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特許7576142手当管理装置、手当管理方法及び手当管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-22
(45)【発行日】2024-10-30
(54)【発明の名称】手当管理装置、手当管理方法及び手当管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1057 20230101AFI20241023BHJP
【FI】
G06Q10/1057
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023187577
(22)【出願日】2023-11-01
【審査請求日】2023-11-01
(73)【特許権者】
【識別番号】395011562
【氏名又は名称】三菱電機ITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】弁理士法人クロスボーダー特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 綾子
(72)【発明者】
【氏名】小島 毅明
(72)【発明者】
【氏名】宮浦 孝広
(72)【発明者】
【氏名】吉村 優
(72)【発明者】
【氏名】高原 弦斗
【審査官】宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-128528(JP,A)
【文献】特開2022-171129(JP,A)
【文献】特開平06-089299(JP,A)
【文献】特開2020-161005(JP,A)
【文献】特開2012-194923(JP,A)
【文献】<医療業界専門> シフト・勤怠管理システム +OLude,第6回 病院EXPO [東京],株式会社東計電算,2023年10月11日,pp.1-19
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する画面構成部と、
前記画面構成部によって構成された前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、各組を対象の組として、前記対象の組における前記対象の人の勤務分類と、前記対象の組における前記対象の日の種別とに応じて入力可否を制御する入力制御部と、
前記入力制御部によって前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する画面表示部と
を備える手当管理装置。
【請求項2】
前記画面表示部は、前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、入力不可の場合には入力できない状態として表示する
請求項1に記載の手当管理装置。
【請求項3】
前記入力制御部は、さらに、前記対象の組における前記対象の人の職種と役職と資格とに応じて、前記対象の組の1つ以上の入力欄それぞれの入力可否を制御する
請求項1に記載の手当管理装置。
【請求項4】
前記手当管理装置は、さらに、
前記手当入力画面が複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした場合には、日毎にエラーチェックを行い、前記手当入力画面が1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした場合には、人毎にエラーチェックを行う更新処理部
を備える請求項1に記載の手当管理装置。
【請求項5】
前記更新処理部は、前記手当入力画面が複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした場合には、前記対象の日と、前記複数の日のうち前記対象の日以外の日との関係に基づいたエラーチェックを行う
請求項4に記載の手当管理装置。
【請求項6】
前記更新処理部は、前記手当入力画面が1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした場合には、前記対象の人と、前記複数の人のうち前記対象の人以外の人との関係に基づいたエラーチェックを行う
請求項4に記載の手当管理装置。
【請求項7】
コンピュータが、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成し、
コンピュータが、前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、各組を対象の組として、前記対象の組における前記対象の人の勤務分類と、前記対象の組における前記対象の日の種別とに応じて入力可否を制御し、
コンピュータが、前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する手当管理方法。
【請求項8】
複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面する画面構成処理と、
前記画面構成処理によって構成された前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、各組を対象の組として、前記対象の組における前記対象の人の勤務分類と、前記対象の組における前記対象の日の種別とに応じて入力可否を制御する入力制御処理と、
前記入力制御処理によって前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する画面表示処理と
を行う手当管理装置としてコンピュータを機能させる手当管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、手当の入力に関する。
【背景技術】
【0002】
給与には、基本給の他に、職務又は勤務条件等に応じて手当と呼ばれる賃金が含まれる場合がある。
【0003】
一般的な手当としては、通勤手当と、時間外手当といったものがある。これらの手当であれば、事前に通勤経路を登録しておく、また出勤及び退勤といった勤怠情報を日々登録しておくだけで、手当についても特定可能である。そのため、手当を特定するために、日毎に特段の入力を要しない。
業務又は職種によっては、特別な作業を行った日には、その作業に応じた手当が付くというケースがある。このような場合には、日毎に手当情報の入力が必要になる。しかし、多くの業種又は職種では、手当の種類も数種類程度であり、日毎の入力もそれほど煩雑ではないため、日毎の入力が負担になることもない。
【0004】
しかし、医師のような特殊な職種の場合には、手当の数が数十乃至百以上あることが多い。そして、日々いくつもの手当が発生する。そのため、医師にとって、日毎に手当情報を入力することは負担になる。
多忙な医師が自身の手当情報を日々時間をかけて入力することは難しく、現実としては医療事務員等が医師の代理で手当情報を入力することが多い。この際、日々手当情報の入力がされるのではなく、複数の医師について1月分等のある程度の期間における各日の手当情報をまとめて入力するといったことが行われる。
【0005】
昨今、在宅勤務と特定の場所に出勤する勤務とを従業員が選択できるような勤務分類を設定している企業がある。在宅勤務のときは在宅勤務手当、特定の場所に出勤する場合は出勤手当、在宅勤務の後出勤する場合は、在宅勤務手当と出勤手当の両方を支給するなど企業によっては多岐に亘る状況になっている場合がある。このように、特定の職種でなくても手当の代理入力が有効となる場合もある。
【0006】
引用文献1には、雇用形態に応じた入力項目のみを表示することが記載されている。これにより、入力時間の短縮化及び入力ミスの低減が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開平06-089299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
引用文献1では、1月分等のある程度の期間における各日の手当情報、又は、複数の人の各人の手当情報をまとめて入力できるようになっていない。そのため、特殊な職種、あるいは特殊な勤務分類の場合には、手当情報の入力に手間がかかってしまう。
本開示は、特殊な職種、特殊な勤務分類の場合における手当情報の入力に手間を低減可能にすることも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る手当管理装置は、
複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する画面構成部と、
前記画面構成部によって構成された前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する入力制御部と、
前記入力制御部によって前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する画面表示部と
を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示では、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎の1つ以上の手当情報のそれぞれ入力欄を示した手当入力画面を表示する。これにより、1月分等のある程度の期間における各日の手当情報、又は、複数の人の各人の手当情報をまとめて入力できる。そして、本開示では、手当入力画面における組毎の各入力欄について、組に応じて入力可否を制御する。これにより、人毎及び日毎に入力可否が異なる手当の入力負担の軽減及び入力ミスの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態1に係る手当管理装置10の構成図。
図2】実施の形態1に係る手当管理装置10の全体的な処理のフローチャート。
図3】実施の形態1に係る代理情報31の説明図。
図4】実施の形態1に係る複数の日それぞれを対象の日とし、1人の従業員を対象の人とした手当入力画面を示す図。
図5】実施の形態1に係る1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面を示す図。
図6】実施の形態1に係る入力制御された手当入力画面を示す図。
図7】実施の形態1に係る画面構成処理のフローチャート。
図8】実施の形態1に係る入力制御情報32の説明図。
図9】実施の形態1に係る入力制御処理のフローチャート。
図10】実施の形態1に係る入力制御情報32の説明図。
図11】実施の形態1に係る更新処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る手当管理装置10の構成を説明する。
手当管理装置10は、コンピュータである。
手当管理装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
【0013】
プロセッサ11は、プロセッシングを行うICである。ICはIntegrated Circuitの略である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU、DSP、GPUである。CPUは、Central Processing Unitの略である。DSPは、Digital Signal Processorの略である。GPUは、Graphics Processing Unitの略である。
【0014】
メモリ12は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12は、具体例としては、SRAM、DRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略である。
【0015】
ストレージ13は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13は、具体例としては、SSD又はHDDである。SSDは、Solid State Driveの略である。HDDは、Hard Disk Driveの略である。また、ストレージ13は、SD(登録商標)メモリカード、CompactFlash(登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記録媒体であってもよい。SDは、Secure Digitalの略である。DVDは、Digital Versatile Diskの略である。
【0016】
通信インタフェース14は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB、HDMI(登録商標)のポートである。USBは、Universal Serial Busの略である。HDMIは、High-Definition Multimedia Interfaceの略である。
【0017】
手当管理装置10は、機能構成要素として、指定受付部21と、画面構成部22と、入力制御部23と、画面表示部24と、更新処理部25とを備える。手当管理装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、手当管理装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、手当管理装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
【0018】
ストレージ13には、代理情報31と、入力制御情報32とが記憶される。
【0019】
図1では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
【0020】
***動作の説明***
図2から図11を参照して、実施の形態1に係る手当管理装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る手当管理装置10の動作手順は、実施の形態1に係る手当管理方法に相当する。また、実施の形態1に係る手当管理装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る手当管理プログラムに相当する。
【0021】
図2を参照して、実施の形態1に係る手当管理装置10の全体的な処理の流れを説明する。
(ステップS11:ログイン処理)
指定受付部21は、入力者より手当管理装置10へのログインと、本人入力か代理入力かの指定を受け付ける。入力者が本人入力を指定した場合は、正当な本人と判定した後に、本人の手当情報を入力可の状態とする。
入力者が代理入力の指定をした場合は、指定受付部21は代理情報31を参照して、入力者が代理入力可能かどうかを判定し、可能と判定した場合は代理情報31において入力者に対応付けられた、入力者が入力可能な従業員を選択可能な状態にする。指定受付部21は代理情報31を参照して、入力者が代理入力不可と判定した場合は、その旨をエラー表示して終了する。
【0022】
図3を参照して、代理情報31を参照して入力者に対応付けられた入力可能な従業員を特定する方法について説明する。図3に示すように、代理情報31には、代理グループ情報311と、グループ所属情報312とが含まれる。代理グループ情報311には、入力者毎に、入力者が代理入力可能なグループが含まれる。グループ所属情報312には、グループ毎に、所属する従業員が含まれる。
指定受付部21は、代理グループ情報311を参照して、入力者が代理入力可能なグループを特定する。指定受付部21は、代理入力可能なグループが特定された場合には、入力者が代理入力可能と判定する。そして、指定受付部21は、グループ所属情報312を参照して、特定されたグループに、対応付けられた従業員を選択可能な状態にする。
【0023】
(ステップS12:入力対象指定受付処理)
指定受付部21は、ステップS11で本人入力が指定された場合には、本人を入力対象の従業員として指定した上で、手当情報の入力対象の期間の指定を受け付ける。
指定受付部21は、ステップS11で代理入力が指定された場合には、選択可能な状態の従業員の中から手当情報の入力対象の従業員の指定を受け付けるとともに、手当情報の入力対象の期間の指定を受け付ける。ここで、手当情報の入力対象の期間が複数の日を含む場合には、手当情報の入力対象の従業員は1人である。手当情報の入力対象の期間が1日の場合には、手当情報の入力対象の従業員は複数である。
【0024】
(ステップS13:画面構成処理)
画面構成部22は、ステップS12で入力対象として指定された全ての従業員に対応する手当を特定する。そして、画面構成部22は、特定された各手当についての手当情報の入力欄を示した手当入力画面を構成する。
この際、ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、画面構成部22は、図4に示すように、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の従業員を対象の人として、対象の日と対象の人との組毎の1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、画面構成部22は、図5に示すように、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人として、対象の日と対象の人との組毎の手当情報の1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する。
図4は、入力者が「〇〇太郎」さんの代理入力をするための画面例である。図5は、入力者が2023年3月31日の「〇〇太郎」さん、「〇〇次郎」さん、「〇〇三郎」さん等の代理入力をするための画面例である。
【0025】
(ステップS14:入力制御処理)
入力制御部23は、ステップS13で構成された手続入力画面における組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する。具体的には、入力制御部23は、組毎及び手当情報毎に、その組のその手当の支給があり得る場合には、その手当情報の入力欄を入力可とし、その組のその手当の支給があり得ない場合には、その手当情報の入力欄を入力不可となるように制御する。
具体例としては、入力制御部23は、組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、入力可の場合には、その入力欄を入力できる状態とし、入力不可の場合には、その入力欄をできない状態とする。例えば、入力制御部23は、図4に示す手当入力画面について、図6に示すように入力不可の入力欄を非表示にして、入力不可の入力欄を入力できない状態にする。
【0026】
(ステップS15:画面表示処理)
画面表示部24は、ステップS14で組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された手当入力画面を表示装置に表示する。例えば、図6に示すような手当入力画面が表示される。図6では、破線で囲んだ部分の入力欄が表示されていない。
【0027】
(ステップS16:更新処理)
更新処理部25は、ステップS15で表示された手当入力画面における入力欄に対する入力を受け付ける。そして、更新処理部25は、入力された手当情報についてエラーチェックを行った上で、手当データを更新する。
【0028】
図7を参照して、実施の形態1に係る画面構成処理(図2のステップS13)を説明する。
ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、画面構成部22は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の従業員を対象の人として、ステップS21からステップS22の処理を実行する。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、画面構成部22は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人として、ステップS21からステップS22の処理を実行する。
【0029】
(ステップS21:表示手当特定処理)
画面構成部22は、入力制御情報32を参照して、対象の日及び対象の従業員に対応する表示手当を特定する。
図8を参照して具体的に説明する。
図8に示すように、入力制御情報32には、従業員情報321と、手当基本情報322とが含まれる。従業員情報321には、期間及び従業員毎に、勤務分類と、職種と、役職と、資格とが含まれる。手当基本情報322には、勤務分類及び期間毎に、手当が含まれる。
画面構成部22は、従業員情報321を参照して、対象の日及び対象の従業員の勤務分類を特定する。勤務分類は、昼勤、夜勤といった勤務の種別を示す。画面構成部22は、手当基本情報322を参照して、特定された勤務分類と、入力対象の期間を含む全ての期間についての手当を表示手当として特定する。
【0030】
(ステップS22:表示手当記憶処理)
画面構成部22は、ステップS21で特定された表示手当をメモリ12に記憶する。この際、画面構成部22は、重複を排除して表示手当を記憶する。つまり、画面構成部22は、同じ手当が重複して記憶されることのないようにする。
【0031】
(ステップS23:構成処理)
画面構成部22は、ステップS22でメモリ12に記憶された各表示手当についての入力欄を示した手当入力画面を構成する。
ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、図4に示すように、画面構成部22は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の従業員を対象の人として、対象の日と対象の人との組毎の1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、図5に示すように、画面構成部22は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人として、対象の日と対象の人との組毎の1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する。
【0032】
図9を参照して、実施の形態1に係る入力制御処理(図2のステップS14)を説明する。
ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、画面構成部22は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の従業員を対象の人として、ステップS31からステップS32の処理を実行する。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、画面構成部22は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人として、ステップS31からステップS32の処理を実行する。
【0033】
(ステップS31:可手当特定処理)
入力制御部23は、入力制御情報32を参照して、対象の従業員に対応する手当グループを特定する。
【0034】
図10を参照して具体的に説明する。
図10に示すように、入力制御情報32には、従業員情報321と手当基本情報322とに加えて、制御情報323と、手当グループ情報324と、手当割当情報325とが含まれる。制御情報323には、勤務分類毎に、制御条件が含まれる。手当グループ情報324には、職種と役職と資格とのいずれか毎に、手当グループが含まれる。手当割当情報325には、手当グループ毎に、手当が含まれる。
入力制御部23は、従業員情報321を参照して、対象の日及び対象の従業員の勤務分類を特定する。入力制御部23は、制御情報323を参照して、対象の従業員の勤務分類についての制御条件を特定する。制御条件は、職種と役職と資格とのどの情報を用いて手当グループを特定するかを示す。入力制御部23は、従業員情報321を参照して、職種と役職と資格との情報のうち、特定された制御条件が示す情報であって、対象の日及び対象の従業員についての情報を特定する。例えば、勤務分類が分類Aであれば、制御条件は職種であるので、入力制御部23は、対象の日及び対象の従業員の職種を特定する。入力制御部23は、手当グループ情報324を参照して、特定された情報についての手当グループを特定する。例えば、職種が特定された場合には、入力制御部23は、特定された職種についての手当グループを特定する。入力制御部23は、手当割当情報325を参照して、特定された手当グループについての手当を可手当として特定する。
【0035】
(ステップS32:制御処理)
入力制御部23は、対象の日及び対象の従業員の組についての各入力欄の入力制御を行う。具体的には、入力制御部23は、ステップS31で可手当として特定された手当の入力欄については入力可とし、ステップS31で可手当として特定されていない手当の入力欄については入力不可とする。例えば、入力制御部23は、図6に示すように入力不可の入力欄を非表示にして、入力不可の入力欄を入力できない状態にする。ステップS31で可手当として特定されなかった手当は、入力不可であることが入力者に伝わればよいので、入力不可の入力欄の表示方法については、図6に限定されない。
【0036】
図11を参照して、実施の形態1に係る更新処理(図2のステップS16)を説明する。
(ステップS41:入力受付処理)
更新処理部25は、ステップS15で表示された手当入力画面における入力欄に対する入力を受け付ける。
具体的には、ユーザによって手当入力画面における入力欄に対して入力がされる。必ずしも全ての入力欄に対して入力がされるわけではなく、入力が必要な入力欄に入力がされる。入力が必要な入力欄に入力が済むと、一時保存又は確定のボタンが押下される。すると、更新処理部25は、処理をステップS42に進める。
【0037】
更新処理部25は、手当入力画面の各行を対象の行として、ステップS42からステップS44の処理を実行する。
ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、図4に示すように、手当入力画面には日毎に行が設定されている。したがって、更新処理部25は、日毎にステップS42からステップS44の処理を実行する。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、図5に示すように、手当入力画面には人毎に行が設定されている。したがって、更新処理部25は、人毎にステップS42からステップS44の処理を実行する。
また図4及び図5で示した手当入力画面において、手当名の右側に表示されたアイコンがコピー機能を備えるので入力者の操作がしやすくなる。図4の手当入力画面であれば、同じ勤務形態が複数日にあることが確認できれば、1回入力した手当情報を複数日にちにコピーすることで操作性が向上する。図5の手当入力画面であれば、同日に同じ勤務形態をした人が複数人いることが確認できれば、一人に入力した手当情報を複数人にコピーすることで操作性が向上する。
【0038】
(ステップS42:エラーチェック処理)
更新処理部25は、対象の行についてのエラーチェックを行う。
つまり、更新処理部25は、ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であったとする。この場合には、更新処理部25は、日毎にエラーチェックを行う。一方、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であったとする。この場合には、更新処理部25は、人毎にエラーチェックを行う。
更新処理部25は、エラーがあった場合には、処理をステップS43に進める。一方、更新処理部25は、エラーがなかった場合には、処理をステップS44に進める。
【0039】
(ステップS43:エラー処理)
更新処理部25は、対象の行についてのデータ更新を行わず、エラー状態を記録する。更新処理部25は、対象の行に対してエラーがあったことを示す表示を行う。
【0040】
(ステップS44:データ設定処理)
更新処理部25は、対象の行についてステップS41で入力されたデータでデータ更新する。
【0041】
(ステップS45:終了判定処理)
更新処理部25は、ユーザから終了の入力がされたか否かを判定する。
更新処理部25は、終了の入力がされた場合には、処理を終了する。一方、更新処理部25は、終了の入力がされない場合には、処理をステップS41に戻す。
【0042】
実施の形態1に係るエラーチェック処理(図11のステップS42)を説明する。
更新処理部25は、対象の行に閉じたエラーチェックを行う。つまり、更新処理部25は、対象の行以外の行の情報を使用することなくエラーチェックを行う。
具体例としては、更新処理部25は、対象の行に入力された情報が、勤怠情報等と比較して適切であるか否かを判定する。例えば、更新処理部25は、対象の行に入力された時刻が勤怠情報に登録されている勤務時間内であるかをチェックする。更新処理部25は、対象の行に入力された時刻が勤務時間外であればエラーがあると判定する。ここでは、勤怠情報は、別途設けられた勤怠管理システム等に登録されているものとする。
【0043】
更新処理部25は、複数の行に跨ったエラーチェックを行う。
つまり、更新処理部25は、ステップS11で指定された入力対象の期間が複数の日を含み、入力対象の従業員が1人であった場合には、複数の日に跨ったエラーチェックを行う。複数の日に跨ったエラーチェックとは、対象の日と、複数の日のうち対象の日以外の日との関係に基づいたエラーチェックである。
一方、更新処理部25は、ステップS11で入力対象の期間が1日であり、入力対象の従業員が複数の人であった場合には、複数の人に跨ったエラーチェックを行う。複数の人に跨ったエラーチェックとは、対象の人と、複数の人のうち対象の人以外の人との関係に基づいたエラーチェックである。
【0044】
複数の日に跨ったエラーチェックとしては、複数日連続して特定作業を行った場合に支払われる手当が正しく入力されているかのチェックが考えられる。例えば、3日連続して特定作業を行った場合に支払われる手当であれば、更新処理部25は、3日連続してその手当の入力がされているか否かを判定する。更新処理部25は、3日連続してその手当の入力がされていなければエラーがあると判定する。
また、手当情報の入力対象の期間がある月である場合には、手術の手当の合計数と、その月の手術報告書の手術回数の合計数とが一致しているかのチェックが考えられる。例えば、手当情報の入力対象の期間が10月であれば、更新処理部25は、全ての行に入力された手術の手当の合計数と、10月の手術報告書の手術回数とが一致しているか否かを判定する。更新処理部25は、一致していなければエラーがあると判定する。
【0045】
複数の人に跨ったエラーチェックとしては、他の人に入力された手当との比較から対象の人の手当の妥当性をチェックすることが考えられる。例えば、対象の日には、複数の人が同一の特定作業を行ったと想定されるとする。このとき、更新処理部25は、複数の人に同一の特定作業についての手当の入力がされているか否かを判定する。更新処理部25は、同一の特定作業についての手当の入力がされていなければ、エラーがあると判定する。
医療事務等が医師の代理で手当てを入力する場合には、電子カルテ等の記録を参照して手当を入力する。すると、電子カルテへの記入漏れ又は記入方法の違いにより、手当の入力が漏れてしまう可能性がある。このような場合に、複数の人に跨ったエラーチェックを行うことで、手当の入力漏れを低減することができる。
また複数の手当が支給可能であるが、1日に対しては1つしか支給できない制限がある手当がある。例えば、A手当、B手当、C手当は、3つのうち1つしか1日に支給できない手当だったとする。その場合、入力者は複数人に入力された手当との比較により、それぞれの人に最適な手当を支給するように操作しやすくなる。
【0046】
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る手当管理装置10は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎の1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を表示する。
これにより、1月分等のある程度の期間における各日の手当情報、又は、複数の人の各人の手当情報をまとめて入力できる。特に、医師のような特殊な職種の場合に、手当情報の入力に係る手間を低減可能である。
例えば、複数の日に跨って登録される手当、複数の人に跨って登録される手当がある。このような手当については、日毎及び人毎の入力画面で入力すると、時間がかかってしまい、間違いも多くなる。しかし、実施の形態1に係る手当管理装置10を用いることで、短時間で正確に入力可能になる。
【0047】
実施の形態1に係る手当管理装置10は、手当入力画面における組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する。
具体的には、実施の形態1に係る手当管理装置10は、各組を対象の組として、対象の組における対象の人の勤務分類に応じて入力可否を制御する。また、実施の形態1に係る手当管理装置10は、各組を対象の組として、対象の組における対象の人の勤務分類とさらに、職種と役職と資格と、対象の組における対象の日の種別とに応じて、前記対象の組の1つ以上の入力欄それぞれの入力可否を制御する。
これにより、人毎及び日毎に入力可否が異なる手当の入力負担の軽減及び入力ミスの低減を図ることができる。
医師のような特殊な職種の場合には、手当の種類が非常に多く、入力ミスを起こし易い。しかし、組に応じて入力可否が制御されることで、不要な入力をしてしまうことが防止されるので、実施の形態1に係る手当管理装置10は、手当の種類が多い場合に特に有効である。
【0048】
実施の形態1に係る手当管理装置10は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面を表示した場合には、日毎にエラーチェックを行う。また、実施の形態1に係る手当管理装置10は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面を表示した場合には、人毎にエラーチェックを行う。これにより、エラーのあった日又は人だけを再入力させるといったことが可能になり、スムーズに手当の入力が可能である。
【0049】
実施の形態1に係る手当管理装置10は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面を表示した場合には、複数の日に跨ったエラーチェックを行う。また、実施の形態1に係る手当管理装置10は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面を表示した場合には、複数の人に跨ったエラーチェックを行う。これにより、1日を対象の日とし、1人を対象の人とした一般的な手当入力画面ではできなかったエラーチェックを行うことが可能になる。その結果、手当の支給を誤ることを防止可能である。
【0050】
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、入力対象の期間として、1月を例として示した。しかし、入力対象の期間は、1月に限らず、4週4休の区分毎の期間等でもよい。また期間は、複数月でもよい。
【0051】
<変形例2>
実施の形態1では、入力制御処理(図2のステップS14)で、入力制御部23は、組毎の入力欄について入力可否の制御をした。入力制御部23は、組毎に、入力可となった入力欄で入力できる情報を制御してもよい。つまり、入力できる情報は、人毎、日毎に異なる可能性がある。そこで、入力制御部23は、各組について、その組の人及び日に応じて入力欄で入力できる情報を制御してもよい。例えば、プルダウン等で入力する情報を選択させる場合には、入力制御部23は選択肢として表示する情報を制御してもよい。
【0052】
<変形例3>
実施の形態1では、入力制御処理(図2のステップS14)で、日に応じて入力可否を制御した。しかし、曜日に応じて入力可否を制御してもよい。
【0053】
<変形例4>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例4として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例4について、実施の形態1と異なる点を説明する。
【0054】
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、手当管理装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路を備える。電子回路は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
【0055】
電子回路としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAが想定される。GAは、Gate Arrayの略である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略である。
各機能構成要素を1つの電子回路で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路に分散させて実現してもよい。
【0056】
<変形例5>
変形例5として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
【0057】
プロセッサ11とメモリ12とストレージ13と電子回路とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
【0058】
また、以上の説明における「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「処理回路」に読み替えてもよい。
【0059】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する画面構成部と、
前記画面構成部によって構成された前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する入力制御部と、
前記入力制御部によって前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する画面表示部と
を備える手当管理装置。
(付記2)
前記画面表示部は、前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、入力不可の場合には入力できない状態として表示する
付記1に記載の手当管理装置。
(付記3)
前記入力制御部は、各組を対象の組として、前記対象の組における前記対象の人の勤務分類に応じて、前記対象の組の1つ以上の入力欄それぞれの入力可否を制御する
付記1又は2に記載の手当管理装置。
(付記4)
前記入力制御部は、各組を対象の組として、前記対象の組における前記対象の人の勤務分類と職種と役職と資格と、前記対象の組における前記対象の日の種別とに応じて、前記対象の組の1つ以上の入力欄それぞれの入力可否を制御する
付記3に記載の手当管理装置。
(付記5)
前記手当管理装置は、さらに、
前記手当入力画面が複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした場合には、日毎にエラーチェックを行い、前記手当入力画面が1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした場合には、人毎にエラーチェックを行う更新処理部
を備える付記1から4までのいずれか1項に記載の手当管理装置。
(付記6)
前記更新処理部は、前記手当入力画面が複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした場合には、前記対象の日と、前記複数の日のうち前記対象の日以外の日との関係に基づいたエラーチェックを行う
付記5に記載の手当管理装置。
(付記7)
前記更新処理部は、前記手当入力画面が1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした場合には、前記対象の人と、前記複数の人のうち前記対象の人以外の人との関係に基づいたエラーチェックを行う
付記5に記載の手当管理装置。
(付記8)
コンピュータが、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成し、
コンピュータが、前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御し、
コンピュータが、前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する手当管理方法。
(付記9)
複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面する画面構成処理と、
前記画面構成処理によって構成された前記手当入力画面における前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する入力制御処理と、
前記入力制御処理によって前記組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された前記手当入力画面を表示する画面表示処理と
を行う手当管理装置としてコンピュータを機能させる手当管理プログラム。
【0060】
以上、本開示の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、本開示は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0061】
10 手当管理装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、21 指定受付部、22 画面構成部、23 入力制御部、24 画面表示部、25 更新処理部、31 代理情報、32 入力制御情報、311 代理グループ情報、312 グループ所属情報、321 従業員情報、322 手当基本情報、323 制御情報、324 手当グループ情報、325 手当割当情報。
【要約】
【課題】医師のような特殊な職種の場合における手当情報の入力に手間を低減可能にする。
【解決手段】画面構成部22は、複数の日それぞれを対象の日とし、1人の人を対象の人とした手当入力画面、又は、1日を対象の日とし、複数の人それぞれを対象の人とした手当入力画面であって、対象の日と対象の人との組毎に1つ以上の手当情報それぞれの入力欄を示した手当入力画面を構成する。入力制御部23は、手当入力画面における組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて、組に応じて入力可否を制御する。画面表示部24は、組毎の1つ以上の入力欄それぞれについて入力可否が制御された手当入力画面を表示する。
【選択図】図1
図1
図2
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図6
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図10
図11