(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-23
(45)【発行日】2024-10-31
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 3/42 20060101AFI20241024BHJP
H04M 3/436 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
H04M3/42 T
H04M3/42 P
H04M3/436
(21)【出願番号】P 2020091163
(22)【出願日】2020-05-26
【審査請求日】2023-05-26
(73)【特許権者】
【識別番号】518333236
【氏名又は名称】フォースネット株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】漆谷 智行
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-100080(JP,A)
【文献】国際公開第2017/199555(WO,A1)
【文献】特開2009-049908(JP,A)
【文献】特開2012-156664(JP,A)
【文献】特開2007-058587(JP,A)
【文献】特開2013-126124(JP,A)
【文献】特開2020-036231(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106982284(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
抽出部と、取得部と、判定部と、通知部と、を有し、
前記抽出部は、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上
の掲示板より発呼側の情報を取得し、
前記判定部は、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記通知部は、前記判定部による判定の結果を登録先に通知する、
情報処理装置。
【請求項2】
情報処理装置であって、
抽出部と、取得部と、判定部と、通知部と、を有し、
前記抽出部は、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、
前記判定部は、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記通知部は、前記判定部による判定の結果を登録先に通知
し、
前記判定部は、前記発呼側の情報を自然言語処理し、前記発呼側の情報と、自然言語処理した結果の情報と、に基づき発呼側の信頼性を判定する、
情報処理装置。
【請求項3】
情報処理装置であって、
抽出部と、取得部と、判定部と、通知部と、を有し、
前記抽出部は、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、
前記判定部は、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記通知部は、前記判定部による判定の結果を登録先に通知
し、
前記判定部は、前記発呼側の情報と、前記発呼側の情報の取得場所の信頼度と、に基づき、前記発呼側の信頼性を判定する、
情報処理装置。
【請求項4】
情報処理方法であって、
第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程と、を含み、
前記第1の工程では、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記第2の工程では、前記電話番号に基づきインターネット上
の掲示板より発呼側の情報を取得し、
前記第3の工程では、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記第4の工程では、前記第3の工程による判定の結果を登録先に通知する、
情報処理方法。
【請求項5】
情報処理方法であって、
第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程と、を含み、
前記第1の工程では、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記第2の工程では、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、
前記第3の工程では、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記第4の工程では、前記第3の工程による判定の結果を登録先に通知
し、
前記第3の工程では、前記発呼側の情報を自然言語処理し、前記発呼側の情報と、自然言語処理した結果の情報と、に基づき発呼側の信頼性を判定する、
情報処理方法。
【請求項6】
情報処理方法であって、
第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程と、を含み、
前記第1の工程では、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、
前記第2の工程では、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、
前記第3の工程では、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、
前記第4の工程では、前記第3の工程による判定の結果を登録先に通知
し、
前記第3の工程では、前記発呼側の情報と、前記発呼側の情報の取得場所の信頼度と、に基づき、前記発呼側の信頼性を判定する、
情報処理方法。
【請求項7】
プログラムであって、コンピュータを、請求項1乃至請求項
3の何れか1項に記載の情報処理装置の各部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル電話回線のISDN回線、及び光回線が普及してきている。
また、特許文献1ではインターネット検索部が発信機側電話番号をインターネット検索し、検索結果を表示部に表示させる着信側電話機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発信機側の電話番号に基づきインターネットを検索し、検索結果を表示しても、そのインターネット上の様々な情報に基づき結局、発呼側のユーザは信頼がおけるものなのかの判断は困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置であって、抽出部と、取得部と、判定部と、通知部と、を有し、前記抽出部は、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、前記判定部は、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、前記通知部は、前記判定部による判定の結果を登録先に通知する、情報処理装置が提供される。
【0006】
本発明の一つによれば、発呼側の信頼性に関する判定の結果を登録先に通知する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】実施形態1の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図ある。
【
図3】実施形態1の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図4】実施形態2の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図ある。
【
図5】実施形態2の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図6】実施形態3の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図7】実施形態4の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図8】実施形態4の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図9】実施形態5の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図10】情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図11】実施形態6の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図ある。
【
図12】実施形態6の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図13】実施形態7の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図14】実施形態7の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図15】実施形態8の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図16】実施形態8の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図17】実施形態9の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図18】実施形態9の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図19】実施形態10の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図20】実施形態10の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図21】実施形態11の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図22】実施形態11の情報処理装置における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図23】実施形態12の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0009】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0010】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0011】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0012】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。情報処理装置100は、第1のデジタル電話回線110と第2のデジタル電話回線120との間に設置される。情報処理装置100は、第1のデジタル電話回線110より受信した電話に関するデジタル信号を入力する。情報処理装置100は、電話に関する情報を、無線130及びインターネット140を介して外部装置に送信する。情報処理装置100は、デジタル信号を第2のデジタル電話回線に出力する。なお、情報処理装置100とインターネット140は、無線を介して接続されていてもよいし、有線を介して接続されていてもよいし、無線及び有線を介して接続されていてもよい。但し、以下では、説明の簡略化のため、
図1に示されるように、情報処理装置100とインターネット140は、無線130を介して接続されているものとして説明を行う。
例えば、第1のデジタル電話回線110の一端は、デジタルの公衆電話回線に接続されている。また、例えば、第2のデジタル電話回線120の一端は、デジタルの電話機に接続されている。以下に示す実施形態において、デジタル電話回線は、ISDN(Integrated Services Digital Network)及び光回線を含むとする。
【0013】
2.ハードウェア構成
図2は、実施形態1の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図ある。
図2に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、入力部201と、抽出部202と、取得部203と、判定部204と、通知部205と、出力部206と、を含む。
入力部201は、第1のデジタル電話回線110より受信した電話に関するデジタル信号を入力する。
抽出部202は、入力部201によって入力された電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。取得部203は、電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得する。判定部204は、発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定する。通知部205は、判定部204による判定の結果を登録先に通知する。出力部206は、デジタル信号を第2のデジタル電話回線120に出力する。
【0014】
情報処理装置100が、抽出部202と、取得部203と、判定部204と、通知部205と、を含むことによって、発呼側の信頼性を判定し、判定した結果を、設定された登録先に通知することができるので、電話回線の情報に基づきより利便性の高い情報を提供することができる。
【0015】
3.情報処理
図3は、実施形態1の情報処理装置100における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A301において、入力部201は、第1のデジタル電話回線110より受信した電話に関するデジタル信号を入力する。
A302において、抽出部202は、デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。
A303において、取得部203は、電話番号に基づきインターネット上より電話番号に関連する情報を取得する。例えば、取得部203は、電話番号に基づきインターネット上のホームページより電話番号に関連する情報として、発呼側の住所、評価、コメント等を発呼側の情報として取得する。また、取得部203は、ホームページの替わりに、又はホームページと共に、電話番号に基づきインターネット上の掲示板より電話番号に関連する情報として、発呼側の住所、評価、コメント等を発呼側の情報として取得する。
【0016】
A304において、判定部204は、取得部203によって取得された発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定する。発呼側の情報としては、上述したように、発呼側に関するホームページ及び掲示板における評価、コメント等である。ここで、評価は、5段階評価での点数等であってもよい。また、判定部204は、発呼側の情報を自然言語処理し、発呼側の情報と、自然言語処理した結果の情報と、に基づき発呼側の信頼性を判定するようにしてもよい。例えば、判定部204は、発呼側の情報を自然言語処理した結果、不自然なコメントでないと判定した場合、そのコメント及び評価を正しいコメント及び評価であると判定し、そのコメント及び評価を採用して発呼側の信頼性を判定する。判定部204は、発呼側の情報を自然言語処理した結果、不自然なコメントであると判定した場合は、そのコメント及び評価は正しいコメント及び評価ではないと判定し、そのコメント及び評価を採用せず発呼側の信頼性を判定する。不自然なコメントの例としては、プログラムで自動的に記載された大量の類似のコメント、安い労働力の外国でアルバイト等を使って入力された日本語として不自然なコメント等がある。
【0017】
また、判定部204は、発呼側の情報と、発呼側の情報の取得場所の信頼度と、に基づき、発呼側の信頼性を判定するようにしてもよい。例えば、判定部204は、所定の評価基準に基づき、ホームページ及び掲示板にそれぞれ信頼度を付与する。以下、説明の簡略化のため、ホームページを例に説明を行う。判定部204は、所定の信頼度以上のホームページの発行側の情報のみを発呼側の信頼性を判定するための発呼側の情報として使用するようにしてもよい。また、判定部204は、ホームページの信頼度に対応させてそのホームページの発呼側の情報に重み付けを行い、重み付けされた発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定するようにしてもよい。
【0018】
A305において、通知部205は、判定部204による判定の結果を登録先に通知する。より具体的に説明すると、通知部205は、判定部204による判定の結果を登録先のSNS(SocialNetworkingService)のユーザに通知する。
A306において、出力部206は、デジタル信号を第2のデジタル電話回線120に出力する。
【0019】
実施形態1によれば、発呼側のユーザが、信頼がおけるものなのか否かの情報を提供することができる。
【0020】
<実施形態2>
以下、実施形態2について説明する。実施形態2において、実施形態1と同じところは説明を省略し、異なるところを主に説明する。
図4は、実施形態2の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図ある。
図4に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、入力部201と、抽出部202と、取得部203と、判定部204と、通知部205と、出力部206と、解析部401と、遮断部402と、を含む。解析部401は、入力部201によって入力されたデジタル信号の音声データを解析する。解析部401の解析の結果、デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、遮断部402は、出力部206による出力を遮断する。
【0021】
図5は、実施形態2の情報処理装置100における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A501において、解析部401は、入力部201によって入力されたデジタル信号の音声データを解析する。
A502において、解析部401は、入力されたデジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれているか否かを判定する。解析部401は、入力されたデジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていると判定した場合、処理をA503に進める。解析部401は、入力されたデジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていないと判定した場合、A501の処理を繰り返す。設定されたワードとは、詐欺等に用いられるワードであり、情報処理装置100に設定されていてもよいし、他のシステムから取得し、情報処理装置100に設定されていてもよい。他のシステムとは、例えば、振り込み詐欺等に用いられた典型的なワード等が集められ、設定されているシステム等である。
A503において、遮断部402は、出力部206による出力を遮断し、出力部206がデジタル信号を第2のデジタル電話回線120に出力しないようにする。
【0022】
実施形態2によれば、発呼側のユーザが、信頼がおけるものなのか否かの情報を提供することができると共に、例えば、詐欺等に用いられるワードが含まれていた場合は、デジタル信号の出力を遮断し、詐欺等の電話を遮ることができる。
【0023】
<実施形態3>
以下、実施形態3について説明する。実施形態3において、実施形態1及び実施形態2と同じところは説明を省略し、異なるところを主に説明する。
図6は、実施形態3の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、入力部201と、抽出部202と、取得部203と、判定部204と、通知部205と、出力部206と、解析部601と、遮断部602と、を含む。解析部601は、入力部201によって入力され、テキスト化されたデジタル信号の音声データを解析する。解析部の解析の結果、テキスト化されたデジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、遮断部は、出力部206による出力を遮断する。
【0024】
実施形態3によれば、発呼側のユーザが、信頼がおけるものなのか否かの情報を提供することができると共に、例えば、詐欺等に用いられるワードが含まれていた場合は、デジタル信号の出力を遮断し、詐欺等の電話を遮ることができる。
【0025】
<実施形態4>
以下、実施形態4について説明する。
1.ハードウェア構成
図7は、実施形態4の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、入力部701と、抽出部702と、判定部703と、制御部704と、出力部705と、を含む。入力部701は、第1のデジタル電話回線110より受信した電話に関するデジタル信号を入力する。抽出部702は、入力部701によって入力された電話に関するデジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出する。判定部703は、発呼側の電話番号が着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号に関する履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定する。判定部703により発呼側の電話番号が履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、制御部704は、紹介料に関するカウント値を増やす。また、制御部704は、紹介料に関するカウント値に基づき、紹介料を支払う。出力部705は、デジタル信号を第2のデジタル電話回線120に出力する。
【0026】
2.情報処理
図8は、実施形態4の情報処理装置100における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A801において、入力部701は、第1のデジタル電話回線110より受信した電話に関するデジタル信号を入力する。
A802において、抽出部702は、デジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出する。予約に関する着呼側の第1の電話番号とは、例えば、お店が有している電話の電話番号である。
【0027】
A803において、判定部703は、発呼側の電話番号が着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号の履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定する。着呼側の第2の電話番号とは、例えば、飲食店の紹介サイト等から提供されているお店の予約用の電話番号である。情報処理装置100は、第2の電話番号で電話がかかってきた場合、発呼側の電話番号を予約の履歴情報として保持する。判定部703は、第1の電話番号に電話がかかってきた場合、発呼側の電話番号が保持されている履歴情報に含まれているか否かを判定する。判定部703は、発呼側の電話番号が履歴情報に登録されている電話番号であると判定した場合、処理をA804に進め、発呼側の電話番号が履歴情報に登録されていない場合、A805に処理を進める。
【0028】
A804において、制御部704は、第2の電話番号をお店に対して割り当てている飲食店の紹介サイトに対する、紹介料に関するカウント値を1つインクリメントする。即ち、発呼側の電話番号が履歴情報に含まれているということは、元々、飲食店の紹介サイト経由で飲食店に来たお客様であることから、次回から直接、お店の電話番号に電話して予約した場合も、飲食店の紹介サイトに対して紹介料を払うようにすべく、制御部704は、カウント値を1つインクリメントする。
例えば、制御部704は、月に1度等、所定の間隔で、紹介料に関するカウント値に基づき、電話番号を提供している飲食店の紹介サイト等に紹介料を支払うよう制御する。
A805において、出力部705は、デジタル信号を第2のデジタル電話回線120に出力する。
【0029】
実施形態4によれば、最初は飲食店の紹介サイトを介してお店に来たが、次回からお店の電話番号に電話して予約をしてきたお客様に関しても、飲食店の紹介サイトに対して、所定の紹介料を支払うことができる。
なお、実施形態4では、飲食店を例に説明したが、これに限定するものではなく、美容院、エステサロン等、紹介サイトがお店に対して予約用の電話を提供しているシステムにおいて適用可能である。
【0030】
<実施形態5>
以下、実施形態5について説明する。上述した実施形態では、情報処理装置100を構成する各部はハードウェアとして実装される例を示した。しかし、情報処理装置100は、
図9に示すようなハードウェア構成を有し、上述した実施形態の情報処理装置100の構成は、機能構成として有してもよい。
1.ハードウェア構成
図9は、実施形態5の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示されるように、情報処理装置100は、制御部901と、記憶部902と、通信部903と、を含む。制御部901は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等であって、情報処理装置100の全体を制御する。記憶部902は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等であって、プログラム及び制御部901がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶する。通信部903は、情報処理装置100を、第1のデジタル電話回線110、第2のデジタル電話回線120及び無線130と接続し、それぞれと通信を行う。
制御部901が記憶部902に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、上述した実施形態の情報処理装置100の各機能が実現される。
【0031】
実施形態5によれば、制御部がプログラムに基づき処理を実行した場合でも上述した機能を実現することができる。
【0032】
<実施形態6>
1.システム構成
図10は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。情報処理装置1000は、第1のアナログ電話回線1010と第2のアナログ電話回線1020との間に設置される。情報処理装置1000は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。情報処理装置1000は、電話に関する情報を、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。情報処理装置1000は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線に出力する。なお、情報処理装置1000とインターネット1040は、無線を介して接続されていてもよいし、有線を介して接続されていてもよいし、無線及び有線を介して接続されていてもよい。但し、以下では、説明の簡略化のため、
図10に示されるように、情報処理装置1000とインターネット1040は、無線1030を介して接続されているものとして説明を行う。
例えば、第1のアナログ電話回線1010の一端は、公衆電話回線に接続されている。また、例えば、第2のアナログ電話回線1020の一端は、アナログの電話機に接続されている。
【0033】
2.ハードウェア構成
図11は、実施形態6の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図ある。
図11に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部1101と、送信部1102と、出力部1103と、を含む。入力部1101は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。送信部1102は、電話に関する情報を、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。出力部1103は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0034】
3.情報処理
図12は、実施形態6の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A1201において、入力部1101は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。
A1202において、送信部1102は、電話に関する情報を、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。例えば、送信部1102は、デジタル信号のうちの音声データを電話に関する情報として、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。音声データを受け取った、外部装置は、音声データを録音したり、音声データを解析し、解析結果を情報処理装置1000に提供したりする。
A1203において、出力部1103は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0035】
実施形態6によれば、アナログ電話回線が用いられている環境においても簡単に電話に関する情報を取得し、外部装置に送信することができる。
【0036】
<実施形態7>
以下、実施形態7について説明する。実施形態7において、実施形態6と同じところは説明を省略し、異なるところを主に説明する。
1.ハードウェア構成
図13は、実施形態7の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図13に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部1101と、送信部1102と、抽出部1301と、送信部1302と、出力部1103と、を含む。
抽出部1301は、デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。送信部1302は、電話番号を電話に関する情報として、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。
【0037】
2.情報処理
図14は、実施形態7の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A1401において、抽出部1301は、デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。
A1402において、送信部1302は、電話番号を電話に関する情報として、無線1030及びインターネット1040を介して外部装置に送信する。電話番号を受け取った、外部装置は、電話番号に基づき、外部装置のメモリ等に記憶されている顧客情報を取得し、取得した顧客情報を情報処理装置1000に提供したり、電話番号に基づき、ホームページ等を検索し、電話番号に関連する情報を取得し、取得した情報を設定されたユーザに通知したりする。
【0038】
実施形態7によれば、アナログ電話回線が用いられている環境においても簡単に発呼側の電話番号を取得し、外部装置に送信することができる。
【0039】
<実施形態8>
以下、実施形態8について説明する。
1.ハードウェア構成
図15は、実施形態8の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図15に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部1501と、抽出部1502と、取得部1503と、通知部1504と、出力部1505と、を含む。入力部1501は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。抽出部1502は、デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。取得部1503は、電話番号に基づき、無線1030及びインターネット1040を介してインターネット上より電話番号に関連する情報を取得する。取得部1503は、第1の取得部の一例である。通知部1504は、電話番号に関連する情報を、無線1030及びインターネット1040を介して登録先に通知する。出力部1505は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0040】
2.情報処理
図16は、実施形態8の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A1601において、入力部1501は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。
A1602において、抽出部1502は、デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出する。
A1603において、取得部1503は、電話番号に基づきインターネット上より電話番号に関連する情報を取得する。例えば、取得部1503は、電話番号に基づきインターネット上のホームページ又は掲示板より電話番号に関連する情報として、発呼側の住所、評価、コメント等を取得する。
【0041】
A1604において、通知部1504は、電話番号に関連する情報を、登録先に通知する。例えば、通知部1504は、電話番号に関連する情報を、登録先のメールアドレスに送信したり、又は登録先のSNS(Social Networking Service)に投稿したりして登録先に通知する。
A1605において、出力部1103は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0042】
実施形態8によれば、アナログ電話回線が用いられている環境においても簡単に発呼側の電話番号を取得し、電話番号に基づき、電話番号に関連する情報を取得し、それを通知することができる。
【0043】
<実施形態9>
以下、実施形態9について説明する。実施形態9において、実施形態8と同じところは説明を省略し、異なるところを主に説明する。
1.ハードウェア構成
図17は、実施形態9の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図17に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部1501と、抽出部1502と、取得部1503と、通知部1504と、出力部1505と、解析部1701と、遮断部1702と、を含む。解析部1701は、デジタル信号を解析する。解析部1701の解析の結果、デジタル信号に設定されたワードが含まれていた場合、遮断部1702は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。
【0044】
2.情報処理
図18は、実施形態9の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A1801において、解析部1701は、デジタル信号を解析する。解析部1701は、デジタル信号の音声データを解析してもよいし、テキスト化されたデジタル信号の音声データを解析してもよい。
A1802において、遮断部1702は、解析部1701による解析の結果、デジタル信号に設定されたワードが含まれていたか否かを判定する。遮断部1702は、デジタル信号に設定されたワードが含まれていた場合は、処理をA1803に進め、デジタル信号に設定されたワードが含まれていなかった場合は、A1801に処理を戻す。
A1803において、遮断部1702は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。即ち、解析部1701の解析の結果、デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、遮断部1702は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。また、解析部1701の解析の結果、テキスト化されたデジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、遮断部1702は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。
【0045】
実施形態9によれば、アナログ電話回線が用いられている環境において、電話に設定されたワードが含まれていた場合、電話を遮断することができる。
【0046】
<実施形態10>
以下、実施形態10について説明する。実施形態10において、実施形態8と同じところは説明を省略し、異なるところを主に説明する。
1.ハードウェア構成
図19は、実施形態10の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図19に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部1501と、抽出部1502と、第1の取得部1901と、通知部1504と、出力部1505と、第2の取得部1902と、遮断部1903と、を含む。
第1の取得部1901は、電話番号に基づき、無線1030及びインターネット1040を介してインターネット上より電話番号に関連する情報を取得する。第2の取得部1902は、外部装置より電話番号を取得する。より具体的に説明すると、第2の取得部1902は、迷惑電話のまとめサイト等の外部装置より迷惑電話をかけてくる電話番号のリスト等を取得する。迷惑電話は一例であり、他の例としては、悪徳セールの電話、架空請求の電話、振り込め詐欺の電話等がある。抽出部1502によって抽出された電話番号が第2の取得部1902によって取得された電話番号に含まれる場合、遮断部1903は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。
【0047】
2.情報処理
図20は、実施形態10の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A2001において、第2の取得部1902は、外部装置より電話番号のリストを取得する。
A2002において、遮断部1903は、抽出部1502によって抽出された電話番号が第2の取得部1902によって取得された電話番号のリストに含まれていたか否かを判定する。
A2003において、遮断部1903は、出力部1505による第2のアナログ電話回線1020へのアナログ信号の出力を遮断する。
【0048】
実施形態10によれば、アナログ電話回線が用いられている環境において、特定の電話番号から電話がかかってきた場合、電話を遮断することができる。
【0049】
<実施形態11>
以下、実施形態11について説明する。
1.ハードウェア構成
図21は、実施形態11の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図21に示されるように、情報処理装置1000は、ハードウェア構成として、入力部2101と、抽出部2102と、判定部2103と、制御部2104と、出力部2105と、を含む。入力部2101は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。抽出部2102は、デジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出する。判定部2103は、発呼側の電話番号が着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号の履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定する。判定部2103により発呼側の電話番号が履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、制御部2104は、紹介料に関するカウント値を増やす。出力部2105は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0050】
2.情報処理
図22は、実施形態11の情報処理装置1000における情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
A2201において、入力部2101は、第1のアナログ電話回線1010より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力する。
A2202において、抽出部2102は、デジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出する。予約に関する着呼側の第1の電話番号とは、例えば、お店が有している電話の電話番号である。
【0051】
A2203において、判定部2103は、発呼側の電話番号が着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号の履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定する。着呼側の第2の電話番号とは、例えば、飲食店の紹介サイト等から提供されているお店の予約用の電話番号である。情報処理装置1000は、第2の電話番号で電話がかかってきた場合、発呼側の電話番号を予約の履歴情報として保持する。判定部2103は、第1の電話番号に電話がかかってきた場合、発呼側の電話番号が保持されている履歴情報に含まれているか否かを判定する。判定部2103は、発呼側の電話番号が履歴情報に登録されている電話番号であると判定した場合、処理をA2204に進め、発呼側の電話番号が履歴情報に登録されていない場合、A2205に処理を進める。
【0052】
A2204において、制御部2104は、第2の電話番号をお店に対して割り当てている飲食店の紹介サイトに対する、紹介料に関するカウント値を1つインクリメントする。即ち、発呼側の電話番号が履歴情報に含まれているということは、元々、飲食店の紹介サイト経由で飲食店に来たお客様であることから、次回から直接、お店の電話番号に電話して予約した場合も、飲食店の紹介サイトに対して紹介料を払うようにすべく、制御部2104は、カウント値を1つインクリメントする。
例えば、制御部2104は、月に1度等、所定の間隔で、紹介料に関するカウント値に基づき、電話番号を提供している飲食店の紹介サイト等に紹介料を支払う。
A2205において、出力部2105は、デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線1020に出力する。
【0053】
実施形態11によれば、アナログ電話回線が用いられている環境において、最初は飲食店の紹介サイトを介してお店に来たが、次回からお店の電話番号に電話して予約をしてきたお客様に関しても、飲食店の紹介サイトに対して、所定の紹介料を支払うことができる。
なお、実施形態11では、飲食店を例に説明したが、これに限定するものではなく、美容院、エステサロン等、紹介サイトがお店に対して予約用の電話を提供しているシステムにおいて適用可能である。
【0054】
<実施形態12>
以下、実施形態12について説明する。上述した実施形態では、情報処理装置1000を構成する各部はハードウェアとして実装される例を示した。しかし、情報処理装置1000は、
図23に示すようなハードウェア構成を有し、上述した実施形態の情報処理装置1000の構成は、機能構成として有してもよい。
1.ハードウェア構成
図23は、実施形態12の情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
図23に示されるように、情報処理装置1000は、制御部2301と、記憶部2302と、通信部2303と、を含む。制御部2301は、例えば、CPU等であって、情報処理装置1000の全体を制御する。記憶部2302は、ROM、RAM、HDD等であって、プログラム及び制御部2301がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶する。通信部2303は、情報処理装置1000を、第1のアナログ電話回線1010、第2のアナログ電話回線1020及び無線1030と接続し、それぞれと通信を行う。
制御部2301が記憶部2302に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、上述した実施形態の情報処理装置1000の各機能が実現される。
【0055】
実施形態12によれば、制御部がプログラムに基づき処理を実行した場合でも上述した機能を実現することができる。
【0056】
次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記情報処理装置は、第1の電話回線と第2の電話回線との間に設置され、入力部と、出力部と、を有し、前記入力部は、前記第1の電話回線より受信した電話に関するデジタル信号を入力し、前記抽出部は、前記デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、前記出力部は、前記デジタル信号を前記第2の電話回線に出力する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記通知部は、前記判定部による判定の結果を登録先のSNS(SocialNetworkingService)に通知する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上のホームページより発呼側の情報を取得する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記取得部は、前記電話番号に基づきインターネット上の掲示板より発呼側の情報を取得する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記判定部は、前記発呼側の情報を自然言語処理し、前記発呼側の情報と、自然言語処理した結果の情報と、に基づき発呼側の信頼性を判定する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記判定部は、前記発呼側の情報と、前記発呼側の情報の取得場所の信頼度と、に基づき、前記発呼側の信頼性を判定する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、解析部と、遮断部と、を更に有し、前記解析部は、前記デジタル信号の音声データを解析し、前記解析部の解析の結果、前記デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、解析部と、遮断部と、を更に有し、前記解析部は、テキスト化された前記デジタル信号の音声データを解析し、前記解析部の解析の結果、前記テキスト化された前記デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
情報処理装置であって、前記情報処理装置は、第1のアナログ電話回線と第2のアナログ電話回線との間に設置され、前記情報処理装置は、入力部と、送信部と、出力部と、を有し、前記入力部は、前記第1のアナログ電話回線より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力し、前記送信部は、前記電話に関する情報を外部装置に送信し、前記出力部は、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して前記第2のアナログ電話回線に出力する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、抽出部を更に有し、前記抽出部は、前記デジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、前記送信部は、前記電話番号を前記電話に関する情報として前記外部装置に送信する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記送信部は、前記デジタル信号のうちの音声データを前記電話に関する情報として前記外部装置に送信する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、解析部と、遮断部と、を更に有し、前記解析部は、前記デジタル信号を解析し、前記解析部の解析の結果、前記デジタル信号に設定されたワードが含まれていた場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記解析部は、前記デジタル信号の音声データを解析し、前記解析部の解析の結果、前記デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記解析部は、テキスト化された前記デジタル信号の音声データを解析し、前記解析部の解析の結果、前記テキスト化された前記デジタル信号の音声データに設定されたワードが含まれていた場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
前記情報処理装置において、第2の取得部と、遮断部と、を更に有し、前記第2の取得部は、外部装置より電話番号を取得し、前記抽出部によって抽出された電話番号が前記第2の取得部によって取得された電話番号に含まれる場合、前記遮断部は、前記出力部による出力を遮断する、情報処理装置。
情報処理システムであって、抽出部と、判定部と、制御部と、を有し、前記抽出部は、電話に関するデジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出し、前記判定部は、前記発呼側の電話番号が前記着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号に関する履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定し、前記判定部により前記発呼側の電話番号が前記履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、前記制御部は、紹介料に関するカウント値を増やす、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、前記紹介料に関するカウント値に基づき、紹介料を支払う、情報処理システム。
情報処理システムであって、入力部と、抽出部と、判定部と、制御部と、出力部と、を有し、前記入力部は、第1のアナログ電話回線より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力し、前記抽出部は、前記デジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出し、前記判定部は、前記発呼側の電話番号が前記着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号に関する履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定し、前記判定部により前記発呼側の電話番号が前記履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、前記制御部は、紹介料に関するカウント値を増やし、前記出力部は、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線に出力する、情報処理システム。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、前記紹介料に関するカウント値に基づき、紹介料を支払う、情報処理システム。
情報処理方法であって、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程と、を含み、前記第1の工程では、電話に関するデジタル信号より発呼側の電話番号を抽出し、前記第2の工程では、前記電話番号に基づきインターネット上より発呼側の情報を取得し、前記第3の工程では、前記発呼側の情報に基づき発呼側の信頼性を判定し、前記第4の工程では、前記第3の工程による判定の結果を登録先に通知する、情報処理方法。
情報処理方法であって、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、を含み、前記第1の工程では、電話に関するデジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出し、前記第2の工程では、前記発呼側の電話番号が前記着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号に関する履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定し、前記第2の工程により前記発呼側の電話番号が前記履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、前記第3の工程では、紹介料に関するカウント値を増やす、情報処理方法。
情報処理方法であって、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、を含み、前記第1の工程では、第1のアナログ電話回線より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力し、前記第2の工程では、前記電話に関する情報を外部装置に送信し、前記第3の工程では、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線に出力する、情報処理方法。
情報処理方法であって、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程と、第5の工程と、を含み、前記第1の工程では、第1のアナログ電話回線より受信した電話に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して入力し、前記第2の工程では、前記デジタル信号より予約に関する発呼側の電話番号と予約に関する着呼側の第1の電話番号とを抽出し、前記第3の工程では、前記発呼側の電話番号が前記着呼側の第1の電話番号とは異なる着呼側の第2の電話番号に関する履歴情報に登録されている電話番号か否かを判定し、前記第4の工程では、前記発呼側の電話番号が前記履歴情報に登録されている電話番号であると判定された場合、紹介料に関するカウント値を増やし、前記第5の工程では、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して第2のアナログ電話回線に出力する、情報処理方法。
プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の各部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0057】
例えば、上述のプログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
【0058】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0059】
100 :情報処理装置
110 :第1のデジタル電話回線
120 :第2のデジタル電話回線
130 :無線
140 :インターネット
201 :入力部
202 :抽出部
203 :取得部
204 :判定部
205 :通知部
206 :出力部
401 :解析部
402 :遮断部
601 :解析部
602 :遮断部
701 :入力部
702 :抽出部
703 :判定部
704 :制御部
705 :出力部
901 :制御部
902 :記憶部
903 :通信部
1000 :情報処理装置
1010 :第1のアナログ電話回線
1020 :第2のアナログ電話回線
1030 :無線
1040 :インターネット
1101 :入力部
1102 :送信部
1103 :出力部
1301 :抽出部
1302 :送信部
1501 :入力部
1502 :抽出部
1503 :取得部
1504 :通知部
1505 :出力部
1701 :解析部
1702 :遮断部
1901 :第1の取得部
1902 :第2の取得部
1903 :遮断部
2101 :入力部
2102 :抽出部
2103 :判定部
2104 :制御部
2105 :出力部
2301 :制御部
2302 :記憶部
2303 :通信部