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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】行ドライバ故障検出のための検証回路
(51)【国際特許分類】
   H04N 25/76 20230101AFI20241022BHJP
【FI】
H04N25/76
【請求項の数】 5
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020160029
(22)【出願日】2020-09-24
(65)【公開番号】P2021064939
(43)【公開日】2021-04-22
【審査請求日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】201911038711
(32)【優先日】2019-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(31)【優先権主張番号】16/700,480
(32)【優先日】2019-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】300057230
【氏名又は名称】セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】オベロイ, アニルーダ
(72)【発明者】
【氏名】シン, ガービンデル
【審査官】藏田 敦之
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-208322(JP,A)
【文献】特開2019-113710(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0093910(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 25/76 - 25/79
H01L 27/14 - 27/148
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像センサであって、
撮像ピクセルのアレイと、
前記撮像ピクセルのアレイに制御信号を提供する行ドライバと、
前記行ドライバの動作を試験するように構成された検証回路であって、検証回路は、
蓄積コンデンサと、
第1のバイアス電圧供給端子と、
前記蓄積コンデンサと前記第1のバイアス電圧供給端子との間に介在する第1のトランジスタと、
第2のバイアス電圧供給端子と、
前記蓄積コンデンサと前記第2のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合された第2及び第3のトランジスタと、を含む、検証回路と、を備える、画像センサ。
【請求項2】
前記検証回路が、
浮遊拡散領域と、
前記蓄積コンデンサと前記浮遊拡散領域との間に介在する第4のトランジスタと、
前記浮遊拡散領域に結合されたゲートを有するソースフォロワトランジスタと、
前記ソースフォロワトランジスタと出力線との間に結合された行選択トランジスタと、
前記蓄積コンデンサと前記第2のバイアス電圧供給端子との間で前記第2のトランジスタと直列に、かつ前記第3のトランジスタと並列に結合された第5のトランジスタであって、前記蓄積コンデンサは第1の蓄積コンデンサである、第5のトランジスタと、
第2の蓄積コンデンサと、
前記第2の蓄積コンデンサと前記第1のバイアス電圧供給端子との間に介在する第6のトランジスタと、
前記第2の蓄積コンデンサと前記第2のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合された第7及び第8のトランジスタと、
前記第2の蓄積コンデンサと前記浮遊拡散領域との間に介在する第9のトランジスタと、
前記第2の蓄積コンデンサと前記第2のバイアス電圧供給端子との間で前記第7のトランジスタと直列に、かつ前記第8のトランジスタと並列に結合された第10のトランジスタであって、前記第2のトランジスタは、前記行ドライバから前記制御信号を受信するゲートを有し、前記第7のトランジスタは、前記行ドライバから前記制御信号を受信するゲートを有する、第10のトランジスタと、
第11のトランジスタであって、前記第1及び第11のトランジスタは、前記第1の蓄積コンデンサと前記第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合されている、第11のトランジスタと、
第12のトランジスタであって、前記第6及び第12のトランジスタは、前記第2の蓄積コンデンサと前記第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合されている、第12のトランジスタと、を更に含む、請求項1に記載の画像センサ。
【請求項3】
画像センサであって、
第1の行を有する撮像ピクセルのアレイと、
前記第1の行に制御信号を提供するように構成された行ドライバと、
前記行ドライバの前記制御信号及び試験動作を受信するように構成された検証回路ブロックであって、前記検証回路ブロックは、電荷蓄積領域と、前記電荷蓄積領域と第1のバイアス電圧供給端子との間に結合されたプリチャージトランジスタと、前記電荷蓄積領域と第2のバイアス電圧供給端子との間に結合され、前記制御信号を受信するゲートを有する、検証トランジスタと、を含む、検証回路ブロックと、を備える、画像センサ。
【請求項4】
前記検証回路ブロックが、
前記プリチャージトランジスタに結合された第1のトランジスタであって、前記プリチャージトランジスタ及び前記第1のトランジスタは、前記第1のバイアス電圧供給端子と前記電荷蓄積領域との間で直列に結合されている、第1のトランジスタと、
前記電荷蓄積領域と前記第2のバイアス電圧供給端子との間で前記検証トランジスタと直列に結合された第2及び第3のトランジスタと、
前記電荷蓄積領域と前記第2のバイアス電圧供給端子との間で前記検証トランジスタと直列に結合された第4及び第5のトランジスタであって、前記第4及び第5のトランジスタは、前記検証トランジスタと前記第2のバイアス電圧供給端子との間で前記第2及び第3のトランジスタと並列に結合されている、第4及び第5のトランジスタと、
浮遊拡散領域と、
前記電荷蓄積領域と前記浮遊拡散領域との間で直列に結合された第6及び第7のトランジスタと、
前記浮遊拡散領域と前記第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合された第8及び第9のトランジスタと、
前記浮遊拡散領域に結合されたゲートを有するソースフォロワトランジスタと、
前記ソースフォロワトランジスタと列出力線との間に結合された行選択トランジスタと、を更に含む、請求項3に記載の画像センサ。
【請求項5】
画像センサであって、
撮像ピクセルのアレイと、
前記撮像ピクセルのアレイに制御信号を提供する行ドライバと、
第1及び第2の蓄積コンデンサと、前記制御信号を受信する対応の第1及び第2のゲートを有する第1及び第2のトランジスタと、を含む検証回路であって、前記検証回路は、
前記第1及び第2の蓄積コンデンサを第1のバイアス電圧にプリチャージし、
前記第1及び第2のトランジスタを使用して、前記第1及び第2の蓄積コンデンサを第2のバイアス電圧に意図的に放電させ、
前記第1の蓄積コンデンサのみを前記第1のバイアス電圧にリセットし、
前記第1の蓄積コンデンサからの第1のサンプル及び前記第2の蓄積コンデンサからの第2のサンプルを使用して前記行ドライバの動作を試験するように構成されている、検証回路と、を備える、画像センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2019年9月25日出願のインド特許出願第201911038711号の利益を主張し、その優先権を主張するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、一般に、撮像システムに関し、より具体的には、画像センサを有する撮像システム、並びに画像センサ内の構成要素の完全性を試験するための方法及び回路に関する。
【背景技術】
【0003】
画像センサは、携帯電話、カメラ、及びコンピュータなどの電子デバイスにおいて画像をキャプチャするために一般的に使用される。従来の画像センサは、相補的な金属酸化膜半導体(CMOS)技術又は電荷結合素子(CCD)技術を使用して半導体基板上に製造される。画像センサは、それぞれがフォトダイオードと、基板内に形成されたトランジスタなどの他の動作回路と、を含む画像センサピクセルのアレイを含み得る。
【0004】
電子デバイスの寿命にわたって、電子デバイス内の画像センサは故障する傾向にあり得る。従来の画像センサでは、画像センサの機能性を試験するための方法及び回路が提供されることがある。しかしながら、撮像システムの適切な動作を検証することは、画像センサ上の大量の空間を占める、製造の複雑性を増加させる、などの過剰な構成要素を必要とする場合がある。
【0005】
したがって、検証回路を有する改善された撮像システムを提供することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】一実施形態による、撮像システム及びホストサブシステムを含む例示的なシステムの図である。
図2】一実施形態による、画像ピクセルのアレイと、画像ピクセルのアレイに結合された検証回路と、画像ピクセルのアレイに結合された制御回路と、を有する例示的な画像センサの図である。
図3】一実施形態による、図2の画像センサなどの画像センサに含まれ得る例示的なピクセルの回路図である。
図4】一実施形態による、図2の画像センサなどの画像センサに含まれ得る例示的な検証回路の概略図である。
図5】一実施形態による、行ドライバの適切な動作を試験するために使用される例示的な検証回路ブロックの回路図である。
図6】一実施形態による、プリチャージ位相及び放電位相中の図5の検証回路の動作を示すタイミング図である。
図7】一実施形態による、試験された行ドライバ信号が正常に動作しているときの、読み出し位相中の図5の検証回路の動作を示すタイミング図である。
図8】一実施形態による、試験された行ドライバ信号が高スタックであるときの、読み出し位相中の図5の検証回路の動作を示すタイミング図である。
図9】一実施形態による、試験された行ドライバ信号が低スタックであるときの、読み出し位相中の図5の検証回路の動作を示すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態は、画像センサに関し、より具体的には、検証回路を有する画像センサに関する。当業者であれば、本例示的実施形態は、これらの具体的な詳細の一部又は全てを伴わずに実施され得ることを認識するであろう。その他の場合には、本実施形態を不必要に不明瞭にしないよう、周知の動作は詳細に記載されていない。
【0008】
デジタルカメラモジュールを有する撮像システムは、デジタルカメラ、コンピュータ、携帯電話、及び他の電子デバイスなどの電子デバイスにおいて広く使用されている。デジタルカメラモジュールは、画像をキャプチャするために入射光を収集する1つ以上の画像センサを含み得る。
【0009】
いくつかの状況では、撮像システムは、車両(例えば、自動車、バス、又は任意の他の車両)のための監視システム又は安全システムなどの、より大きなシステムの一部分を形成し得る。車両安全システムでは、撮像システムによってキャプチャされた画像は、車両を取り囲む環境条件を判定するために、車両安全システムによって使用され得る。例として、車両安全システムとしては、駐車支援システム、自動又は半自動クルーズコントロールシステム、自動ブレーキシステム、衝突回避システム、レーンキープシステム(レーンドリフト回避システムと呼ばれることもある)、歩行者検出システムなどのシステムが挙げられ得る。
【0010】
少なくともいくつかの場合において、撮像システムは、半自律型又は自律型自己駆動車両の一部を形成し得る。このような撮像システムは、画像をキャプチャし、それらの画像を使用して近くの車両を検出し得る。近くの車両が画像内で検出されると、車両安全システムは、時には警告灯、警告アラームを動作させ得るか、又はブレーキ、アクティブ操縦、若しくは他のアクティブ衝突回避手段を作動させ得る。車両安全システムは、デジタルカメラモジュールを有する撮像システムからの連続的にキャプチャされた画像を使用して、対象物(例えば、他の自動車又は他の環境対象物)との衝突を回避するのを助ける、意図しないドリフト(例えば、レーンマーカー)を回避するのを助ける、ないしは別の方法で、車両の任意の通常動作モード中の車両の安全な動作を補助し得る。
【0011】
画像センサは、画像ピクセルのアレイを含み得る。画像センサ内のピクセルは、入射光を電荷に変換するフォトダイオードなどの感光素子を含み得る。画像センサは、任意の数のピクセル(例えば、数百、数千、又はそれ以上)を有し得る。典型的な画像センサは、例えば、数百、数千、又は数百万のピクセル(例えば、メガピクセル)を有し得る。
【0012】
図1は、画像センサを使用して画像をキャプチャする例示的な撮像システムの図である。図1のシステム100は、車両安全システム(例えば、アクティブブレーキシステム又は他の車両安全システム)であってもよく、監視システムであってもよく、又はカメラ、携帯電話、ビデオカメラ、若しくはデジタル画像データをキャプチャする他の電子デバイスなどの電子デバイスであってもよい。
【0013】
図1に示すように、システム100は、撮像システム10などの撮像システム、及びホストサブシステム20などのホストサブシステムを含み得る。撮像システム10は、カメラモジュール12を含み得る。カメラモジュール12は、1つ以上の画像センサ14及び1つ以上のレンズを含み得る。カメラモジュール12内のレンズは、一例として、M×Nアレイに配置された個々のMNレンズが挙げられ得る。個々の画像センサ14は、(一例として)対応するM×N画像センサアレイ内に配置され得る。M及びNの値はそれぞれ、1以上であってもよく、それぞれ2以上であってもよく、10を超えてもよく、又は任意の他の好適な値を有してもよい。カメラモジュール12内のそれぞれの画像センサは同一であってもよく、又は所与の画像センサアレイ集積回路内に異なる種類の画像センサが存在してもよい。
【0014】
画像キャプチャ操作中、それぞれのレンズは、関連する画像センサ14上に光を集中させ得る。画像センサ14は、光をデジタルデータに変換する感光素子(例えば、ピクセル)を含み得る。画像センサは、任意の数のピクセル(例えば、数百、数千、数百万、又はそれ以上)を有し得る。典型的な画像センサは、例えば、数百万のピクセル(例えば、メガピクセル)を有し得る。例として、画像センサ14は、バイアス回路(例えば、ソースフォロワ負荷回路)、サンプルアンドホールド回路、相関二重サンプリング(CDS)回路、増幅器回路、アナログデジタル(ADC)コンバータ回路、データ出力回路、メモリ(例えば、バッファ回路)、アドレス回路などを含み得る。
【0015】
画像センサ14からの静止画像データ及びビデオ画像データは、経路26を経由して画像処理及びデータフォーマッティング回路16に提供され得る。画像処理及びデータフォーマッティング回路16は、データフォーマッティング、ホワイトバランス及び露光の調整、ビデオ画像安定化の実装、顔検出などの画像処理機能を実行するために使用され得る。画像処理及びデータフォーマッティング回路16はまた、必要に応じて、生カメラ画像ファイルを(例えば、Joint Photographic Exerts Group、すなわちJPEGフォーマットに)圧縮するために使用され得る。システムオンチップ(SOC)配置と呼ばれることもある典型的な配置では、カメラセンサ14並びに画像処理及びデータフォーマッティング回路16は、共通の半導体基板(例えば、共通のシリコン画像センサ集積回路ダイ)上に実装される。必要に応じて、カメラセンサ14及び画像処理回路16は、別個の半導体基板上に形成されてもよい。例えば、カメラセンサ14及び画像処理回路16は、積層されている別個の基板上に形成されてもよい。
【0016】
撮像システム10(例えば、画像処理及びデータフォーマッティング回路16)は、経路18を介して取得した画像データをホストサブシステム20に伝達し得る。ホストサブシステム20は、ブレーキ又は操縦などの車両機能を制御するための制御信号を外部デバイスに送達するアクティブ制御システムを含み得る。ホストサブシステム20は、画像内のオブジェクトを検出する、画像フレーム間の対象物の動きを検出する、画像内の対象物までの距離を判定する、撮像システム10によって提供される画像をフィルタリングする、ないしは別の方法で処理するための処理ソフトウェアを含み得る。ホストサブシステム20は、画像センサに関連付けられた検証データが、画像センサが適切に機能していないことを示す場合に、画像システム10を無効化し、かつ/又は警告(例えば、自動車のダッシュボード上の警告光、可聴警告、又は他の警告)を生成するように構成された警告システムを含み得る。
【0017】
必要に応じて、システム100は、多くの高レベル機能を使用者に提供し得る。コンピュータ又は高度な携帯電話では、例えば、ユーザアプリケーションを実行する能力がユーザに提供され得る。これらの機能を実装するために、システム100のホストサブシステム20は、キーパッド、入出力ポート、ジョイスティック、及びディスプレイなどの入出力デバイス22と、ストレージ及び処理回路24と、を有し得る。ストレージ及び処理回路24は、揮発性及び不揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、ソリッドステートドライブなど)を含み得る。ストレージ及び処理回路24はまた、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路などを含み得る。撮像システム10の動作中、カメラモジュール12は、ホストサブシステム20に画像フレームを連続的にキャプチャし、提供し得る。
【0018】
システム100は、車両安全システムであってもよい。車両安全システムでは、画像センサによってキャプチャされた画像は、車両を取り囲む環境条件を判定するために、車両安全システムによって使用され得る。例として、車両安全システムは、駐車支援システム、自動又は半自動クルーズコントロールシステム、自動ブレーキシステム、衝突回避システム、レーンキープシステム(レーンドリフト回避システムと呼ばれることもある)、歩行者検出システムなどのシステムを含み得る。少なくともいくつかの場合において、画像センサは、半自律型又は自律型自己駆動車両の一部を形成し得る。車両安全基準は、車両安全システム(画像センサを含む)の任意の構成要素の適切な動作が、車両の運転前、運転中、及び/又は運転後に検証されることを必要とし得る。画像センサの検証動作は、(例えば、撮像システムの起動及び/又は停止時に)車両の動作の前、最中、及び/又は後に、撮像システムによって実行され得る。
【0019】
カメラモジュール12の配置の一例を図2に示す。図2に示すように、カメラモジュール12は、画像センサ14並びに制御及び処理回路16を含む。画像センサ14は、ピクセル28のアレイ30(本明細書では、画像センサピクセル又は画像ピクセル28と呼ばれることもある)、行制御回路32、列制御及び読み出し回路42、並びに検証回路47などのピクセルアレイを含み得る。制御回路16は、行制御回路32に結合され得、かつグローバルデータ経路44を介して列制御及び読み出し回路42に結合され得る。行制御回路32は、制御回路16から行アドレスを受信し得、対応する行制御信号を制御経路128経由で画像ピクセル28に供給する行ドライバ34を有し得る(例えば、デュアル変換利得制御信号、ピクセルリセット制御信号、電荷転送制御信号、ブルーミング制御信号、行選択制御信号、又は任意の他の所望のピクセル制御信号)。検証回路47はまた、行制御信号を受信し得、行制御信号の適切な動作を検証し得る。
【0020】
列制御及び読み出し回路42は、列線40などの1つ以上の導電線を介してピクセルアレイ30の列に結合され得る。列線40は、画像ピクセルアレイ30内の画像ピクセル28のそれぞれの列に結合され得る(例えば、それぞれのピクセル列は、対応する列線40に結合され得る)。1つ以上の列線はまた、検証回路47に結合され得る。列線40は、画像ピクセル28から画像信号を読み出すため、及び画像ピクセル28にバイアス信号(例えばバイアス電流又はバイアス電圧)を供給するために使用され得る。画像ピクセルの読み出し動作中、画像ピクセルアレイ30内のピクセル行は、行制御回路32を使用して選択され得、そのピクセル行の画像ピクセル28に関連付けられた画像データは、列線40上の回路42によって読み出され得る。
【0021】
列制御及び読み出し回路42は、いくつかの列読み出し回路46を含み得る。それぞれの列読み出し回路46は、対応する列線40に結合され得、かつ対応する列線に結合されたピクセル28から画像信号を読み出し、受信し得る。それぞれの列読み出し回路46は、アレイ30から読み出された信号を増幅するための列増幅器などの列回路と、アレイ30から読み出された信号をサンプリングし、記憶するためのサンプルアンドホールド回路と、読み出されたアンログ信号を対応するデジタル信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)回路と、読み出された信号及び任意の他の所望のデータを記憶するための列メモリと、を含み得る。列読み出し回路46は、線44を介して制御及び処理回路16にデジタルピクセル値を出力し得る。
【0022】
アレイ30は、任意の数の行及び列を有し得る。一般に、アレイ30のサイズ並びにアレイ30内の行及び列の数は、画像センサ14の特定の実装に依存することになる。行及び列は、本明細書では概して、それぞれ水平及び垂直であるものとして記載されているが、行及び列は、任意のグリッド様構造(例えば、行として本明細書に記載される特徴は垂直に配置されてもよく、列として本明細書に記載される特徴は水平に配置されてもよい)を指し得る。
【0023】
画像センサの寿命にわたって、画像センサは故障する傾向にあり得る。したがって、図2の画像センサ14は、画像センサの機能性を試験するための検証回路47を含み得る。いくつかの実施形態では、検証回路47は、アレイ30内の撮像ピクセルのそれぞれの行に結合された検証回路ブロックを含み得る。検証回路47は、必要に応じて、論理回路、比較回路、及び/又はラッチ回路を含んでもよい。
【0024】
必要に応じて、行制御回路32及びピクセルアレイ30は、(一例として)単一の集積回路内に一体に集積されてもよい。あるいは、行制御回路32及びピクセルアレイ30は、別個の半導体基板内に実装されてもよい。一実施例では、ピクセルアレイ30及び検証回路47は、第1のチップ内に形成され得る一方、追加回路(例えば、行制御回路32、列制御及び読み出し回路42など)は、第2のチップ内に形成される。第1のチップは、時にピクセルセンサチップと呼ばれる場合もある。第2のチップは、特定用途向け集積回路(ASIC)チップと呼ばれる場合もある。2つのチップは、導電相互接続層(例えば、ハイブリッド接合及び/又は周辺接触パッドにおける接合)によって接続され得る。ピクセルアレイ32のピクセルはまた、必要に応じて、複数の半導体基板の間で分割されてもよい。
【0025】
画像センサ14が積層チップを使用して実装される前述の実施形態では、検証回路(例えば、ピクセルセンサチップ内の検証回路47)はnMOS(nチャネル金属酸化物半導体)トランジスタのみを有することが望ましい場合がある。ピクセルセンサチップ内のnMOSトランジスタのみを含むこと(及びpMOSトランジスタなし)により、製造中にチップを形成するための注入工程の量を低減することができる。加えて、nMOSトランジスタのみを有するピクセルセンサチップを形成すること(及び、pMOSトランジスタなし)により、汚染を低減することができる。したがって、ピクセルセンサチップ内のnMOSトランジスタのみを使用することが望ましい場合がある。画像センサ14の全てが単一の半導体基板を使用して形成されている場合であっても、画像センサの製造の複雑性を低減するために、検証回路47がnMOSトランジスタのみを有することが望ましい場合がある。
【0026】
図3は、図3のピクセル28の例示的な構造を示す回路図である。図3に示すように、ピクセル28は、フォトダイオード54、浮遊拡散領域(FD)56、及び転送トランジスタ58を含む。フォトダイオード54は、衝突する光子を電子又はホールに変換することによって光を感知し得る。転送トランジスタ58は、フォトダイオード54から浮遊拡散領域56へ電荷を転送するためにアサートされ得る。行選択トランジスタ64は、ソースフォロワトランジスタ60のドレインと列出力線40との間に介在する。浮遊拡散領域56から電荷を読み出すために、行選択トランジスタ64がアサートされ、浮遊拡散領域での電荷に対応する電圧が、列出力線40上で読み出される。浮遊拡散領域56は、ソースフォロワトランジスタ60及びリセットトランジスタ62に結合される。ソースフォロワトランジスタはまた、バイアス電圧(例えば、VAAPIX)を提供するバイアス電圧供給線63に結合される。
【0027】
電圧変換への充電が完了し、(行選択トランジスタ64をアサートすることによって)得られた信号がピクセルから転送された後、ピクセルは、リセットトランジスタ62をアサートし、浮遊拡散領域をバイアス電圧供給線63に結合することによってリセットされ得る。いくつかの配置では、ピクセル28内のトランジスタの全ては、nMOSトランジスタであってもよい。換言すれば、転送トランジスタ58、リセットトランジスタ62、ソースフォロワトランジスタ60、及び行選択トランジスタ64は全て、nMOSトランジスタである。転送トランジスタ58は、転送制御信号TXを受信するゲートを有する。行選択トランジスタ64は、行選択制御信号RSを受信するゲートを有する。リセットトランジスタ62は、リセット制御信号RSTを受信するゲートを有する。図3に示すピクセル構造は、単なる例示に過ぎない。必要に応じて、ピクセル28は、任意の所望の構成において任意の他の所望のピクセル構成要素(例えば、1つ以上の蓄積ダイオード、1つ以上の蓄積コンデンサ、アンチブルーミングトランジスタ、1つ以上のデュアル変換利得トランジスタ、1つ以上のデュアル変換利得コンデンサなど)を含んでもよい。
【0028】
図4は、画像センサに含まれ得る例示的な検証回路47を示す概略図である。図示のように、ピクセルアレイ30内の撮像ピクセルのそれぞれの行は、関連する検証回路ブロック47Vを有し得る。それぞれの検証回路ブロック47Vは、その行に関連付けられた1つ以上の行制御信号(例えば、転送制御信号TX、行選択制御信号RS、リセット制御信号RSTなど)を受信し得る。検証回路ブロック47Vは、行制御信号の適切な動作を検証し得る(例えば、行制御信号のうちの1つ以上が所望の方法でアサートされていることを確実にするため)。検証回路ブロックは、列出力線40に結合され得る。
【0029】
図4では、撮像ピクセルの行ごとに1つの検証回路ブロックが示されている。この実施例は単なる例示である。必要に応じて、撮像ピクセルの行ごとに2つ以上の検証回路ブロックが含まれてもよい。検証回路ブロックは、必要に応じて、撮像ピクセルの複数列間で共有されてもよい。図4では、検証回路ブロックは共通出力線40を共有する。この実施例は単なる例示であり、必要に応じて追加の出力線が含まれてもよい。
【0030】
図4の検証回路ブロック47Vは、画像センサ内の行ドライバ(例えば、図2の行ドライバ34)の動作を試験するために使用され得る。行ドライバは、ピクセルアレイ内の撮像ピクセルの行に行制御信号を(例えば、制御線128上で)提供するために使用され得る。対応する行ドライバによって提供され得る例示的な行制御信号は、転送トランジスタ制御信号、リセットトランジスタ制御信号、行選択トランジスタ制御信号、デュアル変換利得トランジスタ制御信号などが挙げられる。
【0031】
行ドライバによって提供される特定の制御信号にかかわらず、行ドライバの適切な動作を検証することができることが望ましい。通常動作中、制御信号は、論理低レベル(例えば、第1の電圧)又は論理高レベル(例えば、第1の電圧とは異なる第2の電圧)のいずれかで提供され得る。制御信号は、所望の方法で撮像ピクセル内のトランジスタを制御するために、低レベルと高レベルとの間で切り替えられ得る。しかしながら、いくつかの事例では、行ドライバは、適切に動作しない場合があり、低レベルと高レベルとの間で制御信号を切り替えることができない場合がある。制御信号は、常に高レベルで(例えば、「高スタック」シナリオで)提供され得るか、又は常に低レベルで(例えば、「低スタック」シナリオで)提供され得る。行ドライバが「高スタック」又は「低スタック」であるとき、撮像ピクセルは適切に動作しない。図5の検証回路ブロックなどの検証回路は、行ドライバが正常に動作しており、高スタックでも低スタックでもないことを検証するために使用され得る。
【0032】
図5の検証回路ブロック47Vは、第1のバイアス電圧供給端子102を含む。バイアス電圧供給端子102は、バイアス電圧(VDDPRECH)を提供し得る。トランジスタ104(例えば、プリチャージトランジスタ104)は、バイアス電圧供給端子に結合され得る。第1のトランジスタ104は、トランジスタ106とバイアス電圧供給端子との間に結合される。トランジスタ106は、トランジスタ104とノード107との間に結合され得る。トランジスタ108は、ノード107とノード109との間に結合され得る。トランジスタ110は、ノード109とトランジスタ112との間に結合され得る。トランジスタ112は、トランジスタ110とバイアス電圧供給端子124との間に結合され得る。バイアス電圧供給端子124は、VDDPRECHとは異なるバイアス電圧(VSSHLOGIC)を提供し得る。
【0033】
したがって、トランジスタ110及び112は、ノード109とバイアス電圧供給端子124との間で直列に結合される。トランジスタ114及び116はまた、ノード109とバイアス電圧供給端子124との間で直列に(トランジスタ110及び112と並列に)結合され得る。
【0034】
コンデンサ118は、電圧VS2にあるノード107に結合される。トランジスタ120は、コンデンサ118とトランジスタ122との間に結合される。トランジスタ122は、トランジスタ120とノード149(コンデンサ150に結合される)との間に結合される。
【0035】
トランジスタ126(例えば、プリチャージトランジスタ126)は、バイアス電圧供給端子に結合され得る。第1のトランジスタ126は、トランジスタ128とバイアス電圧供給端子102との間に結合される。トランジスタ128は、トランジスタ126とノード129との間に結合され得る。トランジスタ130は、ノード129とノード131との間に結合され得る。トランジスタ132は、ノード131とトランジスタ134との間に結合され得る。トランジスタ134は、トランジスタ132とバイアス電圧供給端子124との間に結合され得る。
【0036】
したがって、トランジスタ132及び134は、ノード131とバイアス電圧供給端子124との間で直列に結合される。トランジスタ136及び138はまた、ノード131とバイアス電圧供給端子124との間で直列に(トランジスタ132及び134と並列に)結合され得る。
【0037】
コンデンサ140は、電圧VS1であるノード129に結合される。トランジスタ142は、コンデンサ140とトランジスタ144との間に結合される。トランジスタ144は、トランジスタ142とノード149(コンデンサ150に結合される)との間に結合される。
【0038】
トランジスタ148は、ノード149とトランジスタ146との間に介在する。トランジスタ146は、バイアス電圧供給端子102とトランジスタ148との間に介在する。コンデンサ150(浮遊拡散領域FD、浮遊拡散ノードFDなどと呼ばれることもある)は、トランジスタ152のゲート(ソースフォロワトランジスタと呼ばれることもある)に結合される。トランジスタ152は、バイアス電圧供給端子102とトランジスタ154との間に結合される。トランジスタ154は、ソースフォロワトランジスタ152と列出力線40との間に結合される。トランジスタ154がアサートされると、浮遊拡散領域150上の電圧に比例する出力電圧PIXOUTは、列線40に出力され得る。
【0039】
トランジスタ104及び126は、プリチャージ制御信号「prech」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。したがって、これらのトランジスタは、プリチャージトランジスタ又はプリチャージ制御トランジスタと呼ばれる場合がある。トランジスタ106及び128は、制御信号「convdd」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。convddは、一実施例では、撮像ピクセルの通常動作中、通常は高い制御信号であり得る。トランジスタ106及び128は、プリチャージトランジスタ又はプリチャージ制御トランジスタと呼ばれる場合がある。
【0040】
トランジスタ108及び130は、行ドライバ信号「rowdrv」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。行ドライバ信号は、画像センサ内の行ドライバからの任意の制御信号であり得る。検証回路47Vは、行ドライバ信号「rowdrv」が適切に動作しているかどうかを試験する。行ドライバ信号は、転送トランジスタ制御信号(TX)、リセットトランジスタ制御信号(RST)、行選択トランジスタ制御信号(RS)、デュアル変換利得トランジスタ制御信号などであり得る。トランジスタ108及び130は、行ドライバトランジスタ、試験トランジスタ、検証トランジスタなどと呼ばれる場合がある。
【0041】
トランジスタ110及び132は、行選択読み出し制御信号「sel_row_rd」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。これらのトランジスタは、読み出し位相放電有効化トランジスタ、読み出し位相選択トランジスタ、放電トランジスタなどと呼ばれる場合がある。トランジスタ112及び134は、放電読み出し制御信号「disch_rd」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。これらのトランジスタは、読み出し位相放電有効化トランジスタ、読み出し位相放電トランジスタ、放電トランジスタなどと呼ばれる場合がある。
【0042】
トランジスタ114及び136は、行選択シャッター制御信号「sel_row_sh」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。これらのトランジスタは、シャッター位相放電有効化トランジスタ、シャッター位相選択トランジスタ、放電トランジスタなどと呼ばれる場合がある。トランジスタ116及び138は、放電制御信号「disch」を受信するそれぞれのゲートを有し得る。これらのトランジスタは、シャッター位相放電有効化トランジスタ、放電有効化トランジスタ、シャッター位相放電トランジスタ、放電トランジスタなどと呼ばれる場合がある。
【0043】
トランジスタ120は、コンデンサ転送制御信号CS2を受信するゲートを有し得る。トランジスタ120は、転送トランジスタ、コンデンサ転送トランジスタなどと呼ばれる場合がある。トランジスタ142は、コンデンサ転送制御信号CS1を受信するゲートを有し得る。トランジスタ142は、転送トランジスタ、コンデンサ転送トランジスタなどと呼ばれる場合がある。
【0044】
トランジスタ122、144、148、及び154は、行選択制御信号RSを受信し得る。行選択制御信号は、検証回路47を含むピクセルの行の試験が必要とされるときにアサートされ得る。トランジスタ122、144、148、及び154は、行選択トランジスタと呼ばれる場合がある。トランジスタ146は、リセット制御信号RSTを受信するゲートを有し得る。トランジスタ146は、リセットトランジスタと呼ばれる場合がある。
【0045】
図5に示される検証回路の配置は、単なる例示である。必要に応じて、図5に示すトランジスタのうちの1つ以上が省略されてもよい。例えば、トランジスタ104、106、108、110、112、114、116、126、128、130、132、134、136、138、120、122、142、144、146、148、152、及び154のうちの1つ以上が省略され得る。
【0046】
図5の検証回路の動作は、3つの位相を有し得る。まず、プリチャージ位相中に、コンデンサ118及び140はVDDPRECHに充電され得る。次に、意図的な放電位相中に、コンデンサ118及び140はVSSHLOGICまで放電され得る。最後に、読み出し位相を使用して、試験されている行ドライバが適切に動作しているかどうかが検証され得る。これらの動作の位相は、図6図9に関連してより詳細に説明される。
【0047】
図6は、プリチャージ位相及び意図的な放電位相中の図5の検証回路47Vの動作を示すタイミング図である。図示のように、プリチャージ位相中、制御信号prech及びconvddは高く上昇し得る。これにより、トランジスタ104及び106がアサートされ、コンデンサ118がバイアス電圧供給端子102からVDDPRECHに充電される。また、これにより、トランジスタ126及び128がアサートされ、コンデンサ140がバイアス電圧供給端子102からVDDPRECHに充電される。
【0048】
残りの制御信号(例えば、sel_row_sh、disch、sel_row_rd、disch_rd、及びrowdrv)は、コンデンサ118及び140がプリチャージレベルに留まるようにプリチャージ位相中は低いままであり得る。直列の複数のトランジスタが、放電が生じるようにアサートされなければならないため、トランジスタ(例えば、トランジスタ108又はトランジスタ130)のうちの1つは、コンデンサの放電を引き起こすことなく、プリチャージ位相中に高く上昇し得る。
【0049】
(プリチャージ位相が終了した後)では、コンデンサ118及び140はVDDPRECHに充電される。次に、意図的な放電位相が存在し得る。これは、行ドライバからの信号を受信する撮像ピクセルの動作のシャッター位相中に生じ得る。意図的な放電位相中、制御信号sel_row_sh及びdischは高く上昇する。この結果、トランジスタ114、116、136、及び138がアサートされる。トランジスタ114及び116がアサートされる一方、トランジスタ108のアサーションは、コンデンサ118をVSSHLOGICまで放電させることになる。トランジスタ136及び138がアサートされる一方、トランジスタ130のアサーションは、コンデンサ140をVSSHLOGICまで放電させることになる。rowdrv制御信号は、(適切に動作する場合)意図的な放電位相中に1回以上アサートされ、それによってコンデンサ118及び140を放電させ得る。
【0050】
したがって、tにおいて、行ドライバが適切に動作しており、rowdrvが意図的な放電位相中にアサートされている場合、コンデンサ118及び140は両方ともVSSHLOGICにあることになる。行ドライバが誤動作しており、rowdrivが高スタックである場合、コンデンサは依然として放電されることになる(トランジスタ108及び130が意図的な放電位相中にアサートされることに起因する)。したがって、行ドライバが高スタックであっても、両方のコンデンサ118及び140は、tにおいてVSSHLOGICにあることになる。行ドライバが誤動作し、rowdrvが低スタックである場合、トランジスタ108及び130は、意図的な放電位相中にアサートされない。したがって、コンデンサ118及び140は放電されず、コンデンサ118及び140は両方とも依然として、tにおいてプリチャージレベルVDDPRECHにあることになる。
【0051】
意図的な放電位相の後、読み出し位相が実行され得る。図7は、行ドライバが適切に動作しているときの読み出し位相を示す。図8は、行ドライバが高スタックであるときの読み出し位相を示す。図9は、行ドライバが低スタックであるときの読み出し位相を示す。
【0052】
図7に示されるように、読み出し位相中、制御信号sel_row_rd、rs、disch_rd、rst、及びcs2は、tで高く上昇し得る。sel_row_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ110及び132が読み出し位相全体を通じてアサートされる。disch_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ112及び134が読み出し位相全体を通じてアサートされる。トランジスタ110及び112は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ118をVSHHLOGICまで放電させることになる。トランジスタ132及び134は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ140をVSHHLOGICまで放電させることになる。
【0053】
行選択制御信号RSは、読み出し位相を通じてアサートされ、それにより、トランジスタ122、144、148、及び154が読み出し位相を通じてアサートされる。このため、列出力線40へのPIXOUTのサンプリングが可能になる。
【0054】
図7に示すように、リセット制御信号RST及びコンデンサ転送信号CS2は、tとtとの間で高く上昇する。その結果、浮遊拡散領域150はVDDRPRECHにリセットされる行ドライバは正常に動作しているため、コンデンサ118及び140は、VSSHLOGICにおいて読み出し位相を(例えば、tの前に)開始する。しかしながら、トランジスタ120、122、148、及び146は全て、tとtとの間でアサートされる。これにより、コンデンサ118がVDDRPRECHにリセットされるしかしながら、CS1は、この時点で低いままである。したがって、トランジスタ142はアサートされず、コンデンサ140はVSSHLOGICに留まる。
【0055】
制御信号rst及びcs2が低下した(トランジスタ120及び146のデアサート)後、浮遊拡散150における電圧は、tでサンプリングされ得る。このサンプルは、浮遊拡散領域のリセットレベルとみなすことができ、サンプルアンドホールドリセット(SHR)と呼ばれる場合がある。
【0056】
で、CS1が高く上昇する。これにより、コンデンサ140(VSSHLOGIC)からの電圧が浮遊拡散領域150に転送される。したがって、図7に示すように、FD電圧は降下する。tで、FD電圧がサンプリングされる。このサンプルは、浮遊拡散領域の信号レベルとみなすことができ、サンプルアンドホールド信号(SHS)と呼ばれる場合がある。
【0057】
で、制御信号(例えば、CS1、sel_row_rd、rs、disch_rd)が低レベルに戻され得る。
【0058】
図7に示されるように、tのSHRとtのSHSとの間のPIXOUTには、スイングが存在する。2つのサンプル間のPIXOUTの差は、試験される行ドライバ信号が適切に動作していることを示す。図8及び図9に示されるように、PIXOUTは、行ドライバが高スタック又は低スタックであるときに、tとtとの間のいかなる変化も有し得ない。
【0059】
図8は、行ドライバが高スタックであるときの読み出し位相を示すタイミング図である。図6に関連して説明されるように、行ドライバが高スタックであるとき、コンデンサ118及び140は依然として、VSSHLOGICで読み出し位相に入ることになる。
【0060】
読み出し位相中、制御信号sel_row_rd、rs、disch_rd、rst、及びcs2は、tで高く上昇し得る。sel_row_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ110及び132が読み出し位相全体を通じてアサートされる。disch_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ112及び134が読み出し位相全体を通じてアサートされる。トランジスタ110及び112は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ118をVSHHLOGICまで放電させることになる。トランジスタ132及び134は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ140をVSHHLOGICまで放電させることになる。
【0061】
行選択制御信号RSは、読み出し位相を通じてアサートされ、それにより、トランジスタ122、144、148、及び154が読み出し位相を通じてアサートされる。このため、列出力線40へのPIXOUTのサンプリングが可能になる。
【0062】
図8に示すように、リセット制御信号RST及びコンデンサ転送信号CS2は、tとtとの間で高く上昇する。その結果、浮遊拡散領域150はVDDPRECHにリセットされるとt間との間で、トランジスタ120、122、148、及び146は全てアサートされる。これにより、コンデンサ118がVDDPRECHにリセットされる。CS1は、この時点で低いままである。したがって、トランジスタ142はアサートされず、コンデンサ140はVSSHLOGICに留まる。
【0063】
制御信号rst及びcs2が降下した(トランジスタ120及び146のデアサート)後、コンデンサ118における電圧VS2は、コンデンサの意図しない放電に起因してVDDPRECHからVSSHLOGICに降下し得る。コンデンサは、読み出し位相の開始時にVDDPRECHにリセットされたが、行ドライバ信号rowdrvが高スタックであるという事実は、トランジスタ108、110、及び112が全てアサートされることを意味する。したがって、コンデンサは、以前にVDDPRECHにリセットされているにもかかわらず、VSSHLOGICまで意図せず放電される。
【0064】
浮遊拡散150における電圧は、tでサンプリングされ得る。このサンプル(SHR)中、浮遊拡散は、rowdrvが高スタックであることによって生じる意図しない放電に起因して、VSSHLOGICでサンプリングされる。
【0065】
で、CS1が高く上昇する。これにより、コンデンサ140(VSSHLOGIC)からの電圧が浮遊拡散領域150に転送される。しかしながら、FDは既にVSSHLOGICであるため、FD電圧への変化はない。tで、FD電圧がサンプリングされる(SHS)。
【0066】
で、制御信号(例えば、CS1、sel_row_rd、rs、disch_rd)が低レベルに戻され得る。
【0067】
図8に示すように、tでのSHRとtでのSHSとの間のPIXOUTにスイングは存在しない。2つのサンプル間にPIXOUTのスイングがないことは、試験されている行ドライバ信号が適切に動作していないことを示す。
【0068】
図9は、行ドライバが低スタックであるときの読み出し位相を示すタイミング図である。図6に関連して説明されるように、行ドライバが低スタックであるとき、コンデンサ118及び140は、VDDPRECHで読み出し位相に入ることになる。
【0069】
読み出し位相中、制御信号sel_row_rd、rs、disch_rd、rst、及びcs2は、tで高く上昇し得る。sel_row_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ110及び132が読み出し位相全体を通じてアサートされる。disch_rdを読み出し位相を通じてアサートすることにより、トランジスタ112及び134が読み出し位相全体を通じてアサートされる。トランジスタ110及び112は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ118をVSHHLOGICまで放電させることになる。トランジスタ132及び134は両方とも、読み出し位相を通じてアサートされるため、rowdrvのいかなるアサーションも、コンデンサ140をVSHHLOGICまで放電させることになる。
【0070】
行選択制御信号RSは、読み出し位相を通じてアサートされ、それにより、トランジスタ122、144、148、及び154が読み出し位相を通じてアサートされる。このため、列出力線40へのPIXOUTのサンプリングが可能になる。
【0071】
図9に示すように、リセット制御信号RST及びコンデンサ転送信号CS2は、tとtとの間で高く上昇する。その結果、浮遊拡散領域150はVDDPRECHにリセットされるとt間との間で、トランジスタ120、122、148、及び146は全てアサートされる。これにより、コンデンサ118が意図的な放電位相中に適切に放電された場合、コンデンサ118がVDDPRECHにリセットされることになる。しかしながら、rowdrvが低スタック状態であるため、コンデンサ118は既にVDDPRECHにあり、リセットによるコンデンサ電圧レベルの変化はない。CS1は、この時点で低いままである。トランジスタ142はアサートされず、コンデンサ140もVDDPRECHに留まる。
【0072】
制御信号rst及びcs2が低下した(トランジスタ120及び146のデアサート)後、浮遊拡散150における電圧は、tでサンプリングされ得る。このサンプルは、浮遊拡散領域のリセットレベルとみなすことができ、サンプルアンドホールドリセット(SHR)と呼ばれる場合がある。
【0073】
で、CS1が高く上昇する。これにより、コンデンサ140(VDDPRECH)からの電圧が浮遊拡散領域150に転送される。しかしながら、FDは既にVDDPRECHであるため、FD電圧への変化はない。tで、FD電圧がサンプリングされる(SHS)。
【0074】
で、制御信号(例えば、CS1、sel_row_rd、rs、disch_rd)が低レベルに戻され得る。
【0075】
図9に示すように、tでのSHRとtでのSHSとの間のPIXOUTにスイングは存在しない。2つのサンプル間にPIXOUTのスイングがないことは、試験されている行ドライバ信号が適切に動作していないことを示す。
【0076】
したがって、図5の検証回路は、行ドライバ制御信号が、高状態と低状態との間で適切に切り替えられているかどうかを判定することができる。図5の検証回路を形成するために使用されるトランジスタは全て、nチャネル金属酸化物半導体(nMOS)トランジスタであってもよい。ピクセルセンサチップ内のnMOSトランジスタのみを含むこと(及びpMOSトランジスタなし)により、製造中にチップを形成するための注入工程の量を低減することができる。加えて、nMOSトランジスタのみを有するピクセルセンサチップを形成すること(及び、pMOSトランジスタなし)により、汚染を低減することができる。図5の検証回路は、nMOSトランジスタのみを使用して動作可能であり得る。加えて、図5の検証回路は、行ドライバ制御信号のいずれの中間修正もなしに、行ドライバ制御信号を試験し得る(例えば、行ドライバ制御信号を試験前にシフトするためにレベルシフタを必要としない)。検証回路は、ピクセルが行う正確な形態で行ドライバ制御信号を受信する。これにより、検証回路内の故障の機会が低減される。図5の検証回路はまた、レベルシフタ、ラッチ回路、又は追加の回路が使用される配置と比較して、ピクセルセンサチップ上の最小空間を占有し得る。
【0077】
図5では、2つの同一の回路が浮遊拡散領域に結合されることを理解されたい。例えば、トランジスタ104、106、108、110、112、114、116、120、及び122、並びにコンデンサ118は、回路の第1の分岐を形成する。トランジスタ126、128、130、132、134、136、138、142、及び144、並びにコンデンサ140は、回路の第2の分岐を形成する。第1及び第2の分岐は、同じ構造を有する。場合によっては、2つの分岐のうちの1つは省略されてもよく、検証回路は単一の分岐のみを含んでもよい。例えば、3つのトランジスタ読み出し(3T読み出し)が使用される場合、1つの分岐のみが必要とされ得る。4つのトランジスタ読み出し(4T読み出し)が使用される場合、高スタックの行ドライバ信号の検出を可能にするために、図5のように2つの分岐が使用され得る。
【0078】
一実施形態によれば、画像センサは、撮像ピクセルのアレイと、撮像ピクセルのアレイに制御信号を提供する行ドライバと、行ドライバの動作を試験するように構成された検証回路と、を含み得る。検証回路は、蓄積コンデンサと、第1のバイアス電圧供給端子と、蓄積コンデンサと第1のバイアス電圧供給端子との間に介在する第1のトランジスタと、第2のバイアス電圧供給端子と、蓄積コンデンサと第2のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合された第2及び第3のトランジスタと、を含み得る。
【0079】
別の実施形態によれば、第2のトランジスタは、行ドライバから制御信号を受信するゲートを有し得る。
【0080】
別の実施形態によれば、検証回路はまた、浮遊拡散領域と、蓄積コンデンサと浮遊拡散領域との間に介在する第4のトランジスタと、を含み得る。
【0081】
別の実施形態によれば、検証回路はまた、浮遊拡散領域に結合されたゲートを有するソースフォロワトランジスタと、ソースフォロワトランジスタと出力線との間に結合された行選択トランジスタと、を含み得る。
【0082】
別の実施形態によれば、検証回路はまた、蓄積コンデンサと第2のバイアス電圧供給端子との間で第2のトランジスタと直列に、かつ第3のトランジスタと並列に結合された第5のトランジスタを含み得る。
【0083】
別の実施形態によれば、第1、第2、第3、第4、及び第5のトランジスタ、並びに蓄積コンデンサは、第1の検証回路分岐の少なくとも一部を形成し得、検証回路は、第1の検証回路分岐と同じ配置を有する第2の検証回路分岐を含み得る。
【0084】
別の実施形態によれば、蓄積コンデンサは第1の蓄積コンデンサであってもよく、検証回路はまた、第2の蓄積コンデンサと、第2の蓄積コンデンサと第1のバイアス電圧供給端子との間に介在する第6のトランジスタと、第2の蓄積コンデンサと第2のバイアス電圧供給端子との間に直列に結合された第7及び第8のトランジスタと、第2の蓄積コンデンサと浮遊拡散領域との間に介在する第9トランジスタと、第2の蓄積コンデンサと第2のバイアス電圧供給端子との間で第7のトランジスタと直列に、かつ第8トランジスタと並列に結合された第10トランジスタと、を含み得る。
【0085】
別の実施形態によれば、第2のトランジスタは、行ドライバから制御信号を受信するゲートを有し得、第7のトランジスタは、行ドライバから制御信号を受信するゲートを有し得る。
【0086】
別の実施形態によれば、検証回路はまた、第11のトランジスタであって、第1及び第11のトランジスタは、第1の蓄積コンデンサと第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合される、第11のトランジスタと、第12のトランジスタであって、第6及び第12のトランジスタは、第2の蓄積コンデンサと第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合される、第12のトランジスタと、を含み得る。
【0087】
別の実施形態によれば、検証回路はまた、浮遊拡散領域と第1のバイアス電圧供給端子との間に結合されたリセットトランジスタを含み得る。
【0088】
一実施形態によれば、画像センサは、第1の行を有する撮像ピクセルのアレイと、第1の行に制御信号を提供するように構成された行ドライバと、行ドライバの制御信号及び試験動作を受信するように構成された検証回路ブロックと、を含み得る。検証回路ブロックは、電荷蓄積領域と、電荷蓄積領域と第1のバイアス電圧供給端子との間に結合されたプリチャージトランジスタと、電荷蓄積領域と第2のバイアス電圧供給端子との間に結合され、制御信号を受信するゲートを有する検証トランジスタと、を含み得る。
【0089】
別の実施形態によれば、電荷蓄積領域、プリチャージトランジスタ、及び検証トランジスタは、検証回路ブロックの第1の分岐の少なくとも一部を形成し得、検証回路ブロックは、第1の分岐と同じ第2の分岐を含み得る。
【0090】
別の実施形態によれば、検証回路ブロックはまた、プリチャージトランジスタに結合された第1のトランジスタを含み得る。プリチャージトランジスタ及び第1のトランジスタは、第1のバイアス電圧供給端子と電荷蓄積領域との間で直列に結合され得る。
【0091】
別の実施形態によれば、検証回路ブロックはまた、電荷蓄積領域と第2のバイアス電圧供給端子との間で検証トランジスタと直列に結合された第2及び第3のトランジスタを含み得る。
【0092】
別の実施形態によれば、検証回路ブロックはまた、電荷蓄積領域と第2のバイアス電圧供給端子との間で検証トランジスタと直列に結合された第4及び第5のトランジスタを含み得る。第4及び第5のトランジスタは、検証トランジスタと第2のバイアス電圧供給端子との間で第2及び第3のトランジスタと並列に結合され得る。
【0093】
別の実施形態によれば、検証回路ブロックはまた、浮遊拡散領域、並びに電荷蓄積領域と浮遊拡散領域との間で直列に結合された第6及び第7のトランジスタを含み得る。
【0094】
別の実施形態によれば、検証回路ブロックは、浮遊拡散領域と第1のバイアス電圧供給端子との間で直列に結合された第8及び第9のトランジスタと、浮遊拡散領域に結合されたゲートを有するソースフォロワトランジスタと、ソースフォロワトランジスタと列出力線との間に結合された行選択トランジスタと、を含み得る。
【0095】
一実施形態によれば、画像センサはまた、撮像ピクセルのアレイと、撮像ピクセルのアレイに制御信号を提供する行ドライバと、第1及び第2の蓄積コンデンサ並びに制御信号を受信する対応の第1及び第2のゲートを有する第1及び第2のトランジスタを含む検証回路と、を含み得る。検証回路は、第1及び第2の蓄積コンデンサを第1のバイアス電圧にプリチャージし、第1及び第2の蓄積コンデンサを第1及び第2のトランジスタを使用して第2のバイアス電圧まで意図的に放電し、第1の蓄積コンデンサのみを第1のバイアス電圧にリセットし、第1の蓄積コンデンサからの第1のサンプル及び第2の蓄積コンデンサからの第2のサンプルを使用して行ドライバの動作を試験するように構成され得る。
【0096】
別の実施形態によれば、第1及び第2の蓄積コンデンサを第1のバイアス電圧にプリチャージすることは、第1及び第2の蓄積コンデンサと第1のバイアス電圧供給端子との間に介在する第1及び第2のプリチャージトランジスタをアサートすることを含み得る。
【0097】
別の実施形態によれば、第1及び第2のトランジスタは、第1及び第2の蓄積コンデンサと第2のバイアス電圧供給端子との間に結合され得、第1及び第2の蓄積コンデンサを第2のバイアス電圧に意図的に放電することは、第1及び第2のトランジスタをアサートすることを含み得る。
【0098】
上記は、本発明の原理の単なる例示に過ぎず、当業者は様々な修正を行うことができる。前述の実施形態は、個別に、又は任意の組み合わせで実装され得る。
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