(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】同報通信装置
(51)【国際特許分類】
G08B 27/00 20060101AFI20241016BHJP
H04H 20/59 20080101ALI20241016BHJP
H04R 27/00 20060101ALI20241016BHJP
【FI】
G08B27/00 C
H04H20/59
H04R27/00 C
(21)【出願番号】P 2020162065
(22)【出願日】2020-09-28
【審査請求日】2023-02-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000001122
【氏名又は名称】株式会社日立国際電気
(74)【代理人】
【識別番号】100097113
【氏名又は名称】堀 城之
(74)【代理人】
【識別番号】100162363
【氏名又は名称】前島 幸彦
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 久太
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-176301(JP,A)
【文献】特開2017-162057(JP,A)
【文献】特開2016-158064(JP,A)
【文献】特開2003-337987(JP,A)
【文献】特開2018-164152(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 23/00-31/00
H04H 20/00-20/46
20/51-20/86
20/91-40/27
40/90-60/98
H04R 27/00-27/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
子局番号が含まれる起動信号を送信し、前記子局番号に対応した子局に対し、複数の言語の音声データを送信する同報通信装置であって、
前記子局番号と、拡声放送する言語とを紐づけた言語管理テーブルを記憶する記憶部と、
前記音声データで構成されたメッセージの放送指示を受け付けると、前記言語管理テーブルを参照し、
前記メッセージを構成する前記音声データの言語に対応する、前記言語管理テーブル内の前記拡声放送する言語に紐づいた前記子局番号のみを含む前記起動信号を生成し、当該起動信号を送信後、
前記音声データを送信する制御部とを具備することを特徴とする同報通信装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記子局の内に、前記メッセージを構成するいずれの言語でも拡声放送が指定されている前記子局が含まれていない場合、エラーを報知することを特徴とする請求項1記載の同報通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の子局に拡声放送用の音声情報を同報送信する同報通信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の同報通信システムにおける情報の伝達方法としては、例えば、市町村防災デジタル無線通信システムが知られている。この市町村防災デジタル無線通信システムは、行政機関に設置された親局と、行政管轄地区の屋外や施設内に設置された複数の子局とから構成される。そして、災害関連情報等の拡声放送用の音声情報を親局から複数の子局へ同報無線により送信し、各子局で受信した拡声放送用の音声情報をスピーカから拡声出力して災害関連情報等を聴取者(自治体住民)に通知する。
【0003】
近年、聴取者(自治体住民)の多様性が進んでいる地域では、日本語のみでなく他の言語で拡声出力が要望されている。このような場合、音声情報を同一内容の複数言語で構成し、複数言語で構成された音声情報を親局から複数の子局へ同報無線により送信し、各子局で受信した複数言語で構成された音声情報をスピーカから順次拡声出力している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、放送内容が複数言語ある場合、1つの放送内容が言語ごとに決められた順序で拡声出力されることになり、序列の後ろにある言語を聞きたい住民は長時間所望していない言語の放送を聴取していなければならないという問題点があった。
【0006】
なお、本出願人は、特許文献1において、言語の種別を示す識別情報を文字情報の各々に付加し、親局から子局の各々へ送信し、子局側で複数の言語の中から表示する言語を選択する技術を提案した。この技術を音声情報に適用することで、拡声出力する言語を選択することが可能になるが、拡声出力する言語を選択するという特別な機能を子局に設けなければならず、新たな設備投資が必要になってしまう。
【0007】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、子局側で拡声出力する言語を選択することなく、必要な言語だけを子局から拡声出力できる同報通信装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る同報通信装置は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
本発明は、子局番号が含まれる起動信号を送信し、前記子局番号に対応した子局に対し、複数の言語の音声データを送信する同報通信装置であって、前記子局番号と、拡声放送する言語とを紐づけた言語管理テーブルを記憶する記憶部と、前記音声データで構成されたメッセージの放送指示を受け付けると、前記言語管理テーブルを参照し、前記メッセージを構成する前記音声データの言語に対応する、前記言語管理テーブル内の前記拡声放送する言語に紐づいた前記子局番号のみを含む前記起動信号を生成し、当該起動信号を送信後、前記音声データを送信する制御部とを具備することを特徴とする。
さらに、本発明によれば、前記制御部は、前記子局の内に、前記メッセージを構成するいずれの言語でも拡声放送が指定されている前記子局が含まれていない場合、エラーを報知しても良い。
【発明の効果】
【0009】
本発明の同報通信装置は、子局5にて対して同報通信装置1が拡声放送する言語を指定することができるため、子局5側で拡声出力する言語を選択することなく、必要な言語だけを子局5から拡声放送できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明に係る同報通信装置の実施の形態を備えた同報通信システムのシステム系統図である。
【
図2】
図1に示すメッセージ、メッセージ管理部テーブル及び言語管理テーブルの例を示す図である。
【
図3】
図1に示す同報通信装置のメッセージ送信動作を説明するシーケンス図である。
【
図4】
図1に示す同報通信装置のメッセージ送信動作を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の好適な実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。
【0012】
本実施の形態の同報通信装置1は、
図1を参照すると、操作卓2、翻訳装置3及び無線装置4を備えた親局であり、複数の子局5と共に同報無線システムを構成している。この同報無線システムは、例えば、60M Hz 帯(54~70MHz)における市町村デジタル防災無線通信方式であるTDMA-TDD方式による防災行政用のデジタル同報無線システムとして構成される。
【0013】
同報通信装置1は、例えば、災害が発生した時などに、住民に対して災害関連の情報を一斉通報により報知する。具体的には、同報通信装置1は、子局5に対して、災害、緊急指令、避難勧告等の音声データを拡声放送用の音声情報として送信し、子局5から拡声放送によって通達情報を住民に伝達する。
【0014】
操作卓2は、拡声放送用の音声情報を生成及び管理し、選択された拡声放送用の音声情報を無線装置4に送出する装置であり、制御部21と、入出力インターフェース22と、操作部24と、マイク25と、記憶部26とを備えている。
【0015】
入出力インターフェース22には、操作部24及びマイク25が接続されている。操作部24は、キーボード等の入力手段と、液晶ディスプレイ等の表示手段を備えている。入出力インターフェース22は、操作部24の入力手段から入力された操作情報及びマイク25から入力された音声情報をデジタル信号に変換して制御部21に出力すると共に、制御部21から出力された表示データを操作部24の表示手段に表示する。
【0016】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータ等の情報処理部である。ROMには操作卓2の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部21は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで装置全体の制御を行う。
【0017】
また、制御部21は、選択呼出部211、メッセージ作成部212及びメッセージ管理部213として機能する。
【0018】
選択呼出部211は、拡声放送を実施する子局5の選択を操作部24から受け付け、選択された子局5の子局番号を含む選択情報して生成する。記憶部26には、各子局5の子局番号や設定地域等の子局情報が登録された子局管理テーブル261が記憶されている。そして、選択呼出部211は、子局管理テーブル261を参照することで、操作部24に子局情報を表示させる。
【0019】
メッセージ作成部212は、音声変換機能を備え、操作部24から受け付けた拡声放送用の文字列を変換した拡声放送用の音声データを生成する。なお、拡声放送用の音声データは、マイク25から音声入力されたものであっても良い。このように最初に生成もしくは音声入力された音声データを第1言語音声データと称す。
【0020】
また、メッセージ作成部212は、操作部24から多言語指定を受け付けると、第1言語音声データ(もしくは変換前文字列)を翻訳装置3には出力し、翻訳装置3で翻訳された他言語音声データを取得する。なお、他言語音声データも、マイク25から音声入力されたものであっても良い。そして、メッセージ作成部212は、第1言語音声データと、翻訳装置3から取得もしくは音声入力された他言語音声データとに、固有のメッセージ番号を付与したメッセージ262を作成し、作成したメッセージ262を記憶部26に記憶させる。なお、他言語音声データの数には、制限はなく、
図2(a)には、メッセージ番号「M001」、第1言語音声データが「日本語音声データ」、他言語音声データが「英語音声データ」、「ポルトガル語音声データ」の順番でそれぞれ構成されたメッセージ262が示されている。
【0021】
メッセージ管理部213は、メッセージ作成部212によって作成されたメッセージ262の言語構成を示すメッセージ管理テーブル263を生成し、メッセージ262(メッセージ番号)と紐づけて記憶部26に記憶させる。
図2(b)のメッセージ管理テーブル263は、メッセージ番号「M001」のメッセージ262は、「日本語」、「英語」、「ポルトガル語」の順番でそれぞれ構成されていることを示している。
【0022】
記憶部26には、各子局5から拡声放送する言語が指定されている言語管理テーブル264が記憶されている。この言語管理テーブル264は、メッセージ管理部213によって管理されている。
図2(c)の言語管理テーブル264では、子局番号「G001」の子局5では「日本語」による拡声放送が、子局番号「G002」の子局5では「日本語」と「英語」による拡声放送が、子局番号「G003」の子局5では「ポルトガル語」による拡声放送がそれぞれ指定されている。
【0023】
メッセージ管理部213は、操作部24から自治体職員等の操作者による言語管理テーブル264の設定を受け付ける。これにより、操作者は、子局5の周辺に住む住民から要望された言語を言語管理テーブル264に追加もしくは削除することができる。また、メッセージ管理部213は、インターネット等のネットワーク6を経由した住民による言語管理テーブル264の設定を受け付けるようにしても良い。この場合、個人認証が必要であると共に、言語管理テーブル264の設定を受け付ける子局5は、屋内に設置されたものや携帯タイプに制限すると良い。
【0024】
翻訳装置3は、例えば、市販されている翻訳ソフトウェアを組み合わせてパーソナルコンピュータに組み込んで構成したものであり、入力された文字列や音声データを指定された他言語の音声情報に変換して出力する機能を有している。
【0025】
無線装置4は、操作卓2から送出された拡声放送用の音声情報により変調された無線信号を生成し、この無線信号をこのシステムに割り当てられた無線周波数に変換してアンテナから送信する。
【0026】
子局5は、無線装置4から受信した無線信号を拡声放送用音声情報に復調する機能を備え、復調した拡声放送用の音声情報を音声出力するスピーカを備えている。各子局5には、子局番号がそれぞれ割り当てられている(
図1に示すG001~G003)。そして、子局5は、受信した起動信号に自局の子局番号が含まれている場合、後続して受信した拡声放送用の音声情報をスピーカから音声出力する。なお、子局番号は、複数の子局5に対して同一のものを割り当てても良く、全ての子局5で異なるものを割り当てても良い。
【0027】
子局5は、地域(屋外や屋内)に固定的に設置されるような固定タイプのものであっても良く、スマートフォンのように移動可能な携帯タイプのものであっても良い。また、子局5は、設置数には特に制限がない。
【0028】
次に、同報通信装置1によるメッセージ送信動作について
図3及び
図4を参照して詳細に説明する。なお、
図2に示すメッセージ262、メッセージ管理テーブル263及び言語管理テーブル264が記憶部26に記憶されているものとする。
【0029】
拡声放送を実施する子局5の選択を操作部24から受け付けると(S101)、選択呼出部211は、選択された子局5の子局番号を含む選択情報して生成する(S102)。例えば、S101で子局番号G001、G002、G003の子局5が選択された場合、S102では、子局番号G001、G002、G003を含む選択情報が生成される。
【0030】
拡声放送を実施するメッセージ262の選択を操作部24から受け付けると(S103)、メッセージ管理部213は、選択されたメッセージ262を放送内容として確定すると共に(S104)、選択されたメッセージ262に紐付けられたメッセージ管理テーブル263を特定する(S105)。例えば、S103で
図2(a)に示すメッセージ番号「M001」のメッセージ262が選択された場合、S105では、同じメッセージ番号「M001」の
図2(b)に示すメッセージ管理テーブル263のレコードが特定される。なお、S101の子局5の選択と、S103のメッセージ262の選択とは、順番を入れ替えても良い。
【0031】
放送実行指示を操作部24から受け付けると(S106)、制御部21は、メッセージ管理テーブル263を参照することで、メッセージ262が多言語で構成されているか否かを判断する(S107)。
【0032】
メッセージ262が多言語でなく、第1言語のみである場合、制御部21は、選択情報の子局番号(例えば、G001、G002、G003)を全て含む起動信号を生成する(S108)。そして、制御部21は、生成した起動信号を無線装置4経由で各子局5に送信した後(S109)、メッセージ262の第1言語音声データを無線装置4経由で各子局5に送信する(S110)。これにより、起動信号に含まれる子局番号(例えば、G001、G002、G003)の子局5で第1言語での拡声放送が実施される。
【0033】
メッセージ262が多言語である場合、制御部21は、メッセージ管理テーブル263と言語管理テーブル264とを参照することで、選択情報の子局番号(例えば、G001、G002、G003)の中から1番目の言語(例えば、日本語)の拡声放送が指定されている子局5の子局番号(例えば、G001、G002)を特定し、特定した子局番号(例えば、G001、G002)を含む起動信号を生成する(S111)。そして、制御部21は、生成した起動信号を無線装置4経由で各子局5に送信した後(S112)、メッセージ262の1番目の言語の音声データ(例えば、日本語音声データ)を無線装置4経由で各子局5に送信する(S113)。これにより、
図4に示すように、日本語の拡声放送が指定された子局番号(G001、G002)の子局5で日本語での拡声放送が実施される。
【0034】
次に、制御部21は、メッセージ管理テーブル263と言語管理テーブル264とを参照することで、選択情報の子局番号(例えば、G001、G002、G003)の中から2番目の言語(例えば、英語)の拡声放送が指定されている子局5の子局番号(例えば、G002)を特定し、特定した子局番号(例えば、G002)を含む起動信号を生成する(S114)。そして、制御部21は、生成した起動信号を無線装置4経由で各子局5に送信した後(S115)、メッセージ262の2番目の言語の音声データ(例えば、英語音声データ)を無線装置4経由で各子局5に送信する(S116)。これにより、
図4に示すように、英語の拡声放送が指定された子局番号(G002)の子局5で英語での拡声放送が実施される。
【0035】
次に、制御部21は、メッセージ管理テーブル263と言語管理テーブル264とを参照することで、選択情報の子局番号(例えば、G001、G002、G003)の中から3番目の言語(例えば、ポルトガル語)の拡声放送が指定されている子局5の子局番号(例えば、G003)を特定し、特定した子局番号(例えば、G003)を含む起動信号を生成する(S117)。そして、制御部21は、生成した起動信号を無線装置4経由で各子局5に送信した後(S118)、メッセージ262の3番目の言語の音声データ(例えば、ポルトガル語音声データ)を無線装置4経由で各子局5に送信する(S119)。これにより、
図4に示すように、ポルトガル語の拡声放送が指定された子局番号(G003)の子局5でポルトガル語での拡声放送が実施される。
【0036】
以下、制御部21は、メッセージ262を構成するN番目の言語までS117~S119を繰り返してメッセージ送信動作を終了する。
【0037】
なお、選択情報の子局番号内に、メッセージ262を構成するいずれの言語でも拡声放送が指定されている子局5が含まれていない場合、拡声放送する子局5の選択漏れや、他言語の生成漏れが想定される。そこで、この場合、制御部21は、拡声放送する子局5が存在しないことを知らせるエラーを操作部24から報知するように構成すると良い。
【0038】
なお、本実施の形態では、メッセージ262とメッセージ管理テーブル263とを異なるデータとして説明したが、メッセージ262とメッセージ管理テーブル263を統合したデータとしても良い。また、メッセージ262に登録時に、言語管理テーブル264の情報を反映させたメッセージ管理テーブル263を生成しておいても良い。さらに、選択情報が選択され、放送内容が確定された時点で、各言語の起動信号をまとめて生成しておいても良い。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態は、自局の子局番号が含まれる起動信号の後続する音声データを拡声放送する複数の子局5に対し、起動信号及び音声データを送信する同報通信装置1であって、複数の子局5から拡声放送する言語がそれぞれ指定されている言語管理テーブル264を記憶する記憶部26と、多言語の音声データで構成されたメッセージ262の放送指示を受け付けると、言語管理テーブル264を参照することで、メッセージ262を構成する各言語の拡声放送が指定されている子局5の子局番号のみを含む起動信号をそれぞれ生成し、言語ごとに起動信号及び音声データを順次送信する制御部21とを備える。
この構成により、子局5にて対して同報通信装置1が拡声放送する言語を指定することができるため、子局5側で拡声出力する言語を選択することなく、必要な言語だけを子局5から拡声放送できる。
【0040】
さらに、本実施形態において、拡声放送する子局5の選択を受け付ける選択呼出部211を具備し、制御部21は、選択呼出部211が受け付けた子局5の内、メッセージ262を構成する各言語の拡声放送が指定されている子局5の子局番号のみを含む起動信号をそれぞれ生成する。
この構成により、選択した子局5からそれぞれ適切な言語で拡声放送を実施することができる。
【0041】
さらに、本実施形態において、制御部21は、選択呼出部211が受け付けた子局5の内に、メッセージ262を構成するいずれの言語でも拡声放送が指定されている子局5が含まれていない場合、エラーを報知する。
この構成により、拡声放送する子局5の選択漏れや、他言語の生成漏れを通知することができる。
【0042】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【符号の説明】
【0043】
1 同報通信装置
2 操作卓
3 翻訳装置
4 無線装置
5 子局
6 ネットワーク
21 制御部
22 入出力インターフェース
24 操作部
25 マイク
26 記憶部
211 選択呼出部
212 メッセージ作成部
213 メッセージ管理部
261 子局管理テーブル
262 メッセージ
263 メッセージ管理テーブル
264 言語管理テーブル