(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-17
(45)【発行日】2024-10-25
(54)【発明の名称】同軸スピーカー
(51)【国際特許分類】
H04R 1/26 20060101AFI20241018BHJP
H04R 9/02 20060101ALI20241018BHJP
H04R 9/06 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
H04R1/26
H04R9/02 102B
H04R9/06 A
(21)【出願番号】P 2022574208
(86)(22)【出願日】2022-10-13
(86)【国際出願番号】 CN2022125117
(87)【国際公開番号】W WO2024045279
(87)【国際公開日】2024-03-07
【審査請求日】2023-02-27
(31)【優先権主張番号】202222314392.1
(32)【優先日】2022-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517409583
【氏名又は名称】エーエーシー マイクロテック(チャンヂョウ)カンパニー リミテッド
【住所又は居所原語表記】No.3 changcao road, Hi-TECH Industrial Zone, Wujin District, Changzhou City, Jiangsu Province, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100199819
【氏名又は名称】大行 尚哉
(74)【代理人】
【識別番号】100087859
【氏名又は名称】渡辺 秀治
(72)【発明者】
【氏名】任璋
(72)【発明者】
【氏名】王奇
(72)【発明者】
【氏名】鐘志威
【審査官】冨澤 直樹
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第211744718(CN,U)
【文献】特開2003-102092(JP,A)
【文献】特開2004-048487(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0297786(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1501898(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/26
H04R 9/02
H04R 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気回路システムと、前記磁気回路システムの上側に設けられる第1発音ユニットと、前記磁気回路システムの下側に設けられかつ前記第1発音ユニットと同軸に設置される第2発音ユニットと、を含み、前記第1発音ユニットは、第1振動板と、前記第1振動板を振動させて音を発生させるように駆動する第1ボイスコイルと、を含み、前記第2発音ユニットは、第2振動板と、前記第2振動板を振動させて音を発生させるように駆動する第2ボイスコイルと、を含む同軸スピーカーであって、
前記磁気回路システムは、底板と、前記底板に固定される第1マグネット部及び第2マグネット部と、を含み、前記第1マグネット部は前記第2マグネット部の外側に設けられ、かつ前記第2マグネット部と間隔をあけて第1磁気ギャップを形成し、前記第1ボイスコイルは前記第1磁気ギャップに挿設され、前記第1マグネット部は、前記底板に固定される第1磁石鋼と、前記第1磁石鋼に固定される磁極芯と、を含み、前記底板には、第1貫通孔が設けられており、前記第2マグネット部は、前記底板に固定され、かつ前記第1貫通孔を取り囲むように設けられる環状の第2磁石鋼と、前記第2磁石鋼に固定されるヨークと、前記ヨークに固定される第3磁石鋼と、を含み、前記ヨークは、前記第2磁石鋼と前記第3磁石鋼との間に挟設されて第2貫通孔を備えるリングシート部と、前記リングシート部の内周縁から前記第3磁石鋼から離れる方向へ延びる延出壁と、を含み、前記延出壁は前記第2磁石鋼の内部を貫通して前記第1貫通孔内に延び、前記延出壁と前記底板及び前記第2磁石鋼との間に第2磁気ギャップが形成され、前記第2ボイスコイルは前記第2磁気ギャップに挿設され、前記第3磁石鋼は前記第2貫通孔を覆う、
ことを特徴とする同軸スピーカー。
【請求項2】
前記同軸スピーカーは、第1フレームと、第2フレームと、をさらに含み、前記第1フレームは前記磁極芯に固定され、前記第2フレームは前記底板の下面に固定され、前記第1振動板の外固定部は前記第1フレームに固定され、前記第1振動板の内固定部は前記第3磁石鋼に固定され、前記第2振動板は前記第2フレームに固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の同軸スピーカー。
【請求項3】
前記第1発音ユニットは、前記第1振動板と間隔をあけて設置される弾性支持部材と、前記第1振動板と前記弾性支持部材とを接続するボビンと、をさらに含み、前記弾性支持部材は前記同軸スピーカーの対向する2つの短軸辺にそれぞれ設けられ、前記ボビンは前記弾性支持部材を固定する支持脚を含み、前記支持脚は前記第1フレームと前記第1マグネット部との間に設けられ、前記弾性支持部材の外固定部は前記第1フレームに固定され、前記弾性支持部材の内固定部は前記支持脚に固定される、
ことを特徴とする請求項2に記載の同軸スピーカー。
【請求項4】
前記弾性支持部材は、前記支持脚に固定される第1フレキシブル回路基板と、前記第1フレキシブル回路基板の下面に固定される補助振動板と、を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の同軸スピーカー。
【請求項5】
前記第2発音ユニットは、前記第2振動板の前記磁気回路システムに近い表面に固定される第2フレキシブル回路基板をさらに含み、前記第2フレキシブル回路基板は、前記第2振動板と前記第2フレームとの間に挟設される周縁部と、前記周縁部から前記第1振動板に近い方向へ延びる延出部と、を含み、前記延出部の先端は前記磁極芯の下面に固定される、
ことを特徴とする請求項2に記載の同軸スピーカー。
【請求項6】
前記底板と前記第1磁石鋼には、前記延出部を回避するための凹部が設けられ、前記延出部は、前記第2フレーム、前記底板及び前記第1磁石鋼の側面に沿って延びる、
ことを特徴とする請求項5に記載の同軸スピーカー。
【請求項7】
前記第2フレームには、リーク通路が設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の同軸スピーカー。
【請求項8】
前記同軸スピーカーは、前記第2振動板をカバーするように接続されるボトムカバーをさらに含み、前記ボトムカバーには、前記第2発音ユニットの放音孔が設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の同軸スピーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気音響変換分野に関し、特に、同軸スピーカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
同軸スピーカーとは、高音スピーカーユニットと低音スピーカーユニットとが集積化され、かつ高音スピーカーユニットと低音スピーカーユニットとが同軸に配置されたスピーカーである。同軸スピーカーの高音スピーカーユニットと低音スピーカーユニットを一緒に同軸スピーカーの正面に位置させることができ、それぞれ同軸スピーカーの正面と裏面に位置させることもできる。
【0003】
従来技術に係る同軸スピーカーは、高音発声ユニットと低音発声ユニットはそれぞれ独立した磁気回路システムを持っており、独立した磁気回路システムによって、製品全体の構造が複雑で、積み重ねる高さが高すぎて、磁気回路システムのコストが高いなど多くの問題を引き起こしている。
【0004】
従って、上記技術的課題を解決するために、新たな同軸スピーカーを提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の技術的課題を解決して、磁気回路システムを共用し、構造が簡単でコンパクトであり、コストを削減でき、かつ、逆位相消音を実現する受話器として機能することができる同軸スピーカーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明には、同軸スピーカーが提供され、前記同軸スピーカーは、磁気回路システムと、前記磁気回路システムの上側に設けられる第1発音ユニットと、前記磁気回路システムの下側に設けられかつ前記第1発音ユニットと同軸に設置される第2発音ユニットと、を含み、前記第1発音ユニットは、第1振動板と、前記第1振動板を振動させて音を発生させるように駆動する第1ボイスコイルと、を含み、前記第2発音ユニットは、第2振動板と、前記第2振動板を振動させて音を発生させるように駆動する第2ボイスコイルと、を含み、前記磁気回路システムは、底板と、前記底板に固定される第1マグネット部及び第2マグネット部と、を含み、前記第1マグネット部は、前記第2マグネット部の外側に設けられ、かつ前記第2マグネット部と間隔をあけて第1磁気ギャップを形成し、前記第1ボイスコイルは、前記第1磁気ギャップに挿設され、前記第1マグネット部は前記底板に固定される第1磁石鋼と、前記第1磁石鋼に固定される磁極芯と、を含み、前記底板には、第1貫通孔が設けられており、前記第2マグネット部は、前記底板に固定され、かつ前記第1貫通孔を取り囲むように設けられる環状の第2磁石鋼と、前記第2磁石鋼に固定されるヨークと、前記ヨークに固定される第3磁石鋼と、を含み、前記ヨークは前記第2磁石鋼と前記第3磁石鋼との間に挟設されて第2貫通孔を備えるリングシート部と、前記リングシート部の内周縁から前記第3磁石鋼から離れる方向へ延びる延出壁と、を含み、前記延出壁は前記第2磁石鋼の内部を貫通して前記第1貫通孔内に延び、前記延出壁と前記底板及び前記第2磁石鋼との間に第2磁気ギャップが形成され、前記第2ボイスコイルは前記第2磁気ギャップに挿設され、前記第3磁石鋼は前記第2貫通孔を覆う。
【0007】
好ましくは、前記同軸スピーカーは、第1フレームと、第2フレームと、をさらに含み、前記第1フレームは前記磁極芯に固定され、前記第2フレームは前記底板の下面に固定され、前記第1振動板の外固定部は前記第1フレームに固定され、前記第1振動板の内固定部は前記第3磁石鋼に固定され、前記第2振動板は前記第2フレームに固定される。
【0008】
好ましくは、前記第1発音ユニットは、前記第1振動板と間隔をあけて設置される弾性支持部材と、前記第1振動板と前記弾性支持部材とを接続するボビンと、をさらに含み、前記弾性支持部材は前記同軸スピーカーの対向する2つの短軸辺にそれぞれ設けられ、前記ボビンは前記弾性支持部材を固定する支持脚を含み、前記支持脚は前記第1フレームと前記第1マグネット部との間に設けられ、前記弾性支持部材の外固定部は前記第1フレームに固定され、前記弾性支持部材の内固定部は前記支持脚に固定される。
【0009】
好ましくは、前記弾性支持部材は前記支持脚に固定される第1フレキシブル回路基板と、前記第1フレキシブル回路基板の下面に固定される補助振動板と、を含む。
【0010】
好ましくは、前記第2発音ユニットは、前記第2振動板の前記磁気回路システムに近い表面に固定される第2フレキシブル回路基板をさらに含み、前記第2フレキシブル回路基板は、前記第2振動板と前記第2フレームとの間に挟設される周縁部と、前記周縁部から前記第1振動板に近い方向へ延びる延出部と、を含み、前記延出部の先端は前記磁極芯の下面に固定される。
【0011】
好ましくは、前記底板と前記第1磁石鋼には、前記延出部を回避するための凹部が設けられ、前記延出部は、前記第2フレーム、前記底板及び前記第1磁石鋼の側面に沿って延びる。
【0012】
好ましくは、前記第2フレームには、リーク通路が設けられている。
【0013】
好ましくは、前記同軸スピーカーは、前記第2振動板をカバーするように接続されるボトムカバーをさらに含み、前記ボトムカバーには、前記第2発音ユニットの放音孔が設けられている。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る同軸スピーカーは、第1マグネット部と第2マグネット部とが間隔をあけて第1発音ユニットの第1磁気ギャップを形成し、第2マグネット部はそのヨークの延出壁によって第2発音ユニットの第2磁気ギャップを形成し、第1発音ユニットと第2発音ユニットとは磁気回路システムを共用し、構造が簡単でコンパクトであり、コストを削減することができる。また、第1発音ユニットによる低音の発生、第2発音ユニットによる高音の発生、高品質な音響効果を提供する全帯域音発生に加えて、第2発音ユニットは受話器として音を発生させることができ、この場合、第1発音ユニットは受話器音発生の逆位相消音を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下説明された図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、進歩的な労働をしなくても、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができ、そのうち、
【
図1】
図1は、本発明に係る同軸スピーカーを示す斜視構成図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す同軸スピーカーの別の視点からの斜視構成図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す同軸スピーカーの立体分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら本発明の実施例における技術案を明確かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施例は、全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例に過ぎない。当業者が本発明における実施例に基づいて進歩的な労働をしない前提に得られた他の全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
【0017】
図1~5に示すように、本発明には、同軸スピーカー100が提供され、当該同軸スピーカー100は、磁気回路システム1と、前記磁気回路システム1の上側に設けられる第1発音ユニット2と、前記磁気回路システム1の下側に設けられかつ前記第1発音ユニット2と同軸に設置される第2発音ユニット3と、を含む。
【0018】
前記第1発音ユニット2は、第1振動板21と、前記第1振動板21を振動させて音を発生させるように駆動する第1ボイスコイル22と、を含み、前記第2発音ユニット3は、第2振動板31と、前記第2振動板31を振動させて音を発生させるように駆動する第2ボイスコイル32と、を含む。
【0019】
前記磁気回路システム1は、底板11と、前記底板11に固定される第1マグネット部12及び第2マグネット部13と、を含み、前記第1マグネット部12は前記第2マグネット部13の外側に設けられ、かつ前記第2マグネット部13と間隔をあけて第1磁気ギャップ101を形成し、前記第1ボイスコイル22は、前記第1磁気ギャップ101に挿設され、前記第1マグネット部12は前記底板11に固定される第1磁石鋼121と、前記第1磁石鋼121に固定される磁極芯122と、を含み、前記底板11には、第1貫通孔110が設けられており、前記第2マグネット部13は、前記底板11に固定され、かつ前記第1貫通孔110を取り囲むように設けられる環状の第2磁石鋼131と、前記第2磁石鋼131に固定されるヨーク132と、前記ヨーク132に固定される第3磁石鋼133と、を含み、前記ヨーク132は、前記第2磁石鋼131と前記第3磁石鋼133との間に挟設されて第2貫通孔1320を備えるリングシート部1321と、前記リングシート部1321の内周縁から前記第3磁石鋼133から離れる方向へ延びる延出壁1322と、を含み、前記延出壁は前記第2磁石鋼131の内部を貫通して前記第1貫通孔110内に延び、前記延出壁1322と前記底板11及び前記第2磁石鋼131との間に第2磁気ギャップ102が形成され、前記第2ボイスコイル32は前記第2磁気ギャップ102に挿設され、前記第3磁石鋼133は前記第2貫通孔1320を覆う。
【0020】
前記同軸スピーカー100は、第1フレーム4と、第2フレーム5と、をさらに含み、前記第1フレーム4は前記磁極芯122に固定され、前記第2フレーム5は前記底板11の下面111に固定され、前記第1振動板21の外固定部211は前記第1フレーム4に固定され、前記第1振動板21の内固定部212は前記第3磁石鋼133に固定され、前記第2振動板31は前記第2フレーム5に固定される。
【0021】
前記第1発音ユニット2は、前記第1振動板21と間隔をあけて設置される弾性支持部材23と、前記第1振動板21と前記弾性支持部材23とを接続するボビン24と、をさらに含み、前記弾性支持部材23は前記同軸スピーカー100の対向する2つの短軸辺にそれぞれ設けられ、前記ボビン24は前記弾性支持部材23を固定する支持脚241を含み、前記支持脚241は前記第1フレーム4と前記第1マグネット部12との間に設けられ、前記弾性支持部材23の外固定部2301は前記第1フレーム4に固定され、前記弾性支持部材23の内固定部2302は前記支持脚241に固定される。前記弾性支持部材23は前記支持脚241に固定される第1フレキシブル回路基板231と、前記第1フレキシブル回路基板231の下面に固定される補助振動板232と、を含む。前記第1ボイスコイル22は前記第1フレキシブル回路基板231を介して外部電源と電気的に接続される。
【0022】
前記第2発音ユニット3は、前記第2振動板31の前記磁気回路システム1に近い表面に固定される第2フレキシブル回路基板33をさらに含み、前記第2ボイスコイル32は、前記第2フレキシブル回路基板33を介して外部電源と電気的に接続される。
【0023】
前記第2フレキシブル回路基板33は、前記第2振動板31と前記第2フレーム5との間に挟設される周縁部331と、前記周縁部331から前記第1振動板21に近い方向へ延びる延出部332と、を含み、前記延出部332の先端3321は前記磁極芯122の下面1221に固定される。前記底板11と前記第1磁石鋼121には、前記延出部332を回避するための凹部1211が設けられ、前記延出部332は、前記第2フレーム5、前記底板11及び前記第1磁石鋼121の側面に沿って延びる。
【0024】
前記第2フレーム5には、リーク通路50が設けられている。前記リーク通路50は前記第2フレーム5の内外の気圧バランスを保つことができる。
【0025】
前記同軸スピーカー100は、前記第2振動板31をカバーするように接続されるボトムカバー6をさらに含み、前記ボトムカバー6には、前記第2発音ユニット3の放音孔60が設けられている。
【0026】
本発明に係る同軸スピーカーは、第1マグネット部と第2マグネット部とが間隔をあけて第1発音ユニットの第1磁気ギャップを形成し、第2マグネット部はそのヨークの延出壁によって第2発音ユニットの第2磁気ギャップを形成し、第1発音ユニットと第2発音ユニットとは磁気回路システムを共用し、構造が簡単でコンパクトであり、コストを削減することができる。また、第1発音ユニットによる低音の発生、第2発音ユニットによる高音の発生、高品質な音響効果を提供する全帯域音発生に加えて、第2発音ユニットは受話器として音を発生させることができ、この場合、第1発音ユニットは受話器音発生の逆位相消音を実現することができる。
【0027】
以上は、本発明の実施形態に過ぎない。当業者にとって、本発明の創造思想から逸脱することなく、改良を行うこともできるが、これらの改良はいずれも本発明の保護範囲に含まれるとここで指摘すべきである。