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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-23
(45)【発行日】2024-10-31
(54)【発明の名称】フィジカルディスタンス・ナッジ具
(51)【国際特許分類】
   G09F 19/22 20060101AFI20241024BHJP
   G09F 3/10 20060101ALI20241024BHJP
   G09F 3/02 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
G09F19/22 H
G09F3/10 B
G09F3/10 H
G09F3/02 M
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020147918
(22)【出願日】2020-09-02
(65)【公開番号】P2021185406
(43)【公開日】2021-12-09
【審査請求日】2023-02-15
(31)【優先権主張番号】P 2020090101
(32)【優先日】2020-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2020092688
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【審査官】金田 理香
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-090550(JP,A)
【文献】実開昭63-073338(JP,U)
【文献】特開2014-215386(JP,A)
【文献】特開2007-297894(JP,A)
【文献】特開2004-325977(JP,A)
【文献】特開2020-003554(JP,A)
【文献】特開平07-259344(JP,A)
【文献】実開平04-027054(JP,U)
【文献】実開昭56-048540(JP,U)
【文献】実開昭61-127401(JP,U)
【文献】特開2008-290390(JP,A)
【文献】セーラー広告 Keep distance,[online], 2020年4月28日, [検索日2023.11.30], インターネット:<https://www.atpress.ne.jp/releases/211788/att_211788_1.pdf>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 1/00-5/04
19/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルディスタンスを示す、図、マーク、計測目盛又は文字を表面としその裏面にPSA剤を付したものを、片面が1cm間隔のマークを有し他の片面がリリースコートを施したライナの、リリースコートを施した面に貼りつけてなるソーシャルディスタンス具であって、前記ライナの長さはソーシャルディスタンスの長さの短冊状であって、ソーシャルディスタンスの長さを示すラベルを兼用し、前記裏面にPSA剤を付したものを前記ライナのリリースコート側に折り曲げて貼り付けて設け、前記ライナをソーシャルディスタンスのラベルとして使用する時には前記裏面にPSA剤を付したものを前記ライナのリリースコート側からはがして、前記ライナの両端を固定する事を特徴とするソーシャルディスタンス具
【請求項2】
請求項1に於いて、前記リリースコートを施したライナに貼りつけられるものは、複数のスリットを設けたラベルである事を特徴とするソーシャルディスタンス具。
【請求項3】
ソーシャルディスタンスを示す、図、マーク、計測目盛又は文字を表面としその裏面にPSA剤を付したものを、片面が1cm間隔のマークを有し、他の片面がリリースコートを施したライナの、リリースコートを施した面に貼りつけてなり、前記ライナの長さはソーシャルディスタンスの長さの短冊状であってソーシャルディスタンスの長さを示すラベルを兼用し、前記裏面にPSA剤を付したものを、前記ライナのリリースコート側に折り曲げて貼り付けて設け、前記ライナをソーシャルディスタンスのラベルとして使用する時には前記裏面にPSA剤を付したものを前記ライナのリリースコート側からはがして、前記ライナの両端を固定する事を特徴とするソーシャルディスタンス具の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新型コロナウイルスや細菌の感染防止に関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイリス拡散防止のため人々は、ソーシャルディスタンス(最近はフィジカルディスタンスと言われている)を2ヤード(約1.8メートル)、日本では2メートル間隔にしろと言われているが、現場での実行は難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
フィジカルディスタンスを現物で直ちに且つ容易に実行するようにする事。
【0004】
フィジカルディスタンスのみならずNODGE(ナッジ)効果も出せるようにする事。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明はフィジカルディスタンスの長さ毎に、又はその何分の一毎に足型などマークをPSAテープに設けたマークを貼ったライナーを尺度に兼用し、マークをライナー押さえにしたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、
1. 世界初の新型コロナウイルスフィジカルディスタンス対策具である。
2. フィジカルディスタンスをいちいち測る必要がない。
3. 即座に明確に立ち位置を指示出来る。
4. 即座に明確に座り位置を指示出来る。
5. 除去、交換が即座に出来る。
6. いつでもどこでもフィジカルディスタンス警告が出来る。
7. 作業性がよい。
8. 小型軽量で携帯輸送保管が便利で場所を取らない。
9. 世界初のナッジ具であるので、区役所等区民等の手続きでも使用出来る。
10. 事件現場の侵入禁止具にもなる。
11. 雨にも強いのでスーパーの入り口の道路など野外やレジなどの屋内、いずれの場所でも使用出来る。
12. 病院等の通路ガイド具にもなり、病院やオフィス等の経路案内を明確に出来る。
13. 立入禁止表示具にもなる。
14. 立ち位置指示と座り位置指示を同一のフィジカルディスタンスナッジ具で出来る。
15. フィジカルディスタンスの距離がすぐ判る。
16. フィジカルディスタンスを路上に直ちに表示出来る。
17. フィジカルディスタンスの距離間隔で立つ位置や座る位置
を正確に表示出来る。
18.本発明具だけでソーシャルディスタンスを測定出来る事と道
路や座席等に目印をつける事が出来る。
19. 労力が少なく誰にでも出来る。
20. ローコストで大量生産も出来る。
21. 非常にコンパクト、薄型、軽量で携帯、持ち運びに便利。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】公知のテープの使用例
図2】本発明第1実施例を地面に貼った状態図
図3】本発明第1実施例を製品化した斜視図
図4】本発明第1~14実施例テープのフィジカルディスタンスの間隔で設けた様々なマーク
図5】公知テープを使用した矢印
図6】本発明第15実施例によるナッジ具
図7】公知の虎テープによる侵入防止
図8】本発明第16実施例による侵入防止具
図9】本発明第17実施例によるレストラン等着席
図10】本発明第18実施例による病院の循環器科、呼吸器科、消化器科、X線科などへの誘導
図11】本発明第24実施例でのフィジカルディスタンスの4分の1毎にマークと数字を設けた
図12】本発明第25実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの4分の1か示す強調文字を設けた
図13】本発明第26実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークを設けた図
図14】本発明第27実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークと文字を設けた図
図15】本発明第28実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークと文字を設けた図
図16】本発明第29実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークと文字を設けた図
図17】本発明第30実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークと数字を設けた図
図18】本発明第31実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す足マークと数字及び、進行方向マークを設けた図
図19】本発明第32実施例の50センチメートル間隔がフィジカルディスタンスの何分の1か示す座る座跡と文字を設けた図
図20】本発明第33実施例の50センチメートル間隔で、フィジカルディスタンスが何倍かを示す、座る座跡と文字を設けた図
図21】本発明第34実施例の50センチメートル間隔で、フィジカルディスタンスが何倍かを示す、座る座跡と文字を設けた図
図22】本発明第35実施例の50センチメートル間隔で、フィジカルディスタンスが何倍かを示す、ライン、マーク、文字、矢印等を設けた図
図23】本発明第36実施例の50センチメートル間隔で、フィジカルディスタンスが何倍かを示す、ライン等を設けた図
図24】本発明第37実施例の50センチメートル間隔で、フィジカルディスタンスが何倍かを示す、マーク、矢印等を設けた図
図25】本発明第38実施例の表面図
図26】本発明図25の裏面図
図27】本発明第40実施例のソーシャルディスタンスの長さのテープを示す図であって、(A)は地面に接する面の上面図、(B)は地面に接しない面の上面図、(C)は横面図
図28】本発明第41実施例のソーシャルディスタンスの長さのテープを示す図であって、(A)は上面図、(B)は横面図
図29】本発明第41、42実施例のソーシャルディスタンスの長さのテープの横断面図
図30】本発明第41、42実施例のソーシャルディスタンスの長さのテープを示す図であって、地面に貼り付けた状態を表す図
図31】本発明第43実施例のソーシャルディスタンスの長さのテープを示す図であって、(A)は地面に接する面の上面図、(B)は横面図(C)は地面に接しない面の上面図
図32】(A)本発明第44実施例の上面図、(B)横面図
図33】同上(片足図)
図34】同上(○×図)
図35】同上(座席と×図)
図36】(A)本発明実施例の一覧の一部の例を示す上面図、(B)側面図
図37】本発明第44実施例を路上に貼り付ける方法を説明する図
図38】本発明の第50実施例の1枚のラベルの寸法を示す
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明はフィジカル(ソーシャル)ディスタンス毎にマークを設けて、テープ状にしたり、ライナー紙を1メートルの長さにしてその上に足跡等のラベル(シール)を設けたものである。
【0009】
公知のソーシャルディスタンスを維持する方法は図1に示す如く、テープ1を道路上などにソーシャルディスタンス(外国では2ヤード=約1.8メートル、日本では2メートル)の間隔で貼り付ける。この方法ではソーシャルディスタンスの距離の測定をいちいちせねばならず、又、矢印にするテープをいちいち短く切って道路に貼るなど不便で手間取り、又、急ぐ時に間に合わなかった。
【0010】
〔第一実施形態〕
本発明は図2に示す如く細長いテープ状のもの2に足型4をテープの長さ方向のソーシャルディスタンス3の間隔をあけて印刷したものである。
これを図3に示す如くコア5に巻いて、保存、格納、輸送、使用する。
【0011】
本発明テープ2は例えば長さ100メートルを広幅のシートにPSA(感圧性接着材)をコーティングしたものを所定幅、例えば48や80ミリにスリットしてテープ状にしたものに足跡などのマーク4を図4に示す如く印刷したものである。
【0012】
図4Aに示す如く片足の足跡4をテープの長さ方向同一方向にソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0013】
〔第2実施形態〕
図4Bに示す如く両足跡6をテープ2の長さ方向、同一方向にソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0014】
〔第3実施形態〕
図4Cに示す如く両足跡7をテープ2の幅方向に向けて、ソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0015】
〔第4実施形態〕
図4Dに示す如く片方の足跡をテープ2の長さ方向、他の片方の足跡をテープ2の幅方向にお互いが直角をなす様にしてソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0016】
〔第5実施形態〕
図4Eに示す如くテープ2の長さ方向に足跡9を設け、2つの足がそれぞれ反対方向に向けて並べたもので、その位置をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0017】
〔第6実施形態〕
図4Fに示す如くテープ2の長さ方向に直角に向けて幅方向に座る座跡10をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0018】
〔第7実施形態〕
図4Gに示す如くテープ2の長さ方向に向いて座る座跡11をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0019】
〔第8実施形態〕
図4Hに示す如くテープ2の長さ方向と直角方向にストップマーク12をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0020】
〔第9実施形態〕
図4Iに示す如くテープ2の長さ方向と直角方向に立入禁止KEEP OUT立入禁止の文字をソーシャルディスタンス3の間隔に印刷した本発明具である。
【0021】
〔第10実施形態〕
図4Jに示す如くテープの長さ方向と直角に向いたSITの文字と座位置マークをソーシャルディスタンス3の間隔に印刷した本発明具である。
【0022】
〔第11実施形態〕
図4Kに示す如くテープの長さ方向に星マーク15をソーシャルディスタンス3の間隔に印刷した本発明具である。
【0023】
〔第12実施形態〕
図4Lに示す如くテープの長さ方向にハートマーク16をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0024】
〔第13実施形態〕
図4Mに示す如くテープの長さ方向に米印マーク17をソーシャルディスタンス3の間隔で印刷した本発明具である。
【0025】
〔第14実施形態〕
二重丸や他のマークでも本発明に含まれるものである。
【0026】
図5は公知の粘着テープ19を切断し、役所のデスク18に向かって矢印を手作りで形成して手続きに来た人を誘導して来た公知の記号である。
【0027】
〔第15実施例〕
図6は本発明具2を使用して図5と同様の目的でデスク18に直角に本発明具を貼り付けた実施例で、図5の如く手間暇をかけて矢印を設けなくても、方向がすぐ判るシンプルさと同時に来場者の立ち位置のソーシャルディスタンスが明示されるNUDGE効果がある本発明具である。
【0028】
図7は公知の虎テープ(黄色と黒の模様テープ)20を使用し、侵入21をストップさせるものである。
【0029】
〔第16実施例〕
図8は本発明具2を使用し、侵入21をストップさせる実施例で、本発明具の模様は図4に示した4、6、7、8、9、10、12、13等が印刷され、入るな意志が虎テープより強く伝わるNUDGE効果が有する本発明である。
【0030】
〔第17実施例〕
図9はレストラン等に於いて、テーブル22の前の座席またはテーブルに、図4の10、11、14等の模様がソーシャルディスタンスの間隔で印刷された本発明具2を貼り付ける事により、ソーシャルディスタンスの間隔を設けて座る事がNUDGEされる。
【0031】
〔第18実施例〕
図10は本発明具を病院やオフィス等で使用する実施例で例えば病院の循環器科、呼吸器科、消化器科、X線科など23、24、25、26へ誘導する本発明具を床に貼り付けた実施例である。
【0032】
〔第19実施例〕
足跡や席跡のマークを附して2メートルの長さの短冊状とした本発明具。
【0033】
〔第20実施例〕
本発明具はハサミ等がない現場で使用する場合が多いので手切れ出来る材質のテープを使用し任意の長さに手で切り、現場で即座に希望の長さにし得る事を特徴とした本発明具とその施工方法。
【0034】
〔第21実施例〕
第19実施例に於て、テープに1メートル毎に、マークを1/2、×2、
(ストップ棒マーク×2)、●〇、等、このマークの距離の2倍がソーシャルディスタンスかを示した本発明具。
【0035】
〔第22実施例〕
テープ状のものに、ソーシャルディスタンス以内の例えば60センチメートル毎のマークを設けた本発明具。
【0036】
〔第23実施例〕
第22実施例に於いて、マークを1/3、×3、
(ストップ棒マーク×3)、●〇〇、等、このマークの距離の何倍がソーシャルディスタンスかを示した本発明具。
【0037】
〔第24実施例〕
図11は、例えば50センチメートル間隔で、ソーシャルディスタンスの何分の1かがわかるように、マークと数字、または強調した数字を設けた実施例であって、50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である表示する事と、「▲」で位置を示し印刷した本発明具である。
【0038】
〔第25実施例〕図12に示す如く、50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4のであることを、1と4の一部を太文字として強調し、位置のマークも兼用して印刷した本発明具である。
【0039】
〔第26実施例〕図13に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、足跡で1/4を表示し印刷した本発明具である。
【0040】
〔第27実施例〕図14に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、本発明具の長さ方向に平行に4つの足跡をならべ、1をあらわす足跡をその4つの足跡の位置上に加えて1/4を表示するとともに文字にて「SOCIAL DISTANCE 1/4」と記載した本発明具である。
【0041】
〔第28実施例〕図15に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、本発明具の長さ方向に4つの足跡を2つづならべ、1をあらわす足跡を加えて1/4を表示するとともに文字にて「SOCIAL DISTANCE 1/4」と記載した本発明具である。
【0042】
〔第29実施例〕図16に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、足跡の中に数字の1/4を記載し印刷した本発明具である。
【0043】
〔第30実施例〕図17に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、足跡で表し、4を足跡と数字の組み合わせとし、印刷した本発明具である
【0044】
〔第31実施例〕図18に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、足跡で表し、4を足跡と数字の組み合わせとし、さらに進行方向を示す矢印を表し、印刷した本発明具である。
【0045】
〔第32実施例〕図19に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスの例えば1/4である事を、テープの巾方向に向いて座る座跡35と文字で1/4を表し印刷した本発明具である。
【0046】
〔第33実施例〕図20に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスが記載の例えば4倍である事を、テープの巾方向に向いて座る座跡35と文字で×4を表し印刷した本発明具である。
【0047】
〔第34実施例〕図21に示す如く、例えば50センチメートル間隔が、ソーシャルディスタンスが記載の例えば4倍である事を、テープの巾方向に向いて座る座跡35と文字で表し印刷した本発明具である。
【0048】
〔第35実施例〕図22に示す如く、50センチメートル間隔で、ソーシャルディスタンスが、例えば4倍である事を表示するライン、文字、英語、矢印等の記号で位置を示し印刷した本発明具である。
【0049】
〔第36実施例〕図23に示す如く、50センチメートル間隔で、ソーシャルディスタンスの、例えば1/4である事をラインと数字を兼用して示し印刷した本発明具である。
【0050】
〔第37実施例〕図24に示す如く、50センチメートル間隔で、ソーシャルディスタンスが、例えば4倍である事を示す数字と巾を示す矢印(例えば「▼」等)とを兼用して示し印刷した本発明具である。
【0051】
〔第38実施例〕図25に示す如く、長さ2メートルのリリースコート38されたライナー(例えば紙製)37上に4フッ化エチレン等基材のPSAテープ39を貼り、これを剥がしてソーシャルディスタンスの長さに貼る本発明具である。
【0052】
〔第39実施例〕図26に示す如く、ソーシャルディスタンスの長さを例えば2メートルで、幅を例えば35ミリとした本発明具の実施例である。
【0053】
〔第40実施例〕図27(A)(B)(C)に本発明具第40実施例を示す。
図27に示す如く、本発明具のリリースコートの裏面38を図27(A)で示し、例えば1センチメートル角が表示されたマークがある表面37を図27(B)で示し、その断面を(C)で示した本発明第40実施例であり、それを尺として用いる。
【0054】
〔第41実施例〕図28(A)(B)は、第41実施例を示す図で、図27(A)で示す如く長さ2メートルの短冊37の印刷側37のPSAテープを貼り付けた本発明具である。
【0055】
図29は、図28における貼り付けたPSAテープ391、392の張り出し部分をリリースコート面38に端部より回して貼り付けた本発明具である。
【0056】
〔第42実施例〕
図29に於て、391、392を両面テープとした場合である。
【0057】
図30は、第41、42実施例の使用形態を示す図で、図29にてリリースコート側に折り曲げて貼り付けたPSAテープ39を剥がし、地面41に貼り付ける事で、ソーシャルディスタンス(2メートル)の長さ37を測ると同時に示し、且つ表面にセンチメートル表示をした本発明具である両面テープを使った第42実施例では39面に接着面が出ているのでここに足型などのステッカーを貼れる。
【0058】
〔第43実施例〕図31(A)(B)に示す如く両面PSAテープ40を印刷面37上の3か所に貼り付け、テープライナー401をはがして、PSA402を露出させ地面に貼り付ける事で、ソーシャルディスタンス(たとえば2メートル)を示す本発明具であり、(C)の如くライナー面38が表面に出るので足で踏むなどしても本発明具は保護される。
【0059】
〔第44実施例〕
図32(A)は上面図、(B)は側面図である。
図(B)の紙等37の上にリリースコート38をコーティングした所謂リリースライナ37等の上にラベル42を貼り合わせ、その間にスペース43を設ける。
図(A)はラベル42とスリット43を上面から見た図である。ラベル42は両足跡である。ラベルの大きさは例えば巾80ミリ~150ミリ、長さ80ミリ~100ミリとし、ラベル42の間にスリット43を設け、自由に剥がす事が出来る。
421は剥がされ地面等に貼られたラベルである。
ベース37、リリースコート38、ラベル43から成り全長をソーシャルディスタンス(2メートル)として巾を80ミリ~150ミリとした場合の本発明具はラベルサイズを例えば80ミリ×150ミリとした場合は25枚のラベル42となり100ミリ×80ミリ~150ミリとした場合は20枚のラベル42を設ける事が出来る。
【0060】
〔第45実施例〕
図33(A)(B)はラベル42を両足でなく片足とし、その寸法も(A)で100ミリ×150ミリとしたものであり(A)の100×150で20枚取れ、(B)の40ミリ×200ミリで50枚とれるので、サイズも大きくなり、且つ多数取れる。
【0061】
〔第46実施例〕
図34の如く全長24メートルの中に143ミリ×150ミリの○のラベル42、次に同じサイズの×を2つ、その次に○を配したものであり、これは座席用に使用するもので座って良いが○、座ってはダメが×の2座席にこのラベル42を貼る。
又このライナ37をソーシャルディスタンスの距離測定にそのまま使用出来る。これは図32、33も同様である。
【0062】
〔第47実施例〕
図35図34の○の代わりに座っている人のイメージの図とした実施例で使用法は図34と同じである。
【0063】
〔第48実施例〕
図36は本発明の第48実施例の一例を示す。
【0064】
〔第49実施例〕
図37は本発明の貼り方の実施例を示す。先ず本発明のラベル42をライナ37から剥がし、剥がされたラベル421の一端4211を道路、机、椅子等本発明を実施する対象物41に先ず貼り、次にラベル421の他端4212の下に本発明ライナ37の一端371をLの長さを挟み込んで貼る。
次に本発明ライナ37の他端372からLの距離を離して本発明ラベル42の次に貼ってあるラベル421を貼る。
この様にする事によって本発明ラベル421をソーシャルディスタンス(2メートル)の距離毎に正確に容易に貼る事が出来る本発明使用方法である。
〔第50実施例〕
図38は、本発明の第50実施例を示す。ラベル1枚の寸法を50ミリ×20ミリとし、ライナーの長さを2メートルとした実施例である。この場合ラベルの枚数は100枚となる。ラベルには両足跡、座席に座った図?、〇、×等が描かれている。
【産業上の利用可能性】
【0065】
新型コロナウイルスおよび細菌の飛沫感染、接触感染の防止のソーシャルディスタンスをとり目印をつける事を容易に行えるので、感染拡大を防止し、経済活動に支障を来たせず産業上の利用可能性大である。
【符号の説明】
【0066】
1. 公知の粘着テープによるマーカー
2. 本発明具
3. フィジカル(ソーシャル)ディスタンス(外国では1ヤード=1.8メートル、日本では2メートル)
4. 本発明具の長さ方向に向いた片足跡マーク
5. 巻取コア
6. 本発明具の長さ方向に向いた両足跡マーク
7. 本発明具の巾方向に向いた足跡マーク
8. 片足が本発明具の長さ方向他の片足が本発明具の幅方向に向けた足跡
9. 片足が本発明具の長さ方向、他の片足が本発明具の逆の長さ方向の足跡
10. 本発明具の幅方向に向いた座席跡
11. 本発明具の長さ方向に向けた座席跡
12. 本発明具の幅方向に向けたSTOPマーク
13. 本発明具の幅方向のKEEP OUT出入禁止マーク
14. 本発明具の幅方向に向けたSITマーク
15. 本発明フィジカルディスタンス毎に印刷された星マーク
16. 同上ハートマーク
17. 同上米印マーク
18. デスク
19. 公知粘着テープによる矢印
20. 公知虎テープ
21. 人々の侵入
22.テーブル
23.24.25.26.循環器科、呼吸器科、消化器科、X線科などへ誘導する本発明具
27. ソーシャルディスタンスの、例えば4分の1の位置を示すマーク
28. ソーシャルディスタンスの、例えば4分の1である事とその位置も示す強調した文字
29. 例えば、1を表す足跡マーク
30. 例えば、4を表す4つの足跡マーク
31. 例えば、足跡の内側に白抜き文字が記載された足跡マーク
32. 分子と分母を分ける横棒を示す足跡マーク
33. 例えば、4の数字を表す足跡マーク
34. 例えば、4の数字を表し、かつ進行方向を示す矢印を表す靴マーク
35. ソーシャルディスタンスの、例えば4分の1である事を示す座席跡
36. ソーシャルディスタンスの、例えば4分の1の文字と巾のマークも示す強調した文字
37. 2メートルの長さのライナ(例えば黄色や白紙や、目盛りが印刷された紙等)
371. ライナの一端
372. ライナの他端
38. リリースコート
39. PSAテープ
391. 両面または片面テープ
392. PSA(感圧接着剤)
40. PSA両面テープ(基材なし又はあり)
401. リリースライナ
402. PSA(感圧接着剤)
41. 地面、床、机、椅子等の本発明テープ貼付場所
42. ラベル
421. ライナ37から剥がされたラベル
4211. 剥がされたラベル421の一端
4212. 剥がされたラベル421の他端
43. スリット
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