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特許7573338車両用空気系統における電力計量を検証するための方法及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-17
(45)【発行日】2024-10-25
(54)【発明の名称】車両用空気系統における電力計量を検証するための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H02J 50/80 20160101AFI20241018BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20241018BHJP
   H02J 50/10 20160101ALI20241018BHJP
   B60L 53/12 20190101ALI20241018BHJP
   B60L 53/68 20190101ALI20241018BHJP
   B60L 53/66 20190101ALI20241018BHJP
   B60M 7/00 20060101ALI20241018BHJP
   B60L 5/00 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
H02J50/80
H02J7/00 P
H02J7/00 301D
H02J50/10
B60L53/12
B60L53/68
B60L53/66
B60M7/00 X
B60L5/00 B
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021536028
(86)(22)【出願日】2019-12-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-24
(86)【国際出願番号】 IL2019051391
(87)【国際公開番号】W WO2020129067
(87)【国際公開日】2020-06-25
【審査請求日】2022-12-14
(31)【優先権主張番号】1820880.1
(32)【優先日】2018-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】523216539
【氏名又は名称】エレクトレオン ワイヤレス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】エゼル,オレン
【審査官】山口 大
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-228789(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0254505(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 50/80
H02J 7/00
H02J 50/10
B60L 53/12
B60L 53/68
B60L 53/66
B60M 7/00
B60L 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のエネルギー送信器及び管理通信ユニットを有する、少なくとも一つの道路区間と、
少なくとも一つのエネルギー受信機及び車両通信ユニットを有する、前記少なくとも一つの道路区間を走行するように構成された少なくとも一つの電気車両と、
少なくとも一つの検証制御ユニット及び検証通信ユニットを有する検証制御センターと、を備え、
前記少なくとも一つの電気車両は、前記少なくとも一つの電気車両が前記少なくとも一つの道路区間に沿って走行する時に、前記少なくとも一つのエネルギー受信器において、前記複数のエネルギー送信器から、エネルギーを受け取るように動作可能であり、
前記少なくとも一つのエネルギー受信器で受け取られたエネルギーの大きさの記録は、前記車両通信ユニットから前記検証通信ユニットに伝達され、
前記複数のエネルギー送信器から伝達されたエネルギーの大きさの記録は、前記管理通信ユニットから前記検証通信ユニットに伝達され、
前記検証制御ユニットは、受け取られたエネルギーの前記大きさと伝達されたエネルギーの前記大きさとを定期的に比較し、構成要素欠陥及び不正操作の少なくとも一つを特定するように動作可能であり、
前記少なくとも一つの電気車両は、さらに、車両制御ユニットを備え、前記車両制御ユニットは、
i)少なくとも一つの所定期間内に、前記少なくとも一つのエネルギー受信器で受け取られたエネルギーの前記大きさの記録を生成し、
ii)車両メモリーユニットに、前記少なくとも一つの所定期間内に受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録を記憶し、
iii)前記車両メモリーユニットに、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を保持し、
iv)前記少なくとも一つの所定期間の最後に、前記車両通信ユニットを用いて、受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録及び受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録を、前記検証制御センターに伝達するように配置されている、電気車両用の検証ネットワーク。
【請求項2】
前記少なくとも一つの道路区間は、さらに、管理制御ユニットを備え、前記管理制御ユニットは、
i)前記少なくとも一つの所定期間内に、前記道路区間内の前記複数のエネルギー送信器から伝達されたエネルギーの前記大きさの記録を生成し、
ii)前記少なくとも一つの所定期間の最後に、前記管理通信ユニットを用いて、伝達されたエネルギーの前記大きさの前記記録を、前記検証制御センターに伝達する、ように配置されている、請求項に記載の検証ネットワーク。
【請求項3】
前記検証制御センターは、
i)前記検証通信ユニットを用いて、受け取られたエネルギーの前記大きさと、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと、伝達されたエネルギーの前記大きさとの記録を受け取り、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録と、伝達されたエネルギーの全累積大きさの記録とを比較し、ここで、伝達されたネルギーの前記全累積大きさは、それぞれの所定の期間から伝達されたエネルギーの前記大きさの全ての記録の加算を含み、
iii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと伝達されたエネルギーの前記全累積大きさとが等しくない場合、伝達されたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録を、前記少なくとも一つの電気車両に、前記検証通信ユニットを用いて伝達することによって、前記車両メモリーユニットを補正して更新するように配置されている、請求項に記載の検証ネットワーク。
【請求項4】
前記検証制御センターは、
i)前記検証通信ユニットを用いて、受け取られたエネルギーの大きさと、受け取られたエネルギーの全累積大きさとの記録を受け取り、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録と、伝達されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録とを比較し、
iii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと伝達されたエネルギーの前記全累積大きさとが等しくない場合、伝達されたエネルギーの前記全累積大きさの前記前から存在する記録を、前記検証通信ユニットを用いて前記少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、前記車両メモリーユニットを補正して更新するように配置されている、請求項に記載の検証ネットワーク。
【請求項5】
前記検証制御センターは、さらに、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと伝達されたエネルギーの前記全累積大きさとが等しい場合、
i)受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録を、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録に加えて、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの更新された記録を生成し、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記更新された記録を、前記検証通信ユニットを用いて、前記少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、前記車両メモリーユニットを更新するように配置されている、請求項に記載の検証ネットワーク。
【請求項6】
前記構成要素欠陥は、一つ以上のエネルギー測定機器の欠陥を含み、前記不正操作は、受け取られたエネルギーの前記大きさと、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさとのうちの一つ以上の認証されていない操作を含む、請求項の検証ネットワーク。
【請求項7】
前記少なくとも一つの電気車両が前記少なくとも一つの道路区間に沿って走行する時に、前記少なくとも一つの道路区間内の複数のエネルギー送信機から、前記少なくとも一つの電気車両へエネルギーを伝達すること、
前記少なくとも一つの電気車両によって受け取られたエネルギーの大きさを記録し、受け取られたエネルギーの前記大きさの記録を検証用に伝達すること、
前記少なくとも一つの道路区間内の前記複数のエネルギー送信機から伝達されたエネルギーの大きさを記録し、伝達されたエネルギーの前記大きさの記録を検証用に伝達すること、
受け取られたエネルギーの前記大きさと、伝達されたエネルギーの前記大きさとを周期的に比較することで、前記少なくとも一つの電気車両の使用エネルギーを検証して、構成要素欠陥と不正操作のうちの少なくとも一つを特定し、
前記少なくとも一つの電気車両は、
i)少なくとも一つの所定期間内に行け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録を生成し、
ii)前記少なくとも一つの所定期間内に受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録を記憶し、
iii)受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を保持し、
iv)前記少なくとも一つの所定期間の最後に、受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録と受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録とを、検証用に伝達するように配置されている、ネットワークにおいて電気車両を検証する方法。
【請求項8】
前記少なくとも一つの道路区間は、
i)前記少なくとも一つの所定期間内に伝達されたエネルギーの前記大きさの前記記録を生成し、
ii)前記少なくとも一つの所定期間の最後に、伝達されたエネルギーの前記大きさの前記記録を検証用に伝達するように配置されている、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記検証は、
i)受け取られたエネルギーの前記大きさと、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと、伝達されたエネルギーの大きさとの記録を受け取り、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録と、伝達されたエネルギーの全累積大きさの記録とを比較し、ここで、伝達されたエネルギーの前記全累積大きさは、それぞれの所定期間から伝達されたエネルギーの前記大きさの全記録の加算であり、
iii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと伝達されたエネルギーの前記全累積大きさとが同じでない場合、伝達されたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録を前記少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、前記少なくとも一つの電気車両を補正して更新することを含む、請求項の方法。
【請求項10】
前記検証は、
i)受け取られたエネルギーの前記大きさと、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさとの記録を受け取り、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録と、伝達されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録とを比較し
iii)受け取られた前記全累積大きさと伝達された前記全累積大きさとが同じでない場合、伝達されたエネルギーの前記全累積大きさの前記前から存在する記録を前記少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、前記少なくとも一つの電気車両を補正して更新することを含む、請求項の方法。
【請求項11】
前記検証は、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさと伝達されたエネルギーの前記全累積大きさとが同じ場合、さらに、
i)受け取られたエネルギーの前記大きさの前記記録を、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記記録に加えることで、受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの更新された記録を生成し、
ii)受け取られたエネルギーの前記全累積大きさの前記更新された記録を、前記少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、前記少なくとも一つの電気車両を更新することを含む、請求項の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検証、計量、及び課金システムに関し、特には、電気車両における電位成分障害及び/又は不正を検知するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の詳細な説明を述べる前に、以下の用語の定義を与える。
【0003】
用語「電気車両」は、電池等に蓄積された(例えば、化学的に)電気エネルギーによって、単独で、又は部分的に稼働する車両を一般的に参照する。本状況においては、「電気車両」は、さらに、蓄積され、又は他の方法で電池を再充電するために使用されるワイヤレスで誘導される起電力(すなわち、電圧)を受け取る(例えば、車両の下方に配置されたコイルで)ために提供される。電磁気的に誘導された電圧を発生するために、車両(すなわち、「導体」)は、例えば、車両が走行している道路上に突出する磁場に対して移動する。あるいは、磁場は、周期的に変化してもよく(例えば、交流の使用によって)、車両に電圧を誘導する。
【0004】
用語「道路区間」は、ワイヤレスで電力を伝達するための媒体(すなわち、「パワートランスミッター」)を含むように変更された、例えば幹線道路又は高速道路の一部を一般的に参照する。これは、道路が、磁場を放出するように動作する道路区間の表面の下方に埋め込まれた複数のコイルを有することを意味する。典型的な配置として、媒体(コイル)は、交流電源に接続され、可変磁場を生成し、最も近い導体に電圧を誘導する。ワイヤレスの電力転送を介して道路上の車両を稼働する一つの可能な方法が、米国特許出願公開番号US2016/0339785に開示され、参照されている。
【0005】
電気車両にワイヤレスで電力を伝達することにはしばしば高費用すぎることから、各個々の使用者の使用に応じて正確に課金を発生することが要求される。典型的な方法は、各車両によって受け取られる電力量を定期的(例えば一月に一度)に評価し、この量に対応する請求書を作成することである。そのような計量及び課金方法は、しかしながら、運転者及び第三者によって損なわれ、不当に扱われやすい。特に、冗長な又は二次的な情報源がないので、電力受信値は、気付かれずに潜入され、好ましく変更されること(例えば、少額となるように少ない値に)が可能である。また、特定の構成要素が、例えば、経年又は過剰使用のために故障し、それによって(都合よく又は都合悪く)不正確な測定値を生成した場合もある。したがって、発明の目的は、ワイヤレス電力伝達配置において、構成要素欠陥を検知する手段を提案することである。さらに、発明の目的は、ワイヤレス電力伝達配置における不正操作を追跡する手段を提案することである。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、電気車両の検証ネットワークを提供し、検証ネットワークは、少なくとも一つのエネルギー受信器及び車両通信ユニットを有する、少なくとも一つの電気車両と、少なくとも一つのエネルギー送信器及び管理通信ユニットを有する、少なくとも一つの道路区間と、少なくとも一つの検証制御ユニット及び検証通信ユニットを有する検証制御センターと、を備え、前記少なくとも一つの電気車両は、前記少なくとも一つのエネルギー受信器において、前記少なくとも一つのエネルギー送信器から、エネルギーを受け取るように動作可能であり、前記少なくとも一つのエネルギー受信器で受け取られたエネルギーの大きさの記録は、前記車両通信ユニットから前記検証通信ユニットに伝達され、前記少なくとも一つのエネルギー送信器から伝達されたエネルギーの大きさの記録は、前記管理通信ユニットから前記検証通信ユニットに伝達され、前記検証制御ユニットは、受け取られたエネルギーの前記大きさと伝達されたエネルギーの前記大きさとを定期的に比較し、構成要素欠陥及び不正操作の少なくとも一つを特定するように動作可能である。
【0007】
本発明はさらに、ネットワークにおいて電気車両を検証する方法を提供し、方法は、 少なくとも一つの道路区間から、少なくとも一つの電気車両へエネルギーを伝達すること、前記少なくとも一つの電気車両によって受け取られたエネルギーの大きさを記録し、受け取られたエネルギーの前記大きさの記録を検証用に伝達すること、前記少なくとも一つの道路区間から伝達されたエネルギーの大きさを記録し、伝達されたエネルギーの前記大きさの記録を検証用に伝達すること、受け取られたエネルギーの前記大きさと伝達されたエネルギーの前記大きさとを周期的に比較することで、前記少なくとも一つの電気車両の使用エネルギーを検証して、構成要素欠陥と不正操作とのうちの少なくとも一つを特定する。
【0008】
本発明のこれらの及び他の利点は、以下の記載に詳細に述べられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
発明をより良く理解し、それがどのように実行されるかを示すために、例示としてのみ、同じ数字が対応する要素及び部位を示す添付の図面に参照される。添付図は以下である。
図1】本発明の実施形態に係る、電気車両用検証ネットワークの、限定されない構成例を示すブロック図である。
図2】本発明の実施形態に係る、検証プロセスの例を示すフローチャートである。
図3】本発明の実施形態に係る、サンプリングプロセスの例を示すグラフである。
図4】本発明の実施形態に係る、限定されない方法の例を示す高レベルなフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を詳細に参照して、示される特徴は、本発明を例示する目的として、及び本発明の好ましい形態を説明することのみに示され、本発明の原理及び概念的な局面を最も有効に及び簡易に理解されると思われるものを提供するために表される。この点において、本発明の構造的な詳細を、本発明の基本的な理解に必要であるよりも詳細に示す試みはなされていない。図面を伴った記載は、本発明のいくつかの形状がどのように実行されるかを同業者に明らかにする。
【0011】
本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下の説明に記載されるか又は図面に示される構成要素の構造及び配置の詳細に限定されないことが理解される。本発明は他の実施形態に適用可能であり、様々な方法で実施及び実行され得る。また、個々に使用される用語及び専門語は説明の目的であり、限定としてみなされるべきではないことが理解される。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係る電気車両用検証ネットワーク100の限定されない構成例を示すブロック図である。検証ネットワーク100は、それぞれが車両ユニット110、車両通信ユニット、及び、例えば、車両の下方に取り付けられた電力受信器を含む複数の電気車両を備える。複数の電気車両は、さらに、道路区間120上を走行し、道路区間は、例えば、道路区間の表面の下方に配置された一つ以上の電力送信器を有する。いくつかの実施形態において、各電力受信器及び電力送信器は、例えば、交流電源に接続された、一回以上巻かれた又は束ねられたコイルを含む。いくつかの実施形態において、これらのコイルは、静磁場又は可変磁場を、例えば、道路区間又はその一部の周辺において、コイルの周囲に放出するように動作可能である。各電気車両が道路区間120を走行すると、道路区間120の電力送信器によって形成された磁場は、各電力受信器に電圧を誘導し、電池に蓄積し、及び/又は、電気車両によって、例えば、化学エネルギーに変換する。他の実施形態において、誘導されたエネルギーは、蓄積せずに、電気車両のエンジンによってすぐに使用されてもよい。
【0013】
いくつかの実施形態において、車両ユニット110は、既知の転送速度(すなわち、電力又は一秒当たりのジュール)に、記録された転送時間を掛け合わせることによって、各電気車両によって受け取られるエネルギーの総量(すなわち、大きさ)を計算することができる。他の実施形態において、車両ユニット110は、例えば、再充電サイクル中に電池の電力利得を監視することによって、及び/又は、例えば、電流プローブを使用して誘導された電圧の正確な量を決定することによって、各車両によって受け取られるエネルギーの大きさを直接記録することができる。いくつかの実施形態において、電流サンプリング率は、必要に応じて、KHz~MHzの範囲である。
【0014】
いくつかの実施形態において、車両ユニット110は、一つ以上のフラッシュメモリーユニット及び一つ以上のスタティックRAM(SRAM)ユニットを含む車両メモリーユニットを備える。電気車両によって使用されるエネルギーの全大きさと等しい値(すなわち、全走行にわたって使用されたエネルギー)は、一つ以上のフラッシュメモリーユニットに、車両ユニット110によって保持され、更新される。所定の記録期間(例えば、分、時間、日、月など)に使用されたエネルギーの大きさと等しい値も、一つ以上のSRAMユニットに、車両ユニット110によって保持され、更新される。いくつかの実施形態において、電気車両によって使用されるエネルギーの合計の大きさと等しい値は、加算によってのみ更新/変更されることができ、当該加算は、所定の記録期間に使用されるエネルギーの大きさと等しい。いくつかの実施形態において、所定の記録期間に使用されるエネルギーの大きさと等しい値は、各記録期間の最後に、ベース/ゼロ値にリセットされる。
【0015】
いくつかの実施形態において、道路区間120は、さらに、少なくとも一つの管理ユニット130及び少なくとも一つの管理通信ユニットを含む。さらに、検証ネットワーク100は、さらに、少なくとも一つの検証制御ユニット140及び少なくとも一つの検証通信ユニットを含む検証制御センターを備える。いくつかの実施形態において、車両ユニット110のそれぞれは、メッセージ150を、車両通信ユニットを使用して、WiFi、ブルートゥース(登録商標)のような任意の伝達手段を介して、検証制御センターに伝達可能である。伝達されたメッセージ150は、所定期間に受け取られたエネルギーの大きさ、及び/又は、その時点までに電気車両によって受け取られたエネルギーの全大きさと等しい値を含むデータ/情報を含む。
【0016】
いくつかの実施形態において、管理ユニット130は、既知の転送速度(すなわち、電力、又は一秒当たりのジュール)に、記録された転送時間を掛け合わせることによって、道路区間120から特定の車両に伝達されたエネルギーの全量(すなわち、大きさ)と等しい値を記録/計算することができる。他の実施形態において、管理ユニット130は、例えば、電流プローブを使用してコイルを通る電流を記録することによって、及び/又はコイルから発する磁場の強さを決定することによって、及び/又は道路区間120から転送されたエネルギーの総量を計算し、それから特定の車両に伝達されたエネルギーの量を取り出すことによって、各車両に伝達されたエネルギーの大きさを直接記録することができる。いくつかの実施形態において、電流及び/又は磁場サンプリング率は、必要に応じて、KHz~MHzの範囲である。
【0017】
いくつかの実施形態において、管理ユニット130は、メッセージ160を、管理通信ユニットを使用して、WiFi、ブルートゥース(登録商標)のような任意の転送手段を介して、検証制御センターに伝達可能である。伝達されたメッセージ160は、所定期間に特定の車両に伝達されたエネルギーの大きさ、及び/又は、その時点までに道路区間120によって伝達されたエネルギーの全大きさと等しい値を含むデータ/情報を含む。その又は各車両ユニット110及びその又は各管理ユニット130から伝達されたメッセージ150、160は、以下の形態をとる。

【0018】
図2は、本発明の実施形態に係る検証プロセス200の例を示すフローチャートである。メッセージ150がその又は各車両ユニット110から伝達される前、最初に、電気車両(すなわち、車両ユニット110に関連して)が、その期間内にエネルギーを受け取ったかどうかを立証することが重要である。このことは、不必要なデータ伝達を不要とする及び/又は省電力という利点を有する。車両ユニット110は、それゆえ、定期的に検証プロセス200を開始し(210)、それゆえ、検証制御ユニット140に送られる必要がある任意の追加及び/又は新規の使用データがあるかどうかを決定する(220)。このことは、一つ以上のSRAMユニットに任意のデータ及び/又は使用値があるかどうか(すなわち、所定の記録期間に使用されるエネルギーの大きさがゼロでないかどうか)を査定することによってなされる。送られるべき新規の及び/又は追加値が存在する場合、メッセージは、車両ユニット110から、新規の及び/又は追加値を含む検証制御ユニット140に伝達される(230)。その後、開始210から検証プロセスが再開される前に、検証プロセス200は、所定の期間(例えば、分、時間、など)待機する(240)。あるいは、送られるべき新規の及び/又は追加値がない場合、検証プロセス200は、検証プロセスが開始210から再開される前に、所定の期間だけ待機240に直接進む。
【0019】
いくつかの実施形態において、電気車両がシャットダウンを起こした場合、一つ又は複数のSRAMユニットに記憶された追加使用データ/値(すなわち、所定の記録期間に受け取られたエネルギーの大きさ)は、一つ以上のフラッシュメモリーユニットに記憶されている合計使用データ/値(すなわち、その時点までに電気車両によって受け取られたエネルギーの全大きさ)に、直ちに追加されることができる(すわなち、完全なシャットダウンの前に)。あるいは、追加使用データ/値は、全使用データ/値に追加されることなく、一つ以上のフラッシュメモリーユニットに転送されてもよい。電気車両が一度再稼働されると、これらの値は、一つ以上のフラッシュメモリーユニットから回収されて、一つ以上のSRAMに送り返される。車両ユニットは、一つ以上のSRAMユニットを使用してその期間における使用データ/値のカウントを再開することができる。
【0020】
図3は、本発明の実施形態に係るサンプリングプロセス300の例を示すグラフである。メッセージ150がその又は各車両ユニット110から伝達された後、検証制御ユニット140は、電気車両によって受け取られたエネルギーの全大きさの値を、伝達されたエネルギーの全大きさ及び/又は受け取られたエネルギーの全大きさに対する前から存在する及び/又は既知の値と比較することができる。いくつかの実施形態において、これらの前から存在する及び/又は既知の値は、伝達160を介してその又は各管理ユニット130から得ることができる。他の実施形態において、これらの前から存在する及び/又は既知の値は、車両ユニット110と検証制御ユニット140間の先の伝達150から維持されてもよい。値が同じ場合、検証制御ユニット140は、車両ユニット110に、所定の記録期間内に受け取られたエネルギーの大きさに対する値を、その時点までに電気車両によって受け取られたエネルギーの全大きさに対する値に加えるように指示する。車両ユニット110は、また、その所定の記録期間内に受け取られたエネルギーの大きさに対する値を、ベース/ゼロにリセットし、新しい記録期間を開始するように指示される。値が同じでない場合、検証制御ユニット140は、補正されたデータ/値を車両ユニット110に転送し、車両ユニット110に、補正されていないデータ/値を、補正されたものに更新するように指示する。検証制御ユニット140は、また、不正操作及び/又は構成要素欠陥を知らせ/示す。このことは、警告及び/又は警報を含み、電気車両のユーザー、システム管理者の一つ以上に提供される。
【0021】
図4は、本発明の実施形態に係る限定されない方法の例を示す高レベルなフローチャートである。方法400は、少なくとも一つの道路区間から、少なくとも一つの電気車両にエネルギーを転送するステップ410、少なくとも一つの電気車両によって受け取られるエネルギーの大きさを記録し、受け取られたエネルギーの大きさの記録を検証用に伝達するステップ420、少なくとも一つの道路区間から伝達されたエネルギーの大きさを記録し、伝達された大きさの記録を検証用に伝達するステップ430、及び、受け取られたエネルギーの大きさと、伝達されたエネルギーの大きさと定期的に比較することで、少なくとも一つの電気車両の使用エネルギーを検証し、構成要素欠陥及び不正操作の少なくとも一つを特定するステップ440、を含む。
【0022】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの電気車両は、さらに、車両制御ユニットを備え、車両制御ユニットは、少なくとも一つの所定期間内に少なくとも一つの電力受信器で受け取られたエネルギーの大きさの記録を生成し、少なくとも一つの所定期間内に受け取られたエネルギーの大きさの記録を、車両メモリーユニットに記憶し、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、車両メモリーユニットに保持し、少なくとも一つの所定期間の最後に、車両通信ユニットを用いて、受け取られたエネルギーの大きさの記録及び受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、検証制御センターに転送するように配置されている。
【0023】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの道路区間は、さらに、管理制御ユニットを備え、管理制御ユニットは、少なくとも一つの所定期間内に道路区間内の少なくとも一つのエネルギー送信器に送信されたエネルギーの大きさの記録を生成し、少なくとも一つの所定期間の最後に、管理通信ユニットを用いて、転送されたエネルギーの大きさの記録を、検証制御センターに転送するように配置されている。
【0024】
いくつかの実施形態において、検証制御センターは、受け取られたエネルギーの大きさ、受け取られたエネルギーの全累積大きさ、及び、転送されたエネルギーの大きさの記録を、検証通信ユニットを用いて受け取り、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、転送されたエネルギーの全累積大きさと比較するように配置される。ここで、転送されたエネルギーの全累積大きさは、各所定期間から伝達されたエネルギーの大きさの全記録の加算を含む。さらに、検証制御センターは、受け取られたエネルギーの全累積大きさと転送されたエネルギーの全累積大きさとが等しくない場合、転送されたエネルギーの全累積大きさの記録を、検証通信ユニットを用いて、少なくとも一つの電気車両に転送することによって、車両メモリーユニットを、補正して更新するように配置されている。
【0025】
いくつかの実施形態において、検証制御センターは、受け取られたエネルギーの大きさ及び受け取られた全累積大きさの記録を、検証通信ユニットを用いて受け取り、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、転送されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録と比較し、受け取られたエネルギーの全累積大きさと転送されたエネルギーの全累積大きさとが同じでない場合、転送されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録を、検証通信ユニットを用いて、少なくとも一つの電気車両に転送することによって、車両メモリーユニットを補正して更新するように配置されている。
【0026】
いくつかの実施形態において、検証制御センターは、さらに、受け取られたエネルギーの全累積大きさと転送されたエネルギーの全累積大きさとが等しい場合、受け取られたエネルギーの記録を、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録に加え、受け取られたエネルギーの全累積大きさの更新された記録を生成し、受け取られたエネルギーの全累積大きさの更新された記録を、検証通信ユニットを用いて、少なくとも一つの電気車両に転送することによって更新するように配置されている。
【0027】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの電気車両のそれぞれは、ユーザーアカウントを関連付けてもよく、ユーザーアカウントのそれぞれには、関連付けられた電気車両によって受け取られるエネルギーに対応する量が定期的に課金される。
【0028】
いくつかの実施形態において、構成要素損傷は、一つ以上の電流計測機器/プローブの損傷を含む。
【0029】
いくつかの実施形態において、不正操作は、受け取られたエネルギーの大きさと、受け取られたエネルギーの全累積大きさとの一つ以上の認証されていない操作を含む。
【0030】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの電気車両は、少なくとも一つの所定の期間内に受け取られたエネルギーの大きさの記録を生成し、少なくとも一つの所定期間内に受け取られたエネルギーの大きさの記録を記憶し、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を保持し、少なくとも一つの所定の期間の最後において、受け取られたエネルギーの大きさの記録及び受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を検証用に伝達するように配置されている。
【0031】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの道路区間は、少なくとも一つの所定期間内に伝達されたエネルギーの大きさの記録を生成し、少なくとも一つの所定期間の最後に、伝達されたエネルギーの大きさの記録を検証用に伝達するように配置されている。
【0032】
いくつかの実施形態において、検証は、受け取られたエネルギーの大きさ、受け取られたエネルギーの全累積大きさ、及び伝達されたエネルギーの大きさの記録を受け取ること、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、伝達されたエネルギーの全累積大きさの記録と比較すること、を含む。ここで、受け取られたエネルギーの全累積大きさは、それぞれの所定期間から伝達されたエネルギーの大きさの全記録の加算を含む。さらに、検証は、受け取られたエネルギーの全累積大きさと伝達されたエネルギーの全累積大きさとが等しくない場合、伝達されたエネルギーの全累積大きさの記録を少なくとも一つの電気車両に伝送することによって、少なくとも一つの電気車両を補正して更新することを含む。
【0033】
いくつかの実施形態において、検証は、受け取られたエネルギーの大きさ、受け取られたエネルギーの全累積大きさ、及び伝達されたエネルギーの大きさの記録を受け取ること、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録を、伝達されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録と比較すること、受け取られたエネルギーの全累積大きさと伝達されたエネルギーの全累積大きさとが等しくない場合、伝達されたエネルギーの全累積大きさの前から存在する記録を少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、少なくとも一つの電気車両を補正して更新することを含む。
【0034】
いくつかの実施形態において、検証は、受け取られたエネルギーの全累積大きさと伝達されたエネルギーの全累積大きさとが等しい場合、さらに、受け取られたエネルギーの大きさの記録を、受け取られたエネルギーの全累積大きさの記録に加えて、受け取られたエネルギーの全累積大きさの更新された記録を生成すること、及び受け取られたエネルギーの全累積大きさの更新された記録を、少なくとも一つの電気車両に伝達することによって、少なくとも一つの車両を更新することを含む。
【0035】
いくつかの実施形態において、少なくとも一つの車両のそれぞれは、ユーザーアカウントを関連付けてもよく、ユーザーアカウントのそれぞれには、関連付けられた電気車両によって受け取られるエネルギーに対応する量が定期的に課金される。
【0036】
上記のフローチャート及び図は、本発明の様々な実施形態に係るシステム、方法及びコンピュータープログラム製品の可能な実行の構成、機能性及び動作を示す。この点において、フローチャート及び部分図の各部は、特定された論理的な機能を実行する一つ以上の実行可能な指示を含む、モジュール、セグメント、又はコードの一部を表す。いくつかの別の実施形態において、部分に記される機能は、図に記される順序以外で起こり得ることも特筆される。例えば、連続して示される2つの部分は、実際には、実質的に同時に実行され、又は部分は、含まれる機能性によっては、逆の順序で実行されることもある。部分図及び/又はフローチャートの図の各部分、及び部分図及び/又はフローチャート図の部分の組合せは、特定された機能又は動作を実行する専用のハードウェアベースのシステム、又は専用のハードウェア及びコンピューター指示の組合せによって実行される。
【0037】
当業者によって理解されるように、本発明の態様は、システムまたは装置として具体化され得る。したがって、本発明の態様は、ここでは、「回路」、「モジュール」又は「システム」として一般に参照される、全体がハードウェアの形態又はソフトウェアとハードウェアの形態態様を組み合わせた形態をとり得る。
【0038】
前述の図は、本発明の様々な実施形態に係るシステム及び装置の実施可能な構造、機能性、および動作を示す。上記記載を参照した場合、太陽は、本発明の一例又は実施である。「ある実施形態」、「実施形態」、又は「いくつかの実施形態」の様々な出現は、同じ実施形態を必ずしも参照しない。
【0039】
本発明の様々な特徴は、一つの実施形態の文脈に記載されているが、特徴は、別々に又は任意に適宜に組み合わせて提供されもする。逆に、本発明のここでは、明確性のために別々の実施形態の文脈に記載されているが、本発明の単一の実施形態で実施されもする。
【0040】
明細書における「いくつかの実施形態」、「実施形態」、「ある実施形態」又は「他の実施形態」への参照は、その実施形態と関連して記載された特定の特徴、構造、又は特性が、少なくともいくつかの実施形態に含まれることを意味し、必ずしも本発明の全ての実施形態ではない。上記に記載された発明の態様は、本発明の実施形態は、本発明の実施形態において組み合わせられてもよく、そうでなければ共存してもよいことがさらに理解される。
【0041】
ここに使用される専門用語及び用語は、制限されると解釈されず、説明の目的としてのみのものであることが理解される。
【0042】
本発明の教示の原理及び使用は、添付の説明、図面及び例を参照してより良く理解される。
【0043】
ここに述べられた詳細は、本発明の適用への制限として解釈されないことが理解される。
【0044】
さらに、本発明は、様々な方法で実行又は実施され、本発明は、上記に概略されたもの以外の実施形態に実行され得ることが理解される。
【0045】
用語「含む」、「備える」、「構成する」及びそれらの文法的変形体は、一つ以上の構成要素、特徴、ステップ、又は整数の付加を排除するものではなく、用語は、構成要素、特徴、ステップ又は整数を特定するものとして解釈されるべきである。
【0046】
明細書又はクレームが「追加の」要素を参照している場合は、それは一つ以上の追加要素が存在することを妨げない。
【0047】
クレーム又は明細書が「一つの」要素を参照している場合、そのような参照は、その要素の一つのみが存在すると解釈されない。
【0048】
明細書が、構成要素、特徴、構造又は特性「あり得る」、「可能である」が含まれることを記載している場合は、その特定の構成要素、特徴、構造、又は特性を含めることは要求されない。
【0049】
適用可能な場合、状態図、フロー図、または両方を使用して実施形態を説明することができるが、本発明はこれらの図又は対応する説明に限定されない。例えば、フローは、各示されたボックス又は状態と通って、又は、示されて記載されたものと同じ順序で正確に進行する必要はない。
【0050】
本発明の方法は、手動、自動的、又はそれらの組合せで、選択されたステップ又はタスクを実行する又は実施することで行われる。
【0051】
用語「方法」は、所定のタスクを達成するための方法、手段、技術及び手順を指すことができ、これらに限定されるものではないが、本発明が属する技術分野の実務者によって既知の、又は既知の方法、手段、技術及び手順から容易に開発された方法、手段、技術及び手順を含む。
【0052】
クレーム及び明細書に表現されている記載、例、及び材料は、制限されると解釈されずむしろ例示のみされている。
【0053】
ここに使用される技術的及び科学的な意味は、他に定義されない限り、本発明が属する技術の当業者によって共通に理解される。
【0054】
本発明は、ここに記載されたものと同じ又は同等の材料で試験又は実施することで実行される。
【0055】
本発明は、制限された数の実施形態に対して記載されたが、それらは、本発明の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、むしろいくつかの好ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。他の可能な変更、改造、及び適用は、発明の範囲内でもある。したがって、発明の範囲は、これまで記載されたものよって制限されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの法的等価物によって限定されるべきである。
図1
図2
図3
図4