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特許7571362インデックス表示方法及びウェアラブルデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】インデックス表示方法及びウェアラブルデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20241016BHJP
【FI】
G06F3/0482
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023524615
(86)(22)【出願日】2021-09-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 CN2021116502
(87)【国際公開番号】W WO2022088988
(87)【国際公開日】2022-05-05
【審査請求日】2023-05-26
(31)【優先権主張番号】202011166501.9
(32)【優先日】2020-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン、イ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、ロン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ジユ
(72)【発明者】
【氏名】グ、グオシェン
【審査官】伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106970916(CN,A)
【文献】特開2019-040398(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/04895
G04G 3/00 - 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インデックス表示方法であって、
アプリケーションに対応するインタフェースを表示する段階、ここで前記インタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記インタフェースの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲み、前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される;
第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する段階、ここで前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数に応じて変化する
第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する段階、ここで前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる;及び
第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する段階
を備える方法。
【請求項2】
前記第1領域の外縁形状が前記インタフェースの縁形状と一致する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記インデックス識別子は、インデックスルールに従って作成されたインデックスに対応し、前記インデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含み、前記方法は更に、
前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示する段階、ここで前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される;及び
前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する段階、ここで前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される、
を備える、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しく、前記方法は更に、
表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にする段階、ここで非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい;及び
前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する段階
を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更する前記段階は、
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インタフェース上の第1位置に表示する段階、ここで前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する;又は
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インタフェース上の第3位置に表示する段階、ここで前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである、
を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
プロセッサ、メモリ、及びディスプレイを備えるデバイスであって、前記メモリ及び前記ディスプレイは、前記プロセッサに連結されており、前記メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成されており、前記コンピュータプログラムコードは、コンピュータ命令を含み、前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記デバイスは、
アプリケーションに対応するインタフェースを表示する操作、ここで前記インタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記ディスプレイの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲み、前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される;
第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する操作、ここで前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数に応じて変化する
第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する操作、ここで前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる;及び
第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する操作
を実行することができる、デバイス。
【請求項8】
前記第1領域の外縁形状が前記ディスプレイの内縁形状と一致する、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記インデックス識別子は、インデックスルールに従って作成されたインデックスに対応し、前記インデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含む;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記デバイスは更に、
前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示する操作、ここで前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される;及び
前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する操作、ここで前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される、
を実行することができる、請求項7又は8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しい;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記デバイスは更に、
表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にする操作、ここで非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい;及び
前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する操作
を実行することができる、請求項7から9のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更する前記操作は、
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インタフェース上の第1位置に表示する操作、ここで前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する;又は
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インタフェース上の第3位置に表示する操作、ここで前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである、
を有する、請求項7から10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である、請求項7から11のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記デバイスはウェアラブルデバイスである、請求項7から12のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
プログラム又は命令を備え、前記プログラム又は前記命令が実行されるとき、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
デバイスに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年10月27日に中国国家知識産権局に提出された「INDEX DISPLAY METHOD AND WEARABLE DEVICE」と題する中国特許出願第202011166501.9号への優先権を主張するものであり、その中国特許出願が参照により本明細書にそのまま組み込まれる。
【0002】
本願は、端末技術の分野、特に、インデックス表示方法及びウェアラブルデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
端末技術の進歩に伴い、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスがより多くの機能を実装することができる。現在、スマートウォッチは通話機能を備える。スマートウォッチに電話帳を記憶し、電話帳内の特定の連絡先をユーザがタップするのを検出する方式で電話をかける。一般的なスマートウォッチのディスプレイは面積が限られているので、表示コンテンツが限られており、目的の連絡先を探し出すためにユーザが複数回スライドさせる必要がある。
【0004】
図1に示すように、幾つかのスマートウォッチではそれぞれ、ディスプレイ上にスライダ11が表示され、ユーザがスライダ11上で実行するスライド操作を検出して、素早くスライドさせることにより目的の連絡先を検索する。しかしながら、電話帳に多くの連絡先があるとき、現在の方法では依然として検索効率が低い。また、ディスプレイが小さいので、スライドさせることにより目的の連絡先を検索する精度に限りがあり、ユーザは目的の連絡先を繰り返し検索する必要がある。これはユーザ体験に影響を与える。
【発明の概要】
【0005】
本願で提供するインデックス表示方法及びウェアラブルデバイスによれば、インデックス識別子を使用して目的のコンテンツを素早く検索することで、インデックス作成効率を向上させることができる。また、可視面積を確保するために、インデックス識別子を表示するために使用される領域のサイズが可変的である。
【0006】
上述の目的を実現するために、本願では以下の技術的解決手段を採用する。
【0007】
第1態様によれば、本願は、インデックス表示方法を提供する。この方法は、インデックスインタフェースを表示する段階を含んでよい。前記インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記インデックスインタフェースの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲む。前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される。第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する。前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数と一致する。第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する。前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる。第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する。
【0008】
例えば、第1条件は、事前設定期間内に、ズームコントロールをタップする操作、又は第1領域の開始位置又は終了位置におけるスライド操作、又は第2領域における操作、又は操作がないことを検出することを含む。
【0009】
このように、大量のコンテンツを表示する必要があるときは、第1領域に表示されるインデックス識別子を使用して、目的のコンテンツを素早く検索することができる。また、ユーザの操作に応答して、第1領域に表示されるインデックス識別子の数が変化する可能性があり、第1領域のサイズが、表示されるインデックス識別子の数と一致する。このように、インデックス作成効率が確保されるとき、ユーザの操作に応答して、より大きな可視面積をユーザに提供することができる。
【0010】
更に、第1領域に表示されるインデックス識別子の数が第2の数から第1の数に変更されるとき、選択された第2インデックス識別子は、第2の数のインデックス識別子が表示されるときに第1領域の開始位置又は終了位置に表示されてよく、その結果、ユーザは、現在選択されている第2インデックス識別子を素早くロックする。
【0011】
ある考えられる実装では、前記第1領域の外縁形状が前記インデックスインタフェースの縁形状と一致する。
【0012】
すなわち、第1領域の形状をインデックスインタフェースの縁形状と適応的に一致させることができ、インデックスインタフェースの縁に表示して、ユーザが電子文書コンテンツを表示するためにより多くの可視面積を留保する。
【0013】
ある考えられる実装では、前記インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含む。この方法は更に、前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示することを含む。前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する。前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。
【0014】
例えば、ウェアラブルデバイスの電話帳に多言語の連絡先が記憶されるため、1つのインデックスルールを使用して全ての連絡先を検索することができないかもしれない。例えば、日本語名の連絡先が電話帳に記憶されている場合は、その連絡先を、英文字を使用したインデックス作成の方式には適用できず、日本語に適用できるインデックスルールをスマートウォッチに事前設定する必要がある。この場合は、多言語インデックスルールの切り替えを実装する切り替えコントロールを事前設定する。
【0015】
ある考えられる実装では、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しく、前記方法は更に、表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にすることを含む。非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい。前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する。
【0016】
例えば、インデックスバーに表示する必要がある文字の数が事前設定数を超える場合は、事前設定数を超える幾つかの文字がインデックスバーにおいて非表示になり、表示フォントが小さ過ぎる、及び表示される文字の数が多過ぎてユーザ操作が不便になる、といった問題が回避される。また、表示効果への影響が回避される。これに基づき、スマートウォッチのインデックスバーに非表示コントロールを事前設定し、ユーザが非表示コントロール上で実行する操作を検出することによりインデックスバーに非表示文字を表示する。「*」及び「.」などの非表示コントロールを表す文字を事前設定してよい。
【0017】
ある考えられる実装では、前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更することは、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第1位置に表示することを含む。前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する。代替的に、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第3位置に表示する。前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである。
【0018】
幾つかのシナリオでは、ウェアラブルデバイスが、ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作を検出し、第2領域内の連絡先リストがスクロールによって変化し、第1領域に表示されるインデックス識別子がスクロールによって適宜変化する。すなわち、第1の数のインデックス識別子を含む第1領域は、固定位置に表示される。
【0019】
幾つかの他のシナリオでは、ウェアラブルデバイスが、ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作を検出し、第2領域内の連絡先リストがスクロールによって変化し、第1領域の位置、及び第1領域のその位置に表示されるインデックス識別子がスクロールによって適宜変化する。すなわち、第1領域の、第1の数のインデックス識別子を表示する位置が変化し、第1領域の位置が、第2の数のインデックス識別子を表示する第1領域内の選択されたインデックス識別子の位置と一致する。
【0020】
上述した2つのシナリオでは、第1領域の位置変化状態がユーザの使用習慣に基づきカスタマイズ及び構成されてもよいし、ウェアラブルデバイスが納入される前に事前構成されてもよい。
【0021】
ある考えられる実装では、前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である。前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である。
【0022】
具体的には、第1操作は、第1領域の展開状態を切り替えるため、例えば、完全展開状態及び非完全展開状態を切り替えるために使用される。第2操作は、インデックス識別子を選択し、対応する表示コンテンツを見つけるために使用される。
【0023】
第2態様によれば、本願は、インデックス表示装置を提供する。このインデックス表示装置は、表示ユニット及び検出ユニットを含んでよい。表示ユニットは、インデックスインタフェースを表示するように構成されている。前記インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記インデックスインタフェースの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲む。前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される。検出ユニットは、第1操作を検出するように構成されている。表示ユニットは更に、第1操作に応答して、第1領域に表示されるインデックス識別子の数を第1の数から第2の数に変更するように構成されている。前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数と一致する。検出ユニットは更に、第2操作を検出するように構成されている。第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する。前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる。表示ユニットは更に、第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示するように構成されている。
【0024】
ある考えられる実装では、前記第1領域の外縁形状が前記インデックスインタフェースの縁形状と一致する。
【0025】
ある考えられる実装では、前記インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含み;表示ユニットは更に、前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示するように構成されている。前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。検出ユニットは更に、第1切り替えコントロールをタップする操作を検出するように構成されている。表示ユニットは更に、前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示するように構成されている。前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。
【0026】
ある考えられる実装では、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しい。表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、表示ユニットは更に、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にするように構成されている。非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい。検出ユニットは更に、非表示コントロールをタップする操作を検出するように構成されている。表示ユニットは更に、非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を第1領域に表示するように構成されている。
【0027】
ある考えられる実装では、表示ユニットは具体的に、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第1位置に表示するように構成されている。前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する。代替的に、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第3位置に表示する。前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである。
【0028】
ある考えられる実装では、前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である。
【0029】
任意選択で、インデックス表示装置は更に、処理ユニットを含んでよい。処理ユニットは、プロセッサ又はプロセッサ関連の回路コンポーネントにより実装されてよく、プロセッサ又は処理モジュールであってよい。
【0030】
任意選択で、インデックス表示装置は更に、受信ユニット及び送信ユニットを含んでよい。受信ユニットは、そのインデックス表示装置を、別のインデックス表示装置により送信されたデータを受信する際にサポートするように構成されている。送信ユニットは、そのインデックス表示装置を、別のインデックス表示装置にデータを送信する際にサポートするように構成されている。受信ユニット及び送信ユニットは、送受信ユニットと総称される場合があり、送受信器又は送受信器関連の回路コンポーネントにより実装されてよく、送受信器又は送受信モジュールであってよい。
【0031】
また、第2態様におけるインデックス表示装置の技術的効果については、第1態様におけるインデックス表示方法の技術的効果を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0032】
第3態様によれば、本願は、プロセッサ、メモリ、及びディスプレイを含む、ウェアラブルデバイスを提供する。メモリ及びディスプレイは、プロセッサに連結されており、メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成されており、コンピュータプログラムコードは、コンピュータ命令を含み、プロセッサがメモリからコンピュータ命令を読み取るとき、ウェアラブルデバイスは、インデックスインタフェースを表示する操作を実行する。前記インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記ディスプレイの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲み、前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される。第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する。前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数と一致する。第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する。前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる。第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する。
【0033】
ある考えられる実装では、前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは更に、以下の操作を実行することができる。前記第1領域の外縁形状が前記ディスプレイの内縁形状と一致する。
【0034】
ある考えられる実装では、前記インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含む;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは更に、前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示する操作を実行することができる。前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する。前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。
【0035】
ある考えられる実装では、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しい;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは更に、表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にする操作を実行することができる。非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい。前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する。
【0036】
ある考えられる実装では、前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更することは、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第1位置に表示することを含む。前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する。代替的に、前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第3位置に表示する。前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである。
【0037】
ある考えられる実装では、前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である。
【0038】
また、第3態様におけるウェアラブルデバイスの技術的効果については、第1態様におけるインデックス表示方法の技術的効果を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0039】
第4態様によれば、本願は、ウェアラブルデバイスを提供する。ウェアラブルデバイスは、第1態様及び第1態様の考えられる実装のいずれか1つに係るインデックス表示方法を実装する機能を有する。この機能は、ハードウェアで実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、この機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
【0040】
第5態様によれば、本願は、コンピュータ命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ命令がウェアラブルデバイス上で実行されるとき、ウェアラブルデバイスは、第1態様及び第1態様の考えられる実装のいずれか1つに係るインデックス表示方法を実行することができる。
【0041】
第6態様によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がウェアラブルデバイス上で実行されるとき、ウェアラブルデバイスは、第1態様及び第1態様の考えられる実装のいずれか1つに係るインデックス表示方法を実行することができる。
【0042】
第7態様によれば、回路システムが提供される。回路システムは、処理回路を含み、処理回路は、第1態様及び第1態様の考えられる実装のいずれか1つに係るインデックス表示方法を実行するように構成されている。
【0043】
第8態様によれば、本願のある実施形態は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのインタフェース回路を含む、チップシステムを提供する。少なくとも1つのインタフェース回路は、送受信機能を実行し、少なくとも1つのプロセッサに命令を送信するように構成されている。少なくとも1つのプロセッサが命令を実行するとき、少なくとも1つのプロセッサは、第1態様又は第1態様の考えられる実装のいずれか1つに係るインデックス表示方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】本願のある実施形態に係る従来技術のスマートウォッチインタフェースの概略図である;
【0045】
図2A】本願のある実施形態に係る通信システムの概略図である;
【0046】
図2B】本願のある実施形態に係るウェアラブルデバイスの構造の概略図である;
【0047】
図3】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図1である;
【0048】
図4】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図2である;
【0049】
図5】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図3である;
【0050】
図6】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図4である;
【0051】
図7】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図5である;
【0052】
図8】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図6である;
【0053】
図9】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図7である;
【0054】
図10】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図8である;
【0055】
図11】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図9である;
【0056】
図12】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図10である;
【0057】
図13】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図11である;
【0058】
図14】本願のある実施形態に係るスマートウォッチのインタフェース群の概略図12である;
【0059】
図15】本願のある実施形態に係るインデックス表示方法の概略フローチャートである;及び
【0060】
図16】本願のある実施形態に係るインデックス表示装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下では、添付図面を参照しながら、本願の実施形態で提供するインデックス表示方法及びウェアラブルデバイスについて詳細に説明する。
【0062】
本願の説明で言及する「含む」、「有する」、及びその任意の他の変形などの用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスが、列挙されたステップ又はユニットに限定されるわけではなく、任意選択で、列挙されていない他のステップ又はユニットを更に含む、又は、任意選択で、そのプロセス、方法、製品、又はデバイスの別の固有のステップ又はユニットを更に含む。
【0063】
なお、本願の実施形態では、「例」又は「例えば」などの語が、例、実例、又は説明を示すことを表すために使用される。本願の実施形態で「例」又は「例えば」として説明する実施形態又は設計スキームはいずれも、別の実施形態又は設計スキームより好ましい又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。まさに、「例」又は「例えば」などの語の使用は、関連する概念を特定の方式で提示することを意図している。
【0064】
本願の説明では、別段の定めがない限り、「複数の」は、2つ又は2つより多くの、を意味する。本明細書における「及び/又は」という用語は、対応付けられた対象間の対応関係のみを説明するものであり、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及びBのみが存在する、という3つの場合を表してよい。
【0065】
図2Aは、本願のある実施形態に係る、インデックス表示方法が適用される通信システムの概略図である。図2Aに示すように、通信システムは、ウェアラブルデバイス100を含む。任意選択で、通信システムは更に、ウェアラブルデバイス100と通信する1つ又は複数の端末デバイス200を含んでよい。
【0066】
任意選択で、ウェアラブルデバイス100は、スマートウォッチ、スマートバンド、スマートヘルメット、又はスマートグラスなどの、表示機能を有するデバイスであってよい。端末デバイス200は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA(登録商標))、人工知能(artificial intelligence、AI)デバイス、又はルータなどのデバイスであってよい。本願のこの実施形態では、これについて限定しない。
【0067】
通信システムでは、ウェアラブルデバイス100は、1つ又は複数の端末デバイス200への近距離無線通信接続を別個に確立して、ウェアラブルデバイス100及び端末デバイス200の間の通信機能を実装してよい。例えば、ウェアラブルデバイス100は、端末デバイス200へのブルートゥース(登録商標)接続、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi(登録商標))接続、ジグビー(登録商標)(ZigBee(登録商標))接続、又は近距離無線通信(near field communication、NFC)接続などの通信接続を確立してよい。当然のことながら、ウェアラブルデバイス100は更に、セルラネットワーク相互接続又は転送デバイス(例えば、USBデータケーブル又はDockデバイス)を使用して通信接続を確立してよい。本願のこの実施形態では、これについて限定しない。
【0068】
幾つかの実施形態では、通信システムがウェアラブルデバイス100のみを含むとき、ウェアラブルデバイス100が電話帳を記憶し、ディスプレイ上に表示された連絡先をユーザがタップする操作が検出された後に通話が実装され得る。
【0069】
幾つかの他の実施形態では、ウェアラブルデバイス100が端末デバイス200に接続されるとき、ウェアラブルデバイス100及び端末デバイス200の間で電話帳が同期されてよく、端末デバイス200がウェアラブルデバイス100を使用して通話を実装してよい。代替的に、ウェアラブルデバイス100が端末デバイス200を制御して、対応する操作、例えば、写真撮影を実行させる場合は、制御コマンドをウェアラブルデバイス100に事前設定する必要がある。
【0070】
図2Bは、本願のこの実施形態に係るウェアラブルデバイス100の構造の概略図である。ウェアラブルデバイス100は、プロセッサ101、外部メモリインタフェース102、内部メモリ103、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インタフェース104、充電管理モジュール105、電力管理モジュール106、バッテリ107、無線通信モジュール108、ディスプレイ109、タッチセンサ110、オーディオモジュール111、ボタン112、モータ113、及びインジケータ114などを含む。
【0071】
本願のこの実施形態に示す構造はウェアラブルデバイス100に対する特定の制限にはならないことを理解することができる。本願の幾つかの他の実施形態では、ウェアラブルデバイス100は、図に示すより多い又は少ないコンポーネントを含んでも、幾つかのコンポーネントを組み合わせても、幾つかのコンポーネントを分割しても、複数の異なるコンポーネント配置を有してもよい。図に示すコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせにより実装され得る。
【0072】
プロセッサ101は、1つ又は複数の処理ユニットを含む。例えば、プロセッサ101は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ、及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural network processing unit、NPU)を含んでよい。複数の異なる処理ユニットが独立したコンポーネントであってもよいし、1つ又は複数のプロセッサに統合されてもよい。
【0073】
コントローラは、命令操作コード及び時系列信号に基づき操作制御信号を生成して、命令フェッチ及び命令実行の制御を完了してよい。
【0074】
メモリが、プロセッサ101に更に配置されてよく、命令及びデータを記憶するように構成されている。幾つかの実施形態では、プロセッサ101内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ101により使用されたばかりの、又は周期的に使用される命令又はデータを記憶してよい。プロセッサ101が命令又はデータを再び使用する必要がある場合は、プロセッサは、命令又はデータをメモリから直接呼び出してよい。これによって、アクセスの繰り返しが回避され、プロセッサ101の待機時間が短縮され、従って、システム効率が向上する。
【0075】
幾つかの実施形態では、プロセッサ101は、1つ又は複数のインタフェースを含んでよい。このインタフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit、I2C)インタフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound、I2S)インタフェース、パルス符号変調(pulse code modulation、PCM)インタフェース、汎用非同期送受信器(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インタフェース、モバイルインダストリプロセッサインタフェース(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output、GPIO)インタフェース、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)インタフェース、及び/又はユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インタフェースなどを含んでよい。
【0076】
I2Cインタフェースは双方向同期シリアルバスであり、シリアルデータライン(serial data line、SDA)及びシリアルクロックライン(serial clock line、SCL)を含む。幾つかの実施形態では、プロセッサ101は、複数のI2Cバス群を含んでよい。プロセッサ101は、異なるI2Cバスインタフェースを通じて、タッチセンサ110及び充電器などに別個に連結されてよい。例えば、プロセッサ101は、I2Cインタフェースを通じてタッチセンサ110に連結されてよく、その結果、プロセッサ101は、I2Cバスインタフェースを通じてタッチセンサ110と通信して、ウェアラブルデバイス100のタッチ機能を実装する。
【0077】
本願のこの実施形態に示すモジュール同士のインタフェース接続関係は、説明のための例に過ぎず、ウェアラブルデバイス100の構造に対する制限にはならないことを理解することができる。本願の幾つかの他の実施形態では、ウェアラブルデバイス100は代替的に、上述の実施形態とは異なるインタフェース接続方式、又は複数のインタフェース接続方式の組み合わせを使用してもよい。
【0078】
ディスプレイ109は、対応する画像などを表示するように構成されている。ディスプレイ109は、表示パネルを含んでよい。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light-emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、又は量子ドット発光ダイオード(quantum dot light-emitting diode、QLED)などであってよい。
【0079】
タッチセンサ110は、「タッチコンポーネント」とも称される。タッチセンサ110は、ディスプレイ109上に配置されてよく、タッチセンサ110及びディスプレイ109は、「タッチ画面」とも称されるタッチスクリーンを構成する。タッチセンサ110は、タッチセンサ110上又はその近くで実行されたタッチ操作を検出するように構成されている。タッチセンサ110は、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送して、タッチイベントのタイプを決定してよい。ディスプレイ109を使用して、タッチ操作に関連する視覚出力が提供されてよい。幾つかの他の実施形態では、タッチセンサ110は代替的に、ウェアラブルデバイス100の表面に配置されてもよく、ディスプレイ109とは異なる位置に位置付けられる。
【0080】
幾つかの実施形態では、インデックスバーがディスプレイ109上に表示され、ウェアラブルデバイス100は、ユーザがインデックスバー上で実行する操作をタッチセンサ110で検出し、対応する表示コンテンツを素早く決定し、そのコンテンツをディスプレイ109上に表示する。
【0081】
充電管理モジュール105は、充電器から充電入力を受信するように構成されている。充電器は、無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電の幾つかの実施形態では、充電管理モジュール105は、USBインタフェース104を通じて充電入力を有線充電器から受信してよい。無線充電の幾つかの実施形態では、充電管理モジュール105は、ウェアラブルデバイス100の無線充電コイルを通じて無線充電入力を受信してよい。充電管理モジュール105は更に、バッテリを充電するとき、電力管理モジュールを使用してウェアラブルデバイス100に電力を供給してよい。
【0082】
電力管理モジュール106は、プロセッサ101にバッテリ107及び充電管理モジュール105を接続するように構成されている。電力管理モジュール106は、バッテリ107及び/又は充電管理モジュール105の入力を受信し、プロセッサ101、内部メモリ、無線通信モジュール108、及びディスプレイ109などに電力を供給する。電力管理モジュール106は更に、バッテリ107の容量、バッテリ107のサイクルカウント、及びバッテリ107の健康状態(漏電及びインピーダンス)などのパラメータを監視するように構成されてよい。幾つかの他の実施形態では、電力管理モジュール106は代替的に、プロセッサ101に配置されてもよい。幾つかの他の実施形態では、電力管理モジュール106及び充電管理モジュール105は代替的に、同じデバイスに配置されてもよい。
【0083】
無線通信モジュール108は、ウェアラブルデバイス100に適用され且つ無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標)、BT)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)技術、及び赤外線(infrared、IR)技術などを含む、無線通信解決手段を提供してよい。無線通信モジュール108は、少なくとも1つの通信プロセッサモジュールを統合した1つ又は複数のデバイスであってよい。無線通信モジュール108は、アンテナを通じて電磁波を受信し、電磁波信号に対する周波数変調及びフィルタリング処理を実行し、処理された信号をプロセッサ101に送信する。無線通信モジュール108は更に、プロセッサ101から送信対象信号を受信し、その信号に対する周波数変調及び増幅を実行し、処理された信号を電磁波に変換してアンテナを通じて放射してよい。
【0084】
外部メモリインタフェース102は、外部メモリカード、例えば、マイクロSDカードに接続して、ウェアラブルデバイス100の記憶能力を拡張するように構成されてよい。外部記憶カードは、外部メモリインタフェース102を通じてプロセッサ101と通信して、データ記憶機能を実装する。例えば、電話帳及び写真などのファイルを外部記憶カードに保存することができる。
【0085】
内部メモリ103は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成されてよい。実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ103は、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含んでよい。プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、及び少なくとも1つの機能(例えば、通話機能又は時間設定機能)に必要なアプリケーションなどを記憶してよい。データ記憶エリアは、ウェアラブルデバイス100を使用するプロセスで作成されたデータ(例えば、電話帳及び世界時間)などを記憶してよい。また、内部メモリ103は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、又はユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage、UFS)を更に含んでよい。プロセッサ101は、内部メモリ103に記憶された命令及び/又はプロセッサ101に配置されたメモリに記憶された命令を実行して、ウェアラブルデバイス100の各種機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
【0086】
ウェアラブルデバイス100は、オーディオモジュール111及びアプリケーションプロセッサなどを使用して、音楽を再生する及び電話をかけるなどのオーディオ機能を実装してよい。
【0087】
オーディオモジュール111は、デジタルオーディオ情報をアナログオーディオ信号に変換して出力するように構成されており、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成されている。オーディオモジュール111は更に、オーディオ信号を符号化及び復号するように構成されてよい。幾つかの実施形態では、オーディオモジュール111がプロセッサ101に配置されてよい、又は、オーディオモジュール111の幾つかの機能モジュールがプロセッサ101に配置される。
【0088】
ボタン112は、リューズボタン及び音量ボタンなどを含む。ボタン112は、機械式ボタンであってもよいし、タッチボタンであってもよい。ウェアラブルデバイス100は、ボタン112の入力を受信し、ウェアラブルデバイス100のユーザ設定及び機能制御に関連するボタン信号入力を生成してよい。
【0089】
モータ113は、振動プロンプトを生成してよい。モータ113は、着信振動プロンプトに使用されてもよいし、タッチ振動フィードバックに使用されてもよい。例えば、異なる用途(例えば、インデックス検索、及び電話をかける)で実行されるタッチ操作が、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。タッチ振動フィードバック効果が更にカスタマイズされてよい。
【0090】
インジケータ114は、インジケータライトであってよく、充電状態及び出力変化を示すように構成されてもよいし、メッセージ、不在着信、及び通知などを示すように構成されてもよい。
【0091】
以下では、ウェアラブルデバイス100が図2Bに示す構造を有するスマートウォッチである例を使用することにより、本願のある実施形態で提供するインデックス表示方法について説明する。
【0092】
任意選択で、スマートウォッチにおける幾つかの機能の表示コンテンツが比較的大きく、ユーザが目的の表示コンテンツを素早く見つけるのを助けるためにインデックス機能が使用され得る。例えば、電話帳機能では、連絡先情報が電話帳に記憶される。比較的多くの連絡先がある場合は、スマートウォッチが一回に表示する連絡先情報に限りがあり、インデックス機能を使用して検索効率を効果的に向上させることができる。
【0093】
幾つかのシナリオでは、ユーザは、タッチ操作、ボタン操作、又は音声操作などの方式で、通話アプリケーションの開始及び電話帳の表示を行うようにスマートウォッチに指示してよい。例えば、図3の(a)に示すメインインタフェース301上で、スマートウォッチは、ユーザが通話アイコン31をタップする操作に応答して通話アプリケーションを開始し、図3の(b)に示す電話帳インタフェース302を表示する。代替的に、スマートウォッチは、ユーザが通話アプリケーションを開く音声指示操作に応答して通話アプリケーションを開始し、図3の(b)に示す電話帳インタフェース302を表示する。
【0094】
図3の(b)に示すように、電話帳インタフェース302は、表示領域32及びインデックスバー33を表示する。インデックスバー33は、インデックス識別子を表示するために使用され、表示領域32は、対応する表示コンテンツを表示するために使用される。例えば、インデックスバー33には英文字が順次表示され、その英文字はインデックス識別子として使用される。表示領域32には連絡先リストが表示される。連絡先リストに表示される連絡先がインデックスバー内の英文字に対応する。例えば、図3の(b)に示すように、現在のインデックスバー33では文字Aを選択する操作が検出され、スマートウォッチは、連絡先リスト内の文字Aに対応する連絡先位置を素早く見つけ、Alice及びAnneなど、その連絡先位置を表示領域32に表示する。
【0095】
幾つかの実施形態では、インデックスバーがディスプレイの縁に位置付けられ、インデックスバーの形状及び幅がディスプレイの縁形状に従って適応的に表示される。例えば、図3の(b)に示すように、スマートウォッチのディスプレイの縁形状が円である場合は、インデックスバー33の形状が円であり、ディスプレイの縁にはインデックスバー33が表示される。別の例として、図4に示すように、スマートウォッチのディスプレイの縁形状が矩形である場合は、インデックスバー41の形状が矩形であり、ディスプレイの縁にはインデックスバー41が表示される。
【0096】
幾つかの他のシナリオでは、スマートウォッチの電話帳機能に加えて、幾つかの機能の表示コンテンツが比較的大きい。本願のこの実施形態で提供するインデックス表示方法を使用して、目的の表示コンテンツを素早く且つ正確に見つけることができる。例えば、天気機能が提供される。例えば、図5の(a)に示すメインインタフェース501上で、スマートウォッチは、ユーザが天気アイコン51をタップする操作に応答して天気アプリケーションを開始し、図5の(b)に示す天気インタフェース502を表示する。天気インタフェース502上では、迅速な位置特定を実装するために、インデックスバーに表示される文字が、表示領域に表示されるコンテンツに対応する。別の例として、時計機能が提供される。例えば、図5の(a)に示すメインインタフェース501上で、スマートウォッチは、ユーザが時計アイコン52をタップする操作に応答して時計アプリケーションを開始し、図5の(c)に示す時計インタフェース503を表示する。時計インタフェース503上では、迅速な位置特定を実装するために、インデックスバーに表示される文字が、表示領域に表示されるコンテンツに対応する。更に別の例として、文書を読むというシナリオにおける章インデックスなどが提供される。
【0097】
以下では、スマートウォッチのディスプレイを円形にし、電話帳機能を有効にし、且つインデックスバーを使用して連絡先を検索する例を説明に使用する。
【0098】
幾つかの実施形態では、スマートウォッチは、電話帳インタフェースを表示し、ディスプレイ上でのスライド、リューズの操作、及びインデックスバー内のインデックス識別子のタップなど、ユーザによる操作を検出し、連絡先リストをスクロール方式で表示し、インデックスバー内の、表示されたコンテンツに対応するインデックス識別子を強調表示する。ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作は、ユーザがインデックスバーにおいて実行するスライド操作、又はユーザが表示領域において実行するスライド操作を含む。
【0099】
例えば、図6の(a)に示すインタフェース601上では、現在のインデックスが文字Aに位置付けられていることがインデックスバー61に表示され、文字Aに対応する連絡先が表示領域62に表示されている。スマートウォッチは、ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作、例えば、矢印63で示す方向における上へのスライドを検出する。代替的に、スマートウォッチは、ユーザがリューズ64を操作する操作を検出する。代替的に、スマートウォッチは、ユーザがインデックスバー61内の文字Tをタップする操作を検出する。図6の(b)に示すインタフェース602が表示され、インデックスバー61が文字Tに移動し、表示領域62内の表示コンテンツが、文字Tに対応する連絡先に変化する。換言すると、ユーザは、インデックスバーを使用して、表示領域内の表示コンテンツを、目的の連絡先を含む部分的な連絡先リスト範囲に素早く切り替えてよい。このようにユーザは、現在の表示領域に表示された連絡先から目的の連絡先を直接決定する、又は少数の操作を通じて目的の連絡先を探し出すことができ、従って、ユーザ体験が向上する。
【0100】
更に、図6の(a)に示すように、現在のインデックスバー61内の文字Aを色で強調表示して、文字Aに対応する連絡先が現在インデックスされていることをユーザに知らせる。選択されたインデックス識別子が代替的に別の方式で強調表示され得ることを理解することができる。例えば、図6の(b)に示すように、インデックスバー61内の文字Tは、色及びアパーチャで強調表示される。本願のこの実施形態では、これについて特に限定しない。
【0101】
幾つかの実施形態では、ディスプレイのエリアサイズに基づき、インデックスバーの長さ、幅、ラジアン、及びスペースなどの情報が事前設定される。例えば、連絡先リストを表示するための領域をより多く留保するために、インデックスバーが非完全展開状態で表示されるように、インデックスバーの長さが事前設定される。
【0102】
例えば、スマートウォッチ上ではインデックスバーの長さが事前設定され、インデックスバーに4文字が表示される例を説明に使用する。図7の(a)におけるインタフェース701上に示すように、現在のインデックスバー71が非完全展開状態にあり、文字AからDまでの合計4文字のインデックス識別子が表示されている。インタフェース601上の、図6の(a)に示す完全展開状態のインデックスバー61に対応する表示領域62と比較して、インタフェース701上の表示領域72の割合が増加し、より多くの表示コンテンツが表示され得る。また、スマートウォッチは、非完全展開状態のインデックスバーを表示するディスプレイ上での順方向又は逆方向のスライド操作を検出したときにも依然として、表示領域内のコンテンツに対応するインデックス識別子をインデックスバーにスクロール方式で表示してよい。
【0103】
幾つかのシナリオでは、スマートウォッチが、ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作を検出し、表示領域内の連絡先リストがスクロールによって変化し、対応するインデックスバーに表示されるインデックス識別子がスクロールによって適宜変化する。
【0104】
例えば、スマートウォッチは、図7の(a)に示すインタフェース701上でのユーザのスライド操作を検出し、図7の(b)に示すインタフェース702を表示する。インタフェース702上では、インデックスバー71に表示されるコンテンツが、4つのインデックス識別子、すなわち、文字TからWに変更される。
【0105】
幾つかの他のシナリオでは、スマートウォッチが、ユーザがディスプレイ上で実行するスライド操作を検出し、表示領域内の連絡先リストがスクロールによって変化し、対応するインデックスバーの位置、及び連絡先リストに表示されるインデックス識別子がスクロールによって適宜変化する。
【0106】
例えば、スマートウォッチは、図7の(a)に示すインタフェース701上でのユーザのスライド操作を検出し、図8に示すインタフェース801を表示する。インタフェース801上では、インデックスバー81に表示されるコンテンツが4つのインデックス識別子、すなわち、文字QからTに変更される。また、インデックスバー81に表示される文字QからTの位置が、図6の(a)に示すインデックスバー61内の文字QからTの位置と同じである。換言すると、表示されたインデックス識別子の位置が変化するにつれて、インデックスバー81の位置が変化する。
【0107】
上述した2つのシナリオでは、インデックスバーの位置変化状態がユーザの使用習慣に基づきカスタマイズ及び構成されてもよいし、ウェアラブルデバイスが納入される前に事前構成されてもよい。インデックス作成効率及び精度の両方を考慮しつつ、非完全展開状態でのインデックスバー表示方式を追加することにより、スマートウォッチのディスプレイの表示スペースが節約され、表示領域の可視面積が増加する。更には、スマートウォッチの表示美が更に向上する。
【0108】
幾つかの実施形態では、インデックスバーの展開状態を切り替えるために、インデックスバーにズームコントロールを事前設定する、又はインデックスバーの先端及び末端におけるユーザのスライドジェスチャを検出する。例えば、非完全展開状態及び完全展開状態の切り替えを実行する。このように、可視面積を確保しつつ、インデックス作成効率を更に向上させる。
【0109】
例えば、図9の(a)にはインタフェース901が示されている。インタフェース901上のインデックスバー91が非完全展開状態にある。現在のインデックス状態では、ユーザは、スライド操作を数回実行して目的の連絡先を探し出す必要があるかもしれない。従って、ユーザがズームコントロール92をタップする操作に応答して、スマートウォッチは、図9の(b)に示すインタフェース902を表示し、インタフェース902上のインデックスバー94が完全展開状態に切り替えられる。代替的に、インタフェース901上で、スマートウォッチは、インデックスバーの先端又は末端における時計回りのスライド操作を検出する。例えば、現在のインデックスバーの末端において、ユーザが矢印93の方向に下へとスライドさせるのをスマートウォッチが検出した場合は、スマートウォッチはインデックスバーを展開し、インタフェース902上にインデックスバー94を表示する。インデックスバーの先端及び末端は、インデックスバーの開始位置及び終了位置として説明されてもよく、インデックス識別子の配列順序、又はスマートウォッチの表示領域に表示されるコンテンツの方向に基づき区別されてよい。図9の(a)に示すように、インデックスバー91は、先端が文字Aの一端であり、末端が文字Dの一端である。任意選択で、インデックスバーの先端又は末端における時計回りのスライド操作は、インデックスバーを展開する操作として事前設定されてよく、反時計回りのスライド操作が、インデックスバーを折り畳む操作であってよい。
【0110】
このように、スマートウォッチは、ズームコントロールをタップする操作又はスライドジェスチャを検出することにより、非完全展開状態のインデックスバーを完全展開状態のインデックスバーに切り替えることができる。すなわち、ユーザは、1つの操作を実行することにより、必要なインデックス識別子を完全に展開されたインデックスバーから直接選択することができ、従って、インデックス作成効率が向上する。例えば、図9の(a)に示すインタフェース901上で、目的の連絡先に対応するインデックス識別子が文字Nである。この場合は、スライドが順方向のスライドか逆方向のスライドかに関わらず、1回限りスライドさせること、すなわち、文字Nに対応する連絡先リスト範囲まで正確にスライドさせることの実装が難しい。従って、ユーザは、ズームコントロールを使用してインデックスバーを展開し、文字Nを素早く見つけることができる。
【0111】
別の例として、事前設定期間の後、図9の(b)に示すインタフェース902の完全展開状態のインデックスバー94は、図9の(a)に示す非完全展開状態のインデックスバー91に切り替えられる。代替的に、スマートウォッチは、ユーザがインタフェース902上でズームコントロール95をタップする操作を検出した後、インデックスバー94を非完全展開状態に切り替え、図9の(a)に示すインタフェース901を表示する。代替的に、スマートウォッチは、図9の(b)に示すインタフェース902上で、ユーザが特定の文字をタップする操作を検出する。例えば、スマートウォッチは、ユーザが文字Tをタップする操作を検出した後、図9の(c)に示すインタフェース903を表示する。インデックスバー96内の文字Tが視覚的に強調表示され、対応する連絡先リストが表示領域97に表示される。次に、スマートウォッチは、ユーザが表示領域97において実行するスライド又はタップ操作に応答して、図9の(d)に示すインタフェース904を表示する。インタフェース904上で、インデックスバー98は、非完全展開状態に切り替えられる。換言すると、スマートウォッチは、完全展開状態のインデックスバー内の特定のインデックス識別子をユーザがタップする操作を検出した後、インデックスバーを非完全展開状態に切り替え、表示領域の可視面積を増加させ、その結果、ユーザは、現在のインデックス識別子に対応する表示コンテンツから目的の表示コンテンツを素早く決定することができる。
【0112】
幾つかの実施形態では、インデックスバーが完全展開状態から非完全展開状態に切り替えられた後、インデックスバーの先端又は末端に表示されるインデックス識別子は、ユーザにより選択され且つインデックスバーが完全展開状態にあるスマートウォッチにより検出される、インデックス識別子である。代替的に、インデックスバーが完全展開状態から非完全展開状態に切り替えられた後、インデックスバーの先端又は末端に表示されるインデックス識別子は、現在の表示領域に表示されるコンテンツに対応するインデックス識別子である。
【0113】
例えば、図9の(c)に示すインタフェース903は、ユーザがインデックスバーにおいて文字Tをタップする操作をスマートウォッチが検出した後に表示されるインタフェースである。インタフェース903上では、選択されたインデックス識別子(すなわち、文字T)が強調表示され、それに応じて、文字Tに対応するコンテンツが表示領域97に表示される。次に、スマートウォッチは、ユーザが表示領域97において実行するスライド又はタップ操作に応答して、図9の(d)に示すインタフェース904を表示する。インタフェース904上で、インデックスバー98は、非完全展開状態に切り替えられる。インデックスバー98において、先端は、ユーザが選択する文字Tを表示し、それに応じて、表示されたコンテンツが、文字Tに対応する連絡先リストである。代替的に、図8に示すインデックスバー81は、インデックスバー81の末端における文字Tを強調表示する。すなわち、選択されたインデックス識別子は、ユーザによる識別を容易にするために、ユーザの使用習慣に基づきインデックスバー上の上部位置に強調表示されてよい。
【0114】
このように、インデックスバーが完全に展開されているときにユーザが特定のインデックス識別子を選択する場合は、ユーザは、現在のインデックス識別子に対応する連絡先リスト内の目的の連絡先を検索し続ける必要があるかもしれない。更には、ユーザの操作に応答して、スマートウォッチにより表示されるインデックスバーが完全展開状態から非完全展開状態に切り替えられ、現在選択されているインデックス識別子に対応する連絡先リストをユーザが表示するためにより多くの表示領域が提供される。また、現在選択されているインデックス識別子は、インデックスバーの先端又は末端に表示され、その結果、ユーザは、インデックス識別子をより素早く閲覧することができる。これによって、ユーザの後続操作が容易になり、より豊富な使用体験がユーザに提供される。
【0115】
幾つかの実施形態では、非完全展開状態のインデックスバーに表示される文字の数を事前設定して、インデックスバーの長さ及び視覚効果を制限する。例えば、インデックスバーに表示される文字の最小数が2である。また、非完全展開状態のインデックスバーに表示される文字の数が5を超える場合は、ズームコントロールを設定し、それを使用してインデックスバーを折り畳み、事前設定された表示状態に戻す。インデックスバーに表示される文字の数の制限にズームコントロールは含まれず、すなわち、文字の数は、インデックス識別子の数を示すためにのみ使用される。
【0116】
例えば、図10の(a)にはインタフェース1001が示されている。インタフェース1001上のインデックスバー101には、文字の最小数が表示され、例えば、インデックス識別子「#」及びインデックス識別子「A」が表示される。スマートウォッチは、ユーザがズームコントロール102をタップする操作に応答して、又はユーザがインデックスバー101の末端において実行するスライド操作を検出することに応答して、インデックスバー101を展開し、図10の(b)に示すインタフェース1002を表示する。
【0117】
換言すると、スマートウォッチのインデックスバーの非完全展開状態には、初期状態及び半展開状態が含まれる。初期状態では、スマートウォッチは、ユーザがズームコントロールをタップする操作に応答して、インデックスバーを半展開状態まで展開する。更に、半展開状態では、スマートウォッチは、ユーザがズームコントロールをタップする操作に応答して、インデックスバーを事前設定された表示状態まで折り畳む。事前設定された表示状態は初期状態であってもよいし、事前設定された表示状態は最適な表示状態、例えば、4文字が表示される状態であってもよい。例えば、図10の(b)に示すインタフェース1002上では、インデックスバー103が半展開状態にある。ユーザがズーム識別子104をタップする操作が検出された後、スマートウォッチは、図10の(a)に示すインタフェース1001を表示し、インデックスバー101は初期状態で表示される。
【0118】
このように、文字数がより多い半展開状態のインデックスバーを表示するように事前設定する、すなわち、インデックス作成効率を確保し、完全展開状態と比較してより大きな可視面積をユーザに提供することができる。
【0119】
別の例として、ズーム識別子が半展開状態のインデックスバーに事前設定され、インデックスバーを半展開状態から完全展開状態に切り替えるために使用される。図10の(a)に示すインタフェース1001上に示すように、ユーザがズーム識別子102をタップする操作に応答して、スマートウォッチは、図10の(c)に示すインタフェース1003を表示し、インタフェース1003上のインデックスバー105が半展開状態にある。ユーザがズーム識別子106をタップする操作に応答して、スマートウォッチは、図10の(d)に示すインタフェース1004を表示し、インタフェース1004上のインデックスバー107が完全展開状態にある。
【0120】
別の例として、スマートウォッチは、半展開状態のインデックスバーを表示するとき、インデックスバーの末端からインデックスバーの先端への方向においてユーザが実行するスライド操作(すなわち、上へのスライド操作)を検出し、インデックスバーの半展開状態を事前設定された表示状態又は初期状態に切り替える。代替的に、スマートウォッチは、インデックスバーの末端からインデックスバーの先端への方向と反対の方向においてユーザが実行するスライド操作(すなわち、下へのスライド操作)を検出し、インデックスバーの半展開状態を完全展開状態に切り替える。
【0121】
同様に、上述の例では、事前設定期間がスマートウォッチ用に事前構成されてよく、スマートウォッチは、半展開状態又は完全展開状態から事前設定された表示状態に自動的に切り替わる。また、上述の例では、ユーザがズームコントロール上で実行する操作を検出することに加えて、ユーザがインデックスバーの先端及び末端において実行するスライドジェスチャ操作を検出することにより、インデックスバーのズーム状態切り替えを実装してもよい。
【0122】
幾つかの実施形態では、スマートウォッチの電話帳に多言語の連絡先が記憶されるため、1つのインデックスルールを使用して全ての連絡先を検索することができないかもしれない。例えば、日本語名の連絡先が電話帳に記憶されている場合は、その連絡先を、英文字を使用したインデックス作成の方式には適用できず、日本語に適用できるインデックスルールをスマートウォッチに事前設定する必要がある。この場合は、多言語インデックスルールの切り替えを実装する切り替えコントロールを事前設定する。
【0123】
例えば、図11の(a)にはインタフェース1101が示されている。現在の電話帳には2種類のインデックスルール、すなわち、日本語インデックスルール及び英語インデックスルールに適用できる連絡先が記憶されており、スマートウォッチの事前設定されたローカル言語が日本語である、すなわち、事前設定されたデフォルト言語が日本語であると仮定する。インデックスバー111が日本語インデックスルールのインデックス識別子を表示し、英語インデックスルールを展開するための切り替えコントロールを表示する。例えば、インタフェース1101上では、インデックスバー111の端に英文字Zを表示して、英文字Zを使用することにより英語インデックスルールのインデックスバーを展開及び表示するようにユーザを促す。スマートウォッチは、ユーザが切り替えコントロール112(すなわち、英文字Z)をタップする操作を検出した後、図11の(b)に示すインタフェース1102を表示する。インタフェース1102上では、完全展開状態のインデックスバー113が表示され、英語インデックスルールのインデックス識別子(すなわち、英文字AからZ)がインデックスバー113に表示される。また、日本語インデックスルールを表示するためのインデックスバーを戻すための切り替えコントロール114が更に表示される。インタフェース1102上では、スマートウォッチは、ユーザが切り替えコントロール114をタップする操作を検出した後、インタフェース1101を表示する、又は、日本語インデックスルールを含む完全展開状態のインデックスバーを表示する。
【0124】
幾つかの実施形態では、インデックスバーに表示する必要がある文字の数が事前設定数を超える場合は、事前設定数を超える幾つかの文字がインデックスバーにおいて非表示になり、表示フォントが小さ過ぎる、及び表示される文字の数が多過ぎてユーザ操作が不便になる、といった問題が回避される。また、表示効果への影響が回避される。これに基づき、スマートウォッチのインデックスバーに非表示コントロールを事前設定し、ユーザが非表示コントロール上で実行する操作を検出することによりインデックスバーに非表示文字を表示する。「*」及び「.」などの非表示コントロールを表す文字を事前設定してよい。
【0125】
例えば、図12に示すインタフェース1201上では、多言語インデックスルールが現在のインデックスバー121に表示されており、事前設定数が30であると仮定する。現在のシナリオでは、文字の数が30を超える場合は、幾つかの文字を非表示にする必要がある。ユーザが非表示コントロール122をタップする操作をスマートウォッチが検出した後、インデックスバー121に表示されるインデックス識別子が自動的にスクロールして、非表示文字を表示する。
【0126】
幾つかの実施形態では、多言語インデックスバーにおいて、表示される文字の数も事前設定して、インデックスバーの長さ及び視覚効果を制限する。例えば、インデックスバーに表示される文字の最小数が4である。また、非完全展開状態のインデックスバーに表示される文字の数が7を超える場合は、ズームコントロールを設定し、それを使用してインデックスバーを折り畳み、事前設定された表示状態に戻す。
【0127】
例えば、図13に示すインタフェース1301上では、現在のインデックスバー131に表示される文字の数が事前設定数を超える場合は、ズームコントロール132が表示される。スマートウォッチは、ユーザがズームコントロール132をタップする操作を検出した後、事前設定された表示状態の表示に切り替わる。また、多言語インデックスルールのインデックスバーズームシナリオについては、図9の(a)から(d)で説明するシナリオを参照してよい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0128】
幾つかの実施形態では、スマートウォッチは、事前設定された強調表示方式で、現在表示されているコンテンツに対応するインデックス識別子を強調表示する。色及び/又はアパーチャによるインデックス識別子の強調表示については上で説明した。ここでは、バブル方式の別の強調表示方式について説明する。
【0129】
例えば、図14に示すインタフェース1401上では、表示領域141に表示されるコンテンツがインデックスバー142内の文字Tに対応するとき、バブル143を表示領域141に表示し、文字Tをバブル143に表示する。また、バブル143内の文字Tの表示面積をインデックスバー142内の文字Tの表示面積より大きくする、すなわち、選択されたインデックス識別子のフォントサイズを増加させた後にそのインデックス識別子をバブルに表示して、強調表示の目的を実現する。ユーザは、現在選択されているインデックス識別子のコンテンツを明確に識別して、スマートウォッチのディスプレイの面積が比較的小さいためにインデックス識別子が不明瞭であり、ひいてはユーザが識別を実行するのが難しい、という問題を回避することができる。
【0130】
更に、図12に示すインタフェース1201上では、スマートウォッチは更に、ユーザが非表示コントロール122をタップする操作を検出した後、バブルを使用して表示領域内の幾つかの非表示文字を表示してよい。それに応じて、スマートウォッチは更に、バブルに表示された非表示文字をユーザがタップする操作を検出し、対応する表示コンテンツ及び対応するインデックス識別子の表示に切り替わってよい。このように、バブルを使用することにより非表示のインデックス識別子を強調表示して、ユーザによる選択を容易にする。
【0131】
幾つかの実施形態では、スマートウォッチは、ユーザが表示領域において実行するスライド又はタップなどの操作を検出した後、バブルを表示しなくなる。すなわち、バブルはユーザの操作に応答して消える。代替的に、バブル表示期間が事前設定される。事前設定されたバブル表示期間内にスマートウォッチがスライド又はタップなどの操作を検出しなかった場合は、バブルは自動的に消える。例えば、事前設定されたバブル表示期間は3.5秒である。バブルが3.5秒間表示され且つバブルをタップする操作が検出されなかった後、バブルは自動的に消える。
【0132】
本願のある実施形態は更に、図3から図14に示すシナリオに適用され得るインデックス表示方法を提供する。
図15は、本願のこの実施形態に係るインデックス表示方法の概略フローチャートである。この方法は、ステップS1501からステップS1508を含んでよい。
【0133】
S1501:ウェアラブルデバイスが第1インタフェースを表示する。
【0134】
第1インタフェースは、ウェアラブルデバイスにより表示されるメインインタフェース、又は特定のアプリケーションにあり且つインデックス作成を必要としないインタフェースである。
【0135】
S1502:ウェアラブルデバイスは、第1インタフェース上で、ユーザが第2インタフェースへの切り替えを指示する操作を検出し、第2インタフェースを表示する。ここで、第2インタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、第1領域は、インデックス識別子を表示するために使用され、第2領域は、選択されたインデックス識別子に対応するコンテンツを表示するために使用される。
【0136】
第2インタフェースは、電話帳インタフェース、天気インタフェース、及び時計インタフェースなどの比較的多くの表示コンテンツが表示されるときにインデックス作成を必要とするインタフェースである。第1領域は、インデックスバーを表示するために使用され、インデックスバーはインデックス識別子を含む。第1領域はインデックスインタフェースの縁に位置付けられ、第2領域を取り囲む。
【0137】
S1503:ウェアラブルデバイスは、第1領域に第1の数のインデックス識別子を表示する。ここで、第1インデックス識別子が選択され、第2領域には、第1インデックス識別子に対応するコンテンツが表示される。
【0138】
幾つかの実施形態では、ウェアラブルデバイスは、ユーザがインデックス識別子をタップする操作を検出することにより対応する表示コンテンツを素早く見つけ、対応する表示コンテンツを第2領域に表示し、従って、インデックス作成効率が向上する。
【0139】
S1504:ウェアラブルデバイスは、事前設定操作を検出し、第1領域に第2の数のインデックス識別子を表示する。ここで、第2の数は第1の数より大きく、第1領域のサイズがインデックス識別子の数と一致する。
【0140】
事前設定操作は、例えば、スライド操作、ズームコントロールをタップする操作、又は上で説明した別の操作を含む。
【0141】
幾つかの実施形態では、インデックスバーの展開状態を非完全展開状態及び完全展開状態の間で切り替えてよい。代替的に、インデックスバーの展開状態を初期状態、半完全展開状態、完全展開状態の間で切り替えてもよい。展開状態が変化するにつれて、インデックスバーに表示されるインデックス識別子の数も変化する。
【0142】
例えば、第1の数は、初期状態のインデックスバーに表示されるインデックス識別子の数である。ウェアラブルデバイスは、ユーザがズーム識別子をタップする操作を検出した後、インデックスバーを完全展開状態に切り替え、第2の数のインデックス識別子を表示する、すなわち、第2の数は第1の数より大きい。このように、ウェアラブルデバイスは、第1の数のインデックス識別子を表示するとき、より大きな可視面積、すなわち、より大きな第2領域の面積をユーザに提供することができる。また、ウェアラブルデバイスは更に、第1の数インデックス識別子のインデックスバーの表示から第2の数インデックス識別子のインデックスバーの表示に切り替わってよく、その結果、可視面積を考慮しつつ、インデックス作成効率が確保される。
【0143】
S1505:事前設定期間内の第1領域における操作を検出する。yesの場合は、ウェアラブルデバイスはステップS1506を実行する。noの場合は、ウェアラブルデバイスはステップS1503を実行する。
【0144】
S1506:第2インデックス識別子が選択され、第2領域に表示されるコンテンツは、第2インデックス識別子に対応するコンテンツに切り替えられる。
【0145】
幾つかの実施形態では、ウェアラブルデバイスが事前設定期間内の第1領域におけるスライド又はタップ操作を検出しなかった場合は、ウェアラブルデバイスは、第1領域に表示されるインデックス識別子の数を第2の数から第1の数に自動的に変更する。このように、誤操作による表示されたコンテンツへの影響が回避される。
【0146】
幾つかの実施形態では、ウェアラブルデバイスが事前設定期間内の第1領域におけるタップ操作を検出した場合は、ウェアラブルデバイスは、タップ操作で選択されたインデックス識別子を第1事前設定方式で第1領域に表示し、インデックス識別子に対応するコンテンツを第2領域に表示する。代替的に、ウェアラブルデバイスが事前設定期間内の第1領域におけるスライド操作を検出した場合は、ウェアラブルデバイスは、スライド操作に対応するインデックス識別子を第1事前設定方式で第1領域に表示し、対応するコンテンツをスライドによって第2領域に表示する。第1事前設定方式は、選択されたインデックス識別子を強調表示するために使用され、その結果、ユーザは、インデックス識別子の位置を素早く決定することができる。
【0147】
S1507:第1条件を満たす。yesの場合は、ステップS1508が実行される。noの場合は、ステップS1506が実行される。
【0148】
S1508:第1領域に表示されるインデックス識別子の数は、第2の数から第1の数に変更され、第2インデックス識別子は、第1領域の開始位置又は終了位置に表示される。
【0149】
例えば、第1条件は、事前設定期間内に、ズームコントロールをタップする操作、又は第1領域の開始位置又は終了位置におけるスライド操作、又は第2領域における操作、又は操作がないことを検出することを含む。
【0150】
例えば、展開状態に切り替えた後、ユーザがインデックスバー上で実行する操作をウェアラブルデバイスが事前設定期間内に検出しなかった場合は、ウェアラブルデバイスは、前の展開状態に再び自動的に切り替わる。例えば、インデックスバーを初期状態から完全展開状態に切り替えた後、ユーザがインデックスバー上で実行する操作が事前設定期間内に検出されなかった場合は、ウェアラブルデバイスは、インデックスバーを初期状態に再び切り替えて、第2領域の面積を増加させる、すなわち、可視面積を増加させる。現在のシナリオでは、インデックスバーの数が第2の数から第1の数に自動的に変更され、第1の数のインデックスバーでは、開始位置に表示されるインデックス識別子が、第2領域に表示されるコンテンツに対応するインデックス識別子である。
【0151】
別の例として、展開状態に切り替えた後、ユーザがズームコントロールをタップする操作、又は第1領域の開始位置又は終了位置におけるスライド操作、又は第2領域における操作をウェアラブルデバイスが事前設定期間内に検出した場合は、スマートウォッチは更に、ユーザの操作に応答して、インデックスバーに表示されるインデックス識別子の数を第2の数から第1の数に切り替えて、第2領域の面積を増加させてよい。また、第1の数のインデックスバーにおいて、開始位置に表示されるインデックス識別子は、第2の数のインデックスバーが表示されるときに選択されるインデックス識別子である。
【0152】
別の例として、ユーザがインデックスバー上で実行する操作をウェアラブルデバイスが検出した場合は、ウェアラブルデバイスは、対応するインデックス識別子を強調表示し、対応するコンテンツを第2領域に表示する。インデックスバー内のインデックス識別子をタップする操作が検出された場合は、インデックス識別子が第1領域で強調表示され、インデックス識別子に対応するコンテンツが第2領域に表示される。すなわち、第1条件が現在満たされていない場合は、ウェアラブルデバイスは、ステップS1506を実行して、選択されたインデックス識別子を再び検出し、対応するコンテンツを第2領域に表示する。
【0153】
また、ウェアラブルデバイスは更に、スマートウォッチが上述の実施形態で実行するステップ及び機能を実行して、上述の実施形態で提供するインデックス表示方法を実装してよい。更に、本願のこの実施形態で提供するインデックス表示方法は更に、表示機能を有する別の電子デバイスに適用されてよい。
【0154】
ウェアラブルデバイスは、上述の機能を実装するために、その機能を実行するための対応するハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを含むことを理解することができる。本明細書で開示する実施形態で説明する例のアルゴリズムステップを参照すると、本願は、ハードウェア又はハードウェア及びコンピュータソフトウェアの組み合わせの形態で実装され得る。ある機能がハードウェアで実行されるのか、又はコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアで実行されるのかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制約によって決まる。当業者は、実施形態を参照して、説明された機能を特定の用途ごとに実装するために複数の異なる方法を使用することができるが、その実装が本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
【0155】
実施形態では、ウェアラブルデバイスは、上述した方法の例に基づき、複数の機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能モジュールが、対応する各機能に基づく分割を通じて取得されてもよいし、2つ又はそれより多くの機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装され得る。
【0156】
なお、実施形態では、モジュールへの分割が例であり、論理機能分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割であってよい。
【0157】
図16に示すように、本願のある実施形態は、インデックス表示装置の構造の概略図を開示する。インデックス表示装置1600は、スマートウォッチ又はウェアラブルデバイスにより実行され且つ上述した方法の実施形態で記録される、ステップ及び機能を実装するように構成されてよい。例えば、インデックス表示装置1600は具体的に、表示ユニット1601及び検出ユニット1602を含んでよい。
【0158】
表示ユニット1601は、インデックスインタフェースを表示するように構成されている。
【0159】
幾つかの実施形態では、インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、第1領域は、インデックスインタフェースの縁に位置付けられ、第2領域を取り囲み、第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、第2領域には、第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される。
【0160】
検出ユニット1602は、第1操作を検出するように構成されている。
【0161】
表示ユニット1601は更に、第1操作に応答して、第1領域に表示されるインデックス識別子の数を第1の数から第2の数に変更するように構成されている。第2の数は、第1の数より大きく、第1領域のサイズが、表示されるインデックス識別子の数と一致する。
【0162】
検出ユニット1602は更に、第2操作を検出するように構成されている。
【0163】
表示ユニット1601は更に、第2操作に応答して、第1領域に表示される第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択し、第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツを第2領域に表示するように構成されている。第2インデックス識別子は、第1の数のインデックス識別子が第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる。
【0164】
表示ユニット1601は更に、第1条件が満たされているとき、第1領域に表示されるインデックス識別子の数を第2の数から第1の数に変更し、第2インデックス識別子を第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示するように構成されている。
【0165】
ある考えられる実装では、第1領域の外縁形状がインデックスインタフェースの縁形状と一致する。
【0166】
ある考えられる実装では、インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含む。
【0167】
任意選択で、表示ユニット1601は更に、第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを第1領域に表示するように構成されている。
【0168】
第1切り替えコントロールは、第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。
【0169】
検出ユニット1602は更に、第1切り替えコントロールをタップする操作を検出するように構成されている。
【0170】
表示ユニット1601は更に、第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを第1領域に表示するように構成されている。
【0171】
第2切り替えコントロールは、第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される。
【0172】
ある考えられる実装では、第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しい。
【0173】
表示する必要があるインデックス識別子の数が第1閾値より大きい場合は、表示ユニット1601は更に、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にするように構成されている。非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、第1閾値より小さいかそれに等しい。
【0174】
検出ユニット1602は更に、非表示コントロールをタップする操作を検出するように構成されている。
【0175】
表示ユニット1601は更に、非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた第3の数のインデックス識別子を第1領域に表示するように構成されている。
【0176】
ある考えられる実装では、表示ユニット1601は具体的に、第1条件が満たされているとき、第1の数のインデックス識別子を含み且つ第2インデックス識別子を含む第1領域をインデックスインタフェース上の第1位置に表示するように構成されている。第1位置は、第2の数のインデックス識別子を含む第1領域内の第2インデックス識別子の位置と一致する。第1位置は、第1の数を含み且つ第1インデックス識別子を含む第1領域が表示される第2位置と異なる。第2位置は、第2の数のインデックス識別子を含む第1領域内の第1インデックス識別子の位置と一致する。
【0177】
代替的に、第1条件が満たされているとき、第1の数のインデックス識別子を含み且つ第2インデックス識別子を含む第1領域をインデックスインタフェース上の第3位置に表示する。第3位置は、第1の数を含み且つ第1インデックス識別子を含む第1領域が表示される第4位置と同じである。
【0178】
ある考えられる実装では、第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は第1領域の開始位置又は終了位置におけるスライド操作である;及び第2操作は、タップ操作又はスライド操作である。
【0179】
任意選択で、図16に示すインデックス表示装置1600は更に、処理ユニット(図16には示されていない)を含んでよい。処理ユニットは、プロセッサ又はプロセッサ関連の回路コンポーネントにより実装されてよく、プロセッサ又は処理モジュールであってよい。
【0180】
任意選択で、図16に示すインデックス表示装置1600は更に、受信ユニット(図16には示されていない)及び送信ユニット(図16には示されていない)を含んでよい。受信ユニットは、インデックス表示装置1600を、別のインデックス表示装置により送信されたデータを受信する際にサポートするように構成されている。送信ユニットは、インデックス表示装置1600を、別のインデックス表示装置にデータを送信する際にサポートするように構成されている。受信ユニット及び送信ユニットは、送受信ユニットと総称される場合があり、送受信器又は送受信器関連の回路コンポーネントにより実装されてよく、送受信器又は送受信モジュールであってよい。
【0181】
任意選択で、図16に示すインデックス表示装置1600は更に、記憶ユニット(図16には示されていない)を含んでよい。記憶ユニットは、プログラム又は命令を記憶する。処理ユニットがプログラム又は命令を実行するとき、図16に示すインデックス表示装置1600は、上述のインデックス表示方法を実行してよい。
【0182】
図16に示すインデックス表示装置1600の技術的効果については、上述したインデックス表示方法の技術的効果を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0183】
本願のある実施形態は更に、プロセッサを含むチップシステムを提供する。プロセッサは、メモリに連結されている。メモリは、プログラム又は命令を記憶するように構成されている。プログラム又は命令がプロセッサにより実行されるとき、チップシステムは、上述した方法の実施形態のいずれか1つに係る方法を実装することができる。
【0184】
任意選択で、チップシステムには1つ又は複数のプロセッサが存在してよい。プロセッサはハードウェアにより実装されてもよいし、ソフトウェアにより実装されてもよい。プロセッサがハードウェアにより実装されるとき、プロセッサは、論理回路又は集積回路などであってよい。プロセッサがソフトウェアにより実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み取ることにより実装される。
【0185】
任意選択で、チップシステムには1つ又は複数のメモリも存在してよい。メモリはプロセッサと一体化されてもよいし、プロセッサとは別個に配置されてもよい。本願では、これについて限定しない。例えば、メモリは、非一時的プロセッサ、例えば、リードオンリメモリROMであってよい。メモリ及びプロセッサは、同じチップに統合されてもよいし、異なるチップ上に別個に配置されてもよい。本願では、メモリのタイプ、及びメモリ及びプロセッサの配置方式について特に限定しない。
【0186】
例えば、チップシステムは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on a chip、SoC)、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit、MCU)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、又は別の集積チップであってよい。
【0187】
上述した方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令を使用して完了され得ることを理解されたい。本願の実施形態を参照して開示する方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてもよいし、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行されてもよい。
【0188】
本願のある実施形態は更に、上述のウェアラブルデバイスにより使用される命令を記憶するように構成された記憶媒体を提供する。
【0189】
本願のある実施形態は更に、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を記憶する。コンピュータ命令がウェアラブルデバイス上で実行されるとき、ウェアラブルデバイスは、上述の関連する方法ステップを実行して、上述の実施形態におけるインデックス表示方法を実装することができる。
【0190】
本願のある実施形態は更に、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、上述の関連するステップを実行して、上述の実施形態におけるインデックス表示方法を実装することができる。
【0191】
また、本願のある実施形態は更に、装置を提供する。装置は具体的に、コンポーネント又はモジュールであってよい。装置は、互いに接続されたプロセッサ及びメモリを含んでよい。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。装置が実行されるとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行してよく、装置は、上述した方法の実施形態におけるインデックス表示方法を実行することができる。
【0192】
本願の実施形態で提供するウェアラブルデバイス、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品、又はチップは、上で提供した対応する方法を実行するように構成されている。従って、ウェアラブルデバイス、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品、又はチップにより実現され得る有益な効果については、上で提供した対応する方法における有益な効果を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0193】
実装に関する上述の説明によって、当業者は、簡便で簡単な説明を目的として、上述の機能モジュールの分割が例示のための例として行われることを理解することができる。実際の適用においては、要件に基づき上述の機能を複数の異なるモジュールに割り当てて実装することができる、すなわち、装置の内部構造を複数の異なる機能モジュールに分割して、上で説明した機能の全て又は幾つかを実装する。上述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上述した方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
【0194】
本願で提供する複数の実施形態では、開示された方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された端末デバイスの実施形態は例に過ぎない。例えば、モジュール又はユニットの分割は、論理機能分割に過ぎず、実際の実装においては他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わされる又は別のシステムに統合されてもよいし、幾つかの特徴が無視される又は実行されなくてもよい。また、表示又は説明された相互連結又は直接的な連結又は通信接続は、幾つかのインタフェースを通じて実装されてよい。モジュール又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的形態、機械的形態、又は他の形態で実装されてよい。
【0195】
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個のものであってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分が物理的なユニットであってもなくてもよい、すなわち、1つの位置に位置付けられてもよいし、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの幾つか又は全てが、実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要件に基づき選択され得る。
【0196】
また、本願の実施形態における複数の機能ユニットが1つの処理ユニットに統合されてもよいし、これらのユニットの各々が物理的に独立して存在してもよいし、2つ又はそれより多くのユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0197】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づき、本願の技術的解決手段は本質的に、又は、従来技術に寄与する部分、又は技術的解決手段の全て又は幾つかが、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、本願の実施形態で説明する方法のステップの全て又は幾つかを実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)又はプロセッサに命令するための複数の命令を含む。上述の記憶媒体は、プログラム命令を記憶することができる任意の媒体、例えば、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクを含む。
【0198】
上述の説明は、本願の特定の実装に過ぎず、本願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本願で開示する技術的範囲内の変形又は置き換えはいずれも、本願の保護範囲に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
[他の考えられる項目]
(項目1)
インデックスインタフェースを表示する段階、ここで前記インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記インデックスインタフェースの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲み、前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される;
第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する段階、ここで前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数と一致する;
第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する段階、ここで前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる;及び
第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する段階
を備えるインデックス表示方法。
(項目2)
前記第1領域の外縁形状が前記インデックスインタフェースの縁形状と一致する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含み、前記方法は更に、
前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示する段階、ここで前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される;及び
前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する段階、ここで前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される、
を備える、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しく、前記方法は更に、
表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にする段階、ここで非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい;及び
前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する段階
を備える、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更する前記段階は、
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第1位置に表示する段階、ここで前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する;又は
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第3位置に表示する段階、ここで前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである、
を有する、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
プロセッサ、メモリ、及びディスプレイを備えるウェアラブルデバイスであって、前記メモリ及び前記ディスプレイは、前記プロセッサに連結されており、前記メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成されており、前記コンピュータプログラムコードは、コンピュータ命令を含み、前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは、
インデックスインタフェースを表示する操作、ここで前記インデックスインタフェースは、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記ディスプレイの縁に位置付けられ、前記第2領域を取り囲み、前記第1領域には、第1の数のインデックス識別子が表示され、前記第1の数のインデックス識別子の中から第1インデックス識別子が選択され、前記第2領域には、前記第1インデックス識別子に対応する第1コンテンツが表示される;
第1操作に応答して、前記第1領域に表示されるインデックス識別子の数を前記第1の数から第2の数に変更する操作、ここで前記第2の数は、前記第1の数より大きく、前記第1領域のサイズが、前記表示されるインデックス識別子の数と一致する;
第2操作に応答して、前記第1領域に表示される前記第2の数のインデックス識別子の中から第2インデックス識別子を選択する操作、ここで前記第2領域には、前記第2インデックス識別子に対応する第2コンテンツが表示され、前記第2インデックス識別子は、前記第1の数のインデックス識別子が前記第1領域に表示されるときに表示されるインデックス識別子と異なる;及び
第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更し、前記第2インデックス識別子を前記第1領域の開始位置又は終了位置に第1事前設定方式で表示する操作
を実行することができる、ウェアラブルデバイス。
(項目8)
前記第1領域の外縁形状が前記ディスプレイの内縁形状と一致する、項目7に記載のウェアラブルデバイス。
(項目9)
前記インデックス識別子に対応するインデックスルールが、第1インデックスルール及び第2インデックスルールを含む;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは更に、
前記第1インデックスルールに準拠したインデックス識別子、及び第1切り替えコントロールを前記第1領域に表示する操作、ここで前記第1切り替えコントロールは、前記第2インデックスルールに準拠したインデックス識別子の表示に切り替えるために使用される;及び
前記第1切り替えコントロールをタップする操作に応答して、前記第2インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子、及び第2切り替えコントロールを前記第1領域に表示する操作、ここで前記第2切り替えコントロールは、前記第1インデックスルールに準拠した前記インデックス識別子の表示に切り替えるために使用される、
を実行することができる、項目7又は8に記載のウェアラブルデバイス。
(項目10)
前記第1領域に表示されるインデックス識別子の最大数が第1閾値より小さいかそれに等しい;及び前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み取るとき、前記ウェアラブルデバイスは更に、
表示する必要があるインデックス識別子の数が前記第1閾値より大きい場合、非表示コントロールを表示し、第3の数のインデックス識別子を非表示にする操作、ここで非表示にした後に表示する必要があるインデックス識別子の数が、前記第1閾値より小さいかそれに等しい;及び
前記非表示コントロールをタップする操作に応答して、非表示にされた前記第3の数のインデックス識別子を前記第1領域に表示する操作
を実行することができる、項目7から9のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。
(項目11)
前記第1条件が満たされているとき、前記第1領域に表示される前記インデックス識別子の数を前記第2の数から前記第1の数に変更する前記操作は、
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第1位置に表示する操作、ここで前記第1位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第2インデックス識別子の位置と一致し、前記第1位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第2位置と異なり、前記第2位置は、前記第2の数のインデックス識別子を含む前記第1領域内の前記第1インデックス識別子の位置と一致する;又は
前記第1条件が満たされているとき、前記第1の数のインデックス識別子を含み且つ前記第2インデックス識別子を含む前記第1領域を前記インデックスインタフェース上の第3位置に表示する操作、ここで前記第3位置は、前記第1の数を含み且つ前記第1インデックス識別子を含む前記第1領域が表示される第4位置と同じである、
を有する、項目7から10のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。
(項目12)
前記第1操作は、ズームコントロールをタップする操作、又は前記第1領域の前記開始位置又は前記終了位置におけるスライド操作である;及び前記第2操作は、タップ操作又はスライド操作である、項目7から11のいずれか一項に記載のウェアラブルデバイス。
(項目13)
プログラム又は命令を備え、前記プログラム又は前記命令が実行されるとき、項目1から6のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータ可読記憶媒体。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16