(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-17
(45)【発行日】2024-10-25
(54)【発明の名称】ドラム式洗濯機
(51)【国際特許分類】
D06F 39/14 20060101AFI20241018BHJP
D06F 37/28 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
D06F39/14 Z
D06F37/28
(21)【出願番号】P 2021148317
(22)【出願日】2021-09-13
【審査請求日】2023-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】大串 浩介
(72)【発明者】
【氏名】石原 俊吾
(72)【発明者】
【氏名】松岡 真二
【審査官】宮部 愛子
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-179485(JP,A)
【文献】国際公開第2017/017884(WO,A1)
【文献】実開平03-048162(JP,U)
【文献】特開2021-016656(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0363206(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 39/14
D06F 37/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体内に支持された水槽と、
前記水槽内に回転自在に設けられた回転ドラムと、
前記本体に設けられ、洗濯物を前記回転ドラムに投入するための本体開口部と、
前記本体開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記水槽に設けられ、前記本体開口部と対向する水槽開口部と、
前記本体開口部と前記水槽開口部との間に設けられたパッキング部材と、
を備え、
前記蓋体は、前記本体の内方に膨出する内蓋を有し、
前記パッキング部材は
、
前記本体開口部と前記水槽開口部との間隙をシールする環状シール部と、
前記環状シール部において、前記本体開口部と前記水槽開口部との間に設けられ、前記回転ドラムの中心軸を臨むシール内周面と、
前記シール内周面の前記本体開口部側
を根元として、前記回転ドラムの中心軸に向けて延伸するように形成されている環状リップ部と、
を含み、
前記環状リップ部は、
前記環状リップ部の前面を構成するリップ前面と、
前記環状リップ部の先端を構成し、前記回転ドラムの中心軸を臨むリップ内周面と、
を含み、
前記中心軸を含む前記パッキング部材の断面において、前記環状リップ部は、前記
根元から前記
先端に向けて徐々に厚みが増加
し、
前記蓋体が閉じられた状態で、前記リップ前面の端部が、前記内蓋と当接し、前記パッキング部材および前記内蓋を含む断面において、前記リップ内周面と前記内蓋とが為す角度のうち、前記中心軸側の角度が鈍角となる、
ドラム式洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドラム式洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、パッキン部材の外れによる大きな水漏れを防止するドラム式洗濯機を開示する。このドラム式洗濯機は、本体内に揺動自在に弾性支持され前面側に開口部を設けた水槽と、本体前面の内方に設けられ開口部を有する前面板と、前面板の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、蓋体に設けられ前面板の開口部の内方に突出する内蓋と、前面板の開口部と水槽の開口部とを連結する弾性材からなるパッキン部材とを備え、パッキン部材は、蓋体を閉めた時に内蓋に当接してシールするリップ部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、本体外への水漏れを抑制できるドラム式洗濯機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示におけるドラム式洗濯機は、本体と、本体内に支持された水槽と、水槽内に回転自在に設けられた回転ドラムと、本体に設けられ、洗濯物を回転ドラムに投入するための本体開口部と、本体開口部を開閉自在に覆う蓋体と、水槽に設けられ、本体開口部と対向する水槽開口部と、本体開口部と水槽開口部との間に設けられたパッキング部材と、を備え、蓋体は、本体の内方に膨出する内蓋を有し、パッキング部材は、本体開口部と水槽開口部との間隙をシールする環状シール部と、環状シール部において、本体開口部と水槽開口部との間に設けられ、回転ドラムの中心軸を臨むシール内周面と、蓋体が閉じられた状態で内蓋と当接するリップ前面を有し、シール内周面の本体開口部側を根元として、回転ドラムの中心軸に向けて延伸するように形成されている環状リップ部と、を含み、環状リップ部は、環状リップ部の前面を構成するリップ前面と、環状リップ部の先端を構成し、回転ドラムの中心軸を臨むリップ内周面と、を含み、中心軸を含むパッキング部材の断面において、環状リップ部は、根元から先端に向けて徐々に厚みが増加し、蓋体が閉じられた状態で、リップ前面の端部が、内蓋と当接し、パッキング部材および内蓋を含む断面において、リップ内周面と内蓋とが為す角度のうち、中心軸側の角度が鈍角となる。
【発明の効果】
【0006】
本開示におけるドラム式洗濯機は、本体外への水漏れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】実施の形態1におけるドラム式洗濯機の外観斜視図
【
図2】実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面図
【
図3】実施の形態1におけるドラム式洗濯機のパッキング部材周辺の拡大断面図
【
図4】実施の形態1におけるドラム式洗濯機のパッキング部材の正面図
【
図5】実施の形態1におけるドラム式洗濯機の環状リップ部の断面図
【
図6】実施の形態1におけるドラム式洗濯機の蓋体が閉じられた状態の内蓋および環状リップ部の断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施の形態1)
以下、
図1~
図6を用いて、実施の形態1を説明する。
【0009】
[1-1.構成]
[1-1-1.全体構成]
図1、
図2に示すように、ドラム式洗濯機100は、本体1を有する。本体1は、本体1の左右側面を構成する側板2と、本体1の背面を構成する着脱可能な背面板3と、側板2を連結する複数の板金製の連結板(図示せず)と、本体1の上面を構成する合成樹脂からなる天板4と、本体1の前面を構成する前面パネル部材5を含む。前面パネル部材5の上方には、各種の設定を行なうスイッチ操作部6と、設定された内容を表示する表示部7と、を配置した操作パネル8が設けられている。
【0010】
本体1の内部には、有底円筒形に形成された水槽9が設けられている。水槽9は、開口を形成する水槽開口部9aが前方を向くように配置されている。
【0011】
水槽9は、サスペンション構造(図示せず)によって、揺動自在に弾性支持されている。水槽9には、給水管路13及び排水管路14が配管接続されており、給水弁(図示せず)及び排水弁(図示せず)を制御することで、水槽9内への給水及び排水が実行される。
【0012】
水槽9の内部には、有底円筒形に形成された回転ドラム10が設けられている。回転ドラム10は、開口を形成するドラム開口部10bが前方を向くように配置されている。ドラム開口部10bは、水槽開口部9aと対向している。
【0013】
回転ドラム10は、回転軸Xを中心軸として、回転自在に支持されている。回転軸Xは、本体1の前面側から背面側に向けて、下向きに傾斜して設けられている。回転ドラム10は、回転ドラム10の内外を通水させる孔10aを壁面に有するとともに、撹拌促進用の複数のバッフル11を内周壁より突出させている。回転ドラム10は、水槽9の背面側に取り付けられたモータ12によって、正転及び逆転方向に回転駆動される。
【0014】
前面パネル部材5の前方には、洗濯物を回転ドラム10内に投入するための本体開口部15aを有する開口部材15が設けられている。本体開口部15aは、水槽開口部9aと対向している。
【0015】
開口部材15には、本体開口部15aを開閉自在に覆う蓋体16が設けられている。蓋体16は、ガラス材などの硬質透明材で形成された内蓋16aを有する。内蓋16aは、回転ドラム10側に膨出して形成されている。
【0016】
前面パネル部材5の内部に位置する前面板17には、回転ドラム10のドラム開口部10bと対応して、円形の前面板開口部17aが形成される。前面板17は、前方が前面パネル部材5で覆われる。内蓋16aは、前面板開口部17aよりも回転ドラム10の内方側に向かって突出する。前面板開口部17aは、水槽開口部9aおよび本体開口部15aと対向している。
【0017】
[1-1-2.パッキング部材の構成]
図2~
図4に示すように、水槽開口部9aと本体開口部15aとの間には、ゴムなどの弾性材で形成されたパッキング部材20が設けられている。パッキング部材20は、環状シール部21および環状リップ部25を含む。
図4に示すように、環状シール部21および環状リップ部25は、環状に形成されている。
【0018】
図3に示すように、環状シール部21は、水槽開口部9aと本体開口部15aとの間隙を水密にシールする。環状シール部21は、前面板開口部17aから後方へ延伸するリング状の円筒部21aと、円筒部21aの後端近傍から外周側に膨出して水槽開口部9aに固定される膨出部21bと、を含む。環状シール部21は、水槽開口部9aと本体開口部
15aとの間に、回転軸Xを臨むシール内周面21eを有する。環状リップ部25は、シール内周面21eから、回転軸Xに向けて延伸している。
【0019】
図5に、回転軸Xを含むドラム式洗濯機100の断面における、蓋体16が開いた状態の環状リップ部25の周辺の拡大図を示す。
図5に示すように、環状リップ部25は、環状リップ部25の前面を構成するリップ前面25aと、環状リップ部25の先端を構成し、回転軸Xを臨むリップ内周面25bと、環状リップ部の背面を構成し、回転ドラム10の内部を臨むリップ背面25cと、を有する。
【0020】
本実施の形態においては、環状リップ部25のうちシール内周面21eの近傍にあたる部位を、リップ根元部25fと定義する。環状リップ部25のうちリップ内周面25bの近傍にあたる部位を、リップ先端部25gと定義する。環状リップ部25は、リップ根元部25fからリップ先端部25gに向かうにつれ、厚さが徐々に厚くなる形状をしている。
【0021】
なお、環状リップ部25は、回転軸Xを含む断面であれば、同様の形状をしている。
【0022】
[1-2.動作]
以上のように構成されたドラム式洗濯機100について、以下その動作、作用を説明する。
【0023】
[1-2-1.洗濯運転]
使用者は、蓋体16を開き、本体開口部15aから洗濯物を回転ドラム10の内部に投入し、蓋体16を閉める。そして、使用者は、ドラム式洗濯機100の電源を投入し、操作パネル8によって洗濯コースを設定して、ドラム式洗濯機100の洗濯運転を開始する。洗濯運転は、基本的に、洗い行程、すすぎ行程および脱水行程が、順番に行われる。
【0024】
洗濯運転が開始されると、洗い行程として、洗剤を含む洗濯水が水槽内に供給され、回転ドラム10が回転して、洗濯物が撹拌洗浄される。洗い行程が完了すると、水槽9内の汚れた洗濯水が排出される。次に、すすぎ行程として、新たに水道水が供給され、洗濯物が濯がれる。すすぎ行程が完了すると、すすぎ行程においてが供給された水が排出される。水が排出されると、脱水行程として、回転ドラム10が高速回転し、洗濯物に含まれる水を遠心力により飛ばすことで、洗濯物が脱水される。脱水行程が完了すると、洗濯運転が終了し、ドラム式洗濯機100の電源が自動的に切断される。
【0025】
[1-2-2.蓋体の開閉による環状リップ部の動き]
図6に、回転軸Xを含むドラム式洗濯機100の断面における、蓋体16が閉じた状態の環状リップ部25の周辺の拡大図を示す。
図6に示すように、使用者が蓋体16を閉じる際、内蓋16aは、リップ前面25aの一部と当接して環状リップ部25を回転ドラム10の内方に押し込む。本実施の形態における環状リップ部25は、リップ先端部25gで内蓋16aと当接するように構成されている。
【0026】
環状リップ部25は、リップ根元部25fからリップ先端部25gに向かうにつれて、徐々に厚みが増すように形成されている。即ち、環状リップ部25は、リップ根元部25fからリップ先端部25gに向かうにつれて、剛性が高くなるように形成されている。
【0027】
内蓋16aにより環状リップ部25が回転ドラム10の内方に押し込まれる際、当接位置であるリップ先端部25gは、剛性が高いため撓みづらく、内蓋16aと強く当接する。一方、環状リップ部25のうち当接位置よりリップ根元部25f側は、当接位置よりリップ内周面25b側よりも剛性が低いため、内蓋16aと離間する向きに撓む。これによ
り、内蓋16aと環状リップ部25との当接面積が小さくなるので、当接位置に働く接触面圧が大きくなる。そのため、環状リップ部25は、内蓋16aに対して大きな接触面圧で当接できるので、内蓋16aと環状リップ部25との当接部の微細な間隙を埋めることができ、本体1内の洗濯水が本体1外に漏れることを抑制できる。また、環状リップ部25は、リップ根元部25fからリップ先端部25gに向かうにつれて徐々に厚みが増すように形成されているため、当接位置が予め定められた位置から多少ずれた場合でも、予め定められた位置で当接した場合と同様の効果が得られる。
【0028】
リップ根元部25fは、リップ先端部25gが内蓋16aにより押し込まれる際、剛性が低いため内蓋16aと離間する向きに撓んで屈曲する。そのため、使用者は、小さな力で環状リップ部25を回転ドラム10の内方に押し込み、蓋体16を閉じることができる。
【0029】
図6に示すように、蓋体16が閉じられた状態で、リップ内周面25bと内蓋16aとが為す角度のうち回転軸X側の角度である角度δは、鈍角である。角度δが鋭角である場合、リップ内周面25bと内蓋16aとの間に表面張力で張り付いた水滴が、リップ前面25aと内蓋16aとの間隙に侵入し、本体1外に漏れる虞がある。本実施の形態における環状リップ部25は、角度δが鈍角となるように設けられているので、水滴が表面張力により残留することを抑制し、リップ内周面25bを伝って流下させる。これにより、水滴が内蓋16aとリップ内周面25bとの間に残留することを抑制できる。そのため、本体内の洗濯水が、環状リップ部25と内蓋16aとの当接部分に侵入することを抑制できる。
【0030】
[1-3.効果]
以上のように、本実施におけるドラム式洗濯機100は、本体1と、本体1内に支持された水槽9と、水槽9内に回転自在に設けられた回転ドラム10と、本体1に設けられ、洗濯物を回転ドラム10に投入するための本体開口部15aと、本体開口部15aを開閉自在に覆う蓋体16と、水槽9に設けられ、本体開口部15aと対向する水槽開口部9aと、本体開口部15aと水槽開口部9aとの間に設けられたパッキング部材20と、を備える。蓋体16は、本体1の内方に突出する内蓋16aを有する。パッキング部材20は、シール内周面21eを有し、本体開口部15aと水槽開口部9aとの間隙をシールする環状シール部21と、蓋体16が閉じられた状態で内蓋16aと当接するリップ前面25aを有し、シール内周面21eの本体開口部15a側から回転ドラム10の回転軸Xに向けて延伸するように形成されている環状リップ部25と、を含む。回転軸Xを含むパッキング部材20の断面において、環状リップ部25は、シール内周面21eから回転軸Xに向けて徐々に厚みが増加している。
【0031】
これにより、環状リップ部25は、シール内周面21eから回転軸Xに向けて剛性が徐々に増加する構成となっている。環状リップ部25は、内蓋16aにより本体1の内方に向かって押し付けられた際、内蓋16aとの当接位置においては撓みづらく、内蓋16aとの当接位置よりシール内周面21e側においては内蓋16aと離間する向きに撓みやすい。従って、環状リップ部25は、蓋体16が閉じられた状態において、内蓋16aとの当接面積が小さい。
【0032】
そのため、蓋体16が閉じられた状態において、環状リップ部25は、大きな接触面圧で蓋体16との間をシールし、本体1外への水漏れを抑制できる。
【0033】
本実施の形態のように、環状リップ部25は、リップ内周面25bを有し、回転軸Xを含むパッキング部材20の断面において、環状リップ部25は、シール内周面21eからリップ内周面25bに向かうにつれ、徐々に厚みが増加しており、蓋体16が閉じられた
状態で、リップ前面25aの端部25hが、内蓋16aと当接してもよい。
【0034】
これにより、環状リップ部25は、より小さな接触面積で内蓋16aと当接できるとともに、当接位置よりリップ内周面25b側において、内蓋16aと離間する向きに撓みづらくなっている。
【0035】
そのため、環状リップ部25は、より大きな接触面圧で蓋体16との間をシールできるとともに、リップ前面25aの端部25hと蓋体16との間に洗濯水が溜まることを抑制できる。
【0036】
本実施の形態のように、蓋体16が閉じられた状態における、回転軸Xを含むパッキング部材20および内蓋16aの断面において、リップ内周面25bと内蓋16aとが為す角度のうち、回転軸X側の角度δが鈍角であってもよい。
【0037】
これにより、洗濯水が、表面張力によりリップ内周面25bと内蓋16aとの間に残留することを抑制できる。
【0038】
そのため、本体1内の洗濯水が、環状リップ部25と内蓋16aとの当接部分に侵入することを抑制できる。
【0039】
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1および2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0040】
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
【0041】
実施の形態1では、環状リップ部の一例として、リップ根元部25fからリップ先端部25gに向かうにつれて、徐々に厚みが増すように形成された環状リップ部25を説明した。環状リップ部は、シール内周面から中心軸に向けて徐々に厚みが増加すればよいので、環状リップ部25の形状に限定されない。環状リップ部は、例えば、当接位置よりも中心軸側において、徐々に厚みが増していなくてもよい。環状リップ部と内蓋との当接面積は、環状リップ部の根元部分から当接位置までの形状の影響を大きく受けており、当接位置よりも中心軸側の形状の影響を受けにくいためである。環状リップ部は、例えば、環状リップ部の根元部分から当接位置にかけて、部分的に厚みが一定であってもよい。しかしながら、厚みが一定である部位は、環状リップ部の根元部分から当接位置までの部位に占める割合が小さいことが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本開示は、ドラム式洗濯機に適用可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 本体
2 側板
3 背面板
4 天板
5 前面パネル部材
6 スイッチ操作部
7 表示部
8 操作パネル
9 水槽
9a 水槽開口部
10 回転ドラム
10a 孔
10b ドラム開口部
11 バッフル
12 モータ
13 給水管路
14 排水管路
15 開口部材
15a 本体開口部
16 蓋体
16a 内蓋
17 前面板
17a 前面板開口部
20 パッキング部材
21 環状シール部
21a 円筒部
21b 膨出部
21e シール内周面
25 環状リップ部
25a リップ前面
25b リップ内周面
25c リップ背面
25f リップ根元部
25g リップ先端部
25h 端部
X 回転軸(中心軸)