特許 7574768 包装箱

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-10-21

(45)【発行日】2024-10-29

(54)【発明の名称】包装箱

(51)【国際特許分類】

   B65D 5/54 20060101AFI20241022BHJP

【ＦＩ】

B65D5/54 301J

【請求項の数】 3

(21)【出願番号】P 2021138821

(22)【出願日】2021-08-27

(65)【公開番号】P2023032591

(43)【公開日】2023-03-09

【審査請求日】2024-01-22

(73)【特許権者】

【識別番号】000122298

【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社

(74)【代理人】

【識別番号】110001807

【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所

(72)【発明者】

【氏名】袴田 亮平

(72)【発明者】

【氏名】田中 常仁

【審査官】佐藤 正宗

(56)【参考文献】

【文献】特開２０１９－０２６３５９（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００３－１３７２７５（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０２０－０５９５２２（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０２２－０６２４３３（ＪＰ，Ａ）

【文献】米国特許出願公開第２００５／０１５０９３９（ＵＳ，Ａ１）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｂ６５Ｄ ５／５４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、
前記蓋板は、
前記両端壁に連設された前後の内フラップと、
前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、
少なくとも一方の前記端壁には、
前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、
前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、
前記端壁には、少なくとも一方の前記中央切断誘導線から前記端壁の上側の角部に向けて延びている側部切断誘導線が形成されていることを特徴とする包装箱。

【請求項2】

前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、
前記蓋板は、
前記両端壁に連設された前後の内フラップと、
前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、
少なくとも一方の前記端壁には、
前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、
前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、
前記中央切断誘導線は曲線であることを特徴とする包装箱。

【請求項3】

前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、
前記蓋板は、
前記両端壁に連設された前後の内フラップと、
前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、
少なくとも一方の前記端壁には、
前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、
前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、
前記開封開始部は、前記両外フラップ同士の突合せ部よりも右側または左側に形成されていることを特徴とする包装箱。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、包装箱に関する。

【背景技術】

【0002】

段ボール製の包装箱としては、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、蓋板は、両端壁に連設された内フラップに、両側壁に連設された外フラップを重ねることで形成されているものがある。
このような形態の包装箱において、側面上端とフラップとの境界から切断誘導線が２本形成されており、下端にかけて破断することで端壁に開口部を形成させるものがある（例えば、特許文献１参照）。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【文献】特開２０２０－１００４２５号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

特許文献１の包装箱では、上部の内フラップを開いて上部を開口させた後、切断誘導線を切り開くことで、開封用フラップを胴部から分離させて、端壁の一部を開口させている。このように、前記した従来の包装箱は、胴部の開口作業が煩雑になるという問題がある。

【0005】

本発明は、前記した問題を解決し、胴部の一面を容易に開口させることができる包装箱を提供することを課題とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、前記蓋板は、前記両端壁に連設された前後の内フラップと、前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、少なくとも一方の前記端壁には、前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、前記端壁には、少なくとも一方の前記中央切断誘導線から前記端壁の上側の角部に向けて延びている側部切断誘導線が形成されていることを特徴とする。

【0007】

本発明の包装箱を開封するときには、端壁の開封開始部に手を差し込んで二本の中央切断誘導線に挟まれた部位を把持し、当該部位を外側に引くことで、中央切断誘導線を容易に切り開くことができる。そして、二本の中央切断誘導線に挟まれた部位をさらに外側に開くと、端壁の側縁部が下縁部に向けて切り裂かれるため、胴部の一面をなす端壁を容易に開口させることができる。これにより、作業者は内容物を容易に引き出すことができる。
また、中央切断誘導線の下端位置が端壁の下縁部よりも上に位置するため、輸送中等に意図せず中央切断誘導線が破断しても、中央切断誘導線の下端で破断の進行が止まるようになる。つまり、輸送中等に意図せず中央切断誘導線が破断しても、端壁の下部が側壁に繋がった状態を維持できるので、内容物の飛び出しを阻止することができる。

【0008】

前記した包装箱において、少なくとも一方の前記中央切断誘導線から前記端壁の上側の角部に向けて延びている側部切断誘導線が形成されている場合には、側部切断誘導線を切り開くことで、容易に胴部の一面を開口させることができる。

【0009】

また、本発明は、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、前記蓋板は、前記両端壁に連設された前後の内フラップと、前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、少なくとも一方の前記端壁には、前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、前記中央切断誘導線は曲線であることを特徴とする。

【0010】

この構成では、二本の中央切断誘導線に挟まれた部位を外側に引きやすくなるため、より容易に端壁に開口部を形成することができる。

【0011】

また、本発明は、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記胴部の上下の開口部に設けられた上下の蓋板と、を備え、前記蓋板は、前記両端壁に連設された前後の内フラップと、前記両側壁に連設され、前記両内フラップの外面に重ねられた左右の外フラップと、によって形成されており、少なくとも一方の前記端壁には、前記端壁の上縁部に隣接する開封開始部と、前記開封開始部から前記端壁の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線が形成され、前記開封開始部は、前記両外フラップ同士の突合せ部よりも右側または左側に形成されていることを特徴とする。

【0012】

この構成では、両外フラップの突合せ部に貼り付けた粘着テープを避けた位置に開封開始部を形成できるため、蓋板を開口せずとも、作業者は端壁の開封開始部に手を差し込むことができる。

【発明の効果】

【0013】

本発明の包装箱は、胴部の一面を容易に開口させることができる。

【図面の簡単な説明】

【0014】

【図1】本発明の実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。

【図2】本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。

【図3】本発明の実施形態に係る包装箱において上側の蓋板を閉じる前の状態を示した斜視図である。

【図4】本発明の実施形態に係る包装箱において端壁開口部を開いた状態を示した斜視図である。

【図5】本発明の実施形態に係る包装箱において端壁を開いた状態を示した斜視図である。

【発明を実施するための形態】

【0015】

本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。

【0016】

本実施形態の包装箱１は、図１に示すように、筒状の胴部１０と、胴部１０の上下の開口部に設けられた上下の蓋板２０，３０と、を備えているＡ式の段ボール箱である。
本実施形態では、図３に示すように、ペットボトル等の内容物Ａを収容するための包装箱１を例として示している。なお、本実施形態では、包装箱１の構成を分かり易くするために、図３以外の図では内容物Ａの図示を省略している。

【0017】

本実施形態の包装箱１は、図２に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートＳを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図２に示すブランクシートＳは外面側が見えるように配置されている。
ブランクシートＳの折れ線は、ブランクシートＳの表面を線状に押し込んで形成された罫線（押罫）である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートＳを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。

【0018】

ブランクシートＳに形成された各切断誘導線は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。なお、切れ込みの形状や長さは限定されるものではない。また、ブランクシートＳから組み立てた包装箱１を示した各図では、包装箱１の構造を分かり易く図示するために、各切断誘導線の切れ込みの形状は簡略化して示している。

【0019】

胴部１０は、図１に示すように、前後一対の端壁１１，１２と、左右一対の側壁１３，１４と、を有している。両端壁１１，１２および両側壁１３，１４は、側面視において四角形に形成されている（図２参照）。
前側の端壁１１の右縁部（右側の側縁部）には、折れ線を介して右側の側壁１３が連設され、右側の側壁１３の後縁部には、折れ線を介して帯状の接合片１５が連設されている。また、前側の端壁１１の左縁部（左側の側縁部）には、折れ線を介して左側の側壁１４連設され、左側の側壁１４の後縁部には、折れ線を介して後側の端壁１２が連設されている。接合片１５は、後側の端壁１２の内面に接合されている。

【0020】

ブランクシートＳ（図２参照）を各罫線で折り曲げつつ、接合片１５を後側の端壁１２の内面に接合すると、図１に示すように、両端壁１１，１２および両側壁１３，１４によって、平面視で四角形の筒状の胴部１０が形成される。

【0021】

図１に示すように、上側の蓋板２０は、胴部１０の上側の開口部を閉塞している。上側の蓋板２０は、前後の端壁１１，１２の上縁部にそれぞれ連設された前後一対の内フラップ２１，２１と、左右の側壁１３，１４の上縁部にそれぞれ連設された左右一対の外フラップ２２，２２と、を備えている。そして、両内フラップ２１，２１の外面（上面）に両外フラップ２２，２２を重ねて、両外フラップ２２，２２を突き合わせることで、上側の蓋板２０が形成されている。

【0022】

また、両外フラップ２２，２２の突合せ部の外面には、前後方向に延ばした第一粘着テープＴ１が貼り付けられている。第一粘着テープＴ１の前後の端部は、前後の端壁１１，１２の上端部にそれぞれ貼り付けられている。このようにして、両外フラップ２２，２２が閉じた状態に固定されている。

【0023】

下側の蓋板３０は、胴部１０の下側の開口部を閉塞している。下側の蓋板３０は、前後の端壁１１，１２の下縁部にそれぞれ連設された前後一対の内フラップ３１，３１と、左右の側壁１３，１４の下縁部にそれぞれ連設された左右一対の外フラップ３２，３２と、を備えている。そして、両内フラップ３１，３１の外面（下面）に両外フラップ３２，３２を重ねて、両外フラップ３２，３２を突き合わせることで、下側の蓋板３０が形成されている。

【0024】

また、下側の蓋板３０の両外フラップ３２，３２の突合せ部には、上側の蓋板２０と同様に、第二粘着テープＴ２が貼り付けられており、第二粘着テープＴ２の前後の端部は、前後の端壁１１，１２の下端部にそれぞれ貼り付けられている。

【0025】

前側の端壁１１には、第一壁部５１と、第二壁部５２，５２と、開封開始部５５が区画されている。開封開始部５５は、端壁１１の上縁部に隣接した位置に形成されている。端壁１１には、開封開始部５５から端壁１１の左右の側縁部に向けてそれぞれ延びている二本の中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２が形成されている。第一壁部５１は、二本の中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２と、開封開始部５５と、端壁１１の下縁部と、で囲まれた領域であり、開封開始部５５から下に向かうに従って幅寸法が大きくなる形状を呈している。また、第二壁部５２，５２は、第一壁部５１に対して中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２の外側の領域である。つまり、第二壁部５２，５２は、第一壁部５１の左右両側の領域である。右側の第二壁部５２は、右側の中央切断誘導線Ｌ１１、開封開始部５５、端壁１１の上縁部、端壁１１の右縁部に囲まれている。左側の第二壁部５２は、左側の中央切断誘導線Ｌ１２、開封開始部５５、端壁１１の上縁部、端壁１１の左縁部に囲まれている。
さらに、端壁１１には、第二壁部５２，５２を分割する側部切断誘導線Ｌ１３、Ｌ１４が形成されている。つまり、第二壁部５２は、端壁１１の側縁部に繋がった略三角形状の部分と、端壁１１の上縁部に繋がった略三角形状の部分とに分割することができる。

【0026】

開封開始部５５は、端壁１１の上縁部と、端壁１１の上縁部に繋がる略Ｕ字状の切断誘導線で囲まれた領域である。略Ｕ字状の切断誘導線を破断させつつ開封開始部５５を押し込み、あるいは引き出すと、貫通穴が形成される。本実施形態では、開封開始部５５は、端壁５１の左右方向の中央部（外フラップ２２，２２の突合せ部）よりも左側に形成されている。より具体的には、開封開始部５５は、第一粘着テープＴ１（図１参照）が干渉しない位置に中央よりも左に構成されている。

【0027】

右側の中央切断誘導線Ｌ１１は、開封開始部５５から端壁１１の右側に向けて延在しており、端壁１１の右側上部の角から離間する方向に膨らむように曲線状に形成されている。右側の中央切断誘導線Ｌ１１の下端は、端壁１１の下縁部よりも上に位置する。

【0028】

左側の中央切断誘導線Ｌ１２は、開封開始部５５から端壁１１の左側に向けて延在しており、端壁１１の左側上部の角から離間する方向に膨らむように曲線状に形成されている。左側の中央切断誘導線Ｌ１２の下端は、端壁１１の下縁部よりも上に位置する。

【0029】

右側の側部切断誘導線Ｌ１３は、右側の中央切断誘導線Ｌ１１の中間部から端壁１１の上側の右側の角部に向けて延びている。
左側の側部切断誘導線Ｌ１４は、左側の中央切断誘導線Ｌ１２の中間から端壁１１の上側の左側の角部に向けて延びている。

【0030】

本実施形態の包装箱１には、図３に示すように、ペットボトル等の内容物Ａが下側に４本収容され、その上にさらに４本の内容物Ａが積まれて収容される。

【0031】

図４に示すように、作業者が開封開始部５５に手を差し込むと、開封開始部５５は、内側に押し込まれて開口する。これにより、作業者は第一壁部５１の上部（開封開始部５５に隣接していた部分）を把持することができる。

【0032】

そして、作業者が第一壁部５１を外側に引き出すと、左右の中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２が上側から下側に向けて破断する。

【0033】

左右の中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２の破断が端壁１１の側縁部に達した後、第一壁部５１をさらに外側に開くと、端壁１１の側縁部が下縁部に向けて切り裂かれ、端壁１１に開口部５６が形成される。

【0034】

その後、図５に示すように、作業者が左右の第二壁部５２，５２を把持して外側に引き出すと、側部切断誘導線Ｌ１３，Ｌ１４が開口部５６側から端壁１１の上側の角部に向けて破断し、これにより、端壁１１の全体が開口する。

【0035】

以上のような包装箱１では、図４に示すように、作業者は端壁１１の開封開始部５５に手を差し込み、開封開始部５５を内側に押し込むことで、第一壁部５１の開封開始部５５と隣接していた部分を確実に把持することができる。そして、第一壁部５１を外側に引いて、胴部１０の一面をなす端壁１１の一部を容易に開口させることができる。これにより、作業者は内容物Ａ（図３参照）を容易に取り出すことができる。また、中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２の下端位置が端壁１１の下縁部よりも上に位置するため、輸送中等に意図せず中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２が破断しても、中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２の下端で破断の進行が止まるようになる。つまり、輸送中等に意図せず中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２が破断しても、端壁１１の下部が側壁に繋がった状態を維持できるので、内容物Ａの飛び出しを阻止することができる。

【0036】

本実施形態の包装箱１では、図５に示すように、第二壁部５２，５２を分断するように側部切断誘導線Ｌ１３，Ｌ１４が形成されているので、第二壁部５２，５２で覆われている部分を容易に開口させることができる。つまり、内容物Ａの形状に関わらず、容易に内容物Ａを取り出すことができる。

【0037】

本実施形態の包装箱１では、図１に示すように、端壁１１の左右の中央切断誘導線Ｌ１１，Ｌ１２は曲線である。この構成では、第一壁部５１を外側に引きやすくすることができるため、より容易に端壁１１に開口部５６を形成することができる。

【0038】

本実施形態の包装箱１では、図１に示すように、開封開始部５５は、外フラップ２２，２２の突合せ部よりも左側に形成されている。この構成では、両外フラップ２２，２２の突き合わせ部に貼り付けた第一粘着テープＴ１を避けた位置に開封開始部５５を形成できるため、蓋板２０を開口せずとも、作業者は端壁１１の開封開始部５５に手を差し込むことができる。

【0039】

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態では、図１に示すように、前側の端壁１１を開くように構成されているが、後側の端壁１２も開くように構成してもよい。

【0040】

本実施形態の包装箱１では、外フラップ２２，２２の突合せ部よりも右側に開封開始部５５を形成することで、第一粘着テープＴ１が干渉しないように構成されているが、内容物の形状に応じて、開封開始部５５を端壁１１の左右方向の中央部や左側に形成してもよい。

【0041】

本実施形態の包装箱１は、Ａ式の段ボール箱であるが、包装箱１の胴部や蓋板の形状は限定されるものではない。

【0042】

本実施形態の包装箱１は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱１を形成できる。

【符号の説明】

【0043】

１ 包装箱
１０ 胴部
１１ 前側の端壁
１２ 後側の端壁
１３ 右側の側壁
１４ 左側の側壁
１５ 接合片
２０ 上側の蓋板
２１ 内フラップ
２２ 外フラップ
３０ 下側の蓋板
３１ 内フラップ
３２ 外フラップ
５１ 第一壁部
５２ 第二壁部
５５ 開封開始部
Ｌ１１ 中央切断誘導線（右側）
Ｌ１２ 中央切断誘導線（左側）
Ｌ１３ 側部切断誘導線（右側）
Ｌ１４ 側部切断誘導線（左側）
Ｓ ブランクシート
Ｔ１ 第一粘着テープ
Ｔ２ 第二粘着テープ
Ａ 内容物

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】