(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20241016BHJP
G06Q 30/0207 20230101ALI20241016BHJP
【FI】
G06Q30/0601 330
G06Q30/0207
(21)【出願番号】P 2020192131
(22)【出願日】2020-11-19
【審査請求日】2023-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】浦井 英雄
(72)【発明者】
【氏名】吉廣 祐
(72)【発明者】
【氏名】守田 咲絵
(72)【発明者】
【氏名】中屋 裕登
(72)【発明者】
【氏名】渋川 慧
【審査官】庄司 琴美
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-200823(JP,A)
【文献】特開2009-230264(JP,A)
【文献】特開2002-245273(JP,A)
【文献】特開2006-285800(JP,A)
【文献】国際公開第2014/102927(WO,A1)
【文献】特開2007-164716(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子商取引サイトにおいて過去に顧客が購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段と、
過去に前記顧客が購入した商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付ける商品選択受付手段と、
前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得する取得手段と、
前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する生成手段と、
を含む情報処理システム。
【請求項2】
前記生成手段は、さらに、前記対象商品の情報、および前記対象商品に関するタグ情報が記述された前記ひな形を生成する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記対象商品に関するタグ情報の候補から、前記タグ情報の選択を受け付けるタグ情報選択受付手段、
を備え、
前記生成手段は、選択された前記タグ情報が記述された前記ひな形を生成する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記生成手段は、
取得された前記所在を表す情報に、さらに、前記紹介用のページを介して前記対象商品が購入された際に前記顧客への報酬を発生可能な情報を含めて記述された前記ひな形を生成する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記紹介用のページを介して前記対象商品が購入された場合、前記顧客への報酬を付与する付与手段、
を備える請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記生成手段は、
過去に前記顧客が購入した商品の中から、複数の対象商品が選択された場合に、前記複数の対象商品の合計金額に関する情報が記述された前記ひな形を生成する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記ひな形を表示させる表示制御手段と、
前記入力欄に対する前記顧客による前記紹介文の入力を受け付ける投稿入力受付手段と、
前記紹介文が入力された前記ひな形に基づいて、前記紹介用のページを出力する投稿情報出力手段と、
を備える、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
電子商取引サイトにおいて過去に顧客が購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、過去に前記顧客が購入した商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付ける商品選択受付手段と、
前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得する取得手段と、
前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する生成手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
電子商取引サイトにおいて過去に顧客が購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、過去に前記顧客が購入した商品の中から、紹介の対象商品の選択を受け付け、
前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得し、
前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する
、
処理を実行する方法。
【請求項10】
コンピュータに、
電子商取引サイトにおいて過去に顧客が購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、過去に前記顧客が購入した商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付け、
前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得し、
前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する
処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムなどに関する。
【背景技術】
【0002】
顧客が商品、またはお店を紹介する技術がある。特許文献1に記載の技術では、知人に送付するグリーティングカードのひな形に、商品のページまたはお店のページにアクセス可能なコードを追加する。
【0003】
また、顧客が購入した商品のレビューを投稿する技術がある。特許文献2に記載の技術では、商品に関する画面に対して、過去のレビュー情報を追加する際に、レビューの信頼度を算出して信頼度が高いというアイコンを追加して表示する。
【0004】
また、特許文献3に記載の技術では、店舗において、店舗のPOS(Point Of Sales system)端末が紹介広告の識別子と商品の識別子とを受け付けた際、商品識別子が紹介広告の識別子に含まれている場合に、紹介広告の識別子に対応付けられている端末の識別子に関連付けて特典を付与する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2017-21481号公報
【文献】特開2009-123192号公報
【文献】特開2008-234436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、会員が、商品を紹介するための紹介ページを投稿する際に、紹介ページの作成が困難な場合がある。例えば、特許文献1に記載の技術は、会員がグリーティングカードを作成する技術であり、グリーティングカードのひな形に、様々な情報を追加するため、会員による作成に手間がかかる。
【0007】
本発明の目的の一例は、商品の紹介ページの作成の容易化を図る情報処理システムなどを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様における情報処理システムは、電子商取引サイトにおいて顧客が過去に購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段と、前記顧客が購入した前記商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付ける商品選択受付手段と、前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得する取得手段と、前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する生成手段と、を含む。
【0009】
本発明の一態様における情報処理装置は、電子商取引サイトにおいて顧客が過去に購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、前記顧客が購入した前記商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付ける商品選択受付手段と、前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得する取得手段と、前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する生成手段と、を備える。
【0010】
本発明の一態様における方法は、電子商取引サイトにおいて顧客が過去に購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、前記顧客が購入した前記商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付け、前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得し、前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する。
【0011】
本発明の一態様におけるプログラムは、コンピュータに、電子商取引サイトにおいて顧客が購入した商品の情報と、当該商品が購入された前記電子商取引サイトにおけるページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する記憶手段を参照して、前記顧客が購入した前記商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付け、前記購入履歴情報から、選択された前記対象商品が購入されたページの所在を表す情報を取得し、前記対象商品の紹介文の入力欄を有し、取得された前記所在を表す情報が記述された前記対象商品の紹介用のページのひな形を生成する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、商品の紹介ページの作成の容易化を図る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、実施の形態1にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施の形態1にかかる情報処理システムの一動作例を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、実施の形態1の変形例における情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施の形態2にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、会員DBの一例を示す説明図である。
【
図6】
図6は、購入履歴DBの一例を示す説明図である。
【
図7】
図7は、商品DBの一例を示す説明図である。
【
図8】
図8は、タグ候補DBの一例を示す説明図である。
【
図9】
図9は、商品選択画面(単品の投稿例)を示す説明図である。
【
図10】
図10は、タグ選択画面(単品の投稿例)を示す説明図である。
【
図11】
図11は、ひな形の表示画面(単品の投稿例)を示す説目図である。
【
図12】
図12は、投稿DBの記憶内容(単品の投稿例)を示す説明図である。
【
図13】
図13は、紹介ページの表示画面(単品の投稿例)を示す説明図である。
【
図14】
図14は、タグ選択画面(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。
【
図15】
図15は、ひな形の表示画面(お勧めセットの投稿例)を示す説目図である。
【
図16】
図16は、投稿DBの記憶内容(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。
【
図17】
図17は、紹介ページの表示画面(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。
【
図18】
図18は、実施の形態2にかかる情報処理システムの紹介ページの投稿に関する一動作例を示すフローチャートである。
【
図19】
図19は、実施の形態3にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。
【
図21】
図21は、実施の形態3にかかる情報処理システムのランクポイントの付与に関する一動作例を示すフローチャートである。
【
図22】
図22は、情報処理システムのハードウェア構成例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理システム、情報処理装置、方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、開示の技術を限定するものではない。
【0015】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。情報処理システム1は、顧客による商品の紹介ページの作成を支援する。
図1において、情報処理システム1は、商品選択受付部101と、取得部102と、生成部103と、記憶部104と、を有する。各部は、同一の装置によって実現されてもよい。また、各部は、複数の装置によって実現されてもよい。複数の装置の場合、複数の装置は、通信ネットワークなどを介して接続されてもよい。もしくは、複数の装置は、通信ネットワークを介さずに接続されてもよい。
【0016】
記憶部104は、各部の処理に用いるデータを記憶する。具体的に、記憶部104は、例えば、顧客に購入された商品の情報と、ページの所在を表す情報と、を含む購入履歴情報を記憶する。商品は、電子商取引(EC(Electronic Commerce))サイトにおいて顧客に購入された商品である。ここでのページとは、商品が購入されたECサイトにおけるページである。ページの種類は、特に限定されない。ページとしては、例えば、Webページなどが挙げられる。ページの所在を表す情報とは、例えば、ページのURL(Uniform Resource Locator)の情報である。ここで、ページの所在を表す情報をリンク情報と呼ぶ。商品の情報は、例えば、商品名の情報、商品の概要の情報、商品の値段の情報のうちの、少なくとも1つの情報である。記憶部104としては、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)が挙げられる。記憶部104は、これらの組み合わせであってもよい。
【0017】
商品選択受付部101は、顧客が購入した商品の中から、紹介の対象商品の選択を受け付ける。例えば、顧客が購入した商品の情報は、購入履歴情報から特定される。具体的に、商品選択受付部101は、例えば、入力装置等を介して、紹介の対象商品の選択を受け付ける。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイなど特に限定されない。
【0018】
取得部102は、購入履歴情報から、選択された対象商品が購入された購入ページへのリンク情報を取得する。つぎに、生成部103は、取得されたリンク情報が記述された対象商品の紹介用のページのひな形を生成する。紹介用のページを以降紹介ページと呼ぶ。また、ひな形は、対象商品の紹介文の入力欄を有する。ひな形の形式は特に限定されない。例えば、ひな形の形式は、HTML(Hyper Text Markup Language)であってもよい。顧客は、ひな形の入力欄に紹介文を入力することで、紹介ページを簡単に作成することができる。
【0019】
図2は、実施の形態1にかかる情報処理システム1の一動作例を示すフローチャートである。ここで、
図2における各ステップの処理結果は、記憶部104、もしくは、ネットワークを介して各機能部がアクセス可能なストレージ装置に記憶されてもよい。商品選択受付部101は、例えば、紹介の対象商品の選択を受け付ける(ステップS101)。つぎに、取得部102は、記憶部104を参照して、選択された対象商品の購入ページへのリンク情報を取得する(ステップS102)。生成部103は、選択された対象商品の紹介ページのひな形を生成する(ステップS103)。そして、ステップS103のつぎに、情報処理システム1は、フローの動作を終了する。
【0020】
つぎに、実施の形態1の効果について説明する。情報処理システム1は、顧客の購入履歴情報から取得された紹介の対象商品のリンク情報をひな形に設定する。これにより、顧客は、ひな形に紹介文等を入力することにより、簡単に紹介ページを作成することができる。したがって、情報処理システム1は、顧客による購入商品の紹介ページの作成の容易化を図ることができる。
【0021】
実施の形態1については上述した例に限られず、種々変更可能である。実施の形態1おける変形例について説明する。
【0022】
<実施の形態1の変形例>
図3は、実施の形態1の変形例における情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
図3において、情報処理装置10は、商品選択受付部101と、取得部102と、生成部103と、を有する。なお、商品選択受付部101と、取得部102と、生成部103と、の各機能は上述した通りであるため、詳細な説明を省略する。情報処理装置10は、
図1で示した記憶部104に対して、通信ネットワークなどを介してアクセスする。情報処理装置10は、例えば、PC(Peronal Computer)、サーバなど特に限定されない。
【0023】
このように、各機能部を1台の情報処理装置10によって実現される場合であっても、購入履歴情報を記憶する記憶部104は情報処理装置10と異なる別の装置によって実現されてもよい。
【0024】
なお、上述したように、
図3の変形例に限らず、商品選択受付部101と、取得部102と、生成部103と、が別々の装置によって実現されてもよい。
【0025】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態2では、具体的なDB等を用いて、ひな形を生成する仕組み、および紹介ページを投稿する仕組みについて説明する。また、実施の形態2では、紹介の対象商品のタグ情報が記述されたひな形を生成する例について説明する。以下、本実施の形態2の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
【0026】
図4は、実施の形態2にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。情報処理システム2は、実施の形態1で説明した情報処理システム1の各部を基本構成として備える。情報処理システム2は、例えば、情報処理装置20と、端末装置21と、ECサイト22と、を有する。実施の形態2では、情報処理システム2が情報処理装置20と端末装置21と、ECサイト22と、を有することが新たに追加される。そして、実施の形態2では、情報処理システム2において、情報処理装置20が各機能部を有することが新たに追加される。例えば、ECサイト22は、会員(顧客)が商品を購入可能なサイトである。また、本実施の形態2では、理解および説明の容易化のために、情報処理装置20は、紹介ページを集約する紹介サイトを有することとする。なお、紹介サイトはECサイト22に含まれていてもよい。もしくは、この紹介サイトは、ECサイト22と連携するサイトであってもよい。例えば、ECサイト22と紹介サイトとの会員は同一である。このため、情報処理システム2では、ECサイト22で商品を購入した会員が紹介サイトで紹介ページを作成することができる。また、ECサイト22と紹介サイトとは、会員によるログインおよびログアウトの機能、マイページの機能などを有することとする。また、紹介サイトは、例えば、会員同士が交流するためのコミュニティとしての機能を有していてもよい。なお、ECサイト22の種類、内容については、特に限定されない。
【0027】
端末装置21は、例えば、会員の端末装置21である。端末装置21は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット型の装置、PCなど特に限定されない。複数の会員がいるため、端末装置21-1から21-nのように、複数の端末装置21があってもよい。なお、複数の端末装置の場合、nは2以上の整数である。例えば、各会員は、端末装置21を用いて紹介ページを作成する。または、各会員は、端末装置21を用いて、他の会員が作成した紹介ページを閲覧する。または、各会員は、端末装置21を用いて、紹介ページからECサイト22の購入ページにアクセスする。ここで、紹介ページを作成する会員を投稿者とも呼ぶ。紹介ページを閲覧している会員を閲覧者とも呼ぶ。なお、端末装置21と情報処理装置20とは同一の装置であってもよい。
【0028】
情報処理装置20は、会員(投稿者)による商品の紹介ページの作成を支援する。情報処理装置20は、サーバ、PCなど特に限定されない。情報処理装置20は、実施の形態1の変形例で説明した情報処理装置10の各部を基本構成として備える。ただし、各機能部は、情報処理装置20のように1台の装置によって実現されなくてもよい。例えば、各機能部は、異なる複数の装置によって実現されてもよい。
【0029】
情報処理装置20は、商品選択受付部201と、取得部202と、タグ情報選択受付部205と、生成部203と、表示制御部206と、投稿入力受付部207と、投稿情報出力部208と、記憶部204と、を有する。タグ情報選択受付部205と、表示制御部206と、投稿入力受付部207と、投稿情報出力部208と、が、実施の形態1から新たに追加された機能部である。
【0030】
商品選択受付部201は、実施の形態1で説明した商品選択受付部101の機能を有する。取得部202は、実施の形態1で説明した取得部102の機能を有する。生成部203は、実施の形態1で説明した生成部103の機能を有する。記憶部204は、実施の形態1で説明した記憶部104の機能を有する。
【0031】
まず、記憶部204について説明する。記憶部204は、例えば、各機能部の処理結果を記憶する。また、記憶部204は、各機能部の処理に用いるデータを記憶する。また、情報処理装置20は、各機能部を実現するための各種命令を含むプログラムを記憶部204にロードして実行する。記憶部204としては、実施の形態1で説明したように、ROM、RAM、半導体メモリ、HDD、SSDが挙げられる。記憶部204は、これらの組み合わせであってもよい。
【0032】
図4において、記憶部204は、会員DB211と、購入履歴DB212と、商品DB213と、タグ候補DB214と、投稿DB215と、を有する。本実施の形態2では、理解および説明の容易化のために、記憶部204に各種情報が記憶されていることとするが、これに限定されない。例えば、各種情報は、異なるストレージ装置などに記憶されてもよい。例えば、会員DB211、購入履歴DB212と、商品DB213とは、ECサイト用のストレージ装置に記憶されてもよい。例えば、タグ候補DB214と投稿DB215とは紹介サイト用のストレージ装置に記憶されてもよい。このように、いずれの装置に各種情報を記憶させるかは、
図4の例に限定されない。つぎに、会員DB211と、購入履歴DB212と、商品DB213と、タグ候補DB214とについて、それぞれ図を用いて詳細に説明する。
【0033】
図5は、会員DB211の一例を示す説明図である。会員DB211は、会員IDの情報と、会員の情報と、を対応付けて記憶する。ここで、会員とは、例えば、紹介サイトおよびECサイト22を利用する会員である。会員ID(Identifier)は、会員を一意に識別可能な識別子である。会員の情報は、会員に関する情報である。会員DB211は、会員IDの情報と、会員の情報と、を1つのレコード(行方向の1連の情報)として記憶する。
図5において、会員DB211は、会員の情報として、会員名、年齢、性別、通知先の情報を有する。なお、会員の情報は、会員名、年齢、性別、通知先の情報のうち、少なくとも1つを有していればよい。会員名は、会員の氏名である。年齢は、会員の年齢である。年齢の代わりに、年代などであってもよい。性別は会員の性別である。通知先は、電子メールの宛先(アドレス)、電話番号、もしくは電子メッセージの宛先などのような通知先である。
【0034】
会員DB211は、
図5に例示した内容の一部を含まなくてもよい。会員DB211は、
図5に例示した以外の内容を含んでもよい。例えば、会員DB211は、会員の情報として、会員の住所の情報、会員の体型の情報、会員の趣味の情報などを含んでもよい。また、例えば、電子メールアドレスを会員IDとして用いる場合のように、会員IDの情報と、通知先の情報とが同一であってもよい。
【0035】
図6は、購入履歴DB212の一例を示す説明図である。購入履歴DB212は、会員別に、購入した商品の情報と、ECサイト22におけるリンク情報と、を対応付けて記憶する(購入履歴情報)。具体的に、
図6において、購入履歴DB212は、例えば、会員IDと、購入日と、商品IDと、商品名と、購入URLと、の各情報を1つのレコード(行方向の1連の情報)として記憶する。会員IDは、
図5における会員DB211における会員IDと同じである。会員IDによって会員DB211と購入履歴DB212とが紐づけられる。購入日は、商品を購入した日付である。購入日の代わりに、例えば、購入日時が用いられてもよい。商品IDは、商品を一意に識別可能な識別子である。商品IDは、後述する商品DB213とタグ候補DB214と購入履歴DB212とを紐づける。商品名は、商品IDが示す商品の名称である。購入URLは、会員が商品を購入したECサイト22におけるページへのリンクである。すなわち、
図6における購入URLの情報が、ECサイト22におけるページのリンク情報である。購入履歴DB212によれば、会員ID「A001」の会員は、9月20日に商品ID「B001」であり、商品名「AAA」である商品を購入している。
【0036】
購入履歴DB212は、
図6に例示した内容の一部を含まなくてもよい。また、購入履歴DB212は、
図6に例示した以外の内容を含んでもよい。例えば、商品名は、商品IDによって商品DB213から特定可能であるため、購入履歴DB212に含まれなくてもよい。
【0037】
図7は、商品DB213の一例を示す説明図である。商品DB213は、商品ごとに、商品の情報を記憶する。具体的に、
図7において、商品DB213は、商品IDの情報と、商品の情報とを対応付けて1つのレコード(行方向の1連の情報)として記憶する。
図7において、商品の情報としては、商品名の情報と、値段の情報と、商品概要の情報と、商品画像の情報と、が挙げられる。
【0038】
商品IDは、購入履歴DB212における商品IDと同じである。商品IDは、商品DB213と購入履歴DB212とタグ候補DB214とを紐づける。商品名は、購入履歴DB212における商品名と同じである。値段は、商品の値段である。消費税抜きの値段、消費税込みの値段、値引き後の値段などのように複数の値段が商品DB213に登録されていてもよい。値段は、例えば、ECサイト22の管理者、運営者によって適宜変更されることがある。値段は、例えば、ECサイト22上の値段と連動していてもよい。商品概要は、商品の製造メーカ、ECサイト22の管理者または運営者によって提供される商品の概要である。商品の概要は特に限定されない。例えば、商品が衣料品の場合、商品の概要には、商品の着用感、商品の素材、選択方法などが設定されてもよい。例えば、商品が食料品の場合、商品の概要には、食感、賞味期限原材料などが設定されてもよい。例えば、商品が工具の場合、商品の概要には、商品の素材、耐用年数、取り扱い方法などが設定されてもよい。商品画像は、商品が撮像された画像、もしくは、画像へのリンクであってもよい。また、商品画像は、商品の動画像であってもよい。
【0039】
商品DB213は、
図7に例示した内容の一部を含まなくてもよい。例えば、ECサイト22上の値段の情報を直接参照する場合、商品DB213は、値段の情報を有していなくてもよい。また、商品DB213は、
図7に例示した以外の内容を含んでもよい。
【0040】
図8は、タグ候補DB214の一例を示す説明図である。タグ候補DB214は、商品ごとに、商品の種別の情報と、商品のタグ情報の候補とを記憶する。具体的に、
図8において、タグ候補DB214は、商品IDと、種別と、タグ候補と、の各情報を対応付けて1つのレコード(行方向の1連の情報)として記憶する。商品IDは、購入履歴DB212および商品DB213における商品IDと同じである。各DBは、例えば、商品IDによって紐づけられる。種別は、商品の種別である。種別は、特に限定されない。例えば、種別は、商品の大別であってもよい。種別は、商品の小別であってもよい。タグ候補は、商品のタグ情報の候補である。ここで、タグとは、商品の特性を表す言葉である。例えば、タグ情報は、企業が掲載するECサイト22上の商品のページに転用されてもよい。また、タグとは、ページを分類する言葉であってもよい。もしくは、ページの検索時のキーワードとなる言葉であってもよい。例えば、会員(閲覧者)が、紹介サイトもしくはECサイト22において、キーワードを指定して検索すると、指定したキーワードに合致するタグの情報が設定されたページが検索結果として表示される。タグは、例えば、「#」の記号が先頭に付されるため、ハッシュタグとも呼ばれる。
図8において、タグ候補は、例えば、紹介サイトの運営者または管理者、ECサイト22の運営者または管理者によって設定されてもよい。
【0041】
タグ候補DB214は、
図8に例示した内容の一部を含まなくてもよい。また、タグ候補DB214は、
図8に例示した以外の内容を含んでもよい。例えば、種別は、タグ候補DB214に含まれなくてもよい。
【0042】
以上で記憶部204の各種情報の説明を終了する。なお、投稿DB215の詳細については各投稿例と併せて後述する。つぎに、
図4の各機能部の説明をする。ここでは、単一の商品の紹介ページを投稿する場合(単品の投稿例)と、複数の商品(お勧めセット)の紹介ページを投稿する場合(お勧めセットの投稿例)と、のそれぞれについて説明する。上述したように、紹介サイトでは、会員がログイン、ログアウトする機能などを有することとする。以降、紹介サイトにおいて会員が紹介ページを作成するために、ログインしていることとする。
【0043】
<単品の投稿例>
まず、単一の商品の紹介ページを投稿する例を説明する。商品選択受付部201は、例えば、購入履歴DB212に商品情報が記憶された商品であり、投稿者(顧客)によって購入された商品の中から、紹介の対象商品の選択を受け付ける。具体的に、商品選択受付部201は、例えば、入力装置を介して、顧客による対象商品の選択を受け付ける。入力装置としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネルディスプレイなどが挙げられる。入力装置は、例えば、投稿者が操作可能な入力装置である。具体的に、入力装置は、端末装置21が有する。または、入力装置は、情報処理装置20に設けられてもよい。また、入力装置は、端末装置21および情報処理装置20と異なる装置に設けられていてもよい。
図9を用いて対象商品の選択の受付例を説明する。
【0044】
図9は、商品選択画面(単品の投稿例)を示す説明図である。具体的に、例えば、顧客は、顧客に割り当てられた会員IDによって紹介サイトにおいて、ログイン済みとする。会員IDによって会員DB211から会員名などの会員の情報が特定される。会員IDによって購入履歴DB212から、会員が購入した商品が特定される。表示制御部206は、会員が購入した商品から、紹介の対象商品を選択可能な商品選択画面221を顧客の端末装置21に表示させる。
図9において、Xさんがマイページにおいて紹介ページの作成を行う。
図9において、商品選択画面221は、Xさんが購入した商品の名称および購入日を含む選択ボタン2211,2212,2213を有する。
図9において、商品選択受付部201は、9月20日に購入された商品AAAの選択を受け付ける。なお、以降単品の投稿例に関する図を用いた説明では、商品AAAを対象商品とする。
【0045】
つぎに、
図4の説明に戻って、タグ情報選択受付部205は、対象商品に関するタグ情報の候補から、タグ情報の選択を受け付ける。具体的に、タグ情報選択受付部205は、例えば、タグ候補DB214におけるタグ情報の候補から、入力装置を介して、顧客によるタグ情報の選択を受け付ける。
図10を用いて、タグ情報の選択の受付例を説明する。
【0046】
図10は、タグ選択画面(単品の投稿例)を示す説明図である。表示制御部206は、例えば、商品AAAのタグ情報の候補を選択可能なタグ選択画面222を顧客の端末装置21に表示させる。なお、例えば、商品AAAのタグ情報の候補は、タグ候補DB214から取得される。
図10において、タグ選択画面222は、商品AAAのタグ情報の候補である「#a」を選択可能な選択ボタン2221-1と、「#aaa」を選択可能な選択ボタン2221-2と、を有する。
図10において、タグ情報選択受付部205は、「#a」の選択ボタン2221-1と「#aaa」の選択ボタン2221-2が押されることにより、「#a」と「#aaa」との選択を受け付ける。
【0047】
つぎに、
図4の説明に戻って、生成部203は、リンク情報が記述された、対象商品の紹介ページのひな形を生成する。生成部203は、例えば、リンク情報に加えて、商品DB213から得られる対象商品の情報、および、選択されたタグ情報が記述されたひな形を生成してもよい。また、値段の情報について、生成部203は、例えば、紹介ページが閲覧者によって表示される際にECサイト22上の値段の情報を取得可能な式が記述されたひな形を生成してもよい。これにより、紹介ページの表示の際に最新の商品の値段が表示される。なお、ECサイト22上の値段の情報と商品DB213の値段の情報とが連動している場合、生成部203は、紹介ページが表示される際に商品DB213に含まれる対象商品の値段の情報から対象商品の値段を取得可能な式が記述されたひな形を生成してもよい。
【0048】
図11は、ひな形の表示画面(単品の投稿例)を示す説明図である。例えば、表示制御部206は、顧客の端末装置21にひな形を表示させる。端末装置21には、ひな形の表示画面223が表示される。また、例えば、表示画面223は、顧客の操作によって商品AAAに関する動画、画像をアップロード可能なボタン2234を有する。表示画面223は、例えば、レビュータイトルの入力欄2232と、紹介文の入力欄2231と、を含む。表示画面223は、商品AAAのリンク情報と、値段等の商品AAAの情報と、を含む。また、表示画面223は、
図10において選択されたタグ情報である「#a」と「#aaa」とを含む。表示画面223は、紹介ページの投稿のトリガーとなる投稿ボタン2233を有する。表示画面223における各入力欄、各情報、各ボタン等の表示位置は特に限定されない。例えば、
図11において、投稿ボタン2233は、表示画面223上の最下部に配置されているが、表示画面223上の最上部に配置されてもよい。
図11において、例えば、商品の情報は、表示画面223上に纏めて表示されているが、情報別に表示画面223上の異なる位置に表示されてもよい。
【0049】
投稿入力受付部207は、入力欄2231に対する顧客による紹介文の入力を受け付ける。また、投稿入力受付部207は、入力欄2232に対する顧客によるレビュータイトルの入力を受け付ける。また、投稿入力受付部207は、顧客による画像または動画の入力(アップロード)を受け付ける。具体的に、例えば、ボタン2234が押されると、端末装置21の記憶部もしくは端末装置21と通信ネットワークを介して接続されたストレージ装置に記憶された動画、画像が選択可能な画面が表示端末21の表示画面223上に表示されてもよい。そして、投稿入力受付部207は、選択された動画、画像の入力を受け付ける。なお、投稿入力受付部207は、動画と画像の両方、複数の動画、もしくは複数の画像などを受け付けてもよい。具体的に、投稿入力受付部207は、端末装置21の入力装置を介して、各入力を受け付ける。なお、少なくとも紹介文が入力されれば、レビュータイトルと、画像と、動画とが入力されなくてもよい。
【0050】
投稿情報出力部208は、紹介文が入力されたひな形に基づいて、紹介ページを出力する。
図11において、例えば、投稿情報出力部208は、投稿ボタン2233が押されると、紹介文が入力されたひな形に基づいて、紹介ページを出力する。出力方法は特に限定されない。例えば、投稿情報出力部208は、記憶部204などに入力内容および選択された内容を記憶させる。
【0051】
図12は、投稿DB215の記憶内容(単品の投稿例)を示す説明図である。投稿DB215は、例えば、作成された紹介ページごとに、会員によって入力された内容を記憶する。投稿DB215は、例えば、投稿IDと、会員IDと、商品IDと、タグと、レビュータイトルと、紹介文と、アップロード動画・画像と、の各情報を対応付けてレコード(行方向の一連の情報)として記憶する。投稿IDは、例えば、紹介ページを一意に識別するためのIDである。会員IDは、紹介ページを投稿した会員の会員IDである。投稿DB215は、会員IDによって、会員DB211と、購入履歴DB212とに紐づけられる。商品IDは、紹介の対象商品の商品IDである。投稿DB215は、商品IDによって商品DB213などに紐づけられる。タグは、選択されたタグ情報である。レビュータイトルは、会員によって入力されたレビュータイトルの入力内容である。紹介文は、会員によって入力された紹介文の入力内容である。アップロード動画・画像は、会員によってアップロードされた動画、画像、動画のリンク先、もしくは画像のリンク先である。例えば、画像は、撮像された紹介の対象商品の画像である。動画は、例えば、紹介の対象商品を使用した際の動画などである。
【0052】
図12において、投稿IDが「R001」を含むレコードによれば、紹介ページは、会員ID「A001」の会員によって作成された商品ID「B001」が示す商品AAAを紹介するものである。紹介ページでは、タグ情報として、「#a」と「#aaa」とを含む。例えば、閲覧者が、紹介サイトもしくはECサイト22において、「aaa」をキーワードとして検索すると、検索結果に、投稿IDが「R001」の紹介ページが含まれる。なお、投稿DB215は、
図12に例示した内容の一部を含まなくてもよい。また、投稿DB215は、
図12に例示した以外の内容を含んでもよい。
【0053】
図13は、紹介ページの表示画面(単品の投稿例)を示す説明図である。表示制御部206は、紹介ページの表示画面224を閲覧者の端末装置21に表示させる。表示画面224は、例えば、入力されたレビュータイトル、商品の情報、選択されたタグ情報、入力された紹介文、および商品AAAを購入可能なECサイト22のリンク情報を含むリンク先へのリンクボタン2241を含む。例えば、リンクボタン2241が押されると、リンク情報によってリンク先のページが表示される。なお、表示画面224における各情報およびリンクボタン2241の表示位置は特に限定されない。以上で単品の投稿例についての説明を終了する。
【0054】
<お勧めセットの投稿例>
つぎに、複数の商品を1つのセット(お勧めセット)として紹介ページを投稿する例を説明する。単品の投稿例と同様に、商品選択受付部201は、投稿者が過去に購入した商品の中から、紹介の対象商品の選択を受け付ける。そして、タグ情報選択受付部205は、複数の対象商品が選択された場合に、複数の対象商品の各々のタグ情報の候補から、タグ情報の選択を受け付ける。お勧めセットの投稿例では、単品の投稿例の説明で用いた
図9において商品BBBと商品CCCが選択されることとする。
【0055】
図14は、タグ選択画面(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。表示制御部206は、例えば、タグ候補DB214から得られる商品BBBのタグ情報の候補と商品CCCのタグ情報の候補とを選択可能なタグ選択画面232を投稿者の端末装置21に表示させる。
図14において、タグ選択画面232は、商品BBBのタグ情報の候補である「#b」と「#bbb」とのそれぞれを選択可能な選択ボタン2321-1,2321-2を有する。また、タグ選択画面232は、商品CCCのタグ情報の候補である「#c」と「#ccc」とのそれぞれを選択可能な選択ボタン2322-1,2322-2を有する。
図14において、タグ情報選択受付部205は、選択ボタン2321-2と選択ボタン2322-2とが押されることにより、「#bbb」と「#ccc」との選択を受け付ける。
【0056】
つぎに、
図4の説明に戻って、単品の例と同様に、生成部203は、リンク情報が記述された、対象商品の紹介ページのひな形を生成する。単品の例と同様に、生成部203は、例えば、リンク情報に加えて、商品DB213から得られる対象商品の情報、および、選択されたタグ情報が記述されたひな形を生成してもよい。対象商品の値段についても単品の例と同様に、ひな形には、ECサイト22上に掲載される複数の対象商品のそれぞれの値段を取得可能な式が記述されてもよい。例えば、生成部203は、顧客が購入した商品から、複数の対象商品が選択された場合に、複数の対象商品の合計金額に関する情報が記述されたひな形を生成する。具体的に、例えば、ひな形には、紹介ページの表示の際に、ECサイト22上の複数の対象商品の値段の合計金額を算出可能な式が記述されてもよい。ECサイト22上の商品の値段とは、ECサイト上の各商品の購入ページに掲載される各商品の値段である。これにより、ECサイト22において各商品の値段に変更が生じても、紹介ページが表示される際には、最新の金額による合計金額が表示される。なお、ECサイト22上に掲載される各商品の値段の情報と、商品DB213に含まれる値段の情報とが連動されている場合に、商品DB213に含まれる複数の対象商品の値段の合計金額を算出可能な式が記述されてもよい。
【0057】
図15は、ひな形の表示画面(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。例えば、表示制御部206は、投稿者の端末装置21にひな形を表示させる。投稿者の端末装置21には、ひな形の表示画面233が表示される。また、例えば、表示画面233は、投稿者の操作によって商品CCCと商品BBBに関する動画、画像をアップロード可能なボタン2334を有する。表示画面233は、例えば、レビュータイトルの入力欄2332と、紹介文の入力欄2331と、を含む。表示画面233は、商品BBBのリンク情報と、商品CCCのリンク情報と、を含む。表示画面233は、値段等の商品BBBの情報と、値段等の商品CCCの情報と、合計金額と、選択されたタグ情報と、を含む。表示画面233は、紹介ページの投稿のトリガーとなる投稿ボタン2333を有する。
【0058】
投稿入力受付部207および投稿情報出力部208による処理は、単品の投稿例と同じであるため、詳細な説明を省略する。
【0059】
図16は、投稿DB215の記憶内容(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。投稿DB215の項目については、
図12と同一であるため、詳細な説明を省略する。投稿DB215では、同一の投稿について、同一の投稿IDが付される。例えば、投稿IDが同じ情報については、同一の紹介ページに関する情報である。例えば、投稿IDが「R002」については、複数の対象商品があるため、2つのレコードによって表される(2つの行における一連の情報)。例えば、投稿IDが「R002」のように、複数の対象商品がある場合、レビュータイトルと紹介文とアップロード動画・画像とについては、投稿ID「R002」を含むいずれかのレコードに情報が設定されていればよい。
【0060】
図16において、投稿IDが「R002」を含むレコードによれば、紹介ページは、会員ID「A001」の会員によって作成された商品ID「B002」が示す商品BBBと、商品ID「B003」が示す商品CCCと、のセットを紹介するものである。紹介ページでは、タグ情報として、「#bbb」と「#ccc」とを含む。例えば、閲覧者が、紹介サイトもしくはECサイト22において、「ccc」をキーワードとして検索すると、検索結果にこの紹介ページが含まれる。なお、投稿DB215の記憶内容は一例であり、種々変更可能である。
【0061】
図17は、紹介ページの表示画面(お勧めセットの投稿例)を示す説明図である。表示制御部206は、紹介ページの表示画面234を閲覧者の端末装置21に表示させる。お勧めセットの投稿例の表示画面234と、単品の投稿例の表示画面234との違いは、お勧めセットの投稿例の表示画面234では、合計金額の情報を含むことである。例えば、表示画面234には、商品BBBの値段1000円と商品CCCの値段11000円との合計金額として、12000円が表示されている。これにより、閲覧者は、複数の対象商品をすべて購入した場合の合計金額を容易に確認することができる。
【0062】
また、お勧めセットの投稿例の表示画面234は、対象商品ごとに、対象商品を購入可能なECサイト22のリンク情報を含むリンクボタン2341-1,2341-2を有する。例えば、商品BBBの購入先のリンク情報を含むリンクボタン2341-1が押せれれば、ECサイト22上における商品BBBの購入先ページが表示される。例えば、商品CCCの購入先のリンク情報を含むリンクボタン2341-2が押せれれば、ECサイト22上における商品CCCの購入先ページが表示される。
【0063】
以上で単品の投稿例とお勧めセットの投稿例の説明を終了する。
図18は、実施の形態2にかかる情報処理システム2の紹介ページの投稿に関する一動作例を示すフローチャートである。ここで、
図18における各ステップの処理結果は、記憶部204、もしくは各機能部がアクセス可能なストレージ装置などに記憶される。商品選択受付部201は、紹介の対象商品の選択を受け付ける(ステップS201)。ステップS201において、商品選択受付部201は、ログインしている会員によって購入された商品の中から、紹介する対象商品の選択を受け付ける。
【0064】
取得部202は、購入履歴DB212から、選択された対象商品の購入ページへのリンク情報を取得する(ステップS202)。取得部202は、対象商品の情報と、対象商品についてのタグ情報の候補と、を取得する(ステップS203)。ステップS203において、取得部202は、商品DB213から、選択された対象商品の情報を取得する。また、ステップS203において、取得部202は、タグ候補DB214から、選択された対象商品についてのタグ情報の候補を取得する。つぎに、タグ情報選択受付部205は、例えば、タグ情報の候補から、タグ情報の選択を受け付ける(ステップS204)。
【0065】
そして、生成部203は、紹介文の入力欄を有する紹介ページのひな形を生成する(ステップS205)。ステップS205において、生成部203は、取得されたリンク情報、選択されたタグ情報、対象商品の情報が記述されたひな形を生成する。また、ステップS205において、生成部203は、リンク情報に、紹介ページを介して対象商品が購入された際に投稿者への報酬を発生可能な情報を含めて記述されたひな形を生成する。また、ひな形は、さらに、レビュータイトルの入力欄を有してもよい。また、ステップS201によって複数の対象商品が選択された場合、ステップS205において、生成部203は、複数の対象商品の合計金額に関する情報が記述されたひな形を生成してもよい。
【0066】
投稿入力受付部207は、紹介ページの入力欄への入力を受け付ける(ステップS206)。また、ステップS206において、投稿入力受付部207は、その他、レビュータイトル、動作および画像のアップロードも受け付ける。投稿情報出力部208は、紹介文が入力されたひな形に基づいて、紹介ページを出力する(ステップS207)。ステップS207のつぎに、情報処理システム2は、フローの動作を終了する。
【0067】
つぎに、実施の形態2の効果について説明する。情報処理システム2は、タグ情報の候補から、選択されたタグ情報をひな形に設定する。これにより、情報処理システム2は、紹介者は容易にタグ情報を設定できるため、情報処理システム2は、より容易にひな形を生成させることをできる。
【0068】
また、情報処理システム2は、対象商品の情報、タグ情報が記述されたひな形を生成する。これにより、顧客は、ひな形に紹介文等を入力することにより、簡単に紹介ページを作成することができる。したがって、情報処理システム2は、顧客による購入商品の紹介ページの作成の容易化を図ることができる。また、紹介ページを管理する紹介サイトの運営者または管理者は、自身が載せたい商品の情報とタグ情報とを紹介者が作成する紹介ページに簡単に載せることができる。
【0069】
また、情報処理システム2は、複数の対象商品が選択された場合に、合計金額に関する情報が記述されたひな形を生成する。これにより、情報処理システム2は、閲覧者が一目で合計金額をわかるような紹介ページの作成を支援することができる。
【0070】
実施の形態2については上述した例に限られず、種々変更可能である。実施の形態2おける変形例について説明する。
【0071】
<実施の形態2の変形例1>
実施の形態2では、商品の情報が記述されたひな形を生成する例について説明した。変形例1として、情報処理システム2は、選択された商品の情報が記述されたひな形を生成する機能を有してもよい。具体的に、情報処理システム2は、例えば、図示しない商品情報選択受付部を有してもよい。例えば、商品情報選択受付部は、投稿者の端末装置21を介して、紹介ページに表示させる商品の情報の選択を受け付ける。そして、生成部203は、選択された商品の情報が記述されたひな形を生成する。これにより、情報処理システム2は、投稿者が掲載したい商品の情報を含む紹介ページをより容易に生成することをできる。
【0072】
<実施の形態2の変形例2>
実施の形態2では、対象商品の値段についてECサイト22上に掲載される最新の値段が表示される例について説明した。最新の値段を表示する代わりに、生成部203は、ひな形の生成時における各商品の値段が記述されたひな形を生成してもよい。また、例えば、生成部203は、ECサイト22における対象商品の値段を取得して、取得した値段が記述されたひな形を生成してもよい。これにより、閲覧者は、紹介者が紹介ページの作成時における各商品の値段を確認することができる。なお、ECサイト22上の最新の商品の値段を取得する式と、ひな形生成時の商品の値段と、が両方ひな形に記述されてもよい。また、応用例として、紹介者が各対象商品を購入した時の値段がひな形に記述されてもよい。この場合、購入履歴DB212に購入した時の金額が含まれていてもよい。
【0073】
また、実施の形態2では、複数の対象商品が選択された場合に、合計金額に関する情報がひな形に記述される例について説明した。ECサイト22上の最新の合計金額を算出する式が記述される代わりに、ひな形には、ひな形の生成時における各商品の値段の合計金額が記述されてもよい。生成部203は、ECサイト22における複数の対象商品の値段をそれぞれ取得して、取得した値段の合計金額が記述されたひな形を生成してもよい。なお、ひな形には、取得された各値段が記述されていてもよい。合計金額そのものがひな形に記述される場合、投稿DB215には、投稿IDの情報に、記述された合計金額の情報が対応付けられて記憶されてもよい。これにより、紹介ページにおいて複数の対象商品とともに、ひな形生成時の合計金額が紹介される。なお、ECサイト22上の最新の合計金額を算出する式と、ひな形生成時の合計金額と、が両方ひな形に記述されてもよい。これにより、ひな形生成時の合計金額と、紹介ページの表示の際の合計金額とが両方表示されるようになる。また、紹介者が各対象商品を購入した時の合計金額がひな形に記述されてもよい。
【0074】
<実施の形態2の変形例3>
実施の形態2では、説明の容易化のために、タグ情報選択受付部205が新たに追加された構成を説明したが、タグ情報選択受付部205を有していなくてもよい。例えば、生成部203が、対象商品の情報、および対象商品に関するタグ情報が記述されたひな形を生成してもよい。すなわち、生成部203は、タグ候補DB214から取得されたタグ情報がすべて記述されたひな形を生成してもよい。これにより、紹介者がタグ情報の選択をしなくてもよいため、情報処理システム2は、より容易にひな形を生成することをできる。また、情報処理システム2は、情報処理システム2の管理者が対象商品に関連付けたいタグ情報をすべて紹介ページに設定させることができる。
【0075】
<実施の形態2の変形例4>
実施の形態2では、タグ候補DB214にタグ情報の候補、もしくは変形例3のようにタグ情報を予め記憶しておく例を説明した。さらに、変形例4として、投稿者によってタグ情報が設定されてもよい。例えば、情報処理システム2は、タグ情報の入力を受け付け可能なタグ情報入力受付部を有してもよい。そして、生成部203は、入力されたタグ情報が記述されたひな形を生成する。これにより、情報処理システム2は、投稿者に所望のタグ情報を設定させることができる。
【0076】
変形例4において、タグ候補DB214の利用の有無は、限定されない。タグ候補DB214が利用されない場合、変形例3と同様にタグ情報選択受付部204を有していなくてもよい。一方、タグ候補DB214が利用される場合、生成部203は、入力されたタグ情報と、タグ情報選択受付部204によって選択されたタグ情報と、が記述されたひな形を生成する。また、タグ候補DB214が利用される場合、タグ候補DB214に記憶されるタグ情報の候補は、過去に商品の紹介ページを投稿した他の投稿者によって入力されたタグ情報であってもよい。例えば、商品AAAについてのタグ情報として「#aaaa」が投稿者によって入力された場合に、商品AAAについてのタグ情報の候補として「#aaaa」が新たにタグ候補DB214に登録されてもよい。これにより、情報処理システム2は、投稿者により容易にタグ情報を設定させることができる。
【0077】
<実施の形態2の変形例5>
実施の形態2では、各商品の数量が1つの場合を例に挙げて説明したが、数量は特に限定されなくてもよい。例えば、投稿者が紹介したい商品の数量を指定してもよい。単品の例の場合に、紹介者は、商品AAAを所定数購入することをお勧めしてもよい。情報処理装置20は、図示しない数量受付部を有していてもよい。例えば、
図9に示した商品選択画面221に数量を受け付け可能な入力欄などが設けられていてもよい。そして、数量受付部は、入力欄に入力された数量を受け付ける。もしくは、例えば、
図9に示した商品選択画面221によって対象商品が選択された後に、数量を受け付け可能な入力欄を有する画面が表示されてもよい。そして、数量受付部は、入力欄に入力された数量を受け付ける。もしくは、数量受付部は、
図11に示したひな形の表示画面223上で数量を受け付け可能な入力欄を有していてもよい。また、お勧めの数量は、購入履歴から得られてもよい。具体的に、図示しないが、購入履歴DB212には、商品の購入数量の情報が含まれていてもよい。お勧めの数量は、購入数量そのものであってもよい。もしくは、購入数量は、お勧めの数量の候補であってもよい。
【0078】
また、数量に応じた値段について、商品の値段×数量の合計金額を表示可能な算出式がひな形に記述されてもよい。これにより、お勧めの数分の商品を購入する際の合計金額を閲覧者が確認することができる。
【0079】
また、例えば、3個購入する場合におけるお勧めの使用例、4個購入する場合におけるお勧めの使用例が異なる場合がある。このように、数量については、複数通りあってもよい。このため、数量受付部は、複数通りの数量を受け付けてもよい。また、数量別に合計金額が複数通り表示されるように合計金額の算出式がひな形に記述されてもよい。
【0080】
さらに、お勧めセットの例の場合に、商品AAAを第1所定数と商品BBBを第2所定数と、などのように組み合わせが紹介されてもよい。例えば、商品AAAを1個と商品BBBを5個で合計6個購入することをお勧めしてもよい。数量の受付例は上述した単品の数量と同じであってよく、それぞれの対象商品について受け付ければよい。また、数量に応じた値段について、合計金額として、商品AAAを第1所定数と商品BBBを第2所定数との組み合わせにおける合計金額が紹介ページに表示されてもよい。具体的に、例えば、ひな形には、商品AAAの値段×第1所定数と商品BBBの値段×第2所定数との合計金額を表示可能な算出式が記述されてもよい。
【0081】
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態3では、紹介ページから商品が購入された場合に、紹介ページの投稿者である会員に報酬を与える仕組みについて説明する。報酬としては、会員ランクの変更、買い物ポイントの付与、割引クーポンの発行など様々な例が挙げられる。実施の形態3では、会員ランクと、会員ランクを定めるランクポイントを例に挙げて、報酬を受け取る仕組みついて説明する。以下、本実施の形態3の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
【0082】
図19は、実施の形態3にかかる情報処理システムの一構成例を示すブロック図である。情報処理システム3は、実施の形態1,2で説明した情報処理システム1,2の各部を基本構成として備える。情報処理システム3は、例えば、情報処理装置30と、ECサイト32と、端末装置31と、を有する。情報処理装置30は、実施の形態2で説明した情報処理装置20の各部を基本構成として備える。ECサイト32は、例えば、実施の形態2で説明したECサイト22の機能を基本機能として備える。端末装置31は、実施の形態2で説明した端末装置21の機能を基本機能として備える。
【0083】
図19において、情報処理装置30は、商品選択受付部301と、取得部302と、タグ情報選択受付部305と、生成部303と、表示制御部306と、投稿入力受付部307と、投稿情報出力部308と、付与部309と、通知部310と、記憶部304と、を有する。付与部309と通知部310とが、実施の形態2から新たに追加された機能部である。
【0084】
商品選択受付部301は、実施の形態1,2で説明した商品選択受付部101,201の機能を有する。取得部302は、実施の形態1,2で説明した取得部102,202の機能を有する。生成部303は、実施の形態1,2で説明した生成部103,203の機能を有する。表示制御部306は、実施の形態2で説明した表示制御部206の機能を有する。投稿入力受付部307は、実施の形態2で説明した投稿入力受付部207の機能を有する。投稿情報出力部308は、実施の形態2で説明した投稿情報出力部208の機能を有する。また、商品選択受付部301、取得部302、タグ情報選択受付部305、投稿入力受付部307、および投稿情報出力部308については、実施の形態2の機能から特に変更がないため、説明を省略する。
【0085】
記憶部304は、実施の形態1,2で説明した記憶部104,204の機能を有する。
図19に示す記憶部304に記憶された購入履歴DB312、商品DB313、タグ候補DB314、および投稿DB315は、実施の形態2から特に変更がないため、詳細な説明を省略する。会員DB311は実施の形態2で説明した会員DB211の記憶内容例から変更がある。会員DB311の記憶内容例を、
図20を用いて説明する。
【0086】
図20は、会員DBの他の例を示す説明図である。会員DB311は、
図5に示した会員DB211から、会員ランクの情報とランクポイントの情報が新たに追加された情報である。会員ランクの情報とランクポイントの情報とは、投稿者への報酬の一例である。
【0087】
会員ランクは、例えば、紹介サイトにおける会員の貢献度、ECサイト32での購入など様々な行動によって定められたランクである。例えば、会員ランクの決定方法は、特に限定されない。例えば、会員ランクは、1が1番低いランク、5が最も高いランクなどのように1から5などのように数値によってランク付けされてもよい。ランクポイントは、会員ランクを決めるための点数である。例えば、ランクポイントが高いほど、会員ランクは高くなる。例えば、ランクポイントが低いほど、会員ランクは低くなる。
【0088】
会員DB311は、
図20に例示した内容の一部を含まなくてもよい。また、会員DB311は、
図20に例示した以外の内容を含んでもよい。例えば、会員DB311は、上述した買い物ポイントなどのその他の報酬に関する情報を含んでいてもよい。買い物ポイントとは、例えば、ECサイト32、または実店舗での買い物に利用可能なポイントである。買い物ポイントは、景品、もしくはサービスと交換できるものであってもよい。また、買い物ポイントは、ECサイト32と異なるサイトの買い物ポイントに変換可能なものであってもよい。
【0089】
図19の説明に戻って、投稿者が報酬を受け取るためのひな形について説明する。生成部303は、リンク情報に、紹介ページを介して対象商品が購入された際に投稿者への報酬を発生可能な情報を含めて記述されたひな形を生成する。そして、付与部309は、紹介ページを介して対象商品が購入された場合、投稿者への報酬を付与する。
【0090】
具体的に、会員DB311によれば、生成部303は、例えば、紹介ページを介して対象商品が購入された際に投稿者へのランクポイントを発生可能な情報を含めて記述されたひな形を生成する。付与部309は、例えば、紹介ページを介して対象商品が購入された場合、会員DB311における紹介ページの投稿者である会員のランクポイントに対して、所定ポイントを加算する。所定ポイントについては、例えば、サイトの運営者、管理者、ECサイト32の運営者、管理者などによって定められてもよい。より具体的に、例えば、所定ポイントが1であれば、付与部309は、紹介ページを介して商品が購入される都度、会員DB311における投稿者のランクポイントに1ポイントを加算する。または、例えば、付与部309は、紹介ページを介して商品が所定回数購入されると、会員のランクポイントに所定ポイントを加算してもよい。また、会員ランクは、ランクポイントに応じて定められる。会員ランクは、ランクポイントと各基準ポイントとの比較に応じて上がるように定められてもよい。
【0091】
また、通知部310は、付与部309によってランクポイントが加算されると、投稿者に対して、ランクポイントの変更を通知してもよい。または、通知部310は、会員ランクが変更されると、投稿者に対して会員ランクの変更を通知してもよい。通知方法は、特に限定されない。例えば、通知部310は、会員DB311から、投稿者の通知先を取得できる。通知部310は、電子メールの送付、電子メッセージの配信などによって会員ランクの変更を通知してもよい。また、通知部310は、会員ページへの通知であってもよい。
【0092】
実施の形態3にかかる情報処理システム3の紹介ページの投稿に関する一動作例を示すフローチャートの例については、実施の形態2と同様であってよいため、図示および詳細な説明を省略する。ただし、実施の形態3では、実施の形態2における
図18のステップS205において、生成部303が、取得されたリンク情報に、さらに、投稿者への報酬を発生可能な情報を含めて記述されたひな形を生成すればよい。
【0093】
図21は、実施の形態3にかかる情報処理システム3のランクポイントの付与に関する一動作例を示すフローチャートである。ここで、
図21における各ステップの処理結果は、記憶部304、各機能部がアクセス可能なストレージ装置などに記憶されてもよい。表示制御部306は、例えば、紹介ページを閲覧者の端末装置31に表示させる(ステップS301)。付与部309は、紹介ページのリンク情報を介して対象商品が購入されたか否かを判断する(ステップS302)。
【0094】
対象商品が購入された場合(ステップS302:Yes)、付与部309は、投稿者のランクポイントを加算する(ステップS303)。例えば、ステップS303において、付与部309は、会員DB311において、投稿者のランクポイントに、1ポイントを加算してもよい。付与部309は、例えば、会員ランクを変更するか否かを判断する(ステップS304)。会員ランクが変更されない場合(ステップS304:No)、情報処理システム3は、フローの動作を終了する。会員ランクが変更される場合(ステップS304:Yes)、付与部309は、会員DB311において、会員ランクを変更する(ステップS305)。そして、通知部310は、投稿者に対して、会員ランクの変更を通知する(ステップS306)。ステップS306のつぎに、情報処理システム3は、フローの動作を終了する。
【0095】
つぎに、実施の形態3の効果について説明する。情報処理システム3は、取得されたリンク情報に、さらに、紹介ページを介して対象商品が購入された際に紹介者である会員への報酬を発生可能な情報を含めて記述されたひな形を生成する。これにより、情報処理システム3は、投稿者に報酬を与えることができる紹介ページの作成の容易化を図ることができる。
【0096】
また、情報処理システム3は、紹介ページを介して対象商品が購入された場合、投稿者への報酬を付与する。これにより、情報処理システム3は、例えば、会員に紹介ページの作成を促進させることができる。
【0097】
実施の形態3については上述した例に限られず、種々変更可能である。実施の形態3では、説明の容易化のために、実施の形態2で説明した機能部をすべて有する例を説明した。ただし、実施の形態3では、実施の形態2で説明した機能部の一部を有していなくてもよい。例えば、実施の形態3では、タグ情報選択受付部305を有していなくてもよい。また、実施の形態3では、説明の容易化のために、付与部309と、通知部310と、の両方を新たに追加したが、通知部310を有していない構成であってもよい。このように、実施の形態3では、実装したい情報処理システム3の仕様に応じて図示した一部の機能部を有していなくてもよい。
【0098】
以上で、各実施の形態の説明を終了する。つぎに、情報処理システムのハードウェア構成について説明する。
図22は、情報処理システムのハードウェア構成例を示す説明図である。情報処理システム4は、実施の形態1,2,3にかかる情報処理システム1,2,3がコンピュータで実現された場合の一例である。情報処理システム4は、例えば、情報処理装置40と、端末装置41と、を有する。
【0099】
まず、情報処理装置40のハードウェア構成について説明する。情報処理装置40は、例えば、実施の形態1,2,3にかかる情報処理装置10,20,30がコンピュータで実現された例である。
【0100】
情報処理装置40は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM402と、RAM403と、記憶装置404と、通信インターフェース405と、を有する。各構成部は、バス406を介してそれぞれ接続される。
【0101】
CPU401は、情報処理装置40の全体を制御する。例えば、CPU401は、OS(Operating System)を動作させて情報処理装置40の全体を制御してもよい。CPU401は、複数のコアを有していてもよい。
【0102】
情報処理装置40は、記憶部として、ROM402、RAM403および記憶装置404などを有する。記憶装置404は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、HDD、SSDなどが挙げられる。例えば、記憶装置404はOSのプログラム、アプリケーションプログラム、本実施の形態1,2,3にかかるプログラムなどの各種プログラムを記憶する。または、ROM402は、アプリケーションプログラムを記憶する。また、ROM402は、本実施の形態1,2,3にかかるプログラムを記憶してもよい。そして、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。
【0103】
また、CPU401は、記憶装置404、ROM402などに記憶されたプログラムをロードする。そして、CPU401は、プログラムにコーディングされている各処理を実行する。また、CPU401は、通信ネットワーク410を介して各種プログラムをダウンロードしてもよい。また、CPU401は、情報処理装置40の一部または全部として機能する。そして、CPU401は、プログラムに基づいて図示したフローチャートにおける処理または命令を実行してもよい。
【0104】
通信インターフェース405は、無線、または有線の通信回線を通じて、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワーク410に接続される。これにより、情報処理装置40は、通信ネットワーク410を介して、外部の装置または外部のコンピュータに接続される。通信インターフェース405は、通信ネットワーク410と情報処理装置40の内部とのインターフェースを司る。そして、通信インターフェース405は、外部の装置や外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
【0105】
ただし、
図22に示す情報処理装置40のハードウェア構成は一例である。
図22に示す以外の構成要素が追加されてもよいし、一部の構成要素を含まなくてもよい。例えば、情報処理装置40は、ドライブ装置などを有してもよい。そして、CPU401は、ドライブ装置などに装着された記録媒体からRAM403にプログラム、もしくはデータを読み出してもよい。記録媒体としては、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。また、例えば、情報処理装置40は、キーボード、マウスなどの入力装置を有してもよい。情報処理装置40は、印刷装置、ディスプレイなどの出力装置を有していてもよい。情報処理装置40は、タッチパネルディスプレイなどの入出力装置を有していてもよい。
【0106】
つぎに、端末装置41のハードウェア構成について説明する。端末装置41は、実施の形態2,3で説明した端末装置21,31がコンピュータで実現された例である。端末装置41は、例えば、CPU411と、ROM412と、RAM413と、記憶装置414と、通信インターフェース415と、入出力装置417と、を有する。各構成部は、バス416を介してそれぞれ接続される。
【0107】
CPU411は、端末装置41の全体を制御する。端末装置41は、記憶部として、ROM412、RAM413および記憶装置414などを有する。記憶装置414は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、HDD、SSDなどが挙げられる。例えば、記憶装置414はOSのプログラム、アプリケーションプログラムなどを記憶する。または、ROM412は、アプリケーションプログラムを記憶する。そして、RAM413は、CPU411のワークエリアとして使用される。
【0108】
また、CPU411は、記憶装置414、ROM412などに記憶されたプログラムをロードする。そして、CPU411は、プログラムにコーディングされている各処理を実行する。また、CPU411は、通信ネットワーク410を介して各種プログラムをダウンロードしてもよい。また、CPU411は、端末装置41の一部または全部として機能する。そして、CPU411は、プログラムに基づいて図示したフローチャートにおける処理または命令を実行してもよい。
【0109】
通信インターフェース415は、無線または有線の通信回線を通じて、LAN、WANなどの通信ネットワーク410に接続される。これにより、端末装置41は、通信ネットワーク410を介して外部の装置や外部のコンピュータに接続される。通信インターフェース415は、通信ネットワーク410と端末装置41の内部とのインターフェースを司る。そして、通信インターフェース415は、外部の装置や外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。また、入出力装置417は、顧客の操作による入力を受け付ける。また、入出力装置417は、データを出力する。入出力装置417は画像を表示してもよい。入出力装置417は、例えば、タッチパネルディスプレイである。
【0110】
図22に示す端末装置41のハードウェア構成は一例である。
図22に示す以外の構成要素が追加されてもよいし、一部の構成要素を含まなくてもよい。例えば、端末装置41は、ドライブ装置などを有してもよい。そして、CPU411は、ドライブ装置などに装着された記録媒体からRAM413にプログラムやデータを読み出してもよい。記録媒体としては、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。また、例えば、端末装置41は、キーボードやマウスなどの入力装置を有してもよい。端末装置41は、ディスプレイ、印刷装置などの出力装置を有していてもよい。また、端末装置41は、PCのように入力装置と出力装置とをそれぞれ有してもよい。
【0111】
以上で、情報処理システム4のハードウェア構成の説明を終了する。また、実施の形態1,2,3で説明した情報処理システム1,2,3の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、情報処理システム1,2,3は、構成要素ごとにそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0112】
また、情報処理システム1,2,3の各構成要素の一部または全部は、特定用途向けの回路で実現されてもよい。また、情報処理システム1,2,3の一部または全部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のようなプロセッサなどを含む汎用の回路によって実現されてもよい。また、情報処理システム1,2,3の一部または全部は、特定用途向けの回路や汎用の回路などの組み合わせによって実現されてもよい。また、これらの回路は、単一の集積回路であってもよい。または、これらの回路は、複数の集積回路に分割されてもよい。そして、複数の集積回路は、バスなどを介して接続されることにより構成されてもよい。
【0113】
また、各装置の各構成要素の一部または全部が複数のコンピュータや回路などにより実現される場合、複数のコンピュータや回路などは、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
【0114】
各実施の形態で説明した情報処理方法は、情報処理装置10,20,30などの1または複数の装置が実行することにより実現される。また、情報処理方法は、予め用意されたプログラムを情報処理装置10,20,30などの1または複数のコンピュータが実行することにより実現される。各実施の形態で説明したプログラムは、HDD、SSD、フレキシブルディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USBメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。そして、本プログラムは、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、プログラムは、通信ネットワーク410を介して配布されてもよい。
【0115】
以上説明した、各実施の形態における情報処理システム1,2,3の各構成要素は、
図22に示すコンピュータの情報処理システムのように、その機能をハードウェア的に実現されてもよい。または、各構成要素は、プログラム制御に基づくコンピュータ装置、ファームウェアで実現されてもよい。
【0116】
以上、各実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。各本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が把握し得る様々な変更を適用した実施の形態を含み得る。本発明は、本明細書に記載された事項を必要に応じて適宜に組み合わせ、または置換した実施の形態を含み得る。例えば、特定の実施の形態を用いて説明された事項は、矛盾を生じない範囲において、他の実施の形態に対しても適用され得る。例えば、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施の形態を実施するときには、その複数の動作の順番を内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【符号の説明】
【0117】
1,2,3,4 情報処理システム
10,20,30,40 情報処理装置
21,31,41 端末装置
22,32 ECサイト
101,201,301 商品選択受付部
102,202,302 取得部
103,203,303 生成部
104,204,304 記憶部
205,305 タグ情報選択受付部
206,306 表示制御部
207,307 投稿入力受付部
208,308 投稿情報出力部
309 付与部
310 通知部