性能がしきい値に満たない場合には、ネットワークデバイスはREDCAP端末の数を制限する。
【0316】
ステップ602:ネットワークデバイスは第1情報を端末デバイスへ送信する。
【0317】
ステップ602の記載については、上記のステップ302を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0318】
ステップ603:端末装置は、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定する。
【0319】
端末装置は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、第3タイプREDCAP端末、又は一般的な端末である。
【0320】
端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は一般的な端末である場合に、端末装置が、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するプロセスについては、ステップ303の記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0321】
以下は、端末装置が第3タイプREDCAP端末である場合に、端末装置が、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するプロセスについて記載する。
【0322】
例えば、第3指示情報は、MIB内のスペアフィールドの1ビットを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0323】
例えば、第3指示情報は、MIB内のcellBarredフィールドを使用することによって、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。cellBarredフィールドの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、cellBarredフィールドの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0324】
例えば、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、DCI内の予約済みフィールドの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0325】
例えば、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示すために、SIB1情報ブロックの1ビットを含む。ビットの値が1である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスすると決定し、ビットの値が0である場合に、端末装置はネットワークデバイスにアクセスしないと決定する。これは、逆の場合にも当てはまる。
【0326】
図6に示される方法に基づいて、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかと、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかとを示す第1情報を端末装置へ送信してよく、あるいは、ネットワークデバイスは、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を端末装置へ送信してよい。第1情報を受信した後、端末装置は、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定し得る。このようにして、ネットワークデバイスによって管理されてるネットワークの伝送性能を確保するために、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスにアクセスする第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末の数を制御することができ、あるいは、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスにアクセスする第3タイプREDCAP端末の数を制御してもよい。
【0327】
一般的な端末と比較して、REDCA端末は、帯域幅が小さいことが理解され得る。従って、ネットワークデバイスがREDCAP端末及び一般的な端末のためにリソースをスケジューリングする場合に、異なる処理方法が必要とされる。例えば、REDCAP端末のためのリソースをスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、REDCAP端末の最大帯域幅を超える周波数領域リソースをスケジューリングすることができない。更には、一般的な端末と比較して、REDCAP端末は、アンテナの数が少ない。これは、REDCAP端末の受信アンテナ利得がより小さいことを意味する。従って、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるために、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりする必要があり得る。
【0328】
まとめると、端末装置と通信する工程で、ネットワークデバイスは、REDCAP端末及び一般的な端末のために異なる処理方法を有する。従って、REDCAP端末は、適切な時点でREDCAP端末のタイプを報告する必要がある。例えば、REDCAP端末は、ランダムアクセスプロシージャにおいてREDCAP端末のタイプを報告してよく、あるいは、REDCAP端末は、ランダムアクセスが成功した後にRRCシグナリングを使用することによって、REDCAP端末のタイプを報告してよい。このようにして、ネットワークデバイスは、REDCAP端末の伝送信頼性を向上させるために、REDCAP端末のタイプに基づいて、適切なリソースをREDCAP端末に割り当てることができる。REDCAP端末が先にREDCAP端末のタイプを報告する場合に、ネットワークデバイスは、伝送信頼性を向上させるように、REDCAP端末のタイプを識別して、その後の伝送に備えることができる、ことが理解されるべきである。
【0329】
任意に、図6に示される方法の可能な実施において、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、第1情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は第1情報により、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、第1情報において指示されている、ネットワークデバイスにアクセスすることを許可されている端末装置は、第2情報を使用することによって端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよく、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。具体的に、図7に示されるように、図6に示される方法はステップ701を更に含む。
【0330】
ステップ701:端末装置は第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0331】
第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。例えば、端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末であることを示す。端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第2タイプREDCAP端末であることを示す。端末装置が第3タイプREDCAP端末である場合に、第2情報は、端末装置が第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0332】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれる。PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応する。PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含む。例えば、PRACHの時間領域リソース及びPRACHの周波数領域リソースは、ランダムアクセスチャネルオケージョン(RACH occasion,RO)の時間領域リソース周波数領域リソースであってよく、PRACHの符号領域リソースは、ROでPRACHを送信するために端末装置によって使用されるプリアンブルであってよい。
【0333】
端末装置が第1タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は端末装置が第1タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、PRACHのリソースの記載については、ステップ401の記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0334】
端末装置が第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合、又は端末装置が第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されており、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、PRACHのリソースの記載については、ステップ401の記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0335】
以下は、端末装置が第3タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合のPRACHのリソースについて記載する。
【0336】
PRACHのリソースは、端末装置に対してネットワークデバイスによって設定される。ネットワークデバイスは、端末装置に対して、第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定してよい。
【0337】
例えば、ネットワークデバイスは、第3タイプREDCAP端末に対して、第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置は、第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0338】
ネットワークデバイスは更に、端末の各タイプに対して、端末のそのタイプに対応するPRACHリソースを設定してもよい、ことが理解され得る。このようにして、端末装置のタイプを報告する場合に、端末装置は、当該端末装置に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0339】
例えば、ネットワークデバイスは、第1タイプREDCAP端末に対しては第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定し、第2タイプREDCAP端末に対しては第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定し、第3タイプREDCAP端末に対しては第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを設定する。端末装置が第1タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第1タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。端末装置が第2タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第2タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。端末装置が第3タイプREDCAP端末である場合に、端末装置は、第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0340】
PRACHリソースは、代替的に、事前定義されてもよいことが理解され得る。例えば、PRACHリソースは、プロトコルで定義されてよい。
【0341】
他の可能な実施においては、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。換言すれば、端末装置は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングにおいて端末のタイプを報告してよい。Msg3及びMsgAの記載については、図1の対応する記載を参照されたい。
【0342】
更に、第2情報は、端末装置のタイプ識別子を含む。例えば、第1タイプREDCAP端末の識別子はID1であり、第2タイプREDCAP端末の識別子はID2である。第2情報がID1を含む場合に、第2情報は、端末装置のタイプが第1タイプREDCAP端末であることを示す。第2情報がID2を含む場合に、第2情報は、端末装置のタイプが第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0343】
例えば、第3タイプREDCAP端末の識別子はID3である。第2情報がID3を含む場合に、第2情報は、端末装置のタイプが第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0344】
一般的な端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることをネットワークデバイスが示す場合に、一般的な端末は端末タイプを報告してもしなくてもよい、ことが理解され得る。一般的な端末が端末タイプを報告しない場合に、ネットワークデバイスが端末装置によって報告されるタイプを受信しないならば、ネットワークデバイスは、端末装置が一般的な端末であると決定してよい。一般的な端末は、PRACH、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよい。詳細については、ステップ701でREDCAP端末によって端末タイプを報告することの記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0345】
相応して、ネットワークデバイスは、端末装置から第2情報を受信する。その後、ネットワークデバイスは、第2情報に基づいて端末装置のタイプを決定し得る。
【0346】
端末装置は、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末である。ネットワークデバイスが第2情報に基づいて端末装置のタイプを決定するプロセスについては、ステップ401の記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0347】
例えば、端末装置は、第3タイプREDCAP端末に対応するPRACHリソースを使用することによって、第2情報をネットワークデバイスへ送信する。ネットワークデバイスは、端末装置が第3タイプREDCAP端末であると決定する。
【0348】
例えば、第3タイプREDCAP端末の識別子はID3である。第2情報がID3を含む場合に、ネットワークデバイスは、端末装置のタイプが第3タイプREDCAP端末であると決定する。
【0349】
図7に示される方法に基づいて、端末装置は、PRACH、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングなどの複数の方法を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告してもよく、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送及びダウンリンク伝送を実行するためにREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するためにREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるために、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。
【0350】
任意に、図6に示される方法の可能な実施において、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であり、第1情報により、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることが示される場合に、端末装置は、第2情報及び第3情報を使用することによって、端末装置のタイプをネットワークデバイスに報告し、それにより、ネットワークデバイスは端末装置のタイプを識別する。具体的に、図8に示されるように、図6に示される方法はステップ801及びステップ802を更に含む。
【0351】
ステップ801:端末装置は第2情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0352】
ステップ802:端末装置は第3情報をネットワークデバイスへ送信する。
【0353】
ステップ801及びステップ802の記載については、ステップ501及びステップ502の記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0354】
図8に示される方法に基づいて、端末装置は、端末装置のタイプを第2情報及び第3情報においてネットワークデバイスに報告して、ネットワークデバイスが端末装置のタイプを識別するようにし得る。このようにして、ネットワークデバイスがアップリンク伝送又はダウンリンク伝送を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、スケジューリングされた周波数範囲は、REDCAP端末の最大帯域幅を超えることを防がれ得る。更には、ダウンリンク受信を実行するようREDCAP端末をスケジューリングする場合に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク伝送信頼性を向上させるように、より低いコーディングビットレートを使用したり又は繰り返し伝送を実行したりすることができる。更には、図8に示される方法では、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを第2タイプREDCAP端末と共有することができ、あるいは、第1タイプREDCAP端末は、PRACHリソースを一般的な端末と共有することができる。このようにして、PRACHリソースの過度な分割は回避することができ、つまり、ランダムアクセス能力の過度な低減は回避される。
【0355】
上述されたものは、ネットワーク要素間のインタラクションの観点から、本願の実施形態で提供される解決法について主に記載してきた。上記の機能を実施するために、上記のネットワークデバイス又は端末装置は、機能を実施するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む、ことが理解され得る。当業者は、本明細書で開示されている実施形態で記載されている例のユニット、及びアルゴリズム動作と組み合わせて、本願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることに容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途又は設計制約に依存する。当業者は、夫々の特定の用途について、異なる方法を使用して、記載されている機能を実施することができるが、実施が本願の範囲を超えることは考えられるべきではない。
【0356】
本願の実施形態において、ネットワークデバイス又は端末装置の機能モジュールは、上記の方法の例に基づいて分割されてもよい。例えば、各機能モジュールは、対応する機能に従って分割されてよく、あるいは、2つ以上の機能は、1つの処理モジュールにまとめられてもよい。まとめられたモジュールは、ハードウェアの形で実施されてよく、あるいは、ソフトウェア機能モジュールの形で実施されてもよい。本願の実施形態において、モジュール分割は一例であり、論理的な機能分割に過ぎないことが留意されるべきである。実際の実施では、他の分割様態が使用されてもよい。
【0357】
図9は、本願の実施形態に従う通信装置90の構造の模式図である。例えば、通信装置90は端末装置90である。例えば、端末装置90は、例えば、図3に示される実施形態、図4に示される実施形態、又は図5に示される実施形態の端末装置である。
【0358】
端末装置90は、トランシーバモジュール901及び処理モジュール902を含む。例えば、端末装置90は、端末装置であってよく、あるいは、端末装置で使用されるチップ、又は端末装置の機能を有する他の複合デバイス、コンポーネント、などであってよい。端末装置90が端末装置である場合に、トランシーバモジュール901はトランシーバであってよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路、などを含んでよく、処理モジュール902はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよく、ベースバンドプロセッサは1つ以上のCPUを含んでよい。端末装置90が端末装置の機能を有するコンポーネントである場合に、トランシーバモジュール901は無線周波数ユニットであってよく、処理モジュール902はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。端末装置90がチップシステムである場合に、トランシーバモジュール901は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェースであってよく、処理モジュール902は、チップシステムのプロセッサ(又はプロセッシング回路)であってよく、1つ以上の中央演算処理装置を含んでよい。本願のこの実施形態でのトランシーバモジュール901は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路部品によって実施されてよく、処理モジュール902は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路部品(又はプロセッシングと呼ばれる)によって実施されてよいことが理解されるべきである。
【0359】
例えば、トランシーバモジュール901は、図3に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール902は、図3に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ303を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0360】
他の例として、トランシーバモジュール901は、図4に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302及びステップ401を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール902は、図4に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ303を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0361】
他の例として、トランシーバモジュール901は、図5に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302、ステップ501、及びステップ502を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール902は、図3に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ303を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0362】
トランシーバモジュール901は、ネットワークデバイスから第1情報を受信するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は、同じ周波数範囲で動作し、かつ、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。
【0363】
処理モジュール902は、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するよう構成され、通信装置は、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末である。
【0364】
可能な実施において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、又は、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0365】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加PBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0366】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0367】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0368】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の前記予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0369】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0370】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び/又は第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール901は、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0371】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、又は、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0372】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール901は、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第2情報は、通信装置がREDCAP端末であることを示す。トランシーバモジュール901は、第3情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第3情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0373】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0374】
端末装置90によって実施され得る他の機能については、図3に示される実施形態、図4に示される方法の実施形態、又は図5に示される実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0375】
図10は、本願の実施形態に従う通信装置100の構造の模式図である。例えば、通信装置100はネットワークデバイス100である。例えば、ネットワークデバイス100は、例えば、図3に示される実施形態、図4に示される実施形態、又は図5に示される実施形態のネットワークデバイスである。
【0376】
ネットワークデバイス100は、処理モジュール1001及びトランシーバモジュール1002を含む。例えば、ネットワークデバイス100は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイスで使用されるチップ、又はネットワークデバイスの機能を有する他の複合デバイス、コンポーネント、などであってよい。ネットワークデバイス100がネットワークデバイスである場合に、処理モジュール1001はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。ベースバンドプロセッサは1つ以上のCPUを含んでよい。トランシーバモジュール1002はトランシーバであってよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路、などを含んでよい。ネットワークデバイス100がネットワークデバイスの機能を有するコンポーネントである場合に、処理モジュール1001はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。トランシーバモジュール1002は無線周波数ユニットであってよい。ネットワークデバイス100がチップシステムである場合に、処理モジュール1001は、チップシステムのプロセッサ(又はプロセッシング回路)であってよく、1つ以上の中央演算処理装置を含んでよい。トランシーバモジュール1002は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェースであってよい。本願のこの実施形態での処理モジュール1001は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路部品(又はプロセッシングと呼ばれる)によって実施されてよく、トランシーバモジュール1002は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路部品によって実施されてよいことが理解されるべきである。
【0377】
例えば、処理モジュール1001は、図3に示される実施形態でネットワークデバイスによって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ301を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1002は、図3に示される実施形態でネットワークデバイスによって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0378】
他の例として、処理モジュール1001は、図4に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ301を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1002は、図4に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302及びステップ401を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0379】
他の例として、処理モジュール1001は、図5に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ301を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1002は、図5に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ302、ステップ501、及びステップ502を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0380】
処理モジュール1001は、第1情報を決定するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は、同じ周波数範囲で動作し、かつ、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は、第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。
【0381】
トランシーバモジュール1002は、第1情報を端末装置へ送信するよう構成される。
【0382】
可能な実施において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、又は、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0383】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0384】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0385】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0386】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0387】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0388】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び/又は第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール1002は、端末装置から第2情報を受信するよう構成され、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0389】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、又は、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0390】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール1002は、端末装置から第2情報を受信するよう更に構成され、第2情報は、前記端末装置がREDCAP端末であることを示す。トランシーバモジュール1002は、端末装置から第3情報を受信するよう更に構成され、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0391】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0392】
ネットワークデバイス100によって実施され得る他の機能については、図3に示される実施形態、図4に示される方法の実施形態、又は図5に示される実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0393】
図11は、本願の実施形態に従う通信装置110の構造の模式図である。例えば、通信装置110の構造は端末装置110である。例えば、端末装置110は、例えば、図6に示される実施形態、図7に示される実施形態、又は図8に示される実施形態の端末装置である。
【0394】
端末装置110は、トランシーバモジュール1101及び処理モジュール1102を含む。例えば、端末装置110は、端末装置であってよく、あるいは、端末装置で使用されるチップ、又は端末装置の機能を有する他の複合デバイス、コンポーネント、などであってよい。端末装置110が端末装置である場合に、トランシーバモジュール901はトランシーバであってよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路、などを含んでよく、処理モジュール1102はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよく、ベースバンドプロセッサは1つ以上のCPUを含んでよい。端末装置110が端末装置の機能を有するコンポーネントである場合に、トランシーバモジュール1101は無線周波数ユニットであってよく、処理モジュール1102はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。端末装置110がチップシステムである場合に、トランシーバモジュール1101は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェースであってよく、処理モジュール1102は、チップシステムのプロセッサ(又はプロセッシング回路)であってよく、1つ以上の中央演算処理装置を含んでよい。本願のこの実施形態でのトランシーバモジュール1101は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路部品によって実施されてよく、処理モジュール1102は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路部品(又はプロセッシングと呼ばれる)によって実施されてよいことが理解されるべきである。
【0395】
例えば、トランシーバモジュール1101は、図6に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール1102は、図3に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ603を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0396】
他の例として、トランシーバモジュール1101は、図7に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602及びステップ701を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール1102は、図7に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ603を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0397】
他の例として、トランシーバモジュール1101は、図8に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602、ステップ801、及びステップ802を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。処理モジュール1102は、図8に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ603を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0398】
トランシーバモジュール1101は、ネットワークデバイスから第1情報を受信するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。
【0399】
処理モジュール1102は、第1情報に基づいて、ネットワークデバイスにアクセスすべきかどうかを決定するよう構成され、通信装置は第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末である。
【0400】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0401】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0402】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0403】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0404】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0405】
可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0406】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0407】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0408】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0409】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す。トランシーバモジュール1101は、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成され、第2情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0410】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0411】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール1101は、第2情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第2情報は、通信装置がREDCAP端末であることを示す。トランシーバモジュール1101は、第3情報をネットワークデバイスへ送信するよう更に構成され、第3情報は、通信装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0412】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0413】
端末装置110によって実施され得る他の機能については、図3に示される実施形態、図4に示される方法の実施形態、又は図5に示される実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0414】
図12は、本願の実施形態に従う通信装置120の構造の模式図である。例えば、通信装置120はネットワークデバイス120である。例えば、ネットワークデバイス120は、図6に示される実施形態、図7に示される実施形態、又は図8に示される実施形態のネットワークデバイスである。
【0415】
ネットワークデバイス120は、処理モジュール1201及びトランシーバモジュール1202を含む。例えば、ネットワークデバイス120は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイスで使用されるチップ、又はネットワークデバイスの機能を有する他の複合デバイス、コンポーネント、などであってよい。ネットワークデバイス120がネットワークデバイスである場合に、処理モジュール1201はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。ベースバンドプロセッサは1つ以上のCPUを含んでよい。トランシーバモジュール1202はトランシーバであってよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路、などを含んでよい。ネットワークデバイス120がネットワークデバイスの機能を有するコンポーネントである場合に、処理モジュール1201はプロセッサ(又はプロセッシング回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。トランシーバモジュール1202は無線周波数ユニットであってよい。ネットワークデバイス120がチップシステムである場合に、処理モジュール1201は、チップシステムのプロセッサ(又はプロセッシング回路)であってよく、1つ以上の中央演算処理装置を含んでよい。トランシーバモジュール1202は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェースであってよい。本願のこの実施形態での処理モジュール1201は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路部品(又はプロセッシングと呼ばれる)によって実施されてよく、トランシーバモジュール1202は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路部品によって実施されてよいことが理解されるべきである。
【0416】
例えば、処理モジュール1201は、図6に示される実施形態でネットワークデバイスによって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ601を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1202は、図6に示される実施形態でネットワークデバイスによって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0417】
他の例として、処理モジュール1201は、図7に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ601を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1202は、図7に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602及びステップ701を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0418】
他の例として、処理モジュール1201は、図8に示される実施形態で端末装置によって実行される、送信及び受信動作を除く全ての動作、例えば、ステップ601を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。トランシーバモジュール1202は、図8に示される実施形態で端末装置によって実行される全ての送信及び受信動作、例えば、ステップ602、ステップ801、及びステップ802を実行するよう構成されてよく、かつ/あるいは、本明細書で記載されている技術の他のプロセスをサポートするよう構成されてもよい。
【0419】
処理モジュール1201は、第1情報を決定するよう構成され、第1情報は、REDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含むか、又はREDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末は同じ周波数範囲で動作し、第3タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が動作する周波数範囲とは異なり、第2タイプREDCAP端末の帯域幅は第1タイプREDCAP端末のそれよりも小さく、及び/又は第2タイプREDCAP端末の受信アンテナの数は第1タイプREDCAP端末のそれよりも少ない。
【0420】
トランシーバモジュール1202は、第1情報を端末装置へ送信するよう構成される。
【0421】
可能な実施において、REDCAP端末は第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含み、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0422】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第2指示情報は、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含み、又は、第1指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、若しくは、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0423】
可能な実施において、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報と第2指示情報とは、第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示し、第1指示情報はMIB内のスペアフィールドを含み、第2指示情報は追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールドを含む。
【0424】
可能な実施において、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールド内に含まれ、第1指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれ、又は、第1指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報はSIB1情報ブロックに含まれ、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。
【0425】
可能な実施において、第1指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、第2指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第2指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、又は、第1指示情報は、DCI内の予約済みフィールドに含まれるか、若しくは、第1指示情報は、SIB1情報ブロックに含まれ、第2指示情報は、MIB内のスペアフィールド、追加のPBCHペイロード内の予約済みフィールド、若しくはMIB内のcellBarredフィールドを含み、DCIは、SIB1をスケジューリングするために使用される。可能な実施において、REDCAP端末は第3タイプREDCAP端末を含み、第1情報は第3指示情報を含み、第3指示情報は、第3タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。
【0426】
可能な実施において、第3指示情報はMIB内のスペアフィールドを含むか、又は第3指示情報はMIB内のcellBarredフィールドを含む。
【0427】
可能な実施において、第1情報はSSBに含まれ、SSBはMIB及び追加のPBCHペイロードを含む。
【0428】
可能な実施において、第3指示情報はDCI内の予約済みフィールドに含まれるか、又は第3指示情報はSIB1情報ブロックに含まれる。
【0429】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示すか、あるいは、第1指示情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されているかどうかを示す。トランシーバモジュール1202は、端末装置から第2情報を受信するよう構成され、第2情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末であることを示す。
【0430】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースは、第1タイプREDCAP端末、第2タイプREDCAP端末、又は第3タイプREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、あるいは、第2情報は、Msg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0431】
可能な実施において、第1情報は、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末が通信装置にアクセスすることを許可されていることを示す。トランシーバモジュール1202は、端末装置から第2情報を受信するよう更に構成され、第2情報は、端末装置がREDCAP端末であることを示す。トランシーバモジュール1202は、端末装置から第3情報を受信するよう更に構成され、第3情報は、端末装置が第1タイプREDCAP端末又は第2タイプREDCAP端末であることを示す。
【0432】
可能な実施において、第2情報はPRACHで運ばれ、PRACHのリソースはREDCAP端末に対応し、PRACHのリソースは、次の、PRACHの時間領域リソース、PRACHの周波数領域リソース、又はPRACHの符号領域リソース、のうちの少なくとも1つを含み、第3情報はMsg3、MsgA、又はRRCシグナリングで運ばれる。
【0433】
ネットワークデバイス120によって実施され得る他の機能については、図6に示される実施形態、図7に示される方法の実施形態、又は図8に示される実施形態の関連する記載を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0434】
図13は、本願の実施形態に従うチップの構造の模式図である。チップ130は、1つ以上のプロセッサ1301及びインターフェース回路1302を含む。任意に、チップ130は、バス1303を更に含んでもよい。
【0435】
プロセッサ1301は、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備えている。実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1301内のハードウェアの集積ロジック回路、又はソフトウェアの形をとる命令を使用することによって、完了され得る。プロセッサ1301は、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランシーバロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。プロセッサは、本願の実施形態で開示されている方法及びステップを実施又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
【0436】
インターフェース回路1302は、データ、命令、又は情報を送信又は受信するよう構成される。プロセッサ1301は、インターフェース回路1302によって受信されたデータ、命令、又は他の情報を使用することによって処理を実行してよく、処理された情報を、インターフェース回路1302を使用することによって送信してよい。
【0437】
任意に、チップ130はメモリを更に含む。メモリは、リード・オンリー・メモリ及びランダム・アクセス・メモリを含み、動作命令及びデータをプロセッサに供給してよい。メモリの一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)を更に含んでもよい。
【0438】
任意に、メモリは、実行可能なソフトウェアモジュール又はデータ構造を記憶しており、プロセッサは、メモリに記憶されている動作命令(動作命令はオペレーティングシステムで記憶されてよい)を呼び出すことによって、対応する動作を実行し得る。
【0439】
任意に、チップ130は、本願の実施形態において、通信装置(端末装置又はネットワークデバイスを含む)で使用されてもよい。任意に、インターフェース回路1302は、プロセッサ1301の実行結果を出力するよう構成されてよい。本願の1つ以上の実施形態で提供される通信方法については、上記の実施形態を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0440】
プロセッサ1301及びインターフェース回路1302の夫々に対応する機能は、ハードウェア設計を使用することによって実施されてよく、ソフトウェア設計を使用することによって実施されてよく、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとを組み合わせることによって実施されてもよいことが留意されるべきである。これはここで制限されない。
【0441】
図14は、通信システムの構成の模式図である。図14に示されるように、通信システム140は、端末装置1401及びネットワークデバイス1402を含んでよい。図14は、例示的な添付図面にすぎず、図14に示される通信システム140に含まれているネットワーク要素及びネットワーク要素の数は、本願のこの実施形態で制限されない。
【0442】
端末装置1401は、図9に示される通信装置の機能を備えており、ネットワークデバイス1402から、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイス1402にアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を受信し、第1情報に基づいて、ネットワークデバイス1402にアクセスすべきかどうかを決定するよう構成されてよい。
【0443】
ネットワークデバイス1402は、図10に示される通信装置の機能を備えており、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイス1402にアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を決定し、第1情報を端末装置1401へ送信するよう構成されてよい。
【0444】
代替的に、端末装置は、図11に示される通信装置の機能を備えており、ネットワークデバイス1402から、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイス1402にアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を受信するか、又はネットワークデバイス1402から、第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を受信し、第1情報に基づいて、ネットワークデバイス1402にアクセスすべきかどうかを決定するよう構成されてよい。
【0445】
ネットワークデバイス1402は、図12に示される通信装置の機能を備えており、第1タイプREDCAP端末及び第2タイプREDCAP端末がネットワークデバイス1402にアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を決定するよう構成されるか、又は第3タイプREDCAP端末がネットワークデバイスにアクセスすることを許可されているかどうかを示す第1情報を決定し、第1情報を端末装置1401へ送信するよう構成されてよい。
【0446】
上記の方法の実施形態でのステップの全ての関連する内容は、通信システム140における対応するネットワーク要素の機能の記載で引用され得ることが留意されるべきである。詳細はここで再び記載されない。
【0447】
実施に関する上述された記載は、便宜上かつ簡潔な記載のために、上記の機能モジュールの分割が説明のための例として採られていることを当業者が理解することを可能にする。実際の適用では、上記の機能は、異なるモジュールに割り当てられて、要件に応じて実施することができ、つまり、装置の内部構造は、上述されている機能の全部又は一部を実施するために、異なる機能モジュールに分割される。
【0448】
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されている装置及び方法は他の様態で実施されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載されている装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、ユニットへのモジュール化又は分割は、単に、論理的な機能分割であり、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他の装置に結合又は一体化されてよく、あるいは、いくつかの特徴は無視されても又は実行されなくてもよい。更には、表示または議論されている相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、何らかのインターフェースを使用することによって実施されてよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電子的な、機械的な、又は他の形態で実施されてもよい。
【0449】
別個の部分として記載されているユニットは、物理的に分離していてもしていなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、1つ以上の物理ユニットであってよく、1つの場所に位置してもよく、あるいは、異なる場所に分布してもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決法の目的を達成すべく実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0450】
更に、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに一体化されてもよく、ユニットの夫々は物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つ以上のユニットは1つのユニットに一体化される。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実施されてよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてもよい。
【0451】
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合に、一体化されたユニットは、読み出し可能な記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決法は本質的に、あるいは、先行技術に寄与する部分、又は技術的解決法の全部若しくは一部は、ソフトウェア製品の形で実施されてよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルコア・マイクロコンピュータ、チップ、などであってよい)又はプロセッサ(processor)に、本願の実施形態で記載されている方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどのようなプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0452】
上述された記載は、本願の具体的な実施に過ぎず、本願の保護範囲を制限するよう意図されない。本願で開示されている技術的範囲内の如何なる変形又は置換も、本願の保護範囲内に入るべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【0453】
本願は、2020年9月27日に「NETWORK DEVICE ACCESSING METHOD AND APPARATUS」との発明の名称で中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第202011032886.X号に対する優先権を主張するものであり、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
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