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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】包装関連装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 57/00 20060101AFI20241022BHJP
   B65B 9/067 20120101ALI20241022BHJP
【FI】
B65B57/00 C
B65B9/067
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020168631
(22)【出願日】2020-10-05
(65)【公開番号】P2022060880
(43)【公開日】2022-04-15
【審査請求日】2023-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000148162
【氏名又は名称】株式会社川島製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100111659
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 聡
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 浩之
(72)【発明者】
【氏名】岡村 誠
【審査官】種子島 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-142834(JP,A)
【文献】特開2009-118384(JP,A)
【文献】特開2009-095654(JP,A)
【文献】特開平11-198903(JP,A)
【文献】特開2008-222289(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 57/00
B65B 9/067
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体を操作する操作パネルを備えた包装関連装置であって、
前記操作パネルは、タッチ式の入力表示部を有し、
前記入力表示部には、前記包装関連装置本体の移動する部位に第1の移動動作を行わせるように前記包装関連装置制御部に第1の指令を与えるための第1操作ボタンと、前記包装関連装置本体移動する部位に第2の移動動作を行わせるように前記包装関連装置制御部に第2の指令を与えるための第2操作ボタンが同時に表示され、
前記第1の移動動作の頻度は、前記第2の移動動作の頻度より高く、
前記第1操作ボタンへの通常のタッチにより前記第1の指令が前記包装関連装置制御部に与えられ、
前記第2操作ボタンへの長押しのタッチにより前記第2の指令が前記包装関連装置制御部に与えられ、
前記第1操作ボタンに付す色は、前記第2操作ボタンに付す色と異なっていることを特徴とする包装関連装置。
【請求項2】
前記第1の移動動作と前記第2の移動動作は、前記包装関連装置本体の同一の移動する部位の異なる移動動作であることを特徴とする請求項1記載の包装関連装置。
【請求項3】
前記第1操作ボタンには、前記第1の移動動作をイメージする図形又は画像が付され、前記第2操作ボタンには、前記第2の移動動作をイメージする図形又は画像が付されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包装関連装置。
【請求項4】
前記第1操作ボタンと前記第2操作ボタンは近接して配置され、前記第1の移動動作をイメージする図形又は画像と前記第2の移動動作をイメージする図形又は画像は、同一・類似であることを特徴とする請求項3記載の包装関連装置。
【請求項5】
前記包装関連装置は横ピロー包装機であり、前記第1の指令は、前記横ピロー包装機のヒータブロックを停止位置に退避させる指令であり、前記第2の指令は、前記ヒータブロックのシール面の清掃を行うために前記ヒータブロックを清掃位置に移動させる指令であり、前記停止位置と前記清掃位置は異なることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した包装関連装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装関連装置におけるタッチ式の操作ボタンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
包装関連装置には、筒状に成形された包材の中に被包装品を順次充填し、シールや切断等を施して包装体を製造するピロー包装機、被包装品を裁断された包装材で包むようにして包装するラッピング包装機、包装材料で1個または複数個の被包装品をおおう上包み包装機、製品を箱詰め等する箱詰め装置等があり、ピロー包装機には、包材を上下方向(縦方向)に送って被包装品を充填する縦ピロー包装機と、包材を左右方向(横方向)に送って被包装品を充填する横ピロー包装機等がある。
このような包装関連装置においては、装置を操作する操作パネルをタッチ式(タッチパネル)とし、操作パネルに各種操作ボタン(スイッチ)を設け、作業者が操作ボタンにタッチすることにより、装置の運転、停止等の操作が行われる。
この場合、包装関連装置の操作の種類は多岐に渡り、操作ボタンも多数設けられていることから、タッチする操作ボタンの選択を誤らないようにする必要がある。
そのため、装置のどの部位のどのような操作に対する操作ボタンなのか視覚的に判別できるように、操作対象となっている装置の部位を表す図形や画像等を操作ボタンに付すことも多く行われている。
例えば、横ピロー包装機のエンドシール装置の操作を行う操作ボタンには、エンドシール装置の一対のヒータブロックを想定させるような図形が付されている。
【0003】
ところで、タッチパネルを使用して操作を行う生産機械等は多く、タッチパネルに表示された操作ボタンの選択を誤らないように、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開2004-155074号公報)には、タッチパネルを付設したディスプレイに動作スイッチを表示する射出成形機の動作スイッチ表示方法において、タッチにより直ちにスイッチ操作が有効となる第一動作スイッチと、タッチした後、さらにエンタキーをタッチしてスイッチ操作が有効となる第二動作スイッチを、スイッチ操作が必要となるファンクションキーのタッチによりウィンドウ表示するとともに、前記第一動作スイッチと前記第二動作スイッチをそれぞれ色により識別可能に表示する射出成形機の動作スイッチ表示方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の動作スイッチ表示方法は、射出成形機に適用されるものであって、包装関連装置に適用されるものではなく、また、第一動作スイッチと第二動作スイッチを異なる色で囲って識別できるようになっているが、色の違いだけでは、スイッチの選択の誤りを確実に防止することはできないばかりか、スイッチの選択を誤った場合は、誤ったスイッチによる動作が開始され、生産阻害が生ずる場合がある。
しかも、特許文献1における第一動作スイッチと第二動作スイッチが表示される設定画面は異なり、第一動作スイッチと第二動作スイッチが同じ画面に同時に表示されるわけではない。
この点、特許文献2(特開2017-167699号公報)には、タッチパネルディスプレイに表示する商品選択ボタンが、同じ商品でも標準税率用の商品選択ボタンと、軽減税率用の商品選択ボタンとに分け、標準税率用の商品選択ボタンと、軽減税率用の商品選択ボタンとで、表示する色が異なるようにした商品データ処理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献2の商品データ処理装置は、電子キャッシュレジスタやPOS端末装置に適用されるもので、包装関連装置等の生産機械に適用されるものではなく、特許文献1と同様に色の違いだけで商品選択ボタンを誤らないようにしているため、確実に商品選択ボタンの誤りを防止することはできない。
また、特許文献2の商品データ処理装置では、商品選択ボタンは、包装関連装置等の生産機械の操作ボタンと異なり、ボタン選択の誤りによって機械の誤動作や生産阻害が生ずることはない。
【0004】
次に、特許文献3(特開2015-59706号公報)には、加熱ヒータと、前記加熱ヒータへの電源供給をオン・オフするための操作部とを備え、前記操作部はタッチパネル式であって、前記電源供給をオンする操作が、長押し操作である電気ストーブが開示されている。
しかしながら、特許文献3において、タッチパネル式の操作部は、包装関連装置等の生産機械ではない電気ストーブに適用されるのであり、電源供給をオンする操作をワンタッチではなく長押し操作とするのは、電源スイッチの位置に物が落下して、電源スイッチが偶発的にオンとなるのを防ぐためであり、スイッチの選択の誤りを防止するためではない。
そして、特許文献3のタッチパネル式の操作部では、運転入スイッチだけが、長押し操作であり、他の首振りスイッチや切タイマースイッチは、ワンタッチ操作であることから、運転入スイッチが長押し操作であることを認識しない者にとって、運転入スイッチをワンタッチ操作しても、電源供給がオンにならないという問題がある。
また、特許文献4(特開2016-3493号公報)には、駐車車両の入出庫が行われる乗入室と、乗入室の入出庫口を開閉する入出庫扉と、タッチパネル式の操作画面と、制御装置等を具備し、前記制御装置は、ユーザーが入出庫扉を閉じる操作を行う時に、操作画面に、乗入室カメラによって撮影されたリアルタイムな画像情報と共に閉扉ボタンを表示させ、ユーザーに前記画像情報を見せながら閉扉ボタンを所定時間かけて長押しさせることにより、前記入出庫扉を閉じるように制御する機械式駐車場設備の安全確認システムが開示されている。
しかしながら、特許文献4は、包装関連装置等の生産機械ではない機械式駐車場設備に関するものであり、閉扉ボタンを長押し操作とするのは、ユーザーが操作画面を確認せずにうっかり閉扉ボタンに触れて押してしまうことを防止し、安全確認を確実に行わせて危険を回避するためであり、ボタンの選択の誤りを防止するためではない。
そして、特許文献4のタッチパネル式の操作画面には、長押し操作によって入出庫扉が閉じる閉扉ボタンが表示されるが、特許文献3と同様に、閉扉ボタンが長押し操作であることを認識しないユーザーにとっては、閉扉ボタンを普通に押しても入出庫扉が閉じないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2004-155074号公報
【文献】特開2017-167699号公報
【文献】特開2015-59706号公報
【文献】特開2016-3493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、包装関連装置において、操作ボタンの選択の誤りを確実に防止し、操作ボタンの選択を誤っても生産阻害が生じず、作業者が行う通常の操作に支障をきたさないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体を操作する操作パネルを備えた包装関連装置であって、前記操作パネルは、タッチ式の入力表示部を有し、前記入力表示部には、前記包装関連装置本体の移動する部位に第1の移動動作を行わせるように前記包装関連装置制御部に第1の指令を与えるための第1操作ボタンと、前記包装関連装置本体の移動する部位に第2の移動動作を行わせるように前記包装関連装置制御部に第2の指令を与えるための第2操作ボタンが同時に表示され、前記第1の移動動作の頻度は、前記第2の移動動作の頻度より高く、前記第1操作ボタンへの通常のタッチにより前記第1の指令が前記包装関連装置制御部に与えられ、前記第2操作ボタンへの長押しのタッチにより前記第2の指令が前記包装関連装置制御部に与えられ、前記第1操作ボタンに付す色は、前記第2操作ボタンに付す色と異なっている包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
【0008】
請求項2の発明は、前記第1の移動動作と前記第2の移動動作は、前記包装関連装置本体の同一の移動する部位の異なる移動動作である包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
【0009】
請求項3の発明は、前記第1操作ボタンには、前記第1の移動動作をイメージする図形又は画像が付され、前記第2操作ボタンには、前記第2の移動動作をイメージする図形又は画像が付されている包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
【0010】
請求項4の発明は、前記第1操作ボタンと前記第2操作ボタンは近接して配置され、前記第1の移動動作をイメージする図形又は画像と前記第2の移動動作をイメージする図形又は画像は、同一・類似である包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
【0011】
請求項5の発明は、前記包装関連装置は横ピロー包装機であり、前記第1の指令は、前記横ピロー包装機のヒータブロックを停止位置に退避させる指令であり、前記第2の指令は、前記ヒータブロックのシール面の清掃を行うために前記ヒータブロックを清掃位置に移動させる指令であり、前記停止位置と前記清掃位置は異なる包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明の包装関連装置においては、第1操作ボタンに付す色と第2操作ボタンに付す色と異ならせて操作ボタンの選択の誤りを視覚的に防止すると共に、第1操作ボタンへの通常のタッチにより第1の指令が包装関連装置制御に与えられ、第2操作ボタンへの長押しのタッチにより第2の指令が前記包装関連装置制御に与えられるようにして、作業者が行う通常の操作に支障をきたさないようにしつつ、操作ボタンの選択の誤りを確実に防止し、操作ボタンの選択を誤っても生産阻害が生じないという効果を奏し、さらに、通常のタッチにより動作する第1の移動動作の頻度は、長押しのタッチにより動作する第2の移動動作の頻度より高く、操作ボタンにタッチすることの煩わしさがなくなるという効果を奏する。
【0013】
請求項2の発明の包装関連装置においては、さらに、操作ボタンの選択を誤りやすい包装関連装置の同一部位の異なる移動動作に対して、操作ボタンの選択の誤りを確実に防止するという効果を奏する。
【0014】
請求項3の発明の包装関連装置においては、さらに、第1操作ボタンには第1の移動動作をイメージする図形又は画像が付され、第2操作ボタンには第2の移動動作をイメージする図形又は画像が付され、第1の操作ボタンと第2の操作ボタンが視覚的に混同しやすい場合であっても、確実に操作ボタンの選択の誤りを防止できるという効果を奏する。
【0015】
請求項4の発明の包装関連装置においては、さらに、第1操作ボタンと第2操作ボタンが近接して配置され、第1の移動動作をイメージする図形又は画像と第2の移動動作をイメージする図形又は画像が同一・類似し、第1の操作ボタンと第2の操作ボタンをきわめて混同しやすい場合であっても、確実に操作ボタンの選択の誤りを防止できるという効果を奏する。
【0016】
請求項5の発明の包装関連装置においては、さらに、横ピロー包装機のヒータブロックを停止位置に退避させる動作と、ヒータブロックを清掃位置に移動させる動作を行わせる操作ボタンの選択の誤りを確実に防止すると共に、頻度の高いヒータブロックを停止位置に退避させる動作に行わせる第1ボタンの操作に煩わしさが生じないようにし、誤って第2操作ボタンを選択しても作業者に余計な操作をさせないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態である横ピロー包装機(横ピロー包装機本体)の概略構成を表した正面図と平面図である。
図2】エンドシールユニット40の概略構成を表した斜視図である。
図3図2に示すエンドシールユニット40の左側面図である。
図4図2に示すエンドシールユニット40の平面図である。
図5図2に示すエンドシールユニット40の正面図である。
図6図1に示す横ピロー包装機1の制御部分の構成を示すブロック図である。
図7】ヒータブロック41、42のボックスモーション動作を説明する説明図である。
図8】ヒータブロック41、42のボックスモーション動作において、筒状連続フィルムTFiにエンドシール・切断が施されて包装体2が生産される過程を説明する説明図である。
図9】ヒータブロック41、42の停止位置への退避動作を説明する説明図である。
図10】ヒータブロック41、42の清掃位置への移動動作を説明する説明図である。
図11】操作パネル80の入力表示部84に表示される基本画面の構成の例を示した画面構成図である。
図12】操作ボタン103、104等がタッチされた場合の操作パネル80と横ピロー包装機制御部70の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[横ピロー包装機]
図1は、本発明の実施形態である横ピロー包装機(横ピロー包装機本体)の概略構成を表した図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。
図において、1は横ピロー包装機、1Aは横ピロー包装機本体、2は包装体、3は筒状のフィルム、4は被包装品、10は包材(包装材料)供給ユニット、11はガイドローラ、12は押えローラ、13は送りローラ、14は送りローラ用サーボモータ、15はガイドローラ、20は被包装品供給ユニット、21は供給コンベア、21aはコンベアベルト、21bは位置決め用アタッチメント、21cは駆動ローラ、21dはテールローラ、22は駆動ローラ用サーボモータ、23は製筒器(フォーマ)、30はセンターシールユニット、31a、31bは紙引きローラ、32はフィルム引きローラ用サーボモータ、33a、33bはセンターシールブロック、34は開閉装置、35a、35bは目付けローラ、36は目付けローラ用サーボモータ、37は中間コンベア、37aはコンベアベルト、37bは駆動ローラ、38は駆動ローラ用サーボモータ、40はエンドシールユニット、41、42はヒータブロック、44はヒータブロック開閉用サーボモータ、50はヒータブロック移動装置、54はヒータブロック移動用サーボモータ、60は包装体排出ユニット、61は排出コンベア、61aはコンベアベルト、61bは駆動ローラ、62は駆動ローラ用サーボモータ、MRは巻取り包材、Fiは連続フィルム、TFiは筒状連続フィルムである。
【0019】
横ピロー包装機1は、横ピロー包装機本体1A、横ピロー包装機制御部(後述する)及び操作パネル(後述する)から構成され、図1に示すように、横ピロー包装機本体1Aは、包材(包装材料)供給ユニット10、被包装品供給ユニット20、センターシール30、エンドシールユニット40、は包装体排出ユニット60等から構成される。
包材(包装材料)供給ユニット10は、巻取り包材供給装置(図示せず)、押えローラ12、送りローラ13、送りローラ13を回転させる送りローラ用サーボモータ14、ガイドローラ11、15等から構成される。
包材(包装材料)供給ユニット10においては、巻取り包材供給装置等に取り付けられた巻取り包材MRから連続フィルムFiが繰り出され、連続フィルムFiは、ガイドローラ11に案内されて押えローラ12と送りローラ13に挟み込まれ、送りローラ用サーボモータ14によって送りローラ13が回転し、これにより連続フィルムFiが一定長さだけ送り出されて、ガイドローラ15を介して製筒器(フォーマ)23に案内される。
被包装品供給ユニット20は、被包装品供給装置(図示せず)、供給コンベア21、製筒器(フォーマ)23等から構成され、供給コンベア21は、一定間隔で位置決め用アタッチメント21bが取り付けられたコンベアベルト21a、駆動ローラ21c、テールローラ21d、駆動ローラ21cを回転させる駆動ローラ用サーボモータ22等から構成される。
被包装品充填ユニット20においては、被包装品供給装置から供給された被包装品4が供給コンベア21のコンベアベルト21aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ22によって駆動ローラ21cが回転してコンベアベルト21aが移動し、被包装品4が位置決め用アタッチメント21bに押されて製筒器23まで運ばれる。
製筒器23は、案内された連続フィルムFiを筒状に成形して筒状連続フィルムTFiを生成し、製筒器23まで運ばれた被包装品4を、筒状連続フィルムTFiの中に充填する。
【0020】
センターシールユニット30は、紙引きローラ31a、31b、紙引きローラ用サーボモータ32、センターシールブロック33a、33b、開閉装置34、目付けローラ35a、35b、目付けローラ用サーボモータ36、中間コンベア37等から構成され、中間コンベア37は、コンベアベルト37a、駆動ローラ37b、駆動ローラ37bを回転させる駆動ローラ用サーボモータ38、コンベアベルト37aを案内する複数のローラ等から構成される。
センターシールユニット30においては、筒状連続フィルムTFiの重ね合せされた端部が紙引きローラ31a、31bに挟み込まれ、紙引きローラ用サーボモータ32によってフィルム引きローラ31aが回転し、筒状連続フィルムTFiが一定長さだけ送り出されてセンターシールブロック33a、33bまで案内され、開閉装置34によってセンターシールブロック33a、33bが開閉し、筒状連続フィルムTFiの重ね合せされた端部が、センターシールブロック33a、33bに挟み込まれて、筒状連続フィルムTFiにセンターシールが施され、形成されたセンターシール部が、目付けローラ35a、35bに挟み込まれ、目付けローラ用サーボモータ36によって目付けローラ35aが回転した目付けが施される。
このようにしてセンターシール部に目付けが施された筒状連続フィルムTFiは、中間コンベア37のコンベアベルト37aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ38により駆動ローラ37bが回転してコンベアベルト37aが移動し、筒状連続フィルムTFiがエンドシールユニット40まで運ばれる。
エンドシールユニット40は、上側ヒータブロックとなるヒータブロッ41、下側ヒータブロックとなるヒータブロッ42、これを開閉するヒータブロック開閉用サーボモータ44を備えたサーボモータ開閉機構等と、このサーボモータ開閉機構を水平方向に移動させるヒータブロック移動用サーボモータ54を備えたヒータブロック移動装置50から構成される(詳細は後述する)。
エンドシールユニット40においては、センターシール部が施された筒状連続フィルムTFiが、ボックスモーション動作を行うヒータブロック41、42に挟み込まれ、エンドシールと切断が行われて包装体2が生成され、生成された包装体2は、包装体排出ユニット60に送られる(詳細は後述する)。
包装体排出ユニット60は、コンベアベルト61a、駆動ローラ61b、駆動ローラ61bを回転させる駆動ローラ用サーボモータ62、コンベアベルト67aを案内する複数のローラ等から構成される排出コンベア61等を備えている。
包装体排出ユニット60においては、包装体2が排出コンベア61のコンベアベルト61aに載せられ、駆動ローラ用サーボモータ62により駆動ローラ61bが回転してコンベアベルト61aが移動し、包装体2が排出される。
【0021】
[エンドシールユニット40]
図2は、エンドシールユニット40の概略構成を表した斜視図、図3は、図2に示すエンドシールユニット40の左側面図、図4は、図2に示すエンドシールユニット40の平面図、図5は、図2に示すエンドシールユニット40の正面図である。
図において、41a、42aは中央溝、41b、42bはヒータブロックホルダ、41cはガイド穴、43は開閉トグル機構、43aは回転軸、43bは回転板、43c、43dは従動アーム、43e、43fは保持部材、44aは減速機、44bは上板、44cは下板、44dは側板、45はホルダ駆動ブロック、46a、46bは支持ブロック、46c、46dは連結板、47a、47bは連結ロッド、48は切断装置、48aは支持板、48bはエアシリンダ、48cはピストンロッド、48e、48fはガイドロッド、49は切断用ナイフ、51a、51bは移動ブロック、52a、52bはガイドブロック、53はリンク機構、53aは回転軸、53bは揺動アーム、53cは連結軸、53dはスライドアーム、53eは連結軸、54aは減速機である。
エンドシールユニット40においては、ヒータ(図示せず)が埋め込まれたヒータブロック41、42には中央溝41a、42aが設けられ、ヒータブロック41はヒータブロックホルダ41bの下面側に取り付けられ、ヒータブロックホルダ41bにはガイド穴41cが設けられ、ヒータブロック42はヒータブロックホルダ42bの上面側に取り付けられ、ヒータブロックホルダ42bの下面側には保持部材43eが取り付けられている。
ヒータブロックホルダ41bは、連結ロッド47a、47bによりホルダ駆動ブロック45に連結され、ヒータブロックホルダ42bは、開閉トグル機構43を介してホルダ駆動ブロック45に連結されると共に、連結ロッド47a、47bに摺動自在に支持され、連結ロッド47a、47bは、支持ブロック46a、46bに摺動自在に支持され、支持ブロック46a、46bは、連結板46c、46dにより連結され、ホルダ駆動ブロック45の上面側には保持部材43fが取り付けられている。
開閉トグル機構43においては、回転軸43aに回転板43bが取り付けられ、回転アーム43bの両端部に従動アーム43c、43dの一端が回転自在に取り付けられ、従動アーム43cの他端は保持部材43eに回転自在に取り付けられ、従動アーム43dの他端は保持部材43fに回転自在に取り付けられ、回転軸43aは減速機44aを介してヒータブロック開閉用サーボモータ44に連結されている。
ヒータブロック開閉用サーボモータ44と減速機44aは、連結板46dに固定された上板44bと下板44cに挟持固定され、上板44bと下板44cの正面には側板44dが固定されている。
これより、ヒータブロック開閉用サーボモータ44aによって開閉トグル機構43の回転軸43aを回転させて回転板43bを回転させると、従動アーム43cを介してヒータブロックホルダ42bが連結ロッド47a、47bに沿って移動する。これと同時に、従動アーム43dを介してホルダ駆動ブロック44が移動して連結ロッド47a、47bが支持ブロック46a、46bに沿って移動し、ヒータブロックホルダ41bがヒータブロックホルダ42bと反対方向に移動し、ヒータブロック41とヒータブロック42の開閉動作(離接動作)が行われる。
【0022】
切断装置48は、支持板48a、支持板48aの上面側に取り付けられたエアシリンダ48b、支持板48aの下面側に取り付けられたガイドロッド48e、48fに摺動自在に支持されたスライダ48d、スライダ48dに取り付けられた切断ナイフ49等から構成されている。
そして、エアシリンダ48bのピストンロッド48cの先端部は、スライダ48dに取り付けられている。
これより、エアシリンダ48bを作動させることにより、ピストンロッド48cを介して、スライダ48dが、ガイドロッド48e、48fに沿ってヒータブロックホルダ41bのガイド穴41cの内側を移動し、スライダ48dに取り付けられた切断用ナイフ49が移動する。
そして、ヒータブロック41とヒータブロック42が閉じたときに、センターシール部3cが形成された筒状連続フィルムTFiに対して、エンドシールが施されてエンドシール部3a、3bが形成されると共に、切断装置48のエアシリンダ48bが作動して、切断用ナイフ49が、ヒータブロック41の中央溝41aから飛び出してヒータブロック42の中央溝42bに入り、エンドシール部3aとエンドシール部3bの境界部を切断し、包装体2が生成される。
【0023】
ヒータブロック移動装置50においては、移動ブロック51aが支持ブロック46aの背面下部に取付固定され、移動ブロック51bが支持ブロック46bの正面下部に取付固定され、ガイドブロック52aが横ピロー包装機1の背面側のフレーム(図示せず)取付固定され、ガイドブロック52bが横ピロー包装機1の正面側のフレーム(図示せず)取付固定されている。
また、移動ブロック51a、51bの下面側には、左右方向に凹溝が設けられ、ガイドブロック52a、52bの上面には、長手方向(左右方向)に凸条が設けられ、ガイドブロック52a、52bの凸条にガイドブロック52a、52bの凹溝が摺動自在にはめ込まれ、移動ブロック51a、51bが、ガイドブロック52a、52b上を左右方向に移動できるようになっている。
リンク機構53は、ヒータブロック移動用サーボモータ54(減速機54a)の回転軸53a、揺動アーム53bは、連結軸53c、53e、スライドアーム53dより構成され、揺動アーム53bの下端側は回転軸53aに回転不能に連結され、揺動アーム53bの上端側は、連結軸53cを介してスライドアーム53dの右端側に回転自在に連結され、スライドアーム53dの左端側は、連結軸53eを介してエンドシールユニット40の側板44dに回転自在に連結されている。
また、ヒータブロック移動用サーボモータ54と減速機54aは、横ピロー包装機1の機械フレーム(図示せず)に取付固定されている。
これより、ヒータブロック移動用サーボモータ54が回転すると、揺動アーム53bが回転軸53aと共に回転して、揺動アーム53bの上端部が回転軸53aを中心に揺動し、スライドアーム53dが左右方向にスライドし、エンドシールユニット40全体に、側板44dを介して、スライドアーム53dから左右方向に移動させる力が作用し、移動ブロック51a、51bがガイドブロック52a、52b上を左右方向に移動し、ヒエンドシールユニット40全体が左右方向に移動する。
【0024】
[横ピロー包装機1の制御部分の構成]
図6は、図1に示す横ピロー包装機1の制御部分の構成を示すブロック図であり、図において、70は横ピロー包装機制御部、71は演算制御部、71aは包材供給ユニット制御部、71bは被包装品ユニット制御部、71cはセンターシールユニット制御部、71dはエンドシールユニット制御部、71d1はボックスモーション動作制御部、71d2はエンドシール停止制御部、71d3はヒータブロック清掃制御部、71eは包装体排出ユニット制御部、72は記憶部、73は送受信部、80は操作パネル、81はコンピュータ、81aはボタンタッチ処理部、81bは操作ボタン指令制御部、83は送受信部、84は入力表示部、CLは通信回線である。
横ピロー包装機制御部70は、演算制御部71、記憶部72及び送受信部73を備え、演算制御部71は、包材供給ユニット制御部71a、被包装品ユニット制御部71b、センターシールユニット制御部71c、エンドシールユニット制御部71d、包装体排出ユニット制御部71eを備え、エンドシールユニット制御部71dは、ボックスモーション動作制御部71d1、エンドシール停止制御部71d2、ヒータブロック清掃制御部71d3を備えている。
演算制御部71は、横ピロー包装機本体1Aの各駆動機器(送りローラ用サーボモータ14、駆動ローラ用サーボモータ22、フィルム引きローラ用サーボモータ32、目付けローラ用サーボモータ36、駆動ローラ用サーボモータ38、ヒータブロック開閉用サーボモータ44、ヒータブロック移動用サーボモータ54、駆動ローラ用サーボモータ62等)にケーブル等で接続されている。
【0025】
演算制御部71の各制御部は、操作パネル80で設定された製品について、記憶部72の製品パラメータテーブルに登録されたパラメータ(横ピロー包装機1が生産する製品毎に設定された生産能力、袋長さ、製品長さ、ヒータ温度等を表す数値)に基づいて、横ピロー包装機本体1Aの各駆動機器の動作を制御する。
具体的には、包材供給ユニット制御部71aは、サイクル信号発生器(図示せず)が発生するサイクル信号(包装体2の製造サイクル(1個の包装体2を製造する周期)を表す信号)を基準に設定された動作タイミングとレジマーク検出機(図示せず)等からのレジスターマーク(レジマーク)検出信号に基づいて、送りローラ用サーボモータ14等の動作を制御し、これにより、巻取り包材MRから連続フィルムFiが所定の速度で連続的に繰り出される。
被包装品ユニット制御部71bは、上記サイクル信号やレジマーク検出信号に基づいて、駆動ローラ用サーボモータ22等の動作を制御し、これにより、所定のタイミングで被包装品4が製筒器23に供給される。
センターシールユニット制御部71cは、上記サイクル信号やレジマーク検出信号に基づいて、フィルム引きローラ用サーボモータ32、目付けローラ用サーボモータ36、駆動ローラ用サーボモータ38等の動作を制御し、これにより、連続フィルムFiが筒状連続フィルムTFiに成形され、被包装品4が充填された筒状連続フィルムTFiにセンターシール、目付けが施される。
【0026】
エンドシールユニット制御部71dは、ヒータブロック開閉用サーボモータ44、ヒータブロック移動用サーボモータ54、切断装置48等の動作を制御し、これにより、所定のタイミングでセンターシール部が施された筒状連続フィルムTFiにエンドシールと切断が行われて包装体2が生成される。
この場合、ボックスモーション動作制御部71d1は、上記サイクル信号とエンドシール原点検出機(図示せず)の検出信号等に基づいて、ヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御し、ヒータブロック41、42のボックスモーション動作を制御する(詳細は後述する)。
エンドシール停止制御部71d2は、操作パネル80の入力表示部84に表示されるエンドシール停止用の操作ボタン(詳細は後述する)がタッチされた場合、上記ボックスモーション動作を停止させ、ヒータブロック41、42が停止位置に退避するようにヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御する(詳細は後述する)。
ヒータブロック清掃制御部71d3は、操作パネル80の入力表示部84に表示されるヒータブロック清掃用の操作ボタン(詳細は後述する)がタッチされた場合、ヒータブロック41、42が清掃位置に移動するようにヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御する(詳細は後述する)。
包装体排出ユニット制御部71eは、駆動ローラ用サーボモータ62等の動作を制御し、これにより、所定のタイミングで包装体2が排出される。
送受信部73は、通信回線CLを介して操作パネル80の送受信部83と通信を行い、演算制御部71から各種データを操作パネル80の送受信部83に送信し、また、送受信部83から送信される各種データを受信して演算制御部81に送る。
【0027】
操作パネル80は、コンピュータ81、送受信部83及び入力表示部84を備え、横ピロー包装機制御部70と通信回線CLにより接続されている。
コンピュータ81は、演算処理部や記憶部を備え、横ピロー包装機1に対応した専用のプログラムが組み込まれ、各種処理を行うと共に操作パネル80を統括的に制御する。
コンピュータ81の演算処理部は、ボタンタッチ処理部81aと操作ボタン指令制御部81bを備えている。
ボタンタッチ処理部81aは、入力表示部84に表示される各種操作ボタンがタッチされたときのタッチ信号から、タッチされた操作ボタンの種類とタッチ時間を特定・算出し、特定・算出した操作ボタンの種類とタッチ時間を操作ボタン指令制御部81bに送る。
操作ボタン指令制御部81bは、ボタンタッチ処理部81aから送られてくる操作ボタンの種類とタッチ時間に基づいて、操作ボタンの種類に応じた指令信号を送受信部83に送る。
送受信部83は、コンピュータ81から送られてくる各種データ、指令信号等を通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部70の送受信部73に送信し、横ピロー包装機制御部70の送受信部73から通信回線CLを介して送信される各種データを受信してコンピュータ81に送る。
入力表示部84は、タッチパネル式の表示画面を有して、コンピュータ31に組み込まれた専用プログラムによって作成された各種画面、例えば、被包装品仕様入力画面を表示する。
【0028】
[ヒータブロック41、42のボックスモーション動作]
図7は、ボックスモーション動作制御部71d1により制御されるヒータブロック41、42のボックスモーション動作を説明する説明図である。
図において、V1~V3は、上側のヒータブロック41の鉛直方向(上下方向)の位置であり、V1は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック41の最も上側の位置、V3は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック41の最も下側の位置、V2は、V1とV3の中間の位置であり、V1’~V3’は、下側のヒータブロック42の鉛直方向(上下方向)の位置であり、V1’は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック42の最も下側の位置、V3’は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック42の最も上側の位置、V2’は、V1’とV3’の中間の位置である。
また、H1~H5は、ヒータブロック41、42の水平方向(左右方向)の位置であり、H1は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック41、42の最も左側の位置、H5は、ボックスモーション動作におけるヒータブロック41、42の最も右側の位置、H3は、H1とH5の中間の位置、H2は、H1とH3の中間の位置、H4はH3とH5の中間の位置である。
そして、ボックスモーション動作におけるヒータブロック41、42の位置は、鉛直方向の位置V1~V3、V1’~V3 ’と水平方向の位置H1~H5の組合せで特定される。
図7において、位置P1~P5は、上側のヒータブロック41の位置であり、位置P1は鉛直位置がV2で水平位置がH1、位置P2は鉛直位置がV3で水平位置がH2、位置P3は鉛直位置がV3で水平位置がH4、位置P4は鉛直位置がV2で水平位置がH5、位置P5は鉛直位置がV1で水平位置がH3である。
また、位置P1’~P5 ’は、下側のヒータブロック42の位置であり、位置P1’は鉛直位置がV2’で水平位置がH1、位置P2’は鉛直位置がV3’で水平位置がH2、位置P3’は鉛直位置がV3’で水平位置がH4、位置P4’は鉛直位置がV2’で水平位置がH5、位置P5’は鉛直位置がV1’で水平位置がH3である。
【0029】
ボックスモーション動作において、上側のヒータブロック41は、位置P1、P2、P3、P4、P5へ順次連続的に移動し、これと同じタイミングで、下側のヒータブロック42も、位置P1’、P2’、P3’、P4’、P5’へ順次連続的に移動して(これにより、上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42は左右方向の中心軸に対して線対称の軌跡を描く)、1サイクル(包装体2を1個生産するサイクル)を終了し、連続して次のサイクルへ移行し、これを繰り返すこととなる。
1サイクルにおける各位置の状態は、以下のとおりである。
位置P1、P1’:上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42が最も左側に寄った状態であり、1サイクルの開始位置となる。
位置P2、P2’:上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42が筒状包材Tiを挟み込んで押し付け合うのを始めた状態であり、エンドシール開始位置となる。
位置P3、P3’:上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42が筒状包材Tiを挟み込んで押し付け合うのを終了する状態であり、エンドシール終了位置となる。
位置P4、P4’:上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42が最も右側に寄った状態であり、1サイクルの中間位置となる。
位置P5、P5’:上側のヒータブロック41と下側のヒータブロック42が最も離間した状態であり、1サイクルの終了位置となる。
【0030】
図8は、ヒータブロック41、42のボックスモーション動作において、筒状連続フィルムTFiにエンドシール・切断が施されて包装体2が生産される過程を説明する説明図であり、同図(a)は、ヒータブロック41、42が位置P5、P5’から位置P1、P1’に移動した状態、同図(b)は、ヒータブロック41、42が位置P1、P1’から位置P2、P2’に移動した状態、同図(c)は、ヒータブロック41、42が位置P2、P2’から位置P3、P3’に移動した状態、同図(d)は、ヒータブロック41、42が位置P3、P3’から位置P4、P4’に移動した状態、同図(e)は、ヒータブロック41、42が位置P4、P4’から位置P5、P5’に移動した状態を表している。
まず、ヒータブロック41、42が位置P5、P5’から位置P1、P1’(1サイクルの開始位置)に移動したとき、筒状連続フィルムTFiの右端側にはエンドシール部3bが形成され、ヒータブロック41は、筒状連続フィルムTFiから上方に離れた位置にあり、ヒータブロック42は、筒状連続フィルムTFiから下方に離れた位置にある(図9(a))。
次いで、ヒータブロック41、42が、位置P1、P1’から位置P2、P2’に移動するときに、筒状連続フィルムTFiを挟み込み、位置P2、P2’でヒータブロック41、42が、挟み込んで扁平になった筒状連続フィルムTFiを上下から押し付けエンドシールを開始し(図9(b))、その状態でヒータブロック41、42が、位置P2、P2’から位置P3、P3’に移動し、その途中で、挟み込んだ筒状連続フィルムTFiを左右に切断し、エンドシールを終了する(図9(c))。
この後、ヒータブロック41、42は、位置P3、P3’から位置P4、P4’へ移動し、移動するにつれて互いに離間し(図9(d))、このとき、包装体2が生成され、さらに、ヒータブロック41、42は、位置P4、P4’から位置P5、P5’へ移動し、互いに最も離間し、1サイクルを終了する(図9(e))
【0031】
[ヒータブロック41、42の停止位置への退避動作]
図9は、エンドシール停止制御部71d2により制御されるヒータブロック41、42の停止位置への退避動作を説明する説明図であり、図において、P0はヒータブロック41の停止位置、P0’はヒータブロック42の停止位置である。
今ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を行い、包装体2が連続的に生産されているときに、例えば、ヒータブロック41、42が位置P5、P5’にきたときに、エンドシール停止用の操作ボタンがタッチされると、エンドシール停止制御部71d2は、ヒータブロック41、42のボックスモーション動作を停止させ、ヒータブロック41が停止位置P0に退避し、ヒータブロック42が停止位置P0’に退避するようにヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御する。
この場合、停止位置P0、P0’は、鉛直位置がV0、V0’となり、水平位置がH1となる位置であり、位置V0、V0’は、ヒータブロック41、42が最大ストロークの範囲内で位置V1、V1’より離間した位置である。
これにより、ヒータブロック41、42の停止位置P0、P0’が、位置P5、P5’より筒状連続フィルムTFiから離れ、ヒータブロック41、42のシール面からの熱により筒状連続フィルムTFiが変形したり軟化したりすることが防止される。
【0032】
[ヒータブロック41、42の清掃位置への移動動作]
図10は、ヒータブロック清掃制御部71d3により制御されるヒータブロック41、42の清掃位置への移動動作を説明する説明図であり、図において、PSaはヒータブロック41の清掃位置、PSbはヒータブロック42の清掃位置である。
今ヒータブロック41、42が停止位置P0、P0’で停止しているときに、ヒータブロック清掃用の操作ボタンがタッチされると、ヒータブロック清掃制御部71d3は、ヒータブロック41が停止位置P0から清掃位置PSaに移動し、ヒータブロック42が停止位置P0’から清掃位置PSbに移動するようにヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御する。
この場合、清掃位置PSaは、鉛直位置がVSaとなり水平位置がH3となる位置であり、清掃位置PSbは、鉛直位置がVSbとなり水平位置がH3となる位置である。
そして、位置VSbは、中間コンベア37の上側のコンベアベルト37a(排出コンベア61上側のコンベアベルト61a)より少し上方の位置であり、VSaは、位置VSbより一定距離(清掃用のブラシでヒータブロック41、42を清掃するのに適した距離)上方の位置である。
このようにヒータブロック41、42を清掃位置PSa、PSbに移動させることにより、作業者は、ヒータブロック41、42のシール面に付着した樹脂カスを清掃用のブラシでこすり落とす清掃作業を容易に行うことができる。
【0033】
[入力表示部84に表示される操作ボタン]
図11は、操作パネル80の入力表示部84に表示される基本画面(トップ画面)の構成の例を示した画面構成図であり、図において、100は基本画面、101は項目表示領域、101aは製品名・生産能力表示領域、101bはヒータ温度表示領域、102は操作ボタン領域、103、104、105は操作ボタンである。
図11に示すように基本画面100は、項目表示領域101と操作ボタン領域102からなり、項目表示領域101には、製品名・生産能力表示領域101aとヒータ温度表示領域101bが設けられている。
製品名・生産能力表示領域101aには、横ピロー包装機1が生産している製品の登録番号「01」、製品名「AAAA」、包装体の長さ「袋長さ 150mm」、生産能力「能力 60袋/分」が表示され、ヒータ温度表示領域101bには、「ヒータ温度」の文字と、ヒータブロック41、42に取り付けられている二対のヒータの温度「ヒータ1 100℃」、「ヒータ2 100℃」、「ヒータ3 150℃」、「ヒータ4 150℃」が表示されている。
操作ボタン領域102には、操作ボタン103、104、105が設けられ、操作ボタン103と操作ボタン104は近接して配置されている。
操作ボタン103は、本発明の第1操作ボタンとなるエンドシール停止用の操作ボタン、すなわち、横ピロー包装機1が製品名「AAAA」の包装体2を生産し、ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を行っているとき、ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を停止して、横ピロー包装機1による包装体2の生産を停止し、ヒータブロック41、42を停止位置に退避させるための操作ボタンである。
この操作ボタン103のタッチによるヒータブロック41、42を停止位置に退避させる動作が本発明における第1の動作であり、比較的頻度の高い動作となっている。
そして、操作ボタン103には、外形が円で、その内側に少し小さい円が描かれた二重円形状で、内側に一対のヒータブロックを表す図形が描かれ、さらに、動作の停止を表す斜め線が描かれ、全体としてエンドシール動作の停止をイメージする図形が形成され、背景色が黄色(図では網点で表す。)となっている。
【0034】
操作ボタン104は、本発明の第2操作ボタンとなるヒータブロック清掃用の操作ボタン、すなわち、ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を停止して、横ピロー包装機1による包装体2の生産が停止したときに、ヒータブロック41、42を清掃位置に移動させるための操作ボタンである。
この操作ボタン104のタッチによるヒータブロック41、42を清掃位置に移動させる動作が本発明における第2の動作であり、第1の動作であるヒータブロック41、42を停止位置に退避させる動作に比べて頻度の低い動作となっている。
そして、ボタン104には、外形が円で、内側に一対のヒータブロックを表す図形が描かれ、ヒータブロックを表す図形の間に清掃道具であるブラシの図形が描かれ、全体としてヒータブロックの清掃をイメージする図形が形成され、背景色が緑色(図では灰色で表す。)となっている。
この場合、操作ボタン103の操作対象と操作ボタン104の操作対象は、横ピロー包装機1の同一部位となるエンドシールユニット40のヒータブロック41、42であり、両操作ボタンには、近接して配置され、同一のヒータブロックを表す図形が付されており、作業者にとって、操作ボタン103と操作ボタン104の選択を誤りやすくなっているが、操作ボタン103に付された色と操作ボタン104に付された色は異なっており、両操作ボタンの選択の誤りが視覚的に防止されている。
また、操作ボタン105は、入力表示部84に表示される画面を基本画面100から、メニュー画面に切り替えるための操作ボタンであり、メニュー画面には、製品名登録、生産能力・袋仕様の入力、良品チェック等を行うための各種操作ボタンが表示される。
この操作ボタン105には、「メニュー」の文字が付されている。
なお、操作ボタン103、104には、ヒータブロックを表す図形に代えてヒータブロック等の画像を付してもよく、また、操作ボタン103、104に付すヒータブロック等の図形等は、類似していてもよく、さらに、両操作ボタンに付す色(背景色)も、黄色と緑色以外の異なる色、例えば、青色と赤色にしてもよい。
【0035】
[操作ボタン103、104等がタッチされた場合の処理・動作]
図12は、操作ボタン103、104等がタッチされた場合の操作パネル80と横ピロー包装機制御部70の処理を示すフローチャートであり、以下、操作ボタン103、104等がタッチされてからヒータブロック41、42が退避・移動等するまでの処理・動作を説明する。
まず、操作パネル80の入力表示部84に基本画面100が表示されているとき、すなわち、横ピロー包装機1が製品名「AAAA」の包装体2を生産し、ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を行っているとき、操作ボタン103~105のいずれかがタッチされ、入力表示部84からタッチ信号が入力され(ステップS1)、入力されたタッチ信号はコンピュータ81に送られる。
コンピュータ81においては、ボタンタッチ処理部81aが、タッチ信号の処理を行い、タッチされた操作ボタンの種類とタッチ時間を特定・算出する(ステップS2)。
次いで、操作ボタン指令制御部81bが、横ピロー包装機1は運転中か停止中か、すなわち、ヒータブロック41、42がボックスモーション動作を行っているか否を判断する(ステップS3)。
コンピュータ81が運転中と判断した場合は(この判断は、横ピロー包装機制御部70から操作パネル80に送信される横ピロー包装機1の駆動機器からの動作信号に基づいて行う。)、操作ボタン指令制御部81bが、ボタンタッチ処理部81aで特定されたのは操作ボタン103か否かを判断し(ステップS4)、操作ボタン103である場合は、ヒータブロック41、42を停止位置P0、P0’(図9参照)に退避させる退避信号を送受信部83に送る(ステップS5)。この退避信号が、本発明における第1の指令となる。
送受信部83は、退避信号を通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部70の送受信部73に送信する(ステップS6)。
送受信部73が受信した退避信号は、演算制御部71のエンドシールユニット制御部71dに送られ、エンドシール停止制御部71d2が、ヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御し、ヒータブロック41、42のボックスモーション動作を停止させ、ヒータブロック41、42を停止位置P0、P0’に退避させ(ステップS7)、処理を終了する。
【0036】
次に、ステップS3でコンピュータ81が停止中と判断した場合は、操作ボタン指令制御部81bが、ボタンタッチ処理部81aで特定されたのは操作ボタン104か否かを判断し(ステップS8)、操作ボタン104である場合、さらに、操作ボタン指令制御部81bが、ボタンタッチ処理部81aが算出したタッチ時間は所定時間以上の長押しか否かを判断し(ステップS9)、所定時間以上の長押しである場合は、ヒータブロック41、42を清掃位置PSa、PSb(図10参照)に移動させる移動信号を送受信部83に送る(ステップS10)。この移動信号が、本発明における第2の指令となる。
送受信部83は、移動信号を通信回線CLを介して横ピロー包装機制御部70の送受信部73に送信する(ステップS11)。
送受信部73が受信した移動信号は、演算制御部71のエンドシールユニット制御部71dに送られ、ヒータブロック清掃制御部71d3が、ヒータブロック開閉用サーボモータ44とヒータブロック移動用サーボモータ54の動作(回転)を制御し、ヒータブロック41、42を停止位置P0、P0’から清掃位置PSa、PSbに移動させ(ステップS12)、処理を終了する。
この後、入力表示部84の基本画面100の操作ボタン領域102には、清掃終了の操作ボタン(図示せず)が表示され、作業者がヒータブロック41、42のシール面の清掃を終了してこの清掃終了の操作ボタンをタッチすると、ヒータブロック41、42が清掃位置PSa、PSbから停止位置P0、P0’に戻る。
なお、ステップS9で操作ボタン指令制御部81bがタッチ時間は所定時間以上の長押しでないと判断した場合、最初(ステップS1の前)に戻る。
【0037】
次に、ステップS4で操作ボタン指令制御部81bが特定されたのは操作ボタン103でないと判断した場合、さらに、操作ボタン指令制御部81bが、ボタンタッチ処理部81aで特定されたのは操作ボタン105であるか否かを判断し(ステップS13)、操作ボタン105であると判断した場合、入力表示部84に表示される画面を基本画面100からメニュー画面に切り替え(ステップS14)、処理を終了する。
また、ステップS8で操作ボタン指令制御部81bが特定されたのは操作ボタン104でないと判断した場合、さらに、操作ボタン指令制御部81bが、ボタンタッチ処理部81aで特定されたのは操作ボタン105であるか否かを判断し(ステップS13)、操作ボタン105であると判断した場合、入力表示部84に表示される画面を基本画面100からメニュー画面に切り替え(ステップS14)、処理を終了する。
なお、ステップS13で操作ボタン指令制御部81bがボタンタッチ処理部81aで特定されたのは操作ボタン105でないと判断した場合、最初(ステップS1の前)に戻る。
【0038】
以上のように本発明の実施形態である横ピロー包装機1においては、同一部位となるエンドシールユニット40のヒータブロック41、42を動作させる操作ボタンに関し、ヒータブロック41、42を停止位置に退避させる操作ボタン103に付す色と、ヒータブロック41、42を清掃位置に移動させる操作ボタン104に付す色を異ならせ、両操作ボタンに同一の図形が付されていてその選択を誤りやすいのが視覚的に防止されている。
また、比較的頻度が高い動作となるヒータブロック41、42を停止位置に退避させる操作ボタン103に対しては、通常のタッチでコンピュータ81(操作ボタン指令制御部81b)が横ピロー包装機制御部70に指令を与えてヒータブロック41、42を動作させ、操作ボタンにタッチすることの煩わしさをなくして、作業者が行う通常の操作に支障をきたさないように、それより頻度が低い動作となるヒータブロック41、42を清掃位置に移動させる操作ボタン104に対しては、長押しのタッチでコンピュータ81(操作ボタン指令制御部81b)が横ピロー包装機制御部70に指令を与えてヒータブロック41、42を動作させ、操作ボタンの選択を誤って操作ボタン104にタッチ(通常のタッチ)にしても、ヒータブロック41、42が清掃位置に移動しないようにし、作業者に余計な操作(誤ってヒータブロック41、42を清掃位置に移動させた場合は、ヒータブロック41、42を元の位置に戻す操作が必要となる。)をさせること等による生産阻害を防止している。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の包装関連装置は、操作ボタンの選択の誤りを確実に防止し、操作ボタンの選択を誤っても生産阻害が生じず、作業者が行う通常の操作に支障をきたさないようでき、横ピロー包装機、縦ピロー包装機、ラッピング包装機、上包み包装機、箱詰め装置等に利用できる。
【符号の説明】
【0040】
1 横ピロー包装機
1A 横ピロー包装機本体
2 包装体
3 筒状のフィルム
4 被包装品
10 包材(包装材料)供給ユニット
11 ガイドローラ
12 押えローラ
13 送りローラ
14 送りローラ用サーボモータ
15 ガイドローラ
20 被包装品供給ユニット
21 供給コンベア
21a コンベアベルト
21b 位置決め用アタッチメント
21c 駆動ローラ
21d テールローラ
22 駆動ローラ用サーボモータ
23 製筒器(フォーマ)
30 センターシールユニット
31a、31b 紙引きローラ
32 フィルム引きローラ用サーボモータ
33a、33b センターシールブロック
34 開閉装置
35a、35b 目付けローラ
36 目付けローラ用サーボモータ
37 中間コンベア
37a コンベアベルト
37b 駆動ローラ
38 駆動ローラ用サーボモータ
40 エンドシールユニット
41、42 ヒータブロック
41a、42aは中央溝
41b、42bはヒータブロックホルダ
41c ガイド穴
43 開閉トグル機構
43a 回転軸
43b 回転板
43c、43d 従動アーム
43e、43f 保持部材
44 ヒータブロック開閉用サーボモータ
44a 減速機
44b 上板
44c 下板
44d 側板
45 ホルダ駆動ブロック
46a、46b 支持ブロック
46c、46d 連結板
47a、47b 連結ロッド
48 切断装置
48a 支持板
48b エアシリンダ
48c ピストンロッド
48d スライダ
48e、48f ガイドロッド
49 切断用ナイフ
50 ヒータブロック移動装置
51a、51b 移動ブロック
52a、52b ガイドブロック
53 リンク機構
53a 回転軸
53b 揺動アーム
53c 連結軸
53d スライドアーム
53e 連結軸
54 ヒータブロック移動用サーボモータ
54a 減速機
60は包装体排出ユニット
61 排出コンベア
61a コンベアベルト
61b 駆動ローラ
62 駆動ローラ用サーボモータ
70 横ピロー包装機制御部
71 演算制御部
71a 包材供給ユニット制御部
71b 被包装品ユニット制御部
71c センターシールユニット制御部
71d エンドシールユニット制御部
71d1 ボックスモーション動作制御部
71d2 エンドシール停止制御部
71d3 ヒータブロック清掃制御部
71e 包装体排出ユニット制御部、
72 記憶部
73 送受信部
80 操作パネル
81 コンピュータ
81a ボタンタッチ処理部
81b 操作ボタン指令制御部
83 送受信部
84 入力表示部
100 基本画面
101 項目表示領域
101a 製品名・生産能力表示領域
101b ヒータ温度表示領域
102 操作ボタン領域
103、104、105 操作ボタン
MR 巻取り包材
Fi 連続フィルム
TFi 筒状連続フィルムである。
H1~H5 ヒータブロック41、42の水平方向(左右方向)の位置
V1~V3 上側のヒータブロック41の鉛直方向(上下方向)の位置
V1’~V3 ’ 下側のヒータブロック42の鉛直方向(上下方向)の位置
V0、V0’ ヒータブロック41、42が最大ストロークの範囲内で位置V1、V1’より離間した位置
位置P1~P5 上側のヒータブロック41の位置
位置P1’~P5 ’ 下側のヒータブロック42の位置
P0 ヒータブロック41の停止位置
P0’ ヒータブロック42の停止位置
PSa ヒータブロック41の清掃位置
PSb ヒータブロック42の清掃位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12