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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-18
(45)【発行日】2024-10-28
(54)【発明の名称】電子装置、サーバー及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20241021BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20241021BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20241021BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20241021BHJP
【FI】
H04M11/00 301
G10L15/00 200F
G10L15/00 200G
G10L15/00 200N
G10L15/00 200A
G06F3/16 630
G06F3/16 650
H04Q9/00 301D
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019143757
(22)【出願日】2019-08-05
(65)【公開番号】P2020028129
(43)【公開日】2020-02-20
【審査請求日】2022-08-05
(31)【優先権主張番号】10-2018-0095111
(32)【優先日】2018-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】尹 勝一
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲寛▼永
(72)【発明者】
【氏名】金 東▲ウク▼
(72)【発明者】
【氏名】金 民燮
(72)【発明者】
【氏名】許 栽銘
(72)【発明者】
【氏名】金 廷燮
(72)【発明者】
【氏名】兪 浩濬
【審査官】山中 実
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-123049(JP,A)
【文献】特開2008-154217(JP,A)
【文献】特開2004-254064(JP,A)
【文献】特開2006-025208(JP,A)
【文献】特開2012-199997(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 11/00
G10L 15/00
G06F 3/16
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
動作実行部と、
サーバーとネットワーク通信を行うネットワーク通信部と、
赤外線通信部と、
所定動作を行うように前記動作実行部を制御し、
前記赤外線通信部を介して受信した外部装置の第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得し、
前記サーバーに前記取得した外部装置の情報を伝送して前記外部装置を制御対象として登録することを要請し、
前記サーバーから前記外部装置の制御命令を受信し、
前記外部装置が前記受信された制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を送信するように前記赤外線通信部を制御するプロセッサと、
を備え、
前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない間に前記制御対象として登録されていない前記外部装置の第1赤外線信号を受信した場合、前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない待機状態を維持し、その後、ユーザが前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部をオンさせると、前記外部装置を前記制御対象として登録するかに関するUI(User Interface)を表示する電子装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記第1赤外線信号のあらかじめ定められたコードに基づいて前記外部装置の認識情報を取得することを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記動作実行部は表示部を備え、
前記プロセッサは、前記外部装置が制御対象として既に登録されているかを確認し、
前記外部装置が未登録制御対象であれば前記表示部に登録UI(User Interface)を提供し、前記登録UIからのユーザ入力に応じて制御対象登録を行うことを特徴とする、請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を前記電子装置の追加機能として登録することを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を前記電子装置を経由して制御するように登録することを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
ユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部と、
前記ユーザの音声命令から制御命令を認識する音声認識エンジンと、
をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
ユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部をさらに備え、
前記プロセッサは、前記ユーザの音声命令を前記サーバーに伝送し、
前記ネットワーク通信部は、前記サーバーが前記ユーザの音声命令から認識した制御命令を受信することを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
ユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部をさらに備え、
前記プロセッサは、前記ユーザの音声命令を常に対話サーバーに伝送し、
前記ネットワーク通信部は、前記対話サーバーが前記ユーザの音声命令から認識した制御命令を、サーバーを経由して受信することを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
電子装置であって、
動作実行部と、
赤外線通信部と、
所定動作を行うように前記動作実行部を制御し、
前記赤外線通信部を介して受信した外部装置の第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得し、
前記取得した外部装置の情報に基づいて前記外部装置を制御対象として登録し、
前記外部装置が制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を送信するように前記赤外線通信部を制御するプロセッサと、
を備え、
前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない間に前記制御対象として登録されていない前記外部装置の第1赤外線信号を受信した場合、前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない待機状態を維持し、その後、ユーザが前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部をオンさせると、前記外部装置を前記制御対象として登録するかに関するUI(User Interface)を表示する電子装置。
【請求項10】
制御機器とネットワーク通信するネットワーク通信部をさらに備え、
前記制御命令は、前記ネットワーク通信部を介して前記制御機器から受信することを特徴とする、請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
電子装置の制御方法であって、
外部装置の第1赤外線信号を受信する段階と、
前記第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得する段階と、
サーバーに前記取得した外部装置の情報を伝送して前記外部装置を制御対象として登録することを要請する段階と、
前記サーバーから前記外部装置の制御命令を受信する段階と、
前記外部装置が前記受信された制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を外部装置に送信する段階と、
前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない間に前記制御対象として登録されていない前記外部装置の第1赤外線信号を受信した場合、前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部が動作していない待機状態を維持し、その後、ユーザが前記電子装置の動作実行部、例えば、表示部をオンさせると、前記外部装置を前記制御対象として登録するかに関するUI(User Interface)を表示する段階と、を含む方法。
【請求項12】
ユーザの音声命令を受信する段階と、
前記ユーザの音声命令を対話サーバーに伝送する段階と、
前記対話サーバーが前記ユーザの音声命令から外部装置の制御命令を認識する段階と、
前記対話サーバーが認識した外部装置の制御命令を前記サーバーに伝送する段階と、
前記サーバーが、前記外部装置が制御対象であるか否か判断する段階と、
前記外部装置が制御対象であれば、前記サーバーが前記制御命令を前記電子装置に伝送する段階と、をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記判断する段階において、前記制御命令の外部装置が制御対象でなければ、前記サーバーが前記対話サーバーに“外部装置が制御対象でないことを示すメッセージ”を伝送する段階と、
前記対話サーバーが前記制御命令を前記電子装置に伝送する段階と、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ネットワーク通信機能がないレガシー電子機器を遠隔又は音声制御可能にする電子装置、サーバー及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク通信技術の発展により、多くの電子装置をネットワークで制御するIoTシステムが開発されている。最新の電子装置はこのようなIoTシステムに適用されるようにネットワーク通信機能が搭載されている。
【0003】
現在、住居空間には、ネットワーク通信機能がないレガシー電子機器と、ネットワーク通信機能を持つ最新電子機器が混在している。また、ネットワーク通信機能を持つ最新電子装置でも、消費者がネットワーク設定をしないで使用する場合がある。
【0004】
ユーザは、レガシー又はネットワーク設定がされていない電子機器を制御するために、手動或いはリモコンで制御を行う。しかし、電子機器の手動制御は、ユーザに大きな不便をもたらす。その上、リモコンによる制御は、電子機器の種類別に多数のリモコンを具備しなければならない。特に、よく使用しないリモコンは、紛失されたり、ユーザがそれを探さなければならないという問題もある。ネットワーク通信機能がないレガシー電子機器又はネットワーク設定がされていない電子機器は、単にリモコンによる視野内の近距離制御が可能なだけで、視野から離れた遠隔地での制御は不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、自動時点再生において、ネットワーク通信機能がないレガシー電子機器又はネットワーク設定がされていない電子機器を音声制御又は遠隔地制御可能にする電子装置、サーバー及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するための電子装置及びその制御方法が提供される。電子装置は、動作実行部と、サーバーとネットワーク通信を行うネットワーク通信部と、赤外線通信部と、所定動作を行うように前記動作実行部を制御し、前記赤外線通信部を介して受信した外部装置の第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得し、前記サーバーに前記取得した外部装置の情報を伝送して前記外部装置を制御対象として登録することを要請し、前記サーバーから前記外部装置の制御命令を受信し、前記外部装置が前記受信された制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を送信するように前記赤外線通信部を制御するプロセッサと、を備える。これによって、レガシー電子機器を周辺に位置している電子装置を用いて音声制御できる他、外部装置が視野になくても遠隔地で制御することができる。
【0007】
前記プロセッサは、前記第1赤外線信号のあらかじめ定められたコードに基づいて前記外部装置の情報を容易に取得することができる。
【0008】
前記動作実行部は表示部を備え、前記プロセッサは、前記外部装置が制御対象として既に登録されているか否か確認し、前記外部装置が未登録制御対象であれば、前記表示部に登録UI(User Interface)を提供し、前記UIからのユーザ入力に応じて制御対象登録を行うことによって、ユーザが外部装置の制御対象登録を行うように指示することができる。
【0009】
前記プロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を前記電子装置の追加機能として登録することによって、電子装置に外部装置の制御を追加機能として行わせることができる。
【0010】
前記プロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を前記電子装置を経由して制御するように登録することによって、直接に制御されるIoT機器と区別して、電子装置を経由して外部装置を制御することができる。
【0011】
前記電子装置は、ユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部と、前記ユーザの音声命令から制御命令を認識する音声認識エンジンとをさらに備えることによって、外部装置の音声制御が可能である。
【0012】
前記電子装置は、ユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部をさらに備え、前記プロセッサは、前記ユーザの音声命令を常にサーバーに伝送し、前記ネットワーク通信部は、前記サーバーが前記ユーザの音声命令から認識した制御命令を受信することによって、サーバーに音声命令を認識させることができる。
【0013】
前記電子装置はユーザの音声命令を受信するユーザ命令受信部をさらに備え、前記プロセッサは、前記ユーザの音声命令を常に対話サーバーに伝送し、前記ネットワーク通信部は、前記対話サーバーが前記ユーザの音声命令から認識した制御命令をサーバーを経由して受信することによって、対話サーバーを介して音声命令を認識させることができる。
【0014】
本発明の他の一実施例に係る電子装置が提供される。電子装置は、動作実行部と、赤外線通信部と、所定動作を行うように前記動作実行部を制御し、前記赤外線通信部を介して受信した外部装置の第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得し、前記取得した外部装置の情報に基づいて前記外部装置を制御対象として登録し、前記外部装置が制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を送信するように前記赤外線通信部を制御するプロセッサと、を備える。本発明の他の一実施例に係る電子装置は、ネットワーク機能がないレガシー機器やネットワーク設定がされていない赤外線信号をインターセプトして外部装置情報を取得し、外部装置を登録し、外部装置を制御することができる。
【0015】
電子装置は、制御機器とネットワーク通信するネットワーク通信部をさらに備え、前記制御命令は前記ネットワーク通信部を介して前記制御機器から受信することができる。
【0016】
本発明の一実施例に係るサーバーが提供される。サーバーは、電子装置とネットワーク通信するネットワーク通信部と、前記ネットワーク通信部を介して前記電子装置から外部装置の情報を受信し、前記受信した外部装置の情報に基づいて前記外部装置を制御対象として登録し、前記外部装置の制御命令を前記ネットワーク通信部を介して前記電子装置に伝送して前記電子装置に前記外部装置を制御させるプロセッサと、を備える。本発明のサーバーによれば、ネットワーク機能がないレガシー機器やネットワーク設定がされていない外部装置を想像IoT機器として登録し、電子装置を介して外部装置を制御することができる。
【0017】
サーバーは、ユーザの音声命令を認識する音声認識エンジンをさらに備え、前記ユーザの音声命令は、前記ネットワーク通信部を介して前記電子機器から受信することができる。
【0018】
サーバーは、ユーザの音声命令を認識する音声認識エンジンをさらに備え、前記ネットワーク通信部は、制御機器とネットワーク通信を行い、前記ユーザの音声命令を前記ネットワーク通信部を介して制御機器から受信することができる。
【0019】
前記サーバーのプロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を前記電子装置の追加機能として登録することによって、外部装置の制御を電子装置に追加機能として行わせることができる。
【0020】
前記サーバーのプロセッサは、前記外部装置の制御対象登録において外部装置の機能を、前記電子装置を経由して制御するように登録することによって、直接に制御されるIoT機器と区別して、電子装置を経由して外部装置を制御することができる。
【0021】
前記ネットワーク通信部は対話サーバーとネットワーク通信し、前記外部装置の制御命令は前記ネットワーク通信部で前記対話サーバーを介して受信することができる。
【0022】
前記プロセッサは、前記外部装置の制御命令に基づいて前記外部装置が制御対象として登録されているか否か判断し、前記外部装置が制御対象であれば、前記制御命令を前記電子装置に伝送し、前記制御対象でなければ“外部装置が未登録制御対象であることを示すメッセージ”を前記対話サーバーに伝送することができる。
【0023】
本発明の一実施例に電子装置の制御方法が提供される。電子装置の制御方法は、外部装置の第1赤外線信号を受信する段階と、前記第1赤外線信号から前記外部装置の情報を取得する段階と、サーバーに前記取得した外部装置の情報を伝送して前記外部装置を制御対象として登録することを要請する段階と、前記サーバーから前記外部装置の制御命令を受信する段階と、前記外部装置が前記受信された制御命令に対応する動作を行うようにする命令情報を含む第2赤外線信号を外部装置に送信する段階と、を含む。
【0024】
前記電子装置の制御方法は、ユーザの音声命令を受信する段階と、前記ユーザの音声命令を対話サーバーに伝送する段階と、前記対話サーバーが前記ユーザの音声命令から外部装置の制御命令を認識する段階と、前記対話サーバーが認識した外部装置の制御命令を前記サーバーに伝送する段階と、前記サーバーが前記外部装置が制御対象であるか否か判断する段階と、前記外部装置が制御対象であれば、前記制御命令を前記電子装置に伝送する段階と、をさらに含む。
【0025】
前記電子装置の制御方法は、前記制御命令の外部装置が制御対象でなければ、前記対話サーバーに“外部装置が制御対象でないことを示すメッセージ”を伝送する段階と、前記対話サーバーが前記制御命令を前記電子装置に伝送する段階と、をさらに含む。
【発明の効果】
【0026】
上記のように、本発明によれば、ネットワーク機能がないレガシー電子機器やネットワーク設定がされていない電子機器(外部装置)を、周辺の電子装置、IoTサーバー、対話サーバーなどを用いて仮想IoT機器として登録した後、IoT制御、すなわち音声制御又は遠隔地制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の第1実施例に係る電子装置制御システムの模式図である。
図2】本発明の第1実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図3】本発明の第2実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図4】本発明の第3実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図5】本発明の第4実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図6】本発明の第5実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図7】本発明の第6実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。
図8】本発明の第1実施例に係る外部装置の登録過程を示すフロチャートである。
図9】赤外線信号の構造を示す図である。
図10】TVで外部装置の制御対象登録UIを示す図である。
図11】本発明の第4実施例に係る外部装置の制御対象登録過程を示すフロチャートである。
図12】本発明の第1実施例に係る電子装置とサーバーを介した外部装置制御過程を示すフロチャートである。
図13】本発明の第3実施例に係る電子装置、対話サーバー及びサーバーを介した外部装置の制御過程を示すフロチャートである。
図14】本発明の第4実施例に係る電子装置を介した外部装置の制御方法を示すフロチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る実施例に関して詳しく説明する。以下の実施例の説明では添付の図面に記載された事項を参照するが、各図面に提示された同一の参照番号又は符号は実質的に同一の機能を有する構成要素を表す。
【0029】
図1は、本発明の第1実施例に係る電子装置制御システム1を示す模式図である。本発明の第1実施例に係る電子装置制御システム1は、制御媒介体である電子装置100、サーバー200、制御機器300、及び制御対象である外部装置400を備える。電子装置100は、例えば、TV、コンピュータ、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、モバイルフォン、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス、マルチメディア再生機、電子額縁、デジタル広告板、LFD(Large Format Display)、デジタルサイネージ、セットトップボックスなどの様々な電子装置を含むことができる。同様に、サーバー200はIoTクラウドサーバーなどを含むことができる。同様に、制御機器300は、モバイル装置、例えば、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、モバイルフォン、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス、リモコンなどを含むことができる。同様に、外部装置400は、エアコン、オーディオ、冷蔵庫、照明灯、ドアロック、カメラなどを含めて、赤外線信号で制御可能であり、ネットワーク通信機能がないかネットワーク設定がされていない様々な外部装置を含むことができる。ここで、電子装置100はサーバー200にネットワークで接続されている。
【0030】
図2は、本発明の第1実施例に係る電子装置制御システム1を示すブロック図である。
【0031】
図示のように、電子装置100は、動作実行部110、第1IR通信部120、第1ネットワーク通信部130、第1プロセッサ140、及び第1メモリ150などを備える。電子装置100は、サーバー200と外部装置400との間の中間制御媒介体として位置する。すなわち、電子装置100はサーバー200の制御命令に応じて外部装置400を制御する。
【0032】
動作実行部110は、電子装置100の実質的な動作を行う、例えば表示部、映像受信部、映像処理部、音声処理部などを備えることができる。
【0033】
第1IR通信部120は、動作実行部110を制御するための電子装置100のリモコン(図示せず)から赤外線信号を受信する。また、第1IR通信部は、外部装置400のリモコン402から放射された第1IR信号をインターセプトし、外部装置400を制御するための命令情報を含む第2IR信号を放射する。
【0034】
第1ネットワーク通信部130は、サーバー200とネットワーク通信を行う。第1ネットワーク通信部130は、外部装置400の情報、例えば装置プロファイルをサーバー200に伝送したり、サーバー200から外部装置400の制御命令を受信することができる。第1ネットワーク通信部130は、例えば、サーバー200と無線通信を行うためにRF(Radio Frequency)信号を送/受信するRF回路を有することができ、Wi-fi、ブルトゥース、ジグビー(Zigbee)、UWB(Ultra-Wide Band)、Wireless USB、NFC(Near Field Communication)のいずれか一つ以上の通信を行うように構成され得る。第1ネットワーク通信部130は有線LAN(Local Area Network)を介してサーバー200及びその他の装置と有線通信を行うことができる。有線接続のためのコネクター又は端子を有する接続部の他に、様々な通信方式によって具現されてもよい。
【0035】
第1プロセッサ140は、電子装置100の諸般構成が動作するための制御を行う。第1プロセッサ140は、このような制御動作を行わせる制御プログラム(或いはインストラクション)及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。
【0036】
制御プログラムは、BIOS、デバイスドライバ、運営体系、ファームウェア、プラットホーム及び応用プログラム(アプリケーション)のうち少なくとも一つの形態で具現されるプログラムを含むことができる。一実施例として、応用プログラムは、電子装置100の製造に当たってあらかじめ設置又は格納したり、或いは将来の使用時に、外部から応用プログラムのデータを受信し、受信したデータに基づいて設置することができる。応用プログラムのデータは、例えば、アプリケーションマーケットのようなアプリサーバーから電子装置100にダウンロードされてもよい。このようなアプリサーバーは、本発明のコンピュータプログラム製品の一例であり、これに限定されるものではない。
【0037】
第1プロセッサ140は、例えば、第1IR通信部でインターセプトした外部装置400のリモコン402からの第1IR信号を分析し、第1IR信号の分析から、外部装置400の情報、例えばメーカー及び機種のような装置プロファイルを得る。ここで、装置プロファイルは、外部装置400が例えば“A社エアコン”であるというメーカー及び製品名を示すことができる。
【0038】
第1プロセッサ140は、“A社エアコン”が制御対象(仮想IoT機器)として登録されているか確認する。もし“A社エアコン”が制御対象未登録であり、且つ電子装置100が動作中であれば、第1プロセッサ140はユーザに、動作実行部110、例えば表示部を介して、“A社エアコン”を制御対象として登録するか否かを聞く。もし“A社エアコン”が制御対象未登録であり、且つ電子装置100が動作中でなければ、第1プロセッサ140はユーザに、動作実行部110、例えば表示部を起動させて、“A社エアコン”を制御対象として登録するか否かを聞いたり、または、待機状態を維持するが、ユーザが電子装置100をオン(ON)させると“A社エアコン”を制御対象として登録するか否かを聞く制御対象登録イベントを表示する。このように、第1IR通信部120は、電子装置100が作動中でない時も常に作動しており、周辺の外部装置400のリモコン402から放射される第1IR信号をインターセプトすることができる。通常、IR信号は壁や障害物から反射されるので、第1IR通信部120は周辺の外部装置400のリモコン402から放射される第1IR信号を容易にインターセプトすることができる。勿論、必要によって、ユーザは周辺の外部装置400のリモコン402を電子装置100に向かって直接に放射させることもできる。
【0039】
第1プロセッサ140は、ユーザが外部装置400に対して制御対象登録を選択すると、第1ネットワーク通信部130を介して装置プロファイルをサーバー200に伝送し、制御対象(仮想IoT機器)登録を要請する。この時、第1プロセッサ140は、サーバー200をして、外部装置400の機能を電子装置100自身の追加機能として登録させることができる。すなわち、サーバー200は、電子装置100を“A社エアコン”の各種機能を行うものとして判断するように登録することができる。一方、第1プロセッサ140は、サーバー200をして、電子装置100を“A社エアコン”を制御するために経由する媒介体として登録させることができる。第1プロセッサ140は、サーバー200から外部装置400の制御命令を受信すれば、当該制御命令に基づいて外部装置400の動作制御のために第2IR信号を生成するように第1IR通信部120を制御する。
【0040】
第1メモリ150は、限定されないデータを格納する。第1メモリ150は第1プロセッサ140によってアクセスされ、それらによるデータの読出し、書込み、修正、削除、更新などが行われる。第1メモリ150に格納されるデータは、例えば収集された制御対象の装置プロファイルデータ、メーカー別製品別赤外線コードデータ、制御対象登録データなどを含む。勿論、第1メモリ150は、運営体制、運営体制上で実行可能な様々なアプリケーション、映像データ、付加データなどを格納する。第1メモリ150は、第1IR信号のコード分析及び制御命令に該当する第2IR信号変換などを行うプログラム(アプリケーション)を格納する。
【0041】
第1メモリ150は、制御プログラムが設置される不揮発性のメモリ、設置された制御プログラムの少なくとも一部がロードされる揮発性のメモリを含む。
【0042】
第1メモリ150は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも一タイプの記憶媒体を含むことができる。
【0043】
サーバー200は、第2ネットワーク通信部230、第2プロセッサ240及び第2メモリ250などを備える。
【0044】
第2ネットワーク通信部230は、電子装置100及び制御機器300とネットワーク通信を行う。第2ネットワーク通信部230は、電子装置100から外部装置400の装置プロファイルを受信し、制御機器300から外部装置400の制御命令を受信することができる。第2ネットワーク通信部230はまた、制御機器300から受信した外部装置400の制御命令を電子装置100に伝送することができる。
【0045】
第2ネットワーク通信部230は例えば、電子装置100又は制御機器300と無線通信を行うために、RF(Radio Frequency)信号を送/受信するRF回路を有することができ、Wi-fi、ブルトゥース、ジグビー(Zigbee)、UWB(Ultra-Wide Band)、Wireless USB、NFC(Near Field Communication)のうち一つ以上の通信を行うように構成され得る。第2ネットワーク通信部230は、有線LAN(Local Area Network)を介して電子装置100、制御機器300、及び他の装置と有線通信を行うことができる。有線接続のためのコネクター又は端子を有する接続部の他に、様々な他の通信方式によって具現されてもよい。
【0046】
第2プロセッサ240は、サーバー200の諸般構成が動作するための制御を行う。第2プロセッサ240は、このような制御動作を行わせる制御プログラム(或いはインストラクション)及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。
【0047】
第2プロセッサ240は、登録された多数の制御対象、例えば多数のIoT装置に対して、受信した制御命令に応じて通常の制御を行うことができる。
第2プロセッサ240はまた、電子装置100が伝送した装置プロファイルに基づいて、外部装置400、例えば“A社エアコン”に対して制御対象(仮想IoT機器)として登録されているか確認する。もちろん、第2プロセッサ240は、電子装置100で確認した制御対象登録結果を適用してもよいが、別途に登録の有無を確認することが好ましい。確認の結果、もし“A社エアコン”が制御対象未登録であれば、“A社エアコン”を制御対象として登録する。この時、第2プロセッサ240は、外部装置400の機能を電子装置100の追加機能として登録することができる。すなわち、サーバー200は、電子装置100が“A社エアコン”の各種機能を行うものとして登録できる。この場合、第2プロセッサ240は、“エアコン温度を上げて”という制御命令を受信すれば、電子装置100の機能として判断し、電子装置100に制御命令を伝達する。
【0048】
一方、第2プロセッサ240は、電子装置100を“A社エアコン”を制御するために経由する媒介体として登録してもよい。このとき、第2プロセッサ240は、“A社エアコン”を既存のIoT装置と区別して仮想IoT装置として登録するとともに、“A社エアコン”をIR制御できる電子装置100とマッチングさせて登録する。言い換えると、第2プロセッサ240は、ネットワーク通信機能がない“A社エアコン”を、通信機能を持つ既存のIoT装置と区別することができる。この場合、第2プロセッサ240は、“TVを用いてエアコン温度を上げて”という制御命令を受信すれば、電子装置100を経由する媒介体とし、電子装置100に制御命令を伝達する。
【0049】
もし、サーバー200に他のエアコン(B社エアコン)がIoT機器としてさらに登録されていれば、第2プロセッサ240は、“エアコン温度を上げて”という制御命令を、他のエアコン(B社エアコン)に対する命令として判断し、制御命令を他のエアコン(B社エアコン)に伝送するだろう。
【0050】
もし、サーバー200に他のエアコンがIoT機器として登録されていないと、第2プロセッサ240は、“エアコン温度を上げて”という制御命令を“TVを用いてエアコン温度を上げて”という制御命令と解釈し、電子装置100を経由媒介体とし、電子装置100に制御命令を伝達する。
【0051】
第2プロセッサ240は、仮想IoT装置としての“A社エアコン”に対する制御命令を受信した場合、“A社エアコン”を直接に無線で制御できない状態であるので、マッチングされた電子装置100に制御命令を伝送し、電子装置100に“A社エアコン”をIR制御させる。第2プロセッサ240は制御機器300から、例えば“TVを用いてA社エアコン温度+”のような制御命令を受信すれば、TVに“A社エアコン温度+”を伝送する。
【0052】
電子装置100の第1プロセッサ140は、第1ネットワーク通信部130を介してサーバーから受信した“A社エアコン温度+”に基づいて第2IR信号コードを生成し、第1IR通信部120に伝達する。第1IR通信部120は、“エアコン温度+”に該当する第2IR信号を放射して外部装置400(A社エアコン)を制御する。
【0053】
第2メモリ250は、限定されないデータを格納する。第2メモリ250は、第2プロセッサ240によってアクセスされ、それらによるデータの読出し、書込み、修正、削除、更新などが行われる。第2メモリ250に格納されるデータは、例えば制御対象の装置プロファイルデータ、電子装置100から受信した装置プロファイルデータ、仮想登録された制御対象(外部装置)別にマッチングされた電子装置データなどを含む。もちろん、第2メモリ250は、運営体制、運営体制上で実行可能な様々なアプリケーション、付加データなどを格納する。
【0054】
第2メモリ250は、制御プログラムが設置される不揮発性のメモリ、設置された制御プログラムの少なくとも一部がロードされる揮発性のメモリを含む。
【0055】
制御機器300は、制御命令を受信し、サーバー200と電子装置100を介して実質的に外部装置400を制御する。すなわち、制御機器300は、外部装置400を制御するためのユーザの制御命令を受信する。
【0056】
制御機器300は、第3ネットワーク通信部330、第3プロセッサ340、ユーザ命令受信部360、音声認識エンジン370などを備える。
【0057】
第3ネットワーク通信部330は、サーバー200とネットワーク通信を行う。第3ネットワーク通信部330は、受信した外部装置400の制御命令をサーバー200に伝送することができる。
【0058】
第3ネットワーク通信部330は例えば、サーバー200と無線通信を行うためにRF(Radio Frequency)信号を送/受信するRF回路を有することができ、Wi-fi、ブルトゥース、ジグビー(Zigbee)、UWB(Ultra-Wide Band)、Wireless USB、NFC(Near Field Communication)のうち一つ以上の通信を行うように構成され得る。
【0059】
第3プロセッサ340は、制御機器300の諸般構成が動作するための制御を行う。第3プロセッサ340はそれらの制御動作を実行可能にする制御プログラム(或いはインストラクション)及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。
【0060】
第3プロセッサ340は、ユーザ命令受信部360で受信した制御命令又は音声認識エンジンで認識した制御命令を、第3ネットワーク通信部330を介してサーバー200に伝送する。
【0061】
ユーザ命令受信部360は、ユーザ入力を受信して第3プロセッサ340に伝達する。ユーザ命令受信部360はユーザ入力の方式に応じて様々な形態にすることができ、例えば、表示部に表示されたメニューボタン、リモコンから受信されるユーザ入力のリモコン信号を受信するリモコン信号受信部、表示部に設けられてユーザのタッチ入力を受信するタッチスクリーン(Touch-Screen)、ユーザのジェスチャー入力を感知するカメラ、ユーザの音声入力を認識するマイクなどにすることができる。
【0062】
音声認識エンジン370は、ユーザが発話したユーザの音声命令から外部装置400の制御命令を認識する。例えば、音声認識エンジン370は、音声命令から外部装置400の制御命令を抽出することができる。音声認識エンジン370の音声認識機能は、既知の音声認識アルゴリズムを用いて行うことができる。例えば、音声認識エンジン370は、音声信号の音声特徴ベクトルを抽出し、抽出された音声特徴ベクトルを、メモリに保存された音声認識対象情報と比較して、音声を認識することができる。また、抽出された音声特徴ベクトルとメモリに保存された音声認識対象情報とが一致しない場合、音声認識結果を類似度の高い情報に補正し、音声を認識することができる。ここで、類似度の高い音声認識対象情報が複数である場合、いずれか一つをユーザに選択させることができる。
【0063】
音声認識エンジン370は、限定されないCPUに常駐するエンベデッド音声認識エンジン370とすることができる。例えば、音声認識エンジン370は、CPUと別個であるマイコン(Micro Computer)のような別のチップによって具現することができる。
【0064】
音声認識エンジン370が認識結果として、IoT制御対象がTVである場合、“ボリュームアップ”、“ボリュームダウン”又は“音を上げて”、“音を下げて”などを認識すると、第3プロセッサ340はそれに対応する制御命令をサーバー200に伝送し、サーバーにTVを制御させる。
【0065】
音声認識エンジン370が認識結果として、仮想IoT制御対象が外部装置400(A社エアコン)である場合、“TVを用いてエアコン温度を上げて”、“TVを用いてエアコン温度を下げて”、“TVを用いてエアコンの風量を強くして”又は“TVを用いてエアコンの風量を弱くして”などを認識すれば、第3プロセッサ340はそれに対応する制御命令をサーバー200に伝送し、これを電子装置(TV)100にさらに伝達して外部装置(A社エアコン)を制御させる。ここで、制御命令は、制御媒介体である“TV”と、仮想制御対象である“A社エアコン”と、A社エアコンの動作命令である“温度+”、“温度-”、“風量+”、“風量-”とがマッチングされた状態にすることができる。
【0066】
音声認識エンジン370で認識可能な音声は、制御媒介体としてTVの他にも、ノートパソコン、コンピュータなどの多数の電子装置を含むことができる。もちろん、電子装置と外部装置は、制御対象である一つの外部装置に、複数の媒介体である複数電子装置が接続されてもよく、複数の外部装置に一つの媒介体である電子装置が接続されてもよい。
【0067】
音声認識エンジン370で認識可能な音声は、制御対象として“A社エアコン”の他にも、“冷蔵庫”、“ドアロック”、“オーディオ”、“照明灯”などの多数の外部装置を含むことができる。
【0068】
音声認識エンジン370で認識可能な音声は、制御命令として“温度+”、“温度-”、“風量+”、“風量-”の他にも、“運転停止/停止”、“亜熱帯”、“冷房運転/冷房”、“除湿運転/除湿”、“暖房運転/暖房”などを含め、エアコンで行われる様々な制御コマンドを含む。
【0069】
音声認識エンジン370は、ユーザ命令受信部360から入力された音声命令を電気的な音声信号に変換する音声変換部(図示せず)をさらに備えることができる。音声変換部で変換された音声信号は、PCM(pulse code modulation)状態又は圧縮された形態のオーディオ波形の形態を有する。ここで、音声変換部は、ユーザの音声命令をデジタルに変換するA/D変換部によって具現することができる。
【0070】
外部装置400は、第4IR通信部420及び第4プロセッサ440を備える。外部装置400は、ネットワーク機能を持たないか、ネットワーク設定がされていないものであり、レガシー機器と仮定する。外部装置400は、リモコン402の第1IR信号又は電子装置100の第2IR信号によって制御することができる。
【0071】
第4IR通信部420は、外部装置400の動作を制御する命令情報を含む第1IR信号又は第2IR信号を受信する。
【0072】
第4プロセッサ440は、受信した第1IR信号又は第2IR信号に基づいて外部装置400の動作を制御する。第4プロセッサ440は、外部装置400の構成全般に対する動作を制御可能にする制御プログラム(或いは、インストラクション)及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのCPU(Central Processing unit)を含むことができる。
【0073】
図3は、本発明の第2実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。同図に示すように、電子装置制御システム1'は、制御媒介体である電子装置100、サーバー200、制御機器300、及び制御対象である外部装置400を備える。以下、第2実施例に係る電子装置制御システム1'は、図2に示した第1実施例と異なる部分を中心に説明し、同一の部分については説明を省略する。
【0074】
図3で、音声認識エンジン270が制御機器300ではなくサーバー200に備えられている。実質的に制御機器300としてはスマートフォンなどのような汎用のモバイル装置を使用するので、音声認識機能を装着するにはやや困難がある。これに対し、サーバー200は様々な制御対象である多数の外部装置400を制御するための専用の装置として使用するので、音声認識機能を装着しやすい。
【0075】
図3で、サーバー200に外部装置400が制御対象として仮想登録された状態で、制御機器300はユーザ命令受信部360でユーザの音声命令を取得する。制御機器300は、取得したユーザの音声命令をそのまま、第3ネットワーク通信部330からサーバー200に伝達する。ここで、制御機器300は単に、ユーザ命令、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”、“TVを用いてエアコン温度を下げて”、“TVを用いてエアコンの風量を強くして”又は“TVを用いてエアコンの風量を弱くして”などといったユーザの音声命令を取得してサーバー200に伝達する役割だけを担う。
【0076】
サーバー200は、制御機器300から受信したユーザの音声命令から、音声認識エンジン270で制御命令を認識する。例えば、サーバー200は、音声命令から制御命令を抽出することができる。サーバー200は、制御命令に含まれた制御媒介体、例えばTVに、制御命令、例えば“A社エアコン温度+”を伝送する。ここで、サーバー200は、“A社エアコン温度+”に対する第2IR信号コードを直接に送ってもよく、制御命令内容だけをTVに送り、TVに“A社エアコン温度+”に対する第2IR信号コードを生成させてもよい。
【0077】
図4は、本発明の第3実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。同図に示すように、電子装置制御システム1''は、電子装置100、サーバー200、外部装置400、及び対話サーバー500を備える。対話サーバー500は、電子装置100とサーバー200との間に設けられる。また、第3実施例に係る電子装置制御システム1''は、ユーザの音声命令を制御機器300で取得する第1実施例及び第2実施例と違い、ユーザの音声命令を電子装置100で直接に受信する。外部装置400の第1IR信号を分析して仮想制御対象として登録する過程は、図2及び図3に示した第1及び第2実施例と同様であり、その説明を省略する。
【0078】
外部装置400の制御媒介体である電子装置100は、動作実行部110、第1IR通信部120、第1ネットワーク通信部130、第1プロセッサ140、第1メモリ150及びユーザ命令受信部160を備える。
【0079】
ユーザ命令受信部160は、ユーザ命令を受信して第1プロセッサ140に伝達する。ユーザ命令受信部160は、方式に応じて様々な形態にすることができ、例えば、表示部に表示されたメニューボタン、リモコンから受信されるユーザ命令のリモコン信号を受信するリモコン信号受信部、表示部に設けられてユーザのタッチ入力を受信するタッチスクリーン(Touch-Screen)、ユーザのジェスチャー入力を感知するカメラ、ユーザの音声入力を認識するマイクなどによって具現することができる。
【0080】
第1プロセッサ140は例えば、ユーザ命令受信部160でユーザの音声命令を取得すると、それをそのまま第1ネットワーク通信部130から対話サーバー500に伝達する。ここで、ユーザの音声命令は例えば、“TVを用いてエアコン温度を上げて”、“TVを用いてエアコン温度を下げて”、“TVを用いてエアコンの風量を強くして”又は“TVを用いてエアコンの風量を弱くして”などのようなユーザ発話を含む。
【0081】
対話サーバー500は、第5ネットワーク通信部530、第5プロセッサ540、第5メモリ550、及び音声認識エンジン570を備える。
【0082】
第5ネットワーク通信部530は、電子装置100の第1ネットワーク通信部130から受信したユーザの音声命令を受信して第5プロセッサ540に伝達する。
【0083】
第5プロセッサ540は、ユーザの音声命令を音声認識エンジン570に伝達する。
【0084】
音声認識エンジン570はユーザの音声命令を処理し、例えば“TVを用いてエアコン温度+”、“TVを用いてエアコン温度-”,“TVを用いてエアコン風量+”、“TVを用いてエアコン風量-”のような制御命令を認識し、第5プロセッサ540に伝達する。このようにユーザの音声命令から抽出した制御命令は、制御媒介体(TV)・制御対象(エアコン)・命令情報(温度+、温度-、風量+、風量-など)を含む。
【0085】
第5プロセッサ540は、認識した制御命令を第5ネットワーク通信部530からサーバー200に伝達する。
【0086】
サーバー200は、第2ネットワーク通信部230、第2プロセッサ240、及び第2メモリ250を備える。
【0087】
第2ネットワーク通信部230は、対話サーバー500から伝達された制御命令を第2プロセッサ240に伝達する。
【0088】
第2プロセッサ240は、制御命令から、制御対象である外部装置、例えば“A社エアコン”が仮想制御対象として登録されているかを確認する。第2プロセッサ240は、“A社エアコン”が仮想制御対象として登録されていると、それを第2ネットワーク通信部230から電子装置100に伝達する。第2プロセッサ240は、もし“A社エアコン”が仮想制御対象として登録されていないと、第2ネットワーク通信部230から、“A社エアコン”が未登録制御対象であるという“Fail Return Message”を対話サーバー500にフィードバックする。
【0089】
対話サーバー500の第5プロセッサ540は、第5ネットワーク通信部530でサーバー200からの“Fail Return Message”を受信すると、制御命令を第5ネットワーク通信部530から電子装置100に伝達する。
【0090】
電子装置100の第1プロセッサ140は、第1ネットワーク通信部130でサーバー200又は対話サーバー500から受信した、例えば“エアコン温度+”、“エアコン温度-”,“エアコン風量+”、“エアコン風量-”のような制御命令に基づいて、命令情報に該当する第2IR信号コードを生成し、第1IR通信部120をして第2IR信号を放射させる。
【0091】
図5は、本発明の第4実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。第4実施例の電子装置制御システム1'''は、電子装置100及び外部装置400を備える。電子装置制御システム1'''は、電子装置100が独自でサーバー200に代えてサーバーの機能を果たすだけでなく、制御機器300として働くこともできる。
【0092】
電子装置100は、動作実行部110、第1IR通信部120、第1ネットワーク通信部130、第1プロセッサ140、第1メモリ150、ユーザ命令受信部160、及び音声認識エンジン170を備える。
【0093】
動作実行部110は、電子装置100の実質的な動作を行う、例えば表示部、映像受信部、映像処理部、音声処理部などを備えることができる。
【0094】
第1IR通信部120は、動作実行部110を制御するための電子装置100のリモコン(図示せず)から赤外線信号を受信する。また、第1IR通信部は、外部装置400のリモコン402から放射された第1IR信号をインターセプトする。
【0095】
第1ネットワーク通信部130は、外部の他の装置とネットワーク通信を行う。
【0096】
第1プロセッサ140は、電子装置100の諸般構成が動作するための制御を行う。第1プロセッサ140は、このような制御動作を実行可能にする制御プログラム(或いはインストラクション)及びロードされた制御プログラムを実行する少なくとも一つのCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。
【0097】
第1プロセッサ140は、例えば、第1IR通信部120でインターセプトした外部装置400のリモコン402の第1IR信号を分析し、第1IR信号の分析から、外部装置400を示す装置プロファイルを得る。ここで、装置プロファイルは、外部装置400が例えば“A社エアコン”であることを示す。
【0098】
第1プロセッサ140は、“A社エアコン”が制御対象(仮想IoT機器)として登録されているかを確認する。もし“A社エアコン”が制御対象未登録であり、且つ電子装置100が動作中であれば、第1プロセッサ140は動作実行部110、例えば表示部を介してそれを制御対象として登録する否かをユーザに聞く。もし“A社エアコン”が制御対象未登録であり、且つ電子装置100が動作中でないと、第1プロセッサ140は動作実行部110、例えば表示部を起動させて、それを制御対象として登録するか否かをユーザに聞いたり、又は、待機状態を維持するが、ユーザが電子装置100をオン(ON)させるとユーザに制御対象として登録するか否かを聞く制御対象登録イベントを表示する。
【0099】
第1プロセッサ140は、ユーザが外部装置400に対して制御対象登録を選択すれば、装置プロファイルに基づいて外部装置400(A社エアコン)を制御対象(仮想IoT機器)として登録する。
【0100】
第1メモリ150は、限定されないデータが保存される。第1メモリ150は、第1プロセッサ140によってアクセスされ、それらによるデータの読出し、書込み、修正、削除、更新などが行われる。第1メモリ150に保存されるデータは、例えば収集された制御対象の装置プロファイルデータ、メーカー別製品別赤外線コードデータ、制御対象登録データなどを含む。もちろん、第1メモリ150は、運営体制、運営体制上で実行可能な様々なアプリケーション、映像データ、付加データなどを格納する。第1メモリ150は、第1IR信号のコード分析及び制御命令に該当する第2IR信号変換などを行うプログラム(アプリケーション)を格納する。
【0101】
ユーザ命令受信部160は、ユーザ入力、例えば発話形態のユーザの音声命令を受信して第1プロセッサ140に伝達する。ユーザ命令受信部160は、ユーザ入力の方式に応じて様々な形態にすることができ、例えば、表示部に表示されたメニューボタン、リモコンから受信されるユーザ入力のリモコン信号を受信するリモコン信号受信部、表示部に設けられてユーザのタッチ入力を受信するタッチスクリーン(Touch-Screen)、ユーザのジェスチャー入力を感知するカメラ、ユーザの音声入力を認識するマイクなどによって具現することができる。
【0102】
第1プロセッサ140は例えば、ユーザ命令受信部160でユーザの音声命令を取得すればそれを音声認識エンジン170に伝達する。ここで、ユーザの音声命令は、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”、“TVを用いてエアコン温度を下げて”、“TVを用いてエアコンの風量を強くして”、又は“TVを用いてエアコンの風量を弱くして”などのようなユーザ発話を含む。
【0103】
音声認識エンジン170はユーザの音声命令を処理して、例えば“TVを用いてエアコン温度+”、“TVを用いてエアコン温度-”,“TVを用いてエアコン風量+”、“TVを用いてエアコン風量-”のような制御命令を認識して第1プロセッサ140に伝達する。このようにユーザの音声命令から抽出した制御命令は、制御媒介体・制御対象・命令情報を含む。
【0104】
第1プロセッサ140は、制御命令に基づいて、外部装置400(A社エアコン)を制御するための第2IR信号コードを生成し、第1IR通信部120から第2IR信号を放射する。ここで、第1プロセッサ140は、制御命令体系(制御媒介体・制御対象・命令情報)において制御媒介体が自身と同じ場合には制御媒介体を無視する。
【0105】
電子装置100は、一つの外部装置400(A社エアコン)に加えて他の複数の外部装置も仮想制御対象として登録した後、発話による音声命令又は遠隔地制御することが可能である。
【0106】
図6は、本発明の第5実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。第5実施例の電子装置制御システム1''''は、電子装置100、制御機器300及び外部装置400を備える。電子装置制御システム1''''は、電子装置100が独自でサーバー200に代えてサーバーとして働く。第5実施例の電子装置制御システム1''''は、独自でユーザの音声命令を受信して制御命令を抽出する第4実施例と違い、制御機器300で抽出された制御命令をネットワーク通信を介して受信する。電子装置100、制御機器300及び外部装置400の構成と動作は第1実施例と同様であり、その説明を省略する。ただし、第5実施例に係る電子装置制御システム1''''は、制御機器300がサーバー200を経由して電子装置100に制御命令を伝達する第1実施例と違い、制御機器300が電子装置100に制御命令を直接に伝達する。
【0107】
図7は、本発明の第6実施例に係る電子装置制御システムを示すブロック図である。第6実施例の電子装置制御システム1'''''は、電子装置100、制御機器300、外部装置400、及び対話サーバー500を備える。対話サーバー500は、電子装置100と制御機器300との間に設けられ、制御機器300から取得した発話形態のユーザの音声命令を処理して制御命令を抽出する。電子装置制御システム1'''''は、対話サーバー100がサーバー200の機能も担う。第6実施例の電子装置制御システム1'''''は、制御機器300が発話形態のユーザの音声命令を取得して対話サーバー500に伝達する。
【0108】
電子装置100、制御機器300及び外部装置400の構成及び動作は第2実施例と同様であり、その説明を省略する。
【0109】
ただし、第6実施例に係る電子装置制御システム1'''''は第2実施例と対比して、対話サーバー500がサーバー200として働く点が異なる。もちろん、対話サーバー500は単にユーザの音声命令から制御命令を認識する機能だけを有し、外部装置400の仮想制御対象登録は電子装置100が行ってもよい。
【0110】
以下、図8を参照して、本発明の第1実施例に係る電子装置100とサーバーを介した外部装置の登録過程を説明する。
【0111】
段階S10で、電子装置100の第1IR通信部120は、外部装置400のリモコン402から放射した第1IR信号を取得することができる。電子装置100の1IR信号の取得は、ユーザが外部装置400を制御する時に放射される信号をインターセプトしたり、ユーザが意図的に電子装置100に向かて放射する信号を受信することを含む。
【0112】
段階S11で、電子装置200の第1プロセッサ140は、第1IR信号から外部装置400の情報を取得することができる。図9は、第1IR信号の一例を示す波形である。同図に示すように、第1IR信号はNECコードであり、リーダコード、カスタムコード、カスタム反転コード、データコード、及びデータ反転コードで構成される。カスタムコードは、メーカーを識別できるコードであり、カスタム反転コードは、誤りチェック用カスタムコードである。データコードは、外部装置のリモコン制御データを示すコードであり、データ反転コードは、誤りチェック用データコードである。
【0113】
電子装置200の第1プロセッサ140は、上述した構造の第1IR信号のカスタムコードから外部装置400のメーカーが分かり、データコードから外部装置400の種類が分かる。すなわち、データコードに含まれたコード値は外部装置400の種類によって異なるので、外部装置400の種類は、外部装置の種類別データコード値をマッチングさせたテンプレートから容易に分かる。
【0114】
段階S12で、電子装置200の第1プロセッサ140は、取得した外部装置の情報をサーバー200に伝達する。
【0115】
段階S13で、サーバー200の第2プロセッサ240は、外部装置の情報、例えばメーカー及び製品名に基づいて、外部装置が既に登録された制御対象であるか否か確認する。
【0116】
もし、外部装置が制御対象として登録されていると、登録内容を電子装置100にフィードバック伝送した後に終了する。もし外部装置が制御対象として登録されていないと、未登録メッセージを電子装置100にフィードバックする。
【0117】
段階S14で、電子装置100の第1プロセッサ140は、外部装置が未登録であるというメッセージを受信すると、外部装置を制御対象として登録するか否かを問う登録UIを表示部に表示する。図10に示すように、表示部の画面には、既に制御対象として登録されたオーディオ、照明灯、冷蔵庫が表示されており、新しく感知された“A社エアコン”に対して制御対象登録を問う登録UIが表示される。登録UIにおいてユーザが外部装置の制御対象登録を希望しないと、登録過程が終了する。
【0118】
段階S15で、ユーザが“A社エアコン”に対して制御対象登録を希望すると、サーバー200に“A社エアコン”に対する登録を要請する。
【0119】
段階S16で、サーバー200の第2プロセッサ240は、電子装置100の登録要請によって“A社エアコン”を仮想制御対象として登録する。
【0120】
この時、サーバー200の第2プロセッサ240は、電子装置100が“A社エアコン”の各種機能を行うものとして登録することができる。この場合、第2プロセッサ240は、“エアコン温度を上げて”という制御命令を受信すれば、それを電子装置100の機能として判断し、電子装置100に制御命令を伝達する。
【0121】
一方、第2プロセッサ240は電子装置100を、“A社エアコン”を制御するために経由する媒介体として登録してもよい。第2プロセッサ240は、“A社エアコン”を既存のIoT装置とは区別して仮想IoT装置として、且つ“A社エアコン”をIR制御できる電子装置100とマッチングさせて登録する。この場合、第2プロセッサ240は、“TVを用いてエアコン温度を上げて”という制御命令を受信すると、電子装置100を経由する制御媒介体とし、電子装置100に制御命令を伝達する。
【0122】
以下、図11を参照して本発明の第4実施例に係る電子装置を介した外部装置の登録過程を説明する。
【0123】
段階S20で、電子装置100の第1IR通信部120は、外部装置400のリモコン402から放射した第1IR信号を受信する。
【0124】
段階S21で、第1プロセッサ140は、第1IR信号から外部装置400の情報を得る。言い換えると、第1プロセッサ140は、第1IR信号に基づいて外部装置400の装置プロファイルを分析することができる。
【0125】
第1プロセッサ140は、上述した構造の第1IR信号のカスタムコードから外部装置400のメーカーが分かり、データコードから外部装置400の種類が分かる。すなわち、データコードに含まれたコード値は外部装置400の種類によって異なるので、外部装置400の種類は外部装置の種類別データコード値をマッチングさせたテンプレートから容易に分かる。
【0126】
段階S22で、電子装置100の第1プロセッサ140は、外部装置が既に登録された制御対象であるか否かを確認する。もし外部装置が制御対象として登録されていると、登録進行を終了する。
【0127】
段階S23で、もし外部装置が制御対象として登録されていないと、外部装置を制御対象として登録するか否かを問う登録UIを、表示部に表示する。登録UIにおいてユーザが外部装置の制御対象登録を希望しないと、登録過程が終了する。
【0128】
段階S24で、ユーザが外部装置400(A社エアコン)に対して制御対象登録を希望すると、“A社エアコン”を仮想制御対象として登録する。
【0129】
図12を参照して、本発明の第1実施例に係る電子装置とサーバーを介した外部装置の制御過程を説明する。
【0130】
段階S30で、制御機器300が外部装置400に対する、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”というユーザの音声命令を受信する。
【0131】
段階S31で、制御機器300がユーザの音声命令から制御命令を抽出する。
【0132】
段階S32で、制御機器300が、抽出した制御命令をサーバーに伝達する。
【0133】
段階S33で、サーバー200が、制御命令の対象である外部装置400が登録された制御対象であるか否かを判断する。もし、外部装置400が未登録制御対象であれば、図8の段階S14で登録過程を行う。
【0134】
段階S34で、サーバー200は、外部装置400が登録制御対象であれば、電子装置100に制御命令を伝達する。サーバー200は必要によって、制御命令の代わりに第2IR信号コードの形態で伝送してもよい。
【0135】
段階S35で、電子装置の第1プロセッサ140が、サーバーから受信した制御命令を外部装置400の命令情報に該当する第2IR信号コードに変換する。
【0136】
段階S36で、電子装置の第1IR通信部120が、第2IR信号コード(命令情報)
【0137】
図13を参照して、本発明の第2実施例に係る電子装置100、対話サーバー500及びサーバー200を介した外部装置400の制御方法を説明する。
【0138】
段階S40で、電子装置100が外部装置400に対する、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”というユーザの音声命令を受信する。
【0139】
段階S41で、電子装置100が対話サーバー500に、外部装置400に対する、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”というユーザの音声命令を伝達する。
【0140】
段階S42で、対話サーバー500が、ユーザの音声命令から外部装置の制御命令を認識する。例えば、対話サーバー500は、音声命令から制御命令を抽出することができる。
【0141】
段階S43で、対話サーバー300が、サーバー200で認識した制御命令を伝達する。
【0142】
段階S44で、サーバー200が、制御命令の対象である外部装置400が登録された制御対象であるか否か判断する。
【0143】
段階S45で、外部装置400が登録された制御対象であれば、サーバー200が電子装置100に制御命令を伝達する。サーバー200は必要によって、制御命令の代わりに第2IR信号コードの形態で伝送してもよい。
【0144】
段階S46で、電子装置の第1プロセッサ140が、サーバーから受信した制御命令を外部装置400の命令情報に該当する第2IR信号コードに変換する。
【0145】
段階S47で、電子装置の第1IR通信部120が、第2IR信号コードに対応する第2IR信号を放射する。
【0146】
段階S48で、段階S44の判断の結果、外部装置400が未登録制御対象であれば、サーバー200が対話サーバー500に、外部装置が未登録装置であることを示す“Fail Return Message”を伝達する。
【0147】
段階S49で、対話サーバー500は、サーバー200から“Fail Return Message”を受信すると、認識した外部装置の制御命令を電子装置100に伝達する。
【0148】
段階S50で、電子装置の第1プロセッサ140が、対話サーバー500から受信した制御命令を、外部装置400の命令情報に該当する第2IR信号コードに変換する。
【0149】
段階S51で、電子装置の第1IR通信部120が、第2IR信号コードに対応する第2IR信号を放射する。
【0150】
図14を参照して本発明の第4実施例に係る電子装置を介した外部装置の制御方法を説明する。
【0151】
段階S25で、電子装置100が、外部装置400に対する、例えば“TVを用いてエアコン温度を上げて”というユーザの音声命令を受信し、ユーザの音声命令から外部装置400の制御命令を認識する。例えば、音声命令から制御命令を抽出することができる。
【0152】
段階S26で、電子装置の第1プロセッサ140が、認識した制御命令を、外部装置400の命令情報に該当する第2IR信号コードに変換する。
【0153】
段階S27で、電子装置の第1IR通信部120が、第2IR信号コードに対応する第2IR信号を放射する。
【0154】
以上では本発明の好ましい実施例について図示及び説明したが、本発明は上述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨から逸脱することなく、当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって様々な変形実施が可能であることはもとより、それらの変形実施例は、発明の技術的思想や展望から離れて理解されてはならないだろう。
【符号の説明】
【0155】
1 電子装置制御システム
100 電子装置(TV)
110 動作実行部
120 第1IR通信部
130 第1ネットワーク通信部
140 第1プロセッサ
150 第1メモリ
200 サーバー(IoTクラウドサーバー)
230 第2ネットワーク通信部
240 第2プロセッサ
250 第2メモリ
300 制御機器(モバイル装置)
330 第3ネットワーク通信部
340 第3プロセッサ
400 外部装置(エアコン)
402 外部装置リモコン
420 第4IR通信部
440 第4プロセッサ
500 対話サーバー
530 第5ネットワーク通信部
540 第5プロセッサ
550 第5メモリ
160,360 ユーザ命令受信部
170,270,370,570 音声認識エンジン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14