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特許7571334情報登録装置、情報処理システム、情報登録方法、及び、情報登録プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】情報登録装置、情報処理システム、情報登録方法、及び、情報登録プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/046 20220101AFI20241015BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241015BHJP
【FI】
H04L51/046
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024077612
(22)【出願日】2024-05-10
【審査請求日】2024-05-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148725
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 信彦
(72)【発明者】
【氏名】川井 郁生
【審査官】速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】特許第7287497(JP,B2)
【文献】特開2022-187947(JP,A)
【文献】特開2020-046856(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00-12/66
41/00-101/695
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する記憶部と、
前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信する受信部と、
前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された、前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する送信部と、を有する、
情報登録装置。
【請求項2】
アクセス情報登録部を有し、
前記アクセス情報登録部は、前記ユーザによって指示入力された前記アクセス情報によって前記業務アカウントへの前記アクセス許可を取得したとき、前記グループ識別情報、及び、前記ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けた前記アクセス情報を前記記憶部に登録する、
請求項1に記載の情報登録装置。
【請求項3】
前記受信部は、前記ユーザが投稿した前記投稿情報、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報、及び、前記投稿情報を投稿した前記ユーザの前記ユーザ識別情報を受信し、
前記送信部は、前記グループ識別情報及び前記ユーザ識別情報に対応付けられた前記アクセス情報が前記記憶部に登録されているとき、前記アクセス情報に基づいて、前記業務アカウントへの前記アクセス許可を取得し、前記業務アカウントに、前記投稿情報を送信する、
請求項2に記載の情報登録装置。
【請求項4】
前記アクセス情報は、前記業務アカウント内の処理単位である組織識別情報を有し、
前記送信部は、前記業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織に、前記投稿情報を送信する、
請求項1に記載の情報登録装置。
【請求項5】
前記送信部は、前記記憶部に前記アクセス情報が登録されていないとき、前記業務アカウントに前記投稿情報を送信しない、
請求項1に記載の情報登録装置。
【請求項6】
前記アクセス情報登録部は、前記受信部によって前記チャットシステムから受信した前記アクセス情報が、前記グループが利用可能な前記トークルームを作成した前記ユーザであるオーナによって入力されたものであるとき、前記記憶部に、前記アクセス情報を登録する、
請求項2に記載の情報登録装置。
【請求項7】
通知部を有し、
前記通知部は、前記送信部が前記業務システムに登録された前記業務アカウントに前記投稿情報を送信できなかったとき、前記チャットシステムに前記投稿情報を送信できなかったことを通知する、
請求項1に記載の情報登録装置。
【請求項8】
チャットシステムと、情報登録装置を有し、
前記チャットシステムは、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループを識別するグループ識別情報を送信し、
前記情報登録装置は、
前記グループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する記憶部と、
前記投稿情報と、前記グループ識別情報を前記チャットシステムから受信する受信部と、
前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された、前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する送信部と、を有する、
情報処理システム。
【請求項9】
記憶部に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させ、
受信部により、前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信し、
送信部により、前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された、前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する、
情報登録方法。
【請求項10】
記憶部に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させるコードと、
前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信する受信部のコードと、
前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された、前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する送信部のコードと、
をコンピュータに実行させる情報登録プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報登録装置、情報処理システム、情報登録方法、及び、情報登録プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、書類の画像やテキスト等の情報を各種の業務の処理に使用可能に登録する情報処理システムがある。
【0003】
例えば、特開2023-47417号公報には、情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する読取手段と、チャットサービスのトークルームのスレッドであって、端末装置においてユーザによって指定されたスレッドを示すスレッド情報を情報処理装置から受信する受信手段と、受信手段が受信したスレッド情報が示すスレッドに読取手段が生成した画像データが登録されるように、画像データを情報処理装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする画像処理装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2023-47417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の情報処理システムは、ユーザにとって情報を登録する操作に手間がかかり、特に、登録先を指定する操作がユーザにとって煩わしく、ユーザが登録先を誤入力することによって誤った登録先に情報が登録される懸念もある。
【0006】
そこで、実施形態は、ユーザが、より簡便かつ確実に、所定の登録先に情報を登録することができる情報登録装置、情報処理システム、情報登録方法、及び、情報登録プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る情報登録装置は、記憶部、受信部、及び、送信部を有する。前記記憶部は、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する。前記受信部は、前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信する。前記送信部は、前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する。
【0008】
実施形態に係る情報登録方法は、記憶部に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させ、受信部により、前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信し、送信部により、前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する。
【0009】
実施形態に係る情報登録プログラムは、記憶部に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させるコードと、前記グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された前記投稿情報と、前記投稿情報を投稿した前記ユーザが所属する前記グループの前記グループ識別情報をチャットシステムから受信する受信部のコードと、前記投稿情報と、前記グループ識別情報に対応付けて前記記憶部に記憶された前記業務アカウントへの前記アクセス許可を要求する前記アクセス情報とを前記業務アカウントに送信する送信部のコードと、をコンピュータに実行させる。

【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、ユーザが、より簡便かつ確実に、所定の登録先に情報を登録することができる情報登録装置、情報処理システム、情報登録方法、及び、情報登録プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る情報処理システムにおける、全体構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施形態に係る情報処理システムにおける、内部構成の一例を示すブロック図である。
図3】実施形態に係る情報処理システムにおける、情報登録装置の記憶部が記憶するユーザ情報テーブルの一例を説明するための説明図である。
図4】実施形態に係る情報処理システムにおける、端末装置の表示部のチャット画面に表示されるアクセス情報登録メッセージ表示例を示す図である。
図5】実施形態に係る情報処理システムにおける、端末装置の表示部のチャット画面に表示される組織選択メッセージ表示例を示す図である。
図6】実施形態に係る情報処理システムにおける、端末装置の表示部のチャット画面に表示される投稿情報表示例を示す図である。
図7】実施形態に係る情報処理システムにおける、端末装置の表示部のチャット画面に表示される通知メッセージ表示例を示す図である。
図8】実施形態に係る情報処理システムにおける、アクセス情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。
図9】実施形態に係る情報処理システムにおける、投稿情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照し、実施形態を説明する。
【0013】
図1は、全体構成の一例を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10、チャットサーバ20、情報登録装置30、及び、業務システム40を有する。端末装置10とチャットサーバ20は、チャットシステムCsを構成し、LANや、インターネット、移動体通信等のネットワークを介し、互いに接続される。チャットサーバ20と情報登録装置30は、ネットワークを介し、互いに接続される。情報登録装置30と業務システム40は、ネットワークを介し、互いに接続される。
【0015】
図2は、内部構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように、端末装置10は、例えば、携帯情報端末であり、制御部11、記憶部12、表示部13、指示入力部14、及び、カメラ15を有する。
【0017】
制御部11は、CPU等の処理装置を有し、記憶部12から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0018】
記憶部12は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、端末装置10を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、チャット画面G(図4図7)の表示管理を行う表示管理部Ptのプログラムや、画像情報を含む表示管理部Ptで使用される各種の情報も記憶する。
【0019】
表示部13は、LCDや、LED、OLED等によって構成され、制御部11から入力された各種の情報を表示可能である。
【0020】
指示入力部14は、例えば、表示部13に重畳配置されたタッチパネルであり、ユーザが入力した各種の指示入力を制御部11に出力する。
【0021】
カメラ15は、制御部11の制御の下、撮像対象物を撮像し、撮像画像を制御部11に出力する。
【0022】
チャットサーバ20は、制御部21と記憶部22を有する。
【0023】
制御部21は、CPU等の処理装置を有し、記憶部22から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0024】
記憶部22は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、チャットサーバ20を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、チャット管理部Psのプログラムや、チャット管理部Psで使用されるチャットアカウント等の各種の情報も記憶する。
【0025】
端末装置10における表示管理部Ptは、チャットサーバ20が有するチャット管理部Psの制御の下、ユーザに投稿情報の投稿及び閲覧を含む各種のチャットサービスを提供する。
【0026】
表示管理部Ptは、チャットアカウントを有していないユーザについては、指示入力部14を介してユーザ識別情報やパスワード等のログイン情報を指示入力することにより、新規チャットアカウントを作成し、ユーザ識別情報を含むチャットアカウントを記憶部22に記憶させる。また、すでにチャットアカウントを作成し、記憶部22にチャットアカウントが記憶されているユーザが、指示入力部14を介してユーザ識別情報やパスワード等のログイン情報を指示入力すると、表示管理部Ptの指示に応じ、チャット管理部Psが、記憶部22に記憶されたチャットアカウントを読み込むことによってログイン情報の検証を行い、ログイン情報の正当性が検証できると、ログイン処理が行われ、チャット画面Gにログインしたことを表示させる。
【0027】
表示管理部Ptは、指示入力部14を介したユーザの指示入力に応じ、複数のユーザが参加可能なグループを作成可能である。グループを作成したユーザは、グループのオーナとされる。表示管理部Ptからユーザによるグループの作成指示があると、チャット管理部Psは、グループ識別情報を新規発行してユーザ識別情報に対応付けて記憶部22に記憶させる。ユーザは、グループを作成した後、グループ識別情報に対応付け、グループに含まれる1又は複数のユーザが投稿情報を投稿可能及び閲覧可能であるトークルームを作成可能である。トークルームには、他の招待ユーザを招待可能である。表示管理部Ptからユーザの招待指示があると、チャット管理部Psは、招待された招待ユーザに対応した端末装置10a(図1)の表示管理部Ptに指示を行い、表示部13に、招待されたことを表示させる。招待ユーザが指示入力部14を介して招待受入れの指示入力をすると、表示管理部Ptから招待受入れ指示を受信したチャット管理部Psは、記憶部22にグループ識別情報に対応付けて招待ユーザのユーザ識別情報を記憶させ、招待ユーザをトークルームに参加させる。
【0028】
表示管理部Ptは、グループ識別情報に対応付けられたユーザが投稿情報を投稿可能及び閲覧可能であるチャット画面G(図4図7)を表示部13に表示させる。チャット画面Gには、投稿情報を閲覧可能に表示する投稿情報表示領域A、ボタンB1、B2、B3、及び、テキストを入力可能なテキスト入力領域Cmが設けられる。表示管理部Ptは、ユーザが指示入力部14を介して指示入力して投稿した投稿情報を投稿情報表示領域Aに表示するとともに、チャットサーバ20に送信する。また、表示管理部Ptは、チャットサーバ20から受信した他のユーザが投稿した投稿情報を投稿情報表示領域Aに表示し、投稿情報を閲覧可能にする。
【0029】
表示管理部Ptは、ユーザによるボタンB1のタップ操作の入力が指示入力部14からあると、記憶部12から読み込んだファイルのリストをチャット画面Gに表示させ、リストを見たユーザがタップ操作したファイルを投稿情報として投稿情報表示領域Aに表示させるとともに、チャット管理部Psに送信する。
【0030】
また、表示管理部Ptは、ユーザによるボタンB2のタップ操作の入力が指示入力部14からあると、カメラ15を起動し、ユーザがカメラ15で撮像した撮像画像を投稿情報として投稿情報表示領域Aに表示させるとともに、チャット管理部Psに送信する。
【0031】
また、表示管理部Ptは、ユーザによるボタンB3のタップ操作の入力が指示入力部14からあると、記憶部12から読み込んだ画像情報のリストをチャット画面Gに表示させ、リストを見たユーザがタップ操作した画像情報を投稿情報として投稿情報表示領域Aに表示させるとともに、チャット管理部Psに送信する。
【0032】
しかるところ、チャット管理部Psは、表示管理部Ptからユーザによる指示入力や投稿情報等の各種情報を受信すると、受信した各種の情報を情報登録装置30に送信する。
【0033】
図3は、情報登録装置30の記憶部32が記憶するユーザ情報テーブルTbの一例を説明するための説明図である。図4図7は、端末装置10の表示部13に表示されるチャット画面Gの一例を示す図であり、図4がアクセス情報登録メッセージ表示例G1、G1aであり、図5が組織選択メッセージ表示例G2であり、図6が投稿情報表示例G3であり、図7が通知メッセージ表示例G4である。チャット画面GにおけるHH:MMは、タイムスタンプである。
【0034】
情報登録装置30は、制御部31と記憶部32を有する。
【0035】
制御部31は、CPU等の処理装置を有し、記憶部32から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0036】
記憶部32は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、情報登録装置30を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部32は、受信部P1、アクセス情報登録部P2、送信部P3、及び、通知部P4のプログラムや、予め入力された業務システム40に接続するためのアドレス、ユーザ情報テーブルTbも記憶する。図3に示すように、ユーザ情報テーブルTbには、ユーザ識別情報、ユーザ種別、グループ識別情報、組織識別情報、ログインID、パスワード、及び、アクセストークンを含む。業務システム40の業務アカウントが、アクセス許可の取得にログインIDとパスワードを必要としているとき、アクセス情報は、ログインIDとパスワードが用いられる。また、業務システム40の業務アカウントがアクセス許可の取得に、アクセストークンを必要としているとき、アクセス情報は、アクセストークンが用いられる。すなわち、記憶部32は、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システムに登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する。
【0037】
受信部P1は、チャット管理部Psから各種の情報を受信可能である。
【0038】
図4に示すように、トークルームの作成を示す情報を受信部P1が受信すると、アクセス情報登録部P2は、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gにアクセス情報登録メッセージ表示例G1に示すメッセージを表示させ、ユーザに、業務システム40における業務アカウントへのアクセス許可を取得するためのアクセス情報の入力を促す。ユーザが業務システム40の業務アカウントを有していないときには、リンクをタップ操作することによって業務アカウントの登録画面(不図示)に遷移可能である。ユーザが指示入力部14を介し、アクセス情報を指示入力すると、アクセス情報登録部P2は、チャット管理部Psを介し、ユーザによって指示入力されたアクセス情報と、ユーザに対応付けられたグループ識別情報及びユーザ識別情報を受信する。
【0039】
また、図5に示すように、アクセス情報登録部P2は、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gに組織選択メッセージ表示例G2に示すメッセージを表示させ、ユーザに組織の入力を促す。組織は、業務アカウント内に設けられる処理単位である。組織選択メッセージ表示例G2では、「Z1」~「Z4」が含まれる組織リストを表示し、ユーザによる組織の指示入力を受け付ける。組織リストの表示に際しては、「絞り込む」ボタンを押すことによって組織リストに表示させる組織の絞込みが可能である。ユーザが組織を指示入力すると、アクセス情報として、組織に対応付けられた組織識別情報がチャットサーバ20を介してアクセス情報登録部P2に送信される。すなわち、アクセス情報は、業務アカウント内の処理単位である組織識別情報を有する。
【0040】
アクセス情報登録部P2は、ユーザによって指示入力されたアクセス情報によって業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織へのアクセス許可の取得を試み、アクセス情報によって業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織へのアクセス許可を取得したとき、グループ識別情報とユーザ識別情報に対応付け、アクセス情報を記憶部32のユーザ情報テーブルTbに登録し、チャット管理部Psを介し、チャット画面Gに、アクセス情報登録メッセージ表示例G1aに示すメッセージを表示させる(図4)。また、ここでは、ユーザがトークルームを作成したオーナであるからユーザ情報テーブルTbのユーザ種別には、「オーナ」が記憶される。すなわち、受信部P1によってチャットシステムCsから受信したアクセス情報が、グループが利用可能なトークルームを作成したユーザであるオーナによって入力されたものであるとき、記憶部32に、アクセス情報を登録する。
【0041】
一方、ユーザによって指示入力されたアクセス情報によって業務アカウントへのアクセス許可の取得ができなかったとき、チャット管理部Psを介し、チャット画面Gに、アクセス許可の取得ができなかったことを表示させる。この場合には、記憶部32にアクセス情報の登録は行われない。
【0042】
ユーザが指示入力部14によって招待ユーザの招待を指示入力すると、チャットサーバ20におけるチャット管理部Psが招待ユーザを招待する処理を行い、アクセス情報登録部P2が、チャット画面Gに表示を行うことにより、招待ユーザに業務システム40における業務アカウントへのアクセス許可を取得するためのアクセス情報の入力を促す。アクセス情報に含まれる組織識別情報については、招待ユーザからの入力を省略し、記憶部32に記憶されたオーナの組織識別情報を取得するようにしてもよい。アクセス情報登録部P2は、ユーザ情報テーブルTbを参照し、招待ユーザによって入力されたアクセス情報と記憶部32に記憶されたオーナのアクセス情報が互いに相違するときには、チャット管理部Psを介し、チャット画面Gに、オーナが記憶させたアクセス情報と相違することを表示させる。招待ユーザによって入力されたアクセス情報と記憶部32に記憶されたオーナのアクセス情報が互いに同じとき、アクセス情報登録部P2は、業務システム40における業務アカウントへのアクセス許可の取得を試み、アクセス許可を取得できたときには、記憶部32のユーザ情報テーブルTbに、ユーザ種別を「招待ユーザ」とし、グループ識別情報、ユーザ識別情報に対応付け、アクセス情報を登録する。アクセス情報登録部P2は、チャットサーバ20を介してチャット画面Gに、アクセス情報登録メッセージ表示例G1aに示すメッセージを表示させる。一方、ユーザによって指示入力されたアクセス情報によって業務アカウントへのアクセス許可の取得ができなかったとき、アクセス情報登録部P2は、チャット管理部Psを介し、チャット画面Gに、アクセス許可の取得ができなかったことを表示させる。
【0043】
例えば、図3では、オーナ「X1」、招待ユーザ「X2」、及び、招待ユーザ「X3」は、グループ識別情報「Y1」を有し、オーナ「X1」が作成したトークルームに投稿情報を投稿可能である。オーナ「X1」にログインID「L1」とパスワード「W1」のアクセス情報が記憶され、オーナ「X2」にログインID「L2」とパスワード「W2」のアクセス情報が記憶され、オーナ「X1」と招待ユーザ「X2」は、アクセス許可を取得できたことを示している。招待ユーザ「X3」は、アクセス情報が記憶されず、アクセス許可を取得できていないことを示している。これにより、オーナ「X1」と招待ユーザ「X2」が投稿した投稿情報は、業務システム40の業務アカウントにおける組織識別情報「Z1」によって識別される組織に登録される。一方、アクセス情報を取得しない招待ユーザ「X3」は、投稿情報を投稿しても、業務システム40には登録されない。また、オーナ「X4」は、グループ識別情報「Y2」を有し、アクセストークン「T1」のアクセス情報が記憶され、アクセス許可を取得できたことを示している。
【0044】
図6の投稿情報表示例G3に示すように、ユーザが端末装置10のチャット画面Gに投稿情報を投稿すると、チャット管理部Psを介し、受信部P1は、トークルームに投稿された投稿情報、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報、投稿情報を投稿したユーザを識別するユーザ識別情報をチャットシステムCsから受信する。
【0045】
送信部P3は、グループ識別情報及びユーザ識別情報に対応付けられたアクセス情報が記憶部32に登録されているとき、記憶部32に記憶されたアドレスを読み込み、アドレスに基づいて業務システム40に接続し、アクセス情報に基づいて、業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織へのアクセス許可を取得し、業務システム40の業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織に、投稿情報を送信する。一方、送信部P3は、記憶部32にアクセス情報が登録されていないとき、業務システム40に投稿情報を送信しない。
【0046】
通知部P4は、業務システム40の業務アカウントにおける投稿情報の登録が正常終了したときには、業務システム40から正常終了したことが通知され、図7に示すように、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gの通知メッセージ表示例G4に、正常終了したことを表示する。
【0047】
一方、通知部P4は、送信部P3が業務システム40に登録された業務アカウントに投稿情報を送信できなかったとき、チャットシステムCsに投稿情報を送信できなかったことを通知する。より具体的に、アクセス情報が記憶部32に登録されていないことによって送信部P3が投稿情報を送信しなかったとき、及び、業務システム40からアップロードの異常終了の通知があったとき、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gに投稿情報を送信できなかったことを通知する。
【0048】
業務システム40は、制御部41と記憶部42を有する。
【0049】
制御部41は、CPU等の処理装置を有し、記憶部42から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0050】
記憶部42は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、業務システム40を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部42は、会計や人事労務等の業務処理を行う業務処理部Pbのプログラムや、業務処理部Pbが外部システムと連携するためのAPIのプログラム、業務処理部Pbが使用する画像やテキスト等の情報を記憶する。業務処理部Pbは、APIを介して送信部P3から送信された投稿情報を記憶部42に記憶させ、会計や人事労務等の業務処理に用いることが可能である。
【0051】
(動作)
続いて、情報処理システム1におけるアクセス情報登録処理について説明をする。
【0052】
図8は、アクセス情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。
【0053】
図8に示すように、ユーザが指示入力部14によってユーザ識別情報とパスワードからなるログイン情報を入力すると、表示管理部Ptは、チャット管理部Psにログイン情報を送信する(S1)。チャット管理部Psは、ログイン情報の正当性を検証できると、ログイン処理を行い、チャット画面Gにチャットアカウントにログインしたことを表示させる(S2)。
【0054】
ユーザが指示入力部14によってトークルーム作成の指示入力をすると、表示管理部Ptは、チャット管理部Psにトークルーム作成の指示を送信する(S3)。チャット管理部Psは、グループ識別情報を新規に発行してトークルームを作成し、チャット画面Gにトークルームを作成したことを表示させ(S4)、トークルームを作成したことを受信部P1に送信する(S5)。受信部P1がトークルームの作成を示す情報を受信すると、アクセス情報登録部P2は、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gに、アクセス情報登録メッセージ表示例G1のメッセージを表示させ、ユーザに、業務システム40におけるアクセス情報の入力を促す(S6)。ユーザが指示入力部14によって入力したアクセス情報は、表示管理部Pt及びチャット管理部Psを介し、アクセス情報登録部P2に送信される(S7)。アクセス情報登録部P2は、業務システム40における業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織へのアクセス許可を取得できるかどうか試みる(S8)。アクセス許可を取得できたとき、アクセス情報登録部P2は、記憶部32に、グループ識別情報、及び、ユーザ識別情報に対応付けてアクセス情報を記憶させ、チャット管理部Psを介し、チャット画面Gに、アクセス許可の取得ができたことを示すアクセス情報登録メッセージ表示例G1aのメッセージを表示させる。一方、業務アカウントへのアクセス許可が取得できなかったとき、アクセス情報登録部P2は、チャット画面Gに、アクセス許可が取得できなかったことを表示させる(S10)。
【0055】
続いて、情報処理システム1における投稿情報登録処理について説明する。
【0056】
図9は、投稿情報登録処理の一例を示すシーケンス図である。
【0057】
図9に示すように、ユーザが、表示部13に表示されたチャット画面GにおけるボタンB2をタップ操作すると、表示管理部Ptは、カメラ15を起動する。ユーザがカメラ15によってレシートを撮像すると、表示管理部Ptは、カメラ15が撮像したレシートの画像を投稿情報としてチャット画面Gに表示するとともに、投稿情報、グループ識別情報、及び、ユーザ識別情報をチャット管理部Psに送信する(S11)。チャット管理部Psは、投稿情報、グループ識別情報、及び、ユーザ識別情報を受信部P1に送信する(S12)。受信部P1が受信すると、送信部P3は、グループ識別情報及びユーザ識別情報に対応付けられたアクセス情報が記憶部32に登録されていないとき(S13:NO)、チャット管理部Psを介し、端末装置10のチャット画面Gにアクセス情報が登録されていないことを表示させる(S14)。一方、グループ識別情報及びユーザ識別情報に対応付けられたアクセス情報が記憶部32に登録されているとき(S13:YES)、業務システム40に、投稿情報を送信する(S15)。業務システム40は、受信した投稿情報を業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織に登録する登録処理を行い、登録処理の結果(正常終了又は異常終了)を通知部P4に送信する。通知部P4は、チャット管理部Psを介し、登録処理の結果(正常終了又は異常終了)をチャット画面Gに表示させる(S17)。
【0058】
これにより、業務システム40における業務処理に関与する、例えば、税理士や社会保険労務士等の専門家をトークルームに招待ユーザとして招待し、専門家からアドバイスを受けながら、チャット画面Gに書類を投稿することによって、簡便かつ確実に、業務システム40における業務アカウントに、投稿情報を登録することができる。
【0059】
また、情報処理システム1では、トークルームと業務システム40の業務アカウントが対応付けられているから、登録の際に、登録先の入力誤りを防止できる。
【0060】
また、情報処理システム1は、アクセス情報を登録していない招待ユーザは、投稿しても、業務システム40に投稿情報を登録できないから、安全性が高い。
【0061】
実施形態によれば、情報処理システム1は、ユーザが、より簡便かつ確実に、所定の登録先である業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織に、投稿情報を登録することができる。
【0062】
なお、実施形態では、受信部P1は、チャット管理部Psから投稿情報、グループ識別情報、ユーザ識別情報を受信する例を説明したが、ユーザ識別情報を受信せずに、投稿情報とグループ識別情報を受信するように構成してもよい。
【0063】
また、実施形態では、指示入力部14がタッチパネルである例を説明したが、これに限定されず、キーボードやマウス等の指示入力具であってもよい。
【0064】
また、実施形態では、業務システム40における業務アカウントの組織が組織識別情報によって識別される例を説明したが、組織識別情報ではなく、事業所識別情報によって識別される事業所、団体識別情報によって識別される団体、チーム識別情報によって識別されるチーム等の業務アカウント内の処理単位であってもよいし、組織識別情報がなく、投稿情報を業務アカウントに対応付けて登録してもよい。
【0065】
また、実施形態では、ユーザ情報テーブルTbがアクセス情報として、ログインID、パスワード、アクセストークンを記憶する例を説明したが、これに限定されない。アクセス情報は、これら以外の認証情報であってもよい。
【0066】
また、実施形態では、端末装置10、チャットサーバ20、情報登録装置30、業務システム40の各々が互いに別体で構成されているが、すべて又は一部を一体で構成してもよい。
【0067】
すなわち、情報登録装置30は、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システム40に登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する記憶部32と、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された投稿情報と、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報をチャットシステムCsから受信する受信部P1と、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する送信部P3とを有する。
【0068】
アクセス情報登録部P2は、ユーザによって指示入力されたアクセス情報によって業務アカウントへのアクセス許可を取得したとき、グループ識別情報、及び、ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けたアクセス情報を記憶部32に登録する。
【0069】
受信部P1は、ユーザが投稿した投稿情報、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報、及び、投稿情報を投稿したユーザのユーザ識別情報を受信する。
【0070】
送信部P3は、グループ識別情報及びユーザ識別情報に対応付けられたアクセス情報が記憶部32に登録されているとき、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する。
【0071】
アクセス情報は、業務アカウント内の処理単位である組織識別情報を有する。
【0072】
送信部P3は、業務アカウントの組織識別情報によって識別される組織に、投稿情報を送信する。
【0073】
送信部P3は、記憶部32にアクセス情報が登録されていないとき、業務アカウントに投稿情報を送信しない。
【0074】
アクセス情報登録部P2は、受信部P1によってチャットシステムCsから受信したアクセス情報が、グループが利用可能なトークルームを作成したユーザであるオーナによって入力されたものであるとき、記憶部32に、アクセス情報を登録する。
【0075】
通知部P4は、送信部P3が業務システム40に登録された業務アカウントに投稿情報を送信できなかったとき、チャットシステムCsに投稿情報を送信できなかったことを通知する。
【0076】
情報処理システム1は、チャットシステムCsと、情報登録装置30を有する。チャットシステムCsは、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された投稿情報と、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループを識別するグループ識別情報を送信する。情報登録装置30は、グループ識別情報に対応付け、業務システム40に登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する記憶部32と、投稿情報と、グループ識別情報をチャットシステムCsから受信する受信部P1と、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する送信部P3と、を有する。
【0077】
情報登録方法は、記憶部32に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システム40に登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させ、受信部P1により、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された投稿情報と、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報をチャットシステムCsから受信し、送信部P3により、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する。
【0078】
情報登録プログラムは、記憶部32に、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システム40に登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶させるコードと、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された投稿情報と、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報をチャットシステムCsから受信する受信部P1のコードと、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する送信部P3のコードと、をコンピュータに実行させる。
【0079】
上述のとおり、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0080】
また、実施形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施形態における各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよいし、プログラムによって実現してもよい。
【符号の説明】
【0081】
1 ・・・情報登録装置
10・・・端末装置
11・・・制御部
12・・・記憶部
13・・・表示部
14・・・指示入力部
15・・・カメラ
20・・・チャットサーバ
21・・・制御部
22・・・記憶部
30・・・情報登録装置
31・・・制御部
32・・・記憶部
40・・・業務システム
41・・・制御部
42・・・記憶部
A ・・・投稿情報表示領域
B1・・・ボタン
B2・・・ボタン
B3・・・ボタン
Cm・・・テキスト入力領域
Cs・・・チャットシステム
G ・・・チャット画面
P1・・・受信部
P2・・・アクセス情報登録部
P3・・・送信部
P4・・・通知部
Pb・・・業務処理部
Ps・・・チャット管理部
Pt・・・表示管理部
Tb・・・ユーザ情報テーブル

【要約】
【課題】 ユーザが、より簡便かつ確実に、所定の登録先に情報を登録することができる情報登録装置を提供する。
【解決手段】 情報登録装置30は、記憶部32、受信部P1、及び、送信部P3を有する。記憶部32は、グループを識別するグループ識別情報に対応付け、業務システム40に登録された業務アカウントへのアクセス許可を取得可能であるアクセス情報を記憶する。受信部P1は、グループに所属するユーザの各々が投稿情報を投稿可能であるトークルームに投稿された投稿情報と、投稿情報を投稿したユーザが所属するグループのグループ識別情報をチャットシステムCsから受信する。送信部P3は、アクセス情報に基づいて、業務アカウントへのアクセス許可を取得し、業務アカウントに、投稿情報を送信する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9