(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-22
(45)【発行日】2024-10-30
(54)【発明の名称】コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法及びコミュニケーション支援プログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/046 20220101AFI20241023BHJP
H04N 21/237 20110101ALI20241023BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20241023BHJP
H04M 3/56 20060101ALI20241023BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20241023BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20241023BHJP
【FI】
H04L51/046
H04N21/237
H04N21/258
H04M3/56
G06Q50/00 300
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2022093749
(22)【出願日】2022-06-09
(62)【分割の表示】P 2021179454の分割
【原出願日】2020-09-23
【審査請求日】2023-08-08
(73)【特許権者】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(72)【発明者】
【氏名】田中 悠介
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/050968(WO,A1)
【文献】特開2011-223571(JP,A)
【文献】特許第6748323(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/046
H04N 21/237
H04N 21/258
H04M 3/56
G06Q 50/00
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザが前記同一のコンテンツを視聴している間、前記複数のユーザに対応する複数の端末の間のコミュニケーションを制御し、
前記複数のユーザによるコンテンツの視聴状況が所定条件を満たす場合に、前記複数のユーザとは異なる所定ユーザの端末に、前記複数のユーザが視聴しているコンテンツの視聴を促す所定情報を表示させ
、
ユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループをユーザの指示に基づいて作成し、
前記複数のユーザが属するグループにおいて前記同一のコンテンツを視聴している前記複数のユーザの人数の割合が所定値以上に達した場合に、前記複数のユーザと同一のグループに属するユーザであって前記複数のユーザとは異なるユーザの端末に、前記所定情報を表示させる、
情報処理装置。
【請求項2】
プロセッサが、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザが前記同一のコンテンツを視聴している間、前記複数のユーザに対応する複数の端末の間のコミュニケーションを制御し、
プロセッサが、前記複数のユーザによるコンテンツの視聴状況が所定条件を満たす場合に、前記複数のユーザとは異なる所定ユーザの端末に、前記複数のユーザが視聴しているコンテンツの視聴を促す所定情報を表示させ
、
ユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループをユーザの指示に基づいて作成し、
前記複数のユーザが属するグループにおいて前記同一のコンテンツを視聴している前記複数のユーザの人数の割合が所定値以上に達した場合に、前記複数のユーザと同一のグループに属するユーザであって前記複数のユーザとは異なるユーザの端末に、前記所定情報を表示させる、
情報処理方法。
【請求項3】
視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザが前記同一のコンテンツを視聴している間、前記複数のユーザに対応する複数の端末の間のコミュニケーションを制御し、
前記複数のユーザによるコンテンツの視聴状況が所定条件を満たす場合に、前記複数のユーザとは異なる所定ユーザの端末に、前記複数のユーザが視聴しているコンテンツの視聴を促す所定情報を表示させ
、
ユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループをユーザの指示に基づいて作成し、
前記複数のユーザが属するグループにおいて前記同一のコンテンツを視聴している前記複数のユーザの人数の割合が所定値以上に達した場合に、前記複数のユーザと同一のグループに属するユーザであって前記複数のユーザとは異なるユーザの端末に、前記所定情報を表示させる、
処理をプロセッサに実行させるためのプログラム。
【請求項4】
複数の端末と、サーバを備え、
前記サーバは、
視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザが前記同一のコンテンツを視聴している間、前記複数のユーザに対応する複数の端末の間のコミュニケーションを制御し、
前記複数のユーザによるコンテンツの視聴状況が所定条件を満たす場合に、前記複数のユーザとは異なる所定ユーザの端末に、前記複数のユーザが視聴しているコンテンツの視聴を促す所定情報を表示させ
、
ユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループをユーザの指示に基づいて作成し、
前記複数のユーザが属するグループにおいて前記同一のコンテンツを視聴している前記複数のユーザの人数の割合が所定値以上に達した場合に、前記複数のユーザと同一のグループに属するユーザであって前記複数のユーザとは異なるユーザの端末に、前記所定情報を表示させる、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法及びコミュニケーション支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザを含むグループ内で、テキスト等のメッセージを送受信するグループチャットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
グループ内のユーザの数が多い場合、複数の話題が混在し、ユーザ間のコミュニケーションが適切に行われない場合がある。これに対し、共通の話題を有するユーザに限定してコミュニケーションを実現することが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、共通の話題を有するユーザによるコミュニケーションを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るコミュニケーション支援装置は、複数のユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループを前記ユーザの指示に基づいて作成するグループ作成部と、前記グループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する選択部と、同一のコンテンツを視聴している間、前記選択部が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末との間のコミュニケーションを制御するコミュニケーション制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、共通の話題を有するユーザによるコミュニケーションを実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】端末にマップページが表示された例を示す図である。
【
図3】端末にコンテンツ画面が表示された例を示す図である。
【
図4】コンテンツ配信装置のハードウェア構成例を示す図である。
【
図5】プロセッサの機能ブロック構成例を示す図である。
【
図6】コンテンツ配信装置が選択ユーザの間でのコミュニケーションを制御する処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すコンテンツ配信システム1は、コミュニケーション支援装置としてのコンテンツ配信装置10と、一以上の端末20とを備える。コンテンツ配信装置10及び端末20は、インターネット、無線LAN、又は移動通信網等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0010】
コンテンツ配信装置10は、例えば1又は複数の物理的なサーバから構成されている。コンテンツ配信装置10は、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。
【0011】
コンテンツ配信装置10は、複数のコンテンツを記憶しており、これらのコンテンツを端末20に配信する。コンテンツは、例えば、ゲームやスポーツに関するライブ、ショー、映画、生放送番組、ニュース等の動画コンテンツである。また、コンテンツ配信装置10は、これらのコンテンツとは異なり、これらのコンテンツのいずれかを選択するためのポータルコンテンツとしてのマップページを端末20に表示させる。
図2は、端末20にマップページが表示された例を示す図である。
図2に示す例では、複数のコンテンツそれぞれに対応するアイコンICが表示されていることが確認できる。
【0012】
端末20によりアイコンICが選択されると、コンテンツ配信装置10は、選択されたアイコンICに対応するコンテンツを端末20に配信する。端末20は、コンテンツを受信すると、コンテンツを表示するためのコンテンツ画面に、受信したコンテンツを表示させる。
図3は、端末20にコンテンツ画面が表示された例を示す図である。
図3に示す例では、コンテンツCが表示されているとともに、自身の感情を他人に伝えるためのアイコンIEが表示されていることが確認できる。
【0013】
また、コンテンツ配信装置10は、コンテンツを視聴する複数の端末20それぞれを使用する複数のユーザのコミュニケーションを支援するために、コミュニケーションを行うためのグループをユーザの指示に基づいて作成する。
図2及び
図3に示す例では、作成されたグループに属する複数のユーザを示すユーザアイコンIUが表示されていることが確認できる。
【0014】
端末20は、コンテンツを視聴するユーザが利用する端末であり、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。端末20は、コンテンツ配信装置10が配信する複数のコンテンツを視聴するためのアプリケーションソフトウェアを記憶しており、当該アプリケーションソフトウェアを実行することにより、コンテンツ配信装置10から配信されたコンテンツを表示することができる。
【0015】
端末20は、ユーザの操作に応じて、
図3に示すように、コンテンツ配信装置10から配信されたコンテンツを表示する。端末20は、ユーザからメッセージとして音声情報を受け付けると、当該メッセージをコンテンツ配信装置10に送信する。
【0016】
コンテンツ配信装置10は、端末20から受信したメッセージを、当該端末20に対応するグループに属する複数の端末20に送信することにより、複数の端末20の間のコミュニケーションを制御する。端末20に対応するグループは、端末20を利用するユーザがメッセージを送受信できるグループである。
【0017】
グループ内のユーザの数が多い場合、複数の話題が混在し、ユーザ間のコミュニケーションが適切に行われない場合がある。これに対し、コンテンツ配信装置10は、グループに属する複数のユーザの中から、同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する。コンテンツ配信装置10は、複数の選択ユーザが同一のコンテンツを視聴している間、複数の選択ユーザに対応する複数の端末20との間でメッセージを送受信することにより、当該複数の端末20間でのコミュニケーションを制御する。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、共通の話題を有するユーザによるコミュニケーションを可能とする。
以下、コンテンツ配信装置10の構成及び動作を詳細に説明する。
【0018】
<ハードウェア構成>
図4は、コンテンツ配信装置10のハードウェア構成例を示す図である。コンテンツ配信装置10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14、及び出力デバイス15を有する。
【0019】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。一例として、ASICは、TPU(Tensor Processing Unit)、Edge TPUを含む。
【0020】
記憶部12は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、端末20に配信する複数のコンテンツを記憶する。
【0021】
通信IF13は、通信ネットワークNを介して端末20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、端末20から受信したユーザ間のコミュニケーションに係るメッセージをプロセッサ11に出力する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力された、複数の端末20を宛先とする当該メッセージを複数の端末20に送信する。
【0022】
入力デバイス14は、例えばコンテンツ配信装置10の操作者から入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えばコンテンツ配信装置10の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0023】
<機能ブロック構成>
図5は、プロセッサ11の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ11は、グループ作成部111と、コンテンツ配信部112と、状態受付部113と、選択部114と、コミュニケーション制御部115と、誘導指示受付部116と、表示制御部117とを有する。プロセッサ11は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、グループ作成部111と、コンテンツ配信部112と、状態受付部113と、選択部114と、コミュニケーション制御部115と、誘導指示受付部116と、表示制御部117として機能する。
【0024】
グループ作成部111は、端末20を使用する複数のユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループを、ユーザの指示に基づいて作成する。例えば、グループ作成部111は、
図2に示すメニューボタンMが押下され、端末20においてグループの作成操作が行われたことに応じて、グループを作成する。グループが作成された後、グループに属するユーザは、SNSを介して友人をグループに招待したり、グループへの参加を他のユーザに周知したりすることができる。
【0025】
なお、本実施形態では、グループ作成部111は、一人のユーザが複数のグループに属することができるものとするが、一人のユーザは、複数のグループの中から選択しているいずれかのグループ内のユーザとしかコミュニケーションが取れないものとする。
【0026】
グループ作成部111は、グループを識別するためのグループ識別情報と、グループの名称と、当該グループに属し、当該グループを選択しているユーザを識別するためのユーザ識別情報であるユーザIDとを関連付けて、グループ情報として記憶部12に記憶させる。
【0027】
コンテンツ配信部112は、端末20にコンテンツを配信する。まず、コンテンツ配信部112は、
図2に示すマップページを端末20に表示させ、マップページにおいてコンテンツに対応するアイコンICの選択を受け付ける。端末20は、複数のアイコンICのうち、いずれかのアイコンICが選択されると、端末20に表示する画面を、
図3に示すコンテンツ画面に切り替える。また、端末20は、選択されたアイコンICに対応するコンテンツを識別するコンテンツIDとユーザIDとを含むコンテンツの配信要求をコンテンツ配信装置10に送信する。
【0028】
コンテンツ配信部112は、コンテンツの配信要求を端末20から受信すると、コンテンツの配信要求に含まれているコンテンツIDに対応するコンテンツを端末20に配信する。端末20は、コンテンツ配信装置10からコンテンツを受信すると、
図3に示すようにコンテンツ画面にコンテンツを表示させる。
【0029】
また、コンテンツ配信部112は、コンテンツの配信要求に含まれているユーザIDと、コンテンツIDとを関連付けて、視聴状況情報として記憶部12に記憶させる。コンテンツ配信部112は、コンテンツの配信要求を受信した場合に、当該配信要求に含まれているユーザIDに対応する視聴状況情報が記憶部12に既に記憶されている場合、ユーザIDに関連付けられているコンテンツIDを、受信した配信要求に含まれるコンテンツIDに変更する。なお、コンテンツ配信部112は、
図2に示すマップ画面もコンテンツの一種として扱い、端末20がマップ画面を表示する場合に、マップ画面を示すコンテンツIDと、当該端末20のユーザのユーザIDとを関連付けて、視聴状況情報として記憶部12に記憶させる。
【0030】
また、コンテンツ配信部112は、コンテンツを配信している最中に、端末20に、クイズと、当該クイズに対応する複数の選択肢を表示させ、端末20から回答を受け付けるようにしてもよい。クイズは、例えばコンテンツに関係するクイズである。この場合において、コンテンツ配信部112は、端末20からの回答を締め切る前に、当該端末20に、同一のグループに属し、同一のコンテンツを視聴している複数のユーザそれぞれの端末20から受け付けた回答を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、端末20のユーザは、グループ内のユーザの回答を参考にしながら回答することができる。また、コンテンツ配信部112は、クイズに正答したユーザに、特典を付与するようにしてもよい。
【0031】
状態受付部113は、端末20を介してユーザから自身の状態を示す情報を受け付ける。例えば、端末20は、
図2、
図3に示す画面において「ステータス変更」と表示され、ステータスの変更を受け付けるステータス変更ボタンが押下されると、複数のステータスの中からステータスの変更を受け付けるステータス変更画像を表示し、ユーザからステータスの選択を受け付ける。端末20は、ステータスの選択を受け付けると、選択されたステータスを示すステータス情報と、ユーザIDとを関連付けてコンテンツ配信装置10に送信する。
【0032】
状態受付部113は、端末20から受信したステータス情報と、ユーザIDとを関連付けて、ユーザステータス情報として記憶部12に記憶させる。状態受付部113は、ユーザIDとステータス情報とが関連付けて記憶部12に記憶されている場合は、ユーザIDに関連付けられているステータス情報を、受信したステータス情報に変更する。
【0033】
なお、状態受付部113は、端末20を介してユーザから自身の状態を示す情報を受け付けたが、これに限らず、ユーザのコンテンツの視聴状況を特定し、特定した視聴状況に基づいてステータスを選択してもよい。状態受付部113は、例えば、視聴していることを示している可能性が高いメッセージやスタンプの数、量及び頻度、ユーザが発した音声の音量に基づいて、ユーザの視聴が視聴していると判定してもよい。また、状態受付部113は、視聴していないことを示している可能性が高いメッセージやスタンプの数、量及び頻度、ユーザが発した音声の音量に基づいて、ユーザの視聴が視聴していないと判定したりしてもよい。
【0034】
選択部114は、コミュニケーションを行うための操作を行ったユーザが選択したグループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する。まず、選択部114は、ユーザが複数のグループに属している場合に、ユーザからグループの選択を受け付ける。選択部114は、ユーザが一つのグループに属している場合に、ユーザが当該グループを選択したものとする。
【0035】
その後、選択部114は、
図2又は
図3に示す画面が端末20に表示されている場合において、他のユーザとボイスチャットによるコミュニケーションを行うためのチャットアイコンIBが押下されたことに応じて、ユーザが選択したグループに属する複数のユーザの中から選択ユーザを選択する。例えば、選択部114は、記憶部12に記憶されているグループ情報及び視聴状況情報を参照し、チャットアイコンIBが押下された端末20のユーザが属しているグループのうち、ユーザが選択しているグループに属する複数のユーザの中から、当該端末20のユーザが視聴しているコンテンツと同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する。
【0036】
選択部114は、ユーザが選択したグループに属する複数のユーザの中から、複数のコンテンツのうち、ユーザが視聴しているコンテンツと同一のコンテンツを視聴しているとともに、状態受付部113が受け付けた状態が所定の状態である複数のユーザを選択ユーザとして選択してもよい。例えば、選択部114は、記憶部12に記憶されているユーザステータス情報を参照し、状態受付部113が受け付けた状態が「ヒマすぎ」等の、作業を行っていないことを示す状態である複数のユーザを選択ユーザとして選択してもよい。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、コミュニケーション可能なユーザに限定して選択ユーザを選択することができる。
【0037】
また、選択部114は、ユーザが選択したグループに属する複数のユーザのいずれかが視聴しているコンテンツを変更すると、複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを再選択する。例えば、選択部114は、記憶部12に記憶されているグループ情報及び視聴状況情報を所定時間(例えば1秒)おきに参照し、端末20のユーザが属しているとともに、ユーザが選択したグループに属する複数のユーザのいずれかが視聴しているコンテンツを変更したことを検出すると、選択ユーザを再選択する。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、最新のコンテンツ視聴状況にあわせてユーザを選択することができる。なお、選択部114は、チャットアイコンIBが押下されたことに応じて、選択ユーザを選択したが、これに限らない。選択部114は、
図2に示すマップページ、又は
図3に示すコンテンツ画面が端末20に表示されたことに応じて、選択ユーザを選択してもよい。
【0038】
コミュニケーション制御部115は、端末20のユーザが同一のコンテンツを視聴している間、選択部114が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末20との間のコミュニケーションを制御する。コミュニケーション制御部115は、選択部114が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末20から、選択ユーザが端末20に入力したコミュニケーションを行うためのメッセージを受信し、当該複数の端末20のうち少なくともいずれかの端末20に当該メッセージを送信する。
【0039】
具体的には、まず、端末20は、
図2又は
図3に示す画面に含まれているチャットアイコンIBが押下されたことに応じて、ユーザから音声の入力を受け付ける。端末20は、入力された音声を示す音声情報を、ユーザコミュニケーションを行うためのメッセージとしてコンテンツ配信装置10に送信する。コミュニケーション制御部115は、端末20からメッセージを受信すると、当該端末20のユーザに対応して選択部114が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末20に、当該メッセージを送信する。
【0040】
誘導指示受付部116は、選択部114が選択した複数の選択ユーザのいずれかから、当該選択ユーザとは異なるユーザの端末20に誘導情報を表示させる誘導指示を受け付ける。誘導情報は、コンテンツを視聴していないユーザに対して、選択ユーザが視聴しているコンテンツへの誘導を促す情報であり、例えば、「○○ステージが盛り上がってるよ」といった文言である。なお、誘導指示受付部116は、端末20のユーザから、文言の内容を受け付けるようにしてもよいし、複数の文言からいずれかの文言を受け付けるようにしてもよい。
【0041】
端末20は、コンテンツ画面にコンテンツを視聴していないユーザを誘導するための誘導ボタンを表示する。端末20は、例えば、
図3に示すように、「おいでよ」と表示された誘導ボタンBを表示する。端末20は、誘導ボタンが押下されると、コンテンツへの誘導を指示する誘導指示情報をコンテンツ配信装置10に送信する。誘導指示受付部116は、端末20から誘導指示情報を受信することにより指誘導示を受け付ける。
【0042】
表示制御部117は、ユーザが選択したグループに属する複数のユーザのうち、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、誘導情報を表示させる。表示制御部117は、誘導指示受付部116が誘導指示を受け付けると、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に誘導情報を表示させる。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、グループ内の複数のユーザのうち、選択ユーザが視聴しているコンテンツを視聴していない他のユーザにコンテンツへの誘導を促すことができる。
【0043】
表示制御部117は、選択ユーザとは異なるユーザのうち、所定の状態のユーザの端末に限定して誘導情報を表示させるようにしてもよい。例えば、表示制御部117は、記憶部12に記憶されているユーザステータス情報を参照し、状態受付部113が受け付けた状態が「ヒマすぎ」等の、作業を行っていないことを示す状態である複数のユーザを選択する。そして、表示制御部117は、選択したユーザの端末20に誘導情報を表示させる。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、コンテンツを視聴する可能性が高いユーザに限定して誘導を促すことができる。
【0044】
また、表示制御部117は、マップ情報(マップページ)を表示している端末20に限定して誘導情報を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、マップ情報において、どのコンテンツを視聴するかを悩んでいる可能性が高いユーザに限定して誘導を促すことができる。
【0045】
また、表示制御部117は、選択ユーザが視聴しているコンテンツにおいて所定のイベントが発生すると、当該所定のイベントの発生情報を含む誘導情報を表示させてもよい。所定のイベントは、例えば、特典付与イベントや、クイズイベント等の、コンテンツを視聴するユーザのコミュニケーションを盛り上がらせるために企画されたイベントである。例えば、記憶部12に、複数のコンテンツそれぞれにおける所定のイベントのスケジュールを示すスケジュール情報を記憶させておく。表示制御部117は、スケジュール情報を参照し、選択ユーザが視聴しているコンテンツにおいて所定のイベントが発生したことを検出すると、当該所定のイベントの発生情報を含む誘導情報を表示させる。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、コミュニケーションが盛り上がる可能性が高いタイミングでユーザの誘導を促すので効果的にユーザを誘導することができる。
【0046】
また、表示制御部117は、選択ユーザによる視聴状況が盛況であると判定すると、誘導情報を表示させてもよい。例えば、表示制御部117は、選択ユーザの数が所定数以上である場合、又は、グループのユーザ数に対する選択ユーザの数が所定の割合以上の場合に、選択ユーザによる視聴状況が盛況であると判定する。
【0047】
また、表示制御部117は、選択ユーザ間のメッセージに基づいて、選択ユーザによる視聴状況が盛況であると判定してもよい。表示制御部117は、メッセージの送受信量が単位時間当たりに所定量以上である場合、メッセージに「面白い」や「楽しい」等の、視聴状況が盛況であることを示す特定のメッセージやスタンプが含まれる場合、メッセージを示す音声に、所定の音量を超える音声が含まれている場合に、選択ユーザによる視聴状況が盛況であると判定してもよい。このようにすることで、誘導情報によりコミュニケーションの視聴を開始したユーザも、コミュニケーションを楽しむことができる。
【0048】
また、表示制御部117は、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、誘導情報を表示させる誘導指示を行った選択ユーザを示す情報を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、コンテンツに誘導している選択ユーザと親密なユーザがコンテンツの視聴を開始して、選択ユーザの間でコミュニケーションが盛り上がる可能性を高めることができる。
【0049】
また、表示制御部117は、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、選択ユーザが視聴しているコンテンツを示す情報を表示させるようにしてもよい。ここで、コンテンツを示す情報は、例えば、コンテンツの名称を示す情報や、コンテンツの概要を説明する情報である。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、コンテンツに誘導しているユーザがどのコンテンツを視聴しているのかを他のユーザに把握させることができる。
【0050】
また、表示制御部117は、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、複数の選択ユーザのそれぞれを示す情報を表示させるようにしてもよい。例えば、表示制御部117は、選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、複数の選択ユーザのそれぞれのアイコンを表示させるようにしてもよい。このようにすることで、コンテンツ配信装置10は、ユーザが選択したグループに属するどのユーザが誘導情報に対応するコンテンツを視聴しているのかを他のユーザに把握させることができる。これにより、コンテンツを視聴しているユーザの中に他のユーザと仲がよいユーザが含まれている場合、当該他のユーザがコンテンツを視聴する可能性を高めることができる。
【0051】
また、表示制御部117は、ユーザが選択したグループ内において選択ユーザとは異なるユーザの端末20に、選択ユーザとは異なるユーザのうち、選択ユーザが視聴しているコンテンツの視聴を開始したユーザを示す情報を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、誘導情報に対応するコンテンツの視聴を開始していないユーザに、コンテンツの視聴をさらに促すことができる。
【0052】
<コンテンツ配信装置10の処理の流れ>
続いて、コンテンツ配信装置10の処理の流れを説明する。
図6は、コンテンツ配信装置10が選択ユーザの間でのコミュニケーションを制御する処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】
まず、選択部114は、
図2又は
図3に示す画面が端末20に表示されている場合において、ボイスチャットを行うためのチャットアイコンIBが押下されたか否かを判定する(S11)。選択部114は、チャットアイコンIBが押下されたと判定すると、S12に処理を移し、チャットアイコンIBが押下されていないと判定すると、S11に処理を再実行する。
【0054】
S12において、選択部114は、記憶部12に記憶されているグループ情報及び視聴状況情報を参照し、チャットアイコンIBが押下された端末20のユーザが属しているとともにユーザが選択したグループに属する複数のユーザの中から、当該端末20のユーザが視聴しているコンテンツと同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する。
【0055】
続いて、選択部114は、記憶部12に記憶されているグループ情報及び視聴状況情報を参照し、端末20のユーザが属しているとともにユーザが選択したグループに属する複数のユーザのいずれかが視聴しているコンテンツを変更したか否かを判定することにより、当該コンテンツの視聴状況が変化したか否かを判定する(S13)。選択部114は、コンテンツの視聴状況が変化したと判定すると、S12に処理を移し、選択ユーザを再選択する。選択部114は、コンテンツの視聴状況が変化していないと判定すると、S14に処理を移す。
【0056】
続いて、コミュニケーション制御部115は、端末20のユーザからメッセージを受け付ける(S14)。コミュニケーション制御部115は、受け付けたメッセージを選択ユーザの端末20に送信する(S15)。
【0057】
続いて、コミュニケーション制御部115は、端末20のユーザがコンテンツの視聴を終了したか否かを判定する(S16)。コミュニケーション制御部115は、端末20のユーザがコンテンツの視聴を終了したと判定すると、本フローチャートに係る処理を終了し、端末20のユーザがコンテンツの視聴を終了していないと判定すると、S13に処理を移す。
【0058】
<コンテンツ配信システム1による効果>
以上説明したように、選択部114は、グループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する。コミュニケーション制御部115は、選択ユーザが同一のコンテンツを視聴している間、選択部114が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末20との間のコミュニケーションを制御する。これにより、コンテンツ配信装置10は、同一のコンテンツを視聴し、共通の話題を有するユーザによるコミュニケーションを実現する
ことができる。
【0059】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、コンテンツ配信装置10は、選択ユーザからメッセージとして音声情報を受信したが、これに限らない。コンテンツ配信装置10は、選択ユーザからメッセージとしてテキスト情報を受信してもよい。
【0060】
また、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0061】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
複数のユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループを前記ユーザの指示に基づいて作成するグループ作成部と、
前記グループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する選択部と、
同一のコンテンツを視聴している間、前記選択部が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末との間のコミュニケーションを制御するコミュニケーション制御部と、
を有するコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、共通の話題を有するユーザに限定してコミュニケーションを行わせることができる。
(付記2)
前記選択部は、前記グループに属する複数のユーザのいずれかが視聴しているコンテンツを変更すると、前記複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを再選択する、
付記1に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、最新のコンテンツ視聴状況にあわせてユーザを選択することができる。
(付記3)
前記ユーザから自身の状態を示す情報を受け付ける状態受付部をさらに有し、
前記選択部は、前記グループに属する複数のユーザの中から、複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴しているとともに、前記状態受付部が受け付けた状態が所定の状態である複数のユーザを前記選択ユーザとして選択する、
付記1又は2に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション装置が構成されていることにより、コミュニケーション可能なユーザに限定して選択ユーザを選択することができる。
(付記4)
前記グループに属する複数のユーザのうち、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に、前記選択ユーザが視聴しているコンテンツへの誘導を促す誘導情報を表示させる表示制御部をさらに有する、
付記1から3のいずれかに一項に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、選択ユーザが視聴しているコンテンツを視聴していない他のユーザにコンテンツへの誘導を促すことができる。
(付記5)
前記表示制御部は、前記選択ユーザが視聴しているコンテンツにおいて所定のイベントが発生すると、前記所定のイベントの発生情報を含む前記誘導情報を表示させる、
付記4に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、コミュニケーションが盛り上がる可能性が高いタイミングでユーザの誘導を促すので効果的にユーザを誘導することができる。
(付記6)
前記表示制御部は、前記選択ユーザによる視聴状況が盛況であると判定すると、前記誘導情報を表示させる、
付記4又は5に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、誘導情報によりコミュニケーションの視聴を開始したユーザも、コミュニケーションを楽しむことができる。
(付記7)
前記ユーザから自身の状態を示す情報を受け付ける状態受付部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記選択ユーザとは異なるユーザのうち、所定の状態のユーザの端末に前記誘導情報を表示させる、
付記5又は6に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、コンテンツを視聴可能な可能性が高いユーザに限定して誘導を促すことができる。
(付記8)
複数の前記選択ユーザのいずれかから前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に前記誘導情報を表示させる指示を受け付ける誘導指示受付部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記誘導指示受付部が前記指示を受け付けると、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に前記誘導情報を表示させる、
付記5から7のいずれか一項に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、ユーザの要望に応じて、他のユーザに、コンテンツへの誘導を促すことができる。
(付記9)
前記表示制御部は、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に、前記誘導情報を表示させる指示を行った前記選択ユーザを示す情報を表示させる、
付記8に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、誘導しているユーザと親密なユーザがコンテンツの視聴を開始してコミュニケーションが活性化する可能性を高めることができる。
(付記10)
前記表示制御部は、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に、前記選択ユーザが視聴しているコンテンツを示す情報を表示させる、
付記6から9のいずれか一項に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、誘導しているユーザがどのコンテンツを視聴しているのかを他のユーザに把握させることができる。
(付記11)
前記表示制御部は、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に、複数の前記選択ユーザのそれぞれを示す情報を表示させる、
付記6から10のいずれか一項に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、誘導しているコンテンツを誰が視聴しているのかを他のユーザに把握させることができる。
(付記12)
前記表示制御部は、前記選択ユーザとは異なるユーザの端末に、前記選択ユーザとは異なるユーザのうち、前記選択ユーザが視聴しているコンテンツの視聴を開始したユーザを示す情報を表示させる、
付記6から11のいずれか一項に記載のコミュニケーション支援装置。
このようにコミュニケーション支援装置が構成されていることにより、誘導に応じて移動したユーザを移動していないユーザに通知し、誘導をさらに促すことができる。
(付記13)
コンピュータが実行する、
複数のユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループを前記ユーザの指示に基
づいて作成するステップと、
前記グループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択するステップと、
同一のコンテンツを視聴している間、選択された複数の選択ユーザに対応する複数の端末との間のコミュニケーションを制御するステップと、
を有するコミュニケーション支援方法。
このようなコミュニケーション支援方法を実行することにより、共通の話題を有するユーザに限定してコミュニケーションを行わせることができる。
(付記14)
コンピュータを、
複数のユーザの間でコミュニケーションを行うためのグループを前記ユーザの指示に基づいて作成するグループ作成部、
前記グループに属する複数のユーザの中から、視聴可能な複数のコンテンツのうち同一のコンテンツを視聴している複数のユーザを選択ユーザとして選択する選択部、及び、
同一のコンテンツを視聴している間、前記選択部が選択した複数の選択ユーザに対応する複数の端末との間のコミュニケーションを制御するコミュニケーション制御部、
として機能させるコミュニケーション支援プログラム。
このようなコミュニケーション支援プログラムを実行することにより、共通の話題を有するユーザに限定してコミュニケーションを行わせることができる。
【符号の説明】
【0062】
1 コンテンツ配信システム
10 コンテンツ配信装置
11 プロセッサ
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 端末
111 グループ作成部
112 コンテンツ配信部
113 状態受付部
114 選択部
115 コミュニケーション制御部
116 誘導指示受付部
117 表示制御部