(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-18
(45)【発行日】2024-10-28
(54)【発明の名称】インタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/90 20190101AFI20241021BHJP
【FI】
G06F16/90 100
(21)【出願番号】P 2021522073
(86)(22)【出願日】2020-03-13
(86)【国際出願番号】 CN2020079214
(87)【国際公開番号】W WO2020192450
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-04-22
【審判番号】
【審判請求日】2023-08-09
(31)【優先権主張番号】201910233186.8
(32)【優先日】2019-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 岩
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 荐
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲為▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鐘▼ 希▲亮▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 秋▲閣▼
(72)【発明者】
【氏名】牛 成
(72)【発明者】
【氏名】周 杰
【合議体】
【審判長】林 毅
【審判官】大塚 俊範
【審判官】吉田 美彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0132019(US,A1)
【文献】特開2013-117938(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する、インタラクティブメッセージ処理方法であって、
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するステップと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するステップと、
前記メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信するステップであって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラム
のプログラム識別子に基づいて決定されたものであり、
複数の前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報及び画面データとを含む、ステップと、
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに
、ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップであって、
複数の前記ターゲットミニプログラムの前記画面データに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応する複数の前記ターゲットミニプログラムの画面データを含む、
前記ターゲットインタラクティブメッセージを決定するステップと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップと、
を含
み、
前記ターゲットミニプログラムは、バックエンドで自動的にダウンロード、インストールされるものである、
インタラクティブメッセージ処理方法。
【請求項2】
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、
前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラム
の前記プログラム情報を含むターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プログラム情報は、前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を含み、
複数の前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報
及び前記画面データに基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに
前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラムリンク情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラム
の前記プログラムリンク情報を含むターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記プログラム情報は、前記ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を含み、前記呼び出しインタフェース情報は、
前記ターゲットミニプログラムにおける前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応
する機能モジュールにアクセスするための情報であり、
複数の前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報
及び前記画面データに基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに
前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記ターゲットミニプログラムの前記呼び出しインタフェース情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラム
前記呼び出しインタフェース情報を含むターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記画面データは、前記ターゲットミニプログラムのトップ画面データを含み、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記トップ画面データに対してレンダリングを行い、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラムのトップ画面を表示し、前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいて前記トップ画面のハイパーリンクを設定するステップを含むことを特徴とする
請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記画面データは、前記ターゲットミニプログラムのターゲット画面データを含み、前記ターゲット画面データは、前記ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に対応
する機能モジュールの画面であり、前記呼び出しインタフェース情報は、
前記ターゲットミニプログラムにおける前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応
する機能モジュールにアクセスするための情報であり、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記ターゲット画面データに対してレンダリングを行い、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示し、前記ターゲットミニプログラムの前記呼び出しインタフェース情報に基づいて、前記ターゲット画面のハイパーリンクを設定するステップを含むことを特徴とする
請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに埋め込まれているサブ画面により、前記画面データを表示し、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報に基づいて、前記画面データのハイパーリンクを設定するステップを含むことを特徴とする
請求項
1に記載の方法。
【請求項8】
端末、およびバックエンドサーバを含むシステムが実行する、インタラクティブメッセージ処理方法であって、
前記端末によって、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するステップと、
前記端末によって、前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するステップと、
前記バックエンドサーバによって、前記処理待ちインタラクティブメッセージを受信するステップと、
前記バックエンドサーバによって、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、
前記バックエンドサーバによって、前記意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定するステップと、
前記バックエンドサーバによって、前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するステップと、
前記バックエンドサーバによって、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、
前記端末によって、前記メッセージ処理結果を受信するステップであって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラム
のプログラム識別子に基づいて決定されたものであり、
複数の前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報及び画面データとを含む、ステップと、
前記端末によって、前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに
、ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップであって、
複数の前記ターゲットミニプログラムの前記画面データに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応する複数の前記ターゲットミニプログラムの画面データを含む、
前記ターゲットインタラクティブメッセージを決定するステップと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップと、
を含
み、
前記ターゲットミニプログラムは、バックエンドで自動的にダウンロード、インストールされるものである、
インタラクティブメッセージ処理方法。
【請求項9】
前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップは、
前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップと、
ニューラルネットワークモデルにより、前記メッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、を含むことを特徴とする
請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記ニューラルネットワークモデルは、全結合ニューラルネットワークモデルであり、
ニューラルネットワークモデルにより、前記メッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップは、
前記全結合ニューラルネットワークモデルの畳み込み層により、前記メッセージ特徴に対して畳み込みマッピングを行い、畳み込み結果を得るステップと、
前記全結合ニューラルネットワークモデルのプーリング層により、前記畳み込み結果に対してプーリングマッピングを行い、プーリング結果を得るステップと、
前記全結合ニューラルネットワークモデルの全結合層により、前記プーリング結果に対して全結合マッピングを行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、を含むことを特徴とする
請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップは、
前記処理待ちインタラクティブメッセージが音声メッセージを含む場合に、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して音声認識を行い、テキストメッセージを得るステップと、
前記テキストメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップと、を含むことを特徴とする
請求項
9に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいてメッセージ処理結果を送信するステップは、
前記プログラム識別子に基づいて、前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報を取得するステップであって、前記プログラム情報に前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報又は呼び出しインタフェース情報が含まれる、ステップと、
前記プログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、を含むことを特徴とする
請求項
8に記載の方法。
【請求項13】
前記プログラム情報に基づいてメッセージ処理結果を送信するステップは、
前記プログラム情報に基づいて、前記画面データを要求するステップと、
前記画面データを受信した後、前記画面データ及び前記プログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、を含むことを特徴とする
請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するステップは、
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応する候補ミニプログラムを決定するステップと、
前記候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を抽出するステップと、
前記ミニプログラム特徴に基づいて前記候補ミニプログラムに対して順序付けを行い、所定の位置に順序付けされた前記候補ミニプログラムのプログラム識別子を前記ターゲットミニプログラムのプログラム識別子として決定するステップと、を含むことを特徴とする
請求項
8に記載の方法。
【請求項15】
前記候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を抽出するステップは、
前記候補ミニプログラムがテキスト型ミニプログラムであることに応答して、前記候補ミニプログラムのテキスト特徴及び前記候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するステップ、又は、
前記候補ミニプログラムが非テキスト型ミニプログラムであることに応答して、前記候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するステップを含むことを特徴とする
請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
インタラクティブメッセージ処理のための端末であって、
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュールと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するように構成されるメッセージ表示送信モジュールと、
前記メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信するように構成されるメッセージ結果受信モジュールであって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラム
のプログラム識別子に基づいて決定されたものであり、
複数の前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報及び画面データとを含むものである、メッセージ結果受信モジュールと、
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに
、ターゲットインタラクティブメッセージを表示
するように構成されるターゲットメッセージ表示モジュールであって、複数の前記ターゲットミニプログラムの前記画面データに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応する複数の前記ターゲットミニプログラムの画面データを含
む、ターゲットインタラクティブメッセージを決定し、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示する、ターゲットメッセージ表示モジュールと、を備え
、
前記ターゲットミニプログラムは、バックエンドで自動的にダウンロード、インストールされる
端末。
【請求項17】
インタラクティブメッセージ処理システムであって、
請求項
16に記載の端末と、
バックエンドサーバであって、
前記処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュールと、
前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るように構成されるメッセージ意図分類モジュールと、
前記意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定するように構成されるメッセージセマンティック解析モジュールと、
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するように構成されるターゲットプログラム決定モジュールと、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信するように構成されるメッセージ結果送信モジュールと、を備える、
バックエンドサーバと、を備える、インタラクティブメッセージ処理システム。
【請求項18】
コンピュータ機器であって、メモリと、プロセッサと、を備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する時、請求項1から
15のいずれか一項に記載の方法のステップを実現する、コンピュータ機器。
【請求項19】
コンピュータプログラムであって、プロセッサに請求項1から
15のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年03月26日に提出された出願の番号が2019102331868であり、発明名称が「インタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、人工知能技術分野に関し、特にインタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
人工知能は、人間の知能を擬似、延長、拡張するための理論、方法、技術及びアプリケーションシステムを検討、開発する新たな技術的科学である。情報技術の急速な成長に伴い、人工知能は、生活のあらゆる面で適用されており、例えば、多様の対話型アプリケーション、対話型機器、対話型サービスプラットフォームなどのような知能対話サービスをユーザに提供することができる。具体的には、例えば、「シャオアイ」、また例えば「千尋AI対話ロボット」などがある。
【0004】
従来の知能対話サービスにおけるインタラクティブメッセージ処理方法は、簡単なメッセージ対話機能を提供することができるが、その機能は、更なる拡張する必要があり、従って、インタラクティブメッセージ処理方法の顧客ロイヤルティの向上が期待される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる、インタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体を提供する。前記技術的解決手段は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様によれば、端末に適用されるインタラクティブメッセージ処理方法を提供する。前記方法は、
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するステップと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するステップと、
前記メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信するステップであって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである、ステップと、
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップと、を含む。
【0007】
もう1つの態様によれば、バックエンドサーバに適用されるインタラクティブメッセージ処理方法を提供する。前記方法は、
処理待ちインタラクティブメッセージを受信するステップと、
前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、
前記意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定するステップと、
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するステップと、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、を含む。
【0008】
もう1つの態様によれば、インタラクティブメッセージ処理装置を提供する。前記装置は、
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュールと、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するように構成されるメッセージ表示送信モジュールと、
前記メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信するように構成されるメッセージ結果受信モジュールであって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである、メッセージ結果受信モジュールと、
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成されるターゲットメッセージ表示モジュールと、を備える。
【0009】
もう1つの態様によれば、インタラクティブメッセージ処理装置を提供する。前記装置は、
処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュールと、
前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るように構成されるメッセージ意図分類モジュールと、
前記意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定するように構成されるメッセージセマンティック解析モジュールと、
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するように構成されるターゲットプログラム決定モジュールと、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信するように構成されるメッセージ結果送信モジュールと、を備える。
【0010】
もう1つの態様によれば、コンピュータ機器を提供する。前記コンピュータ機器は、メモリと、プロセッサと、を備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行し、上記態様に記載の端末により実行されるインタラクティブメッセージ処理方法を実現させる。
【0011】
もう1つの態様によれば、コンピュータ機器を提供する。前記コンピュータ機器は、メモリと、プロセッサと、を備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行し、上記態様に記載のバックエンドサーバにより実行されるインタラクティブメッセージ処理方法を実現させる。
【0012】
もう1つの態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行され、上記態様に記載の端末により実行されるインタラクティブメッセージ処理方法を実現させる。
【0013】
もう1つの態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行され、上記態様に記載のバックエンドサーバにより実行されるインタラクティブメッセージ処理方法を実現させる。
【発明の効果】
【0014】
本願の実施例が提供する技術的解決手段による有益な効果は、少なくとも以下を含む。
【0015】
上記インタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体によれば、端末は、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示することができる。これにより、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。それと同時に、ミニプログラム取得方式が制限されているため、上記インタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体は、ミニプログラムの使用回数を更に増加させることもできる。また、本実施例のインタラクティブメッセージ処理方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体によれば、更に操作の閉ループを実現しやすく、それによって、トラフィックによる収益の統計に寄与する。
【0016】
本願の実施例における技術的解決手段をより明確にするために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下の図面は本願の一部の実施例に過ぎず、当業者は創造的な労力を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本願の一実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の適用環境を示す概略図である。
【
図2】本願のもう1つの端末で実行される実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法を示すフローチャートである。
【
図3】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の例を示す図である。
【
図4】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の例を示す図である。
【
図5】本願のもう1つのバックエンドサーバで実行される実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法を示すフローチャートである。
【
図6】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の例を示す図である。
【
図7】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の例を示す図である。
【
図8】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の実現論理を示す図である。
【
図9】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の製品アスペクトでのフローを示す図である。
【
図10】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の一部のフローを示す図である。
【
図11】本願のもう1つの例示的な実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法を示すタイミングチャートである。
【
図12】本願のもう1つの端末で実行される実施例によるインタラクティブメッセージ処理装置の構造を示すブロック図である。
【
図13】本願のもう1つのバックエンドサーバで実行される実施例によるインタラクティブメッセージ処理装置の構造を示すブロック図である。
【
図14】本願のもう1つの実施例によるコンピュータ機器の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例を参照しながら、本願をさらに詳しく説明する。ここで記述される具体的な実施例は、本願を説明するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことは理解されるべきである。
【0019】
図1は、一実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法の適用環境を示す概略図である。本願で提供されるインタラクティブメッセージ処理方法は、
図1に示す適用環境に適用可能である。ここで、端末102は、ネットワークを介してバックエンドサーバ104と通信する。
【0020】
本願の一実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法は、端末102で実行可能である。端末102は、ターゲットインタラクティブインタフェースで、メッセージ入力トリガ命令を受信した場合、処理待ちインタラクティブメッセージを受信し、ターゲットインタラクティブインタフェースで、メッセージ送信トリガ命令を受信した場合、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信し、メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、メッセージ処理結果は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものであり、メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する。該インタラクティブメッセージ処理方法は、アプリケーションプログラムにより実現してもよく、親アプリケーションプログラムにおけるパブリックサービスプラットフォームにより実現してもよく、更に、親アプリケーションプログラムにおける子アプリケーションプログラムにより実現してもよい。1つの具体的な実施例において、親アプリケーションプログラムは、ウィーチャットのようなソーシャルプラットフォームであってもよい。パブリックサービスプラットフォームは、千尋AI対話ロボットのような、公式アカウント、購読アカウント、サービスアカウント等のサービスプラットフォームであってもよい。子アプリケーションプログラムは、ダウンロード、インストールする必要がないアプリケーションプログラムであり、又は、子アプリケーションプログラムは、インストールパッケージが小さくて、バックエンドでダウンロード、インストールプロセスが自動的に完了できるアプリケーションプログラムであり、例えば、ミニプログラムが挙げられる。ミニプログラム等の子アプリケーションプログラムは、端末の親アプリケーションプログラムに埋め込まれる可能であり、親アプリケーションプログラム内の子アプリケーションプログラムを実行することで、対応するトラフィックサービスをユーザに提供することができる。
【0021】
本願のもう1つの実施例によるインタラクティブメッセージ処理方法は、バックエンドサーバ104で実行可能である。バックエンドサーバ104は、処理待ちインタラクティブメッセージを受信し、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれる場合、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定する。メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信する。該メッセージ処理結果は、端末102に返信され、それによって、端末102は、該メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示することができる。
【0022】
端末102は、デスクトップコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどのデスクトップ機器又は携帯端末であってもよい。バックエンドサーバ104は、独立した物理サーバ、物理サーバクラスタ又は仮想サーバであってもよい。
【0023】
図2に示すように、一実施例において、インタラクティブメッセージ処理方法を提供する。該方法は、
図1に示す端末102で実行可能である。該インタラクティブメッセージ処理方法は、下記ステップを含む。
【0024】
S202において、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。
【0025】
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、端末は、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。
【0026】
ターゲットインタラクティブインタフェースは、端末でユーザに提供されるインタフェースであり、ユーザに提供されるマンマシンインタラクティブインタフェースである。該ターゲットインタラクティブインタフェースは、ユーザと製品とのメッセージインタラクションを表示するためのインタフェースであってもよい。製品は、対話サービスを提供するミニプログラム、対話サービスを提供するパブリックサービスプラットフォーム又は対話サービスを提供するアプリケーションプログラムなどの本実施例に対応する少なくとも1つの製品であってもよい。メッセージ入力トリガ命令の受信方式は、ユーザによりテキスト又は音声方式で入力された命令を受信するという方式であってもよく、ターゲットインタラクティブインタフェースにおけるメッセージ入力コントロールをクリック、長押し、選択又はタッチするという方式であってもよい。メッセージ入力コントロールは、メッセージ入力ボックス、キー、ボタンなどのコントロールであってもよい。
【0027】
端末は、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信する前に、ターゲットインタラクティブインタフェースを表示する必要もある。ターゲットインタラクティブインタフェースの表示は、ターゲットインタラクティブインタフェース表示命令を受信した後、ターゲットインタラクティブインタフェースの表示をトリガすることであってもよい。ターゲットインタラクティブ表示命令は、インタラクティブメッセージ処理方法に対応する製品を開く命令であってもよく、製品は、アプリケーションプログラム、パブリックサービスプラットフォーム、ミニプログラムのうちの少なくとも1つであってもよい。ここで、パブリックサービスプラットフォームは、公式アカウント、購読アカウント、サービスアカウント等のサービスプラットフォームのうちの少なくとも1つであってもよい。具体的には、例えば、ターゲットインタラクティブ表示命令は、知能対話機能を提供する公式アカウントを開く命令であってもよい。より具体的には、例えば、ターゲットインタラクティブ表示命令は、ウィーチャットで千尋AI対話ロボットという公式アカウントを開く命令であってもよい。
【0028】
処理待ちインタラクティブメッセージは、ユーザにより入力されたメッセージである。処理待ちインタラクティブメッセージの受信方式は、ターゲットインタラクティブインタフェースにおけるメッセージ入力コントロールを介して、ユーザから入力されたテキストメッセージ又はピクチャメッセージを受信するという方式であってもよく、マイクロホンなどのオーディオ収集装置により、ユーザから入力された音声メッセージを収集するという方式であってもよく、カメラなどのビデオ収集装置により、ユーザから入力されたビデオメッセージ又はピクチャメッセージを収集するという方式であってもよい。つまり、処理待ちインタラクティブメッセージは、テキストメッセージ、音声メッセージ、ピクチャメッセージ及びビデオメッセージのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0029】
S204において、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信する。
【0030】
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、端末は、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信する。
【0031】
メッセージ送信トリガ命令は、端末が、受信した処理待ちインタラクティブメッセージをバックエンドサーバに送信することをトリガするために用いられる。端末がメッセージ送信トリガ命令を受信する方式は、送信ボタンをクリック又はタッチするという方式であってもよく、送信確認ボタンをクリック又はタッチするという方式であってもよく、音声又は他の命令入力によりメッセージ送信トリガ命令を受信するという方式であってもよい。
【0032】
ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示することで、知能対話過程において自分がどのようなメッセージを送信したかをユーザに知らせることができ、ユーザがメッセージレコードをルックアップすることにも寄与する。
【0033】
メッセージ処理要求は、該処理待ちインタラクティブメッセージの処理をバックエンドサーバに要求し、完全な対話過程において、該処理待ちインタラクティブメッセージに対する応答を遂行するために用いられる。メッセージ処理要求に、該処理待ちインタラクティブメッセージ及びユーザ識別子が含まれる。該ユーザ識別子は、ユーザがメッセージ処理結果を返信する時、どのユーザに対応する端末に返信するかを決定するために用いられる。インタラクティブメッセージ処理方法は、親アプリケーションプログラムにおけるパブリックサービスプラットフォームにより実現される時、該ユーザ識別子は、親アプリケーションプログラムにおけるユーザのユーザ識別子であってもよい。
【0034】
S206において、メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、該メッセージ処理結果は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである。
【0035】
端末は、メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、該メッセージ処理結果は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである。
【0036】
バックエンドサーバは、メッセージ処理要求を受信した後、処理待ちインタラクティブメッセージを処理し、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果を得て、該メッセージ処理結果を端末にフィードバックする。ターゲットミニプログラムは、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するミニプログラムである。ミニプログラム(Mini Program)は、ダウンロード及びインストールする必要がない子アプリケーションプログラムである。より多様なトラフィックサービスをユーザに提供するために、開発者は、端末のアプリケーション(例えば、即時通信アプリケーション、ショッピングアプリケーション、メールアプリケーションなど)のために、対応するミニプログラムを開発することができる。該ミニプログラムは、子アプリケーションプログラムとして端末の親アプリケーションプログラムに埋め込まれてもよい。親アプリケーションプログラム内の子アプリケーションプログラム(即ち、対応するミニプログラム)を実行することで、対応するトラフィックサービスをユーザに提供することができる。
【0037】
端末は、バックエンドサーバからメッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、該メッセージ処理結果は、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定したものである。
【0038】
該メッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を含んでもよい。該プログラム情報は、ターゲットミニプログラムのプログラムのリンク情報、呼び出しインタフェース情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。該メッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムの画面データを更に含んでもよい。該画面データは、ターゲットミニプログラムのトップ画面データであってもよく、ターゲットミニプログラムにおける処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲット画面データであってもよい。
【0039】
S208において、メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する。
【0040】
端末は、メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する。
【0041】
ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージは、メッセージ処理結果を含んでもよく、メッセージインタラクション結果を更に処理した後に得られたメッセージを含んでもよい。例えば、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのプログラム情報を表示してもよく、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのアイコン又はトップ画面を表示してもよい。該アイコンは、ハイパーリンクを介してターゲットミニプログラムのトップ画面に遷移することができる。ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を表示してもよい。該呼び出しインタフェース情報は、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する機能モジュールのターゲット画面のアドレス情報であってもよい。ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示してもよい。ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムを呼び出した後の実行結果を表示してもよい。
【0042】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信した場合、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信した場合、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信する。メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、メッセージ処理結果は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである。メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する。返信された、ターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果を受信し、ターゲットインタラクティブインタフェースに、該メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示することができるため、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。それと同時に、ミニプログラム取得方式が制限されているため、上記インタラクティブメッセージ処理方法は、ミニプログラムの使用回数を更に増加させることもできる。また、本実施例のインタラクティブメッセージ処理方法によれば、更に操作の閉ループを実現しやすく、それによって、トラフィックによる収益の統計に寄与する。
【0043】
もう1つの例示的な実施例において、メッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を含む。端末がメッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含む。
【0044】
プログラム情報は、プログラムリンク情報、プログラム名称、プログラム識別子、プログラムアイコンのうちの少なくとも1つのプログラムに関わる情報を含んでもよい。該ターゲットインタラクティブメッセージの内容は、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子、プログラム名称、プログラムリンク情報、プログラムアイコンのうちの少なくとも1つであってもよい。端末は、該プログラム識別子又はプログラム名称により、プログラムクエリ要求をバックエンドサーバに送信し、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を得て、更に、該プログラムリンク情報により、ターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムのサービスを要求することができる。端末は、該プログラム識別子、プログラム名称、プログラムリンク情報又はプログラムアイコンのうちの少なくとも1つの情報により、ターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムのサービスを要求することもできる。
【0045】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例において、端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示し、ユーザにターゲットミニプログラムを薦めることができ、ユーザがターゲットミニプログラムのサービスを要求することに寄与し、インタラクティブメッセージ処理方法の機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。
【0046】
もう1つの例示的な実施例において、プログラム情報は、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を含む。ここで、プログラムリンク情報は、プログラムリンクのアドレス、ポート番号のうちの少なくとも1つを含んでもよい。端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含む。
【0047】
端末がターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を表示するという方式であってもよい。ユーザは、端末で表示されるターゲットインタラクティブインタフェースにおいて、該プログラムリンク情報をクリックすることで、ターゲットミニプログラムにアクセスすることができる。つまり、該プログラムリンク情報をクリックするという方式で、端末からターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムのサービスを要求する。
【0048】
端末がターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムの他のプログラム情報を表示し、他のプログラム情報のハイパーリンクをターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報として設定するという方式であってもよい。端末で表示されるターゲットインタラクティブインタフェースにおいて、該他のプログラム情報をクリックすることで、ターゲットミニプログラムにアクセスする。つまり、該他のプログラム情報をクリックするという方式で、ターゲットサービス要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムのサービスを要求する。
【0049】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、まず、他のプログラム情報により、プログラムリンク情報を要求してから、プログラムリンク情報により、ターゲットミニプログラムのサービスを要求する必要がない。従って、ターゲットミニプログラムのサービスを迅速に要求することができ、インタラクティブメッセージ処理の顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0050】
もう1つの例示的な実施例において、プログラム情報は、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を含む。該呼び出しインタフェース情報は、呼び出しインタフェース名称、呼び出しインタフェース識別子のうちの少なくとも1つであってもよい。呼び出しインタフェース情報は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップを含む。
【0051】
端末がターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を表示するという方式であってもよい。ユーザは、端末で表示されるターゲットインタラクティブインタフェースにおいて、該呼び出しインタフェース情報をクリックすることで、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する具体的な機能モジュールにアクセスすることができる。つまり、該呼び出しインタフェース情報をクリックする方式で、端末からサービス要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムにおける機能モジュールの具体的なサービスを要求する。
【0052】
端末がターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのプログラム情報を表示し、該プログラム情報のハイパーリンクをターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報として設定するという方式であってもよい。ユーザは、端末で表示されるターゲットインタラクティブインタフェースにおいて、該プログラム情報をクリックすることで、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する具体的な機能モジュールにアクセスすることができる。つまり、該プログラム情報をクリックする方式で、端末からサービス要求をターゲットミニプログラムに送信し、ターゲットミニプログラムにおける機能モジュールの具体的なサービスを要求する。
【0053】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、該呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する具体的な機能モジュールにアクセスすることができる。これにより、ユーザ操作のステップを減少させ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0054】
もう1つの例示的な実施例において、メッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムの画面データを更に含む。端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲットミニプログラムのプログラム情報及び画面データに基づいて、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを決定するステップと、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップと、を含む。
【0055】
画面データは、ターゲットミニプログラムがサービスを提供する画面データである。例えば、画面データは、トップ画面データであってもよく、ターゲット画面データであってもよい。トップ画面は、ターゲットミニプログラムが通常のプロセスに従ってサービスを提供する場合に最初に表示されるインタフェースである。ターゲット画面は、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する機能モジュールの画面である。
【0056】
本実施例において、ターゲットインタラクティブメッセージの内容は、画面データ及びプログラム情報を含む。端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブ画面に画面データ及びプログラム情報を表示するという方式であってもよい。端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示する方式は、端末がターゲットインタラクティブ画面に画面データを表示し、該画面データのハイパーリンクをターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報として設定するという方式であってもよい。
【0057】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、端末のターゲットインタラクティブ画面にターゲットミニプログラムの画面を表示するという方式で、ターゲットミニプログラムの関連情報をより直観的に表示することができ、ユーザに、ターゲットミニプログラムが提供できるサービスをより直観的に知らせることもできる。
【0058】
もう1つの例示的な実施例において、画面データは、ターゲットミニプログラムのトップ画面データを含み、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がトップ画面データに対してレンダリングを行い、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのトップ画面を表示し、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいてトップ画面のハイパーリンクを設定するステップを含む。
【0059】
本実施例において、ターゲットインタラクティブメッセージの内容は、ターゲットミニプログラムのトップ画面データを含む。端末は、トップ画面データに対してレンダリングを行い、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのトップ画面を表示し、該トップ画面のハイパーリンクをターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報として設定する。これにより、ユーザは、該トップ画面をクリックすることでターゲットミニプログラムのトップ画面に遷移することができ、端末は、ユーザにターゲットミニプログラムのサービスを提供する。これにより、ユーザにターゲットミニプログラムを薦め、ユーザにターゲットミニプログラムサービスを直観的に知らせると共に、端末は、ターゲットミニプログラムのサービスをユーザに容易かつ迅速に提供することができる。従って、ユーザ操作を簡略化し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。
【0060】
幾つかの他の実施例において、ミニプログラムのプログラムリンク情報を提供しなくてもよく、遷移処理を提供しなくてもよく、つまり、ターゲットミニプログラムへのハイパーリンクを設定することなく、ユーザは、ターゲットインタラクティブメッセージに基づいて、ターゲットミニプログラムのアクセス方式を自ら探し出すことができることは、理解されるべきである。
【0061】
もう1つの適用シーンにおいて、会社の同僚は、小微ちゃんに「昼頃、10人前の出前を注文して、そして会名入れ領収書をもらってね」と頼む。従来の方式は以下の通りであり得、即ち、小微ちゃんは「美団外売」を知っているのであれば、ウィーチャットミニプログラムを利用しようとして、ウィーチャットを開き、「美団外売」ミニプログラムを入力して検索し、出前を注文する。領収書のために会社名を記入する時に、小微ちゃんは、長い会社の税金コードを覚えておらず、小微ちゃんは、「美団外売」ミニプログラムを終了して、「税金領収書アシスタント」を知っているのであれば、「税金領収書アシスタント」ミニプログラムを検索して開き、会社の税金コードを得た後、小微ちゃんは、「美団外売」ミニプログラムを再び開く。
【0062】
上記適用シーンで本実施例の方法を利用すると、
図3に示すようになり得、即ち、本方法に対応する製品は、ウィーチャット(ソーシャルソフトウェア)におけるターゲットサービスプラットフォームであってもい。小微ちゃんは、具体的な「美団外売」、「税金領収書アシスタント」等のミニプログラムを予め知る必要がなく、ターゲットサービスプラットフォームのみを知る必要があり、ターゲットサービスプラットフォームに「10人前の出前を注文して、領収書をもらってね」と伝えばよい。端末は、該処理待ちインタラクティブメッセージを取得した後、ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバに転送する。該ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバは、該処理待ちインタラクティブメッセージを受信した後、対応する処理を行い、最後に、メッセージ処理結果を返信する。該メッセージ処理結果に、会話「下記2つのプログラムを試してみましょう」、2つのターゲットミニプログラム「美団外売」及び「税金領収書アシスタント」のプログラム名称及びトップ画面データが含まれる。端末は、ターゲットインタラクティブメッセージを表示する場合、該会話、2つのターゲットミニプログラムのプログラム名称及びトップ画面データを表示する。ユーザは、ターゲットインタラクティブメッセージをクリックして、端末を、対応するターゲットミニプログラムに遷移させることができる。
【0063】
もう1つの例示的な実施例において、画面データは、ターゲットミニプログラムのターゲット画面データを含む。ターゲット画面データは、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に対応し、呼び出しインタフェース情報は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲット画面データに対してレンダリングを行い、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示し、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲット画面のハイパーリンクを設定するステップを含む。
【0064】
本実施例において、ターゲットインタラクティブメッセージの内容は、ターゲットミニプログラムのターゲット画面データを含む。端末は、ターゲット画面データに対してレンダリングを行い、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示し、該ターゲット画面のハイパーリンクをターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報として設定する。ターゲット画面は、ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するサービスを提供する機能モジュールの画面である。ユーザは、該ターゲット画面をクリックすることで、端末を、ターゲットミニプログラムのターゲット画面に遷移してターゲットミニプログラムのサービスを提供するように制御することができる。もう1つの例示的な実施例において、
図4に示すように、端末で表示されるターゲットインタラクティブメッセージは、会話「それでは、ミニプログラムを開いて注文しましょう」、バックエンドサーバにより決定されたターゲットミニプログラム「美団外売」のプログラム名称、及びターゲットミニプログラムの注文機能モジュールの呼び出しインタフェース情報に対応するターゲット画面を含んでもよい。
【0065】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例によれば、ユーザはターゲットミニプログラムサービスを明確、直観的に知っているのであれば、端末は、ターゲットミニプログラムのサービスをユーザに容易かつ迅速に提供することができ、顧客ロイヤルティを向上させることができる。
【0066】
もう1つの例示的な実施例において、端末がターゲット画面データに対してレンダリングを行い、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示し、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲット画面のハイパーリンクを設定した後、端末がターゲット画面に基づいて、サービス要求送信命令を受信するステップであって、サービス要求送信命令にターゲットミニプログラムのプログラム情報及び所定パラメータが含まれる、ステップと、端末がプログラム情報及び所定パラメータに基づいて、ターゲットサービス要求を送信するステップと、端末が、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信するステップと、端末が、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示するステップと、を更に含む。
【0067】
本実施例において、ターゲットインタラクティブメッセージは、ターゲットミニプログラムのインタフェース呼び出し情報を含み、該インタフェース呼び出し情報は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。端末がターゲットインタラクティブメッセージに基づいてサービス要求送信命令を受信する方式は、ターゲットインタラクティブメッセージをクリック、ダブルクリック又は長押しすることで受信するという方式であってもよく、ターゲットインタラクティブメッセージにおける所定のボタン又は他のコントロールをクリック、ダブルクリック又は長押しすることで受信するという方式であってもよい。
【0068】
該ターゲットサービス要求は、ターゲットミニプログラムのサービスを要求するために用いられる。該プログラム情報は、プログラムリンク情報であってもよい。該所定パラメータは、端末がターゲットミニプログラムを要求する時に提供すべき関連パラメータであってもよい。該所定パラメータは、端末がサービス要求送信命令を受信する前に受信されたものであってもよい。該所定パラメータは、端末がサービス要求命令を受信する前にメッセージ処理結果から抽出されたものであってもよい。該所定パラメータは、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。例えば、ターゲットミニプログラムが領収書事務アシスタントである場合、所定パラメータは、ユーザから入力された、領収書に記入する必要がある会社情報であってもよく、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージから抽出した、領収書に記入する必要がある会社情報であってもよい。また例えば、ターゲットミニプログラムが美団外売などの出前ミニプログラムである場合、所定パラメータは、ユーザから入力された出前、数、販売店などの関連情報であってもよく、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージから抽出した出前、数、販売店などの関連情報であってもよい。ターゲットサービス要求に、プログラム情報及び所定パラメータが含まれる。端末は、プログラム情報に基づいて、該ターゲットサービス要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信する。ターゲットミニプログラムのサーバは、ターゲットサービス要求に基づいて、ターゲットサービスを実行し、サービス応答結果を端末に返信する。端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信された該サービス応答結果を受信する。端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信された該サービス応答結果を表示する。
【0069】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、ターゲットミニプログラムを呼び出す場合、ターゲットミニプログラムの具体的な操作方法を知る必要がない。ターゲットミニプログラムにおける、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する機能モジュールのターゲット画面を表示した後に、該ターゲット画面に基づいてサービス送信要求を受信し、そして、該サービス送信要求に基づいて、ターゲットミニプログラムのサーバにターゲットサービス要求を送信し、最後に、サービス応答結果を受信、表示することができる。これにより、ユーザ操作のステップを減少させ、ユーザにターゲットミニプログラムのサービスをより容易かつ迅速に提供することができる。これにより、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0070】
もう1つの例示的な実施例において、端末がターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットインタラクティブメッセージを表示するステップは、端末がターゲットインタラクティブインタフェースに埋め込まれているサブ画面により、画面データを表示し、ターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、画面データのハイパーリンクを設定するステップを含む。
【0071】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例において、ターゲットインタラクティブメッセージの内容は、画面データを更に含む。該画面データは、ターゲットインタラクティブインタフェースに埋め込まれているサブ画面に表示され、これにより、通常のインタラクティブメッセージの表示方式と異なる方式で、画面データを表示する。従って、ユーザは、通常のインタラクティブメッセージとターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを迅速に区分することができ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。端末は、ターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、画面データのハイパーリンクを設定する。これにより、ユーザは、ターゲットミニプログラムに容易かつ迅速にアクセスすることがき、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0072】
もう1つの例示的な実施例において、端末がメッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示した後に、端末がターゲットインタラクティブメッセージに基づいて、プログラム要求送信命令を受信するステップと、端末がプログラム要求送信命令に含まれるターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットプログラム要求を送信するステップと、端末が、ターゲットプログラム要求に基づいて返信されたプログラム応答情報を受信するステップと、端末が、ターゲットプログラム要求に基づいて返信されたプログラム応答情報を表示するステップと、を更に含む。
【0073】
本実施例において、メッセージ処理結果に含まれるプログラム情報に、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報が含まれてもよい。端末がターゲットインタラクティブメッセージに基づいてプログラム要求送信命令を受信することは、ターゲットインタラクティブメッセージをクリック、ダブルクリック又は長押しすることで、プログラム要求送信命令を受信することであってもよい。該プログラム要求送信命令は、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を含む。端末は、該プログラムリンク情報に基づいて、ターゲットプログラム要求を送信する。該ターゲットプログラム要求は、プログラムリンク情報及び端末識別子を含む。端末は、該プログラムリンク情報に基づいて、ターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信する。該端末識別子に基づいて、バックエンドサーバは、ターゲットプログラム要求に基づいて決定されたプログラム応答情報を端末に返信することができる。この場合、該プログラム応答情報は、ターゲットミニプログラムのトップ画面データを含んでもよい。
【0074】
本実施例において、メッセージ処理結果に含まれるプログラム情報に、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報が更に含まれてもよい。該呼び出しインタフェース情報は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。端末がターゲットインタラクティブメッセージに基づいてプログラム要求送信命令を受信することは、ターゲットインタラクティブメッセージをクリック、ダブルクリック又は長押しすることでプログラム要求送信命令を受信することであってもよい。該プログラム要求送信命令は、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を含む。端末は、該呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットプログラム要求を送信する。該ターゲットプログラム要求は、呼び出しインタフェース情報及び端末識別子を含む。端末は、該呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信する。該端末識別子に基づいて、バックエンドサーバは、ターゲットプログラム要求に基づいて決定されたプログラム応答情報を端末に返信することができる。この場合、該プログラム応答情報は、ターゲットミニプログラムのターゲット画面データを含んでもよい。
【0075】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、ユーザにターゲットミニプログラムを薦めた後、プログラム要求送信命令を受信し、ターゲットプログラム要求を送信し、続いてプログラム応答情報を受信、表示することにより、ユーザは、プログラム応答情報に基づいてターゲットミニプログラムに関連するサービス要求を行うことができる。これにより、ユーザにターゲットミニプログラムアクセス方式を提供し、ターゲットミニプログラムの利用率を向上させることができる。
【0076】
もう1つの例示的な実施例において、プログラム応答情報は、ターゲット画面データを含む。つまり、ターゲットプログラム要求に、呼び出しインタフェース情報が更に含まれる。端末は、プログラム要求送信命令を受信する場合、ターゲットインタラクティブメッセージでクリックされた機能モジュールの呼び出しインタフェース情報を取得することで、該呼び出しインタフェース情報を取得することができる。端末が、ターゲットプログラム要求を送信した後に、ターゲットプログラム要求に基づいて返信されたプログラム応答情報を受信、表示した後に、端末がプログラム応答情報に基づいてサービス要求送信命令を受信するステップであって、サービス要求送信命令にターゲットミニプログラムの該呼び出しインタフェース情報及び所定パラメータが含まれる、ステップと、端末が所定パラメータ及び呼び出しインタフェース情報に基づいてターゲットサービス要求を送信するステップと、端末がターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信するステップと、端末が、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示するステップと、を更に含む。
【0077】
プログラム応答情報に基づいてサービス要求送信命令を受信する方式は、端末がターゲット画面において、ユーザによる所定のボタンのクリックを受信することで受信するという方式であってもよい。所定のボタンは、「コミット」、「確認」などのようなボタンであってもよい。該サービス要求送信命令に、ターゲットミニプログラムの該呼び出しインタフェース情報及び所定パラメータが含まれる。端末は、該呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットミニプログラムに対応する機能モジュールサービスを要求する。該所定パラメータは、該機能モジュールサービスに必要なパラメータである。所定パラメータは、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する。該所定パラメータは、バックエンドサーバにより、該処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて決定されて、メッセージ処理結果を介して端末に返信されてもよい。
【0078】
ターゲットサービス要求に呼び出しインタフェース情報及び所定パラメータが含まれる。ターゲットサービス要求は、ターゲットプログラムにおけるユーザが必要としている機能モジュールに提供されるサービス、即ち、機能モジュールサービスを要求するために用いられる。ターゲットサービス要求に端末識別子が更に含まれる。これにより、ターゲットミニプログラムのサーバは、該端末識別子に基づいて、ターゲットサービス要求を送信した該端末に、サービス応答結果を返信することができる。端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信する。端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示する。サービス応答結果は、バックエンドサーバから、ターゲットサービス要求に基づいて返信された実行結果である。
【0079】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例において、まず、ユーザにターゲットミニプログラムのプログラム情報を提供し、プログラム情報に基づいて、プログラム要求送信命令を受信する。続いて、ターゲットプログラム要求を送信し、ターゲット画面データを受信、表示する。更に、ターゲット画面に基づいて、サービス要求送信命令を受信し、ターゲットサービス要求を送信し、サービス応答結果を受信、表示する。これにより、ユーザに対話機能を提供すると同時に、ターゲットミニプログラムのサービス機能の拡張を提供することもできる。これにより、顧客ロイヤルティを向上させることができる。
【0080】
もう1つの例示的な実施例において、端末がプログラム応答情報に基づいてサービス要求送信命令を受信するステップは、端末がプログラム応答情報に基づいてパラメータ修正命令を受信するステップと、端末がパラメータ修正命令に基づいて所定パラメータを修正した後、プログラム応答情報に基づいて、サービス要求送信命令を受信するステップであって、サービス要求送信命令にターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報及び修正後の所定パラメータが含まれる、ステップと、を含む。
【0081】
本実施例において、所定パラメータを決定した後、これに対して修正を行うこともできる。これにより、ユーザが処理待ちインタラクティブメッセージを送信した後に、ユーザが必要としている関連パラメータが変わったか又はメッセージ処理結果における所定パラメータがユーザの意図したものと異なる場合、これに対して修正を行うことができる。従って、ターゲットサービス要求をユーザの実際のニーズに更に合致させることができ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0082】
図5に示すように、本願は、バックエンドサーバで実行されるインタラクティブメッセージ処理方法を更に提供する。該方法は、
図1におけるバックエンドサーバ104で実行可能である。該方法は、以下を含む。
【0083】
S502において、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。
【0084】
処理待ちインタラクティブメッセージは、端末により受信され、バックエンドサーバに転送されてもよい。具体的には、端末により、親アプリケーションプログラムで実行されるターゲットサービスプラットフォームを介して転送されてもよい。
【0085】
バックエンドサーバは、該処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。該処理待ちインタラクティブメッセージは、テキスト形式のメッセージであってもよく、音声形式のメッセージであってもよく、ビデオ、ピクチャ又は表情形式のメッセージであってもよい。
【0086】
端末は、ユーザから入力された処理待ちインタラクティブメッセージを取得した後、該処理待ちインタラクティブメッセージをバックエンドサーバに転送して処理することができる。これにより、ターゲットサービスプラットフォームが顧客に応答する効率を向上させ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0087】
端末は、ユーザから入力された処理待ちインタラクティブメッセージを取得した後、所定のポリシーに応じて該処理待ちインタラクティブメッセージをバックエンドサーバに転送することができる。つまり、該バックエンドサーバは、対応するポリシーに応じて処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。所定のポリシーは、所定の時間間隔おきに一回転送されてもよく、所定件数の処理待ちインタラクティブメッセージを受信するたびに転送されてもよい。該所定件数は、少なくとも1である。
【0088】
S504において、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。
【0089】
バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。
【0090】
バックエンドサーバは、まず、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのセマンティック情報を得て、続いて、該セマンティック情報に対して意図分類を行い、意図分類結果を得ることができる。意図分類は、処理待ちインタラクティブメッセージにおけるセマンティック情報により表現される内在的意図を分類することである。その内在的意図の意図カテゴリは、閑談に関する意図、人物に関する意図、音楽に関する意図、子アプリケーションプログラムに対する意図(ミニプログラムに関する意図)のうちの少なくとも1つの意図カテゴリを含んでもよい。本実施例において、意図カテゴリの数は少なくとも2であり、十数個ひいては数十個であってもよい。本実施例における意図カテゴリは少なくとも、閑談に関する意図及び子アプリケーションプログラム意図を含む。各意図カテゴリは、1つのドメイン(domain)により表されてもよい。
【0091】
例えば、AI(人工知能)音声インタラクションプロセスにおいて、ユーザの自然言語メッセージに対して音声認識及びセマンティック解析を行った後、所定のマッピングプロセスにより採点を行い、最後に最適なドメイン範囲内に収まり、該ドメイン範囲内で、出力待ち返信結果を得ることができる。異なるドメインは、異なる人工知能能力を表す。
【0092】
1つの処理待ちインタラクティブメッセージは最終的に1つの意図カテゴリとマッチングし、該マッチングした意図カテゴリに基づいて、意図分類結果を決定することに留意されたい。
【0093】
S506において、意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定する。
【0094】
意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定する。
【0095】
バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、該処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを得る。セマンティック解析は、独立したセマンティック解析アルゴリズムにより実現してもよく、ニューラルネットワークモデルにより実現してもよい。NLP(Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラム)技術により、セマンティック解析を実現し、メッセージキーワードを得ることができる。メッセージキーワードは、処理待ちインタラクティブメッセージにおける、処理待ちインタラクティブメッセージの重要な情報を表すワードである。例えば、処理待ちインタラクティブメッセージが「出前を注文したい」である場合、セマンティック解析により得られたメッセージキーワードは、「出前注文」を含んでもよい。
【0096】
S508において、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。
【0097】
バックエンドサーバは、メッセージキーワードを得た後、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムを決定することができる。該ターゲットミニプログラムのプログラム識別子を取得することで、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を得ることができる。例えば、メッセージキーワードが出前注文である場合、ターゲットミニプログラムを出前注文ミニプログラムと決定することができる。更に、使用回数、最近の所定の期間内での使用回数、ユーザからのコメントなどのような、出前注文類ミニプログラムのプログラム特徴に基づいて、どの出前プログラムをターゲットミニプログラムと決定するかを最終的に決定することもできる。
【0098】
例示的に、バックエンドサーバは、意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれる場合、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定することができる。これにより、バックエンドサーバは、意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれない場合、メッセージキーワードに基づいて処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する必要がない。
【0099】
バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定し、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。これは、ニューラルネットワークモデルにより実現してもよい。例えば、全結合ニューラルネットワークにより実現してもよい。該全結合ニューラルネットワークの隠れ層の数及び深度は、アノテーションデータに基づいて調整されてもよい。該全結合ニューラルネットワークの出力は、sigmoid(閾値関数)を励起として用い、出力値を0から1にすることができる。アノテーションデータは、0と1のベクトルで表されてもよい。0は、該データが該位置のラベルを有しないことを表し、1は、該データが該位置のラベルを有することを表す。ベクトルの位数は、分類すべきミニプログラムの数を表す。つまり、該ベクトルにおける1に対応するミニプログラムの識別子は、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子である。
【0100】
S510において、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信する。
【0101】
バックエンドサーバは、該ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信する。従って、該送信されるメッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果である。該メッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子であってもよく、該プログラム識別子に基づいてサーチして得られたターゲットミニプログラムのプログラム情報であってもよく、バックエンドサーバが該プログラム識別子に基づいてターゲットミニプログラムの実行を呼び出して得られた該ターゲットミニプログラムの実行結果であってもよい。
【0102】
該プログラム情報は、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報、プログラム名称、プログラム識別子、プログラムアイコンのうちの少なくとも1つの、プログラムに関わる情報を含んでもよく、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を含んでもよい。
【0103】
これにより、端末は、該バックエンドサーバから返信されたメッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示することができる。
【0104】
上記インタラクティブメッセージ処理方法において、バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定する。バックエンドサーバは、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。バックエンドサーバは、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信する。ターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果をフィードバックすることができるため、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。それと同時に、ミニプログラム取得方式が制限されているため、上記インタラクティブメッセージ処理方法は、ターゲットミニプログラムの使用回数を更に増加させることもできる。また、本実施例のインタラクティブメッセージ処理方法によれば、更に操作の閉ループを実現しやすく、それによって、トラフィックによる収益の統計に寄与する。
【0105】
もう1つの適用シーンにおいて、
図6に示すように、ユーザは意図的に、千尋AI対話ロボット公式アカウントのようなターゲットサービスプラットフォームに、「私の税金コードは何ですか。」と尋ねる。ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバは、該処理待ちインタラクティブメッセージを受信した後、それに対して意図分類を行う。得られた意図分類結果は、ミニプログラムに関する意図を含み、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、メッセージキーワードを得た後、メッセージキーワードに基づいて、ミニプログラム「税金領収書アシスタント」のプログラム識別子をターゲットミニプログラムのプログラム識別子として決定することができる。バックエンドサーバから端末に送信されるメッセージ処理結果は、「税金領収書アシスタント」のプログラム情報であってもよい。端末により表示される結果は、
図6に示すように、該ターゲットプログラムのリンク画面である。ユーザは、該リンク画面をクリックすることで、ターゲットミニプログラムに入ることができる。
【0106】
もう1つの適用シーンにおいて、
図7に示すように、ユーザは、ターゲットサービスプラットフォームで閑談を行う過程において、「千尋ちゃん~お腹が空いている~~」と言う。ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバは、該処理待ちインタラクティブメッセージを受信した場合、セマンティック解析により、キーワード「お腹が空いている」を抽出することができる。端末に返信されるメッセージ処理結果に、閑談の会話に加えて、ユーザに薦めて配信した「美団外売」ミニプログラムのプログラム情報が含まれてもよい。
【0107】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップは、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップと、バックエンドサーバがニューラルネットワークモデルによりメッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、を含む。
【0108】
本実施例において、バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージを受信した後に、まず、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出する。メッセージ特徴は、メッセージキーワードベクトル、メッセージセマンティックベクトルのうちの少なくとも1つの特徴ベクトルを含んでもよい。バックエンドサーバは、ニューラルネットワークモデルにより、メッセージ特徴に対して、所定の意図分類マッピングを行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。これにより、バックエンドサーバは、ニューラルネットワークモデルによりマッピングを行うことで、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。従って、意図分類結果の正確性を向上させ、顧客ロイヤルティを向上させることができる。
【0109】
意図分類結果の正確性を向上させるために、もう1つの例示的な実施例において、ニューラルネットワークモデルは、全結合ニューラルネットワークモデルである。バックエンドサーバがニューラルネットワークモデルにより、メッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップは、バックエンドサーバが全結合ニューラルネットワークモデルの畳み込み層により、メッセージ特徴に対して畳み込みマッピングを行い、畳み込み結果を得るステップと、バックエンドサーバが全結合ニューラルネットワークモデルのプーリング層により、畳み込み結果に対してプーリングマッピングを行い、プーリング結果を得るステップと、バックエンドサーバが全結合ニューラルネットワークモデルの全結合層により、プーリング結果に対して全結合マッピングを行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るステップと、を含む。
【0110】
本実施例において、バックエンドサーバは、全結合ニューラルネットワークモデルにより、抽出されたメッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行う。該所定の意図分類マッピングプロセスにおいて、バックエンドサーバは、畳み込み層により畳み込みマッピングを行うことで、畳み込み結果を得て、プーリング層によりプーリングマッピングを行うことで、プーリング結果を得て、全結合層により全結合マッピングを行うことで、意図分類結果を得る。これにより、意図分類結果の正確性を更に向上させ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0111】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップは、バックエンドサーバが処理待ちインタラクティブメッセージに対して音声認識を行い、テキストメッセージを得るステップと、テキストメッセージのメッセージ特徴を抽出するステップと、を含む。
【0112】
音声認識により、音声メッセージをテキストメッセージに変換することができる。ASR(Automatic Speech Recognition:自動音声認識)技術により、音声認識を実現させることができる。本実施例において、処理待ちインタラクティブメッセージは、音声メッセージである。バックエンドサーバは、該音声メッセージに対して音声認識を行うことで、テキストメッセージを得て、続いて、テキストメッセージのメッセージ特徴を抽出し、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を得る。これにより、メッセージ入力の入力効率を向上させることができ、より多くの有効情報を受信することもできる。従って、ユーザのニーズに更に合致するミニプログラムを薦め、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0113】
もう1つの例示的な実施例において、本方法の製品は、ターゲットサービスプラットフォームである。該ターゲットサービスプラットフォームの実現論理図は、
図8に示す通りであってもよい。バックエンドサーバは、端末によりユーザの意図的処理待ちインタラクティブメッセージ又は閑談会話における処理待ちインタラクティブメッセージを取得する。該処理待ちインタラクティブメッセージは、テキスト形式であってもよく、音声形式であってもよい。端末は、該処理待ちインタラクティブメッセージをターゲットサービスプラットフォーム(公式アカウント)のバックエンドサーバに転送する。ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバは、ASR音声認識エンジンにより、処理待ちインタラクティブメッセージに対して音声認識を行い、音声メッセージをテキストメッセージに変換することができる。続いて、バックエンドサーバは、NLPセマンティック解析エンジンにより、該テキストメッセージに対してセマンティック解析を行い、該テキストメッセージのメッセージ特徴を抽出することができる。例えば、メッセージキーワードを抽出する。ニューラルネットワークモデルにより、メッセージ特徴に対して、所定の意図分類マッピングを行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。バックエンドサーバは、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を取得し、続いて、プログラム情報を端末に送信する。該プログラム情報は、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を含む。端末により、該ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を配信する。
【0114】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、ターゲットサービスプラットフォームによりミニプログラムを配信するか又は呼び出す機能を実現させることができる。ターゲットサービスプラットフォームの製品方面で、その論理フローは、
図9に示す通りであってもよい。ユーザは、「出前を注文したい」のような音声又は文字により明確なニーズを意図的に入力することができる。一方で、ユーザが閑談する過程において、相関する曖昧なニーズを漏らし、例えば、閑談時に、「お腹が空いている」を言及する。意図的な「出前を注文したい」こと又は受動的に現れた「お腹が空いている」ことに対して意図分類を行う。これらは、いずれもミニプログラムに関する意図に収まる。ターゲットミニプログラムを決定した後、案内用会話を出力し、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を配信することができ、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を呼び出し、ユーザの最終的操作に直接的に進み、最終結果を返信することもできる。
【0115】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバがターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいてメッセージ処理結果を送信するステップは、バックエンドサーバがプログラム識別子に基づいて、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を取得するステップであって、プログラム情報にターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報又は呼び出しインタフェース情報が含まれる、ステップと、バックエンドサーバがプログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、を含む。
【0116】
バックエンドサーバは、プログラム識別子に基づいて、ローカルデータベースにおいて、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を検索することができる。バックエンドサーバは、プログラム識別子に基づいて、検索要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信し、該プログラム識別子に対応するターゲットミニプログラムのプログラム情報を要求し、ターゲットミニプログラムのプログラム情報を取得することもできる。
【0117】
プログラムリンク情報は、ターゲットミニプログラムのリンクアドレス、ポート番号のうちの少なくとも1つのリンク情報を含んでもよい。呼び出しインタフェース情報は、ターゲットミニプログラムの機能モジュールのリンクアドレス、ポート番号のうちの少なくとも1つのリンク情報を含んでもよい。バックエンドサーバがプログラム情報に基づいて送信するメッセージ処理結果は、ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報であってもよく、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報であってもよく、プログラムリンク情報又は呼び出しインタフェース情報に対応する画面データであってもよい。
【0118】
これにより、バックエンドサーバから端末にフィードバックされるメッセージ処理結果に、プログラムリンク情報又は呼び出しインタフェース情報が含まれる。これにより、ユーザは、該プログラムリンク又は呼び出しインタフェース情報により、ターゲットミニプログラムに更に容易かつ迅速にアクセスすることができ、ターゲットミニプログラムの使用回数を向上させることもできる。
【0119】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバがプログラム情報に基づいてメッセージ処理結果を送信するステップは、バックエンドサーバがプログラム情報に基づいて、ターゲットミニプログラムの画面データを要求するステップと、バックエンドサーバが画面データを受信した後、画面データ及びプログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するステップと、を含む。
【0120】
本実施例は、バックエンドサーバは、プログラム情報に基づいて、画面要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信し、ターゲットミニプログラムの画面データを要求する。ターゲットミニプログラムのサーバは、画面要求を受信した後、該画面要求に基づいて、画面データをバックエンドサーバに返信する。バックエンドサーバは、画面データを受信した後、画面データ及びプログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を端末に送信する。バックエンドサーバから端末にフィードバックされるメッセージ処理結果に、画面データ及びプログラム情報が含まれる。これにより、端末は、画面データを表示し、ユーザに、ターゲットミニプログラムで提供されるサービスをより直観的に知らせる。
【0121】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバがメッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するステップは、バックエンドサーバがメッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応する候補ミニプログラムを決定するステップと、バックエンドサーバが候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を抽出するステップと、バックエンドサーバがミニプログラム特徴に基づいて候補ミニプログラムに対して順序付けを行い、所定の位置に順序付けされた候補ミニプログラムのプログラム識別子をターゲットミニプログラムのプログラム識別子として決定するステップと、を含む。
【0122】
本実施例において、バックエンドサーバは、メッセージキーワードに基づいて、少なくとも1つの候補ミニプログラムを決定することができる。例えば、天気に対応するミニプログラムは、中国天気ネット、Moji天気などであってもよい。本実施例において、これらの候補ミニプログラムに対して順序付けを行うことで、処理待ちインタラクティブメッセージとの相関性が最も高いターゲットミニプログラムを決定する。バックエンドサーバは、線形回帰モデルにより、候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を組み合わせ、ミニプログラムが開かれる回数を最適化し、ミニプログラムの順序付け結果を更に得る。所定の位置に順序付けされた候補ミニプログラムのプログラム識別子をターゲットミニプログラムのプログラム識別子として決定することができる。所定の位置は、任意の位置であってもよく、例えば、第1位であってもよい。
【0123】
ここで、ミニプログラム特徴は、テキスト特徴及び非テキスト特徴を含んでもよい。ここで、テキスト特徴は、キーワード、単語出現頻度計測及びメッセージマッチング度のうちの少なくとも1つであってもよい。非テキスト特徴は、品質スコア、ファンの人数、ミニプログラムが開かれた回数のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0124】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例は、候補ミニプログラムのプログラム識別子に対して順序付けを行うことで、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムを決定する。これにより、バックエンドサーバは、ユーザのニーズに更に合致するミニプログラムを決定し、ユーザの満足度を向上させ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0125】
もう1つの例示的な実施例において、バックエンドサーバが候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を抽出するステップは、候補ミニプログラムがテキスト型ミニプログラムである場合、バックエンドサーバが候補ミニプログラムのテキスト特徴及び候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するステップ、又は、候補ミニプログラムが非テキスト型ミニプログラムである場合、バックエンドサーバが候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するステップを含む。
【0126】
テキスト型ミニプログラムは、天気ミニプログラムのような、テキスト型答えを得ることができるミニプログラムである。質問が「北京の天気」であるとすれば、該ミニプログラムが提供できる結果は、テキスト型であり、例えば、「晴れ、摂氏10度」である。非テキスト型ミニプログラムは、質問に対する答えが存在せず、遷移画面を直接的に提供するミニプログラムである。例えば、チケット予約ミニプログラム、音楽再生ミニプログラム等である。
【0127】
テキスト特徴は、キーワード、単語出現頻度計測及びメッセージマッチング度のうちの少なくとも1つであってもよい。非テキスト特徴は、品質スコア、ファンの人数、ミニプログラムが開かれた回数のうちの少なくとも1つであってもよい。本実施例において、テキスト型ミニプログラムに対して、テキスト特徴及び非テキスト特徴を抽出する必要があり、非テキスト型ミニプログラムに対して、非テキスト特徴を抽出する必要がある。バックエンドサーバは、これらのアプリケーションプログラム特徴に基づいて、候補ミニプログラムに対して順序付けを行い、ターゲットミニプログラムを決定することができる。
【0128】
もう1つの例示的な例において、
図10に示すように、ターゲットサービスプラットフォームのバックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージを受信した後、ニューラルネットワークモデルに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行う。該意図分類結果は、候補ミニプログラム識別子を更に含む。バックエンドサーバは、候補ミニプログラムリストを引き出し、続いて、これらの候補ミニプログラムがテキストタイプのミニプログラムであるかどうかを判定する。例えば、テキスト型ミニプログラムであるかどうかを判定する。候補ミニプログラムがテキスト型ミニプログラムである場合、バックエンドサーバは、候補ミニプログラムのテキスト結果を取得し、該テキスト結果に基づいて、該候補ミニプログラムのテキスト特徴を抽出し、続いて、該候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出する。候補ミニプログラムが非テキスト型ミニプログラムである場合、バックエンドサーバは、候補ミニプログラムの非テキスト特徴を取得する。バックエンドサーバは、これらのテキスト特徴及び非テキスト特徴に基づいて、候補ミニプログラムに対して、ロジスティック回帰モデルにより順序付けを行い、更にターゲットミニプログラムを決定する。
【0129】
以上を纏めると、本願で提供される例示的な実施例において、バックエンドサーバは、テキスト型ミニプログラムに対して、テキスト特徴及び非テキスト特徴を同時に抽出し、非テキスト型ミニプログラムに対して非テキスト特徴を抽出する。種々の要因をできるだけ総合的に考慮することができ、順序付け結果をより正確にすることができる。これにより、バックエンドサーバは、ユーザのニーズに更に合致するミニプログラムを決定し、ユーザの満足度を向上させ、顧客ロイヤルティを更に向上させることができる。
【0130】
本願の端末及びバックエンドサーバという両側における実施例をより明確に説明するために、以下、具体的な実施例のタイミングチャートを参照しながら、説明する。該タイミングチャートは、
図11に示す通りである。
【0131】
端末は、ターゲットインタラクティブインタフェースを表示し、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信した場合、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。端末は、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信した場合、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求をバックエンドサーバに送信する。
【0132】
バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得る。意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれる場合、バックエンドサーバは、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定する。バックエンドサーバは、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定する。バックエンドサーバは、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を端末に送信する。
【0133】
端末は、メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースにターゲットミニプログラムに基づくプログラム情報を表示する。端末は、該表示されたプログラム情報に基づいて、プログラム要求送信命令を受信する。続いて、端末は、プログラム要求送信命令に含まれるターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットプログラム要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信する。
【0134】
ターゲットミニプログラムのサーバは、ターゲットプログラム要求に基づいて、プログラム応答情報を端末に返信する。
【0135】
端末は、該プログラム応答情報に基づいてターゲット画面データを表示し、該表示されたターゲット画面データに基づいて、パラメータ修正命令を受信する。端末は、パラメータ修正命令に基づいて所定パラメータを修正した後、プログラム応答情報に基づいて、サービス要求送信命令を受信する。サービス要求送信命令に、ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報及び修正後の所定パラメータが含まれる。続いて、端末は、修正後の所定パラメータ及び呼び出しインタフェース情報に基づいて、ターゲットサービス要求をターゲットミニプログラムのサーバに送信する。
【0136】
ターゲットミニプログラムのサーバは、該ターゲットサービス要求に基づいて、サービス応答結果を端末に返信する。
【0137】
端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信し、
端末は、ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示する。
【0138】
図2及び
図5のフローチャートにおける各ステップは矢印に示される順番で表示されるが、これらのステップは、必ずしも矢印に示される順番で順次実行されるとは限らないと理解されるべきである。本明細書に特に明記しない限り、これらのステップの実行は厳格な順番に限定されるものではない。これらのステップは、他の順番で実行されてもよい。また、
図2及び
図5における少なくとも一部のステップは、複数のサブステップ又は複数の段階を含んでもよい。これらのサブステップ又は段階は、必ずしも同一の時刻で実行されるとは限らず、様々な時刻で実行されてもよい。これらのサブステップ又は段階は必ずしも実行順番で実行されるとは限らず、他のステップ又は他のステップのサブステップや段階の少なくとも一部と共に順次実行されてもよいし、交替で実行されてもよい。
【0139】
もう1つの実施例において、
図12に示すように、端末で実行される上記インタラクティブメッセージ処理方法に対応するインタラクティブメッセージ処理装置を提供する。前記装置は、
ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信したことに応答して、処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュール1202と、
前記ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信したことに応答して、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、前記処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信するように構成されるメッセージ表示送信モジュール1204と、
前記メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信するように構成されるメッセージ結果受信モジュール1206であって、前記メッセージ処理結果は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである、メッセージ結果受信モジュール1206と、
前記メッセージ処理結果に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成されるターゲットメッセージ表示モジュール1208と、を備える。
【0140】
上記インタラクティブメッセージ処理装置は、ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ入力トリガ命令を受信した場合、処理待ちインタラクティブメッセージを受信する。ターゲットインタラクティブインタフェースでメッセージ送信トリガ命令を受信した場合、ターゲットインタラクティブインタフェースに処理待ちインタラクティブメッセージを表示し、処理待ちインタラクティブメッセージに基づいて、メッセージ処理要求を送信する。メッセージ処理要求に基づいて返信されたメッセージ処理結果を受信し、メッセージ処理結果は、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムに基づいて決定されたものである。メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットインタラクティブインタフェースに、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示する。返信された、ターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果を受信し、ターゲットインタラクティブインタフェースに、該メッセージ処理結果に基づいて、ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示することができるため、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。それと同時に、ミニプログラム取得方式が制限されているため、上記インタラクティブメッセージ処理装置は、ミニプログラムの使用回数を更に増加させることもできる。なお、本実施例のインタラクティブメッセージ処理装置によれば、更に操作の閉ループを実現しやすく、それによって、トラフィックによる収益の統計に寄与する。
【0141】
もう1つの例示的な実施例において、前記メッセージ処理結果は、前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報を含み、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成される。
【0142】
もう1つの例示的な実施例において、前記プログラム情報は、前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報を含み、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラムリンク情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成される。
【0143】
もう1つの例示的な実施例において、前記プログラム情報は、前記ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報を含み、前記呼び出しインタフェース情報は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応し、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲットミニプログラムの前記呼び出しインタフェース情報に基づいて、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成される。
【0144】
もう1つの例示的な実施例において、前記メッセージ処理結果は、前記ターゲットミニプログラムの画面データを更に含み、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報及び前記画面データに基づいて、前記ターゲットミニプログラムに基づくターゲットインタラクティブメッセージを決定し、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに、前記ターゲットインタラクティブメッセージを表示するように構成される。
【0145】
もう1つの例示的な実施例において、前記画面データは、前記ターゲットミニプログラムのトップ画面データを含み、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記トップ画面データに対してレンダリングを行い、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラムのトップ画面を表示し、前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報に基づいて前記トップ画面のハイパーリンクを設定するように構成される。
【0146】
もう1つの例示的な実施例において、前記画面データは、前記ターゲットミニプログラムのターゲット画面データを含み、前記ターゲット画面データは、前記ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報に対応し、前記呼び出しインタフェース情報は、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応し、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲット画面データに対してレンダリングを行い、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに前記ターゲットミニプログラムのターゲット画面を表示し、前記ターゲットミニプログラムの前記呼び出しインタフェース情報に基づいて前記ターゲット画面のハイパーリンクを設定するように構成される。
【0147】
もう1つの例示的な実施例において、
前記ターゲット画面に基づいて、サービス要求送信命令を受信するように構成されるサービス要求受信モジュールであって、前記サービス要求送信命令に前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報及び所定パラメータが含まれる、サービス要求受信モジュールと、
前記プログラム情報及び前記所定パラメータに基づいて、ターゲットサービス要求を送信するように構成されるサービス要求決定モジュールと、
前記ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信し、前記ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示するように構成されるサービス応答受信モジュールと、を更に備える。
【0148】
もう1つの例示的な実施例において、ターゲットメッセージ表示モジュール1208は、前記ターゲットインタラクティブインタフェースに埋め込まれているサブ画面により、前記画面データを表示し、前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム情報に基づいて、前記画面データのハイパーリンクを設定するように構成される。
【0149】
もう1つの例示的な実施例において、
前記ターゲットインタラクティブメッセージに基づいて、プログラム要求送信命令を受信するように構成されるプログラム要求受信モジュールと、
前記プログラム要求送信命令に含まれる前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報に基づいて、ターゲットプログラム要求を送信するように構成されるプログラム要求送信モジュールと、
前記ターゲットプログラム要求に基づいて返信されたプログラム応答情報を受信し、前記ターゲットプログラム要求に基づいて返信されたプログラム応答情報を表示するように構成されるプログラム応答受信モジュールと、を更に備える。
【0150】
もう1つの例示的な実施例において、前記プログラム応答情報は、ターゲット画面データを含み、前記ターゲット画面データは、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応し、該装置は、
前記プログラム応答情報に基づいてサービス要求送信命令を受信するように構成されるサービス要求受信モジュールであって、前記サービス要求送信命令に前記ターゲットミニプログラムの呼び出しインタフェース情報及び所定パラメータが含まれる、サービス要求受信モジュールと、
前記所定パラメータ及び前記呼び出しインタフェース情報に基づいてターゲットサービス要求を送信するように構成されるサービス要求決定モジュールと、
前記ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を受信し、前記ターゲットサービス要求に基づいて返信されたサービス応答結果を表示するように構成されるサービス応答受信モジュールと、を更に備える。
【0151】
もう1つの例示的な実施例において、修正命令受信モジュールを更に備える。
【0152】
修正命令受信モジュールは、前記プログラム応答情報に基づいてパラメータ修正命令を受信するように構成され、
サービス要求受信モジュールは、前記パラメータ修正命令に基づいて前記所定パラメータを修正した後、前記プログラム応答情報に基づいて、サービス要求送信命令を受信するように構成され、
前記サービス要求送信命令に前記ターゲットミニプログラムの前記呼び出しインタフェース情報及び修正後の前記所定パラメータが含まれる。
【0153】
もう1つの例示的な実施例において、
図13に示すように、バックエンドサーバで実行される上記インタラクティブメッセージ処理方法に対応するインタラクティブメッセージ処理装置を提供する。前記装置は、
処理待ちインタラクティブメッセージを受信するように構成されるインタラクティブメッセージ受信モジュール1302と、
前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るように構成されるメッセージ意図分類モジュール1304と、
前記意図分類結果にミニプログラムに関する意図が含まれることに応答して、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定するように構成されるメッセージセマンティック解析モジュール1306と、
前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定するように構成されるターゲットプログラム決定モジュール1308と、
前記ターゲットミニプログラムの前記プログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信するように構成されるメッセージ結果送信モジュール1310と、を備える。
【0154】
上記インタラクティブメッセージ処理装置は、処理待ちインタラクティブメッセージを受信し、処理待ちインタラクティブメッセージに対して意図分類を行い、処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得て、処理待ちインタラクティブメッセージに対してセマンティック解析を行い、処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージキーワードを決定し、メッセージキーワードに基づいて、処理待ちインタラクティブメッセージに対応するターゲットミニプログラムのプログラム識別子を決定し、ターゲットミニプログラムのプログラム識別子に基づいて、メッセージ処理結果を送信する。ターゲットミニプログラムに基づくメッセージ処理結果をフィードバックすることができるため、インタラクティブメッセージ処理機能を拡張し、顧客ロイヤルティを向上させることができる。それと同時に、ミニプログラム取得方式が制限されているため、上記インタラクティブメッセージ処理装置は、ターゲットミニプログラムの使用回数を更に増加させることもできる。なお、本実施例のインタラクティブメッセージ処理装置によれば、更に操作の閉ループを実現しやすく、それによって、トラフィックによる収益の統計に寄与する。
【0155】
もう1つの例示的な実施例において、メッセージ特徴抽出モジュールを更に備え、
メッセージ特徴抽出モジュールは、前記処理待ちインタラクティブメッセージのメッセージ特徴を抽出するように構成され、
メッセージ意図分類モジュール1304は更に、ニューラルネットワークモデルにより前記メッセージ特徴に対して所定の意図分類マッピングを行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るように構成される。
【0156】
もう1つの例示的な実施例において、前記ニューラルネットワークモデルは、全結合ニューラルネットワークモデルである。メッセージ意図分類モジュール1304は更に、前記全結合ニューラルネットワークモデルの畳み込み層により、前記メッセージ特徴に対して畳み込みマッピングを行い、畳み込み結果を得て、前記全結合ニューラルネットワークモデルのプーリング層により、前記畳み込み結果に対してプーリングマッピングを行い、プーリング結果を得て、前記全結合ニューラルネットワークモデルの全結合層により、前記プーリング結果に対して全結合マッピングを行い、前記処理待ちインタラクティブメッセージの意図分類結果を得るように構成される。
【0157】
もう1つの例示的な実施例において、音声認識モジュールを更に備え、
音声認識モジュールは、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対して音声認識を行い、テキストメッセージを得るように構成され、
メッセージ特徴抽出モジュールは更に、前記テキストメッセージのメッセージ特徴を抽出するように構成される。
【0158】
もう1つの例示的な実施例において、プログラム情報決定モジュールを更に備え、
プログラム情報決定モジュールは、前記プログラム識別子に基づいて、前記ターゲットミニプログラムのプログラム情報を取得するように構成され、前記プログラム情報に前記ターゲットミニプログラムのプログラムリンク情報又は呼び出しインタフェース情報が含まれ、
メッセージ結果送信モジュール1310は更に、前記プログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するように構成される。
【0159】
もう1つの例示的な実施例において、画面データ要求モジュールを更に備え、
画面データ要求モジュールは、前記プログラム情報に基づいて、前記ターゲットミニプログラムの画面データを要求するように構成され、
メッセージ結果送信モジュール1310は更に、前記画面データを受信した後、前記画面データ及び前記プログラム情報に基づいて、メッセージ処理結果を送信するように構成される。
【0160】
もう1つの例示的な実施例において、候補プログラム決定モジュール及びプログラム特徴抽出モジュールを更に備え、
候補プログラム決定モジュールは、前記メッセージキーワードに基づいて、前記処理待ちインタラクティブメッセージに対応する候補ミニプログラムを決定するように構成され、
プログラム特徴抽出モジュールは、前記候補ミニプログラムのミニプログラム特徴を抽出するように構成され、
ターゲットプログラム決定モジュール1308は更に、前記ミニプログラム特徴に基づいて前記候補ミニプログラムに対して順序付けを行い、所定の位置に順序付けされた前記候補ミニプログラムのプログラム識別子を前記ターゲットミニプログラムのプログラム識別子として決定するように構成される。
【0161】
もう1つの例示的な実施例において、プログラム特徴抽出モジュールは、前記候補ミニプログラムがテキスト型ミニプログラムであることに応答して、前記候補ミニプログラムのテキスト特徴及び前記候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するように構成され、又は、前記候補ミニプログラムが非テキスト型ミニプログラムであることに応答して、前記候補ミニプログラムの非テキスト特徴を抽出するように構成される。
【0162】
図14に示すように、もう1つの実施例において、コンピュータ機器を提供する。該コンピュータ機器は、サーバ又は端末であってもよい。該コンピュータ機器は、システムバスを介して接続されるプロセッサ、メモリ、ネットワークインタフェース、ディスプレイ及び入力装置を備える。ここで、該コンピュータ機器のプロセッサは、コンピューティング及び制御能力を提供するために用いられる。該コンピュータ機器のメモリは、不揮発性記憶媒体及び内部メモリを含む。該不揮発性記憶媒体には、オペレーティングシステム及びコンピュータプログラムが記憶されている。該内部メモリは、不揮発性記憶媒体におけるオペレーティングシステム及びコンピュータプログラムの実行のための環境を提供する。該コンピュータ機器のネットワークインタフェースは、ネットワークを介して外部の端末に接続されて通信するために用いられる。該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、インタラクティブメッセージ処理方法を実現させる。
【0163】
当業者には明らかなように、
図14に示した構成は、本願の解決手段に関連する一部の構造のブロック図に過ぎず、本願の解決手段に適用されるコンピュータ機器を限定するものではなく、具体的なコンピュータ機器は、図示したものより多く又はより少ない部材を備えてもよく、幾つかの部材を組み合わせたものであってもよく、異なる部材配置を備えてもよい。
【0164】
もう1つの実施形態において、コンピュータ機器を提供する。該コンピュータ機器は、サーバ又は端末であってもよい。該コンピュータ機器は、メモリと、プロセッサと、を備え、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する時、前記プロセッサに上記インタラクティブメッセージ処理方法のステップを実現させる。
【0165】
もう1つの例示的な実施形態において、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。該コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される時、前記プロセッサに上記インタラクティブメッセージ処理方法のステップを実現させる。
【0166】
当業者であれば、上述実施例の方法におけるすべて又は一部のフローの実現について、コンピュータプログラムによって関連したハードウェアに指示を出すことで完成することができ、前記コンピュータプログラムが不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムが実行される場合、上記各方法の実施例のフローを含んでもよいことが理解すべきである。ここで、本願が提供する各実施例に用いられるメモリ、記憶、データベース又は他の媒体へのあらゆる言及はいずれも、不揮発性及び/又は揮発性メモリを含んでもよい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)又はフラッシュメモリを含んでもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は外部キャッシュメモリを含んでもよい。非限定的な例証として、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、同期リンク(Synchlink)DRAM(SLDRAM)及び、メモリラムバス(Rambus)ダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトメモリラムバスダイナミックRAM(DRDRAM)及びメモリラムバスダイナミックRAM(RDRAM)などの多数の形態で使用可能である。
【0167】
以上の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができ、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴のすべての可能な組合せについて説明していないが、これらの技術的特徴の組合せは矛盾しない限り、本明細書に記載されている範囲に属すると考えられる。
【0168】
以上の実施例は本願における幾つかの実施形態を示したものに過ぎず、具体的かつ詳細に記載したが、これにより本発明の範囲が限定されると解釈すべきではない。当業者にとって、本発明の構想を離脱しない前提で、さらに複数の変形及び改良を行うことができるが、これらは全て本発明の保護範囲に属されるべきであることに留意されたい。従って、本発明の特許の保護範囲は添付の請求項に準ずるべきである。
【符号の説明】
【0169】
102 端末
104 バックエンドサーバ
1202 インタラクティブメッセージ受信モジュール
1204 メッセージ表示送信モジュール
1206 メッセージ結果受信モジュール
1208 ターゲットメッセージ表示モジュール
1302 インタラクティブメッセージ受信モジュール
1304 メッセージ意図分類モジュール
1306 メッセージセマンティック解析モジュール
1308 ターゲットプログラム決定モジュール
1310 メッセージ結果送信モジュール