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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-15
(45)【発行日】2024-10-23
(54)【発明の名称】釣糸巻き取り装置
(51)【国際特許分類】
   A01K 97/00 20060101AFI20241016BHJP
   A01K 97/06 20060101ALI20241016BHJP
   B65H 75/44 20060101ALI20241016BHJP
   B65H 75/38 20060101ALI20241016BHJP
【FI】
A01K97/00 Z
A01K97/06 502
B65H75/44
B65H75/38 J
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021205283
(22)【出願日】2021-12-17
(65)【公開番号】P2023090356
(43)【公開日】2023-06-29
【審査請求日】2024-01-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司
(74)【代理人】
【識別番号】100123674
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 亮
(72)【発明者】
【氏名】山口 信之
【審査官】小林 直暉
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-046651(JP,A)
【文献】特開2010-233457(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 97/00
A01K 97/06
B65H 75/44
B65H 75/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を、回転駆動される回転部に巻き取る釣糸巻き取り装置であって、
前記回転駆動される回転部には、第一スプールが着脱自在に一体回転可能に取り付けられるとともに、第二スプールが一体回転可能で着脱自在に取り付けられ
前記回転部は、前記第一スプール及び前記第二スプールを取り付けない状態で糸巻部を構成することを特徴とする釣糸巻き取り装置。
【請求項2】
前記糸巻部には、周方向に間隔をおいて、軸方向に延出するように複数個の揺動部材が揺動可能に設けられており、
各揺動部材は、釣糸が巻回される際、その先端側が拡径した状態で保持されることを特徴とする請求項1に記載の釣糸巻き取り装置。
【請求項3】
前記第一スプールには、前記複数個の揺動部材が嵌合可能な複数の開口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の釣糸巻き取り装置。
【請求項4】
前記第二スプールは、専用の糸巻きスプールに配設される固定部材によって前記第一スプールに軸方向に隣接した状態で固定可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣糸巻き取り装置。
【請求項5】
前記固定部材は、前記第一スプールの中心孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに螺合結合されるナットとを有していることを特徴とする請求項4に記載の釣糸巻き取り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を巻き取る釣糸巻き取り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を、新しい釣糸に巻き替えするために用いられる釣糸巻き取り装置が知られている。例えば、特許文献1には、本体内に設けられたモータの駆動軸を本体から突出させ、その駆動軸に糸巻部を配設した釣糸巻き取り装置が開示されている。前記糸巻部は、軸方向に沿って移動可能に配設されたフランジ部を備えると共に、円周方向に所定間隔(90°間隔)を置いて4つの拡径部が揺動可に立設されている。
【0003】
前記フランジ部を押し下げると、前記拡径部は、先端側が縮径した状態から拡がるように揺動し、この状態で糸巻部を回転駆動すると、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を巻き取ることが可能となる。そして、釣糸を全て巻き取った後は、前記フランジ部を押し上げることで、前記4つの拡径部は、先端側が縮径するように揺動し、これにより、糸巻部に巻き取った釣糸を引き抜くことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第5189540号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した釣糸巻き取り装置は、一旦釣糸を巻き取ると、その釣糸は廃棄することとなり、再利用することができない。このため、1つの魚釣用リールで、太さの異なる釣糸、新しい釣糸、更には、中古の釣糸等に交換する場合、それまで使用していた釣糸が無駄になってしまう。また、釣糸を長く使用したい場合、スプールから釣糸を巻き取り、その巻き取った釣糸を再度スプールに巻き戻して、使用していなかった基端側を先端側にして再利用する、いわゆる裏返しをすることがあるが、上記した釣糸巻き取り装置では、釣糸を再利用することを考慮していないので、無駄が生じている。
【0006】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を無駄にすることなく再利用することが可能な釣糸巻き取り装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明は、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を、回転駆動される回転部に巻き取る釣糸巻き取り装置であって、前記回転駆動される回転部には、第一スプールが着脱自在に一体回転可能に取り付けられるとともに、第二スプールが一体回転可能で着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
上記した構成によれば、回転部に第一スプールが着脱自在に固定されるため、第一スプールに、魚釣用リールのスプールからの釣糸を巻き取ることで、その釣糸を廃棄することなく、再利用することが可能となる。また、第一スプール以外にも、様々なスプール(第二スプールと称する)も、前記回転部と一体回転可能となるように取り付けられる。例えば、市販されている釣糸は、糸巻きスプールに巻回された状態となっており、この釣糸を使用した後は、その糸巻きスプールは、通常は廃棄されるが、このようなスプールも再利用することが可能となる。
【0009】
なお、上記した構成において、「第一スプール」とは、本発明に係る釣糸巻き取り装置専用の付属品を意味する。すなわち、このような第一スプールを回転部に取り付けることで、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を巻き取って、廃棄することなく再利用することができる。また、「第二スプール」とは、上記した第一スプール以外のスプールを意味しており、例えば、各種の釣糸を巻回した状態で一般販売されている糸巻きスプールや、釣糸を巻き取って水洗い(塩抜き)する際に用いられる塩抜き用のスプール等、各種のスプールを意味する。このような第二スプールは、場合によっては廃棄される可能性もあるが、本発明では、糸巻部材として再利用することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、魚釣用リールのスプールに巻回されている釣糸を無駄にすることなく再利用することが可能な釣糸巻き取り装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る釣糸巻き取り装置と第一スプールの一実施形態を示す図であり、(a)は分解図、(b)は組み立てた状態を示す図。
図2】第一スプール及び第二スプールを用いることなく、糸巻部に釣糸を巻回する状態を示す図。
図3】(a)は、釣糸巻き取り装置の内部構成を示した断面図、(b)は変形例を示す断面図。
図4】(a)から(d)は、第一スプールを装着して、釣糸を巻き取る操作方法を順に説明する図。
図5】第一スプールに第二スプールを装着した状態を示す図。
図6】(a)から(c)は、第一スプールに、第二スプールを装着する操作方法を順に説明する図。
図7】(a)から(c)は、第二スプールを装着して、釣糸を巻き取る操作方法を順に説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図1から図7を参照して、本発明に係る釣糸巻き取り装置の一実施形態を説明する。なお、本実施形態における釣糸巻き取り装置1は、上記した特許文献1と基本構造が共通しており、糸巻部20を備えている。すなわち、釣糸巻き取り装置1単体で、糸巻部20に釣糸を巻き取ることができるように構成されている。また、この糸巻部20には、後述するように、第一スプール50が一体回転可能に装着可能であると共に、第二スプール60も一体回転可能に装着できるよう構成されている。
【0013】
本実施形態の釣糸巻き取り装置1は、手で握持することが可能な円筒状の本体2を備えており、その本体内には、図3に示すように、電源(電池)3aを収容する電源ボックス3と、電源によって回転駆動されるモータ4とが配設されている。前記モータ4は、駆動軸4aが本体2の上面2aから突出するように配設されている。このモータ4の駆動軸4aは、本体2の側面に突出した押圧ボタン5を押圧操作することで、モータが通電状態となり回転駆動される回転部を構成する。
【0014】
前記本体2の上面2a側には、図3(a)に示すように、揺動部材10dを保持する保持部材10が前記駆動軸4aにボス部10Aを嵌合させた状態で配設されている。前記保持部材10は、本体2の上面2aを所定間隔を置いて覆う円板状の保持部10aと、その周囲で下方に垂下する環状壁部10bとを備えており、前記保持部10aには、駆動軸4aを囲むようにして、周方向に一定間隔を置いて複数の揺動部材10dが軸方向に向けて突出形成されている。
【0015】
本実施形態の揺動部材10dは、図1(a)に示すように、周方向に等間隔で6個設けられており、それぞれの基部10eは、弾性変形するように薄肉厚状に形成されて、先端側が径方向に拡径できるように構成されている。このため、保持部材10は、弾性変形可能な材料で形成されるか、或いは、揺動部材10dが弾性変形可能な材料で形成されている。この揺動部材10dは、以下の操作部材15のボス部15Aと共に、釣糸を巻き取る糸巻部20としての機能を備えている。すなわち、本実施形態では、後述する第一スプール50及び第二スプール60を取り付けなくても、糸巻部20は、魚釣用リールのスプールから釣糸を巻き取ることができるように構成されている。
【0016】
前記保持部材10に関連して、軸方向に移動可能な操作部材15が配設されている。操作部材15は、前記保持部材10を覆うように半円筒状に形成されており、その上面15aには、ボス部15Aが形成されている。このボス部15Aは、保持部材10のボス部10Aに外嵌されており、前記モータ4の駆動軸4aが回転駆動されると、操作部材15及び保持部材10は一体回転する。
【0017】
前記ボス部15Aの外面には、中間部分に、下方に向けて縮径する傾斜面15fが形成されており、この傾斜面15fは、前記揺動部材10dの内面に形成され、下方に向けて拡径する傾斜面10fと係合している。すなわち、操作部材15を押し下げ操作すると、傾斜面15f,10fの係合関係によって、図2に示すように、各揺動部材10dの基部が弾性変形して、その先端側は、拡径した状態で保持される。また、操作部材15を押し上げ操作すると、その係合関係が解除され、各揺動部材10dは、その弾性力によって、図3(a)に示す位置に復帰する。なお、保持部材10の環状壁部10bと操作部材15の環状壁部15bには、それぞれ係合段部10c,15cが形成されており、操作部材15の上方への移動を規制している。
【0018】
前記操作部材15の環状壁部15bには、釣糸を係止する係止片15gが形成されており、巻き始める釣糸の先端を係止して安定した釣糸の巻き取り操作ができるように構成されている。
【0019】
上記した構成によれば、図2に示すように、操作部材15を押し下げて、保持部材10の揺動部材10dの先端側を拡径させ、この状態で前記押圧ボタン5を押圧操作することで、魚釣用リール100のスプール101に巻回された釣糸110を上方に抜けることなく、安定して巻き取りすることが可能となる。そして、ここに巻き取られた釣糸110は、図3(a)に示すように、操作部材15を押し上げ操作して各揺動部材10dの先端側を閉じることで、容易に取り外すことができる。
【0020】
なお、上記した揺動部材10dは、図3(b)に示すように、上記した操作部材15を設けることなく、駆動軸4aに固定される保持部材10に変位可能に設けられる構成でも良い。例えば、上記した特許文献1の第2形態例と同様、保持部材10のボス部10Aに、各揺動部10dが径方向に嵌まり込む凹所を形成すると共に、その凹所内に揺動部10dと係合する係止部を形成し、揺動部10dを図3(b)に示す閉じた状態と、図2に示す拡径した状態に位置決め、保持できるように構成したものであっても良い。
【0021】
上記した糸巻部20には、図1に示すように、第一スプール50が着脱可能に装着される。
第一スプール50は、釣糸が巻き取られる巻回胴部51と、ここに巻き取られた釣糸を規制する一対のフランジ52とを備えている。また、巻回胴部51には、前記揺動部材10dのそれぞれが嵌合するように、軸方向に延出する複数の開口51aが周方向に所定間隔を置いて形成されている。このため、図4(a)(b)に示すように、第一スプール50の開口51aを前記糸巻部20の揺動部材10dに位置合わせしながら、第一スプール50を押し下げ操作して下方のフランジ52を操作部材15の上面15aに当接させることで、各開口51aに対応して揺動部材10dが嵌め込まれるようになる。
【0022】
この状態で操作部材15を押し下げて、保持部材10の揺動部材10dの先端側を拡径させると、各開口51aに対する揺動部材10dの嵌合状態が強固になり、第一スプール50と糸巻部20は一体化される。そして、押圧ボタン5を押圧操作することで、魚釣用リールのスプールに巻回された釣糸を巻回胴部51に巻き取ることが可能となる(図4(c)参照)。
【0023】
この場合、図1に示すように、各開口51aの両サイドに、拡径した状態の揺動部材10dよりも径方向外方に先端縁54aが位置するフランジ54を形成しておくことが好ましい。すなわち、フランジ54の先端縁54aに釣糸が巻き取られるようにすることで、第一スプール50を糸巻部20から取り外した際、巻回されている釣糸が緩巻き状態になることが防止される(テンションが付与された状態で第一スプールに巻き取られる)。
【0024】
以上のように釣糸が巻き取られた第一スプール50は、操作部材15を押し上げ操作することで、糸巻部20から取り外され(図4(d)参照)、そのまま保管することができる。すなわち、巻き取った釣糸を廃棄することなく、再利用することができ、或いは、第一スプール50から、再度他の糸巻スプールに巻きなおすことで裏返しして再び魚釣用リールのスプールに巻回することが可能となる。
【0025】
前記釣糸巻き取り装置1には、第二スプール60が一体回転可能で着脱自在に固定されるようになっている。一般的に、第二スプール60は、第一スプール50と同様、図5及び図6に示すように、釣糸が巻回されている巻回胴部61と、ここに巻回されている釣糸を規制する一対のフランジ62とを備えており、巻回胴部61に巻回されている釣糸を魚釣用リールのスプールに巻回した後は廃棄されることが多い。
本発明では、釣糸が魚釣用リールのスプールに巻き取られた後の第二スプール60を再利用できるようにしている。
【0026】
本実施形態の釣糸巻き取り装置1は、第二スプール60を、前記第一スプール50に配設される固定部材によって、第一スプールに軸方向に隣接した状態で固定できるように構成されている。すなわち、第二スプール60には、前記揺動部材10dと係合する部分(開口等)が形成されていないことから、第一スプール50に対して固定部材で一体化できるように構成することで、釣糸巻き取り装置1への固定を容易にできるようにしている。
【0027】
また、第二スプール60を使用しない場合は、図1(b)に示すように、固定部材70を第一スプール50に一体化しておくことができ、固定部材の紛失等を防止するようにしている。具体的に、本実施形態の固定部材70は、図1(a)及び図6に示すように、第一スプール50の巻回胴部51に貫通形成された中心孔51bに対して挿通されるボルト71と、ボルト71に螺合結合されるナット72とを有している。
【0028】
前記ボルト71とナット72は、第二スプール60を使用しない場合であっても、第一スプール50に組付けておくことが可能である。すなわち、第二スプール60を使用する際には、ナット72をボルト71から外し、第二スプール60を第一スプール50に隣接させて、ボルト71を、前記第一スプール50の中心孔51b、及び、第二スプール60の巻回胴部61に形成された中心孔61bに挿通させれば良い。この状態では、ボルト71の頭部は第二スプール60の中心孔61bから突出しているので、この部分にナット72を螺合させることで、第一スプール50と第二スプール60は隣接した状態で一体化することができる(図6(c)参照)。
【0029】
この場合、第二スプール60は、その種類によって巻回胴部61の軸方向長さが異なることもあり得るが、ボルト71としては、4cm程度のものを用いれば、通常の第二スプール60に対応することは可能である。
また、前記第一スプール50の中心孔51bを囲繞するように径の変更手段(本実施形態では、複数の段付きの円筒部で構成される)を設けておくことで、第二スプール60の中心孔61bのサイズが異なっていても対応することができる。さらに、前記ナット72についても径が変化する傾斜面72aを形成しておくことで、中心孔61bの径が異なっていても、中心孔61bの周囲に当て付くことができ、第二スプール60を確実に固定することが可能となる。
【0030】
以上のように、第一スプール50と一体化された第二スプール60は、図7(a)(b)に示すように、第一スプール50を、図4に示した態様と同様、釣糸巻き取り装置1の糸巻部20(釣糸巻き取り装置の回転部)に固定することが可能である。この状態で、押圧ボタン5を押圧操作することで、魚釣用リールのスプールに巻回された釣糸を巻回胴部61に巻き取ることが可能となる(図7(b)参照)。そして、釣糸が巻き取られた第二スプール60は、操作部材15を押し上げ操作することで、第一スプール50と共に糸巻部20から取り外され(図7(c)参照)、更に、固定部材70を取り外すことで、そのまま保管することができる。すなわち、第二スプール60として、市販の釣糸を巻回したスプールを用いれば、これを廃棄することなく、再利用することが可能となり、釣糸及び第二スプール60を無駄にするようなことはない。或いは、第二スプール60として、市販されている塩抜き用スプールを使用することで、ラインのメンテナンス性の向上等が図れるようになる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上記した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明の釣糸巻き取り装置は、糸巻部20に釣糸を巻き取る構成にしなくても良く、第一スプール50及び第二スプール60に、個別に釣糸を巻き取るように構成しても良い。この場合、各スプール50,60は、単独で釣糸巻き取り装置に固定したり、或いは、上記した実施形態のように、隣接して一体化した状態で釣糸巻き取り装置に固定するような構成であっても良い。また、各スプール50,60は、本体2から突出する駆動軸4aに一体回転可能に装着されるものであっても良い。さらに、第二スプール60の巻回胴部61が長い場合は、市販の長いボルトを用いるようにしても良い。
【符号の説明】
【0032】
1 釣糸巻き取り装置
2 本体
4 モータ
4a 駆動軸
10d 揺動部材
15 操作部材
20 糸巻部
50 第一スプール
60 第二スプール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7