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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】乗用型苗植機
(51)【国際特許分類】
   A01C 11/02 20060101AFI20241016BHJP
【FI】
A01C11/02 350G
A01C11/02 350H
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021203357
(22)【出願日】2021-12-15
(65)【公開番号】P2023088552
(43)【公開日】2023-06-27
【審査請求日】2023-12-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003834
【氏名又は名称】弁理士法人新大阪国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100092794
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 正道
(72)【発明者】
【氏名】荒井 毅
(72)【発明者】
【氏名】山崎 仁史
【審査官】小林 直暉
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-073138(JP,A)
【文献】特開2004-141086(JP,A)
【文献】特開2009-131152(JP,A)
【文献】特開2009-178062(JP,A)
【文献】特開2015-128454(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0390019(US,A1)
【文献】特開2012-085611(JP,A)
【文献】特開2020-089287(JP,A)
【文献】実開昭63-063324(JP,U)
【文献】特開2007-054082(JP,A)
【文献】実開昭59-036925(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01C 11/00-11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車体(2)の後部に苗植付部(30)を装着し、走行車体(2)の前部に予備苗載部(50)を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部(50)に苗箱(N)を水平状に載置する載せ部(52A,52B)と苗箱(N)を立てた状態で載置して前後方向に移動できる苗箱回収レール部(53)を一体形成して設け
外側載せ部(52A)と内側載せ部(52B)を設け、苗箱回収レール部(53)を外側載せ部(52A)と内側載せ部(52B)の間に設けたことを特徴とする乗用型苗植機。
【請求項2】
予備苗載部(50)が複数の積載台(51U,51M,51D)を上下複数段となって平面視で重複した積層状態と前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え自在であり、展開状態にした時に複数の積載台(51U,51M,51D)に各々設けた苗箱回収レール部(53)が前後方向に連続したレール状になることを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗植機。
【請求項3】
空の苗箱(N)を縦置きにして載置する苗箱回収レール部(53)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗用型苗植機。
【請求項4】
載せ部(52B)の底面に苗箱(N)からマット状土付き苗を掬い取る苗掬い板(B)を収納する収納部(56)を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の乗用型苗植機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行車体に苗植付部を装着した乗用型苗植機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水田圃場を走行しながら苗を植え付ける乗用型苗植機において、走行車体の前部側方に予備苗載台を設けたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-176792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗用型苗植機の前部を畦や道路に着けて、畦又は道路から乗用型苗植機へ育苗した苗箱を供給する作業及び乗用型苗植機から空の苗箱を取り出す作業は、作業性及び作業効率が悪いものであった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業性及び作業効率を向上させることができる乗用型苗植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明は、走行車体(2)の後部に苗植付部(30)を装着し、走行車体(2)の前部に予備苗載部(50)を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部(50)に苗箱(N)を水平状に載置する載せ部(52A,52B)と苗箱(N)を立てた状態で載置して前後方向に移動できる苗箱回収レール部(53)を一体形成して設け、
外側載せ部(52A)と内側載せ部(52B)を設け、苗箱回収レール部(53)を外側載せ部(52A)と内側載せ部(52B)の間に設けたことを特徴とする乗用型苗植機である。
第2の本発明は、予備苗載部(50)が複数の積載台(51U,51M,51D)を上下複数段となって平面視で重複した積層状態と前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え自在であり、展開状態にした時に複数の積載台(51U,51M,51D)に各々設けた苗箱回収レール部(53)が前後方向に連続したレール状になることを特徴とする第1の本発明の乗用型苗植機である。
第3の本発明は、空の苗箱(N)を縦置きにして載置する苗箱回収レール部(53)であることを特徴とする第1又は第2の本発明の乗用型苗植機である。
第4の本発明は、載せ部(52B)の底面に苗箱(N)からマット状土付き苗を掬い取る苗掬い板(B)を収納する収納部(56)を設けたことを特徴とする第1~第3の何れかの本発明の乗用型苗植機である。
本発明に関連する第1の発明は、走行車体2の後部に苗植付部30を装着し、走行車体2の前部に予備苗載部50を設けた乗用型苗植機において、予備苗載部50に苗箱Nを水平状に載置する載せ部52A,52Bと苗箱Nを立てた状態で載置して前後方向に移動できる苗箱回収レール部53を一体形成して設けた乗用型苗植機である。
【0007】
本発明に関連する第1の発明によれば、予備苗載部50に苗箱Nを水平状に載置する載せ部52A,52Bと苗箱Nを立てた状態で載置して前後方向に移動できる苗箱回収レール部53を一体形成して設けたので、畦又は道路からの乗用型苗植機1への育苗した苗箱Nの供給及び乗用型苗植機1から空の苗箱Nの取り出しが作業性及び作業効率良く行なえる。また、載せ部52A,52Bと苗箱回収レール部53を一体形成したので、製造コストが安価となり、デザイン的にも優れた製品となる。
【0008】
本発明に関連する第2の発明は、予備苗載部50が複数の積載台51U,51M,51Dを上下複数段となって平面視で重複した積層状態と前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え自在であり、展開状態にした時に複数の積載台51U,51M,51Dに各々設けた苗箱回収レール部53が前後方向に連続したレール状になる本発明に関連する第1の発明の乗用型苗植機である。
【0009】
本発明に関連する第3の発明は、外側載せ部52Aと内側載せ部52Bを設け、苗箱回収レール部53を外側載せ部52Aと内側載せ部52Bの間に設けた本発明に関連する第1又は第2の発明の乗用型苗植機である。
【0010】
本発明に関連する第4の発明は、空の苗箱Nを縦置きにして載置する苗箱回収レール部53である本発明に関連する第1~第3の何れかの発明の乗用型苗植機である。
【0011】
本発明に関連する第5の発明は、載せ部52Bの底面に苗箱Nからマット状土付き苗を掬い取る苗掬い板Bを収納する収納部56を設けた本発明に関連する第1~第4の何れかの発明の乗用型苗植機である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機の側面図である。
図2】本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機の平面図である。
図3】本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機の正面図である。
図4】本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機の要部の側断面図である。
図5】本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機の要部の斜視図である。
図6】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の正面図である。
図7】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の平面図である。
図8】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の要部の斜視図である。
図9】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の要部の正面図である。
図10】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の要部の斜視図である。
図11】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の要部の斜視図である。
図12】本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機の要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本願の開示する乗用型苗植機の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0014】
はじめに、図1から5を参照しながら、本発明における実施の形態を示す乗用型苗植機について具体的に説明する。
【0015】
<全体構成>
乗用型苗植機1は、水田圃場を走行可能な走行車体2を備える。走行車体2は、左右一対の前輪3と、左右一対の後輪4とを備える。なお、走行車体2は、前輪3及び後輪4が駆動する四輪駆動車である。
【0016】
走行車体2の後部には、昇降装置20によって昇降駆動される苗植付部30が装着されている。また、走行車体2後上部には、施肥装置40の本体部が装着されている。
【0017】
走行車体2前部の左右両側には、左右予備苗載部50が設けられている。
【0018】
<走行車体2>
走行車体2は、機体フレーム5と、機体フレーム5上に設けられたエンジンEと、エンジンEで発生した動力を前後輪3,4、苗植付部30及び施肥装置40に伝達する動力伝達装置とを備える。すなわち、動力源であるエンジンEで発生した動力は、走行車体2を前進または後進させるために使用されるだけでなく、苗植付部30及び施肥装置40を駆動するためにも使用される。
【0019】
エンジンEは、左右方向における走行車体2の中央部で、走行車体2に搭乗した作業者が足を載せるフロアステップ7よりも上方に突出した位置に配置される。なお、エンジンEとしては、ディーゼル機関やガソリン機関などの熱機関が用いられる。フロアステップ7は、前後方向において、走行車体2の前部に設けられる。フロアステップ7は、走行車体2の前部からエンジンEの後部にかけて設けられる。
【0020】
フロアステップ7は、機体フレーム5上に取り付けられる。フロアステップ7のうち、たとえば、後述する操縦席9付近の一部などは作業者の靴などに付着した泥などを水田圃場に落とせるように、平面視において格子状に形成される。また、フロアステップ7の前部には、フロントステップが設けられ、フロアステップ7の左右外側には左右拡張サイドステップが設けられている。なお、フロアステップ7の後部には、後輪4のフェンダを兼ねるリヤステップ7Rが設けられ、左右拡張サイドステップの外側部には、作業者が車体に乗降する乗降ステップ7Jが設けられている。
【0021】
エンジンEは、エンジンカバー8に覆われている。エンジンカバー8の上方には操縦席9が設けられる。動力伝達装置は、エンジンEから動力が伝達されるベルト式動力伝達部と、エンジンEからベルト式動力伝達部を介して伝達される動力を変速する変速装置である静油圧式無段変速機と、ミッションケース6とを備える。
【0022】
静油圧式無段変速機は、主変速レバーが操作されることで、出力(回転速度)と出力方向(回転方向)とを変更可能である。すなわち、静油圧式無段変速機は、回転速度や回転方向を変更することで、走行車体2の前後進や走行速度を変更可能である。
【0023】
ミッションケース6には、静油圧式無段変速機によって変速されたエンジンEからの動力を各部に伝達する伝動装置が設けられる。ミッションケース6は、走行時や作業時における走行速度を切り替える副変速機構を備える。ミッションケース6は、副変速レバーが操作されると、走行車体2の走行速度を、植付作業時における苗植付速度と苗植付速度よりも高速な路上走行速度に切り替える。
【0024】
走行車体2は、フロアステップ7上に操縦席9を備える。操縦席9は、作業者が操縦時に着席する座席である。走行車体2は、操縦席9の前方に、ステアリングハンドル10や植付レバーなどを備える。ステアリングハンドル10は、走行車体2のボンネット11上部に設けられ、作業者に操作されることで、走行車体2を操舵するものである。なお、植付レバーは、ボンネット11に設けられ、苗植付部30を昇降させたり、苗植付部30による苗の植え付けを開始及び停止させるために操作するレバーである。
【0025】
また、走行車体2は、主変速レバーと副変速レバーとを備える。主変速レバーは、静油圧式無段変速機を変速操作して走行車体2の前後進及び走行速度を変更する場合に操作されるレバーである。副変速レバーは、走行車体2の走行速度を、走行する場所(水田圃場や路上)に応じた速度に切り替える場合に操作されるレバーである。
【0026】
また、ボンネット11は、フロアステップ7から上方に突出して設けられている。ボンネット11上部には、表示部(メータパネル)が設けられる。表示部は、操縦席9に着席して前方を向いた作業者と対面するように、後下がりに傾斜した表示面を有する。
【0027】
表示部は、たとえば、水田圃場面に直進の目安となる進行基準線を形成する後述する線引きマーカが走行車体の左右側部に出ていることを検知するマーカセンサ、植付レバーの操作位置を検知する植付レバーポジションセンサ、施肥装置40の貯留ホッパ41に貯留された肥料が所定量を下回ったことを検知する肥料切れセンサ、貯留ホッパ41から送られた肥料が供給経路に詰まったことを検知する肥料詰まりセンサなどの各種センサ類からの情報を表示する。
【0028】
乗用型苗植機1は、昇降装置20と、苗植付部30とを備える。昇降装置20は、昇降リンク21を備える。昇降リンク21は、走行車体2の後部と苗植付部30とを連結する平行リンクであり、走行車体2の後部のリンクフレームと苗植付部30とのそれぞれに対して上下方向に回動自在に連結されることで、走行車体2に対して苗植付部30を昇降可能に連結する。
【0029】
また、昇降装置20は、油圧式の昇降シリンダ22を備える。昇降シリンダ22は、植付レバーが操作されて油圧バルブが切り替えられることで、伸縮動作する。昇降シリンダ22は、伸縮動作することで昇降リンク21を駆動して、苗植付部30を昇降させる。すなわち、昇降シリンダ22は、植付レバーが操作されることで、苗植付部30を上昇させた非作業位置、苗植付部30を下降させた対地作業位置(植付位置)に切り替える。
【0030】
<苗植付部30>
苗植付部30は、上記したように、昇降リンク21を介して走行車体2の後部に取り付けられる。苗植付部30は、たとえば、複数の列(条)で苗を植え付けることが可能である。苗植付部30は、苗載置台31と、フロート32と、植付装置33とを備える。
【0031】
苗載置台31は、機体の左右方向において、植付条数分の苗載せ面を有する。各苗載せ面は、上下方向に複数枚のマット状土付苗を載置可能な後下がりの傾斜面である。フロート32は、走行車体2の移動に伴い水田圃場の泥面上を滑走しながら整地する。フロート32は、機体の左右方向において、機体中央部に配置されるセンターフロートと、センターフロートを挟んで左右方向の外側に配置されるサイドフロートとを備える。なお、図示の例では、乗用型苗植機1は、整地装置である整地ロータ13をさらに備える。
【0032】
フロート32(センターフロート及びサイドフロート)は、水田圃場面の凹凸に応じて前部が上下動するように、走行車体2に後部が回動自在に取り付けられ、センターフロート前部の上下動を迎角制御用の回動センサで検知する。苗植付部30では、植付作業時にはセンターフロートの前部の上下動が回動センサによって検知され、回動センサの検知結果に応じて制御部によって昇降シリンダ22の伸縮動作を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部30を昇降させ、苗の植え付け深さを自動制御で調節することができる。
【0033】
植付装置33は、苗載置台31の植付支持フレームによって支持されることで、苗載置台31の下方に配置される。植付装置33は、苗載置台31に載置されたマット状土付苗を水田圃場に植え付ける。
【0034】
<施肥装置40>
乗用型苗植機1は、施肥装置40を備える。施肥装置40は、水田圃場に肥料を散布する装置である。乗用型苗植機1においては、苗植付部30によって水田圃場に苗を植え付けながら、施肥装置40によって水田圃場に肥料を散布する。
【0035】
施肥装置40は、走行車体2の後部上方であり操縦席9の後方に設けられた肥料を貯留する貯留ホッパ41、該貯留ホッパ41から肥料を繰り出す繰り出し部42、該繰り出し部42から繰り出された肥料を電動ブロア43の風力で移送する肥料パイプ44、該肥料パイプ44で移送された肥料を苗植付位置の側方に作溝して溝内に散布する作溝器45を備える。
【0036】
<予備苗載部50>
乗用型苗植機1は、走行車体2の前側における左右両側に左右予備苗載部50を備える。
【0037】
左右予備苗載部50は、左右対称で同様の構成である。
【0038】
予備苗載部50は、3つの上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dを備える。
【0039】
上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dは、各々外側載せ部52Aと内側載せ部52Bと苗箱回収レール部53を一体形成した構成である。
【0040】
外側載せ部52Aと内側載せ部52Bは、側壁54を有し、外側載せ部52Aと内側載せ部52Bの間に苗箱回収レール部53が形成されている。外側載せ部52Aと内側載せ部52Bは、パレット状で各々側壁54と苗箱回収レール部53の間にマット状土付き苗を育成した苗箱Nが水平状に載置できる。
【0041】
苗箱回収レール部53は、苗箱Nを立てた状態で載置して前後方向に移動できる左右断面視でU字状の構成で、底面53aには左右方向の支軸55aで枢支された遊転ロール55がレール方向(前後方向に)に複数個設けられている。なお、苗箱回収レール部53の側壁53bは、側壁54よりも高く構成されている。
【0042】
従って、苗箱回収レール部53に苗箱Nを立てた状態で載置すると、苗箱Nは遊転ロール55上を前後方向に容易に移動する。
【0043】
内側載せ部52Bの底面には、苗箱Nからマット状土付き苗を掬い取る苗掬い板Bを収納する収納部56が一体形成されている。収納部56は、内側載せ部52Bの底面から下方に向けてL字状の左右受け片56aを左右両側に設けて構成され、左右受け片56aに苗掬い板Bの左右両側を挿入して収納する。
【0044】
そして、予備苗載部50は、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが上下3段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態とに切り替え可能に構成される。
【0045】
即ち、走行車体2の機枠に基部を固定した苗台フレーム57に中載台フレーム57Mを固定し、該中載台フレーム57Mに中積載台51Mが固定されている。
【0046】
そして、中載台フレーム57Mに中央部が枢支された前後平行リンク58F,58Rの上端部に枢支した上載台フレーム57Uに上積載台51Uが固定され、前後平行リンク58F,58Rの下端部に枢支した下載台フレーム57Dに下積載台51Dが固定されている。
【0047】
そして、前後平行リンク58F,58Rは、苗台フレーム57に設けた電動モータ59により前後回動する。
【0048】
即ち、ボンネット11上部に設けた操作パネルの予備苗載部操作スイッチを展開位置に操作すると、電動モータ59が作動して前後平行リンク58F,58Rが回動して、上積載台51Uを中積載台51Mの前方に平行移動させ、下積載台51Dを中積載台51Mの後方に平行移動させることにより、上下3段となって平面視で重複した積層状態から上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替えることができる。
【0049】
また、予備苗載部操作スイッチを積層位置に操作すると、電動モータ59が作動して前後平行リンク58F,58Rが回動して、上積載台51Uを中積載台51Mの上方に平行移動させ、下積載台51Dを中積載台51Mの下方に平行移動させることにより、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態から上下3段となって平面視で重複した積層状態に切り替えることができる。
【0050】
<苗植付け作業>
予備苗載部操作スイッチを展開位置に操作して、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替える。
【0051】
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着ける。
【0052】
畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uの外側載せ部52Aと内側載せ部52Bに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dの外側載せ部52Aと内側載せ部52Bまでスライド移動させる。
【0053】
機体に搭乗している作業者は、内側載せ部52B底面の収納部56から苗掬い板Bを取り出して、下積載台51Dの外側載せ部52Aと内側載せ部52Bまでスライド移動した苗箱Nから苗掬い板Bにてマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給する。
【0054】
そして、空の苗箱Nを立てた状態で下積載台51Dの苗箱回収レール部53に載置する。この時、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dの各苗箱回収レール部53は、前後方向に連続したレール状になっているので、下積載台51Dの苗箱回収レール部53に立てた状態で載置した空の苗箱Nを各苗箱回収レール部53に沿って遊転ロール55上を機体最前端の上積載台51Uまで容易に移動できる。
【0055】
畦又は道路にいる作業者は、機体最前端の上積載台51Uの苗箱回収レール部53まで移動した空の苗箱Nを取り出して畦又は道路に置き、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uの外側載せ部52Aと内側載せ部52Bに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dの外側載せ部52Aと内側載せ部52Bまでスライド移動させる。
【0056】
このようにして、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開した上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dの外側載せ部52Aと内側載せ部52B及び前後方向に連続したレール状になっている各苗箱回収レール部53を用いて効率良く作業性良く容易に苗植付部30の苗載置台31に供給し、空の苗箱Nを畝又は道路に回収することができる。
【0057】
そして、苗植付部30の苗載置台31への苗供給作業を終えると、畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dの各外側載せ部52Aと内側載せ部52Bに順次載置する。
【0058】
また、畦又は道路に置いてある肥料袋を取り上げて施肥装置40の貯留ホッパ41に運んで、肥料を供給する。
【0059】
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して圃場内を所定の順路で進行し、各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
【0060】
苗植付部30の苗載置台31に載置したマット状土付苗が残り少なくなると、機体を停止し、左右予備苗載部50に載置されている苗箱Nを取り上げて、苗箱Nから苗救い板にてマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給し、空の苗箱Nを苗箱回収レール部53に立てた状態で載置する。そして、再び機体を進行させて各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
【0061】
そして、苗植付部30の苗載置台31のマット状土付苗が残り少なくなり、左右予備苗載部50の予備苗も無くなると、乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着けて、前述の要領で苗植付部30の苗載置台31にマット状土付苗を供給し、左右予備苗載部50に育苗した苗箱Nを載置する。また、施肥装置40の貯留ホッパ41内の肥料が少なくなっていれば、貯留ホッパ41に肥料も供給する。
【0062】
そして、圃場での作業が終了して、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合には、予備苗載部操作スイッチを積層位置に操作して、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態から上下3段となって平面視で重複した積層状態に切り替える。
【0063】
なお、苗箱回収レール部53の外側方の側壁53bに対して外側載せ部52Aを分割構成とし、外側方の側壁53bと外側載せ部52Aの内側基部を前後方向の枢支軸で枢支し、外側載せ部52Aが外側方に水平に延びる苗箱載置状態と上方に起立した収納状態に姿勢切り換え自在に構成すれば、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合に、外側載せ部52Aを上方に起立した収納状態に姿勢を切り換えて機体左右幅を狭くすることができる。
【0064】
以上要するに、予備苗載部50に複数の(3つの)上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dを備え、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが上下3段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替え可能に構成され、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態にした時に上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dに各々設けた苗箱回収レール部53が前後方向に連続したレール状になるので、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態にすれば、畦又は道路からの乗用型苗植機1への育苗した苗箱Nの供給及び乗用型苗植機1から空の苗箱Nの取り出しが効率良く作業性良く行なえる。
【0065】
また、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dは、各々外側載せ部52Aと内側載せ部52Bと苗箱回収レール部53を一体形成したので、製造コストが安価となり、デザイン的にも優れた製品となる。
【0066】
(別実施形態)
つぎに、図6から12を主として参照しながら、本発明における他の実施形態を示す乗用型苗植機について具体的に説明する。
【0067】
(1)図6図8は、予備苗載部50の他の実施形態を示す。
【0068】
即ち、上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dは、各々載せ部52と苗箱回収レール部53を一体形成した構成である。
【0069】
載せ部52は、側壁54を有し、載せ部52の外側に苗箱回収レール部53が形成されている。載せ部52は、パレット状で側壁54と苗箱回収レール部53の間にマット状土付き苗を育成した苗箱Nが水平状に載置できる。
【0070】
苗箱回収レール部53は、苗箱Nを立てた状態で載置して前後方向に移動できる左右断面視でU字状の構成で、底面53aには泥落とし孔53cがレール方向(前後方向に)に複数個設けられている。そして、底面53aは、外側ほど低くなるように傾斜しており、苗箱回収レール部53に苗箱Nを立てた状態で載置すると、苗箱Nは外方に傾斜した姿勢で載置され、載せ部52に載置したマット状土付き苗を育成した苗箱Nを取り出す時に邪魔にならず作業性が良い。なお、苗箱回収レール部53の側壁53bは、側壁54よりも高く構成されている。
【0071】
なお、予備苗載部50の使用方法は、前記第1実施形態と同様である。
【0072】
(2)図9図12は、予備苗載部50の他の実施形態を示す。
【0073】
即ち、乗用型苗植機1は、走行車体2の前側における左右両側に右予備苗載部50Rと左予備苗載部50Lよりなる予備苗載部50を備える。
【0074】
右予備苗載部50Rは、2つの上積載台51Uと下積載台51Dを備える。上積載台51Uと下積載台51Dは、パレット状であり、一対の側壁と、底面とを備える。右予備苗載部50Rは、上積載台51Uと下積載台51Dが上下2段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態とに切り替え可能に構成される。
【0075】
即ち、走行車体2の機枠に基部を固定した右苗台フレーム57R上端部に下載台フレーム57Dを固定し、該下載台フレーム57Dに下積載台51Dが固定されている。
【0076】
そして、下載台フレーム57Dに基部が枢支された前後平行リンク58F,58Rの上端部に上載台フレーム57Uを枢支し、該上載台フレーム57Uに上積載台51Uが固定されている。
【0077】
従って、上載台フレーム57Uの前後に固定された前後把持部60F,60Rの何れかを把持して前後平行リンク58F,58Rを回動させて上積載台51Uを平行移動させることにより、上下2段となって平面視で重複した積層状態と、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態とに切り替えることができる。
【0078】
そして、上載台フレーム57Uには、空箱載台61を支持する支持フレーム62基部が溶接固定されている。
【0079】
支持フレーム62には、上端に空箱載台61を固定する前後方向に延びた水平状の固定用支持材62aの中央が溶接固定されている。
【0080】
支持フレーム62及び固定用支持材62aは、鉄製の角パイプ材にて形成され強度が高い。
【0081】
また、支持フレーム62及び固定用支持材62aの両端部には、樹脂製のキャップ62bが嵌められており、作業者が触った時に怪我をしないように安全性を確保している。
【0082】
また、固定用支持材62aの前後部には、貫通孔が設けられている。
【0083】
空箱載台61は、空箱載フレーム63と該空箱載フレーム63端部に溶接固定された取付部64と空の苗箱Nを横長で縦置きにして載置するレール部65a及び枠部65bよりなる空箱載部65と空の苗箱Nを横長で縦置きにして3つ収納する枠材よりなる空箱収納部66からなる。
【0084】
取付部64は、空箱載フレーム63端部に溶接固定したL字状の平板部64aと該平板部64aの前後部に設けた下方が開放したコ字状部64bにて構成されている。
【0085】
前後コ字状部64bには、貫通孔64cが設けられ、平板部64a側の外側壁に貫通孔64cに対応してナットが溶接固定されている。
【0086】
従って、空箱載台61を支持フレーム62に取付ける場合には、取付部64の前後コ字状部64bを支持フレーム62の固定用支持材62aに嵌めて、ボルト67にて固定する。
【0087】
その場合、図10に示すように、固定用支持材62aに取付部64の前後コ字状部64bを上方から嵌めて、空箱載台61が支持フレーム62の上方に突出した状態に取り付けた場合が使用状態となる。
【0088】
また、固定用支持材62aに取付部64の前後コ字状部64bを下方から嵌めて、空箱載台61が支持フレーム62の下方に突出した状態に取り付けた場合が収納状態となる。
【0089】
上記のように、取付部64のコ字状部64bを支持フレーム62の位置を回避した位置に設けたので、固定用支持材62aに取付部64の前後コ字状部64bを上方からでも下方からでも嵌めて取り付けることができる。
【0090】
空箱載台61の空箱載部65は、横長で縦置きにした空の苗箱Nの下端部を受けるレール状樹脂製のレール部65aを前後方向に長い状態で空箱載フレーム63に平行して固定し、該レール部65aの上方に向けて立ち上がり空の苗箱Nの底面及び上面と前後面を受ける枠部65bを設けている。
【0091】
枠部65bは、基部を空箱載フレーム63に溶接固定した杆体(鉄製丸棒)を折り曲げて形成した枠体で、左右側枠65baと前後枠65bbから構成される。
【0092】
機体内方の左側枠65baは、機体内方に傾斜して設け、機体外方の右側枠65baは略直立して設けている。
【0093】
従って、空箱載部65に載せた空の苗箱Nは、横長で縦置きにして機体内方に傾斜した姿勢で載せられ、安定した載置状態となる。よって、苗植付け作業中に機体が走行で振動したり強い風が吹いても、空箱載部65に載置した空の苗箱Nの落下を防止することができる。
【0094】
前後枠65bbの高さは、左右側枠65baの高さよりも低く形成し、空の苗箱Nを機体前後方向から空箱載部65に載せたり取り出したりする作業が容易に行なえるようになっている。
【0095】
空箱収納部66は、上記枠部65bの機体外方の右側枠65baと外枠66aと前後枠66bから構成され、空の苗箱Nを横長で縦置きにして3つ収納する。
【0096】
前後枠66bの高さは、右側枠65ba及び外枠66aの高さよりも低く形成し、空の苗箱Nを機体前後方向から空箱収納部66に載せたり取り出したりする作業が容易に行なえるようになっている。
【0097】
支持フレーム62には、合成樹脂製のドリンクホルダー68が設けられている。
【0098】
左予備苗載部50Lは、走行車体2の機枠に基部を固定した左苗台フレーム57L上部に3つの上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dを備える。上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dは、パレット状であり、一対の側壁と底面とを備え、各々苗を育苗した苗箱Nを載置できる。
【0099】
次に、上記実施形態の予備苗載部50を用いた苗植付け作業について説明する。
【0100】
先ず、図10に示すように、右予備苗載部50Rの固定用支持材62aに空箱載台61の取付部64の前後コ字状部64bを上方から嵌めて取付け、空箱載台61が支持フレーム62の上方に突出した使用状態にする。
【0101】
そして、上載台フレーム57Uの前後に固定された前後把持部60F,60Rの何れかを把持して前後平行リンク58F,58Rを回動させて上積載台51Uを前方に平行移動させて、上積載台51Uと下積載台51Dが前後方向に直線状に展開した展開状態に切り替える。
【0102】
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着ける。
【0103】
畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させる。
【0104】
機体に搭乗している作業者は、下積載台51Dまでスライド移動した苗箱Nを取り上げて、苗箱Nからマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給する。そして、空の苗箱Nを空箱載部65に載置する。
【0105】
畦又は道路にいる作業者は、空箱載部65に載置された空の苗箱Nを取り出して畦又は道路に置き、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させる。
【0106】
このようにして、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開した上積載台51U・下積載台51D及び空箱載部65を用いて効率良く作業性良く容易に苗植付部30の苗載置台31に供給することができる。
【0107】
そして、苗植付部30の苗載置台31への苗供給作業を終えると、畦又は道路にいる作業者は、畦又は道路に置いてある育苗した苗箱Nを展開して前方にある上積載台51Uに載置して機体後方に押して移動させ後方にある下積載台51Dまでスライド移動させ、次いで、上積載台51Uにも育苗した苗箱Nを載置する。また、左予備苗載部50Lの上積載台51Uと中積載台51Mと下積載台51Dにも育苗した苗箱Nを載置する。
【0108】
また、畦又は道路に置いてある肥料袋を取り上げて施肥装置40の貯留ホッパ41に運んで、肥料を供給する。
【0109】
乗用型苗植機1の操縦席9に着座した作業者は、機体を操縦して圃場内を所定の順路で進行し、各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
【0110】
苗植付部30の苗載置台31に載置したマット状土付苗が残り少なくなると、機体を停止し、右予備苗載部50Rや左予備苗載部50Lに載置されている苗箱Nを取り上げて、苗箱Nからマット状土付苗を取り出して苗植付部30の苗載置台31に供給し、空の苗箱Nを空箱載部65及び空箱収納部66に載置する。そして、再び機体を進行させて各部を駆動して苗植付け作業及び施肥作業を行なう。
【0111】
そして、苗植付部30の苗載置台31のマット状土付苗が残り少なくなり、右予備苗載部50Rや左予備苗載部50Lの予備苗も無くなると、乗用型苗植機1の前部を畦又は道路に着けて、前述の要領で苗植付部30の苗載置台31にマット状土付苗を供給し、右予備苗載部50R及び左予備苗載部50Lに育苗した苗箱Nを載置する。また、施肥装置40の貯留ホッパ41内の肥料が少なくなっていれば、貯留ホッパ41に肥料も供給する。
【0112】
そして、圃場での作業が終了して、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合には、上載台フレーム57Uの前後に固定された前後把持部60F,60Rの何れかを把持して前後平行リンク58F,58Rを回動させて上積載台51Uを後方に平行移動させて、上積載台51Uと下積載台51Dが上下2段となる平面視で重複した積層状態に切り替える。
【0113】
そして、空箱載台61の取付部64の前後コ字状部64bを右予備苗載部50Rの固定用支持材62aから外して、固定用支持材62aに取付部64の前後コ字状部64bを下方から嵌めて、空箱載台61が支持フレーム62の下方に突出した収納状態にする。
【0114】
すると、図9に示すように、空箱載台61の上端が左予備苗載部50Lの上端と同等高さ又は低くなり、トラックに積込む場合や納屋等に格納する場合にコンパクトに積込みや格納が行なえる。
【符号の説明】
【0115】
2 走行車体
30 苗植付部
50 予備苗載部
51U 積載台(上積載台)
51M 積載台(中積載台)
51D 積載台(下積載台)
52A 載せ部(外側載せ部)
52B 載せ部(内側載せ部)
53 苗箱回収レール部
56 収納部
B 苗掬い板
N 苗箱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12