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特許7572642基地局装置、端末装置、及び無線通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-16
(45)【発行日】2024-10-24
(54)【発明の名称】基地局装置、端末装置、及び無線通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20241017BHJP
   H04W 80/02 20090101ALI20241017BHJP
   H04W 24/02 20090101ALI20241017BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20241017BHJP
【FI】
H04W28/06 110
H04W80/02
H04W24/02
H04W88/08
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023017181
(22)【出願日】2023-02-07
(62)【分割の表示】P 2021164087の分割
【原出願日】2018-04-03
(65)【公開番号】P2023071676
(43)【公開日】2023-05-23
【審査請求日】2023-03-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094525
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 健二
(74)【代理人】
【識別番号】100094514
【弁理士】
【氏名又は名称】林 恒徳
(72)【発明者】
【氏名】太田 好明
(72)【発明者】
【氏名】大出 高義
(72)【発明者】
【氏名】河▲崎▼ 義博
【審査官】伊藤 嘉彦
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,Msg3 size for CCCH payload,3GPP TSG RAN WG2 Meeting #101 R2-1803202,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101/Docs/R2-1803202.zip>,2018年02月15日
【文献】InterDigital Communications,LCP and Scheduling Aspects for Multiple Numerologies,3GPP TSG-RAN WG2 NR Ad Hoc R2-1700236,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_01_NR/Docs/R2-1700236.zip>,2017年01月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1種別の第1データと、第2種別の第2データを、送信する送信部と
ータ長を示すフィールドを含まず、第1オクテットの第1ビット及び第2ビットにRビット(予約ビット)フィールドが構成され、前記第1オクテットの第3ビットから第8ビットにLCIDフィールドが構成されるMACヘッダを、前記第2データのMACヘッダとして、複数のMACヘッダパターンから選択し、
前記MACヘッダを示すLCIDを複数のLCIDから選択し、前記LCIDフィールドに前記選択したLCIDが設定された前記MACヘッダと、前記第2データのMACサービスデータユニット(MSDU)と含むMACプロトコルデータユニット(PDU)を構成し、前記第1データと前記第2データを多重する制御部と、を有する
送信装置。
【請求項2】
前記LCIDを含む複数のLCIDを記憶する記憶部を更に有する、
請求項に記載の送信装置。
【請求項3】
前記第2データのデータ長は、固定長である
請求項1記載の送信装置。
【請求項4】
前記第2種別は、URLLCを含む
請求項1記載の送信装置。
【請求項5】
前記第1種別は、eMBBを含む
請求項1記載の送信装置。
【請求項6】
前記第2データは、前記第1データよりデータサイズが小さい
請求項1記載の送信装置。
【請求項7】
第1種別の第1データと第2種別の第2データを受信することが可能な受信部と、
前記第2データの前方に配置されたMAC(メディアアクセスコントロール)ヘッダに従ってデータを処理する制御部とを有し、
前記MACヘッダは、複数のMACヘッダパターンから前記第2データのMACヘッダとして選択され、前記第2データのデータ長を示すフィールドが省略されており、且つ第1オクテットの第1ビット及び第2ビットにRビット(予約ビット)フィールドが構成され、前記第1オクテットの第3ビットから第8ビットにLCIDフィールドが構成され、前記LCIDフィールドには、複数のLCIDから選択された前記MACヘッダを示すLCIDが設定されており、
前記受信部は、前記MACヘッダと記第2ータのMACサービスデータユニット(MSDU)と含むMACプロトコルデータユニット(PDU)が構成されており、多重された前記第1データと前記第2データを受信する、
受信装置。
【請求項8】
第1種別の第1データと、第2種別の第2データを、送信する送信装置と、
前記第1データと前記第2データを受信する受信装置とを有し、
前記送信装置は、
ータ長を示すフィールドを含まず、第1オクテットの第1ビット及び第2ビットにRビット(予約ビット)フィールドが構成され、前記第1オクテットの第3ビットから第8ビットにLCIDフィールドが構成されるMACヘッダを、前記第2データのMACヘッダとして、複数のMACヘッダパターンから選択し、
前記MACヘッダを示すLCIDを複数のLCIDから選択し、前記LCIDフィールドに前記選択したLCIDが設定された前記MACヘッダと、前記第2データのMACサービスデータユニット(MSDU)と含むMACプロトコルデータユニット(PDU)を構成し、前記第1データと前記第2データを多重する
通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基地局装置、端末装置、及び無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在のネットワークは、モバイル端末(スマートフォンやフューチャーホン)のトラフィックがネットワークのリソースの大半を占めている。また、モバイル端末が使うトラフィックは、今後も拡大していく傾向にある。
【0003】
一方で、IoT(Internet of Things)サービス(例えば、交通システム、スマートメータ、装置等の監視システム)の展開にあわせて、多様な要求条件を持つサービスに対応することが求められている。そのため、第5世代移動体通信(5Gまたは、NR(New
Radio))の通信規格では、4G(第4世代移動体通信)の標準技術に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が求められている。なお、第5世代通信規格については、3GPPの作業部会(例えば、TSG-RAN WG1、TSG-RAN WG2等)で技術検討が進められている。
【0004】
多種多様なサービスに対応するために、5Gでは、例えば、eMBB(Enhanced Mobile BroadBand)、Massive MTC(Machine Type Communications)、および
URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)に分類される多くのユースケースのサポートを想定している。特に、URLLCは、超高信頼性と低遅延の2つが要求されるため、実現が困難なユースケースの一つである。
【0005】
また、5Gでは、超高信頼低遅延通信データ(URLLCデータ)と、他のデータ(例えば、eMBBデータ等)とを同一キャリアで同時にサポートできることが求められており、その実現のために周波数利用効率を損なわないことが望ましい。
【0006】
5Gに関する技術については、以下の先行技術文献に記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【文献】3GPP TS 36.211 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.212 V15.0.1 (2018-01)
【文献】3GPP TS 36.213 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.300 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.321 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.322 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.323 V14.5.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.331 V15.0.1 (2018-01)
【文献】3GPP TS 36.413 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.423 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 36.425 V14.0.0 (2017-03)
【文献】3GPP TS 37.340 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.201 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.202 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.211 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.212 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.213 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.214 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.215 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.300 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.321 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.322 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.323 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.331 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.401 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.410 V 0.6.0 (2017-12)
【文献】3GPP TS 38.413 V0.5.0(2017-12)
【文献】3GPP TS 38.420 V0.5.0(2017-12)
【文献】3GPP TS 38.423 V0.5.0(2017-12)
【文献】3GPP TS 38.470 V15.0.0 (2018-01)
【文献】3GPP TS 38.473 V15.0.0 (2017-12)
【文献】3GPP TR 38.801 V14.0.0(2017-04)
【文献】3GPP TR 38.802 V14.2.0(2017-09)
【文献】3GPP TR 38.803 V14.2.0(2017-09)
【文献】3GPP TR 38.804 V14.0.0 (2017-03)
【文献】3GPP TR 38.900 V14.3.1 (2017-07)
【文献】3GPP TR 38.912 V14.1.0 (2017-06)
【文献】3GPP TR 38.913 V14.3.0 (2017-06)
【文献】”New SID Proposal: Study on New Radio Access Technology”, NTT docomo, RP-160671, 3GPP TSG RAN Meeting #71, Goteborg, Sweden, 7.-10. March, 2016
【文献】”On co-existence of eMBB and URLLC ”, NTT docomo, R1-167391, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #86, Gothenburg, Sweden 22nd - 26th August 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
URLLCは、例えば、小さいサイズのデータを送信することが想定される。しかし、データサイズが小さいと、送信メッセージにおけるヘッダ部の占める割合が大きくなり、ヘッダ部を送信することによるオーバヘッドが大きくなる。この場合、URLLCで求められる低遅延が実現できない場合がある。
【0009】
そこで、開示の一つの目的は、ヘッダ部を送信することによるオーバヘッドを低減する基地局装置、端末装置、通信方法、及び通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1種別の第1データと、第2種別の第2データを、複数の論理チャネルを使用して送信する送信部と、前記送信部が前記第1データと前記第2データを多重化して送信するとき、前記第2データに、論理チャネル番号又はデータ長の情報を省略したMACヘッダを付与することができる制御部とを有する。
【発明の効果】
【0011】
一開示は、ヘッダ部を送信することによるオーバヘッドを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、通信システム10の構成例を示す図である。
図2図2は、通信システム10の構成例を示す図である。
図3図3は、eMBBにおけるURLLCの割り込み送信の例を示す図である。
図4図4は、基地局装置200の構成例を示す図である。
図5図5は、端末装置100の構成例を示す図である。
図6図6は、データ送信処理のシーケンスの例を示す図である。
図7図7は、MACヘッダパターン1の例を示す図である。
図8図8は、MACヘッダパターン1を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図9図9は、MACヘッダパターンの例を示す図である。
図10図10は、MACヘッダパターン2を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図11図11は、LCMAPの一部にRビットを設定するパターンの例を示す図である。
図12図12は、MACヘッダパターン3の例を示す図である。
図13図13は、MACヘッダパターン3を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図14図14は、LCMAPパターン5の例を示す図である。
図15図15は、MACヘッダパターン2において、LCMAPパターン5を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図16図16は、MACヘッダパターン2において、LCMAPパターン5を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図17図17は、MACヘッダパターン4の例を示す図である。
図18図18は、MACヘッダパターン4を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。
図19図19は、LCIDの番号と、対応するデータ種別を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。特に、記載の表現が異なっていたとしても技術的に同等であれば、異なる表現であっても本願の技術を適用可能であり、権利範囲を限定するものではない。
【0014】
[第1の実施の形態]
最初に第1の実施の形態について説明する。
図1は、通信システム10の構成例を示す図である。基地局装置200は、通信相手装置(図示しない)に、第1データ及び第2データを送信する。
【0015】
基地局装置200は、送信部290及び制御部291を有する。送信部290及び制御部291は、例えば、基地局装置200が有するコンピュータやプロセッサが、プログラムをロードし、実行することで構築される。
【0016】
基地局装置200は、データを送信する装置であり、例えば、5GにおけるgNodeBである。基地局装置200は、第1種別(例えば、eMBB)の第1データ及び、第2種別(例えば、URLLC)の第2データを送信する。基地局装置200は、第1データと第2データを多重化し、送信する場合がある。
【0017】
送信部290は、第1データ及び第2データを、複数の論理チャネルを使用して送信する。送信部290は、例えば、第1データ送信中に第2データの送信契機が発生すると、第1データと第2データを多重化して送信する。
【0018】
制御部291は、送信部290が第1データと第2データを多重化して送信するとき、第2データのMACヘッダに含まれる論理チャネル番号(LCID :Logical Chanel Identif
ier)を省略することができる。
【0019】
また、制御部291は、送信部290が第1データと第2データを多重化して送信するとき、第2データのMACヘッダに含まれる、データ部のサイズ(長さ)を示すデータ長(L :Length)を省略することができる。
【0020】
これにより、基地局装置200は、MACヘッダのデータ量を抑制し、ヘッダ部送信によるオーバヘッドを低減させることができる。
【0021】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0022】
<通信システムの構成例>
図2は、通信システム10の構成例を示す図である。通信システム10は、端末装置100及び基地局装置200を有する。通信システム10は、例えば、5Gに準拠した無線通信の通信システムである。また、通信システム10は、以下に示すプロトコルスタックに準拠した通信システムである。
【0023】
無線通信システムの通信規格では、一般的に、無線通信の機能を一連の層(レイヤ)に分割したプロトコルスタック(階層型プロトコルとも称される)として、仕様が規定される。例えば、第一層として物理層が規定され、第二層としてデータリンク層が規定され、第三層としてネットワーク層が規定される。LTEなどの第四世代移動通信システムでは、第二層は複数の副層に分割されており、MAC(Medium Access Control)レイヤ、R
LC(Radio Link Control)レイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤから構成される。また、第四世代移動通信システムにおいて、第一層はPHY(Physical)レイヤから構成されており、第三層はRRC(Radio Resource Control)レイヤから構成される(RRCレイヤは制御プレーンのみ)。
【0024】
無線通信システムの送信装置における各レイヤは、上位レイヤからのデータブロック(サービスデータユニット(SDU:Service Data Unit)とも称される)に対して、ヘッ
ダを付すなどの所定のプロトコルに準拠した処理を行うことで、受信装置におけるピアプロセス間で交換される情報単位であるプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)を生成し、下位レイヤに転送する。例えば、LTEのRLCレイヤでは、上位レイヤであるPDCPレイヤからのデータブロックであるPDCP-PDUをRLC-SDUとし、下位レイヤから通知されるTB(Transport Block)長に収まる範囲で複数のR
LC-SDUを連結するなどして、RLC-PDUを生成する。その様なRLC-PDUは、RLCレイヤにおけるシーケンス番号(SN:Sequence Number)を有するRLCヘ
ッダが付された状態で、下位レイヤであるMACレイヤに転送される。
【0025】
無線通信システムの受信装置における各レイヤは、下位レイヤからのデータブロック(PDUとも称される)を受けて、ヘッダを除去するなどして取り出したデータブロック(SDUとも称される)を上位レイヤへ転送する。例えば、LTEのRLCでは、下位レイヤであるMACレイヤからのデータブロック(MAC-SDU、RLC-PDUとも称される)に付されたRLCヘッダを参照して、1個のRLC-PDUに格納された複数のRLC-SDUを再構成するなどの処理が行われ、上位レイヤであるPDCPレイヤにRLC-SDUを転送する。その際、上位レイヤに対してRLC-SDUの順序を補償するために、RLC-SDUの再構成において、RLCヘッダが有するRLCシーケンス番号に基づく整序処理が行われる。そして、RLCシーケンス番号に抜けが生じたことを検知した場合、送信装置に対してRLC-PDUの再送を要求するRLC再送制御が実行される。
【0026】
基地局装置200は、ネットワーク(図示しない)から端末装置100に送信されるデータを受信したとき、無線を介して端末装置100にデータを送信する。基地局装置200は、例えば、5Gに準拠したgNodeBである。
【0027】
端末装置100は、基地局装置200と、あるいは基地局装置200を介して他の通信装置と通信を行う、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信端末である。
【0028】
基地局装置200は、例えば、URLLCのデータを端末装置100に送信するとき、eMBBを送信するリソースの一部を使用する。
【0029】
図3は、eMBBにおけるURLLCの割り込み送信の例を示す図である。基地局装置200は、eMBBを送信するデータ領域の一部であるeMBBデータパンクチャ可能領域を使用して、URLLCを割り込み(パンクチャ)送信することができる。基地局装置200は、例えば、メッセージM1を使用してURLLCを送信する。メッセージM1において、「P」はPreemption Indicatorを示す。Preemption Indicatorは、当該データ(図3中のD)が、eMBBのデータではないことを識別するための識別子であり、例えば、メッセージヘッダの一部又は全部である。なお、割り込み送信は、eMBBデータパンクチャ可能領域の複数の領域を使用してもよいし、一部を使用してもよい。
【0030】
<基地局装置の構成例>
図4は、基地局装置200の構成例を示す図である。基地局装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、DRAM(Dynamic Random Access
Memory)などのメモリ230、NIC(Network Interface Card)240、及びRF(Radio Frequency)回路250を有する。基地局装置200は、例えば、URLLCのデータを端末装置100に送信する、送信装置である。
【0031】
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、通信制御プログラム221を及びヘッダパターン222を記憶する。
【0032】
ヘッダパターン222は、以降に示すヘッダパターンを記憶する領域である。なお、ヘッダパターン222は、プログラムに組み込まれてもよい。
【0033】
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
【0034】
NIC240は、インターネットやイントラネットなどのネットワーク(図示しない)と接続するネットワークインターフェースである。基地局装置200は、NIC240を介して、ネットワークに接続する通信装置と通信する。
【0035】
RF回路250は、端末装置100と無線接続する装置である。RF回路250は、例えば、アンテナ251を有する。
【0036】
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサ又はコンピュータである。
【0037】
CPU210は、通信制御プログラム221を実行することで、送信部及び制御部を構築し、通信制御処理を行う。通信制御処理は、端末装置100との無線通信を制御する処理である。基地局装置200は、通信制御処理において、端末装置100に、eMBBのデータ(以下、eMBBデータと呼ぶ場合がある)及びURLLCのデータ(以下、URLLCデータと呼ぶ場合がある)を送信する。また、基地局装置200は、通信制御処理において、eMBBデータとURLLCデータを多重化し、URLLCデータのヘッダパターンを選択し、選択したヘッダパターンを端末装置100に通知する。
【0038】
CPU210は、通信制御プログラム221が有するeMBB送信モジュール2211を実行することで、送信部を構築し、eMBB送信処理を行う。eMBB送信処理は、eMBBデータを端末装置100に送信する処理である。
【0039】
CPU210は、通信制御プログラム221が有するURLLC送信モジュール2212を実行することで、送信部を構築し、URLLC送信処理を行う。URLLC送信処理は、URLLCデータを端末装置100に送信する処理である。
【0040】
CPU210は、通信制御プログラム221が有する多重化モジュール2213を実行することで、送信部を構築し、多重化処理を行う。多重化処理は、eMBBデータとURLLCデータを多重化する処理である。基地局装置200は、多重化処理において、URLLCデータをeMBBデータパンクチャ可能領域の一部に割り込ませることで、多重化を行う。
【0041】
CPU210は、通信制御プログラム221が有するヘッダパターン選択モジュール2214を実行することで、制御部を構築し、ヘッダパターン選択処理を行う。ヘッダパターン選択処理は、例えば、URLLCデータのヘッダパターンを選択する処理である。基地局装置200は、例えば、eMBBデータとURLLCデータを多重化するとき、送信するURLLCデータの特性に応じて、ヘッダパターンを選択する。
【0042】
<端末装置の構成例>
図5は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、及びRF回路150を有する。端末装置100は、例えば、URLLCのデータを基地局装置200から受信する、受信装置である。
【0043】
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、通信プログラム121及びヘッダパターン122を記憶する。
【0044】
ヘッダパターン122は、以降に示すヘッダパターンを記憶する領域である。なお、ヘッダパターン122は、プログラムに組み込まれてもよい。また、ヘッダパターン122は、例えば、基地局装置200の有するヘッダパターン222と同じであってもよい。
【0045】
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
【0046】
RF回路150は、基地局装置200と無線接続する装置である。RF回路150は、例えば、アンテナ151を有する。
【0047】
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサ又はコンピュータ
である。
【0048】
CPU110は、通信プログラム121を実行することで、受信部及び受信制御部を構築し、通信処理を行う。通信処理は、基地局装置200と無線通信をする処理である。端末装置100は、通信処理において、eMBBデータ及びURLLCデータ(多重化されたデータを含む)を受信する。また、端末装置100は、通信処理において、eMBBデータとURLLCデータを多重化したときの、URLLCデータのヘッダパターンを基地局装置200から取得する。
【0049】
CPU110は、通信プログラム121が有するeMBB受信モジュール1211を実行することで、受信部を構築し、eMBB受信処理を行う。eMBB受信処理は、eMBBデータを基地局装置200から受信する処理である。
【0050】
CPU110は、通信プログラム121が有するURLLC受信モジュール1212を実行することで、受信部を構築し、URLLC受信処理を行う。URLLC受信処理は、URLLCデータを基地局装置200から受信する処理である。
【0051】
CPU110は、通信プログラム121が有するヘッダパターン取得モジュール1213を実行することで、制御部を構築し、ヘッダパターン取得処理を行う。ヘッダパターン取得処理は、基地局装置200が選択したヘッダパターンを取得する処理である。端末装置100は、ヘッダパターン取得処理において、基地局装置200から通知されるヘッダパターンを受信することで、ヘッダパターンを取得する。なお、端末装置100は、ヘッダパターンを取得することで、eMBBデータと多重化されたURLLCデータを受信することができる。
【0052】
<データ送信処理>
図6は、データ送信処理のシーケンスの例を示す図である。基地局装置200は、データを端末装置100に送信する契機が発生すると、使用するヘッダのパターン(以降、使用ヘッダパターンと呼ぶ)を決定する(S10)。基地局装置200は、例えば、送信するデータがURLLCか否かに基づいて、使用ヘッダパターンを決定する。URLLCデータは、例えば、固定長のデータである。また、URLLCデータは、例えば、所定値より小さいデータサイズのデータであり、eMBBデータより小さいデータサイズである。
【0053】
基地局装置200は、決定した使用ヘッダパターンを、RRCシグナリングを用いて端末装置100に送信する(S11)。RRCシグナリングは、例えば、RRCメッセージ送受信のための情報を含む制御用信号である。なお、基地局装置200は、決定した使用ヘッダパターンの送信を、RRCシグナリングに限定されず、端末装置100が受信するメッセージや信号を使用する。
【0054】
端末装置100は、RRCシグナリングを受信し、使用ヘッダパターンを取得する(S12)。以降、端末装置100は、基地局装置200から使用ヘッダパターンで送信されるデータを待ち受ける。
【0055】
基地局装置200は、使用ヘッダパターンを端末装置100に通知したのち、決定した使用ヘッダパターンを用いて、データを端末装置100に送信する。
【0056】
<MACヘッダの使用ヘッダパターン>
以下に、MACヘッダにおける使用ヘッダパターンの例について説明する。なお、以下のフォーマットにおける1行は1オクテットを示す。また、1オクテットは、1バイト(8ビット)として、以下に説明する。
【0057】
<1.MAC基本パターン>
基本パターンは、例えば、どのようなデータの送信にも使用される、汎用的なヘッダパターンである。以下、MAC基本パターンである、MACヘッダパターン1について説明する。
【0058】
図7は、MACヘッダパターン1の例を示す図である。Rは、Rビット(Reserved)を示す。Rビット(リザーブビット)は、例えば、将来の仕様変更に対応するための、拡張性を担保するために確保する領域である。
【0059】
LCIDは、論理チャネル識別子(Logical Channel Identifier)である。LCIDは、例えば、基地局装置200と端末装置100との間で割り当てられた論理チャネルの番号を示す。LCIDの格納領域は、6ビットで構成される。
【0060】
Lは、データ長(Length)である。Lの格納領域は、8ビットで構成される。また、L
の格納領域は、16ビットで構成されても良い。
【0061】
なお、MACヘッダパターン1は、1オクテット目の2ビット目に0を設定する。0は固定値である。
【0062】
図8は、MACヘッダパターン1を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。論理チャネルは、例えば、8本設定され、論理チャネル番号は、2、3、4、5、12、13、14、15であるとする。なお、特にことわりのない限り、論理チャネルの本数、及び番号は、以下の説明おいても同様であるものとする。
【0063】
図8では、MACヘッダパターン1のヘッダにURLLCデータ(図8におけるURLLC LCID=x(xは論理チャネル番号))が付与される。図8においては、URLLCデータ1つに対してヘッダ1つを付与する。それぞれのURLLCデータは、論理チャネル番号2、5、14を使用して送信される。なお、Lは、それぞれのURLLCデータのデータ長が設定される。
【0064】
<2.LCIDのマッピング>
例えば、論理チャネルの数が少ない(例えば8本以下)の場合、データそれぞれのヘッダ部に設定されるLCIDに代替し、使用する論理チャネルをマッピングしたマッピング情報を使用する。また、基地局装置200は、URLLCが固定長である場合、データ長を省略してもよい。
【0065】
図9(A)は、MACヘッダパターン2の例を示す図である。LCMAPは、論理チャネル番号をマッピングしたマッピング情報である。
【0066】
図9(B)は、LCMAPパターン1の例を示す図である。LCMAPは、例えば、マッピング情報であり、L1からL8の8ビットで構成される。Lx(xは整数)は、それぞれ論理チャネル番号に対応する。基地局装置200は、使用する論理チャネル番号を、昇順にLxに対応させる。例えば、基地局装置200は、L1をLCID2、L2をLCID3、L3をLCID4、L4をLCID5、L5をLCID12、L6をLCID13、L7をLCID14、L8をLCID15に対応させる。そして、基地局装置200は、使用するLCIDの番号に対応するビットをON(1)にする。なお、使用する論理チャネルは、降順にLxに対応しても良い。
【0067】
図10は、MACヘッダパターン2を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示
す図である。送信するデータは、図8と同様である。図10においては、1つの1オクテットのヘッダと3つのURLLCデータを送信する。ヘッダは、L1、L4、及びL7が1(ON)である。すなわち、L1に対応するLCID2、L4に対応するLCID5、及びL7に対応するLCID14を使用して、URLLCデータを送信することを示す。
【0068】
図11は、LCMAPの一部にRビットを設定するパターンの例を示す図である。図11(A)は、LCMAPパターン2の例を示す図である。LCMAPパターン2は、先頭にRビットを設定し、L8を設定しないLCMAPパターンである。基地局装置200は、使用する論理チャネルの数が7以下である場合、LCMAPパターン2を使用してもよい。
【0069】
図11(B)は、LCMAPパターン3の例を示す図である。LCMAPパターン3は、複数のRビットを設定するLCMAPパターンである。LCMAPパターン3は、L7及びL8を設定しない。基地局装置200は、使用する論理チャネルの数が6以下である場合、LCMAPパターン3を使用してもよい。
【0070】
図11(C)は、LCMAPパターン4の例を示す図である。LCMAPパターン4は、先頭及び末尾にRビットを設定し、L7及びL8を設定しないLCMAPパターンである。基地局装置200は、使用する論理チャネルの数が6以下である場合、LCMAPパターン3を使用してもよい。
【0071】
図11は、1又は2のRビットが設定されるLCMAPパターンである。しかし、Rビットは、3以上設定されてもよい。また、Rビットの位置は、図11に示すように、先頭、末尾、2ビット目に限定されず、どの位置に設定されてもよい。基地局装置200は、使用する論理チャネルの数に応じてRビットを設定する数を変更してもよい。
【0072】
<2.1 データ長の付与>
基地局装置200は、URLLCが可変長である場合、データ長を付与する。基地局装置200は、例えば、N(Nは整数)個のURLLCデータを送信するとき、N-1個のデータ長を付与する。最終データの末尾は、データ長に関する情報がなくても、MAC PDCのトランスポートブロックの末尾となるためである。
【0073】
図12は、MACヘッダパターン3の例を示す図である。MACヘッダパターン3は、LCMAPに加え、例えば、1オクテットのL領域を2つ有する。L領域は、例えば、送信するURLLCデータのデータ長であってもよいし、MAC SDUのデータの境界位置(末尾又は先頭)を示してもよい。
【0074】
図13は、MACヘッダパターン3を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。送信するデータは、図8と同様である。図13において、基地局装置200は、1つの1オクテットのヘッダと3つのURLLCデータを送信する。ヘッダのLCMAPは、LCMAPパターン1に対応する場合、L1、L4、及びL7が1(ON)である。すなわち、L1に対応するLCID2、L4に対応するLCID5、及びL7に対応するLCID14を使用して、URLLCデータを送信することを示す。また、ヘッダに含まれるデータ長は、L=00010000であり、32バイトであることを示す。すなわち、LCID2で送信されるURLLCデータのデータ長、及びLCID5で送信されるURLLCデータのデータ長は、それぞれ32バイトであることを示す。LCID14で送信されるURLLCデータの末尾は、MAC PDCのトランスポートブロックの末尾となる。
【0075】
図12図13では、L領域を2つ設定したが、3つ以上設定してもよい。また、L領
域は、N-1個ではなく、N個設定してもよい。
【0076】
<2.2 ヘッダパターンの識別子>
基地局装置200は、使用するヘッダパターンを示す識別子を付与してもよい。例えば、基地局装置200は、使用するLCIDをそのまま設定するヘッダのパターン(例えば、図7のMACヘッダパターン1)と、LCIDに代替しマッピングした情報要素を設定するヘッダパターンを識別するビットを設ける。
【0077】
図14は、LCMAPパターン5の例を示す図である。LCMAPパターン5の2ビット目は、MIDビットである。MIDビットは、マッピングした情報要素を使用するか否かを示すビットであり、ヘッダのパターンを識別するヘッダ識別子として使用される。MACヘッダの1オクテット目の2ビット目は、例えば、図7のMACヘッダパターン1では、固定値である0が設定される。端末装置100は、MACヘッダの1オクテット目の2ビット目(MIDビット)が1である場合、当該ヘッダには、LCIDではなく、マッピングされた情報要素が使用されていることを認識する。すなわち、LCMAPパターン5のMIDビットは、1となる。
【0078】
図15は、MACヘッダパターン2において、LCMAPパターン5を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。基地局装置200は、LCID2を使用して1つのURLLCデータを送信する。
【0079】
図15(A)は、MACヘッダパターン2において、LCMAPパターン5を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。図15(A)において、ヘッダのLCMAPは、2ビット目のMIDが1である。よって、端末装置100は、LCMAPパターン5でURLLCデータが送信されたことを認識する。そして、LCMAPは、L1がONであり、LCID2を使用してURLLCが送信されることを示す。
【0080】
図15(B)は、MACヘッダを省略するパターンの例を示す図である。基地局装置200が使用する論理チャネルが1本の場合、MACヘッダを省略してもよい。
【0081】
図16は、MACヘッダパターン2において、LCMAPパターン5を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。基地局装置200は、LCID2及びLCID5を使用して、2つのURLLCデータを送信する。ヘッダのLCMAPは、2ビット目のMIDが1である。よって、端末装置100は、LCMAPパターン5でURLLCデータが送信されたことを認識する。そして、LCMAPは、L1及びL4がONであり、それぞれLCID2及びLCID5を使用してURLLCが送信されることを示す。
【0082】
なお、MIDは、例えば、ユーザデータか制御用データかを識別しても良い。
【0083】
ヘッダパターンの識別子を設けることで、例えば、MACレイヤの制御用信号であるMAC CE(control element)を用いて、データの送信を行うことができる。基地局装
置200は、MAC CEのMACヘッダの1オクテット目の2ビット目をON(1)にすることで、MAC CEのリソースを使用してデータを送信することを、端末装置100に認識させることができる。
【0084】
<2.3 データ長の省略>
基地局装置200は、URLLCが固定長である場合、データ長を省略してもよい。
【0085】
図17は、MACヘッダパターン4の例を示す図である。MACヘッダパターン4は、MACヘッダパターン1のデータ長を省略したパターンである。また、1オクテット目の
2ビット目にRビットを設定する。
【0086】
図18は、MACヘッダパターン4を用いてURLLCデータを送信する場合の例を示す図である。基地局装置200は、ヘッダのLCID領域にLCID2を設定し、URLLCデータを、LCID2を使用して送信する。
【0087】
[その他の実施の形態]
通信システム10において、例えば、上記で示したヘッダを使用するLCIDを定義してもよい。
【0088】
図19は、LCIDの番号と、対応するデータ種別を示す図である。図19(A)は下り、図19(B)は上りの定義の例を示す図である。
【0089】
図19(A)において、LCIDの番号(Index)の、10001からx(xは、11
0111未満の数値)までを、URLLC用のLCID(Identity of the logical channel for URLLC)として定義する。同様に、図19(B)において、LCIDの番号の、
10001からx(xは、110110未満の数値)までを、URLLC用のLCIDとして定義する。これにより、基地局装置200は、ヘッダの一部又は全部を省略することができる。
【0090】
また、URLLCは、MACレイヤでの結合(コンカチネーション)を行わない場合がある。通信システム10において、例えば、MACレイヤでの結合の有無を示す情報要素を追加してもよい。
【0091】
また、各実施の形態は、それぞれ組み合わせてもよい。例えば、データ長の省略や、Rビットの設定は、各実施の形態において行われてもよい。
【符号の説明】
【0092】
10 :通信システム
100 :端末装置
110 :CPU
120 :ストレージ
121 :通信プログラム
122 :ヘッダパターン
130 :メモリ
150 :RF回路
151 :アンテナ
200 :基地局装置
210 :CPU
220 :ストレージ
221 :通信制御プログラム
222 :ヘッダパターン
230 :メモリ
250 :RF回路
251 :アンテナ
290 :送信部
291 :制御部
1211 :eMBB受信モジュール
1212 :URLLC受信モジュール
1213 :ヘッダパターン取得モジュール
2211 :eMBB送信モジュール
2212 :URLLC送信モジュール
2213 :多重化モジュール
2214 :ヘッダパターン選択モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19