IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グローバス メディカル インコーポレイティッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-17
(45)【発行日】2024-10-25
(54)【発明の名称】脊椎インプラント
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/70 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
A61B17/70
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023028327
(22)【出願日】2023-02-27
(65)【公開番号】P2023126183
(43)【公開日】2023-09-07
【審査請求日】2023-02-27
(31)【優先権主張番号】17/652,774
(32)【優先日】2022-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507400686
【氏名又は名称】グローバス メディカル インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】モーリス ロス
【審査官】宮崎 敏長
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0016424(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0114179(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0221879(US,A1)
【文献】特表2013-524929(JP,A)
【文献】特開2015-128581(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/68 - A61B 17/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊椎インプラントであって、
スクリューと係合するように構成された遠位端と、
器具類と係合するように構成された近位端と、
前記遠位端で接続され、かつ前記近位端まで別々に延在する第1の半体及び第2の半体
と、
スクリューのヘッドと係合するように構成された前記遠位端における特徴セットであっ
て、前記特徴セットは、前記スクリューへの前記脊椎インプラントの取り付けのために前
記スクリューと係合するように各々構成された複数のシェブロンを含み、前記特徴セット
は、前記第1の半体及び前記第2の半体が互いから破断して離れることを可能にするよう
に構成された破断点を更に含む、特徴セットと、
前記近位端に配置された器具挿入特徴と、を含み、
各シェブロンは、リリーフカットを介して外側へ屈曲するように構成されており、
前記リリーフカットは、前記スクリューが取り付けられている間に各シェブロンが外側
へ屈曲することを可能にするように構成されている、脊椎インプラント
【請求項2】
前記特徴セットは、前記遠位端にテーパ面又は円錐面を形成するように、ある高さまで
延在する2つのより大きい半径範囲によって切り取られた部分的直径を含む、請求項1に
記載の脊椎インプラント
【請求項3】
前記第1の半体及び前記第2の半体の各々は、前記複数のシェブロンのうちの1つを含
む、請求項1に記載の脊椎インプラント
【請求項4】
前記遠位端は、前記脊椎インプラントの外形を低減するように横方向にトリミングされ
ている、請求項1に記載の脊椎インプラント
【請求項5】
前記第1の半体及び前記第2の半体は、ロッドスロットを形成する、請求項1に記載の
脊椎インプラント
【請求項6】
前記遠位端の直径は、前記近位端の直径よりも大きい、請求項5に記載の脊椎インプラント
【請求項7】
前記ロッドスロットは、前記スクリューのスクリューヘッドロッドスロットよりも大き
い、請求項5に記載の脊椎インプラント
【請求項8】
前記第1の半体及び第2の半体は、前記破断点で破断して離れるように構成された単一
部品として製造されている、請求項1に記載の脊椎インプラント
【請求項9】
前記第1の半体及び前記第2の半体は、前記破断点又は前記破断点の付近で互いに溶接
されている、請求項1に記載の脊椎インプラント
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、脊椎手術中に隣接する椎体を固定するための安定化システムに関し、特に、隣接する頸椎体を固定する脊椎手術に関する。
【背景技術】
【0002】
脊椎固定デバイスは、椎骨の特定の部分に固定され得る。そのような脊椎固定デバイスは、例えば、椎骨に結合可能なシャンク部分と、受容要素を有するヘッド部分と、を含み得る。固定ロッドは、受容要素を通って着座され、ヘッド部分にロッキングキャップを締め付けることによって所定の位置にロックされ得る。既知の脊椎固定システムが有効であることが証明されているが、いくつかのロッド整復器は、使用が困難で、厄介で、かつ/又は時間がかかり得る。例えば、低侵襲手術(minimally invasive surgery、MIS)用途では、経皮的スクリューは、胸腰椎固定システムでは一般的であるが、観血的ケースでは患者の筋肉組織が大きく破壊される頸椎用途では選択肢がほとんどない。MISスクリュー用のほとんどのシステムは、スクリューヘッド自体の延長タブか、又は器具の全長円筒に類似した取り付け可能なタワーのいずれかである。
【0003】
既存のスクリューに取り付けられるが、スクリュー及びロッドの挿入中にスクリューが噛み合うことを可能にし、隣接するスクリューの干渉を防止するように、ロッドスロットに沿って開いたままである単回使用器具が必要とされており、本明細書で提供される。
【発明の概要】
【0004】
本明細書に記載される発明概念のいくつかの例によれば、スクリューと係合するように構成された遠位端と、器具類と係合するように構成された近位端と、遠位端で接続され、かつ近位端まで別々に延在する第1の半体及び第2の半体と、スクリューのヘッドと係合するように構成された遠位端における特徴セットと、を含むスクリュータワー。特徴セットは、スクリューへのタワーの取り付けのためにスクリューと係合するように各々構成された複数のシェブロンを含む。特徴セットは、第1の半体及び第2の半体が互いから破断して離れることを可能にするように構成された破断点を更に含む。スクリュータワーはまた、近位端に配置された器具挿入特徴を含む。
【0005】
別の例では、隣接する頸椎体を固定する方法。本方法は、スクリューを切開部を通して椎弓根に埋め込むことを含むことであって、スクリューはヘッドを含む、埋め込むことと、スクリュータワーをスクリューのヘッドに留めることと、を含む。スクリュータワーは、スクリューと係合するように構成された遠位端と、器具類と係合するように構成された近位端と、遠位端で接続され、かつ近位端まで別々に延在する第1の半体及び第2の半体と、スクリューのヘッドと係合するように構成された遠位端における特徴セットと、を含む。特徴セットは、スクリューへのタワーの取り付けのためにスクリューと係合するように各々構成された複数のシェブロンを含む。特徴セットは、第1の半体及び第2の半体が互いから破断して離れることを可能にするように構成された破断点を更に含む。スクリュータワーはまた、近位端に配置された器具挿入特徴を含む。本方法は、スクリュータワーを通して、かつスクリューのヘッドにロッドを挿入することと、スクリュータワーを通してロッキングキャップをスクリューに留めることと、破断点で第1の半体及び第2の半体を破断して離し、それらを切開部から取り除くことと、を更に含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の更なる理解を提供するために含まれ、かつ本出願に組み込まれる添付の図面は、発明の概念の特定の非限定的な実施例を例示する。図面において、
図1】本開示の原理と整合する例示的なスクリュータワーの図である。
図2A図1のスクリュータワーの遠位端の斜視図である。
図2B図1のスクリュータワーの遠位端の斜視図である。
図3図1のスクリュータワーの遠位端の斜視図である。
図4A】椎弓根スクリューと係合した図1のスクリュータワーを示す。
図4B】椎弓根スクリューと係合した図1のスクリュータワーを示す。
図5A図1のスクリュータワーの斜視図である。
図5B図1のスクリュータワーの斜視図である。
図6】本開示の原理と整合する例示的なスクリュータワーの図である。
図7A】本開示の原理と整合する例示的なインサートを示す。
図7B】本開示の原理と整合する例示的なインサートを示す。
図7C】本開示の原理と整合する例示的なインサートを示す。
図8】本開示の原理と整合する例示的なスクリュータワーの図である。
図9】本開示の原理と整合する例示的なスクリュータワーの図である。
図10】本開示の原理と整合する例示的なスクリュータワーの図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図面は、必ずしも縮尺通りではなく、選択された実施形態を示し、開示の範囲を限定することを意図するものではない。本開示の様々な実施例の特定の特徴は、いくつかの図面に示され、他の図面には示されていない場合があるが、これは便宜上のものである。以下の詳細な説明は、図面を参照して読まれるべきであり、異なる図の同様の要素は、同様の参照番号を有する。
【0008】
本開示は、医療デバイスに関し、より具体的には、MISスクリュータワーに関する。本開示は、標準的な既存のスクリューを使用して、脊椎スクリューの経皮的挿入を可能にする。単回使用タワーは、現場でのスクリューサイズ選択に関してより多くの柔軟性を可能にし、また、ケースのためのスクリューサイズ提供物のロジスティクスを容易にする。タワーは、観血的切開部を必要とせずにロッドを設置し位置決めするのを支援するための整復特徴を含む。例えば、頸椎にこのMISアプローチをとることは、観血的手術よりも多くの後部支持組織を保存し得、また、後部頸椎固定手術における疼痛及び回復時間を軽減し得る。これらのタワーは、ナビゲーションシステムとともに使用され得る。
【0009】
図1は、本開示の原理と整合するスクリュータワー100を示す。スクリュータワー100は、スクリューヘッド(例えば、椎弓根スクリュー)と係合するように構成された遠位端102と、スクリューヘッドに取り付けられるロッドを受容するように構成され、また、器具類と係合してロッドを置き、ロッド整復を容易にし、ロッキングキャップ又は別の固定方法によってロッドを所定の位置にロックするようにも構成された近位端104と、を含む。2つの半体126及び128は、遠位端で合流し、近位端まで別々に延在し、その間にロッドスロット130を形成し得る。
【0010】
スクリュータワー100は、隣接する椎体、特に隣接する頸椎体を固定することを目的とする脊椎手術において使用され得る。外科医が、脊椎手術のために患者に切開部を作ることができる。椎弓根スクリューが埋め込まれてもよく、スクリュータワー100がスクリューのヘッドに留められてもよい。ロッドが椎弓根スクリュー内に置かれ、整復が行われ得、ロッキングキャップがロッドを椎弓根スクリューにロックし得る。スクリュータワー100は、半体106及び108を互いから分離することによって破断又は分割され、切開部から取り除かれて、椎弓根スクリュー及びロッドを患者に埋め込まれたままにすることができる。
【0011】
図2A及び図2Bに示されているように、タワー100は、遠位端102に、埋め込まれるスクリューヘッドに合致する特徴セット106を有する。特徴セット106は、ある高さまで延在してテーパ/角度付き円錐面112を作成する2つのより大きい半径範囲110によって切り取られた部分的直径108を含む。
【0012】
図3に示されるように、特徴セット106内には、突出してスクリューヘッドの構成要素と界接する構成要素がある。例えば、ピン又はシェブロン114は、スクリューのシェブロンに接続する。リリーフカット116は、スクリューが取り付けられている間にシェブロン114が外側へ屈曲することを可能にするように構成されている。シェブロン114は、スクリューがタワー内に完全に挿入されると、それらの接合位置に戻る。図4は、椎弓根スクリューのヘッドと係合したタワー100を示す。特徴セット106の底部は、タワー100の外形を低減し、図4に示されるようにスクリューが有し得る任意の底部テーパにより良好に合致するように、横方向にトリミングされてもよい。次いで、タワー100は、スクリューヘッド嵌合特徴の上部から離れてある距離だけ延在し、治療されている患者の切開部/創傷から離れる。タワー100は、スクリューヘッド界接面を過ぎると直径が低減して、外形及び隣接する器具類との潜在的な干渉を低減する。タワーは、近位端104に器具挿入特徴116を有し、器具がロッドに取り付けられ、ロッドの整復及びロッキングキャップ又はセットスクリューの挿入を容易にする。タワー100の全長は、スクリューヘッドのロッドスロットよりもわずかに大きいロッドスロット130を含む。タワー100は、遠位端102に破断点120を含み、図5に示されるように、ロッドがスクリューに挿入されて留められると、取り除くことができるようにタワー100を2つの半体に破断することを容易にする。タワー100は、1つの部品として製造されてもよく、又は破断点特徴に沿って若しくは破断点特徴に隣接して互いに溶接された2つの半体として作られてもよい。図10は、射出成形され、破断点122で互いに溶接されたスクリュータワーを示す。この設計では、シェブロン124には窓がない。
【0013】
図6を参照すると、本開示の原理と整合するタワー200が示されている。タワー200は、スクリュー取り付け機構206を含む金属インサート204の上にポリマー202で射出成形されるように設計される。インサート204は、ポリマー202が注入され得る貫通孔又は3D印刷された格子構造を使用して、ポリマー202内に接着又は含まれ得る。インサート204の先端210は自由であり、スクリューがその公称捕捉状態に戻る前にタワー200内に挿入されるときにスクリューによって押しのけられ得る。タワー200は、成形プロセスを容易にし、外形を低減するために、側縁に沿って平坦部212を有する。これらは、成形プロセス中にインサートの設置を容易にするために追加の貫通孔208を含んでいてもよい。図7A図7B、及び図7Cは、3つのインサート204の設計214、216、及び218を示しており、これらは、型打ち、レーザーカット、フライス加工、又は3D印刷することができる。
【0014】
図8及び図9を参照すると、本開示の原理と整合するタワー300が示されている。タワー300は2つのセグメントを含む。より短いセグメント302(又はミニタワー)は、再使用可能なタブ306を介してより大きいセグメント304に取り付けられるタワー300の単回使用の離脱構成要素である。これらの2つのセグメントは、スクリュー取り付けの前に互いに取り付けられる。使用中、ユーザは、タブ306を短いセグメント302上に組み立てる。タブ306は、トラック308(Tスロット又はダブテール)を介して取り付けられ、より短いセグメント302の合致穴314に嵌るピン312を含む可撓性アーム310を使用してセグメント302に保持される。タブ306が取り付けられた状態で、スクリューをセグメント又はミニタワー302内に装填することができ、スクリューは、再使用可能なタブ306に取り付けられたピン/シェブロン312を有する可撓性アーム310保持される。最も遠位のシェブロン312は、スクリューに取り付けることができ、より近位のシェブロン312は、セグメント304をセグメント302に取り付けることができる。セグメント302は、より安価な製造プロセスを可能にし、機械加工され得るか、又は場合によっては3D印刷され得る。再使用可能なタブ306は、タワー300の端における専用の整復器具取り付け特徴の代わりに、整復ドライバのために意図されたねじ山314を有してもよい。
【0015】
この記述された説明は、本開示の態様を開示するために、また、上述のシステムを作製又は使用すること又は上述の方法を実行することを含む態様を当業者が実施することを可能にするために、実施例を使用する。様々な実施例に関して本開示の態様をそれらの関連する動作で説明してきたが、添付の特許請求の範囲に定義される本開示の範囲から逸脱することなく修正及び変更が可能であることは明らかであろう。すなわち、本開示の態様は、本明細書に記載の特定の実施例に限定されず、上記の説明に含まれ、添付の図面に示される全ての事項は、限定的な意味ではなく例示として解釈されるべきである。例えば、本明細書に記載の実施例は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施例及び用途に関連して実施及び利用され得るか、又はそれに適用され得る。したがって、本開示の態様は、上記の説明及び/又は添付の図面に限定されることを意図するものではなく、本明細書に開示される原理及び特徴と一致する最も広い範囲に一致するべきである。
【0016】
本開示は、その用途において、本明細書の説明に記載された又は図面に示された構成の詳細及び/又は構成要素の配列に限定されないことを理解されたい。例えば、本開示の原理に従って、本明細書に記載及び/又は図面に示される任意の特徴は、本明細書に記載及び/又は図面に示される任意の他の特徴と組み合わせて参照及び/又は特許請求され得る。当業者は、本明細書で提供される実施例が、多くの有用な代替例を有し、開示の範囲内にあることを認識するであろう。
【0017】
本開示の教示は、他の実施形態で使用及び実施され得、様々な方法で実施又は実行され得る。例えば、本明細書に記載のシステムの構成要素及び/又は方法の動作は、本明細書に記載の他の構成要素及び/又は動作とは独立して別々に利用され得る。更に、本明細書に記載の方法は、開示されたものよりも追加の又はより少ない動作を含み得、本明細書に記載の動作の実行又は実施の順序は、特に指定がない限り、本質的には必須ではない。すなわち、動作は、特に指定がない限り、任意の順序で実行又は実施され得、別の動作の前、同時、後に特定の動作を実行又は実施することが本開示の範囲内であることが企図される。
【0018】
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明の概念が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されるものなどの用語は、本明細書及び関連技術に照らしてそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的にそのように定義されない限り、理想的又は過度に形式的な意味で解釈されるべきではないことが更に理解されるであろう。
【0019】
本開示の態様又はその実施例を紹介するとき、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、文脈が明らかに別のことを示さない限り、要素のうちの1つ以上が存在することを意味することを意図している。本開示の「実施形態」又は「実施例」への言及は、列挙された特徴を組み込む追加の実施形態又は実施例の存在を除外するものとして解釈されることを意図するものではない。「以下のうちの1つ以上:A、B及びC」という語句は、「Aのうちの少なくとも1つ及び/又はBのうちの少なくとも1つ及び/又はCのうちの少なくとも1つ」を意味する。「及び/又は」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。本明細書では、順序を表す用語(例えば、「第1」、「第2」、「第3」など)が、様々な要素/動作を説明するために使用され得るが、これらの要素/動作は、これらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、1つの要素/動作を別の要素/動作から区別するためにのみ使用される。したがって、いくつかの実施形態における第1の要素/動作は、本発明の概念の教示から逸脱することなく、他の実施形態では第2の要素/動作と呼ばれ得る。更にまた、本明細書で使用される場合、ラテン句「例えば(exempli gratia)」から派生する一般的な略語「例えば(e.g.)」は、前述の項目の一般的な例又は複数の例を導入又は指定するために使用されてもよく、そのような項目を限定することを意図するものではない。ラテン句「すなわち(id est)」から派生する一般的な略語「すなわち(i.e.)」は、より一般的な列挙から特定の項目を指定するために使用されることができる。
【0020】
また、本明細書で使用される表現及び専門用語は、説明の目的のためであり、限定するものとみなされるべきではないことを理解されたい。本明細書の「含む」、「備える」、又は「有する」という用語、及びその変形の使用は、その後に列挙された項目及びその等価物、並びに追加の項目を包含することを意味する。別途指定されない限り、又は限定されない限り、「装着された」、「接続された」、「支持された」、及び「結合された」等の用語並びにそれらの変形は、広く使用され、直接及び間接的な装着、接続、支持、及び結合の両方を包含する。更に、「接続された」及び「結合された」は、物理的又は機械的接続又は結合に限定されない。更に、要素が別の要素に「接続された」、「結合された」、又は「応答する」、及びそれらの変形として言及される場合、それは、他の要素に直接接続され、結合され、又は応答することができるか、又は介在要素が存在し得る。対照的に、要素が「直接接続された」、「直接結合された」、又は「直接応答する」、及びそれらの変形として言及される場合、介在要素は存在しない。
【0021】
本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に想起される他の例を含み得る。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言とは異なる構造要素を有する場合、又はそれらが特許請求の範囲の文言と実質的な違いを有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることが意図される。

図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図7C
図8
図9
図10