(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-11
(45)【発行日】2024-10-22
(54)【発明の名称】SEO情報取得システム、SEO情報取得方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/958 20190101AFI20241015BHJP
【FI】
G06F16/958
(21)【出願番号】P 2024087021
(22)【出願日】2024-05-29
【審査請求日】2024-05-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】横川 和弘
(72)【発明者】
【氏名】及川 佑人
(72)【発明者】
【氏名】彭 依い
【審査官】酒井 恭信
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-548215(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0073336(US,A1)
【文献】国際公開第2021/048691(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第114341865(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2023/0177101(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00 - 16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部と、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、
オペレータが種々のクエリに対して指定した関連分類を示す関連分類データに基づいて、前記
クエリ取得部により取得された前記クエリ
の前記関連分類を取得する関連分類取得部と、
予め用意されたテンプレートに、前記関連分類取得部により取得された前記関連分類
を埋め込むことによって、前記
クエリ取得部により取得された前記クエリに応じた
前記所定のサービスにおける検索での検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部と、
を含むSEO情報取得システム。
【請求項2】
前記クエリ取得部は、前記所定のサービスにおける検索数が
上位の前記クエリを取得する、
請求項1に記載のSEO情報取得システム。
【請求項3】
前記SEO情報取得システムでは、繰り返し訪れる取得タイミングにおいて、前記クエリ取得部、前記関連分類取得部、及びSEO情報取得部の各々の処理が実行され、
前記SEO情報取得部は、ある前記取得タイミングが訪れた場合に、少なくとも前回の前記取得タイミングで前記SEO情報が取得された前記クエリの前記SEO情報を取得せず、少なくとも前回の前記取得タイミングで前記SEO情報が取得されなかった前記クエリの前記SEO情報を取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項4】
商品を販売する所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部と、
前記所定のサービスで前記クエリを入力したユーザが前記クエリを入力した後
に選択した前記商品に関する行動情報を取得する行動情報取得部
と、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、前記行動情報が示す前記商品に関連付けられた前記分類を、前記クエリ取得部により取得された前記クエリに関連する前記分類である関連分類
として取得する
関連分類取得部と、
予め用意されたテンプレートに前記関連分類を埋め込むことによって、前記クエリ取得部により取得された前記クエリに応じた前記所定のサービスにおける検索での検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部と、
を含むSEO情報取得システム。
【請求項5】
商品を販売する所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部と、
前記所定のサービスにおける検索エンジンにより計算された
、前記クエリ取得部により取得された前記クエリ
と、前記商品のインデックスと、の一致度に関するスコアを取得するスコア取得部
と、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、前記スコア
が上位の前記商品に関連付けられた前記分類を、前記クエリ取得部により取得された前記クエリに関連する前記分類である関連分類
として取得する
関連分類取得部と、
予め用意されたテンプレートに前記関連分類を埋め込むことによって、前記クエリ取得部により取得された前記クエリに応じた前記所定のサービスにおける検索での検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部と、
を含むSEO情報取得システム。
【請求項6】
前記所定のサービスで前記クエリを入力したユーザが前記クエリを入力した後に選択した前記商品に関する行動情報を取得する行動情報取得部を更に含み、
前記関連分類取得部は、前記行動情報が示す前記商品に関連付けられた前記分類を取得し、かつ、前記スコアが上位の前記商品に関連付けられた前記分類を取得した場合には、前記行動情報が示す前記商品に関連付けられた前記分類を、前記関連分類として取得する、
請求項
5に記載のSEO情報取得システム。
【請求項7】
前記分類は、階層構造を有し、
前記関連分類取得部は、互いに同じ上位階層の前記分類に属する複数の前記関連分類を取得した場合には、当該上位階層の分類を、前記SEO情報の取得で利用される前記関連分類として取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項8】
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルと、前記検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを、前記関連分類として取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項9】
前記関連分類取得部は、
前記クエリ取得部により取得された前記クエリとの組み合わせとして適切な前記分類を、前記関連分類として取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項10】
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルであって、
前記クエリ取得部により取得された前記クエリとの組み合わせとして適切な前記ジャンルを、前記関連分類として取得する、
請求項9に記載のSEO情報取得システム。
【請求項11】
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方であって、
前記クエリ取得部により取得された前記クエリとの組み合わせとして適切な前記属性及び前記属性値の少なくとも一方を、前記関連分類として取得する、
請求項9に記載のSEO情報取得システム。
【請求項12】
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関する前記分類が
前記クエリ取得部により取得された前記クエリに含まれている場合には、他の前記分類を前記関連分類として取得せずに、
前記クエリ取得部により取得された前記クエリに含まれる前記分類を、前記関連分類として取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項13】
前記SEO情報取得システムは
、前記関連分類に基づいて前記テンプレートを生成することを示すデフォルトのプロンプトと、前記関連分類と、を生成AIに入力することによって、前記
関連分類に応じた前記テンプレートを
前記生成AIに生成させるテンプレート生成部を更に含み、
前記SEO情報取得部は、前記関連分類に応じた前記テンプレートに基づいて、前記SEO情報を取得する、
請求項1又は2に記載のSEO情報取得システム。
【請求項14】
前記テンプレート生成部は、前記生成AIが生成した第1部分と、前記生成AIが生成しない第2部分と、を含む前記テンプレートを生成し、
前記SEO情報は、前記関連分類を前記第2部分に埋め込むことによって、前記SEO情報を取得する、
請求項13に記載のSEO情報取得システム。
【請求項15】
コンピュータが、
所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得ステップと、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、
オペレータが種々のクエリに対して指定した関連分類を示す関連分類データに基づいて、前記
クエリ取得ステップで取得された前記クエリ
の前記関連分類を取得する関連分類取得ステップと、
予め用意されたテンプレートに、前記関連分類取得ステップで取得された前記関連分類
を埋め込むことによって、前記
クエリ取得ステップで取得された前記クエリに応じた
前記所定のサービスにおける検索での検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得ステップと、
を
実行するSEO情報取得方法。
【請求項16】
所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、
オペレータが種々のクエリに対して指定した関連分類を示す関連分類データに基づいて、前記
クエリ取得部により取得された前記クエリ
の前記関連分類を取得する関連分類取得部、
予め用意されたテンプレートに、前記関連分類取得部により取得された前記関連分類
を埋め込むことによって、前記
クエリ取得部により取得された前記クエリに応じた
前記所定のサービスにおける検索での検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、SEO情報取得システム、SEO情報取得方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ウェブページ(ウェブサイト)が検索されやすくするためのSEO(Search Engine Optimization)と呼ばれる技術が知られている。例えば、特許文献1には、サービスを提供するサービサーが、種々の検索サービスの検索結果で上位に表示されるように、SEO対策すべきクエリをウェブページごとに選定する選定作業を行い、当該クエリに応じたキーワード等をウェブページに埋め込むサイト構築支援プログラムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、SEO対策のためのキーワード等をオペレータが人手で選定する必要があるので、サービサーの手間がかかっていた。この点は、特許文献1の技術に限られない。人間が人手でSEO対策を行う他の従来技術についても同様である。従来の技術では、SEO対策を十分に効率化できなかった。
【0005】
本開示の目的の1つは、SEO対策を効率化することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るSEO情報取得システムは、所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部と、前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、前記クエリに関連する前記分類である関連分類を取得する関連分類取得部と、前記関連分類に基づいて、前記所定のサービスにおける前記クエリに応じた検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、SEO対策を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】SEO情報取得システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図2】ECサービスにおけるウェブページの一例を示す図である。
【
図3】検索サービスにおけるウェブページの一例を示す図である。
【
図4】検索結果ページに埋め込まれたSEO情報の一例を示す図である。
【
図5】SEO情報取得システムで実現される機能の一例を示す図である。
【
図7】ジャンルデータベースの一例を示す図である。
【
図9】検索結果データベースの一例を示す図である。
【
図10】SEO情報データベースの一例を示す図である。
【
図11】SEO情報取得システムで実行される処理の一例を示す図である。
【
図12】本実施形態の変形例で実現される機能の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.SEO(Search Engine Optimization)情報取得システムのハードウェア構成]
本開示に係るSEO情報取得システム、SEO情報取得方法、及びプログラムの実施形態の一例を説明する。
図1は、SEO情報取得システムのハードウェア構成の一例を示す図である。例えば、SEO情報取得システム1は、EC(Electronic Commerce)サーバ10、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40、及びオペレータ端末50の各々は、インターネット又はLAN等のネットワークNに接続される。
【0010】
ECサーバ10は、ECサービスのサーバコンピュータである。ECサービスは、所定のサービスの一例である。このため、ECサービスについて説明している箇所は、所定のサービスと読み替えることができる。所定のサービスは、検索が実行される任意のサービスであればよく、ECサービスに限られない。例えば、所定のサービスは、旅行予約サービス、オンラインフリーマーケットサービス、美容院若しくはレストラン等の施設の予約サービス、電子書籍サービス、通信サービス、金融サービス、ポイント管理サービス、又は他のサービスであってもよい。
【0011】
例えば、ECサーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、の少なくとも一方を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。
【0012】
検索サーバ20は、検索サービスのサーバコンピュータである。検索サービスは、ECサービスとは異なるサービスである。ECサービスも商品の検索が実行されるが、検索サービスは、ECサービスに限られない種々のウェブページの検索が実行されるものとする。ECサービスでは、原則としてECサービスで取り扱う商品の検索が実行される。検索サービスでは、特定のサービスに限られない不特定多数のサービスの不特定多数のウェブページを検索する。例えば、検索サーバ20は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。
【0013】
第1ユーザ端末30は、ECサービスを利用する第1ユーザのコンピュータである。第1ユーザは、検索サービスを利用してもよい。例えば、第1ユーザ端末30は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、又はウェアラブル端末である。第1ユーザ端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。操作部34は、タッチパネル又はマウス等の入力デバイスである。表示部35は、液晶又は有機EL等のディスプレイである。
【0014】
第2ユーザ端末40は、検索サービスを利用する第2ユーザのコンピュータである。第2ユーザは、ECサービスを利用してもよい。例えば、第2ユーザ端末40は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、又はウェアラブル端末である。第2ユーザ端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を含む。制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部34、及び表示部35と同様であってよい。
【0015】
オペレータ端末50は、ECサービスにおけるオペレータのコンピュータである。オペレータ端末50は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、又はウェアラブル端末である。オペレータ端末50は、制御部51、記憶部52、通信部53、操作部54、及び表示部55を含む。制御部51、記憶部52、通信部53、操作部54、及び表示部55のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部34、及び表示部35と同様であってよい。
【0016】
なお、記憶部12,22,32,42,52に記憶されるプログラムは、ネットワークNを介して、ECサーバ10、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40、又はオペレータ端末50に供給されてもよい。また、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、メモリカードスロット)と、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)と、の少なくとも一方が、ECサーバ10、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40、又はオペレータ端末50に含まれてもよい。例えば、情報記憶媒体に記憶されたプログラムが、読取部及び入出力部の少なくとも一方を介して、ECサーバ10、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40、又はオペレータ端末50に供給されてもよい。
【0017】
また、SEO情報取得システム1は、少なくとも1つのコンピュータを含めばよい。SEO情報取得システム1に含まれるコンピュータは、
図1の例に限られない。例えば、SEO情報取得システム1は、ECサーバ10及びオペレータ端末50だけを含んでもよい。この場合、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、及び第2ユーザ端末40は、SEO情報取得システム1の外部に存在する。SEO情報取得システム1は、オペレータ端末50だけを含んでもよい。この場合、ECサーバ10、検索サーバ20、第1ユーザ端末30、及び第2ユーザ端末40は、SEO情報取得システム1の外部に存在する。例えば、SEO情報取得システム1は、オペレータ端末50と、
図1に示さない他のコンピュータと、を含んでもよい。
【0018】
[2.SEO情報取得システムの概要]
本実施形態では、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索結果ページのSEO対策に関するSEO情報を取得する。ECサービスにおける検索結果ページは、ECサービスにおける検索対象(例えば、商品、サービス、又はこれらの詳細を示すウェブページ)の検索結果を示すページである。SEOとは、検索エンジンの検索結果において、所定のウェブページが上位に検索されるように、ウェブページが調整されることである。SEOは、当業者が理解する公知の意味であってよい。
【0019】
SEO情報は、SEO対策として用意される情報である。SEO情報は、ウェブページの構成要素の1つである。SEO情報として利用される情報は、公知のSEO対策で利用されている任意の情報であってよい。例えば、SEO情報は、ウェブページで表示されるコンテンツの一部(例えば、文章、キーワード、又はその他の文字列)、ウェブページのタイトル、ウェブページのURLの一部、ウェブページのメタデータ(例えば、HTMLタグ)、ウェブページのリンク、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0020】
本実施形態では、ECサービスで実行される検索と、検索サービスで実行される検索と、の2種類の検索が存在する。ECサービスで実行される検索のSEO対策が行われることもあるが、本実施形態では、主に検索サービスで実行される検索のSEO対策について説明する。例えば、ECサービスのオペレータは、ECサービスの検索結果ページが検索サービスで検索されやすくするためのSEO対策を行う。
【0021】
図2は、ECサービスにおけるウェブページの一例を示す図である。本実施形態では、ブラウザ上でウェブページが表示される場合を説明するが、ECサービス又は検索サービスに専用のアプリ上でウェブページが表示されてもよい。専用のアプリ上に、ブラウザの画面がはめ込まれるウェブビューが利用されてもよい。ウェブページの表示自体は、公知の種々の方法が利用されてよい。
【0022】
例えば、第1ユーザが、第1ユーザ端末30を操作してECサーバ10にアクセスすると、
図2の左上のように、第1ユーザ端末30は、ECサービスにおけるトップページP1を、表示部35に表示させる。第1ユーザは、ECサービスにおけるトップページP1の入力フォームF10に対し、ECサービスにおける検索のために、クエリを入力する。クエリは、検索時の条件となる情報である。例えば、第1ユーザは、少なくとも1つのキーワードを、クエリとして入力する。ユーザは、商品のジャンルを示すリストL11を選択することによって、商品を検索してもよい。この場合、ジャンルがクエリになる。
【0023】
例えば、ユーザがクエリを入力してECサービスにおける検索を実行すると、ECサービスにおける検索エンジンは、ユーザが入力したクエリに基づいて、ECサービスにおける検索を実行する。検索は、公知の方法で実行されてよい。検索エンジンも公知の検索エンジンであってよい。
図2の右上のように、第1ユーザ端末30は、ECサービスにおける検索結果を示す検索結果ページP2を、表示部35に表示させる。
図2の右上の例では、「BBBスポーツ Tシャツ」といったクエリが入力されているので、当該クエリに基づいて検索された商品が、ECサービスにおける検索結果ページP2に並べられる。
【0024】
例えば、ユーザがECサービスにおける検索結果ページP2の中から商品を選択すると、
図2の左下のように、第1ユーザ端末30は、当該商品の商品ページP3を、表示部35に表示させる。ユーザは、商品ページP3から注文のための手続を行ったり、検索結果ページP2に戻って他の商品を選択したりすることができる。ユーザは、ECサービスにおけるトップページP1に戻って、他のクエリを入力して検索を実行することもできる。
【0025】
図2の左下の例では、商品ページP3には、商品の詳細を示す説明文及び画像だけではなく、商品のジャンル、属性、及び属性値も表示される。ジャンルは、カテゴリということもできる。ECサービスで用意された複数のジャンルのうちの少なくとも1つが商品に付与される。例えば、商品を販売する店舗の担当者は、商品に付与されるジャンルを指定する。ジャンルは、ECサービスにおける検索で利用される。例えば、ファッション、雑貨、玩具、家電、食品、又はコスメといったように、商品の大まかな分類を示す情報が、ジャンルとして利用される。ジャンルは、商品の種類ということもできる。
【0026】
属性は、商品の特徴を示す情報である。属性は、商品の細かな分類を示す情報ということもできる。例えば、属性は、商品のブランド、メーカー、サイズ、色、機能、素材、形状、原産地、状態、味、又は対象年齢といったように、商品そのものの特徴を示す情報が、属性として利用される。属性値は、属性の具体的な値である。属性値は、商品の具体的な特徴ということもできる。例えば、商品のブランド名、メーカー名、S・M・Lといった具体的なサイズ、赤・青・黄色といった具体的な色、又はその他の値が、属性値として利用される。属性及び属性値は、何らかの観点で商品を分類するための情報という意味では、ジャンルと同様である。ただし、ジャンルと、属性及び属性値と、は互いに分類の意味合いが異なる。
【0027】
例えば、商品ページP3のSEO対策が取られてもよいが、本実施形態では、商品ページP3ではなく、ECサービスにおける検索結果ページP2のSEO対策が取られる場合を例に挙げる。ECサービスのオペレータは、検索サービスで競合他社のウェブページよりも上位に検索されるように、検索結果ページP2にSEO情報を埋め込む。検索サービスでは、検索結果ページP2に埋め込まれたSEO情報に基づいて、検索が実行される。競合他社もSEO対策を行うので、検索サービスで上位に表示されるようなSEO情報にすることは重要である。
【0028】
図3は、検索サービスにおけるウェブページの一例を示す図である。例えば、第2ユーザが、第2ユーザ端末40を操作して検索サーバ20にアクセスすると、
図3の左上のように、第2ユーザ端末40は、検索サービスにおけるトップページP4を、表示部45に表示させる。第2ユーザは、検索サービスにおけるトップページP4の入力フォームF40に対し、検索サービスにおける検索のために、クエリを入力する。
【0029】
例えば、ユーザがクエリを入力して検索サービスにおける検索を実行すると、検索サービスにおける検索エンジンは、ユーザが入力したクエリに基づいて、検索サービスにおける検索を実行する。検索サービスにおける検索も、公知の方法によって実行されてよい。
図3の右上のように、第2ユーザ端末40は、検索サービスにおける検索結果を示す検索結果ページP5を、表示部45に表示させる。
図3の右上の例では、「BBBスポーツ シャツ」(「Tシャツ」ではなく「シャツ」)といったクエリが入力されているので、当該クエリに基づいて検索された商品が、検索サービスにおける検索結果ページP5に並べられる。
【0030】
例えば、検索サービスにおける検索結果ページP5には、種々のECサービスのウェブページの検索結果が示される。本実施形態では、ECサービス「AAA市場」のオペレータは、ECサービス「AAA市場」の検索結果ページP2を、検索サービスにおける検索結果ページP5の上位に表示させることを目指して、SEO対策を行う。例えば、オペレータは、オペレータ端末50に記憶されたプログラムを実行し、検索結果ページP2に適切なSEO情報を埋め込む。
【0031】
図4は、検索結果ページP2に埋め込まれたSEO情報の一例を示す図である。
図4に示すように、検索結果ページP2には、最下部等の目立たない位置に、SEO情報(
図4の例では、「BBBスポーツ Tシャツについて」以降の文字列)が埋め込まれる。SEO情報は、ECサービスにおける検索結果ページP2上で視認できない状態で埋め込まれてもよい。検索結果ページP2に埋め込まれたSEO情報は、検索サービスにおける検索で参照される。
【0032】
本実施形態では、予め用意されたテンプレートに対し、クエリ、ジャンル、属性、及び属性値が埋め込まれる。
図4のテンプレートの例では、これらが埋め込まれる位置が、カッコによって指定されている。例えば、SEO情報は、ECサービスで実際に入力されたクエリと、当該クエリに応じた適切なジャンル(
図4の例では、「ファッション」)、属性(
図4の例では、「サイズ」)、及び属性値(
図4の例では、「SSサイズ」、「Sサイズ」、「Mサイズ」、「Lサイズ」、及び「LLサイズ」)を含む。SEO情報がこれらの情報を含むことによって、検索サービスで入力されたクエリとの関連性が高まることがある。この場合には、SEO情報が埋め込まれた検索結果ページP2が、検索サービスにおける検索で上位にヒットしやすくなることがある。
【0033】
例えば、SEO情報の精度が高い場合には、
図3の右上のように、検索サービスにおける検索結果ページP5の上位に、ECサービスにおける検索結果ページP2が表示される。第2ユーザが、検索サービスにおける検索結果ページP5のリンクL50を選択すると、
図3の左下のように、第2ユーザ端末40は、予め設定されたクエリ「BBBスポーツ シャツ」に基づく検索結果を示す検索結果ページP2を、表示部45に表示させる。これにより、SEO情報取得システム1は、第2ユーザをECサービスに誘導することができる。この点は、第1ユーザが検索サービスでクエリを入力した場合も同様である。
【0034】
以上のように、本実施形態で一例を説明するSEO情報取得システム1は、オペレータが手動でSEO情報を取得しなくても、ECサービスで利用されるクエリに応じたジャンル、属性、及び属性値を含むSEO情報を取得する。SEO情報取得システム1は、SEO情報がこれらの情報を含むことによって、検索サービスにおける検索で、ECサービスにおける検索結果ページP2を上位に表示させることができる。以降、SEO情報取得システム1の詳細を説明する。
【0035】
[3.SEO情報取得システムで実現される機能]
図5は、SEO情報取得システム1で実現される機能の一例を示す図である。
図5では、ECサーバ10及びオペレータ端末50の各々の機能が示されている。検索サーバ20、第1ユーザ端末30、及び第2ユーザ端末40の各々の機能は、公知の機能と同様であってよい。
【0036】
[3-1.ECサーバで実現される機能]
例えば、ECサーバ10は、データ記憶部100及び検索部101を含む。データ記憶部100は、記憶部12により実現される。検索部101は、制御部11により実現される。
【0037】
[データ記憶部]
データ記憶部100は、ECサービスに必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部100は、商品データベースDB1、ジャンルデータベースDB2、属性データベースDB3、検索結果データベースDB4、及びSEO情報データベースDB5を記憶する。
【0038】
図6は、商品データベースDB1の一例を示す図である。商品データベースDB1は、ECサービスで検索対象となる商品に関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、商品データベースDB1には、商品ID、商品タイトル、ジャンル、属性、属性値、及び商品説明情報が格納される。商品データベースDB1には、他の情報が格納されてもよい。例えば、商品データベースDB1には、商品の検索時にインデックスとなり得る他の情報が格納されてもよい。商品データベースDB1は、ECサービスで商品を販売する店舗によって各種情報が登録される。
【0039】
商品IDは、商品を識別可能な情報である。商品タイトルは、商品のタイトルを示す文字列である。ジャンル、属性、及び属性値は、商品タイトルとともに、商品のインデックスとして利用される。商品説明情報は、商品の詳細を示す文字列及び画像の少なくとも一方である。商品説明情報も、商品のインデックスとして利用される。例えば、商品を販売する店舗の担当者は、商品タイトル、ジャンル、属性、属性値、及び商品説明情報を指定する。商品IDは、担当者によって指定されてもよいし、自動的に採番されてもよい。
【0040】
図7は、ジャンルデータベースDB2の一例を示す図である。ジャンルデータベースDB2は、ECサービスにおける検索で利用されるジャンルが格納されたデータベースである。例えば、ジャンルデータベースDB2には、ECサービスにおける複数のジャンルの各々を示す文字列が格納される。ジャンルデータベースDB2に定義された複数のジャンルのうちの少なくとの1つが商品に付与される。
図7の例では、階層構造を有するジャンルが示されている。階層が上位であるほど、ジャンルが大まかになる。階層が下位であるほど、ジャンルが具体的になる。ジャンルの階層構造は、公知のECサービスで採用されている構造であってよい。
【0041】
例えば、最上位のジャンルである「ファッション」には、更にそのジャンルが細分化された「メンズファッション」、「レディースファッション」、及び「キッズファッション」が存在する。ジャンルの階層数は、3つ以上であってもよい。ジャンルデータベースDB2には、ジャンルの階層構造も定義されているものとする。なお、ジャンルは、特に階層構造を有さなくてもよい。例えば、特に上位及び下位の概念がないジャンルがジャンルデータベースDB2に定義されていてもよい。ジャンルデータベースDB2は、ECサービスにおけるオペレータ又は他の者によって管理される。
【0042】
なお、あるジャンルの中で適切な属性が限られている場合には、ジャンルと、属性と、の関係がジャンルデータベースDB2に定義されていてもよい。例えば、「テレビ」といったジャンルが存在したとすると、「メーカー」、「サイズ」、「色」、及び「機能」といった属性は、テレビの特徴を示す情報として適切なので、ジャンル「テレビ」に関連付けられる。一方で、「味」、「対象年齢」、「素材」、及び「形状」といった属性は、テレビの特徴を示す情報として適切ではないので、ジャンル「テレビ」には関連付けられない。属性と同様に、あるジャンルの中で適切な属性値が限られている場合には、ジャンルと、属性値と、の関係がジャンルデータベースDB2に定義されていてもよい。
【0043】
図8は、属性データベースDB3の一例を示す図である。属性データベースDB3は、ECサービスにおける属性及び属性値の少なくとも一方が格納されたデータベースである。例えば、属性データベースDB3には、複数の属性の各々と、当該属性に属する複数の属性値の各々と、が格納される。属性データベースDB3に定義された複数の属性及び属性値のうちの少なくとの1つが商品に付与される。属性データベースDB3には、他の情報が格納されてもよい。例えば、属性が階層構造を有する場合には、個々の属性の階層が属性データベースDB3に定義されていてもよい。属性データベースDB3は、ECサービスにおけるオペレータ又は他の者によって管理される。
【0044】
図9は、検索結果データベースDB4の一例を示す図である。検索結果データベースDB4は、ECサービスにおける検索結果に関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、検索結果データベースDB4には、ECサービスで入力されたクエリ、クエリに応じた検索結果に関する検索結果情報、及びクエリが入力された後における行動に関する行動情報が格納される。検索結果データベースDB4には、他の情報が格納されてもよい。例えば、検索結果データベースDB4には、クエリに応じた検索が実行された検索日時が格納されてもよい。
【0045】
例えば、ECサービスでクエリが入力されると、ECサーバ10は、検索結果データベースDB4に、当該クエリを格納する。後述の検索部501は、検索エンジンにクエリを入力し、検索エンジンの処理結果に基づいて、検索結果情報を取得して検索結果データベースDB4に格納する。検索結果情報は、検索結果ページP2の内容を示すものである。例えば、検索結果情報は、検索対象となった商品の商品IDと、検索エンジンが計算したスコア(クエリとの一致度を示す指標)と、を示してもよい。
【0046】
例えば、ECサーバ10は、第1ユーザ端末30から、ECサービスにおける検索結果ページP2に対する操作内容を示す操作内容データを受信すると、当該操作内容データに応じた行動情報を生成して検索結果データベースDB4に格納する。行動情報は、検索結果ページP2における第1ユーザの行動を示す。例えば、行動情報は、検索結果ページP2で選択された商品、検索結果ページP2で選択されてブックマークされた商品、又は検索結果ページP2から注文に至った商品を示してもよい。
【0047】
図10は、SEO情報データベースDB5の一例を示す図である。SEO情報データベースDB5は、検索結果ページP2のSEO情報に関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、SEO情報データベースDB5には、クエリ、ジャンル、属性、属性値、SEO情報、及び検索結果ページP2の実データが格納される。後述のオペレータ端末50の処理によって、これらの情報がSEO情報データベースDB5に格納される。SEO情報データベースDB5には、他の情報が格納されてもよい。例えば、SEO情報データベースDB5には、SEO情報が取得された取得日時と、検索結果ページP2に対応するURLと、が格納されてもよい。URLの引数として、検索結果ページP2に対応するクエリが示されていてもよい。
【0048】
なお、データ記憶部100に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部100は、ECサービスに必要なデータを記憶すればよい。例えば、データ記憶部100は、ECサービスを利用するユーザに関する各種情報が格納されたユーザデータベースを記憶してもよい。データ記憶部100は、後述のSEO情報取得部503によりSEO対策がなされた検索結果ページP2の実データを、SEO情報データベースDB5以外の他の場所に記憶してもよい。実データは、任意の形式であってよく、例えば、HTML形式であってもよい。検索結果ページP2の実データは、SEO情報を含む。データ記憶部100に記憶されたSEO情報が、検索サービスにおける検索で参照されてもよい。
【0049】
[検索部]
検索部101は、ECサービスで入力されたクエリに基づいて、ECサービスにおける検索を実行する。検索部101は、商品データベースDB1と、公知の検索エンジンと、に基づいて、検索を実行してよい。例えば、検索部101は、ECサービスで入力されたクエリと、商品データベースDB1に格納された各商品のインデックスと、に基づいて、検索エンジンによる検索を実行する。検索エンジンは、データ記憶部100に記憶されていてもよいし、ECサーバ10以外の他のコンピュータに記憶されていてもよい。検索部101は、検索エンジンにより出力された検索結果を示す検索結果ページP2を、第1ユーザ端末30に表示させる。
【0050】
例えば、検索部101は、ECサービスで入力されたクエリを、検索結果データベースDB4に格納する。検索部101は、検索エンジンの処理結果を示す検索結果情報を、当該クエリに関連付けて検索結果データベースDB4に格納する。検索部101は、検索結果ページP2に対する行動を示す操作内容データが取得された場合には、当該操作内容データに応じた行動を示す行動情報を、当該クエリに関連付けて検索結果データベースDB4に格納する。検索部101は、ECサービスにおける検索に必要なその他の処理を実行可能である。その他の処理は、公知の処理であってよい。
【0051】
[3-2.オペレータ端末で実現される機能]
例えば、オペレータ端末50は、データ記憶部500、クエリ取得部501、関連分類取得部502、及びSEO情報取得部503を含む。データ記憶部500は、記憶部52により実現される。クエリ取得部501、関連分類取得部502、及びSEO情報取得部503は、制御部51により実現される。
【0052】
[データ記憶部]
データ記憶部500は、SEO情報の取得に必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部500は、商品データベースDB1、ジャンルデータベースDB2、属性データベースDB3、検索結果データベースDB4、及びSEO情報データベースDB5を記憶する。これらのデータベースは、ECサーバ10のデータ記憶部100に記憶されたものと同様であってよい。オペレータ端末50は、ECサーバ10から、これらのデータベースをダウンロードしてデータ記憶部500に記録する。
【0053】
なお、データ記憶部500は、SEO情報の取得に必要なデータを記憶すればよい。例えば、データ記憶部500は、SEO情報のテンプレートを記憶してもよい。本実施形態では、全てのジャンルでテンプレートが共通である場合を例に挙げるが、後述する変形例のように、ジャンルごとにテンプレートが用意されていてもよい。
【0054】
[クエリ取得部]
クエリ取得部501は、ECサービスにおける検索で利用されるクエリを取得する。本実施形態では、クエリ取得部501が、ECサービスにおける検索で実際に利用されたクエリ(ECサービスを利用する第1ユーザが実際に入力したクエリ)を取得する場合を例に挙げるが、ECサービスにおける検索で実際に利用されていないクエリ(例えば、オペレータが考えクエリ)を取得してもよい。クエリは、任意の形式であってよく、例えば、少なくとも1つのキーワードを含んでもよいし、文章であってもよい。クエリ取得部501は、取得したクエリをSEO情報データベースDB5に格納する。
【0055】
本実施形態では、検索結果データベースDB4にクエリが格納されているので、クエリ取得部501は、検索結果データベースDB4から、少なくとも1つのクエリを取得する。クエリ取得部501は、1つのクエリだけを取得してもよいし、複数のクエリを取得してもよい。クエリ取得部501が取得するクエリの数は、予め定められていてもよい。例えば、クエリ取得部501は、検索結果データベースDB4から、直近の所定期間(例えば、直近の1ヶ月)のクエリを取得してもよいし、全ての期間のクエリを取得してもよい。クエリ取得部501は、検索結果データベースDB4から、ランダムに選択されたクエリを取得してもよい。
【0056】
なお、検索結果データベースDB4以外の他のデータベースにクエリが格納されている場合には、クエリ取得部501は、他のデータベースから、クエリを取得すればよい。オペレータ端末50以外の他のコンピュータ(例えば、ECサーバ10又は第1ユーザ端末30)又は外部情報記憶媒体にクエリが記憶されている場合には、クエリ取得部501は、他のコンピュータ又は外部情報記憶媒体から、クエリを取得すればよい。
【0057】
[関連分類取得部]
関連分類取得部502は、ECサービスにおける検索で利用される分類であって、クエリに関連する分類である関連分類を取得する。分類は、検索における検索対象に付与される。ECサービスでは、商品が検索対象なので、分類は、商品に付与される。サービス又はコンテンツといった他の検索対象が検索される場合には、分類は、他の検索対象に付与される。分類は、インデックスになりうる情報である。予め複数の分類が用意されており、複数の分類の少なくとも1つが検索対象に付与される。関連分類取得部502は、少なくとも1つの関連分類を取得すればよい。関連分類取得部502は、1つの関連分類だけを取得してもよいし、複数の関連分類を取得してもよい。関連分類取得部502は、取得した関連分類をSEO情報データベースDB5に格納する。
【0058】
本実施形態では、ジャンル、属性、及び属性値の組み合わせが分類に相当する。このため、当該組み合わせについて説明している箇所は、分類を読み替えることができる。分類は、ジャンル、属性、及び属性値のうちの何れか1つ又は2つであってもよい。即ち、ジャンルだけが分類に相当する態様、属性だけが分類に相当する態様、属性値だけが分類に相当する態様、ジャンルと属性の組み合わせが分類に相当する態様、ジャンルと属性値の組み合わせが分類に相当する態様、及び属性と属性値の組み合わせが分類に相当する態様の各々は、本開示の範囲内である。分類は、ジャンル、属性、及び属性値以外の他の名称で呼ばれる情報であってもよい。例えば、カテゴリ又は区分と呼ばれる情報が分類に相当してもよい。
【0059】
例えば、関連分類取得部502は、クエリ取得部501により取得されたクエリに基づいて、当該クエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報として適切なジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得する。クエリと、適切なジャンル、属性、及び属性値の組み合わせと、の関係を示す関連分類データは、予めデータ記憶部100に記憶されていてもよい。関連分類データは、任意の形式であってよく、例えば、テーブル形式、数式形式、機械学習モデルの一部、又はプログラムの一部であってもよい。
【0060】
例えば、
図2の例であれば、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」と、当該クエリに適切なジャンル「ファッション」と、が予め関連分類データに関連付けられている。クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」と、当該クエリに適切な属性及び属性値と、についても同様に、が予め関連分類データに関連付けられている。これらの関連付けは、オペレータが指定してもよいし、後述の変形例3のように、ECサービスにおける行動が解析されて定められてもよいし、後述の変形例4のように、ECサービスにおける検索エンジンの処理結果に応じて定められてもよい。
【0061】
本実施形態では、オペレータが、種々のクエリに適切なジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを指定し、予め関連分類データを作成しておくものとする。関連分類取得部502は、クエリ取得部501により取得されたクエリと、予め作成された関連分類データと、に基づいて、当該クエリに関連付けられたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得する。関連分類取得部502は、関連分類データに格納されたクエリのうち、クエリ取得部501により取得されたクエリと類似するクエリを特定し、当該特定されたクエリに関連付けられたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよい。クエリが類似するとは、自然言語における意味が似ていることである。例えば、クエリの文言が部分一致すること、又は、クエリの意味を示すベクトルの違いが閾値未満であることは、クエリが類似することに相当する。
【0062】
[SEO情報取得部]
SEO情報取得部503は、関連分類取得部502により取得された関連分類に基づいて、ECサービスにおけるクエリに応じた検索結果ページP2のSEOに関するSEO情報を取得する。SEO情報は、予めどこかに格納されているわけではないので、SEO情報取得部503がSEO情報を生成することは、SEO情報取得部503がSEO情報を取得することに相当する。
【0063】
クエリに応じた検索結果ページP2とは、クエリに基づいて実行された検索の結果を示すウェブページである。クエリに応じた検索結果ページP2は、クエリが入力された検索エンジンの処理結果を示すウェブページということもできる。クエリに応じた検索結果ページP2には、検索でヒットした検索対象が示される。検索結果ページP2のSEO情報は、検索結果ページP2に埋め込まれるSEO情報である。
【0064】
例えば、SEO情報取得部503は、関連分類そのものを、SEO情報として取得してもよい。SEO情報取得部503は、SEO情報取得部503は、予め用意されたSEO情報のテンプレートに関連分類を埋め込むことによって、SEO情報を取得してもよい。SEO情報取得部503は、大規模言語モデルを一例とする生成AI(Artificial Intelligence)に対し、関連分類を入力し、生成AIが生成したテキストをSEO情報として取得してもよい。
【0065】
例えば、SEO情報取得部503は、クエリ取得部501により取得されたクエリ、関連分類取得部502により取得された関連分類(例えば、ジャンル、属性、及び属性値の組み合わせ)、及びSEO情報と、検索結果ページP2の実データと、を関連付けてSEO情報データベースDB5に格納する。SEO情報取得部503は、検索結果ページP2の実データにSEO情報を埋め込む。検索結果ページP2には、クエリが埋め込まれてもよい。
【0066】
なお、検索結果ページP2のフォーマットとなる実データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。SEO情報取得部503は、当該フォーマットとなる実データにSEO情報を埋め込むことによって、検索結果ページP2の実データを取得する。SEO情報取得部503は、特にテンプレートを利用せずに、クエリ、ジャンル、属性、及び属性値を、キーワードのようにSEO情報として埋め込んでもよい。
【0067】
例えば、SEO情報取得部503は、種々のクエリについて、当該クエリの関連分類に基づいて、SEO情報を取得してSEO情報データベースDB5に格納する。SEO情報取得部503は、SEO情報データベースDB5を更新すると、ECサーバ10にSEO情報データベースDB5をアップロードする。ECサーバ10にアップロードされたSEO情報データベースDB5は、検索サービスにおける検索で参照される。ECサーバ10以外の他のコンピュータにアップロードされたSEO情報データベースDB5が、検索サービスにおける検索で参照されてもよい。更に、SEO情報データベースDB5のうち、SEO情報だけがアップロードされて検索サービスにおける検索で参照されてもよい。
【0068】
[4.SEO情報取得システムで実行される処理]
図11は、SEO情報取得システム1で実行される処理の一例を示す図である。本実施形態では、SEO情報取得システム1で実行される処理のうち、オペレータ端末50で実行される処理について説明する。制御部51が記憶部52に記憶されたプログラムを実行することによって、
図11の処理が実行される。
【0069】
図11のように、制御部51は、検索結果データベースDB4に格納されたクエリを取得する(S1)。制御部51は、予め用意された関連分類データに基づいて、S1で取得されたクエリに関連付けられたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得する(S2)。制御部51は、クエリ及び関連分類の各々を、表示部55に表示させる(S3)。制御部51は、オペレータの操作に基づいて、不適切な関連分類を削除する(S4)。
図11の例では、S3及びS4の処理によって、オペレータによる最終確認が行われる場合を例に挙げるが、S3及びS4の処理は、実行されなくてもよい。
【0070】
制御部51は、検索結果ページP2のテンプレートに関連分類を埋め込むことによって、SEO情報を取得する(S5)。S5では、制御部51は、検索結果ページP2のテンプレートにクエリも埋め込む。制御部51は、クエリに応じた検索結果ページP2の実データに、S5で取得されたSEO情報を埋め込み(S6)、本処理は、終了する。S6の処理が実行されると、オペレータ端末50は、ECサーバ10又は他のコンピュータに対し、SEO情報データベースDB5をアップロードし、SEO情報が検索サービスにおける検索で参照される。
【0071】
[5.実施形態のまとめ]
本実施形態のSEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索で利用されるクエリを取得する。SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索で利用される分類であって、クエリに関連する分類である関連分類を取得する。SEO情報取得システム1は、関連分類に基づいて、ECサービスにおけるクエリに応じた検索結果ページのSEO情報を取得する。これにより、オペレータが手動でSEO情報を生成する必要がなくなるので、SEO情報取得システム1は、SEO対策を効率化できる。SEO情報取得システム1は、オペレータの負担を軽減できる。例えば、検索サービスにおける検索エンジンは、関連分類に応じたSEO情報に基づいて、ECサービスにおける検索結果ページP2を検索する。適切なインデックスに基づいて検索が実行されるので、検索サービスにおける検索結果ページP5で相対的に上位の方に、ECサービスにおける検索結果ページP2を表示させることができる。
【0072】
[6.変形例]
本開示は、以上に説明した実施形態に限定されない。本開示は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
【0073】
図12は、変形例で実現される機能の一例を示す図である。例えば、オペレータ端末50は、行動情報取得部504、スコア取得部505、及びテンプレート生成部506を含む。行動情報取得部504、スコア取得部505、及びテンプレート生成部506の各々は、制御部11により実現される。
【0074】
[6-1.変形例1]
例えば、クエリ取得部501は、ECサービスにおける検索数が相対的に多いクエリを取得してもよい。検索数は、クエリが検索で利用された回数である。変形例1のクエリ取得部501は、検索結果データベースDB4に基づいて、クエリごとに、検索数を集計する。クエリ取得部501は、過去の全期間を検索数の計算対象にしてもよいし、直近の所定の期間(例えば、直近1ヶ月)だけを検索数の計算対象にしてもよい。検索日時は、検索結果データベースDB4に格納されているものとする。検索数の集計では、クエリの完全一致が要求されてもよいし、互いに部分一致するクエリがひとまとめにされてもよい。
【0075】
例えば、クエリ取得部501は、検索数を計算した複数のクエリのうち、検索数の上位n(nは自然数)位のクエリを、検索数が相対的に多いクエリとして取得する。クエリ取得部501は、検索数を計算した複数のクエリのうち、検索数の上位n(nは自然数)位未満のクエリについては、検索数が相対的に少ないクエリなので取得しない。クエリ取得部501は、検索数を計算した複数のクエリのうち、検索数が閾値以上のクエリを、検索数が相対的に多いクエリとして取得してもよい。クエリ取得部501は、検索数を計算した複数のクエリのうち、検索数が閾値未満のクエリについては、検索数が相対的に少ないクエリなので取得しないようにしてもよい。
【0076】
なお、検索数が相対的に多いクエリについて、関連分類及びSEO情報が取得される点で実施形態とは異なるが、関連分類取得部502及びSEO情報取得部503の各々の処理自体は、実施形態と同様であってよい。関連分類取得部502は、検索数が相対的に多いクエリに関連する関連分類を取得する。関連分類取得部502は、検索数が相対的に少ないクエリに関連する関連分類を取得しない。SEO情報取得部503は、検索数が相対的に多いクエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報を取得する。SEO情報取得部503は、検索数が相対的に少ないクエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報を取得しない。
【0077】
変形例1のSEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索数が相対的に多いクエリを取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索で頻繁に利用されているクエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報を取得するので、SEO対策を、より効率化することができる。例えば、ECサービスにおける検索数が相対的に少ないクエリについては、検索サービスでもあまり入力されない可能性があるので、SEO情報取得システム1は、このようなクエリについてまではSEO情報を取得しないので、あまり有用ではないSEO情報が取得されるといったことを防止できる。
【0078】
[6-2.変形例2]
例えば、ECサービスにおける検索は、繰り返し実行されるので、その時のクエリのトレンドも時間経過に応じて変わることがある。そこで、SEO情報取得システム1が最新のトレンドに対応できるように、SEO情報取得システム1では、繰り返し訪れる取得タイミングにおいて、クエリ取得部501、関連分類取得部502、及びSEO情報取得部503の各々の処理が実行されてもよい。なお、オペレータ端末50は、ECサーバ10から、最新の商品データベースDB1、ジャンルデータベースDB2、属性データベースDB3、検索結果データベースDB4、及びSEO情報データベースDB5を取得し、これらをデータ記憶部500に記録するものとする。
【0079】
取得タイミングは、クエリ取得部501、関連分類取得部502、及びSEO情報取得部503の各々の処理が実行されるタイミングである。変形例2では、取得タイミングが定期的に訪れる場合を例に挙げるが、取得タイミングは、不定期的に訪れてもよい。取得タイミングが定期的に訪れる場合には、取得タイミングの時間間隔を示すデータ(例えば、バッチファイル)がデータ記憶部500に記憶されているものとする。取得タイミングの時間間隔は、任意の長さであってよい。例えば、取得タイミングの時間間隔は、1週間、1ヶ月、2ヶ月、又は半年であってもよい。
【0080】
例えば、オペレータ端末50は、リアルタイムクロック又はGPS等を利用して現在の日時を取得する。オペレータ端末50は、現在の日時が取得タイミングになったか否かを判定することによって、取得タイミングが訪れたか否かを判定する。取得タイミングが不定期的に訪れる場合には、オペレータ端末50は、オペレータが操作部54から、クエリ取得部501、関連分類取得部502、及びSEO情報取得部503の各々の処理の実行を指示する操作をしたか否かを判定することによって、取得タイミングが訪れたか否かを判定してもよい。オペレータ端末50は、検索結果データベースDB4に基づいて、新たなクエリが所定の数以上蓄積されたか否かを判定することによって、取得タイミングが訪れたか否かを判定してもよい。
【0081】
例えば、クエリ取得部501は、ある取得タイミング(最新の取得タイミング)が訪れた場合に、少なくとも前回の取得タイミングで取得されたクエリを取得せず、少なくとも前回の取得タイミングで取得されなかったクエリを取得する。前回の取得タイミングは、直近の取得タイミングである。少なくとも前回の取得タイミングは、前回の取得タイミングだけであってもよいし、前回の取得タイミングと、それよりも前の取得タイミングと、であってもよい。クエリ取得部501がどのタイミングのクエリを取得するかが実施形態とは異なるが、クエリ取得部501がクエリを取得する処理は、実施形態と同様である。なお、変形例2では、SEO情報データベースDB5に取得タイミングが格納されているものとする。SEO情報データベースDB5に格納された取得タイミングによって、どのタイミングで取得されたクエリ、ジャンル、属性、属性値、及びSEO情報なのかが特定されるようになっている。
【0082】
例えば、関連分類取得部502は、ある取得タイミングが訪れた場合に、少なくとも前回の取得タイミングで関連分類が取得されたクエリの関連分類を取得せず、少なくとも前回の取得タイミングで関連分類が取得されなかったクエリの関連分類を取得する。関連分類取得部502がどのタイミングのクエリに関連する関連分類を取得するかが実施形態とは異なるが、関連分類取得部502が関連分類を取得する処理は、実施形態と同様である。
【0083】
変形例2のSEO情報取得部503は、ある取得タイミングが訪れた場合に、少なくとも前回の取得タイミングでSEO情報が取得されたクエリのSEO情報を取得せず、少なくとも前回の取得タイミングでSEO情報が取得されなかったクエリのSEO情報を取得する。例えば、SEO情報取得部503は、少なくとも前回の取得タイミングで取得されなかった関連分類に基づいて、少なくとも前回の取得タイミングで取得されなかったクエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報を取得する。SEO情報取得部503が、どのタイミングのクエリに関連する関連分類に基づいて、どのタイミングのクエリに応じた検索結果ページP2のSEO情報を取得するかが実施形態とは異なるが、SEO情報取得部503がSEO情報を取得する処理は、実施形態と同様である。
【0084】
変形例2のSEO情報取得システム1は、ある取得タイミングが訪れた場合に、少なくとも前回の取得タイミングでSEO情報が取得されたクエリのSEO情報を取得せず、少なくとも前回の取得タイミングでSEO情報が取得されなかったクエリのSEO情報を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、過去にSEO情報を生成したクエリについて同様のSEO情報を取得することを防止できるので、不要なSEO情報が生成されることを防止できる。SEO情報取得システム1は、過去にSEO情報を生成しなかったクエリについてSEO情報を取得できるので、最新のトレンドに応じたSEO情報を取得できる。
【0085】
[6-3.変形例3]
例えば、ECサービスにおけるクエリを入力した第1ユーザが、ECサービスにおける検索結果ページP2から選択した商品のジャンル、属性、及び属性値は、当該クエリと密接に関連する可能性がある。そこで、ECサービスにおける第1ユーザの行動に応じた分類が、関連分類として取得されてもよい。
【0086】
変形例3のSEO情報取得システム1は、行動情報取得部504を含む。行動情報取得部504は、ECサービスでクエリを入力したユーザがクエリを入力した後の行動に関する行動情報を取得する。行動情報は、ECサービスにおける検索結果ページP2に対する行動に関する情報である。実施形態の例では、行動情報が検索結果データベースDB4に格納されているので、行動情報取得部504は、検索結果データベースDB4から、行動情報を取得する。行動情報取得部504は、検索結果データベースDB4以外の他のデータベース、オペレータ端末50以外の他のコンピュータ、又は外部情報記憶媒体から、行動情報を取得してもよい。
【0087】
変形例3の関連分類取得部502は、行動情報に基づいて、関連分類を取得する。例えば、関連分類取得部502は、ECサービスで存在しうるジャンル、属性、及び属性値の組み合わせ(例えば、ジャンルデータベースDB2に格納されたジャンルと、属性データベースDB3に格納された属性及び属性値と、の任意の組み合わせ)のうち、あるクエリに関連付けられた行動情報が示す商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせ(例えば、商品データベースDB1に格納された商品のジャンル、属性、及び属性値の組み合わせ)を、関連分類として取得する。例えば、あるクエリを入力した第1ユーザが、検索結果ページP2から、ある商品を選択した場合には、関連分類取得部502は、当該クエリに関連する関連分類として、当該商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを取得する。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0088】
なお、あるクエリに対して複数の行動情報が関連付けられている場合には、関連分類取得部502は、当該クエリに関連付けられた行動情報が示す商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせの数を集計し、相対的に集計数が多いジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよい。例えば、関連分類取得部502は、集計数が上位k(kは自然数)位までのジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよいし、集計数が閾値以上のジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよい。
【0089】
変形例3のSEO情報取得システム1は、ECサービスでクエリを入力したユーザがクエリを入力した後の行動に関する行動情報に基づいて、関連分類を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおけるクエリを入力した第1ユーザのその後の行動に応じた関連分類を取得するので、実際の行動に応じた適切な関連分類を取得できる。その結果、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける利用実態に合ったSEO情報を取得できるので、SEO対策を、より効率化することができる。
【0090】
[6-4.変形例4]
例えば、変形例3では、第1ユーザの行動に応じた関連属性が取得される場合を例に挙げたが、ECサービスにおける検索エンジンが計算したクエリに関するスコアに応じた関連属性が取得されてもよい。スコアは、クエリとの関連性を示す情報である。検索エンジンは、クエリと、検索対象の一例である商品のインデックスと、に基づいて、スコアは、を計算する。例えば、スコアは、クエリとインデックスの一致度、ページの信頼性、リンクの質、及びユーザのフィードバックといった種々の要素に基づいて計算される。スコアの計算方法は、公知の検索エンジンで採用されている方法であってよい。
【0091】
変形例4のSEO情報取得システム1は、スコア取得部505を含む。スコア取得部505は、ECサービスにおける検索エンジンにより計算されたクエリに関するスコアを取得する。スコア取得部505は、検索エンジンから出力されたスコアを取得する。スコアは、一致度を示す数値に限られない。検索エンジンが一致度そのものを出力しないこともあるので、スコアは、一致度の高い順に検索対象が並べられた場合の順位であってもよい。スコア取得部505は、検索エンジンが出力した検索の順位を、スコアとして取得してもよい。
【0092】
変形例4の関連分類取得部502は、スコアに基づいて、関連分類を取得する。例えば、関連分類取得部502は、ECサービスで存在しうるジャンル、属性、及び属性値の組み合わせのうち、スコアが相対的に高い商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得する。関連分類取得部502は、ECサービスで存在しうるジャンル、スコアが上位m(mは自然数)位の商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよい。関連分類取得部502は、スコアが閾値以上の商品に付与されたジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、関連分類として取得してもよい。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0093】
変形例4のSEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索エンジンにより計算されたクエリに関するスコアに基づいて、関連分類を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索エンジンが計算したスコアを信用した適切な関連分類を取得できる。その結果、SEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索エンジンに合ったSEO情報を取得できるので、SEO対策を、より効率化することができる。
【0094】
[6-5.変形例5]
例えば、変形例3で説明した行動情報は、ある分類が関連分類として取得されるか否かの条件に相当する。以降、当該条件を、取得条件という。変形例4で説明したスコアも、取得条件の一例である。SEO情報取得システム1では、複数の取得条件が用意されていてもよい。更に、複数の取得条件の各々に優先順位が定められていてもよい。変形例5では、変形例3の取得条件が、変形例4の取得条件よりも優先順位が高いものとする。
【0095】
変形例5の関連分類取得部502は、優先順位が定められた複数の条件の各々に基づいて、関連分類の取得を試みて、複数の関連分類を取得した場合には、複数の条件の各々の優先順位に基づいて、複数の関連分類の中から、SEO情報の取得で利用される少なくとも1つの関連分類を取得する。例えば、関連分類取得部502は、変形例3の取得条件と、変形例4の取得条件と、の各々に基づいて、関連分類を取得する処理を実行する。例えば、クエリを入力した第1ユーザが検索結果ページP2から何も選択しなかったり、検索エンジンが検索したスコアがどの商品も低かったりした場合には、関連分類が存在しないこともあるので、関連分類取得部502は、関連分類を取得できるとは限らない。
【0096】
例えば、関連分類取得部502が、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を取得でき、かつ、変形例4の取得条件に基づいて関連分類を取得できなかった場合には、特に優先順位が参照されない。この場合、SEO情報取得部503は、変形例3の取得条件に基づいて取得された関連分類に基づいて、変形例3と同様にして、SEO情報を取得する。関連分類取得部502が、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を取得できず、かつ、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を取得できた場合も、特に優先順位が参照されない。この場合、SEO情報取得部503は、変形例4の取得条件に基づいて取得された関連分類に基づいて、変形例4と同様にして、SEO情報を取得する。
【0097】
例えば、関連分類取得部502が、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を取得でき、かつ、変形例4の取得条件に基づいて関連分類を取得できた場合には、関連分類取得部502は、予め定められた優先順位(例えば、変形例3の取得条件の方が、変形例4の取得条件よりも高い優先順位)に基づいて、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を、SEO情報の取得で利用される関連分類として最終的に取得する。SEO情報取得部503は、変形例3の取得条件に基づいて取得された関連分類に基づいて、変形例3と同様にして、SEO情報を取得する。
【0098】
なお、優先順位は、上記とは逆であってもよい。即ち、変形例4の取得条件が、変形例3の取得条件よりも優先順位が高くてもよい。例えば、関連分類取得部502が、変形例3の取得条件に基づいて関連分類を取得でき、かつ、変形例4の取得条件に基づいて関連分類を取得できた場合には、関連分類取得部502は、予め定められた優先順位に基づいて、変形例4の取得条件に基づいて関連分類を、SEO情報の取得で利用される関連分類として最終的に取得する。SEO情報取得部503は、変形例4の取得条件に基づいて取得された関連分類に基づいて、変形例4と同様にして、SEO情報を取得する。
【0099】
また、取得条件は、変形例3,4の例に限られない。例えば、実施形態で説明した関連分類データも取得条件の一例である。実施形態と、変形例3,4と、が組み合わされる場合、3つの取得条件が存在する。関連分類取得部502は、これら3つの取得条件の全てで関連分類を取得した場合には、予め定められた優先順位が最も高い取得条件に基づいて取得した関連分類を、SEO情報の取得で利用する関連分類として取得する。SEO情報取得部503は、当該優先順位が最も高い取得条件に基づいて取得された関連分類に基づいて、SEO情報を取得する。
【0100】
変形例5のSEO情報取得システム1は、優先順位が定められた複数の条件の各々に基づいて、関連分類の取得を試みて、複数の関連分類を取得した場合には、複数の条件の各々の優先順位に基づいて、複数の関連分類の中から、SEO情報の取得で利用される少なくとも1つの関連分類を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、SEO情報の取得のために、より適切な関連分類を取得できる。その結果、SEO情報取得システム1は、SEO情報の精度を高めることができる。
【0101】
[6-6.変形例6]
例えば、実施形態で説明したように、分類は、階層構造を有してもよい。変形例6では、階層構造を有する分類の一例として、ジャンルを説明する。階層構造は、分類の細かさである。階層が上位であるほど分類が大まかになる。分類が下位であるほど分類が細かくなる。ジャンル「ファッション」が最上位だったとすると、当該ジャンルの下位には「メンズファッション」、「レディースファッション」、及び「キッズファッション」といったジャンルがある。ジャンル「家電」が最上位だったとすると、当該ジャンルの下位には「テレビ」、「洗濯機」、及び「冷蔵庫」といったジャンルがある。
【0102】
なお、階層構造を有する分類は、ジャンルに限られない。例えば、属性及び属性値の少なくとも一方が階層構造を有してもよい。他にも例えば、ジャンル、属性、及び属性値以外の他の分類が階層構造を有してもよい。分類の階層構造を示す階層構造データは、データ記憶部100,600に予め記憶されているものとする。例えば、ジャンルの階層構造は、ジャンルデータベースDB2に定義されていてもよい。属性及び属性値の少なくとも一方の階層構造は、属性データベースDB3に定義されていてもよい。ジャンルデータベースDB2及び属性データベースDB3は、階層構造データの一例である。分類の階層構造自体は、公知の種々の階層構造を利用可能である。
【0103】
変形例6の関連分類取得部502は、互いに同じ上位階層の分類に属する複数の関連分類を取得した場合には、当該上位階層の分類を、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得する。例えば、関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方の取得条件に基づいて、関連分類の取得を試みる。関連分類取得部502は、複数の関連分類を取得した場合には、階層構造データに基づいて、当該複数の関連分類の中に、上位階層の分類を同じとする関連分類の組み合わせが存在するか否かを判定する。
【0104】
先述した例であれば、関連分類取得部502は、「メンズファッション」、「レディースファッション」、及び「キッズファッション」といったジャンルを取得した場合に、これらの上位階層のジャンル「ファッション」が存在するか否かを判定する。関連分類取得部502は、「テレビ」、「洗濯機」、及び「冷蔵庫」といったジャンルを取得した場合に、これらの上位階層のジャンル「家電」が存在するか否かを判定する。関連分類取得部502は、他のジャンルについても同様に、上位階層のジャンルが存在するか否かを判定する。属性及び属性値の少なくとも一方に階層構造が存在する場合には、関連分類取得部502は、属性及び属性値の少なくとも一方について、上位階層のものが存在するか否かを判定すればよい。
【0105】
例えば、関連分類取得部502は、上位階層の分類を同じとする関連分類の組み合わせが存在しないと判定された場合、当該複数の関連分類の少なくとも1つを、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得する。関連分類取得部502は、上位階層の分類を同じとする関連分類の組み合わせが存在すると判定された場合、当該複数の関連分類の上位階層の分類を、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得する。関連分類取得部502は、当該複数の関連分類も、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得してもよいし、特に当該複数の関連分類については、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得しなくてもよい。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0106】
変形例6のSEO情報取得システム1は、互いに同じ上位階層の分類に属する複数の関連分類を取得した場合には、当該上位階層の分類を、SEO情報の取得で利用される関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、互いに似た複数の関連分類を取得した場合には、当該複数の関連分類を包含した上位階層の分類に基づいて、SEO情報を取得できるので、より広範囲なクエリに対応できる。
【0107】
[6-7.変形例7]
例えば、あるジャンルに対して適切な属性及び属性値もあれば、当該ジャンルに対して不適切な属性及び属性値もある。ジャンル「ファッション」であれば、「サイズ」のような属性及び属性値については適切であるが、「味」のような属性及び属性値については、不適切である。そこで、関連分類取得部502は、所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルと、検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを、関連分類として取得してもよい。
【0108】
変形例7では、ジャンルと、検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを示す第1適切データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。第1適切データは、任意の形式であってよく、例えば、テーブル形式、数式形式、機械学習のモデル、又はプログラムの一部であってもよい。第1適切データは、ジャンルと、検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせではなく、逆に不適切な組み合わせを示してもよい。第1適切データは、オペレータ又はECサービスの他の者によって用意されるものとする。
【0109】
変形例7の関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方で説明した方法に基づいて、ひとまず関連分類の取得を試みる。例えば、関連分類取得部502は、これらが取得された場合に、第1適切データに基づいて、ジャンルと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが適切であるか否かを判定する。関連分類取得部502は、ジャンルと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第1適切データに示されているか否かを判定する。
【0110】
例えば、関連分類取得部502は、ジャンルと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第1適切データに示されていないと判定された場合、当該組み合わせを、関連分類として取得しない。これにより、先述したジャンル「ファッション」とともに、「味」のような属性及び属性値が取得されてしまったとしても、第1適切データによって、これらの組み合わせが排除される。関連分類取得部502は、ジャンルと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第1適切データに示されていると判定された場合、当該組み合わせを、関連分類として取得する。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0111】
変形例7のSEO情報取得システム1は、所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルと、検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを、関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、関連分類として不適切な組み合わせを取得してしまうことを防止できる。その結果、SEO情報取得システム1は、関連分類及びSEO情報の精度を高めることができる。例えば、ジャンル「ファッション」とともに、「味」のような不適切な属性及び属性値がSEO情報として埋め込まれるといったことを防止できる。
【0112】
[6-8.変形例8]
例えば、変形例7では、ジャンルと、属性及び属性値の少なくとも一方の組み合わせを例に挙げたが、クエリと、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせとして適切なものもあれば、不適切なものもある。実施形態で説明した「BBBスポーツ Tシャツ」といったクエリであれば、「ファッション」のようなジャンルと、「サイズ」のような属性及び属性値と、については適切であるが、「食品」のようなジャンルと、「味」のような属性及び属性値と、については不適切である。そこで、関連分類取得部502は、クエリとの組み合わせとして適切な分類を、関連分類として取得してもよい。
【0113】
変形例8では、クエリと、検索対象に関するジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせとして適切な組み合わせを示す第2適切データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。第2適切データは、任意の形式であってよく、例えば、テーブル形式、数式形式、機械学習のモデル、又はプログラムの一部であってもよい。第2適切データは、クエリと、検索対象に関するジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせとして不適切な組み合わせを示してもよい。第2適切データは、オペレータ又はECサービスの他の者によって用意されるものとする。
【0114】
変形例8の関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方で説明した方法に基づいて、ひとまず関連分類の取得を試みる。例えば、関連分類取得部502は、これらが取得された場合に、第2適切データに基づいて、クエリと、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせが適切であるか否かを判定する。関連分類取得部502は、クエリと、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせが第2適切データに示されているか否かを判定する。
【0115】
例えば、関連分類取得部502は、クエリと、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせが第2適切データに示されていないと判定された場合、当該ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つを、関連分類として取得しない。これにより、先述したクエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「食品」のようなジャンルと、「味」のような属性及び属性値と、が取得されたとしても、第2適切データによって、これらの組み合わせが排除される。関連分類取得部502は、クエリと、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つと、の組み合わせが第2適切データに示されていると判定された場合、当該ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つを、関連分類として取得する。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0116】
変形例8のSEO情報取得システム1は、クエリとの組み合わせとして適切な分類を、関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、関連分類として不適切な分類を、関連分類として取得してしまうことを防止できる。その結果、SEO情報取得システム1は、関連分類及びSEO情報の精度を高めることができる。例えば、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「食品」のようなジャンルと、「味」のような属性及び属性値と、のような不適切なジャンル、属性、及び属性値がSEO情報として埋め込まれるといったことを防止できる。
【0117】
[6-9.変形例9]
例えば、変形例8でも多少説明したが、関連分類取得部502は、所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルであって、クエリとの組み合わせとして適切なジャンルを、関連分類として取得してもよい。変形例9では、クエリと、ジャンルと、の組み合わせとして適切な組み合わせを示す第3適切データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。第3適切データは、任意の形式であってよく、例えば、テーブル形式、数式形式、機械学習のモデル、又はプログラムの一部であってもよい。第3適切データは、クエリと、ジャンルと、の組み合わせとして適切な組み合わせではなく、逆に不適切な組み合わせを示してもよい。第3適切データは、オペレータ又はECサービスの他の者によって用意されるものとする。
【0118】
変形例8の関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方で説明した方法に基づいて、ひとまず関連分類の一例であるジャンルの取得を試みる。例えば、関連分類取得部502は、第3適切データに基づいて、クエリと、ジャンルと、の組み合わせが適切であるか否かを判定する。関連分類取得部502は、クエリと、ジャンルと、の組み合わせが第3適切データに示されているか否かを判定する。
【0119】
例えば、関連分類取得部502は、クエリと、ジャンルと、の組み合わせが第3適切データに示されていないと判定された場合、当該ジャンルを、当該関連分類として取得しない。これにより、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「食品」のようなジャンルが取得されたとしても、第3適切データによって、これらの組み合わせが排除される。関連分類取得部502は、クエリと、ジャンルと、の組み合わせが第3適切データに示されていると判定された場合、当該ジャンルを、関連分類として取得する。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0120】
変形例9のSEO情報取得システム1は、ECサービスにおける検索対象に関するジャンルであって、クエリとの組み合わせとして適切なジャンルを、関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、関連分類として不適切な分類を、関連分類として取得してしまうことを防止できる。その結果、SEO情報取得システム1は、関連分類及びSEO情報の精度を高めることができる。例えば、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「食品」のような不適切なジャンルがSEO情報として埋め込まれるといったことを防止できる。
【0121】
[6-10.変形例10]
例えば、関連分類取得部502は、所定のサービスにおける検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方であって、クエリとの組み合わせとして適切な属性及び属性値の少なくとも一方を、関連分類として取得してもよい。変形例10では、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを示す第4適切データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。第4適切データは、任意の形式であってよく、例えば、テーブル形式、数式形式、機械学習のモデル、又はプログラムの一部であってもよい。第4適切データは、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせではなく、逆に不適切な組み合わせを示してもよい。第4適切データは、オペレータ又はECサービスの他の者によって用意されるものとする。
【0122】
変形例10の関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方で説明した方法に基づいて、ひとまず関連分類の一例である属性及び属性値の少なくとも一方の取得を試みる。例えば、関連分類取得部502は、第4適切データに基づいて、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが適切であるか否かを判定する。関連分類取得部502は、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第4適切データに示されているか否かを判定する。
【0123】
例えば、関連分類取得部502は、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第4適切データに示されていないと判定された場合、当該属性及び属性値の少なくとも一方を、当該関連分類として取得しない。これにより、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「味」のような属性及び属性値の少なくとも一方が取得されたとしても、第4適切データによって、これらの組み合わせが排除される。関連分類取得部502は、クエリと、属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせが第4適切データに示されていると判定された場合、当該属性及び属性値の少なくとも一方を、関連分類として取得する。関連分類が取得された後のSEO情報取得部503の処理は、実施形態と同様であってよい。
【0124】
変形例10のSEO情報取得システム1は、所定のサービスにおける検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方であって、クエリとの組み合わせとして適切な属性及び属性値の少なくとも一方を、関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、関連分類として不適切な属性及び属性値の少なくとも一方を、関連分類として取得してしまうことを防止できる。その結果、SEO情報取得システム1は、関連分類及びSEO情報の精度を高めることができる。例えば、クエリ「BBBスポーツ Tシャツ」とともに、「味」のような不適切な属性及び属性値がSEO情報として埋め込まれるといったことを防止できる。
【0125】
[6-11.変形例11]
例えば、クエリが「BBBスポーツ ファッション」だったとすると、このクエリは、ジャンル「ファッション」を含む。クエリが「BBBスポーツ 色」だったとすると、このクエリは、属性「色」を含む。このようなクエリは、クエリに含まれるジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つが密接に関連しているので、他のジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つが関連分類として取得されると、ノイズになる可能性がある。このため、関連分類取得部502は、ECサービスにおける検索対象に関する分類がクエリに含まれている場合には、他の分類を関連分類として取得せずに、クエリに含まれる分類を、関連分類として取得するようにしてもよい。即ち、クエリに既に分類が含まれる場合には、関連分類取得部502は、実施形態と、変形例3,4と、の少なくとも一方の方法による関連分類の取得のための処理を実行せずに、クエリに含まれる分類を、そのまま関連分類として取得する。
【0126】
例えば、関連分類取得部502は、ジャンルデータベースDB2に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、ジャンルが既に含まれているか否かを判定する。関連分類取得部502は、ジャンルデータベースDB2に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、ジャンルが既に含まれていると判定されない場合、実施形態で説明した方法と同様に、ジャンルを取得する。関連分類取得部502は、ジャンルデータベースDB2に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、ジャンルが既に含まれていると判定されない場合、実施形態で説明した方法ではジャンルを取得せずに、クエリに含まれるジャンルを取得する。
【0127】
例えば、関連分類取得部502は、属性データベースDB3に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、属性及び属性値の少なくとも一方が既に含まれているか否かを判定する。関連分類取得部502は、属性データベースDB3に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、属性及び属性値の少なくとも一方が既に含まれていると判定されない場合、実施形態で説明した方法と同様に、属性及び属性値の少なくとも一方を取得する。関連分類取得部502は、属性データベースDB3に基づいて、クエリ取得部501が取得したクエリに、属性及び属性値の少なくとも一方が既に含まれていると判定されない場合、実施形態で説明した方法では属性及び属性値の少なくとも一方を取得せずに、クエリに含まれる属性及び属性値の少なくとも一方を取得する。
【0128】
変形例11のSEO情報取得システム1は、所定のサービスにおける検索対象に関する分類がクエリに含まれている場合には、他の分類を関連分類として取得せずに、クエリに含まれる分類を、関連分類として取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、クエリに含まれる分類であって、クエリと密接に関連する分類を、そのまま関連分類として取得できる。その結果、SEO情報取得システム1は、関連分類及びSEO情報の精度を高めることができる。
【0129】
[6-12.変形例12]
例えば、実施形態では、オペレータ又はECサービスにおける他の者が、SEO情報のテンプレートを用意する場合を例に挙げたが、SEO情報のテンプレートは、生成AIによって生成されてもよい。生成AIは、任意のAIが利用されてよい。変形例12では、GPT等の大規模言語モデルが生成AIである場合を例に挙げるが、生成AIは、特に大規模言語モデルに分類されない機械学習のモデル(例えば、ニューラルネットワーク又はGAN)であってもよい。生成AIは、データ記憶部500に記憶されていてもよいが、変形例12では、SEO情報生成システム1と連携する外部のシステムに記憶されているものとする。
【0130】
変形例12のSEO情報取得システム1は、テンプレート生成部506を含む。テンプレート生成部506は、SEO情報に関するテンプレートであって、分類に応じたテンプレートを生成AIに生成させる。例えば、テンプレート生成部506は、分類ごとに、当該分類を生成AIに入力する。生成AIは、自身に入力された分類の埋め込み表現(分類を示す文字列の特徴を示す情報、例えば、多次元ベクトル)を計算し、埋め込み表現に応じたテンプレートの少なくとも一部を出力する。例えば、生成AIは、分類の意味を示す解説の文章を、テンプレートの少なくとも一部として出力してもよい。
【0131】
例えば、テンプレート生成部506は、ジャンルデータベースDB2及び属性データベースDB3から、分類として利用されるジャンル、属性、及び属性値の組み合わせを、任意の数だけ取得する。テンプレート生成部506は、複数の分類の各々を生成AIに入力し、生成AIから出力されたテンプレートの少なくとも一部を取得する。テンプレート生成部506は、分類ごとに、当該分類が入力された生成AIから出力されたテンプレートの少なくとも一部を取得することになる。
【0132】
例えば、テンプレート生成部506は、生成AIに対し、「あなたはSEO情報のテンプレートを生成するAIです。あなたに入力された分類に応じたテンプレートを生成して下さい。」といったように、分類に基づいてSEO情報のテンプレートを生成することを示すデフォルトのプロンプトを入力してもよい。デフォルトのプロンプトは、データ記憶部500に記憶されているものとする。テンプレート生成部506は、デフォルトのプロンプトと、分類と、を生成AIに入力する。生成AIは、デフォルトのプロンプトによって、自身が生成すべきデータがなんであるかを認識できる。
【0133】
例えば、テンプレート生成部506は、生成AIに入力した分類と、生成AIが生成したテンプレートと、を関連付けてデータ記憶部500に記録する。変形例12のSEO情報取得部503は、これらの関連付け(例えば、分類ごとのテンプレートが格納されたテンプレートデータベース)を参照し、関連分類に応じたテンプレートに基づいて、SEO情報を取得する。SEO情報取得部503は、データ記憶部500に記憶されたテンプレートのうち、関連分類に応じたテンプレートを、SEO情報の取得で利用する。テンプレートに基づいてSEO情報を取得する処理自体は、実施形態と同様であってよい。
【0134】
変形例12のSEO情報取得システム1は、SEO情報に関するテンプレートであって、分類に応じたテンプレートを生成AIに生成させる。SEO情報取得システム1は、関連分類に応じたテンプレートに基づいて、SEO情報を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、テンプレートの生成の手間を省くことができる。SEO情報取得システム1は、分類に応じた適切なテンプレートに基づいてSEO情報を取得できるので、SEO情報の精度を高めることができる。
【0135】
[6-13.変形例13]
例えば、変形例12において、テンプレート生成部506は、生成AIが生成した第1部分と、生成AIが生成しない第2部分と、を含むテンプレートを生成してもよい。第1部分は、生成AIからの出力である。変形例13では、分類の解説が第1部分である場合を例に挙げる。例えば、生成AIは、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つの言葉の意味を出力する。テンプレート生成部506は、生成AIから出力されたこれらの言葉の意味を、第1部分として取得する。
【0136】
第2部分は、オペレータ又は他の者によって生成される。変形例13では、
図4のテンプレートが第2部分である場合を例に挙げるが、第2部分は、任意の内容であってよい。例えば、第2部分は、ジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つを含んでもよいし、特にこれらを含まなくてもよい。第2部分は、複数の分類に共通であってもよいし、分類ごとに生成されてもよい。第2部分を示す第2部分データは、データ記憶部500に記憶されているものとする。
【0137】
例えば、テンプレート生成部506は、分類ごとに、当該分類に基づいて生成AIが生成した第1部分と、第2部分データが示す第2部分と、を合わせることによって、当該分類のテンプレートを生成する。
図4のテンプレートが第2部分に相当する場合、テンプレート生成部506は、生成AIから出力されたジャンル、属性、及び属性値の少なくとも1つの言葉の意味と、当該少なくとも1つが埋め込まれる第2部分と、を合わせた文字列を、テンプレートとして生成する。テンプレートは、第1部分及び第2部分以外の他の部分を含んでもよい。
【0138】
変形例13のSEO情報は、関連分類を第2部分に埋め込むことによって、SEO情報を取得する。SEO情報取得部503は、データ記憶部500に記憶されたテンプレートのうち、関連分類に応じたテンプレートを、SEO情報の取得で利用する。テンプレートの利用時の処理は、実施形態及び変形例1~12と同様であってよい。
【0139】
変形例13のSEO情報取得システム1は、生成AIが生成した第1部分と、生成AIが生成しない第2部分と、を含むテンプレートを生成し、SEO情報は、関連分類を第2部分に埋め込むことによって、SEO情報を取得する。これにより、SEO情報取得システム1は、生成AIによる出力が適切な第1部分と、そうではない第2部分と、を合わせたテンプレートによって、SEO情報の精度を、より高めることができる。
【0140】
[6-14.その他の変形例]
例えば、上記変形例を組み合わせてもよい。
【0141】
例えば、オペレータ端末50で実現されるものとして説明した機能は、ECサーバ10等の他のコンピュータで実現されてもよい。オペレータ端末50で実現されるものとして説明した機能は、複数のコンピュータで分担されてもよい。ECサーバ10で実現されるものとして説明した機能は、オペレータ端末50等の他のコンピュータで実現されてもよい。
【0142】
[7.付記]
例えば、SEO情報取得システムは、下記のような構成も可能である。
(1)
所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得するクエリ取得部と、
前記所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、前記クエリに関連する前記分類である関連分類を取得する関連分類取得部と、
前記関連分類に基づいて、前記所定のサービスにおける前記クエリに応じた検索結果ページのSEO(Search Engine Optimization)に関するSEO情報を取得するSEO情報取得部と、
を含むSEO情報取得システム。
(2)
前記クエリ取得部は、前記所定のサービスにおける検索数が相対的に多い前記クエリを取得する、
(1)に記載のSEO情報取得システム。
(3)
前記SEO情報取得システムでは、繰り返し訪れる取得タイミングにおいて、前記クエリ取得部、前記関連分類取得部、及びSEO情報取得部の各々の処理が実行され、
前記SEO情報取得部は、ある前記取得タイミングが訪れた場合に、少なくとも前回の前記取得タイミングで前記SEO情報が取得された前記クエリの前記SEO情報を取得せず、少なくとも前回の前記取得タイミングで前記SEO情報が取得されなかった前記クエリの前記SEO情報を取得する、
(1)又は(2)に記載のSEO情報取得システム。
(4)
前記SEO情報取得システムは、前記所定のサービスで前記クエリを入力したユーザが前記クエリを入力した後の行動に関する行動情報を取得する行動情報取得部を更に含み、
前記関連分類取得部は、前記行動情報に基づいて、前記関連分類を取得する、
(1)~(3)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(5)
前記SEO情報取得システムは、前記所定のサービスにおける検索エンジンにより計算された前記クエリに関するスコアを取得するスコア取得部を更に含み、
前記関連分類取得部は、前記スコアに基づいて、前記関連分類を取得する、
(1)~(4)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(6)
前記関連分類取得部は、優先順位が定められた複数の条件の各々に基づいて、前記関連分類の取得を試みて、複数の前記関連分類を取得した場合には、前記複数の条件の各々の前記優先順位に基づいて、前記複数の関連分類の中から、前記SEO情報の取得で利用される少なくとも1つの前記関連分類を取得する、
(1)~(5)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(7)
前記分類は、階層構造を有し、
前記関連分類取得部は、互いに同じ上位階層の前記分類に属する複数の前記関連分類を取得した場合には、当該上位階層の分類を、前記SEO情報の取得で利用される前記関連分類として取得する、
(1)~(6)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(8)
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルと、前記検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方と、の組み合わせとして適切な組み合わせを、前記関連分類として取得する、
(1)~(7)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(9)
前記関連分類取得部は、前記クエリとの組み合わせとして適切な前記分類を、前記関連分類として取得する、
(1)~(8)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(10)
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関するジャンルであって、前記クエリとの組み合わせとして適切な前記ジャンルを、前記関連分類として取得する、
(9)に記載のSEO情報取得システム。
(11)
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関する属性及び属性値の少なくとも一方であって、前記クエリとの組み合わせとして適切な前記属性及び前記属性値の少なくとも一方を、前記関連分類として取得する、
(9)又は(10)に記載のSEO情報取得システム。
(12)
前記関連分類取得部は、前記所定のサービスにおける検索対象に関する前記分類が前記クエリに含まれている場合には、他の前記分類を前記関連分類として取得せずに、前記クエリに含まれる前記分類を、前記関連分類として取得する、
(1)~(11)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(13)
前記SEO情報取得システムは、前記SEO情報に関するテンプレートであって、前記分類に応じた前記テンプレートを生成AIに生成させるテンプレート生成部を更に含み、
前記SEO情報取得部は、前記関連分類に応じた前記テンプレートに基づいて、前記SEO情報を取得する、
(1)~(12)の何れかに記載のSEO情報取得システム。
(14)
前記テンプレート生成部は、前記生成AIが生成した第1部分と、前記生成AIが生成しない第2部分と、を含む前記テンプレートを生成し、
前記SEO情報は、前記関連分類を前記第2部分に埋め込むことによって、前記SEO情報を取得する、
(13)に記載のSEO情報取得システム。
【符号の説明】
【0143】
1 SEO情報取得システム、N ネットワーク、10 ECサーバ、11,21,31,41,51 制御部、12,22,32,42,52 記憶部、13,23,33,43,53 通信部、20 検索サーバ、30 第1ユーザ端末、34,44,54 操作部、35,45,55 表示部、40 第2ユーザ端末、50 オペレータ端末、P1 トップページ、P2 検索結果ページ、P3 商品ページ、P4 トップページ、P5 検索結果ページ、100 データ記憶部、101 検索部、500 データ記憶部、501 クエリ取得部、502 関連分類取得部、503 情報取得部、504 行動情報取得部、505 スコア取得部、506 テンプレート生成部、DB1 商品データベース、DB2 ジャンルデータベース、DB3 属性データベース、DB4 検索結果データベース、DB5 SEO情報データベース、F10 入力フォーム、F40 入力フォーム、L11 リスト、L50 リンク。
【要約】
【課題】SEO対策を効率化する。
【解決手段】SEO(Search Engine Optimization)情報取得システム(1)のクエリ取得部(501)は、所定のサービスにおける検索で利用されるクエリを取得する。関連分類取得部(502)は、所定のサービスにおける検索で利用される分類であって、クエリに関連する分類である関連分類を取得する。SEO情報取得部(503)は、関連分類に基づいて、所定のサービスにおけるクエリに応じた検索結果ページのSEOに関するSEO情報を取得する。
【選択図】
図5