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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-23
(45)【発行日】2024-10-31
(54)【発明の名称】無線通信方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 12/06 20210101AFI20241024BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20241024BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20241024BHJP
【FI】
H04W12/06
H04W28/084
H04W60/00
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022530278
(86)(22)【出願日】2020-07-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-06
(86)【国際出願番号】 CN2020101941
(87)【国際公開番号】W WO2022011561
(87)【国際公開日】2022-01-20
【審査請求日】2023-06-14
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ハオルイ
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】China Mobile, Samsung, ZTE, Huawei, HiSilicon,Updating the requirements of Rejected NSSAI for UE not supporting NSSAA feature in roaming scenerios [online],3GPP TSG-CT WG1 Meeting #124-e C1-204174,2020年06月09日,[検索日2024.5.14],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_124e/docs/C1-204174.zip>
【文献】China Mobile, Samsung, ZTE, Huawei, HiSilicon,Updating the requirements of Rejected NSSAI in roaming scenarios [online],3GPP TSG-CT WG1 Meeting #124-e C1-204170,2020年06月09日,[検索日2024.5.14],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_124e/docs/C1-204170.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、ネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)をサポートしない端末装置に適用され、
前記無線通信方法は、前記端末装置がアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)に、ネットワークスライスに登録することを要求するために用いられる第二のメッセージを送信することと、
記端末装置が前記AMFによって送信される第一のメッセージを受信することとを含み
記第一のメッセージは許可ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含み、前記許可NSSAIは、訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIは前記NSSAAによって制約され、前記第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである、
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記第一のメッセージは拒絶NSSAIをさらに含み、記拒絶NSSAIは前記第一のS-NSSAIを含まない、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第二のメッセージは第一の要求NSSAIを含み、前記第一の要求NSSAIは前記第一のS-NSSAIと、前記HPLMNの、且つ前記第一のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのS-NSSAIとを含み、前記少なくとも1つのS-NSSAIは前記第二のS-NSSAIを含む、
ことを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記第二のメッセージは要求NSSAIを含まない、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第二のメッセージは登録要求メッセージであり、前記第一のメッセージは登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージである、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記無線通信方法は、前記端末装置が前記AMFに第三のメッセージを送信することをさらに含み、
前記第三のメッセージは第二の要求NSSAIを含み、前記第二の要求NSSAIは前記第一のS-NSSAIと第三のS-NSSAIを含み、前記第三のS-NSSAIは前記HPLMNの、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、前記第三のS-NSSAIは前記第二のS-NSSAIと異なり、前記第三のS-NSSAIは前記NSSAAによって制約されない、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
無線通信方法であって、
前記無線通信方法は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)が端末装置によって送信される第二のメッセージを受信することと、
前記AMFが前記端末装置に第一のメッセージを送信することとを含み
前記第二のメッセージはネットワークスライスに登録することを要求するために用いられ、
前記第一のメッセージは許可ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含み、前記許可NSSAIは、訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIはネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)によって制約され、前記第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである、
とを特徴とする無線通信方法。
【請求項8】
前記第一のメッセージは拒絶NSSAIをさらに含み、記拒絶NSSAIは前記第一のS-NSSAIを含まない、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記第二のメッセージは第一の要求NSSAIを含み、前記第一の要求NSSAIは前記第一のS-NSSAIと、前記HPLMNの、且つ前記第一のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのS-NSSAIとを含み、前記少なくとも1つのS-NSSAIは前記第二のS-NSSAIを含む、
ことを特徴とする請求項7~8のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記第二のメッセージは要求NSSAIを含まない、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記第二のメッセージは登録要求メッセージであり、前記第一のメッセージは登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージである、
ことを特徴とする請求項7~10のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記無線通信方法は、前記AMFが前記端末装置によって送信される第三のメッセージを受信することをさらに含み、
前記第三のメッセージは第二の要求NSSAIを含み、前記第二の要求NSSAIは前記第一のS-NSSAIと第三のS-NSSAIを含み、前記第三のS-NSSAIは前記HPLMNの、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、前記第三のS-NSSAIは前記第二のS-NSSAIと異なり、前記第三のS-NSSAIは前記NSSAAによって制約されない、
ことを特徴とする請求項7~11のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
端末装置であって、前記端末装置はネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)をサポートせず、
前記端末装置は通信ユニットを含み、前記通信ユニットは、ネットワークスライスに登録することを要求するために用いられる第二のメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)に送信し、前記AMFによって送信される第一のメッセージを受信するように構成されており
前記第一のメッセージは許可ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含み、前記許可NSSAIは、訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIは前記NSSAAによって制約され、前記第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである、
とを特徴とする端末装置。
【請求項14】
コアネットワーク装置であって、前記コアネットワーク装置は通信ユニットを含み、
前記通信ユニットは、端末装置によって送信される第二のメッセージを受信し、前記端末装置に第一のメッセージを送信するように構成されており
前記第二のメッセージはネットワークスライスに登録することを要求するために用いられ、
前記第一のメッセージは許可ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含み、前記許可NSSAIは、訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIはネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)によって制約され、前記第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ前記第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである、
とを特徴とするコアネットワーク装置。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶するように構成されており、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項1~6のいずれか一項に記載の無線通信方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は通信分野に関し、さらに具体的に、無線通信方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
リリース16(Release 16、R16)では、ネットワークスライスに対して、二次認証、即ちネットワークスライスに特化した認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization、NSSAA)が導入されている。具体的には、ユーザ機器(User Equipment、UE)がネットワークスライスに登録する必要がある場合に、サード・パーティ・ネットワーク・エレメント(third-party network element)は端末装置を認証する必要がある。この特性は、R16第5世代(5th generation、5G)システムにおける任意のパラメータである。即ち、UEはNSSAAをサポートしてもよく、サポートしなくてもよい。UEは、登録要求(registration request)における5Gシステム移動管理(5G system mobility management、5GMM)能力(capability)パラメータにおける指示情報を介して、NSSAAをサポートするか又はサポートしないかをネットワークに指示する。
【0003】
UEがNSSAAをサポートしない場合に、ネットワークはNSSAAプロシージャをトリガーしない。
【0004】
しかしながら、UEによって要求されるネットワークスライスがNSSAAによって制約される場合に、ネットワークは、当該ネットワークスライスがUEに使用されることができないと判断する。それに応じて、ネットワークは、当該ネットワークスライスに対応するネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information、NSSAI)を拒絶NSSAI(rejected single-NSSAI、rejected S-NSSAI)に入れ、拒絶NSSAIをUEに送る。拒絶S-NSSAIは拒絶理由を携帯する。当該拒絶理由は、S-NSSAIが現在のパブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(public land mobile network、PLMN)又はスタンドアロン非公開ネットワーク(Stand-alone Non-Public Network、SNPN)で利用できないということであってもよい。
【0005】
ローミングシナリオ(roaming scenario)において、UEが訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(visited PLMN、VPLMN)とホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(home PLMN、HPLMN)のネットワークスライスに登録する必要がある場合に、UEは、登録要求メッセージに要求NSSAI(requested NSSAI)を携帯させる。要求NSSAIは、VPLMNの単一ネットワークスライス選択支援情報(single-NSSAI、S-NSSAI)及びHPLMNのS-NSSAIを含む。UEがNSSAIをサポートしない場合に、ネットワークは、VPLMNのS-NSSAIを拒絶NSSAI(rejected S-NSSAI)に入れ、拒絶NSSAIをUEに送る。即ち、拒絶S-NSSAIはVPLMN S-NSSAIを含む。
【0006】
しかし、実際のデプロイメントでは、1つのVPLMN S-NSSAIは複数のHPLMN S-NSSAIに対応する可能性がある。複数のHPLMN S-NSSAIの一部だけがNSSAAを必要とするかもしれない。従って、ネットワークがVPLMN S-NSSAIを拒絶S-NSSAIに入れるなら、UEがNSSAAを必要としない残りのHPLMN S-NSSAIを使用することは禁止されることに相当する。それに応じて、オーバーキル(overkilled)という課題が生じる可能性がある。
【0007】
従って、当技術分野では、ネットワークスライスの登録効率及び/又は成功率を向上させる方法及びデバイスが必要とされる。
【発明の概要】
【0008】
無線通信方法及びデバイスが提供される。それによって、ネットワークスライスに登録する間に、VPLMN S-NSSAIとNSSAAを必要としない他のHPLMN S-NSSAIとの使用を確保することができ、それに応じて、ネットワークスライスの登録効率及び/又は成功率を向上させることができる。
【0009】
第一様態において、無線通信方法が提供される。当該方法はネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)をサポートしない端末装置に適用される。
当該方法は、端末装置がアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)によって送信される第一のメッセージを受信することを含む。第一のメッセージは訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIはNSSAAによって制約され、第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである。
【0010】
第二様態において、無線通信方法が提供される。当該方法は、AMFが端末装置に第一のメッセージを送信することを含む。第一のメッセージはVPLMNの第一のS-NSSAIを含まず、第二のS-NSSAIはNSSAAによって制約され、第二のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである。
【0011】
第三様態において、端末装置が提供される。当該端末装置は上記第一態様又はその各実施形態における方法を実行するために用いられる。具体的には、当該端末装置は、上記第一態様又はその各実施形態における方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0012】
第四様態において、コアネットワーク装置が提供される。当該コアネットワーク装置は上記第二態様又はその各実施形態における方法を実行するために用いられる。具体的には、当該コアネットワーク装置は、上記第二態様又はその各実施形態における方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0013】
第五様態において、端末装置が提供される。当該端末装置はプロセッサとメモリを含む。上記メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成されている。上記プロセッサは、上記第一態様又はその各実施形態における方法を実行するために、上記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されている。
【0014】
第六様態において、コアネットワーク装置が提供される。当該コアネットワーク装置はプロセッサとメモリを含む。上記メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成されている。上記プロセッサは、上記第二態様又はその各実施形態における方法を実行するために、上記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されている。
【0015】
第七様態において、チップが提供される。当該チップは、上記第一態様と第二態様のいずれか又は上記第一態様と第二態様の各実施形態における方法を実行するように構成されている。具体的に、当該チップはプロセッサを含む。当該プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記チップが取り付けられたデバイスに上記第一態様と第二態様のいずれか又は上記第一態様と第二態様の各実施形態における方法を実行させるように構成されている。
【0016】
第八様態において、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。当該コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されており、当該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第一態様と第二態様のいずれか又は上記第一態様と第二態様の各実施形態における方法を実行させる。
【0017】
第九様態において、コンピュータプログラム製品が提供される。当該コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラム命令を含む。当該コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第一態様と第二態様のいずれか又は上記第一態様と第二態様の各実施形態における方法を実行させる。
【0018】
第十様態において、コンピュータプログラムが提供される。当該コンピュータプログラムはコンピュータで実行されると、コンピュータに上記第一態様と第二態様のいずれか又は上記第一態様と第二態様の各実施形態における方法を実行させる。
【0019】
上記技術的解決策に基づいて、第一のメッセージは、VPLMNの第一のS-NSSAIを含まないメッセージとして構成される。一方、第一のS-NSSAIが許可NSSAI(allowed NSSAI)におけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用することでセッションを確立することはない。それで、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスと第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用してセッションを確立することは阻止されることができる。他方、第一のS-NSSAIが拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを再要求することは阻止されない。それに応じて、ネットワークスライス登録においてVPLMN S-NSSAIとNSSAAを必要としない他のHPLMN S-NSSAIとの使用を確保することができ、さらに、ネットワークスライスの登録効率及び/又は成功率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、本発明の実施形態に係るシステムアーキテクチャの例示である。
図2図2は、本発明の実施形態に係るシステムアーキテクチャの例示である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る無線通信方法を示すフローチャートである。
図4図4は、本発明の実施形態に係る無線通信方法を示す別のフローチャートである。
図5図5は、本発明の実施形態に係る無線通信方法を示すもう1つのフローチャートである。
図6図6は、本発明の実施形態に係る端末装置を示すブロック図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係るコアネットワーク装置を示すブロック図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る通信デバイスを示すブロック図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係るチップを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら本発明の技術的解決策について説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムのアーキテクチャ100を示すブロック図である。
【0023】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は端末装置110、アクセスネットワーク装置120、コアネットワーク装置130とデータネットワーク(data network、DN)160を含む。コアネットワーク装置130は管理装置140とゲートウェイ装置150を含む。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態において、選択的に、端末装置110は無線エアインターフェースを介して、通信事業者によってデプロイされるアクセスネットワーク装置120に接続し、次に、コアネットワーク装置130を介してデータネットワーク160に接続する。端末装置110はユーザ機器(UE)と呼ばれてもよい。
【0025】
例えば、端末装置110は携帯電話、コンピュータを含むことができるが、それらに限定されない。端末装置110はセルラー電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、スマートフォン、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティング装置、衛星無線装置、ワイヤレスモデムカード、セットトップボックス(set top box、STB)、顧客宅内機器(customer premise equipment、CPE)、及び/又は無線システム上で通信するために用いられる他のデバイスであることができる。
【0026】
本発明のいくつかの実施形態において、選択的に、アクセスネットワーク装置120はアクセスネットワーク(access network、AN)/無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)装置と呼ばれてもよい。アクセスネットワーク装置120は主に、無線物理層機能、リソーススケジューリング及び無線リソース管理、無線アクセス制御、移動性管理などの機能を実現するために用いられる。アクセスネットワーク装置120は、5G-AN/5G-RANノードと呼ばれてもよい。
【0027】
例えば、アクセスネットワーク装置120は、アクセスポイント(access point、AP)、次世代基地局(NR NodeB、gNB)、センターユニット(central unit、CU)と分散ユニット(distributed unit、DU)が分離形態状態にあるgNB、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、送信ポイント(transmission point、TP)、又は他のアクセスノードを含むが、それらに限定されない。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態において、選択的に、コアネットワーク装置130は、呼接続(call connection)、課金、移動性管理、付加サービスの実現などの機能を実現するために用いられる。
【0029】
例えば、コアネットワーク装置130は管理装置140とゲートウェイ装置150を含むことができる。アクセスネットワーク装置120は管理装置140及びゲートウェイ装置150とそれぞれ通信することができ、ゲートウェイ装置150はデータネットワーク160と通信することができる。管理装置140は主に、端末装置のデバイス登録、セキュリティ認証、移動性管理、位置管理などのために用いられる。ゲートウェイ装置150は主に、端末装置との間にチャネルを確立し、このチャネルで端末装置と外部データネットワークとの間のデータパケットを転送するために用いられる。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態において、選択的に、データネットワーク160は、様々な異なるサービスドメインに対応することができ、例としては、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)マルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)、インターネット、インターネットプロトコルテレビ(internet protocol television、IPTV)、その他の通信事業者のサービスドメインなどが挙げられる。データネットワーク160は主に端末装置に多種類のデータトラフィックサービスを提供するために用いられる。
【0031】
例えば、データネットワーク160は、サーバ(マルチキャストサービスを提供するサーバを含む)、ルータ、ゲートウェイなどのネットワーク装置を含むことができる。
【0032】
なお、図1はアーキテクチャの例示的な図のみであり、それをアーキテクチャに対する制限と理解すべきではない。
【0033】
例えば、図1に示す機能ユニットに加えて、ネットワークアーキテクチャ100は、他の機能ユニット又は機能エンティティを含んでもよい。
【0034】
図2図1に示すシステムアーキテクチャの一例である。
【0035】
図2に示すように、管理装置140はアクセス及びモビリティ管理機能(access&mobility function、AMF)、セッション管理機能(session management function、SMF)、及びポリシー制御機能(policy control function、PCF)などの機能ユニットを含むことができる。ゲートウェイ装置150はユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)などの機能ユニットを含むことができる。これらの機能ユニットは独立して動作することができ、組み合わせられていくつかの制御機能を実現することもできる。
【0036】
言い換えれば、AMF、SMFとPCFは組み合わせられて管理装置とされることができ、端末装置のアクセス認証、セキュリティ暗号化、位置登録などのアクセス制御及び移動性管理機能、ユーザプレーン伝送経路の確立、リリース及び変更などのセッション管理機能、いくつかのスライス(slice)に関連するデータ(例えば、混雑)及び端末装置に関連するデータを分析する機能を果たす。UPFはゲートウェイ装置として主にユーザプレーンデータのルーティングと転送などの機能を果たし、例えば、UPFは端末装置のデータ・メッセージ・フィルタリング、データ伝送/転送、レート制御、課金情報の生成などを担当する。
【0037】
図2に示すように、端末装置110はNGインターフェース1(NG1、N1)を介して、AMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。アクセスネットワーク装置120はNGインターフェース2(NG2、N2)を介して、AMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。アクセスネットワーク装置120はNGインターフェース3(NG3、N3)を介して、UPFとユーザプレーンデータ接続を確立することができる。UPFはNGインターフェース4(NG4、N4)を介して、SMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。UPFはNGインターフェース6(NG6、N6)を介して、データネットワークとユーザプレーンデータを交換することができる。
【0038】
もちろん、図2は本発明の一例に過ぎず、本発明に対する制限と理解すべきではない。
【0039】
例えば、端末装置110はニューラジオ(New Radio、NR)インタフェースを介して、アクセスネットワーク装置120とエアインターフェース接続を確立することができる。AMFはNGインターフェース11(NG11、N11)を介して、SMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。SMFはNGインターフェース7(NG7、N7)を介して、PCFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。
【0040】
なお、本発明の実施形態のネットワークアーキテクチャ100は、プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)接続サービスをサポートすることができる。PDU接続サービスは、UEとDNとの間でPDUデータパケットを交換するサービスを指す。
【0041】
例えば、端末装置110とデータネットワーク160との間でPDUデータパケットを交換するサービスが挙げられる。端末装置は、PDUセッションの確立を開始することによって、PDUセッション接続を実現する。単一のPDUセッションが確立された後、端末装置110とデータネットワーク160との間のデータ伝送チャネルが確立される。言い換えれば、PDUセッションは端末装置110とデータネットワーク160との間の通信プロセスを指す。
【0042】
さらに、端末装置110は、複数のPDUセッション接続を確立することができ、各PDUセッションに対応するSMFが異なってもよく、同じであってもよい。例えば、端末装置110は、異なるUPFを介して同じデータネットワークに接続することができる。言い換えれば、PDUセッションは、複数のN6インターフェースを同時に有することができる。各N6インタフェースに接続するUPFはPDUセッションアンカーと呼ばれ、各PDUセッションアンカーは同じデータネットワークへの異なる経路を提供する。端末装置110は複数のPDUセッションを確立することができ、複数のPDUセッションのうちの各々はRAN側で複数のデータ無線ベアラ(data radio bearer、DRB)を含むことができる。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態において、選択的に、PDUデータパケットは、ナンバー、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、MEI(International Mobile Equipment Identity)、PDUセッション識別子(identifier、ID)、セッションタイプ(インターネットプロトコルバージョン4(internet protocol version、IPv4)、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)、インターネットプロトコルバージョン4とバージョン6(IPv4v6)及びイーサネットフレーム)、アップリンクとダウンリンクレート、課金ID、ローミング状態情報、端末装置のIP情報、PCFデバイス情報、サービス品質(Quality of service、QoS)情報、トンネル情報、送信先アドレス、SMF識別子、スライス情報(サポートされる場合)、デフォルトDRB情報、データネットワーク名、AMF情報、ユーザ位置情報、セッション管理情報、UPF ID、オンライン課金識別子、オフライン課金識別子などの関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
なお、端末装置110は、データを送信する前に、ネットワークスライスにアクセスする必要がある。言い換えれば、ネットワークスライスを介して端末装置110とデータネットワーク160とのユーザプレーン接続を確立することができる。例えば、アクセスネットワーク装置120が、要求されるネットワークスライスをサポートすることができるAMFを選択した後、ネットワークスライスを介して、データネットワーク160に接続した1つ又は複数のPDUセッションが確立されることができる。選択的に、異なるネットワークスライスは異なる単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)を有する。言い換えれば、S-NSSAIは、ネットワークスライスを識別するために用いられることができる。
【0045】
各PDUセッションは複数のQoSフローを有することができ、これにより、異なるネットワークスライス及び異なる伝送性能要件(信頼性、伝送遅延、伝送速度など)に属するデータ通信は、異なるPDUセッションによって携帯されることができる。例えば、ネットワークは、高度化モバイルブロードバンド(Enhance Mobile Broadband、eMBB)及び高信頼・低遅延通信(Ultra-Reliable and Low Latency Communication、URLLC)サービスをそれぞれ異なるPDUセッションに携帯させることができる。
【0046】
ダウンリンク方向を例として説明する。コアネットワーク装置130の非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)サービスデータフロー(Service data flow、SDF)テンプレート(template)は、アプリケーション層からの異なるデータパケットを分類し、分類されたデータパケットを異なるPDUセッションにおける異なるQoSフローにマッピングし、異なるPDUセッションにおいてQoSフローをアクセスネットワーク装置120に送信する。アクセスネットワーク装置120はQoSフローの識別子(ID)に基づいて、QoSフローを異なるDRBにマッピングし、エアインターフェースを介してQoSフローをUEに送信する。アップリンクデータには上記したプロセスと同様のプロセスが適用される。
【0047】
図3は、本発明の実施形態に係る無線通信方法200を示すフローチャートである。当該方法200は端末装置とコアネットワーク装置とによって交互に実行されることができる。図3に示す端末装置は図1に示すような端末装置であってもよく、図3に示すコアネットワーク装置は図1に示すようなコアネットワーク装置であってもよい。選択的に、コアネットワーク装置はAMFを有する装置であってもよい。選択的に、方法200はNSSAAをサポートしない端末装置に適用されることができる。言い換えれば、端末装置はNSSAAをサポートしない装置であってもよい。
【0048】
図3に示すように、方法200は以下の一部又は全部を含む。
【0049】
S210、端末装置は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)によって送信される第一のメッセージを受信する。
【0050】
第一のメッセージはVPLMNの第一のS-NSSAIを含まず、第二のS-NSSAIはNSSAAによって制約され、第二のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである、
【0051】
具体的には、端末装置がVPLMNの第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスと、HPLMNの第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスにアクセスする必要があるとき、端末装置がNSSAAをサポートせず且つ第二のS-NSSAIがNSSAAに制約される場合に、端末装置によって受信される第一のメッセージは、第一のS-NSSAIを含まず、例えば、登録拒絶メッセージである。
【0052】
言い換えれば、端末装置がVPLMNの第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスと、HPLMNの第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスにアクセスする必要があるとき、端末装置がNSSAAをサポートせず且つ第二のS-NSSAIがNSSAAに制約される場合に、AMFが端末装置に送信する第一のメッセージは、第一のS-NSSAIを含まず、例えば、登録拒絶メッセージである。
【0053】
第一のメッセージがVPLMNの第一のS-NSSAIを含まないことによって、一方、第一のS-NSSAIが許可NSSAI(allowed NSSAI)におけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用することでセッションを確立することはない。それで、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスと第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用してセッションを確立することは阻止されることができる。他方、第一のS-NSSAIが拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを再要求することは阻止されない。それに応じて、ネットワークスライス登録においてVPLMN S-NSSAIとNSSAAを必要としない他のHPLMN S-NSSAIとの使用を確保することができ、さらに、ネットワークスライスの登録効率及び/又は成功率を向上させることができる。
【0054】
本発明の実施形態では、S-NSSAIの具体的なフォーマットが限定されないことを理解されたい。
【0055】
例示的に、表1を参照しながらS-NSSAIのフォーマットについて説明する。
【0056】
【表1】
【0057】
表1に示すように、S-NSSAIは10のオクテット(octet)を含むことができ、各オクテットは8のビット(bit)を含むことができ、オクテットはバイト(byte)と呼ばれてもよい。オクテット1はS-NSSAI情報要素指示(information element indication、IEI)のために用いられる。オクテット2はS-NSSAIコンテンツの長さを示すために用いられる。オクテット3はスライス/サービスタイプ(Slice/Service type、SST)のために用いられ、SSTは機能及びサービスに関する予期のネットワークスライス動作を示すために用いられる。オクテット4~オクテット6(即ち、24のbit)はSD(Slice Differentiator)のために用いられ、SDは選択可能な情報であってもよく、SDは同じSSTの複数のネットワークスライスを区別するために、SSTを補うために用いられることができる。オクテット7はマッピングされるHPLMN SSTのために用いられる。オクテット8~オクテット10はマッピングされるHPLMN SDのために用いられる。
【0058】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAIと拒絶NSSAIを含まない。
【0059】
言い換えれば、端末装置によって受信される第一のメッセージは、許可NSSAIと拒絶NSSAIの両方を含まない。例えば、第一のメッセージは、端末装置の登録の拒絶を指示するために用いられる指示情報を含んでもよい。
【0060】
本発明の実施形態において、許可NSSAIはコアネットワーク装置によって許可されるS-NSSAIを示すために用いられることができ、選択的に、許可NSSAIは端末装置によって要求されるNSSAIであってもよく、又は、端末装置がNSSAIを要求しない場合に、許可NSSAIは端末装置によってサブスクライブされるS-NSSAIであってもよい。それに応じて、コアネットワーク装置は第一のメッセージにおいて許可NSSAIを端末装置に指示することができる。例えば、許可NSSAIは登録受理メッセージ(Registration Accept message)における情報であってもよい。類似的に、拒絶NSSAIはコアネットワーク装置によって拒絶されるS-NSSAIを示すために用いられることができ、選択的に、拒絶NSSAIは端末装置によって要求されるNSSAIであってもよく、又は、端末装置がNSSAIを要求しない場合に、許可NSSAIは端末装置によってサブスクライブされるS-NSSAIであってもよい。それに応じて、コアネットワーク装置は第一のメッセージにおいて拒絶NSSAIを端末装置に指示することができる。例えば、第一のメッセージは登録拒絶メッセージ(Registration Reject message)であってもよい。また、許可NSSAI又は拒絶NSSAIはS-NSSAI集合であってもよい。言い換えれば、許可NSSAI又は拒絶NSSAIは1つ又は複数のS-NSSAIを含んでもよい。換言すると、許可NSSAI又は拒絶NSSAIは1つのS-NSSAIリストであってもよい。
【0061】
第一のメッセージが許可NSSAIと拒絶NSSAIを含まないことは、要求NSSAIに含まれる全ての第二のS-NSSAIがいずれもNSSAAによって制約される場合に、又は、NSSAIが要求されないとき、全てのサブスクライブS-NSSAI(subscribed S-NSSAI)がいずれもNSSAAによって制約される場合に適用される。
【0062】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAI及び/又は拒絶NSSAIを含む。第一のメッセージが許可NSSAIを含む場合に、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まず、第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。
【0063】
例えば、第一のメッセージは許可NSSAIを含み、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。別の例として、第一のメッセージは拒絶NSSAIを含み、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。もう1つの例として、第一のメッセージは許可NSSAIと拒絶NSSAIを含み、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まず、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。
【0064】
言い換えれば、コアネットワーク装置は、端末装置がNSSAAをサポートしないことに基づいて、第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約されるか否かを判断することができる。第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約される場合に、コアネットワーク装置は、第二のS-NSSAIが端末装置によって使用されることができないと判断することができ、同時に、第一のS-NSSAIを拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIとしなく、第一のS-NSSAIを許可NSSAIにおけるS-NSSAIとしない。
【0065】
一方、第一のS-NSSAIが許可NSSAIにおけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用することでセッションを確立することはない。それで、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスと第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを使用してセッションを確立することは阻止されることができる。他方、第一のS-NSSAIが拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIとされないため、端末装置が第一のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスを再要求することは阻止されない。それに応じて、ネットワークスライス登録においてVPLMN S-NSSAIとNSSAAを必要としない他のHPLMN S-NSSAIとの使用を確保することができ、さらに、ネットワークスライスの登録効率及び/又は成功率を向上させることができる。
【0066】
例えば、前に要求された第一のS-NSSAIが許可NSSAIにおけるS-NSSAIではなく、拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIでもないことに基づいて、端末装置は次回登録する際に、依然として第一のS-NSSAIを要求する必要がある場合に、第二のS-NSSAIを携帯することを回避することができ、第二のS-NSSAII以外の、第一のS-NSSAIに対応する且つHPLMNのS-NSSAIを要求することを試みる。
【0067】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは拒絶NSSAI及び/又は拒絶マッピングNSSAI(rejected mapped NSSAI)を含む。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。第一のメッセージが拒絶マッピングNSSAIを含む場合に、拒絶マッピングNSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0068】
例えば、第一のメッセージは拒絶NSSAIを含み、拒絶NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。別の例として、第一のメッセージは拒絶マッピングNSSAIを含み、拒絶マッピングNSSAIは第二のS-NSSAIを含む。もう1つの例として、第一のメッセージは拒絶NSSAIと拒絶マッピングNSSAIを含み、拒絶NSSAIは第二のS-NSSAIを含み、拒絶マッピングNSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0069】
言い換えれば、コアネットワーク装置は、第二のS-NSSAIを拒絶マッピングNSSAIにおけるS-NSSAI又は拒絶NSSAIにおけるS-NSSAIとすることができる。選択的に、拒絶NSSAIは、第一のS-NSSAIを携帯する又は含むこともできる。
【0070】
上記に基づいて、端末装置は拒絶NSSAI及び/又は拒絶マッピングNSSAIによって、HPLMNの第二のS-NSSAIが利用できないことを認知することができる。端末装置は次回登録する際に、依然としてVPLMNの第一のS-NSSAIを要求する必要がある場合に、第二のS-NSSAIを携帯することを回避することができ、第二のS-NSSAII以外の、第一のS-NSSAIに対応する且つHPLMNのS-NSSAIを要求することを試みる。
【0071】
本発明のいくつかの実施形態において、方法200は以下の内容をさらに含むことができる。
端末装置はAMFに、ネットワークスライスに登録することを要求するために用いられる第二のメッセージを送信する。
【0072】
一例として、第二のメッセージは第一の要求NSSAIを含み、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと、HPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのS-NSSAIとを含み、少なくとも1つのS-NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。例えば、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第二のS-NSSAIのみを含む。
【0073】
別の例として、第二のメッセージは要求NSSAIを含まない。例えば、端末装置がNSSAIを要求しない場合に、端末装置のサブスクライブS-NSSAIを、端末装置によって要求されるS-NSSAIとされてもよい。
【0074】
言い換えれば、端末装置はAMFに第二のメッセージを送信した後、AMFによって送信される第一のメッセージを受信する。第一のS-NSSAIと第二のS-NSSAIは、端末装置からの登録要求メッセージ(Registrat request message)に携帯されるNSSAIであってもよく、第二のメッセージは要求NSSAIを含まなくてもよい。
【0075】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは登録要求メッセージであり、及び/又は、第一のメッセージは登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージである。
【0076】
次に、図4図5を参照しながら、第二のメッセージが第一の要求NSSAIを含むことを例として、本発明の解決策を説明する。
【0077】
図4は、本発明の実施形態に係る無線通信方法300を示すフローチャートである。
【0078】
図4に示すように、方法300は以下の内容を含むことができる。
【0079】
S310、登録要求情報、登録要求情報は第一の要求NSSAIを含み、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第二のS-NSSAIを含む。
【0080】
S320、第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約されるか否かを確定し、第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約される場合に、第一のS-NSSAIが許可NSSAIとされなく、拒絶NSSAIともされない。
【0081】
S330、登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージ。
【0082】
図5は、本発明の実施形態に係る無線通信方法400を示すフローチャートである。
【0083】
図5に示すように、方法400は以下の内容を含むことができる。
【0084】
S410、登録要求情報、登録要求情報は第一の要求NSSAIを含み、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第二のS-NSSAIを含む。
【0085】
S420、第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約されるか否かを確定し、第二のS-NSSAIがNSSAAによって制約される場合に、第二のS-NSSAIを拒絶マッピングNSSAI及び/又は拒絶NSSAIに入れる。
【0086】
S430、登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージ、登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージは拒絶マッピングNSSAI及び/又は拒絶NSSAIを含む。
【0087】
本発明のいくつかの実施形態において、HPLMNの、且つ第二のメッセージによって要求される全てのS-NSSAIはいずれもNSSAAによって制約される。又は、第二のメッセージは要求NSSAIを含まず且つサブスクライブS-NSSAIはNSSAAによって制約される。第一のメッセージは、
端末装置の登録の拒絶を示すための情報、
登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、
端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
【0088】
例えば、HPLMNの、且つ第二のメッセージによって要求される全てのS-NSSAIはいずれもNSSAAによって制約される。第一のメッセージは、端末装置の登録の拒絶を示すための情報、登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
【0089】
別の例として、第二のメッセージは要求NSSAIを含まず且つサブスクライブS-NSSAIはNSSAAによって制約される。第一のメッセージは、端末装置の登録の拒絶を示すための情報、登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含むことができる。
【0090】
例示的に、端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報は、ネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)の失敗又は取り消しによるS-NSSAIの利用不可能であることができる。
【0091】
本発明のいくつかの実施形態において、方法200は、端末装置がAMFに第三のメッセージを送信することをさらに含むことができる。
【0092】
第三のメッセージは第二の要求NSSAIを含み、第二の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第三のS-NSSAIを含み、第三のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第三のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。
【0093】
例えば、端末装置が以下の状況の少なくとも1つを満たす場合に、AMFに第三のメッセージを送信する。
第一のメッセージは許可NSSAIと拒絶NSSAIを含まない。
第一のメッセージは許可NSSAI及び/又は拒絶NSSAIを含む。第一のメッセージが許可NSSAIを含む場合に、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まず、第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。
第一のメッセージは拒絶NSSAI及び/又は拒絶マッピングNSSAIを含む。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは少なくとも1つのS-NSSAIを含み、第一のメッセージが拒絶マッピングNSSAIを含む場合に、拒絶マッピングNSSAIは少なくとも1つのS-NSSAIを含む。
第一のメッセージは、端末装置の登録の拒絶を示すための情報、登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0094】
言い換えれば、HPLMNの、第一の要求NSSAIに含まれる全てのS-NSSAIがいずれも端末装置に使用されることができない場合に、端末装置は第一のS-NSSAIに対応する第三のS-NSSAIに基づいて、登録要求を再開始することができる。
【0095】
本発明のいくつかの実施形態において、第三のS-NSSAIはNSSAAによって制約されない。
【0096】
言い換えれば、第三のS-NSSAIに対して、端末装置に対してNSSAAを行う必要はない。それは、端末装置によって要求され且つ第三のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスが端末装置に使用されることができることに相当する。それに応じて、AMFは第三のS-NSSAIを許可NSSAIにおけるS-NSSAIとして端末装置に送信することができる。
【0097】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のS-NSSAI又は第四のS-NSSAIはサブスクライブS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。選択的に、第四のS-NSSAIと第三のS-NSSAIは同じS-NSSAIであってもよく、異なるS-NSSAIであってもよい。
【0098】
例えば、第二のS-NSSAIはサブスクライブS-NSSAIである。端末装置からの第二のメッセージが第二のS-NSSAIを携帯しなくても、AMFはデフォルトの方法で、第二のS-NSSAIを、端末装置が登録する必要があるネットワークスライスのS-NSSAIとして確定することができる。
【0099】
別の例として、第四のS-NSSAIと第三のS-NSSAIは同じS-NSSAIであり、それは以下のことに相当する。端末デバイスは、第二のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスに登録することが失敗した後、第一のS-NSSAIに対応する第四のS-NSSAIによって識別されるネットワークスライスに登録することを再要求することができる。
【0100】
本発明の実施形態におけるネットワークスライスに登録することは、ネットワークスライスにアクセスすることとして理解されることもできる。本発明の実施形態は、それについては特に限定されない。
【0101】
以上、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳しく説明した。しかしながら、本発明は上記実施形態における具体的なディテールに限定されない。本発明の技術的思想の範囲内において、本発明の技術的解決策に対して多様の簡単な変更を行うことができる。これらの簡単な変更はいずれも本発明の保護範囲に属する。
【0102】
例えば、上記実施形態に記載の各具体的な技術的特徴は、矛盾しない場合には、任意の適切な態様で組み合わせられることができる。不要な重複を避けるために、本発明では、多様の可能な組み合わせの態様について別途説明しない。
【0103】
別の例として、本発明の様々な異なる実施形態の間でも、任意の組み合わせを行うことができ、本発明の思想に反しない限り、それを本発明に開示された内容と同様に見なすことができる。
【0104】
本発明の様々な方法実施形態において、上記各過程のシーケンス番号の大きさは、実行の順序を意味するものではないことを理解されたい。各過程の実行順序は、その機能及び内部論理によって確定されるべきであり、本発明の実施態様の実施過程に対するいかなる制限を構成すべきではない。
【0105】
上記では、図3図5を参照しながら本発明の方法実施形態を詳しく説明した。以下、図6図9を参照しながら本発明の装置実施形態を詳しく説明する。
【0106】
図6は、本発明の実施形態に係る端末装置500を示すブロック図である。端末装置500はNSSAAをサポートしない。
【0107】
図6を参照すると、端末装置500は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)によって送信される第一のメッセージを受信するように構成された通信ユニット510を含むことができる。
第一のメッセージは訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIはNSSAAによって制約され、第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである。
【0108】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAIと拒絶NSSAIを含まない。
【0109】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAI及び/又は拒絶NSSAIを含む。第一のメッセージが許可NSSAIを含む場合に、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。
【0110】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは拒絶NSSAI及び/又は拒絶マッピングNSSAIを含む。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第二のS-NSSAIを含み、第一のメッセージが拒絶マッピングNSSAIを含む場合に、拒絶マッピングNSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0111】
本発明のいくつかの実施形態において、通信ユニット510はさらに、ネットワークスライスに登録することを要求するために用いられる第二のメッセージをAMFに送信するように構成されている。
【0112】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは第一の要求NSSAIを含み、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと、HPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのS-NSSAIとを含み、少なくとも1つのS-NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0113】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは要求NSSAIを含まない。
【0114】
本発明のいくつかの実施形態において、HPLMNの、且つ第二のメッセージによって要求される全てのS-NSSAIはいずれもNSSAAによって制約される。又は、第二のメッセージは要求NSSAIを含まず且つサブスクライブS-NSSAIはNSSAAによって制約される。第一のメッセージは、
端末装置の登録の拒絶を示すための情報、
登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、
端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0115】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは登録要求メッセージである。
【0116】
本発明のいくつかの実施形態において、通信ユニット510はさらに、AMFに第三のメッセージを送信するように構成されている。第三のメッセージは第二の要求NSSAIを含み、第二の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第三のS-NSSAIを含み、第三のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第三のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。
【0117】
本発明のいくつかの実施形態において、第三のS-NSSAIはNSSAAによって制約されない。
【0118】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のS-NSSAI又は第四のS-NSSAIはサブスクライブS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。
【0119】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージである。
【0120】
装置実施形態と方法実施形態は対応することができ、装置実施形態に関する類似の説明については方法実施形態を参照することができることを理解されたい。具体的に、図6に示す端末装置500は、本発明の実施形態の方法200~方法400の実行主体に対応することができる。また、端末装置500における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ、図3図5における各方法における対応プロセスを実施するためのものである。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0121】
図7は、本発明の実施形態に係るコアネットワーク装置600を示すブロック図である。選択的に、コアネットワーク装置600はAMFを有してもよい。
【0122】
図7に示すように、コアネットワーク装置600は、端末装置に第一のメッセージを送信するように構成された通信ユニット610を含むことができる。
第一のメッセージは訪問先パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)の第一の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含まず、第二のS-NSSAIはネットワークスライスに特化した認証及び認可(NSSAA)によって制約され、第二のS-NSSAIはホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)の、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIである。
【0123】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAIと拒絶NSSAIを含まない。
【0124】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは許可NSSAI及び/又は拒絶NSSAIを含む。第一のメッセージが許可NSSAIを含む場合に、許可NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第一のS-NSSAIを含まない。
【0125】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは拒絶NSSAI及び/又は拒絶マッピングNSSAIを含む。第一のメッセージが拒絶NSSAIを含む場合に、拒絶NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。第一のメッセージが拒絶マッピングNSSAIを含む場合に、拒絶マッピングNSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0126】
本発明のいくつかの実施形態において、通信ユニット610はさらに、端末装置によって送信される第二のメッセージを受信するように構成されている。第二のメッセージはネットワークスライスに登録することを要求するために用いられる。
【0127】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは第一の要求NSSAIを含み、第一の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと、HPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのS-NSSAIとを含み、少なくとも1つのS-NSSAIは第二のS-NSSAIを含む。
【0128】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは要求NSSAIを含まない。
【0129】
本発明のいくつかの実施形態において、HPLMNの、且つ第二のメッセージによって要求される全てのS-NSSAIはいずれもNSSAAによって制約される。又は、第二のメッセージは要求NSSAIを含まず且つサブスクライブS-NSSAIはNSSAAによって制約される。第一のメッセージは、
端末装置の登録の拒絶を示すための情報、
登録を再開始するように端末装置に指示するための情報、
端末装置の登録の拒絶理由又は登録を再開始するように端末装置に指示する理由を示すための情報、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0130】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のメッセージは登録要求メッセージである。
【0131】
本発明のいくつかの実施形態において、通信ユニット610はさらに、端末装置によって送信される第三のメッセージを受信するように構成されておいる。
第三のメッセージは第二の要求NSSAIを含み、第二の要求NSSAIは第一のS-NSSAIと第三のS-NSSAIを含み、第三のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第三のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。
【0132】
本発明のいくつかの実施形態において、第三のS-NSSAIはNSSAAによって制約されない。
【0133】
本発明のいくつかの実施形態において、第二のS-NSSAI又は第四のS-NSSAIはサブスクライブS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIはHPLMNの、且つ第一のS-NSSAIに対応するS-NSSAIであり、第四のS-NSSAIは第二のS-NSSAIと異なる。
【0134】
本発明のいくつかの実施形態において、第一のメッセージは登録受理メッセージ又は登録拒絶メッセージである。
【0135】
装置実施形態と方法実施形態は対応することができ、装置実施形態に関する類似の説明については方法実施形態を参照することができることを理解されたい。具体的に、図7に示すコアネットワーク装置600は、本発明の実施形態の方法200~方法400の実行主体に対応することができる。また、端末装置500における各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ、図3図5における各方法における対応プロセスを実施するためのものである。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0136】
上記では、図面を参照しながら機能モジュールの角度から本発明実施形態の通信デバイスを説明した。当該機能モジュールは、ハードウェア形態によって実現されてもよいし、ソフトウェア形態の命令によって実現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実現されてもよいことを理解されたい。
【0137】
具体的に、本発明実施形態における方法実施形態の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路(Integrated Logic Circuit)又はソフトウェア形態の命令によって完成されることができる。本発明の実施形態に開示された方法のステップは、直接にハードウェア復号化プロセッサによって実行及び完成されることができ、又は復号化プロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行及び完成されることができる。
【0138】
選択的に、ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ、電気的に消去可能なプログラム可能なメモリ、レジスタなど本技術分野におけるマチュアな記憶媒体に位置することができる。記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサは、メモリにおける情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとともに上記方法実施形態のステップを完成する。
【0139】
例えば、上記に係る通信ユニットのそれぞれは、トランシーバーによって実装され得る。
【0140】
図8は、本発明の実施形態に係る通信デバイス700の構造を示す図である。
【0141】
図8を参照すると、通信デバイス700はプロセッサ710を含むことができる。
【0142】
プロセッサ710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本発明の実施形態における方法を実現することができる。
【0143】
図8を引き続き参照すると、通信デバイス700はメモリ720をさらに含むことができる。
【0144】
メモリ720は指示情報を記憶するために用いられることができ、プロセッサ710によって実行されるコード、命令などを記憶するために用いられることもできる。プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本発明の実施形態における方法を実現することができる。メモリ720は、プロセッサ710から独立した単独なものであってもよく、プロセッサ710に集積されてもよい。
【0145】
図8を引き続き参照すると、通信デバイス700はトランシーバー730をさらに含むことができる。
【0146】
プロセッサ710は、トランシーバー730が他のデバイスと通信するように制御することができる。具体的に、他のデバイスに情報やデータを送信することができ、又は他のデバイスが送信する情報やデータを受信することができる。トランシーバー730は送信機と受信機を含むことができる。トランシーバー730は、アンテナをさらに含むことができる。アンテナの数は一つ又は複数であることができる。
【0147】
通信デバイス700における各コンポーネントはバスシステムを介して接続される。バスシステムはデータバス以外に、電力バス、制御バスとステータス信号バスをさらに含む。
【0148】
当該通信デバイス700は、本発明の実施形態に係る端末装置であることができる。また、当該通信デバイス700は、本発明の実施形態の各方法における端末装置によって実現される対応のプロセスを実現することができる。即ち、本発明の実施形態に係る通信デバイス700は、本発明の実施形態に係る端末装置500に対応してもよく、本発明の実施形態に係る方法200~方法400の実行主体に対応してもよい。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。同様に、通信デバイス700は、本発明の実施形態に係るコアネットワーク装置であることができる。また、当該通信デバイス700は、本発明の実施形態の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応のプロセスを実現することができる。即ち、本発明の実施形態に係る通信デバイス700は、本発明の実施形態に係るコアネットワーク装置600に対応してもよく、本発明の実施形態に係る方法200~方法400の実行主体に対応してもよい。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0149】
また、本発明の実施形態において、チップがさらに提供される。
【0150】
例えば、当該チップは、信号処理能力を有する集積回路チップである可能性があり、本発明の実施形態に開示された様々な方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。当該チップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ(system-on-chip、SOC)と呼ばれてもよい。選択的に、当該チップは、様々な通信デバイスに適用されることができ、当該チップが取り付けられた通信デバイスに本発明の実施形態に開示された様々な方法、ステップ及び論理ブロック図を実行させる。
【0151】
図9は、本発明の実施形態に係るチップ800の構造を示す図である。
【0152】
図9を参照すると、チップ800はプロセッサ810を含む。
【0153】
プロセッサ810はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本発明の実施形態における方法を実現することができる。
【0154】
図9を引き続き参照すると、チップ800はメモリ820をさらに含むことができる。
【0155】
プロセッサ810は、メモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本発明の実施形態における方法を実現することができる。メモリ820は指示情報を記憶するために用いられることができ、プロセッサ810によって実行されるコード、命令などを記憶するために用いられることもできる。メモリ820は、プロセッサ810から独立した単独なものであってもよく、プロセッサ810に集積されてもよい。
【0156】
図9を引き続き参照すると、チップ800は入力インターフェース830をさらに含むことができる。
【0157】
プロセッサ810は、当該入力インターフェース830が他のデバイス又はチップと通信するように制御することができる。具体的に、他のデバイス又はチップが送信する情報やデータを取得することができる。
【0158】
図9を引き続き参照すると、チップ800は出力インターフェース840をさらに含むことができる。
【0159】
プロセッサ810は、当該出力インターフェース840が他のデバイス又はチップと通信するように制御することができる。具体的に、他のデバイス又はチップに情報やデータを出力することができる。
【0160】
チップ800は、本発明の実施形態におけるネットワーク装置に適用されることができる。また、チップは、本発明の実施形態の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応のプロセスを実現することができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0161】
チップ800における各コンポーネントはバスシステムを介して接続される。バスシステムはデータバス以外に、電力バス、制御バスとステータス信号バスをさらに含む。
【0162】
上記に係るプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号処理(Digital Signal Processing、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート、トランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントなどを含むことができるが、それらに限定されない。
【0163】
プロセッサは、本発明の実施形態に開示された様々な方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行するために用いられることができる。本発明の実施形態に開示された方法のステップは、直接にハードウェア復号化プロセッサによって実行及び完成されることができ、又は復号化プロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行及び完成されることができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ、消去可能なプログラム可能なメモリ、又はレジスタなど本技術分野におけるマチュアな記憶媒体に位置することができる。上記記憶媒体はメモリに位置する。プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとともに上記方法のステップを完成する。
【0164】
上記に係るメモリは、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むことができるが、それらに限定されない。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリ(Flash Memory)であることができる。揮発性メモリは、外部高速キャッシュとして機能するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であることができる。例示的であるが限定的ではない例として、様々なRAMが利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synch-link DRAM、SLDRAM)とダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Dierct Rambus RAM、DRRAM)が挙げられる。
【0165】
本明細書に記載されるメモリは、上記及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むことを意図する。
【0166】
本発明の実施形態において、コンピュータプログラムを記憶するために用いられるコンピュータ可読記憶媒体がさらに提供される。当該コンピュータ可読記憶媒体は命令を含む1つ又は複数のプログラムを記憶する。当該命令は、複数のアプリケーションを含む携帯型電子デバイスによって実行される場合に、当該携帯型電子デバイスに方法200~方法400に示す実施形態の方法を実行させることができる。
【0167】
選択的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本発明の実施形態におけるネットワーク装置に適用されることができる。また、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに本発明の実施形態の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応のプロセスを実行させる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0168】
選択的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本発明の実施形態における移動端末/端末装置に適用されることができる。また、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに本発明の実施形態の各方法における移動端末/端末装置によって実現される対応のプロセスを実行させる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0169】
本発明の実施形態において、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。
【0170】
選択的に、当該コンピュータプログラム製品は、本発明の実施形態におけるネットワーク装置に適用されることができる。また、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに本発明の実施形態の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応のプロセスを実行させる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0171】
選択的に、当該コンピュータプログラム製品は、本発明の実施形態における移動端末/端末装置に適用されることができる。また、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに本発明の実施形態の各方法における移動端末/端末装置によって実現される対応のプロセスを実行させる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0172】
本発明の実施形態において、コンピュータプログラムがさらに提供される。当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータに方法200~方法400に示す実施形態の方法を実行させることができる。
【0173】
選択的に、当該コンピュータプログラムは、本発明の実施形態におけるネットワーク装置に適用されることができる。また、コンピュータで当該コンピュータプログラムを実行するとき、コンピュータに本発明の実施形態の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応のプロセスを実行させる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
【0174】
さらに、本発明の実施形態において、図1に示すような通信システム100を形成するために、上記に係る端末装置とコアネットワーク装置とを備えることができる通信システムが提供される。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。なお、本明細書における「システム」などの用語は、「ネットワーク管理アーキテクチャ」又は「ネットワークシステム」などと呼ばれることもできる。
【0175】
また、本発明の実施形態及び添付の特許請求の範囲に使用される用語は、本発明の実施形態を限定することを意図するものではなく、特定の実施形態を説明するという目的のみに用いられることを理解されたい。
【0176】
例えば、本発明の実施形態及び添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「1つの」、「前記」、「上記」及び「当該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図される。
【0177】
本明細書に開示された実施形態と結びつけて記載される各例示のユニット及びアルゴリズム操作は、電子ハードウェア、又はコンピュータプログラムと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現され得ることは、当業者にとって明らかである。これらの機能が、ハードウェアにより実行されるか又はソフトウェアにより実行されるかについては、技術的解決策の特定の応用場合や設計の制限条件などによって決められる。当業者は、特定応用ごとに異なる方法を使用して記載される機能を実現できるが、これらの実現は、本発明の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0178】
ソフトウェアの機能モジュールとして実現され、且つ独立の製品として販売されたり使用されたりする場合に、コンピュータ可読記録媒体に記憶されてもよい。この理解によれば、本発明の実施形態の技術的解決策について、本質的な部分、又は従来技術に貢献できた部分、又は当該技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品として表現され得る。このコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、1つのコンピュータデバイス(パソコン、サーバ、又はネットワーク装置などであってもよい)に本発明の実施形態に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。前記記憶媒体は、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)フラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶可能な各種類の媒体を含む。
【0179】
当業者であれば、便利且つ簡潔に説明するために、上記システム、デバイス及びユニットの具体的な作動過程は、上記方法実施形態の対応するプロセスを参照できることを理解することができ、ここでは繰り返さない。
【0180】
本発明に係るいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、方法は、他の形態により実現され得ると理解されるべきである。
【0181】
例えば、上記装置実施形態におけるユニット、モジュール又はコンポーネントの分割は、ロジック機能の分割に過ぎず、実際に実現される場合に、別の分割形態を有してもよい。例えば、複数のユニット、モジュール又はコンポーネントを組み合わせ、又は別のシステムに集積し、又はいくつかのユニット、モジュール又はコンポーネントを無視し、又は実行しなくてもよい。
【0182】
別の例として、上記分離/表示コンポーネントとして記載されたユニット/モジュール/コンポーネントは、物理的に分離してもよく、分離しなくてもよい。即ち、一つのところに位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じて一部又は全部のユニット/モジュール/コンポーネントを選択して本実施形態の技術的解決策の目的を実現することができる。
【0183】
最後に、上記に示される又は検討される相互間の結合や直接結合や通信接続は、いくつかのインターフェース、装置、又はユニットによる間接結合や通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形態であってもよい。
【0184】
上記は、ただ本発明の具体的な実施形態であり、本発明の実施形態の保護範囲はこれに限定されるものではない。当業者が本発明の実施形態に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変更又は置換は全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本発明の保護範囲は特許請求の範囲によって決められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9