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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-23
(45)【発行日】2024-10-31
(54)【発明の名称】手帳
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20241024BHJP
【FI】
B42D15/00 301E
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2024033372
(22)【出願日】2024-02-16
【審査請求日】2024-04-05
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523451820
【氏名又は名称】田中 賢
(74)【代理人】
【識別番号】100168251
【弁理士】
【氏名又は名称】矢上 礼宣
(72)【発明者】
【氏名】田中 賢
【審査官】内藤 万紀子
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3113667(JP,U)
【文献】特開2019-206107(JP,A)
【文献】登録実用新案第3152511(JP,U)
【文献】登録実用新案第3214055(JP,U)
【文献】登録実用新案第3193584(JP,U)
【文献】登録実用新案第3192418(JP,U)
【文献】特開2005-022400(JP,A)
【文献】実開昭58-001576(JP,U)
【文献】西独国実用新案公開第29720606(DE,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のページを構成する複数の第1紙片と、
第2見出し部をそなえる少なくとも1枚の第2紙片と、
を含む手帳であって、
前記複数の第1紙片は、それぞれ第1記入部と日付表示部をそなえ、
前記少なくとも1枚の第2紙片は、前記第2見出し部の少なくとも一部が第1紙片の外側に展開可能に構成されており、
第1記入部および第2見出し部はそれぞれ複数の記入欄をそなえ、
第2見出し部の少なくとも一部を第1紙片の外側に展開しかつ前記複数の第1紙片から構成されるページを開いた使用状態において、第2見出し部における複数の第2記入欄と、第1記入部における複数の第1記入欄とが水平方向にそれぞれ相応するように構成され、
第2記入欄は全ての第1紙片の第1記入欄で共通で利用できる項目を表示する手帳。
【請求項4】
前記使用状態において、前記複数の第1記入欄が存在する第1紙片のページに隣接する第1紙片のページには積算日数表示部および第1a記入部が設けられており、
前記日付表示部のページおよび該ページに隣接する積算日数表示部のページは、使用者が曜日を特定できる識別子が設けられている、
請求項1の手帳。
【請求項5】
複数のページを構成する複数の第3紙片をさらに含み、
前記少なくとも1枚の第2紙片は、前記第2見出し部の少なくとも一部が第3紙片の外側に展開可能に構成されており、
第2見出し部の少なくとも一部を第3紙片の外側に展開しかつ前記複数の第3紙片から構成されるページを開いた使用状態において、
隣接する第3紙片の見開き2ページにわたり、第2見出し部における複数の第2記入欄のそれぞれ相応する一か月分の複数のチェック部が設けられた、
請求項の手帳。
【請求項6】
前記使用状態において互いに相応する複数の第2記入欄および前記一か月分の複数のチェック部のそれぞれには共通の記号が付されている、
請求項5の手帳。
【請求項7】
前記日付表示部および積算日数表示部にはそれぞれ順に特定の日付および積算日数があらかじめ表示されており、
前記特定の日付および積算日数がカレンダー表示され使用者が曜日を特定できる識別子が設けられた少なくとも1枚の第4紙片をさらに含む、
請求項4の手帳。
【請求項8】
第2紙片により構成されかつ第2見出し部が設けられた第2紙片のページ面には、第2見出し部よりも内側の領域に、
第2見出し部における複数の第2記入欄と水平方向にそれぞれ相応するように表示される記入部をそなえた、
請求項1から7のいずれか一項の手帳。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の項目を共通使用することによる記録管理に関する。
【背景技術】
【0002】
トレーニング結果は、いつ何をどれだけ行ったかを手帳やノートに記録するのが一般的であるが、トレーニング記録に特化した非特許文献のような専用記録手帳を利用するケースも増えている。
【0003】
また、特許文献1は、各ページで共通に参照したい内容を記述できる、通常ページより幅広な余白、以下共通項目記入欄を提供していることを特徴とする技術が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】登録実用新案3214055号
【非特許文献】
【0005】
【文献】「トレーニングノート」株式会社THINKフィットネス(ゴールドジム)https://ggmania.jp/collections/others/products/70(2023-12-21)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
汎用的なトレーニング記録帳は、実施日単位にページで分割され、入力欄は空白であるというのが一般的である。
そのため、各ページにトレーニング項目と実施日を記入する必要があり、実施者の負担になっている。さらに、特許文献1で用意される共通項目記入欄に水平方向に記入し、各ページで参照する使い方が可能だが、各ページの記入欄と一致しないことによる、トレーニング結果をひとめで見て確認できないという課題が残る。
【0007】
本発明者は、従来の手帳、ノート、先行技術の活用方法に不満を感じており、新たな形態の手帳を発明した。すなわち、その手帳とは、携帯性を損なわず、トレーニング項目を1度記入するだけで全ページで共通使用可能とし、記録を容易に行うことができ、記録の見返しがし易く、実施の計画が立て易い、そして手帳としての機能も備えることによりトレーニングに対するモチベーションを保ち、筋力の向上に役立つ手帳を提供することである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]
この考案は複数のページを構成する複数の第1紙片と、
第2見出し部をそなえる少なくとも1枚の第2紙片と、
を含む手帳であって、
前記複数の第1紙片は、それぞれ第1記入部をそなえ、
前記少なくとも1枚の第2紙片は、前記第2見出し部の少なくとも一部が第1紙片の外側に展開可能に構成されており、
第1記入部および第2見出し部はそれぞれ複数の記入欄をそなえ、
第2見出し部の少なくとも一部を第1紙片の外側に展開しかつ前記複数の第1紙片から構成されるページを開いた使用状態において、第2見出し部における複数の第2記入欄と、第1記入部における複数の第1記入欄とが水平方向にそれぞれ相応するように構成された、
手帳。
【0009】
[2]
また前記使用状態において互いに相応する第1記入欄および第2記入欄のそれぞれには共通の記号が付されている、[1]の手帳に係るものである。
【0010】
[3]
また前記複数の第1記入欄のそれぞれに対応する複数のチェック部が設けられている、[1]、[2]いずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【0011】
[4]
また前記使用状態において、前記複数の第1記入欄が存在する第1紙片のページには日付表示部が設けられており、該ページに隣接する第1紙片のページには積算日数表示部および第1a記入部が設けられており、
前記日付表示部のページおよび該ページに隣接する積算日数表示部のページは、使用者が曜日を特定できる識別子が設けられている、
[1]から[3]のいずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【0012】
[5]
また複数のページを構成する複数の第3紙片をさらに含み、
前記少なくとも1枚の第2紙片は、前記第2見出し部の少なくとも一部が第3紙片の外側に展開可能に構成されており、
第2見出し部の少なくとも一部を第3紙片の外側に展開しかつ前記複数の第3紙片から構成されるページを開いた使用状態において、
隣接する第3紙片の見開き2ページにわたり、第2見出し部における複数の第2記入欄のそれぞれ相応する一か月分の複数のチェック部が設けられた、
[1]から[4]のいずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【0013】
[6]
また前記使用状態において互いに相応する複数の第2記入欄および前記一か月分の複数のチェック部のそれぞれには共通の記号が付されている、
[1]から[5]のいずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【0014】
[7]
また前記日付表示部および積算日数表示部にはそれぞれ順に特定の日付および積算日数があらかじめ表示されており、
前記特定の日付および積算日数がカレンダー表示され使用者が曜日を特定できる識別子が設けられた少なくとも1枚の第4紙片をさらに含む、
[1]から[6]のいずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【0015】
[8]
また第2紙片により構成されかつ第2見出し部が設けられた第2紙片のページ面には、第2見出し部よりも内側の領域に、
第2見出し部における複数の第2記入欄と水平方向にそれぞれ相応するように表示される記入部をそなえた、
[1]から[7]のいずれか一項に記載の手帳に係るものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】手帳正面
図2】第2見出し部折り畳み時
図3】第2見出し部展開時
図4】第3紙片見開き(第2見出し部展開時)
図5】第1紙片見開き(第2見出し部展開時)
図6】第4紙片
図7】年間カレンダーページ
図8】第3紙片見開き使用例(第2見出し部展開時)
図9】第1紙片見開き使用例(第2見出し部展開時)
図10】第1紙片見開き(月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜)
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明では手帳内に1枚以上の展開可能なページを有し、手帳を構成する様々な紙片よりも外側に展開され、それら複数のページを開いた使用状態において外側に展開された箇所と開かれたページの複数の記入欄が水平方向にそれぞれ相応するように構成されたことが最大の特徴となる。
その構成により外側へ展開された紙片の、複数の記入欄への記入事項が手帳内で共通使用することができる。
また、手帳内に1枚以上の展開可能なページを有し、手帳を構成する様々な紙片よりも外側に展開され、それら複数のページを開いた使用状態において外側に展開された箇所と開かれたページの複数の記入欄が上下方向にそれぞれ相応するとしてもよい。
【0018】
相応する構成について、
展開した紙片と開かれたページ間に生じる高低差による視差や、手帳を見る角度によっては二つの紙片の記入欄が相応しない可能性があるため、
本願手帳では第2記入欄を構成する横罫を他の隣り合う複数の記入欄とでも同じ構成とし、また本願手帳では共通の記号を付したことにより互いの複数の記入欄が相応すると認識可能、となるように構成されている。
本願手帳では相応するように構成された箇所に共通の記号としてアルファベットのaからzの26文字がそれぞれ付されいるがこれに限らない。
【0019】
本願手帳は左開きで、1日を見開き2ページで構成している手帳となる。
複数の第1紙片よりも表紙側に第2紙片が綴じられ、
第1紙片の第1記入部を有する左ページよりも外側に第2見出し部が展開される構成となっている。
本願手帳の外側に展開される第2紙片部分の折り畳み位置について、
第1紙片の幅よりも狭い位置に折り目を形成する
とするが、
第1紙片の幅と同じ位置に折り目を形成する、
第1紙片の幅よりも広い位置に折り目を形成する、
としてもよい。
【0020】
本願手帳の第1紙片(1)について、
第1記入部(1a)に対して複数の第2記入欄(2c)に相応する複数の第1記入欄(1c)を設けている。
第1紙片左ページの第1記入部(1a)は上部に曜日(1d)と日付表示部(1e )を設け、
複数の第2記入欄(2c)がそれぞれ相応する複数の第1記入欄(1c)の両端に共通の記号(1b)を表示し、右端共通の記号の横にチェック部(1f)をそれぞれ設け、
チェック部(1f)にはチェックボックス(1g)と順序記入欄(1h)をそれぞれ備えている。
第1記入欄(1c)の右端にも共通の記号(1b)を表示することにより、
チェック部(1f)の記入補助になる他、左手で第1記入欄(1c)に記入する際に左手で隠れてしまう部分の情報補助にもなる。
のど(z1)を挟み第1紙片右ページの第1a記入部(1i)には上部に六曜(1j)と月内週数(1k)と積算日数表示部(1l)を設け、その下に自由記入欄(1m)とtodo記入欄(1n)とtobuy記入欄(1o)と時間軸記入欄(1p)と血圧、体重、体脂肪率記入欄(1q)を備えた手帳用記入ページとなっている。 図5
【0021】
本願手帳の第2紙片(2)について、
第2紙片は(2)は手帳を構成している他の紙片よりも幅が広いページを有し手帳内に折り畳み可能な構成とし、
他の紙片よりも外側に展開される箇所に第2見出し部(2a)を設けることにより、他のページでも共通して使用することが出来る。
第2見出し部(2a)より内側の領域第2紙片左ページと第2紙片右ページには記入部(2e)が設けらている。
外側に展開される第2見出部(2a)の左縦軸に共通の記号(2b)が並び、その横が第2記入欄(2c)となる。
第2記入欄(2c)と記入部(2e)の間に折り目(z2)が形成される。
第2紙片左ページと第2紙片右ページには、第2見出し部(2a)から罫線を延長させ、第2記入欄(2c)に書かれたそれぞれの項目に対しての目標や結果が記入出来るページとなる。
第2紙片左ページの上部に、日付1(2f)、月1(2g)、月2(2h)、月3(2i)、を表示し、ページのど(z1)を挟み、
第2紙片右ページの上部に月4(2j)、月5(2k)、月6(2l)、日付2(2m)を表示する。
日付1(2f)に対しては、手帳記載日1日前を記載。
月1(2g)から月6(2l)に対しては、手帳の使用期間である月を記載。
日付2(2m)に対しては、手帳記載最終日を記載。
それぞれの空欄に対しては、個人の目標値や結果が入ることになる。 図3
【0022】
本願手帳の第3紙片(3)について、
第3紙片(3)に対して複数の第2記入欄(2c)に相応する1カ月分の複数のチェック部(3a)を設けている。
1カ月分の複数のチェック部(3a)は、
第2記入欄(2c)から繋がるようにデザインされた罫線が引かれており、縦軸に共通文字(3b)が並び、横軸では月表示(3e)と、1から31までの日付表示(3f)が並ぶ。
第3紙片(3)の左側ページが1~15日までのチェック部で、
第3紙片(3)の右側ページが16~31日までのチェック部となる。
15日と16日の間に、のど(z1)を構成した。 図4
【0023】
本願手帳の第4紙片(4)について、
複数枚の第4紙片(4)は、複数枚の第1紙片(1)の日付表示部(1e)と、積算日数(1l)に対応するカレンダー表示ページとなっている。
複数枚の第4紙片(4)は、ページ上部に、曜日(4d)と、その下に縦9マス×横7マスの表を形成し、
手帳の対応期間である日付(4e)と、積算日数(4f)が記載されており、積算日数対応表となる。ただし、祝日に関しては積算日数ではなく、赤文字で祝日名称(4g)が記載されている。
カレンダー表示の縦マス数を9としたが、この限りではない。 図6
【0024】
また、本願手帳を構成するにおいて他の基本的な紙片、年間カレンダーページや連絡先ページなども含まれて構成され、
年間カレンダーページなど曜日を表示する箇所において第1紙片又は第4紙片で使用される識別子を用いて表示される。図7
【0025】
本願手帳の識別子について、
識別子としてマーク、記号、図形を付す、フォントを変える、辞書の様に手帳小口部分に印を設ける、アドレス帳の様にインデックスを設ける、等があげられる。
本願手帳では曜日毎の識別子として色を用いており、第1紙片(1)を構成する罫線(1r)及び曜日(1d)の色が曜日によって異なる7色を使用し構成している。
同じように第4紙片(4)に表示されている曜日(4d)についても第1紙片(1)と同じ7色を使用し構成している。
本願手帳では曜日(1d)と罫線(1r)が曜日毎に同じ色で表され、以下の設定としたが、この限りではない。
月曜日のカラーイメージ(1s)ピンク色
火曜日のカラーイメージ(1t)肌色
水曜日のカラーイメージ(1u)緑色
木曜日のカラーイメージ(1v)エメラルドグリーン
金曜日のカラーイメージ(1w)黄緑色
土曜日のカラーイメージ(1x)青色
日曜日のカラーイメージ(1y)水色 図6図10
【0026】
持ち運びが前提となるため、半年手帳(厚さ約17mm)、3カ月手帳(厚さ約9mm)として提供を行うが、この限りではない。
【実施例
【0027】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0028】
畳まれた手帳はA6サイズで、これをトリミングした物となるが、サイズに拘ることはない。図1
【0029】
第2見出し部(2a)は折り畳み収納されている。図2
【0030】
第2見出し部(2a)の第2記入欄(2c)に自身が行うトレーニング項目等を記載する。 図3
【0031】
第2見出し部(2a)を展開した状態で、第3紙片(3)の1カ月分の複数のチェック部(3a)を確認する。図4
【0032】
第2見出し部(2a)を展開した状態で、実施日の第1紙片(1)を開き、同日に実施を予定する全ての種目の順序記入欄(1h)に実施順序を数字で記入するか、チェックボックス(1g)に印を入れる。図5
【0033】
種目毎のトレーニング実施が終わったら、第1記入欄(1c)に記入をし、順序記入欄(1h)に数字が入っている場合はチェックボックス(1g)に印をつけ、チェックボックス(1g)印が入っている場合には順序記入表(1h)に記入をする。図5
【0034】
前回、例えば1週間前の負荷や回数、順序を確認する場合には、曜日(1d)、罫線(1r)に設定した色を参考にして同じ曜日のページを確認する。図10
【0035】
トレーニング終了時には、チェック部(1f)で実施漏れが無いかを確認し、漏れが無ければ第3紙片(3)の1カ月分の複数のチェック部(3a)に印をつける。図4
【0036】
本願手帳では、第1紙片(1)の積算日数表示部(1l)に表示される積算日数がページ数と相応する構成となっている。
手帳利用時、日付よりページ数を確認する場合、第4紙片(4)の日付(4e)と積算日数(4f)を確認する。図6
【0037】
記入例が図8図9となる。
トレーニングを習慣化するということは、同じ曜日に同じトレーニングを設定することが多い。そのため、1週間前のトレーニング記録を参考にすることも必然と多くなる。そこで、具体的には、例えば、ぱらぱらマンガをめくるときのように、手帳のページ束の縁部をやや斜めにし、この縁上部で親指をスライドさせながらページ送りをするめくり方を行って所望のページを参照する際に、年月字面を確認せずとも色で曜日を判断することができる。すなわち、同じ曜日のトレーニング記録を容易に見つけることができる。 図10
【0038】
トレーニングの結果を記入する第1記入部(1a)と日付表示部(1e)が第1紙片の左ページに有り、普段使いの手帳部分第1a記入部(1i)が第1紙片の右ページに分かれているので、第2見出し部(2a)を展開させた状態で第1紙片右ページを見切れる様に写真を撮影をすることにより、SNSにてトレーニング記録をそのまま投稿することが可能な構成となっている。
【0039】
手帳を日常的に使用していると、同じ項目を何度も記入する場面が多々ある。
学習を日常化している者であれば英語や数学などの科目名、
仕事をしている者であれば、仕入れ品名や得意先名、
部活をしている者であれば、日々の練習メニュー、
家計簿の記入であれば項目名などがある。
各人の状況によって記録内容は異なるが、本願発明者は筋力トレーニングの記録を行っている際に、今までの手帳に不便を感じており本願発明を思いついた。
【0040】
先に述べた様に、本願発明は、他の分野での記録補助についても大変貢献することとなる。
また、手帳とは記録を取るという使用用途ではあるが、別の使用方法、たとえば病院の先生に本願手帳の見出し表にリハビリメニューを記入してもらい、それを見て患者がリハビリを実施するという活用方法もある。
【符号の説明】
【0041】
1 第1紙片
1a 第1記入部
1b 共通の記号
1c 第1記入欄
1d 曜日
1e 日付表示部
1f チェック部
1g チェックボックス
1h 順序記入欄
1i 第1a記入部
1j 六曜
1k 月内週数
1l 積算日数表示部
1m 自由記入欄
1n todo記入欄
1o tobuy記入欄
1p 時間軸記入欄
1q 血圧、体重、体脂肪率記入欄
1r 罫線
1s 月曜日のカラーイメージ
1t 火曜日のカラーイメージ
1u 水曜日のカラーイメージ
1v 木曜日のカラーイメージ
1w 金曜日のカラーイメージ
1x 土曜日のカラーイメージ
1y 日曜日のカラーイメージ
2 第2紙片
2a 第2見出し部
2b 共通の記号
2c 第2記入欄
2e 記入部
2f 日付1
2g 月1
2h 月2
2i 月3
2j 月4
2k 月5
2l 月6
2m 日付2
3 第3紙片
3a 1カ月分の複数のチェック部
3b 共通の記号
3e 月表示
3f 日数表示
4 第4紙片
4d 曜日
4e 日付
4f 積算日数
4g 祝日名称
z1 のど
z2 折り目
【要約】      (修正有)
【課題】汎用的なトレーニング記録帳は、実施日単位にページで分割され、入力欄は空白であるというのが一般的である。そのため、各ページにトレーニング項目と実施日を記入する必要があり、実施者の負担になっている。さらに、トレーニング結果をひとめで見て確認できないという課題が残る。
【解決手段】各個人が行うトレーニング項目を折り畳みの範囲部に記載可能とし、1度の記入で、手帳全ページで共通使用可能となる。
携帯性を損なわず、トレーニング項目を1度記入するだけで、全ページで共通使用可能とし、記録を容易に行うことができ、記録の見返しがし易く、実施の計画が立て易い、そして手帳としての機能も備えることによりトレーニングに対するモチベーションを保ち、筋力の向上に役立つ。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10