(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】清掃装置、清掃機構、掃除機及び清掃機器
(51)【国際特許分類】
A47L 11/14 20060101AFI20241022BHJP
【FI】
A47L11/14
(21)【出願番号】P 2024529523
(86)(22)【出願日】2022-06-24
(86)【国際出願番号】 CN2022101031
(87)【国際公開番号】W WO2023029687
(87)【国際公開日】2023-03-09
【審査請求日】2024-05-15
(31)【優先権主張番号】202111038592.2
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111672571.6
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122138658.7
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122136259.7
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122138621.4
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122138273.0
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122136562.7
(32)【優先日】2021-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524185342
【氏名又は名称】ドリーミー イノベーション テクノロジー (スーチョウ) カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DREAME INNOVATION TECHNOLOGY (SUZHOU) CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】E3, Building 16, No. 2288, Wuzhong Avenue, Yuexi, Wuzhong District, Suzhou, Jiangsu, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン レイ
(72)【発明者】
【氏名】イン シアオフォン
(72)【発明者】
【氏名】リウ インハオ
(72)【発明者】
【氏名】ワン チャオ
【審査官】村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第211324768(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第111035315(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L11/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃装置であって、駆動モジュール及び昇降モジュールを備え、
前記駆動モジュールは、昇降駆動機を含み、
前記昇降モジュールは、第1のブッシュと第2のブッシュを含み、前記第1のブッシュは前記昇降駆動機の動力出力軸に接続され、前記第1のブッシュと前記第2のブッシュとの間に螺旋機構を形成し、前記第2のブッシュは清掃モジュールの清掃部材に接続されることに適合され、
前記螺旋機構は、少なくとも前記昇降駆動機の動力出力軸から第1の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して降下させるように動かし、第2の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して上昇させるように動かすように
し、
前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外に覆設されたハウジングをさらに含み、
前記昇降モジュールは、前記第2のブッシュと前記ハウジングとの間に設けられている減衰部材をさらに含むようにしている、ことを特徴とする、清掃装置。
【請求項2】
前記螺旋機構は、互いに噛み合うねじ溝とねじ山を含み、
前記ねじ溝は前記第1のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第2のブッシュに配置されるようにするか、もしくは、前記ねじ溝は前記第2のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置されるようにし、
前記ねじ溝と前記ねじ山のリード角をセルフロッキングリード角よりも小さくしている、ことを特徴とする、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項3】
前記ねじ溝は前記第2のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置されるようにし、
前記昇降モジュールは、ブッシュカバーをさらに含み、前記ブッシュカバーは、前記第2のブッシュの頂部に配置され、前記ブッシュカバーは、底端において、前記ねじ溝の端部に配置されている突起した第1の位置制限部を有するようにしている、ことを特徴とする、請求項2に記載の清掃装置。
【請求項4】
前記昇降モジュールは、フローティングアセンブリをさらに含み、前記フローティングアセンブリは、フローティングブッシュ及びフローティング素子を含み、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであり、
前記フローティングブッシュは前記第1のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは前記動力出力軸に接続され、もしくは、
前記フローティングブッシュは前記第2のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは前記清掃部材に接続されるようにしている、ことを特徴とする、請求項
1に記載の清掃装置。
【請求項5】
前記フローティングブッシュは、一端が前記動力出力軸に固定して接続され、他端が前記第1のブッシュに接続され、
前記第1のブッシュは、前記フローティングブッシュが設けられている第1の嵌合溝を含み、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの第1の位置制限用突起を含み、前記第1の嵌合溝は側壁において少なくとも1つの第1の位置制限溝を含み、前記第1の位置制限用突起は前記第1の位置制限溝と嵌め合い、
前記フローティングブッシュと前記第1のブッシュとの間には第1のフローティングチャンバーが形成され、前記フローティング素子は前記第1のフローティングチャンバー内に配置されるようにしている、ことを特徴とする、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項6】
前記第2のブッシュは前記清掃部材に固定して接続されるか、もしくは前記第2のブッシュは前記清掃部材と一体成形されるようにしている、ことを特徴とする、請求項5に記載の清掃装置。
【請求項7】
前記第1のブッシュと前記第2のブッシュとの間には弾性素子が配置されており、前記弾性素子は、引張りばね、弾性ロープ、ねじりばね、及び板ばねのうちの少なくとも1つであり、
前記弾性素子は前記第2の駆動力を提供するようにしている、ことを特徴とする、請求項6に記載の清掃装置。
【請求項8】
前記フローティングブッシュは、一端が前記第2のブッシュに固定して接続され、他端が前記清掃部材に接続され、
前記清掃部材は清掃部材固定用部材を含み、前記フローティングブッシュは第2の嵌合溝を含み、前記清掃部材固定用部材は前記第2の嵌合溝内に設けられ、前記清掃部材固定用部材は少なくとも1つの第2の位置制限用突起を含み、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの第2の位置制限溝を含み、前記第2の位置制限用突起は前記第2の位置制限溝と嵌め合い、
前記フローティングブッシュと前記清掃部材固定用部材との間には、前記フローティング素子が配置されている第2のフローティングチャンバーが形成されるようにしている、ことを特徴とする、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項9】
前記フローティングブッシュは、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝は前記フローティングブッシュと嵌め合う多角形であ
る、ことを特徴とする、請求項
5に記載の清掃装置。
【請求項10】
前記清掃部材固定用部材は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第2の嵌合溝は前記清掃部材固定用部材と嵌め合う多角形であるようにしている、ことを特徴とする請求項8に記載の清掃装置。
【請求項11】
前記ハウジング上に少なくとも1つの逃げ穴が設けられ、前記逃げ穴内に少なくとも1つの変形部が設けられ、前記変形部が内側に突起した少なくとも1つの突起を有し、前記ハウジングは前記突起によって前記第2のブッシュの外壁面と締まり嵌めで当接するように維持され、前記突起は前記減衰部材として機能するようにしている、ことを特徴とする、請求項
1~3のいずれか1項に記載の清掃装置。
【請求項12】
前記変形部は波状を呈する、ことを特徴とする、請求項
11に記載の清掃装置。
【請求項13】
センサー及びコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記昇降駆動機と前記センサーにそれぞれ電気的に接続されるかまたは無線で接続されるようにしている、ことを特徴とする、請求項1~
3のいずれか1項に記載の清掃装置。
【請求項14】
前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外壁の外に覆設されたハウジングをさらに含み、
前記センサーは、前記ハウジング上に対向するように設けられている投光器と受光器を含み、前記投光器と受光器との間には光路領域が形成され、
前記第2のブッシュが昇降駆動機によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、前記第2のブッシュの少なくとも一部は前記光路領域内に配置され、前記投光器から発する光を遮断するようにしている、ことを特徴とする、請求項
13に記載の清掃装置。
【請求項15】
前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外壁の外に覆設されたハウジングをさらに含み、
前記センサーは、前記ハウジング上に対向するように設けられている投光器と受光器を含み、前記投光器と前記受光器との間には光路領域が形成され、
前記駆動モジュールは、遮光部材及びバイアス部材をさらに含み、
前記遮光部材は、前記ハウジング上に昇降可能に設けられ、
前記バイアス部材は、前記ハウジング上に設けられ、前記遮光部材にバイアス力を付与し、前記光路領域の直下に前記遮光部材の一端を配置するように駆動し、
前記第2のブッシュが昇降駆動機によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、前記第2のブッシュの頂部は、前記遮光部材の一端が上昇動作を実行して前記光路領域内に伸びるように押し上げ、前記投光器から発する光を遮断するようにしている、ことを特徴とする、請求項
13に記載の清掃装置。
【請求項16】
前記遮光部材は、取付部、及び前記取付部の一側壁上に並んで設けられている遮光部と突起柱を含み、前記バイアス部材は、一端がハウジング上に設けられ、他端が前記突起柱上に設けられ、
前記取付部は前記第2のブッシュによって押されて、前記遮光部を前記光路領域内に伸ばすように動かすようにしている、ことを特徴とする、請求項
15に記載の清掃装置。
【請求項17】
前記フローティングブッシュは、前記第2のブッシュに一端が磁気アセンブリによって磁気的に接続され、清掃部材を取り付けるための清掃部材固定用部材に他端が接続され、且つ両者の間には、前記フローティング素子が配置されている第2のフローティングチャンバーが形成されるようにしている、ことを特徴とする、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項18】
前記磁気アセンブリは、前記フローティングブッシュと前記第2のブッシュ上にそれぞれ設けられている第2の磁性体と第3の磁性体を含み、第2の磁性体と第3の磁性体とは、互いに向かい合う一端の極性が真逆であり、
前記清掃装置は、前記フローティングブッシュと前記第2のブッシュが所定の位置に取り付けられているか否かを検出するためのホールセンサーをさらに含むようにしている、ことを特徴とする、請求項
17に記載の清掃装置。
【請求項19】
前記第2のブッシュ上の前記清掃部材固定用部材に向く側に第1の溝領域が設けられ、前記清掃部材固定用部材を背く側に環状の第2の溝領域が設けられ、ねじ溝又はねじ山は前記第2の溝領域内に設けられ、前記第1のブッシュは、頂部が前記動力出力軸に接続され、その底部が前記第2の溝領域内に埋め込まれ、
前記第3の磁性体は前記第1の溝領域の溝底に設けられ、前記第2の磁性体は少なくとも一端が前記第1の溝領域内に伸びて前記第3の磁性体に磁気吸着によって固定されるようにしている、ことを特徴とする、請求項
18に記載の清掃装置。
【請求項20】
前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部に設けられ、前記動力出力軸は磁気伝導性材料で作られ、前記動力出力軸は、端部が前記第3の磁性体に接近して分布されるか、もしくは、
前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部に設けられ、前記動力出力軸は磁気伝導性材料で作られて前記第3の磁性体として機能し、前記動力出力軸は、端部が前記第2の磁性体に接近して分布されるようにしている、ことを特徴とする、請求項
18又は
19に記載の清掃装置。
【請求項21】
前記第2の磁性体は少なくとも2つあり、前記第3の磁性体はそれに応じて少なくとも2つあり、
前記フローティングブッシュは、底部辺縁において、外へ突出して延伸する外縁が設けられ、前記外縁は前記第2の溝領域の底部に対向して分布され、
少なくとも1つの前記第3の磁性体は前記第2の溝領域の底部に設けられ、少なくとも1つの前記第2の磁性体は前記外縁に設けられ、前記第2の磁性体は前記第3の磁性体に磁気吸着によって接続されるようにしている、ことを特徴とする、請求項
19に記載の清掃装置。
【請求項22】
前記フローティングブッシュは前記第1のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは前記動力出力軸に磁気吸着アセンブリによって接続されるようにしている、ことを特徴とする、請求項4に記載の清掃装置。
【請求項23】
前記磁気吸着アセンブリは、前記フローティングブッシュに設けられている第1の磁性体と、前記動力出力軸に設けられている第4の磁性体と、を含み、第1の磁性体と第4の磁性体とは、互いに向かい合う一端の極性が真逆であり、
前記清掃装置は、前記フローティングブッシュと前記動力出力軸が所定の位置に取り付けられているか否かを検出するためのホールセンサーをさらに含むようにしている、ことを特徴とする、請求項
22に記載の清掃装置。
【請求項24】
前記動力出力軸は磁性材料で作られ、前記動力出力軸は前記第4の磁性体として機能し、
前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部の上方に設けられるようにしている、ことを特徴とする、請求項
23に記載の清掃装置。
【請求項25】
シャーシと、
前記シャーシに取り付けられている請求項
19に記載の清掃装置と、を備える、ことを特徴とする、清掃機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用電気機器の分野に関し、特に、清掃装置に関し、さらに、清掃機器に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭用電気機器の分野において、汚れの清掃を達成するために、異なる構造形態の掃除機が使用されており、一方、掃除機又は床洗浄機などの清掃装置は、異なる清掃ニーズに応じて、異なる要件が求められている。本発明は、異なる環境における利用者の清掃ニーズを満たすために、掃除機用の清掃装置、及び当該清掃装置が適用された清掃機器を提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
従来の技術における欠陥に対処するために、第1の態様では、本発明は、清掃装置を提供することを目的としており、前記清掃装置は、
昇降駆動機を含む駆動モジュールと、昇降モジュールと、を備え、
前記昇降モジュールは、第1のブッシュと第2のブッシュを含み、前記第1のブッシュは前記昇降駆動機の動力出力軸に接続され、前記第1のブッシュと前記第2のブッシュとの間に螺旋機構を形成し、前記第2のブッシュは清掃モジュールの清掃部材に接続されることに適合されるものであり、
前記螺旋機構は、少なくとも前記昇降駆動機の動力出力軸から第1の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して降下させるように動かし、第2の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して上昇させるように動かす。
【0004】
好ましくは、前記螺旋機構は、互いに噛み合うねじ溝とねじ山を含み、
前記ねじ溝は前記第1のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第2のブッシュに配置されるようにするか、もしくは、前記ねじ溝は前記第2のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置され、
前記ねじ溝と前記ねじ山のリード角をセルフロッキングリード角よりも小さくしている。
【0005】
好ましくは、前記ねじ溝は前記第2のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置され、
前記昇降モジュールは、ブッシュカバーをさらに含み、前記ブッシュカバーは、前記第2のブッシュの頂部に配置されており、前記ブッシュカバーは、底端において、前記ねじ溝の端部に配置されている突起した第1の位置制限部を有するようにしている。
【0006】
好ましくは、前記昇降モジュールは、フローティングアセンブリをさらに含み、前記フローティングアセンブリは、フローティングブッシュ及びフローティング素子を含み、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであり、
前記フローティングブッシュは前記第1のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは前記動力出力軸に接続され、もしくは、
前記フローティングブッシュは前記第2のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは前記清掃部材に接続されるようにしている。
【0007】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、一端が前記動力出力軸に固定して接続され、他端が前記第1のブッシュに接続され、
前記第1のブッシュは、前記フローティングブッシュが設けられている第1の嵌合溝を含み、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの第1の位置制限用突起を備え、前記第1の嵌合溝は側壁において少なくとも1つの第1の位置制限溝を含み、前記第1の位置制限用突起が前記第1の位置制限溝と嵌め合い、
前記フローティングブッシュと前記第1のブッシュとの間には第1のフローティングチャンバーが形成され、前記フローティング素子は前記第1のフローティングチャンバー内に配置されるようにしている。
【0008】
好ましくは、前記第2のブッシュは前記清掃部材に固定して接続されるか、もしくは前記第2のブッシュは前記清掃部材と一体成形されるようにしている。
【0009】
好ましくは、前記第1のブッシュと前記第2のブッシュとの間には弾性素子が配置されており、前記弾性素子は、引張りばね、弾性ロープ、ねじりばね、及び板ばねのうちの少なくとも1つであり、
前記弾性素子は前記第2の駆動力を提供する。
【0010】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、一端が前記第2のブッシュに固定して接続され、他端が前記清掃部材に接続され、
前記清掃部材は清掃部材固定用部材を含み、前記フローティングブッシュは第2の嵌合溝を含み、前記清掃部材固定用部材は前記第2の嵌合溝内に設けられており、前記清掃部材固定用部材は少なくとも1つの第2の位置制限用突起を含み、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの第2の位置制限溝を含み、前記第2の位置制限用突起が前記第2の位置制限溝と嵌め合い、
前記フローティングブッシュと前記清掃部材固定用部材との間には、前記フローティング素子が配置されている第2のフローティングチャンバーが形成されるようにしている。
【0011】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝は前記フローティングブッシュと嵌め合う多角形であり、もしくは、
前記清掃部材固定用部材は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第2の嵌合溝は前記清掃部材固定用部材と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0012】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外に覆設されたハウジングをさらに含むようにしている。
【0013】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記昇降モジュールは、前記第2のブッシュと前記ハウジングとの間に設けられている減衰部材をさらに含むようにしている。
【0014】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記ハウジング上に少なくとも1つの逃げ穴が設けられ、前記逃げ穴内には、内側に突起した少なくとも1つの突起を有する少なくとも1つの変形部が設けられ、前記ハウジングは、前記突起によって、前記第2のブッシュの外壁面と締まり嵌めで当接するように維持され、前記突起は前記減衰部材として機能するようにしている。
【0015】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記変形部は波状を呈するようにしている。
【0016】
好ましくは、上記の清掃装置は、センサー、及びコントローラをさらに備え、前記コントローラは、前記昇降駆動機と前記センサーにそれぞれ電気的に接続されるか、または無線で接続されるようにしている。
【0017】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外壁の外に覆設されたハウジングをさらに含み、
前記センサーは、前記ハウジング上に対向するように設けられている投光器と受光器を含み、前記投光器と受光器との間には光路領域が形成され、
前記第2のブッシュが昇降駆動機によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、前記第2のブッシュの少なくとも一部は、前記光路領域内に位置し、前記投光器から発する光を遮断するようにしている。
【0018】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記駆動モジュールは、前記第2のブッシュの外壁の外に覆設されたハウジングをさらに含み、
前記センサーは、前記ハウジング上に対向するように設けられている投光器と受光器を含み、前記投光器と受光器との間には光路領域が形成され、
前記駆動モジュールは、遮光部材及びバイアス部材をさらに含み、
遮光部材は、前記ハウジング上に昇降可能に設けられ、
バイアス部材は、前記ハウジング上に設けられており、前記遮光部材にバイアス力を付与し、前記光路領域の直下に前記遮光部材の一端を配置するように駆動し、
前記第2のブッシュが昇降駆動機によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、前記第2のブッシュの頂部は、前記遮光部材の一端が上昇動作を実行して前記光路領域内に伸びるように押し上げて、前記投光器から発する光を遮断するようにしている。
【0019】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記遮光部材は、取付部、及び前記取付部の一側壁上に並んで設けられている遮光部と突起柱を含み、前記バイアス部材は、一端がハウジング上に設けられ、他端が前記突起柱上に設けられ、
前記取付部は、前記第2のブッシュによって押されて、前記遮光部を前記光路領域内に伸ばすように動かすようにしている。
【0020】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記フローティングブッシュは、前記第2のブッシュに一端が磁気アセンブリによって磁気的に接続され、清掃部材を取り付けるための清掃部材固定用部材に他端が接続され、且つ両者の間には、前記フローティング素子が配置されている第2のフローティングチャンバーが形成されるようにしている。
【0021】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記磁気アセンブリは、前記フローティングブッシュと前記第2のブッシュ上にそれぞれ設けられている第2の磁性体と第3の磁性体を含み、第2の磁性体と第3の磁性体は、互いに向かい合う一端の極性が真逆であり、
前記清掃装置は、前記フローティングブッシュと前記第2のブッシュが所定の位置に取り付けられているか否かを検出するためのホールセンサーをさらに含むようにしている。
【0022】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記第2のブッシュ上の前記清掃部材固定用部材に向く側に第1の溝領域が設けられ、前記清掃部材固定用部材を背く側に環状の第2の溝領域が設けられ、前記ねじ溝又はねじ山は前記第2の溝領域内に設けられ、前記第1のブッシュは、頂部が前記動力出力軸に接続され、その底部が前記第2の溝領域内に埋め込まれ、
前記第3の磁性体は前記第1の溝領域の溝底に設けられ、前記第2の磁性体は少なくとも一端が前記第1の溝領域内に伸びて前記第3の磁性体に磁気吸着によって固定される。
【0023】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部に設けられ、前記動力出力軸は磁気伝導性材料で作られ、前記動力出力軸は、端部が前記第3の磁性体に接近して分布されるか、もしくは、
前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部に設けられ、前記動力出力軸は磁気伝導性材料で作られて前記第3の磁性体として機能し、前記動力出力軸は、端部が前記第2の磁性体に接近して分布されるようにしている。
【0024】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記第2の磁性体は少なくとも2つあり、前記第3の磁性体はそれに応じて少なくとも2つあり、
前記フローティングブッシュは、底部辺縁において外へ突出して延伸する外縁が設けられ、前記外縁は前記第2の溝領域の底部に対向して分布され、
少なくとも1つの前記第3の磁性体は前記第2の溝領域の底部に設けられ、少なくとも1つの前記第2の磁性体は前記外縁に設けられ、前記第2の磁性体は前記第3の磁性体に磁気吸着によって接続されるようにしている。
【0025】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記フローティングブッシュは前記第1のブッシュに接続され、且つ前記フローティングブッシュは磁気吸着アセンブリによって前記動力出力軸に接続されるようにしている。
【0026】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記磁気吸着アセンブリは、前記フローティングブッシュに設けられている第1の磁性体と、前記動力出力軸に設けられている第4の磁性体と、を含み、第1の磁性体と第4の磁性体は、互いに向かい合う一端の極性が真逆であり、
前記清掃装置は、前記フローティングブッシュと前記動力出力軸が所定の位置に取り付けられているか否かを検出するためのホールセンサーをさらに含むようにしている。
【0027】
好ましくは、上記の清掃装置において、前記動力出力軸は磁性材料で作られ、前記動力出力軸は前記第4の磁性体とし、
前記ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部の上方に設けられるようにしている。
【0028】
本発明は、シャーシと、
前記シャーシに取り付けられている前記した清掃装置と、を備える清掃機器をさらに提供する。
【0029】
本発明は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。
【0030】
本発明により提供される清掃装置及び掃除機は、清掃部材がカーペットを汚染することを防止するために、昇降モジュールを使用して清掃部材に鉛直方向に沿って駆動モジュールによって上昇又は降下させるように駆動し、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃部材が清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができる。
【0031】
第2の態様では、家庭用電気機器の分野において、汚れの清掃を達成するために、異なる構造形態の掃除機が使用されており、一方、掃除機の掃除機清掃装置は、異なる清掃ニーズに応じて、異なる要件が求められている。本発明は、異なる環境における利用者の清掃ニーズを満たすために、掃除機用の掃除機清掃装置及び当該掃除機清掃装置が適用された掃除機を提供する。
【0032】
本願は、上記の問題を解決するために、昇降アセンブリ及び清掃アセンブリを備える掃除機清掃装置を提供し、前記昇降アセンブリは、第1のブッシュ、第2のスリーブ部、及び弾性素子を含み、前記第1のブッシュは前記昇降駆動機の動力出力軸に接続され、前記第1のブッシュと前記第2のスリーブ部との間に螺旋機構を形成し、前記弾性素子は前記第1のブッシュと前記第2のスリーブ部にそれぞれ接続され、
前記清掃アセンブリは、前記第2のスリーブ部に接続される清掃部材を含み、
前記螺旋機構は、前記昇降駆動機の動力出力軸から第1の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して降下させるように動かし、前記弾性素子から第2の駆動力を受けて、前記清掃部材を前記昇降駆動機に対して上昇させるように動かすようにしている。
【0033】
好ましくは、前記螺旋機構は、互いに噛み合うねじ溝とねじ山を含み、前記ねじ溝と前記ねじ山のリード角がセルフロッキングリード角よりも小さく、
前記ねじ溝は前記第2のスリーブ部に配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置されるか、または、前記ねじ溝は前記第1のブッシュに配置され、前記ねじ山は前記第2のスリーブ部に配置されるようにしている。
【0034】
好ましくは、前記ねじ溝は前記第2のスリーブ部に配置され、前記ねじ山は前記第1のブッシュに配置されるようにしている。
【0035】
好ましくは、前記昇降アセンブリは、ブッシュカバーをさらに含み、前記ブッシュカバーは、前記第2のスリーブ部の頂端に配置され、前記ブッシュカバーは、底端において、前記ねじ溝の端部に配置されている突起した第1の位置制限部を有するようにしている。
【0036】
好ましくは、前記昇降アセンブリは、フローティングブッシュ及びフローティング素子をさらに含み、
前記フローティングブッシュは、一端が前記動力出力軸に固定して接続され、
前記第1のブッシュは、第1の嵌合溝を含み、前記フローティングブッシュは、他端が前記第1の嵌合溝内に設けられて前記第1のブッシュに接続され、
前記フローティングブッシュと前記第1のブッシュとの間にフローティングチャンバーを形成し、前記フローティング素子は、前記フローティングチャンバー内に設けられ、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0037】
好ましくは、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの位置制限用突起を備え、前記第1のブッシュは少なくとも1つの第1の位置制限溝を備え、前記位置制限用突起が前記第1の位置制限溝と嵌め合うようにしている。
【0038】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝は、前記フローティングブッシュと嵌め合う多角形であるようにしている。
【0039】
好ましくは、前記駆動アセンブリは、ハウジングをさらに含み、前記昇降アセンブリは、前記第2のスリーブ部と前記ハウジングとの間に配置された減衰部材をさらに含み、
前記減衰部材は可撓性材料で作られたものであるようにしている。
【0040】
好ましくは、前記掃除機清掃装置は、センサーと、前記昇降駆動機と前記センサーにそれぞれ電気的に接続されるかまたは無線で接続されるコントローラと、をさらに備える。
【0041】
本願は、シャーシと、
前記シャーシに取り付けられている前記した掃除機清掃装置と、を備える掃除機をさらに提供する。
【0042】
本願は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。
【0043】
本願により提供される掃除機清掃装置及び掃除機は、清掃部材がカーペットを汚染することを防止するために、螺旋機構を使用して清掃部材を昇降駆動機からの第1の駆動力によって降下させるように制御し、螺旋機構を使用して清掃部材を弾性素子からの第2の駆動力によって上昇させるように制御し、構造が簡単で、コストが低く、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機が作動を停止すると、清掃部材は自動的に持ち上がり、掃除機の清掃完了後に清掃部材が清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができる。
【0044】
第3の態様では、家庭用電気機器の分野において、汚れの清掃を達成するために、異なる構造形態の掃除機が使用されており、一方、掃除機清掃装置は、異なる清掃ニーズに応じて、異なる要件が求められている。本発明は、異なる環境における利用者の清掃ニーズを満たすために、掃除機用の清掃装置及び当該清掃装置が適用された掃除機を提供する。
【0045】
本願は、上記の問題を解決するために、回転駆動機を含む回転駆動モジュール、清掃モジュール、及び昇降モジュールを含む掃除機の清掃機構を提供し、
清掃モジュールは、前記回転駆動機の動力出力軸に接続される清掃シャーシを含み、
昇降モジュールは、持ち上げ駆動機と昇降ブロックを含み、前記昇降ブロックは前記回転駆動機に接続され、前記昇降ブロックと前記持ち上げ駆動機の出力軸との間にピン昇降構造を形成し、前記昇降ブロックは前記持ち上げ駆動機の出力軸から第1の駆動力を受けて、前記清掃シャーシを上昇させるように動かす。
【0046】
好ましくは、前記ピン昇降構造は、ピン部と前記昇降ブロックを含み、
前記ピン部は前記持ち上げ駆動機の出力軸に接続され、前記ピン部は第1の傾斜面を有し、
前記昇降ブロック内に、第2の傾斜面を有する第1の錐形溝が開かれ、前記第1の傾斜面は、前記第2の傾斜面と協働して前記昇降ブロックの上昇と降下を達成する。
【0047】
好ましくは、前記昇降ブロックは前記回転駆動機のハウジングに接続されるか、または前記昇降ブロックは前記回転駆動機の動力出力軸に接続されるようにしている。
【0048】
好ましくは、前記回転駆動機の動力出力軸は少なくとも1つあり、前記昇降ブロックは少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記昇降ブロックは少なくとも1つの前記回転駆動機の動力出力軸と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記昇降ブロックは連接棒構造によって少なくとも1つの前記回転駆動機の動力出力軸に接続されるようにしている。
【0049】
好ましくは、前記清掃モジュールは、スリーブ部、フローティングブッシュ、及びフローティング素子をさらに含み、
前記スリーブ部は、前記清掃シャーシに固定して接続されるかまたは一体成形され、前記スリーブ部は、第1の嵌合溝を含み、
前記フローティングブッシュは前記第1の嵌合溝内に設けられて且つ前記フローティングブッシュは前記スリーブ部に接続され、前記フローティングブッシュは、前記スリーブ部から離反する一端が前記動力出力軸に固定して接続され、
前記フローティングブッシュと前記スリーブ部との間には、前記フローティング素子が配置されているフローティングチャンバーが形成されるようにしている。
【0050】
好ましくは、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0051】
好ましくは、前記フローティングブッシュは少なくとも1つの位置制限部をさらに備え、前記スリーブ部は少なくとも1つの位置制限溝をさらに備え、前記位置制限部は前記位置制限溝と1対1に対応して嵌め合うようにしている。
【0052】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝は前記フローティングブッシュと嵌め合う多角形溝であるようにしている。
【0053】
好ましくは、前記掃除機の清掃機構は、前記持ち上げ駆動機に接続されるセンサーをさらに含む。
【0054】
本願は、前記した掃除機の清掃機構を備える掃除機をさらに提供する。
【0055】
本願は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。
【0056】
本願により提供される掃除機の清掃機構及び掃除機は、昇降ブロックを使用して清掃シャーシを鉛直方向に沿って持ち上げ駆動機の出力軸からの第1の駆動力によって移動させるように動かし、構造が簡単で、コストが低く、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができる。
【0057】
第4の態様では、家庭用電気機器の分野において、汚れの清掃を達成するために、異なる構造形態の掃除機が使用されており、一方、掃除機の掃除機清掃装置は、異なる清掃ニーズに応じて、異なる要件が求められている。本発明は、異なる環境における利用者の清掃ニーズを満たすために、掃除機用の掃除機清掃装置及び当該掃除機清掃装置が適用された掃除機を提供する。
【0058】
そのため、本願は、昇降可能な掃除機清掃機構を提供し、前記掃除機清掃機構は、回転駆動モジュール、清掃シャーシ、及び昇降モジュールを備え、
回転駆動モジュールは、回転駆動機及び前記回転駆動機の動力出力端と伝動して接続される回転駆動軸を含み、
清掃シャーシは、前記回転駆動軸と嵌め合い、
昇降モジュールは、前記回転駆動モジュールと組み合わせる持ち上げ駆動機を含み、
前記持ち上げ駆動機と前記回転駆動モジュールとの間に昇降構造を形成するようにしている。
【0059】
好ましくは、前記昇降構造は、ラック及びそれと噛み合う歯車を含み、
前記ラックは前記回転駆動軸に接続され、前記歯車は前記持ち上げ駆動機の動力出力端に接続されるようにしている。
【0060】
好ましくは、前記持ち上げ駆動機は1つ以上あり、前記回転駆動軸は少なくとも1つあり、前記ラックは少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記ラックは少なくとも1つの前記回転駆動軸と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記ラックは第1の連接棒によって少なくとも1つの前記回転駆動軸に接続されるようにしている。
【0061】
好ましくは、前記ラックは第1の連接棒によって少なくとも1つの前記回転駆動軸に接続され、且つ前記ラックは前記第1の連接棒の中央領域に設けられ、前記ラックから前記各回転駆動軸までの距離が等しくしている。
【0062】
好ましくは、前記昇降構造は可撓性ロープ及び持ち上げ駆動機の動力出力軸を含み、前記可撓性ロープは、一端が前記回転駆動軸に接続され、他端が前記持ち上げ駆動機の動力出力軸に接続されるようにしている。
【0063】
好ましくは、前記持ち上げ駆動機は少なくとも1つあり、前記回転駆動軸は少なくとも1つあり、前記可撓性ロープは少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記可撓性ロープは少なくとも1つの前記回転駆動軸と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記可撓性ロープは第2の連接棒によって少なくとも1つの前記回転駆動軸に接続されるようにしている。
【0064】
好ましくは、前記可撓性ロープは第2の連接棒によって少なくとも1つの前記回転駆動軸に接続され、且つ前記可撓性ロープと前記第2の連接棒との接続点は前記第2の連接棒の中央領域に設けられ、前記接続点から前記各回転駆動軸までの距離が等しくしている。
【0065】
好ましくは、前記昇降可能な掃除機清掃機構は、前記持ち上げ駆動機に電気的に接続されるセンサーをさらに含む。
【0066】
別の態様では、本願は、前記した昇降可能な掃除機清掃機構を備える掃除機を提供する。
【0067】
本願は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。
【0068】
本願により提供される昇降可能な掃除機清掃機構及び掃除機は、昇降構造を使用して回転駆動モジュールを鉛直方向に沿って持ち上げ駆動機によって昇降させるように動かすことにより、清掃シャーシが鉛直方向に沿って昇降することを達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができる。
【0069】
第5の態様では、家庭用電気機器の分野において、汚れの清掃を達成するために、異なる構造形態の掃除機が使用されており、一方、掃除機の清掃機構は、異なる清掃ニーズに応じて、異なる要件が求められている。本発明は、異なる環境における利用者の清掃ニーズを満たすために、掃除機の清掃機構及び当該清掃機構が適用された掃除機を提供する。
【0070】
本願は、上記の問題を解決するために、掃除機の清掃機構を提供し、前記清掃機構は、回転駆動モジュール、清掃シャーシ、及びフローティングブッシュを含み、
回転駆動モジュールは、回転駆動機及び前記回転駆動機に接続される回転駆動軸を含み、
前記清掃シャーシは、前記清掃シャーシの頂面に第1のスリーブ部が配置され、
前記フローティングブッシュによって、前記回転駆動軸は前記第1のスリーブ部に接続されるようにしている。
【0071】
好ましくは、前記第1のスリーブ部の内部に、断面が多角形を呈する第1の嵌合溝が開かれ、
前記フローティングブッシュは、断面が多角形を呈し、前記フローティングブッシュは、下部が前記第1の嵌合溝内に嵌合するように設けられるようにしている。
【0072】
好ましくは、前記フローティングブッシュと前記第1の嵌合溝との間に第1のフローティングチャンバーを形成し、
前記第1のフローティングチャンバー内にフローティング素子が設けられ、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0073】
好ましくは、前記フローティングブッシュの外周に第3の位置制限部が配置され、前記第1のスリーブ部の外周に第1の位置制限溝が開かれ、前記第3の位置制限部は前記第1の位置制限溝に嵌合されるようにしている。
【0074】
好ましくは、前記第3の位置制限部は、側端において、案内面を配置するようにしている。
【0075】
好ましくは、前記フローティングブッシュは前記回転駆動軸に取り外し可能に接続されるようにしている。
【0076】
好ましくは、前記フローティングブッシュは、頂部において、断面が多角形を呈する第3の嵌合溝を開け、
前記回転駆動軸は、断面が多角形を呈し、前記回転駆動軸は、下部部分が前記第3の嵌合溝内に取り外し可能に嵌設されるようにしている。
【0077】
好ましくは、前記第3の嵌合溝内に第5の磁性体を設けるようにしている。
【0078】
別の態様では、本願は、前記した掃除機の清掃機構を備える掃除機を提供する。
【0079】
本願は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。
【0080】
本願により提供される掃除機の清掃機構及び掃除機は、回転駆動軸と第1のスリーブ部をフローティングブッシュによって接続することによって、清掃シャーシを地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、清掃シャーシを不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃シャーシの障害物乗り越え機能を強化する。
【0081】
第6の態様では、例えばモップ掛け機などの清掃機器は、清掃待ちの表面においてモップ掛けで拭いて覆うために用いられる。当該清掃部材は、モップトレー及びモップトレーに配置されるモップを使用するが、通常、モップトレーは機体の底部に設けられているため、昇降の効果を達成することができず、清掃完了後に洗浄ステーションに戻る過程で、モップは常に地面に接触し、地面を二次汚染することになる。また、床にカーペットが敷かれている場合に、モップはカーペットとの間に大きい摩擦力が存在するため清掃機器の動きを妨げ、同時にカーペットを汚してしまい、清掃機器のスムーズな清掃作業に不利である。
【0082】
本願は、それを鑑みて、磁気吸着昇降モップトレーを備える清掃機構を提供し、モップトレーの昇降をより柔軟に制御することができる。
【0083】
本願は、清掃機器における使用に適した清掃機構を提供し、前記清掃機構は、清掃ヘッドアセンブリ及び電磁アセンブリを含み、
清掃ヘッドアセンブリは、モップトレー、及び前記モップトレーを前記清掃機器の機体に対して上下にフローティング可能に接続する接続構造を含み、前記接続構造は前記モップトレーを下向きに押すバイアス部材を含み、
電磁アセンブリは、前記機体に設けられることに適合され、前記電磁アセンブリは、電源に接続されたときに電磁界を発生させることができ、
前記清掃ヘッドアセンブリは磁気吸着部材をさらに含み、前記磁気吸着部材は、前記モップトレーに設けられ、前記電磁アセンブリに対向して設けられており、前記磁気吸着部材は、前記電磁界の作用により、前記モップトレーを動かして、前記バイアス部材の付勢力に打ち勝って清掃面から高く離れた持ち上げ位置まで上向きに移動させるようにしている。
【0084】
1つの実施例では、前記電磁アセンブリは前記モップトレーの中心軸線の周りにほぼ均一に配置され、前記磁気吸着部材は前記電磁アセンブリの直下に均一に配置されるようにしている。
【0085】
1つの実施例では、前記電磁アセンブリはリング状に構成され、前記磁気吸着部材は前記電磁アセンブリのリング形状に沿ったリング状の鉄製リングであり、前記電磁アセンブリは前記磁気吸着部材と同軸に設けられる。
【0086】
1つの実施例では、前記電磁アセンブリの数は複数あり、複数の前記電磁アセンブリは前記モップトレーの中心軸線の周りにほぼ均一に配置され、前記磁気吸着部材は上下方向に沿って前記電磁アセンブリと1対1に対応して設けられるようにしている。
【0087】
1つの実施例では、前記清掃機構は制御ユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、前記電磁界の発生及び消滅を制御するために、前記電磁アセンブリを電源から切断する又は電源に接続するためのスイッチング回路を含むようにしている。
【0088】
1つの実施例では、前記磁気吸着部材は永久磁性体であり、前記制御ユニットは、前記電磁場の方向を変えて前記磁気吸着部材を押し付ける磁界力を生じさせるために、前記電磁アセンブリに流れる電流の方向を切り替えるための逆回路をさらに含むようにしている。
【0089】
1つの実施例では、前記接続構造は、接続具、及び前記接続具の外にフローティング可能に設けられた固定台を含み、前記モップトレーは前記固定台上に設けられ、前記固定台の下に配置され、前記バイアス部材は、上端が前記接続具に当接し、下端が前記モップトレーに当接するようにしている。
【0090】
1つの実施例では、前記接続具は、下端が開口した環状キャビティを含み、前記バイアス部材は前記環状キャビティ内に設けられるようにしている。
【0091】
1つの実施例では、前記接続具は、前記清掃機器の駆動軸を挿通するための取付軸孔を含み、前記接続具は、前記駆動軸により駆動されて回転されることによって、前記モップトレーを動かす。
【0092】
1つの実施例では、前記接続具上に永久磁石が固定して設けられ、前記駆動軸の下に鉄製ブロックが固定して設けられ、前記永久磁石は、前記取付軸孔の底部に配置され、前記鉄製ブロックに正対するようにしている。
【0093】
1つの実施例では、前記接続具の外側面と前記固定台の内壁面に互いに嵌合する案内構造が設けられ、前記案内構造は、前記固定台が前記接続具の軸方向に沿って摺動するように制限するためのものである。
【0094】
本願は、上記のいずれかの実施例により提供される清掃機構を含む清掃機器をさらに提供する。
【発明の効果】
【0095】
本願は、従来の技術に比べて、次の有益な効果がある。本願により提供される清掃機構及び清掃機器について、清掃機構は電磁アセンブリを接続及び切断することによって電磁界の発生及び消滅を制御し、磁気吸着部材に磁気吸引力を生じさせてモップトレーの持ち上げを達成し、電磁アセンブリの通電が解除されて、電磁界が消滅すると、モップトレーをモップ掛け位置にバイアス部材によって下向きに押す下げることによって、モップトレーの昇降制御を達成する。電磁アセンブリを使用してモップトレーの持ち上げを電磁吸引によって制御し、モップトレーを実際のニーズに応じて持ち上げ又は降下させることができ、制御がより柔軟になる。モップトレーの昇降制御により、モップ掛けでふき取った表面をモップで再度ふき取ることによって生じる二次汚染の問題を効果的に避けることができ、地面の清掃効果がより向上する。カーペットが敷かれた床のような、モップ掛けに適さない地面に遭遇した場合に、モップの昇降により、モップがこのような地面と接触することを避け、このような地面が清掃作業に及ぼす悪影響を避けることができる。さらに、清掃機器は、モップに汚れがいっぱい付着した後にモップを持ち上げ、モップの交換又はモップの洗浄の操作を実行するために、モップを特定の位置に移動させることができる。
【0096】
以上の説明は、本発明の技術的解決手段の概要に過ぎず、本発明の技術的解決手段をより明確に理解でき、明細書の内容に従って実施できるようにするために、以下、本発明の好適な実施例を添付図面と共に詳細に説明する。本発明の特定の実施形態は、以下の実施例及びそれらに係る添付図面によって詳細に示される。
【図面の簡単な説明】
【0097】
本明細書において説明される図面は、本発明のさらなる理解を提供するためのものであり、本願の一部であり、本発明の例示的な実施例及びその説明は、本発明を説明するためのものであり、本発明を不適切に限定するものではない。
【
図1】本発明の特定の実施例1に係る掃除機清掃装置の立体構造概略図である。
【
図2】本発明の特定の実施例1に係る掃除機清掃装置の分解構造概略図である。
【
図3】本発明の特定の実施例1に係る掃除機清掃装置における清掃部材が最も高い位置にあるときの断面図である。
【
図5】本発明の特定の実施例1に係る掃除機清掃装置における清掃部材が最も低い位置にあるときの断面図である。
【
図6】本発明の特定の実施例1に係る昇降モジュール及び清掃モジュールの分解構造概略図である。
【
図7】本発明の特定の実施例1に係る清掃部材の断面図である。
【
図8】本発明の特定の実施例2に係る掃除機清掃装置の立体構造概略図である。
【
図10】本発明の特定の実施例2に係る清掃部材及びブッシュカバーの断面図である。
【
図11】本発明の特定の実施例3に係る掃除機清掃装置の立体構造概略図である。
【
図12】本発明の特定の実施例3に係る掃除機清掃装置における清掃部材が最も高い位置にあるときの断面図である。
【
図13】本発明の特定の実施例3に係る掃除機清掃装置における清掃部材が最も低い位置にあるときの断面図である。
【
図14】本発明の特定の実施例3に係るフローティングブッシュ及び清掃部材の断面図である。
【
図15】本発明の特定の実施例3に係る第1のブッシュと第2のブッシュの分解構造図である。
【
図16】本発明の特定の実施例3に係る第2のブッシュの立体構造概略図である。
【
図17】本発明の特定の実施例3に係る第2のブッシュの断面図である。
【
図18】本発明の一実施例に係るハウジングと、第2のブッシュ、ブッシュカバー、及び動力伝動軸との協働概略図である。
【
図20】
図18のハウジングと、第2のブッシュ、ブッシュカバー、及び動力
出力軸とが協働しているときの他方側の概略図である。
【
図21】
図20のハウジングと、第2のブッシュ、ブッシュカバー、及び動力
出力軸とが協働しているときに上面方向から見た概略図である。
【
図22】本発明の別の実施例に係る遮光部材、バイアス部材、センサー及びハウジング本体の分解概略図である。
【
図23】本発明の一実施例に係る清掃装置の一部の断面概略図である。
【
図24】図
23の第2のブッシュの断面概略図である。
【
図26】
図25のフローティングブッシュの構造概略図である。
【
図28】本願に係る掃除機清掃装置の立体断面構造概略図である。
【
図30】本願に係る清掃アセンブリ及び昇降アセンブリの分解断面構造概略図である。
【
図31】本願に係る第1のブッシュの立体断面構造概略図である。
【
図32】本願に係る清掃部材の立体構造概略図である。
【
図36】本願の別の実施例の立体構造概略図である。
【
図37】本願の別の実施例の立体構造概略図である。
【
図45】本願に係る清掃機構の分解構造概略図である。
【
図47】
本願に係る掃除機の清掃機構の立体構造概略図である。
【
図48】
本願の一実施例により提供される清掃機構が清掃機器に適用されたときの立体図である。
【
図50】
図49に示される清掃機器の断面図のI部分の一部拡大概略図である。
【
図51】
本願の一実施例により提供される清掃機構のモップトレーアセンブリの立体分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0098】
本発明の前述の及び他の目的、特徴、態様及び利点は、添付の図面を参照して以下に本発明をさらに詳細に説明することにより、当業者が本明細書の内容を参照して実施することができるように、より明らかになるであろう。図面では、明確にするために、形状及び寸法を拡大することができ、同じ又は同様の部品を示すために、すべての図面で同じ符号が使用される。以下の説明では、中心、厚さ、高さ、長さ、前部、裏部、後部、左側、右側、頂部、底部、上部、下部などの用語は、図面に示されている方位又は位置関係に基づくものである。特に、「高さ」は頂部から底部までの寸法に相当し、「幅」は左側から右側までの寸法に相当し、「深さ」は前から後までの寸法に相当する。これらの相対的な用語は、説明を容易にするためのものであり、一般に、特定の向きを必要とすることを意図していない。取付や接続などに関するという用語(例えば「接続」、「取付」)は、明確に記載されていない限り、中間構造を介した直接的又は間接的な固定又は取付関係、ならびに移動可能又は剛性の取付又は関係を指す。
【0099】
次に、本発明は、図面及び特定の実施形態を参照してさらに説明されるが、以下に説明される各実施例又は技術的特徴は、矛盾しない限り、任意に組み合わせて新たな実施例を形成することができることに留意されたい。本明細書で使用する「有する」、「含有する」、「含む」などの用語は、1つ又は複数の他の要素又はそれらの組合せの存在又は追加を除外しないことを理解されたい。
【0100】
図1~17を参照すると、本発明は、清掃装置に関し、当該清掃装置は、駆動モジュール12、昇降モジュール14、及び清掃モジュール13を備え、
駆動モジュール12は、昇降駆動機121を含み、
昇降モジュール14は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122に接続される第1のブッシュ141と、前記第1のブッシュ141との間に螺旋機構を形成する第2のブッシュ142と、を含み、
清掃モジュール13は、前記第2のブッシュ142に接続される清掃部材131を含み、
前記螺旋機構は、少なくとも前記昇降駆動機121の動力出力軸122から第1の駆動力を受け、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して降下させるように動かし、第2の駆動力を受けて、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して上昇させるように動かすようにしている。
【0101】
図1~7を再び参照すると、本発明の1つの特定の実施例1では、
前記螺旋機構は、互いに噛み合うねじ溝1421及びねじ山1411を含み、
前記ねじ溝1421は前記第1のブッシュ141に配置され、前記ねじ山1411は前記第2のブッシュ142に配置されるようにするか、もしくは、前記ねじ溝1421は前記第2のブッシュ142に配置され、前記ねじ山1411は前記第1のブッシュ141に配置されるようにしており、
前記ねじ溝1421及び前記ねじ山1411のリード角をセルフロッキングリード角よりも小さくしている。
【0102】
さらに、本発明の1つの好ましい実施形態では、前記ねじ溝1421が前記第2のブッシュ142に位置し、前記ねじ山1411が前記第1のブッシュ141に位置する。
【0103】
本発明の一実施例では、前記ねじ山1411は細長く、本発明の別の実施例では、前記ねじ山1411はねじ切りされたものである。
【0104】
前記ねじ山1411の形状の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0105】
理解できるものとして、掃除機が正常に作動しているとき、前記昇降駆動機121は、前記動力出力軸122を正方向に回転するように駆動することによって、前記第1のブッシュ141を正方向に回転するように動かし、これによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記第2のブッシュ142上のねじ溝1421に沿って正方向に回転するように制御し、その結果、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して降下し、前記清掃部材131が地面に接触して清掃動作を行い、
掃除機がカーペットを感知したとき、または掃除機がモップがけを終えたとき、前記昇降駆動機121は、前記動力出力軸122を逆方向に回転するように駆動することによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記第2のブッシュ142上のねじ溝1421に沿って逆方向に回転するように制御し、これによって、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して上昇して、地面から離間し、これによって清掃部材131の持ち上げ動作を達成し、
同時に、セルフロッキングリード角は材料間の静止摩擦係数に基づいて決定されたものであり、本発明に係る前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411のリード角は同じで、且つ前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411のリード角は静止摩擦係数に基づいて決定されたセルフロッキングリード角よりも小さくすることによって、前記清掃部材131が最も高い位置まで上昇したときに自重で回転して落下することを防止し、前記清掃部材131を効果的に位置制限して固定することができる。
【0106】
本発明の一実施形態では、前記清掃部材131は、正常に作動しているとき、最も低い位置にあり、このとき、前記清掃部材131と地面との間の距離はHであり、前記距離Hの大きさは1~3mmであり、掃除機がカーペットに遭遇してそれを避けようとするとき、または作業を終了するとき、前記清掃部材131は最も高い位置にあり、このとき、前記清掃部材131と地面との間の距離はDであり、前記距離Dの大きさは5~9mmであり、前記清掃部材131の持ち上げ高さは4~6mmであるようにしている。
【0107】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記清掃部材131は、正常に作動しているとき、最も低い位置にあり、このとき、前記清掃部材131と地面との間の距離はHであり、前記距離Hの大きさは1.5mmであり、掃除機がカーペットに遭遇してそれを避けようとするとき、または作業を終了するとき、前記清掃部材131は最も高い位置にあり、このとき、前記清掃部材131と地面との間の距離はDであり、前記距離Dの大きさは6.5mmであり、前記清掃部材131の持ち上げ高さは5mmであるようにしている。
【0108】
作業者は、実際の状況に応じて、異なる回転数のねじ溝1421を選択して配置することによって前記清掃部材131の持ち上げ高さを調整し、掃除機を異なるシーンに適用させ、一定の汎用性を有するものにすることができる。
【0109】
各前記ねじ溝1421と対応する1つの前記ねじ山1411との間には一定の隙間が設けられていると同時に、各前記ねじ溝1421内には、前記第2のブッシュ142を滑らかで流暢に回転させるために、潤滑グリースが設けられるようにしている。
【0110】
さらに、前記昇降モジュール14は、ブッシュカバー143をさらに含み、前記ブッシュカバー143は、前記第2のブッシュ142の頂部に配置され、前記ブッシュカバー143は、底端において、前記ねじ溝1421の端部に配置された突起した第1の位置制限部1431を有するようにしている。
【0111】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記ねじ溝1421の他端部に第2の位置制限部1422を設け、
前記ねじ山1411は、一方側端に第1の位置制限面14111を設け、前記ねじ山1411は、他方側端に第2の位置制限面14112を設け、
前記清掃部材131は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122からの第1の駆動力によって駆動されて最も低い位置に達したとき、前記第1の位置制限部1441と前記第1の位置制限面14111との協働によって前記清掃部材131を最も低い位置に制限し、
前記清掃部材131は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122からの第1の駆動力によって駆動されて最も高い位置に達したとき、前記第2の位置制限部1422と前記第2の位置制限面14112との協働によって前記清掃部材131を最も高い位置に制限するようにしている。
【0112】
さらに、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141に固定して接続されるか、もしくは、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141にフローティング可能に接続されるようにしている。
【0113】
具体的には、本発明の1つの好ましい実施形態では、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141にフローティング可能に接続されるようにしている。
【0114】
さらに、前記昇降モジュール14は、フローティングアセンブリ144をさらに含み、前記フローティングアセンブリ144は、フローティングブッシュ1441とフローティング素子を含み、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであり、
前記フローティングブッシュ1441は前記第1のブッシュ141に接続され、且つ前記フローティングブッシュ1441は前記動力出力軸122に接続されるようにしている。
【0115】
本発明の一実施例では、前記フローティング素子はばねであり、本発明の別の実施例では、前記フローティング素子はねじりばねであり、本発明の別の実施例では、前記フローティング素子は板ばねであるようにしている。
【0116】
前記フローティング素子の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる事項である。
【0117】
また、前記フローティング素子の圧力範囲は5~10Nであり、前記清掃部材131のフローティングストロークは、実際の状況に応じて具体的に設定され得る。
【0118】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、一端が前記動力出力軸122に固定して接続され、他端が前記第1のブッシュ141に接続され、
前記第1のブッシュ141は、第1の嵌合溝1412を含み、前記フローティングブッシュ1441は前記第1の嵌合溝1412内に設けられ、前記フローティングブッシュ1441は少なくとも1つの第1の位置制限用突起14411を備え、前記第1の嵌合溝1412は、側壁において、少なくとも1つの第1の位置制限溝1413を備え、前記第1の位置制限用突起14411が前記第1の位置制限溝1413と嵌め合うようにしている。
【0119】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のブッシュ141との間には第1のフローティングチャンバー1442を形成し、前記フローティング素子は前記第1のフローティングチャンバー1442内に配置されるようにしている。
【0120】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のブッシュ141は、前記第1の位置制限用突起14411と前記第1の位置制限溝1413との嵌合によって、位置制限して固定されることを理解されたい。
【0121】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記第1の位置制限用突起14411は、側端において、前記第1の位置制限用突起14411の移行構造となる案内面144111を設け、前記フローティングブッシュ1441を取り付けるとき、前記フローティングブッシュ1441を前記第1の嵌合溝1412内に嵌設することを容易にするために、前記案内面144111は、前記第1の位置制限用突起14411を前記第1の位置制限溝1413に摺動するように案内することができる。
【0122】
前記第1のブッシュ141と前記フローティングブッシュ1441との間にフローティング素子を設けて、前記清掃部材131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃部材131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃部材131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせることによって、前記清掃部材131上のモップを不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃部材131の障害物乗り越え機能を強化する。
【0123】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュと嵌め合う多角形である。
本発明の1つの特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する四辺形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する五角形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する六角形であるようにしている。
【0124】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との軸線方向に垂直な断面の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0125】
多角形の前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412は1つの位置制限構造であり、前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のブッシュ141に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のブッシュ141に強固に嵌合することを理解されたい。
【0126】
1つの好ましい実施形態では、
図4に示すように、フローティングブッシュ1441は第1のブッシュ141に接続され、且つフローティングブッシュ1441は動力出力軸122に磁気吸着アセンブリによって接続され、フローティングブッシュ1441の底部と第1のブッシュ141との間には、フローティング素子を取り付けるためのフローティングチャンバーを形成するようにしている。磁気吸着アセンブリは、フローティングブッシュ1441に設けられた第1の磁性体1444と、動力出力軸122に設けられた第4の磁性体と、を含み、第1の磁性体1444と第4の磁性体は、互いに向かい合う一端の極性が真逆であるようにしており、清掃装置は、フローティングブッシュ1441と前記動力出力軸122が所定の位置に取り付けられているか否かを検出するための、第1の磁性体と第4の磁性体の一方に対して固定して設けられるホールセンサー(図示しない)をさらに含む。
【0127】
取り付け過程では、第2のブッシュ142、第1のブッシュ141、フローティングブッシュ1441、清掃部材固定用部材1311、及び第1の磁性体1444を予め取り付けて、1つの清掃部材組合せ体として形成し、そして、清掃部材組合せ体全体を動力出力軸122に取り付け、すなわち、第1の磁性体1444と第4の磁性体を磁気吸着によって固定し、第1の磁性体1444と第4の磁性体を磁気吸着するとき、ホールセンサーは、第1の磁性体1444と第4の磁性体を磁気吸着した後に形成される磁気回路の磁束を検出して、コントローラにフィードバックし、コントローラは、この磁束を予め設定された磁束と比較し、検出された磁束が予め設定された磁束に達した場合、清掃部材組合せ体が動力出力軸122の所定位置に取り付けられていることを示す。検出された磁束が予め設定された磁束に達していない場合、清掃部材組合せ体が動力出力軸122の所定位置に取り付けられていないことを示す。すなわち、清掃部材組合せ体が動力出力軸122の所定位置に取り付けられているか否かを検出するために用いられる。
【0128】
さらに好ましくは、動力出力軸122は磁性材料で作られ、動力出力軸144は第4の磁性体とし、ホールセンサーは前記動力出力軸の頂部の上方に設けられるようにしている。好ましくは、ホールセンサーは、検出精度を向上させるために、動力出力軸122の頂部の真上に設けられるようにしている。
【0129】
好ましくは、フローティングブッシュ1441上には、第1の磁性体と第4の磁性体又は動力出力軸との磁気吸着を強くするために、逃げ穴が設けられるようにしている。
【0130】
変形例として、
図10に示すように、上記の第2のブッシュ142は、清掃部材組合せ体を予め取り付けることをさらに容易にするために、清掃部材固定用部材1311に一体成形され得る。または、
図4に示すように、第2のブッシュ142は、例えば、スナップ接続又はネジ接続を用いて、清掃部材固定用部材1311に取り外し可能に接続されるようにしている。
【0131】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記フローティングブッシュ1441は第3の嵌合溝14414をさらに含み、前記動力出力軸122は、他端が前記第3の嵌合溝14414内に設けられて前記フローティングブッシュ1441に接続されるようにしている。
【0132】
具体的には、前記動力出力軸122は前記第3の嵌合溝14414とスナップ接続されるか、もしくは、前記動力出力軸122は第1の磁性体1444を介して前記第3の嵌合溝14414に磁気的に接続されるようにしている。
【0133】
本発明の1つの好ましい実施例では、前記動力出力軸122は第1の磁性体1444を介して前記第3の嵌合溝14414に磁気的に接続されるようにしている。
【0134】
前記第1の磁性体1444は前記第3の嵌合溝14414の底部に配置されるか、もしくは、前記第1の磁性体1444は前記第3の嵌合溝14414の内側の周方向領域に配置されるようにすることができる。
【0135】
前記第1の磁性体1444の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0136】
前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第3の嵌合溝14414は前記動力出力軸122と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0137】
本発明の1つの特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第3の嵌合溝14414は前記動力出力軸122に嵌合する四辺形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第3の嵌合溝14414は前記動力出力軸122に嵌合する五角形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第3の嵌合溝14414は前記動力出力軸122に嵌合する六角形であるようにしている。
【0138】
前記動力出力軸122と前記第3の嵌合溝14414との軸線方向に垂直な断面の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0139】
多角形の前記第3の嵌合溝14414と前記動力出力軸122は1つの位置制限構造であり、前記第3の嵌合溝14414と前記動力出力軸122との嵌合は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して初歩的に位置制限して固定するために用いられ、同時に、前記第3の嵌合溝14414の内部に第1の磁性体1444が設けられ、前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して前記第1の磁性体1444によってさらに位置制限して固定することによって、前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に強固に嵌合し、かつ、前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441から取り外して分離させることを容易にし、最終的には、前記清掃部材131の取り外しを容易にすることを理解されたい。
【0140】
さらに、作業者は、異なる前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して組み付ける方向、及び前記フローティングブッシュ1441を前記第1のブッシュ141に対して組み付ける方向を制御することによって、異なる清掃部材131の出発位置を制御する。
【0141】
さらに、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が異なり、前記第1の磁性体1444の磁力の大きさが異なるようにしている。
【0142】
前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が高い場合には、磁力の大きい第1の磁性体1444を選択することができ、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が低い場合には、磁力の小さい第1の磁性体1444を選択することができる。前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度の速さに応じて、前記フローティングブッシュ1441が前記昇降駆動機121の動力出力軸122に安定的に接続されるように確保するために、特定の磁力の大きさの第1の磁性体1444を選択する。
【0143】
さらに、前記第2のブッシュ142は前記清掃部材131に固定して接続されるか、もしくは前記第2のブッシュ142は前記清掃部材131と一体成形されるようにしている。
【0144】
前記第2のブッシュ142を前記清掃部材131に接続する方式の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0145】
さらに、前記昇降モジュール14は、減衰部材146をさらに含み、前記駆動モジュールは、ハウジング123をさらに含み、前記減衰部材146は前記第2のブッシュ142と前記ハウジング123との間に設けられるようにしている。
【0146】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記減衰部材146は可撓性材料で作られたものであるようにしている。
【0147】
本発明は、前記第2のブッシュ142と前記ハウジング123との間に減衰部材146を設けることによって、前記第2のブッシュ142とハウジング123との間の摩擦を避け、前記第2のブッシュ142の耐用年数を増加させ、同時に、前記減衰部材146は可撓性材料で作られたものであるため、前記減衰部材146と前記ハウジング123との間に摩擦力が生じ、前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達することを妨げるように前記第2のブッシュ142を妨げるように作用し、前記第2のブッシュ142が前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達するまでの時間を延長することによって、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度の大きさをどのように設定することに関係なく、前記動力出力軸122が正常に回転すれば、前記第2のブッシュ142に対して相対回転させることができ、螺旋機構の作用により前記清掃部材131を上昇又は降下させることができることを理解されたい。
【0148】
さらに、前記清掃装置は、センサー及びコントローラをさらに含み、前記コントローラは前記昇降駆動機121と前記センサーにそれぞれ電気的に接続されるかまたは無線で接続されるようにしている。
【0149】
前記センサーはカーペットを感知し識別するためのものであり、前記センサーがカーペットの存在を感知すると、前記センサーはフィードバック信号を前記コントローラに送信し、前記コントローラは、前記フィードバック信号を受信した後、フィードバック結果に従って前記昇降駆動機12に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121の動力出力軸122からの第1の駆動力により、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して上昇させるように動かすことによって、清掃部材131の持ち上げ機能を達成し、カーペットに対して退避動作を実行することを理解されたい。
【0150】
以上のように、掃除機が作業を開始する前に、前記清掃部材131は最も高い位置にあり、掃除機が作業を開始すると、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信して、前記昇降駆動機121の動力出力軸122が正回転を開始するように制御することによって、前記第1のブッシュ141を正方向に回転するように動かし、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記第2のブッシュ142上のねじ溝1421に沿って逆方向に回転するように制御し、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して降下し、前記清掃部材131が地面に接触して清掃動作を行うようにしており、
前記センサーがカーペットの存在を感知すると、前記センサーはカーペットを感知したというフィードバック信号を前記コントローラに送信し、前記コントローラは前記フィードバック信号を受信した後、フィードバック結果に従って前記昇降駆動機121に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121の動力出力軸122を逆方向に回転し始めるように制御することによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記第2のブッシュ142上のねじ溝1421に沿って逆方向に回転するように制御し、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131の持ち上げ動作を達成し、カーペットに対して退避動作を実行するようにしており、
前記掃除機が作業を終了すると、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信して、前記昇降駆動機121の動力出力軸122を逆方向に回転し始めるように制御することによって、前記第1のブッシュ141を逆方向に回転するように動かすことによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記第2のブッシュ142上のねじ溝1421に沿って逆方向に回転するように制御し、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131の持ち上げ動作を達成し、清掃部材131が清掃された地面を二次汚染することを防止するようにしている。
【0151】
図8~10を再び参照すると、本発明の1つの特定の実施例2では、
特定の実施例1に基づいて次の解決手段をさらに形成している。
【0152】
前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間には弾性素子145が配置されており、前記弾性素子145は、引張りばね、弾性ロープ、ねじりばね、及び板ばねのうちの少なくとも1つであり、
前記弾性素子145は前記第2の駆動力を提供する。
【0153】
本発明の一実施例では、前記弾性素子145は引張りばねであり、本発明の別の実施例では、前記弾性素子145はねじりばねであり、本発明の別の実施例では、前記弾性素子145は板ばねであるようにしている。
【0154】
前記弾性素子145の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0155】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記清掃部材131は第2の接続部1312をさらに含み、前記第1のブッシュ141は第1の接続部1414をさらに含み、前記弾性素子145の首尾両端は前記第1の接続部1414と前記第2の接続部1312にそれぞれ接続されるようにしている。
【0156】
理解できるものとして、掃除機が正常に作動しているとき、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信して、前記昇降駆動機121は、前記制御命令に従って、前記動力出力軸122を回転するように駆動することによって、前記第1のブッシュ141を回転するように動かし、これによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って回転するように制御し、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って降下し、前記清掃部材131上のモップが地面に接触してモップ掛け動作を行うと同時に、前記弾性素子145は伸張状態にあり、
前記センサーがカーペットの存在を感知すると、前記センサーはフィードバック信号を前記コントローラに送信し、前記コントローラは前記フィードバック信号を受信した後、フィードバック結果に従って前記昇降駆動機121に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121が作動を停止するように制御することによって、前記弾性素子145の伸張動作を停止させ、前記弾性素子145からの第2の駆動力の作用により、前記ねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って再び回転するようになり、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131のモップの持ち上げ機能を達成し、カーペットに対して退避動作を実行するようにしており、
もしくは、前記掃除機が作業を終了すると、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信して、前記昇降駆動機121が作動を停止するように制御することによって、前記弾性素子145の伸張動作を停止させ、前記弾性素子145からの第2の駆動力の作用により、前記ねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って再び回転するようになり、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のブッシュ142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131のモップの持ち上げ機能を達成し、清掃部材131が清掃された地面を二次汚染することを防止する。
【0157】
図11~27を再び参照すると、本発明の1つの特定の実施例3では、特定の実施例1に基づいて次の解決手段をさらに形成している。
【0158】
前記フローティングブッシュ1441は前記第2のブッシュ142に接続され、且つ前記フローティングブッシュ1441は前記清掃部材131に接続されるようにしている。
【0159】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、一端が前記第2のブッシュ142に固定して接続され、他端が前記清掃部材131に接続されるようにしており、
前記清掃部材131は清掃部材固定用部材1311を含み、前記フローティングブッシュ1441は第2の嵌合溝14412を含み、前記清掃部材固定用部材1311は前記第2の嵌合溝14412内に設けられ、前記清掃部材固定用部材1311は少なくとも1つの第2の位置制限用突起13111を含み、前記フローティングブッシュ1441は少なくとも1つの第2の位置制限溝14413を含み、前記第2の位置制限用突起13111が前記第2の位置制限溝14413と嵌め合うようにしており、
前記フローティングブッシュ1441と前記清掃部材固定用部材1311との間には、第2のフローティングチャンバー1443が形成され、前記フローティング素子は前記第2のフローティングチャンバー1443内に配置されるようにしている。
【0160】
前記フローティングブッシュ1441は、前記第2の位置制限用突起13111と前記第2の位置制限溝14413との嵌合によって、前記清掃部材131に対して位置制限して固定されることを理解されたい。
【0161】
前記フローティングブッシュ1441と前記清掃部材131との間にフローティング素子を設けて、前記清掃部材131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃部材131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃部材131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃部材131上のモップを不整地に密着させることができ、これによって、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃部材131の障害物乗り越え機能を強化する。
【0162】
さらに、前記清掃部材固定用部材1311は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記清掃部材固定用部材1311と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0163】
本発明の1つの特定の実施例では、前記清掃部材固定用部材1311は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記清掃部材固定用部材1311に嵌合する四辺形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記清掃部材固定用部材1311は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記清掃部材固定用部材1311に嵌合する五角形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記清掃部材固定用部材1311は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記清掃部材固定用部材1311に嵌合する六角形であるようにしている。
【0164】
多角形の前記第2の嵌合溝14412と前記清掃部材固定用部材1311は1つの位置制限構造であり、前記第2の嵌合溝14412と前記清掃部材固定用部材1311との嵌合は、前記清掃部材131を前記フローティングブッシュ1441に対して位置制限して固定するために用いられることを理解されたい。
【0165】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記フローティングブッシュ144は固定部14415を備え、前記第2のブッシュ142は第4の嵌合溝1423を備え、前記固定部14415は前記第4の嵌合溝1423内に設けられ、
前記固定部14415は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第4の嵌合溝1423は前記固定部14415と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0166】
本発明の1つの特定の実施例では、前記固定部14415は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第4の嵌合溝1423は前記固定部14415に嵌合する四辺形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記固定部14415は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第4の嵌合溝1423は前記固定部14415に嵌合する五角形であるようにしており、本発明の別の特定の実施例では、前記固定部14415は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第4の嵌合溝1423は前記固定部14415に嵌合する六角形であるようにしている。
【0167】
多角形の前記第4の嵌合溝1423と前記固定部14415は1つの位置制限構造であり、前記第4の嵌合溝1423と前記固定部14415との嵌合は、前記第2のブッシュ142を前記フローティングブッシュ1441に対して初歩的に位置制限して固定するために用いられることを理解されたい。
【0168】
さらに、前記第2のブッシュ142は前記フローティングブッシュ1441とスナップ接続されるか、もしくは、前記第2のブッシュ142は前記フローティングブッシュ1441と磁気吸着によって接続されるようにしている。
【0169】
具体的には、本発明の1つの好ましい実施形態では、第2のブッシュ142は前記フローティングブッシュ1441と磁気吸着によって接続されるようにしている。
【0170】
前記フローティングブッシュ1441上に第2の磁性体1445が配置され、前記第2のブッシュ142を前記フローティングブッシュ1441に対して前記第2の磁性体1445によってさらに位置制限して固定することによって、前記第2のブッシュ142を前記フローティングブッシュ1441に強固に嵌合し、かつ前記第2のブッシュ142を前記フローティングブッシュ1441から取り外して分離させることを容易にし、最終的には、前記清掃部材131の取り外しを容易にする。
【0171】
本発明の1つの好ましい実施形態では、
図23に示すように、フローティングブッシュ1441は、一端が磁気アセンブリによって第2のブッシュ142に磁気的に接続され、他端が清掃部材を取り付けるための清掃部材固定用部材1311に接続され、且つ両者の間には、前記フローティング素子が配置されている第2のフローティングチャンバーが形成されるようにしている。
【0172】
選択的には、磁気アセンブリは、フローティングブッシュ1441と第2のブッシュ142にそれぞれ設けられた第2の磁性体1445と第3の磁性体151を含み、第2の磁性体1445と第3の磁性体151は、互いに向かい合う一端の極性が真逆であり、フローティングブッシュ1441は、第2の磁性体1445と第3の磁性体151とが互いに引き合うことにより、第2のブッシュ142に取り外し可能に固定して接続されるようにしている。
【0173】
さらに、清掃装置は、フローティングブッシュ1441と第2のブッシュ142が所定の位置に取り付けられているか否かを検出するための、第2の磁性体と第3の磁性体の一方に対して固定して設けられるホールセンサー(図示しない)をさらに含む。実際に使用する際、フローティングブッシュ1441、清掃部材固定用部材1311、第2の磁性体1445を予め取り付けて、1つの組合せ体として形成し、そして、組合せ体全体の頂部の第2の磁性体1445を第3の磁性体151に固定して接続され、このとき、ホールセンサーは、第2の磁性体と第3の磁性体を磁気吸着した後に形成される磁気回路の磁束を検出し、コントローラにフィードバックし、コントローラは、この磁束を予め設定された磁束と比較し、検出された磁束が予め設定された磁束に達した場合、組合せ体が第2のブッシュの所定位置に取り付けられていることを示す。検出された磁束が予め設定された磁束に達していない場合、組合せ体が第2のブッシュの所定位置に取り付けられていないことを示す。
【0174】
選択的には、
図23及び
図24に示すように、第2のブッシュ142上の清掃部材固定用部材1311に向く側に第1の溝領域すなわち上記の第4の嵌合溝1423が設けられ、清掃部材固定用部材1311を背く側に環状の第2の溝領域1425が設けられ、ねじ溝1421又はねじ山1411は第2の溝領域1425内に設けられ、第1のブッシュ141は、頂部が動力出力軸122に接続され、第1のブッシュ141は、底部が第2の溝領域1425内に埋め込まれるようにしている。好ましくは、第1のブッシュは逆U字形断面を呈する。
【0175】
第3の磁性体151は第1の溝領域の溝底に設けられ、少なくとも第2の磁性体1445は第1の溝領域内に伸びて第3の磁性体1425に磁気吸着によって固定されることによって、第2のブッシュ142全体は、第1のブッシュ141、動力出力軸122とコンパクトな構造をなすようにしている。
【0176】
選択的には、上記のホールセンサーは、第1の溝領域内に設けられてもよく、ホールセンサーは第3の磁性体151よりも第1の溝領域の溝底に近く配置され、すなわち、ホールセンサーは第1の溝領域の溝底に設けられるようにしている。変形例として、ホールセンサーは、フローティングブッシュ1441上に設けられてもよく、第2の磁性体1445は、ホールセンサーよりも第1の溝領域の溝底に近く配置されるようにしている。
【0177】
選択的には、ホールセンサーは動力出力軸122の頂部に設けられ、動力出力軸122は磁気伝導性材料で作られ、動力出力軸122は、端部が第3の磁性体151に接近して且つ正対するように分布されるようにしている。もしくは動力出力軸122は磁気伝導性材料で作られ、第1の溝領域内に第3の磁性体151を設ける必要がなく、直接に第3の磁性体とする。このとき、最適には、第1の溝領域の溝底には、第3の磁性体が第2の磁性体に磁気吸着によって固定されることを容易にするために、開口又は逃げ穴を設けるようにしている。
【0178】
図25及び
図26に示すように、第2の磁性体1445は少なくとも2つあり、それに応じて、第3の磁性体151は少なくとも2つあり、フローティングブッシュ1441は、底部辺縁において、外へ突出して延伸する外縁1446が設けられ、前記外縁1446は前記第2の溝領域1425の底部に対向して分布されるようにしており、少なくとも1つの前記第3の磁性体151は前記第2の溝領域1425の底部に設けられ、少なくとも1つの前記第2の磁性体1445は前記外縁1446に設けられ、前記第2の磁性体1445は前記第3の磁性体151に磁気吸着によって接続されるようにすることによって、第2のブッシュ142とフローティングブッシュ1441との接続の強固さをさらに向上させる。
【0179】
図26に示すように、好ましくは、外縁の縁上に環状フランジ1448が設けられ、それに応じて、
図27に示すように、第2のブッシュ142の底部に延伸部1426が設けられ、延伸部1426が外縁に当接することによって、環状フランジと外縁と延伸部1426の外壁との間に環状溝が囲繞され、当該環状溝内に環状の第2の磁性体1445が設けられるようにしている。
【0180】
図27に示すように、第2のブッシュ142の第2の溝領域には、第3の磁性体151が埋め込まれる環状孔1427が設けられることによって、第3の磁性体と第2の磁性体が対向して分布されるようにしている。
【0181】
変形例として、上記の環状フランジと延伸部を設けずに、第3の磁性体と第2の磁性体を第2のブッシュの底部とフローティングブッシュの頂部にそれぞれ直接に設けるようにしてもよい。
【0182】
選択的には、清掃部材固定用部材1311とフローティングブッシュはスナップ接続され、具体的には、
図25及び
図26に示すように、フローティングブッシュ1441の側壁に少なくとも1つの嵌合孔1447が設けられ、清掃部材固定用部材1311は頂部がフローティングブッシュの底部内側キャビティ内に伸び、清掃部材固定用部材1311の頂部又は側壁には、嵌合孔1447に引っ掛けられたスナップが設けられ、これによって、清掃部材固定用部材1311と嵌合孔1447とを取り外し可能に接続することを達成する。スナップと嵌合孔は、その位置を交換してもよいし、または磁気吸着などの他の手段によって固定して接続されてもよい。または、
図23に示すように、フローティングブッシュ1441は清掃部材固定用部材1311上に成形されるようにしている。
【0183】
さらに、前記昇降モジュール14は、減衰部材146をさらに含み、前記駆動モジュールは、ハウジング123をさらに含み、前記減衰部材146は前記第2のブッシュ142と前記ハウジング123との間に設けられるようにしている。
【0184】
本発明の1つの好ましい実施形態では、前記減衰部材146はOリングシールであり、前記第2のブッシュ142上にシールリング固定溝1424が配置され、前記減衰部材146は前記シールリング固定溝1424に配置されるようにしている。
【0185】
本発明は、前記第2のブッシュ142と前記ハウジング123との間に、前記ハウジング123との間に摩擦力が生じるOリングシールを設けることによって、前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達することを妨害するように前記第2のブッシュ142を妨害する作用を発揮して、前記第2のブッシュ142が前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達するまでの時間を延長することによって、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度の大きさをどのように設定することに関係なく、前記動力出力軸122が正常に回転すれば、前記第2のブッシュ142に対して相対回転させることができ、螺旋機構の作用により前記清掃部材131を上昇又は降下させることができることを理解されたい。
【0186】
別の実施形態として、
図18及び
図19に示すように、駆動モジュールは、前記第2のブッシュ143の外に覆設されたハウジング123をさらに含み、ハウジング123上に少なくとも1つの逃げ穴1231が設けられ、逃げ穴1231内に、内側に突起した少なくとも1つの突起を有する少なくとも1つの変形部1232が設けられ、前記ハウジング123は前記突起によって前記第2のブッシュの外壁面と締まり嵌めで当接するように維持され、変形部が逃げ穴内に変形空間を有するため、突起と第2のブッシュの外壁との間に弾力性のある締まり嵌め当接を形成し、突起が第2のブッシュの外壁と常に一定の摩擦力を維持することを確保し、減衰の役割を果たす。
【0187】
選択的には、ハウジングと変形部1232とは、POM(Polyformaldehyde)やpp(Polypropylene)プラスチックなどのプラスチック材質で一体成形されるようにしている。
【0188】
図19に示すように、ハウジング上の逃げ穴1231は、1つ設けられていてもよいし、2つ以上設けられていてもよく、逃げ穴1231が複数設けられる場合に、最適には、複数の逃げ穴1231はハウジング123の外壁の円周上に均一に配置されるようにしている。各逃げ穴1231内に設けられた変形部1232は、1つあってもよいし、2つ以上あってもよく、変形部1232上に少なくとも1つの突起が設けられるようにしている。例えば、変形部1232は波状を呈するものであってもよく、波状のピーク位置は1つの突起となり、減衰部材とする複数の突起を設けることによって、ハウジングと第2のブッシュとの間の減衰効果をさらに高める。
【0189】
変形例として、変形部は、波状以外にも、M字型、V字型、または他の円弧状や湾曲面など、他の形状であってもよい。
【0190】
図19に示すように、ハウジングについては、ハウジング123の頂部には、間隔をあけて配置された複数のラグ1233が設けられており、ハウジングは、掃除機又は清掃機器のシャーシ11にラグ1233によって取り外し可能に接続され、ラグは、シャーシ11にスナップ接続されていてもよいし、または磁気吸着によって接続されていてもよいし、または他の手段によって取り外し可能に接続されていてもよい。
【0191】
別の実施形態では、
図20及び
図21に示すように、
前記清掃装置は、センサー及びコントローラをさらに含み、コントローラは昇降駆動機121とセンサーにそれぞれ電気的に接続されるかまたは無線で接続されるようにしている。
【0192】
1つの好ましい実施形態として、駆動モジュールは、第2のブッシュ142の外壁の外に覆設されたハウジング123をさらに含み、センサーは、ハウジング123上に対向するように設けられている投光器1471と受光器1472を含み、投光器1471と受光器1472との間には光路領域を形成するようにしており、第2のブッシュ142が昇降駆動機121によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、第2のブッシュ142の少なくとも一部は光路領域内にあり、投光器1471から発する光を遮断し、受光器1472は投光器1471から発する光を受光することができず、このとき、センサーは、第2のブッシュ142が所定位置に上昇したという信号、すなわち、清掃部材が所定位置に上昇したという信号をコントローラにフィードバックし、コントローラは、この信号に従って、制御信号を出力し、昇降駆動機を制御して移動を停止させるが、逆に、第2のブッシュ142が上昇の最も高い位置に到達していない場合に、投光器1471から発した光は常に受光器1472に受光されることになり、このとき、センサーは、第2のブッシュが適切な高さまで持ち上げられていないことを、コントローラにフィードバックし、昇降駆動機は、第2のブッシュと清掃部材の位置を知るために、作業を継続するか、動作を開始するようにしている。
【0193】
好ましくは、別の実施形態では、
図20、
図21、及び
図22に示すように、駆動モジュールは、前記第2のブッシュ142の外壁の外に覆設されたハウジング123、遮光部材148、及びバイアス部材149をさらに含み、センサーは、前記ハウジング上に対向するように設けられている投光器1471と受光器1472を含み、投光器1471と受光器1472との間には光路領域を形成するようにしており、遮光部材148は前記ハウジング123上に昇降可能に設けられるようにしており、バイアス部材149は前記ハウジング123上に設けられ、前記遮光部材148にバイアス力を付与し、前記遮光部材148の底部を光路領域の直下に配置するように駆動し、第2のブッシュ142が昇降駆動機122によって駆動されて上昇位置の最高点に到達すると、第2のブッシュ142の頂部は、遮光部材148を上昇させて光路領域内に伸ばすように押し上げ、投光器1471から発する光を遮断し、受光器1472は投光器1471から発する光を受光することができず、このとき、センサーは、第2のブッシュ142が所定位置に上昇したという信号、すなわち、清掃部材が所定位置に上昇したという信号をコントローラにフィードバックし、コントローラは、この信号に従って、制御信号を出力し、昇降駆動機を制御して移動を停止させるが、逆に、第2のブッシュ142が上昇の最も高い位置に到達していない場合に、投光器1471から発した光は常に受光器1472に受光されることになり、このとき、センサーは、第2のブッシュが適切な高さまで持ち上げられていないことを、コントローラにフィードバックし、昇降駆動機は、作業を継続するか、動作を開始するようにしている。
【0194】
好ましくは、
図22に示すように、遮光部材148は、取付部1481、取付部1481の一側壁上に並んで設けられている遮光部1483、及び突起柱1482を含み、バイアス部材149は、一端がハウジング123上に設けられ、他端が突起柱1482上に設けられるようにしており、取付部1481は、第2のブッシュ142によって押し付けられ、遮光部1483を光路領域内に伸ばすように動かす。バイアス部材については、バイアス部材は圧縮ばねであることが好ましく、バイアス部材と遮光部を並んで設けることによって、バイアス部材は、光路領域内に配置されず、光路領域における光の伝送に干渉することがない。
【0195】
上記のセンサーは、光学的に結合されたセンサー、対向反射型センサー、または他の形態のセンサーであってもよい。
【0196】
好ましくは、
図22に示すように、駆動モジュールは、シャーシ11(後述する)に固定して接続されたハウジング本体150をさらに含み、ハウジング123はシャーシ11に接続されるようにすることによって、上記のバイアス部材の頂部をハウジング本体150の底部に設け、投光器と受光器をハウジング本体に固定台1473によって設け、投光器1471と受光器1472をU字形の2つの側壁に対向して分布するようにしている。
【0197】
なお、前述した第1のブッシュと第2のブッシュは、本質的にスリーブ、または他の環状構造であってもよく、上記の例に記載された形態又は形状に限定されるものではない。
【0198】
本発明は、さらに、シャーシ11と、
前記シャーシ11に取り付けられた前記した清掃装置と、を備える清掃機器に関する。
【0199】
清掃機器については、掃除機、自走式床洗浄機、または上記の清掃装置が適用された他の機器であってもよく、掃除機又は床洗浄機に限定されていない。
【0200】
上記の各実施例は、本願の一部の例示に過ぎず、本願の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0201】
図28~32を参照すると、本願は、駆動アセンブリ12、昇降アセンブリ14、及び清掃アセンブリ13を備える掃除機清掃装置に関し、
駆動アセンブリ12は、昇降駆動機121を含み、
昇降アセンブリ14は、第1のブッシュ141、第2のスリーブ部142、及び弾性素子145を含み、前記第1のブッシュ141は前記昇降駆動機121の動力出力軸122に接続され、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に螺旋機構を形成し、前記弾性素子145は前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142にそれぞれ接続されるようにしており、
清掃アセンブリ13は、前記第2のスリーブ部142に接続された清掃部材131を含み、
前記螺旋機構は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122からの第1の駆動力を受け、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して降下させるように動かし、前記弾性素子145からの第2の駆動力を受けて、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して上昇させるように動かす。
【0202】
掃除機が正常に作動しているとき、螺旋機構を使用して、清掃部材131を前記昇降駆動機121の動力出力軸122によって前記昇降駆動機121に対して降下させるように駆動することによって、清掃部材131に正常に清掃作業を行わせ、掃除機がカーペットを感知したとき、または掃除機がモップがけを終えたとき、清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して弾性素子145からの第2の駆動力によって上昇させるように駆動し、清掃部材131がカーペットを汚染することを防止し、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機が作動を停止すると、清掃部材131は自動的に持ち上がり、掃除機の清掃完了後に清掃部材131が清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0203】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記清掃部材131は第2の接続部1312を含み、前記第1のブッシュ141は第1の接続部1414を含み、前記弾性素子145の首尾両端は前記第2の接続部1312と前記第1の接続部1414にそれぞれ接続されるようにしており、
前記弾性素子142は、引張りばね、弾性ロープ、ねじりばね、及び板ばねのうちの少なくとも1つであり、
本願の一実施例では、前記弾性素子142は引張りばねであり、本願の別の実施例では、前記弾性素子142はねじりばねであり、本願の別の実施例では、前記弾性素子142は板ばねであるようにしている。
【0204】
前記弾性素子142の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0205】
さらに、前記螺旋機構は互いに噛み合うねじ溝1421とねじ山1411を含み、前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411のリード角をセルフロッキングリード角よりも小さくしており、
具体的には、前記ねじ溝1421は前記第2のスリーブ部142に配置され、前記ねじ山1411は前記第1のブッシュ141に配置されるか、もしくは、前記ねじ溝1421は前記第1のブッシュ141に配置され、前記ねじ山1411は前記第2のスリーブ部142に配置されるようにしている。
【0206】
前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411の具体的な位置の設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0207】
さらに、本願の好ましい実施形態では、前記ねじ溝1421は前記第2のスリーブ部142に配置され、前記ねじ山1411は前記第1のブッシュ141に配置されるようにしている。
【0208】
本願の一実施例では、前記ねじ山1411は細長く、本願の別の実施例では、前記ねじ山1411はねじ切りされるようにしている。
【0209】
前記ねじ山1411の形状の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0210】
理解できるものとして、掃除機が正常に作動しているとき、前記昇降駆動機121は、前記動力出力軸122を回転するように駆動して、前記第1のブッシュ141を回転するように動かすことによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って回転するように制御し、これによって、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して降下し、前記清掃部材131が地面に接触して清掃動作を行うと同時に、前記弾性素子145は伸張状態にあり、
掃除機がカーペットを感知したとき、または掃除機がモップがけを終えたとき、前記昇降駆動機121は、作動を停止することによって、前記弾性素子145の伸張動作を停止させ、前記弾性素子145からの第2の駆動力の作用により、前記ねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って再び回転するようになり、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が前記昇降駆動機121に対して上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131の持ち上げ動作を達成するようにしており、
同時に、セルフロッキングリード角は材料間の静止摩擦係数に基づいて決定されたものであり、本願では、前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411のリード角は同じで、且つ前記ねじ溝1421と前記ねじ山1411のリード角は静止摩擦係数に基づいて決定されたセルフロッキングリード角よりも小さくすることによって、前記清掃部材131が最も高い位置まで上昇したときに自重で回転して落下することを防止し、前記清掃部材131を効果的に位置制限して固定することができる。
【0211】
さらに、前記昇降アセンブリ14は、ブッシュカバー143をさらに含み、前記ブッシュカバー143は前記第2のスリーブ部142の頂端に配置され、前記ブッシュカバー143は、底端において、前記ねじ溝1421の端部に配置された突起した第1の位置制限部1431を有するようにしている。
【0212】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記ねじ溝1421は他端部に第2の位置制限部1422を設けるようにしており、
前記ねじ山1411は、頂端において、第1の位置制限面14111を設け、前記ねじ山1411は、側端において、第2の位置制限面14112を設けるようにしており、
前記清掃部材131は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の第1の駆動力によって駆動されて最も低い位置に達したとき、前記第1の位置制限部1431と前記第1の位置制限面14111との協働によって前記清掃部材131を位置制限するようにしており、
前記清掃部材131は、前記弾性素子145の第2の駆動力によって駆動されて最も高い位置に達したとき、前記第2の位置制限部1422と前記第2の位置制限面14112との協働によって前記清掃部材131を位置制限するようにしている。
【0213】
さらに、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141に固定して接続されるか、もしくは、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141にフローティング可能に接続されるようにしている。
【0214】
具体的には、本願の1つの好ましい実施形態では、前記動力出力軸122は前記第1のブッシュ141にフローティング可能に接続されるようにしている。
【0215】
さらに、前記昇降アセンブリ14はフローティングブッシュ1441とフローティング素子をさらに含み、
前記フローティングブッシュ1441は、一端が前記動力出力軸122に固定して接続され、
前記第1のブッシュ141は、第1の嵌合溝1412を含み、前記フローティングブッシュ1441は、他端が前記第1の嵌合溝1412内に設けられて前記第1のブッシュ141に接続され、
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のブッシュ141との間に第1のフローティングチャンバー1442を形成し、前記フローティング素子は前記第1のフローティングチャンバー1442内に設けられ、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0216】
本願の一実施例では、前記フローティング素子はばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子はねじりばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子は板ばねであるようにしている。
【0217】
前記フローティング素子の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0218】
前記第1のブッシュ141と前記フローティングブッシュ1441との間にフローティング素子を設けて、前記清掃部材131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃部材131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃部材131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃部材131上のモップを不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃部材131の障害物乗り越え機能を強化することを理解されたい。
【0219】
一方、前記フローティング素子の圧力範囲は5~10Nであり、前記清掃部材131のフローティングストロークは、実際の状況に応じて具体的に設定され得る。
【0220】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は少なくとも1つの第1の位置制限用突起14411を備え、前記第1のブッシュ141は少なくとも1つの第1の位置制限溝1413を備え、前記第1の位置制限用突起14411は前記第1の位置制限溝1413と嵌め合うようにしている。
【0221】
前記フローティングブッシュ1441は、前記第1の位置制限用突起14411と前記第1の位置制限溝1413との嵌合によって、前記第1のブッシュ141に対して位置制限して固定されるようにしていることを理解されたい。
【0222】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記第1の位置制限用突起14411は、側端において、前記第1の位置制限用突起14411の移行構造となる案内面144111を設け、前記フローティングブッシュ1441を取り付けるとき、前記フローティングブッシュ1441を前記第1の嵌合溝1412内に嵌設することを容易にするために、前記案内面144111は、前記第1の位置制限用突起14411を前記第1の位置制限溝1413に摺動するように案内することができる。
【0223】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0224】
本願の1つの特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する四辺形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する五角形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する六角形であるようにしている。
【0225】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との軸線方向に垂直な断面の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0226】
多角形の前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412は1つの位置制限構造であり、前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のブッシュ141に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のブッシュ141に強固に嵌合することを理解されたい。
【0227】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記フローティングブッシュ1441は第2の嵌合溝14412をさらに含み、前記動力出力軸122は、他端が前記第2の嵌合溝14412内に設けられて前記フローティングブッシュ1441に接続されるようにしている。
【0228】
具体的には、前記動力出力軸122は前記第2の嵌合溝14412にスナップ接続されるか、もしくは、前記動力出力軸122は第6の磁性体147を介して前記第2の嵌合溝14412に磁気的に接続されるようにしている。
【0229】
本願の1つの好ましい実施例では、前記動力出力軸122は第6の磁性体147を介して前記第2の嵌合溝14412に磁気的に接続されるようにしている。
【0230】
前記第6の磁性体147は前記第2の嵌合溝14412の底部に配置されるか、もしくは、前記第6の磁性体147は前記第2の嵌合溝14412の内側の周方向領域に配置されるようにしている。
【0231】
前記第6の磁性体147の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0232】
前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記動力出力軸122と嵌め合う多角形であるようにしている。
【0233】
本願の1つの特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記動力出力軸122に嵌合する四辺形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記動力出力軸122に嵌合する五角形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記動力出力軸122は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第2の嵌合溝14412は前記動力出力軸122に嵌合する六角形であるようにしている。
【0234】
前記動力出力軸122と前記第2の嵌合溝14412との軸線方向に垂直な断面の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0235】
多角形の前記第2の嵌合溝14412と前記動力出力軸122は1つの位置制限構造であり、前記第2の嵌合溝14412と前記動力出力軸122との嵌合は、前記昇降駆動機121の動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して初歩的に位置制限して固定するために用いられ、一方、前記第2の嵌合溝14412の内部に第6の磁性体147が設けられ、前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して前記第6の磁性体147によってさらに位置制限して固定することによって、前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に強固に嵌合し、かつ前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441から取り外して分離させることを容易にし、最終的には、前記清掃部材131の取り外しを容易にすることを理解されたい。
【0236】
さらに、作業者は、異なる前記動力出力軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して組み付ける方向、前記フローティングブッシュ1441を前記第1のブッシュ141に対して組み付ける方向を制御することによって、異なる清掃部材131の出発位置を制御するようにしている。
【0237】
さらに、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が異なり、前記第6の磁性体147の磁力の大きさが異なるようにしている。
【0238】
前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が高い場合には、磁力の大きい第6の磁性体147を選択することができ、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度が低い場合には、磁力の小さい第6の磁性体147を選択することができる。前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度の速さに応じて、前記フローティングブッシュ1441が前記昇降駆動機121の動力出力軸122に安定的に接続されるように確保するために、特定の磁力の大きさの第6の磁性体147を選択するようにしている。
【0239】
さらに、前記駆動アセンブリは、ハウジング123をさらに含み、前記昇降アセンブリ14は、前記第2のスリーブ部142と前記ハウジング123との間に配置された減衰部材146をさらに含み、
前記減衰部材146は可撓性材料で作られたものであるようにしている。
【0240】
本願は、前記第2のスリーブ部142と前記ハウジング123との間に減衰部材146を設けることによって、前記第2のスリーブ部142とハウジング123との間の摩擦を避け、前記第2のスリーブ部142の耐用年数を増加し、同時に、前記減衰部材146は可撓性材料で作られたものであるため、前記減衰部材146と前記ハウジング123との間に摩擦力が生じ、前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達することを妨害するように前記第2のスリーブ部142を妨害する作用を発揮して、前記第2のスリーブ部142が前記第1のブッシュ141と同じ回転速度に到達するまでの時間を延長することによって、前記昇降駆動機121の動力出力軸122の回転速度の大きさをどのように設定することに関係なく、前記動力出力軸122が正常に回転すれば、前記第2のスリーブ部142に対して相対回転させることができ、螺旋機構の作用により前記清掃部材131を上昇又は降下させることができることを理解されたい。
【0241】
さらに、前記掃除機清掃装置はセンサー(図示しない)及びコントローラ(図示しない)をさらに含み、前記コントローラは前記昇降駆動機121と前記センサーにそれぞれ電気的に接続されるかまたは無線で接続されるようにしている。
【0242】
前記センサーはカーペットを感知し識別するためのものであり、前記センサーがカーペットの存在を感知すると、前記センサーはフィードバック信号を前記コントローラに送信し、前記コントローラは前記フィードバック信号を受信した後、フィードバック結果に従って前記昇降駆動機121に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121が作動を停止するように制御し、前記螺旋機構は、前記弾性素子145の第2の駆動力を受け、前記清掃部材131を前記昇降駆動機121に対して上昇させるように動かすことによって、カーペットに対して退避動作を実行することを理解されたい。
【0243】
以上のように、掃除機が正常に作動しているとき、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121は、前記制御命令に従って、前記動力出力軸122を回転するように駆動して、前記第1のブッシュ141を回転するように動かすことによって、前記第1のブッシュ141上のねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って回転するように制御すると同時に、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って降下し、前記清掃部材131上のモップが地面に接触してモップ掛け動作を行うと同時に、前記弾性素子145は伸張状態にあり、
前記センサーがカーペットの存在を感知すると、前記センサーはフィードバック信号を前記コントローラに送信し、前記コントローラは前記フィードバック信号を受信した後、フィードバック結果に従って前記昇降駆動機121に制御命令を送信し、前記昇降駆動機121が作動を停止するように制御することによって、前記弾性素子145の伸張動作を停止させ、前記弾性素子142からの第2の駆動力の作用により、前記ねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って再び回転するようになり、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131上のモップの持ち上げ機能を達成し、これによってカーペットに対して退避動作を実行し、
もしくは、前記掃除機が作業を終了すると、前記コントローラは前記昇降駆動機121に制御命令を送信して、前記昇降駆動機121が作動を停止するように制御することによって、前記弾性素子145の伸張動作を停止させ、前記弾性素子142の第2の駆動力の作用により、前記ねじ山1411が前記ねじ溝1421に沿って再び回転するようになり、一方、減衰部材146の作用により、前記第1のブッシュ141と前記第2のスリーブ部142との間に再び相対変位が発生し、前記清掃部材131が鉛直方向に沿って上昇し、地面から離間し、これによって清掃部材131のモップの持ち上げ機能を達成して、清掃部材131が清掃された地面を二次汚染することを防止するようにしている。
【0244】
本願は、シャーシ11と、
前記シャーシ11上に取り付けられた前記した掃除機清掃装置と、を備えることを特徴とする掃除機にさらに関する。
【0245】
上記の各実施例は、本願の一部の例示に過ぎず、本願の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0246】
図33~38を参照すると、本願は、回転駆動機111を含む回転駆動モジュール110、清掃モジュール13、及び昇降モジュール130を備える掃除機の清掃機構に関し、
清掃モジュール13は、前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続された清掃シャーシ131を含み、
昇降モジュール130は、持ち上げ駆動機1310と昇降ブロック13200を含み、前記昇降ブロック13200は前記回転駆動機111に接続され、前記昇降ブロック13200と前記持ち上げ駆動機1310の出力軸との間にピン昇降構造を形成し、前記昇降ブロック13200は、前記持ち上げ駆動機1310の出力軸からの第1の駆動力を受け、前記清掃シャーシ131を上昇させるように動かすようにしている。
【0247】
本願は、昇降ブロックを使用して、清掃シャーシを持ち上げ駆動機の出力軸からの第1の駆動力によって鉛直方向に沿って移動させるように動かし、構造が簡単で、コストが低く、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0248】
さらに、前記ピン昇降構造は、ピン部1371と前記昇降ブロック13200を含み、
前記ピン部1371は前記持ち上げ駆動機1310の出力軸に接続され、前記ピン部1371は第1の傾斜面13711を有し、
前記昇降ブロック13200内に、第2の傾斜面13211を有する第1の錐形溝1321が開かれ、前記第1の傾斜面13711は前記第2の傾斜面13211と協働して前記昇降ブロック13200の上昇と降下を達成するようにしている。
【0249】
前記持ち上げ駆動機1310は、前記ピン部1311を前記第1の錐形溝1321に接近させるかまたは離せるように駆動することによって、前記第1の傾斜面13111を前記第2の傾斜面13211に接近させるかまたは離せるように制御し、最終的には、前記昇降ブロック13200の上昇と降下を達成することを理解されたい。
【0250】
さらに、前記昇降ブロック13200は前記回転駆動機111のハウジング113に接続されるか、もしくは前記昇降ブロック13200は前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続されるようにしている。
【0251】
具体的には、本願の1つの好ましい実施形態では、前記昇降ブロック13200は前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続されるようにしている。
【0252】
前記昇降ブロック13200は、前記持ち上げ駆動機1310が前記昇降ブロック13200と前記動力出力軸112によって前記清掃シャーシ131を上昇させるように駆動することを容易にするために、前記清掃シャーシ131に接続された前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続されるようにしていることを理解されたい。
【0253】
さらに、前記回転駆動機111の動力出力軸112は少なくとも1つあり、前記昇降ブロック13200は少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記昇降ブロック13200は少なくとも1つの前記回転駆動機111の動力出力軸112と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記昇降ブロック13200は連接棒構造によって少なくとも1つの前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続されるようにしている。
【0254】
具体的には、
図33~35を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例1では、前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記昇降ブロック13200は少なくとも1つあり、前記ピン部13
71は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の動力出力軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0255】
各前記持ち上げ駆動機1310は、出力軸が対応する1つの前記ピン部1371に接続され、各前記昇降ブロック13200は対応する1つの前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続され、各前記持ち上げ駆動機1310は、前記第1の傾斜面13711を介して前記第2の傾斜面13211と協働して、対応する1つの前記昇降ブロック13200の上昇と降下を達成することにより、対応する1つの前記回転駆動機111の動力出力軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、対応する1つの前記清掃シャーシ131の上昇と降下を達成し、これによって単一の持ち上げ駆動機1310による単一の清掃シャーシ131の個別制御を達成し、各清掃シャーシ131の昇降を個別に制御することができ、各前記清掃シャーシ131の正確な制御が容易になる。
【0256】
図36を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例2では、前記持ち上げ駆動機121は1つ設けられ、且つ前記持ち上げ駆動機121は少なくとも1つの出力軸を含み、前記昇降ブロック13200は少なくとも1つあり、前記ピン部13
71は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の動力出力軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0257】
各前記出力軸は対応する1つの前記ピン部1371に接続され、各前記昇降ブロック13200は対応する1つの前記回転駆動機111の動力出力軸112に接続され、各前記ピン部1371は対応する1つの前記昇降ブロック13200と嵌め合うようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の複数の出力軸は、前記第1の傾斜面13711を介して前記第2の傾斜面13211と協働して、複数の前記昇降ブロック13200が同期して上昇と降下することを達成することにより、複数の動力出力軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0258】
図37及び
図38を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例3では、前記持ち上げ駆動機1310は1つあり、前記ピン部13
71は1つあり、前記回転駆動機111の動力出力軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0259】
各前記動力出力軸112間は、第3の連接棒13310によって接続され、前記第3の連接棒13310内に、第3の傾斜面13311を有する第2の錐形溝1331が開かれ、前記第3の傾斜面13311は前記第1の傾斜面13711と合わせられ、前記出力軸は前記ピン部1371に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は、前記第3の傾斜面13311と前記第1の傾斜面との協働によって、前記第3の連接棒13310の上昇と降下を達成することにより、複数の動力出力軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0260】
さらに、前記清掃モジュール13は、第1のスリーブ部141、フローティングブッシュ1441、及びフローティング素子をさらに含み、
前記第1のスリーブ部141は前記清掃シャーシ131に固定して接続されるかまたは一体成形され、前記第1のスリーブ部141は、第1の嵌合溝1412を含み、
前記フローティングブッシュ1441は前記第1の嵌合溝1412内に設けられて且つ前記フローティングブッシュ1441は前記第1のスリーブ部141に接続され、前記フローティングブッシュ1441の前記第1のスリーブ部141から離反する一端が前記動力出力軸112に固定して接続され、
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のスリーブ部141との間には第1のフローティングチャンバー1442が制限され、前記フローティング素子は前記第1のフローティングチャンバー1442内に配置されるようにしている。
【0261】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のスリーブ部141との間にフローティング素子を設けて、前記清掃シャーシ131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃シャーシ131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃シャーシ131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃シャーシ131を不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃シャーシ131の障害物乗り越え機能を強化することを理解されたい。
【0262】
一方、前記フローティング素子の圧力範囲は5~10Nであり、前記清掃部材131のフローティングストロークは、実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0263】
さらに、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0264】
本願の一実施例では、前記フローティング素子はばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子はねじりばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子は板ばねであるようにしている。
【0265】
前記フローティング素子の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0266】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は少なくとも1つの第3の位置制限部14411をさらに備え、前記第1のスリーブ部141は少なくとも1つの第1の位置制限溝1413をさらに備え、前記第3の位置制限部14411は前記第1の位置制限溝1413と1対1に対応して嵌め合うようにしている。
【0267】
前記フローティングブッシュ1441は、前記第3の位置制限部14411と前記第1の位置制限溝1413との嵌合によって、前記第1のブッシュ141に対して位置制限して固定されるようにしていることを理解されたい。
【0268】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記第3の位置制限部14411は、側端において、前記第3の位置制限部14411の移行構造となる案内面144111を設け、前記フローティングブッシュ1441を取り付けるとき、前記案内面144111は、前記フローティングブッシュ145を前記第1の嵌合溝1412内に嵌設することを容易にするために、前記第3の位置制限部14411を前記第1の位置制限溝1413に摺動するように案内することができる。
【0269】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が多角形で、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441と嵌め合う多角形溝であるようにしている。
【0270】
本願の1つの特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が四辺形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する四辺形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が五角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する五角形であるようにしており、本願の別の特定の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、軸線方向に垂直な断面が六角形であり、且つ前記第1の嵌合溝1412は前記フローティングブッシュ1441に嵌合する六角形であるようにしている。
【0271】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との軸線方向に垂直な断面の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて選択することができる。
【0272】
多角形の前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412は1つの位置制限構造であり、前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に強固に嵌合することを理解されたい。
【0273】
さらに、前記掃除機の清掃機構は、前記持ち上げ駆動機1310に接続されたセンサー140をさらに含むようにしている。
【0274】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記センサー140は位置センサーであり、
前記掃除機の清掃機構はセンシングシート150をさらに含み、
具体的には、前記センシングシート150は前記ハウジング113上に設けられるか、または、前記センシングシート150は回転駆動軸112上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記昇降ブロック13200上に設けられるようにしている。
【0275】
前記センシングシート150の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0276】
本願の1つの好ましい実施例では、前記センシングシート150は前記昇降ブロック13200上に設けられるようにしている。
【0277】
前記センシングシート150と前記センサー140との協働によって、鉛直方向に沿った前記清掃シャーシ131の位置をリアルタイムで監視することによって、前記清掃シャーシ131の位置の調整及び制御を容易にする。
【0278】
本願は、前記した掃除機の清掃機構を備える掃除機にさらに関する。
【0279】
上記の各実施例は、本願の一部の例示に過ぎず、本願の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0280】
図39~46を参照すると、本願は、回転駆動機111及び前記回転駆動機111の動力出力端と伝動して接続される回転駆動軸112を含む回転駆動モジュール110、清掃シャーシ131、及び昇降モジュール130を備える昇降可能な掃除機清掃機構に関し、
清掃シャーシ131は、前記回転駆動軸112と嵌め合い、
昇降モジュール130は、前記回転駆動モジュール110と組み合わせる持ち上げ駆動機1310を含み、
前記持ち上げ駆動機1310と前記回転駆動モジュール110との間に昇降構造を形成するようにしている。
【0281】
前記持ち上げ駆動機1310は、昇降構造によって、前記回転駆動モジュール110を鉛直方向に沿って昇降させるように動かすことにより、前記清掃シャーシ131が鉛直方向に沿って昇降することを達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0282】
さらに、前記昇降構造は、ラック1320及びそれと噛み合う歯車1330を含み、
前記ラック1320は前記回転駆動軸112に接続され、前記歯車1330は前記持ち上げ駆動機1310の動力出力端に接続されるようにしている。
【0283】
前記持ち上げ駆動機1310は、前記歯車1330を正方向又は逆方向に回転するように駆動することによって、前記歯車1330と前記ラック1320との協働によって、前記ラック133を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、前記回転駆動軸112を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、最終的には、前記清掃シャーシ131を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、前記清掃シャーシ131の昇降動作を達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0284】
さらに、前記持ち上げ駆動機1310は1つ以上あり、前記回転駆動軸112は少なくとも1つあり、前記ラック1320は少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記ラック1320は少なくとも1つの前記回転駆動軸112と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記ラック1320は第1の連接棒1340によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしている。
【0285】
具体的には、
図39を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例1では、
前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記ラック1320は少なくとも1つあり、前記歯車1330は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0286】
各前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は対応する1つの前記歯車1330に接続され、各前記ラック1320は対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続され、各前記持ち上げ駆動機1310は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、対応する1つの前記清掃シャーシ131の上昇と降下を達成し、これによって、単一の持ち上げ駆動機1310による単一の清掃シャーシ131の個別制御を達成し、各清掃シャーシ131の昇降を個別に制御することができ、各前記清掃シャーシ131の正確な制御が容易になる。
【0287】
具体的には、
図40を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例2では、
前記持ち上げ駆動機121は1つ設けられ、且つ前記持ち上げ駆動機121は少なくとも1つの出力軸を含み、前記ラック1320は少なくとも1つあり、前記歯車1330は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0288】
各前記出力軸は対応する1つの前記歯車1330に接続され、各前記ラック1320は対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の複数の出力軸は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0289】
具体的には、
図41を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例3では、
前記持ち上げ駆動機1310は1つあり、前記ラック1320は1つあり、前記歯車1330は1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0290】
前記ラック1320は第1の連接棒1340によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、前記第1の連接棒1340の上昇と降下を達成することにより、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0291】
さらに、前記ラック1320は前記第1の連接棒1340の中央領域に設けられ、前記ラック1320から前記各回転駆動軸112までの距離が等しくしている。
【0292】
さらに、前記昇降構造は、可撓性ロープ1350及び持ち上げ駆動機1310の動力出力軸を含み、前記可撓性ロープ1350は、一端が前記回転駆動軸112に接続され、他端が前記持ち上げ駆動機1310の動力出力軸に接続されるようにしている。
【0293】
前記持ち上げ駆動機1310は、動力出力軸を正方向又は逆方向に回転するように駆動することによって、前記回転駆動軸112を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように可撓性ロープ1350によって動かし、最終的には、前記清掃シャーシ131を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、前記清掃シャーシ131の昇降動作を達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0294】
さらに、前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記回転駆動軸112は少なくとも1つあり、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つの前記回転駆動軸112と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記可撓性ロープ1350は第2の連接棒1360によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしている。
【0295】
具体的には、
図42を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例4では、
前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0296】
各前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は対応する1つの前記可撓性ロープ1350の一端に接続され、各前記可撓性ロープ1350は、他端が対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続され、各前記持ち上げ駆動機1310は、前記可撓性ロープ1350によって、対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、対応する1つの前記清掃シャーシ131の上昇と降下を達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による単一の清掃シャーシ131の個別制御を達成し、各清掃シャーシ131の昇降を個別に制御することができ、各前記清掃シャーシ131の正確な制御が容易になる。
【0297】
具体的には、
図43を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例5では、
前記持ち上げ駆動機121は1つ設けられ、且つ前記持ち上げ駆動機121は少なくとも1つの出力軸を含み、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0298】
各前記出力軸は、対応する1つの前記可撓性ロープ1350の一端に接続され、各前記可撓性ロープ1350は、他端が対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の複数の出力軸は、前記可撓性ロープ1350によって、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0299】
具体的には、
図44を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例6では、
前記持ち上げ駆動機1310は1つあり、前記可撓性ロープ1350は1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0300】
前記可撓性ロープ1350は第2の連接棒1360によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は、前記可撓性ロープ1350との協働によって、前記第2の連接棒1360の上昇と降下を達成することにより、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0301】
さらに、前記可撓性ロープ1350と前記第2の連接棒1360との接続点は前記第2の連接棒1360の中央領域に設けられ、前記接続点から前記各回転駆動軸112までの距離が等しくしている。
【0302】
さらに、前記昇降可能な掃除機清掃機構は、前記持ち上げ駆動機1310に電気的に接続されたセンサー140をさらに含む。
【0303】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記センサー140は位置センサーであり、
前記昇降可能な掃除機清掃機構はセンシングシート150をさらに含み、
具体的には、前記センシングシート150は前記ハウジング113上に設けられるか、または、前記センシングシート150は回転駆動軸112上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記ラック1320上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記可撓性ロープ1350上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記第1の連接棒1340上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記第2の連接棒1360上に設けられるようにしており、
前記センシングシート150の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0304】
本願の1つの特定の実施例1及び特定の実施例2では、前記センシングシート150は前記ラック1320上に設けられ、本願の1つの特定の実施例3では、前記センシングシート150は前記第1の連接棒1340上に設けられ、本願の1つの特定の実施例4及び特定の実施例5では、前記センシングシート150は前記回転駆動軸112上に設けられ、本願の1つの特定の実施例6では、前記センシングシート150は前記第2の連接棒1360上に設けられるようにしている。
【0305】
前記センシングシート150と前記センサー140との協働によって、鉛直方向に沿った前記清掃シャーシ131の位置をリアルタイムで監視することによって、前記清掃シャーシ131の位置の調整及び制御を容易にする。
【0306】
本願の1つの好ましい実施形態では、
図45及び
図46を再び参照すると、前記昇降可能な掃除機清掃機構はフローティングブッシュ1441をさらに含み、前記回転駆動軸112は前記フローティングブッシュ1441によって前記第1のスリーブ部141に接続されるようにしている。
【0307】
さらに、前記第1のスリーブ部141の内部に、断面が多角形を呈する第1の嵌合溝1412が開かれるようにしており、
前記フローティングブッシュ1441の断面が多角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441は、下部が前記第1の嵌合溝1412内に嵌合するように設けられる。
【0308】
本願の一実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面が四辺形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面が四辺形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面は五角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面は五角形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面は六角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面は六角形を呈するようにしており、
前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441との断面の形状の具体的な選択は、作業者が実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0309】
多角形の前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441は1つの位置制限構造であり、前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に強固に嵌合するようにしていることを理解されたい。
【0310】
さらに、前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との間に第1のフローティングチャンバー1442を形成し、
前記第1のフローティングチャンバー1442内にフローティング素子が設けられ、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0311】
本願の一実施例では、前記フローティング素子はばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子はねじりばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子は板ばねであるようにしている。
【0312】
前記フローティング素子の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0313】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のスリーブ部141との間にフローティング素子を設けて、前記清掃シャーシ131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃シャーシ131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃シャーシ131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃シャーシ131を不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃シャーシ131の障害物乗り越え機能を強化することを理解されたい。
【0314】
一方、前記フローティング素子の圧力範囲は5~10Nであり、前記清掃シャーシ131のフローティングストロークは、実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0315】
さらに、前記フローティングブッシュ1441の外周に第3の位置制限部14411が配置され、前記第1のスリーブ部141の外周に第1の位置制限溝1413が開かれ、前記第3の位置制限部14411は前記第1の位置制限溝1413に嵌合されるようにしている。
【0316】
前記フローティングブッシュ6は、前記第3の位置制限部14411と前記第1の位置制限溝1413との嵌合によって、前記第1のスリーブ部141に対してさらに位置制限して固定され、これによって前記フローティングブッシュ6は前記第1のスリーブ部141により強固的に接続されるようにしていることを理解されたい。
【0317】
さらに、前記第3の位置制限部14411は、側端において、案内面144111が配置されるようにしている。
【0318】
前記案内面144111は前記第3の位置制限部14411の移行構造であり、前記フローティングブッシュ1441を取り付けるとき、前記フローティングブッシュ1441を前記第1のスリーブ部141内に嵌設することを容易にするために、前記案内面144111は、前記第3の位置制限部14411を前記第1の位置制限溝1413に摺動するように案内することができることを理解されたい。
【0319】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122に取り外し可能に接続されるようにしている。
【0320】
本願の一実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、前記回転駆動軸122にスナップによって取り外し可能に接続され、本願の別の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は、前記回転駆動軸122に磁気吸着によって取り外し可能に接続されるようにしている。
【0321】
具体的には、本願の1つの好ましい実施形態では、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122に磁気吸着によって取り外し可能に接続されるようにしている。
【0322】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、頂部において、断面が多角形を呈する第3の嵌合溝14414を開け、
前記回転駆動軸122の断面が多角形を呈し、前記回転駆動軸122は、下部部分が前記第3の嵌合溝14414内に取り外し可能に嵌設されるようにしている。
【0323】
本願の一実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面が四辺形を呈し、前記回転駆動軸122の断面が四辺形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面は五角形を呈し、前記回転駆動軸122の断面は五角形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面は六角形を呈し、前記回転駆動軸122の断面は六角形を呈するようにしている。
【0324】
前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122との断面の形状の具体的な選択は、作業者が実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0325】
多角形の前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122は1つの位置制限構造であり、前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の上部を前記回転駆動軸122に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441は上部が前記回転駆動軸122に強固に嵌合するようにしていることを理解されたい。
【0326】
さらに、前記第3の嵌合溝14414内に第5の磁性体17が設けられるようにしている。
【0327】
本願の一実施例では、前記第5の磁性体17は前記第3の嵌合溝1452の底部に配置され、本願の別の実施例では、前記第5の磁性体17は前記第3の嵌合溝1452の内側の周方向領域に配置されるようにしている。
【0328】
前記第5の磁性体17の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0329】
前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して前記第5の磁性体17によってさらに位置制限して固定することによって、前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して強固に嵌合し、かつ前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441から取り外して分離させることを容易にし、最終的には、前記清掃シャーシ131の取り外しを容易にすることを理解されたい。
【0330】
さらに、作業者は、異なる前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して組み付ける方向、前記フローティングブッシュ1441を前記第1のスリーブ部141に対して組み付ける方向を制御することによって、異なる清掃シャーシ131の出発位置を制御する。
【0331】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が異なり、前記第5の磁性体17の磁力の大きさが異なるようにしている。
【0332】
前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が高い場合には、磁力の大きい第5の磁性体17を選択することができ、前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が低い場合には、磁力の小さい第5の磁性体17を選択することができる。前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度の速さに応じて、特定の磁力の大きさの第5の磁性体17を選択することによって、前記フローティングブッシュ1441が前記回転駆動軸122に安定的に接続されることを確保する。
【0333】
本願は、前記した昇降可能な掃除機清掃機構を備える掃除機にさらに関する。
【0334】
図39~47を参照すると、
本願は、回転駆動機111及び前記回転駆動機111に接続された回転駆動軸112を含む回転駆動モジュール110、清掃シャーシ131、及びフローティングブッシュ1441を備える掃除機の清掃機構に関し、
清掃シャーシ131は、前記清掃シャーシ131の頂面において、第1のスリーブ部141を配置し、
前記回転駆動軸112は前記フローティングブッシュ1441によって前記第1のスリーブ部141に接続されるようにしている。
【0335】
本願は、フローティングブッシュ1441によって、前記回転駆動軸112を前記第1のスリーブ部141に接続することによって、前記清掃シャーシ131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃シャーシ131を不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃シャーシ131の障害物乗り越え機能を強化することを理解されたい。
【0336】
さらに、前記第1のスリーブ部141の内部に、断面が多角形を呈する第1の嵌合溝1412が開かれるようにしており、
前記フローティングブッシュ1441の断面が多角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441は、下部が前記第1の嵌合溝1412内に嵌合するように設けられる。
【0337】
本願の一実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面が四辺形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面が四辺形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面は五角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面は五角形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第1の嵌合溝1412の断面は六角形を呈し、前記フローティングブッシュ1441の断面は六角形を呈するようにしており、
前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441との断面の形状の具体的な選択は、作業者が実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0338】
多角形の前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441は1つの位置制限構造であり、前記第1の嵌合溝1412と前記フローティングブッシュ1441との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の下部を前記第1のスリーブ部141に強固に嵌合するようにしていることを理解されたい。
【0339】
さらに、前記フローティングブッシュ1441と前記第1の嵌合溝1412との間に第1のフローティングチャンバー1442を形成し、
前記第1のフローティングチャンバー1442内にフローティング素子が設けられ、前記フローティング素子は、ばね、ねじりばね、板ばね、弾性ボール、空気圧ブレース、及び油圧ブレースのうちの少なくとも1つであるようにしている。
【0340】
本願の一実施例では、前記フローティング素子はばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子はねじりばねであり、本願の別の実施例では、前記フローティング素子は板ばねであるようにしている。
【0341】
前記フローティング素子の具体的な配置は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0342】
前記フローティングブッシュ1441と前記第1のスリーブ部141との間にフローティング素子を設けて、前記清掃シャーシ131と地面との間の圧力を高めることによって、清掃シャーシ131の清掃効果を向上させると同時に、前記清掃シャーシ131を地面の異なる地形に応じて適宜にフローティングさせ、前記清掃シャーシ131を不整地に密着させることができ、掃除機を異なる地形に適応させることができ、清掃効果をさらに向上させると同時に、前記清掃シャーシ131の障害物乗り越え機能を強化することを理解されたい。
【0343】
一方、前記フローティング素子の圧力範囲は5~10Nであり、前記清掃シャーシ131のフローティングストロークは、実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0344】
さらに、前記フローティングブッシュ1441の外周に第3の位置制限部14411が配置され、前記第1のスリーブ部141の外周に第1の位置制限溝1413が開かれ、前記第3の位置制限部14411は前記第1の位置制限溝1413に嵌合されるようにしている。
【0345】
前記フローティングブッシュ6は、前記第3の位置制限部14411と前記第1の位置制限溝1413との嵌合によって、前記第1のスリーブ部141に対してさらに位置制限して固定され、これによって前記フローティングブッシュ6は前記第1のスリーブ部141により強固に接続されるようにしていることを理解されたい。
【0346】
さらに、前記第3の位置制限部14411は、側端において、案内面144111を配置している。
【0347】
前記案内面144111は前記第3の位置制限部14411の移行構造であり、前記フローティングブッシュ1441を取り付けるとき、前記フローティングブッシュ1441を前記第1のスリーブ部141内に嵌設することを容易にするために、前記案内面144111は、前記第3の位置制限部14411を前記第1の位置制限溝1413に摺動するように案内することができることを理解されたい。
【0348】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122に取り外し可能に接続されるようにしている。
【0349】
本願の一実施例では、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122にスナップによって取り外し可能に接続され、本願の別の実施例では、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122に磁気吸着によって取り外し可能に接続されるようにしている。
【0350】
具体的には、本願の1つの好ましい実施形態では、前記フローティングブッシュ1441は前記回転駆動軸122に磁気吸着によって取り外し可能に接続されるようにしている。
【0351】
さらに、前記フローティングブッシュ1441は、頂部において、断面が多角形を呈する第3の嵌合溝14414を開け、
前記回転駆動軸122の断面が多角形を呈し、前記回転駆動軸122は、下部部分が前記第3の嵌合溝14414内に取り外し可能に嵌設されるようにしている。
【0352】
本願の一実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面が四辺形を呈し、前記回転駆動軸122の断面が四辺形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面は五角形を呈し、前記回転駆動軸122の断面は五角形を呈するようにしており、本願の別の実施例では、前記第3の嵌合溝14414の断面は六角形を呈し、前記回転駆動軸122の断面は六角形を呈するようにしている。
【0353】
前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122との断面の形状の具体的な選択は、作業者が実際の状況に応じて具体的に設定することができる。
【0354】
多角形の前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122は1つの位置制限構造であり、前記第3の嵌合溝14414と前記回転駆動軸122との嵌合は、前記フローティングブッシュ1441の上部を前記回転駆動軸122に対して位置制限して固定するために用いられ、これによって前記フローティングブッシュ1441の上部を前記回転駆動軸122に対して強固に嵌合するようにしていることを理解されたい。
【0355】
さらに、前記第3の嵌合溝14414内に第5の磁性体17が設けられるようにしている。
【0356】
本願の一実施例では、前記第5の磁性体17は前記第3の嵌合溝1452の底部に配置され、本願の別の実施例では、前記第5の磁性体17は前記第3の嵌合溝1452の内側の周方向領域に配置されるようにしている。
【0357】
前記第5の磁性体17の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0358】
前記回転駆動軸122を前記第5の磁性体17によって前記フローティングブッシュ1441に対してさらに位置制限して固定することによって、前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して強固に嵌合し、かつ前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441から取り外して分離させることを容易にし、最終的には、前記清掃シャーシ131の取り外しを容易にすることを理解されたい。
【0359】
さらに、作業者は、異なる前記回転駆動軸122を前記フローティングブッシュ1441に対して組み付ける方向、前記フローティングブッシュ1441を前記第1のスリーブ部141に対して組み付ける方向を制御することによって、異なる清掃シャーシ131の出発位置を制御する。
【0360】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が異なり、前記第5の磁性体17の磁力の大きさが異なるようにしている。
【0361】
前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が高い場合には、磁力の大きい第5の磁性体17を選択することができ、前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度が低い場合には、磁力の小さい第5の磁性体17を選択することができる。前記回転駆動機121によって駆動される回転駆動軸122の回転速度の速さに応じて、特定の磁力の大きさの第5の磁性体17を選択して、前記フローティングブッシュ1441が前記回転駆動軸122に安定的に接続されることを確保する。
【0362】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記掃除機の清掃機構は昇降モジュール130をさらに含み、
昇降モジュール130は、前記回転駆動モジュール110と組み合わせる持ち上げ駆動機1310を含み、
前記持ち上げ駆動機1310と前記回転駆動モジュール110との間に昇降構造を形成するようにしている。
【0363】
さらに、前記昇降構造は、ラック1320及びそれと噛み合う歯車1330を含み、
前記ラック1320は前記回転駆動軸112に接続され、前記歯車1330は前記持ち上げ駆動機1310の動力出力端に接続されるようにしている。
【0364】
前記持ち上げ駆動機1310は、前記歯車1330を正方向又は逆方向に回転するように駆動することによって、前記歯車1330と前記ラック1320との協働によって、前記ラック133を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、前記回転駆動軸112を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、最終的には、前記清掃シャーシ131を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かして、前記清掃シャーシ131の昇降動作を達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0365】
さらに、前記持ち上げ駆動機1310は1つ以上あり、前記回転駆動軸112は少なくとも1つあり、前記ラック1320は少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記ラック1320は少なくとも1つの前記回転駆動軸112と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記ラック1320は第1の連接棒1340によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしている。
【0366】
具体的には、
図39を再び参照すると、
本願の1つの特定の実施例1では、
前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記ラック1320は少なくとも1つあり、前記歯車1330は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0367】
各前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は対応する1つの前記歯車1330に接続され、各前記ラック1320は対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続され、各前記持ち上げ駆動機1310は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、対応する1つの前記清掃シャーシ131の上昇と降下を達成し、これによって、単一の持ち上げ駆動機1310による単一の清掃シャーシ131の個別制御を達成し、各清掃シャーシ131の昇降を個別に制御することができ、各前記清掃シャーシ131の正確な制御が容易になる。
【0368】
具体的には、
図40を再び参照すると、
本願の1つの特定の実施例2では、
前記持ち上げ駆動機121は1つ設けられ、且つ前記持ち上げ駆動機121は少なくとも1つの出力軸を含み、前記ラック1320は少なくとも1つあり、前記歯車1330は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0369】
各前記出力軸は対応する1つの前記歯車1330に接続され、各前記ラック1320は対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の複数の出力軸は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0370】
具体的には、
図41を再び参照すると、
本願の1つの特定の実施例3では、
前記持ち上げ駆動機1310は1つあり、前記ラック1320は1つあり、前記歯車1330は1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0371】
前記ラック1320は第1の連接棒1340によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は、前記ラック1320と前記歯車1330との協働によって、前記第1の連接棒1340の上昇と降下を達成することにより、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0372】
さらに、前記ラック1320は前記第1の連接棒1340の中央領域に設けられ、前記ラック1320から前記各回転駆動軸112までの距離が等しくしている。
【0373】
さらに、前記昇降構造は、可撓性ロープ1350及び持ち上げ駆動機1310の動力出力軸を含み、前記可撓性ロープ1350は、一端が前記回転駆動軸112に接続され、他端が前記持ち上げ駆動機1310の動力出力軸に接続されるようにしている。
【0374】
前記持ち上げ駆動機1310は、動力出力軸を正方向又は逆方向に回転するように駆動することによって、前記回転駆動軸112を鉛直方向に沿って可撓性ロープ1350によって上昇又は降下させるように動かし、最終的には、前記清掃シャーシ131を鉛直方向に沿って上昇又は降下させるように動かし、前記清掃シャーシ131の昇降動作を達成し、清掃シャーシがカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃シャーシが清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができることを理解されたい。
【0375】
さらに、前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記回転駆動軸112は少なくとも1つあり、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、
少なくとも1つの前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つの前記回転駆動軸112と1対1に対応して接続されるか、もしくは、
1つの前記可撓性ロープ1350は第2の連接棒1360によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続されるようにしている。
【0376】
具体的には、
図42を再び参照すると、
本願の1つの特定の実施例4では、
前記持ち上げ駆動機1310は少なくとも1つあり、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0377】
各前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は対応する1つの前記可撓性ロープ1350の一端に接続され、各前記可撓性ロープ1350は、他端が対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続され、各前記持ち上げ駆動機1310は、前記可撓性ロープ1350によって、対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、対応する1つの前記清掃シャーシ131の上昇と降下を達成し、これによって、単一の持ち上げ駆動機1310による単一の清掃シャーシ131の個別制御を達成し、各清掃シャーシ131の昇降を個別に制御することができ、各前記清掃シャーシ131の正確な制御が容易になる。
【0378】
具体的には、
図43を再び参照すると、
本願の1つの特定の実施例5では、
前記持ち上げ駆動機121は1つ設けられ、且つ前記持ち上げ駆動機121は少なくとも1つの出力軸を含み、前記可撓性ロープ1350は少なくとも1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0379】
各前記出力軸は対応する1つの前記可撓性ロープ1350の一端に接続され、各前記可撓性ロープ1350は、他端が対応する1つの前記回転駆動機111の回転駆動軸112に接続されるようにしており、
前記持ち上げ駆動機1310の複数の出力軸は、前記可撓性ロープ1350によって複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0380】
具体的には、
図44を再び参照すると、本願の1つの特定の実施例6では、
前記持ち上げ駆動機1310は1つあり、前記可撓性ロープ1350は1つあり、前記回転駆動機111の回転駆動軸112は少なくとも1つあるようにしている。
【0381】
前記可撓性ロープ1350は第2の連接棒1360によって少なくとも1つの前記回転駆動軸112に接続され、
前記持ち上げ駆動機1310の出力軸は、前記可撓性ロープ1350との協働によって、前記第2の連接棒1360の上昇と降下を達成することにより、複数の回転駆動軸112の上昇と降下を達成し、最終的には、複数の清掃シャーシ131が同期して上昇と降下することを達成し、単一の持ち上げ駆動機1310による複数の清掃シャーシ131全体の同期制御を達成し、昇降モジュール130が占めるスペースは縮小され、同時に、清掃シャーシ131の昇降効率は向上する。
【0382】
さらに、前記可撓性ロープ1350と前記第2の連接棒1360との接続点は前記第2の連接棒1360の中央領域に設けられ、前記接続点から前記各回転駆動軸112までの距離が等しくしている。
【0383】
さらに、前記掃除機の清掃機構は、前記持ち上げ駆動機1310に電気的に接続されたセンサー140をさらに含む。
【0384】
本願の1つの好ましい実施形態では、前記センサー140は位置センサーであり、
前記掃除機の清掃機構はセンシングシート150をさらに含み、
具体的には、前記センシングシート150は前記ハウジング113上に設けられるか、または、前記センシングシート150は回転駆動軸112に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記ラック1320上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記可撓性ロープ1350上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記第1の連接棒1340上に設けられるか、または、前記センシングシート150は前記第2の連接棒1360上に設けられるようにしており、
前記センシングシート150の位置の具体的な設定は、作業者が実際の状況に応じて具体的に選択することができる。
【0385】
本願の1つの特定の実施例1及び特定の実施例2では、前記センシングシート150は前記ラック1320上に設けられ、本願の1つの特定の実施例3では、前記センシングシート150は前記第1の連接棒1340上に設けられ、本願の1つの特定の実施例4及び特定の実施例5では、前記センシングシート150は前記回転駆動軸112上に設けられ、本願の1つの特定の実施例6では、前記センシングシート150は前記第2の連接棒1360上に設けられるようにしている。
【0386】
前記センシングシート150と前記センサー140との協働によって、鉛直方向に沿った前記清掃シャーシ131の位置をリアルタイムで監視することによって、前記清掃シャーシ131の位置の調整及び制御を容易にする。
【0387】
本願は、前記した掃除機の清掃機構を備える掃除機にさらに関する。
【0388】
上記の各実施例は、本願の一部の例示に過ぎず、本願の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
【0389】
図48~
図51に示すように、本実施例は、清掃機器に適用される清掃機構を提供し、当該清掃機構は、清掃ヘッドアセンブリ3及び電磁アセンブリ5を含む。
【0390】
清掃機器は機体100を備え、清掃機構は機体100上に設けられることに適合され、清掃機器は、清掃機構によって、清掃面のモップ掛け及び清掃を行う。清掃面とは、通常、地面を指す。特定の実施シーンでは、清掃機器は、本明細書では限定されないが、モップ掛けロボットなどの清掃ロボット、またはハンドヘルド式床磨き機、手押し式床磨き機、またはもちろん乗用式床磨き機などの従来の床磨き機であってもよい。
【0391】
図48及び
図49を参照されたい。この特定の実施シーンでは、清掃機器は、具体的には、作業エリアとなる床において自律的に清掃作業を実行することができる清掃ロボットである。説明のために、当該実施シーンに係る清掃ロボットが水平な地面を清掃するという場面を基準として、
図49に示される清掃ロボットの上方を「上」、下方を「下」に定義し、清掃機構は機体100の下方に設けられるようにしている。上記の方向の定義は、説明のためのものであり、本願を限定するものとして理解できない。当該実施例では、清掃機構の数は2つあり、2つの清掃機構が並んで設けられるようにしており、当然ながら、清掃機構の数は1つ又は3つ以上あってもよい。
【0392】
電磁アセンブリ5は、清掃機器の機体100に設けられることに適合され、電磁アセンブリ5は電源に接続されたときに電磁界を発生させることができる。具体的には、電磁アセンブリ5は、電磁石及び電磁石に巻かれた導電性コイルを含み、導電性コイルは清掃機器の電源に接続され、導電性コイルが電源に接続されたときに、電磁石の周囲に電磁界が生じ、これによって磁気吸着材料を吸着することができる。より具体的には、電磁アセンブリ5は、清掃機器の電源に接続され、清掃機器自身の電源を用いて給電される。
【0393】
清掃ヘッドアセンブリ3は、床をモップ掛けで拭くためのものであり、モップトレー及びモップトレーを清掃機器の機体100に上下にフローティング可能に接続した接続構造を含む。具体的な実施シーンでは、モップトレーには、床をモップ掛けで拭くためのモップが取り付けられており、モップトレーとモップは、接続構造によって上下方向に移動することができ、これによって、モップとモップトレーを、地面から高く離れた持ち上げ位置又は地面に接触したモップ掛け位置に配置することができる。具体的には、接続構造は、モップトレーを下向きに押し付けるバイアス部材35を含み、当該バイアス部材35は、モップトレーを下向きに押し付けることによってモップ掛け位置に向かって移動させる傾向を与えるために使用されるようにしている。
【0394】
清掃ヘッドアセンブリ3は磁気吸着部材33をさらに含み、磁気吸着部材33は、モップトレーに設けられ、電磁アセンブリ5に対向して設けられ、磁気吸着部材33は、電磁界の作用により、磁力に吸引され、バイアス部材35の付勢力に打ち勝ってモップトレーを清掃面から高く離れた持ち上げ位置まで上向きに移動させるように動かす。電磁アセンブリ5が電源から切り離されると、電磁界は消滅し、磁気吸着部材33が受けた上向きの吸引力は消滅し、バイアス部材35の押し付け作用により、モップトレーはモップ掛け位置に戻るようにしている。
【0395】
本実施例では、磁気吸着部材33は、具体的には、電磁界の磁力作用により吸引又は反発することができる部材として理解することができる。具体的には、強磁性体であってもよく、強磁性体は主に、鉄、コバルト、ニッケルの3種類がある。好ましくは、本実施例では、磁気吸着部材33は鉄製部材であるようにしている。磁気吸着部材33は、それ自体が非磁性体であってもよいし、磁性体であってもよく、本明細書において特に限定されない。
【0396】
具体的には、モップトレーは、上モップトレー31及び下モップトレー32を含み、上モップトレー31と下モップトレー32との間には磁気吸着部材33が設けられるようにしている。上モップトレー31と下モップトレー32とは同軸に設けられる。下モップトレー32は、モップを取り付けるためのものであるようにしている。
【0397】
上記の技術的解決手段に基づき、清掃機構は、電磁アセンブリ5を電源に接続又は電源から切断することによって電磁界の発生及び消滅を制御し、磁気吸着部材33に磁気吸引力を生じさせてモップトレーの持ち上げを達成し、電磁アセンブリ5の通電が解除されて、電磁界が消滅すると、モップトレーをバイアス部材35によってモップ掛け位置に対して下向きに押す付けることによって、モップトレーの昇降制御を達成する。電磁アセンブリを使用して、モップトレーの持ち上げを電磁吸引によって制御し、モップトレーを実際のニーズに応じて上昇又は降下させることができ、制御がより柔軟になる。
【0398】
モップトレーの昇降制御により、ふき取った表面をモップで再度ふき取ることによって生じる二次汚染の問題を効果的に避けることができ、地面の清掃効果がより向上する。カーペットが敷かれた床のような、モップ掛けに適さない床に遭遇した場合に、モップの昇降により、モップがこのような地面と接触することを避け、このような地面が清掃作業に及ぼす悪影響を避けることができる。さらに、清掃機器は、モップに汚れがいっぱい付着した後にモップを持ち上げ、モップの交換又はモップの洗浄の操作を実行するために、モップを特定の位置に移動させることができる。
【0399】
モップトレーを磁力によって持ち上げる効率を向上させ、モップトレーを持ち上げるときのバランスをとるために。一実施例では、電磁アセンブリ5をモップトレーの中心軸線の周りにほぼ均一に配置し、磁気吸着部材33を電磁アセンブリ5の直下に均一に配置するようにしている。電磁アセンブリ5をモップトレーの中心軸線の周りに均一に配置することによって、電磁アセンブリがモップトレーの中心の周方向において均一な電磁界を生成することは確保され、また、磁気吸着部材を直下に均一に配置することによって、磁力が上下方向に機能することは確保され、且つ磁力による付勢力がモップトレーの中心の周りに均一に発生するようにすることによって、モップトレー上の力のバランスは確保され、モップトレー上の力のアンバランスによって引き起こされる持ち上げ際の傾斜ひいては引っ掛かりは減少する。
【0400】
さらに具体的には、電磁アセンブリ5はリング状に構成され、磁気吸着部材33は、電磁アセンブリ5の環状に沿った、同軸に設けられた環状の鉄製リングである。電磁アセンブリ5は、電磁アセンブリ5が磁気吸着部材33の環状に沿った形状であり、且つ清掃面における投影がおおむね互いに重なっていれば、磁気吸着部材33と同じ形状の円形リングであってもよいし、楕円リング、四角リング、他の形状のリングであってもよい。このようにして、電磁界が発生すると、モップトレーの周方向に均一な力が加わり、磁力による持ち上げの安定性はさらに確保される。電磁アセンブリ5の環状は、非閉鎖状態に構成されてもよく、磁気吸着部材33の環状は、非閉鎖間隙が安定した持ち上げに影響を与えない程度に十分に小さい限り、同様に、非閉鎖状態に構成されてもよいことが理解されたい。
【0401】
清掃機構は、制御ユニットをさらに含み、制御ユニットは、電磁界の発生及び消滅を制御するために、電磁アセンブリ5を電源から切断する又は電源に接続するためのスイッチング回路を含むようにしている。具体的には、電磁アセンブリ5の導電性コイルに制御ユニットのスイッチング回路を電気的に接続し、スイッチング回路を電源に接続又は電源から切断することによって、導電性コイルの電流の貫通端を制御することができ、電磁界の発生及び消滅を制御することができる。制御ユニットは、モップトレーを持ち上げる必要があるか否かを自動的に判別するとともに、自動的に制御して、モップトレーの昇降制御の柔軟性を向上させることができる。
【0402】
1つの特定の実施例では、制御ユニットは、電磁場の方向を変えて磁気吸着部材33を押し付ける磁界力を生じさせるために、電磁アセンブリ5に流れる電流の方向を切り替えるための逆回路をさらに含み、磁気吸着部材は永久磁性体であり、それ自体に磁極がある。このようにして、制御ユニットは、電磁アセンブリ5に流れる電流の方向を制御することによって、モップトレー33を電磁界の磁力により押し付けるようにすると、モップトレーが地面に近いモップ掛け位置に戻ることに役立つと同時に、モップトレーと地面との間の圧力を増加させ、モップ掛け効果を向上させることができる。
【0403】
1つの特定の実施例では、
図50及び
図51を参照されたい。接続構造は、接続具36及び接続具36の外にフローティング可能に覆設された固定台30を含む。固定台30は軸方向に貫通する嵌設穴300を有し、嵌設穴300内に接続具36が貫通するように設けられるようにしている。モップトレーは、固定台30に接続され、固定台30の下方に配置され、固定台30は接続具36に対して軸方向に摺動可能であり、モップトレーを軸方向に摺動させるように動かす。バイアス部材35は、上端が接続具36に当接し、下端がモップトレーに当接し、接続具36から離反する弾性力をモップトレーに加えることで、モップトレーをモップ掛け位置に向かって移動させるために用いられる。
【0404】
具体的には、接続具60の外側面と固定台30の内壁面には、固定台30を接続具60の軸方向に沿って摺動させるように制限するための、互いに嵌合する案内構造が設けられるようにしている。案内構造は、接続具60の外側面に設けられた案内リブ及び固定台30の内壁面に設けられて案内リブと協働する案内溝であってもよい。当然ながら、案内目的を達成することができれば、案内リブは固定台30の内壁面に設けられ、案内溝は接続具60の外側面に設けられるようにしてもよい。案内リブは案内レールと呼ばれてもよく、案内溝はガイド溝と呼ばれてもよい。
【0405】
さらに具体的には、接続具36はフランジ361をさらに含み、固定台30はフランジ361に嵌合する段差を有し、固定台30は接続具36のフランジ361に支持されるようにすることによって、固定台30が接続具36から滑り落ちて落下することはなく、接続具36が固定台30から外れることはない。
【0406】
1つの特定の実施例では、清掃機器は駆動装置6を備え、駆動装置6は動力駆動されて回転する駆動軸60を含み、接続具36は清掃機器の駆動軸60が挿通されるための取付軸孔360を含み、モップトレーアセンブリ3が機体100に取り付けられている場合には、接続具36は、駆動軸60によって駆動されて回転して、モップトレーを回転させるように動かすようにしている。
【0407】
接続具36は、下端が開口した環状キャビティを含み、環状キャビティ内にバイアス部材35が設けられるようにしている。具体的には、接続具36は、外側壁362及び外側壁362内に配置された軸孔壁363を含み、軸孔壁363は取付軸孔360が形成された側壁であり、環状キャビティは外側壁362と軸孔壁363との間に形成されるようにしている。バイアス部材35は、ばねであり、軸孔壁363の外に覆設され、その弾性変形方向が軸孔壁363によって制限され、これによってモップトレーを押し付けるときの安定性を確保する。
【0408】
モップトレーアセンブリ3の取り外しの利便性を向上させるために、一実施例では、接続具36上に有永久磁石37が固定して設けられ、駆動軸60の下に鉄製ブロック61が固定して設けられ、永久磁石37は、取付軸孔360の底部に配置され、鉄製ブロック61に正対するようにしており、モップトレーアセンブリ3は、永久磁石37を介して磁性吸引力によって鉄製ブロック61に組付けられ、接続具36の取付軸孔360を駆動軸60に覆設するだけでよいため、工具を使用することなく、脱着作業が非常に便利である。
【0409】
本願は、上記の実施例と基本的に同じ構造を有し、電磁アセンブリと磁気吸着部材の配置によってのみ区別される実施例も提供する。同じ構造には同じ命名及び符号を採用し、繰り返して説明しない。以下、相違部分についてのみ説明する。
【0410】
当該実施例では、電磁アセンブリの数は複数あり、複数の電磁アセンブリはモップトレーの中心軸線の周りにほぼ均一に配置されるようにしている。各電磁アセンブリは電源に接続され、制御ユニットにより電磁アセンブリの通電と非通電を制御する。複数の電磁アセンブリの通電と非通電は、個別に制御されていてもよいし、同時に制御されていてもよい。電磁界の均一な分布を確保するために、各電磁アセンブリは同じ仕様のものにしている。
【0411】
さらに、磁気吸着部材は電磁アセンブリと数が同じであり、且つ電磁アセンブリと上下方向に沿って1対1に対応して設けられるようにしている。各磁気吸着部材は対応する電磁アセンブリの直下に配置されるようにしている。
【0412】
本願は、機体100及び上記のいずれかの実施例により提供される清掃機構を備える清掃機器をさらに提供する。
【0413】
本実施例では、清掃機器は、本明細書では限定されないが、モップ掛けロボットなどの清掃ロボット、またはハンドヘルド式床磨き機、手押し式床磨き機、またはもちろん乗用式床磨き機などの従来の床磨き機であってもよい。
【0414】
図48及び
図49を参照されたい。清掃機器は機体に設けられた駆動装置6をさらに含み、駆動装置は、清掃機構のモップトレーアセンブリ3を回転させるように駆動するためのものである。具体的には、駆動装置は駆動軸6を備え、モップトレーアセンブリ3は接続具36によって駆動軸6に取り付けられるようにしている。
【0415】
機体100は、下側ハウジング1100及び下側ハウジング支持体1200を含み、下側ハウジング1100は下側ハウジング支持体1200の下方に固定されるようにしている。電磁アセンブリ5は、下側ハウジング1100上に設けられ、下側ハウジング1100によって支持される。駆動装置6は、下側ハウジング支持体1200上に設けられ、下側ハウジング支持体1200によって固定されて支持されるようにしている。
【0416】
駆動装置6はブッシュ62をさらに含み、鉄製ブロック61はブッシュ62によって駆動軸60の下端に固定されるようにしている。ブッシュ62は接続具36の取付軸孔360に隙間を置いて嵌め合われる。モップトレーアセンブリ3は永久磁石37を介して鉄製ブロック61に吸着され、脱着が容易であるという特徴を有する。詳細は実施例1の関連内容の説明を参照することができる。
【0417】
本明細書における各実施例は、いずれも順を追って説明するものであり、各実施例間の同様の又は類似する部分は相互に参照すればよく、各実施例は他の実施例との相違点を中心に説明するものである。
【0418】
本開示は、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202111038592.2で、発明の名称が「掃除機清掃装置及び掃除機」という中国特許出願の優先権、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202122138658.7で、発明の名称が「掃除機清掃装置及び掃除機」という中国特許出願の優先権、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202122136259.7で、発明の名称が「掃除機の清掃機構及び掃除機」という中国特許出願の優先権、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202122138621.4で、発明の名称が「昇降可能な掃除機清掃機構及び掃除機」という中国特許出願の優先権、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202122138273.0で、発明の名称が「掃除機の清掃機構及び掃除機」という中国特許出願の優先権、2021年09月06日に中国特許局に提出された、出願番号が202122136562.7で、発明の名称が「清掃機構及び清掃機構を備える清掃機器」という中国特許出願の優先権、及び2021年12月31日に中国特許局に提出された、出願番号が202111672571.6で、発明の名称が「清掃装置及び清掃機器」という中国特許出願の優先権を主張し、それらの全ての内容は、本開示に参照によって取り込まれる。
【符号の説明】
【0419】
11、シャーシ
110、回転駆動モジュール
111、回転駆動機
112、回転駆動軸
113、ハウジング
100、機体
1100、下側ハウジング
1200、下側ハウジング支持体
12、駆動モジュール又は駆動アセンブリ
121、昇降駆動機
122、動力出力軸
123、ハウジング
1231、逃げ穴
1232、変形部
1233、ラグ
13、清掃モジュール又は清掃アセンブリ
131、清掃部材又は清掃シャーシ
1311、清掃部材固定用部材
13111、第2の位置制限用突起
1312、第2の接続部
130、昇降モジュール
1310、持ち上げ駆動機
1320、ラック
1330、歯車
1340、第1の連接棒
1350、可撓性ロープ
1360、第2の連接棒
1371、ピン部
13711、第1の傾斜面
13200、昇降ブロック
1321、第1の錐形溝
13211、第2の傾斜面
13310、第3の連接棒
1331、第2の錐形溝
13311、第3の傾斜面
140、センサー
150、センシングシート
14、昇降モジュール又は昇降アセンブリ
141、第1のブッシュ又は第1のスリーブ部
1411、ねじ山
14111、第1の位置制限面
14112、第2の位置制限面
1412、第1の嵌合溝
1413、第1の位置制限溝
1414、第1の接続部
142、第2のブッシュ又は第2のスリーブ部
1421、ねじ溝
1422、第2の位置制限部
1423、第4の嵌合溝
1424、シールリング固定溝
1425、第2の溝領域
1426、延伸部
1427、環状孔
143、ブッシュカバー
1431、第1の位置制限部
144、フローティングアセンブリ
1441、フローティングブッシュ
14411、第1の位置制限用突起又は第3の位置制限部
144111、案内面
14412、第2の嵌合溝
14413、第2の位置制限溝
14414、第3の嵌合溝
14415、固定部
1442、第1のフローティングチャンバー
1443、第2のフローティングチャンバー
1444、第1の磁性体
1445、第2の磁性体
1446、外縁
1447、嵌合孔
145、弾性素子
146、減衰部材
147、第6の磁性体
1471、投光器
1472、受光器
148、遮光部材
1481、取付部
1482、突起柱
1483、遮光部
149、バイアス部材
150、ハウジング本体
151、第3の磁性体
17、第5の磁性体
3、モップトレーアセンブリ
31、上モップトレー
32、下モップトレー
36、接続具
30、固定台
35、バイアス部材
37、永久磁石
360、取付軸孔
33、磁気吸着部材
362、外側壁
363、軸孔壁
300、嵌設穴
361、フランジ
5、電磁アセンブリ
6、駆動装置
60、駆動軸
61、鉄製ブロック
62、ブッシュ
【要約】
清掃装置及び掃除機であって、清掃装置は、駆動モジュール(12)、昇降モジュール(14)、及び清掃モジュール(13)を備え、駆動モジュール(12)は、昇降駆動機(121)を含み、昇降モジュール(14)は、第1のブッシュ(141)及び第2のブッシュ(142)を含み、第1のブッシュ(141)は昇降駆動機(121)の動力出力軸(122)に接続され、第1のブッシュ(141)と第2のブッシュ(142)との間に螺旋機構を形成し、清掃モジュール(13)は、第2のブッシュ(142)に接続されている清掃部材(131)を含み、螺旋機構は、少なくとも受昇降駆動機(121)の動力出力軸(122)から第1の駆動力を受け、清掃部材(131)を昇降駆動機(121)に対して降下させるように動かし、第2の駆動力を受けて、清掃部材(131)を昇降駆動機(121)に対して上昇させるように動かすようにしている。当該清掃装置及び掃除機は、清掃部材(131)がカーペットを汚染することを防止することができ、カーペットを効果的に保護することができ、同時に、掃除機の清掃完了後に清掃部材(131)が清掃された地面を二次汚染することを防止し、掃除機の清掃効果を向上させることができる。
【選択図】
図2