IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ フリー株式会社の特許一覧

特許7571336情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
<>
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図1
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図2
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図3
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図4
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図5
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図6
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図7
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図8
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/30 20180101AFI20241015BHJP
【FI】
G06F8/30
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2024086715
(22)【出願日】2024-05-28
【審査請求日】2024-05-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148725
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 信彦
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康平
【審査官】松平 英
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-144298(JP,A)
【文献】特開2007-035021(JP,A)
【文献】特開平11-039146(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/00-8/38
8/60-8/77
9/44-9/445
9/451
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行う表示指示部と、
前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得する受付部と、
前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新する更新部と、
前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力する情報変更指示出力部と、を有し、
前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含み、
前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む、
情報処理システム。
【請求項2】
前記変更手段受付画像は、前記入力情報が第1の判定条件を充足する場合に実行される第1の充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける第1の充足処理受付画像と、前記入力情報が第2の判定条件を充足する場合に実行される第2の充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける第2の充足処理受付画像とを含み、
前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記第1の充足処理の処理内容情報と前記第2の充足処理の処理内容情報を含む、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記変更手段受付画像は、前記入力情報が前記判定条件を充足しない場合に実行される不充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける不充足受付画像を含み、
前記受付情報は、前記不充足受付画像によって受け付けた、前記不充足処理の前記処理内容情報を含む、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示指示部は、第1の受付画像における前記入力情報受付画像及び/又は前記変更手段受付画像の中に、第2の受付画像が組み込まれた前記受付画像の表示指示が可能である、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記入力情報受付画像、及び、前記変更手段受付画像の各々は、入力受付ボックスを有し、前記入力受付ボックスの中に前記第2の受付画像が組み込まれた前記受付画像の表示指示が可能である、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記入力情報取得手段は、前記提供情報に含まれる前記入力情報を取得するためのテーブルの項目情報、又は、プロパティのキーを有し、
前記入力情報受付画像は、前記項目情報の指示入力を前記ユーザから受け付ける、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記入力情報は、ユーザ情報である、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
表示指示部により、提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行い、
受付部により、前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得し、
更新部により、前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新し、
情報変更指示出力部により、前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力し、
前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含み、
前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む、
情報処理方法。
【請求項9】
提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行う表示指示部のコードと、
前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得する受付部のコードと、
前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新する更新部のコードと、
前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力する情報変更指示出力部コードと、
をコンピュータに実行させ、
前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含み、
前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む、
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、クラウド上のサーバから端末装置を介して提供されるサービスが増えつつある。クラウドによって提供されるサービスは、多様であり、ユーザは、端末装置を介して複数のサーバの各々のサービスを利用することも可能である。複数のサーバのサービスを利用するようになると、各々のサーバで同種のデータが使用されることがあり、ユーザの利便性向上のため、サーバ同士が連携されることがある。一例を挙げれば、サーバがSingle Sign On(SSO)サービスを提供するSSOサーバと連携することにより、ユーザは、一元的に管理されたIDやパスワードを用いてサーバにサインオンをすることができるようになる。
【0003】
クラウド上で外部サーバと連携するためには、API(Application Programming Interface)を用いることができる。APIは、サーバによってデータの独自の受渡仕様を有することがあり、外部サーバとデータの受渡しを行うためには、受渡仕様に合わせてデータを変更しなければならないことがある。
【0004】
データの変更は、サーバ等において、各種のプログラムや関数を処理させることによって実現可能である。
【0005】
また、非特許文献1には、テキストボックスに変換式を入力させるようなデータ変更ツールも開示されている。
【0006】
また、非特許文献2には、プログラムや関数を作成する代わりにJSONを作成して専用ツールに指示を行い、データを変更させる技術も開示される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【文献】https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/saml-claims-customization
【文献】https://developer.sailpoint.com/docs/extensibility/transforms
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の情報処理システムでは、コンピュータ言語やプログラミング技術等の専門的な知見がないと、データ変更を行うためのプログラムや、関数、JSONを作成することが難しく、作成作業に手間もかかる。また、プログラムや、関数、JSONは、テキストによって記述され、特に、複雑な処理を記述すると可読性が低下し、開発や改修の作業効率を低下させる懸念もある。
【0009】
そこで、本発明の実施形態は、ユーザにとってより簡便かつ分かりやすく、コンピュータに実行させるための多様な情報変更処理を指示することができる情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態に係る情報処理システムは、表示指示部、受付部、更新部、及び、情報変更指示出力部を有する。前記表示指示部は、提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行う。前記受付部は、前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得する。前記更新部は、前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新する。前記情報変更指示出力部は、前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力する。前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含む。前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む。
【0011】
実施形態に係る情報処理方法は、表示指示部により、提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行い、受付部により、前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得し、更新部により、前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新し、情報変更指示出力部により、前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力する。前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含む。前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む。
【0012】
実施形態に係る情報処理プログラムは、表示指示部のコード、受付部のコード、更新部のコード、及び、情報変更指示出力部コードを有する。前記表示指示部のコードは、提供された提供情報から入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像と、前記入力情報を変更する入力情報変更手段を前記ユーザから受け付ける変更手段受付画像とを有する受付画像の表示指示を行う。前記受付部のコードは、前記入力情報受付画像と前記変更手段受付画像によって受け付けた受付情報を取得する。前記更新部のコードは、前記受付情報に基づいて、基礎情報を更新する。前記情報変更指示出力部コードは、前記基礎情報に基づいて、情報変更部に情報変更処理を指示するための情報変更指示を出力する。前記変更手段受付画像は、前記入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報を前記ユーザから受け付ける充足処理受付画像を含む。前記受付情報は、前記充足処理受付画像によって受け付けた、前記充足処理の前記処理内容情報を含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態によれば、ユーザにとってより簡便かつ分かりやすく、コンピュータに実行させるための多様な情報変更処理を指示することができる情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施形態に係る情報処理システムにおける、全体構成を示すブロック図である。
図2】実施形態に係る情報処理システムにおける、表示指示部の処理を説明する図であり、(A)が更新部によって更新された基礎情報を示し、(B)が受付部によって表示される受付画像における変更内容「メンバーの属性」の入力例を示し、(C)が受付画像における属性情報の入力例を示す。
図3】実施形態に係る情報処理システムにおける、受付画像における変更内容「パターンマッチ」の入力例を示す図である。
図4】実施形態に係る情報処理システムにおける、パターンマッチを説明する図であり、(A)が更新部によって更新された基礎情報を示し、(B)がパターン追加を行った受付画像を示す。
図5】実施形態に係る情報処理システムにおける、パターンマッチを説明する図であり、(A)が更新部によって更新された基礎情報を示し、(B)がパターン追加を2つ行った受付画像を示す。
図6】実施形態に係る情報処理システムにおける、パターンマッチをネストさせた基礎情報の一例を示す図である。
図7】実施形態に係る情報処理システムにおける、パターンマッチをネストさせた受付画像の一例を示す図である。
図8】実施形態に係る情報処理システムにおける、表示指示部、受付部、及び、更新部の処理の一例を示すフローチャートである。
図9】実施形態に係る情報処理システムにおける、情報変更部の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照し、実施形態を説明する。
【0016】
図1は、実施形態に係る情報処理システム1における、全体構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、端末装置10にLANやインターネット等のネットワークを介して接続されるサーバ20を有する。ユーザは、端末装置10を操作することによって情報変更処理を指示する情報変更指示Tを出力可能である。サーバ20は、情報変更指示Tに基づいて、情報提供装置Vから提供された提供情報Ivを変更し、変更情報を出力可能である。
【0018】
端末装置10は、例えば、PC等の情報処理端末であり、制御部11、記憶部12、表示部13、及び、指示入力部14を有する。
【0019】
制御部11は、CPU等の処理装置を有し、記憶部12から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0020】
記憶部12は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、端末装置10を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、ブラウザや、サーバ20から受信した、Reactライブラリを使用したJavaScriptによって記述された表示指示部C1、受付部C2、更新部C3、及び、情報変更指示出力部C4のプログラムと、これらのプログラムによって使用可能な基礎情報Pも記憶する。
【0021】
表示部13は、LCDや、LED、OLED等によって構成され、制御部11から入力された各種の情報を表示可能である。
【0022】
指示入力部14は、例えば、キーボードやマウスであり、ユーザが入力した各種の指示入力を制御部11に出力する。
【0023】
サーバ20は、制御部21と記憶部22を有する。
【0024】
制御部21は、CPU等の処理装置を有し、記憶部22から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0025】
記憶部22は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、サーバ20を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、表示指示部C1、受付部C2、更新部C3、情報変更指示出力部C4、及び、情報変更部C5のプログラムを記憶する。表示指示部C1、受付部C2、更新部C3、及び、情報変更指示出力部C4は、端末装置10に送信され、端末装置10によって実行される。
【0026】
図2(A)は、更新部C3によって更新された基礎情報Pを示す。図2(B)は、受付部C2によって表示される受付画像Gにおける変更内容「メンバーの属性」の入力例を示す。図2(C)は、受付画像Gにおける属性情報の入力例を示す。図3は、受付画像Gにおける変更内容「パターンマッチ」の入力例を示す図である。図4(A)は、更新部C3によって更新された基礎情報Pを示す。図4(B)は、パターン追加を行った受付画像Gを示す。図5(A)は、更新部C3によって更新された基礎情報Pを示す。図5(B)は、パターン追加を2つ行った受付画像Gを示す。
【0027】
基礎情報Pは、例えば、キーと値がペアにされたJSON形式のデータ構造を有し、プロパティとメソッドを保有可能なオブジェクトである。基礎情報Pは、プロパティとして、typeプロパティP1、attribute_nameプロパティP2、inputプロパティP3、patternsプロパティP4、及び、otherプロパティP5を含む。それぞれのプロパティの共存関係や親子関係は、JSON Schemaによって定義可能である。
【0028】
typeプロパティP1は、処理タイプを識別する情報である。図2(A)に示すように、typeプロパティP1の値が “MEMBER_ATTRIBUTE”である場合、共存関係にあるattribute_nameプロパティP2も並列的に設けられ、typeプロパティP1とattribute_nameプロパティP2によって提供情報Ivに含まれるメンバーから属性情報を取得するための属性取得オブジェクトO1が構成される。
【0029】
図4(A)に示すように、typeプロパティP1の値が“PATTERN”である場合、typeプロパティP1と共存関係にあるinputプロパティP3、patternsプロパティP4、及び、otherプロパティP5も並列的に設けられ、typeプロパティP1、inputプロパティP3、patternsプロパティP4、及び、otherプロパティP5によってパターンマッチオブジェクトO2が構成される。パターンマッチオブジェクトO2では、inputプロパティP3が入力情報を取得する入力情報取得手段を有し、patternsプロパティP4とotherプロパティP5は、入力情報を変更する入力情報変更手段を有する。より具体的には、patternsプロパティP4が入力情報の判定条件の充足処理の処理内容情報を有し、otherプロパティP5が入力情報の判定条件の不充足処理の処理内容情報を有する。
【0030】
図5(A)の例では、inputプロパティP3が、子プロパティに属性取得オブジェクトO1を有し、提供情報Ivから属性情報を取得して入力情報とする入力情報取得手段を有する。
【0031】
また、patternsプロパティP4は、子プロパティにキーと値を有し、入力情報がキーと一致するという判定条件を充足する場合に、値を情報変更指示Tとして出力するという充足処理の処理内容情報を有する。例えば、図5(A)では、patternsプロパティP4は、入力情報がキー「開発部」と一致するという判定条件を充足する場合に、値「ADMIN」を情報変更指示Tとして出力するという充足処理の処理内容情報を有する。JSON形式では、キーと値のペアを「:」で接続して“開発部”:“ADMIN”のように記述し、入力情報である“開発部”をキーとして値“ADMIN”を取得可能にすることにより、入力情報がキーと一致するという判定条件の充足処理を実現可能である。充足処理の処理内容情報は、複数記述することが可能であり、“開発部”:“ADMIN”と並列的に、“営業部”:“MANAGER”のような充足処理の処理内容情報を含めてもよい。
【0032】
また、otherプロパティP5には、入力情報が「開発部」及び「営業部」のいずれでもなく、patternsプロパティP4に定められた判定条件を充足しない場合における不充足処理の処理内容情報が定められる。otherプロパティP5では、other: “MEMBER”とすることによって判定条件を充足しない場合における不充足処理として“MEMBER”を取得可能である。
【0033】
図6は、パターンマッチをネストさせた基礎情報Pの一例を示す図である。図7は、実施形態に係る情報処理システム1における、パターンマッチをネストさせた受付画像Gの一例を示す図である。
【0034】
基礎情報Pは、静的な値をとしてもよいし、子プロパティに、属性取得オブジェクトO1やパターンマッチオブジェクトO2等のオブジェクトを含めて動的な値としてもよい。例えば、図6では、patternsプロパティP4に含まれるキー「営業部」の値として、子プロパティに、パターンマッチオブジェクトO2を含めている。より具体的には、patternsプロパティP4に含まれるキー「営業部」の値に、子プロパティとして、typeプロパティP1、inputプロパティP3、patternsプロパティP4、及び、otherプロパティP5からなるパターンマッチオブジェクトO2が含まれる。
【0035】
表示指示部C1は、基礎情報Pに基づいて、html等の構造化された表示要素を生成し、表示部13にGUI(Graphical User Interface)である受付画像Gの表示指示を行う。
【0036】
図2(B)に示すように、表示指示部C1は、基礎情報Pに基づいて、属性情報受付画像G1の表示指示を行う。属性情報受付画像G1は、typeプロパティP1の値に応じた値がセットされる入力受付ボックスB1を有する。入力受付ボックスB1には、typeプロパティP1の値“MEMBER_ATTRIBUTE”に対応した「メンバーの属性」が表示されるが、プルダウンメニューで「直接入力」や「パターンマッチ」等の入力候補の表示がされ、指示入力部14を介した操作によって変更入力可能である。
【0037】
また、属性情報受付画像G1は、attribute_nameプロパティP2に応じた値がセットされる入力受付ボックスB2を有する。入力受付ボックスB2は、プルダウンメニューで属性情報の候補を表示することによって指示入力部14を介した属性情報の指示入力を受け付ける。属性情報の候補は、例えば、提供情報Ivがテーブル情報である場合には、テーブルを構成する項目情報を用いることができ、また、提供情報Ivがキーと値がペアにされたJSON形式であれば、プロパティのキーを用いることができる。図2(C)の例では、入力受付ボックスB1の値がtypeプロパティP1の値“PATTERN”に応じた「メンバーの属性」であり、入力受付ボックスB2の値がattribute_nameプロパティP2に応じた属性情報「部署1」である。
【0038】
図3及び図4に示すように、表示指示部C1は、typeプロパティP1に、パターンマッチを示す値“PATTERN”がセットされているとき、基礎情報Pに基づいて、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3の表示指示を行う。図4に示すように、入力情報受付画像G2は、提供された提供情報Ivから入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける。入力情報受付画像G2は、inputプロパティP3に含まれる子プロパティとして、typeプロパティP1の値に応じた値がセットされる入力受付ボックスB1iと、attribute_nameプロパティP2に応じた値がセットされる入力受付ボックスB2iを有する。入力情報取得手段は、提供情報Ivに含まれる入力情報を取得するためのテーブルの項目情報、又は、プロパティのキーを有し、入力情報受付画像G2は、項目情報の指示入力をユーザから受け付ける。
【0039】
変更手段受付画像G3は、入力情報を変更する入力情報変更手段をユーザから受け付けるための充足処理受付画像G3pを表示し、入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける。充足処理受付画像G3pには、patternsプロパティP4にセットされたキーに応じて左側入力受付ボックスBLが表示され、右側にキーに対応した値に応じて入力受付ボックスB1p、B2pが表示される。キーが複数あるときには、各々の左側入力受付ボックスBL、右側にキーに対応した入力受付ボックスB1p、B2pのセットの各々が表示される。充足処理受付画像G3pの最下段には、左側入力受付ボックスBLと入力受付ボックスB1p、B2pのセットを追加するためのアンカーボタンBtである「+パターン追加」が表示される。図3に示すように、初期状態で、patternsプロパティP4にキーがセットされていない場合、アンカーボタンBtのみが表示される。図5(B)の例では、パターン1として、左側入力受付ボックスBLにpatternsプロパティP4にセットされたキー「開発部」が表示され、判定条件である入力とパターン1が一致した条件として、キー「開発部」に対応する値が文字列であるため、入力受付ボックスB1に「直接入力」が表示され、入力受付ボックスB2pにキー「開発部」に対応する文字列である値「ADMIN」が表示される。パターン2も同様に、左側入力受付ボックスBLにキー「営業部」が表示され、入力受付ボックスB1pに「直接入力」表示され、入力受付ボックスB2pに、キー「営業部」に対応する文字列である値「MANAGER」がセットされる。このように、「直接入力」は、左側入力受付ボックスBLのキーに対応した値が文字列であるとき、入力受付ボックスB2pに当該文字列がセットされる。すなわち、変更手段受付画像G3は、入力情報が第1の判定条件を充足する場合に実行される第1の充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける第1の充足処理受付画像G3pと、入力情報が第2の判定条件を充足する場合に実行される第2の充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける第2の充足処理受付画像G3pとを含む。
【0040】
変更手段受付画像G3は、充足処理受付画像G3pの他にも、不充足受付画像G3oを表示し、入力情報が判定条件を充足しない場合に実行される不充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける。不充足受付画像G3oには、typeプロパティP1にセットされた値に応じた入力受付ボックスB1oと、otherプロパティP5にセットされた値に応じた入力受付ボックスB2oが表示される。図5(B)の例では、otherプロパティP5の値が文字列であるから、入力受付ボックスB1oには「直接入力」が表示され、入力受付ボックスB2oには、otherプロパティP5の値「MEMBER」が表示される。
【0041】
図7において、左側入力受付ボックスBLのキーに対応した値にパターンマッチオブジェクトO2が組み込まれるように、表示指示部C1は、基礎情報Pに含まれる子プロパティにおいて属性取得オブジェクトO1やパターンマッチオブジェクトO2等のオブジェクトがネストしている場合には、キーに対する値を入力する入力受付ボックスB2、B2i、B2p、B2o内にオブジェクトを組み込む。入力受付ボックスB2、B2i、B2p、B2oへのオブジェクトの組込みは、入力受付ボックスB2、B2i、B2p、B2oの表示指示を行うhtml表示要素に、オブジェクトの表示指示を行うhtml表示要素をネストさせることによって行うことが可能である。
【0042】
ここでは、一例として子プロパティにオブジェクトを組み込む例を説明したが、子プロパティに組み込まれたオブジェクトにさらに子(孫)プロパティにオブジェクトを組み込むことも可能であり、親子関係に限らず、それ以上の複数層に亘るオブジェクトの組込みも可能である。すなわち、表示指示部C1は、第1の受付画像Gにおける入力情報受付画像G2及び/又は変更手段受付画像G3の中に、第2の受付画像Gが組み込まれた受付画像Gの表示指示が可能である。より具体的には、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3の各々は、値を入力する入力受付ボックスB2i、B2p、B2oを有し、入力受付ボックスB2i、B2p、B2oの中に第2の受付画像Gが組み込まれた受付画像Gの表示指示が可能である。
【0043】
受付部C2は、ユーザが指示入力部14を介して受付画像Gに指示入力を行うと、イベント処理によって呼び出され、受付情報を取得する。受付情報には、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3によって受け付けた受付情報が含まれ、また、充足処理受付画像G3pによって受け付けた、充足処理の処理内容情報が含まれ、また、不充足受付画像G3oによって受け付けた、不充足処理の処理内容情報が含まれる。
【0044】
更新部C3は、受付情報に基づいて、基礎情報Pを更新する。より具体的には、受付部C2が受付情報を取得すると、更新部C3は、入力受付ボックスB1が受け付けた受付情報について、ユーザが「メンバーの属性」を指示入力すると、更新部C3は、typeプロパティP1に値“MEMBER_ATTRIBUTE”をセットし、一方、ユーザが「パターンマッチ」を指示入力すると、typeプロパティP1に値“PATTERN”をセットする。
【0045】
また、更新部C3は、属性情報受付画像G1における入力受付ボックスB2が受け付けた受付情報によってattribute_nameプロパティP2を更新する。
【0046】
また、更新部C3は、入力情報受付画像G2における入力受付ボックスB1i、B2iの各々が受け付けた受付情報によってinputプロパティP3に含まれる子プロパティであるtypeプロパティP1 とattribute_nameプロパティP2の各々を更新する。
【0047】
また、更新部C3は、充足処理受付画像G3pにおける左側入力受付ボックスBLが受け付けた受付情報によって入力受付ボックスB1が「直接入力」を示している場合には、入力受付ボックスB2が受け付けた文字列によってキーに対する値を更新する。
【0048】
また、更新部C3は、入力受付ボックスB1pが属性取得オブジェクトO1を示している場合には、入力受付ボックスB1p、B2pの各々が受け付けた受付情報によってpatternsプロパティP4に含まれる子プロパティであるtypeプロパティP1とattribute_nameプロパティP2の各々を更新する。
【0049】
また、更新部C3は、入力受付ボックスB1pがパターンマッチオブジェクトO2を示している場合には、patternsプロパティP4に含まれる子プロパティであるtypeプロパティP1、inputプロパティP3、patternsプロパティP4、及び、otherプロパティP5を更新する。
【0050】
ここでは、一例として親子関係にあるプロパティの更新例を説明したが、更新部C3は、子プロパティのさらに子(孫)プロパティ等、親子関係に限らず、複数層のプロパティも更新する。
【0051】
図8は、表示指示部C1、受付部C2、及び、更新部C3の処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
図8に示すように、表示指示部C1は、基礎情報Pに基づいて、受付画像Gの表示指示を行う(S1)。ユーザが受付画像Gに指示入力を行い、更新ボタンがクリックされるまで待機し(S2:NO)、更新ボタンがクリックされると(S2:YES)、イベント処理によって受付部C2が呼び出され、受付情報を取得する(S3)。更新部C3は、受付情報のうち、指示入力を受け付けたtypeプロパティP1、attribute_nameプロパティP2、inputプロパティP3、patternsプロパティP4、又は、otherプロパティP5のいずれかを更新することによって基礎情報Pを更新し(S4)、S1に戻る。
【0053】
情報変更指示出力部C4は、ユーザの指示入力に応じ、基礎情報Pに基づいて、情報変更部C5に情報変更処理を指示するための情報変更指示Tを出力する。具体的には、情報変更指示出力部C4は、オブジェクトである基礎情報PをJSON形式の文字列に変換することによって情報変更指示Tを生成して出力し、記憶部22に記憶させる。
【0054】
図9は、情報変更部C5の処理の一例を示すフローチャートである。
【0055】
情報変更部C5は、ユーザの指示入力に応じ、記憶部22から情報変更指示Tをオブジェクトとして読み込んで解釈し、情報提供装置V(図1)から提供された提供情報Ivを変更し、変更情報を出力する。情報変更指示Tを解釈して実行するためのツールは、https://developer.sailpoint.com/docs/extensibility/transforms(非特許文献2)及びhttps://documentation.sailpoint.com/saas/help/setup/identity_profiles.htmlにも開示される。
【0056】
図9に示すように、情報変更部C5は、情報提供装置Vから提供された提供情報Ivであってユーザ情報である従業員情報を取得する(S11)。情報変更部C5は、inputプロパティP3に属性取得オブジェクトO1が含まれており、attribute_nameプロパティP2に“department”が定められているため、S11で取得した従業員情報の中から入力情報として、部署を示す“department”をキーとした値を取得する(S12)。情報変更部C5は、patternsプロパティP4を参照し、S12によって取得された値が“開発部”と一致して判定条件を充足するとき(S13:YES)、“開発部”に対応した“ADMIN”を変更情報として出力する(S14)。一方、S12によって取得された値が“開発部”ではなく(S13:NO)、“営業部”と一致して判定条件を充足する場合(S15:YES)、patternsプロパティP4の子プロパティに含まれるパターンマッチオブジェクトO2により、従業員情報の中から入力情報として役職を示す“title”をキーとした値を取得し(S16)、役職が“部長”である場合(S17:YES)、“MANAGER”を変更情報として出力する(S18)。一方、S12によって取得された値が“営業部”でもなく判定条件を不充足の場合(S15:NO)、及び、役職が“部長”ではない場合(S17:NO)、“MEMBER”を変更情報として出力する(S19)。
【0057】
図9の例では、従業員情報を取得し(S11)、従業員情報から取得した部署が営業部であり(S12、S13:NO、S15:YES)、従業員情報から取得した役職が部長であり(S16、S17:YES)、情報変更部C5は、“MEMBER”を変更情報として出力する(S19)。
【0058】
情報処理システム1は、プログラムや、関数、JSONをコーディングしなくてもGUIを操作することにより、情報変更指示Tを生成することが可能であり、ユーザにとって分かりやすく、開発や改修を簡便に行うことができる。
【0059】
また、情報処理システム1は、属性取得オブジェクトO1やパターンマッチオブジェクトO2等のオブジェクトをネストさせることが可能であり、多様な情報変更処理を実現可能である。
【0060】
また、情報変更指示Tは、端末装置10や、サーバ20、外部サーバXに用意された情報変更部C5に読み込ませ、関数等で呼び出し、提供情報Ivを変更して変更情報を出力可能である。これにより、情報提供装置Vから提供された提供情報Ivをサーバ20が提供するSaaS(Software as a service、不図示)の受渡仕様に変更して読み込むことが可能になる。また、サーバ20は、SaaSから提供された情報を情報提供装置Vや他の外部サーバXの受渡仕様に変更して渡すことも可能になる。
【0061】
実施形態によれば、情報処理システム1は、ユーザにとってより簡便かつ分かりやすく、コンピュータに実行させるための多様な情報変更処理を指示することができる。
【0062】
なお、実施形態では、typeプロパティP1が「メンバーの属性」と「パターンマッチ」の処理タイプを識別する例を説明したが、これに限定されない。処理タイプは、「メンバーの属性」と「パターンマッチ」以外を含むことができ、typeプロパティP1は、これら以外の処理タイプを識別するようにしてもよい。
【0063】
また、実施形態では、判定条件が、入力情報が所定の文字列と一致するという条件である例を説明したが、これに限定されない。判定条件は、部分一致や、数値比較等、日付比較他の判定条件でもよい。
【0064】
また、実施形態では、表示指示部C1、受付部C2、更新部C3、及び、情報変更指示出力部C4が、サーバ20から端末装置10に送信して実行される例を説明したが、これに限定されず、サーバ20で実行されてもよい。
【0065】
また、実施形態では、情報変更部C5が記憶部22に記憶され、制御部21によって機能が実現される例を説明したが、情報変更部C5は、外部サーバXによって機能が実現されてもよい。
【0066】
すなわち、情報処理システム1は、提供された提供情報Ivから入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像G2と、入力情報を変更する入力情報変更手段をユーザから受け付ける変更手段受付画像G3とを有する受付画像Gの表示指示を行う表示指示部C1と、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3によって受け付けた受付情報を取得する受付部C2と、受付情報に基づいて、基礎情報Pを更新する更新部C3と、基礎情報Pに基づいて、情報変更部C5に情報変更処理を指示するための情報変更指示Tを出力する情報変更指示出力部C4と、を有する。
【0067】
変更手段受付画像G3は、入力情報が判定条件を充足する場合に実行される充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける充足処理受付画像G3pを含む。受付情報は、充足処理受付画像G3pによって受け付けた、充足処理の処理内容情報を含む。
【0068】
変更手段受付画像G3は、入力情報が第1の判定条件を充足する場合に実行される第1の充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける第1の充足処理受付画像G3pと、入力情報が第2の判定条件を充足する場合に実行される第2の充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける第2の充足処理受付画像G3pとを含む。受付情報は、充足処理受付画像G3pによって受け付けた、第1の充足処理の処理内容情報と第2の充足処理の処理内容情報を含む。
【0069】
変更手段受付画像G3は、入力情報が判定条件を充足しない場合に実行される不充足処理の処理内容情報をユーザから受け付ける不充足受付画像G3oを含む。受付情報は、不充足受付画像G3oによって受け付けた、不充足処理の処理内容情報を含む。
【0070】
表示指示部C1は、第1の受付画像Gにおける入力情報受付画像G2及び/又は変更手段受付画像G3の中に、第2の受付画像Gが組み込まれた受付画像Gの表示指示が可能である。
【0071】
入力情報受付画像G2、及び、変更手段受付画像G3の各々は、入力受付ボックスB2i、B2p、B2oを有し、入力受付ボックスB2i、B2p、B2oの中に第2の受付画像Gが組み込まれた受付画像Gの表示指示が可能である。
【0072】
入力情報取得手段は、提供情報Ivに含まれる入力情報を取得するためのテーブルの項目情報、又は、プロパティのキーを有する。入力情報受付画像G2は、項目情報の指示入力をユーザから受け付ける。
【0073】
入力情報は、ユーザ情報である。
【0074】
情報処理方法は、表示指示部C1により、提供された提供情報Ivから入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像G2と、入力情報を変更する入力情報変更手段をユーザから受け付ける変更手段受付画像G3とを有する受付画像Gの表示指示を行い、受付部C2により、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3によって受け付けた受付情報を取得し、更新部C3により、受付情報に基づいて、基礎情報Pを更新し、情報変更指示出力部C4により、基礎情報Pに基づいて、情報変更部C5に情報変更処理を指示するための情報変更指示Tを出力する。
【0075】
情報処理プログラムは、提供された提供情報Ivから入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像G2と、入力情報を変更する入力情報変更手段をユーザから受け付ける変更手段受付画像G3とを有する受付画像Gの表示指示を行う表示指示部C1のコードと、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3によって受け付けた受付情報を取得する受付部C2のコードと、受付情報に基づいて、基礎情報Pを更新する更新部C3のコードと、基礎情報Pに基づいて、情報変更部C5に情報変更処理を指示するための情報変更指示Tを出力する情報変更指示出力部C4コードと、をコンピュータに実行させる。
【0076】
上述のとおり、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0077】
また、実施形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施形態における各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよいし、プログラムによって実現してもよい。
【符号の説明】
【0078】
1・・・情報処理システム
10・・・端末装置
20・・・サーバ
C1・・・表示指示部
C2・・・受付部
C3・・・更新部
C4・・・情報変更指示出力部
C5・・・情報変更部
G・・・受付画像
G1・・・属性情報受付画像
G2・・・入力情報受付画像
G3・・・変更手段受付画像
G3o・・・不充足受付画像
G3p・・・充足処理受付画像
Iv・・・提供情報
O1・・・属性取得オブジェクト
O2・・・パターンマッチオブジェクト
P・・・基礎情報
P1・・・typeプロパティ
P2・・・attribute_nameプロパティ
P3・・・inputプロパティ
P4・・・patternsプロパティ
P5・・・otherプロパティ
V・・・情報提供装置
X・・・外部サーバ

【要約】
【課題】 ユーザにとってより簡便かつ分かりやすく、コンピュータに実行させるための多様な情報変更処理を指示することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】 表示指示部C1は、提供された提供情報Ivから入力情報を取得する入力情報取得手段をユーザから受け付ける入力情報受付画像G2と、入力情報を変更する入力情報変更手段をユーザから受け付ける変更手段受付画像G3とを有する受付画像Gの表示指示を行う。受付部C2は、入力情報受付画像G2と変更手段受付画像G3によって受け付けた受付情報を取得する。更新部C3は、受付情報に基づいて、基礎情報Pを更新する。情報変更指示出力部C4は、基礎情報Pに基づいて、情報変更部C5に情報変更処理を指示するための情報変更指示Tを出力する。
【選択図】図1

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9