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特許7576170参照信号の伝送方法、装置、機器及び読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-22
(45)【発行日】2024-10-30
(54)【発明の名称】参照信号の伝送方法、装置、機器及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20241023BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241023BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20241023BHJP
【FI】
H04W64/00 173
H04W72/23
H04W88/18
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023522808
(86)(22)【出願日】2020-10-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 CN2020120777
(87)【国際公開番号】W WO2022077248
(87)【国際公開日】2022-04-21
【審査請求日】2023-06-12
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンジュ
【審査官】米倉 明日香
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/092714(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0028648(US,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,On Demand Transmission of PRS for NR,3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817902,2018年11月02日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,On-demand PRS transmission and dynamic PRS resource allocation,3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2007128,2020年08月07日
【文献】Qualcomm Incorporated,Comparison of 5GC-LMF and RAN-LMC based Positioning,3GPP TSG RAN WG3 #105 R3-193587,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用される参照信号の伝送方法であって、前記方法は、
位置決め要求を決定するステップを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータを送信するように指示するために用いられ
前記ネットワークデバイスは位置管理機能ネットワーク要素である、
ことを特徴とする参照信号の伝送方法
【請求項2】
前記方法は、
前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータを送信するように指示するために用いられ、前記位置決め要求または前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、前記位置決め参照信号を伝送するステッ
さらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記ネットワークデバイスに前記位置決め要求を送信するステップをさらに含
ことを特徴とする請求項1に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項4】
前記位置決め要求を決定するステップは、
ネットワークデバイスから送信される前記位置決め要求を受信するステップを含
ことを特徴とする請求項1に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項5】
前記リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記位置決め参照信号は、位置決めのための上りリンク信号、または、下りリンク位置決め参照信号を含み、
リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、及び/又は、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定され、前記時間周波数リソース位置パラメータは、周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含み、
前記方法は、前記ネットワークデバイスから送信されるリソース指示情報を受信するステップであって、前記リソース指示情報に、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとのマッピング関係と、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つが含まれるステップをさらに含み、前記リソース指示情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項6】
ネットワークデバイスに適用される参照信号の伝送方法であって、前記方法は
位置決め要求を決定するステップを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータを送信するように指示するために用いられ
前記ネットワークデバイスは位置管理機能ネットワーク要素である、
ことを特徴とする参照信号の伝送方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータを送信するように指示するために用いられ、前記位置決め要求または前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、前記位置決め参照信号を伝送するステップ
をさらに含み、
前記位置決め要求を決定するステップは、
前記端末装置から送信される前記位置決め要求を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記端末装置に前記位置決め要求を送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項9】
前記リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記位置決め参照信号は、位置決めのための上りリンク信号、または、下りリンク位置決め参照信号、を含み、
リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、及び/又は、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定され、前記時間周波数リソース位置パラメータは、周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含み、
前記方法は、前記端末装置にリソース指示情報を送信するステップであって、前記リソース指示情報に、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとのマッピング関係と、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つが含まれるステップをさらに含み、前記リソース指示情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である、
ことを特徴とする請求項に記載の参照信号の伝送方法。
【請求項10】
端末装置であって、前記端末装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続されるトランシーバと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~のいずれかに記載の参照信号の伝送方法を実現するために実行可能な命令をロードして実行するように構成される、
ことを特徴とする端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信の分野に関し、特に参照信号の伝送方法、装置、機器及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
新しい無線システムでは、新たに位置決め参照信(Positioning Reference Signal、PRS)を定義し、主にPRSを周期的に送信することをサポートし、かつ1周期内でPRSリソースの繰り返し送信をサポートする。
【0003】
関連技術では、PRSは1スロット(slot)内で1回しか送信できないが、PRSが占有するシンボル数はslot内の連続する2、4、6、12つのシンボルであってもよい。
【0004】
しかしながら、周期的にPRSを送信することは、シグナリングの浪費を招きやすく、あるいは位置決め待ち時間が長くて精度が悪いという問題を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、参照信号の伝送方法、装置、機器及び読み取り可能な記憶媒体を提供し、位置決め参照信号の伝送効率を向上させることができる。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、端末装置に適用される参照信号の伝送方法を提供し、前記方法は、
位置決め要求を決定するステップを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0007】
別の態様では、ネットワークデバイスに適用される参照信号の伝送方法を提供し、前記方法は、
位置決め要求を決定するステップを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0008】
別の態様では、端末装置に適用される参照信号の伝送装置を提供し、前記装置は、
位置決め要求を決定するように構成される処理モジュールを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0009】
別の態様では、ネットワークデバイスに適用される参照信号の伝送装置を提供し、前記装置は、
位置決め要求を決定するように構成される処理モジュールを含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0010】
別の態様では、端末装置を提供し、この端末装置は、
プロセッサと、
プロセッサに接続されるトランシーバと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、上記本開示の実施例に記載の参照信号の伝送方法を実現するために、実行可能な命令をロードして実行するように構成される。
【0011】
別の態様では、ネットワークデバイスを提供し、このネットワークデバイスは、
プロセッサと、
プロセッサに接続されるトランシーバと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、上記本開示の実施例に記載の参照信号の伝送方法を実現するために、実行可能な命令をロードして実行するように構成される。
【0012】
別の態様によれば、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット、または命令セットが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたは命令セットは、上記本開示の実施例に記載の参照信号の伝送方法を実現するためにプロセッサによってロードされて実行される。
【発明の効果】
【0013】
本開示の実施例によって提供される技術案がもたらす有益な効果は少なくとも以下を含む。
【0014】
位置決め要求によって位置決め参照信号の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め要求に基づいてリソース設定パラメータを決定した後、位置決め参照信号を伝送する。これによって、位置決め参照信号の余分な伝送によるシグナリングを回避し、位置決め参照信号の伝送周期が大きく、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題を回避する。また、位置決め要求によって位置決め測定結果の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め測定結果を伝送して、これによって非周期的な位置決め測定結果の送信方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本開示の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明において使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明の図面は本開示の一部の実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
図1】本開示の例示的な一実施例によって提供される通信システムのブロック図である。
図2】本開示の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送方法のフローチャートである。
図3】本開示の別の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送方法のフローチャートである。
図4】本開示の別の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送方法のフローチャートである。
図5】本開示の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送装置のブロック構成図である。
図6】本開示の別の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送装置のブロック構成図である。
図7】本開示の例示的な一実施例に示される通信装置のブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下添付図面と併せて本開示の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0017】
図1は、本開示の例示的な一実施例によって提供される通信システムのブロック図を示し、この通信システムは、コアネットワーク11、アクセスネットワーク12、及び端末13を含むことができる。
【0018】
コアネットワーク11にはいくつかのコアネットワークデバイス110が含まれる。コアネットワークデバイス110は、アクセスと移動管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、及びユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)などのデバイスを含み、選択的に、コアネットワーク11には位置管理機能(Location Management Function、LMF)も含まれる。ここで、AMFは端末のアクセス権限及び切り替えなどの機能を制御するために用いられ、SMFは、IPアドレスやアンカーポイントの変化など、サーバの継続性、サーバの継続的なユーザ体験を提供するために用いられ、LMFは位置決め計算をサポートし、端末から下り位置決め測定結果または位置決め推定を取得するために用いられる。
【0019】
ネットワークデバイス120は基地局であってもよく、基地局はアクセスネットワークに設定されて端末のために無線通信機能を提供するための装置である。基地局は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含むことができる。異なる無線アクセス技術を採用するシステムでは、基地局機能を備えるデバイスの名前は異なる可能性があり、例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムでは、eNodeBまたはeNBと呼ばれ、5 G新しい無線(New Radio、NR)システムでは、gNode BまたはgNBと呼ばれる。通信技術のエボリューションにつれて、「基地局」という表現の説明が変化する可能性がある。容易をするために、本開示の実施例では、上記端末のために無線通信機能を提供する装置をアクセスネットワークデバイスと総称する。
【0020】
端末13は、無線通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、産業モノのインターネット(Industry Internet of Things、IIoT)デバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイス、及び様々な形態のユーザ装置(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、端末(terminal device)などを含む。説明を容易にするために、上記に記載のデバイスを端末機器と総称する。ネットワークデバイス120と端末装置14との間では、Uuインターフェースなどのある無線インターフェース技術によって互いに通信する。
【0021】
本開示の実施例の技術的な方案は、グローバル移動体通信(Global System of Mobile Communication、GSM)システム、符号分割多元アクセス(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、先進的なロングタームエボリューション(Advanced long Term Evolution、LTE-A)システム、新無線(New Radio、NR)システム、NRシステムのエボリューションシステム、アンライセンススペクトル上のLTE(LTE-based access to Unlicensed spectrum、LTE-U)システム、NR-Uシステム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、次世代通信システムまたはその他の通信システムなどの様々な通信システムに適用され得る。
【0022】
通常、従来の通信システムでサポートする接続数は限られており、実現も容易であるが、しかしながら、通信技術の発展に伴い、移動通信システムは従来の通信だけでなく、例えば、デバイス対デバイス(Device to Device、D2D)通信、マシン対マシン(Machine to Machine、M2M)通信、マシンタイプ通信(Machine Type Communication、MTC)、車両間(Vehicle to Vehicle、V2V)通信及びクルマのインターネット(Vehicle to Everything、V2X)システムなどもサポートする。本開示の実施例は、これらの通信システムにも適用することができる。
【0023】
NR Rel-16システムでは、下りリンク位置決め参照信号PRSが新たに定義され、周期的に送信されるPRSがサポートされ、1周期内でPRS resourceの繰り返し送信がサポートされることができ、周期内の繰り返し送信回数と2つの送信間の時間間隔とさらに設定(configure)され、時間間隔がN個のslotであり、Nは自然数である。現在PRSは1つのslot内で1回しか送信できないが、PRSが占有するシンボル数はslot内の連続する2、4、6、12つのシンボルであってもよい。開始シンボル位置は、slot内の1~13つのシンボルのいずれかでもよい。
【0024】
しかし、周期的に送信する場合、不要なのに依然として送信することによってシグナリングが浪費になるという問題があり、または、送信周期が大きすぎるため、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題がある。
【0025】
本開示の実施例は需要(on-demand)に基づく位置決め参照信号の伝送方法を提供し、位置決め参照信号を実際の位置決め需要に応じて送信し、リソース使用効率を向上させ、位置決め待ち時間を減少させ、位置決め精度を向上させる。同時に、需要に基づく位置決め測定結果の送信方法も提供される。
【0026】
図2は、本開示の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送方法のフローチャートである。この方法を端末装置に適用する例として説明し、図2に示すように、この方法は以下のステップ201~203を含む。
【0027】
ステップ201、位置決め要求を決定する。
【0028】
いくつかの実施例では、端末が位置決め要求を決定するステップは2つの場合を含む:1、端末は位置決め要求を決定した後、ネットワークデバイスに位置決め要求を送信する。2、ネットワークデバイスは端末に位置決め要求を送信する。
【0029】
選択的に、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、位置決め要求は、端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0030】
ステップ202、位置決め要求または位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、位置決め信号を伝送する。
【0031】
選択的に、上記の位置決め参照信号は、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)などの位置決めのための上りリンク信号、またはランダムアクセスプリアンブルなどの他の上りリンク信号、または、下りリンク位置決め参照信号PRSを含む。すなわち、位置決め参照信号は、端末装置からネットワークデバイスに送信される上りリンク信号、または、ネットワークデバイスから端末装置に送信される下りリンク位置決め参照信号を含む。
【0032】
ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスまたは位置管理機能ネットワーク要素LMFである。
【0033】
選択的に、位置決め要求がネットワークデバイスにリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を端末装置に送信するように指示する場合、主に次のような場合に分けられる。
【0034】
第1の場合、位置決め要求は端末装置によって決定された後、アクセスネットワークデバイスに送信されるものであり、すなわちUEがgNBに位置決め要求を送信する。
【0035】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合は、
1.1物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介してアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信するステップを含み、
選択的に、時間周波数リソースまたはランダムアクセスプリアンブルリソースのうちの少なくとも1つを含む専用のランダムアクセスリソースを使用して、位置決め要求を示す。
【0036】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合、アクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦し、または、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦せず、アクセスネットワークデバイスによってリソース設定パラメータを指示する。
【0037】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦しない場合、端末は物理ランダムアクセスチャネルのみを介して位置決め要求を送信し、アクセスネットワークデバイスは4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介してリソース設定パラメータを指示し、同時にアクセスネットワークデバイスは端末装置に下りリンク位置決め参照信号を送信し、端末装置はリソース設定パラメータに基づいて基地局から送信される下りリンク位置決め参照信号を測定し、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して測定結果をアクセスネットワークデバイスにフィードバックする。
【0038】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦する場合、端末装置はアクセスネットワークデバイスに位置決め要求補足情報を送信することもでき、位置決め要求補足情報に位置決め参照信号の第1の指示情報が含まれ、この第1の指示情報は、端末装置がアクセスネットワークデバイスに推薦する位置決め参照信号のリソース設定パラメータの推薦情報である。選択的に、位置決め要求補足情報は4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して送信され、または、位置決め要求補足情報は2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCH信道リソースを介して送信される。
【0039】
選択的に、端末装置はアクセスネットワークデバイスが指示するリソース設定パラメータを受信し、これによってリソース設定パラメータに基づいて位置決め参照信号を測定する。選択的に、端末装置は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介してアクセスネットワークデバイスから送信される位置決め参照信号の第2の指示情報を受信し、第2の指示情報はアクセスネットワークデバイスから送信される位置決め参照信号のリソース設定パラメータを示す。すなわち、第2の指示情報は、アクセスネットワークデバイスから送信される下りリンク位置決め参照信号のリソース設定パラメータを示す。または第2の指示情報は端末から送信される位置決めのための上りリンク信号のリソース設定パラメータの第2の指示情報を示す。
【0040】
選択的に、端末リソース設定パラメータに基づいてアクセスネットワークデバイスから送信される下りリンク位置決め参照信号を測定し、測定結果をアクセスネットワークデバイスにフィードバックし、端末装置は4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して測定結果をアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0041】
1.2 スケジューリング要求(Scheduling Request、SR)を介してアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する。
【0042】
いくつかの実施例では、端末装置はSRを介して位置決め要求を物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)で送信する。
【0043】
選択的に、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後、端末装置に物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)リソースを割り当て、端末がPUSCHで位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータの情報を送信し、詳細は1.1と同様であり、ここでは省略する。
【0044】
第2の場合、位置決め要求は、アクセスネットワークデバイスによって決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわち、gNBがUEに位置決め要求を送信する。
【0045】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは、端末装置にページング(paging)メッセージを送信することによって端末装置に位置決め要求を送信し、端末装置はアクセスネットワークデバイスから送信されるページングメッセージを受信し、ページングメッセージに位置決め要求が含まれる。選択的に、端末装置はアクセスネットワークデバイスから送信される第1の下りリンクシグナリングをさらに受信し、第1の下りリンクシグナリングが位置決め参照信号の第3の指示情報を指示し、第3の指示情報にリソース設定パラメータが含まれ、第1の下りリンクシグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング、メディアアクセス制御層(Medium Access Control、MAC)シグナリング及び下りリンク制御シグナリング(Downlink Control Information、DCI)のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは下りリンクシグナリングを送信する方式で端末装置に位置決め要求を直接送信することもでき、すなわち、端末装置は、アクセスネットワークデバイスから送信される第2の下りリンクシグナリングを受信し、第2の下りリンクシグナリングは第4の指示情報を介して位置決め要求を指示し、第2の下りリンクシグナリングは無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含み、第4の指示情報に位置決め参照信号のリソース設定パラメータが含まれる。
【0047】
第3の場合、位置決め要求は端末装置によって決定された後、位置管理機能ネットワーク要素LMFに送信されるものであり、すなわちUEがLMFに位置決め要求を送信する。
【0048】
選択的に、端末はLMFに位置決め要求を送信すると共に、LMFに位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータを送信し、または、端末はLMFから直接送信されるリソース設定パラメータを受信し、または、端末はLMFからアクセスネットワークデバイスを介して送信されるリソース設定パラメータを受信する。
【0049】
第4の場合、位置決め要求はLMFが決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわちLMFがUEに位置決め要求を送信する。
【0050】
選択的に、LMFは端末に位置決め要求を送信すると共に、端末装置にリソース設定パラメータを直接送信し、または、LMFはアクセスネットワークデバイスを介して端末装置にリソース設定パラメータを送信する。
【0051】
いくつかの実施例では、リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
リソースマッピング識別子は時間周波数リソース位置を指示し、ビーム識別子は位置決め参照信号を伝送するビームを指示する。
【0053】
選択的に、端末装置は、ネットワークデバイスから送信されるリソース指示情報を受信し、リソース指示情報には、リソースマッピング識別子と時間周波数リソースパラメータとのマッピング関係、及びビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、リソース指示情報は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である。このネットワークデバイスは、LMFまたはアクセスネットワークデバイスとして実装することができる。
【0054】
すなわち、いくつかの実施例では、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、及び/又は、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定される。
【0055】
いくつかの実施例では、上記時間周波数リソース位置パラメータは周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含む。
【0056】
すなわち、リソースマッピング方式には以下のパラメータの少なくとも1つが含まれる:
1、Pattern ID、すなわち、マッピングして時間周波数リソース位置パラメータを取得するためのリソースマッピング識別子である。
2、周波数領域パラメータ1であって、それに帯域幅情報、帯域幅リソース(Bandwidth Part、BWP)情報、サブキャリア間隔(Sub-Carrier Space、SCS)情報、開始リソースブロック(Resource Block、RB)などの情報が含まれる。
3、周波数領域パラメータ2であって、コム値Combsizeサイズ、各RBにおけるリソース要素(Resource Element、RE)オフセット値などの情報が含まれる。
4、時間領域リソース1であって、占有するシンボル数、シンボルの開始位置などの情報が含まれる。
5、時間領域リソース2であって、送信回数、2回ごとの送信時間の間隔などの情報が含まれる。
6、空間領域パラメータであって、ポート(port)数、ビーム情報などが含まれる。
【0057】
ビーム識別子は参照信号識別子に対応して以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含む:
1、ビームID、すなわち、ビーム識別子、
2、送受信点(Transmission Reception Point、TRP)ID、
3、参照信号ID。
【0058】
選択的に、上記パラメータは、LMFからプロトコルシグナリングを介して端末装置に送信されるものであってもよいし、アクセスネットワークデバイスからRRCシグナリングを介して端末装置に送信されるものであってもよく、またはアクセスネットワークデバイスからRRCシグナリングとMACシグナリングを介して端末装置に送信されるものであってもよい。
【0059】
なお、上記の説明では、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられることを例として説明する。いくつかの実施例では、位置決め要求は、端末がネットワークデバイスに測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0060】
ステップ203、位置決め要求に基づいてネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0061】
すなわち、端末は下りリンク位置決め参照信号を測定し、測定結果を取得し、ネットワークデバイスへの測定結果の送信を要求するための位置決め要求を送信する。
【0062】
端末がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するための位置決め要求に応答して、位置決め要求に基づいてネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0063】
選択的に、位置決め要求が位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる場合、位置決め要求はランダムアクセスチャネルを介して送信され、これによって測定結果は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHを介して送信される。
【0064】
いくつかの実施例では、位置決め要求はSRを介して送信されてもよく、測定結果は、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後に端末装置に送信されるDCIシグナリングスケジューリングによって指示されるPUSCHを介して送信される。
【0065】
選択的に、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に送信する要求である。概略的に、アクセスネットワークデバイスは、位置決め要求が含まれるページングメッセージを端末装置に送信する。位置決め要求は端末装置がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するため、端末装置4は、ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsgAにおけるPUSCHリソースを介してアクセスネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0066】
以上のように、本実施例によって提供される参照信号の伝送方法は、位置決め要求によって位置決め参照信号の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め要求に基づいてリソース設定パラメータを決定した後、位置決め参照信号を伝送することにより、位置決め参照信号の余分な伝送によるシグナリングを回避し、位置決め参照信号の伝送周期が大きく、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題を回避する。同時に、本実施例によって提供される位置決め測定結果の送信方法は、位置決め要求によって位置決め測定結果の送信を要求し、周期的な位置決め測定結果の送信によるシグナリングの浪費や待ち時間を回避する。
【0067】
図3は本開示の別の実施例によって提供される参照信号の伝送方法であり、この方法がネットワークデバイスに適用されることを例として説明し、図3に示すように、この方法は以下のステップ301~303を含む。
【0068】
ステップ301、位置決め要求を決定する。
【0069】
いくつかの実施例では、ネットワークデバイスが位置決め要求を決定するステップは、「1、端末は位置決め要求を決定した後、ネットワークデバイスに位置決め要求を送信する」、「2、ネットワークデバイスが位置決め要求を決定した後、端末に位置決め要求を送信する」という2つの場合を含む。
【0070】
位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、位置決め要求は、端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0071】
ステップ302、位置決め要求または位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、位置決め参照信号を伝送する。
【0072】
選択的に、上記の位置決め参照信号は、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)などの位置決めのための上りリンク信号、またはランダムアクセスプリアンブルなどの他の上りリンク信号、または、下りリンク位置決め参照信号PRSを含む。すなわち、位置決め参照信号は、端末装置からネットワークデバイスに送信される上りリンク信号、または、ネットワークデバイスから端末装置に送信される下りリンク位置決め参照信号を含む。
【0073】
選択的に、位置決め要求がネットワークデバイスにリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を端末装置に送信するように指示する場合、主に次のような場合に分けられる。
【0074】
第1の場合、位置決め要求が端末装置によって決定された後、アクセスネットワークデバイスに送信されるものであり、すなわちUEがgNBに位置決め要求を送信する。
【0075】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合、以下のステップを含む。
【0076】
1.1端末装置から物理ランダムアクセスチャネルPRACHを介して送信される位置決め要求を受信する。
【0077】
選択的に、時間周波数リソースまたはランダムアクセスプリアンブルリソースのうちの少なくとも1つを含む専用のランダムアクセスリソースを使用して、位置決め要求を示す。
【0078】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合、アクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦し、または、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦せず、アクセスネットワークデバイスによってリソース設定パラメータを指示する。
【0079】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦しない場合、端末は物理ランダムアクセスチャネルのみを介して位置決め要求を送信し、アクセスネットワークデバイスは4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介してリソース設定パラメータを指示し、同時にアクセスネットワークデバイスは端末装置に下りリンク位置決め参照信号を送信し、端末装置はリソース設定パラメータに基づいて基地局から送信される下りリンク位置決め参照信号を測定し、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して測定結果をアクセスネットワークデバイスにフィードバックし、アクセスネットワークデバイスは端末装置から送信される測定結果を受信する。
【0080】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦する場合、端末装置はアクセスネットワークデバイスに位置決め要求補足情報を送信することもでき、位置決め要求補足情報に位置決め参照信号の第1の指示情報が含まれ、この第1の指示情報は、端末装置がアクセスネットワークデバイスに推薦する位置決め参照信号のリソース設定パラメータの推薦情報である。選択的に、位置決め要求補足情報は4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して送信され、または、位置決め要求補足情報は2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsgAにおけるPUSCH信道リソースを介して送信される。
【0081】
選択的に、アクセスネットワークデバイスは端末装置にリソース設定パラメータに指示し、これによって端末装置リソース設定パラメータに基づいて位置決め参照信号を測定する。
【0082】
1.2 端末装置からスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)を介して送信される位置決め要求を受信する。
【0083】
いくつかの実施例では、端末装置はSRを介して位置決め要求を物理上りリンク制御チャネルPUCCH上で送信する。
【0084】
選択的に、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後、端末装置に物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースを割り当て、端末は位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータの情報をPUSCHで送信する。
【0085】
第2の場合、位置決め要求は、アクセスネットワークデバイスによって決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわち、gNBがUEに位置決め要求を送信する。
【0086】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは、端末装置にページング(paging)メッセージを送信することによって端末装置に位置決め要求を送信し、アクセスネットワークデバイスは、位置決め要求が含まれるページングメッセージを端末装置に送信する、ページングメッセージに位置決め要求が含まれる。選択的に、端末装置はアクセスネットワークデバイスから送信される第1の下りリンクシグナリングをさらに受信し、第1の下りリンクシグナリングが位置決め参照信号の第3の指示情報を指示し、第3の指示情報にリソース設定パラメータが含まれ、第1の下りリンクシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング及びDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは下りリンクシグナリングを送信する方式で端末装置に位置決め要求を直接送信することもでき、すなわち、アクセスネットワークデバイスは端末装置に第2の下りリンクシグナリングを送信し、第2の下りリンクシグナリングが第4の指示情報を介して位置決め要求を指示するために用いられ、第2の下りリンクシグナリングは無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含み、第4の指示情報に位置決め参照信号のリソース設定パラメータが含まれる。
【0088】
第3の場合、位置決め要求は端末装置によって決定された後、位置管理機能ネットワーク要素LMFに送信されるものであり、すなわちUEがLMFに位置決め要求を送信する。
【0089】
選択的に、端末はLMFに位置決め要求を送信すると共に、LMFに位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータを送信し、または、端末はLMFから直接送信されるリソース設定パラメータを受信し、または、端末はLMFからアクセスネットワークデバイスを介して送信されるリソース設定パラメータを受信する。
【0090】
第4の場合、位置決め要求はLMFが決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわちLMFがUEに位置決め要求を送信する。
【0091】
選択的に、LMFは端末に位置決め要求を送信すると共に、端末装置にリソース設定パラメータを直接送信し、または、LMFはアクセスネットワークデバイスを介して端末装置にリソース設定パラメータを送信する。
【0092】
いくつかの実施例では、リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0093】
リソースマッピング識別子は時間周波数リソース位置を指示し、ビーム識別子は位置決め参照信号を伝送するビームを指示する。
【0094】
選択的に、ネットワークデバイスは端末装置にリソース指示情報を送信し、リソース指示情報には、リソースマッピング識別子と時間周波数リソースパラメータとのマッピング関係、及びビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、リソース指示情報は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である。このネットワークデバイスは、LMFまたはアクセスネットワークデバイスとして実装することができる。
【0095】
すなわち、いくつかの実施例では、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、及び/又は、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定される。
【0096】
いくつかの実施例では、上記時間周波数リソース位置パラメータは周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
なお、上記の説明では、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられることを例として説明する。いくつかの実施例では、位置決め要求は、端末がネットワークデバイスに測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0098】
ステップ303、位置決め要求に基づいて端末装置から送信される位置決め測定結果を受信する。
【0099】
すなわち、端末は下りリンク位置決め参照信号を測定し、測定結果を取得し、ネットワークデバイスへの測定結果の送信を要求するための位置決め要求を送信する。
【0100】
端末がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するための位置決め要求に応答して、位置決め要求に基づいて端末装置から送信される位置決め測定結果を受信する。
【0101】
選択的に、位置決め要求が位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる場合、位置決め要求は物理ランダムアクセスチャネルを介して送信され、これによって測定結果は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHを介して送信される。
【0102】
いくつかの実施例では、位置決め要求はSRを介して送信されてもよく、測定結果は、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後に端末装置に送信されるDCIシグナリングスケジューリングによって指示されるPUSCHを介して送信される。
【0103】
選択的に、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に送信する要求である。概略的に、アクセスネットワークデバイスは、位置決め要求が含まれるページングメッセージを端末装置に送信し、このページングメッセージに位置決め要求が含まれる。位置決め要求は端末装置がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するため、端末装置4は、ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHリソースを介してアクセスネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0104】
以上のように、本実施例によって提供される参照信号の伝送方法は、位置決め要求によって位置決め参照信号の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め要求に基づいてリソース設定パラメータを決定した後、位置決め参照信号を伝送することにより、位置決め参照信号の余分な伝送によるシグナリングを回避し、位置決め参照信号の伝送周期が大きく、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題を回避する。同時に、本実施例によって提供される位置決め測定結果の送信方法は、位置決め要求によって位置決め測定結果の送信を要求し、周期的な位置決め測定結果の送信によるシグナリングの浪費や待ち時間を回避する。
【0105】
図4は、本開示の別の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送方法のフローチャートである。この方法は通信システムに適用されることを例として説明し、図4に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0106】
ステップ401、端末装置は位置決め要求を決定する。
【0107】
いくつかの実施例では、端末が位置決め要求を決定するステップは、「1、端末は位置決め要求を決定した後、ネットワークデバイスに位置決め要求を送信する」、「2、ネットワークデバイスは端末に位置決め要求を送信する」という2つの場合を含む。
【0108】
位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、位置決め要求は、端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0109】
ステップ402、ネットワークデバイス位置決め要求を決定する。
【0110】
ステップ403、端末装置とネットワークデバイスは位置決め要求または位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、位置決め参照信号を伝送する。
【0111】
選択的に、上記の位置決め参照信号は、サウンディング参照信号SRSなどの位置決めのための上りリンク信号、またはランダムアクセスプリアンブルなどの他の上りリンク信号を含み、または、下りリンク位置決め参照信号PRSを含む。すなわち、位置決め参照信号は、端末装置からネットワークデバイスに送信される上りリンク信号、または、ネットワークデバイスから端末装置に送信される下りリンク位置決め参照信号PRSを含む。
【0112】
選択的に、位置決め要求がネットワークデバイスにリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を端末装置に送信するように指示する場合、主に次のような場合に分けられる。
【0113】
第1の場合、位置決め要求が端末装置によって決定された後、アクセスネットワークデバイスに送信されるものであり、すなわちUEがgNBに位置決め要求を送信する。
【0114】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合、以下のステップを含む。
【0115】
1.1、端末装置から物理ランダムアクセスチャネルPRACHを介して送信される位置決め要求を受信する。
【0116】
選択的に、時間周波数リソースまたはランダムアクセスプリアンブルリソースのうちの少なくとも1つを含む専用のランダムアクセスリソースを使用して、位置決め要求を示す。
【0117】
いくつかの実施例では、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め要求を送信する場合、アクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦し、または、端末装置がアクセスネットワークデバイスに位置決め参照信号のリソース設定パラメータを推薦せず、アクセスネットワークデバイスによってリソース設定パラメータを指示する。
【0118】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦しない場合、端末は物理ランダムアクセスチャネルのみを介して位置決め要求を送信し、アクセスネットワークデバイスによって4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介してリソース設定パラメータを指示し、同時にアクセスネットワークデバイスは端末装置に下りリンク位置決め参照信号を送信し、端末装置はリソース設定パラメータに基づいて基地局から送信される下りリンク位置決め参照信号を測定し、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して測定結果をアクセスネットワークデバイスにフィードバックし、アクセスネットワークデバイスは端末装置から送信される測定結果を受信する。
【0119】
概略的に、端末装置がアクセスネットワークデバイスにリソース設定パラメータを推薦する場合、端末装置はアクセスネットワークデバイスに位置決め要求補足情報を送信することもでき、位置決め要求補足情報に位置決め参照信号の第1の指示情報が含まれ、この第1の指示情報は、端末装置がアクセスネットワークデバイスに推薦する位置決め参照信号のリソース設定パラメータの推薦情報である。選択的に、位置決め要求補足情報は4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して送信され、または、位置決め要求補足情報は2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsgAにおけるPUSCH信道リソースを介して送信される。
【0120】
選択的に、アクセスネットワークデバイスは端末装置にリソース設定パラメータに指示し、これによって端末装置リソース設定パラメータに基づいて位置決め参照信号を測定する。
【0121】
1.2 端末装置からスケジューリング要求SRを介して送信される位置決め要求を受信する。
【0122】
いくつかの実施例では、端末装置SRを介して位置決め要求をPUCCHで送信する。
【0123】
選択的に、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後、端末装置にPUSCHリソースを割り当て、端末は位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータの情報をPUSCHで送信する。
【0124】
第2の場合、位置決め要求は、アクセスネットワークデバイスによって決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわち、gNBがUEに位置決め要求を送信する。
【0125】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは端末装置がページングメッセージを送信することによって端末装置に位置決め要求を送信し、アクセスネットワークデバイスは、位置決め要求が含まれるページングメッセージを端末装置に送信する、ページングメッセージに位置決め要求が含まれる。選択的に、端末装置はアクセスネットワークデバイスから送信される第1の下りリンクシグナリングをさらに受信し、第1の下りリンクシグナリングが位置決め参照信号の第3の指示情報を指示し、第3の指示情報にリソース設定パラメータが含まれ、第1の下りリンクシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング及びDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
いくつかの実施例では、アクセスネットワークデバイスは下りリンクシグナリングを送信する方式で端末装置に位置決め要求を直接送信することもでき、すなわち、アクセスネットワークデバイスは端末装置に第2の下りリンクシグナリングを送信し、第2の下りリンクシグナリングが第4の指示情報を介して位置決め要求を指示するために用いられ、第2の下りリンクシグナリングは無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含み、第4の指示情報に位置決め参照信号のリソース設定パラメータが含まれる。
【0127】
第3の場合、位置決め要求は端末装置によって決定された後、位置管理機能ネットワーク要素LMFに送信されるものであり、すなわちUEがLMFに位置決め要求を送信する。
【0128】
選択的に、端末はLMFに位置決め要求を送信すると共に、LMFに位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータを送信し、または、端末はLMFから直接送信されるリソース設定パラメータを受信し、または、端末はLMFからアクセスネットワークデバイスを介して送信されるリソース設定パラメータを受信する。
【0129】
第4の場合、位置決め要求はLMFが決定された後、端末装置に送信されるものであり、すなわちLMFがUEに位置決め要求を送信する。
【0130】
選択的に、LMFは端末に位置決め要求を送信すると共に、端末装置にリソース設定パラメータを直接送信し、または、LMFはアクセスネットワークデバイスを介して端末装置にリソース設定パラメータを送信する。
【0131】
いくつかの実施例では、リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
リソースマッピング識別子は時間周波数リソース位置を指示し、ビーム識別子は位置決め参照信号を伝送するビームを指示する。
【0133】
選択的に、ネットワークデバイスは端末装置にリソース指示情報を送信し、リソース指示情報には、リソースマッピング識別子と時間周波数リソースパラメータとのマッピング関係、及びビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つを含み、リソース指示情報は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である。このネットワークデバイスは、LMFまたはアクセスネットワークデバイスとして実装することができる。
【0134】
すなわち、いくつかの実施例では、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、及び/又は、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定される。
【0135】
いくつかの実施例では、上記時間周波数リソース位置パラメータは周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含む。
【0136】
なお、上記の説明では、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられることを例として説明する。いくつかの実施例では、位置決め要求は、端末がネットワークデバイスに測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0137】
ステップ404、端末装置は、位置決め要求に基づいてネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0138】
すなわち、端末は下りリンク位置決め参照信号を測定し、測定結果を取得し、ネットワークデバイスへの測定結果の送信を要求するための位置決め要求を送信する。
【0139】
端末がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するための位置決め要求に応答して、位置決め要求に基づいて端末装置から送信される位置決め測定結果を受信する。
【0140】
選択的に、位置決め要求が位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる場合、位置決め要求はランダムアクセスチャネルを介して送信され、これによって測定結果は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHを介して送信される。
【0141】
いくつかの実施例では、位置決め要求はSRを介して送信されてもよく、測定結果は、アクセスネットワークデバイスがSRを受信した後に端末装置に送信されるDCIシグナリングスケジューリングによって指示されるPUSCHを介して送信される。
【0142】
選択的に、位置決め要求は、ネットワークデバイスが端末装置に送信する要求である。概略的に、アクセスネットワークデバイスは、位置決め要求が含まれるページングメッセージを端末装置に送信し、このページングメッセージに位置決め要求が含まれる。位置決め要求は端末装置がネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するため、端末装置4は、ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHリソースを介してアクセスネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信する。
【0143】
以上のように、本実施例によって提供される参照信号の伝送方法、位置決め要求によって位置決め参照信号の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め要求に基づいてリソース設定パラメータを決定した後、位置決め参照信号を伝送することにより、位置決め参照信号の余分な伝送によるシグナリングを回避し、位置決め参照信号の伝送周期が大きく、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題を回避する。また、位置決め要求によって位置決め測定結果の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め測定結果を伝送し、これによって非周期的な位置決め測定結果の送信方法を提供する。
【0144】
図5は、本開示の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送装置のブロック構成図である。図5に示すように、この装置は、
位置決め要求を決定するように構成される処理モジュール510を含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0145】
選択可能な一実施例では、前記装置は、
前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、前記位置決め要求または前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、前記位置決め参照信号を伝送するように構成される伝送モジュール520、
または、
前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、前記位置決め要求に基づいて前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように構成される前記伝送モジュール520、をさらに含む。
【0146】
選択可能な一実施例では、前記装置は、
前記ネットワークデバイスに前記位置決め要求を送信するように構成される伝送モジュール520をさらに含む。
【0147】
選択可能な一実施例では、ネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイスまたは位置管理機能ネットワーク要素である。
【0148】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール520は、さらにランダムアクセスチャネルを介して前記アクセスネットワークデバイスに前記位置決め要求を送信するように構成され、
または、
前記伝送モジュール520は、さらにスケジューリング要求SRを介して前記アクセスネットワークデバイスに前記位置決め要求を送信するように構成される。
【0149】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに前記アクセスネットワークデバイスに位置決め要求補足情報を送信するように構成され、前記位置決め要求補足情報に前記位置決め参照信号の第1の指示情報が含まれ、前記第1の指示情報が前記端末装置によって前記アクセスネットワークデバイスに推薦される位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータの情報である。
【0150】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求補足情報は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg Aによって送信される。
【0151】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介して前記アクセスネットワークデバイスから送信される前記位置決め参照信号の第2の指示情報を受信するように構成され、前記第2の指示情報が前記アクセスネットワークデバイスから送信される前記位置決め参照信号の前記リソース設定パラメータを指示する。
【0152】
選択可能な一実施例では、前記処理モジュール510は、さらに前記リソース設定パラメータに基づいて前記アクセスネットワークデバイスから送信される前記位置決め参照信号を測定し、前記4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3を介して測定結果を前記アクセスネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0153】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg Aにおける物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースを介して前記アクセスネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように構成される。
【0154】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに前記アクセスネットワークデバイスによって前記SRスケジューリングのPUSCHリソースに基づいて前記アクセスネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように構成される。
【0155】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール520は、さらにネットワークデバイスから送信される前記位置決め要求を受信するように構成される。
【0156】
選択可能な一実施例では、前記ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスまたは位置管理機能ネットワーク要素である。
【0157】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール520は、さらに前記アクセスネットワークデバイスから送信されるページングメッセージを受信するように構成され、前記ページングメッセージに前記位置決め要求が含まれる。
【0158】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに前記アクセスネットワークデバイスから送信される第1の下りリンクシグナリングを受信するように構成され、前記第1の下りリンクシグナリングが前記位置決め参照信号の第3の指示情報を指示するために用いられ、前記第3の指示情報に前記リソース設定パラメータが含まれ、
前記第1の下りリンクシグナリングは、無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0159】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール520は、さらに前記アクセスネットワークデバイスから送信される第2の下りリンクシグナリングを受信するように構成され、前記第2の下りリンクシグナリングが第4の指示情報を介して前記位置決め要求を指示するために用いられ、前記第2の下りリンクシグナリングが無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含み、
前記第4の指示情報に前記リソース設定パラメータが含まれる。
【0160】
選択可能な一実施例では、前記リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール520は、さらに前記ネットワークデバイスから送信されるリソース指示情報を受信するように構成され、前記リソース指示情報に、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとのマッピング関係と、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つが含まれ、
前記リソース指示情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である。
【0162】
選択可能な一実施例では、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、
及び/又は、
ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定される。
【0163】
選択可能な一実施例では、空間領域前記時間周波数リソース位置パラメータは、周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
選択可能な一実施例では、前記位置決め参照信号は、
位置決めのための上りリンク信号、または、
下りリンク位置決め参照信号を含む。
【0165】
図6は、本開示の別の例示的な一実施例によって提供される参照信号の伝送装置のブロック構成図である。図6に示すように、この装置は、
位置決め要求を決定するように構成される処理モジュール610を含み、
前記位置決め要求は、ネットワークデバイスが前記端末装置に位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、または、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる。
【0166】
選択可能な一実施例では、前記装置は、
前記位置決め要求が前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、前記位置決め要求または前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータに基づいて、前記位置決め参照信号を伝送するように構成される伝送モジュール620、
または、
前記位置決め要求が前記端末装置が前記ネットワークデバイスに位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられる、前記位置決め要求に基づいて前記端末装置から送信される前記位置決め測定結果を受信するようにさらに構成される前記伝送モジュール620、を含む。
【0167】
選択可能な一実施例では、前記装置は、
前記端末装置から送信される前記位置決め要求を受信するように構成される伝送モジュール620をさらに含む。
【0168】
選択可能な一実施例では、前記ネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイスであり、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置からランダムアクセスチャネルを介して送信される前記位置決め要求を受信するように構成され、
または、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置からスケジューリング要求SRを介して送信される前記位置決め要求を受信するように構成される。
【0169】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置から送信される位置決め要求補足情報を受信するように構成され、前記位置決め要求補足情報に前記位置決め参照信号の第1の指示情報が含まれ、前記第1の指示情報は前記端末装置が前記アクセスネットワークデバイスに推薦する位置決め参照信号のリソース設定推薦パラメータである。
【0170】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求補足情報は、4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg Aによって送信される。
【0171】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg2を介して前記端末装置に前記位置決め参照信号の第2の指示情報を送信するように構成され、前記第2の指示情報が前記アクセスネットワークデバイスから送信される前記位置決め参照信号の前記リソース設定パラメータを指示する。
【0172】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg Aにおける物理上りリンク共有チャネルPUSCHリソースを介して前記端末装置から送信される前記位置決め測定結果を受信するように構成される。
【0173】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置から前記アクセスネットワークデバイスによって前記SRスケジューリングのPUSCHリソースに基づいて送信される前記位置決め測定結果を受信するように構成される。
【0174】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置に前記位置決め要求を送信するように構成される。
【0175】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置にページングメッセージを送信し、前記ページングメッセージに前記位置決め要求が含まれるように構成される。
【0176】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置に第1の下りリンクシグナリングを送信するように構成され、前記第1の下りリンクシグナリングが前記位置決め参照信号の第3の指示情報を指示するために用いられ、前記第3の指示情報に前記リソース設定パラメータが含まれ、
前記第1の下りリンクシグナリングは、無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0177】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記端末装置が前記ネットワークデバイスに前記位置決め測定結果を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに4ステップランダムアクセスチャネル(4-step RACH)におけるメッセージMsg3または2ステップランダムアクセスチャネル(2-step RACH)におけるメッセージMsg AにおけるPUSCHリソースを介して前記端末装置から送信される前記位置決め測定結果を受信するように構成される。
【0178】
選択可能な一実施例では、前記位置決め要求は前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号のリソース設定パラメータ及び/又は位置決め参照信号を送信するように指示するために用いられ、
前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置に第2の下りリンクシグナリングを送信するように構成され、前記第2の下りリンクシグナリングが第4の指示情報を介して前記位置決め要求を指示するために用いられ、前記第2の下りリンクシグナリングが無線リソース制御RRCシグナリング、メディアアクセス制御層MACシグナリング及び下りリンク制御シグナリングDCIのうちの少なくとも1つを含み、
前記第4の指示情報に前記リソース設定パラメータが含まれる。
【0179】
選択可能な一実施例では、前記リソース設定パラメータはリソースマッピング識別子とビーム識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0180】
選択可能な一実施例では、前記伝送モジュール620は、さらに前記端末装置にリソース指示情報を送信するように構成され、前記リソース指示情報に、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとのマッピング関係と、ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間のマッピング関係のうちの少なくとも1つが含まれ、
前記リソース指示情報は、前記ネットワークデバイスが前記端末装置に前記位置決め参照信号を伝送するリソース位置及び/又はビーム方向を指示する情報である。
【0181】
選択可能な一実施例では、リソースマッピング識別子と時間周波数リソース位置パラメータとの間の第1の対応関係は事前に設定され、
及び/又は、
ビーム識別子とビーム方向を指示する参照信号識別子との間の第2の対応関係は事前に設定される。
【0182】
選択可能な一実施例では、空間領域前記時間周波数リソース位置パラメータは、周波数領域パラメータ、時間領域パラメータ及び空間領域パラメータのうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
選択可能な一実施例では、前記位置決め参照信号は、
位置決めのための上りリンク信号、または、
下りリンク位置決め参照信号を含む。
【0184】
以上のように、本実施例によって提供される参照信号の伝送装置は、位置決め要求によって位置決め参照信号の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め要求に基づいてリソース設定パラメータを決定した後、位置決め参照信号を伝送することにより、位置決め参照信号の余分な伝送によるシグナリングを回避し、位置決め参照信号の伝送周期が大きく、位置決め待ち時間が長くて精度が高くないという問題を回避する。また、位置決め要求によって位置決め測定結果の伝送を指示し、すなわち、位置決め要求が決定された後、位置決め測定結果を伝送し、これによって非周期的な位置決め測定結果の送信方法を提供する。
【0185】
図7は、プロセッサ701、受信機702、送信機703、メモリ704、およびバス705を含む本開示の例示的な一実施例によって提供される通信装置700(端末装置またはネットワークデバイス)の概略構成図を示す。
【0186】
プロセッサ701は1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ701は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーションおよび情報処理を実行する。
【0187】
受信機702と送信機703は、1つの通信コンポーネントとして実現でき、当該通信コンポーネントは1つの通信チープであってもよい。
【0188】
メモリ704はバス705によってプロセッサ701に接続される。
【0189】
メモリ704は少なくとも1つの命令を記憶し、プロセッサ701は上記方法の実施例の様々なステップを実現するために、当該少なくとも1つの命令を実行する。
【0190】
また、メモリ104は、任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組合せによって実現されてもよく、揮発性または不揮発性の記憶装置は、磁気ディスクまたは光ディスク、電気的に消去可能なプログラム可能なリードオンリーメモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、 EEPROM)、消去可能なプログラム可能なリードオンリーメモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、 EPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory、SRAM)、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、 ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable Read-Only Memory、PROM)を含むが、これらに限定されない。
【0191】
本開示の例示的な一実施例は、端末装置とネットワークデバイスを含む情報の伝送システムをさらに提供する。
【0192】
前記端末装置は図5に示される実施例によって提供される参照信号の伝送装置を含み、
前記ネットワークデバイスは図6に示される実施例によって提供される参照信号の伝送装置を含む。
【0193】
本開示の例示的な一実施例では、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット、または命令セットが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記1つの命令、前記1つのプログラム、前記コードセットまたは命令セットは、上記各方法の実施例によって提供される参照信号の伝送方法の、端末によって実行されるステップ、ネットワークデバイスによって実行されるステップを実現するために、前記プロセッサによってロードされ、実行される。
【0194】
本明細書において言及される「複数」は、2つ以上を指すことが理解されたい。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表す。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という表現は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。
【0195】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示のいかなる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適宜な変化は、本開示の一般原理に従ると共に、本開示で開示されていない当分野の公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0196】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7