IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グローバス メディカル インコーポレイティッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-17
(45)【発行日】2024-10-25
(54)【発明の名称】髄内釘移植のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/90 20060101AFI20241018BHJP
   A61B 17/72 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
A61B17/90
A61B17/72
【請求項の数】 3
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2017181396
(22)【出願日】2017-09-21
(65)【公開番号】P2018069044
(43)【公開日】2018-05-10
【審査請求日】2020-07-15
【審判番号】
【審判請求日】2023-05-10
(31)【優先権主張番号】15/272,850
(32)【優先日】2016-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507400686
【氏名又は名称】グローバス メディカル インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】マーク,ロスニー
(72)【発明者】
【氏名】デビッド,ジェイ.ロウ
(72)【発明者】
【氏名】デビッド,アール.ジャンセン
(72)【発明者】
【氏名】デビッド,レアード
【合議体】
【審判長】井上 哲男
【審判官】栗山 卓也
【審判官】土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-206125(JP,A)
【文献】特表平8-505550(JP,A)
【文献】中国実用新案公告第201524132(CN,U)
【文献】特表2013-502992(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B17/90
A61B17/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
髄内釘を骨に挿入するためのシステムであって、
近位端、遠位端、前記近位端と前記遠位端との間に延在する少なくとも1つの側面、及び孔を有する髄内釘であって、前記孔が前記髄内釘を通る、髄内釘と、
挿入器具と、を備え、
前記挿入器具が、
柄部分と、
前記柄部分から延在する連結部分であって、前記髄内釘の前記近位端に取外し可能に連結するように構成されている、連結部分と、
前記柄部分に形成されたガイドシース穴であって、前記ガイドシース穴を通ってガイドシースを受容するように構成され、前記髄内釘が前記連結部分に連結したときに前記ガイドシース穴が前記髄内釘内の前記孔と実質的に整列するように位置付けられる、ガイドシース穴と、
保持機構であって、
前記ガイドシース穴に沿って位置付けられ、前記ガイドシース穴に対する前記ガイドシースの動作を制限するように、前記保持機構の軸を中心とした回転動作により前記ガイドシース上の第2の保持部材に係合する第1の保持部材と、
前記柄部分の表面のうち前記ガイドシース穴に沿った下部表面に配置され、押されたときに前記第1の保持部材から前記第2の保持部材を脱係合する保持解除機構と、を備える保持機構と、を備え、
前記保持機構は、髄内釘に向かう方向において前記ガイドシースの動作を許容し、髄内釘から離れる方向において前記ガイドシースの動作を制限し、
前記第1の保持部材と、前記保持解除機構を備える前記保持機構は、前記ガイドシース穴と前記柄部分の表面のうち前記ガイドシース穴に沿った下部表面との間に位置する回転軸で回転可能な単一の本体を有する、システム。
【請求項2】
その中を通ってガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ穴を更に備え、
前記ガイドワイヤ穴が、前記ガイドシース穴から隔置され、かつ前記髄内釘が前記連結部分に連結されたときに前記ガイドワイヤ穴が前記髄内釘の前記側面に隣接して延びる軸を画定するように位置付けられる第1のガイドワイヤ穴であり、前記システムが、前記第1のガイドワイヤ穴から隔置された位置に配置された第2のガイドワイヤ穴をさらに備え、前記第1及び第2のガイドワイヤ穴の前記軸が、実質的に平行である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第1のガイドワイヤ穴が第1のガイドワイヤを受容し、前記第2のガイドワイヤ穴が第2のガイドワイヤを受容する場合に、前記第1のガイドワイヤは前記髄内釘の一方の側面側で延在し、前記第2のガイドワイヤは前記髄内釘の前記一方の側面側とは反対側で延在する、請求項2に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[技術分野]
本技術は、一般に、骨折の治療のための髄内釘移植に関する。特に、いくつかの実施形態は、骨折部を固定するために髄内釘を移植するためのシステム及び方法を対象とする。
[背景技術]
四肢のうちで重要な長骨は、四肢上部の上腕、橈骨、及び尺骨、ならびに四肢下部の大腿骨及び脛骨である。長骨の損傷、特に、長骨の1つ以上の骨折につながる損傷の後に、1つ以上の固定装置が、骨折部を固定し、長骨を安定させるために使用され得る。骨折は、骨にまたは骨を通って挿入され、骨折部位が適切に整列されると骨を安定させるねじまたは他の固定装置によって治療することができる。例えば、大腿骨頸部の固定は、髄内釘を骨折した大腿骨の髄腔に挿入した後に、髄内釘に対して一定の角度で固定ねじを大腿骨頸部/頭部に挿入することによって股関節骨折を治療するために使用され得る。同様に、他の長骨の骨折は、髄内釘を骨の髄内管に挿入し、適切な近位及び/または遠位の固定を提供することによって治療することができる。しかしながら、従来の髄内装置は多くの不利益をこうむる場合がある。例えば、これらの装置は、インプラントの損傷及び髄内釘に対する固定ねじの整列の難しさに影響を受けやすい場合がある。したがって、髄内釘移植のための改善されたシステム及び方法の必要性がある。
[発明の概要]
髄内釘、システム、挿入器具、及び治療方法を提供する。髄内釘は、骨折した長骨の髄管内に移植し、その後に、例えば、1つ以上のアンカー、締結具、固定ねじなどによって近位固定及び/または遠位固定を提供するために好適であり得る。好適な長骨には、上腕、橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨などが含まれ得る。大腿骨に関して全体的に記載されるが、髄内釘及びシステムは任意の長骨での使用のために適合され得ることが理解されるであろう。
【0002】
一態様に従う、髄内釘を提供する。髄内釘は、第1の遠位端から第2の近位端まで延在する略細長の本体を備え得る。遠位端は、髄内釘の遠位端を通って横方向に延在する1つ以上の骨アンカーまたは締結具を受容するように構成され、それによって釘の遠位端を固設するように構成された1つ以上の開口部を含み得る。また近位端も、髄内釘の近位端を通って横方向に延在する1つ以上の骨アンカーまたは締結具を受容するように構成され、それによって釘の近位端を固設するように構成された1つ以上の開口部を含み得る。
【0003】
一態様において、髄内釘を骨に挿入するためのシステムを提供する。本システムは、内部に形成された開口部または孔を有する髄内釘を含む。挿入器具は、移植中に髄内釘の一端と一時的に係合し、手術が完了すると釘から解除され得る。ガイドシース(例えば、孔、凹部など)の受容特徴は、柄部分の中に配置され、受容特徴を通ってガイドシースを受容し得る。髄内釘が連結部分に連結したときに受容特徴を通って挿入されたガイドシースが髄内釘の孔と実質的に整列するように、受容特徴は軸を画定する。第1の保持部材は、ガイドシースの受容特徴に隣接する挿入器具内に配置される。第1の保持部材は、ガイドシース上の第2の保持部材と相互作用して、受容特徴に対してガイドシースの動作を制限するラチェットのような機構を形成し得る。保持解除機構は、挿入器具の下部部分(例えば、底面)に位置し得る。ガイドワイヤレセプタクル(例えば、孔、凹部など)は、そこを通してガイドワイヤを受容することができ、髄内釘が連結部分に連結したときに受容特徴を通って挿入されたガイドワイヤが髄内釘の側面に隣接する軸に沿って延びるように位置付けられる。
【0004】
一態様において、髄内釘を患者に挿入するための方法を提供する。本方法は、第1の軸に沿って釘を患者の髄管の中に挿入することを含む。挿入については、釘はその近位端で挿入器具に連結される。ガイドワイヤは、ガイドワイヤが釘の側面近くで、またはそれに隣接して延びるように、第2の軸に沿って、挿入器具のガイドワイヤ穴を通って挿入される。ねじまたは他の骨固定装置は、ねじが釘の中に形成された孔を通るように、挿入器具内に形成されたレセプタクル(例えば、孔、凹部、または他の好適な構造)を通って挿入される。
【0005】
別の態様に従って、インプラントを提供する。インプラントは、第1の軸に沿って細長い髄内釘を含む。第1及び第2の開口部または孔は、釘の近位部分に配置される。第1の孔は、第1の軸に対して横方向の第2の軸を画定し、第2の孔は、第1の軸に対して横方向の第3の軸を画定する。第3の軸は、釘から隔置された地点で第2の軸と交差する。いくつかの実施形態において、第1のねじは、第2の軸に沿って第1の孔を通って挿入され得、第2のねじは、第3の軸に沿って第2の孔を通って挿入され得る。第2のねじは、2つのねじが相互係止するように、第1のねじの中のスロットから少なくとも一部が挿入され得る。第2のねじは、第1のねじより短いかもしれないが、少なくともねじ山が設けられた遠位先端部が第1のねじの中のスロットを超えて延在して、いくらかの食いつきを骨に提供するのに十分な長さである。
【0006】
異なる形状及びサイズの髄内釘、骨アンカー、締結具、挿入器具、ならびにそれらを設置するための構成要素を含むキットも提供される。
[図面の簡単な説明]
本発明のより完全な理解ならびにその付随する利点及び特徴が、添付の図面とともに考慮されるときに以下の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるであろう。
【0007】
図1A及び1B]髄内釘を移植するためのシステムを例証する。
【0008】
図2A~2C]図1A及び1Bに示されるようなシステムの挿入柄の種々の図を例証する。
【0009】
図3A~3F]髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
【0010】
図4A~4D]髄内釘及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
【0011】
図5A~5D]髄内釘を通って挿入された第1の固定装置の種々の図を例証する。
【0012】
図6A~6D]第2の固定装置、及び第1の固定装置を伴う髄内釘の種々の図を例証する。
【0013】
図7A~7D]髄内釘を通って挿入された第2のアンカー及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
【0014】
図8A~8C]髄内釘を、相互係止用固定装置によって、骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
[発明を実施するための形態]
髄内釘、システム、挿入器具、及び治療方法を提供する。髄内釘は、骨折した長骨の髄管内に移植し、その後に、例えば、1つ以上のアンカー、締結具、固定ねじなどによって近位固定及び/または遠位固定を提供するために好適であり得る。好適な長骨には、上腕、橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨などが含まれ得る。大腿骨の股関節骨折に関してさらなる説明がなされるが、髄内釘及びシステムは任意の長骨での使用のために適合され得ることが理解されるであろう。
【0015】
従来の股関節骨折固定技術には、4つの主な故障形態、つまり軸方向の切欠き、頭部の切欠き、近位の骨片の回転、及び偽関節がある。「切欠き」は、股関節の関節面への股関節ねじの陥没に関する用語である。切欠きは、(頭部に向かう)頭部方向または(股関節ねじの軸に沿った)軸方向のいずれかで生じ得る。軸方向の切欠きは、軸方向並進に抵抗をほとんど提供しない軸方向の輪郭が小さいインプラントが原因である。軸方向の切欠きは、ある特定の現代の股関節骨折釘における「制御された折り畳み」特徴によって対処され得、止めねじが適所に係止された後であっても、釘を通して股関節ねじを並進させることができる。頭部の切欠きは、釘の半径方向並進であり、これは、股関節のもろい海綿骨を通って「風よけワイパーのように動く」細いインプラントが原因である。近位の骨片の回転は、近位の股関節骨折に対する支点としての働きをする円形輪郭の股関節ねじが原因である。骨折偽関節は、骨の治療プロセスとは相いれない生物学的または力学的要因が原因である。患者の生物学的要因は、インプラントでは制御できない。力学的要因は、堅すぎるまたは柔軟すぎる固定を典型的に可能にするものである。偽関節は通常、その他の3つの故障形態のうちの1つの前兆である。時折、偽関節は、骨が衰える前に釘の疲労破断を誘発する。
【0016】
本明細書に記載の髄内釘及びシステムは、これらの故障形態のうちの1つに対処し得る。いくつかの実施形態において、髄内釘は、例えば、切欠きを防止する近位及び遠位係止を含む。他の実施形態において、髄内釘は、例えば、股関節の骨の最強部位である大腿骨距部での骨の固定とともに、食いつきの収束及び分散を提供することによる2つの相互係止用固定装置(例えば、ねじ)を含む近位係止を含み得る。したがって、切欠き及び/または回転による故障のリスクが低減され得る。
【0017】
加えて、いくつかの髄内釘移植システムは、移植中の骨片の回転の問題に適切に対処できない。回転は、移植手術中に骨片がねじを中心に回転するときに生じる。従来の回転防止技術は、追加の機器の使用を必要とするか、または単一のワイヤ配置に限定される。いくつかの実施形態において、挿入器具は髄内釘に直接連結され、追加の機器は回転防止ガイドワイヤの配置を必要とせず、使用者が1つ以上のガイドワイヤを釘の前側及び/または後側に配置することを可能にする。これらのガイドワイヤは、手術中に大腿骨頭部及び頸部の遠位骨片がアンカーの軸を中心に回転するのを防止するように位置付けられ得る。
【0018】
いくつかのシステムは、移植手術中に後退の影響を受けやすい場合がある。後退は、髄内釘を通ってねじを挿入するために使用されるガイドシースが骨から離れて近位方向に移動するときに生じる。従来のシステムは、後退を防止する特徴を有しないか、そうでなければ手術中の手の正常な位置付けを妨害し、ガイドシースの解除及びそれらの床への落下のリスクをもたらす後退防止手段を提供するかのいずれかである。挿入器具のラチェットは、挿入器具上の把持部分に向かって面する解除ボタンを有する場合があり、使用者の手が滑り、ボタンを不適切に押す危険が存在し得る。ボタンを偶発的に押してしまうと、シースが解除され、シースの床への落下を誘発するであろう。いくつかの実施形態において、後退防止システム(例えば、ラチェットシステム)は、挿入器具の下端に配置され得、これは、ラチェット解除ボタンを不適切に押してしまうリスクを伴わずに、使用者が手を挿入器具の把持部に置くことを可能にする。
【0019】
本技術のいくつかの実施形態別のさらなる具体的詳細を図1A~8Cに関して下に記載する。実施形態の多くは髄内釘の移植のための装置、システム、及び方法に関して下に記載されるが、他の実施形態は本技術の範囲内である。加えて、本技術の他の実施形態は、本明細書に記載のものとは異なる配列、構成要素、及び/または手順を有し得る。例えば、他の実施形態は本明細書に記載のものを除いた追加の要素及び特徴を含む場合があったり、または他の実施形態は本明細書に図示及び記載の要素及び特徴のいくつかを含まない場合もある。
【0020】
参照の容易さのために、同様または類似の構成要素または特徴を識別するために本開示を通じて同一の参照番号が使用されるが、同じ参照番号の使用は、その部分が同一であると解釈されるべきであることを含意しない。実際、本明細書に記載の多くの例において、同様に番号付けされた部分は構造及び/または機能の点で異なる。
髄内釘のインプラント及びシステム
図1A及び3Fは、髄内釘109の一例を例証し、これは、第1の遠位部分、つまり端110から、第2の近位部分、つまり端111まで延在する略細長の本体を備え得る。細長の本体は、骨折した骨の髄内管内で長手方向に延在するように構成された細長の管状ロッドの形態であり得る。細長のロッドは、その長さ方向に沿って中空であっても、固体であってもよい。細長の本体は、釘109の長手方向軸に沿って実質的に真っ直ぐであっても、または髄内管の解剖学的な形状に適合する1つ以上の曲線または屈曲を備えてもよい。髄内釘109の中央長手方向軸に対して直角に取られた、釘109の断面は、円形、卵円、楕円形、または任意の他の好適な交差次元形状であり得る。近位部分111は、釘109の遠位部分110に対して拡大された直径またはヘッド部分を有し得る。拡大されたヘッド部分111は、大腿骨の大転子部位で受容されるようにサイズ決定及び構成され得る。髄内釘109は、大脳延髄(cephalomedullary)固定のために大腿骨の近位端に位置付けられるように構成され得る。しかしながら、髄内釘109が、骨(例えば、大腿骨、脛骨)及び骨折の種類によって、他の手法及び部位(例えば、遠位端)を通って位置付けられるように構成され得ることを想定する。
【0021】
遠位端110は、髄内釘109の遠位端110を通って横方向に延在する1つ以上の骨アンカー、締結具、または遠位固定装置147を受容するように構成された1つ以上の開口部125を含み得、それによって管内で釘109の遠位端110を固設するように構成される。遠位固定装置147は、釘109の遠位係止のために構成された骨ねじまたはアンカーを含み得る。遠位固定装置147は、当該技術において周知の従来の多軸または固定角の係止用骨ねじ及びアンカーを含み得る。
【0022】
近位端111もまた、髄内釘109の近位端111を通って横方向に延在する1つ以上の骨アンカーまたは締結具119を受容するように構成されている1つ以上の開口部123を含み得、それによって管内で釘109の近位端111を固設するように構成される。近位固定装置119は、釘109の近位係止のために構成された骨ねじまたはアンカーを含み得る。固定装置119は、近位上腕の距部部位に向けられるように構成された距部用ねじ(calcar screw)またはアンカーであり得、これは、その部位で最品質の骨を構成し得る。開口部123及びアンカー119は、骨の距部部位に係合するように釘119に対して約100~150°、110~140°、または約120~135°に曲げられ得る。距部用ねじ119は、遠位ねじ147に対して拡大された直径を有し得る。近位固定装置119は、当該技術において周知の従来の多軸または固定角の距部用ねじ及びアンカーを含み得る。近位端111はまた、例えば、1つ以上の交差係止装置(例えば、下でより詳細に記載される装置205)のための追加の開口部123を含み得る。
【0023】
髄内釘109及びアンカー119、147は、好適な生体適合性材料を含み得る。髄内釘109及びアンカー119、147は、チタン、コバルトクロム、コバルト-クロム-モリブデン、ステンレス鋼、炭化タングステン、炭素複合材、プラスチックもしくはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、吸収性ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)などのポリマー、かかる材料の組み合わせもしくは合金、または骨を固設及び保持するのに十分な強度を有し、その一方で身体に移植されるのに十分な生体適合性も有する他の適切な生体適合性材料を含み得る。
髄内釘移植のためのシステム
図1A及び1Bはそれぞれ、髄内釘109を移植するためのシステム101の一実施形態の斜視図及び側面図を例証する。システム101は、連結部分105及び柄部分107を有する挿入器具103を含む。いくつかの実施形態において、連結部分105及び柄部分107は取外し可能に一緒に接合された別個の部分であり得るが、他の実施形態では、連結部分105及び柄部分107は単一の一体的に形成された構成要素の異なる領域であり得る。連結部分105は、釘109の近位部分111に解除可能に係合または連結する。例えば、連結部分105の自由端は、そこを通して固定装置119を挿入する前に、髄内釘109の位置を一時的に保持するスナップ嵌め設計で提供され得る。しかしながら、他の連結機構が利用され得ることが当業者には理解されるであろう。
【0024】
柄部分107は、1つ以上のガイドワイヤ113、115を受容するように構成された、1つ以上の開口部127、129を含み得る。一実施形態において、システム101は、第1及び第2のガイドワイヤ113、115、ならびに固定装置119が通される(例えば、固定装置119がドライバー121を使用して挿入され得る)任意選択のガイドシース117を含み得る。例証のように、第1及び第2のガイドワイヤ113、115は、釘109及び固定装置119の両方の両端に進む。例証の実施形態は2つのガイドワイヤを示すが、他の実施形態では、単一のガイドワイヤ及び対応するガイドワイヤ穴が使用され得る。また別の実施形態では、3つ以上のガイドワイヤが使用され得る。加えて、ガイドワイヤ穴の位置及び向きは、例えば、挿入器具に沿ってより近位方向、またはより遠位方向に配置されるなど種々の実施形態で異なる。
【0025】
例証のように、挿入器具103は、使用者が1つ以上のガイドワイヤ113、115を配置することを可能にする。一実施形態において、ガイドワイヤ113、155は、釘109の前側及び後側の両方に位置付けられる。ガイドワイヤ113、115は、手術中に固定装置119が釘109を通って骨に進められるときに、骨の遠位骨片(例えば、大腿骨頭部及び頸部の遠位骨片)が固定装置119の軸を中心に回転することを防止するように、この様式で位置付けられ得る。挿入器具103の柄部分107は、器具103の両端に孔127、129など2つのガイドワイヤ受容特徴を含み得、これはガイドワイヤ113、115がそれぞれの孔を通ることを可能にする。ガイドワイヤ113、115は、挿入器具103を安定させるのに役立つように軟組織から骨に通される。この配列では、挿入器具103は、ワイヤ113、115を患者に誘導する任意の他の機器を必要としない場合がある。挿入器具103は、釘109の軸を中心とする回転動作及び釘109の軸に沿った軸方向並進の両方に抵抗することによって安定性を達成し得る。
【0026】
図2A~2Cは、図1A及び1Bに示されるシステム101の挿入器具103の種々の図を例証する。特に、図2Aはガイドシース117に隣接する挿入器具103の部分分解斜視図であり、図2Bはガイドシース117が一部そこに挿入された状態の挿入器具103の斜視図であり、図2Cはガイドシース117と挿入器具103との係合部の拡大部分断面図である。
【0027】
ガイドシース117は、挿入器具103の柄部分107に形成された孔131などのガイドシース受容特徴から取外し可能に挿入され得る。ガイドシース穴131は、釘109の第1の孔123と交差する軸を画定する。ガイドシース117は、釘109の第1の孔123と実質的に整列するようにガイドシース穴131を通って位置付けられ得、これは、骨の距部部位に向けられた固定装置119を受容するように構成される。ガイドシース117は、ガイドシース117の外面上に第1の保持部材133を含み得る。第1の保持部材133は、例えば、ガイドシース穴131内に配置された対応する第2の保持部材135に係合するように構成された、隆起した歯、突起、または他のそのような面を含み得る。第2の保持部材135は、1つ以上の隆起または突起を同様に含み得る。第1及び第2の保持部材133、135は一緒に保持機構137を形成し、これはガイドシース117が髄内釘109に向かってラチェット動作する一方、ガイドシース117の髄内釘から離れる動作を制限することを可能にする。保持解除機構139は、使用者によって押されたときに第1の保持部材133から第2の保持部材135を脱係合し得る。例えば、保持解除機構139は、柄部分107の下部表面141に配置されたボタンであり得る。この保持解除機構139を挿入柄の下部表面141に位置付けることは、装置操作中(例えば、柄部分107を把持している間)に、使用者がガイドシース117を偶発的に解除してしまうことを防止し得る。
【0028】
図3A~3Fは、髄内釘を骨折した大腿骨143に移植するステップの一方法を例証する。最初に図3Aを参照すると、大腿骨143の近位端に接近することができ、骨錐及びリーマー145を使用することによって大腿骨143の髄腔をリーマーで広げることができる。次に、図3Bに示されるように、髄内釘109は挿入器具103に連結され、髄内釘109が大腿骨143のリーマーで広げられた腔内に配置される。図3Cでは、使用される場合、第1及び第2のガイドワイヤ113及び115のうちの1つ以上は、例えば、釘109の両端の平行軌道に沿って軟組織を通って挿入され得る。ガイドワイヤ113、115は、釘109が適所に置かれた後、大腿骨143の遠位骨片の不注意な回転を制限または防止し得る。近位固定装置119(例えば、ラグねじまたは他の好適な骨アンカー)もまた、釘109の第1の孔123から大腿骨143の頭部/頸部部位に通される。図3Dでは、ガイドワイヤ113、115は縮退され、図3Eでは、遠位固定装置147が釘109の遠位孔125から追加で挿入され得る。遠位装置147はガイドシース117を使用して位置付けられ得、これはシース1117が釘109の遠位開口部125と整列するように、柄部分107の別の開口部を通って位置付けられる。図3Fでは、挿入器具103が釘109から脱係合され、これはここで近位固定装置119及び遠位固定装置147を介して適所に固設される。示されるように、釘109は、大腿骨143の長さの一部に沿って延在し得る。しかしながら、釘109が、例えば、異なる解剖学的形態及び骨折に適応するように、より長くかつ/または異なる直径の異なるサイズ及び形状であり得ることも企図する。
髄内釘固定のための相互係止用固定装置
図4A~4Dは、髄内釘109と同様の、釘201の近位係止のための交差係止特徴が追加された髄内釘201の別の実施形態を例証する。髄内釘201は、髄内釘109に関する上記特徴のうちのいずれかを含み得る。髄内釘201は、例えば、股関節の骨の最強部位である大腿骨229の距部での骨の固定とともに、食いつきの収束及び分散を提供することによる2つの相互係止用近位固定装置203、205(例えば、骨アンカー、締結具、またはねじ)をさらに含み得る。したがって、切欠き及び/または回転による故障のリスクが低減され得る。
【0029】
図4A~4Dはそれぞれ、第1の固定装置203に隣接する髄内釘201の側面図、側面断面図、及び2つの斜視図を示す。図5A~5Dはそれぞれ、髄内釘201を通って挿入された第1の近位固定装置203の側面図、側面断面図、及び2つの斜視図を示す。図6A~6Dはそれぞれ、第1の固定装置203がそこに挿入された状態の髄内釘201に隣接する第2の交差係止用固定装置205を有するシステムの側面図、側面断面図、及び2つの斜視図を示す。図7A~7Dはそれぞれ、髄内釘201及び第1の固定装置203の両方を通って挿入され、それによって釘201の近位係止のための交差係止特徴を作り出す第2の固定装置205を有するシステムの側面図、側面断面図、及び2つの斜視図を示す。
【0030】
図4A~8Cを一緒に参照すると、髄内釘201は、第1及び第2の固定装置203及び205の両方をそこで受容するように構成されている。髄内釘201は、そこを通して近位部位213の中に形成された第1及び第2の孔209及び211、ならびに遠位部位217に形成された第3の孔215を有する細長の本体207を含む。第1の孔209は、そこを通して第1の固定装置203を受容するようにサイズ決定及び構成され得、第2の孔211は、そこを通して第2の固定装置205を受容するようにサイズ決定及び構成され得る。
【0031】
第1の固定装置203は、本明細書に記載の近位固定装置119と同じまたは同様であり得、釘201の近位係止のために構成された骨ねじまたはアンカーを含み得る。例えば、第1の固定装置203は、近位上腕の距部部位に向けられるように構成された距部用ねじまたはアンカーであり得る。距部用ねじ203は、その遠位先端部においてねじ山部分、及びねじ203の実質的に長さ方向に沿って非ねじ山部分を有し得る。距部用ねじ203は、当該技術において周知の従来の多軸または固定角の距部用ねじ及びアンカーを含み得る。
【0032】
第2の固定装置205もまた、釘201の近位係止のために構成された骨ねじまたはアンカーを含み得る。この骨アンカーまたはねじ205は、距部用ねじ203に対して実質的により短い長さ及び直径であり得る。骨アンカーまたはねじ205は、釘201の近位端の第2の開口部211を通って第1の固定装置203の中のチャネル219に位置付けられるように実質的にサイズ決定及び構成されている。このように、第2の装置205は、例えば、骨に対する強化された食いつき及び骨の固定など、第1の固定装置203と相互係止するように構成されている。第2の固定装置205が第1の固定装置203の上に位置付けられ、第1の固定装置203との接点へ下方に曲げられた状態で示されるが、これらの相関位置は反転され得るか、または固定装置203、205は装置203、205が互いに相互係止するために互いに対して別様に曲げられ得ることも想定される。第2の固定装置205は、第1の固定装置203の中に形成されたスロットまたはチャネル219を通るように構成され得る。第1及び第2の固定装置203、205のこの相互係止特徴は、食いつきの収束及び分散を提供することによって切欠き及び回転を防止し得る。大腿骨の場合、これはまた距部部位での骨の固定を提供し得る。第1の固定装置203の中の細長のスロット219は、体重の負荷または靭帯整復術(ligamentotaxis)による骨片間の自然圧を活用する制御された折り畳みを可能にする。制限付きの折り畳みは、大腿骨頸部の非制御短縮及び過剰な短縮を防止するようにスロット219の長さ方向に沿って制御される。第1の固定装置203は、遠位ねじ山221、及びドライバー(図示せず)に係合するように構成された近位ドライブインタフェース223を含み得る。第2の固定装置205は、第2の固定装置205が第1の固定装置203の中のスロット219を通過することができるように、第1の固定装置203より小さい直径を有し得る。第2の固定装置205はまた、遠位ねじ山225、及びドライバー(図示せず)に係合するように構成された近位ドライブインタフェース227を含み得る。
【0033】
スロット219は、第1の固定装置203の中の中軸に配置することができ、第2の固定装置205が該スロットを通ることを可能にするようにサイズ決定及び構成され得る。スロット219は、第2の固定装置205が適所に置かれた後、第1の固定装置203の並進を可能にするために必要以上に長くなり得る。スロット219は、第2の固定装置205が適所に置かれた後、第1の固定装置203の回転を防止するために十分な強さであり得る。スロット219は、第1の固定装置203の中の材料を最大限化しつつ、第2の固定装置205の近位及び遠位のゆとりを可能にする、傾斜した近位縁及び遠位縁を有し得る。第1の固定装置203の中においてスロット219は、例えば、180°刻みでの第2の固定装置205の位置付けを可能にするように対称的であり得る。
【0034】
少なくとも一実施形態では、止めねじまたは座金などの係止装置230が、第1及び/または第2の固定装置203、205を適所に係止するために使用されてもよい。図7Bで最もよく読み取れるように、係止装置230には、釘201の中空の内側部分にわたってねじ山が設けられ得る。係止装置230は、外側のねじ山を有し得、これらは、釘201の中空の内側部分とともに嵌合する内側のねじ山に対応するようにサイズ決定及び構成される。係止装置230が下方にねじ山が設けられ、かつ第1または第2の固定装置203、205と接触したとき、それぞれの固定装置203、205は、釘201に対して適所で係止される。いくつかの実施形態では、相互係止用固定装置203、205が選択的に使用されてもよい。例えば、ねじ山が設けられた係止装置230は、第2の固定装置205に係合するようにねじ山が設けられていてもよく、代替的に、ねじ山が設けられた係止装置230は、例えば、第2の固定装置205が使用されない場合、第1の固定装置203を係止するようにさらに下までねじ山が設けられていてもよい。これにより、使用者が、術中に、従来の構築物かまたは相互係止用構築物かを選択することが可能となる。
【0035】
釘201と、相互係止用の第1及び第2の固定装置203及び205とを含むシステムを移植するための挿入器具103は、追加のガイドシース穴が、適切な軌道に沿ってガイドシースに適応するように柄部分107の中に形成されて、第2の固定装置205を、釘201の中の第2の孔211を通して第1の固定装置203との係合部へと挿入し得ることを除き、図1A~2Cに関する上記のシステム101と実質的に同様であってもよい。
【0036】
図8A~8Cは、髄内釘201を、相互係止用固定装置203、205によって、骨折した大腿骨229に移植するステップの一方法を例証する。最初に図8Aを参照すると、釘201は、大腿骨229のリーマーで広げられた髄腔内に挿入されており、第1の固定装置203は、図3A~3Dに関する上記の手法と同様、釘201の中の第1の孔209を通って挿入されている。図8Bを参照すると、遠位固定装置231は、図3Eに関する上記の手法と同様、釘201の中の第3の孔215を通って挿入され得る。図8Cを参照すると、第2の固定装置205は、釘201の中の第2の孔211を通って挿入され、かつ第1の固定装置203の中のスロット219を通って挿入される。述べたように、これらの交差する第1及び第2の固定装置203、205は、大腿骨229の頭部及び頸部部位に追加の食いつきを提供し、特に、第2の固定装置205は、距部での骨の固定を提供し得る。したがって、相互係止用の第1及び第2の固定装置203、205は、髄内釘インプラントの一般的な故障形態に対する改善された安定性及び保護を提供し得る。
結論
本技術の実施形態の上記詳細説明は、上記開示の正確な形態に対する技術を網羅するか、またはそれを制限するようには意図されていない。本技術の具体的な実施形態及び実施例が例示目的で上に記載されるが、当業者が理解するように、種々の等価変形が本技術の範囲内で可能である。例えば、ステップが所与の順番で提示されるが、代替の実施形態では異なる順番でステップを行ってもよい。また、本明細書に記載の種々の実施形態が組み合わされて別の実施形態を提供してもよい。
【0037】
上述より、本発明の具体的な実施形態が例示目的で本明細書に記載されているが、本技術の実施形態の説明を不必要に不明瞭にすることを回避するために、周知の構造及び機能は図示または記載されていないことが理解されるであろう。文脈上認められる場合には、単数形または複数形の用語は、それぞれ複数形または単数形の用語も含み得る。
【0038】
さらに、語句「または」は、2つ以上の品目のリストを参照して他の品目とは排他的である単一品目のみを意味するようにはっきりと限定されない限り、かかるリスト内での「または」の使用は、(a)リスト内の任意の単一品目、(b)リスト内の全品目、または(c)リスト内の品目の任意の組み合わせを含むものとして理解されるべきである。加えて、用語「含む(comprising)」は、任意の多数の同じ特徴及び/または他の特徴の追加の種類が排除されないように、少なくとも引用された特徴(複数可)を含むことを意味するように全体にわたって使用される。具体的な実施形態が例示目的で本明細書に記載されているが、これらの種々の変形が本技術から逸脱することなくなされ得ることも理解されるであろう。さらに、本技術のある特定の実施形態に関連する利点が、これらの実施形態の文脈内に記載されているが、他の実施形態もかかる利点を呈し、また全ての実施形態が、本技術の範囲内に入るようにかかる利点を必ずしも呈する必要はない。したがって、開示及び関連技術は、本明細書ではっきりと図示または記載されない他の実施形態を包含し得る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1A】髄内釘を移植するためのシステムを例証する。
図1B】髄内釘を移植するためのシステムを例証する。
図2A図1A及び1Bに示されるようなシステムの挿入柄の種々の図を例証する。
図2B図1A及び1Bに示されるようなシステムの挿入柄の種々の図を例証する。
図2C図1A及び1Bに示されるようなシステムの挿入柄の種々の図を例証する。
図3A】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図3B】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図3C】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図3D】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図3E】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図3F】髄内釘を骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図4A】髄内釘及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図4B】髄内釘及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図4C】髄内釘及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図4D】髄内釘及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図5A】髄内釘を通って挿入された第1の固定装置の種々の図を例証する。
図5B】髄内釘を通って挿入された第1の固定装置の種々の図を例証する。
図5C】髄内釘を通って挿入された第1の固定装置の種々の図を例証する。
図5D】髄内釘を通って挿入された第1の固定装置の種々の図を例証する。
図6A】第2の固定装置、及び第1の固定装置を伴う髄内釘の種々の図を例証する。
図6B】第2の固定装置、及び第1の固定装置を伴う髄内釘の種々の図を例証する。
図6C】第2の固定装置、及び第1の固定装置を伴う髄内釘の種々の図を例証する。
図6D】第2の固定装置、及び第1の固定装置を伴う髄内釘の種々の図を例証する。
図7A】髄内釘を通って挿入された第2のアンカー及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図7B】髄内釘を通って挿入された第2のアンカー及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図7C】髄内釘を通って挿入された第2のアンカー及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図7D】髄内釘を通って挿入された第2のアンカー及び第1の固定装置の種々の図を例証する。
図8A】髄内釘を、相互係止用固定装置によって、骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図8B】髄内釘を、相互係止用固定装置によって、骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図8C】髄内釘を、相互係止用固定装置によって、骨折した大腿骨に移植するステップを例証する。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図7A
図7B
図7C
図7D
図8A
図8B
図8C