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特許7571799通信装置、通信システム及び通信装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】通信装置、通信システム及び通信装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/4401 20180101AFI20241016BHJP
   G06F 9/445 20180101ALI20241016BHJP
【FI】
G06F9/4401
G06F9/445
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022570831
(86)(22)【出願日】2020-12-22
(86)【国際出願番号】 JP2020048014
(87)【国際公開番号】W WO2022137355
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2023-06-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】大滝 和宏
【審査官】多賀 実
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-147803(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0143095(US,A1)
【文献】特開2017-146695(JP,A)
【文献】特開2015-088123(JP,A)
【文献】特開2000-165431(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/44-9/445
H04L 41/0803-41/0859
H04L 67/00-67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御回路と主回路とを備える通信装置であって、
前記制御回路は、前記通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を、第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段を備え、
前記主回路は前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段を備え、
前記制御回路は、前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記制御回路は、前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記制御回路は、前記通信装置の機能を設定する情報である構成情報が前記起動情報に含まれている場合には、前記通信装置を主装置として起動する、
通信装置。
【請求項2】
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能と前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能は同一である、
請求項1に記載された通信装置。
【請求項3】
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第1の設定情報が前記第2の記憶手段に前記第2の設定情報として記憶され、
前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第2の設定情報が前記第1の記憶手段に前記第1の設定情報として記憶される、
請求項1又は2に記載された通信装置。
【請求項4】
リモート装置と接続可能な第1の通信手段をさらに備え、
前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の設定情報及び前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報がいずれも有効でない場合は、前記通信装置は前記第1の通信手段と接続された前記リモート装置から前記設定情報を取得可能な状態に遷移する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された通信装置。
【請求項5】
光信号を入出力する光インタフェースと
前記光インタフェースから入力された信号を処理し、処理された信号を前記光インタフェースへ出力する信号処理手段と、をさらに備える、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載された通信装置。
【請求項6】
他の通信装置と接続可能な第2の通信手段をさらに備え、
前記主装置として起動し、かつ、前記起動情報に前記他の通信装置の機能を設定する構成情報が含まれている場合には、前記構成情報に応じて、前記第2の通信手段と接続された前記他の通信装置に前記構成情報を通知する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載された通信装置。
【請求項7】
請求項に記載された前記通信装置と、請求項に記載された前記通信装置から前記構成情報を通知可能な前記他の通信装置とが接続された、通信システム。
【請求項8】
通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段と、前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段と、を備える前記通信装置において用いられる通信装置の制御方法であって、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記通信装置の機能を設定する情報である構成情報が前記起動情報に含まれている場合には、前記通信装置を主装置として起動する、
通信装置の制御方法。
【請求項9】
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能と前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能は同一である、
請求項に記載された通信装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信装置、通信装置の制御方法及び制御プログラムの記録媒体に関し、特に、設定情報に応じて起動する機能を備えた通信装置、及びそのような通信装置の制御方法及び制御プログラムの記録媒体に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
図9は、本発明に関連する一般的な通信システム900の構成例を示すブロック図である。通信システム900は、通信装置910及び管理装置920を備える。通信装置910と管理装置920とは通信可能なように接続される。通信装置910は、処理部911及び記憶部912を備える。記憶部912は、通信装置910の起動に用いられる設定情報を記憶する。
【0003】
通信装置910の起動時には、処理部911が記憶部912から設定情報を読み出す。処理部911は、その設定情報に基づいて通信装置910を起動する。しかし、記憶部912に記憶された設定情報が有効でない場合には、処理部911は管理装置920にアクセスし、通信装置910の設定情報を管理装置920からダウンロードする。ダウンロードされた設定情報は記憶部912に記憶される。そして、処理部911はダウンロードされた設定情報を用いて通信装置910を起動する。
【0004】
本発明に関連して、特許文献1には、BIOS(Basic Input Output System)の設定情報に応じてブート方式を選択する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2010-009487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図9に記載された通信装置910は、設定情報を通信装置910の内部の記憶部912のみに記憶している。このため、記憶部912に記憶された設定情報が何らかの理由で参照できない状態で装置が起動されると、管理装置920が保持する設定情報によって通信装置910が起動する。
【0007】
ここで、管理装置920に記憶された設定情報と記憶部912に記憶された設定情報とが一致していない場合には、意図しない設定で通信装置910が起動し、期待された通信装置910の機能が実現されない恐れがある。特に、管理装置が遠隔にある場合には、管理装置920に記憶された設定情報と通信装置910に記憶された設定情報とを常に同一に保つことが困難な場合がある。
(発明の目的)
本発明は、意図しない設定情報によって通信装置が起動することを抑制するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の通信装置は、
制御回路と主回路とを備え、
前記制御回路は、前記通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を、第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段を備え、
前記主回路は前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段を備え、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて起動し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて起動する。
【0009】
本発明の通信装置の制御方法は、
通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を、第1の記憶手段に第1の設定情報として記憶し、前記設定情報を第2の記憶手段に第2の設定情報として記憶し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する、
手順を含む。
【0010】
本発明の制御プログラムの記録媒体は、
通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する手順、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する手順、
をコンピュータに実行させるための制御プログラムを記録する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、意図しない設定情報によって通信装置が起動することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1の実施形態の通信装置100の構成例を示すブロック図である。
図2】通信装置100の動作例を示すフローチャートである。
図3】第2の実施形態の通信システム1の構成例を示すブロック図である。
図4】通信装置100の動作例を示すフローチャートである。
図5】第3の実施形態の通信システム2の構成例を示すブロック図である。
図6】通信システム2で用いられる通信装置の起動手順の例を示すフローチャートである。
図7】第4の実施形態の通信システム3の構成例を示すブロック図である。
図8】第5の実施形態の通信装置500の構成例を示すブロック図である。
図9】一般的な通信システム900の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。図中に示された矢印は信号の向きあるいは処理の順序を例示するものであり、これらの限定を意図しない。実施形態及び図面では既出の要素には同一の参照符号を付して、重複する説明は省略する。
【0014】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の通信装置100の構成例を示すブロック図である。通信装置100は、制御部110及び主機能部120を備える。制御部110は、制御インタフェース111、中央処理装置(central processing unit、CPU)112及び記憶部113を備える。主機能部120は、光インタフェース121、信号処理部122及び記憶部123を備える。CPU112は、記憶部113及び123とデータバス131及び132で接続されている。
【0015】
制御インタフェース111は、外部の管理装置や他の通信装置との間で制御情報や設定情報を含む信号を通信装置100が送受信するための光信号又は電気信号のインタフェースである。制御インタフェース111は、外部の管理装置と接続されるインタフェースと他の通信装置と接続されるインタフェースとを、それぞれ独立した通信部として備えてもよい。記憶部113は通信装置100の設定情報114を記憶する。
【0016】
記憶部113は不揮発性の記憶素子であり、通信装置100の電源断やCPU112のリセットが生じても記憶された情報を保持できる。設定情報114は、アドレス情報115及び構成情報116を含む。アドレス情報115は制御インタフェース111のアドレスに関する情報である。アドレスは、例えばIP(Internet Protocol)アドレスである。構成情報116は、通信装置100、及び、制御インタフェース111を介して通信装置100に接続される他の通信装置に、通信装置毎に規定された機能を設定する情報である。アドレス情報115及び構成情報116は、記憶部113にデータとして記憶される。
【0017】
光インタフェース121は、通信装置100がユーザデータを含む光信号(以下、「主信号」という。)を他の通信装置や他のネットワークと送受信するための光信号のインタフェースであり、光コネクタを含んでもよい。信号処理部122は、主信号を光信号のまま、あるいは電気信号に変換して処理する。例えば、信号処理部122は、入力された主信号を増幅する機能、複数の主信号を波長多重する機能、及び波長多重された主信号を波長帯が異なる複数の主信号に分離する機能、を1つ以上備える。主機能部120は、光インタフェース121から入力された主信号にこれらの処理のいずれかを施し、処理された主信号を光インタフェース121から通信装置100の外部へ出力する。なお、光インタフェース121及び信号処理部122の機能は、通信装置100が備えうる一般的な機能であり、上記に限定されない。また、光インタフェース121及び信号処理部122の機能は本発明とは直接関連しない。このため他のブロック図では光インタフェース121及び信号処理部122の記載は省略される。
【0018】
記憶部123は通信装置100の設定情報124を記憶する。記憶部123は不揮発性の記憶素子であり、通信装置100の電源断やCPU112のリセットが生じても記憶された情報を保持できる。設定情報124は、アドレス情報125及び構成情報126を含む。アドレス情報125は制御インタフェース111のアドレスに関する情報である。アドレスは、例えばIPアドレスである。構成情報126は、通信装置100、及び、制御インタフェース111を介して通信装置100に接続される他の通信装置に機能を設定する情報である。アドレス情報125及び構成情報126は、記憶部123に記憶可能なデータとして記述される。
【0019】
CPU112は、通信装置100の起動シーケンスが実行されると記憶部113及び123の少なくとも一方から設定情報を読み込み、読み込まれた設定情報の有効性を判断する。CPU112は、設定情報が記憶部113又は123から正常に読み込まれ、かつ、設定情報が正常である場合には、読み込まれた設定情報は有効であると判断してもよい。あるいは、CPU112は、アドレス情報115に異常がない場合には設定情報114が有効であると判断してもよい。CPU112は、アドレス情報125に異常がない場合には設定情報124が有効であると判断してもよい。
【0020】
CPU112は、有効な設定情報114又は有効な設定情報124の一方を起動情報として選択する。そして、CPU112は、選択された起動情報に応じて通信装置100を起動する。設定情報114及び設定情報124は同一のデータで構成されることが好ましい。例えば、通信装置100の初期設定作業において、記憶部113の設定情報114が記憶部123にコピーされてもよい。また、設定情報114及び設定情報124は、通信装置100に同一の機能を実現させる情報でもよい。これらの場合、通信装置100の起動に設定情報114及び設定情報124のいずれが用いられた場合でも、通信装置100に設定される機能は同一となる。ただし、設定情報114及び設定情報124がそれぞれ実現する通信装置100の機能は通信装置100によって提供されるサービスに支障を生じさせないものであればよい。すなわち、設定情報114が通信装置100に設定する機能と設定情報124が通信装置100に設定する機能は同一でなくてもよい。いいかえれば、通信装置100の運用に支障がない範囲で、設定情報114と設定情報124との間に既知の機能の相違があってもよい。
【0021】
図2は、通信装置100の動作例を示すフローチャートである。通信装置100の起動シーケンスが開始されると(図2のステップS01)、CPU112は記憶部113に記憶された設定情報114を探索する(ステップS02)。起動シーケンスが開始されるトリガは、例えばCPU112のリセットや通信装置100への電源投入である。CPU112が記憶部113から有効な設定情報114を取得できる場合には(ステップS03:YES)、CPU112は設定情報114を通信装置100の起動に用いる情報(起動情報)として選択する。すなわち、CPU112は設定情報114を用いて通信装置100を起動する(ステップS04)。設定情報114による起動時には、アドレス情報115に基づいて制御インタフェース115のアドレスが設定され、構成情報116に基づいて通信装置100の機能が設定される。例えば、構成情報116は、光インタフェース121及び信号処理部122の機能を設定する。
【0022】
CPU112が記憶部113から有効な設定情報を取得できない場合には(ステップS03:NO)、CPU112は設定情報124を起動情報として選択する。すなわち、CPU112は設定情報124を用いて通信装置100を起動する(ステップS05)。なお、ステップS05において有効な設定情報124を読み出せない場合には、CPU112は起動シーケンスを終了してもよい。
【0023】
CPU112は、通信装置100の起動に用いられた設定情報を、当該設定情報を記憶していなかった記憶部へコピーする(ステップS06)。例えば、記憶部113に記憶された設定情報114が通信装置100の起動に用いられた場合には、CPU112は、設定情報114を記憶部123にコピーする。これにより、それまで記憶部123に記憶されていた設定情報124は設定情報114によって上書きされる。記憶部123にコピーされた設定情報114は、以降は設定情報124として扱われる。ステップS06の手順により記憶部113と記憶部123とに同一の設定情報が記憶されるため、以降の通信装置100の起動時にはいずれの記憶部の設定情報を用いても同一の設定に基づいて通信装置100を起動させることができる。
【0024】
上述のように、通信装置100は、記憶部113に設定情報114を記憶し、記憶部123に設定情報124を記憶する。設定情報114及び124はいずれも通信装置100の機能を規定する情報である。通信装置100の機能を設定するための情報を設定情報114及び設定情報124としてそれぞれ記憶部113及び123に記憶させることで、設定情報114及び設定情報124の一方を読み出せない場合でも、他方を用いて通信装置100を起動させることができる。
【0025】
上述の手順では、CPU112は、最初に記憶部113の設定情報114の有効性を確認した。しかし、CPU112は最初に記憶部123の設定情報124の有効性を判断し、設定情報124が有効でない場合に設定情報114を用いて通信装置100を起動してもよい。また、起動シーケンス発生のトリガに応じて設定情報の探索手順が異なってもよい。例えば、通信装置100への電源投入時には最初に設定情報114の有効性が判断され、CPUリセット時には最初に設定情報124の有効性が判断されてもよい。
【0026】
以上のような構成を備える通信装置100は、意図しない設定情報によって通信装置が起動することを抑制できる。その理由は、通信装置100は、起動に用いる設定情報を通信装置内の記憶部113及び123に記憶しているので、いずれか一方に記憶された設定情報によって起動できるからである。
【0027】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の通信システム1の構成例を示すブロック図である。通信システム1は、通信装置100と管理装置800とを備える。本実施形態の通信装置100は、制御インタフェース111及び通信回線810を介して管理装置800と接続されている点で第1の実施形態の通信装置100と相違する。
【0028】
管理装置800は、通信装置100へ指示やデータを送信することで、通信装置100を操作できる。例えば、管理装置800は、管理装置800が記憶している設定情報を通信装置100の記憶部113及び123の一方又は両方に書き込むことができる。
【0029】
図4は、通信装置100の動作例を示すフローチャートである。通信装置100の起動シーケンスが開始されると(図4のステップS11)、CPU112は記憶部113の設定情報を探索する(ステップS12)。記憶部113から有効な設定情報114を読み出せる場合には(ステップS13:YES)、CPU112は設定情報114を起動情報として選択し、設定情報114を用いて通信装置100を起動する(ステップS14)。有効な設定情報114を読み出せない場合には(ステップS13:NO)、CPU112は主機能部120の記憶部123の設定情報124を探索する(ステップS15)。記憶部123から有効な設定情報124を取得できる場合には(ステップS16:YES)、CPU112は設定情報124を起動情報として選択し、設定情報124を用いて通信装置100を起動する(ステップS17)。
【0030】
記憶部123から有効な設定情報124を取得できない場合には(ステップS16:NO)、通信装置100は、管理装置800からの設定情報の通知を待つ状態に遷移する(ステップS18)。ステップS18において、CPU112は、管理装置800からの設定情報の通知を待つ状態であることを管理装置800に通知してもよい。そして、当該通知を受信した管理装置800は、設定情報を通信装置100に通知してもよい。あるいは、ステップS18において、通信装置100が起動していないことを知ったオペレータが、設定情報を通信装置100に通知するように管理装置800を操作してもよい。
【0031】
管理装置800から設定情報が通知された場合には(ステップS19:YES)、CPU112は通知された設定情報を起動情報とし、通知された設定情報を用いて通信装置100を起動する(ステップS20)。ステップS20において、CPU112は、管理装置800から通知された設定情報を記憶部113及び123に記憶させた後に、ステップS11から起動シーケンスを再開してもよい。
【0032】
なお、ステップS14、S17又はS20の手順による通信装置100を起動時又は起動後に、起動に用いられた設定情報が、図2のステップS06と同様の手順によって、当該設定情報を記憶していなかった記憶部にコピーされてもよい(ステップS21)。管理装置800から通知された設定情報によって通信装置100が起動した場合は、当該通知された設定情報が、記憶部113及び123にコピーされてもよい。
【0033】
第2の実施形態において、通信装置100は、制御部110及び主機能部120のいずれにも有効な設定情報が記憶されていない場合には、管理装置800から受信した設定情報を用いて起動する。このため、すなわち、第2の実施形態では、設定情報114及び124がいずれも有効でない場合でも通信装置100の起動シーケンスの続行できる。このため、本実施形態の通信装置100は、第1の実施形態の場合と比較して、通信装置100の起動シーケンスが停止する可能性を低減できる。
【0034】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態の通信システム2の構成例を示すブロック図である。通信システム2は、通信装置100と通信装置200とを備える。通信装置100に関しては第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した。通信装置100には、通信回線810を介して管理装置800が接続されてもよい。通信装置100は、通信回線820を介して通信装置200と接続される。通信装置200の制御インタフェース111には、管理装置800は直接には接続されない。通信装置200は、通信装置100と比較して、構成情報116及び126が保存されていない点で相違する。すなわち、通信装置200が記憶する設定情報114には、通信装置200の制御インタフェース111のアドレス情報115が含まれ、構成情報116は含まれない。また、通信装置200が記憶する設定情報124には、通信装置200の制御インタフェース111のアドレス情報125が含まれ、構成情報126は含まれない。通信装置200は構成情報116及び126を記憶していないため、通信装置200は通信装置100から通知された構成情報を用いて起動する。
【0035】
図6は、通信システム2で用いられる通信装置100及び200の起動手順の例を示すフローチャートである。通信装置は、構成情報を記憶しているかどうかによって通信装置100又は通信装置200として起動する。以降、構成情報を記憶している通信装置100を主装置、構成情報を記憶していない通信装置200を従装置と呼ぶことがある。
【0036】
電源投入や再起動により起動シーケンスが開始されると(図6のステップS31)、CPU112は、起動に用いる設定情報を探索する(図6のステップS32)。ステップS32の手順において、図4のステップS12-S19の手順が適用できる。ステップS32までの手順は、通信装置100及び200で共通である。図6のステップS32において通信装置に有効な設定情報が記憶されていなかった場合は、CPU112は、制御インタフェース111を介して通知された設定情報を用いて通信装置を起動してもよい。管理装置800は、例えばオペレータの操作や通信装置100又は200からの要求により、通信装置100及び通信装置200の少なくとも一方の設定情報を通信装置100へ通知してもよい。通信装置100は、管理装置800から通知された通信装置200の設定情報を、通信装置200へ通知してもよい。
【0037】
ステップS32で探索された、起動に用いる設定情報が構成情報を含む場合には(ステップS33:YES)、通信装置はその構成情報を用いて主装置(通信装置100)として起動する(ステップS34)。起動した主装置は、制御インタフェース111を介して接続された従装置(通信装置200)に構成情報を通知する(ステップS35)。
【0038】
ステップS33において通信装置の設定情報にアドレス情報が含まれ、構成情報が含まれていなかった場合には(ステップS33:NO)、当該通信装置は従装置(通信装置200)として起動する(ステップS36)。起動した従装置は、制御インタフェース111を介して接続された主装置(通信装置100)からの構成情報の通知を待つ状態に遷移する(ステップS37)。従装置の制御インタフェース111のアドレスは、従装置に記憶された設定情報に含まれるアドレス情報に応じて設定される。主装置のステップS35の処理により主装置から従装置へ構成情報が通知されると(ステップS38:YES)、従装置は通知された構成情報に応じて従装置の機能を設定する(ステップS39)。なお、ステップS34の手順による主装置の起動時又は起動後に、起動に用いられた設定情報が、図2のステップS06と同様の手順によって、当該設定情報を記憶していなかった記憶部にコピーされてもよい(ステップS40)。
【0039】
通信装置100と通信装置200との相違は記憶部113及び123に記憶された構成情報の有無である。このため、通信装置100と通信装置200とでハードウエアを共通化し、通信装置100として用いられるハードウエアにのみ構成情報を記憶させてもよい。これにより、ある通信装置の起動時に記憶部113又は123に構成情報が記憶されている場合には通信装置100として起動させ、構成情報が記憶されていない場合には通信装置200として起動させることができる。
【0040】
このような構成を備える通信システム2も、意図しない設定情報によって通信装置が起動することを抑制できる。その理由は、通信装置100及び200は、起動に用いる設定情報を通信装置内の記憶部113及び123に記憶しているので、いずれか一方の設定情報によって起動できるからである。通信システム2は、さらに、同一のハードウエアを用いて主装置及び従装置を含む通信システムを構築することにより、通信装置のハードウエアの汎用性を高めることができる。また、主装置が従装置へ構成情報を通知することで、従装置の増設や機能の変更を、主装置から管理できる。
【0041】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態の通信システム3の構成例を示すブロック図である。通信システム3は、管理装置800、通信装置100、N台の通信装置201-20N、及び、スイッチ850を備える。Nは自然数である。通信装置100及び通信装置201-20Nは装置ラック400に格納される。
【0042】
通信装置100は第3の実施形態で説明した主装置であり、通信装置201-20Nは従装置である。主装置及び従装置は、いずれも、図1で説明した構成を備える。管理装置800については第2の実施形態で説明した。管理装置800と通信装置100とは、通信回線810を介して接続される。通信装置100と通信装置201-20Nとは、スイッチ850及び通信回線820によって接続される。スイッチ850は通信装置100と通信装置201-20Nとを接続するネットワーク機器である。スイッチ850は、例えば、レイヤ2スイッチ又はルータである。通信回線810及び820は、通信装置100及び通信装置201-20Nのそれぞれの内部で制御インタフェース111に接続される。
【0043】
通信装置100及び通信装置201-20Nは、互いに機能が異なる信号処理部122を備えることができる。これらの信号処理部122が光インタフェース121を介して光ファイバケーブルにより接続されることで、信号処理部122が備える機能を組み合わせた処理を主信号に施すことができる。
【0044】
図7の通信装置100に記憶された構成情報は、通信装置100及び通信装置201-20Nのそれぞれに機能を設定するための情報を含む。通信装置100の起動手順には、図6のステップS31-S35及びS40の手順が適用できる。通信装置100に有効な設定情報が記憶されていない場合は、通信装置100は管理装置800から通知された設定情報を用いて主装置として起動してもよい。この手順には、図4のステップS16-S20の手順が適用できる。管理装置800から通信装置100へ通知される設定情報には、通信装置100及び通信装置201-20Nの構成情報が含まれる。
【0045】
本実施形態では、通信装置201-20Nは従装置である。このため、初期状態では通信装置201-20Nには構成情報が記憶されていない。従って、通信装置201-20Nは、通信装置100から通信装置201-20Nへ構成情報が通知された後、当該構成情報を用いて機能を設定する。この手順には、図6のステップS36-S39の手順が適用できる。
【0046】
通信装置100に記憶された構成情報は1個のファイルであり、当該ファイルには通信装置100及び通信装置201-20Nのそれぞれの機能が、仕様(例えば、ハードウエア構成やハードウエアの動作の設定)と対応させて記述されていてもよい。この場合、通信装置100は、当該構成情報のファイルから、通信装置100に対応する情報を抽出して設定に用いる。また、通信装置100は、構成情報として同一のファイルを通信装置201-20Nに送信する。通信装置201-20Nは、通信装置100から受信した構成情報のファイルから、それぞれの通信装置に対応する情報を抽出して設定に用いる。
【0047】
本実施形態の通信システム3も、第3の実施形態の通信システム2と同様に、同一のハードウエアを用いて主装置及び従装置を含む通信システムを構築できる。さらに本実施形態の通信システム3は、複数の従装置の機能を、主装置から管理できる。
【0048】
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態の通信装置500の構成例を示すブロック図である。通信装置500は、制御回路510と主回路520とを備える。制御回路510は、通信装置500の起動時に使用される設定情報を第1の設定情報512として記憶する、第1の記憶部511を備える。主回路520は、設定情報を第2の設定情報522として記憶する第2の記憶部521を備える。制御回路510及び主回路520は、第1の実施形態の通信装置100の制御部110と主機能部120にそれぞれ対応する。第1の記憶部511と第2の記憶部521は、通信装置100の記憶部113と記憶部123にそれぞれ対応する。第1の設定情報512と第2の設定情報522は、それぞれ、設定情報114及び設定情報124に対応する。
【0049】
通信装置500は、第1の記憶部511から有効な第1の設定情報512を取得可能な場合は第1の設定情報512を用いて起動する。また、第1の記憶部511から有効な第1の設定情報512を取得不可能な場合は、通信装置500は、第2の記憶部521に記憶された有効な第2の設定情報522を用いて起動する。
【0050】
このような構成を備える通信装置500は、意図しない設定情報によって通信装置500が起動することを抑制できる。その理由は、通信装置500は、第1の記憶部511と第2の記憶部521とを備え、第1の記憶部511から有効な設定情報を取得できない場合は第2の記憶部521に記憶された設定情報を用いて起動するからである。
【0051】
なお、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0052】
(付記1)
制御回路と主回路とを備える通信装置であって、
前記制御回路は、前記通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を、第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段を備え、
前記主回路は前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段を備え、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて起動し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて起動する、
通信装置。
【0053】
(付記2)
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能と前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能は同一である、
付記1に記載された通信装置。
【0054】
(付記3)
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第1の設定情報が前記第2の記憶手段に前記第2の設定情報として記憶され、
前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第2の設定情報が前記第1の記憶手段に前記第1の設定情報として記憶される、
付記1又は2に記載された通信装置。
【0055】
(付記4)
リモート装置と接続可能な第1の通信手段をさらに備え、
前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の設定情報及び前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報がいずれも有効でない場合は、前記通信装置は前記第1の通信手段と接続された前記リモート装置から前記設定情報を取得可能な状態に遷移する、付記1乃至3のいずれか1項に記載された通信装置。
【0056】
(付記5)
光信号を入出力する光インタフェースと
前記光インタフェースから入力された信号を処理し、処理された信号を前記光インタフェースへ出力するする信号処理手段と、をさらに備える、
付記1乃至4のいずれか1項に記載された通信装置。
【0057】
(付記6)
前記通信装置の機能を設定する情報である構成情報が前記起動情報に含まれている場合には、前記通信装置は主装置として起動する、付記1乃至4のいずれか1項に記載された通信装置。
【0058】
(付記7)
他の通信装置と接続可能な第2の通信手段をさらに備え、
前記主装置として起動し、かつ、前記起動情報に前記他の通信装置の機能を設定する構成情報が含まれている場合には、前記構成情報に応じて、前記第2の通信手段と接続された前記他の通信装置に前記構成情報を通知する、付記6に記載された通信装置。
【0059】
(付記8)
付記7に記載された前記通信装置と、付記7に記載された前記通信装置から前記構成情報を通知可能な前記他の通信装置とが接続された、通信システム。
【0060】
(付記9)
通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動し、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は前記設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する、
通信装置の制御方法。
【0061】
(付記10)
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能と前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合に設定される前記通信装置の機能は同一である、
付記9に記載された通信装置の制御方法。
【0062】
(付記11)
前記第1の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第1の設定情報を前記第2の記憶手段に前記第2の設定情報として記憶し、
前記第2の設定情報が前記起動情報として選択された場合は、前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段に前記第1の設定情報として記憶する、
付記9又は10に記載された通信装置の制御方法。
【0063】
(付記12)
前記第1の設定情報及び前記第2の設定情報がいずれも有効でない場合は、前記通信装置は、接続されたリモート装置から前記設定情報を取得可能な状態に遷移する、付記9乃至11のいずれか1項に記載された通信装置の制御方法。
【0064】
(付記13)
光インタフェースから入力された信号を処理し、処理された信号を前記光インタフェースへ出力するする、付記9乃至12のいずれか1項に記載された通信装置。
【0065】
(付記14)
前記通信装置の機能を設定する情報である構成情報が前記起動情報に含まれている場合には、前記通信装置を主装置として起動させる、付記9乃至13のいずれか1項に記載された通信装置の制御方法。
【0066】
(付記15)
前記通信装置が主装置として起動し、かつ、前記起動情報に他の通信装置の機能を設定する構成情報が含まれている場合には、前記構成情報に応じて、前記他の通信装置に前記構成情報を通知する、付記14に記載された通信装置の制御方法。
【0067】
(付記16)
通信装置の起動時に使用される情報である設定情報を第1の設定情報として記憶可能な第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得可能な場合は、前記第1の設定情報を前記通信装置の起動に用いる起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する手順、
前記第1の記憶手段から有効な前記第1の設定情報を取得不可能な場合は設定情報を第2の設定情報として記憶可能な第2の記憶手段に記憶された前記第2の設定情報を前記起動情報として選択し、前記起動情報を用いて前記通信装置を起動する手順、
をコンピュータに実行させるための制御プログラムの記録媒体。
【0068】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0069】
また、それぞれの実施形態に記載された構成は、必ずしも互いに排他的なものではない。本発明の作用及び効果は、上述の実施形態の全部又は一部を組み合わせた構成によって実現されてもよい。
【0070】
以上の各実施形態に記載された機能及び手順は、各々の実施形態の通信装置が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現されてもよい。プログラムは、固定された、一時的でない(tangible and non-transitory)記録媒体に記録される。記録媒体としては通信装置が備える半導体メモリ又は固定磁気ディスク装置が用いられるが、これらには限定されない。
【符号の説明】
【0071】
1-3、900 通信システム
100、200、201-20N、500、910 通信装置
110 制御部
111 制御インタフェース
112 中央処理装置(CPU)
113、123 記憶部
114、124 設定情報
115、125 アドレス情報
116、126 構成情報
120 主機能部
121 光インタフェース
122 信号処理部
131、132 データバス
400 装置ラック
510 制御回路
511 第1の記憶部
512 第1の設定情報
520 主回路
521 第2の記憶部
522 第2の設定情報
800、920 管理装置
810、820 通信回線
850 スイッチ
911 処理部
912 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9