(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-22
(45)【発行日】2024-10-30
(54)【発明の名称】ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立及び維持のためのL2手順
(51)【国際特許分類】
H04W 76/18 20180101AFI20241023BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20241023BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20241023BHJP
H04W 72/40 20230101ALI20241023BHJP
H04W 72/543 20230101ALI20241023BHJP
H04W 76/14 20180101ALI20241023BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W4/40
H04W92/18
H04W72/40
H04W72/543
H04W76/14
(21)【出願番号】P 2021516937
(86)(22)【出願日】2019-09-25
(86)【国際出願番号】 US2019052972
(87)【国際公開番号】W WO2020068991
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-09-21
(32)【優先日】2018-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】フレダ、マルティーノ エム.
(72)【発明者】
【氏名】テン、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ホン、トン、トゥク
(72)【発明者】
【氏名】エルハマス、アータ
(72)【発明者】
【氏名】ぺラス、ミッチェル
【審査官】谷岡 佳彦
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,Potential AS layer impacts on SL connection setup and configuration in unicast[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1816517,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1816517.zip>,2018年11月
【文献】Huawei, HiSilicon,Radio bearer configuration and management for NR sidelink[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1816522,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1816522.zip>,2018年11月
【文献】InterDigital Inc.,QoS Management for NR V2X[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1816790,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1816790.zip>,2018年11月
【文献】vivo,Sidelink unicast procedures in NR[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817108,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817108.zip>,2018年11月
【文献】Qualcomm Incorporated,Discussion on connection setup for V2X unicast communication[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817783,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817783.zip>,2018年11月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス品質(QoS)フローのサイドリンク無線ベアラ(SLRB)を確立するための方法であって、
確立される前記SLRBのSLRB構成を、前記QoSフローに関連付けられた値及び前記SLRB構成への値のマッピングに基づいて、複数のSLRB構成から選択することと、
サイドリンク再構成メッセージをピアWTRUに送信することであって、前記サイドリンク再構成メッセージは、前記選択されたSLRB構成のサブセットを含み、前記サブセットは、前記ピアWTRUの性能に基づく、送信することと
を含む方法。
【請求項2】
前記サイドリンク再構成メッセージに応答して、前記ピアWTRUから確認メッセージを受信することと、
前記確認メッセージに応答して、前記SLRBを確立することと、
前記確立されたSLRBにおいて、前記QoSフローに関連付けられたデータを前記ピアWTRUに送信することと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、品質インジケータを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、ビークルツーエブリシング(V2X)サービス品質インジケータ(VQI)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、PC5品質インジケータ(PQI)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記サイドリンク再構成メッセージは、RRC再構成メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記SLRB構成は、論理チャネル(LCH)構成、フィードバック構成、チャネル品質インジケータ(CQI)構成及び/又はフローからSLRBへのマッピングを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記SLRB構成の前記サブセットは、論理チャネル(LCH)構成、フィードバック構成、チャネル品質インジケータ(CQI)構成及び/又はフローからSLRBへのマッピングを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記QoSフローが前記SLRBにマッピングされることに応答して、前記SLRBの確立をトリガーすることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
QoSフローが前記SLRBにマッピングされない状況に応答して、前記SLRBをリリースすることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
サービス品質(QoS)フローのサイドリンク無線ベアラ(SLRB)を確立するように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
送信機及び受信機に動作可能に結合されたプロセッサ
を含み、
前記プロセッサは、確立される前記SLRBのSLRB構成を、前記QoSフローに関連付けられた値及び前記SLRB構成への値のマッピングに基づいて、複数のSLRB構成から選択するように構成され、及び
前記送信機は、サイドリンク再構成メッセージをピアWTRUに送信するように構成され、前記サイドリンク再構成メッセージは、前記選択されたSLRB構成のサブセットを含み、前記サブセットは、前記ピアWTRUの性能に基づく、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項12】
前記受信機は、前記サイドリンク再構成メッセージに応答して、前記ピアWTRUから確認メッセージを受信するように構成されることと、
前記プロセッサ及び前記送信機は、前記確認メッセージに応答して、前記SLRBを確立するように構成されることと、
前記送信機は、前記確立されたSLRBにおいて、前記QoSフローに関連付けられたデータを前記ピアWTRUに送信するように構成されることと
を更に含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、品質インジケータを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項14】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、ビークルツーエブリシング(V2X)サービス品質インジケータ(VQI)を含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項15】
前記QoSフローに関連付けられた前記値は、PC5品質インジケータ(PQI)を含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項16】
前記サイドリンク再構成メッセージは、RRC再構成メッセージを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項17】
前記SLRB構成は、論理チャネル(LCH)構成、フィードバック構成、チャネル品質インジケータ(CQI)構成及び/又はフローからSLRBへのマッピングを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項18】
前記SLRB構成の前記サブセットは、論理チャネル(LCH)構成、フィードバック構成、チャネル品質インジケータ(CQI)構成及び/又はフローからSLRBへのマッピングを含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項19】
前記プロセッサは、前記QoSフローが前記SLRBにマッピングされることに応答して、前記SLRBの確立をトリガーするように更に構成される、請求項11に記載のWTRU。
【請求項20】
前記プロセッサは、QoSフローが前記SLRBにマッピングされない状況に応答して、前記SLRBをリリースするように更に構成される、請求項11に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、2018年9月25日付けで出願された米国仮特許出願第62/736,251号、2018年10月30日付けで出願された米国仮特許出願第62/752,865号、2018年12月21日付けで出願された米国仮特許出願第62/783,952号及び2019年8月13日付けで出願された米国仮特許出願第62/886,102号の利益を主張するものであり、これらのそれぞれの内容は、参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
背景
[0002] 無線通信使用事例は、交通、輸送、安全及びナビゲーション等に関連する車両通信に対処し得る。例えば、ビークルツーエブリシング(V2X)通信は、車両との無線通信の送信及び受信を含み得る。無線通信性能及び要件が発展するにつれて、そのような環境において動作するシステム、方法及びデバイスを提供することが望ましいことがある。
【発明の概要】
【0003】
概要
[0003] 幾つかの実施形態は、サイドリンク無線ベアラ(SLRB)を確立すべきか否かを判断するための、無線送信/受信ユニット(WTRU)において実施される方法を提供する。方法は、WTRUにSLRBリソース選択基準を構成することと、WTRUにより、時間窓中にプール内の別のWTRUから複数のSCI送信を受信することと、時間窓内の複数の時間期間のそれぞれについて、WTRUにより、複数のSCI送信及びSLRBリソース選択基準に基づいて、SLRBリソース選択が失敗したであろうか否かを判断することと、WTRUにより、リソース選択失敗の割合に基づいて、新しいSLRBを確立すべきか否かを判断することと、リソース選択が失敗したであろう時間期間の割合が閾値割合未満であると判断される状況において、プール内の別のWTRUと新しいSLRBを確立することとを含む。
【0004】
[0004] 幾つかの実施形態は、SLRBを確立すべきか否かを判断するように構成されたWTRUを提供する。WTRUは、送信機及び受信機に動作可能に結合されたプロセッサを含む。プロセッサには、SLRBリソース選択基準が構成される。受信機は、時間窓中にプール内の別のWTRUから複数のSCI送信を受信するように構成される。プロセッサは、時間窓内の複数の時間期間のそれぞれについて、複数のSCI送信及びSLRBリソース選択基準に基づいて、SLRBリソース選択が失敗したであろうか否かを判断するように構成される。プロセッサは、リソース選択失敗の割合に基づいて、新しいSLRBを確立すべきか否かを判断するように更に構成される。送信機は、リソース選択が失敗したであろう時間期間の割合が閾値割合未満であると判断される状況において、プール内の別のWTRUと新しいSLRBを確立するメッセージを送信するように構成される。
【0005】
[0005] 幾つかの実施形態は、SLRBを確立すべきか否かを判断するための、WTRUにおいて実施される方法を提供する。方法は、WTRUにSLRBリソース密度へのベアラQoSのマッピングを構成することと、WTRUにより、プール内の別のWTRUのSLRBのQoSを示すブロードキャスト送信を受信することと、WTRUにより、受信されたQoS及びマッピングに基づいてプール内の合計SLRBリソース密度を特定することと、WTRUにより、合計リソース密度が、新しいサイドリンクベアラのQoSに基づく閾値を超えるか否かに基づいて、プール内の別のWTRUと新しいサイドリンクベアラを確立すべきか否かを判断することとを含む。本方法は、WTRUが新しいサイドリンクベアラを確立すると判断する場合、プール内の別のWTRUと新しいサイドリンクベアラを確立することも含む。
【0006】
[0006] 幾つかの実施形態は、SLRBを確立すべきか否かを判断するように構成されたWTRUを提供する。WTRUは、受信機及び送信機に動作可能に結合されたプロセッサを含む。プール内の別のWTRUのSLRBのサービス品質(QoS)を示すブロードキャストを受信するように構成された受信機である。プロセッサは、受信されたQoS及びSLRBリソース密度へのベアラQoSのマッピングに基づいて、プール内の合計SLRBリソース密度を特定するように構成される。プロセッサは、合計リソース密度が、新しいサイドリンクベアラのQoSに基づく閾値を超えるか否かに基づいて、プール内の別のWTRUと新しいサイドリンクベアラを確立すべきか否かを判断するように更に構成される。送信機は、プロセッサが新しいサイドリンクベアラを確立すると判断する状況において、プール内の他のWTRUと新しいサイドリンクベアラを確立するメッセージを送信するように構成される。
【0007】
図面の簡単な説明
[0007] 以下の説明から図面のより詳細な理解を有することができるが、実施形態の範囲を限定することを意図するものではなく、添付図面と併せて単に例として機能し、図中、同様の参照番号は、同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】[0008]1つ又は複数の開示される実施形態を実施し得る一例の通信システムを示すシステム図である。
【
図1B】[0009]実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用し得る一例の無線送信/受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。
【
図1C】[0010]実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用し得る一例の無線アクセスネットワーク(RAN)及び一例のコアネットワーク(CN)を示すシステム図である。
【
図1D】[0011]実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用し得る更なる例のRAN及び更なる例のCNを示すシステム図である。
【
図2】[0012]2つのWTRU間の一例のリンク確立手順を示すメッセージシーケンスチャートである。
【
図3】[0013]ASレイヤにより実行される接続確立判断の一例の手順を示すリンク確立モデルのブロック図である。
【
図4】[0014]上位レイヤがASレイヤからの情報に基づいて接続確立決定を実行する一例の手順を示すリンク確立モデルのブロック図である。
【
図5】[0015]WTRU間のASレイヤにおける一例のサイドリンクリンク確立手順を示すメッセージシーケンスチャートである。
【
図6】[0016]一例のマルチキャストリンク確立シグナリング及び判断基準を示すメッセージシーケンスチャートである。
【
図7】[0017]一例のマルチキャストリンク確立シグナリングを示すメッセージシーケンスチャートである。
【
図8】[0018]代表的なリソース選択に基づく受付制御の一例の手順を示すフローチャートである。
【
図9】[0019]サイドリンク無線ベアラ(SLRB)を確立すべきか否かを判断する一例の方法を示すフローチャートである。
【
図10】[0020]SLRBを確立すべきか否かを判断する別の例の方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
[0021]
図1Aは、1つ又は複数の開示される実施形態を実施し得る一例の通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、動画、メッセージ、ブロードキャスト等のコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通して、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスできるようにし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロック-フィルタリングOFDM及びフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)等の1つ又は複数のチャネルアクセス法を利用し得る。
【0010】
[0022]
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110及び他のネットワーク112を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境で動作及び/又は通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、そのいずれも「ステーション」及び/又は「STA」と呼ばれ得るが、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され、ユーザ装置(UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラ式電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、時計又は他の装着可能なもの、頭部搭載型ディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医用デバイス及び応用(例えば、遠隔手術)、産業用デバイス及び応用(例えば、ロボット及び/又は産業及び/又は自動化処理チェーンコンテキストで動作する他の無線デバイス)、家庭用電子デバイス並びに商用及び/又は産業用無線ネットワークで動作するデバイス等を含み得る。WTRU102a、102b、102c及び102dのいずれも同義でUEと呼ばれ得る。
【0011】
[0023] 通信システム100は、基地局114a及び/又は基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106/115、インターネット110及び/又は他のネットワーク112等の1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、送受信機基地局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)及び無線ルータ等であり得る。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0012】
[0024] 基地局114aは、RAN104/113の一部であり得、RAN104/113は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等の他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)を含むこともできる。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る1つ又は複数の搬送周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル又は認可及び未認可スペクトルの組合せであり得る。セルは、経時的に比較的固定され得るか、又は変化し得る特定の地理的エリアに対して無線サービスを行うカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタに更に分割され得る。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわちセルの各セクタにつき1つずつを含み得る。実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用し得、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用し得る。例えば、望ましい空間方向で信号の送信及び/又は受信にビーム形成を使用し得る。
【0013】
[0025] 基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数と通信し得、無線インターフェース116は、任意の適した無線通信リンクであり得る(例えば、無線周波(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光等)。無線インターフェース116は、任意の適した無線アクセス技術(RAT)を用いて確立され得る。
【0014】
[0026] より具体的には、上記のように、通信システム100は、複数のアクセスシステムであり得、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA及びSC-FDMA等の1つ又は複数のチャネルアクセス方式を利用し得る。例えば、RAN104/113における基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を用いて無線インターフェース115/116/117を確立し得るユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)等の無線技術を実施し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)等の通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)及び/又は高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
【0015】
[0027] 実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)等の無線技術を実施し得、無線技術は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)及び/又はLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を用いて無線インターフェース116を確立し得る。
【0016】
[0028] 実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、新無線(NR)を用いて無線インターフェース116を確立し得る、NR無線アクセス等の無線技術を実施し得る。
【0017】
[0029] 実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実施し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)原理を用いてLTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実施し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cにより利用される無線インターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される送信を特徴とし得る。
【0018】
[0030] 他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわちワイヤレスフィディリティ(WiFi)、IEEE802.16(すなわちワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定基準2000(IS-2000)、暫定基準95(IS-95)、暫定基準856(IS-856)、グローバルシステムフォーモバイル通信(GSM)、GSMエボリューション拡張データレート(EDGE)及びGSM EDGE(GERAN)等の無線技術を実施し得る。
【0019】
[0031]
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB又はアクセスポイントであり得、職場、家庭、車両、キャンパス、産業施設、空中回廊(例えば、ドローンにより使用される)及び車道等の局所エリアにおける無線接続を容易にするのに任意の適したRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11等の無線技術を実施して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立し得る。実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15等の無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立し得る。更に他の実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR等)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
【0020】
[0032] RAN104/113は、CN106/115と通信し得、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る。データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件及びモビリティ要件等の様々なサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、課金サービス、移動体位置ベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信等を提供し、及び/又はユーザ認証等の高水準のセキュリティ機能を実施し得る。
図1Aに示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを利用する他のRATと直接又は間接的に通信し得ることが理解されるであろう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA又はWiFi無線技術を利用する別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
【0021】
[0033] CN106/115は、PSTN108、インターネット110及び/又は他のネットワーク112にアクセスするための、WTRU102a、102b、102c、102dに対するゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群における伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)及び/又はインターネットプロトコル(IP)等の一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスの大域システムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダにより所有及び/又は運営される有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを利用し得る1つ又は複数のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0022】
[0034] 通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dの幾つか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、様々な無線リンクを介して様々な無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含み得る)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を利用し得る基地局114a及びIEEE802無線技術を利用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0023】
[0035]
図1Bは、一例のWTRU102を示すシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、特に、プロセッサ118、送受信機120、送受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、前述の要素の任意の下位組合せを含み得るが、それでもなお実施形態との一貫性を有していることが理解されるであろう。
【0024】
[0036] プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ又は複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)及び状態機械等であり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理及び/又はWTRU102を無線環境で動作できるようにする任意の他の機能を実行し得る。プロセッサ118は、送受信機120に結合され得、送受信機120は、送受信要素122に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118及び送受信機120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118及び送受信機120は、電子パッケージ又はチップにおいて共に集積され得ることが理解されるであろう。
【0025】
[0037] 送受信要素122は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。実施形態では、送受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送受信要素122は、RF及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されるであろう。
【0026】
[0038] 送受信要素122は、
図1Bでは単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を利用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、無線インターフェース116を介して無線信号を送信及び受信する2つ以上の送受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0027】
[0039] 送受信機120は、送受信要素122により送信される信号を変調し、送受信要素122により受信される信号を復調するように構成され得る。前述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、送受信機120は、WTRU102が例えば、NR及びIEEE802.11等の複数のRATを介して通信できるようにするための複数の送受信機を含み得る。
【0028】
[0040] WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニット又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、それからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132等の任意のタイプの適したメモリからの情報へのアクセス及びそれへのデータの記憶を行い得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック及びセキュアデジタル(SD)メモリカード等を含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又は家庭用コンピュータ(図示せず)等のWTRU102に物理的に配置されていないメモリからの情報へのアクセス及びそれへのデータの記憶を行い得る。
【0029】
[0041] プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、WTRU102における他の構成要素に電力を配布及び/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ又は複数の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-ion)等)、太陽電池及び燃料電池等を含み得る。
【0030】
[0042] プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136に結合することもできる。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から無線インターフェース116を介して位置情報を受け取り、及び/又は2つ以上の近傍の基地局から受信される信号のタイミングに基づき、その位置を特定し得る。WTRU102は、実施形態との一貫性を有しながら、任意の適切な位置特定法により位置情報を取得できることが理解されるであろう。
【0031】
[0043] プロセッサ118は、更なる特徴、機能性及び/又は有線若しくは無線接続性を提供する1つ又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールを含み得る他の周辺機器138に更に結合され得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真及び/又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、手を使用しないヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実感(VR/AR)デバイス並びに活動量計等を含むことができる。周辺機器138は、1つ又は複数のセンサを含むことができ、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生物測定センサ及び/又は湿度センサの1つ又は複数であり得る。
【0032】
[0044] WTRU102は、全二重無線を含み得、その場合、(例えば、UL(例えば、送信用)とダウンリンク(例えば、受信用)との両方に対する特定のサブフレームに関連付けられた)信号の幾つか又は全ての送信及び受信は、一致しており、及び/又は同時に行われ得る。全二重無線は、干渉管理ユニット139を含み、ハードウェア(例えば、チョーク)により、又はプロセッサによる(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)若しくはプロセッサ118による)信号処理により自己干渉を低下させ、及び又は実質的に除去し得る。実施形態では、WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)に対する特定のサブフレームに関連付けられた)信号の幾つか又は全ての送信及び受信である半二重無線を含み得る。
【0033】
[0045]
図1Cは、実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために、E-UTRA無線技術を使用し得る。RAN104は、CN106と通信することもできる。
【0034】
[0046] RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態との一貫性を有しながら任意の数のeノードBを含み得ることが理解されるであろう。eノードB160a、160b、160cは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数の送受信機をそれぞれ含み得る。一実施形態では、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実施し得る。したがって、eノードB160aは、例えば、複数のアンテナを使用してWTRU102aに無線信号を送信し、及び/又はそれから無線信号を受信し得る。
【0035】
[0047] eノードB160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けられ、また無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング等を処理するように構成され得る。
図1Cで示されるように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0036】
[0048]
図1Cで示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素のそれぞれは、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれもCN運営者以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されるであろう。
【0037】
[0049] MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB162a、162b、162cのそれぞれに接続され、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化及びWTRU102a、102b、102cの初期アタッチ間の特定のサービングゲートウェイを選択すること等を扱うことができる。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMA等の他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間を切り換えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0038】
[0050] SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB160a、160b、160cのそれぞれに接続し得る。SGW164は、概して、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットの経路指定を行い、転送し得る。SGW164は、eノードB間のハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能になったとき、ページングをトリガーすること並びにWTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶すること等の他の機能を実施し得る。
【0039】
[0051] SGW164は、PGW166に接続し得、それは、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110等のパケット交換網へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと、IP使用可能なデバイスとの間の通信を容易にし得る。
【0040】
[0052] CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108等の回線交換網へのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダにより所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスを提供し得る。
【0041】
[0053] WTRUは、
図1A~
図1Dで無線端末として述べられているが、幾つかの代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的又は恒久的に)使用できることも企図される。
【0042】
[0054] 代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0043】
[0055] インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSSに対するアクセスポイント(AP)及びそのAPに関連付けられた1つ又は複数のステーション(STA)を有し得る。APは、配信システム(DS)への、又はBSSに及び/又はBSSからトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス若しくはインターフェースを有し得る。BSSの外側から生じるSTAへのトラフィックは、APを介して到来し、STAに送達し得る。BSSの外側の宛先へのSTAから生じるトラフィックは、各宛先に送達されるようにAPに送られ得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送られ得るが、ソースSTAは、トラフィックをAPに送達し得、APは、トラフィックを宛先のSTAに送達し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックであると考えられ、及び/又はそのように呼ばれ得る。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクのセットアップ(DLS)でソースと宛先STAとの間において(例えば、その間で直接)送られ得る。幾つかの代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用し得る。独立したBSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さないこともあり得るが、IBSS内の又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書において、通信の「アドホック」モードと呼ばれ得る。
【0044】
[0056] 802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する場合、APは、プライマリチャネル等の固定チャネルでビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定された幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングにより動的に設定された幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、またAPとの通信を確立するためにSTAによって使用され得る。幾つかの代表的な実施形態では、例えば、802.11システムでは、衝突回避を備えたキャリア検知の多重アクセス(CSMA/CA)を実施し得る。CSMA/CAの場合、STA(例えば、あらゆるSTA)は、APも含めて、プライマリチャネルを検知し得る。プライマリチャネルが、特定のSTAにより、ビジー状態にあると検知/検出及び/又は特定された場合、特定のSTAは、取り下げられ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)が所与のBSSにおいて任意の所与の時間に送信され得る。
【0045】
[0057] 高スループット(HT)STAは、40MHz幅のチャネルを形成するために、例えば、主となる20MHzチャネルを隣接又は非隣接の20MHzチャネルと組み合わせることにより、40MHz幅のチャネルを通信に使用し得る。
【0046】
[0058] 超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzチャネルは、隣接する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8個の隣接する20MHzチャネルを組み合わせるか、又は2つの隣接しない80MHzチャネルを組み合わせることにより形成され得、それは、80+80構成と呼ばれ得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割できるセグメントパーサに通すことができる。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理及び時間領域処理が別々に各ストリームに対して行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマップされ、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機において、80+80構成に対する前述の動作が逆にされ、組み合わされたデータは、メディアアクセス制御(MAC)に送られ得る。
【0047】
[0059] Sub 1GHz動作モードが802.11af及び802.11ahでサポートされる。チャネル動作帯域幅及び搬送波は、802.11n及び802.11acで使用されるものに対して802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、また802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイス等、メータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートすることができる。MTCデバイスは、例えば、幾つかの及び/又は限定された帯域幅に対するサポート(例えば、それに対するサポートのみ)を含む限定された機能等、幾つかの機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長い電池寿命を維持するために)閾値を超える電池寿命を有する電池を含み得る。
【0048】
[0060] 802.11n、802.11ac、802.11af及び802.11ah等、複数のチャネル及びチャネル帯域幅をサポートできるWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによりサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、BSS内で動作する全てのSTAの中から、最小の帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定及び/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合でも、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプのデバイス)に対する1MHz幅であり得る。キャリア検知及び/又はネットワーク割当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルの状況に依存し得る。例えば、APに送信するSTA(1MHzの動作モードのみをサポートする)に起因して、プライマリチャネルがビジー状態である場合、周波数帯の大部分がアイドル状態のままであり及び利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯全体がビジー状態であると見なし得る。
【0049】
[0061] 米国では、802.11ahにより使用し得る利用可能な周波数帯は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯は、916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な全体の帯域幅は、国の法規に応じて6MHz~26MHzである。
【0050】
[0062]
図1Dは、実施形態によるRAN113及びCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を使用して、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113は、CN115と通信することもできる。
【0051】
[0063] RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、実施形態との一貫性を有しながら、RAN113は、任意の数のgNBを含み得ることが理解されるであろう。gNB180a、180b、180cは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数の送受信機をそれぞれ含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実施し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビーム形成を利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、及び/又は信号をそれから受信し得る。したがって、例えば、gNB180aは、複数のアンテナを使用してWTRU102aに無線信号を送信し、及び/又はそれから無線信号を受信し得る。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実施し得る。例えば、gNB180aは、WTRU102a(図示せず)に複数のコンポーネントキャリアを送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上のものであり得るが、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上のものであり得る。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実施することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調された送信を受信することができる。
【0052】
[0064] WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジーに関連付けられた送信を用いて、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボルスペーシング及び/又はOFDMサブキャリアスペーシングは、異なる送信、異なるセル及び/又は無線送信スペクトルの異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくはスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(TTI)(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含み、及び/又は様々な長さの絶対時間が続く)を用いて、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0053】
[0065] gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160c等)に更にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカーポイントとして、gNB180a、180b、180cの1つ又は複数を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を用いてgNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eノードB160a、160b、160c等の別のRANとも通信/接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信/接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、実質的に同時に1つ又は複数のgNB180a、180b、180c及び1つ又は複数のeノードB160a、160b、160cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cに対するモビリティアンカーとしての役割を果たし得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するために更なる到達範囲及び/又はスループットを提供し得る。
【0054】
[0066] gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続、NRとE-UTRAとの間の相互接続、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向けたユーザプレーンデータの経路指定並びにアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに向けた制御プレーン情報の経路指定等を処理するように構成され得る。
図1Dで示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0055】
[0067]
図1Dで示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b及び場合によりデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。前述の要素のそれぞれは、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれもCN運営者以外のエンティティにより所有及び/又は運営され得ることが理解されるであろう。
【0056】
[0068] AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113におけるgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続され、及び制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングをサポートすること(例えば、様々な要件を有する様々なPDUセッションを処理すること)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了及びモビリティ管理等を扱い得る。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cで利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用され得る。例えば、様々なネットワークスライスは、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスを利用するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスを利用するサービス及び/又はマシンタイプ通信(MTC)アクセスに対するサービス等の様々な使用例に対して確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFi等の非3GPPアクセス技術等他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間を切り換えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0057】
[0069] SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115におけるAMF182a、182bに接続し得る。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介して、CN115におけるUPF184a、184bに接続することもできる。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し得、UPF184a、184bを通るトラフィックの経路指定を構成し得る。SMF183a、183bは、UEのIPアドレスを管理し、割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー施行及びQoSを制御すること及びダウンリンクデータ通知を提供すること等の他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース及びイーサネットベース等であり得る。
【0058】
[0070] UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113におけるgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続し得、それは、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110等のパケット交換網へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP使用可能デバイスとの間の通信を容易にし得る。UPF184、184bは、パケットを経路指定及び転送すること、ユーザプレーンポリシーを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること並びにモビリティアンカリングを提供すること等の他の機能を実施し得る。
【0059】
[0071] CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか又はそれと通信し得る。加えて、CN115は、他のサービスプロバイダにより所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通してローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続し得る。
【0060】
[0072]
図1A~
図1Dの図及び
図1A~
図1Dの対応する記述において、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b及び/又は本明細書で述べられる任意の他のデバイスの1つ若しくは複数に関して本明細書で述べられる機能の1つ若しくは複数又は全ては、1つ又は複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書で述べられる機能の1つ若しくは複数又は全てをエミュレートするように構成された1つ又は複数のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスを試験するために、及び/又はネットワーク及び/又はWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
【0061】
[0073] エミュレーションデバイスは、実験室環境及び/又は運営者ネットワーク環境で他のデバイスの1つ又は複数の試験を実施するように設計され得る。例えば、1つ又は複数のエミュレーションデバイスは、1つ若しくは複数又は全ての機能を実施できるが、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に又は部分的に実施及び/又は展開される。1つ又は複数のエミュレーションデバイスは、1つ若しくは複数又は全ての機能を実施できるが、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実施/展開される。エミュレーションデバイスは、試験を行うために別のデバイスに直接結合され得、及び/又は空中を介する無線通信を用いて試験を実施し得る。
【0062】
[0074] 1つ又は複数のエミュレーションデバイスは、1つ又は全てを含む複数の機能を実施し得るが、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実施/展開されない。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ又は複数の構成要素の試験を実施するために、試験用実験室及び/又は展開されない(例えば、試験用の)有線及び/又は無線通信ネットワークにおける試験シナリオで利用され得る。1つ又は複数のエミュレーションデバイスは、試験装置であり得る。データを送信及び/又は受信するために、直接RF結合及び/又はRF回路(例えば、1つ又は複数のアンテナを含み得る)を介する無線通信がエミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0063】
[0075] ビークルツーエブリシング(V2X)通信は、車両と、他の車両、路側機(RSU)及び歩行者ユーザデバイス(他ば、WTRU)等の他のエンティティとの間で情報を渡し得る。幾つかの場合、車両V2X通信は、WTRUが互いに直接通信する通信モードを含む。V2X動作は、カバレッジ内シナリオ及びカバレッジ外シナリオを含む。カバレッジ内シナリオは、WTRUがV2Xメッセージの送受信を開始するためのアシスタンスをネットワークから受信する動作を含み得る。カバレッジ外シナリオは、WTRUが、事前構成されたパラメータに基づいてV2Xメッセージの送受信を開始する動作を含み得る。
【0064】
[0076] V2X通信は、LTEによりサポートされ得、デバイスツーデバイス(D2D)通信での機能に関連し得る。V2X通信は、ビークルツービークル(V2V)、ビークルツーインフラストラクチャ(V2I)、ビークルツーネットワーク(V2N)及びビークルツー歩行者(V2P)サービス等の異なるタイプのサービスを含み得る。V2Vサービスは、車両WTRU間の直接通信に役立ち得る。V2Iサービスは、車両WTRUとRSU及び/又はeNBとの間の通信に役立ち得る。V2Nサービスは、車両WTRUとコアネットワークとの間の通信に役立ち得る。V2Pサービスは、車両WTRUと、低電池容量等の特別な条件を有するWTRUとの間の通信に役立ち得る。
【0065】
[0077] V2X通信は、リソース割り振りの異なる動作モードを含み得る。例えば、LTEは、モード3及びモード4動作を定義している。モード3動作は、V2Xサイドリンク(SL)送信のリソーススケジューリング割り当てをWTRUに提供するeNB等のネットワークデバイスを含み得る。モード4動作は、WTRUが、構成又は事前構成されたリソースプールからリソースを自律的に選択することを含み得る。V2X(例えば、LTE V2X)は、2つのカテゴリのリソースプール:受信プール及び送信プールを含み得る。WTRUは、V2X送信を受信するために、受信リソースプール内のV2Xリソース(例えば、時間及び/又は周波数)を監視し得る。WTRUは、例えば、モード4動作において、V2X送信リソースプールから送信リソースを選択し得る。幾つかの実装形態では、モード3動作向けに構成されたWTRUは、送信プールを使用しないことがある。
【0066】
[0078] リソースプールは、RRCシグナリングを介して(例えば、LTEにおいて)WTRUに準統計的にシグナリングされ得る。モード4動作では、WTRUは、RRC構成送信プールからリソースを選択する前にV2X検知(例えば、他のWTRUの制御チャネル送信の復号化を含む)を使用し得る。LTE V2Xは、動的リソースプール再構成をサポートしないことがある。幾つかの実装形態では、LTEリソースプール構成は、SIB及び/又は専用RRCシグナリングを介してのみ搬送され得る。
【0067】
[0079] 新無線(NR)は、エンハンストモバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低遅延(URLLC)及び他の技術等の幾つかの使用事例をサポートし得る。エンハンストV2X(eV2X)通信は、NRシステムと併用され得る。NRでは、eV2Xは、安全シナリオ及び非安全シナリオ(例えば、センサ共有、自動運転、車両プラトーン化及びリモート運転等)に新しいサービスを提供し得る。異なるeV2Xサービスは、3ms待ち時間を必要とするシナリオ等の異なる性能要件を必要とし得る。
【0068】
[0080] NR V2Xは、車両プラトーン化、アドバンストドライビング、拡張センサ及びリモート運転等の幾つかの使用事例をサポートし得る。
【0069】
[0081] 車両プラトーン化は、車両が一緒に走行して、グループを動的に形成できるようにし得る。プラトーン内の全ての車両は、先頭車両から周期的データを受信して、プラトーン動作を継続し得る。そのような情報は、車両間の極めて小さい距離(すなわち時間に置き換えられるギャップ距離、すなわち計算待ち時間は非常に小さい値、例えば1秒未満の待ち時間であり得る)を促進し得る。プラトーン化用途は、先頭車両に続く車両を自律的に運転するのに役立ち得る。
【0070】
[0082] アドバンストドライビングは、より大きい車間距離に対して半自動又は完全自動化された運転を可能にし得る。例えば、V2Xデバイスは、車両又は他のモバイルノード及び路側機(RSU)又は他の静止ノードを含み得る。各車両及び/又は路側機(RSU)は、ローカルセンサから取得されたデータを近傍車両と共有し得、それにより車両が軌道又は操作を調整できるようにする。更に、各車両は、その運転意図を近傍車両と共有し得る。例えば、車両は、速度及び/又は方向の変更等の様々な情報を含むメッセージを他の車両に送信して、車両の運転意図を示し得る。アドバンストドライビングは、より安全な走行、衝突回避及び交通効率の改善に役立ち得る。
【0071】
[0083] 拡張センサは、車両、RSU、歩行者のデバイス及び/又はV2Xアプリケーションサーバ間でのローカルセンサ又はライブビデオデータを通して収集された生データ又は処理済みデータの交換を可能にし得る。車両は、それ自体のセンサが検出し得るものを超えて環境の知覚を強化して、例えば局所状況の全体像を提供し得る。
【0072】
[0084] リモート運転は、リモートドライバ又はV2Xアプリケーションがリモート車両を操作できるようにし得る。これは、例えば、自ら運転することができない乗客に車両操作を提供するか、又は危険な環境にある車両にリモート操作を提供するのに有利であり得る。公共交通機関等の多様性が限られ、ルートが予測可能である幾つかの場合、クラウド計算に基づく運転を使用して、リモート運転を制御又は促進し得る。クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォームをリモート導出に使用し得る。例えば、車両又は他のV2Xデバイスは、メッセージを中央サーバ又はクラウドサーバと交換して、計算を実行し得る。
【0073】
[0085] LTE V2Xは、ブロードキャスト通信のみに依存し、したがってリンク確立を利用しないことがある。しかしながら、V2Xサイドリンクが基づくD2Dは、サイドリンクを介したリンク確立を利用し得る。例えば、D2D動作では、2つのWTRUは、プロトコルスタックのPDCPレイヤの上のPC5プロトコルレイヤを介して1対1ProSe直接通信を確立し得る。
【0074】
[0086] 1対1ProSe直接通信は、例えば、2つのWTRU間にPC5を介してセキュアレイヤ2リンクを確立することにより実現され得る。各WTRUは、レイヤ2で送信する各フレームのソースレイヤ2IDフィールドに含まれると共に、レイヤ2リンクで受信するあらゆるフレームの宛先レイヤ2IDに含まれる、ユニキャスト通信のレイヤ2IDを有し得る。1対1ProSe直接通信のレイヤ2リンクは、直接通信における2つのWTRUのそれぞれのレイヤ2IDの組合せにより識別され得る。例えば、レイヤ2リンクは、直接通信における2つのWTRUのそれぞれのレイヤ2IDの組合せにより識別されるため、WTRUは、同じレイヤ2IDを使用して1対1ProSe直接通信の複数のレイヤ2リンクに関わり得る。
【0075】
[0087] 分離された(すなわち非中継)1対1通信に関わるWTRUは、IPアドレス割り振りメカニズムをネゴシエートし得、リンク確立手順中、必要に応じて任意選択的にリンクローカルIPv6アドレスを交換し得る。
【0076】
[0088]
図2は、WTRU210とWTRU220との間にリンクを確立する一例の手順200を示すメッセージシーケンスチャートである。第1のステップにおいて、WTRU210は、相互認証をトリガーするために、直接通信要求メッセージ230をWTRU220に送信し得る。直接通信要求メッセージ230の内容は、ユーザ情報と呼ばれ得る。第2のステップにおいて、WTRU220は、相互認証手順240を開始する。認証手順が問題なく完了すると、セキュアレイヤ2リンクオーバPC5の確立が完了する。このステップの一環として、WTRU220は、WTRU210への応答メッセージにユーザ情報を含む。
【0077】
[0089] PC5シグナリングプロトコルは、WTRUがProSe通信範囲内にないかどうかを検出するために使用し得るキープアライブ機能をサポートし、WTRUがProSe通信範囲内にない場合、暗黙的レイヤ2リンクリリースに進み得る。
【0078】
[0090] NR V2Xは、リンク確立エンハンスメント(例えば、D2Dと比較して)を含み得る。例えば、手順は、セキュアL2リンクオーバPC5の確立及び維持を提供し得る。そのような手順は、V2X使用に向けて強化及び適合され得るか、又は同様のシグナリングをRRCレイヤで定義され得る。V2Xリンク/グループハンドリングは、更なる考慮を必要とすることもある。例えば、V2X通信において全てのWTRUがユニキャスト通信をサポート又は使用するわけではない。リンク確立をサポートするために、WTRUは、サービスアナウンスメントを送信して、ピアに、WTRUの存在及び存在する場合にはユニキャスト通信するWTRUの機能(例えば、WTRUがユニキャスト、サポートされるサービス等のために動作することができるチャネル)を通知し得る。そのようなサービスアナウンスメントには、サービス(例えば、アプリケーション)の使用に関心がある全てのWTRUがアクセスできるようにし得る。例えば、そのようなアナウンスメントは、WAVEサービスアドバタイズメント(WSA)がどのように扱われるかと同様に、専用チャネルを介して送信されるように構成され得るか、又はサポートするWTRUからの定期的なメッセージにピギーバック(例えば、追加又は添付)されるように構成され得る。
【0079】
[0091] NR V2Xは、QoSエンハンスメントを含み得る。例えば、QoSオーバPC5は、ProSeパケット毎優先度(PPPP)を用いてサポートされ得る。アプリケーションレイヤは、所要QoSレベルを示すPPPPを用いてパケットをマークすることが許され得る。他のエンハンスメントを追加することもできる(例えば、PPPPからのPDBの導出の許可)。
【0080】
[0092] NR V2XのQoS要件は、性能KPIを含み得る。そのような性能KPIは、以下のパラメータの1つ又は複数を用いて指定され得る:ペイロード(バイト)、送信速度(メッセージ/秒)、最大エンドツーエンド待ち時間(ms)、信頼性(%)、データ速度(Mbps)及び/又は最小要求通信範囲(メートル)。
【0081】
[0093] 同じ組のサービス要件がPC5ベースのV2X通信及びUuベースのV2X通信の両方に適用され得る。例えば、そのようなQoS特性は、5QIを用いて表され得る。したがって、統一されたQoSモデルをPC5及びUuに使用し得る(例えば、5QIは、V2X通信オーバPC5に使用することもでき、したがって、アプリケーションレイヤは、使用されるリンクに関係なく、QoS要件を示す一貫した方法を有し得る)。
【0082】
[0094] 5GS V2X可能なWTRUは、3つの異なるタイプのトラフィックをサポートし得る:ブロードキャスト、マルチキャスト及びユニキャスト。
【0083】
[0095] Uuと同じQoSモデルをユニキャストトラフィックに利用し得る(すなわち、各ユニキャストリンクは、ベアラとして扱われ得、QoSフローがそれに関連付けられ得る)。5QIで定義される全てのQoS特性及び追加のデータ速度パラメータを適用し得る。更に、最小要求通信範囲は、PC5使用に固有の追加のパラメータとして扱われ得る。
【0084】
[0096] 同じ又は同様の考慮は、ユニキャストの特殊事例(すなわちトラフィックの複数の定義された受信者がいる)として扱われ得るマルチキャストトラフィックに適用され得る。
【0085】
[0097] ブロードキャストトラフィックの場合、ベアラ概念がないことがあり、すなわちパケットと、特定の構成されたパラメータを有する論理リンクとの間に関連付けがない。各ブロードキャストメッセージは、アプリケーション要件に従って異なる特性を有し得る。したがって、5QIは、PPPP及び/又はProSeパケット毎信頼性(PPPR)と同様に使用され得る(すなわち各パケットがQoS値に関連付けられる(又は「タグ付け」される)。5QIは、PC5ブロードキャスト動作に必要な全ての特性(例えば、待ち時間、優先度、信頼度等)を表す機能を有し得る。V2Xブロードキャスト固有の5G品質サービスインジケータ(V2X 5QI)又は(VQI)のグループは、PC5使用に関して定義され得る。
【0086】
[0098] PC5 QoSパラメータは、1対1通信手順の確立時にネゴシエートされ得る。したがって、1対1通信確立手順は、2つのWTRU間のPC5 QoSパラメータネゴシエーションをサポートするように強化され得る。PC5 QoSパラメータネゴシエーション後、同じQoSは、1対1通信の両方向で使用され得る。
【0087】
[0099]
図2に関して示された一例の手順200は、WTRU210とWTRU220との間でPC5 QoSパラメータをネゴシエートするように変更することができる。例えば、第1のステップにおいて、直接通信要求メッセージ230は、ユーザ情報への追加又は代替として、要求されたPC5 QoSパラメータを含み得る。第2のステップにおいて、手順240は、ユーザ情報への追加又は代替として、WTRU210への応答メッセージに、許容されたPC5 QoSパラメータを含み得る。
【0088】
[00100] 幾つかの場合、QoSモデルに基づいてNR V2Xでのユニキャスト及びマルチキャストリンクの確立は、幾つかの問題を生じさせ得る。例えば、幾つかの実装形態では、ユニキャストリンク確立のためのシグナリング(D2D 1対1確立の場合)は、ユニキャストリンクのみをサポートし、マルチキャストリンクをサポートしないことがある。
【0089】
[00101] また、幾つかの実装形態では、リンク確立判断(例えば、D2Dでの1対1通信)は、到達可能性要件(例えば、受信信号受信電力(RSRP)に基づき得る一方、NR V2Xは、より厳しい要件(例えば、待ち時間、信頼性等)及び/又は追加要件(例えば、範囲、速度等)を有し得る。これらの様々な要件は、これらの要件を達成するためにASレイヤにおけるユニキャスト及び/又はマルチキャストに依存し得る。無線ベアラタイプモデルは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストに使用され得、以前にはD2D又はV2Xに必要でなく、及び/又は指定されていなかった新しいサイドリンク手順を要し得る。例えば、WTRUにより自律的に扱われる受付制御手順がUuに必要とされ得る(例えば、モード4動作の場合)が、通常、これは、ネットワークにより実行されていた可能性がある。別の例では、サイドリンクを介したQoSのリンク維持手順において、ASレイヤがSL送信に特定の品質レベルを維持することが求められ得る。
【0090】
[00102] また、幾つかの実装形態では、QoSのモデルは、フローの組が特定のベアラにマッピングされる(例えば、Uuと同様)と仮定し得る。Uuの場合、マッピングは、空きDL/ULリソースに基づいてgNBにより行われ得る。SLの場合、判断は、WTRUにより実行される必要があり得(例えば、モード4動作のため)、空きSLリソースの属性及びWTRUがそれ自体をセットアップし得るSLベアラ特性に基づく必要があり得る。
【0091】
[00103] 幾つかの実施形態は、リンクを確立及び維持するためのシステム、方法及びデバイスを提供し得る。リンクの確立及び維持について、本明細書ではユニキャスト又はグループキャスト送信に関して考察する。略同様のリンクの確立及び維持手順が「ブロードキャストリンク」に適用され得、それにより、ブロードキャストリンクは、関わる受付制御評価及び/又はリンク維持手順が少なくてよいか、又は受付制御評価及び/又はリンク維持手順が関わらなくてよい。それにも関わらず、無線ベアラをグループ宛先ID又はL2宛先IDへの送信に関連付けられたブロードキャストサービスに確立し得る限り、リンク確立シグナリングは、依然としてブロードキャスト送信事例に適用可能であり得る。したがって、本明細書で考察される技法及び手法は、ブロードキャスト送信にも適用可能であり得る。
【0092】
[00104] 「上位レイヤ」という用語は、本明細書で使用される場合、NASレイヤ、アプリケーションレイヤ、V2Xレイヤを指し得るか、又はNASレイヤ、V2Xレイヤ及びアプリケーションレイヤ間の対話を示し得る。幾つかの例では、接続(すなわちリンク)の手順は、ASレイヤにより実行されるリンク確立判断を含み得る。リンク確立のAS/NASレイヤシグナリングは、幾つかのモデルに基づき得る。
図3は、そのようなモデルの一例を示す。
【0093】
[00105] 幾つかの実施形態は、SL無線ベアラリンク確立の手順を提供する。例えば、
図3は、WTRUとピアWTRUとの間の接続を確立するためのNASレイヤ及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ310及びASレイヤ320間の通信例を示すリンク確立モデル300のブロック図である。リンク確立モデル300は、ASレイヤ320により実行される接続確立判断を示す。
【0094】
[00106] NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ310は、その間に接続の確立が望まれるWTRUのリスト330を通信し得る。リスト330は、要求の形態、ピアWTRUの特定のL2 IDを有するユニキャストとしてマークされたパケットの形態又は任意の他の適した様式で通信し得る。リスト330に基づいて、ASレイヤ320は、動作340を実行して、到達可能性(例えば、WTRUが別のWTRUと通信(すなわち到達)することができるか否か)を判断し、受付制御を実行し、接続確立を開始し得る。ASレイヤ320は、動作340の結果をNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ310に通信350(例えば、レイヤ間メッセージ)において提供し得る。
【0095】
[00107] 幾つかの実装形態では、動作340の部分は、リンク確立と同じ時間に実行されても又はされなくてもよい別個の発見手順で実行され得る。例えば、WTRUは、リンク確立手順に先立って行われる別個の発見手順の一環として到達可能性判断を実行し得る。同様に、リンク確立手順への応答(例えば、本明細書において更に考察されるもの等の到達可能性レポート)も、リンク確立に先立って実行される別個の発見手順の一環であり得る。
【0096】
[00108]
図4は、NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410がASレイヤ420からの情報に基づいて判断され得る、リンク確立のためにNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410及びASレイヤ420間の通信例を示すリンク確立モデル400のブロック図である。
【0097】
[00109] NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410は、発見又はサービスアナウンスメントを通信430においてASレイヤ420に送信して、範囲内のWTRU(例えば、ユニキャストサービスをサポートする)のリストを取得し得る。通信430は、例えば、要求の形態、1つ若しくは複数のピアのWTRUの特定のL2 IDを有するパケットの形態又はアナウンスされたサービス若しくはアプリケーションの識別子の形態であり得る。ASレイヤ420は、接続性関連情報をNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410に通信440(例えば、レイヤ間メッセージ)において提供し得る。例えば、接続性関連情報は、2つのWTRUが互いと通信することができるか否か、リンクの品質等に関する情報であり得る。
【0098】
[00110] NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410は、接続確立通信450(例えば、レイヤ間メッセージ)により接続確立を開始し得る。接続確立通信450を受信した後、ASレイヤ420は、本明細書において更に考察するもの等の受付制御手順460を実行し得る。ASレイヤ420は、受付制御手順460からの結果をNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410に通信470において提供し得る。
【0099】
[00111] モデル400では、通信430及び440並びにこれらの通信を生成、送信、受信及び処理する関連付けられた手順は、任意選択的であり得るか、又は全体的にNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410により実行され得る。例えば、NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410は、上位レイヤ発見又はサービスアナウンスメントメッセージを通信し得、ASレイヤ420からのいかなる情報もなしに、NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410間で接続確立(すなわち通信450に対応する)を開始し得る。ASレイヤ420は、通信470においてNAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410に接続性関連情報を更に提供し得る。
【0100】
[00112] 幾つかの実施形態は、ユニキャスト、マルチキャストリンク及び/又はSLRB通信をサポートするAS/NASレイヤシグナリングを提供し得る。幾つかの例は、サービス(例えば、SLRBとして輸送されることもあれば又はされないこともあるブロードキャストサービス)のQoS又はフロー(ASレイヤによりSLRBにマッピングされ得る)を促進又は保証するための、上位レイヤとASレイヤとの間の対話を含む。幾つかの例では、そのような対話は、任意の送信モード(例えば、モード1又はモード2)において及び/又は任意のタイプの送信(例えば、ユニキャスト、グループキャスト又はブロードキャスト)に使用され得る。幾つかの例では、ブロードキャストサービスの受付制御手順を実行しているWTRUは、それ自体の受付制御判断を行い得る(すなわちモード2の場合)か、又は受付制御決定をネットワークから受信し得る(すなわちモード1)。WTRUは、そのような決定を上位レイヤに通知し得る。代替的に、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRB確立の場合、WTRUは、リンク確立シグナリングを開始し得る。ユニキャスト又はマルチキャスト確立に関連付けられた各WTRUは、それ自体の受付制御を実行し得るか、それ自体の上位レイヤに受付制御結果を通知し得るか、又は受付制御結果をピアWTRUに通知し得、ピアWTRUは、全てのWTRUの受付制御結果に基づいて上位レイヤと対話する責任を負う。以下の状況で説明される例は、一般性を失うことなく上記事例のいずれにも適用し得る。
【0101】
[00113] 幾つかの例では、WTRUのリストは、NASレイヤ及び/又は上位レイヤによりASレイヤに提供され得る(例えば、
図3に関して示され、説明されたリスト330)か、又は接続確立要求がNASレイヤ及び/又は上位レイヤによりASレイヤに対してなされ得る(例えば、
図4に関して示され、説明された接続確立通信450)。幾つかのそのような例では、NASレイヤ及び/又は上位レイヤは、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト接続に含まれるべきWTRUを識別するL2ソースIDのリスト(例えば、ユニキャストの場合には1つのWTRU)、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト指示(例えば、接続がユニキャストであるか又はマルチキャストであるかの指示)、送信するデータパケット(例えば、上位レイヤサービスアナウンスメント)、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのQoS要件(例えば、VQI、QoSプロファイル)、2つ以上のWTRU間の送信を行い得る予期される時間期間(例えば、ASレイヤリンク確立の判断についてASレイヤを補助するために)、及び/又はL2ユニキャスト及び/又はマルチキャストのリンク識別子等の様々な情報及び/又はパラメータをASレイヤに提供し得る。そのようなリンク識別子は、ピアWTRUのL2ソースIDを含み得、WTRUは、L2ソースIDをリンク確立要求メッセージ(例えば、接続確立通信450)に含み得る。代替的に、ユニキャストの場合、そのようなリンク識別子は、ユニキャストの宛先としてピアWTRUのL2ソースIDを含み得、上位レイヤ(例えば、NAS及び/又は1つ又は複数の上位レイヤ410)は、別のIDを有するWTRUを識別し得る)。
【0102】
[00114] 幾つかの例では、ASレイヤは、接続性情報を提供し得る。
図4は、上位レイヤがASレイヤによる情報に基づいてリンク確立を判断する一例の手順を示すリンク確立モデルのブロック図である。例えば、ASレイヤ420は、
図4に関して示され、説明されるように、通信440又は通信470において接続性情報を提供し得る。幾つかの例では、ASレイヤは、アナウンスされたサービス又はアプリケーションをサポートするWTRUの範囲内のWTRUのリスト;特定のWTRUの到達可能性(例えば、WTRUが別のWTRUと通信する(到達する)ことができるか否かのイエス/ノー指示)であって、上位レイヤにより提供されるVQIに基づいてASレイヤにより評価され得る到達可能性;WTRU間で送信される測定された信号(例えば、メッセージに含まれる基準信号等のPHYレイヤ信号)に関連付けられた測定値又はレベル(例えば、レベルへのRSRPの構成されたマッピングに基づく)であって、測定は、発見又はサービスアナウンスメントメッセージの送信又は上位レイヤにより開始された接続確立に応答して送信される関連付けられたRRCメッセージに基づき得る、測定値又はレベル;上位レイヤサービスアナウンスメントの結果(例えば、そのような結果は、NASパケットにおいて搬送され得る);発見若しくはメッセージ送信結果の潜在的な傾向(例えば、測定されるRSRPの増大、低減若しくは変化なし又はWTRUを別のWTRUにより発見若しくは傍受することができる時間期間xを示す情報);及び/又は車両軌跡情報等の様々な情報/パラメータをNAS/上位レイヤに提供し得る。
【0103】
[00115] 幾つかの例では、WTRU ASは、SL無線ベアラリンク確立手順の結果を上位レイヤに送信し得る。例えば、ASレイヤ420は、
図4に関して示され、説明されるように、結果を通信470において提供し得るか、又はAS320は、
図3に関して示され、説明されたように、結果を通信350において提供し得る。そのような結果は、リンク確立の成功又は失敗の指示を含み得、失敗したリンク確立の失敗原因を示すエラーコードを含み得、及び/又は成功したリンク確立においてマルチキャストリンクで接続される(すなわち完全接続される)WTRUのサブセット(例えば、L2 IDのリスト)を含み得る。
【0104】
[00116] 幾つかの例では、WTRU ASは、失敗したリンク確立の指示を上位レイヤに送信し得る。そのような失敗は、要求されたサービス、パケット、リンク及び/又はSLRBの受付制御失敗に起因し得る。そのような指示は、SLRBがリンク監視に失敗する場合又は別のWTRUによりプリエンプトされる場合等、SLRBのアクティブ時間中に随時発生し得る。そのような指示は、手順に関連付けられた任意のWTRUにより送信され得る(例えば、開始WTRU又はピアWTRUにおいて)。ASは、QoSが満たされなかったか、又はリンクを確立することができなかったWTRUを示す情報(例えば、WTRU ID)(例えば、上位レイヤと対話しているWTRU又はピアWTRUがリンクを確立することができなかったことの指示)であって、提供されるWTRU IDは、ソースL2 IDであり得る、情報;SLRBをプリエンプトしたWTRUを示す情報(例えば、WTRU ID);リンク及び/又はSLRB又はSLRBのプリエンプションを生じさせたパケットのQoSパラメータ、SLRB ID又はフローID;満たすことができなかった特定のQoSパラメータ;新しいSLRB/リンクの確立を妨げるか、又は新しいSLRB/リンクを確立させない、現在確立されている他のWTRUの指示(例えば、WTRU ID)及び/又はSLRBの指示(SLRB ID又はQoSフローID等)(例えば、新しいSLRBが既存のユニキャストリンクと競合することの指示及び/又は新しいSLRBと競合する既存のユニキャストリンクの指示);及び/又は失敗原因等の失敗したリンク確立に関連する任意の情報又は情報の組合せと同じメッセージにおいて、そのような指示を上位レイヤに提供し得る。失敗原因の例には、受付制御失敗、進行中のサービスのプリエンプト不能、性能失敗(例えば、リンクを確立することができなかったか又はQoSを満たすことができなかった)、リソース(例えば、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、RSリソース、フィードバックチャネル、プリンプションリソース)がリンクを確立するのに不十分であり、及び/又はSLRB/リンクのプリエンプションがある。
【0105】
[00117] 幾つかの例では、WTRUは、ベストエフォートにフォールバックする。例えば、WTRU ASレイヤは、リンクが確立されたが、そのリンクに関連付けられたQoS要件が満たされない可能性があることをWTRU NASに示し得る。WTRU ASレイヤは、リンク確立開始中、ASレイヤにより命令される場合、そのような指示を(例えば、WTRUの構成又は規格若しくは仕様に応じて)上位レイヤに送信することが更に許され得る。WTRU ASは、満たすことができる特定のQoSパラメータ(例えば、待ち時間)及びベストエフォートとしてのみ満たされることになる特定のQoSパラメータを示し得る。
【0106】
[00118] 幾つかの例では、WTRU ASレイヤは、WTRU NASレイヤとネゴシエート又は再ネゴシエートして、ASレイヤリンク及び/又はSLRBによりサポートすることができる適切なQoSを決定し得る。このネゴシエーション又は再ネゴシエーションは、リンク確立/SLRBセットアップ中又はリンク監視において失敗が検出されたとき、ASレイヤ再構成のトリガー(例えば、本明細書に説明されるような)に続き、リンクのプリエンプション指示の受信時又は上位レイヤにより示されるように等、リンクが確立されている間に随時行われ得る。このネゴシエーション又は再ネゴシエーションは、手順に関連付けられた任意のWTRUにより実行され得る(例えば、開始WTRU又はピアWTRUにおいて)。
【0107】
[00119] 例えば、WTRU ASレイヤは、QoSを満たすことができないことを示し得、上位レイヤが新しいVQIを提供するのを待つか、又は手順の終了を示し得る。WTRU ASレイヤは、構成された、事前構成された又は定義されたタイマの値により示された時間にわたり上位レイヤからの指示を待ち得、タイマの値により示された時間後、リンク確立又はASレイヤ再構成に関連付けられたASレイヤシグナリングの失敗を示し得る(例えば、拒絶又は失敗RRCメッセージを送信することにより)。代替的に、上位レイヤが新しいVQIを提供する場合、ASレイヤシグナリング手順(例えば、リンク確立又はASレイヤ再構成)は、新しいVQIを使用して進めることができる。
【0108】
[00120] 別の例では、WTRU ASレイヤは、QoSを満たすことができないことを示し得、代わりに満たすことができる代替のQoS(例えば、VQI)を示唆し得る。ASレイヤは、上位レイヤが示唆したQoSパラメータの承認を提供するか、又は示唆されたQoSが、関連付けられたフロー又はSLRBに許容可能ではないことを示すのを待ち得る。WTRU ASレイヤは、構成された、事前構成された又は定義されたタイマの値により示される時間にわたり上位レイヤからの指示を待ち得、タイマの値により示された時間後、リンク確立又はASレイヤ再構成に関連付けられたASレイヤシグナリングの失敗を示し得る(例えば、拒絶又は失敗RRCメッセージを送信することにより)。代替的に、上位レイヤが新しいQoSパラメータを許容可能として承認する場合、ASレイヤシグナリング手順(例えば、リンク確立又はASレイヤ再構成)は、新しいQoSパラメータを使用して進めることができる。
【0109】
[00121] QoSを満たすことができないことをASレイヤが示す上述したネゴシエーション/再ネゴシエーション状況の例では、上位レイヤは、ASレイヤに、リンク確立又はASレイヤ再ネゴシエーションに対してASレイヤシグナリングが続くべきか否かについて通知し得る。例えば、QoSネゴシエーションが成功する(例えば、上位レイヤがSLRBに新しいQoSを構成することが可能である)場合、新しいQoSは、リンク確立又はASレイヤ再構成に関連付けられた他のWTRUに提供される必要があり得る。新しい1つ又は複数のQoSパラメータは、RRCシグナリングにおいて(例えば、上位レイヤは、新しい1つ又は複数のQoSパラメータをASレイヤに提供し得、ASレイヤは、新しい1つ又は複数のQoSパラメータをRRCメッセージに含め得る)又は上位レイヤシグナリングにより(例えば、RRCシグナリングは、新しい1つ又は複数のQoSパラメータを、RRCにより送信されるトランスペアレントな(例えば、カプセル化された)メッセージに含める)提供され得る。いずれの場合にも、新しい1つ又は複数のQoSパラメータを他のWTRUに送るために、上位レイヤは、ASレイヤに、RRCシグナリング交換を続けることを示し得る。QoS再ネゴシエーション手順が失敗する場合、WTRUは、RRCシグナリング交換に関連付けられたRRC失敗メッセージの送信を開始し得、その時点で、リンク確立手順又はASレイヤ再構成手順が失敗したと見なし得る。
【0110】
[00122] 幾つかの例では、QoSネゴシエーション又は再ネゴシエーションは、上位レイヤPDUの存在を条件とする。例えば、WTRUは、受信RRCメッセージにおける1つ又は複数の上位レイヤPDU(すなわちトランスペアレントである、例えばカプセル化されたメッセージ)の存在、不在及び/又はサイズに基づいてQoSネゴシエーション又は再ネゴシエーションを実行すべきか否かを判断し得る。幾つかの例では、WTRUは、リンク確立要求RRCメッセージを受信し得る。RRCメッセージが上位レイヤPDUを含む場合(又は上位レイヤPDUが所与のサイズである場合)、WTRUは、失敗した受付制御及び/又は失敗したASレイヤ再構成が上位レイヤを用いてQoSネゴシエーション又は再ネゴシエーション手順を開始することができると判断し得る。代替的に、そのようなPDUがRRCメッセージに含まれていない場合、WTRUは、受付制御失敗時に失敗したリンク確立又は再構成手順を示し得る。一般性を失うことなく、そのような上位レイヤPDUは、リンク確立及び/又はASレイヤ再構成に関連付けられた任意のRRCメッセージに含まれ得る。更に、WTRUは、SLRBのリンク確立中、上位レイヤPDUがシグナリングに含まれていたか否かに基づいて、リンク監視が失敗した場合、QoS再ネゴシエーション手順が可能であるか否かの知識(例えば、知識を示す記憶された情報)を維持することもできる。
【0111】
[00123] 幾つかの実施形態は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBをサポートするためにサイドリンクシグナリングを提供し得る。幾つかの例は、プロアクティブ発見を含む。例えば、WTRUは、定期的な発見をプロアクティブに実行して、潜在的なユニキャスト及び/又はマルチキャストターゲットのリストを維持し得る。そのようなプロアクティブ発見送信は、ASレイヤ、アプリケーションレイヤ又はNASレイヤにより開始され得る。WTRUは、専用宛先L2 IDを使用して、PSSCHにおける発見メッセージブロードキャストを利用し得る。そのようなIDは、ユニキャストサービス発見に関連付けられ得る。
【0112】
[00124] WTRU(例えば、ASレイヤ及び/又は上位レイヤ)は、応答するWTRU及びそのようなWTRUに関連付けられた特定の品質測度のリストを維持し得る。例えば、WTRUは、発見ブロードキャストメッセージに応答したL2ソースIDのリストを維持し得る。WTRUは、測定された発見応答の絶対品質値;発見応答が閾値を上回った応答の連続数及び/又は時間期間;及び/又は発見応答品質が特定の量を超えるだけ変わらなかった時間期間又は応答数等、ASリンク確立判断中に使用する特定の傾向を更に維持し得る。
【0113】
[00125] WTRUは、上述した情報のいずれか(例えば、少なくとも最後のT時間単位において閾値を上回って測定された発見応答)に基づいてリンク確立基準を決定し得、リンク確立基準を上位レイヤに示し得る。WTRUは、宛先アドレスとして開始WTRUのソースL2 IDを使用して発見メッセージに応答し得る。
【0114】
[00126] 幾つかの例は、WTRUによる自律リンク確立のシグナリングを含む。例えば、
図5は、WTRU510とWTRU520との間のASレイヤにおける一例のサイドリンク確立手順500を示すメッセージシーケンスチャートである。リンク確立は、WTRU510からWTRU520へのリンク確立要求メッセージ530、WTRU520からWTRU510へのリンク確立応答メッセージ540及び/又はWTRU510からWTRU520へのリンク確立確認メッセージ550を含み得る。WTRU510及び520は、各メッセージをRRCメッセージとして送信し得る(例えば、リンク確立要求メッセージ530は、RRC再構成メッセージ、WTRUサイドリンク情報メッセージ又はRRCプロトコルによりサポートされる任意の他のそのようなメッセージであり得る)。代替的に、手順500に示されるメッセージは、上位レイヤメッセージとRRCメッセージとの混合を含み得る。リンク確立メッセージ550がWTRU520により受信された後、ステップ560において、SL送信は、確立されたSLベアラにおいて開始され得る。
【0115】
[00127] 幾つかの例では、上位レイヤからのリンク確立の指示に続き、WTRU510は、まず、WTRU510における1つ又は複数の測定値に基づいて受付制御手順を実行し得る。受付制御に成功する場合又はQoS再ネゴシエーションがトリガーされ、成功する場合、WTRU510は、リンク確立要求メッセージ530を送信し得る。リンク確立要求メッセージ530は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクが要求されている1つ又は複数のWTRUのソースL2 ID;要求されているマルチキャストリンクのマルチキャストID;リンク確立要求を送信したWTRUのソースL2 ID;QoS関連情報;確立するリンク又はSLベアラに提案されるAS構成に関する情報;WTRU510の1つ又は複数の性能に関する情報;リンク及び/又はベアラ受付制御を実行するために1つ又は複数のピアWTRU(例えば、WTRU520)において要求される情報;及び/又は埋め込まれた1つ又は複数の上位レイヤメッセージ及び/又は上位レイヤリンク確立についての情報のいずれか又は全てを含み得る。
【0116】
[00128] リンク確立要求メッセージ530に含まれるQoS関連情報は、リンクのQoS情報(例えば、確立されるベアラに関連付けられた1つ又は複数のVQI)を含み得る。代替的に、リンクは、QoS関連情報が提供される前に確立され得、その場合、ASレイヤは、近接性情報のみに基づいてリンク確立が可能であるか否かを判断し得る。代替的に、上位レイヤからフロー情報に関するいかなるQoS情報もない場合、ASレイヤは、関連付けられたQoS情報(例えば、VQI等)をWTRU間のシグナリング接続に使用すると判断し得る。そのようなデフォルト又はシグナリングVQIは、チャネルビジー率(CBR)、搬送波帯域幅(BW)、帯域幅パート(BWP)又は同様の物理レイヤパラメータ若しくは測定値に基づいてWTRUにより構成若しくは事前構成又は特定され得る。
【0117】
[00129] リンク確立要求メッセージ530に含まれるリンク及び/又はベアラ受付制御を実行するのに必要な情報は、WTRU510がキャンプ/接続されるgNB及び/又はPLMNを示す情報;WTRU510により現在使用されているSIのエリアID;WTRU510に関する場所情報(例えば、ジオロケーション情報、ゾーンID等)及び/又は運動関連情報(例えば、スケジューリングWTRU又はプラトーンリーダ等のヘッドWTRUの速度、方位、識別情報、WTRUがプラトーン又はグループベースのスケジューリングの一部であるか否かの指示;WTRU510により測定されたQoS関連測定値;及び/又はWTRU510により測定されたQoS関連メトリックを含み得る。
【0118】
[00130] リンク確立要求メッセージ530に含まれる上位レイヤリンク確立に関連する情報は、上位レイヤQoS及び/又はサービス関連情報を含み得る。そのような情報は、トランスペアレントな(例えば、カプセル化された)メッセージに含まれ、WTRU520により上位レイヤに直接(例えば、メッセージを復号化することなく)送られる。そのような情報は、本明細書で考察されるように、QoS再ネゴシエーションに必要な情報を含み得る。別の例では、リンク確立要求メッセージ530は、接続確立を開始するために上位レイヤにより下位レイヤに提出されるPC5プロトコル又はNASプロトコル確立メッセージを含み得、メッセージは、接続確立要求として機能するRRCメッセージのペイロードとして搬送され得る。
【0119】
[00131] リンク確立要求メッセージ530は、確立されることになるリンク又はSLベアラに提案されるAS構成に関する情報を含み得、シグナリング接続自体は、デフォルトSLベアラ構成に関連付けられ得る。AS構成に関連付けられた潜在的なパラメータの更なる説明が本明細書に提供される。
【0120】
[00132] 幾つかの例では、WTRU510は、発見プロセスがリンク確立要求520の前に開始されたと仮定して、CBR測定値;リンク確立要求を送信する前に構成可能な時間期間にわたり実行された検知の結果;ベアラの要求されるQoS又はシグナリングのみの接続の決定されたQoSに基づいてWTRU510により判断される受付制御結果;及び/又はWTRU520からの送信の測定値(例えば、RSRP)等の様々なパラメータ/情報に基づいて、確立するSLベアラのAS構成を決定し得る。代替的に、そのような測定は、リンク確立後に行われ得、パラメータの更新又はリンク確立確認メッセージ550における失敗指示の送信に使用され得る。
【0121】
[00133] WTRU510は、リンク確立要求メッセージ530と共に(例えば、メッセージ内において、例えばPHYレイヤにおいて)基準信号を送信し得る。代替的に、WTRU510は、リンク確立要求メッセージ530を送信した後、基準信号の繰り返される定期的な送信を開始し得る。
【0122】
[00134] リンク確立要求メッセージ530等のリンク確立要求は、ブロードキャストL2宛先IDを使用して送信され得る。そのような場合、受信WTRU(例えば、WTRU520)は、リンク確立要求RRCメッセージに含まれるL2アドレスを復号化することにより、それがリンク確立要求の意図される受信者であるか否かを判断し得る。代替的に、リンク確立要求は、MACヘッダ及び/又はサイドリンク制御情報(SCI)内のメッセージの宛先IDとしてWTRU2のソースIDを使用して送信され得る。例えば、マルチキャストリンク確立の場合、リンク確立要求RRCメッセージは、マルチキャストリンクに関連付けるWTRUのL2ソースIDのリストを含み得る。MACヘッダ及び/又はSCIは、サービスに関連付けられたブロードキャストIDを含み得るか、又はRRCシグナリングに関連付けられた専用ブロードキャストL2 IDを含み得る。
【0123】
[00135] リンク確立要求メッセージ530を受信した後(例えば、メッセージ530の受信に基づいて)、WTRU520は、WTRU520における測定値を使用して受付制御を実行し得る。WTRU520は、例えば、リンク確立要求メッセージ530において提供されるようなWTRU510における測定値を使用して受付制御を実行することもできる。受付制御に成功しない場合、WTRU520は、本明細書で論じたようにQoS再ネゴシエーション手順を実行し得る。受付制御又はQoS再ネゴシエーションのいずれの場合にも、WTRU520は、リンク確立応答メッセージ540をWTRU510に送信し得る。リンク確立応答メッセージ540は、リンクの承認又は拒絶;WTRU510により示唆された構成の適用の成功又は失敗の指示;示唆される代替のAS構成;リンクの示唆される代替のQoSパラメータ;RRCメッセージに埋め込まれる応答メッセージ(例えば、NAS又はPC5プロトコルを使用する);及び/又はWTRU520に関する性能情報のいずれか又は全てを含み得る。
【0124】
[00136] 幾つかの例では、リンク確立メッセージ530において提案されたAS構成がWTRU520によりサポートされないか、又はQoSが満たされることを保証しない場合、示唆される代替のAS構成は、リンク確立応答メッセージ540に含まれ得る。別の例では、提案された構成がサポートされる場合、WTRU520は、それでもなお代替の構成を提案し得る(例えば、よりよいQoSをサポートするために。これは、確立手順中、上位レイヤにより要求され得る)。WTRU510が代替の構成を拒絶する場合、最初に提案された構成を代わりに使用し得る。
【0125】
[00137] 幾つかの例では、WTRU520が受付制御に失敗し、その上位レイヤに通知する場合、リンクの示唆される1つ又は複数の代替のQoSパラメータは、リンク確立応答メッセージ540に含まれ得る。それに応答して、上位レイヤは、新しい1つ又は複数のQoSパラメータを提供し得、これは、リンク確立応答メッセージ540においてWTRU510に提供され得る(例えば、RRCメッセージにおいて又はRRCメッセージに埋め込まれるNAS/PC5メッセージの一部として)。
【0126】
[00138] 幾つかの例では、WTRU520は、WTRU520の場所で測定されるように、それ自体の受付制御を実行し得る。WTRU520は、追加又は代替として、WTRU510により送信された基準信号に基づいて到達可能性判断を行い得る。一般性を失うことなく、リンク確立応答メッセージ540は、リンク確立要求メッセージ530において説明した内容物を含むこともできる。
【0127】
[00139] リンク確立応答メッセージ540を受信した後(例えば、受信メッセージ540に基づいて)、WTRU510は、リンク確立確認メッセージ550をWTRU520に送信し得、リンク確立確認メッセージ550は、リンク確立応答メッセージ540において提案されたAS構成変更を確認又は拒絶する。リンク確立確認メッセージ550の送信時又は送信前、WTRU510は、その上位レイヤに、リンク確立要求メッセージ530において要求されたユニキャストリンクの確立成功を通知し得る。リンク確立確認メッセージ550は、リンク確立が成功した場合、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのASレイヤ構成を含み得る。リンク確立確認メッセージ550の受信後、WTRU520は、その上位レイヤに、WTRU510とWTRU520との間のユニキャストリンクの確立成功を通知し得る。一般性を失うことなく、リンク確立確認メッセージ550は、リンク確立要求メッセージ530において説明された内容物を含むこともできる。
【0128】
[00140] 上述した様々なメッセージは、上位レイヤメッセージとRRCメッセージとの組合せを含み得る。例えば、各メッセージは、下位レイヤ部分を含む上位レイヤメッセージ(例えば、NAS、アプリケーション及び/又はV2Xレイヤエントリ間で送信され、下位レイヤにより解釈又は復号化されないメッセージ)であり得る。別の例では、1つ又は複数のメッセージは、上位レイヤメッセージであり得、1つ又は複数のメッセージは、下位レイヤメッセージであり得る。
【0129】
[00141] 幾つかの例では、WTRU510は、PC5-S(すなわち上位レイヤ)メッセージを使用してリンク確立要求をWTRU520に送信し得る(例えば、リンク確立要求530として)。WTRU520は、メッセージを受信し、受付制御手順を開始するように下位レイヤ(例えば、ASレイヤ)をトリガーすると共に、リンク確立応答メッセージ540を送信するRRCメッセージをトリガーし得る。リンク確立応答メッセージ540に応答して、WTRU510 RRCは、受付制御手順を実行し、リンク確立確認メッセージ550をRRCメッセージとして送信し得る。WTRU510及びWTRU520のそれぞれでの受付制御手順が成功し、及び/又は対応するRRCメッセージをWTRU510及びWTRU520で受信した後、WTRUのRRCは、上位レイヤに、ASリンクレイヤ確立の成功を通知し得、その後、上位レイヤは、セキュリティ確立手順(例えば、LTE PC5ベースの認証及びセキュリティ確立と同様)を開始し得る。上位レイヤ認証手順に成功する場合、上位レイヤは、下位レイヤに、上位レイヤにおけるリンク確立成功を通知し得、ASによりセキュアリンクを介して送信されたメッセージに使用すべきセキュリティキーを下位レイヤに提供し得る。
【0130】
[00142] SLRB構成は、L1及び/又はL2構成及び/又はフローからベアラへのマッピングの構成を含み得る。L1及び/又はL2構成は、限定ではなく、HARQ構成;BWP構成;搬送波、及び/又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに使用可能な特定の搬送波の数;LCH/LCG構成;RSリソース構成;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを介して通信するWTRUにより使用可能なリソースプール又はリソースパターン/シグネチャの構成;CQIレポート構成、関連付けられた送信電力等のフィードバック構成;本明細書に説明されるようなリンク失敗及び/又はQoS維持失敗を判断するためのルール(例えば、代表的な検知構成又は検知失敗の条件)等の監視構成;及び/又はプリエンプションリソース構成を含み得る。
【0131】
[00143] 幾つかの例では、WTRUは、リンク及び/又はSLRB確立中及び/又は後、受付制御を実行すべきか否か、又は受付制御が、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクにおける1つ又は複数の他のWTRUにより実行すべきか否かを判断し得る。この判断は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク中、ピアWTRUにより行われ得る。代替的に、開始WTRUがこの判断を行い、判断の結果をピアWTRUに通知して、開始WTRUが受付制御を実行することを示し得る。そのような判断は、上位レイヤによる指示に基づき;NW構成又は事前構成に基づき;及び/又は他のWTRUから受信されたメッセージ(例えば、発見メッセージ又はリンク確立メッセージ)の受信電力に基づき得る。判断が上位レイヤによる指示に基づく幾つかの場合、開始WTRUの上位レイヤは、受付制御がピアWTRUにより実行されるべきであるか否かを判断し得、この判断の結果をレイヤ間シグナリングで明示的に通知し得、判断の結果を暗黙的に(例えば、リンク確立の一環として開始WTRUによりピアWTRUに送信されるべきPDUの包含及び/又はサイズを介して)通知し得るか、又はピアWTRUは、ASレイヤメッセージ内のPDUの存在及び/又はサイズに基づいて受付制御の必要性を判断し得る。
【0132】
[00144] 受付制御をピアWTRUにおいて実行すべきであると判断するWTRUは、受付制御に関連付けられた情報を、リンク確立及び/又はASレイヤ再構成に関連するRRCメッセージに含むこともできる。そのような情報は、QoS情報(例えば、VQI);受付制御に関連付けられたルール及び/又は構成情報;及び/又は上位レイヤによるリンク確立開始中、上位レイヤにより提供されるPDUの形態であり得る上位レイヤ情報(例えば、ユーザ情報、アプリケーションレイヤ情報、QoS等)を含み得る。
【0133】
[00145] WTRUは、リンクの持続時間にわたり、リンク確立中に判断された受付制御イネーブル状態(すなわちWTRUが受付制御を実行すべきか否か)を維持し得る。代替的に、WTRUは、その受付制御イネーブル状態を変更し得(例えば、WTRUは、受付制御を実行すべきであると仮定し得る)、トリガーが発生する。トリガーの例としては、WTRU速度が閾値を超えて増大する場合;他の1つ又は複数のWTRUからのメッセージの受信電力が閾値未満であり、及び/又はリンクにおけるWTRU間の距離が閾値を超える場合、ユニキャストリンクに関連付けられたピアWTRUにより送信された地理情報(例えば、SCIにおけるゾーンID送信又は2つのWTRU間の地理情報の交換に専用のRRCメッセージ)の受信に基づいてそのような距離を計算し得る場合がある。
【0134】
[00146] 幾つかの例は、WTRU間の構成ネゴシエーションを含む。
図5は、WTRU間のASレイヤでのサイドリンクリンク確立手順の一例を示すメッセージシーケンスチャートである。幾つかの例では、必要とされるリンクQoSを満たし、いずれのWTRUのASレイヤ性能も超えないASレイヤ構成を選択し得る。そのようなネゴシエーションは、
図5に関して示され、説明される手順500に例示されるように、上述した要求/応答/確認(3ステップ)シグナリング手順の一環として実行され得る。幾つかの例では、上位レイヤがリンク確立を開始したWTRUは構成選択を実行し得る。幾つかの例では、上位レイヤがリンク確立を開始したWTRUから接続確立要求メッセージを受信したWTRUは、構成選択を実行し得る。代替的に、両方のWTRUが構成選択に関連付けられ得る(例えば、開始WTRUが初期選択を行い、ピアWTRUが代替の選択を行う)。
【0135】
[00147] WTRUは、確立すべきリンクのQoSに基づいて;WTRUの1つ又は複数の性能に基づいて;WTRUにより測定される現在のサイドリンクリソース使用の測定値に基づいて;及び/又はリンク確立に関連付けられたWTRU間の上記情報の交換及び/又は好ましい構成に基づいて、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクが確立されるべき1つ又は複数のASレイヤ構成を選択し得る。
【0136】
[00148] 例えば、WTRUが、確立すべきリンクのQoSに基づいてASレイヤ構成を選択する幾つかの場合、リンクは、上位レイヤにより提供されるVQIに関連付けられ得る。そのようなVQIは、1つ又は複数のASレイヤ構成に更に関連付けられ得る(例えば、構成又は事前構成により)。いずれの1つ又は複数のASレイヤ構成を各VQIに使用するかは、CBR、CR又はWTRUにおけるチャネル利用の同様の測定値;ユニキャストリンクにサポートされる搬送波の数(例えば、サポートされる搬送波の数がいずれのWTRUに依存し得るか、又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクが確立されるサービスに構成された搬送波に依存し得る場合);BWP(例えば、現在のSL BWPのサイズ);及び/又は許容されるリソース(例えば、WTRUがユニキャストリンク確立に構成又は使用可能な1つ又は複数のリソースプール)に更に基づき得る。
【0137】
[00149] 例えば、WTRUが、WTRUの1つ又は複数の性能に基づいてASレイヤ構成を選択する幾つかの場合、WTRUは、AS構成のサブ接地の使用に制限され得るか、又はリンク確立に関連付けられたWTRUのいずれかが構成又は構成の要素をサポートする場合、AS構成の特定の要素に制限され得る。これは、リンク確立時に決定され得る(例えば、リンク確立時の搬送波数、リソース選択モード、基準信号(RS)場所/パターン/電力の構成等に基づいて)。
【0138】
[00150] 例えば、WTRUが、現在測定されたリソース使用に基づいてASレイヤ構成を選択する幾つかの場合、WTRUは、例えば、現在利用されているリソースとの競合を回避するために、現在のサイドリンクリソース使用の測定値に基づいて幾つかのASレイヤ構成の1つから選択し得る。
【0139】
[00151] 幾つかの例は、開始WTRU(例えば、接続確立を開始する上位レイヤからの指示を受信するWTRU)とピアWTRU(例えば、開始WTRUからSLを介してASレイヤ又は上位レイヤ接続確立メッセージを受信するWTRU)との間のリンク確立中、AS構成選択の様々な選択肢を提供する。
【0140】
[00152] 幾つかの例では、開始WTRUは、上位レイヤ又はネットワークから受信されるQoS要件(例えば、VQI)に基づいて、使用するAS構成を決定し得る。この決定は、AS構成へのVQIのネットワーク提供構成又は事前構成(例えば、WTRUに記憶される)マッピング、WTRUのASレイヤ性能及び既存のユニキャストリンクとの衝突、競合及び/又は干渉を最小に抑え、及び/又は回避する(例えば、他のWTRU又はリンクにより既に使用されているRSパターン及びプリエンプション等の回避)構成の特定のリソースの選択に基づき得る。決定は、本明細書で考察される例等の受付制御手順の一環として行うこともできる。WTRUがAS構成を選択した後、WTRUは、ASレイヤシグナリングを使用して、選択されたAS構成をピアWTRUに送信し得る。このシグナリングは、リンク確立シグナリングに含まれ得る。ピアWTRUは、選択されたAS構成を受信し得るか、構成を許容し得るか、又は上述した選択基準と同様の基準に基づいて代替の構成を選択し得る。ピアWTRUは、例えば、ピアWTRUの場所で行われた測定に基づいてQoSを満たしているピアWTRUの性能(例えば、SL搬送波数等)を所与として、最初に選択した構成を満たすことができないため、代替の構成の選択を決定し得る。代替の構成又は初期構成を許容する指示は、リンク確立応答で送信され得る。WTRUは、代替の構成を有するリンク確立応答を受信する場合、構成を許容し、リンク確立確認メッセージをピアWTRUに送信すべきか、又は構成を拒絶し、リンク確立拒絶メッセージをピアWTRUに送信すべきかを判断し得る。いずれの場合にも、WTRUの一方又は両方は、上位レイヤに結果を通知し得る。
【0141】
[00153] 幾つかの例では、開始WTRUは、上記シナリオと同様の選択基準を使用してASレイヤ構成の組を決定し得、選択されたASレイヤ構成(例えば、構成又はいずれの構成であるかの指示)の組をピアWTRUに送信し得る。ピアWTRUは、提供されたリストから1つのASレイヤ構成を選択し得、この選択の指示をリンク確立応答で送信し得るか、又は選択されたいずれの構成でも、ピアWTRUがピアWTRUの場所で必要とされるQoSを満たすことができない場合若しくは選択された構成のいずれもピアWTRUの性能と合わない場合(例えば、異なる特徴のサポート、HARQ、いずれのHARQパラメータがサポートされるか、電力制御パラメータ等のASレイヤにおけるパラメータ設定等)、失敗指示を送信し得る。
【0142】
[00154] 幾つかの例では、開始WTRUは、先に本明細書において述べたように選択基準を使用してASレイヤ構成を決定し得、選択されたASレイヤ構成又は選択されたASレイヤ構成の指示をピアWTRUに送信し得る。ピアWTRUは、選択されたASレイヤ構成が、上位レイヤにより提供されるQoS要件を満たすか否か(例えば、ピアWTRUの場所における測定値及び/又は受付制御に基づいて)及び/又はWTRU性能の要件を満たすか否かを判断し得る。ASレイヤ構成がピアWTRUにおけるQoS要件及び/又は性能要件を満たす場合、ピアWTRUは、成功指示を応答メッセージで送信し得る。ASレイヤがQoS要件を満たさず、及び/又は必要とされる性能をサポートしない場合、ピアWTRUは、それ自体の性能、QoS及び/又は受付制御関連測定値を開始WTRUに応答メッセージで提供し得る。そのような測定値及び/又は性能を受信した後、開始WTRUは、測定値及び/又は性能に基づいて、QoSを満たし、及び/又は両方のWTRUにおいて必要とされる性能をサポートするASレイヤ構成を再選択し得、この新しいASレイヤ構成をピアWTRUにリンク確立確認メッセージで提供し得る。適切な構成を選択することができるか否かに応じて、いずれかのWTRU(又は両方のWTRU)は、その上位レイヤにリンク確立手順の成功又は失敗を通知し得る。
【0143】
[00155] 幾つかの例では、開始WTRUは、その性能及び/又はQoS関連測定値をピアWTRUに送信し得る。ピアWTRUは、それ自体の性能関連及び/又はQoS関連測定値に基づいて、及び/又は開始WTRUから受信された性能関連及び/又はQoS関連測定値に基づいてASレイヤ構成選択を実行し得る。ピアWTRUは、リンク確立応答メッセージで開始WTRUに選択されたASレイヤ構成を送信し得る。開始WTRUは、選択された構成を許容又は拒絶し得、許容又は拒絶をリンク確立確認で示し得る。
【0144】
[00156] 上記例では、QoS関連測定値は、例えば、本明細書で更に説明されるように、受付制御に使用される測定値を含め、本明細書で説明される測定値のいずれかを含み得る。
【0145】
[00157] 幾つかの例では、WTRUは、そのような情報を過去に送信したことがあるか否かに基づいて、その性能情報を別のWTRUに送信すべきか否か(例えば、リンク確立シグナリング中)を判断し得る。例えば、WTRUは、過去に性能情報を同じWTRU(例えば、そのようなWTRUは、L2ソースID、NW制御ID(例えば、I-RNTI、S-TMSI、C-RNTI)又はそれらの組合せにより識別され得る)に送信したことがあるか否かに基づいて、性能情報を過去の所定の時間期間内に同じWTRUに送信したことがあるか否かに基づいて、及び/又は性能情報を同じWTRUに最後に送信してから性能が変更されたか否かに基づいて、性能情報をASレイヤシグナリングに含めると判断し得る。WTRUは、前に性能を送信したWTRUに対してリンク確立を実行する場合(例えば、そのような性能が変わらなかったと仮定して)、WTRU性能の送信を省略し得る。
【0146】
[00158] WTRUは、別のWTRUの性能情報を、そのWTRUとのユニキャストリンクが終了した後に記憶するように構成され得る。WTRUは、サイドリンクリンク確立中、そのような性能情報を受信し得る。WTRUは、記憶された性能情報に基づいて適切なASレイヤ構成又はリンク確立の選択を実行するように構成され得る。WTRUは、他のWTRUからのリンク確立シグナリングが性能情報を含まない場合、記憶されている性能情報を使用すべきであると判断し得る。
【0147】
[00159] WTRUは、タイマ切れ;上位レイヤからの指示;同じWTRUの新しい性能情報の受信;及び/又はカバレッジ内とカバレッジ外との間又は異なるgNB、及び/又はPLMN、及び/又はRATのカバレッジ間等の異なるカバレッジシナリオ間の移動等の1つ又は複数のトリガーに基づいて、別のWTRUの記憶されたあらゆる性能情報を削除又はクリアするように構成され得る。
【0148】
[00160] 幾つかの例は、ASレイヤ構成を更新することを含む。幾つかの例では、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUは、特定のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのASレイヤ再構成を開始し得る。例えば、WTRUは、リンク監視失敗;WTRUで測定されたCBRの変化;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションの受信;上位レイヤからの指示;及び/又はWTRUが無線能力を超えたという判断等の1つ又は複数のトリガーに基づいて、リンクに関連付けられた1つ又は複数のASレイヤパラメータの再構成を開始し得る。
【0149】
[00161] トリガーがリンク監視失敗を含む幾つかの場合、幾つかの例では、WTRUは、リンクに求められるQoSがもはや満たされないと判断し得、その判断に基づいてASレイヤ構成更新手順を開始し得;別の例では、リンク監視失敗後、WTRUは、必要とされるQoSを満たす代替のASレイヤ構成を選択し得ると判断し得る(例えば、WTRUは、QoSを満たす異なる構成が利用可能であるか否かを判断し得る)。幾つかの例では、リンク監視失敗後、WTRUは、新しい又は代替のQoSを上位レイヤとネゴシエートし得、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの新しいQoSを満たすようにASレイヤ再構成を実行し得る。
【0150】
[00162] トリガーが、WTRUで測定されるCBRの変化を含む幾つかの場合、幾つかの例では、WTRUは、特定の範囲のCBRに特定のASレイヤ構成を使用するように許可、構成又は事前構成され得、その場合、その構成された範囲外の値のCBRの変化は、ASレイヤ構成の再選択をトリガーし得る。
【0151】
[00163] トリガーがユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションの受信を含む場合、幾つかの例では、WTRUは、競合する静的リソース(例えば、基準信号フィードバックチャネル等を介して)又は利用されるリソースの限度(例えば、リソースのプール、パターン、量等)に関する更なる情報を提供するユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションを受信し得る。WTRUは、ユニキャストリンクのASレイヤ再構成を実行し、プリエンプション信号で示される競合を回避しながら、許容可能又は準最適QoSでの動作継続を促進し得る。
【0152】
[00164] トリガーが上位レイヤからの指示を含む幾つかの場合、幾つかの例では、WTRUは、特定のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBに関連付けられたQoS要件(例えば、VQI)を変更する指示を上位レイヤから受信し得る。そのような指示は、同じユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBにマッピングする新しいQoSフローの追加を含み得る。
【0153】
[00165] 新しいASレイヤ構成は、初期リンク確立について本明細書で説明したものと同様に、ネゴシエーション手順に従って決定され得る。
【0154】
[00166] 幾つかの例では、ASレイヤ再構成を開始するWTRUは、サイドリンクを介して再構成要求メッセージを送信し得る。再構成要求メッセージは、ピアWTRUの1つ又は複数の選択されたASレイヤ構成(例えば、構成又はそのような構成の指示)を含み得;ピアWTRUの新しい及び/又は更新された性能情報を含み得;及び/又はピアWTRUのQoSベースの測定値を含み得る。ピアWTRUは、再構成応答メッセージを開始WTRUに送信され得る。再構成応答メッセージは、ピアWTRUの選択された又は代替のASレイヤ構成を含み得;開始WTRUの新しい及び/又は更新された性能情報を含み得;開始WTRUのQoSベースの測定値を含み得;及び/又はピアWTRUに選択されたASレイヤ構成の許容又は失敗の指示を含み得る。これに応答して、開始WTRUは、再構成確認メッセージを送信し得る。再構成確認メッセージは、ASレイヤ再構成手順を確認するか又はその失敗を示し得;及び/又は選択された又は使用すべき代替のASレイヤ構成(例えば、構成又はそのような構成の指示)を含み得る。ASレイヤ再構成手順が失敗する幾つかの場合、WTRUは、本明細書で説明されるように、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBのリリースに関連する動作を実行し得る。
【0155】
[00167] WTRUにおけるリンク確立の成功は、場合により、対象のWTRUが開始WTRUであるか又はピアWTRUであるかに応じて、種々の任意の瞬間に完了したと見なされ得る。例えば、リンク確立の成功は、リンク確立確認メッセージの送信時又は確立/再構成RRC手順に関連付けられた最後のRRCメッセージの送信時;リンク確立確認メッセージの受信時又は確立/再構成RRC手順に関連付けられた最後のRRCメッセージの受信時;リンク確立確認メッセージの承認の受信又は確立/再構成RRC手順に関連付けられた最後のRRCメッセージの承認の受信時;リンク確立成功応答メッセージ(例えば、応答又は再構成応答)の送信時;成功応答メッセージ(確立応答又は再構成応答)の受信時;及び/又はリンク確立成功応答メッセージ(確立応答又は再構成応答)の承認の受信時に発生し得る。
【0156】
[00168] WTRU(例えば、開始又はピア)は、任意の動作又は動作の組合せを、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBの確立及び/又は再構成時(例えば、厳密に成功時又は成功に続く時間に)に実行し得るか、又はリンク確立手順中の異なる瞬間に実行し得る。そのような動作は、例えば、ASレイヤにおけるリンク確立の完了を上位レイヤに通知すること;上位レイヤ認証及びセキュリティアソシエーションの開始を上位レイヤに通知すること;ASレイヤにおいてセキュリティ情報交換を開始すること(上位レイヤにより提供され、ASレイヤメッセージにおいてトランスペアレントに搬送されるセキュリティ情報を含み得る);ASレイヤ構成に基づいてRSの送信を開始又は再開すること;ASレイヤ構成に基づいてRSの受信及び/又はSL CQIの送信を開始又は再開すること;例えば本明細書で説明されるように、UMUSの送信を開始すること;例えば、任意のリソースのリソース確保信号送信を開始すること(例えば、SCIを介して);リソース選択又は再選択手順を開始すること(例えば、ユニキャストリンク又はSLRBに関連付けられた、新たに確立された論理チャネル及び/又はSLRBに関連付けられたフローのサービス要件を考慮に入れる);及び/又はグループベースのリソース確保手順の送信を開始することを含み得る。
【0157】
[00169] 幾つかの例は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBのリリースに関連する動作を含む。例えば、WTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBのリリース中、様々な動作の1つ又は複数を実行し得る。そのような動作は、専用チャネル(例えば、専用フィードバックチャネル)、リソースプール、基準信号リソース、プレエンプションリソース及びユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに固有のASレイヤ構成の一部であり得る任意又は全ての他のリソース等のユニキャストリンク又はSLRBに関連する全てのユニキャストリソースのリリース;リリースされるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBに関連付けられた任意のRS、RLM信号又は同様の信号のみの送信及び/又は受信の停止;リリースされているユニキャストリンク及び/又はSLRBに関連付けられた進行中のあらゆるリソース選択手順のキャンセル;例えば、SLRBに関連付けられた論理チャネルなしでのSLバッファ内の現在のデータを考慮に入れたSLリソース選択手順のトリガー;SLブロードキャストメカニズムを使用したSLRBに関連付けられたバッファ内の残留データの送信(例えば、L2宛先アドレスを宛先WTRUのL2ソースアドレスではなくサービスに関連付けられたブロードキャスト宛先アドレスに変更する);ユニキャストリンク及び/又はSLRBに関連付けられたリソースのリリースを示すための、UMUSメッセージ又はUMUSキャンセルメッセージの即時ブロードキャストのトリガー;上位レイヤへのリリースの通知(例えば、リリースがプリエンプション等の下位レイヤにより開始される幾つかの場合);及び/又はRRCリリースメッセージ又はRRC失敗メッセージのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBに関連付けられた他の1つ又は複数のWTRUへの送信を含み得る。
【0158】
[00170] 動作が、RRCリリースメッセージ又はRRC失敗メッセージのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBに関連付けられた他の1つ又は複数のWTRUへの送信を含む幾つかの場合、上位レイヤがWTRUにSLRBのリリースを通知するとき、WTRUは、サイドリンクリリースメッセージを送信し得、WTRUは、ピアWTRUからリリースメッセージの承認を受信するまでリンク(例えば、リソース等)を維持し得る。
【0159】
[00171] 動作が、RRCリリースメッセージ又はRRC失敗メッセージのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBに関連付けられた他の1つ又は複数のWTRUへの送信を含む幾つかの場合、リリースがAS再構成手順の失敗により開始されるとき、WTRUは、リリースメッセージを送信し得る(例えば、構成が開始WTRUで失敗した場合)か、又は拒絶若しくは失敗応答を要求RRCメッセージに送信し得る(例えば、再構成が、再構成要求メッセージ又は再構成応答メッセージを受信するWTRUにおいて失敗した場合)。
【0160】
[00172] 幾つかの例では、WTRUは、1つ又は複数のトリガーの結果として、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBのリリースに関連する動作を実行し得る。そのようなトリガーは、フロー、フローの組、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はSLRBをリリースする、上位レイヤ又はASレイヤからの明示的な指示(例えば、上位レイヤはフロー又はフローの組のリリースを示し得、残りのフローは、SLRBにより搬送されず、その場合、WTRUは、SLRBのリリースに関連する動作を開始し得る);場合によりQoS再ネゴシエーション手順の失敗及び/又はASレイヤ再構成手順の失敗に続く場合、ASレイヤリンク監視手順の失敗;別のWTRUからの特定のフロー又はSLRBのプリエンプション指示の受信;SLリリースメッセージ又は拒絶メッセージの受信;及び/又はASレイヤ再構成手順の失敗を含み得る。
【0161】
[00173] トリガーがASレイヤ再構成手順失敗を含む幾つかの場合、WTRUは、QoS監視失敗を検出し、上位レイヤと1つ又は複数の新しいQoSパラメータを再ネゴシエートすることができず、及び/又はSLRBに現在構成されている1つ又は複数のQoSパラメータを満たす新しいASレイヤ構成を決定することができないとき、ASレイヤ再構成手順失敗を開始し得る。トリガーがASレイヤ再構成手順失敗を含む幾つかの場合、WTRUは、サイドリンクを介して再構成要求メッセージを受信し、提案されたASレイヤ構成を適用することができず、及び/又は上位レイヤと1つ又は複数の新しいQoSパラメータを再ネゴシエートすることができず、及び/又はSLRBに現在構成されている1つ又は複数のQoSパラメータを満たす新しいASレイヤ構成を決定することができないとき、ASレイヤ再構成手順失敗を開始し得る。トリガーがASレイヤ再構成手順失敗を含む幾つかの場合、WTRUは、新しいASレイヤ構成を有するASレイヤ再構成応答メッセージを受信し、提案されたASレイヤ構成を適用することができず、及び/又は上位レイヤと新しい1つ又は複数のQoSパラメータを再ネゴシエートすることができず、及び/又はSLRBに現在構成されている1つ又は複数のQoSパラメータを満たす新しいASレイヤ構成を決定することができないとき、ASレイヤ再構成手順失敗を開始し得る。
【0162】
[00174] 幾つかの例は、SLリリースメッセージを含む。例えば、WTRUは、上述したトリガー例等の1つ又は複数のトリガーに続き、SLリリースメッセージの送信を実行し得る。幾つかの例では、SLリリースメッセージは、そのために定義されるRRCメッセージであり得る。幾つかの例では、SLリリースメッセージは、一般RRCメッセージ(例えば、トランスペアレントなコンテナ)又はSLデータメッセージに含まれる上位レイヤメッセージ(例えば、NAS又はPC5-Cメッセージ)であり得る。SLリリースメッセージは、リリースするフロー又はSLRBのQoSフロー及び/又はSLベアラインデックスに関する情報;リリースの原因;リンクからリリースすべき1つ又は複数のWTRUの1つ又は複数のL2 ID(例えば、マルチキャストリンクの場合、SLリリースメッセージは、WTRUのサブセットのみをリリースし得る);リリースに関連付けられたタイムスケール(例えば、1つ又は複数のWTRUが新しいリンク確立を開始することができない時間量及び/又はWTRUが同様のQoSを有する同じリンクを再確立すべき経過時間量);及び/又は異なる搬送波又は搬送波の組及び特定の搬送波でユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを続けることの指示を含み得る。
【0163】
[00175] SLリリースメッセージがRRCシグナリングを使用して送信される場合、WTRUは、上位レイヤにリリースを通知し得、SLRBのリリースに関連付けられた動作を開始し得る。SLリリースメッセージが上位レイヤメッセージを使用して送信される(例えば、RRCメッセージ又はSLデータに埋め込まれる)場合、WTRU ASは、上位レイヤがリリースを処理した後、上位レイヤからリリース指示を受信し得る。
【0164】
[00176] 幾つかの例は、上位レイヤSLベアラ確立又はベアラ再構成を含む。例えば、WTRUは、1つ又は複数のトリガーに基づいて、新しいベアラ確立又は既存のベアラの再構成を開始し得る。そのようなトリガーは、新しいQoSフローの開始の上位レイヤ指示を含み得、この場合、WTRUは、フローを既存のベアラ又は新しいベアラにマッピングすると決定し;フローの終了の上位レイヤ指示を含み得、この場合、WTRUは、ベアラの再構成を実行し得;及び/又は既存のリンクの1つ又は複数のソース及び/又は宛先L2 IDの変更の上位レイヤ指示を含み得、この場合、WTRUは、新しいL2 IDを既存のベアラに関連付け得る。WTRUは、新しいベアラを確立する上記及び本明細書と同じ又は同様のシグナリングを使用し得る。幾つかの例では、WTRUは、到達可能性特定に関連付けられたステップのない、新しいベアラを確立する上記及び本明細書における同じ又は同様のシグナリングを使用し得る。
【0165】
[00177] 幾つかの例は、gNB制御リンク確立シグナリングを含む。gNB制御リンク確立の幾つかの例では、シグナリングは、幾つかの違いはあるが、WTRU自律の場合と同様であり得る。
【0166】
[00178]
図6は、gNB制御リンク確立の一例の手順600を示すメッセージシーケンスチャートである。一例の手順600は、WTRU610がリンク確立構成要求メッセージ640をgNB630に送信することを含み、gNB630は、リンク確立構成応答メッセージ650で応答する。リンク確立構成応答メッセージ650がWTRU610により受信された後、基準信号送受信のgNB構成がステップ660において実行される。ステップ660後、WTRU610は、リンク確立要求メッセージ670をWTRU620に送信し、WTRU620は、リンク確立応答メッセージ680でこれに応答する。リンク確立応答メッセージ680がWTRU610により受信された後、確立されたSLベアラに基づくSL送信は、ステップ690において、WTRU610とWTRU620との間で開始される。
【0167】
[00179] WTRU610は、gNB630とのシグナリングを使用して(例えば、リンク確立構成要求メッセージ640及び/又はリンク確立構成応答メッセージ650において)、リンク確立要求メッセージ670において送信すべきASレイヤ構成を決定し得る。WTRU610は、構成を決定するうえでgNB630が使用するためのリンク及び/又はベアラのVQIをgNB630に送信し得る。WTRU610は、前の発見シグナリング中、WTRU620により送信された発見応答の、WTRU610により実行された測定を送信することもできる。
【0168】
[00180] 別の例では、到達可能性検出のための基準信号の構成は、gNB制御下であり得る。これは、到達可能性検出がリンク確立構成要求メッセージ640の前に実行されるか又は後に実行されるかに関係なく、そうであり得る。
【0169】
[00181] 幾つかの例は、マルチキャストリンクを確立するシグナリングを含み得る。マルチキャストリンクの確立は、WTRUの複数/全ての対間の接続性の幾つか又は全ての知識を必要とし得る。
【0170】
[00182] 幾つかの例では、ソースWTRUは、複数のWTRU送信/応答に向けてリソースを確保し得る。例えば、WTRUは、タイミングをスケジュールし、複数のWTRUからの応答メッセージに向けてリソースを確保する要求メッセージをブロードキャストし得る。要求メッセージは、WTRUにより送信されるリンク確立構成要求メッセージであり得る。そのようなメッセージは、本明細書で説明される情報(例えば、ユニキャストの場合のリンク確立に関する)を含み得る。要求メッセージは、1つ又は複数の応答メッセージに確保された時間、周波数及び/又はビームリソースの指示;いずれのWTRUが要求メッセージに応答すべきかの指示;応答メッセージを送信するためのWTRUの送信順序の指示;応答メッセージを送信するためのWTRU間のコンテンションを解決するコンテンション解決ルール;及び/又は例えば本明細書に更に考察するような接続性レポートの要求等の他の情報を含むこともできる。
【0171】
[00183] ソースWTRUは、複数の応答メッセージへのリソース確保を実行し得る。例えば、ソースWTRUは、要求メッセージに応答するために他のWTRUが使用する複数の別個の時間及び/又は周波数リソースを選択し得る。ソースWTRUは、1つ又は複数の確保信号を応答WTRUに送信することにより、そのようなリソースを確保し得る。そのような1つ又は複数の確保信号は、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して送信され得る(例えば、SCIとして)か、又は上位レイヤ(例えば、MAC又はRRC)により送信され得る。WTRUは、要求メッセージのPSSCH送信の確保又は指示と組み合わせて応答メッセージの確保を送信し得る。例えば、WTRUは、初期送信(例えば、要求メッセージの送信に使用する)及びN個の応答メッセージ送信へのリソース選択を実行し得、その後、WTRUは、SCIを送信し得、SCIは、要求メッセージで使用される時間、周波数及び/又はビームリソース;要求メッセージを含むPSSCH送信の復号化パラメータ(例えば、MCS);及び/又はSCIと共に応答メッセージを送信するN個の異なるWTRUにより使用されるN個の(潜在的に別個の)時間、周波数及び/又はビームリソースを示す。
【0172】
[00184] ソースWTRUは、応答WTRUへの応答メッセージに必要とされる送信パラメータを送信することもできる。そのような場合、応答WTRUは、確保信号のみを含む限られたサイズのSCIを送信しても又はSCIを全く送信しなくてもよい。
【0173】
[00185] 応答メッセージにリソースを提供するメッセージを受信したWTRUは、それ自体の応答メッセージの特定のタイミングを決定し得る。タイミング決定は、要求メッセージ内の応答WTRUの明示的な順序(例えば、複数の確保されたリソースの特定の1つを使用);WTRU IDに基づく暗黙的な順序(例えば、ソースL2 ID、C-RNTI又はグループID等);及び/又はアプリケーションレイヤ及び/又はNASレイヤからの情報に基づく暗黙的な順序に基づき得る。例えば、受信WTRUは、上位レイヤから、要求メッセージに応答すべきか否かを判断し得、応答すべき場合、アプリケーションレイヤにより提供される順序に基づいて、応答リソースのいずれを使用すべきかを判断し得る。
【0174】
[00186] 幾つかの例では、応答WTRUは、他の応答WTRUからの応答メッセージを監視及び/又は測定し得る。応答を求める要求メッセージを受信したWTRUは、要求メッセージによりスケジュールされたリソースに従って他のWTRUからの応答メッセージを監視することもできる。WTRUは、各WTRUにより送信された応答メッセージの品質の測定を実行し得る。例えば、WTRUは、応答リソース内の各WTRUにより送信された基準信号に基づいて、応答メッセージの品質を測定し得る。
【0175】
[00187] WTRUは、各応答WTRUの品質測定値のリストを維持し得、WTRUは、「接続性レポート」を送信し得、接続性レポートは、WTRU ID及び測定された品質(例えば、RSRP、RSRQ、SINR等)と共にWTRUが復号化することができるWTRU応答のリスト及び/又はソースWTRUの測定された品質(例えば、送信された要求メッセージ及び/又は基準信号に基づく)を含む。
【0176】
[00188] 幾つかの例では、ソースWTRUは、受信した接続性レポートに基づいてマルチキャストグループのメンバを決定し得る。例えば、接続性レポートを受信したWTRUは、例えば、2つのWTRU間の測定値が特定の閾値を上回るか否か等の情報及び/又はあるWTRUが別のWTRUに送信する必要があるという要件(例えば、アプリケーションレイヤからの)に基づいて、マルチキャストグループに含めるWTRUを決定し得る。接続性レポートを受信したWTRUは、上位レイヤに、いずれのWTRUがマルチキャストグループに含まれると見なされるかを示し得る。接続性レポートを受信したWTRUは、確認メッセージを他のWTRUに送信し得、確認メッセージは、グループ通信の宛先アドレスとして使用すべきL2 IDを含み得る。確認メッセージを受信した後、WTRUは、それ自体のソースWTRUが確認メッセージに含まれる場合、マルチキャストグループに入ったことを上位レイヤに通知し得る(例えば、特定のL2アドレスを使用して)。
【0177】
[00189] 幾つかの例では、マルチキャストグループを確立すべきか否かの判断は、潜在的なグループ内のWTRU数に基づき得る。例えば、WTRUは、グループ内のWTRU数に基づいて、グループのASレイヤグループキャスト通信を開始及び/又は維持すべきか否かを判断し得る(例えば、上位レイヤからの要求に続いて又は特定のL2宛先IDを有するパケットの受信時)。WTRUに上位レイヤから直接、グループ内のWTRU数を提供し得る。代替的に、WTRUは、リンク確立シグナリング中、他のWTRUから受信された応答数に基づいてグループ内のWTRU数を特定し得る。WTRUには、ASレイヤマルチキャストグループを確立し得るWTRUの最大数を構成又は事前構成し得る。WTRUの最大数は、実測CBR(例えば、WTRUは、実測CBRが低いほど、大きい許容可能マルチキャストグループを考慮し得る);任意の2つのWTRU間の実測経路損失又は相対経路損失(例えば、WTRUは2つのWTRU間の最大実測経路損失に基づいてWTRUの最大数を決定し得るか、又はWTRUは、グループ内の任意のWTRU間の最大経路損失が閾値未満である場合、ASレイヤグループキャストを開始又は維持することができると決定し得る);及び/又はマルチキャストリンクの予期されるQoS(例えば、上述した任意の閾値又は基準は、マルチキャストリンクでサポートすべき異なるVQIに関連付けられた異なる閾値をWTRUに構成し得る場合等、リンクの予期されるQoSに基づいて更に変更され得る)に依存し得る。
【0178】
[00190]
図7は、一例のマルチキャストリンク確立手順700を示すメッセージシーケンスチャートである。マルチキャストリンク確立手順700は、WTRU710によりWTRU720及びWTRU730にブロードキャストされるリンク確立要求740、WTRU730によりWTRU710及びWTRU720にブロードキャストされるリンク確立応答メッセージ750並びにWTRU720によりWTRU710及びWTRU730にブロードキャストされるリンク確立応答メッセージ760を含む。リンク確立要求及び応答後、WTRU720及WTRU730は、それぞれ接続性レポート770及び接続性レポート780をWTRU710に送信する。接続性レポート770及び接続性レポート780を受信した後、WTRU710は、リンク確立確認メッセージ790をWTRU720及びWTRU730にブロードキャストし、その後、ステップ795において、マルチキャストメッセージをWTRU710、WTRU720及びWTRU730間で開始し得る。
【0179】
[00191] 手順700において、リンク確立要求メッセージ及びリンク確立応答メッセージは、ブロードキャストメッセージであり、リンク確立確認もブロードキャストメッセージであり、グループに含まれているWTRU IDと、更なるマルチキャストメッセージに使用すべき宛先アドレスとを含む。
【0180】
[00192] 幾つかの例では、WTRUは、同じWTRU間の複数のユニキャストリンクに関連付けられたL2 IDのグループ化を決定し得る。例えば、WTRUの対は、互いの間に複数のユニキャストリンク(すなわち同じ対のWTRU間に複数のユニキャストリンク)を確立し得、各WTRUにより使用される、各リンクに関連付けられたL2 ID(すなわちソース及び宛先)が異なる。幾つかの場合、ユニキャストリンクが実際に同じ対のWTRU間にあることをアクセス層(AS)レイヤ(各WTRUにおける)が認識することが有利であり得る。
【0181】
[00193] 幾つかの例では、WTRUは、同じピアWTRUにより使用される異なるL2ソースID間のグループ化又は関連付けを決定する。例えば、WTRUは、このWTRUにおいてユニキャストリンクに関連付けられた異なるL2ソース及び/又は宛先IDが実際には同じ物理ピアWTRUに関連付けられていると判断し得る。WTRUは、ユニキャストリンク送信が同じピアWTRUに関連付けられている場合、異なるユニキャストリンクへの送信中、一緒に使用すべき複数の宛先L2 ID(すなわちピアWTRUのソースL2 ID)をグループ化し得る。WTRUは、ユニキャストリンクが同じピアWTRUを用いてセットアップされる場合、異なるユニキャストリンクへの送信中に使用する複数のソースL2 IDをグループ化し得る。WTRUは、後述する方法を使用して一緒にグループ化される複数のユニキャストリンクに関連付けられた1つのコンテキストを維持し得る。
【0182】
[00194] 幾つかの実施形態では、潜在的なグループ内の第1のWTRUは、PC5-RRCシグナリングを通して異なるL2ソースID間及び/又は異なるL2宛先ID間のそのような関連付けの知識を学習、発見又は他の方法で取得し得る。そのようなPC5-RRCシグナリングは、ユニキャストリンク確立に関連付けられ得る(例えば、SL再構成メッセージ等のリンク確立中又は後にトリガーされるPC5 RRC)。幾つかの例では、第1のWTRUは、リンク確立中又はリンク確立に続き、ASサイドリンク(SL)UE IDを第2のWTRUに送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、一時的モバイル加入者識別情報(TMSI)、サービングTMSI(S-TMSI)、グローバルに一意の一時的UE識別情報(GUTI)、セル無線ネットワーク一時的識別情報(C-RNTI)等のWTRUに関連付けられた静的又は半静的IDに基づいて;ランダムに選択された値に基づいて;場所及び/又は選択されたリソースに関連付けられた値に基づいて;場所及び/又は選択されたリソースに関連付けられた値に基づいて;及び/又はPSCCH、及び/又はPSSCH、及び/又はPSFCHのWTRUの符号化に関連付けられた値に基づいて、AS SL UE IDを導出し得る。
【0183】
[00195] 例えば、WTRUが、WTRUに関連付けられた静的又は半静的IDに基づいてAS SL UE IDを導出する幾つかの場合、WTRUは、そのIMSIをピアWTRUに送信して、ユニキャストリンクが同じ対のWTRUに関連付けられていることをピアWTRUに通知し得る。同様に、ピアWTRUは、そのIMSIをWTRUに送信して、ユニキャストリンクが同じ対のWTRUに関連付けられていることをWTRUに通知することもできる。WTRUが、ランダムに選択された値に基づいてAS SL UE IDを導出する幾つかの場合、WTRUは、値のサブセットから番号又はIDをランダムに選択し、その値又はその値に基づく値をピアWTRUに送信し得る。更に、WTRUは、ユニキャストリンクが確立されていない場合、そのようなランダムな値を選択し得る。例えば、WTRUは、確立した最初のユニキャストリンクにランダムな値を選択し得、WTRUは、その後、同じ選択された値(又はその値に基づく値)を、確立された後続RRCリンクに送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、WTRUに確立されたユニキャストリンクをもはや有さない場合(例えば、もはやいかなる種類のユニキャストリンクも有さない場合)、ランダムに選択された値を削除し得る。WTRUが、場所及び/又は選択されたリソースに関連付けられた値に基づいてAS SL UE IDを導出する幾つかの場合、WTRUは、リンク確立時の現在のジオロケーション又はリンク確立時の現在のゾーンIDをピアWTRUに送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、あるときに実行された、関連付けられたリソース選択手順へのインデックス又は情報(例えば、時間、周波数、ビーム等)を送信し得る。例えば、WTRUは、WTRUがリンク確立前に確保した最後の時間の周波数リソースのインデックスを送信し得る。WTRUが、PSCCH、及び/又はPSSCH、及び/又はPSFCHのWTRUの符号化に関連付けられた値に基づいてAS SL UE IDを導出する幾つかの場合、値は、スクランブルコード、RSパターン等の値を含み得る。
【0184】
[00196] 幾つかの例では、潜在的なグループ内の第2のWTRUは、PC5 RRCシグナリングで又は上位レイヤから(例えば、WTRU間の上位レイヤシグナリング中に取得される)ピアWTRUのL2ソースIDを受信し得る。そのようなIDを受信すると、WTRUは、ピアWTRUから受信されたAS SL UE IDに基づいて、そのようなIDが別のID(すなわち別のユニキャストリンクの)に関連付けられている(又はグループ化されている)か否かを判断し得る。例えば、WTRUは、WTRUにおける別の進行中のユニキャストリンクに関連付けられたピアWTRUから受信されたAS SL UE IDと一致するAS SL UE、IDを受信する場合;WTRUが、UEにおける別の進行中のユニキャストリンクに関連付けられたピアWTRUの最後の既知のジオロケーションと一致するジオロケーションに関連付けられたAS SL UE IDを受信する場合;及び/又はWTRUが、既に確立されたユニキャストリンクを有するピアWTRUにより使用されていた時間/周波数リソースを示すAS SL UE IDを受信する場合、2つのユニキャストリンクのL2 IDをグループ化し得る。
【0185】
[00197] L2ソースIDをグループ化するそのような手順は、一方又は両方のWTRUにより実行され得る。例えば、リンク確立中及び/又は確立後、第1のWTRUは、そのSL UE IDを第2のWTRUに送信し得、第2のWTRUは、進行中のユニキャストリンクの別のL2 IDを有するユニキャストリンクのL2 IDをグループ化すべきか否かを判断し得る。同様に、第2のWTRUは、それ自体のSL UE IDを第1のWTRUに送信し得(例えば、同じリンク確立手順中及び/又は後)、第1のWTRUは、同様のグループ化判断を実行する。
【0186】
[00198] 幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤから、ピアWTRUのL2 ID(例えば、それ自体の送信において宛先として使用すべきピアWTRUのL2ソースID)が、別のリンク確立で上位レイヤによりWTRUに前に提供された別のL2 IDに関連付けられていることの指示を受信し得る。WTRUは、様々なときに上位レイヤから様々な情報を受信し得る。
【0187】
[00199] 例えば、T1(すなわち上位レイヤにより開始された第1のリンク確立手順時)において、WTRUは、上位レイヤから、関連付けがないユニキャストリンクのピアWTRUのL2ソースID(ID1)を受信し得る。アクティブなユニキャストリンクの知識に基づいて、WTRUは、ピアWTRUと1つのみのユニキャストリンクを有することを特定し得る。WTRUは、ユニキャストリンクのそれ自体のソースIDとして上位レイヤからID1’を受信し得、ID1’は、上位レイヤにより更に提供され得る。
【0188】
[00200] 別の例では、T2(すなわち上位レイヤにより開始された第2のリンク確立手順時)において、WTRUは、上位レイヤから、ユニキャストリンクのピアWTRUのL2ソースID(ID2)及びそれを別のL2 ID(ID1)に関連付ける指示を受信し得る。WTRUは、上位レイヤから、ID2を有するユニキャストリンクのソースIDとしてID2’を更に受信し得る。受信したID2、ID2’及び指示に基づいて、WTRUは、ID2をID1とグループ化し、それ自体のID2’及びID1’を一緒にグループ化し得る。
【0189】
[00201] 幾つかの例では、WTRUは、オンデマンドSIB又は専用シグナリングを使用して、特定のPC5-5QI(PQI)及び/又はPC5フロー識別子(PFI)のSLRB構成を取得し得る。例えば、WTRUは、ネットワーク(例えば、gNB)への要求により1つ又は複数のPQI/PFIに関連付けられたSLRB構成を要求し得る。アイドル及び/又は非アクティブモードでは、WTRUは、オンデマンドSIB要求を使用してSLRB構成を要求し得る。WTRUは、PQI/PFI又は他のQoSパラメータ(例えば、範囲、GBR等)をオンデマンド要求に添付し得る。WTRUは、WTRUのSL構成の一部であるいかなるSLRBにもマッピングされないフローの開始に続き、及び/又はSL SIBがフローに関連付けられたSLRB構成をブロードキャストしない場合、オンデマンドSIB要求をトリガーし得る。WTRUは、要求に、フローに関連付けられたPQI/PFI;フローに関連付けられた範囲値;フローに関連付けられたGBR;全てのQoSパラメータ又はQoSプロファイルを与えるテーブルへのインデックスであって、そのようなテーブルは、予め定義、構成又は事前構成され得る、インデックス;及び/又はそれ自体の構成に記憶されている現在のSLRBのリストを含み得る。
【0190】
[00202] 幾つかの実施形態では、接続済みモードのWTRUは、専用シグナリングを使用して、1つ又は複数のPQI/PFIに関連付けられたSLRB構成への同様の要求を使用し得る。例えば、WTRUは、現在記憶されているSLRB構成へのマッピングが内フローの開始に続き、RRCメッセージを送信し得る(例えば、UEサイドリンク情報を使用して)。
【0191】
[00203] 幾つかの例では、WTRUのSLRB構成及び/又はSLRBへのフローのマッピングは、追加又は代替として、WTRUにおける測定値(例えば、CR、CBR、検知結果、CQI等)に依存し得る。例えば、WTRUは、測定された品質が1つ又は複数の第1の条件を満たす場合、SLRB(又はフロー)に第1の構成を使用し得、測定された品質が1つ又は複数の第2の条件を満たす場合、SLRB(又はフロー)に第2の構成を使用し得る。
【0192】
[00204] 幾つかの例では、WTRUは、1つ又は複数のPQI/PFIに関連付けられたSLRB構成の要求中にデフォルトSLRB構成を使用する。例えば、WTRUは、フローの開始に続き、デフォルトSLRBを使用(すなわち新しいフローをデフォルトSLRBにマッピング)し得、WTRUの記憶されたSLRB構成におけるSLRBへのフローのマッピングがない。デフォルト構成は、構成若しくは事前構成又は予め定義され得る。デフォルト構成は、gNB等のネットワークにより構成され得る。デフォルト構成は、WTRUにおけるV2X事前構成により事前構成され得る。デフォルト構成は、適切な仕様で予め定義され得る。WTRUは、フローの新しいSLRB構成を受信した後、フローをデフォルトSLRB構成から新たに受信したSLRB構成に移し得る。代替的に、WTRUは、新しいフローを既存のSLRB(例えば、記憶された構成で記憶されたSLRB)にマッピングすべきであるとの指示を受信する場合、フローをデフォルトSLRB構成から示され記憶されたSLRB構成に移し得る。
【0193】
[00205] 幾つかの例では、WTRUは、SLRB遷移中、SLRB構成を使用し得るという指示を受信する。例えば、WTRUは、アイドル/非アクティブ状態と接続済み状態との間の遷移中、同じSLRB構成を使用し得る。幾つかの例では、WTRUは、gNB等のNWから、そうすることができるという指示を更に受信し得る(例えば、SIB又は専用シグナリングにおいて)。
【0194】
[00206] 幾つかの例は、サイドリンクでのユニキャスト及び/又はマルチキャストの受付制御のためのシステム、方法及びデバイスを含む。幾つかの例では、送信モード決定は、QoSに基づき得る。例えば、WTRUは、確立するリンクの送信モードを、そのリンクに関連付けられたQoS属性に基づいて決定し得る。WTRUは、特定のVQIについてユニキャスト及び/又はマルチキャストフローに対処するように新しいリンク/無線ベアラを確立することを決定し得、VQI、VQIから導出されたQoSパラメータに基づいてそのリンク及び/又はベアラでのパケットの送信モードを決定し得る。WTRUは、VQIに基づいてNW制御モード及びWTRU自律モードから選択し得る。代替的に、WTRUがWTRU自律モードを選択する場合又はネットワークが、WTRUがWTRU自律モードを使用することを許す場合、WTRUは、VQIに基づいて複数のリソース選択モードから更に選択し得る。例えば、WTRUは、完全自律リソース選択を使用するか、別のWTRUからの支援を用いる自律リソース選択を使用するか、構成又は事前構成された認可を使用するか、及び/又はリンクのWTRUスケジューリングリソースを使用するかを判断し得る。例えば、WTRUには、VQIのテーブル及び許容可能なリソース送信/リソース選択モードを構成又は事前構成し得、その場合、WTRUは、特定のVQIに許容可能なモードの1つからのモードを選択し得る。
【0195】
[00207] 幾つかの例では、モード変更は、受付制御のために実行される。例えば、WTRUは、受付制御を目的としてモード変更を実行し得る(例えば、WTRU自律リソース選択からネットワークベースのリソース選択へ)。幾つかの例では、WTRU自律モードで動作しているWTRUは、新しいフローを受信し得るか、又は新しいサイドリンクベアラの開始を決定し得る。そうするうえで、WTRUは、それをネットワークに示し得、少なくとも受付制御/リンク及び/又はベアラ確立フェーズ中、動作モードをNW制御モードに暗黙的に変更し得る。WTRUは、ネットワークによりWTRU自律モードに戻るように命令されるまで、NW制御モードを継続し得る。
【0196】
[00208] 幾つかの例では、受付制御は、NWによりスケジュールされる。例えば、WTRUは、サイドリンクユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立要求をネットワークに送信し得るか、又はWTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はサイドリンク無線ベアラの確立要求をネットワークに送信し得る。WTRUは、リンクを確立すべきであるとの上位レイヤからの指示に応答して、そのような要求を送信し得る。WTRUは、RRCメッセージ又はMAC CEを介して要求をgNBに送信し得、要求は、ベアラを確立すべき1つ又は複数のフローに関連付けられたVQI又は関連する1つ又は複数のQoSパラメータ、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられた1つ又は複数のWTRUの識別情報及び/又は発見結果等の様々な情報を含み得る。
【0197】
[00209] 情報が、ベアラを確立すべき1つ又は複数のフローに関連付けられたVQI又は関連する1つ又は複数のQoSパラメータを含む幾つかの場合、WTRUに、NASレイヤからの所与のフローのVQIを提供し得、WTRUは、ネットワークへのそのようなVQIを含むリンク確立要求を開始し得る。情報が、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられた1つ又は複数のWTRUの識別情報を含む幾つかの場合、WTRUは、リンクを確立すべきWTRUのソースID(例えば、L2 ID)を含み得る。情報が発見結果を含む幾つかの場合、WTRUは、発見結果に関連付けられ、場合によりユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを確立すべき1つ又は複数のWTRUに関連付けられた任意のAS関連情報を送信し得る。発見結果は、基準信号又は発見信号送信の測定値又は品質;サポートされるWTRU性能を示す情報;1つ又は複数のWTRUの同期ソースを示す情報;1つ又は複数のWTRUのカバレッジ内又はカバレッジ外を示す情報;及び/又はリソース選択性能、サポートされる搬送波、電力クラス等のWTRU性能を示す情報を含み得る。
【0198】
[00210] 幾つかの例では、WTRUは、WTRUが新しいQoSフローを上位レイヤから受信する場合;WTRUが新しいサイドリンク無線ベアラを作成すると決定した場合;新しいQoSフロー又は無線ベアラがネットワーク制御受付制御を必要とするとWTRUが判断した場合;WTRUがユニキャスト及び/又はマルチキャスト確立要求を別のWTRUから受信した場合;WTRUが別のWTRUからユニキャスト及び/又はマルチキャスト確立要求への応答を受信した場合;及び/又はWTRUがWTRU自律受付制御を実行中であり、新しいリンク及び/又はベアラ確立がWTRU自律受付制御メカニズムに基づいて受付制御に失敗する場合等の1つ又は複数のトリガー又は条件に基づいて、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立要求をネットワークに向けて送信し得る。
【0199】
[00211] 幾つかの例では、WTRU自律受付制御が失敗する場合、WTRUは、ネットワーク制御受付制御を使用し得る。例えば、WTRUは、新しいユニキャスト及び/又はマルチキャストフローを上位レイヤから受信し得、そのようなフローの新しいSL無線ベアラにWTRU自律受付制御を開始すると決定し得る(本明細書で説明されるように)。このWTRU自律受付制御が、例えば、本明細書で説明される理由により失敗する場合、WTRUは、例えば、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立要求をネットワークに送信することにより、ネットワーク制御受付制御を開始し得る。
【0200】
[00212] 幾つかの例では、WTRUは、リソース及び測定構成メッセージと共に受付制御成功の承認を受信し得る。例えば、WTRUは、ネットワークによる受付制御成功の承認を受信し得、承認に続き、WTRUは、確立されたリンク又はベアラにマッピングされた1つ又は複数のフローに関連付けられたデータの送信を開始し得る。WTRUは、そのような承認と共にリソース使用情報を更に受信し得る。リソース使用情報は、新しいリソースプール又は既存のリソースプールの指示;定期的な組のリソース;アービトレーションルール;WTRU固有又はセル固有のリンク及び/又は無線ベアラ識別情報;及び/又はリンク維持のためにネットワークに報告すべき測定値の構成を含み得る。
【0201】
[00213] リソース情報が新しいリソースプール又は既存のリソースプールの指示を含む幾つかの場合、リソースプールは、時間、周波数及び/又はビームリソースの組を含み得、確立されたリンク及び/又はベアラに関連付けられたデータの送信に使用し得る。リソース情報が定期的な組のリソースを含む幾つかの場合、定期的な組のリソースは、新しいSPS構成、確立されたリンク及び/又はベアラに関連付けられたデータの送信に使用すべき構成された認可の構成(例えば、タイプ1又はタイプ2認可)又はそのようなデータの送信に使用すべき既存の構成の指示を含み得る。リソース情報がアービトレーションルールを含む幾つかの場合、ルールは、WTRU間で共有されるリソースの特定のWTRUの使用のアービトレーションルールを含み得る(例えば、そのようなWTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUであっても又はなくてもよい)。アービトレーションルールは、WTRUが全体リソース構成で使用し得る時間及び/又は周波数のサブセット;リンク及び/又はベアラに使用すべき送信と再送信との間の時間関係;マルチキャストリンクでの複数のWTRU間の送信の順序又はシーケンス;及び/又は送信とHARQフィードバック(例えば、サイドリンク又はアップリンクのいずれかで送信される)との間のタイミング関係を含み得る。
【0202】
[00214] リソース情報が、リンク維持のためにネットワークに報告すべき測定値の構成を含む幾つかの場合、構成は、リンクに関連付けられたWTRUにより送信すべき基準信号送信リソース及び電力の構成;WTRUにより測定され、ネットワークに報告される基準信号受信リソース及び予期される電力の構成;及び/又は基準信号受信の測定値に基づいてWTRUにより送信されるそのような測定レポートの頻度(又は周期性)を含み得る。
【0203】
[00215] WTRUは、そのような構成の受信に応答して、ネットワークがベアラリリースメッセージを介してネットワークからリンク及び/又はベアラをリリースするまで、ネットワーク構成に従って測定及び報告を開始し得る。
【0204】
[00216] 幾つかの例では、WTRUは、受付制御の測定構成を受信し得る。例えば、WTRUは、受付制御/リンク確立中、サイドリンクでの測定値を報告するために測定構成を受信し得る。WTRUは、リンク確立フェーズ中のみ続き得る測定及び報告を開始し得る測定構成を受信し得る。例えば、WTRUには、WTRUが測定値を報告しなければならないメッセージに関連付けられた1つ又は複数のソースL2アドレス;1つ又は複数のメッセージタイプ(例えば、「直接通信要求」メッセージ等の特定のタイプのRRCメッセージ);及び/又は測定のための基準信号の送信/受信に関連付けられたサイドリンクリソースの組を構成し得る。
【0205】
[00217] 幾つかの例では、測定報告向けに構成されたWTRUは、測定構成に構成された特定のL2アドレスのいずれか、潜在的に測定構成の一部として構成されたRRCメッセージタイプのいずれかから受信された任意のメッセージのRSRPを特定し得る。幾つかの例では、WTRUは、上記基準を満たすメッセージの各受信時にネットワークに測定値を報告し得る。幾つかの例では、WTRUは、ソースL2 ID(例えば、測定構成における)で示されたWTRUとのリンク確立を完了すると、構成を削除し得る。
【0206】
[00218] 幾つかの例では、WTRUは、受付制御を自律的に制御する。幾つかの例は、WTRU自律受付制御決定を含む。例えば、リンク確立及び/又はベアラ確立中又は前、リンク及び/又はベアラ確立に関連付けられたWTRUは、リンク及び/又はベアラ確立が許容可能であるか否かを判断し得る。上位レイヤは、本明細書で考察されるように、ユニキャストリンク確立手順を開始し得る。そのような手順中、WTRUのいずれかのASレイヤは、例えば、上位レイヤにトランスペアレントであり得るAS関連ファクタに基づいて、リンク及び/又はベアラ確立を許容又は拒絶し得る。
【0207】
[00219] 幾つかの例では、WTRUは、1つ又は複数の基準に基づいて、ユニキャスト/グループキャストリンクを開始及び/又は許容若しくは拒絶すべきか否か又はユニキャスト/グループキャストサイドリンク無線ベアラ(SLRB)を受け付けるべきか否かを判断し得る。
【0208】
[00220] 基準は、例えば、WTRUは、そのWTRUがgNBのカバレッジ内にあるか否か、又はそのWTRUが、ユニキャストリンクに関連付けられることになる他のWTRUの1つ又は複数の同じgNBのカバレッジ内にあるか否かに基づいて、ユニキャスト/グループキャストリンク又はSLRB確立を許容又は拒絶し得る、WTRUの1つ又は複数のネットワークカバレッジ、例えばWTRUは、確立すべきリンク及び/又はベアラのQoS要件に基づいてユニキャスト/グループキャストリンク又はSLRB確立を許容又は拒絶し得る、リンクに関連付けられたQoS要件;他の既存のリンクのQoS要件及びそのような既存のリンクをプリエンプトする能力;例えば、WTRUは、場合により、ユニキャスト/グループキャストリンクに関連付けられた別の1つ又は複数のWTRUの動きに関する情報と併せた、WTRUの動き(例えば、速度、方位)及び/又はWTRUの場所に基づいて、ユニキャスト/グループキャストリンク又はSLRB確立を許容又は拒絶し得る、場所、運動又は相対場所及び/又は相対運動;及び/又は例えば、WTRUは、空きリソースの特定に基づいて、潜在的にユニキャスト/グループキャストリンク又はSLRBに必要とされる空きリソースに基づいてユニキャスト/グループキャストリンク又はSLRB確立を許容又は拒絶し得、及び/又はWTRUは、リンク又はSLRBのQoS要件に基づいてリンク又はSLRBに必要とされるリソースを予測し得る、空きリソースに基づく(例えば、データ、及び/又は基準信号、及び/又はフィードバックリソース)ことを含み得る。
【0209】
[00221] 幾つかの例は、ネットワークカバレッジに基づく受付制御を含む。幾つかの例では、WTRUは、特定のQoSを要求するリンクについて、WTRUがカバレッジ外である場合、リンク及び/又はSLRBを拒絶すると判断し得るが、WTRUがカバレッジ内の場合、リンク及び/又はSLRBを許容すると判断し得る。例えば、リンクに関連付けられたVQI、PPPP、PPPR又は同様のQoSパラメータの特定の値は、モード1リソース割り振りモードを必要とするように構成若しくは事前構成され得るか、又は特定の状況では、モード1にフォールバックし得るようにWTRUがカバレッジ内であることを必要とし得る。幾つかの例では、リンク及び/又はSLRBに対する要求を受信したWTRUは、カバレッジ外の場合、要求を拒絶し得る。幾つかの例では、WTRUには、閾値UuベースのRSRP(例えば、場合により各VQI又はQoS関連パラメータの値について)を構成し得、閾値UuベースのRSRPを下回る場合、WTRUは、リンク及び/又はSLRBを拒絶する。
【0210】
[00222] 幾つかの例では、WTRUは、WTRUが現在接続及び/又はキャンプされているgNBが、他のWTRUがキャンプされ得る1つ又は複数のgNBに関連しない場合、所与のQoSについてリンク/SRLBを拒絶し得る。関係は、例えば、同じgNB、均等なPLMNのgNB、同じ有効エリアの一部であるシステム情報をブロードキャストしているgNBを含み得る。リンク及び/又はSLRBは、1つ又は複数の許容可能な関係を有し得る。
【0211】
[00223] 幾つかの例は、相対場所に基づく受付制御を含む。幾つかの例では、WTRUは、特定の範囲要件等の特定のQoSを要求するか、又は関連付けられたVQIを有するリンクについて、範囲又はQoS要件と併せて、WTRU間の距離に基づいてリンク及び/又はSLRBを許容すべきか又は拒絶すべきかを判断し得る。例えば、WTRUには、VQIの各値の閾値距離を構成又は事前構成し得る。WTRUは、リンク及び/又はベアラに関連付けられた1つ又は複数の他のWTRUに関する場所情報を受信し得(例えば、リンク確立シグナリング中)、他の1つ又は複数のWTRUへの距離が、VQIに関連付けられた閾値距離未満である場合、リンク及び/又はSLRBを許容し得る。
【0212】
[00224] 幾つかの例は、リンク維持関連リソース/チャネルの可用性に基づく受付制御を含む。幾つかの例では、WTRUは、ユニキャスト/グループキャストリンク維持に必要とされるリソース又はチャネルの可用性に基づいてリンク及び/又はSLRBを許容すべきか又は拒絶すべきかを判断し得る。例えば、各ユニキャスト/グループキャストリンクは、RSを送信するための(例えば、CSI測定のため)リソース又はチャネルの組、CQIを送信するためのリソース若しくはチャネルの組又はHARQフィードバックを送信するためのリソース又はチャネルの組に関連付けられ得る。そのようなリソースは、所与のユニキャストリンクについてのそのような情報の送信に排他的に関連付けられ得る。例えば、WTRUには、ユニキャストリンクに関連付けられたRS送信のためのリソースの組が構成され得、WTRUは、例えば、本明細書で更に説明するように、他のユニキャスト送信の検知及び/又はネットワークにより提供される情報に基づいて、これらのRS送信の未使用構成を選択する。代替的に、WTRUは、他のWTRUにより送信されるUMUS信号における情報に基づいて、これらのRS送信に対して未使用構成を選択し得る。幾つかの例では、WTRUは、利用可能な全てのRS構成が現在他のWTRU/リンクにより利用されていると判断する場合、リンク及び/又はSLRBの拒絶を決定し得る。代替的に、(例えば、本明細書で考察されるように)WTRUは、異なる組のWTRU間の既存のユニキャストリンクをプリエンプトして、現在要求されているリンク及び/又はSLRBを許容することを決定し得る。
【0213】
[00225] 幾つかの例は、共有リソースプールにおける受付制御判断の実行にあたり他のWTRUを支援するため(例えば、リソース使用/可用性を特定又は予測するため)のユニキャスト及び/又はマルチキャスト有用性信号の送信を含む。例えば、WTRUは、1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられる場合、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト有用性信号(UMUS)を送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、WTRUにおいて現在確立されている各ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのそのような信号を送信し得る。代替的に、WTRUは、少なくとも1つのリンクが確立される場合、単一の信号を送信し得、使用信号は、確立された全てのリンク/SLRBに関する情報を含み得る。
【0214】
[00226] 幾つかの例では、UMUSは、先にリソースを確保することなく、リソースプール等のサイドリンク上のリソースの可用性を促進するために送信され得る。例えば、1つ又は複数のリンク/SLRBのUMUSは、ベアラ/リンクが最終的に使用又は確保する必要があり得るリソースを示し得る。そのような場合、UMUSの目的は、特定のQoS要件を有するWTRUにより必要とされる場合、確立されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのQoSを満たすリソースの確保を促進することであり得る。代替的に、UMUS信号は、このユニキャストリンクに特に関連付けられたユニキャスト/グループキャスト送信に使用される特定のリソース又はチャネルを確保するために送信され得る(例えば、HARQフィードバック、RS送信、CQIフィードバック及び/又はプリエンプションリソース)。例えば、UMUSは、PSSCH、PSCCH、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)及び/又はサイドリンクフィードバックチャネルにおける特定のリソース又はある量のリソースを確保し得る。
【0215】
[00227] 幾つかの例では、WTRUは、他のWTRUからのUMUS送信の復号化を実行して、アクティブリンク/SLRBの数及び占有するリソースを決定し得る。幾つかの例では、復号化は、地理的エリアに関連付けられたアクティブリンク/SLRBの数及び占有するリソース;SL BWP;搬送波;1つ又は複数のWTRUのグループ;及び/又は1つ又は複数の関連付けられたQoSを決めることもできる。
【0216】
[00228] 幾つかの例では、WTRUは、通常のSL受信中、UMUSを復号化し、記憶し得る。例えば、WTRUは、過去のUMUS信号の受信に基づいて、上述した可能な関連付けについて、例えばユニキャストリンクの平均リソース使用率、実際に確保されたリソース及び同様の情報を特定し得る。WTRUは、UMUSの内容が、構成若しくは事前構成又は定義された期間にわたり有効であると仮定し得る。例えば、WTRUは、単一のユニキャスト及び/又はマルチキャスト識別子、L2ソース/宛先アドレス又はUMUSにより搬送される他の識別子に関連付けられたUMUS信号の受信時、タイマを開始し得る。WTRUは、UMUS信号を受信して即座に、送信されたUMUS信号に関連付けられたリソースがアクティブであると見なし得る。同じユニキャスト及び/又はマルチキャスト識別子に関連付けられた、更新されたUMUS信号、L2ソース/宛先アドレス又は他の識別子を受信せずにタイマが切れると、WTRUは、関連付けられたリソースがもはやアクティブではないと見なし得る。幾つかの例では、有効時間は、WTRUの速度、方位及び他の関連情報等のWTRUの運動に基づいて決定され得る。
【0217】
[00229] 幾つかの例では、WTRUは、1つ又は複数のトリガーに基づいて、任意の過去に受信したUMUS信号及び関連付けられたリソース情報をキャンセル、削除又は無視し得る。そのようなトリガーは、例えば、WTRUが新しいゾーン等の新しい地理的エリアに移動した場合;WTRUがBWP又は搬送波等を変更した場合;WTRUがプラトーンに参加又はプラトーンから離脱する場合;及び/又はWTRUが前のリソース/確保のリリース及び/又はキャンセルを示すUMUS信号又は同様の信号を受信する場合を含み得る。
【0218】
[00230] 幾つかの例では、WTRUは、ブロードキャストSL送信を介してUMUS信号を送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、共有リソースプールにおいてUMUSを送信し得る。そのようなリソースプールは、WTRU自律送信を実行しているWTRUにより共有され得る。そのようなリソースプールは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストの送信を実行中のWTRUのみに制限され得る。代替的に、プールは、ブロードキャスト送信を実行中のWTRUを含むこともできる。
【0219】
[00231] 幾つかの例では、WTRUは、SCI又はPSCCHにおけるSCI様送信を使用して;PSBCHにおける情報(例えば、SL-MIB等)を使用して;及び/又はMAC CE又はSL-RRCメッセージ等のPSSCHで送信される情報を使用してUMUSを送信し得る。例えば、WTRUは、MAC CE又はSL-RRCメッセージを使用してUMUSメッセージを送信し得る。そのようなメッセージは、全てのWTRUにより受信される特別なブロードキャストL2宛先アドレスを使用して、SLを介して送信され得る。
【0220】
[00232] 幾つかの例では、WTRUは、通常の送信に加えてUMUSを送信し得る。例えば、WTRUは、スケジューリング情報及びユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクについての情報の両方を含むSCIフォーマットでUMUSを送信し得る。代替又は追加として、WTRUは、UMUSをデータ又はスケジューリング情報と結合せずに、UMUSのみを送信し得る。例えば、WTRUは、UMUSを定期的に送信し得る。そのような定期的なUMUS送信は、特定のフォーマットを用いてSCIにより実行され得る。WTRUは、UMUSの最後の送信からのタイマ切れに基づいて;UMUSの最後の送信からのSCI送信数に基づいて;WTRUがUMUSを送信しているユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのQoS属性に基づいて(例えば、WTRUは、関連付けられたユニキャストリンクがより高い信頼性、より低い待ち時間等を有する場合、UMUS信号をより頻繁に送信し得る);CBRの測度、空きリソース数又は他のWTRUにより送信された、検出されたUMUS数等のWTRUによって決定される共有リソースプールの占有度;及び/又はWTRUの運動(例えば、WTRU測度、方位等)に基づいてUMUSをいつ送信すべきかを決定し得る。
【0221】
[00233] WTRUは、UMUSに様々な情報を含め得る。例えば、そのような情報は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたVQI(又は他のQoS関連パラメータ)(例えば、上位レイヤから取得される);ソース及び/又は宛先L2アドレス又は1つ又は複数のWTRUに関連付けられたアドレス;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクで送信すべきデータに求められるリソースの属性;そのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク(又は各ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク)でのQoSフロー数又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクで多重化されるAS SL無線ベアラの数;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられた1つ又は複数のWTRUによる基準信号チャネル/送信の構成(例えば、RS信号、RS信号シーケンスの送信の最小/最大RS送信電力、時間、周波数及び/又はビームリソース等)であって、予め定義、構成又は事前構成された構成のインデックスを送信することにより示され得る;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたHARQフィードバックチャネル/送信の構成;CQI又はCSIフィードバック送信の構成(例えば、CQIフィードバックの送信に使用される時間、周波数及び/又はビームリソース)であって、予め定義、構成又は事前構成された構成のインデックスを送信することにより示され得る;プリエンプションリソースの構成;リソースが確保されているBWP及び/又は搬送波;及び/又は例えば時間期間にわたるWTRU SL送信を反映した、WTRUにおいて行われたQoS関連メトリックを含み得る。
【0222】
[00234] ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたHARQフィードバックチャネル/送信の構成がUMUSに含まれる幾つかの場合、構成は、例えば、データ送信とHARQフィードバックとの間の関連(時間/周波数)又は各送信に関連付けられたHARQリソースの数(例えば、複数のHARQフィードバック送信の場合);HARQをイネーブル/ディセーブルし得るルール/条件;及び/又はグループベースのHARQ送信のルール(例えば、NACKのみ送信、ACK及びNACK送信)の形態のHARQの送信に使用される時間、周波数及び/又はビームリソースを含み得る。この構成は、予め定義、構成又は事前構成された構成のインデックスを送信することにより示され得る。
【0223】
[00235] プリエンプションリソースの構成がUMUSに含まれる幾つかの場合、構成は、関連付けられたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はそのリンクに関連付けられた1つ若しくは複数のSLRBをプリエンプトするために使用することができるプリエンプション信号又はメッセージを他のWTRUにより送信するために使用し得る時間、周波数及び/又はビームリソースを含み得る。プリエンプションリソースは、WTRU毎又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク若しくはSLRB毎に確保され得る。この構成は、予め定義、構成又は事前構成された構成のインデックスを送信することにより示され得る。
【0224】
[00236] WTRUで行われたQoSメトリックの測定値、平均及び/又は比率がUMUSに含まれる幾つかの場合、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに必要とされる送信数の比率;送信されるHARQ NACK;リソース選択手順の成功;リソース選択中のLBTバックオフ動作;リソース選択中のリソース可用性の特定のRSCP/RSSI閾値の増大;プリエンプション送信又は受信;CBR又はリソース可用性等に起因する搬送波及び/又はリソース再選択;及び/又はPDB内又は所要待ち時間内での送信/受信に成功したパケットの測定値、平均及び/又は比率を含み得る。
【0225】
[00237] データをユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクで送信するのに必要とされるリソースの属性がUMUSに含まれる幾つかの場合、リソースの属性は、リンク識別子;リソースの密度(例えば、時間量及び/又は時間単位毎の周波数リソース);そのリンクに使用されるリソースの1つ又は複数の粒度;リンクの平均、最大又は最小パケットサイズ及び/又はリンクの連続した時間/周波数リソース量;優先度;リンクの信頼性;ビームパターン(例えば、リンクが単一ビームで全方向に送信されるか、ビーム掃引されるか又はビームのサブセットでビーム形成され、送信されるか否か(及び場合によりいずれのビームであるか));及び/又はゾーンID、方向性又はリソースが確保されるジオロケーション基準等のリソースが必要とされる場所を示す地理的場所を含み得る。そのような属性には、WTRUに構成又は事前構成され、WTRU間でネゴシエートし得るプロファイル又はテーブル識別子が更に関連付けられ得る。
【0226】
[00238] 幾つかの例は、UMUSでの情報の開始及び/又はキャンセル及び多重化を含む。例えば、WTRUは、複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又は複数の無線ベアラ及び/又は複数のQoSフローの情報を同じUMUSに多重化し得る。幾つかの例では、WTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの確立時又は確立後、新しいUMUSの送信を開始し得る。代替的に、WTRUは、第1のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの確立時若しくは確立後、新しいUMUSの送信を開始し得るか、又は及び又は追加のリンクの確立時若しくは確立後、全てのリンクの情報を既存のUMUSに追加し得る。そのような場合、WTRUは、WTRUにおける1つ又は全てのリンクのリリース時又はリリース後、UMUSの送信をキャンセルし得る。
【0227】
[00239] 幾つかの例では、WTRUは、リンクに関連付けられた新しい無線ベアラの確立時又は確立後、新しいUMUSの送信を開始し得る。WTRUは、既存の無線ベアラと比較した新しい無線ベアラでのデータのQoS特性に応じて、無線ベアラの確立時又は確立に続き、新しいUMUSを送信すべきか否かを判断し得る。例えば、新しい無線ベアラのQoS特性が既存の無線ベアラのものと有意に異なる場合、WTRUは、新しいUMUSの送信を決定し得る。
【0228】
[00240] 幾つかの例では、受付制御は、UMUSに含まれる情報に基づき得る。WTRUは、同じプール、BWP又は搬送波周波数等で他のWTRUにより送信される1つ又は複数のUMUS内の情報に基づいて、受付制御を実行(例えば、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又は無線ベアラを確立することができるか否かを判断)し得る。幾つかの例では、WTRUは、プールで送信される全てのUMUSを検出及び/又は復号化し得る。幾つかの例では、WTRUには、プールでのユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信に関連付けられた可能なリソース使用を決定し(例えば、全てのUMUSに基づく)、例えばプールのリソース容量を所与として、保留中のリンク及び/又はベアラを追加することができるか否かを判断するためのルールを構成し得る。
【0229】
[00241] 幾つかの例では、WTRUは、構成可能な時間期間にわたる時間数、周波数及び/又はビーム/密度リソースをユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又は無線ベアラに関連付け得る(例えば、特定のVQIの)。例えば、WTRUは、VQI;ネットワーク構成;及び/又は関連プールでの実測CBR等のリンクに関連付けられたQoS属性に基づいてそのような関連付けを行い得る。例えば、WTRUには、リソース密度又はリソースブロック数及び時間基準期間へのVQI及びCBRのマッピングを構成し得る。別の例では、WTRUは、リンクに関連付けられたVQIから導出されたレートベースのQoSからリソースブロック数を決定し得る。
【0230】
[00242] 幾つかの例では、WTRUは、リンクに関連付けられたQoS属性に基づいて、各リンク及び/又はSLRBに必要なリソース量を決定するために、加重ファクタを適用し得る。例えば、WTRUは、閾値を超える信頼性要件(又はそのパラメータ)を有する無線ベアラ/リンクに乗法因子(例えば、1よりも大きい)を適用し得る。別の例では、WTRUは、閾値未満である待ち時間要件又はそのパラメータを有する無線ベアラ/リンクに乗法因子(例えば、1よりも大きい)を適用し得る。
【0231】
[00243] 幾つかの例では、WTRUは、リンク及び/又はベアラの確立前に、ある時間期間にわたりUMUSを監視/受信し得る。例えば、WTRUは、一意のリンク/ベアラを識別する、時間期間にわたり検出されたUMUSに基づいて確立された既存のリンク及び/又はベアラに基づいて受付制御を行い得る。幾つかの例では、WTRUは、例えば、リンク及び/又はベアラに関連付けられたQoS属性並びにリンク及び/又はベアラ及びそのQoSが、確立すべきリンクのQoSに影響を及ぼすか否かに基づいて、確立されたリンク/ベアラ(UMUS)のサブセットのみのUMUSを判断において考慮し得る。WTRUは、更に、共通のQoSパラメータを有するリンク/ベアラのみを考慮し、そのようなリンク/ベアラの組合せが別のQoSパラメータを超えないことを保証することにより、受付制御を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、例えば、受付制御が各基準の成功に依存する場合、受付制御が成功するか否かの判断に複数の判断又は基準を適用し得る。判断又は基準は、UMUSで示されるリソース(例えば、特定のタイプの)の総量;及び/又はUMUSにおいて確立されたリンク/無線ベアラの数(例えば重み付き)に基づいて実行され得る。
【0232】
[00244] 基準が、UMUSで示されるリソースの総量を含む幾つかの場合、WTRUは、まず、UMUS送信により特定される、リソースプール内の全てのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクにより使用されるリソースの総量を特定し得る。例えば、その量は、一定の時間期間にわたるリソースブロック数として測定することができる。WTRUは、検出された全てのUMUSにより(例えば、リソースの密度又は量の和により)確保されたリソース総量を特定し得る。
【0233】
[00245] 幾つかの例では、WTRUは、リンクを用いて送信されるVQI又は同様のQoSパラメータ(例えば、PPPP、PPPR)に基づいて(例えば、WTRUは、時間期間毎にVQI値と対応するリソース数(RB)との間の構成又は事前構成されたマッピングを有し得る);UMUSにおけるリンクに関連付けられたSLRB数に基づいて(例えば、WTRUは、リンク上の各SLRBのリソース使用の和に基づいてリンクの合計リソース使用を特定し得る);及び/又はUMUS信号自体での平均送信パケットサイズ又はデータレートに基づいて(例えば、WTRUは、VQIとパケットサイズとの組合せのリソース量へのマッピングを使用して、リンクにより使用されるリソース量を特定し得る)、既存のリンクにより使用される一定の期間内のリソース数を特定し得る。
【0234】
[00246] 幾つかの例では、WTRUは、確立すべきリンク/無線ベアラにより必要とされるリソース数と組み合わせた、UMUSにより既に確保されたリソース数(例えば、同じ時間期間にわたる)がプール内のリソースの総数未満、プール内のリソースのある割合未満又は構成若しくは事前構成された閾値未満である場合、受付制御が成功したと判断し得る。幾つかの例では、構成又は事前構成された閾値は、確立すべきリンクの任意のQoS属性(例えば、優先度)、既に確立されたリンクのQoS属性(例えば、UMUSに基づく)又はチャネルのCBRに依存し得る。
【0235】
[00247] 幾つかの例では、WTRUは、全てのUMUS送信から使用される特定のタイプのリソースの総量を特定し、そのタイプのリソースプール内の空きリソースの総数に基づいて受付制御判断を行い得る。タイプは、時間粒度(例えば、リソースがスロットであるか又はシンボルであるか;ニューメロロジー;及び/又は方向(例えば、1つ又は複数のアンテナビームでの送信に関連付けられた1つ又は複数の方向に関連付けられ得る。
【0236】
[00248] 基準が、UMUSで示される確立されたリンク/無線ベアラの数を含む場合、幾つかの例では、WTRUは、全てのUMUS送信に基づいて、確立されたリンク/無線ベアラの数を特定し得、WTRUは、プール内の無線ベアラ/リンクの総数が、構成又は事前構成された閾値未満のままである場合、特定のリンク/無線ベアラの受付制御が成功したと判断し得る。幾つかの例では、この閾値は、確立すべきリンクのQoS属性;UMUSに存在するリンクのQoS属性;及び/又はチャネルのCBRに依存し得る。幾つかの例では、WTRUは、加重係数を、UMUSで示される各無線ベアラ/リンク及び/又は確立すべき現在のリンク/ベアラに適用し得る。加重係数は、リンクに関連付けられたQoS属性;UMUSの受信電力(例えば、WTRUは、受信UMUS RSRPが構成又は事前構成された閾値よりも大きい無線ベアラ/リンクに1よりも大きい乗法因子を適用し得る);及び/又は実測CBRに基づき得る。幾つかの例では、実測CBRは、1つのみのタイプの送信(例えば、ブロードキャスト送信のみ、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信のみ)に確保されたリソースでのものであり得る。
【0237】
[00249] 閾値が、確立すべきリンクのQoS属性に依存する幾つかの場合、幾つかの例では、WTRUは、閾値を超える信頼性要件又はそのパラメータを有する無線ベアラ/リンクに乗法因子(例えば、1よりも大きい)を適用し得る。幾つかの例では、WTRUは、閾値未満の待ち時間要件又はそのパラメータを有する無線ベアラ/リンクに乗法因子(例えば、1よりも大きい)を適用し得る。幾つかの例では、WTRUは、無線ベアラ/リンクに関連付けられたVQIと併用するように構成された乗法因子を適用し得る。
【0238】
[00250] 幾つかの例では、WTRUは、確立されたリンク/ベアラの数の評価に重み0を適用する(すなわち特定のリンク及び/又はベアラを考慮しない)こともできる。
【0239】
[00251] 幾つかの例では、WTRUは、残っている利用可能なRSリソース送信構成の数;残っている利用可能なプリエンプションリソース構成;残っている利用可能なHARQリソース送信構成;及び/又は残っている利用可能なCQIリソース送信構成に基づいて受付制御を実行し得る。例えば、WTRUは、例えば、時間期間にわたる受信UMUS信号によって特定される、既に使用されている構成を除外することにより、利用可能な構成の数を特定し得る。幾つかの例では、WTRUは、利用可能な(すなわち使用されていない)構成の数が、構成若しくは事前構成又は予め決定された閾値(例えば、0)を超える場合;及び/又は干渉又は容量等の視点からいかなる既存の構成とも競合しない構成が存在し、リンク及び/又はSLRBの確立に選択することができる場合、受付制御が成功したと判断し得る(例えば、WTRUは、RS送信電力を、確立するリンクのQoSに関連付け得、WTRUは、許容可能なWTRU送信電力を超えない送信電力に関連付けられた構成が存在するか否かを更に判断し得る)。
【0240】
[00252] 幾つかの例では、WTRUは、QoSの待ち時間関連側面に基づいて、いずれの構成が既に使用中であるかを判断するためにUMUS信号を考慮する時間期間を決定し得る。例えば、待ち時間関連側面は、平均又は最悪事例PDBへのVQIのマッピングを含み得る。幾つかの例では、WTRUは、例えば、VQIから導出されたレート要件を最悪事例PDBに向けて調整することにより、QoSのレート関連側面に基づいて、その期間にわたり送信すべきリソース量を決定し得る。したがって、WTRUは、構成可能な期間毎のリソース数であるリソース密度が、PDB内で使用されるリソース量であると仮定し得る。幾つかの例では、WTRUは、同じ計算を確立された全てのリンク/ベアラに対して実行して、リソース使用可能性の現在の密度を特定し得る。幾つかの例では、この計算において、WTRUは、確立するリンク及び/又はベアラを含め、各リンク及び/又はベアラにQoSパラメータ又は信頼性/範囲に関連付けられた乗法因子を更に適用し得る。幾つかの例では、この因子は、信頼性/範囲導出パラメータ(例えば、VQIからの)の所与の値のネットワークにより構成され得る。幾つかの例では、確立すべきリンク及び/又はベアラのリソースを含め、構成可能な期間にわたる使用可能性リソースの総量がプール内のリソースの閾値割合(例えば、X%)未満である場合、リンク及び/又はベアラの受付制御は、成功したと見なされ得る。この例では、X%は、各プールでネットワークにより更に構成され得、WTRUは、実測CBRに基づいて、そのプールに適用可能な幾つかの閾値の1つから更に選択し得る。例えば、WTRUは、そのプールの各範囲のCBR値に適用される閾値(X%)を受信し得る。
【0241】
[00253] 幾つかの例では、WTRUは、特定のタイプのレート要件を有するアクティブリンク/ベアラの数がベアラの最大数を超えないように受付制御を実行し得る。幾つかの例では、ベアラの最大数は、待ち時間関連要件に基づいて決定され得る。例えば、より大きいデータバーストサイズへの要件(例えば、1つの特定のVQI値に関連付けられ得る)を有するリンク及び/又はベアラに対して受付制御を実行しているWTRUは、同じ要件を有する現在アクティブなリンク/ベアラの数を決定し得る。WTRUは、そのような各リンクが各リンクに関連付けられた最小PDBの時間フレーム内の幾つかのPRBを占有すると仮定することにより、そのようなアクティブリンクの許容可能な数を計算し得る。
【0242】
[00254] 幾つかの例は、UMUSに基づいてブロードキャスト送信のリソース選択を変更することを含む。例えば、WTRUは、リソース選択(例えば、ブロードキャストリソースの)を実行し得、リソース選択プロセス中、確立されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの数を考慮し得る。幾つかの例では、WTRUは、リソース選択中、1つ又は複数の動作を実行し得る。1つ又は複数の動作は、その搬送波でのリンク/ベアラの数又はその搬送波でリンク/ベアラに使用可能なリソース量が閾値を超える場合、搬送波の選択を回避すること、及び/又は全てのUMUSにおけるリンクの存在/数又は使用可能なリソース量に基づいて、特定のリソース選択パラメータをスケーリング又は変更することを含み得る。そのようなパラメータは、許容される連続リソース確保の数;各確保期間でリソースを維持(例えば、その確保を更新)する確率;搬送波選択のCBR閾値;SCIの検出に基づくリソース可用性を特定するためのRSRP閾値;バックオフ、検知時間、検出感度等のLBTパラメータ;有効/承認されたプリエンプション信号に関連付けられた最小エネルギー;及び/又はWTRUがリソース選択を用いて進めることができる、検知に基づいて利用可能と思われるリソースの割合を含み得る。
【0243】
[00255] 幾つかの例では、受付制御は、代表的な及び/又は過去のリソース選択手順に基づく。例えば、WTRUは、体表的なリソース選択手順又は一連のそのような手順を実行して、特定のリンク及び/又はベアラのリソースを確保し得、これらのリソース選択手順の結果に基づいて受付制御の結果を決定し得る。この状況では、代表的なリソース選択手順は、任意のリソースを実際に確保又は選択するために実行されるのではなく、チャネルの占有度を評価するために実行され得る。この状況では、代表的なリソース選択手順は、過去の瞬間からの記憶された検知結果の組に対して実行され得る。この状況では、代表的な各リソース選択手順は、予期された結果が、過去の瞬間に対応するWTRUに記憶された検知結果に対応する、その瞬間において実際に行われたリソース選択が有したことを表し得る。代替的に、受付制御に使用されるリソース選択手順は、同じプール、BWP及び/又は搬送波でのブロードキャスト/ユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信にリソースを選択するために実際に利用され、受付制御の実行前の構成又は事前構成された時間にわたり実行されたリソース選択手順を含み得る。例えば、WTRUは、必要とされる受付制御時(例えば、リンク確立判断)前に実行されたリソース選択手順の統計を維持し得、それらの統計に基づいて受付制御を実行し得る。
【0244】
[00256] 幾つかの例では、WTRUは、それぞれ異なるPDB又は待ち時間;異なる再送信数;異なるMCS、電力又は関連する送信パラメータ;異なるパケットサイズ;及び/又は異なるパケット周期(又は周期なし、例えばワンショットリソース選択)等の異なるリソース選択パラメータを有する複数の代表的なリソース選択手順を実行するように構成され得る。
【0245】
[00257] 幾つかの例では、WTRUは、例えば、受付制御が実行されているユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのQoS特性に基づいて、リソース選択パラメータの組(又は複数の組)を使用するように構成され得る。例えば、WTRUには、特定のVQIを有するユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに使用するリソース選択パラメータの組を構成し得る。そのような構成後、WTRUは、これらのパラメータを用いて複数の順次リソース選択手順を実行して、特定のリンク及び/又はベアラの受付制御が成功であるか否かを判断し得る。代替的に、WTRUに、特定のVQIの複数の組のリソース選択パラメータを提供し得、WTRUは、それぞれ異なる組のパラメータを用いて、代表的なリソース選択手順を並列で又は順次実行して、新しいリンク及び/又はベアラの受付を判断し得る。
【0246】
[00258] 幾つかの例では、WTRUには、WTRUが過去のリソース選択手順の結果を考慮に入れるべきであるそのような過去のリソース選択手順に関連する特定の基準(例えば、本明細書で説明されるもの等)を構成し得る。例えば、特定のVQIを有するリンクの場合、WTRUは、PDBが閾値を下回るか又は再送信数が閾値を上回る等の過去のリソース選択手順のみを受付制御のリソース選択の一環として考慮するように構成され得る。そのような構成後、WTRUは、これらの特定の基準を満たす過去のリソース選択手順のみに基づいてリンクの受付制御を実行し得る。
【0247】
[00259] 幾つかの例では、WTRUは、代表的な及び/又は過去のリソース選択手順の成功の数又は頻度に基づいて受付制御の結果を判断し得る。例えば、受付制御は、代表的な及び/又は過去のリソース選択手順の閾値数(N)又は閾値割合(X%)が成功した場合;最新の代表的な及び/又は過去のリソース選択手順の閾値数(M)が全て成功した場合;及び/又はリソース選択手順の閾値平均(Y%)が、閾値可用性ターゲット(例えば、LTEでは20%)を達成するために閾値の変更を必要としない場合、成功したと判断し得る。これらの各事例において、N、X%、M、Y%及び可用性ターゲットの値は、NW構成;WTRU測定のCBR;及び/又は確立すべきリンクに関連するQoSパラメータに依存し得る。
【0248】
[00260] 幾つかの例では、WTRUは、過去のリソース選択手順及び代表的なリソース選択手順からの結果の組合せに基づいて受付制御の結果を判断し得る。例えば、WTRUは、最小数のリソース選択手順(例えば、過去の及び/又は代表的な)に基づいて受付制御を行うように求められ得る。幾つかの例では、WTRUは、十分な数の過去のリソース選択手順を有さないと判断する場合、構成された最小を満たすように受付制御時に代表的なリソース選択手順を実行し得る。
【0249】
[00261]
図8は、代表的なリソース選択に基づいて受付制御を行う一例の手順800を示すフローチャートである。ステップ810において、ベアラ/リンクに関連付けられたQoS情報を用いて、ベアラ及び/又はリンク確立を開始し得る。ステップ870において、WTRUは、構成若しくは事前構成及び/又はCBRを使用して、受付制御で実行が試行されるリソース選択の数及び試行されるリソース選択に使用するパラメータ(例えば、PDB-パケット遅延バジェット、周期性及び/又はリソース選択のパケットサイズ、可用性閾値等)を決定し得る。これらの値は、各ベアラQoS及び/又はCBRに構成若しくは事前構成され得るか又は予め定義され得る。幾つかの例では、WTRUは、受付制御の成功を宣言するのに必要なリソース選択手順の成功数を決定し得る。受付制御の成功を宣言するのに必要なリソース選択手順の成功数は、(予め)構成又は予め定義することもできる。例えば、受付制御は、リソース選択手順の成功数が構成された量を超える場合、成功したと判断し得る。WTRUは、構成又は事前構成された可用性閾値(すなわち検知手順により特定される使用に利用可能なリソースの割合)に基づいて、1つのリソース選択手順の成功を判断し得る。例えば、1つのリソース選択手順は、検知結果に基づく利用可能なリソースが可用性閾値を超える場合、成功である。
【0250】
[00262] ステップ820において、WTRUは、ベアラ及び/又はリンクのQoSに基づいて代表的なリソース選択のパラメータを決定し得る。パラメータは、本明細書で考察されるように、手順800において行われる代表的なリソース選択の試行数及び実行すべき各リソース選択手順に固有のパラメータ数を含み得る。特に、PDB(各リソース選択手順で使用すべきパケット遅延バジェット)、データの周期性及び各リソース選択手順で使用すべきパケットサイズがステップ870において決定され得る。ステップ830において、WTRUは、本明細書で考察されるように、リソース選択成功/失敗基準、すなわち代表的なリソース選択手順が成功するか否かを判断するための基準を決定し得る。リソース選択手順の成功/失敗基準は、ステップ870において決定された可用性割合閾値を検知結果が上回る/下回ることに基づいて、利用可能なリソースの数に関して定義され得る。受付制御成功/失敗基準は、リソース選択手順成功の割合が、ステップ870において決定された失敗割合閾値を上回る/下回ることに関して定義され得る。ステップ840において、WTRUは、記憶された検知結果を使用して代表的なリソース選択手順を実行し得る。特に、UEは、検知結果から空きリソースを特定することにより、(予め)構成されたパラメータ(例えば、待ち時間/PDB、周期性等)の組を使用して共有リソース(リソースプール)の組からリソースを選択し得る。UEは、潜在的に異なる瞬間に関連付けられた異なる検知結果を使用して、ステップ870において決定された試行数を使用してリソース選択手順を実行し得る。代表的なリソース選択手順は、本明細書で考察されるように検知結果に基づき得る。特に、UEは、過去の異なる瞬間に行われた検知の結果を記憶し得、過去の特定の瞬間に関連付けられた検知結果を使用してリソース選択手順を実行し得る。幾つかの例では、リソース選択手順は、WTRUが入力パラメータに基づいて空きリソースを特定することを含み得る。
【0251】
[00263] ステップ850において、WTRUは、本明細書で考察されるように、成功/失敗基準に基づいて代表的なリソース選択を評価し得る。特に、WTRUは、各リソース選択手順が成功したか否かを判断し得る。WTRUは、リソース選択手順の成功の総数又は割合が、構成された閾値を上回るか否かを判断して、受付制御が成功したか否かを判断し得る。ステップ860において、ステップ850における評価に基づくベアラ及び/又はリンク確立判断がピアWTRU及び/又はWTRUの上位レイヤに提供される。特に、WTRUは、受付制御に成功する場合、ベアラ/リンクを確立できることを上位レイヤに通知し得る。
【0252】
[00264] 幾つかの例では、代表的なリソース選択手順ではなく、過去のリソース選択手順が使用される場合、手順800は、ステップ840におけるリソース選択手順を実行するステップを無視し、代わりに基準を満たす過去のリソース選択手順の結果を使用することにより変更され得る。
【0253】
[00265] 幾つかの例では、受付制御は、検知結果に基づく。例えば、WTRUは、受付制御判断のトリガー前に、ある時間期間にわたりWTRUに常に維持及び/又は分析され、1つ又は複数のプール、搬送波及び又はBWPに関連付けられたCBR測定値等の検知又は測定値;構成された時間にわたるLBT成功/失敗数(例えば、チャネルへのそれ自体のアクセス又はUMUSにおいて送信される測定結果に基づく);構成された時間にわたり検出されたプリエンプション信号の数;検知結果(例えば、1つ又は複数のプールの検知中に検知されたSCIにおける情報を含む);WTRUの他の進行中のユニキャストリンク(例えば、同じプール内のリンク)に関連するメトリック(例えば、平均送信速度);手順の発見手順中のチャネル品質(例えば、CQI、経路損失)の測定値;及び/又はWTRUにおけるQoS関連測定値若しくはメトリック又は他のWTRUから受信される測定値若しくは他のWTRUから受信されるメトリック(例えば、UMUSにおいて)に基づいて受付制御を実行し得る。
【0254】
[00266] WTRUには、閾値測定値又は上記測定値のいずれか又は組合せの閾値を構成し得、満足される(例えば、測定値が、適宜、閾値を下回るか又は上回る)場合、リンク及び/又はベアラの受付制御は、成功したと見なされる。幾つかの例では、そのような閾値は、確立されるリンク及び/又はベアラに関連付けられたQoSパラメータに依存し得る。
【0255】
[00267] 幾つかの例は、CBRに基づく受付制御を含む。例えば、WTRUには、各VQIのCBR閾値を構成し得る。WTRUが、特定のVQIを有するベアラのリンク及び/又はベアラ確立を開始する場合、実測CBRが、関連付けられたCBR閾値を上回るとき、受付制御は、失敗したと見なされ得る。幾つかの例では、WTRUには、待ち時間、信頼性、優先度、範囲及びレートのQoS関連パラメータのそれぞれ(又はいずれか)のCBR閾値を構成し得る。幾つかの例では、WTRUは、確立すべき無線ベアラにマッピングされるフローの関連するQoSパラメータに基づいて、それらの無線ベアラに適用可能なQoSパラメータを決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、そのベアラに関連付けられた、関連するQoSパラメータに適用可能な値(例えば、優先度、信頼性等)を決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、CBRが、そのベアラに関連するQoSパラメータのそれぞれのQoSパラメータ固有閾値のそれぞれを下回る場合、無線ベアラの受付制御が成功したと判断し得る。
【0256】
[00268] 幾つかの例では、WTRUは、検知結果に基づいて受付制御を実行する。例えば、WTRUは、受付制御判断前に、ある期間にわたり他のWTRUのSCI送信から特定された検知結果に基づいて受付制御ルールを決定し得る。幾つかの例では、受付制御判断は、確立されるリンク及び/又はベアラのQoS側面に更に依存し得る。幾つかの例では、WTRUは、検知結果を常に維持し得、受付制御判断前、時間(T)中に結果に基づいて受付制御判断を定義し得る。幾つかの例では、受付制御の実行に使用される検知結果は、1つ又は複数のプール、BWP及び/又は搬送波から導出され得る。幾つかの例では、受付制御判断は、1つのファクタ又は複数のファクタの組合せに依存し得る。幾つかの例では、1つ又は複数のファクタは、観測された非周期的トラフィックの量、観測された周期的トラフィックの量、非周期的トラフィックに対する周期的トラフィックの相対量、観測されたユニキャスト及び/又はマルチキャストトラフィックの量又はブロードキャストトラフィックと比較した、観測されたユニキャスト及び/又はマルチキャストトラフィックの相対量;観測された周期的、非周期的なユニキャスト、マルチキャスト及び/又はブロードキャストトラフィックのQoS特性;及び/又は特定の粒度の確保されたリソース数を含む。
【0257】
[00269] 受付制御判断が、観測された非周期的トラフィックの量に依存する幾つかの場合、WTRUは、非周期的トラフィック(例えば、ワンショット)に関連付けられたリソースの量又は割合を測定し得、この値が閾値を上回る/下回る場合、リンク及び/又はベアラの確立を可能にし得る。受付制御判断が、観測された周期的トラフィックの量に依存する幾つかの場合、WTRUは、確保された(例えば、フォワードブッキング又は同様の確保法を使用して)リソースの量又は割合を測定し得、この値が閾値を上回る/下回る場合、リンク及び/又はベアラの確立を可能にし得る。受付制御判断が、非周期的トラフィックに対する周期的トラフィックの相対量に依存する幾つかの場合、WTRUには、非周期的トラフィックに対する周期的トラフィックの許容可能な比率を構成し得、WTRUは、測定された比率が閾値を上回る/下回る場合、リンク及び/又はベアラの確立を可能にし得る。受付制御判断が、観測されたユニキャスト及び/又はマルチキャストトラフィックの量(例えば、場合によりブロードキャストと比較した)に依存する幾つかの場合、WTRUは、SCIにおけるユニキャストインジケータの検出;SCIにおけるHARQプロセスID等の検出;HARQ送信(又はHARQ送信に確保されたリソース)の検出;及び/又はCSI基準信号又はそのような送信及び/又はCSIフィードバック送信に確保されたリソースの検出に基づいて、ユニキャスト及び/又はマルチキャストトラフィックの量又は割合を特定し得る。幾つかのそのような場合、WTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信の量若しくは割合又はブロードキャスト送信に対するそのような送信の比率が適宜閾値を上回るか又は下回る場合、リンク及び/又はベアラの確立を可能にし得る。受付制御判断が、観測された周期的、非周期的ユニキャスト、マルチキャスト及び/又はブロードキャストトラフィックのQoS特性に依存する幾つかの場合、WTRUは、そのような送信に関連付けられたSCIからの送信のVQI又はVQI(例えば、信頼性、待ち時間、優先度、レート、範囲)から導出される任意のQoS関連パラメータを特定し得る。幾つかのそのような場合、WTRUは、観測された送信の最悪、平均、最良、総合及び/又は主要なQoSに基づいて上記閾値のいずれかを更に変更又は選択し得る。受付制御判断が特定の粒度の確保されたリソース量に依存する幾つかの場合、WTRUは、確保されたシンボルベース又はスロットベースのリソースの量又は割合を特定し得、この値が閾値を上回る/下回ることに基づいて受付制御を実行し得る。
【0258】
[00270] 幾つかの例では、WTRUは、ある時間期間にわたるSCIの監視から特定されるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBの数の推定に基づいて、受付制御を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、更に、UMUSの受信に関連する方法と同様の方法を使用して、リソース使用の推定量又は密度を特定し得、使用されたリソースの割合の特定に基づいて受付制御決定を行い得る。
【0259】
[00271] 幾つかの例は、QoS関連測定値及び/又はメトリックに基づく受付制御を含む。例えば、WTRUには、本明細書で考察されるように、QoS関連測定値及び/又はメトリックに基づく受付制御ルールを構成し得る。幾つかの例では、WTRUは、そのような測定値及び/又はメトリックをそれ自体の送信から及び/又は他のWTRUによるブロードキャストから取得されたメトリックに基づいて取得し得る。例えば、WTRUは、UMUS若しくは別のWTRU間メッセージにおいて他のWTRUからそのようなメトリックを取得し得、及び/又はWTRUは、リンク及び/又はSLRB確立に関連付けられたRRCシグナリング中、そのようなメトリックを取得し得る。幾つかの例では、WTRUは、地理的エリア、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト関係及び/又はQoS又は送信タイプに基づいて、受付制御判断にメトリックを考慮するWTRUを更に制限し得る。
【0260】
[00272] WTRUが、地理的エリアに基づいて、受付制御判断にメトリックを考慮するWTRUを制限する幾つかの場合、WTRUは、受付制御を実行中のWTRUに関連する地理的ゾーン又は他のエリア内のWTRUから受信されるメトリックのみを考慮し得る。WTRUが、ユニキャスト及び/又はマルチキャスト関係に基づいて、受付制御判断にメトリックを考慮するWTRUを制限する幾つかの場合、WTRUは、WTRUがユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク若しくはSLRBの確立を意図しているWTRU又はWTRUが、現在、アクティブユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク/SLRBを有するWTRUから受信されるメトリックのみを考慮し得る。WTRUが、QoS又は送信タイプに基づいて、受付制御判断にメトリックを考慮するWTRUを制限する幾つかの場合、WTRUは、受付制御が必要とされるリンク及び/又はSLRBと同じ送信タイプ(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト、モード1及び/又はモード2)又はQoS(例えば、同じ若しくは同様のVQI若しくはQoS関連属性)を有するWTRUから受信されるメトリックのみを考慮し得る。
【0261】
[00273] 幾つかの例では、受付制御基準及び/又はWTRU測定値は、支配的なQoS特性に依存し得る。例えば、幾つかの送信は、厳密な待ち時間要件を有し得るが、あまり厳密ではない要件を信頼性に対して有し得る(又は信頼性に対する要件を全く有さない)。例えば、WTRUは、確立されるリンク及び/又はベアラのQoSに基づいて受付制御測定値及び/又は基準を更に決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、確立されるリンク及び/又はベアラのQoSに応じて、受付制御に異なる構成又は事前構成された測定値及び/又は基準(例えば、本明細書で考察される)を適用し得る。幾つかの例では、WTRUには、各VQIの測定値及び/又は基準を構成又は事前構成し得、WTRUは、構成された測定値及び/又は基準を、関連付けられたリンクのVQIに従って適用し得る。幾つかの例では、WTRUは、確立されるベアラ/リンクに関連付けられたVQIからQoS特性(例えば、待ち時間、信頼性等を含み得る1つ又は複数の支配的なQoS特性)を決定し得、そのような特性に関連付けられた、構成された測定値及び/又は基準を使用して受付制御判断を行い得る。例えば、待ち時間が支配的な(例えば、待ち時間が厳しいQoS要件を有する)ベアラ/リンクの場合、WTRUは、特定の粒度の確保されたリソースの実測量及び/又は確保された周期的リソースの総量を使用し得る。信頼性が支配的なベアラ/リンクの場合、WTRUは、非周期的リソースの実測量を使用し得る。範囲が支配的なベアラ/リンクの場合、WTRUは、発見中、チャネル測定値を使用し得る。所与のQoS特性又はVQIの測定値及び/又は基準の他の組合せも可能であり、当業者に明らかになるであろう。
【0262】
[00274] 幾つかの例は、既存のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションを含む。例えば、受付制御を実行しているWTRUは、受付制御を成功させるために、1つ又は複数の既存のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションの実行を決定し得る。幾つかの例では、プリエンプションは、WTRUが既に確立したリンクに対して実行され得るか、又は異なる組のWTRU間のリンクに対して実行され得る。
【0263】
[00275] 幾つかの例では、WTRUは、それ自体のユニキャスト及び/又はマルチキャストの確立のための受付制御中、1つ又は複数の確立されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク(例えば、それ自体のリンク又は他のWTRU間のリンクのいずれか)のプリエンプトを決定し得る。例えば、WTRUは、1つ又は複数の既存のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの存在に起因して、現在、確立することができない新しいリンクの確立を決定する(例えば、本明細書に記載される技法に基づいて)場合、又はリンクの確立により、そのリンク又は他の既に確立されたリンク(例えば、優先度のより高い他のリンク)のQoS要件を満たすことが潜在的にできなくなる場合、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプトを決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、他のWTRUにより送信されるUMUS信号を受信したことに基づいて、既存のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを認識し得る。代替的に、WTRUは、1つ又は複数の無線ベアラ及び/又はユニキャストリンクに多重化されたQoSフローのプリエンプトを決定し得る。
【0264】
[00276] 一般性を失うことなく、プリエンプションの様々な例をリンクのプリエンプション又は無線ベアラのプリエンプションに関して本明細書で論じ得るが、例、実施形態、状況及びシナリオは、説明を容易にするために、2つの一方のみを参照するにも関わらず、プリエンプションは、リンク若しくは無線ベアラのいずれか又はリンク及び無線ベアラの両方に適用され得ることが留意される。
【0265】
[00277] 幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション信号を送信して、ある時間期間にわたりユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを一時停止し得る。例えば、WTRUは、同じ1つ又は複数のWTRUを用いて新しいリンク又は無線ベアラをセットアップするために使用されるリンク確立シグナリングにおいて、その既存の無線ベアラの1つをプリエンプトし得る。幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション信号を送信して、強制的にユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに異なるプール、BWP、搬送波又は同様の組のリソースを使用させ得る。幾つかの例では、WTRUは、確立するリンクのQoS;チャネルの現在の占有率;構成;及び/又はプリエンプトに適したユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの存在に基づいてプリエンプションを実行することができるか否かを判断し得る。
【0266】
[00278] WTRUが、確立するリンクのQoSに基づいてプリエンプションを実行することができるか否かを判断する幾つかの場合、WTRUには、QoS特性の1つに関連付けられた閾値及び/又は閾値優先度であって、閾値優先度を上回る場合、WTRUは別のリンクのプリエンプションを実行することができる、閾値優先度を構成し得る。WTRUが、チャネルの現在の占有率に基づいてプリエンプションを実行することができるか否かを判断する幾つかの場合、WTRUには、CBRの閾値を構成し得、WTRUは、現在の実測CBRが閾値を上回る場合のみ、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのプリエンプションを実行し得る。WTRUが、プリエンプションの実行を可能にするように構成された構成に基づいてプリエンプションを実行することができるか否かを判断する幾つかの場合、この構成は、WTRUに固有であるか、確立するリンクのQoSクラスに固有である(例えば、リンク/無線ベアラに関連付けられたVQI)か、又はプール/BWP/搬送波に固有であり得る。
【0267】
[00279] WTRUが、プリエンプトに適した1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの存在に基づいてプリエンプションを実行することができるか否かを判断する幾つかの例では、WTRUは、プリエンプションに使用することができるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを見つけることが可能な場合(例えば、UMUSの監視に基づいて)、プリエンプションを実行し得る。幾つかの例では、そのようなリンクを見つける条件は、本明細書で説明されたように、リンクの選択において説明されたものと同じであり得る。例えば、WTRUは、確立するリンクよりも優先度が低い既存のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクがある場合、ユニキャストリンクのプリエンプションを実行し得る。
【0268】
[00280] 幾つかの例では、プリエンプションを実行することができず、所与のプール、搬送波及び/又はBWP又はプール、搬送波及び/又はBWPの組でリンクに求められるQoSを達成することができないWTRU(例えば、受付制御手順の失敗に基づいて)は、上位レイヤに失敗を通知し得る。
【0269】
[00281] 幾つかの例では、WTRUは、優先度及び/又はQoSに基づいて;確立するリンクの属性の満足度に基づいて;1つ又は複数のいずれのWTRUがリンクに関連付けられるかに基づいて;場所;及び/又は同様のリソースパターン及び/又はシグネチャの使用に基づいて、プリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択し得る。
【0270】
[00282] WTRUが、優先度及び/又はQoSに基づいてプリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択する幾つかの場合、WTRUは、UMUSの監視等からの検出されたアクティブリンクの組に基づいて、最も低い優先度を有するユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択し得る。WTRUは、プリエンプトするリンクの決定に優先度、データレート、待ち時間、範囲又は信頼性のいずれか又は組合せを使用し得る。例えば、WTRUは、場合により、構成又は事前構成された数の優先度レベルだけ、確立されるリンクの優先度よりも優先度が低いリンクの1つ(例えば、受信UMUS信号において決定するものから)を選択し得る。WTRUは、プリエンプション信号を送信して、選択されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクをプリエンプトし得る。
【0271】
[00283] WTRUが、確立されるリンクの属性の満足度に基づいて、プリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択する幾つかの場合、例えば、WTRUは、確立する必要があるリンクと最も同様のリソース量を確保するか、若しくは最も同様のQoS特性(例えば、パケットサイズ、信頼性等)を有するリンクを選択し得るか、又はWTRUは、確立するリンクの要件を満たすためにプリエンプトする必要があるリンクの数を最小にするリンクを選択し得る)。別の例では、WTRUは、確立されるリンクの要件を満たすためにプリエンプトする必要があるリンクの数を最小にするリンクを選択し得る。別の例では、WTRUは、確立されるリンクの推定パケット到着時間に最も近いパケット到着時間を有するユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択し得る。例えば、WTRUは、周期的トラフィックを送信している既存のユニキャストリンクのパケット到着時間を特定し得る。そのような特定は、ある時間期間にわたりSCIを検知することにより行われ得る。WTRUは、確立されるリンクに最も近いパケット到着時間を有し、確立されるリンクよりも低い優先度を有するものとして、プリエンプトされるユニキャストリンクを選択し得る。
【0272】
[00284] WTRUが、いずれの1つ又は複数のWTRUがリンクに関連付けられているかに基づいて、プリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択する幾つかの場合、例えば、WTRUは、それ自体の進行中のリンクの1つ又は進行中のリンクを有するWTRUのリンクをプリエンプトし得る。幾つかの例では、WTRUは、例えば、プリエンプトするSLRBを選択するために及び/又は選択基準に関して、それ自体のSLRB又は異なるWTRU間のSLRBを等しく見なし得る。幾つかの例では、WTRUは、それ自体のSLRBをプリエンプトし得、それから他のSLRBのプリエンプションを考慮し得る。例えば、プリエンプトするSLRBの選択は、以下のルールに基づき得る:1)WTRUは、上記基準を満たすアクティブなSLRBを有する場合、それ自体のSLRBの最初の1つを選択し、他の場合、別のSLRBを選択し;及び/又は2)WTRUは、それ自体のSLRB又は別のWTRUのSLRBに向けて判断をバイアスするバイアスを、選択手順で使用される任意のパラメータに適用することにより、それ自体のSLRB及び別のWTRU SLRB間で選択され得る(例えば、優先度レベル閾値であって、それ未満ではSLRBがプリエンプションに選択され、そのために、そのような閾値が新しいSLRBの優先度に相対し得る、優先度レベル閾値は、WTRUのそれ自体のSLRB及び別のWTRUのSLRBで異なり得る)。
【0273】
[00285] WTRUが、場所に基づいてプリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択する幾つかの場合、例えば、WTRUは、リソースが、新しいユニキャストリンクに必要とされるゾーンと同じエリア(例えば、ゾーン、地理的場所及び/又は方向)で確保されるリンクのみでのプリエンプションを考慮し得る。幾つかの例では、WTRUは、通信中の1つ又は複数のWTRUが、確立されるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられる1つ又は複数のWTRUに最も近いユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択し得る。幾つかの例では、WTRUは、SCI/UMUS又はWTRUによる同様の1つ又は複数の送信におけるWTRU場所の検出(場合により速度/方位と組み合わせに基づいて及び/又はユニキャストリンクにおけるWTRUによる送信のRSRP等の測定値に基づいて、進行中の1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの近接性を特定し得る。幾つかの例では、WTRUは、そのような測定値の1つ又は複数に基づいて、それ自体の場所に最も近く(例えば、最も高い受信RSRP)、より低い優先度を有するユニキャストリンクのプリエンプトを選択し得る。
【0274】
[00286] WTRUが、同様のリソースパターン及び/又はシグネチャの使用に基づいてプリエンプトする1つ又は複数のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを選択する幾つかの場合、WTRUは、確立されるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに選択されたリソース使用パターンと同じであるか、又は重複するリソース使用パターン(例えば、プール又はユニキャストリンクに割り当てられた時間/周波数リソースのパターン)を使用するユニキャスト及び/又はマルチキャストを選択し得る。幾つかの例では、そのようなパターンは、スクランブルコード又はホッピングシーケンス等の送信シグネチャを含むこともできる。幾つかの例では、WTRUは、同じ(又は重複する)パターン/シグネチャに基づいて、確立されるリンクよりも低い優先度を有するWTRUのプリエンプトを選択し得る。
【0275】
[00287] 幾つかの例では、リンクプリエンプション選択は、プリエンプション信号を送信するWTRU又はそれを受信するWTRUにおいて実行され得る。例えば、WTRUは、まず、プリエンプトするユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを決定し得、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUの1つ又は複数に送信されるプリエンプション信号においてそのリンクを示し得る。幾つかの例では、プリエンプションを受信するWTRUは、プリエンプション信号において示されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBをプリエンプトし得る。代替的に、WTRUは、プリエンプションが送信されるWTRUを選択し得、プリエンプション信号を受信したWTRUは、本明細書で考察されたルールを使用して、プリエンプトするためにいずれのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRBに関連付けられるかを決定し得る。
【0276】
[00288] 幾つかの例では、WTRUは、確立される、計画されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク以下の優先度を有する全ての進行中のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを考慮し得る。例えば、これらのリンクに基づいて、WTRUは、まず、確立されるリンクと同じ若しくは略同様のQoSプロファイル又は同じ若しくは略同様の値のQoS属性(すなわち優先度以外)を有する既存のリンクをプリエンプトすると決定し得、そのリンクをプリエンプトに選択し得る。
【0277】
[00289] 幾つかの例では、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクをプリエンプトすると決定したWTRUは、SCIにおける情報又はPSCCHでの別の送信を使用して;PSSCHで送信されるMAC CE又はRRCメッセージを使用して;PSBCHでのMIB送信を使用して;及び/又はプリエンプション信号の送信専用のチャネルでのメッセージを使用してプリエンプション信号(例えば、要求)を送信し得る。
【0278】
[00290] 幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション信号に情報を含み得る。情報は、プリエンプション信号を送信するWTRUのUE ID;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクがプリエンプション中である1つ又は複数のWTRUのUE ID;プリエンプトされるリンクのリンクID;プリエンプトされる無線ベアラの無線ベアラID;ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUの1つ又は複数を識別する1つ又は複数の宛先アドレス;リンク/無線ベアラをプリエンプトすべき時間期間;プリエンプトすべきリンク/ベアラに関連付けられたQoSパラメータ及び/又は受付がリンク及び/又はSLRBのプリエンプションを生じさせるリンク/ベアラ又はパケットに関連付けられた1つ又は複数のQoSパラメータ及び/又はリンク/ベアラIDを含み得る。
【0279】
[00291] WTRUが、プリエンプトすべきリンク/ベアラに関連付けられた1つ又は複数QoSパラメータを含む場合、1つ又は複数のパラメータは、プリエンプトすべきリンクに関連付けられた1つ又は複数の優先度を含み得(例えば、WTRUは、特定の優先度レベルよりも低い優先度を有する全てのユニキャストリンクをプリエンプトし得る);及び/又はVQI又はVQIの組を含み得る(例えば、WTRUは、プリエンプションが適用される1つのVQI値又はVQI値の組/範囲に関連付けることができるプリエンプション信号を送信し得る)。
【0280】
[00292] 幾つかの例は、リンク確立中のプリエンプションリソースの確保を含む。例えば、WTRUは、リンク及び/又はベアラの確立中、そのユニキャスト及び/又はグループキャストリンク及び/又はベアラのプリエンプションに使用することができるリソースを確保し得る。幾つかの例では、WTRUは、本明細書で更に考察する確保信号を使用して又はUMUSを使用して、所与のリンク及び/又はSLRBを他のWTRUにプリエンプトするために使用されるプリエンプションリソースをブロードキャストし得る。
【0281】
[00293] 幾つかの例では、WTRUは、構成又は事前構成された許容可能なリソース及び/又は周期性の組又はプールに基づいて、時間及び/又は周波数リソース及び/又はプリエンプションリソースの周期性を選択し得る。例えば、プリエンプションに使用すべきリソースのプールは、各WTRUに構成又は事前構成され得る。各ユニキャストリンクは、プリエンプションプール内のそのようなリソースのサブセット又はパターンを更に確保し得る。WTRUは、確立されるリンク又はSLRBのQoS;プリエンプションプール内の予め定義されたパターン;及び/又はリソース可用性等の1つ又は複数の基準に基づいて、許容された組から特定のプリエンプションリソースを選択し得る。
【0282】
[00294] WTRUが、確立されるリンク又はSLRBのQoSに基づいて、許容された組から特定のプリエンプションリソースを選択する幾つかの場合、WTRUは、リンク若しくはSLRBの優先度がより高い場合又はリンク若しくはSLRBの待ち時間がより短い場合、より頻繁に行われるリンクのプリエンプションにリソースの組を選択し得る。幾つかの例では、これは、リンク/SLRBが高優先度及び/又は低待ち時間に関連付けられている場合、リンク又は関連付けられたSLRBをプリエンプトするより多くの機会を提供する。幾つかの例では、そのようなより大きい機会は、より高い優先度のリンク及び/又はSLRBが、更に高い優先度のリンク/SLRBによってのみプリエンプトされ得る状況と一貫し得る。
【0283】
[00295] WTRUが、プリエンプションプール内の予め定義されたパターンに基づいて許容された組から特定のプリエンプションリソースを選択する幾つかの場合、WTRUは、ある予め定義されたパターン(例えば、一例の1つの予め定義されるパターンとして、Nサブフレーム毎にくり消されるサブフレーム1中のRB1)に基づいて、関連付けられたリンク及び/又はSLRBにプリエンプションリソースのみを選択し得る。
【0284】
[00296] WTRUが、リソース可用性に基づいて(例えば、検知及び測定値に基づく)許容された組から特定のプリエンプションリソースを選択する幾つかの場合、WTRUは、検知手順(例えば、SCI復号化、RSSI測定等)を実行して、空きリソース又は占有されたリソースを特定し得、空きリソースの組からプリエンプションリソースを選択し得る。代替的に、WTRUは、既に存在しているユニキャストリンク(例えば、他のWTRUからの受信された全てのUMUSにより特定される)に関連付けられたプリエンプションリソースを除外し得、残りの許容可能なリソースから、確立されるリンク及び/又はSLRBのプリエンプションリソースを選択し得る。
【0285】
[00297] 幾つかの例では、プリエンプションリソースの予め定義されたパターンの組が存在し得、それぞれが1つ又は複数のVQIに関連付けられ得る。例えば、WTRUは、確立されるリンクに関連付けられたVQI又は最も高いVQIに関連付けられた予め定義されたパターンから選択し得る。幾つかの例では、WTRUは、ある期間にわたり、他のWTRUによるUMUS送信の検出に基づいて、他のWTRUにより現在使用中の任意のパターンを除外し得る。幾つかの例では、WTRUは、プリエンプションリソースのパターンをランダムに選択し得る(例えば、残りの組のパターンから)か、又はある期間にわたり測定された最も低いRSSIを有するパターンを選択し得る。幾つかの例では、パターンが選択された後、WTRUは、そのようなパターンに関連付けられたインデックス又は識別子を確保信号又はUMUSで送信し得る。
【0286】
[00298] 幾つかの例は、そのリンクに確保されたプリエンプションリソースでプリエンプションメッセージを送信することを含み得る。例えば、既存のリンク及び/又はSLRBのプリエンプトを決定するWTRUは、そのリンク及び/又はSLRBのプリエンプションに関連付けられたリソースでのみプリエンプションメッセージを送信し得る。幾つかの例では、WTRUは、他のWTRUによるUMUS送信の検出に基づいて、そのようなリソースを決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション決定前に、時間(T)にわたり受信したUMUS送信の復号化に基づいて、ユニキャストリンク及び/又はSLRBをプリエンプトすべきか否か及びいずれをプリエンプトすべきかを更に判断し得る。例えば、WTRUは、Tにわたり受信したUMUSに基づいて、認識している確立された全てのリンクのうち、最も低い優先度を有するリンク及び/又はSLRBを選択し得る。幾つかの例では、リンク及び/又はSLRBが選択された後、WTRUは、そのリンク及び/又はSLRBに対してUMUSで示されたリソースでプリエンプションメッセージを送信し得る。
【0287】
[00299] 幾つかの例は、承認シグナリングを含む。幾つかの例では、WTRUは、リンク確立を開始/完了する前に、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUの1つ又は複数からのプリエンプション承認信号の受信を待ち得る。幾つかの例では、WTRUは、閾値時間量中にプリエンプション承認を受信しなかった場合、プリエンプション信号の送信を繰り返し得る。幾つかの例では、WTRUは、少なくとも1つのプリエンプション承認信号の受信に基づいて、リンクのプリエンプション成功を判断し得、したがってリンク確立を開始/完了し得る。代替的に、WTRUは、閾値数(N)のWTRUからの承認の受信に基づいて、リンクのプリエンプション成功を判断し得る。幾つかの例では、Nは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUの数(例えば、ユニキャストの場合、2)に等しい値であり得るか、又はNは、構成又は事前構成され得る。
【0288】
[00300] 幾つかの例は、プリエンプション信号の受信を含む。幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション信号が、そのWTRU自体のソースアドレス又はユニキャストアドレスに一致する宛先アドレスを含む場合;プリエンプション信号がWTRUのアクティブベアラの1つの無線ベアラIDを含む場合;及び/又はプリエンプション信号が、WTRUの確立したリンク/ベアラの1つのVQI又はQoS関連パラメータに一致するVQI又はQoS関連パラメータを含む場合、受信したプリエンプション信号が、現在確立されたベアラ/リンクに適用可能であると判断し得る。
【0289】
[00301] 幾つかの例では、WTRUは、プリエンプション信号の受信に基づいて1つ又は複数を実行し得る。例えば、プリエンプション信号の受信に基づいて、WTRUは、プリエンプション承認信号又はメッセージをプリエンプトWTRUに送信し得;上位レイヤに、無線ベアラ又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクのリリース又は一時停止を通知し得;プリエンプション信号で示された時間期間にわたり、対象の無線ベアラ/リンクに関連付けられたパケットの送信を遅延させ得;無線ベアラリリース又はリンクリリースメッセージをユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク内の1つ又は複数のピアWTRUに送信し得:gNBに無線ベアラ又はリンクのリリース又は遅延を通知し得;及び/又は搬送波切り替え、BWP切り替え又はプール切り替え(例えば、チャネル切り替えメッセージを送信することにより)を実行する1つ又は複数のピアWTRUとの手順を開始し得る。
【0290】
[00302] 幾つかの例では、プリエンプション信号は、閾値VQI又は閾値QoSレベル(例えば、閾値優先度レベル)と同じメッセージで送信され得る。幾つかの例では、プリエンプション信号は、全てのWTRUにブロードキャストされ得る。WTRUは、このプリエンプション信号を受信すると、プリエンプション信号内の閾値よりも低い優先度を有する全てのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクをプリエンプトし得る。WTRUは、その後、上位レイヤにプリエンプションを通知し得、及び/又はリンク内のピアWTRUとのリリースシグナリングを開始し得る。
【0291】
[00303] 幾つかの例は、ブロードキャスト送信の受付制御を含む。例えば、受付制御は、サービス確立及び/又はサービス開始時に行われ得る。幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤによるブロードキャストサービスの確立又は開始の指示に従って受付制御を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、そのようなサービスの開始の指示を上位レイヤから受信し得る。指示は、所望のQoS、サービスの期間及び/又は持続時間、及び/又は受付制御ポリシー等の情報を含み得る。指示が所望のQoSを含む場合、指示は、VQI/VQI範囲、PPPP/PPPP範囲、PPPR/PPPR範囲等の関連付けられたサービスのために送信される各パケットの最悪事例QoS属性又はQoS属性の範囲を含み得る。指示がサービスの期間/持続時間を含む場合、指示は、ある瞬間でのサービスの予期される持続時間を含み得る。指示が受付制御ポリシーを含む場合、受付制御ポリシーは、保証されたQoS又はベターエフォートQoS、ASレイヤが、上位レイヤに対して、そのようなサービスのQoSをいつ満たすことができるか及び/又は満たすことができるか否か、又は受付制御及び/又は監視を実行すべきか否かを示すべきか否かの指示;及び/又はサービスの開始のための既存のブロードキャストサービス及び/又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク/SLRBのプリエンプションが許されているか否か、及び/又はそのようなプリエンプションに関連付けられたルール(例えば、いずれのサービス又は優先度レベルをプリエンプトすることができるか)を含み得る。
【0292】
[00304] 幾つかの例では、WTRUは、本明細書で説明されるユニキャストリンク及び/又はSLRB確立事例と同じ又は略同様の方法を使用して受付制御判断を実行し得る。一般性を失うことなく、ブロードキャスト送信サービスの受付制御は、ユニキャストの方法に従い得るが、受付制御の判断は、リンク確立に関連付けられたシグナリングに基づくのではなく、上位レイヤからの指示を受信するWTRUにおいて全体的に行われ得る。
【0293】
[00305] 幾つかの例では、WTRUは、ブロードキャストサービスを受け付けるために、進行中のブロードキャスト又はユニキャスト及び/又はマルチキャストSLRBのプリエンプトを決定し得る。SLRBをプリエンプトすべきか否かを判断するルールは、上位レイヤポリシー情報に基づいて決定され得、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はベアラ確立を開始するルールと同様であり得る。
【0294】
[00306] 幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤから指示があり、WTRUにおける受付制御成功判断がなされたとき、ブロードキャストSLRBの作成を開始し得る。一般性を失うことなく、SLRB確立は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク及び/又はSLRB確立について説明したものと同様の方法を使用してWTRUにおいて実行され得る。例えば、WTRUは、ブロードキャストSLRB開始時にUMUSの送信を開始し得、UMUS内の情報は、WTRUにおいてアクティブなブロードキャストサービスの1つ若しくは複数又は全てを反映する。幾つかの手順(例えば、基準信号送信の開始)は、ブロードキャストSLRBの確立に必要でないことがある。
【0295】
[00307] 単一パケットの受付制御は、WTRUによる1つ又は複数の動作を生じさせ得る。そのような動作は、パケットが通常のリソース選択手順を受けて下位レイヤ(例えば、MAC/PHYレイヤ)に送信のために提出され得る、受付制御の成功;WTRUがそれ自体の送信(例えば、SLRBをリリースすることにより)又は別のWTRU送信(例えば、プリエンプション信号の送信により)のプリエンプションを開始し得る、受付制御の失敗;WTRUが上位レイヤに失敗を通知し得る、受付制御の失敗;及び/又はWTRUがブロードキャストサービスに新しいQoS関連属性をネゴシエート及び/又は選択し得、WTRUが、新しいQoS関連属性を有する、サービスに関連付けられたパケットを提出し得る、受付制御の失敗を含み得る。
【0296】
[00308] 幾つかの例は、パケット毎の受付制御を含む。例えば、WTRUは、SLで送信するために上位レイヤからのパケット各受信においてパケット毎の受付制御を実行し得る。幾つかの例では、単一のパケットに対する受付制御判断は、場合により特定の変更及び/又は制約を含む、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立受付制御について説明した方法に基づき得る。そのような変更及び/又は制約は、受付制御に使用されるWTRU測定値、メトリック及び/又はリソース使用の推定を送信されるパケットに関連付けられたPDB又は待ち時間要件に制限し得ること;WTRU測定値、メトリック及び/又はリソース使用の推定が、平均値ではなく、最悪事例値を使用し得ること;判断基準(例えば、WTRU測定値/メトリック/リソース使用と比較するための閾値)が、リンク及び/又はSLRB受付制御と比較してパケット毎の受付制御で異なり得ること;受付制御の失敗が、受付制御の失敗にも関わらず、パケットの一時的な受け付けに関するもの等の本明細書で説明された条件に基づいて容認され得ることであって、受付制御の失敗の利点は、単一又は少数のパケットのQoSを満たすために、確立されたリンク及び/又はSLRBが崩壊する(例えば、プリエンプションの結果として)ことを回避することであり得る、容認され得ることを含み得る。そのような幾つかの場合、例えば、サービスがリソースのQoS性能を一時的に超え得ると予期されるため、受付制御に失敗した1つ又は複数のパケットは、一時的に許容され得る。
【0297】
[00309] 幾つかの例では、WTRUは、受付制御の結果に応じて、受付制御に成功した場合、パケットは、通常のリソース選択手順を受けて下位レイヤ(例えば、MAC/PHYレイヤ)に送信するために提出され得;受付制御が失敗した場合、WTRUは、それ自体の送信(例えば、SLRBをリリースすることにより)又は別のWTRU送信(例えば、プリエンプション信号の送信により)のプリエンプションを開始し得;受付制御が失敗する場合、WTRUは、上位レイヤに失敗を通知し得;受付制御が失敗する場合、WTRUは、ブロードキャストサービスに新しいQoS関連属性をネゴシエート及び/又は選択し得、WTRUは、新しいQoS関連属性を有する、サービスに関連付けられたパケットを提出し得;及び/又は受付制御が失敗する場合、WTRUは、それでもなお、受付制御に失敗したパケットの一時的な受付に関して本明細書で論じたルールに基づいて、受付制御に失敗したパケットを送信し得る等の幾つかの動作の1つを実行し得る。
【0298】
[00310] 幾つかの例は、パケットの受付制御失敗にも関わらず、パケットを一時的に受け付けることを含む。例えば、WTRUには、受付制御に失敗したパケットを許容する(すなわち受け付ける)ルールを構成又は事前構成し得る。幾つかの例では、パケットが受付制御に失敗した場合、これは、WTRUが、パケット毎の受付制御を受けているサービスのQoSを保証しながら、既存のリンクのQoSを維持できないことを意味又は示し得る。
【0299】
[00311] 幾つかの例では、パケット毎の受付制御のルールは、所与のサービスで許可される、受付制御に失敗している受け付けられたパケットの総数に基づき得る。例えば、WTRUは、サービスの持続時間にわたり受付制御に失敗したパケットの総数(すなわち最大数)を決定し得、サービス期間中、この数を超える場合、WTRUは、もはや受付制御に失敗したそのようなパケットを受け付けることができない。
【0300】
[00312] 幾つかの例では、パケット毎の受付制御のルールは、送信し得る受付制御失敗パケットのレート又は予め定義されたあらゆる時間期間若しくは時間窓で許容される一定数の受付に基づき得、レート/数/窓は、ブロードキャストサービス毎に又は全てのブロードキャストサービスにわたり定義され得る。例えば、WTRUは、毎秒当たりの許容され得る失敗パケット数等のレートを決定し得、レートを超える追加の受付制御失敗パケットは、送信され得ず、及び/又は上位レイヤへの指示を開始し得、及び/又はプリエンプション手順を開始し得る。
【0301】
[00313] 幾つかの例では、パケット毎の受付制御のルールは、受付制御に失敗した、潜在的に所与のサービスに関連付けられた連続ブロードキャストパケットの最大数に基づき得る。例えば、WTRUは、上位レイヤへの指示及び/又はプリエンプションの実行前に、受付制御に失敗した連続パケット数を決定し得る。
【0302】
[00314] 幾つかの例では、パケット毎の受付制御のルールは、場合により、単一のブロードキャストサービスに関連付けられるか、又は全てのブロードキャストサービスにわたり、受付制御に失敗したパケット間の許容可能な時間に基づき得る。例えば、WTRUは、受付制御に失敗したパケット間の所要最小時間を決定し、例えば、受付制御の失敗間の時間差が、計算された最小よりも大きい限り、失敗動作を行わずにそのようなパケットを引き続き送信し得る。
【0303】
[00315] 幾つかの例は、一時的な受け付けに関連するパラメータを決定するためのファクタを含み得る。例えば、WTRUは、1つの又は幾つかのファクタに基づいて、受付制御に失敗したパケットの一時的な受け付けに関して上述したパラメータのいずれかを決定し得る。
【0304】
[00316] 幾つかの例では、一時的な受け付けに関連するパラメータを決定するファクタは、パケット送信が要求されている1つの搬送波、複数の搬送波、1つのBWP、複数のBWP、1つのプール及び/又は複数のプールで現在確立されているユニキャスト及び/又はマルチキャスト及び/又はブロードキャストリンク/SLRBの数を含み得る。幾つかの例では、一時的な受け付けに関連するパラメータを決定するファクタは、ブロードキャストサービスの送信と同じプール、BWP及び/又は搬送波で現在確立されているリンク/SLRBの1つ又は複数のQoS属性(例えば、関連付けられたVQI)を含み得る。幾つかの例では、一時的な受け付けに関連するパラメータを決定するファクタは、送信の待ち時間、優先度、PDB及び信頼度等の送信されるパケットのQoSパラメータ(例えば、関連付けられたVQI)を含み得る。幾つかの例では、一時的な受け付けに関連するパラメータを決定するファクタは、サービス及び/又はパケットが送信され得るプール、搬送波及び/又はBWPの実測CBRを含み得る。そのような決定(例えば、現在確立されている1つ又は複数のSLRBの許容可能な失敗率とVQIとの関係)は、WTRUに更に構成又は事前構成され得る。
【0305】
[00317] 幾つかの例では、WTRUは、パケットの送信に使用することができる1つ又は複数のリソースプールのCBRを測定することにより、ブロードキャストサービスに関連付けられたパケットの受付制御を実行するように構成され得る。例えば、WTRUは、そのプールでの実測CBRが、構成された閾値を上回る場合、パケットの受付制御が失敗したと判断し得る。幾つかの例では、WTRUは、受付制御に失敗したパケットの到着間の時間が少なくとも閾値時間(例えば、X)である場合、パケットの受付制御に失敗したにも関わらず、下位レイヤによる送信を更に可能にし得る。Xの値は、例えば、受け付けに失敗した特定のブロードキャストパケットのVQIのXへの構成されたマッピングに基づいて、WTRUによって決定され得る。
【0306】
[00318] 幾つかの例では、WTRUは、例えば、UMUSの復号化及びリソースの総量にわたるリース使用割合の閾値との比較に基づいて、確立された全てのSLRBに関連付けられた最悪事例リソース使用率を特定することにより、ブロードキャストパケットの受付制御を実行するように構成され得る。幾つかの例では、受付制御は、ブロードキャストパケットの到着時、計算されたリソース使用率が閾値を超える場合、パケットに対して失敗したと見なし得る。幾つかの例では、閾値は、ブロードキャストパケットのVQIの構成又は事前構成されたマッピングに基づいてWTRUによって決定され得る。幾つかの例では、WTRUは、そのようなブロードキャストパケットの送信をなお実行する場合、ブロードキャストパケット受付制御失敗率を許容し得る。許容されるブロードキャストパケット受付制御失敗率は、UMUSによって決定される任意のアクティブSLRBの最悪事例又は最良事例QoSのVQIに基づいて構成又は事前構成され得る。例えば、WTRUには、許容可能な失敗率へのVQI(例えば、最悪事例又は最良事例SLRBの)のマッピングを構成又は事前構成し得、WTRUは、そのようなレートを使用して、受付制御に失敗したパケットを一時的に許容し得る。
【0307】
[00319] 幾つかの例は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクを維持するための方法、システム及びデバイスを含む。例えば、WTRUは、リンク確立時に1つ又は複数の基準信号を送信するように構成され得る。幾つかの例では、WTRUは、サイドリンクリンク維持のために、リンク確立時に1つ又は複数の基準信号を送信するように構成され得る。例えば、WTRUは、上位レイヤ又はRRCからのリンクの確立成功に続き、1つ又は複数のそのような基準信号の送信を開始し得、リンクのリリースに続き、これらの基準信号の送信を停止し得る。幾つかの例では、WTRUは、リンクに確立される無線ベアラの数及び/又はタイプに基づいて基準信号構成を変更し得る。
【0308】
[00320] WTRUは、確立された全てのユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに1つの基準信号構成を送信し得る。そのような場合、WTRUは、最初のリンクの確立時に基準信号の送信を開始し、残っている最後のリンクがリリースされるとき、基準信号の送信を停止し得る。代替的に、WTRUは、各ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに異なる組の基準信号を送信し得(例えば、異なる時間/周波数リソース、異なるシーケンス、異なるPHYレイヤ属性)、リンク確立/リリース時、関連付けられたリンクへの基準信号送信を開始/停止し得る。
【0309】
[00321] 幾つかの例は、基準信号受信を含む。例えば、WTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立に続き、リンク監視のために基準信号を監視及び/又は測定し得る。WTRUには、基準信号のロケーションに関連付けられた特定の時間、周波数及び/又はビームリソースを構成し得る(例えば、RRCを介して)。幾つかの例では、そのような構成は、リンク確立シグナリング中、ピアWTRU又はgNBにより提供され得る。幾つかの例では、WTRUは、リンクのリリースに続き又はそのWTRUの最後のアクティブリンクのリリースに続き、特定のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの基準信号の監視/測定を停止し得る。
【0310】
[00322] 幾つかの例は、基準信号、ユニキャスト構成の決定及び/又はマルチキャストリンクの監視を含む。例えば、WTRUは、共有リソースから基準信号構成を選択し得る。幾つかの例では、モード2WTRUは、送信する必要がある基準信号の時間、周波数及び/又はビームロケーション、及び/又はユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク内の他のWTRUにより送信される基準信号の時間、周波数及び/又はビームロケーションを決定し得る。例えば、WTRUは、リソース選択を実行して、それ自体及び場合によりユニキャスト及び/又はマルチキャストグループにおける他のWTRUよる基準信号送信に時間、周波数及び/又はビームリソースの組を確保し得る。幾つかの例では、WTRUがリソースを選択した後、WTRUは、そのようなRSリソースを無期限に確保するために、長期確保信号を送信し得る。幾つかの例では、そのような確保信号は、PSCCHで送信され得(例えば、SCI様送信)、例えば、構成又は事前構成セットからの基準信号のリソース構成を含み得る。
【0311】
[00323] 幾つかの例では、WTRUは、リソース選択手順を実行して、使用可能又は予め定義/事前構成されたリソースの組から、基準信号を送信する1つ又は複数のリソースセット及び/又は構成を選択し得る。例えば、WTRUは、データリソース選択と同様に、検知結果に基づいてRSの事前構成されたリソースセットを選択し得る。幾つかの例では、WTRUは、基準信号リソースのリソース選択中、1つ又は複数の動作を実行し得る。幾つかの例では、動作は、WTRUを、リソースセットに関連付けられたリソースの組の選択に制限すること(例えば、構成を介して)を含み得、リソースセットは、幾つかの予め定義又は事前構成されたセットのみからの単一のユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの送信基準信号に関連付けられる。幾つかの例では、動作は、WTRUが、データ送信に基づいてリソース占有度を特定するために異なる閾値を使用すること又はネットワークにより構成される最大若しくは最小優先度、信頼性及び/又は範囲値に関連付けられた閾値を使用することを含み得る。幾つかの例では、動作は、複数の組のリソースが、リソース選択中、利用可能であると判断される場合、WTRUが最小RSSIを有するリソースセットを選択することを含み得る。幾つかの例では、動作は、複数の組のリソースが、リソース選択中、利用可能であると判断される場合、WTRUがリンクID、ソースL2 ID又は宛先L2 IDに関連付けられたハッシュ関数に基づいてリソースセットを選択することを含み得る。幾つかの例では、動作は、WTRUが、基準信号に利用可能なリソースを見つけることができない場合、WTRUが、リソースを利用中であり得る他の送信をプリエンプトするプリエンプション信号を送信することを含み得、プリエンプションは、特定の優先度の特定のタイプ(例えば、ブロードキャスト、ユニキャスト又はマルチキャスト)の送信又は特定の他のQoSパラメータ(VQI)に関連付けられた送信のプリエンプションに向けられ得、及び/又はWTRUは、リソース選択手順中、基準信号の送信を最高優先度として見なし得る。
【0312】
[00324] 幾つかの例は、一意のWTRU ID、リンクID又はベアラIDに基づいて基準信号構成を決定することを含む。例えば、WTRUは、基準信号送信に確保された時間、周波数及び/又はビームリソースの組で基準信号を送信し得る。幾つかの例では、そのようなリソースは、PSSCH及びPSCCHの送信に使用されなくてもよい。幾つかの例では、WTRUには、搬送波及び/又はBWP毎に基準信号リソースの1つ又は複数の組及び/又は構成を構成し得る。代替的に、WTRUには、送信プール毎の基準信号リソースの1つ又は複数の組及び/又は構成を構成し得、WTRUは、そのような送信に使用するリソースに関連付けられたユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信の基準信号構成のみを選択し得る。
【0313】
[00325] 幾つかの例では、基準信号送信間の衝突を回避するために、WTRUは、基準信号送信のリソース構成を選択し得る。WTRUは、場合により、ネットワーク又は上位レイヤにより割り当てられるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクID(例えば、IDは、一意である)に基づいて;基準信号を送信するWTRUのソースIDに基づいて;基準信号が送信されるWTRUの宛先ID又は存在する場合にはユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたL2 IDに基づいて;サービスに関連付けられた宛先IDに基づいて;WTRUのC-RNTIに基づいて;無線ベアラIDに基づいて、この選択を行い得る。
【0314】
[00326] 幾つかの例では、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRUは、そのリンクに関連付けられた基準信号を監視し得、基準信号構成に基づいて;ユニキャスト及び/又はL2ソースID、L2宛先ID、上位レイヤから又はネットワークから割り当てられたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクIDに等しいものであり得る、マルチキャストリンクに関連付けられた一意のIDに基づいて;無線ベアラIDに基づいて;及び/又はユニキャスト及び/又はマルチキャストグループ内の一意のWTRU IDに基づいて、それらの基準信号の時間、周波数及び/又はビームロケーションを決定し得る。
【0315】
[00327] 幾つかの例は、マルチキャストリンク(例えば、3つ以上のWTRUを含むリンク)の基準信号を構成することを含み得る。幾つかの例では、WTRUは、マルチキャストグループで送信している各WTRUについて異なる組の基準信号を監視し得、各組の基準信号を異なるWTRUからの送信に関連付け得る。幾つかの例では、送信WTRUは、それ自体の送信に関連付けられた組のリンクベースの基準信号を送信し得る。
【0316】
[00328] 幾つかの例では、WTRUには、専用物理チャネルに関連付けられた、可能な基準信号の時間、周波数及び/又はビームロケーションの構成を提供し得る。幾つかの例では、WTRUには、互いに関連付けられたリソースのマッピング(例えば、リソースセットの定義)を更に構成し得る。幾つかの例では、WTRUは、モジュロ演算(例えば、基準セットモジュロWTRU ID=0)を使用して構成されたユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクIDに基づいて、基準信号の送信及び/又は受信に使用するリソースセットを選択し得る。
【0317】
[00329] 別の例では、WTRUは、グループ内で一意のWTRUに割り当てられた一意のWTRU IDに基づいて、ユニキャストグループ内の特定のWTRUにより送信された基準信号又は基準リソースセットを識別し得る。例えば、3つのWTRUのマルチキャストグループでは、WTRUに別個のID1、2及び3を割り当て得、WTRUの1つ(WTRUx)により送信された基準信号は、マルチキャストリンクに割り当てられた「第xの」基準信号セットに対応し得る。
【0318】
[00330] 幾つかの例は、ベアラ固有の基準信号構成を含む。例えば、WTRUには、同じマルチキャストリンク内の異なる無線ベアラの基準信号送信及び/又は受信に異なる組のリソースを構成し得る。幾つかの例では、送信及び/又は受信WTRUは、より厳密な信頼性要件を有する無線ベアラに対してより大きい密度のリソース信号を送信及び/又は受信し得る。幾つかの例では、WTRUは、異なるアクティブ無線ベアラに対して異なる組の基準信号リソースで送信及び/又は受信し得る。代替的に、WTRUは、最悪事例性能要件を有する無線ベアラに関連付けられた基準信号リソースの組で送信及び/又は受信し得る。そのような場合、無線ベアラが確立されるか若しくは崩壊するとき又はWTRUが同じ構成を維持するとき、WTRUは、基準信号構成を変更し得る(例えば、構成1から構成2へ)。幾つかの例では、構成を変更すべきか又は維持すべきかの判断は、ベアラに関連付けられたQoS特性に依存し得る。幾つかの例では、WTRUには、基準信号構成への無線ベアラ(例えば、無線ベアラタイプ)のマッピングを構成し得る。
【0319】
[00331] 幾つかの例は、ID変更に起因して基準信号構成を変更する手順を含む。例えば、WTRUは、例えば、セキュリティ目的のため、例えば上位レイヤによる判断に基づいてソースL2 IDを変更する必要があり得る。幾つかの例では、WTRUの基準信号の送信及び受信は、IDの変更中に同期する必要があり得る。
【0320】
[00332] 幾つかの例では、基準信号ロケーションの特定に使用されるIDを変更する指示を受信したWTRUは、上位レイヤ指示の受信時間に対するサブフレーム及び/又はスロット(n)を特定し得る。サブフレーム/スロットnにおいて、WTRUは、旧構成を用いた基準信号の送信を停止し得、新しい構成を用いた基準信号の送信を開始し得る。幾つかの例では、基準信号を監視しているWTRUは、受信の視点から同じ又は略同じように挙動し得る。例えば、サブフレーム又はスロット(N)において、WTRUは、旧構成に従った基準信号の監視を停止し得、新しい構成に従った基準信号の監視を開始し得る。そのような場合、送信及び/又は受信WTRUは、上位レイヤからの指示に基づいて;IDを変更する上位レイヤ指示の受信に続き、定義された時間ロケーションに基づいて(例えば、サブフレームNは、指示に続き少なくとも閾値(k)のサブフレームである上位レイヤ指示の受信後のサブフレーム0の最初の発生であり得る);及び/又はRRCシグナリングでの受信に基づいて(例えば、ソースWTRUは、基準信号構成の変更のタイミングを決定し、RRCメッセージを使用してこれをユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク内の他のWTRUに示し得る)、Nの値を決定し得る。幾つかの例では、受信WTRUは、上位レイヤ指示の受信に続き、ある時間期間にわたり基準信号の監視を即座に中断するように構成され得る。幾つかの例では、指示の受信に続き、サブフレームNにおいて、新しい構成に基づく監視を開始し得、Nは、上述したものと同じ方法を用いて決定され得る。
【0321】
[00333] 幾つかの例では、WTRUは、アクティブSL無線ベアラに基づいてそのサイドリンク監視パラメータを決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、サイドリンク上の他のWTRUにより送信された基準信号の測定値に基づいて、サイドリンク監視手順を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、複数の独立したSL監視手順を実行し得る。そのような監視手順は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク毎;各ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク上の無線ベアラ毎(例えば、複数の無線ベアラが単一のリンクに関連付けられる場合);及び/又はマルチキャストリンクに関連付けられたWTRU毎に実行され得る。幾つかの例では、サイドリンク監視手順は、別のWTRUにより送信された基準信号からの品質メトリック(例えば、RS-RSRP、PSCCH又はPSCCHにおけるBLER等)を監視し、閾値時間にわたりメトリックが閾値を下回る場合、上位レイヤに示すことを含み得る。
【0322】
[00334] WTRUは、ベアラに関連付けられたVQIに基づいてそのRLM/RLFパラメータ及び手順を決定し得る。例えば、SLベアラは、1つ又は複数のVQIに関連付けられ得る。幾つかの例では、WTRUには、各VQIのRLM/RLF構成を更に構成し得、WTRUは、そのようなVQIを有するベアラがアクティブである場合、関連付けられた構成を適用し得る。幾つかの例では、複数のVQIがマッピングされたベアラは、VQIの数値に基づいてVQIに関連付けられ得、この場合、WTRUは、最低又は最高の数値を有するVQIを選択し、及び/又はVQIから導出された1つ又は複数のQoSパラメータに基づいてVQIに関連付けられ得、この場合、WTRUは、優先度、待ち時間及び信頼性等のQoS関連パラメータの組をVQIから導出し得る。幾つかの例では、WTRUは、1つ又は複数の導出されたQoSパラメータ(例えば、信頼性のみ)を決定し得、それらの要件の最も厳しい値を有するVQIの使用を決定し得る。幾つかの例では、WTRUは、ベアラが追加及び/又は削除される場合、例えば上記ルールに基づいて監視手順及び/又はパラメータを暗黙的に変更し得る。
【0323】
[00335] 幾つかの例では、VQI固有のRLM/RLF構成は、ターゲットPSSCH/PSCCH BLER;ターゲットRS-RSRP;上位レイヤ(例えば、RRC;例えば、PHYレイヤがターゲット未満のRSRPをどのように頻繁に報告することができるか)へのRLM様指示の周波数;及び/又はタイマ(例えば、RLF様タイマ)を含み得る。
【0324】
[00336] 幾つかの例は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク毎の監視手順及び/又はパラメータを含む。幾つかの例では、WTRUは、そのアクティブSLベアラの1つ又は複数のQoS特性に基づいてその監視手順及び/又は品質メトリックを決定し得る。例えば、WTRUは、単一の組のパラメータを用いて単一の監視手順を実行し得、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクの現在アクティブなSL無線ベアラの組に基づいて、そのような手順/監視パラメータを選択し得る。幾つかの例では、WTRUは、「最悪事例」ベアラ要件に基づいて手順及び/又はパラメータを選択し得る。例えば、それ自体の手順/パラメータをそれぞれ有するRBタイプ1及びRBタイプ2をWTRUに構成し得、RBタイプ1は、RBタイプ2よりも優先度が高いと見なされる。幾つかの例では、両方のベアラが同時に構成される場合、WTRUは、RBタイプ1のパラメータに基づいて監視を実行し得る。他の場合、単一のベアラがアクティブであるとき、WTRUは、そのベアラに関連付けられた手順及び/又はパラメータを適用し得る。
【0325】
[00337] 幾つかの例では、WTRUには、アクティブ無線ベアラの組合せの監視手順及び/又はパラメータを導出するパラメータ導出関数(例えば、平均BLER、加重平均BLER等)を構成し得、WTRUは、ベアラのその組合せがアクティブである場合、前記手順及び/又はパラメータを適用し得る。他の場合、単一のベアラがアクティブであるとき、WTRUは、そのベアラに関連付けられた手順及び/又はパラメータを適用し得る。
【0326】
[00338] 幾つかの例では、WTRUは、複数の手順及び/又はパラメータを維持し得る。例えば、WTRUは、潜在的に同じ若しくは異なるユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又は無線ベアラの組に関連付けられたSL無線ベアラ毎に並列手順(例えば、並列に独立して実行される)及びパラメータセットを維持し得る。例えば、WTRUは、各無線ベアラで独立してターゲット未満の基準信号の測定品質(RS_QUAL)を報告し得、各SL無線ベアラには、異なる組の基準信号を構成し得る。別の例では、全ての無線ベアラで同じ組の基準信号を送信し得るが、WTRUは、異なるターゲット品質に基づいて監視し、異なる品質のそれぞれについて独立してイベントを報告し得る。
【0327】
[00339] 幾つかの例では、WTRUは、SL無線ベアラに、場合により異なるVQI範囲に関連付けられた異なるVQIが構成される場合、単一のSL無線ベアラに複数の手順及び/又はパラメータを維持し得る。例えば、WTRUには、各VQI範囲に手順及び/又はパラメータの組を構成し得る。幾つかの例では、異なるVQI範囲からのフローを含む無線ベアラが確立される場合、WTRUは、前記ベアラの各範囲に関連付けられた独立したパラメータを有する複数の監視手順を実行し得る。
【0328】
[00340] 幾つかの例では、WTRUには、異なる品質の監視に使用し得る異なるリンク失敗タイマ(例えば、T1及びT2)を構成し得る。失敗した被監視品質に応じて、WTRUは、適切なタイマを開始し、そのようなタイマが切れたとき又は切れた後、リンク失敗を上位レイヤ(例えば、NAS)又はネットワークに示し得る。WTRUは、リンク失敗が宣言される場合、いずれのリンクタイマが切れたかを更に示し得る。
【0329】
[00341] 幾つかの例では、WTRUは、マルチキャストリンク内のWTRU毎に独立した手順及び/又はパラメータを維持し得る。幾つかの例では、WTRUは、マルチキャストリンク内の各WTRUについて、RLM様イベントを上位レイヤに独立して報告し得る。幾つかの例では、WTRUは、リンク確立中に導出された初期測定値に基づいて、ターゲット品質測定値を決定し得る。例えば、リンク監視のターゲット品質は、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク確立中、発見又はリンク確立メッセージ送信の測定された品質から導出される割合又はある値であり得る。
【0330】
[00342] 幾つかの例では、マルチキャストリンクに関連付けられたWTRUは、そのマルチキャストリンクに関連付けられたリンク失敗手順を必要とし得る。幾つかの例では、リンク失敗は、基準信号監視に基づくリンク品質が、幾つかの潜在的に連続した時間期間にわたりターゲット未満であるという判断等の様々な条件に関連付けられ得る。
【0331】
[00343] 幾つかの例では、WTRUは、マルチキャストリンク内の各WTRUについてリンク失敗を独立して報告し得る。例えば、WTRUは、マルチキャストリンクに関連付けられたリンク失敗を宣言し得、リンク失敗が発生した1つ又は複数のWTRUを更に示し得る(例えば、それらのWTRUのそれぞれにより送信される基準信号の独立した監視に基づいて)。
【0332】
[00344] 幾つかの例では、WTRUは、マルチキャストリンク内のWTRUのサブセットに関連付けられた監視により、構成された時間期間にわたり品質がターゲット未満であることが示される場合、リンク失敗を報告し得る。幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤ構成(例えば、アプリケーション又はRRC)又は相対場所に基づいてWTRUの特定のサブセットを特定し得る。
【0333】
[00345] WTRUが上位レイヤ構成に基づいてWTRUの特定のサブセットを決定する場合、WTRUには、リンク失敗が発生したはずのWTRUのサブセットを明示的に構成し得るか、又はWTRUは、中継構成、プラトーン構成及び各WTRUの役割の識別、WTRUアシスタンスに基づくリソース選択が使用される場合、リソース選択構成及び/又は同期ソース構成等の別の構成側面に基づいてWTRUのサブセットを導出することができる。WTRUが相対場所に基づいてWTRUの特定のサブセットを特定する場合、前記WTRUに最も近い/最も遠いWTRUのサブセットがリンク失敗を経験するとき、WTRUは、リンク失敗を示し得る。
【0334】
[00346] 幾つかの例は、受付制御メトリックに基づくリンク失敗の追加のトリガーを含む。例えば、確立された無線ベアラを有するWTRUは、同じ、略同じ又は略同様の測定を受付制御のものに対して実行し得、SL無線ベアラに関連付けられた1つ又は連続した受付制御評価の失敗に基づいてリンク失敗を宣言し得る。幾つかのそのような場合、WTRUは、追加すべきベアラが、リンク監視を実行中のベアラであると仮定して、受付制御に関して本明細書で説明した任意のメカニズムを利用し得る。幾つかの例では、WTRUは、確立された各SLベアラに対して独立してそのような受付制御を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、SLRBに応じて、関連付けられた受付制御手順を異なるタイミングで実行し得る。
【0335】
[00347] 一般性を失うことなく、WTRUは、リンク又はSLRBがアクティブである間に実行される、本明細書で説明される1つ又は複数の受付制御手順を実行することにより、リンク監視を実行し得る。幾つかの例では、リンク失敗は、上位レイヤへの指示、リンク及び/又はSLRBの崩壊及び/又は別のSLRB/リンクのプリエンプション等の受付制御に関して説明した失敗動作のいずれかを更に生じさせ得る。
【0336】
[00348] 幾つかの例では、WTRUには、受付制御手順の導出の周期性を構成し得る。幾つかの例では、この周期性は、ベアラ毎に決定され得る。幾つかの例では、単一の受付制御手順の失敗に基づいて、WTRUは、受付制御手順実行の頻度を変更し得るか、又は手順が成功するまで若しくは最大数の実行失敗に達するまで、無線ベアラに対して幾つかの後続受付制御手順を実行し得る。幾つかの例では、WTRUは、その後、受付制御手順が閾値数(N)の連続時間失敗する場合、リンク失敗をトリガーし得る。
【0337】
[00349] 幾つかの例では、WTRUは、UMUS信号内の情報を定期的に評価し得、その情報に基づいて、所与のプールの合計使用可能性が特定量を超えるか否かを判断し得る。幾つかの例では、監視中のベアラの使用可能性について、WTRUは、そのベアラのためにブロードキャストされた使用可能性リソース;過去の時間構成にわたりベアラにより実際に使用されたリソース数;及び/又はそのベアラに関連付けられたWTRUのバッファで利用可能なデータ量を考慮し得る。
【0338】
[00350] 幾つかの例は、リソース選択メトリックに基づくリンク失敗の追加のトリガーを含み得る。例えば、WTRUは、リソース選択の失敗に基づいて又は結果に関連する特定の側面若しくはリソース選択アルゴリズムに関連する中間数量に基づいて、リンク失敗を宣言し得る。幾つかの例では、WTRUは、特定のリンク及び/又はベアラのリンク失敗を考慮する場合、そのリンク又はベアラに固有のリソース選択の中間数量のリソース選択アルゴリズム結果を考慮し得る。幾つかの例では、WTRUは、特定のイベントが1つ又は複数の潜在的に連続した時間に生じることに基づいて、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンク又はそのようなリンクに関連付けられた1つ又は複数のSLベアラのリンク失敗を宣言し得る。そのようなイベントは、リソース選択が、リソース可用性閾値を変更することなく、閾値量(X%)の利用可能なリソースを見つけることができなかった場合;リソース選択が、単一の搬送波/BWPでのベアラのQoSを満たすのに十分な量のリソースを確保することができなかった場合;PSCCH及び/又はPSSCHの送信に選択されたリソースが、閾値を上回るRSRP/RSSIを有する場合;検知により利用可能であると思われる「低待ち時間」タイプリソース(例えば、シンボルベースのリソース)の割合が閾値を下回る場合;WTRUがユニキャスト及び/又はマルチキャスト送信に対するNACKを受信する場合;WTRUがLBT手順に失敗する場合;及び/又はWTRUが、場合により閾値(T)よりも長い時間にわたり、無線ベアラのプリエンプション信号を受信する場合を含み得る。
【0339】
[00351] 幾つかの例では、WTRUには、特定の無線ベアラに応じて適用される異なる組のリンク失敗基準を構成し得る。例えば、WTRUには、ベアラに関連付けられたVQI又はQoS関連パラメータに基づいて上記基準の1つ又は複数を構成し得る。幾つかの例では、WTRUには、異なるパラメータ(例えば、リンク失敗宣言に繋がる連続失敗数、X%、Tの値、本明細書で論じた他のパラメータ等)を構成することもできる。
【0340】
[00352] 幾つかの例は、CBRに基づくリンク失敗の追加のトリガーを含み得る。例えば、WTRUは、CBRの測定値に基づいてリンク失敗を宣言し得る。特に、WTRUは、ユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクに使用されるプール/搬送波/BWPにおけるCBRを監視し得る。WTRUには、無線ベアラ毎のCBRターゲット又はVQI/QoS毎のCBRターゲットを構成し得る。WTRUは、構成された閾値を超えるプール/搬送波/BWPにおける実測CBRのリンク失敗を宣言し得る。WTRUは、構成可能な時間期間にわたりそのようなターゲットを超える場合、リンク失敗を更に宣言し得る。
【0341】
[00353] 幾つかの例では、リンク失敗を検出したWTRUは、リンク失敗のタイプに応じて1つ又は複数の動作を実行し得る。そのような動作は、グループQoSネゴシエーション/新しいリソースを用いたリソース選択のトリガー(例えば、リンク失敗手順が特定の無線ベアラ又はQoSターゲットの失敗に基づく場合、WTRUは、初期リンク確立中に実行されたものと同様に、QoS再ネゴシエーション手順の開始を選択し得る);上位レイヤ及び/又は他のWTRUに、マルチキャストグループからのWTRUの1つ又は複数の削除を通知すること(例えば、リンク失敗がマルチキャストグループ内のWTRUの1つ又はサブセットのみに関連付けられる場合);本明細書で論じたようにブロードキャスト手順への一時的なフォールバックを開始する);あるモードタイプから別のモードタイプへのリソース選択モードの変更を行うこと(例えば、WTRUは、特定のベアラに対してモード1へのリソース選択モードの変更要求を開始し得る);上位レイヤ及び/又はネットワークに、QoS要件を満たすことができないことを通知すること;リンクリリースシグナリングを開始すること;及び/又は基準信号の送信/受信、無期限に確保されたリソース及びUMUSの送信停止を含め、リンクに関連付けられた全てのリソースをリリースすることを含み得る。
【0342】
[00354] 幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤ、リンク内の他のWTRU又はネットワークへの任意のリンク失敗宣言シグナリングを有する情報を含み得る。そのような情報は、失敗を宣言したRLM/RLFプロセス/手順ID;マルチキャストリンク内の失敗した1つ又は複数のWTRU;失敗をトリガーした1つ又は複数の特定のベアラ;及び/又は失敗の理由(例えば、閾値を超えるCBR等)及び任意の関連付けられた値を含み得る。
【0343】
[00355] 幾つかの例では、WTRUは、ブロードキャストベースの送信への一時的なフォールバックを開始し得る。幾つかの例では、WTRUは、特定のSLベアラについて受信したデータを送信することを継続し得るが、そのようなデータを、ブロードキャスト方式において、下位レイヤASパラメータがブロードキャストに設定された状態で送信し得る。例えば、WTRUは、ユニキャストアドレスの使用からブロードキャストアドレスに変更し得;無線ベアラベースのリソース選択/確保から非無線ベアラベースのリソース選択/確保に変更し得;HARQベースの送信の使用からHARQレス/ブラインド再送信に変更し得;ビームベースの送信から全方向又はビーム掃引送信に変更し得;RLM及び/又はビーム管理に基準信号の送信/監視をディセーブルし得;送信データへの暗号化及び/又は完全性保護をディセーブルし;及び/又はユニキャストベースの構成からブロードキャストベースの構成に任意の他のパラメータのASレイヤ構成を変更し得る。ブロードキャストへの一時的なフォールバック中、WTRUは、一時的なフォールバックにわたりユニキャスト及び/又はマルチキャスト構成を維持し得る。
【0344】
[00356] 幾つかの例では、WTRUは、フォールバック中、リンク確立手順の1つ又は複数の任意の部分を開始し得る。代替的に、WTRUは、リンク確立手順又はリンク再確立手順を開始し得、それにより現在の構成の少なくとも幾つかの部分(例えば、QoS、AS等)が維持される。幾つかの例では、WTRUは、上位レイヤにフォールバックを即座に通知し得る。代替的に、WTRUは、フォールバックが発生した後、リンク確立及び/又は再確立が成功しなかった場合、上位レイヤに時間(T)において通知し得る。
【0345】
[00357] 幾つかの例では、WTRUは、潜在的に特定の原因に関連付けられたリンク失敗を検出した場合;潜在的に、閾値(例えば、ベアラのQoSに関連付けられた)未満であるプリエンプション時間の値に関連付けられたプリエンプション信号を受信した場合;及び/又はカバレッジ外に移動した場合、潜在的にユニキャスト及び/又はマルチキャストリンクがネットワークにより管理されている場合(例えば、モード1)、一時的フォールバック手順を実行し得る。
【0346】
[00358] 幾つかの例は、SLユニキャスト及び/又はマルチキャストのためにフローからベアラにマッピングするための方法、システム及びデバイスを含む。例えば、SLベアラモデリングにおいて、1つ又は複数のフローが開始される場合、SLベアラ又はSL論理チャネルを作成し得る。幾つかの例では、SLベアラ又はSL論理チャネルは、ASレイヤ構成に関連付けられる。ASレイヤ構成は、確保されたリソースの組を含み得るか、又はASレイヤ構成は、必要とされるリソース量に関連付けられ得;リソース選択及び/又は確保方法(例えば、LBT、検知、周期的リソース、WTRUアシスタンスの使用等)を含み得;リソース選択プール、搬送波、BW及び/又はBWPを含み得;リソース選択パラメータ、例えばリソース選択窓(T2)、LBTバックオフタイマ、検知閾値、リソースの周期性、期間当たりのリソース量、反復数、ビーム数等を含み得;搬送波を含み得;プリエンプション使用能力の指示及びプリエンプションリソース構成を含み得;送信の方向性及び/又はビーム構成を含み得;プール又はBWP等を含み得;PHY及び/又はMACレイヤパラメータ(例えば、HARQ構成、複製)を含み得;RLM/RLF構成(例えば、RLFタイマ、RLMターゲットBLER/RSRP)を含み得;及び/又はフローをベアラにマッピングするルール、QoSプロファイル情報及びAS構成へのベアラタイプのマッピング等のQoS構成を含み得る。
【0347】
[00359] 幾つかの例では、WTRUは、特定のQoS要件を有するフローが開始される場合、特定の構成又は構成範囲を有するベアラを開始又は作成するように構成され得る。幾つかの例では、そのような要件は、フローのVQIに基づいて決定され得る(例えば、特定のVQI又はVQI範囲のフローは、特定の構成を有するベアラを必要とし得る)。幾つかの例では、WTRUには、ベアラタイプ又はベアラ構成からVQIへのマッピングを構成し得る。
【0348】
[00360] 幾つかの例では、WTRUには、1つ又は複数のルール又は原理に基づいて無線ベアラへのフローのマッピングを構成し得る。例えば、WTRUは、確立された無線ベアラよりも厳しくないQoS特性を有するフローをそのベアラにマッピングし得るように構成され得(例えば、レート関連フローは、新しいベアラを必要とする);WTRUは、かなり異なるQoS特性を有するフローが新しい無線ベアラの確立を必要とするように構成され得(例えば、WTRUには、VQIから無線ベアラタイプへのマッピングを構成又は事前構成し得るか、又はWTRUには、データレートの相違等のフロー特性の最大相違を構成又は事前構成し得る);及び/又はWTRUは、方向性に向けて構成され得る(例えば、同じ意図される方向又は地理的場所を有するフローは、同じ無線ベアラ又は無線ベアラ方向性のサブセットであるフローにマッピングされ得る)。
【0349】
[00361] 幾つかの例では、WTRUは、新しいフローを既存のベアラタイプにマッピングし得るか否かに応じてベアラ再構成又は新しいベアラの作成を実行し得る。
【0350】
[00362]
図9は、SLRBを確立すべきか否かを判断する一例の方法900を示すフローチャートである。
【0351】
[00363] ステップ910において、WTRUには、SLRBリソース選択基準を構成し得る。リソース選択基準は、サービス品質インジケータ(VQI)を含み得る。
【0352】
[00364] ステップ920において、WTRUは、時間窓中にプール内の少なくとも1つの他のWTRUから複数のSCI送信を受信する。
【0353】
[00365] ステップ930において、時間窓内の幾つかの時間期間のそれぞれについて、WTRUは、ステップ940において、複数のSCI送信及びSLRBリソース選択基準に基づいて、SLRBリソース選択手順が失敗したであろうか否かを判断する。幾つかの例では、WTRUは、複数の時間期間のうち、パケット遅延バジェット(PDB)が閾値未満である時間期間のみに基づいて、SLRBリソース選択が失敗したであろうか否かを判断する。幾つかの例では、WTRUは、複数の時間期間のうち、再送信数が閾値を上回る時間期間のみに基づいて、SLRBリソース選択が失敗したであろうか否かを判断する。
【0354】
[00366] ステップ950において、WTRUは、失敗したであろうSLRBリソース選択手順の割合を特定する。幾つかの例では、失敗したであろうSLRBリソース選択手順の割合を特定することは、時間窓内の時間期間のいずれの割合が、失敗したであろうSLRBリソース選択手順を含むかを特定すること又は時間窓内のSLRBリソース選択手順のいずれの割合が失敗したであろうかを特定することを含む。
【0355】
[00367] SLRBリソース選択が失敗したであろう、時間窓内の時間期間の割合が閾値割合未満である状況960では、WTRUは、プール内の別のWTRUと新しいSLRBを確立する。一方の状況960では、WTRUは、ステップ920に戻り、次の時間窓で手順を再び開始するか又は適切な場合には終了する。
【0356】
[00368]
図10は、SLRBを確立すべきか否かを判断する別の例の方法1000を示すフローチャートである。
【0357】
[00369] ステップ1010において、WTRUには、SLRBリソース密度へのベアラQoSのマッピングが構成される。
【0358】
[00370] ステップl020において、WTRUは、WTRUを有するプール内の別のWTRUのSLRBのQoSを示すブロードキャスト(例えば、周期的ブロードキャスト)を受信する。幾つかの例では、ブロードキャストは、プール内の複数の他のWTRUからのものであり、それぞれ送信元のWTRUのSLRBのQoSを示す。
【0359】
[00371] ステップ1030において、WTRUは、ブロードキャストから受信されたQoS及びマッピングに基づいてプール内の合計SLRBリソース密度を特定する。幾つかの例では、WTRUは、プール内の複数の他のWTRUからのブロードキャストに基づいて合計SLRBリソース密度を特定する。
【0360】
[00372] 合計リソース密度が、新しいSLRBのQoSに基づき得る閾値を超えない状況1040において、WTRUは、ステップ1050において、プール内の別のWTRUと新しいSLRBを確立する。一方の状況1040において、WTRUは、ステップ1020に戻り、手順を再び開始するか又は適切な場合には終了する。
【0361】
[00373] 機能及び要素は、特定の組合せで上述されているが、当業者であれば、各機能又は要素が単独で又は他の機能及び要素との任意の組合せで使用され得ることを理解するであろう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータ又はプロセッサで実行されるように、コンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアで実施され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体がある。コンピュータ可読記憶媒体の例には、これに限定されないが、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスク、光磁気媒体等の磁気媒体並びにCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)等の光媒体がある。プロセッサは、ソフトウェアと関連して、WTRU、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータで使用される無線周波数送受信機を実施するために使用され得る。