(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】デイユース予約サーバ、システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20241022BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20241022BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q10/02
(21)【出願番号】P 2023190935
(22)【出願日】2023-11-08
【審査請求日】2023-11-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080816
【氏名又は名称】加藤 朝道
(74)【代理人】
【識別番号】100098648
【氏名又は名称】内田 潔人
(72)【発明者】
【氏名】劉 健
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-074963(JP,A)
【文献】特開2005-078103(JP,A)
【文献】特開2018-206145(JP,A)
【文献】特開2019-079405(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するように構成された宿泊施設予約管理情報取得部と、
前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するように構成されたチェックイン時刻確認部と、
前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するように構成された位置情報取得部と、
前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するように構成されたチェックイン時刻推定部と、
確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するように構成されたデイユース予約管理情報生成部と、
端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うように構成されたデイユース予約処理部と、
を備える、デイユース予約サーバ。
【請求項2】
前記宿泊施設予約管理情報取得部は、前記宿泊施設の前記客室に関する予約処理を行うように構成された宿泊施設予約サーバから前記宿泊施設予約管理情報を取得するように構成されている、
請求項1記載のデイユース予約サーバ。
【請求項3】
前記宿泊施設予約管理情報は、前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者の予約分類に関する情報を含み、
前記チェックイン時刻確認部は、前記予約分類に基づいて前記チェックイン時刻が確定しているか否かを確認し、前記チェックイン時刻が確定していないときに前記チェックイン時刻を確認するように構成されている、
請求項1記載のデイユース予約サーバ。
【請求項4】
前記宿泊施設予約管理情報は、前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者の顧客携帯端末の連絡先に関する情報を含み、
前記チェックイン時刻確認部は、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認するためのチェックイン時刻確認メッセージを生成し、メッセージサーバを通じて、前記チェックイン時刻確認メッセージを前記連絡先の前記顧客携帯端末に対して送信し、前記顧客携帯端末からの、前記チェックイン時刻確認メッセージの応答に係るチェックイン時刻応答メッセージを受信することにより前記チェックイン時刻を確認するように構成されている、
請求項1記載のデイユース予約サーバ。
【請求項5】
前記位置情報取得部は、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記連絡先の前記顧客携帯端末に対して、前記宿泊予約者の現在位置として、前記顧客携帯端末の現在位置に係る前記位置情報を要求し、要求に応じた前記顧客携帯端末からの少なくとも前記顧客携帯端末の前記位置情報を取得するように構成されている、
請求項4記載のデイユース予約サーバ。
【請求項6】
前記チェックイン時刻推定部は、前記顧客携帯端末の前記位置情報、及び、前記宿泊施設の位置情報を用いて、マップサーバに対して、前記宿泊予約者の現在位置から前記宿泊施設までの移動時間を要求し、前記マップサーバからの、前記要求の応答に係る前記移動時間を取得し、前記移動時間、及び、現在時刻を用いて、前記チェックイン時刻を推定するように構成されている、
請求項5記載のデイユース予約サーバ。
【請求項7】
前記デイユース予約管理情報生成部は、前記宿泊施設予約管理情報、確認又は推定された前記チェックイン時刻、及び、予め設定された、前記客室と清掃時間とを対応付けた清掃時間管理テーブルを用いて、前記客室をデイユースとして利用可能な時間帯が所定時間以上あるか否かを判定し、前記時間帯が前記所定時間以上あるときにデイユースステータスを可能にし、前記時間帯が前記所定時間未満であるときに前記デイユースステータスを不可にし、前記宿泊施設予約管理情報、前記時間帯、前記デイユースステータスを用いて、前記宿泊施設の前記客室のデイユースの予約を管理する情報を含む前記デイユース予約管理情報を生成するように構成されている、
請求項1記載のデイユース予約サーバ。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一に記載のデイユース予約サーバと、
前記宿泊施設の前記客室の少なくとも宿泊に関する予約処理を行うとともに、前記宿泊施設予約管理情報を前記宿泊施設予約管理情報取得部に提供するように構成された宿泊施設予約サーバと、
SNS、SMS、メールサービス、又はチャットサービスを提供するように構成されたメッセージサーバと、
前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者が使用するとともに、自身の現在位置を測位する機能を有し、前記メッセージサーバを通じて前記チェックイン時刻確認部との間の情報のやりとりが可能であり、前記位置情報取得部に前記位置情報を提供するように構成された顧客携帯端末と、
前記チェックイン時刻推定部との間で情報のやりとりが可能に構成されたマップサーバと、
前記デイユース予約処理部との間で情報のやりとりが可能に構成された前記端末と、
を備える、デイユース予約システム。
【請求項9】
サーバが、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するステップと、
前記サーバが、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するステップと、
前記サーバが、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するステップと、
前記サーバが、前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するステップと、
前記サーバが、確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するステップと、
前記サーバが、端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うステップと、
を含む、デイユース予約方法。
【請求項10】
宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得する処理と、
前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認する処理と、
前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得する処理と、
前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定する処理と、
確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成する処理と、
端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行う処理と、
をサーバに実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デイユース予約サーバ、システム、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ホテル、旅館、民宿、バケーションレンタル、サイバーカフェ等の宿泊施設の運営においては、宿泊施設の客室の稼働率を高める需要が常にある。稼働率を上げる手法の1つとして、宿泊施設に宿泊せず日帰りで一定時間のみ宿泊施設の客室を利用するデイユースがある。デイユースを予約できるようにした技術として、例えば、一日のうち宿泊施設の利用者が利用したいと希望する一部の時間帯のみの予約状況を検索して予約することを可能にする宿泊施設予約状況検索装置がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
【0005】
しかしながら、宿泊施設のデイユース利用が可能な時間は宿泊施設側が決めたチェックイン時刻までしか活用されていないため、デイユースで利用可能な時間は短くなっていた。そのため、特許文献1に記載の宿泊施設予約状況検索装置では、例えば、17時から20時まで客室でディナーを利用したい顧客や、サラリーマンを対象に朝9時から18時までワークスペースとして利用したい顧客は、通常の宿泊のチェックイン時刻が14時である場合、デイユースで客室を予約することができなかった。
【0006】
宿泊施設の客室では、通常の宿泊のチェックイン時刻(例えば、14時)からチェックアウト時刻(例えば、10時)まで顧客が利用し、チェックアウト時刻からチェックイン時刻までに清掃が行われる。清掃を効率よく行うことができれば、客室をデイユースに振り向けることができ、客室の稼働率を高めることができる。しかしながら、宿泊を予約した宿泊客は、予め決めたチェックイン時刻(例えば、14時)に宿泊施設に来ない場合があり、チェックイン時刻が大幅に遅くなる場合がある。当該宿泊客が予約した客室について、朝10時から空いていて、当該宿泊客が、例えば、18時にチェックインすることがタイムリーに把握することができれば、例えば、清掃時間を考慮して、朝11時から17時までデイユースに振り向けることができ、客室の稼働率を高めることができるはずである。以上のようなことから、宿泊施設において、宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けられるようにするシステムが望まれる。
【0007】
本発明の主な課題は、宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けることに貢献することができるデイユース予約サーバ、システム、方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の視点に係るデイユース予約サーバは、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するように構成された宿泊施設予約管理情報取得部と、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するように構成されたチェックイン時刻確認部と、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するように構成された位置情報取得部と、前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するように構成されたチェックイン時刻推定部と、確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するように構成されたデイユース予約管理情報生成部と、端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うように構成されたデイユース予約処理部と、を備える。
【0009】
第2の視点に係るデイユース予約システムは、前記第1の視点に係るデイユース予約サーバと、前記宿泊施設の前記客室の少なくとも宿泊に関する予約処理を行うとともに、前記宿泊施設予約管理情報を前記宿泊施設予約管理情報取得部に提供するように構成された宿泊施設予約サーバと、SNS、SMS、メールサービス、又はチャットサービスを提供するように構成されたメッセージサーバと、前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者が使用するとともに、自身の現在位置を測位する機能を有し、前記メッセージサーバを通じて前記チェックイン時刻確認部との間の情報のやりとりが可能であり、前記位置情報取得部に前記位置情報を提供するように構成された顧客携帯端末と、前記チェックイン時刻推定部との間で情報のやりとりが可能に構成されたマップサーバと、前記デイユース予約処理部との間で情報のやりとりが可能に構成された前記端末と、を備える。
【0010】
第3の視点に係るデイユース予約方法は、サーバが、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するステップと、前記サーバが、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するステップと、前記サーバが、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するステップと、前記サーバが、前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するステップと、前記サーバが、確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するステップと、前記サーバが、端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うステップと、を含む。
【0011】
第4の視点に係るプログラムは、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得する処理と、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認する処理と、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得する処理と、前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定する処理と、確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成する処理と、端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行う処理と、をサーバに実行させる。
【0012】
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。また、本開示では、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェイスを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェイスを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備える。
【発明の効果】
【0013】
前記第1~第4の視点によれば、宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けることに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示に係るデイユース予約システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
【
図2】本開示に係るデイユース予約システムにおける宿泊施設予約管理情報を取得する際の宿泊施設予約サーバとデイユース予約サーバの宿泊施設予約管理情報取得部との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
【
図3】本開示に係るデイユース予約システムにおいて用いられる宿泊施設予約管理情報の構成の一例を示した模式図である。
【
図4】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を確認する際のメッセージサーバを介したデイユース予約サーバのチェックイン時刻確認部と顧客携帯端末との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
【
図5】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を確認する際の顧客携帯端末のメッセージ確認画面の一例を示した模式図である。
【
図6】本開示に係るデイユース予約システムにおける顧客携帯端末の位置情報を取得する際の顧客携帯端末とデイユース予約サーバの位置情報取得部との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
【
図7】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際のデイユース予約サーバのチェックイン時刻推定部とマップサーバとの間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
【
図8】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる場所種別用移動手段推定テーブルの構成の一例を示した模式図である。
【
図9】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる距離用移動手段推定テーブルの構成の一例を示した模式図である。
【
図10】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられるチェックイン時刻管理テーブルの構成の一例を示した模式図である。
【
図11】本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる清掃時間管理テーブルの構成の一例を示した模式図である。
【
図12】本開示に係るデイユース予約システムにおいて用いられるデイユース予約管理情報の構成の一例を示した模式図である。
【
図13】本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際のデイユース予約サーバのデイユース予約処理部と顧客端末及び宿泊施設端末との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
【
図14】本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際の顧客端末向けデイユース予約画面の一例を示した模式図である。
【
図15】本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際の宿泊施設端末向けデイユース予約画面の一例を示した模式図である。
【
図16】本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユース予約サーバのデイユース予約管理情報を生成及び更新する際の動作の一例を模式的に示したフローチャートである。
【
図17】本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユース予約サーバのデイユース予約管理情報を生成及び更新する際の動作の一例を模式的に示した
図16に続くフローチャートである。
【
図18】本開示に係るデイユース予約サーバの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
【
図19】ハードウェア資源の構成を模式的に示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。さらに、本願開示に示す回路図、ブロック図、内部構成図、接続図などにおいて、明示は省略するが、入力ポート及び出力ポートが各接続線の入力端及び出力端のそれぞれに存在する。入出力インタフェイスも同様である。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェイスを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
【0016】
[形態1]
形態1に係るデイユース予約システムについて図面を用いて説明する。
図1は、本開示に係るデイユース予約システムの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
図2は、本開示に係るデイユース予約システムにおける宿泊施設予約管理情報を取得する際の宿泊施設予約サーバとデイユース予約サーバの宿泊施設予約管理情報取得部との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
図3は、本開示に係るデイユース予約システムにおいて用いられる宿泊施設予約管理情報の構成の一例を示した模式図である。
図4は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を確認する際のメッセージサーバを介したデイユース予約サーバのチェックイン時刻確認部と顧客携帯端末との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
図5は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を確認する際の顧客携帯端末のメッセージ確認画面の一例を示した模式図である。
図6は、本開示に係るデイユース予約システムにおける顧客携帯端末の位置情報を取得する際の顧客携帯端末とデイユース予約サーバの位置情報取得部との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
図7は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際のデイユース予約サーバのチェックイン時刻推定部とマップサーバとの間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
図8は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる場所種別用移動手段推定テーブルの構成の一例を示した模式図である。
図9は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる距離用移動手段推定テーブルの構成の一例を示した模式図である。
図10は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられるチェックイン時刻管理テーブルの構成の一例を示した模式図である。
図11は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるチェックイン時刻を推定する際に用いられる清掃時間管理テーブルの構成の一例を示した模式図である。
図12は、本開示に係るデイユース予約システムにおいて用いられるデイユース予約管理情報の構成の一例を示した模式図である。
図13は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際のデイユース予約サーバのデイユース予約処理部と顧客端末及び宿泊施設端末との間の情報の流れを模式的に示したブロック図である。
図14は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際の顧客端末向けデイユース予約画面の一例を示した模式図である。
図15は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユースを予約する際の宿泊施設端末向けデイユース予約画面の一例を示した模式図である。
【0017】
デイユース予約システム1は、宿泊施設における客室のデイユースの予約に関する情報処理を行うように構成されたシステムである(
図1参照)。デイユース予約システム1は、宿泊施設予約サーバ20の宿泊施設予約管理情報を利用して、デイユース予約サーバ10で宿泊施設における客室をデイユースとして利用可能な時間帯があるか否かを判定し、デイユースとして利用可能な時間帯があるときにデイユース予約管理情報を生成するように構成されている。デイユース予約システム1は、デイユース予約サーバ10から、デイユースを希望する顧客が利用する顧客端末50、又は、宿泊施設のフロントスタッフが利用する宿泊施設端末30に対し、生成されたデイユース予約管理情報を提供してデイユースの予約を受け付けるように構成されている。デイユース予約システム1は、宿泊施設予約サーバ20で、メッセージサーバ60のSNS(Social Networking Service)、SMS(Short Message Service)、メールサービス、チャットサービス等を利用して、宿泊予約者の顧客携帯端末40に対して、チェックイン時刻(宿泊予約者の宿泊施設への到着時刻)を事前に確認するように構成されている。デイユース予約システム1は、チェックイン時刻の事前確認ができないときに、宿泊予約者の顧客携帯端末40の位置情報を利用して、デイユース予約サーバ10で、当該宿泊予約者のチェックイン時刻をタイムリーに推定するように構成されている。デイユース予約システム1は、事前確認又は推定されたチェックイン時刻に応じてデイユース予約管理情報を生成するように構成されている。デイユース予約システム1は、デイユース予約サーバ10と、宿泊施設予約サーバ20と、宿泊施設端末30と、顧客携帯端末40と、顧客端末50と、メッセージサーバ60と、マップサーバ70と、ネットワーク80と、を備える。なお、
図1のデイユース予約システム1では、デイユース予約サーバ10、宿泊施設予約サーバ20、宿泊施設端末30、顧客携帯端末40、顧客端末50、メッセージサーバ60、及び、マップサーバ70のそれぞれが1台となっているが、それらのいずれか又は全てが複数台であってもよい。
【0018】
デイユース予約サーバ10は、宿泊施設における客室のデイユースの予約に関する情報処理を行うように構成されたサーバである(
図1参照)。デイユース予約サーバ10は、ネットワーク80を介して、宿泊施設予約サーバ20、宿泊施設端末30、顧客携帯端末40、顧客端末50、メッセージサーバ60、及び、マップサーバ70と通信可能に接続されている。デイユース予約サーバ10として、例えば、コンピュータ機能を備える物理サーバや、クラウド上で仮想的に実現された仮想サーバを用いることができる。デイユース予約サーバ10は、所定のプログラムを実行することにより、仮想的に、宿泊施設予約管理情報取得部11と、チェックイン時刻確認部12と、位置情報取得部13と、チェックイン時刻推定部14と、デイユース予約管理情報生成部15と、情報保存部16と、デイユース予約処理部17と、を備える。
【0019】
宿泊施設予約管理情報取得部11は、宿泊施設予約サーバ20から宿泊施設予約管理情報(
図3参照)を取得する機能部である(
図1、
図2参照)。宿泊施設予約管理情報取得部11は、予め設定されたタイミング(例えば、宿泊施設の管理者が決めたタイミング)で、宿泊施設予約サーバ20に対して宿泊施設予約管理情報を要求し、要求に応じた宿泊施設予約サーバ20から宿泊施設予約管理情報を取得する。宿泊施設予約管理情報取得部11は、取得した宿泊施設予約管理情報を情報保存部16に保存する。
【0020】
ここで、宿泊施設予約管理情報は、宿泊施設の各客室の宿泊の予約を管理するための情報である(
図3参照)。宿泊施設予約管理情報は、例えば、日付、宿泊施設識別情報、客室識別情報、チェックアウト時刻、チェックイン時刻、予約分類、宿泊予約者識別情報、移動手段情報等のデータを含むようにすることができる。日付は、デイユースを行う日に対応する日付である。宿泊施設識別情報は、例えば、デイユース予約サーバ10をポータルサイトサーバとして用いる場合は加盟した宿泊施設ごとの識別情報(例えば、アカウント)とすることができ、デイユース予約サーバ10をチェーン運営会社で用いる場合はチェーン店となる宿泊施設ごとの識別情報(例えば、店名)とすることができ、宿泊施設が1つの場合は省略することができる。客室識別情報として、例えば、宿泊施設の部屋番号とすることができる。チェックアウト時刻は、デイユースを行う日の宿泊者のチェックアウト時刻である。チェックイン時刻は、デイユースを行う日の宿泊予約者のチェックイン時刻である。宿泊予約者識別情報として、例えば、宿泊予約者の携帯電話番号、連絡先、メースアドレス、アプリのアカウント等を用いることができる。予約分類として、例えば、通常よりも遅くチェックインすることが設定されたレイトチェックインプラン、宿泊と交通機関とをパックにしたパックプラン、通常プラン等とすることができる。移動手段情報として、例えば、徒歩、車、飛行機、交通機関等とすることができる。宿泊施設予約管理情報は、既にデイユースの予約が入っている場合は、デイユースの予約に関する情報を含む。
【0021】
チェックイン時刻確認部12は、宿泊予約者のチェックイン時刻を確認する機能部である(
図1、
図4参照)。チェックイン時刻確認部12は、情報保存部16に保存された宿泊施設予約管理情報の予約分類に基づいてチェックイン時刻が確定しているか否かを確認する。チェックイン時刻の確認では、例えば、予約分類がパックプランである場合はチェックイン時刻が確定していると判断することができる。チェックイン時刻確認部12は、チェックイン時刻が確定していない場合に、宿泊施設予約管理情報に基づいて、宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するためのチェックイン時刻確認メッセージ(例えば、
図5の上段の吹き出し欄のメッセージ参照)を生成し、生成されたチェックイン時刻確認メッセージを、メッセージサーバ60を介して、宿泊予約者の顧客携帯端末40に対して送信する。チェックイン時刻確認メッセージにおいては、チェックイン時刻を選択しやすくするように、時刻ごとに時刻選択ボタンを用意するようにしてもよい。顧客携帯端末40がチェックイン時刻確認メッセージを受信して表示すると、顧客携帯端末40を携帯する宿泊予約者が時刻選択ボタンを押すことで、返信用のチェックイン時刻確認メッセージを自動作成してチェックイン時刻確認部12に返信する。チェックイン時刻確認部12は、宿泊予約者の顧客携帯端末40からの、チェックイン時刻確認メッセージの応答に係るチェックイン時刻応答メッセージ(例えば、
図5の中段の吹き出し欄のメッセージ参照)を、メッセージサーバ60を介して、受信する。チェックイン時刻確認部12は、受信したチェックイン時刻応答メッセージにおけるチェックイン時刻に基づいて、情報保存部16におけるデイユース予約管理情報を更新する。チェックイン時刻確認部12は、デイユース予約管理情報を更新する際、宿泊施設予約サーバ20におけるデイユース予約管理情報と同期させるために、受信したチェックイン時刻応答メッセージにおけるチェックイン時刻を宿泊施設予約サーバ20に送信するようにしてもよい。チェックイン時刻確認部12は、デイユース予約管理情報を更新すると、チェックイン時刻承知メッセージ(例えば、
図5の下段の吹き出し欄のメッセージ参照)を生成し、生成されたチェックイン時刻承知メッセージを、メッセージサーバ60を介して、宿泊予約者の顧客携帯端末40に対して送信する。送信されたチェックイン時刻承知メッセージは顧客携帯端末40で受信されて表示され、これにより、宿泊予約者は自身が選択したチェックイン時刻を確認することができる。
【0022】
位置情報取得部13は、宿泊予約者が携帯する顧客携帯端末40の少なくとも位置情報を取得する機能部である(
図1、
図6参照)。位置情報取得部13は、チェックイン時刻確認部12で宿泊予約者の顧客携帯端末40からのチェックイン時刻応答メッセージが受信されない場合に、宿泊予約者が携帯する顧客携帯端末40に対して、顧客携帯端末40の位置情報(速度情報を含めても可)を要求する。位置情報取得部13は、要求に応じた顧客携帯端末40からの、顧客携帯端末40の位置情報(速度情報を含めても可)を取得する。取得した位置情報は、チェックイン時刻推定部14で用いられる。
【0023】
チェックイン時刻推定部14は、宿泊予約者が携帯する顧客携帯端末40及び宿泊施設の各位置情報に基づいてチェックイン時刻を推定する機能部である(
図1、
図7参照)。チェックイン時刻推定部14は、マップサーバ70に対して、顧客携帯端末40の位置から宿泊施設までの移動時間及び移動距離を要求する移動時間距離要求情報を送信する。移動時間距離要求情報は、位置情報取得部13で取得した顧客携帯端末40の位置情報と、宿泊施設予約管理情報の宿泊施設識別情報に対応する宿泊施設位置情報とを含む。宿泊施設位置情報は、予め設定された宿泊施設の位置情報である。送信された移動時間距離要求情報がマップサーバ70で受信されることで、マップサーバ70で、顧客携帯端末40の位置情報に対応する場所種別(駅、線路、空港、道路等)を特定し、所定の移動手段(車、電車、飛行機、徒歩等)ごとの、顧客携帯端末40の位置から宿泊施設までの移動時間及び移動距離を算出し、特定された場所種別、及び、算出された所定の移動手段ごとの移動時間及び移動距離の各情報を含む移動時間距離情報を生成してチェックイン時刻推定部14に送信する。チェックイン時刻推定部14は、マップサーバ70からの、移動時間距離要求情報の応答に係る移動時間距離情報を受信する。チェックイン時刻推定部14は、位置情報取得部13で速度情報を取得している場合、受信した移動時間距離情報における場所種別、速度情報、及び場所種別用移動手段推定テーブル(
図8参照)に基づいて移動手段を推定する。場所種別用移動手段推定テーブルは、場所種別、推定移動平均速度、移動手段を関連付けたテーブルであって、移動手段を推定するためのテーブルである。チェックイン時刻推定部14は、位置情報取得部13で速度情報を取得していない場合、宿泊施設予約管理情報における宿泊予約者識別情報、受信した移動時間距離情報における移動距離情報、及び、距離用移動手段推定テーブル(
図9参照)に基づいて移動手段を推定する。距離用移動手段推定テーブルは、移動距離、顧客識別情報(宿泊予約者識別情報に相当)、手段を関連付けたテーブルであって、移動手段を推定するためのテーブルである。チェックイン時刻推定部14は、受信した移動時間距離情報から、推定された移動手段に対応する移動手段による移動時間を抽出する。チェックイン時刻推定部14は、抽出された移動時間、及び、現在時刻に基づいて宿泊施設の到着時刻を算出し、算出された到着時刻をチェックイン時刻と推定する。チェックイン時刻推定部14は、宿泊施設予約管理情報、チェックイン時刻の推定時の時刻、移動時間距離情報、推定された移動手段、及び、推定されたチェックイン時刻に基づいてチェックイン時刻管理テーブル(
図10参照)を生成する。チェックイン時刻管理テーブルは、例えば、日付、宿泊施設識別情報、客室識別情報、宿泊予約者識別情報、推定時刻、位置、移動手段、移動時間、チェックイン時刻を関連付けたテーブルとすることができる。チェックイン時刻管理テーブルは、推定されたチェックイン時刻の管理用に用いるものであり、不要であればチェックイン時刻管理テーブルの生成を省略してもよい。チェックイン時刻推定部14は、推定されたチェックイン時刻に基づいて宿泊施設予約管理情報を更新する。チェックイン時刻推定部14は、宿泊施設予約管理情報を更新する際、宿泊施設予約サーバ20におけるデイユース予約管理情報と同期させるために、推定されたチェックイン時刻を宿泊施設予約サーバ20に送信するようにしてもよい。
【0024】
図10のチェックイン時刻管理テーブルでは、ホテルXの401号室に対して、予約したお客様Dにチェックイン時刻確認メッセージを送信したが、お客様Dから返信がない場合、チェックイン当日(2023年7月10日)の17時時点でお客様Dの顧客携帯端末40からお客様Dの位置情報を取得し、お客様Dの現在位置が新千歳空港であることが分かると、移動手段は飛行機と判断し、移動時間を4.5時間と推定すると、チェックイン時刻管理テーブルのお客様Dのチェックイン時刻を21:30に設定する。また、ホテルXの402号室に対して、予約したお客様Eの顧客携帯端末40からお客様Eの現在位置を取得し、お客様Eの現在位置が名古屋の家であることが分かると、名古屋の家から宿泊施設までの距離が400kmであることが分かり、今まで蓄積されたお客様Eの過去の行動パターン(距離用移動手段推定テーブルに相当)から、400kmの距離の場合のお客様Eは車を利用する傾向があるとし、移動時間を5時間と推定すると、チェックイン時刻管理テーブルのお客様Eのチェックイン時刻を22:00に設定する。さらに、ホテルXの403号室に対して、予約したお客様Fの顧客携帯端末40からお客様Fの現在位置を取得し、お客様Fの現在位置が新大阪駅であることが分かると、移動手段は電車と判断し、移動時間を2時間と推定すると、チェックイン時刻管理テーブルのお客様Fのチェックイン時刻を19:00に設定する。
【0025】
デイユース予約管理情報生成部15は、宿泊施設予約管理情報を用いて、デイユース予約管理情報(
図12参照)を生成する機能部である(
図1参照)。デイユース予約管理情報は、宿泊施設の各客室のデイユースの予約を管理するための情報であり、例えば、日付、宿泊施設識別情報、客室識別情報、定員、デイユース利用可能始時刻、デイユース利用可能終時刻、判定時刻、デイユースステータス、チェックイン時刻等のデータを関連付けた情報とすることができる。デイユース予約管理情報生成部15は、宿泊施設予約管理情報、及び、清掃時間管理テーブル(
図11参照)に基づいて、宿泊施設における客室をデイユースとして利用可能なデイユース利用可能始時刻及びデイユース利用可能終時刻を算出する。デイユース利用可能始時刻は、宿泊施設予約管理情報のチェックアウト時刻から、対応する清掃時間管理テーブルの清掃時間分経過した時の時刻とすることができる。デイユース利用可能終時刻は、宿泊施設予約管理情報のチェックイン時刻から、対応する清掃時間管理テーブルの清掃時間分遡った時の時刻とすることができる。デイユース予約管理情報生成部15は、現在時刻(判定時刻に相当)においてデイユースとして利用可能な時間が所定時間(例えば、1時間)以上あるか否かを判定する。デイユース予約管理情報生成部15は、宿泊施設における客室をデイユースとして利用可能な時間が所定時間以上あるときに、デイユースステータスを可能にする。デイユース予約管理情報生成部15は、宿泊施設における客室をデイユースとして利用可能な時間が所定時間未満であるときに、デイユースステータスを不可にする。デイユース予約管理情報生成部15は、取得した宿泊施設予約管理情報、及び、算出したデイユース利用可能始時刻及びデイユース利用可能終時刻、判定時刻、デイユースステータスに基づいて、デイユース予約管理情報(
図12参照)を生成する。デイユース予約管理情報生成部15は、生成されたデイユース予約管理情報を情報保存部16に保存する。
【0026】
図12のデイユース予約管理情報では、
図11の清掃時間管理テーブルにおける各部屋の清掃時間を考慮し、デイユースの利用可否及び利用可能な時間を算出すると、101、201、301、401、402号室については、それぞれ、デイユースの利用可能時間が1時間以上となるため、デイユースステータスを可能とし、403号室については、チェックイン時刻は19:00であり、1.5時間の清掃を除くと、デイユースの利用可能時間が1時間未満となるため、デイユースステータスを不可とする。
【0027】
情報保存部16は、各種情報を保存する機能部である(
図1参照)。情報保存部16は、宿泊施設予約管理情報(
図3参照)、場所種別用移動手段推定テーブル(
図8参照)、距離用移動手段推定テーブル(
図9参照)、チェックイン時刻管理テーブル(
図10参照)、清掃時間管理テーブル(
図11参照)、デイユース予約管理情報(
図12参照)等の情報を保存する。
【0028】
デイユース予約処理部17は、デイユースの予約処理を行う機能部である(
図1、
図13参照)。デイユース予約処理部17は、デイユース希望者の顧客端末50がアクセスしてきたときに顧客端末向けデイユース予約画面(
図14参照)を顧客端末50に提供する。デイユース予約処理部17は、宿泊施設のフロントの宿泊施設端末30がアクセスしてきたときに宿泊施設端末向けデイユース予約画面(
図15参照)を宿泊施設端末30に提供する。デイユース予約画面では、デイユースの利用人数、チェックイン日、利用開始時刻、利用終了時刻等を入力して検索する(検索ボタンを押す)ことにより、検索結果として、現在時刻(画面提供時刻)における、デイユースで予約可能な部屋番号、ルームタイプ、料金、最大利用人数、ステータス、利用可能時刻等を抽出して表示して予約する(予約ボタンを押す)ことができるように構成されている。デイユース予約処理部17は、デイユースの予約が行われると、例えば、デイユース予約管理情報における対応する宿泊施設の客室のデイユースステータスを予約済に変更し、対応する宿泊施設の客室についてデイユースの予約が行われたことを知らせるデイユース予約通知を宿泊施設予約サーバ20に送信する。宿泊施設予約サーバ20は、デイユース予約通知を受信することで、対応する宿泊施設の客室のデイユースの予約処理を行う。
【0029】
図15の宿泊施設端末向けデイユース予約画面で17:30から2名で3時間利用できる部屋を検索すると、顧客端末50で検索条件を満たす401、402号室が表示され、402号室を予約する顧客端末50にデイユースの案内をし、デイユース予約管理情報の402号室のデイユースステータスを「可能」から「利用中」に変更する。その結果、401号室は予約されているものの、チェックイン時刻が21:30と遅いため、他のデイユースの顧客に、17:30から20:30で、休憩用に貸し出すことができて、客室の利用率を12.5%(24時間中の3時間)向上させることができる。また、101号室、201号室、301号室に関しては、客室が予約された時から、デイユース予約が可能となるため、事前予約で、101号室は20:00まで、201号室は19:30まで
、301号室は19:00までのテレワーク、日帰り温泉などに利用することが可能である。
【0030】
宿泊施設予約サーバ20は、宿泊施設の客室の宿泊の予約に関する情報処理を行うサーバである(
図1参照)。宿泊施設予約サーバ20は、ネットワーク80を介してデイユース予約サーバ10、宿泊施設端末30、顧客携帯端末40、及び、顧客端末50と通信可能に接続されている。宿泊施設予約サーバ20として、例えば、コンピュータ機能を備える物理サーバや、クラウド上で仮想的に実現された仮想サーバを用いることができる。宿泊施設予約サーバ20は、デイユース予約サーバ10と一体化していてもよい。宿泊施設予約サーバ20は、宿泊施設のレイトチェックインプランを用意し、レイトチェックインプランの宿泊料の割引、ポイント割増し、クーポン等を付けてレイトチェックインを促進するように構成されている。宿泊施設予約サーバ20は、宿泊希望者又はデイユース希望者の顧客端末(図示せず)がアクセスしてきたときに顧客端末向け宿泊予約画面(図示せず)又はデイユース予約画面(図示せず)を顧客端末に提供する。宿泊施設予約サーバ20は、宿泊施設のフロントの宿泊施設端末30がアクセスしてきたときに宿泊施設端末向け宿泊予約画面(図示せず)又はデイユース予約画面(図示せず)を宿泊施設端末30に提供する。宿泊予約画面では、宿泊地、日程、部屋数、利用人数等を入力して検索する(検索ボタンを押す)ことにより、検索結果として、現在時刻(画面提供時刻)における、予約可能な宿泊プラン(例えば、レイトチェックインプラン、パックプラン、通常プラン等)、ルームタイプ、利用環境、利用条件、料金等を抽出して表示して予約する(予約ボタンを押す)ことができるように構成されている。宿泊の予約の際、宿泊予約者識別情報(氏名、住所、連絡先等)、チェックイン時刻、移動手段等の情報を取得して宿泊施設予約管理情報を生成して保存する。デイユース予約画面では、デイユースの利用人数、チェックイン日、利用開始時刻、利用終了時刻等を入力して検索する(検索ボタンを押す)ことにより、検索結果として、現在時刻(画面提供時刻)における、デイユースで予約可能な部屋番号、ルームタイプ、料金、最大利用人数、ステータス、利用可能時刻等を抽出して表示して予約する(予約ボタンを押す)ことができるように構成されている。デイユースの予約の際、デイユース予約者識別情報(氏名、住所、連絡先等)、デイユース利用可能始時刻、デイユース利用可能終時刻等の情報を取得して宿泊施設予約管理情報(
図3参照)を生成して保存する。宿泊施設予約サーバ20は、デイユース予約サーバ10の宿泊施設予約管理情報取得部11からの宿泊施設予約管理情報の要求を受けることにより、要求された宿泊施設予約管理情報を宿泊施設予約管理情報取得部11に送信する。宿泊施設予約サーバ20は、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻確認部12からの、チェックイン時刻応答メッセージにおけるチェックイン時刻を受信することにより、チェックイン時刻応答メッセージにおけるチェックイン時刻に基づいて宿泊施設予約サーバ20における宿泊施設予約管理情報を更新するようにしてもよい。宿泊施設予約サーバ20は、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻推定部14からの、推定されたチェックイン時刻を受信することにより、推定されたチェックイン時刻に基づいて宿泊施設予約サーバ20における宿泊施設予約管理情報を更新するようにしてもよい。
【0031】
図3の宿泊施設予約管理情報では、Xホテルの101号室に対して、2023年7月10日のレイトチェックインプランを予約した場合、チェックイン時刻を21:00に設定する。また、Xホテルの201客室に対して、旅行サイトで利用交通機関と宿泊施設をセットで予約された場合、お客様Bの飛行機N1000便の情報を取得して、お客様Bの空港到着時刻を20:00とし、さらに空港から宿泊施設までの移動時間を加えて、チェックイン時刻を21:00に設定する。さらに、Xホテルの301客室に対して、お客様Cが通常プラン(セットプランではない)である場合、チェックイン時刻が指定されていれば、指定されたチェックイン時刻(例えば、20:00)を設定し、チェックイン時刻が指定されていなければ、予め設定されたチェックイン時刻(例えば、18:00)を設定する。
【0032】
宿泊施設端末30は、宿泊施設(例えば、フロント)で使用される端末である(
図1参照)。宿泊施設端末30は、ネットワーク80を介してデイユース予約サーバ10及び宿泊施設予約サーバ20と通信可能に接続されている。宿泊施設端末30として、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等を用いることができる。宿泊施設端末30は、使用者の操作により、デイユース予約サーバ10のデイユース予約処理部17にアクセスして宿泊施設端末向けデイユース予約画面(
図15参照)を取得し、取得したデイユース予約画面でデイユースの検索、予約を行うことができる。
【0033】
顧客携帯端末40は、宿泊予約した顧客(宿泊予約者)が使用する携帯可能な端末である(
図1参照)。顧客携帯端末40は、ネットワーク80を介してデイユース予約サーバ10、宿泊施設予約サーバ20、及び、メッセージサーバ60と通信可能に接続されている。顧客携帯端末40として、例えば、スマートフォン、タブレット端末等を用いることができる。顧客携帯端末40には、SNSアプリ、SMSアプリ、メールアプリ、チャットアプリ等がインストールされている。顧客携帯端末40は、使用者の操作により、メッセージサーバ60のSNS、SMS、メールサービス、チャットサービス等を利用して、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻確認部12との間でチェックイン時刻の確認に関するメッセージのやりとりを行うことができる。顧客携帯端末40は、例えば、GPS(Global Positioning System)、GNSS(Global Navigation Satellite System)、RTK(Real Time Kinematic)等を利用して顧客携帯端末40自身の位置及び速度を測定する機能を有する。顧客携帯端末40は、デイユース予約サーバ10の位置情報取得部13からの位置情報の要求を受けることにより、顧客携帯端末40自身の位置や速度を測定し、測定された位置情報及び速度情報をデイユース予約サーバ10の位置情報取得部13に送信することができる。
【0034】
顧客端末50は、デイユースを希望する顧客(デイユース希望者)が使用する携帯可能な端末である(
図1参照)。顧客端末50は、ネットワーク80を介してデイユース予約サーバ10及び宿泊施設予約サーバ20と通信可能に接続されている。顧客端末50として、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。顧客端末50は、使用者の操作により、デイユース予約サーバ10のデイユース予約処理部17にアクセスして顧客端末向けデイユース予約画面(
図14参照)を取得し、取得したデイユース予約画面でデイユースの検索、予約を行うことができる。顧客端末50は、使用者の操作により、宿泊施設予約サーバ20にアクセスしてデイユース予約画面(図示せず)を取得し、取得したデイユース予約画面でデイユースの検索、予約を行うことができる。
【0035】
メッセージサーバ60は、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻確認部12と顧客携帯端末40との間のメッセージのやり取り行うサーバである(
図1参照)。メッセージサーバ60として、例えば、コンピュータ機能を備える物理サーバや、クラウド上で仮想的に実現された仮想サーバを用いることができる。メッセージサーバ60は、デイユース予約サーバ10及び顧客携帯端末40に対してSNS、SMS、メールサービス、チャットサービス等を提供する。
【0036】
マップサーバ70は、マップサービスを提供するサーバである(
図1参照)。マップサーバ70として、例えば、コンピュータ機能を備える物理サーバや、クラウド上で仮想的に実現された仮想サーバを用いることができる。マップサーバ70は、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻推定部14からの移動時間距離要求情報を受信することにより、顧客携帯端末40の位置情報に対応する場所種別(駅、線路、空港、道路等)を特定し、所定の移動手段(車、電車、飛行機、徒歩等)ごとの、顧客携帯端末40の位置から宿泊施設までの移動時間及び移動距離を算出し、特定された場所種別、及び、算出された所定の移動手段ごとの移動時間及び移動距離の各情報を含む移動時間距離情報を生成してチェックイン時刻推定部14に送信する。
【0037】
ネットワーク80は、デイユース予約サーバ10、宿泊施設予約サーバ20、宿泊施設端末30、顧客携帯端末40、顧客端末50、メッセージサーバ60、マップサーバ70間を通信可能に接続する情報通信網である。ネットワーク80として、例えば、PAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、GAN(Global Area Network)等の通信網を用いることができる。
【0038】
形態1に係るデイユース予約システムにおけるデイユース予約サーバのデイユース予約管理情報を生成及び更新する際の動作について図面を用いて説明する。
図16、
図17は、本開示に係るデイユース予約システムにおけるデイユース予約サーバのデイユース予約管理情報を生成及び更新する際の動作の一例を模式的に示したフローチャートである。なお、デイユース予約システムの構成については、
図1を参照されたい。
【0039】
まず、デイユース予約サーバ10の宿泊施設予約管理情報取得部11は、予め設定された日時(例えば、17時)になると、宿泊施設予約サーバ20から、予め設定された日付(例えば、当日)の宿泊施設予約管理情報(
図3参照)を取得して情報保存部16に保存する(ステップA1)。
【0040】
ステップA1の後、又は、全ての客室についてチェックイン時刻の確認が完了していない場合(ステップA10のNO)、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻確認部12は、宿泊施設予約管理情報における各客室の予約分類がパックプランであるか(チェックイン時刻が確定しているプランであるか、でも可)否かを確認する(ステップA2)。なお、予約分類がパックプランの場合、移動手段が予めわかっており、チェックイン時刻も予めわかっているので、チェックイン時刻の確認を行わないが、予約分類にかかわらず一律にチェックイン時刻の確認を行う場合は、ステップA1の後にステップA4に進むようにしてもよい。予約分類がパックプランでない(例えば、チェックイン時刻が確定していないチェックインプラン、通常プラン)場合(ステップA2のNO)、ステップA4に進む。
【0041】
予約分類がパックプランである場合(ステップA2のYES)、チェックイン時刻確認部12は、チェックイン時刻が確定していると判断し、パックプランに係る客室のチェックイン時刻の確認をスキップし(ステップA3)、その後、ステップA10に進む。
【0042】
予約分類がパックプランでない場合(ステップA2のNO)、チェックイン時刻確認部12は、宿泊施設予約管理情報に基づいて、予約分類がパックプランでない客室の宿泊予約者のチェックイン時刻を確認する(ステップA4)。ステップA4では、例えば、予約分類がパックプランでない客室の宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するためのチェックイン時刻確認メッセージ(例えば、
図5の上段の吹き出し欄のメッセージ参照)を生成し、生成されたチェックイン時刻確認メッセージを、メッセージサーバ60を介して、宿泊予約者の顧客携帯端末40に対して送信し、顧客携帯端末40からの、チェックイン時刻確認メッセージの応答に係るチェックイン時刻応答メッセージ(例えば、
図5の中段の吹き出し欄のメッセージ参照)を、メッセージサーバ60を介して、受信することにより、チェックイン時刻を確認することができる。
【0043】
次に、チェックイン時刻確認部12は、チェックイン時刻の応答があるか(チェックイン時刻応答メッセージを受信したか)否かを確認する(ステップA5)。チェックイン時刻の応答がない場合(ステップA5のNO)、ステップA7に進む。
【0044】
チェックイン時刻の応答がある場合(ステップA5のYES)、チェックイン時刻確認部12は、チェックイン時刻の応答におけるチェックイン時刻に基づいて、情報保存部16における宿泊施設予約管理情報のチェックイン時刻を更新し(ステップA6)、その後、ステップA10に進む。
【0045】
チェックイン時刻の応答がない場合(ステップA5のNO)、デイユース予約サーバ10の位置情報取得部13は、予約分類がパックプランでない客室の宿泊予約者が携帯する顧客携帯端末40に対して、顧客携帯端末40の位置情報(速度情報を含めても可)を要求し、要求に応じた顧客携帯端末40からの、顧客携帯端末40の位置情報(速度情報を含めても可)を取得する(ステップA7)。なお、顧客携帯端末40の位置情報を取得できない場合は、ステップA8及びステップA9をスキップして、ステップA10に進む。
【0046】
次に、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻推定部14は、予約分類がパックプランでない客室の宿泊予約者が携帯する顧客携帯端末40及び宿泊施設の各位置情報に基づいてチェックイン時刻を推定する(ステップA8)。
【0047】
ステップA8では、例えば、マップサーバ70に対して、顧客携帯端末40の現在位置の場所種別、並びに、顧客携帯端末40の位置から宿泊施設までの移動手段ごとの移動時間及び移動距離を要求する移動時間距離要求情報を要求する要求情報を送信し、マップサーバ70からの、移動時間距離要求情報の応答に係る移動時間距離情報を受信する。そして、速度情報を取得している場合、受信した移動時間距離情報における場所種別、速度情報、及び場所種別用移動手段推定テーブル(
図8参照)に基づいて移動手段を推定する。速度情報を取得していない場合、宿泊施設予約管理情報における宿泊予約者識別情報、受信した移動時間距離情報における移動距離情報、及び、距離用移動手段推定テーブル(
図9参照)に基づいて移動手段を推定する。さらに、受信した移動時間距離情報から、推定された移動手段に対応する移動手段による移動時間を抽出し、抽出された移動時間、及び、現在時刻に基づいて宿泊施設の到着時刻を算出し、算出された到着時刻をチェックイン時刻と推定することができる。
【0048】
次に、チェックイン時刻推定部14は、推定されたチェックイン時刻に基づいて、情報保存部16における宿泊施設予約管理情報のチェックイン時刻を更新し(ステップA9)、その後、ステップA10に進む。
【0049】
なお、ここでは、ステップA7~ステップA9の動作を、1回のみ行っているが、定期的に行ってもよい。
【0050】
ステップA3の後、ステップA6の後、ステップA9の後、デイユース予約サーバ10のチェックイン時刻確認部12は、宿泊施設予約管理情報における全ての客室についてチェックイン時刻の確認が完了したか否かを確認する(ステップA10)。全ての客室についてチェックイン時刻の確認が完了していない場合(ステップA10のNO)、ステップA2に戻る。
【0051】
全ての客室についてチェックイン時刻の確認が完了している場合(ステップA10のYES)、又は、全ての客室についてデイユース予約管理情報の生成が完了していない場合(ステップA16のNO)、デイユース予約サーバ10のデイユース予約管理情報生成部15は、情報保存部16における宿泊施設予約管理情報、及び、清掃時間管理テーブル(
図11参照)に基づいて、宿泊施設における客室をデイユースとして利用可能なデイユース利用可能始時刻及びデイユース利用可能終時刻を算出する(ステップA11)。
【0052】
次に、デイユース予約管理情報生成部15は、現在時刻(判定時刻に相当)においてデイユースとして利用可能な時間が所定時間(例えば、1時間)以上あるか否かを判定する(ステップA12)。
【0053】
デイユースとして利用可能な時間が所定時間以上である場合(ステップA12のYES)、デイユース予約管理情報生成部15は、対応するデイユースステータスを可能にする(ステップA13)。
【0054】
デイユースとして利用可能な時間が所定時間未満である場合(ステップA12のNO)、デイユース予約管理情報生成部15は、対応するデイユースステータスを不可にする(ステップA14)。
【0055】
ステップA13の後、又は、ステップA14の後、デイユース予約管理情報生成部15は、取得した宿泊施設予約管理情報、及び、算出したデイユース利用可能始時刻及びデイユース利用可能終時刻、判定時刻、デイユースステータスに基づいて、デイユース予約管理情報(
図12参照)を生成し、生成されたデイユース予約管理情報を情報保存部16に保存する(ステップA15)。これにより、デイユース予約管理情報に基づいてデイユース予約画面を提供してデイユースの予約が可能になる。
【0056】
次に、デイユース予約管理情報生成部15は、宿泊施設予約管理情報における全ての客室についてデイユース予約管理情報の生成が完了したか否かを確認する(ステップA16)。全ての客室についてデイユース予約管理情報の生成が完了していない場合(ステップA16のNO)、ステップA11に戻る。
【0057】
全ての客室についてデイユース予約管理情報の生成が完了している場合(ステップA16のYES)、又は、全ての客室についてデイユースステータスが不可でない場合(ステップA21のNO)、デイユース予約管理情報生成部15は、所定時間(例えば、1時間)待機する(ステップA17)。
【0058】
ステップA17の後、又は、全ての客室についてデイユース利用可能時間の確認が完了していない場合(ステップA20のNO)、デイユース予約管理情報生成部15は、現在時刻(判定時刻に相当;ステップA12の判断時刻より後の時刻)においてデイユースとして利用可能な時間が所定時間(例えば、1時間)以上あるか否かを判定する(ステップA18)。
【0059】
デイユースとして利用可能な時間が所定時間未満である場合(ステップA18のNO)、デイユース予約管理情報生成部15は、対応するデイユースステータスを不可にする(ステップA19)。
【0060】
デイユースとして利用可能な時間が所定時間以上である場合(ステップA18のYES)、又は、ステップA19の後、デイユース予約管理情報生成部15は、デイユース予約管理情報における全ての客室についてデイユース利用可能時間の確認が完了しているか否かを判断する(ステップA20)。全ての客室についてデイユース利用可能時間の確認が完了していない場合(ステップA20のNO)、ステップA18に戻る。
【0061】
全ての客室についてデイユース利用可能時間の確認が完了している場合(ステップA20のYES)、デイユース予約管理情報生成部15は、デイユース予約管理情報における全ての客室についてデイユースステータスが不可であるか否かを判断する(ステップA21)。全ての客室についてデイユースステータスが不可でない場合(ステップA21のNO)、ステップA17に戻る。全ての客室についてデイユースステータスが不可である場合(ステップA21のYES)、終了する。
【0062】
形態1によれば、デイユース予約サーバ10が宿泊予約者の顧客携帯端末40のメッセージ機能や位置検出機能を利用して宿泊予約者のチェックイン時刻を確認又は推定して、デイユースとして利用可能な時間を管理しているので、宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けることに貢献することができる。これにより、宿泊予約者のチェックイン時刻が遅れたときにデイユースとして利用可能な時間を拡大させることができ、宿泊施設の客室の利用率を向上させ、宿泊施設の収益増を図ることができる。
【0063】
また、形態1によれば、宿泊予約者のチェックイン時刻が遅れたときにデイユースとして利用可能な時間が拡大することで、利用シーンが増え、宿泊施設サービスの多様化を図ることができる。例えば、宿泊施設で食事のみを利用する顧客に対して、17時から20時まで客室でディナーや短時間の休憩を利用でき、サラリーマンを対象に朝9時から18時までワークスペースとして利用などが可能となる。
【0064】
[形態2]
形態2に係るデイユース予約サーバについて図面を用いて説明する。
図18は、本開示に係るデイユース予約サーバの構成の一例を模式的に示したブロック図である。
【0065】
デイユース予約サーバ10は、宿泊施設における客室のデイユースの予約に関する情報処理を行うように構成されたサーバである。デイユース予約サーバ10は、宿泊施設予約管理情報取得部11と、チェックイン時刻確認部12と、位置情報取得部13と、チェックイン時刻推定部14と、デイユース予約管理情報生成部15と、デイユース予約処理部17と、を備える。
【0066】
宿泊施設予約管理情報取得部11は、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するように構成されている。チェックイン時刻確認部12は、宿泊施設予約管理情報を用いて宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するように構成されている。位置情報取得部13は、宿泊予約者のチェックイン時刻を確認することができないときに、宿泊施設予約管理情報を用いて宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するように構成されている。チェックイン時刻推定部14は、位置情報を用いて宿泊予約者のチェックイン時刻を推定するように構成されている。デイユース予約管理情報生成部15は、確認又は推定されたチェックイン時刻を用いて客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するように構成されている。デイユース予約処理部17は、端末90との間で、デイユース予約管理情報を用いて客室のデイユースに関する予約処理を行うように構成されている。
【0067】
形態2によれば、デイユース予約サーバ10が宿泊予約者のチェックイン時刻を確認又は推定して、デイユースとして利用可能な時間を管理しているので、宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けることに貢献することができる。
【0068】
なお、形態1、2に係るデイユース予約サーバ、宿泊施設予約サーバ、宿泊施設端末、顧客携帯端末、顧客端末、メッセージサーバ、マップサーバ、及び端末は、いわゆるハードウェア資源(情報処理装置、コンピュータ)により構成することができ、
図19に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、ハードウェア資源100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェイス103等を備える。
【0069】
なお、
図19に示す構成は、ハードウェア資源100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。ハードウェア資源100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェイス)を含んでもよい。あるいは、装置に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も
図19の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101がハードウェア資源100に含まれていてもよい。プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いることができる。
【0070】
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
【0071】
ネットワークインタフェイス103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェイスカード等を用いることができる。
【0072】
ハードウェア資源100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
【0073】
上記形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0074】
[付記1]
宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するように構成された宿泊施設予約管理情報取得部と、
前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するように構成されたチェックイン時刻確認部と、
前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するように構成された位置情報取得部と、
前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するように構成されたチェックイン時刻推定部と、
確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するように構成されたデイユース予約管理情報生成部と、
端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うように構成されたデイユース予約処理部と、
を備える、デイユース予約サーバ。
[付記2]
前記宿泊施設予約管理情報取得部は、前記宿泊施設の前記客室に関する予約処理を行うように構成された宿泊施設予約サーバから前記宿泊施設予約管理情報を取得するように構成されている、
付記1記載のデイユース予約サーバ。
[付記3]
前記宿泊施設予約管理情報は、前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者の予約分類に関する情報を含み、
前記チェックイン時刻確認部は、前記予約分類に基づいて前記チェックイン時刻が確定しているか否かを確認し、前記チェックイン時刻が確定していないときに前記チェックイン時刻を確認するように構成されている、
付記1又は2記載のデイユース予約サーバ。
[付記4]
前記宿泊施設予約管理情報は、前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者の顧客携帯端末の連絡先に関する情報を含み、
前記チェックイン時刻確認部は、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認するためのチェックイン時刻確認メッセージを生成し、メッセージサーバを通じて、前記チェックイン時刻確認メッセージを前記連絡先の前記顧客携帯端末に対して送信し、前記顧客携帯端末からの、前記チェックイン時刻確認メッセージの応答に係るチェックイン時刻応答メッセージを受信することにより前記チェックイン時刻を確認するように構成されている、
付記1乃至3のいずれか一に記載のデイユース予約サーバ。
[付記5]
前記メッセージサーバは、SNS、SMS、メールサービス、又はチャットサービスを提供するように構成されている、
付記4記載のデイユース予約サーバ。
[付記6]
前記位置情報取得部は、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記連絡先の前記顧客携帯端末に対して、前記宿泊予約者の現在位置として、前記顧客携帯端末の現在位置に係る前記位置情報を要求し、要求に応じた前記顧客携帯端末からの少なくとも前記顧客携帯端末の前記位置情報を取得するように構成されている、
付記4又は5記載のデイユース予約サーバ。
[付記7]
前記チェックイン時刻推定部は、前記顧客携帯端末の前記位置情報、及び、前記宿泊施設の位置情報を用いて、マップサーバに対して、前記宿泊予約者の現在位置から前記宿泊施設までの移動時間を要求し、前記マップサーバからの、前記要求の応答に係る前記移動時間を取得し、前記移動時間、及び、現在時刻を用いて、前記チェックイン時刻を推定するように構成されている、
付記6記載のデイユース予約サーバ。
[付記8]
前記チェックイン時刻推定部は、前記顧客携帯端末の前記位置情報、及び、前記宿泊施設の位置情報を用いて、前記マップサーバに対して、前記顧客携帯端末の現在位置の場所種別、並びに、前記顧客携帯端末の位置から前記宿泊施設までの移動手段ごとの前記移動時間を要求し、前記マップサーバからの、前記要求の応答に係る前記場所種別及び前記移動手段ごとの前記移動時間を取得し、前記場所種別、前記位置情報に含まれた速度情報、及び、予め設定された、場所種別と速度と移動手段とを対応付けた場所種別用移動手段推定テーブルに基づいて移動手段を推定し、推定された前記移動手段に対応する前記移動時間、及び、現在時刻に基づいて前記宿泊施設の到着時刻を算出し、前記到着時刻を前記チェックイン時刻と推定するように構成されている、
付記7に記載のデイユース予約サーバ。
[付記9]
前記チェックイン時刻推定部は、前記顧客携帯端末の前記位置情報、及び、前記宿泊施設の位置情報を用いて、前記マップサーバに対して、前記顧客携帯端末の位置から前記宿泊施設までの移動手段ごとの移動時間及び移動距離を要求し、前記マップサーバからの、前記要求の応答に係る前記移動時間及び前記移動距離を取得し、前記移動距離、及び、予め設定された、移動距離と移動手段とを対応付けた距離用移動手段推定テーブルに基づいて移動手段を推定し、推定された前記移動手段に対応する前記移動時間、及び、現在時刻に基づいて前記宿泊施設の到着時刻を算出し、前記到着時刻を前記チェックイン時刻と推定するように構成されている、
付記7に記載のデイユース予約サーバ。
[付記10]
前記距離用移動手段推定テーブルは、前記移動距離と前記移動手段と顧客とが対応付けられており、
前記チェックイン時刻推定部は、前記移動手段を推定する際、前記宿泊予約者、前記移動距離、及び、前記距離用移動手段推定テーブルに基づいて、前記宿泊予約者及び前記移動距離に対応する前記顧客の前記移動手段を推定するように構成されている、
付記9に記載のデイユース予約サーバ。
[付記11]
前記デイユース予約管理情報生成部は、前記宿泊施設予約管理情報、確認又は推定された前記チェックイン時刻、及び、予め設定された、前記客室と清掃時間とを対応付けた清掃時間管理テーブルを用いて、前記客室をデイユースとして利用可能な時間帯が所定時間以上あるか否かを判定し、前記時間帯が前記所定時間以上あるときにデイユースステータスを可能にし、前記時間帯が前記所定時間未満であるときに前記デイユースステータスを不可にし、前記宿泊施設予約管理情報、前記時間帯、前記デイユースステータスを用いて、前記宿泊施設の前記客室のデイユースの予約を管理する情報を含む前記デイユース予約管理情報を生成するように構成されている、
付記1乃至10のいずれか一に記載のデイユース予約サーバ。
[付記12]
前記デイユース予約管理情報生成部は、前記デイユース予約管理情報を生成してから所定時間経過後に、前記デイユース予約管理情報における前記デイユースステータスが可能である前記客室をデイユースとして利用可能な時間帯が前記所定時間以上あるか否かを判定し、前記時間帯が所定時間未満であるときに前記デイユースステータスを可能から不可に変更するように構成されている、
付記11記載のデイユース予約サーバ。
[付記13]
付記1乃至12のいずれか一に記載のデイユース予約サーバと、
前記宿泊施設の前記客室の少なくとも宿泊に関する予約処理を行うとともに、前記宿泊施設予約管理情報を前記宿泊施設予約管理情報取得部に提供するように構成された宿泊施設予約サーバと、
SNS、SMS、メールサービス、又はチャットサービスを提供するように構成されたメッセージサーバと、
前記宿泊施設の前記客室の前記宿泊予約者が使用するとともに、自身の現在位置を測位する機能を有し、前記メッセージサーバを通じて前記チェックイン時刻確認部との間の情報のやりとりが可能であり、前記位置情報取得部に前記位置情報を提供するように構成された顧客携帯端末と、
前記チェックイン時刻推定部との間で情報のやりとりが可能に構成されたマップサーバと、
前記デイユース予約処理部との間で情報のやりとりが可能に構成された前記端末と、
を備える、デイユース予約システム。
[付記14]
サーバが、宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得するステップと、
前記サーバが、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するステップと、
前記サーバが、前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得するステップと、
前記サーバが、前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定するステップと、
前記サーバが、確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成するステップと、
前記サーバが、端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行うステップと、
を含む、デイユース予約方法。
[付記15]
宿泊施設の客室の宿泊予約者に関する情報を含む宿泊施設予約管理情報を取得する処理と、
前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者のチェックイン時刻を確認する処理と、
前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を確認することができないときに、前記宿泊施設予約管理情報を用いて前記宿泊予約者の現在位置に係る位置情報を取得する処理と、
前記位置情報を用いて前記宿泊予約者の前記チェックイン時刻を推定する処理と、
確認又は推定された前記チェックイン時刻を用いて前記客室をデイユースとして予約可能な時間帯を管理するためのデイユース予約管理情報を生成する処理と、
端末との間で、前記デイユース予約管理情報を用いて前記客室のデイユースに関する予約処理を行う処理と、
をサーバに実行させる、プログラム。
【0075】
なお、上記の特許文献の開示は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本願発明の趣旨に則り、本願発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれる(属する)ものと、みなされる。
【符号の説明】
【0076】
1 デイユース予約システム
10 デイユース予約サーバ
11 宿泊施設予約管理情報取得部
12 チェックイン時刻確認部
13 位置情報取得部
14 チェックイン時刻推定部
15 デイユース予約管理情報生成部
16 情報保存部
17 デイユース予約処理部
20 宿泊施設予約サーバ
30 宿泊施設端末
40 顧客携帯端末(宿泊予約者用)
50 顧客端末(デイユース希望者用)
60 メッセージサーバ
70 マップサーバ
80 ネットワーク
90 端末
100 ハードウェア資源
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェイス
104 内部バス
【要約】
【課題】宿泊客のチェックイン時刻をタイムリーに把握して客室をデイユースに振り向けることに貢献することができるデイユース予約サーバ等を提供すること。
【解決手段】デイユース予約サーバは、宿泊施設予約管理情報を取得する宿泊施設予約管理情報取得部と、宿泊施設予約管理情報を用いて宿泊予約者のチェックイン時刻を確認するチェックイン時刻確認部と、宿泊予約者のチェックイン時刻を確認することができないときに、宿泊施設予約管理情報を用いて宿泊予約者の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報を用いて宿泊予約者のチェックイン時刻を推定するチェックイン時刻推定部と、確認又は推定されたチェックイン時刻を用いてデイユース予約管理情報を生成するデイユース予約管理情報生成部と、端末との間で、デイユース予約管理情報を用いて客室のデイユースに関する予約処理を行うデイユース予約処理部と、を備える。
【選択図】
図18