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特許7575500インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置及び細長い医療器具の送出方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置及び細長い医療器具の送出方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 34/37 20160101AFI20241022BHJP
【FI】
A61B34/37
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022581021
(86)(22)【出願日】2022-10-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-23
(86)【国際出願番号】 CN2022127423
(87)【国際公開番号】W WO2024031840
(87)【国際公開日】2024-02-15
【審査請求日】2022-12-27
(31)【優先権主張番号】202210944474.6
(32)【優先日】2022-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】321004231
【氏名又は名称】深▲セン▼愛博合創医療机器人有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】弁理士法人ATEN
(72)【発明者】
【氏名】ヤン リィァンヂォン
(72)【発明者】
【氏名】レン ウェンヨン
【審査官】滝沢 和雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-076361(JP,A)
【文献】特開2017-205546(JP,A)
【文献】特開2022-165406(JP,A)
【文献】特表2014-534080(JP,A)
【文献】特表2017-523878(JP,A)
【文献】特表2019-521740(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0297864(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0236217(US,A1)
【文献】国際公開第2018/176458(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第114983578(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第114391961(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105662588(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第114224493(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第114391948(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 34/30-34/37
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタンドと、
前記スタンドに固設され、細長い医療器具の一端をクランプし、前記細長い医療器具を送出するための第1駆動機構と、
前記スタンドに移動可能に設けられ、前記細長い医療器具の他端をクランプし、前記スタンドでの変位によって前記細長い医療器具を送出するための第2駆動機構と、
前記スタンドに装着されて、前記第2駆動機構を細長い医療器具の送出方向に沿って変位させるように駆動するための駆動アセンブリと、
前記駆動アセンブリに設けられ、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られた状態にあるか否かを検出するための検出部材と、を含み、
作動する場合、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構の間の細長い医療器具が屈曲状態であり、前記第1駆動機構によって前記細長い医療器具を送出し、第1駆動機構と第2駆動機構の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られたことが前記検出部材によって検出されると、第2駆動機構を作動させて細長い医療器具の後端を送出し、前記第2駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度は、前記第1駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度と同じである、インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項2】
前記駆動アセンブリは、前記スタンドに装着された駆動モータと、前記スタンドに設けられて前記駆動モータに伝動可能に接続されたスクリュー構造とを含み、前記スクリュー構造は、前記第2駆動機構に接続されて、前記第2駆動機構を前記スタンドで変位させるように駆動する、請求項1に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項3】
前記スクリュー構造は、スクリューとナットホルダとを含み、前記スクリューと前記ナットホルダは螺合され、前記駆動モータは、第1支持板を介して前記スタンドに装着され、前記スクリューの一端は、前記駆動モータの出力端に設けられ、他端は、前記スタンドに装着された第2支持板に回転可能に接続される、請求項2に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項4】
前記検出部材は圧力センサであり、前記ナットホルダは、接続ブロックに固定的に接続され、前記ナットホルダは、ベースプレートとスリーブ軸とを含み、前記スリーブ軸は、前記圧力センサと前記接続ブロックを順次貫通し、前記圧力センサは、前記ベースプレートと前記接続ブロックの間に位置する、請求項3に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項5】
前記駆動アセンブリは、前記スタンドに装着された駆動モータと、前記スタンドに設けられて前記駆動モータに伝動可能に接続された同期ベルト構造とを含み、前記同期ベルト構造は、前記第2駆動機構に接続されて、前記第2駆動機構を前記スタンドで変位させるように駆動する、請求項1に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項6】
前記同期ベルト構造は、前記駆動モータの出力端に設けられたマスタ同期プーリーと、前記スタンドに装着された第2支持板と、前記第2支持板に装着されたスレーブ同期プーリーと、前記マスタ同期プーリー及び前記スレーブ同期プーリーにラッピングされた同期ベルトとを含む、請求項5に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項7】
前記第1駆動機構は、前記スタンドの端部に設けられ、前記駆動モータは、前記第1駆動機構に近い位置に設けられる、請求項2又は5に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項8】
駆動アセンブリは、前記スタンドに装着されて前記第2駆動機構を細長い医療器具の送出方向に沿って変位させるように駆動する線形モジュールである、請求項1に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項9】
前記スタンドには、ガイドレールとスライドブロックが装着され、前記ガイドレールの延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致し、前記スライドブロックは、前記ガイドレールに取り付けられ、且つ前記ガイドレールに沿ってスライド可能であり、前記第2駆動機構は、接続板を介して前記スライドブロックに接続される、請求項1に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項10】
前記ガイドレールの両側には、それぞれスライド溝が設けられ、前記スライド溝は、前記ガイドレールの延在方向に沿って延在し、前記スライドブロックの底部には、係止溝が設けられ、前記係止溝内の対向する2つの側壁には、それぞれ係止突起が設けられ、前記スライドブロックが前記ガイドレールと係合して取り付けられる場合、前記ガイドレールの前記スライドブロックに近い面は前記係止溝に係入され、前記係止突起は前記係止溝に対応して嵌合され、よって、前記スライドブロックは、前記ガイドレールに沿ってスライドすることができる、請求項9に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項11】
前記接続板は、接続セグメント、第1取り付けセグメント及び第2取り付けセグメントを含み、前記第1取り付けセグメント、前記第2取り付けセグメントは、それぞれ前記接続セグメントの両側に垂直に接続され、且つ互いに乖離する方向に延在し、前記スライドブロックは、前記第1取り付けセグメントに装着され、前記第2駆動機構は、前記第2取り付けセグメントに装着される、請求項10に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項12】
前記スタンドには、さらにドラッグチェーンが装着され、前記ドラッグチェーンは、前記第2駆動機構に電気的に接続されたガイドワイヤグループを収容するために使用され、前記ドラッグチェーンの延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致する、請求項9に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項13】
さらに、前記第2駆動機構の移動距離を測定するための変位測定部材を含み、前記変位測定部材は、前記スタンドに装着されたメインスケールと、前記接続板に装着された読み取りヘッドとを含み、前記メインスケールは、前記ドラッグチェーンと前記ガイドレールの間に設けられ、且つ延在方向が細長い医療器具の送出方向と一致し、前記読み取りヘッドは、前記メインスケールの位置に対応する、請求項12に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項14】
前記メインスケールは、グレーティングスケール又は磁気スケールであり、前記読み取りヘッドは、前記グレーティングスケール又は前記磁気スケールに対応する、請求項13に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項15】
前記第1駆動機構には、細長い医療器具を送出するための軸線送出アセンブリが設けられ、前記軸線送出アセンブリは、前記第1駆動機構に回転可能に装着された幾つかのローラと、前記第1駆動機構に装着されて、前記ローラを回転させるように駆動するための駆動ユニットと、を含み、幾つかの前記ローラは、細長い医療器具の両側に設けられる、請求項1に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項16】
前記第1駆動機構及び前記第2駆動機構に覆われたカバーをさらに含み、前記カバーと前記第1駆動機構は、前記軸線送出アセンブリを収容するための分離空間として囲まれる、請求項15に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【請求項17】
第2駆動機構の送出ストロークは0.3m~1.5mである、請求項15に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2022年8月8日に中国特許局に提出された、出願番号が202210944474.6であり、発明名称が「インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照により本出願に組み込まれる。
本出願は、医療器具のロボットの技術分野に関し、特に、インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置及び細長い医療器具の送出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターベンション治療は、現代のハイテク手段を使用した低侵襲治療であり、医用画像機器のガイドにより、特製されたカテーテル、ガイドワイヤなどの精密器具を人体に引き込み、体内病態の診断及び局所的な治療を行う。
【0003】
従来のインターベンション手術ロボットは、幾つかの駆動装置の協働作動によってカテーテルを送出する。発明者は、カテーテルの送出プロセスにおいて、カテーテルの送出方向に沿った幾つかの駆動装置の十分な移動ストロークを保証できるように、機器が十分な内部空間を有する必要があり、その結果、機器全体の体積が大き過ぎて重くなり、手術ロボットの空間的レイアウトに不利であることが認識される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の主な目的は、従来の機器全体の体積が大き過ぎて重くなり、手術ロボットの空間的レイアウトに不利であるという上記の技術的課題を解決するために、インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置及び細長い医療器具の送出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願は以下の技術的解決手段を提供し、つまり、
スタンドと、
前記スタンドに固設され、細長い医療器具の一端をクランプし、前記細長い医療器具を送出するための第1駆動機構と、
前記スタンドに移動可能に設けられ、前記細長い医療器具の他端をクランプし、前記スタンドでの変位によって前記細長い医療器具を送出するための第2駆動機構と、
前記スタンドに装着されて、前記第2駆動機構を細長い医療器具の送出方向に沿って変位させるように駆動するための駆動アセンブリと、
前記駆動アセンブリに設けられ、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られた状態にあるか否かを検出するための検出部材と、を含み、
作動する場合、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構の間の細長い医療器具が屈曲状態であり、前記第1駆動機構によって前記細長い医療器具を送出し、第1駆動機構と第2駆動機構の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られたことが前記検出部材によって検出されると、前記第2駆動機構を作動させて細長い医療器具の後端を送出し、前記第2駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度は、前記第1駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度と同じである、インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置を提供する。
【0006】
さらに、前記駆動アセンブリは、前記スタンドに装着された駆動モータと、前記スタンドに設けられて前記駆動モータに伝動可能に接続されたスクリュー構造とを含み、前記スクリュー構造は、前記第2駆動機構に接続されて、前記第2駆動機構を前記スタンドで変位させるように駆動する。
【0007】
さらに、前記スクリュー構造は、スクリューとナットホルダとを含み、前記スクリューと前記ナットホルダは螺合され、前記駆動モータは、第1支持板を介して前記スタンドに装着され、前記スクリューの一端は、前記駆動モータの出力端に設けられ、他端は、前記スタンドに装着された第2支持板に回転可能に接続される。
【0008】
さらに、前記検出部材は圧力センサであり、前記ナットホルダは、接続ブロックに固定的に接続され、前記ナットホルダは、ベースプレートとスリーブ軸とを含み、前記スリーブ軸は、前記圧力センサと前記接続ブロックを順次貫通し、前記圧力センサは、前記ベースプレートと前記接続ブロックの間に位置する。
【0009】
さらに、前記駆動アセンブリは、前記スタンドに装着された駆動モータと、前記スタンドに設けられて前記駆動モータに伝動可能に接続された同期ベルト構造とを含み、前記同期ベルト構造は、前記第2駆動機構に接続されて、前記第2駆動機構を前記スタンドで変位させるように駆動する。
【0010】
さらに、前記同期ベルト構造は、前記駆動モータの出力端に設けられたマスタ同期プーリーと、前記スタンドに装着された第2支持板と、前記第2支持板に装着されたスレーブ同期プーリーと、前記マスタ同期プーリー及び前記スレーブ同期プーリーにラッピングされた同期ベルトと、を含む。
【0011】
さらに、前記第1駆動機構は、前記スタンドの端部に装着され、前記駆動モータは、前記第1駆動機構に近い位置に設けられる。
【0012】
さらに、駆動アセンブリは、前記スタンドに装着されて、前記第2駆動機構を細長い医療器具の送出方向に沿って変位させるように駆動する線形モジュールである。
【0013】
さらに、前記スタンドには、ガイドレールとスライドブロックが装着され、前記ガイドレールの延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致し、前記スライドブロックは、前記ガイドレールに取り付けられ、且つ前記ガイドレールに沿ってスライド可能であり、前記第2駆動機構は、接続板を介して前記スライドブロックに接続される。
【0014】
さらに、前記ガイドレールの両側には、それぞれスライド溝が設けられ、前記スライド溝は、前記ガイドレールの延在方向に沿って延在し、前記スライドブロックの底部には、係止溝が設けられ、前記係止溝内の対向する2つの側壁には、それぞれ係止突起が設けられ、前記スライドブロックが前記ガイドレールと係合して取り付けられる場合、前記ガイドレールの前記スライドブロックに近い面は前記係止溝に係入され、前記係止突起は前記係止溝に対応して嵌合され、よって、前記スライドブロックは、前記スライドレールに沿ってスライドすることができる。
【0015】
さらに、前記接続板は、接続セグメント、第1取り付けセグメント及び第2取り付けセグメントを含み、前記第1取り付けセグメント、前記第2取り付けセグメントは、それぞれ前記接続セグメントの両側に垂直に接続され、且つ互いに乖離する方向に延在し、前記スライドブロックは、前記第1取り付けセグメントに装着され、前記第2駆動機構は、前記第2取り付け部に装着される。
【0016】
さらに、前記スタンドには、さらにドラッグチェーンが装着され、前記ドラッグチェーンは、前記第2駆動機構に電気的に接続されたガイドワイヤグループを収容するために使用され、前記ドラッグチェーンの延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致する。
【0017】
さらに、前記第2駆動機構の移動距離を測定するための変位測定部材をさらに含み、前記変位測定部材は、前記スタンドに装着されたメインスケールと、前記接続板に装着された読み取りヘッドとを含み、前記メインスケールは、前記ドラッグチェーンと前記ガイドレールの間に設けられ、延在方向が細長い医療器具の送出方向と一致し、前記読み取りヘッドは、前記メインスケールの位置に対応する。
【0018】
さらに、前記メインスケールは、グレーティングスケール又は磁気スケールであり、前記読み取りヘッドは、前記グレーティングスケール又は前記磁気スケールに対応する。
【0019】
さらに、前記第1駆動機構には、細長い医療器具を送出するための軸線送出アセンブリが設けられ、前記軸線送出アセンブリは、前記第1駆動機構に回転可能に装着された幾つかのローラと、前記第1駆動機構に装着されて、前記ローラを回転させるように駆動するための駆動ユニットと、を含み、幾つかの前記ローラは、細長い医療器具の両側に設けられる。
【0020】
さらに、前記第1駆動機構及び前記第2駆動機構に覆われたカバーをさらに含み、前記カバーと前記第1駆動機構は、前記軸線送出アセンブリを収容するための分離空間として囲まれる。
【0021】
さらに、第2駆動機構の送出ストロークは、0.3m~1.5mである。
【0022】
本出願は、
前記第1駆動機構によって前記細長い医療器具の一端をクランプし、前記第2駆動機構によって前記細長い医療器具の他端をクランプするステップであって、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構の間のカテーテルが屈曲状態であるステップと、
第1駆動機構と第2駆動機構の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られたことが前記検出部材によって検出されると、前記第2駆動機構を作動させて細長い医療器具の後端を送出するステップであって、前記第2駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度が、前記第1駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度と同じであるステップと、を含む、上記のいずれか一項に記載のインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置に応用される細長い医療器具の送出方法をさらに提供する。
【有益な効果】
【0023】
本出願によって提供されるインターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置及び細長い医療器具の送出方法では、前記装置は、スタンドと、前記スタンドに固設され、細長い医療器具の一端をクランプし、前記細長い医療器具を送出するための第1駆動機構と、前記スタンドに移動可能に設けられ、前記細長い医療器具の他端をクランプし、前記スタンドでの変位によって前記細長い医療器具を送出するための第2駆動機構と、を含む。第1駆動機構が固定的に設けられ、第2駆動機構だけがスタンドで変位するため、合理的な構造設計により、スレーブ端全体のサイズが小さくなり、スレーブ端の占有空間及び全体的な品質が低減され、手術ロボットの空間的レイアウトに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本出願の全体的な構造概略図である。
図2】本出願の全体的な構造概略図(カバーが含まれない)である。
図3図2AにおけるAの拡大図である。
図4】本出願の別の角度から見た全体的な構造概略図である。
図5図4におけるBの拡大図である。
図6】駆動アセンブリの一実施例の構造概略図である。
図7】軸線送出アセンブリの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
ここで説明される具体的な実施例は、本出願を解釈するためのものに過ぎず、本出願を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0026】
本出願の説明において、理解すべきのは、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内側」、「外側」、「時計回り」、「逆時計回り」などの用語で示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本出願を容易に説明し、記述を簡略化するためのものに過ぎず、記載される装置又は素子は必ず特定の方位を有したり、特定の方位で構成、操作されたりすることを明示又は暗示することがないので、本出願を限定するものと理解してはならないことである。また、用語「第1」、「第2」と限定される特徴は1つ又は複数の該特徴を含むことを明示又は暗示する。本出願の説明では、特に断らない限り、「複数」は2つ又は2つ以上を意味する。
【0027】
本出願の説明では、説明すべきものとして、明確に規定、限定しない限り、「取り付ける」、「連結する」、「接続される」という用語を広義的に理解すべきであり、例えば、固定的に接続してもよく、取り外し可能に接続してもよく、又は一体的に接続してもよく、機械的に接続してもよく、直接接続してもよく、中間媒介を介して間接的に接続してもよく、2つの素子の内部を連通させ又は2つ素子を相互に作用させてもよいことである。当業者であれば、具体的な状況に応じて本出願における上記の用語の具体的な意味を理解してもよい。
【0028】
本出願において、特に明確に規定、限定しない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあるということは、第1特徴と第2特徴が直接接触する場合を含んでもよいし、第1特徴と第2特徴が直接接触せず、それらの間の別の特徴を介して接触する場合を含んでもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあるというのは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上方にある場合を含み、又はただ第1特徴の水平高さが第2特徴よりも高いことを意味する。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあるというのは、第1の特徴が第2の特徴の真下及び斜め下方にある場合を含み、又はただ第1特徴の水平高さが第2特徴よりも小さいことを意味する。
【0029】
図1及び図2を参照すると、インターベンション手術ロボットのスレーブ端駆動装置は、異なる細長い医療器具(カテーテル3又はガイドワイヤ)に対してクランプ、送出及び/又は回転の作動を実行し、さらに細長い医療器具(カテーテル3又はガイドワイヤ)を手術患者の体内に押し込み又は手術患者の体内から押し出すように駆動するために用いられる。具体的には、上記スレーブ端駆動装置は、スタンド6と、前記スタンド6に固設され、細長い医療器具の一端をクランプし、前記細長い医療器具を送出するための第1駆動機構1と、前記スタンド6に移動可能に設けられ、前記細長い医療器具の他端をクランプし、前記スタンド6での変位によって前記細長い医療器具を送出するための第2駆動機構2と、を含む。一実施例では、細長い医療器具はカテーテル3であり、第1駆動機構1は、スタンド6に固定され、自体の内部構造によりカテーテル3を送出する。第2駆動機構2によるカテーテル3の送出方式は第1駆動機構1と異なり、第2駆動機構2は、スタンド6での変位によってカテーテル3の後端をさらに送出する。本実施例では、第2駆動機構の送出ストロークは0.3m~1.5mであり、上記の範囲内にあれば、カテーテルへの制御精度を効果的に確保し、手術の安全性を向上させることができ、実用性が高い。
【0030】
従来のインターベンション手術ロボットによるカテーテル3の送出プロセス全体には、カテーテル3は常に真っ直ぐに引っ張られた状態に維持される必要がある。従来技術では、カテーテル3を真っ直ぐに引っ張られた状態に維持する方式は、カテーテル3を幾つかの駆動装置でそれぞれクランプし、幾つかの駆動装置の協働作動によってカテーテル3を送出し、カテーテル3を常に真っ直ぐに引っ張られた状態にすることである。図1及び図2を参照すると、実行可能な一実施形態では、前記駆動アセンブリには、検出部材が設けられ、前記検出部材は、前記第1駆動機構1と前記第2駆動機構2の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られた状態にあるか否かを検出するために使用される。本実施例では、検出部材は圧力センサ7である。前記第1駆動機構1と前記第2駆動機構2の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られる状態にあることが前記検出部材によって検出された場合、前記第2駆動機構2は、前記スタンド6で変位し始め、前記第2駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度は、前記第1駆動機構による前記細長い医療器具の送出の速度と同じである。作動が開始する場合、カテーテル3の先端は第1駆動機構1に取り付けられ、カテーテル3の後端は第2駆動機構2に取り付けられ、このとき、カテーテル3は、常に屈曲状態に維持される。第1駆動機構1を作動させてカテーテル3を送出し、ここで、第1駆動機構1は、カテーテル3の本体をクランプすることにより、カテーテル3を送出し、第1駆動機構1と第2駆動機構2の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られたことが検出部材によって検出されると、第2駆動機構2を作動させてカテーテル3の後端を送出する。注意すべきこととして、第1駆動機構1によるカテーテル3の本体の送出の速度は第2駆動機構2によるカテーテル3の本体の送出の速度と一致するように維持される必要があるため、第1駆動機構1と第2駆動機構2の間のカテーテル3は、常に真っ直ぐに引っ張られる状態に維持されるという点である。
【0031】
実行可能な一実施形態では、図2及び図3を参照すると、前記スタンド6には、ガイドレール61及びスライドブロック63が装着される。前記ガイドレール61の延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致し、前記スライドブロック63は、前記ガイドレール61に取り付けられ、且つ前記ガイドレール61に沿ってスライド可能である。前記第2駆動機構2は、接続板62を介して前記スライドブロック63に接続される。具体的には、スライド溝611は、前記ガイドレール61の両側にそれぞれ設けられ、且つ前記ガイドレール61の延在方向に沿って延在する。前記スライドブロック63の底部には係止溝632が設けられ、前記係止溝632内の対向する2つの側壁にはそれぞれ係止突起631が設けられる。スライドブロック63がガイドレール61と係合して取り付けられる場合、前記ガイドレール61のスライドブロック63に近い面は係止溝632に係入され、係止突起631はスライド溝611内に対応して嵌合され、よって、スライドブロック63は、ガイドレール61に沿ってスライドすることができる。前記接続板62は、接続セグメント620、第1取り付けセグメント621及び第2取り付けセグメント622を含む。前記第1取り付けセグメント621、第2取り付けセグメント622は、それぞれ接続セグメント620の両側に垂直に接続され、且つ互いに乖離する方向に延在する。前記スライドブロック63、第2駆動機構2は、それぞれ第1取り付けセグメント621、第2取り付けセグメント622に装着される。
【0032】
実行可能な一実施形態では、前記スタンド6には、駆動アセンブリが装着され、前記駆動アセンブリは、前記第2駆動機構2を細長い医療器具の送出方向に沿って変位させるように駆動するために使用される。具体的には、図2から図5を参照すると、前記駆動アセンブリは、前記スタンド6に装着された駆動モータ20と、前記スタンド6に設けられて前記駆動モータ20に伝動可能に接続されたスクリュー構造とを含み、前記スクリュー構造は、前記第2駆動機構2に接続されて、前記第2駆動機構2を前記スタンド6で変位させるように駆動する。好ましくは、スクリュー構造は、スクリュー23とナットホルダ28とを含む。スクリュー23とナットホルダ28は螺合される。駆動モータ20は、第1支持板21を介して前記スタンド6に設けられ、スクリュー23の一端は、前記駆動モータ20の出力端に設けられ、他端は、前記スタンド6に装着された第2支持板22に回転可能に接続される。本実施例では、前記ナットホルダ28は、接続ブロック27に固定的に接続され、接続ブロック27は、第1取り付けセグメント621に装着され、第2駆動機構2は、第2取り付けセグメント622に装着される。作動する場合、前記駆動モータ20が起動し、ナットホルダ28がメスネジを介してスクリュー23のオスネジと噛み合うため、オスネジの作用下で、ナットホルダ28は、接続ブロック27をスクリュー23に沿って移動させるように駆動し、さらに第2駆動機構2を送出方向に沿って線形スライドさせるように駆動する。本実施例では、ナットホルダ28は、圧力センサ7に固定的に接続され、圧力センサ7は、接続ブロック27に固定的に接続される。具体的には、ナットホルダ28は、ベースプレート281とスリーブ軸282とを含む。スリーブ軸282は、上記の圧力センサ7及び接続ブロック27を順次貫通し、圧力センサ7は、ベースプレート281と接続ブロック27の間に位置する。具体的には、第1駆動機構1と第2駆動機構2の間の細長い医療器具が真っ直ぐに引っ張られた瞬間、第1駆動機構1によるカテーテル3の送出力は、カテーテル3の後端を介して第2駆動機構2に伝達され、第2駆動機構2を移動させるように引張り、それと同時に、接続ブロック27を移動させるように駆動する。接続ブロック27は、移動中に圧力センサ7の表面に対して圧力をかけ、圧力センサ7は、圧力信号を検出すると、第2駆動機構2の移動をトリガする。
【0033】
他の実行可能な実施形態では、図6を参照すると、前記駆動アセンブリは、前記スタンド6に装着された駆動モータ20と、前記スタンド6に設けられて前記駆動モータ20に伝動可能に接続された同期ベルト構造とを含む。前記同期ベルト構造は、前記第2駆動機構2に接続されて、前記第2駆動機構2を前記スタンド6で変位させるように駆動する。具体的には、駆動モータ20は、第1支持板21を介して前記スタンド6に装着される。前記同期ベルト構造は、前記駆動モータ20の出力端に設けられたマスタ同期プーリー24と、前記スタンド6に装着された第2支持板22と、前記第2支持板22に装着されたスレーブ同期プーリー25と、前記マスタ同期プーリー24及び前記スレーブ同期プーリー25にラッピングされた同期ベルト26とを含む。前記同期ベルト26は、接続ブロック27を介して前記接続板62に接続され、前記第2駆動機構2を変位させるように駆動する。マスタ同期プーリー24とスレーブ同期プーリー25によって同期ベルト26を駆動することにより、第2駆動機構2の線形移動の制御を完了し、制御精度が高く、従来の剛性構造の代わりに、同期ベルト26を使用するため、その構造は簡単であり、機構が比較的軽く、慣性が小さく、装置の柔軟性が高く、剛性衝突又は衝撃が発生せず、また、第2駆動機構2のスタンド6での移動は、1つのモータによって独立して線形制御され、臨床使用に適する。
【0034】
実行可能な一実施形態では、図2を参照すると、前記第1駆動機構1は、前記スタンド6の端部に装着され、上記の駆動モータ20は、前記第1駆動機構1に近い位置に設けられる。第1駆動機構1は一側の端部に設けられ且つ変位する必要がないため、スタンド6に必要な延在長さを短くして、スタンド6をより軽くすることができる。また、モータが第1駆動機構1の近くに設けられるため、空間を合理的に利用し、スタンド6全体の体積を小さくすることができ、スタンド6の空間利用率が向上する。
【0035】
実行可能な一実施形態では、駆動アセンブリは、スタンド6に装着されて第2駆動機構をカテーテル3の送出方向に沿って変位させるように駆動する線形モジュールであってもよい。線形モジュールは、いかなる中間変換機構を要さずに電気エネルギーを直接線形運動の機械エネルギーに転化する伝動装置であり、構造が簡単であり、長いストロークが容易に実現され、加速度が高く、応答が速く、精度が高いなどの利点を有する。上記線形モジュールは、第2駆動機構2を接続して第2駆動機構2を直線変位させるように駆動するために使用可能である。
【0036】
実行可能な一実施形態では、前記第1駆動機構1には、細長い医療器具を送出するための軸線送出アセンブリ11が設けられる。具体的には、図7を参照すると、前記軸線送出アセンブリ11は、前記第1駆動機構1に回転可能に装着された幾つかのローラ111と、前記第1駆動機構1に装着されて前記ローラ111を回転させるように駆動するための駆動ユニット113と、を含む。幾つかの前記ローラ111は、細長い医療器具の両側に設けられる。前記ローラ111と前記カテーテル3の間の摩擦作用で、前記駆動ユニット112は、前記ローラ111を回転させるように駆動して、カテーテル3を送出する。駆動ユニット112は、それに動力接続された回転軸及び当該回転軸に取り付けられたローラ111を共に回転させるように駆動し、ローラ111は、回転中に、他側のローラ111と合わせて一緒に回転して、カテーテル3を送出する。本実施例における駆動ユニット112は、第2取り付けセグメント622の下方に設けられる。
【0037】
実行可能な一実施形態では、図1を参照すると、前記インターベンショナル手術ロボットのスレーブ端駆動装置は、前記第1駆動機構1及び前記第2駆動機構2に覆われたカバー5をさらに含む。前記カバー5と前記第1駆動機構1は、前記軸線送出アセンブリ11を収容するための分離空間として囲まれる。
【0038】
実行可能な一実施形態では、図2を参照すると、前記スタンド6には、さらにドラッグチェーン4が装着され、前記ドラッグチェーン4は、前記第2駆動機構2に電気的に接続されたガイドワイヤグループを収容するために使用され、前記ドラッグチェーン4の延在方向は、前記細長い医療器具の送出方向と一致する。従来技術では、幾つかの駆動装置に接続されたガイドワイヤグループは、全てドラッグチェーン4に設けられ、移動中に、配線が密集するため、電線が極めて摩損しやすく、安全上のリスクをもたらす。また、特殊なフレキシブル電線を使用する必要があるため、コストが増加する。本出願では、第1駆動機構1がスタンド6に固定的に設けられるため、第1駆動機構1に接続されたガイドワイヤグループは、ドラッグチェーン4内に配置される必要がない。好ましくは、本出願では、駆動モータ20は第1駆動機構1の近くに設けられてもよく、駆動モータ20に接続されたガイドワイヤグループは、同様にドラッグチェーン4内に配置される必要がない。このため、ドラッグチェーン4には、第2駆動機構2に電気的に接続されたガイドワイヤグループが配置されるだけでよく、これにより、ドラッグチェーン4内のガイドワイヤの数を減らすことができ、ガイドワイヤの摩損が低減され、安全上のリスクが下げられると同時に、フレキシブルガイドワイヤの使用量も低減され、コストが低下する。
【0039】
実行可能な一実施形態では、図4図5を参照すると、前記第2駆動機構の移動距離を測定するための変位測定部材8をさらに含む。前記変位測定部材8は、前記スタンドに装着されたメインスケール81と、前記接続板に装着された読み取りヘッド82とを含み、前記メインスケール81は、前記ドラッグチェーン4と前記ガイドレール61の間に設けられ、且つ延在方向が細長い医療器具の送出方向と一致し、前記読み取りヘッド82は、前記メインスケール81の位置に対応する。上記メインスケール81は、グレーティングスケール又は磁気スケールであってもよく、読み取りヘッド82は、上記のグレーティングスケール又は磁気スケールに対応する。メインスケール81と読み取りヘッド82との協働により、第2駆動機構2の位置を検出し、第2駆動機構2の移動軌跡が設定値を超えたり、スタンド6上の他の部材と相互に衝突したりし、第2駆動機構2を壊すことを防止する。
【0040】
以上は、本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願の特許範囲を限定するものではなく、本出願の明細書及び図面の内容を利用して行われた等価構成又は等価フロー変換、或いは他の関連する技術分野への直接又は間接の転用は、同様に、いずれも本出願の特許保護範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0041】
1 第1駆動機構
11 軸線送出アセンブリ
111 ローラ
112 駆動ユニット
2 第2駆動機構
20 駆動モータ
21 第1支持板
22 第2支持板
23 スクリュー
24 マスタ同期プーリー
25 スレーブ同期プーリー
26 同期ベルト
27 接続ブロック
28 ナットホルダ
281 ベースプレート
282 スリーブ軸
3 カテーテル
4 ドラッグチェーン
5 カバー
6 スタンド
61 ガイドレール
611 スライド溝
62 接続板
620 接続セグメント
621 第1取り付けセグメント
622 第2取り付けセグメント
63 スライドブロック
631 係止突起
632 係止溝
7 圧力センサ
8 変位測定部材
81 メインスケール
82 読み取りヘッド
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7