(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-18
(45)【発行日】2024-10-28
(54)【発明の名称】ESDによるTFT破壊の防止方法、TFTの製造方法、表示パネル
(51)【国際特許分類】
H01L 29/786 20060101AFI20241021BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20241021BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20241021BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20241021BHJP
H01L 21/66 20060101ALI20241021BHJP
【FI】
H01L29/78 623A
G09F9/00 338
G09F9/30 338
H01L29/78 617K
H01L29/78 617S
H01L29/78 617T
H01L21/66 X
(21)【出願番号】P 2021550202
(86)(22)【出願日】2021-08-19
(86)【国際出願番号】 CN2021113482
(87)【国際公開番号】W WO2023015591
(87)【国際公開日】2023-02-16
【審査請求日】2021-10-01
(31)【優先権主張番号】202110912249.X
(32)【優先日】2021-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519182202
【氏名又は名称】深▲セン▼市▲華▼星光▲電▼半▲導▼体▲顕▼示技▲術▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】劉 軍正
【審査官】岩本 勉
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107330200(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105280633(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108365013(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第110634843(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0065762(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 29/786
G09F 9/00
G09F 9/30
H01L 21/336
H01L 21/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のTFTの少なくとも1つの膜の測定データを取得し、前記測定データが各膜の製造パラメータ及び各膜が耐えられる静電気放電電圧を含むステップと、
前記測定データをデータフィッティングして、少なくとも1つのフィッティング曲線を得るステップと、
前記フィッティング曲線から前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得するステップと、を含み、
前記TFTは、ゲート層、ゲート絶縁層及び活性層を含み、前記ゲート層の厚さをd0とし、前記ゲート層の傾斜角の角度をAとし、前記ゲート層の傾斜頂部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd1とし、前記ゲート層の傾斜部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd2とし、前記ゲート層の傾斜底部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd3とし、ここで、d2=0.773*d3+0.156*d3*cosA-0.061*d0であることを特徴とするESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項2】
前記製造パラメータは、前記TFTのゲート層の傾斜角を含み、前記ゲート層の傾斜角の角度範囲が0°~40°であることを特徴とする請求項1に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項3】
前記ゲート層の傾斜角の角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなることを特徴とする請求項2に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項4】
前記製造パラメータは、前記TFTのゲート絶縁層の厚さを含み、前記ゲート絶縁層の厚さが厚いほど、前記TFTのESD耐量が強くなることを特徴とする請求項1に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項5】
前記ゲート絶縁層の材質が無機材料であることを特徴とする請求項4に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項6】
前記静電気放電電圧は、複数のTFTの同一の膜が耐えられる実際の静電気放電電圧の平均値であることを特徴とする請求項1に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項7】
前記測定データは、前記TFTの破壊率又は良好率をさらに含み、
前記破壊率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されるTFTの数の比率であり、
前記良好率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されていないTFTの数の比率であることを特徴とする請求項1に記載のESDによるTFT破壊の防止方法。
【請求項8】
ESDによるTFT破壊の防止方法で得られた前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係によって前記TFTの膜の製造パラメータを設定することを含み、
前記ESDによるTFT破壊の防止方法は、
複数のTFTの少なくとも1つの膜の測定データを取得し、前記測定データが各膜の製造パラメータ及び各膜が耐えられる静電気放電電圧を含むステップと、
前記測定データをデータフィッティングして、少なくとも1つのフィッティング曲線を得るステップと、
前記フィッティング曲線から前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得するステップと、を含み、
前記TFTは、ゲート層、ゲート絶縁層及び活性層を含み、前記ゲート層の厚さをd0とし、前記ゲート層の傾斜角の角度をAとし、前記ゲート層の傾斜頂部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd1とし、前記ゲート層の傾斜部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd2とし、前記ゲート層の傾斜底部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd3とし、ここで、d2=0.773*d3+0.156*d3*cosA-0.061*d0であることを特徴とするTFTの製造方法。
【請求項9】
前記製造パラメータは、前記TFTのゲート層の傾斜角を含み、前記ゲート層の傾斜角の角度範囲が0°~40°であることを特徴とする請求項8に記載のTFTの製造方法。
【請求項10】
前記ゲート層の傾斜角の角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなることを特徴とする請求項9に記載のTFTの製造方法。
【請求項11】
前記製造パラメータは、前記TFTのゲート絶縁層の厚さを含み、前記ゲート絶縁層の厚さが厚いほど、前記TFTのESD耐量が強くなることを特徴とする請求項8に記載のTFTの製造方法。
【請求項12】
前記ゲート絶縁層の材質が無機材料であることを特徴とする請求項11に記載のTFTの製造方法。
【請求項13】
前記静電気放電電圧は、複数のTFTの同一の膜が耐えられる実際の静電気放電電圧の平均値であることを特徴とする請求項8に記載のTFTの製造方法。
【請求項14】
前記測定データは、前記TFTの破壊率又は良好率をさらに含み、
前記破壊率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されるTFTの数の比率であり、
前記良好率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されていないTFTの数の比率であることを特徴とする請求項8に記載のTFTの製造方法。
【請求項15】
TFTを含
み、
前記TFTは、ゲート層、ゲート絶縁層及び活性層を含み、前記ゲート層の厚さをd0とし、前記ゲート層の傾斜角の角度をAとし、前記ゲート層の傾斜頂部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd1とし、前記ゲート層の傾斜部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd2とし、前記ゲート層の傾斜底部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd3とし、ここで、d2=0.773*d3+0.156*d3*cosA-0.061*d0であることを特徴とする表示パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示の技術分野に関し、特にESDによるTFT破壊の防止方法、TFTの製造方法、表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
ESD(Electro-Static Discharge)静電気放電は、2つの物体の電位差が等しくないため、接触又は誘導により発生する放電現象である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ESDは環境中に存在し、放電作用が回路を通過し、電流パルスが保護される回路によって疎通されず、瞬間的に通過する電流が材料内部の温度を融点まで上昇させるため、素子破壊をもたらす。静電気の大きさに影響を及ぼす要素は主に不純物の混入があり、不純物の電気伝導度が高く、帯電量が低く、表面状態の接触面積と圧力が大きいほど(即ち接触面積が大きいほど)、静電気が高く、圧力が大きくなり、静電気が高いほど、分離速度が速くなり、静電気が高いほど、素子がESDサージを受けて急激に変動し破壊する。素子がESDサージを受けると、徹底的に破壊され、素子がもはや機能しなくなるが、この破壊が永久的であり、このESDにより、金属を溶融させ、表示画面を破壊させ、誘電体層を破壊させる恐れがあり、これは、通常、素子の局所領域における高いエネルギー密度の放電に起因する。素子がESDの影響を受けて潜在的な欠陥が存在する。このような欠陥は、検出されにくく、素子が部分的に破壊され、ある程度の劣化があり、正常な機能を有するが、そのライフサイクルが著しく短くなり、システムにこのような素子があると、早期に廃棄されることが多い。TFT LCDにとっては、ESDの破壊がAA(array area)領域の配線不良を引き起こし、GOA(gate on array)の黒パネル及び配線不良を引き起こす。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来技術に存在する電子素子の静電気放出現象による破壊、耐用年数の短縮という技術的問題を解消するために、ESDによるTFT破壊の防止方法、TFTの製造方法、表示パネルを提供する。
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のTFTの少なくとも1つの膜の測定データを取得し、前記測定データが各膜の製造パラメータ及び各膜が耐えられる静電気放電電圧を含むステップと、前記測定データをデータフィッティングして、少なくとも1つのフィッティング曲線を得るステップと、前記フィッティング曲線から前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得するステップと、を含むESDによるTFT破壊の防止方法を提供する。
【0006】
さらに、前記製造パラメータは、前記TFTのゲート層の傾斜角を含み、前記ゲート層の傾斜角の角度範囲が0°~40°である。
【0007】
さらに、前記ゲート層の傾斜角の角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなる。
【0008】
さらに、前記製造パラメータは、前記TFTのゲート絶縁層の厚さを含み、前記ゲート絶縁層の厚さが厚いほど、前記TFTのESD耐量が強くなる。
【0009】
さらに、前記ゲート絶縁層の材質が無機材料である。
【0010】
さらに、前記TFTは、ゲート層、ゲート絶縁層及び活性層を含み、前記ゲート層の厚さをd0とし、前記ゲート層の傾斜角の角度をAとし、前記ゲート層の傾斜頂部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd1とし、前記ゲート層の傾斜部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd2とし、前記ゲート層の傾斜底部の前記ゲート絶縁層と前記活性層との厚さの和をd3とし、ここで、d2=0.773*d3+0.156*d3*cosA-0.061*d0である。
【0011】
さらに、前記静電気放電電圧は、複数のTFTの同一の膜が耐えられる実際の静電気放電電圧の平均値である。
【0012】
さらに、前記測定データは、前記TFTの破壊率又は良好率をさらに含み、前記破壊率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されるTFTの数の比率であり、前記良好率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されていないTFTの数の比率である。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明は、本発明に係るESDによるTFT破壊の防止方法で得られた前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係によって前記TFTの膜の製造パラメータを設定することを含むTFTの製造方法をさらに提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、本発明に係るTFTの製造方法により製造されたTFTを含む表示パネルをさらに提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、ESDによるTFT破壊の防止方法、TFTの製造方法、表示パネルを提供し、測定データをフィッティングすることにより、TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得し、即ち前記ゲート層の傾斜角の角度範囲が0°~40°であり、ゲート層の傾斜角の角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなり、前記ゲート絶縁層の厚さが厚いほど、前記TFTのESD耐量が強くなる。前記関係により、TFTの各膜の製造パラメータを設定し、ESDによるTFT破壊のため、AA領域の配線不良、GOA領域の黒パネル及び配線不良等の現象の発生を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明することにより、本発明の技術的手段及び他の有益な効果は明らかになろう。
【
図1】
図1は本発明に係るTFTの構造を示す概略図である。
【
図2】
図2は本発明の一実施例に係るゲート層の傾斜角とESDとのデータフィッティングを示す図である。
【
図3】
図3は本発明の一実施例に係るゲート層の傾斜角とESD破壊とのデータフィッティングを示す図である。
【
図4】
図4は本発明の一実施例に係るゲート絶縁層の厚さとESDとのデータフィッティングを示す図である。
【
図5】
図5は本発明の一実施例に係るd0、d1、d2、d3及びAを示す概略図である。
【
図6】
図6は本発明の一実施例に係るd0、d1、d3及びAとd2とのデータフィッティングを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的手段を明確且つ完全に説明する。説明した実施例はすべての実施例ではなく、本発明の一部の実施例であることは明らかである。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を行うことなく得られる他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0017】
図1に示すように、本発明に係るESDによるTFTの破壊防止方法は、ステップS1~S3を含む。
【0018】
S1:複数のTFTの少なくとも1つの膜の測定データを取得し、前記測定データが各膜の製造パラメータ及び各膜が耐えられる静電気放電電圧を含む。前記静電気放電電圧は、複数のTFTの同一の膜が耐えられる実際の静電気放電電圧の平均値である。測定データにおいて、同一の膜が複数組の製造パラメータ及び複数の電圧閾値に対応し、前記電圧閾値が耐えられる最大静電気放電電圧である。
【0019】
図1に示すように、TFTは、順次積層された基板11、ゲート層12、ゲート絶縁層13、活性層14、オーミックコンタクト層15、ソースドレイン電極層16、絶縁保護層17及び画素電極18を含む。
【0020】
S2:前記測定データをデータフィッティングして、少なくとも1つのフィッティング曲線を得る。データフィッティングは、カーブフィッティングとも呼ばれ、一般的に回帰曲線と呼ばれ、既存データを数学的手法により数式に代入して表す方式である。科学的及び工学的問題は、サンプリング、試験等の方法によって、複数の離散的なデータを得ることができ、これらのデータに基づいて、連続した関数(即ち曲線)又はより密な離散方程式を既知のデータと一致させたい場合があり、これはフィッティング(fitting)と呼ばれる。本発明では線形フィッティングであり、他の実施例では最小二乗フィッティングであってもよい。
【0021】
S3:前記フィッティング曲線から前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得する。
【0022】
一実施例において、
図2に示すように、塗りつぶさない丸円はゲート層12の膜厚が7000オングストロームであり、縞で塗りつぶす丸円はゲート層12の膜厚が4000オングストロームであり、前記製造パラメータがゲート層12の傾斜角のみであると、前記ゲート層12の傾斜角の角度範囲が0°~70°である場合に、傾斜角の角度が大きいほど、前記TFTが耐えられる静電気放電電圧が小さくなり、即ちESD耐量が小さくなる。
【0023】
図3に示すように、縦座標を破壊率に変更した後(前記測定データは、TFTの破壊率又は良好率をさらに含み、前記破壊率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されるTFTの数の比率であり、前記良好率が、複数のTFTのうちTFTの総数に対する静電気放電電圧により破壊されていないTFTの数の比率である。)、
図3からわかるように、前記ゲート層の傾斜角の角度が40°よりも大きい場合に、前記ゲート層の傾斜角の角度が大きいほど、前記TFTの破壊率が大きくなるため、前記ゲート層の傾斜角の角度範囲が0°~40°であり、前記ゲート層の傾斜角の角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなる。
【0024】
図4に示すように、一実施例において、前記製造パラメータがゲート絶縁層13の厚さのみである場合に、前記ゲート絶縁層13の厚さが厚いほど、前記TFTが耐えられる静電気放電電圧が大きくなり、即ち前記TFTのESD耐量が強くなる。前記ゲート絶縁層13の材質が無機材料である。本実施例において、前記ゲート絶縁層13は、第1ゲート絶縁層(図示せず)及び第2ゲート絶縁層(図示せず)を含み、前記第2ゲート絶縁層が前記第1ゲート絶縁層に設けられる。
【0025】
図5、
図6に示すように、前記ゲート層12の厚さをd0とし、前記ゲート層12の傾斜角の角度をAとし、前記ゲート層12の傾斜頂部の前記ゲート絶縁層13と前記活性層14との厚さの和をd1とし、前記ゲート層12の傾斜部の前記ゲート絶縁層13と前記活性層14との厚さの和をd2とし、前記ゲート層12の傾斜底部の前記ゲート絶縁層13と前記活性層14との厚さの和をd3とし、ここで、d2=0.773*d3+0.156*d3*cosA-0.061*d0である。
【0026】
本発明に係るESDによるTFT破壊の防止方法は、測定データをフィッティングすることにより、TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係を取得し、即ち前記ゲート層12の傾斜角Aの角度範囲が0°~40°であり、ゲート層12の傾斜角Aの角度が小さいほど、前記TFTのESD耐量が強くなり、前記ゲート絶縁層13の厚さが厚いほど、前記TFTのESD耐量が強くなる。
【0027】
本発明は、本発明に係るESDによるTFT破壊の防止方法で得られた前記TFTのESD耐量と各膜の製造パラメータとの関係によって前記TFTの膜の製造パラメータを設定することを含むTFTの製造方法をさらに提供する。即ちESDとTFTの膜との関係によりTFTの膜の製造パラメータを設定して、ESDによるTFT破壊を防止する。
【0028】
本発明は、本発明に係るTFTの製造方法により製造されたTFTを含む表示パネルをさらに提供する。
【0029】
本明細書には、本発明の原理及び実施形態について具体例を用いて説明したが、以上の実施例の説明は、本発明の技術的手段及びその旨の理解を助けるためのものに過ぎず、当業者にとっては、対応する技術的手段の旨が本発明の各実施例の技術的手段の範囲から逸脱しない限り、依然として上記の各実施例に記載された技術的手段を修正するか、又はその一部の技術的特徴を同等に置き換えることができると理解すべきである。