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特許7574680情報処理装置、学習装置、及び情報処理装置の制御方法
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  • 特許-情報処理装置、学習装置、及び情報処理装置の制御方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、学習装置、及び情報処理装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20241022BHJP
   G09B 5/02 20060101ALI20241022BHJP
   G06F 16/53 20190101ALI20241022BHJP
   G06F 16/58 20190101ALI20241022BHJP
   G06N 20/00 20190101ALI20241022BHJP
【FI】
G06Q50/20
G09B5/02
G06F16/53
G06F16/58
G06N20/00
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021017950
(22)【出願日】2021-02-08
(65)【公開番号】P2022120902
(43)【公開日】2022-08-19
【審査請求日】2023-12-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】原 基彰
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-040580(JP,A)
【文献】特開2014-029572(JP,A)
【文献】特開2002-222198(JP,A)
【文献】特開平02-206895(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G09B 5/02
G06F 16/53
G06F 16/58
G06N 20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
教材コンテンツの画像データと、材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習モデルを記憶する記憶部と、
教材コンテンツの画像データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データを前記記憶部が記憶する前記学習モデルに入力して、前記学習モデルから前記属性情報を出力させる処理部と、
前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データと、前記処理部が前記学習モデルから出力させた前記属性情報とを対応付けた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、
前記対応情報記憶部に記憶された対応情報に基づき、前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データのデータ名から前記属性を特定する特定部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記処理部は、
前記特定部が前記属性を特定できない場合、前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データを前記記憶部が記憶する前記学習モデルに入力して、前記学習モデルから前記属性情報を出力させ、前記対応情報を前記対応情報記憶部に記憶させる、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定部が前記属性を特定できた教材コンテンツの画像データと、前記特定部が特定した前記属性を示す前記属性情報とを有するデータセットに基づいて前記記憶部が記憶する前記学習モデルを更新する学習部を、備える、
請求項またはに記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置は、教材コンテンツ提供サーバーと接続し、
前記取得部は、前記教材コンテンツ提供サーバーから教材コンテンツの画像データを取得する、
請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報処理装置は、学習者の印刷装置と接続し、
前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データを含む印刷データを前記印刷装置に送信する送信部を備える、
請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記属性は、教科名、科目名、及び単元名の少なくともいずれかである、
請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
教材コンテンツの画像データと、材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットを取得して、前記データセットに基づいて機械学習する学習部と、
機械学習した学習モデルを記憶する記憶部と、
教材コンテンツの画像データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データを前記記憶部が記憶する前記学習モデルに入力して、前記学習モデルから前記属性情報を出力させる処理部と、
特定部と、を備え、
前記記憶部は、前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データと、前記処理部が前記学習モデルから出力させた前記属性情報とを対応付けた対応情報を記憶し、
前記特定部は、前記記憶部に記憶された対応情報に基づき、前記取得部が取得した教材コンテンツの画像データのデータ名から前記属性を特定する、
学習装置。
【請求項8】
教材コンテンツの画像データと、材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習モデルを記憶し、
教材コンテンツの画像データを取得し、
前記学習モデルに、取得した教材コンテンツの画像データを入力することにより、前記学習モデルから前記属性情報を出力させ、
取得した教材コンテンツの画像データと、前記学習モデルから出力させた前記属性情報と、が対応付けられた対応情報を記憶し、
記憶された対応情報に基づき、取得した教材コンテンツの画像データのデータ名から前記属性を特定する、
情報処理装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、学習装置、及び情報処理装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、教材コンテンツについて、教科名や、単元名、対象とする学年等の属性を定める技術が知られている。
例えば、特許文献1は、電子教材にメタ情報が付与されている場合、付与されているメタ情報の解析によって電子教材の学年や、教科名、単元名等を識別し、識別結果に基づいて電子教材を分類するシステムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-018159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、電子教材にメタ情報が付与されていない場合、学年や、教科、単元等の属性を利用者が登録する必要がある。そのため、特許文献1は、電子教材にメタ情報が付与されていない場合、利用者が属性を登録していないと電子教材の属性を定めることが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する一態様は、教材コンテンツの画像データと、前記教材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習モデルを記憶する記憶部と、前記画像データを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記画像データを前記記憶部が記憶する前記学習モデルに入力して、前記学習モデルから前記属性情報を出力させる処理部と、前記取得部が取得した前記画像データと、前記処理部が前記学習モデルから出力させた前記属性情報とを対応付けた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、を備える、情報処理装置である。
【0006】
上記課題を解決する別の一態様は、教材コンテンツの画像データと、前記教材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットを取得して、前記データセットに基づいて機械学習する学習部と、機械学習した学習モデルを記憶する記憶部と、を備える学習装置である。
【0007】
上記課題を解決するさらに別の一態様は、教材コンテンツの画像データと、前記教材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習モデルを記憶し、前記画像データを取得し、教材コンテンツの画像データと、前記教材コンテンツの属性を示す属性情報と、が対応付けられたデータセットに基づいて機械学習した学習モデルに、取得した前記画像データを入力することにより、前記学習モデルから前記属性情報を出力させ、取得した前記画像データと、前記学習モデルから出力させた前記属性情報と、が対応付けられた対応情報を記憶する、情報処理装置の制御方法である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】情報処理システムの構成を示す図。
図2】情報処理システムの各装置の構成を示す図。
図3】情報処理サーバー記憶部が記憶する各データベースの一例を示す図。
図4】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
図5】特定処理における特定部の動作を示すフローチャート。
図6】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
図7】情報処理システムの動作を示すフローチャート。
図8】学習状況画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、情報処理システム1000の構成を示す図である。
【0010】
情報処理システム1000は、教材コンテンツKCに係る各種の情報処理を行うシステムである。情報処理システム1000は、教材コンテンツKCが印刷された印刷物を複合機1が生成することにより、学習を行う学習者に教材コンテンツKCを提供する。以下の説明において、教材コンテンツKCが印刷された印刷物を、「教材コンテンツ印刷物」といい「IB」の符号を付す。
複合機1は、印刷装置の一例に対応する。
【0011】
本実施形態の教材コンテンツKCは、学習者が学習することを目的としたコンテンツであり、学習者が設問に対して解答を行えるコンテンツである。教材コンテンツKCは、設問を含み、この設問に対して解答が行えるコンテンツである。本実施形態では、学習者として学校や塾等に在籍する生徒P1を例示する。
【0012】
情報処理システム1000は、複合機1を備える。複合機1は、MFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれ、印刷やスキャン等の種々の処理を実行可能な装置である。図1に示す複合機1は、生徒P1の自宅Hに設けられる。なお、複合機1は、生徒P1又は生徒P1と親子関係等の所定関係を有する関係者が所有する装置でもよいし、レンタル業務を行う業者等から生徒P1又は上記関係者がレンタルした装置でもよいし、学校や塾等が生徒P1又は上記関係者に貸与した装置でもよい。
【0013】
複合機1は、自宅Hに設けられた通信装置2と接続し、通信装置2を介して、グローバルネットワークGNに接続する情報処理サーバー3と通信する。グローバルネットワークGNは、インターネット、電話網、その他の通信網を含む。
情報処理サーバー3は、情報処理装置及び学習装置の一例に対応する。
【0014】
通信装置2は、グローバルネットワークGNに接続し、グローバルネットワークGNに接続する情報処理サーバー3と通信する。通信装置2は、複合機1をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェース装置であり、モデムに係る機能や、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能等の機能を有する。
【0015】
情報処理システム1000は、情報処理サーバー3を備える。情報処理サーバー3は、教材コンテンツKCに係る各種の情報処理を行うサーバー装置である。情報処理サーバー3は、グローバルネットワークGNに接続し、複合機1、端末装置4、及び教材コンテンツ提供サーバー5と通信する。なお、各図では、情報処理サーバー3を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも情報処理サーバー3が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、情報処理サーバー3は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を備えたものでもよいし、記憶するデータベースが異なる複数のサーバー装置を備えたものでもよい。
【0016】
情報処理システム1000は、端末装置4を備える。端末装置4は、学習者と所定の関係を有する関係者が使用するPC(Personal Computer)である。本実施形態では、関係者として、学校や塾等に在籍し、生徒P1に学問を教える先生P2を例示する。本実施形態では、端末装置4としてデスクトップ型のPCを例示するが、ラップトップ型のPCでも、タブレット型のPCでも、スマートフォンでもよい。端末装置4は、グローバルネットワークGNと通信接続し、グローバルネットワークGNを介して情報処理サーバー3と通信する。なお、端末装置4は、先生P2が所有する装置でもよいし、レンタル業務を行う業者等から先生P2がレンタルした装置でもよいし、先生P2が在籍する主体が先生P2に貸与した装置でもよい。
【0017】
情報処理システム1000は、教材コンテンツ提供サーバー5を備える。教材コンテンツ提供サーバー5は、出版社等の教材コンテンツ提供者が提供する教材コンテンツKCを管理するサーバー装置である。教材コンテンツ提供サーバー5は、グローバルネットワークGNに接続し、情報処理サーバー3と通信する。教材コンテンツ提供サーバー5は、教材コンテンツ管理DB50を記憶する。教材コンテンツ管理DB50については後述する。
【0018】
なお、本実施形態では、情報処理システム1000が有する複合機1の数は制限されず、複数でもよい。複数の場合、複数の複合機1の各々は、異なる生徒P1の自宅Hに設けられてもよい。また、情報処理システム1000が有する端末装置4についても複合機1と同様、数は制限されず、複数でもよい。
【0019】
図2は、情報処理システム1000の各装置の構成を示す図である。
【0020】
まず、複合機1について説明する。
複合機1は、複合機制御部10と、複合機通信部11と、印刷部12と、スキャン部13とを備える。
【0021】
複合機制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-processing unit)等のプログラムを実行するプロセッサーである複合機プロセッサー100、及び複合機記憶部110を備える。複合機制御部10は、複合機プロセッサー100が、複合機記憶部110が記憶する制御プログラムを読み出して実行することにより、複合機1の各部を制御する。複合機制御部10は、複合機プロセッサー100が、複合機記憶部110が記憶する制御プログラムを実行することで、複合機通信制御部101、印刷制御部102、及びスキャン制御部103として機能する。
【0022】
複合機記憶部110は、複合機プロセッサー100が実行するプログラムや、複合機プロセッサー100により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。複合機記憶部110は、複合機プロセッサー100が実行する制御プログラム、その他の各種データを記憶する。複合機記憶部110は、不揮発性の記憶領域を有する。また、複合機記憶部110は、揮発性の記憶領域を備え、複合機プロセッサー100のワークエリアを構成してもよい。
【0023】
複合機通信部11は、無線回路やアンテナ等を備える通信インターフェースであり、所定の通信規格に従って、情報処理サーバー3と通信する。複合機通信部11の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
【0024】
印刷部12は、印刷媒体にインクを吐出してドットを形成するインクジェットヘッドや、インクジェットヘッドを走査方向に操作させるキャリッジ、キャリッジを駆動させるキャリッジ駆動モーター、印刷媒体を搬送する搬送ユニット、インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給ユニット等の印刷に係る構成を備える。印刷部12は、複合機制御部10の制御に従って、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して搬送される印刷媒体の印刷面にドットを形成することで、印刷媒体に印刷を行う。
【0025】
スキャン部13は、原稿に記録された文字や画像を読み取るスキャナー等の読み取りに係る構成を備える。スキャン部13は、例えば、光源が発する光を読取対象に当てて記録された文字や画像を読み取り、読み取りにより得られた画像データを複合機制御部10に出力する。複合機制御部10は、スキャン部13から入力された画像データに対してRGB変換や圧縮処理等のデータ処理を行い、読み取りデータとして所定形式のデータを生成する。
【0026】
複合機制御部10は、複合機通信制御部101、印刷制御部102、及びスキャン制御部103として機能する。
【0027】
複合機通信制御部101は、複合機通信部11を介して、情報処理サーバー3と通信する。
【0028】
印刷制御部102は、印刷部12を制御し、印刷データに基づいて印刷媒体に印刷する。
【0029】
スキャン制御部103は、スキャン部13を制御して、読取対象から文字や画像を読み取り、読み取りデータを生成する。
【0030】
次に、端末装置4について説明する。
端末装置4は、端末制御部40、端末通信部41、表示部42、及び入力部43を備える。
【0031】
端末制御部40は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである端末プロセッサー400、及び端末記憶部410を備える。端末制御部40は、端末プロセッサー400が、端末記憶部410が記憶する制御プログラムを読み出して実行することにより、端末装置4の各部を制御する。端末制御部40は、端末プロセッサー400が、端末記憶部410が記憶するブラウザー411を実行することで、ブラウザー実行部401として機能する。
【0032】
端末記憶部410は、端末プロセッサー400が実行するプログラムや、端末プロセッサー400により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。端末記憶部410は、端末プロセッサー400が実行する制御プログラム、ブラウザー411、その他の各種データを記憶する。端末記憶部410は、不揮発性の記憶領域を有する。また、端末記憶部410は、揮発性の記憶領域を備え、端末プロセッサー400のワークエリアを構成してもよい。
ブラウザー411は、情報処理サーバー3が提供するウェブページにアクセスするためのプログラムである。
【0033】
端末通信部41は、無線回路やアンテナ等を備える通信インターフェースであり、所定の通信規格に従って、グローバルネットワークGNに接続する機器と通信する。端末通信部41の通信規格は、無線通信規格でも有線通信規格でもよい。
【0034】
表示部42は、ディスプレイにより構成され、端末制御部40の制御に従って情報表示を行う。表示部42は、端末装置4とは別体の外付けディスプレイでもよい。
【0035】
入力部43は、端末装置4に設けられた操作スイッチや、タッチ入力機能を有するパネル、マウス、キーボード等の入力手段と接続し、ユーザーによる入力手段に対する操作を検出し、検出結果を端末制御部40に出力する入力インターフェースである。端末制御部40は、入力部43からの入力に基づいて、入力手段に対する操作に対応する処理を実行する。
【0036】
端末制御部40は、ブラウザー実行部401として機能する。
【0037】
ブラウザー実行部401は、情報処理サーバー3の所定のアドレスにアクセスして、端末通信部41を介してウェブページを表示させる表示データを受信する。そして、ブラウザー実行部401は、端末通信部41を介して受信した表示データに基づいて、表示部42にウェブページを表示する。
【0038】
次に、教材コンテンツ提供サーバー5について説明する。
教材コンテンツ提供サーバー5は、サーバーID51、及び教材コンテンツ管理DB50を記憶する。
【0039】
サーバーID51は、教材コンテンツ提供サーバー5を識別する識別情報である。
【0040】
教材コンテンツ管理DB50は、教材コンテンツKCを管理するデータベースである。教材コンテンツ管理DB50の1件のレコードは、コンテンツID501、教材コンテンツデータ502、及び、データ名情報503を有する。
【0041】
コンテンツID501は、教材コンテンツKCを識別する識別情報である。
【0042】
教材コンテンツデータ502は、コンテンツID501により特定される教材コンテンツKCの画像データである。図2では、教材コンテンツデータ502のデータ形式としてPDF(Portable Document Format)を例示しているが、教材コンテンツデータ502のデータ形式は、PDF形式に限定されず、JPEG形式等の他の形式でもよい。
【0043】
データ名情報503は、教材コンテンツKCのデータ名を示す情報である。
【0044】
次に、情報処理サーバー3について説明する。
情報処理サーバー3は、情報処理サーバー制御部30、及び情報処理サーバー通信部31を備える。
【0045】
情報処理サーバー制御部30は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである情報処理サーバープロセッサー300、及び情報処理サーバー記憶部310を備える。情報処理サーバー制御部30は、情報処理サーバープロセッサー300が、情報処理サーバー記憶部310が記憶する制御プログラムを読み出して実行することにより、情報処理サーバー3の各部を制御する。情報処理サーバー制御部30は、情報処理サーバープロセッサー300が、情報処理サーバー記憶部310が記憶する制御プログラムを実行することで、データベース処理部301、受信部302、送信部303、印刷データ生成部304、特定部305、データセット生成部306、学習部307、入出力処理部308、及び表示データ処理部309として機能する。
情報処理サーバー記憶部310は、記憶部及び対応情報記憶部の一例に対応する。受信部302は、取得部の一例に対応する。入出力処理部308は、処理部の一例に対応する。
【0046】
情報処理サーバー記憶部310は、情報処理サーバープロセッサー300が実行するプログラムや、情報処理サーバープロセッサー300により処理されるデータを記憶するメモリーを備える。情報処理サーバー記憶部310は、情報処理サーバープロセッサー300が実行する制御プログラム、生徒管理DB311、関連情報管理DB312、キーワード管理DB313、データセット管理DB314、学習モデル315、その他の各種データを記憶する。情報処理サーバー記憶部310は、不揮発性の記憶領域を有する。また、情報処理サーバー記憶部310は、揮発性の記憶領域を備え、情報処理サーバープロセッサー300のワークエリアを構成してもよい。
【0047】
図3は、情報処理サーバー記憶部310が記憶する各データベースの一例を示す図である。
【0048】
生徒管理DB311は、生徒P1に係わる情報を管理するデータベースである。生徒管理DB311に格納される1件のレコードは、生徒ID3111と複合機通信情報3112とを有する。
【0049】
生徒ID3111は、生徒P1の識別情報である。生徒ID3111は、生徒P1ごとに予め適切に割り当てられている。
【0050】
複合機通信情報3112は、複合機1と通信するための情報である。複合機通信情報3112は、例えば複合機1に個別の電子メールアドレスが付与されている場合、この電子メールアドレスを示す情報である。
【0051】
関連情報管理DB312は、教材コンテンツ提供サーバー5が生徒P1に対して配信した教材コンテンツKCに係わる情報を管理するデータベースである。関連情報管理DB312が格納する1件のレコードは、サーバーID51、生徒ID3111、コンテンツID501、データ名情報503、教科名情報3121、科目名情報3122、単元名情報3123、印刷枚数情報3124、印刷日時情報3125、及びスキャン日時情報3126を有する。
以下の説明において、関連情報管理DB312が格納する1件のレコードを、「関連情報レコード」という。関連情報レコードは、対応情報の一例に対応する。
【0052】
教科名情報3121は、教材コンテンツKCの教科名を示す情報である。
【0053】
科目名情報3122は、教材コンテンツKCの科目名を示す情報である。本実施形態の科目は、教科より学習内容の狭義に分類する。
【0054】
単元名情報3123は、教材コンテンツKCの単元名を示す情報である。本実施形態の単元は、科目より学習内容の狭義に分類する。
【0055】
印刷枚数情報3124は、教材コンテンツ印刷物IBの印刷枚数を示す情報である。
【0056】
印刷日時情報3125は、後述する印刷データ生成部304が生成した印刷データを送信した日時を示す情報である。
【0057】
スキャン日時情報3126は、後述する受信部302が複合機1から読み取りデータを受信した日時を示す情報である。
【0058】
キーワード管理DB313は、特定部305がキーワード検索で用いるキーワード3131に係わる情報を管理するデータベースである。キーワード管理DB313が格納する1件のレコードは、キーワード3131、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123を有する。1件のレコードにおけるキーワード3131、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123の対応関係は、予め適切に設定されている。
【0059】
データセット管理DB314は、1のデータセット3141を1件のレコードとして格納するデータベースである。1のデータセット3141は、教材コンテンツデータ502と属性情報3142とが対応付けられたデータである。本実施形態の属性情報3142は、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123を含む。そのため、本実施形態の属性情報3142が示す属性は、教科名、科目名、及び単元名である。
【0060】
図2の説明に戻り、情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315は、データセット管理DB314に格納されたデータセット3141に基づいて機械学習したモデルである。学習モデル315は、教材コンテンツデータ502を入力とし、属性情報3142を出力とするモデルである。学習モデル315は、入出力処理部308が実行するプログラムとして構成される。学習モデル315としては、例えばニューラルネットワーク、サポートベクターマシン等のモデルが用いられる。
【0061】
情報処理サーバー通信部31は、無線回路やアンテナ等の構成を備える通信インターフェースであり、所定の通信規格に従ってグローバルネットワークGNに接続する機器と通信する。
【0062】
上述したように、情報処理サーバー制御部30は、データベース処理部301、受信部302、送信部303、印刷データ生成部304、特定部305、データセット生成部306、学習部307、入出力処理部308、及び表示データ生成部309として機能する。
【0063】
データベース処理部301は、情報処理サーバー記憶部310が記憶する各データベースに対して、レコードの生成、レコードの格納、及びレコードの情報更新を行う。
【0064】
受信部302は、教材コンテンツ提供サーバー5から教材コンテンツデータ502を取得する。具体的には、受信部302は、情報処理サーバー通信部31を介して、教材コンテンツ提供サーバー5から印刷実行要求情報を受信する。印刷実行要求情報は、教材コンテンツ印刷物IBの生成の実行を要求する情報である。受信部302が受信する印刷実行要求情報には、送信元の教材コンテンツ提供サーバー5のサーバーID51、生徒ID3111、コンテンツID501、教材コンテンツデータ502、及びデータ名情報503を有する。
また、受信部302は、情報処理サーバー通信部31を介して、複合機1から読み取りデータを受信する。
【0065】
送信部303は、情報処理サーバー通信部31を介して、後述する印刷データ生成部304が生成した印刷データを複合機1に送信する。
【0066】
印刷データ生成部304は、受信部302が取得した印刷実行要求情報に含まれる教材コンテンツデータ502に基づいて印刷データを生成する。印刷データ生成部304が生成する印刷データは、複合機1が印刷時に処理するデータであり、複合機1のコマンド体系に準拠した各種の制御コマンドを含む。
【0067】
特定部305は、受信部302が取得した教材コンテンツKCについて、学習内容を分類する分類名を特定する。特定部305は、この教材コンテンツKCのデータ名から分類名として教科名、科目名、及び単元名を特定する。
【0068】
データセット生成部306は、学習部307が学習するためのデータであるデータセット3141を生成する。データセット生成部306は、特定部305が特定した教科名を示す教科名情報3121、特定部305が特定した科目名を示す科目名情報3122、及び、特定部305が特定した単元名を示す単元名情報3123を含む属性情報3142を生成する。次いで、データセット生成部306は、教科名、科目名、及び単元名を特定部305が特定した教材コンテンツKCの教材コンテンツデータ502を取得する。そして、データセット生成部306は、生成した属性情報3142と、取得した教材コンテンツデータ502とを対応付けたデータセット3141を生成する。データセット生成部306がデータセット3141を生成すると、データベース処理部301は、データセット生成部306が生成したデータセット3141をデータセット管理DB314に格納する。
【0069】
学習部307は、AI(:Artificial Intelligence)であり、ソフトウェア、又はハードウェアで構成される。学習部307は、データセット管理DB314に格納されたデータセット3141を用いて機械学習を行い、情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315を更新する。すなわち、学習部307は、データセット3141を用いた学習を実行し、学習結果が反映するように学習モデル315を更新する。本実施形態において学習部307が実行する学習は、データセット3141を用いるため、いわゆる教師あり学習として実現できる。データセット3141においては、属性情報3142をラベルとして機械学習することで、学習部307は、データセット3141から、入力の教材コンテンツデータ502が示す教材コンテンツKCの特徴に対応する属性情報3142が、どのような教科名、科目名、及び単元名を示す属性情報3142であるかを学習する。教材コンテンツKCの特徴としては、例えば、写真の有無や、文書の文字又は文字列、数式の有無、文章量等である。
【0070】
学習部307は、例えば、所定時間が経過したタイミングや、データセット管理DB314に新たなデータセット3141が格納されたタイミング等のタイミングで、情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315を更新する。なお、学習に用いられたデータセット3141は、データセット管理DB314から削除されてもよい。
【0071】
入出力処理部308は、受信部302が受信した印刷実行要求情報に含まれる教材コンテンツデータ502を学習モデル315に入力し、学習モデル315に属性情報3142を出力させる。
【0072】
表示データ処理部309は、学習状況の画面である学習状況画面JGを表示させる表示データを生成する。以下の説明では、この表示データを、「学習状況画面表示データ」という。表示データ処理部309は、情報処理サーバー通信部31を介して、学習状況画面表示データを端末装置4に送信する。
【0073】
次に、情報処理システム1000の動作について説明する。
まず、複合機1が教材コンテンツ印刷物IBを生成するまでの動作について説明する。
【0074】
図4は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図4において、フローチャートFAは教材コンテンツ提供サーバー5の動作を示し、フローチャートFBは情報処理サーバー3の動作を示し、フローチャートFCは複合機1の動作を示す。
【0075】
教材コンテンツ提供サーバー5は、情報処理サーバー3に対して印刷実行要求情報を送信する(ステップSA1)。印刷実行要求情報は、生徒ID3111、コンテンツID501、このコンテンツID501に対応付く教材コンテンツデータ502、及び、このコンテンツID501に対応付くデータ名情報503を含む。
【0076】
例えば、ステップSA1において、教材コンテンツ提供サーバー5は、端末装置4又は情報処理サーバー3から、生徒P1に配信する教材コンテンツKCを指定する指定情報を受信した場合、印刷実行要求情報を送信する。指定情報には、配信先の生徒P1の生徒ID3111が含まれる。この場合に送信される印刷実行要求情報は、配信先の生徒P1の生徒ID3111、指定情報が指定する教材コンテンツKCのコンテンツID501、及び、このコンテンツID501に対応付く教材コンテンツデータ502とデータ名情報503とを含む。
【0077】
情報処理サーバー3の受信部302は、教材コンテンツ提供サーバー5から印刷実行要求情報を受信する(ステップSB1)。
【0078】
印刷データ生成部304は、印刷実行要求情報に含まれるコンテンツID501及び生徒ID3111を示すコードCDを生成する(ステップSB2)。コードCDは、バーコードやQRコード等のコードである。QRコードは、登録商標である。
【0079】
次いで、印刷データ生成部304は、印刷データを生成する(ステップSB3)。ステップSB3で生成される印刷データは、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報が含む教材コンテンツデータ502が示す教材コンテンツKC、及び、ステップSB2で生成したコードCDを印刷するためのデータである。
【0080】
送信部303は、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報に含まれる生徒ID3111に対応付く複合機通信情報3112を、生徒管理DB311から特定する(ステップSB4)。
【0081】
次いで、送信部303は、ステップSB4で特定した複合機通信情報3112に基づいて、ステップSB3で印刷データ生成部304が生成した印刷データを、情報処理サーバー通信部31を介して複合機1に送信する(ステップSB5)。
【0082】
フローチャートFCで示すように、複合機1の複合機通信制御部101は、複合機通信部11を介して、情報処理サーバー3から印刷データを受信する(ステップSC1)。
【0083】
次いで、印刷制御部102は、複合機通信制御部101が受信した印刷データに基づいて印刷部12により印刷を行い、教材コンテンツ印刷物IBを生成する(ステップSC2)。
【0084】
フローチャートFBの説明に戻り、情報処理サーバー3の特定部305は、分類名を特定する特定処理を行う(ステップSB6)。
【0085】
図5は、特定処理における特定部305の動作を示すフローチャートである。
【0086】
特定部305は、ステップSB1で受信した印刷実績要求情報が含むデータ名情報503が示すデータ名に対してキーワード検索を行う(ステップSB61)。ステップSB61のキーワード検索では、データ名から、キーワード管理DB313に格納されたキーワード3131を検索する。
【0087】
特定部305は、キーワード検索においてデータ名からキーワード3131が検索できたか否かを判別する(ステップSB62)。
【0088】
特定部305は、キーワード検索においてキーワード3131が検索できたと判別した場合(ステップSB62:YES)、検索したキーワード3131に対応付く教科名情報3121と科目名情報3122と単元名情報3123とを、キーワード管理DB313から特定する(ステップSB63)。
【0089】
次いで、特定部305は、ステップSB63で特定した教科名情報3121が示す教科名、ステップSB63で特定した科目名情報3122が示す科目名、及び、ステップSB63で特定した単元名情報3123が示す単元名を、受信部302が取得した教材コンテンツKCの教科名、科目名、及び単元名として特定する(ステップSB64)。
【0090】
図4に示すフローチャートFBの説明に戻り、情報処理サーバー3の特定部305は、ステップSB6の特定処理において教科名、科目名、及び単元名を特定できたか否かを判別する(ステップSB7)。
【0091】
特定部305が特定処理において教科名、科目名、及び単元名を特定できたと判別した場合(ステップSB7:YES)、データベース処理部301は、関連情報レコードを生成する(ステップSB8)。
【0092】
ステップSB8において、データベース処理部301は、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報に含まれるサーバーID51と生徒ID3111とデータ名情報503とを関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、ステップSB8で特定した教科名情報3121と科目名情報3122と単元名情報3123とを関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、印刷データ生成部304が生成した印刷データに基づき生成される教材コンテンツ印刷物IBの印刷枚数を示す印刷枚数情報3124を関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、送信部303が印刷データを送信した日時を示す印刷日時情報3125を関連情報レコードに含める。
【0093】
データベース処理部301は、関連情報レコードを生成すると、生成した関連情報レコードを、関連情報管理DB312に格納する(ステップSB9)。なお、ステップSB9で格納されたときの関連情報レコードが有するスキャン日時情報3126は、いずれの日時を示さないブランクの情報である。
【0094】
次いで、データセット生成部306は、データセット3141を生成する(ステップSB10)。ステップSB10で生成されるデータセット3141の属性情報3142は、特定処理において特定部305が特定した教科名を示す教科名情報3121、特定処理において特定部305が特定した科目名を示す科目名情報3122、及び、特定処理において特定部305が特定した単元名を示す単元名情報3123を含む。また、ステップSB10で生成されるデータセット3141の教材コンテンツデータ502は、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報に含まれる教材コンテンツデータ502である。
【0095】
次いで、データベース処理部301は、データセット生成部306が生成したデータセット3141をデータセット管理DB314に格納する(ステップSB11)。
【0096】
ステップSB7の説明に戻り、特定部305が特定処理において教科名、科目名、及び単元名を特定できたと判別した場合(ステップSB7:NO)、入出力処理部308は、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報が含む教材コンテンツデータ502を学習モデル315に入力する(ステップSB12)。
【0097】
次いで、入出力処理部308は、学習モデル315が出力した属性情報3142を取得する(ステップSB13)。
【0098】
次いで、データベース処理部301は、関連情報レコードを生成する(ステップSB14)。
【0099】
ステップSB14において、データベース処理部301は、ステップSB1で受信した印刷実行要求情報に含まれるサーバーID51と生徒ID3111とデータ名情報503とを関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、ステップSB13で取得した属性情報3142が含む教科名情報3121と科目名情報3122と単元名情報3123とを関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、印刷データ生成部304が生成した印刷データに基づき生成される教材コンテンツ印刷物IBの印刷枚数を示す印刷枚数情報3124を関連情報レコードに含める。また、データベース処理部301は、送信部303が印刷データを送信した日時を示す印刷日時情報3125を関連情報レコードに含める。
【0100】
データベース処理部301は、関連情報レコードを生成すると、生成した関連情報レコードを、関連情報管理DB312に格納する(ステップSB14)。なお、ステップSB14で格納されたときの関連情報レコードが有するスキャン日時情報3126は、いずれの日時を示さないブランクの情報である。
【0101】
上述した特定部305は、キーワードDB313に基づくキーワード検索によって、教科名、科目名、及び単元名を特定する構成である。しかしながら、特定部305の属性を特定する方法は、キーワード検索に限定されない。
【0102】
特定部305は、関連情報管理DB312に格納される関連情報レコードに基づいて、受信部302が受信する印刷実行要求情報に含まれるデータ名情報503が示すデータ名から、教科名、科目名、及び単元名を特定してもよい。例えば、特定部305は、データ名を構成する文字列から単元名を特定し、特定した単元名を示す単元名情報3123を有する関連情報レコードを関連情報管理DB312から特定する。そして、特定部305は、特定した関連情報レコードに含まれる、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123に基づいて、受信部302が取得した教材コンテンツKCの教科名、科目名、及び単元名として特定する。特定部305は、キーワード検索の代わりに、或いは、キーワード検索で検索できなかった場合に、関連情報レコードに基づく特定を行う。なお、入出力処理部308は、関連情報レコードに基づいて特定部305が教科名、科目名、及び単元名を特定できなかった場合に学習モデル315に属性情報3142を出力させる。
【0103】
次に、解答記入済みの教材コンテンツ印刷物IBが複合機1でスキャンされる場合の情報処理システム1000の動作について説明する。
【0104】
図6は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図6において、フローチャートFDは複合機1の動作を示し、フローチャートFEは情報処理サーバー3の動作を示す。
【0105】
なお、図6に示すフローチャートFDの開始時点では、複合機1に、生徒P1により解答が記入された教材コンテンツ印刷物IBがセットされている。
【0106】
複合機1のスキャン制御部103は、スキャンの指示を受け付けたか否かを判別する(ステップSD1)。
【0107】
スキャン制御部103は、スキャンの指示を受け付けたと判別した場合(ステップSD1:YES)、スキャン部13により、セットされた教材コンテンツ印刷物IBの印刷面を読み取る(ステップSD2)。
【0108】
複合機通信制御部101は、複合機通信部11を介して、ステップSD2で読み取った読み取りデータを情報処理サーバー3に送信する(ステップSC3)。
【0109】
フローチャートFEに示すように、情報処理サーバー3の受信部302は、情報処理サーバー通信部31を介して、複合機1から読み取りデータ受信する(ステップSE1)。
【0110】
次いで、データベース処理部301は、受信した読み取りデータが示す教材コンテンツ印刷物IBの印刷面の画像に含まれるコードCDから、コンテンツID501及び生徒ID3111を取得する(ステップSE2)。
【0111】
次いで、データベース処理部301は、取得したコンテンツID501及び生徒ID3111の組み合わせを有する関連情報レコードを、関連情報管理DB312から特定する(ステップSE3)。
【0112】
次いで、データベース処理部301は、特定した関連情報レコードに含まれるスキャン日時情報3126が示す日時を、読み取りデータを受信した日時に更新する(ステップSE4)。
【0113】
次に、端末装置4によって学習状況画面JGを表示する場合の情報処理システム1000の動作について説明する。
【0114】
図7は、情報処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図7において、フローチャートFFは端末装置4の動作を示し、フローチャートFGは情報処理サーバー3の動作を示す。
【0115】
フローチャートFFで示すように、端末装置4のブラウザー実行部401は、入力部43を介して、生徒ID3111の入力を受け付ける(ステップSF1)。
【0116】
次いで、ブラウザー実行部401は、教科、科目、及び単元のいずれかを指定する入力を受け付ける(ステップSF2)。
【0117】
次いで、ブラウザー実行部401は、学習状況画面表示データを要求する要求情報を、端末通信部41を介して情報処理サーバー3に送信する(ステップSF3)。
【0118】
ステップSF2で送信される要求情報には、入力された生徒ID3111と、指定された教科、科目、及び単元のいずれかを示す分類指定情報とが含まれる。
【0119】
フローチャートFGで示すように、情報処理サーバーの表示データ処理部307は、情報処理サーバー通信部31を介して、要求情報を端末装置4から受信する(ステップSG1)。
【0120】
次いで、表示データ処理部307は、要求情報に含まれる生徒ID3111と分類指定情報に基づいて、学習状況画面JGを生成する(ステップSG2)。
【0121】
図8は、学習状況画面JGの一例を示す図である。
図8の学習状況画面JGは、要求情報に含まれる分類指定情報が教科を示す場合の学習状況画面JGの一例を示している。
【0122】
図8に示す学習状況画面JGは、教科ごとの学習状況を示している。学習状況としては生徒P1が何枚の教材コンテンツ印刷物IBによって学習したかを示している。
【0123】
図8に示す学習状況画面JGは、円グラフGFと枚数状況情報MJとを有する。円グラフGFは、生徒P1が学習に用いた教材コンテンツ印刷物IBの総枚数に対して、教科ごとに何枚の教材コンテンツ印刷物IBを用いたかを示している。枚数状況情報MJは、生徒P1が、教科ごとに何枚の教材コンテンツ印刷物IBを用いたかを示している。
【0124】
表示データ処理部309は、図8に示す学習状況画面JGの生成において、次の処理を行う。
すなわち、表示データ処理部309は、要求情報に含まれる生徒ID3111を有する関連情報レコードを、関連情報管理DB312から全て特定する。次いで、表示データ処理部307は、特定した関連情報レコードが有する印刷枚数情報3124が示す印刷枚数の総和を求める。次いで、表示データ処理部309は、特定した関連情報レコードの教科名情報3121及び印刷枚数情報3124に基づいて、教科名ごとに印刷枚数の総和を求める。そして、表示データ処理部309は、求めた印刷枚数の総和の各々に基づいて、学習状況画面JGを生成する。
【0125】
なお、図8に示す学習状況画面JGは、あくまで一例である。学習状況画面JGは、棒グラフ等の円グラフGF以外のグラフによって、総枚数に対する教科ごとの枚数を示してもよい。また、学習状況画面JGは、教科ごとに何枚の教材コンテンツ印刷物IBを用いたかを示す画面に限定されず、要求情報が含む分類指定情報に応じて、科目ごと、或いは単元ごとに、学習状況を教材コンテンツ印刷物IBの枚数で示してもよい。
【0126】
図7に示すフローチャートの説明に戻り、表示データ処理部309は、情報処理サーバー通信部31を介して、生成した学習状況画面JGの学習状況画面表示データを端末装置4に送信する(ステップSG3)。
【0127】
フローチャートFFで示すように、端末装置4のブラウザー実行部401は、端末通信部41を介して、学習状況画面表示データを受信する(ステップSF4)。
【0128】
次いで、ブラウザー実行部401は、受信した学習状況画面表示データに基づいて、表示部42により学習状況画面JGを表示する(ステップSF5)。
【0129】
上述した実施形態では、特定部305が、教科名、科目名、及び単元名の各々を特定する構成である。しかしながら、特定部305は、教科名、科目名、及び、単元名の少なくともいずれかの分類名を特定する構成であればよい。この構成の場合、関連情報管理DB312に格納される関連情報レコードは、特定部305が特定した分類名を示す情報を有する。例えば、特定部305が単元名のみ特定する構成の場合、関連情報管理DB312に格納される関連情報レコードは、単元名情報3123を有し、教科名情報3121及び科目名情報3122を有さない。
【0130】
また、上述した実施形態では、入出力処理部308は、教材コンテンツデータ502を学習モデル315に入力して、学習モデル315に属性情報3142を出力させる構成である。しかしながら、入出力処理部308が学習モデル315に出力させる属性情報3142は、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123の少なくともいずれかを含む情報であればよい。この構成の場合、データセット生成部306は、教材コンテンツデータ502と、教科名情報3121、科目名情報3122、及び単元名情報3123の少なくともいずれかを含む属性情報3142と、が対応付けられたデータセット3141を生成する。また、この構成の場合、学習モデル315は、教材コンテンツデータ502を入力とし、このデータセット3141に含まれる属性情報3142を出力とするモデルである。また、この構成の場合、学習部307は、このデータセット3141を用いた学習を実行し、学習結果が反映するように学習モデル315を更新する。
【0131】
また、上述した実施形態では、教材コンテンツKCの属性として、教科名、科目名、及び単元名を例示した。しかしながら、教材コンテンツKCの属性は、教科名、科目名、及び単元名に限定されず、教科名、科目名、及び単元名の少なくともいずれかと共に、或いは代わって、対象学年や題材等の他の属性が含まれてもよい。この構成の場合、特定部305がデータ名に対するキーワード検索によって、教材コンテンツKCの他の属性も特定する。そして、入出力処理部308は、特定部305が特定できない場合に、教材コンテンツデータ502を学習モデル315に入力して、教材コンテンツKCの他の属性を示す属性情報3142を学習モデル315に出力させる。この学習モデル315は、他の属性を含む属性情報3142と教材コンテンツデータ502とが対応付けられたデータセット3141に基づいて機械学習したモデルである。この構成の場合のデータセット生成部306は、他の属性を含む属性情報3142と教材コンテンツデータ502とが対応付けられたデータセット3141を生成する。
また、この構成の場合、関連情報レコードは、対象学年や題材等の他の属性を示す情報をさらに有していてもよい。この構成によって、さらに異種の学習状況画面JGを提供できるようになる。例えば、生徒P1ごとに、どの学年向けの教材コンテンツKCによって学習したのかを示す学習状況画面JGを提供できる。また、例えば、題材ごとに学習難易度が付与されたデータベースに基づいて、生徒P1ごと且つ題材ごとに、どのくらいの学習難易度の学習を行ったのかを示す学習状況画面JGを提供できる。
【0132】
以上、説明したように、情報処理サーバー3は、教材コンテンツデータ502と、教材コンテンツKCの属性を示す属性情報3142と、が対応付けられたデータセット3141に基づいて機械学習した学習モデル315を記憶する情報処理サーバー記憶部310と、教材コンテンツデータ502を取得する受信部302と、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502を情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315に入力して、学習モデル315から属性情報3142を出力させる入出力処理部308と、を備える。情報処理サーバー記憶部310は、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502と、入出力処理部308が学習モデル315から出力させた属性情報3142とが対応付けられた関連情報レコードを記憶する。
【0133】
また、情報処理サーバー3の制御方法は、教材コンテンツデータ502と、教材コンテンツKCの属性を示す属性情報3142と、が対応付けられたデータセット3141に基づいて機械学習した学習モデル315を記憶し、教材コンテンツデータ502を取得し、取得した教材コンテンツデータ502を情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315に入力することにより、学習モデル315から属性情報3142を出力させ、取得した教材コンテンツデータ502と、入出力処理部308が学習モデル315から出力させた属性情報3142と、が対応付けられた関連情報レコードを記憶する。
【0134】
情報処理サーバー3、及び情報処理サーバー3の制御方法は、教材コンテンツデータ502と属性情報3142とが対応付けられたデータセット3141に基づいて機械学習した学習モデル315を用いることで、教材コンテンツデータ502に他の情報が付与されていなくても容易に教材コンテンツKCの属性を定めることができる。また、情報処理サーバー3、及び情報処理サーバー3の制御方法は、この学習モデル315を用いることで、適切な属性を関連付けて教材コンテンツKCを管理できる。
【0135】
また、情報処理サーバー3は、教材コンテンツデータ502と、教材コンテンツKCの属性を示す属性情報3142と、が対応付けられたデータセット3141を取得して、データセット3141に基づいて機械学習する学習部307と、機会学習した学習モデル315を記憶する情報処理サーバー記憶部310と、を備える。
【0136】
この情報処理サーバー3によれば、教材コンテンツデータ502と属性情報3142とが対応付けられたデータセット3141に基づいて機械学習した学習モデル315を用いることで、教材コンテンツデータ502に他の情報が付与されていなくても容易に教材コンテンツKCの属性を定めることができる。また、情報処理サーバー3、及び情報処理サーバー3の制御方法は、この学習モデル315を用いることで、適切な属性を関連付けて教材コンテンツKCを管理できる。
【0137】
情報処理サーバー3は、関連情報レコードに基づいて、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502のデータ名から教材コンテンツKCの属性を特定する特定部305を備える。
【0138】
これによれば、学習モデル315から出力された属性情報3142を用いて、教材コンテンツKCの属性を特定することができる。よって、不必要に学習モデル315を用いることなく、教材コンテンツKCの属性を定めることができるようになる。
【0139】
情報処理サーバー3は、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502のデータ名から教材コンテンツKCの属性を特定する特定部305を備える。入出力処理部308は、特定部305が教材コンテンツKCの属性を特定できない場合、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502を情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315に入力して、学習モデル315から属性情報3142を出力させ、関連情報レコードを記憶させる。
【0140】
教材コンテンツデータ502のデータ名には、教科名、科目名、及び単元名等の属性を示す文字又は文字列を含む場合がある。この場合のデータ名は、教材コンテンツKCを作成した作成者が付与したデータ名である。そのため、この場合のデータ名が含む教材コンテンツKCの属性は、教材コンテンツKCの属性として正確である蓋然性が高い。よって、入出力処理部308は、特定部305が属性情報3142を特定できる場合においては学習モデル315を用いて属性情報3142を取得する必要がない。したがって、不必要に学習モデル315を用いることなく、容易に教材コンテンツKCの属性を定めることができ、且つ、適切な属性を関連付けて教材コンテンツKCを管理できる。
【0141】
情報処理サーバー3は、データセット3141を取得し、取得したデータセット3141に基づいて情報処理サーバー記憶部310が記憶する学習モデル315を更新する学習部307を、備える。
【0142】
これによれば、データセット3141の追加学習によって学習モデル315を更新するため、更新後の学習モデル315を用いることで、より正確に、教材コンテンツKCの属性を定めることができる。
【0143】
情報処理サーバー3は、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502のデータ名から教材コンテンツKCの属性を特定する特定部305を備える。データセット3141は、特定部305が教材コンテンツKCの属性を特定できた教材コンテンツデータ502と、特定部305が特定した教材コンテンツKCの属性を示す属性情報3142とを有する。
【0144】
上述したように、教材コンテンツデータ502のデータ名には、教科名、科目名、及び単元名等の属性を示す文字又は文字列を含む場合がある。この場合のデータ名は教材コンテンツKCを作成した作成者が付与したデータ名である。そのため、この場合のデータ名が含む教材コンテンツKCの属性は、教材コンテンツKCの属性として正確である蓋然性が高い。そこで、データセット3141が有する属性情報3142を特定部305が特定した属性を示す情報とすることで、学習部307は、より正確な属性情報3142を得ることができる学習を行うことができる。よって、情報処理サーバー3は、より正確に、教材コンテンツKCの属性を定めることができる。
【0145】
情報処理サーバー3は、教材コンテンツ提供サーバー5と接続する。受信部302は、教材コンテンツ提供サーバー5から教材コンテンツデータ502を取得する。
【0146】
この構成によれば、別体のサーバーが管理する教材コンテンツKCについて、容易に属性を定めることができ、且つ、適切な属性を関連付けて管理できる。
【0147】
情報処理サーバー3は、生徒P1の複合機1と接続する。情報処理サーバー3は、受信部302が取得した教材コンテンツデータ502を含む印刷データを複合機1に送信する送信部303を備える。
【0148】
この構成によれば、生徒P1の学習に用いる教材コンテンツKCについて、容易に属性を定めることができ、且つ、適切な属性を関連付けて管理できる。
【0149】
教材コンテンツKCの属性は、教科名、科目名、及単元名の少なくともいずれかである。
【0150】
この構成によれば、教材コンテンツKCについて、科目名、教科名、及び単元名の少なくともいずれかを容易に定めることができる。
【0151】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
【0152】
上述した実施形態は、関連情報管理DB312と学習モデル315とが情報処理サーバー記憶部310に記憶される構成である。しかしながら、関連情報管理DB312と学習モデル315とを記憶する記憶領域は、異なる記憶領域としてもよい。この場合、関連情報管理DB312を記憶する記憶領域は、対応記憶部の一例に対応し、学習モデル315を記憶する記憶領域は、記憶部の一例に対応する。
【0153】
上述した実施形態では、学習装置として情報処理サーバー3を例示した。しかしながら、学習装置は、情報処理サーバー3に限定されない。学習装置は、情報処理サーバー3が備える装置であって、学習モデル315と関連情報レコードとを記憶し、学習モデル315を用いて属性情報3142を出力する装置でもよい。また、学習装置は、情報処理サーバー3と別体の装置であって、学習モデル315と関連情報レコードとを記憶し、学習モデル315を用いて属性情報3142を出力する装置でもよい。この場合、学習装置は、情報処理サーバー3、又は、教材コンテンツ提供サーバー5から教材コンテンツデータ502を受信して処理を行う。
【0154】
上述した実施形態では、教材コンテンツKCの識別情報として、コンテンツID501を例示した。しかしながら、教材コンテンツKCの識別情報は、コンテンツID501に限定されず、データ名でもよい。
【0155】
上述した実施形態では、情報処理サーバー3に接続する教材コンテンツ提供サーバー5の数を1つとした。しかしながら、情報処理サーバー3に接続する教材コンテンツ提供サーバー5の数は、複数でも多くてもよい。
【0156】
上述した実施形態では、学習者として生徒P1を例示したが、学習者は生徒P1に限定されず、教材コンテンツKCを用いて学習する者であればよく、例えば企業に勤める従業員等でもよい。また、端末装置4のユーザーとして先生P2を例示したが、端末装置4のユーザーは先生P2に限定されず、学習者と所定の関係を有する関係者であればよい。例えば、学習者が企業に勤める従業員の場合、端末装置4のユーザーは、この従業員の上司や人事に係わる他の従業員としてもよい。
【0157】
上述した実施形態では、複合機1の印刷方式としてシリアルインクジェット方式を例示したが、複合機1の印刷方式は、ラインインクジェット方式でもよい。また、複合機1の印刷方式は、インクジェット方式に限定されず、トナーを用いた電子写真方式などの他の印刷方式でもよい。また、印刷装置として複合機1を例示したが、印刷装置は複合機1に限定されず、スキャン機能を有しないプリンター等の印刷装置でもよい。この場合、スキャン機能を有する外部装置が印刷装置に接続し、印刷装置は、接続された外部装置によって読み取りを行う。また、複合機1は、ファクシミリ機能等のさらに種々の機能を有する装置でもよい。
【0158】
また、複合機制御部10、情報処理サーバー制御部30、及び、端末制御部40の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
【0159】
また、図2に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、複合機1、情報処理サーバー3、及び端末装置4の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0160】
また、例えば、図4図7に示す動作のステップ単位は、情報処理システム1000の各装置の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
【符号の説明】
【0161】
1…複合機(印刷装置)、3…情報処理サーバー(情報処理装置、学習装置)、4…端末装置、5…教材コンテンツ提供サーバー、10…複合機制御部、11…複合機通信部、12…印刷部、13…スキャン部、30…情報処理サーバー制御部、31…情報処理サーバー通信部、40…端末制御部、41…端末通信部、42…表示部、43…入力部、50…教材コンテンツ管理DB、51…サーバーID、100…複合機プロセッサー、101…複合機通信制御部、102…印刷制御部、103…スキャン制御部、110…複合機記憶部、300…情報処理サーバープロセッサー、301…データベース処理部、302…受信部(取得部)、303…送信部、304…印刷データ生成部、305…特定部、306…データセット生成部、307…学習部、308…入出力処理部(処理部)、309…表示データ処理部、310…情報処理サーバー記憶部(記憶部、対応情報記憶部)、311…生徒管理DB、312…関連情報管理DB、313…キーワード管理DB、314…データセット管理DB、315…学習モデル、400…端末プロセッサー、401…ブラウザー実行部、410…端末記憶部、411…ブラウザー、501…コンテンツID、502…教材コンテンツデータ(画像データ)、503…データ名情報、1000…情報処理システム、3141…データセット、3142…属性情報、GN…グローバルネットワーク、KC…教材コンテンツ、P1…生徒(学習者)。
図1
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図8