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特許7574518カフス仕上げ用の下鏝及びこの下鏝用の面状材
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】カフス仕上げ用の下鏝及びこの下鏝用の面状材
(51)【国際特許分類】
   D06F 71/24 20060101AFI20241022BHJP
   D06F 71/22 20060101ALI20241022BHJP
【FI】
D06F71/24
D06F71/22 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021037763
(22)【出願日】2021-03-09
(65)【公開番号】P2022138004
(43)【公開日】2022-09-22
【審査請求日】2024-01-23
(73)【特許権者】
【識別番号】504435818
【氏名又は名称】株式会社三幸社
(74)【代理人】
【識別番号】100084571
【弁理士】
【氏名又は名称】平野 玄陽
(72)【発明者】
【氏名】打越 裕介
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-164698(JP,A)
【文献】特開2003-260297(JP,A)
【文献】特開2003-144800(JP,A)
【文献】特開2007-111356(JP,A)
【文献】特開2016-150176(JP,A)
【文献】米国特許第06722063(US,B1)
【文献】中国特許出願公開第101245547(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 71/24
D06F 71/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレス圧が加わる本体部分の上面が凸湾曲状に形成され、この本体部分の上面に上記のプレス圧を緩和するクッション材が重ね合わされ、上記の本体部分が上下に分割されて上側部分と下側部分とで形成され、上記のクッション材が、上記の上側部分の上面を覆う上側のクッション材と、上記の下側部分の側面を覆う下側のクッション材とで形成されているカフス仕上げ用の下鏝であって、上記の上側のクッション材と下側のクッション材がクッション質の面状材で覆われ、この面状材が上記の本体部分に取り付けるための取付手段を備え、この取付手段の取付箇所が上記の本体部分に設けられ、また上記の面状材がその裏側に上記の上側のクッション材を備え、この面状材を介して上記の本体部分がカバーで覆われていることを特徴とするカフス仕上げ用の下鏝。
【請求項2】
請求項1記載のカフス仕上げ用の下鏝であって、面状材の前後の側縁に帯片が架け渡され、この帯片で上側のクッション材が面状材に挟み付けられていることを特徴とするカフス仕上げ用の下鏝。
【請求項3】
請求項1又は2記載のカフス仕上げ用の下鏝であって、下側のクッション材と対応する面状材の左右の側が折り返されて袋状部に形成され、この袋状部に下側のクッション材に重ね合わされる緩衝材が収納され、上側のクッション材と面状材の裏面との間に上側のクッション材と少なくとも同じ大きさの第二の緩衝材が設けられ、この第二の緩衝材が袋状部に収納されている緩衝材と同じ厚みの同じ材質で形成されていることを特徴とするカフス仕上げ用の下鏝。
【請求項4】
請求項1記載のカフス仕上げ用の下鏝に使用する面状材であって、上側のクッション材と下側のクッション材を覆うクッション質の面状材であり、本体部分に取り付けるための取付手段を備え、裏側に上記の上側のクッション材を備えていることを特徴とする面状材。
【請求項5】
請求項4記載のカフス仕上げ用の下鏝に使用する面状材であって、上側のクッション材が、前後の側縁に架け渡されている帯片で挟み付けられていることを特徴とする面状材。
【請求項6】
請求項5記載のカフス仕上げ用の下鏝に使用する面状材であって、下側のクッション材と対応する面状材の左右の側が折り返されて袋状部に形成され、この袋状部に下側のクッション材に重ね合わされる緩衝材が収納され、上側のクッション材と面状材の裏面との間に上側のクッション材と少なくとも同じ大きさの第二の緩衝材が設けられ、この第二の緩衝材が袋状部に収納されている緩衝材と同じ厚みの同じ材質で形成されていることを特徴とする面状材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カフス仕上げ用の下鏝に関し、更に詳しくはカフス仕上げ用の下鏝及びこの下鏝用の面状材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の下鏝は、プレス圧が加わる本体部分の上面が凸湾曲状に形成されている。そして、従来品は、この本体部分の上面に、上記のプレス圧を緩和するためのクッション材が重ね合わされている(例えば特許文献1参照)。
この場合、クッション材は、カフスに施されている洗濯糊で汚れ易い。従って、この種の下鏝は、本体部分にカバーが取り付けられ、このカバーで覆われているのが通例である。
【0003】
而して、クッション材は、プレス回数が増えるに連れ、クッション性が損なわれる。従って、クッション材は、定期的に交換する必要がある。
この交換作業は、先ず本体部分からカバーを取り外し、次にクッション材を交換し、その後、カバーを取り付け直して行う。
【0004】
ところで、従来、この種の下鏝にあっては、本体部分が上下に分割され、上側部分と下側部分とで形成されているものがある(例えば特許文献2参照)。
この種の下鏝は、プレス圧を緩和するためのクッション材が、本体部分の上側部分の上面を覆う上側のクッション材と、下側部分の側面を覆う下側のクッション材とで形成されている。
【0005】
この場合、従来、クッション材は、本体部分の上面に単に載置されていた。従って、従来品を使用すると、クッション材を交換するとき、クッション材がずれたり、落下することがあった。特に、本体部分の上側部分の上面を覆うクッション材は、カバーを着脱するときに手が触れ易いため、その分、位置ずれを起こしたり、落下し易いものであった。
【0006】
そのため、従来は、この種のクッション材の交換作業に、熟練を要し、手間暇がかかる、という問題点があった。
【0007】
また本体部分が上下に分割されている下鏝の場合は、分割箇所のラインがカフスにプレス皺となって付き易かった。
従って、従来品を使用すると、カフスを綺麗に仕上げることができない、という問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】米国特許第6497060号公報
【文献】日本国特許第3799576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本発明の解決しようとする技術的課題は、本体部分が上下に分割されている下鏝において、上側部分を覆うクッション材の交換作業を、簡単、迅速にでき、また分割箇所のラインがカフスの仕上がりに影響を及ぼすことを防止でき、カフスを綺麗に仕上げることができるよう形成したカフス仕上げ用の下鏝及びこの下鏝用の面状材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本発明は、図1等に示されるように、プレス圧が加わる本体部分2の上面が凸湾曲状に形成され、この本体部分2の上面に上記のプレス圧を緩和するクッション材3が重ね合わされ、上記の本体部分2が上下に分割されて上側部分2aと下側部分2bとで形成され、上記のクッション材3が、上記の上側部分2aの上面を覆う上側のクッション材3Aと、上記の下側部分2bの側面を覆う下側のクッション材3Bとで形成されているカフス仕上げ用の下鏝1であって、上記の上側のクッション材3Aと下側のクッション材3Bがクッション質の面状材4で覆われ、この面状材4が上記の本体部分2に取り付けるための取付手段5を備え、この取付手段5の取付箇所6が上記の本体部分2に設けられ、また上記の面状材4がその裏側に上記の上側のクッション材3Aを備え、この面状材4を介して上記の本体部分2がカバー11で覆われていることを特徴とする(請求項1)。
【0011】
カフス仕上げ機は、図2に示されるように、通常、シャツ13の両袖のカフス13aを同時に仕上げることができるよう、左側と右側に下鏝1を備えて形成されている。従って、上鏝14は、この下鏝1の上方に、下鏝1に対応して配置されている。
【0012】
而して、本発明は、図4等に示されるように、面状材4の前後の側縁に帯片8が架け渡され、この帯片8で上側のクッション材3Aが面状材4に挟み付けられているのが好ましい(請求項2)。
【0013】
なぜならこれによると、上側のクッション材3Aの交換を、簡単、迅速にできるからである。
【0014】
またこの場合、本発明は、図1図5図7等に示されるように、下側のクッション材3Bと対応する面状材4の左右の側が折り返されて袋状部4aに形成され、この袋状部4aに下側のクッション材3Bに重ね合わされる緩衝材9が収納され、上側のクッション材3Aと面状材4の裏面との間に上側のクッション材3Aと少なくとも同じ大きさの第二の緩衝材10が設けられ、この第二の緩衝材10が袋状部4aに収納されている緩衝材9と同じ厚みの同じ材質で形成されているのが好ましい(請求項3)。
【0015】
なぜならこれによると、緩衝材9を袋状部4aに出し入れすることで、その交換を簡単にできるからである。また面状材4の全体に一枚の緩衝用の部材を設ける場合に比べ、緩衝材9、第二の緩衝材10の劣化状態に合わせ、効率良く交換できるからである。
【0016】
而して、本発明の下鏝1に使用する面状材4としては、図1等に示されるように形成されているものがある。
【0017】
即ち、本発明は、上側のクッション材3Aと下側のクッション材3Bを覆うクッション質の面状材4であり、本体部分2に取り付けるための取付手段5を備え、裏側に上記の上側のクッション材3Aを備えていることを特徴とする(請求項4)。
【0018】
この場合、本発明の面状材4は、上側のクッション材3Aが、前後の側縁に架け渡されている帯片8で挟み付けられているのが好ましい(請求項5)。
【0019】
また本発明の面状材4は、下側のクッション材3Bと対応する面状材4の左右の側が折り返されて袋状部4aに形成され、この袋状部4aに下側のクッション材3Bに重ね合わされる緩衝材9が収納され、上側のクッション材3Aと面状材4の裏面との間に上側のクッション材3Aと少なくとも同じ大きさの第二の緩衝材10が設けられ、この第二の緩衝材10が袋状部4aに収納されている緩衝材9と同じ厚みの同じ材質で形成されているのが好ましい(請求項6)。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、このように上側のクッション材と下側のクッション材がクッション質の面状材で覆われ、この面状材が本体部分に取り付けるための取付手段を備え、この取付手段の取付箇所が本体部分に設けられ、また面状材がその裏側に上側のクッション材を備え、この面状材を介して本体部分がカバーで覆われている。
【0021】
従って、本発明は、上側のクッション材を交換するとき、面状材を本体部分の上面に取付手段を使用して固定し、上側のクッション材を本体部分の上面に固定した状態で行うことができる。
それ故、本発明は、カバーを着脱するとき、上側のクッション材を過って落下させること等がないから、これによれば、上側のクッション材の交換作業を、熟練を要することなく、簡単且つ迅速にできる。
【0022】
また本発明の場合、本体部分の上面が、面状材で覆われている。
従って、本発明は、上側部分と下側部分の分割箇所のラインがカフスにプレス皺となって付くことを防止できる。それ故、これによれば、カフスを綺麗に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の好適な一実施形態を示す要部正面図である。
図2】カフス仕上げ機の斜視図である。
図3】面状材の斜視図である。
図4】面状材の裏面図である。
図5図4のV―V線における断面図である。
図6】上側のクッション材の取り付け例を説明するための斜視図である。
図7】緩衝材の取り付け例を説明するための要部斜視図である。
図8】下鏝の要部斜視図である。
図9】下鏝の要部分解側面図である。
図10】面状材の取付作業を説明するための正面図である。
図11】面状材の取付作業を説明するための正面図である。
図12】面状材の取付作業を説明するための正面図である。
図13】カバーを被せた状態の要部斜視図である。
図14】カバーを被せた状態の要部正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本発明の下鏝1は、図1等に示されるように、プレス圧が加わる本体部分2の上面が凸湾曲状に形成されている。
【0025】
また本発明は、本体部分2の上面に、プレス圧を緩和するためのクッション材3が重ね合わされている。クッション材3は、例えばシリコンスポンジやシリコンゴムなどの樹脂材で板状に形成されている。このクッション材3は、本体部分2の上面に接する面が凸凹状に形成され、厚み方向に貫通する多数の細い孔3aを整然と備えて形成されている。
【0026】
上記の本体部分2は、上下に分割されて上側部分2aと下側部分2bとで形成されている。上記のクッション材3は、上記の上側部分2aの上面を覆う上側のクッション材3Aと、上記の下側部分2bの側面を覆う下側のクッション材3Bとで形成されている。
【0027】
本発明は、上側のクッション材3Aと下側のクッション材3Bが、クッション質の面状材4で覆われている。この面状材4は、例えば通気性の布で形成され、本体部分2に取り付けるための取付手段5を備えている。
【0028】
取付手段5は、この実施形態では舌片状の布である。この布は、本体部分2の取付箇所6に嵌め付けるための孔5aを有して形成されている。取付手段5としての布は、図4等に示されるように、面状材4の左右方向の中央位置の前後に縫い付けられている。
【0029】
7(図1図12等参照)は、取付箇所6を覆う布片である。この布片7は、取付手段5としての布の外側に配置され、布と一緒に面状材4に縫い付けられている。
【0030】
取付箇所6は、図9に示されるように、この実施形態ではネジ6aで突起状に形成されている。ネジ6aは、本体部分2の上側部分2aの側面に固定される金属板6bにスペーサー6cを介して止め付けられる。この取付箇所6は、本体部分2の上側部分2aの前後の側面に設けられている。この実施形態の場合、取付箇所6としてのネジ6aは、上記の側面の左側と右側に一個づつ設けられている。従って、上記の孔5aは、この取付箇所6に対応して、取付手段5としての舌片状の布の左右位置に一個づつ形成されている。
【0031】
また面状材4は、その裏側に、上記の上側のクッション材3Aを備えて形成されている。8は、上側のクッション材3Aを挟み付けるための帯片である。この帯片8は、面状材4の前後の側縁に架け渡されて縫い付けられている。上側のクッション材3Aは、図6等に示されるように、この帯片8と面状材4の裏面との間に挿し込まれ、帯片8で面状材4に挟み付けられている。
【0032】
また面状材4は、図1等に示されるように、下側のクッション材3Bと対応する左右の側が折り返されて袋状部4aに形成されている。面状材4は、この袋状部4aに、下側のクッション材3Bに重ね合わされる緩衝材9が収納されている。この緩衝材9は、この実施形態ではネルで形成されている。
【0033】
この実施形態の場合、上側のクッション材3Aと下側のクッション材3Bは、同じ材質で同じ厚みに形成されている。また10(図3等参照)は、面状材4の裏面と上側のクッション材3Aの間に設けられている第二の緩衝材である。この第二の緩衝材10は、緩衝材9と同様に、ネルで面状に形成され、緩衝材9と同じ厚みである。またこの第二の緩衝材10は、この実施形態では上側のクッション材3Aより少し大きめに形成されている。
【0034】
上側のクッション材3Aは、図1等に示されるように、第二の緩衝材10と重ね合わされ、第二の緩衝材10と一緒に、帯片8で面状材4に挟み付けられている。
【0035】
また本発明の下鏝1は、上記の本体部分2の上面に面状材4が被せられ、この面状材4を介してカバー11(図13等参照)で覆われている。カバー11は、通気性の布で形成され、周辺が折り返されて筒状の紐通し部11aに形成されている。カバー11は、この紐通し部11aに紐12が通され、この紐12の端を結ぶことで本体部分2に装着可能に形成されている。なお、カバー11は、表面に皴が生じないよう、本体部分2に緊張状に取り付けられるのが良い。
【0036】
次に、面状材4の装着作業を説明する。
【0037】
先ず、作業者は、図1図10等に示されるように、本体部分2の上面に、面状材4を重ね合わせて装着する。具体的には、本体部分2の下側部分2bに下側のクッション材3Bが装着されている状態で、本体部分2の上側部分2aに、上側のクッション材3Aをあてがって面状材4を被せる。
【0038】
次に、作業者は、取付手段5としての布を引っ張って、図11に示されるように、孔5aを取付箇所6に嵌め付ける。作業者は、この作業を、本体部分2の前後で行う。その後、作業者は、布片7を垂らし、取付箇所6を布片7で覆う(図12参照)。
【0039】
次に、作業者は、面状材4にカバー11を被せ、カバー11で本体部分2を覆う(図13参照)。そして、作業者は、紐12でカバー11をしっかりと本体部分2に取り付ける(図14参照)。その後、作業者は、図2に示されるように、下鏝1の上に、シャツ13のカフス13aをセットし、上鏝14を下降させてカフス13aをプレス仕上げする。
【0040】
本発明は、このように面状材4を取付手段5で本体部分2に固定し、その状態でカバー11を本体部分2に装着できる。従って、これによれば、カバー11を着脱するときに、過って上側のクッション材3Aに触れても、その位置ずれや落下を防止できる。
【0041】
なお、この実施形態の場合、上側のクッション材3Aは、帯片8で面状材4に挟み付けられている。従って、これによると、上側のクッション材3Aを、面状材4に、簡単、迅速に着脱できるから、上側のクッション材3Aの交換作業が容易になる。
【0042】
以上の処において、上例では面状材4が、緩衝材9と第二の緩衝材10を備えて形成されているが、本発明は、これに限定されるものではない。即ち本発明は、面状材4が、例えば一枚のクッション材料で形成されているのでも良い。
【符号の説明】
【0043】
1 下鏝
2 本体部分
2a 上側部分
2b 下側部分
3 クッション材
3A 上側のクッション材
3B 下側のクッション材
4 面状材
5 取付手段
6 取付箇所
11 カバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14