(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】サイホン排水システム、遮音カバー、サイホン排水システムの施工方法及びサイホン排水システムの点検方法
(51)【国際特許分類】
E03C 1/122 20060101AFI20241016BHJP
E03C 1/12 20060101ALI20241016BHJP
【FI】
E03C1/122 Z
E03C1/12 E
E03C1/12 Z
(21)【出願番号】P 2020203053
(22)【出願日】2020-12-07
【審査請求日】2023-05-10
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000005278
【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 敏
【審査官】油原 博
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-133080(JP,A)
【文献】特開2019-027577(JP,A)
【文献】特開2011-208474(JP,A)
【文献】特開2013-117245(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/12-1/122
F16L 55/02、57/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の上下方向へ配置される立て管と、
横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、
前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、
前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、
前記接続継手を覆う遮音カバーと、
を有するサイホン排水システムの施工方法であって、
前記遮音カバーに竪管の下端部を通す工程と、
前記接続継手に前記竪管の前記下端部を接続する工程と、
前記遮音カバーを前記接続継手側に移動させて該接続継手を前記遮音カバーで覆う工程と、
を有するサイホン排水システムの施工方法。
【請求項2】
建物の上下方向へ配置される立て管と、
横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、
前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、
前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、
前記接続継手を覆う遮音カバーと、
を有するサイホン排水システムの点検方法であって、
前記遮音カバーを前記竪管側に移動させて前記接続継手を露出させ、目視で接続確認を行い、
接続確認後、前記遮音カバーを前記接続継手側に移動させて再び該接続継手を前記遮音カバーで覆うサイホン排水システムの点検方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイホン排水システム、遮音カバー、サイホン排水システムの施工方法及びサイホン排水システムの点検方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サイホン排水システムにおいて、立て管への接続管を備え、横方向へ配置される本体管と、本体管へ連通し、上方から流入する水廻り器具の排水を本体管の周方向に沿って導く竪管接続部とを有する排水継手が開示されている(特許文献1参照)。この構成により、竪管と立て管の合流部での打水音の発生を緩和している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は竪管と立て管の合流部が建物の外廊下に位置していたが、合流部が内廊下に位置する建物が登場したことで、従来よりも打水音を抑制する必要が出て来ている。
【0005】
本発明は、建物の内廊下の下に竪管と立て管の合流部を備えるサイホン排水システムにおいて、合流部の形状を複雑化することなく打水音を抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るサイホン排水システムは、建物の上下方向へ配置される立て管と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、前記接続継手を覆う遮音カバーと、を有する。
【0007】
このサイホン排水システムでは、接続継手が遮音カバーで覆われているので、竪管と立て管の合流部が建物の内廊下の下に設けられる構成であっても、合流部の形状を複雑化することなく打水音を抑制できる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様に係るサイホン排水システムにおいて、前記遮音カバーが、前記接続継手の外周を覆う継手カバー部と、前記接続継手に接続された前記竪管の下端部を覆う竪管カバー部を備える。
【0009】
このサイホン排水システムでは、接続継手の外周が遮音カバーの継手カバー部で覆われ、竪管の下端部が遮音カバーの竪管カバー部で覆われる。したがって、接続継手の外周から発生する打水音を継手カバー部によって抑制し、竪管の下端部から発生する打水音を竪管カバー部によって抑制できる。このため、遮音カバーが接続継手の外周のみを覆う場合と比較して、打水音をより一層抑制できる。
【0010】
第3の態様に係る遮音カバーは、建物の上下方向へ配置される立て管と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、を有するサイホン排水システムに用いられ、前記接続継手を覆うことが可能とされている。
【0011】
この遮音カバーにより接続継手を覆うことで、合流部の形状を複雑化することなく打水音を抑制できる。
【0012】
第4の態様は、第3の態様に係る遮音カバーであって、前記接続継手の外周を覆う継手カバー部と、前記接続継手に接続された前記竪管の下端部を覆う竪管カバー部を備える。
【0013】
この遮音カバーでは、継手カバー部で接続継手の外周を覆い、竪管カバー部で竪管の下端部を覆うことができる。したがって、接続継手の外周から発生する打水音を継手カバー部によって抑制し、竪管の下端部から発生する打水音を竪管カバー部によって抑制できる。このため、遮音カバーが接続継手の外周のみを覆う場合と比較して、打水音をより一層抑制できる。
【0014】
第5の態様に係るサイホン排水システムの施工方法は、建物の上下方向へ配置される立て管と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、前記接続継手を覆う遮音カバーと、を有するサイホン排水システムの施工方法であって、前記遮音カバーに竪管の下端部を通す工程と、前記接続継手に前記竪管の前記下端部を接続する工程と、前記遮音カバーを前記接続継手側に移動させて該接続継手を前記遮音カバーで覆う工程と、を有する。
【0015】
このサイホン排水システムの施工方法では、遮音カバーに竪管の下端部を通し、接続継手に竪管の下端部を接続し、遮音カバーを接続継手側に移動させて該接続継手を遮音カバーで覆うので、合流部を遮音するための施工を容易に行うことができる。
【0016】
第6の態様に係るサイホン排水システムの点検方法は、建物の上下方向へ配置される立て管と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管と、前記横引き管の下流側に接続され、下方向に延在する竪管と、前記立て管と前記竪管を接続する接続継手と、前記接続継手を覆う遮音カバーと、を有するサイホン排水システムの点検方法であって、前記遮音カバーを前記竪管側に移動させて前記接続継手を露出させ、目視で接続確認を行い、接続確認後、前記遮音カバーを前記接続継手側に移動させて再び該接続継手を前記遮音カバーで覆う。
【0017】
このサイホン排水システムの点検方法では、接続継手を覆う遮音カバーを竪管側に移動させて接続継手を露出させ、接続状態を目視で確認する。接続確認後、遮音カバーを接続継手側に移動させて再び該接続継手を遮音カバーで覆うことで、合流部を容易に遮音状態に戻すことができる。これにより、サイホン排水システムの施工後における合流部の接続確認を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、建物の内廊下の下に竪管と立て管の合流部を備えるサイホン排水システムにおいて、合流部の形状を複雑化することなく打水音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】サイホン排水システムの全体構成を示す正面図である。
【
図2】接続継手と、立て管に設けられた合流継手とが接続された合流部を示す断面図である。
【
図4】竪管と立て管の合流部を示す分解斜視図である。
【
図5】竪管と立て管の合流部において、遮音カバーから接続継手が露出した状態を示す斜視図である。
【
図6】竪管と立て管の合流部において、遮音カバーにより接続継手が覆われた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一又は同様の構成要素であることを意味する。なお、以下に説明する実施形態において重複する説明及び符号については、省略する場合がある。また、以下の説明において用いられる図面は、いずれも模式的なものであり、図面に示される、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。また、複数の図面の相互間においても、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は必ずしも一致していない。
【0021】
[サイホン排水システム]
図1、
図2において、本実施形態に係るサイホン排水システム10は、立て管14と、横引き管24と、竪管26と、接続継手12と、遮音カバー34、を有している。なお、
図1の下階においては、接続継手12を図示するために遮音カバー34の図示を省略している。
【0022】
先ず、
図1を用いて排水を行うサイホン排水システム10の全体構成を説明する。本実施形態では、サイホン排水システム10を複数階で構成された集合住宅11に用いた例について説明する。
【0023】
サイホン排水システム10は、排水を下方へ流す立て管14を備えている。この立て管14は、建物の一例としての集合住宅11の上下方向へ延びて配置され、集合住宅11の各階のスラブ16を貫通している。集合住宅11の各階の各戸には、排水がなされる水廻り器具18が設けられている。水廻り器具18は、排水を行う器具のことであり、例えば、台所流し、洗面台、洗濯機、ユニットバス等の風呂、トイレ等を挙げることができるが、他のものであってもよい。
【0024】
水廻り器具18には、トラップ20が取り付けられている。トラップ20の排水方向下流側には、サイホン排水管22が配置されている。本実施形態のサイホン排水管22には、呼び径が20Aの合成樹脂製のパイプが用いられている。トラップ20とサイホン排水管22とは着脱可能に接続されている。
【0025】
サイホン排水管22は、スラブ16の上に配置される横引き管24と、この横引き管24と連通する竪管26とを含んで構成されている。横引き管24は、横方向に延在し、水廻り器具18からの排水を流すものである。なお、「横方向」とは、水平方向に限らず、若干の傾斜(例えば5度以下)も含むものである。竪管26は、排水を落下させることによりサイホン力を発生させて排水を誘導するものである。竪管26は、横引き管24の下流側に接続され、立て管14に沿って、下方向に延在している。竪管26は、接続継手12を介して立て管14同士を連結する合流継手28に連結されている。接続継手12は、立て管14と竪管26を接続するものであり、合流継手28の接続部32に水密に接続されている。
【0026】
サイホン排水システム10においては、水廻り器具18から排出された排水がサイホン排水管22に流入し、サイホン排水管22の水平部をなす横引き管24及びサイホン排水管22の垂下部をなす竪管26を満たす。サイホン排水管22の竪管26が排水で満たされると、竪管26内の排水は重力により落下し、竪管26の内部に竪管26における水頭差に対応する吸引力、即ちサイホン力が発生する。横引き管24内の排水は、前記サイホン力によって竪管26に向かって吸引され、サイホン排水管22内が排水で満たされる所謂満流流れとなってサイホン排水管22内を流下する。
【0027】
合流継手28は、上下方向に延びる円筒状の立て管接続本管部30を備え、立て管接続本管部30の側部には、水平方向に延びる円筒状の接続部32が設けられている。
図2、
図4に示されるように、接続継手12には、接続部32に挿入される円筒状の接続管46が設けられている。接続管46の外周には、接続部32への挿入限界を定めるフランジ状のストッパ部46Aが形成されている。ストッパ部46Aが接続部32に当接することで、それ以上の接続管46の挿入が制限されるようになっている。
【0028】
接続継手12の接続管46の軸方向において、該接続管46の開口側と反対側の端部12Aには、竪管接続部56が設けられている。竪管接続部56の軸方向を鉛直方向とした場合において、竪管接続部56の中心は、例えば、接続管46の中心からずれた位置に設定されている。竪管接続部56には、例えばワンタッチ継手38が接続されており、竪管26は該ワンタッチ継手38に接続されている。竪管26は、コルゲート管等の被覆管40により覆われていてもよい。
【0029】
竪管26は、竪管接続部56の鉛直方向上方に直線状に延びており、スラブ16に形成された孔60を貫通している。孔60は、竪管26よりも大径に形成されており、孔60と竪管26との間の隙間には、モルタル62が充填されている。
【0030】
図2から
図4に示されるように、遮音カバー34は、接続継手12を覆うことが可能な部材である。遮音カバー34は、接続継手12の外周を覆う継手カバー部34Aと、接続継手12に接続された竪管26の下端部を覆う竪管カバー部34Bとを備えている。継手カバー部34A及び竪管カバー部34Bは、それぞれ筒状に形成されている。接続継手12の接続管46は合流継手28の接続部32に挿入されるので、継手カバー部34Aは、接続管46が挿入された接続部32を覆うことが可能となっている。竪管カバー部34Bは、例えば、竪管26の下端部だけでなく、竪管接続部56、ワンタッチ継手38を覆うことが可能となっている。本実施形態のように、竪管接続部56の中心が接続管46の中心からずれた位置に設定される場合、これに合わせて竪管カバー部34Bの中心も継手カバー部34Aの中心からずれた位置に設置される。
【0031】
遮音カバー34は、可撓性を有していてもよい。また、遮音カバー34の継手カバー部34Aは、例えば結束バンド42により接続部32に締結されてもよい。これに加えて、遮音カバー34の竪管カバー部34Bが結束バンド44により、竪管26、ワンタッチ継手38又は被覆管40に締結されてもよい。
【0032】
この遮音カバー34は、シート状の遮音材から展開図を切り抜き、これを折り曲げて立体的に組み立てた構成でもよいし、所定形状に一体成形されたものであってもよい。
【0033】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。
図1、
図2において、本実施形態に係るサイホン排水システム10では、接続継手12が遮音カバー34で覆われている。具体的には、このサイホン排水システムでは、接続継手12の外周が遮音カバー34の継手カバー部34Aで覆われ、竪管26の下端部が遮音カバー34の竪管カバー部34Bで覆われる。したがって、接続継手12の外周から発生する打水音を継手カバー部によって抑制し、竪管26の下端部から発生する打水音を竪管カバー部によって抑制できる。このため、竪管26と立て管14の合流部が集合住宅11の内廊下の下に設けられる構成であっても、合流部の形状を複雑化することなく打水音を抑制できる。更に、結束バンド42,44を用いることで、遮音カバー34と、接続部32及び接続継手12との間の隙間から打水音が漏れることを抑制できる。
【0034】
[サイホン排水システムの施工方法]
図4から
図6において、サイホン排水システムの施工方法は、集合住宅11(建物)の上下方向へ配置される立て管14と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管24と、横引き管24の下流側に接続され、下方向に延在する竪管26と、立て管14と竪管26を接続する接続継手12と、接続継手12を覆う遮音カバー34と、を有するサイホン排水システムの施工方法であって、遮音カバー34に竪管26の下端部を通す工程S1と、接続継手12に竪管26の下端部を接続する工程S2と、遮音カバー34を接続継手12側に移動させて該接続継手12を遮音カバー34で覆う工程S3と、を有する。
【0035】
具体的には、工程S1では、遮音カバー34の竪管カバー部34Bから継手カバー部34Aへ竪管26の下端部及び被覆管40を通す。工程S2では、竪管26の下端部を、接続継手12の竪管接続部56に取り付けられたワンタッチ継手38に挿入して接続する。接続継手12は、工程S2の前又は後に、合流継手28の接続部32に接続される。工程S3では、遮音カバー34を下方へ移動させつつ、継手カバー部34Aを接続継手12及び接続部32に被せる。工程S3の後、遮音カバー34の継手カバー部34Aを、結束バンド42により接続部32に締結する。これにより、遮音カバー34が安定的に固定される。なお、これに加えて、遮音カバー34の竪管カバー部34Bを、結束バンド44により、竪管26、ワンタッチ継手38又は被覆管40に締結してもよい。
【0036】
このサイホン排水システムの施工方法では、遮音カバー34に竪管26の下端部を通し、接続継手12に竪管26の下端部を接続し、遮音カバー34を接続継手12側に移動させて該接続継手12を遮音カバー34で覆うので、合流部を遮音するための施工を容易に行うことができる。
【0037】
[サイホン排水システムの点検方法]
サイホン排水システムの点検方法は、集合住宅11(建物)の上下方向へ配置される立て管14と、横方向に延在し、水廻り器具からの排水を流す横引き管24と、横引き管24の下流側に接続され、下方向に延在する竪管26と、立て管14と竪管26を接続する接続継手12と、接続継手12を覆う遮音カバー34と、を有するサイホン排水システムの点検方法であって、遮音カバー34を竪管26側に移動させて接続継手12を露出させ、目視で接続確認を行い、接続確認後、遮音カバー34を接続継手12側に移動させて再び該接続継手12を遮音カバー34で覆う。
【0038】
このサイホン排水システムの点検方法では、接続継手12を覆う遮音カバー34を竪管26側に移動させて接続継手12を露出させ、接続状態を目視で確認する。具体的には、遮音カバー34が結束バンド42,44により固定されている場合、該結束バンド42,44を切断し、遮音カバー34の継手カバー部34Aを接続部32及び接続継手12から離れる方向に引き抜きつつ、竪管26に沿って上方に移動させる。これにより、接続部32と接続継手12が露出するので、目視で接続確認を行うことができる。
【0039】
接続確認後、遮音カバー34を接続継手12側に移動させて再び該接続継手12を遮音カバー34で覆うことで、合流部を容易に遮音状態に戻すことができる。これにより、サイホン排水システム10の施工後における合流部の接続確認を容易に行うことができる。なお、遮音カバー34を結束バンド42で再度固定してもよい。
【0040】
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0041】
10…サイホン排水システム、11…集合住宅(建物)、12…接続継手、14…立て管、18…水廻り器具、24…横引き管、26…竪管、34…遮音カバー、34A…継手カバー部、34B…竪管カバー部