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特許7576693ネットワーク切り替え方法、装置、端末機器、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-23
(45)【発行日】2024-10-31
(54)【発明の名称】ネットワーク切り替え方法、装置、端末機器、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20241024BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20241024BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20241024BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20241024BHJP
【FI】
H04W48/18 113
H04W28/084
H04W48/16 131
H04W88/06
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023519561
(86)(22)【出願日】2021-08-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-17
(86)【国際出願番号】 CN2021114344
(87)【国際公開番号】W WO2022083272
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2023-03-28
(31)【優先権主張番号】202011145645.6
(32)【優先日】2020-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】郭 海林
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-530690(JP,A)
【文献】国際公開第2019/139903(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側から発行された、ネットワークスライス情報を含むユーザ機器ルート選択ポリシーURSPルール更新情報を受信するステップと、
前記ユーザ機器ルート選択ポリシーURSPルール更新情報におけるネットワークスライス情報に、端末データネットワーク名DNNが対応する予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報が含まれる場合、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップと、を含むネットワーク切り替え方法。
【請求項2】
前記ネットワーク側から発行されたURSPルール更新情報を受信するステップの後に、
前記予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を保存するステップをさらに含む請求項1に記載のネットワーク切り替え方法。
【請求項3】
端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える前記ステップは、
他のネットワークがWi-Fiネットワークである場合、ユーザの確認を経ず、前記Wi-Fiネットワークを前記データネットワークに切り替えるステップを含む請求項1または2に記載のネットワーク切り替え方法。
【請求項4】
端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える前記ステップは、
前記データネットワークへの接続に対応する提示情報をユーザに提供するステップと、
前記提示情報に対する、ユーザからの操作命令を受信するステップと、
前記操作命令に基づいて、端末の現在のデフォルトネットワークを前記データネットワークに切り替えるステップと、を含む請求項1または2に記載のネットワーク切り替え方法。
【請求項5】
端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える前記ステップは、
前記データネットワークの接続優先度をWi-Fiネットワークの接続優先度よりも高くするステップを含む請求項1または2に記載のネットワーク切り替え方法。
【請求項6】
端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える前記ステップの前に、
プロトコルデータユニットセッションPDU Sessionを開始し、前記予め設定されたネットワークスライスを作成するステップと、
前記予め設定されたネットワークスライスをネットワーク接続管理に組み込むステップと、をさらに含む請求項1または2に記載のネットワーク切り替え方法。
【請求項7】
ネットワーク側から発行された、ネットワークスライス情報を含むユーザ機器ルート選択ポリシーURSPルール更新情報を受信するように構成されるネットワーク監視モジュールと、
前記ユーザ機器ルート選択ポリシーURSPルール更新情報におけるネットワークスライス情報に、端末データネットワーク名DNNが対応する予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報が含まれる場合、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるように構成されるネットワーク切り替えモジュールと、を含むネットワーク切り替え装置。
【請求項8】
プロセッサと、メモリと、通信バスと、を含み、
前記通信バスは前記プロセッサとメモリとの間の接続通信を可能にするように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行して、請求項1~のいずれか1項に記載のネットワーク切り替え方法のステップを実現するように構成される端末機器。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、請求項1~のいずれか1項に記載のネットワーク切り替え方法のステップを実現可能な1つ又は複数のコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が202011145645.6、出願日が2020年10月23日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容はここで参考として本願に組み込まれている。
【0002】
本願の実施例は、通信分野に関するが、これに限定されるものではない。具体的には、ネットワーク切り替え方法、装置、端末機器、及び記憶媒体に関するが、これに限定されるものではない。
【背景技術】
【0003】
5G時代に入ると、現在のスマート端末はWi-Fi(無線インターネット接続)とCellular(セルラー(技術))の切り替えを処理する際に、Wi-Fiを主としており、Wi-Fiの信号があまり悪くなく、ネットワーク接続性検査が通過する限り、端末のデフォルトネットワークがWi-Fiに切り替わる。しかし、セルラーネットワークの発展に伴い、特に5G時代には、ネットワークスライスの急速発展が期待されており、通信事業者は、特定のユーザグループに基づくネットワークスライス、特定のAPPに基づくネットワークスライス、特定の地域に基づくネットワークスライスなど、多様なネットワークスライスサービスを展開することがある。これは差別化されたサービスの提供、製品のサービス品質の向上、ユーザエクスペリエンスの向上に有利であり、より多くの商業的な利益を取得することができる。このような場合、Wi-Fiネットワークは、セルラーネットワークに比べて、もはや信号強度とネットワーク伝送速度の優位性を持っていない環境があるが、既存のネットワーク切り替えポリシーは、すべてのネットワークの状況を配慮することができず、ユーザエクスペリエンスに大きな影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例によるネットワーク切り替え方法、装置、端末機器、及び記憶媒体は、端末におけるネットワーク切り替えポリシーが良くなく、ユーザのネットワーク使用エクスペリエンスが劣るという課題を含む、関連する技術的課題の1つをある程度解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これに鑑み、本願の実施例は、ネットワーク切り替え方法を提供する。前記ネットワーク切り替え方法は、端末の現在のネットワークスライス情報を監視するステップと、前記ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップと、を含む。
【0006】
本願の実施例は、ネットワーク切り替え装置をさらに提供する。前記ネットワーク切り替え装置は、端末の現在のネットワークスライス情報を監視するように構成されるネットワーク監視モジュールと、前記ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、前記予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるように構成されるネットワーク切り替えモジュールと、を含む。
【0007】
本願の実施例は、端末機器をさらに提供する。前記端末機器は、プロセッサと、メモリと、通信バスと、を含み、前記通信バスは前記プロセッサとメモリとの間の接続通信を可能にするように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行して、上記のネットワーク切り替え方法のステップを実現するように構成される。
【0008】
本願の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、上記のネットワーク切り替え方法のステップを実現可能な1つ又は複数のコンピュータプログラムが記憶されている。
【0009】
本願のその他の特徴及び対応する有益な効果は説明書の後段で説明されており、有益な効果の少なくとも一部は本願の説明書における記載から明らかになっている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本願の各実施例に係るネットワーク切り替え方法のフローチャートである。
図2】本願の各実施例に係るネットワーク切り替え方法のフローチャートである。
図3】本願の各実施例に係るネットワーク切り替え装置の構成の概略図である。
図4】本願の各実施例に係る端末機器の構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、具体的な実施形態を通じて図面を参照して本願の実施例をさらに詳細に説明する。なお、本明細書に記載された具体的な実施例は、単に本願を解釈するために使用され、本願を限定するために使用されない。
【0012】
実施例1
本実施例はネットワーク切り替え方法を提供する。図1に示すように、該ネットワーク切り替え方法は、ステップS101とステップS102と、を含む。
【0013】
S101:端末の現在のネットワークスライス情報を監視する。
【0014】
S102:ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末のデフォルトネットワークを、他のネットワークから、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える。
【0015】
端末がインターネットに接続する手段としては、一般的に、Wi-Fi又はデータネットワークを介して接続してもよい。これらのうち、Wi-Fiとは端末が範囲内のホットスポットを通じて、無線接続の方式でネットワークに接続することを指す。ホットスポットのネットワークは有線接続又は無線接続であってもよい。Wi-Fiネットワークが接続するホットスポットは、ルーター、無線接続ポイント(AP:Access Point)やホットスポットなどであってもよい。データネットワークは、セルラーCelluarネットワークとも呼ばれ、通信事業者が提供するネットワークを利用して、セル基地局を経由してネットワークに接続することを指す。
【0016】
5Gネットワークでは、ネットワークスライシング(Network Slice)技術は極めて広範な適用を遂げている。ネットワークスライシングはオンデマンドでネットワークを構築する方式で、通信事業者が統一されたインフラストラクチャで複数の仮想的なエンドツーエンドネットワークを分割することを可能にする。各ネットワークスライスはさまざまなタイプの用途に対応できるように、無線接続ネットワークベアラネットワークからコアネットワークまで論理的に隔離される。1つのネットワークスライスは、少なくとも無線ネットワークサブスライス、ベアラネットワークサブスライス、コアネットワークサブスライスの3つに分割することができる。ネットワークスライシング技術を利用することで、端末のネットワーク業務のカスタマイズ処理が可能となり、端末のさまざまな場面に柔軟に適用することが可能となる。
【0017】
端末は、少なくともWi-Fiネットワークを介してインターネットに接続してもよく、データネットワークを介してインターネットに接続してもよい。端末が複数のWi-Fiネットワークとデータネットワークを組み合わせて同時にインターネットに接続できる場合もあるが、Wi-Fiネットワークとデータネットワークの両方が有効になっている場合、Wi-Fiネットワークの方がデータネットワークよりもデフォルトの優先順位が高くなる。
【0018】
端末の現在のネットワークスライス情報を監視する。ネットワークスライス情報は、端末が接続したデータネットワークに対応するネットワークスライスを反映しており、このネットワークスライスは、通常のネットワークスライスであってもよいし、予め設定されたネットワークスライスであってもよい。ここで、予め設定されたネットワークスライスとは、ユーザが行った目的に合わせたサービスであり、地域に合わせたカスタマイズサービスであってもよいし、時間に合わせたカスタマイズサービスであってもよい。カスタマイズサービスに対応するネットワークスライスは、予め設定されたネットワークスライスと呼ぶ。ネットワーク環境が予め設定されたネットワークスライス環境にある場合、多くの場合、ネットワーク接続速度が速く、ネットワーク遅延が低く、全体的には、より良いネットワーク接続効果がある。
【0019】
端末の現在のデフォルトDNNが対応するネットワークスライス情報を監視する際に、監視したネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられば、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。ネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に変化したことを監視すると、端末の現在の環境がこの予め設定されたネットワークスライスに対応する環境であることを示し、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークを通じて、より良いネットワーク接続エクスペリエンスを得ることができる。ここで、端末の現在のデフォルトネットワークは、端末が現在インターネットに接続するのに採用しているネットワークを表す。他のネットワークは、Wi-Fiネットワーク、又はデュアルカードもしくはマルチカード端末のその他の通信カードに対応するデータネットワークを指し、これらのいずれも予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。以下、いくつかの利用可能なシナリオを示す。
【0020】
シナリオ1
ユーザはよく地下鉄を利用しており、地下鉄や高速鉄道では無料Wi-Fiが提供されているが、一部の場所では人通りが非常に多い。そのため、Wi-Fiに接続する人数が多すぎて速度が制限され、その接続速度はデータネットワークにはるかに及ばない。この場所でユーザが専用業務を購入した場合、すなわち、予め設定されたネットワークスライスがあれば、そのときの端末のデフォルトネットワークを、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることで、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させることができる。
【0021】
シナリオ2
ユーザは駅や空港にいる。駅や空港にWi-Fiネットワークが配備されているが、以上と同様に、駅や空港の待合室でWi-Fiネットワークを利用しているユーザの数は膨大である。その結果として、Wi-Fiネットワークの品質が悪くなる。ユーザが、より高品質な位置に基づく予め設定されたネットワークスライス専用サービスを購入した場合、予め設定されたネットワークスライスに対応する専有区域に入ると、そのときの端末のデフォルトネットワークを、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることで、ユーザの使用エクスペリエンスを向上させることができる。
【0022】
いくつかの実施例では、端末の現在のネットワークスライス情報を監視するステップの前に、ネットワーク側から発行され、端末データネットワーク名DNN(Data Network Name)が対応する予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を含むユーザ機器ルート選択ポリシーURSP(UE Route Selection Policy)ルール更新情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
端末が、予め設定されたネットワークスライスに対応する区域、すなわちユーザが購入したサービスが存在する区域に入ると、ネットワーク側は、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を含むURSPを端末に自動的に配布する。この予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報は、端末に提供され、端末のデフォルトDNNが対応するネットワークスライス情報を、この予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に切り替えることを含め、対応するネットワーク接続ルールを端末に調整させることができる。
【0023】
いくつかの実施例では、ネットワーク側から発行されたURSPルール更新情報を受信するステップの後に、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を保存するステップをさらに含んでもよい。
【0024】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、具体的には、Wi-Fiネットワークをデータネットワークに直接切り替えるステップを含んでもよい。
この切り替え過程は、端末によって直接実行される。すなわち、端末は、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境下にあることを把握すると、自側のデフォルトネットワークを、接続されているWi-Fiネットワークから、ユーザの確認を経ることなく、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに直接切り替えてインターネットに接続する。この過程はユーザに対してほとんど知覚されず、ユーザは、使用中、切り替え後にネットワーク環境が改善されたことだけを実感する。この切り替え方式はより効率的である。
【0025】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、データネットワークへの接続に対応する提示情報を提供するステップと、提示情報に対する操作命令を受信するステップと、操作命令に基づいて、端末の現在のデフォルトネットワークをデータネットワークに切り替えるステップと、をさらに含んでもよい。
端末は切り替えを直接実行することに加えて、ユーザの操作に応じて切り替えを実行してもよい。つまり、端末が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることが監視された場合、端末において、データネットワークへの接続に対応する提示情報が生成され、ユーザに提供される。この提示情報は、ユーザによって直接又は間接的に感知され得る。具体的には、当該提示情報の形式は、端末の画面上に直接、ポップアップウィンドウ、ステータスバー、ショートメッセージなどの方式により、表示された形式で提示してもよいし、あるいは、端末のオーディオ機器を介して、特定のオーディオを再生することによって提示してもよいし、あるいは、端末の振動モータにより、特定の周波数の振動で提示してもよい。提示を提供する目的はユーザに知らせることである。一方、ユーザは、現在のネットワーク環境が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることを把握すると、その提示情報を介して、端末に対応する操作命令を入力することができ、端末は、その操作命令に応じて、端末のデフォルトネットワークを、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。もちろん、ユーザは、トラフィック、必要性などの要素に基づいて、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるのではなく、現在接続されているデフォルトのネットワーク状態を維持し続けることもでき、このような場合、ユーザは操作命令を送信しないようにしてもよい。
【0026】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、具体的には、データネットワークの接続優先度をWi-Fiネットワークの接続優先度よりも高くするステップを含んでもよい。
一般的に、Wi-Fiネットワークはデータネットワークよりも優先度が高い。一般的には、ネットワークごとにスコアを設定することで優先度を区別できる。例えば、Wi-Fiネットワークのスコアは60点、デュアルカード携帯電話のメインカードに対応するデータネットワークのスコアは50点、サブカードに対応するデータネットワークのスコアは45点である。一方、本願の実施例では、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることが検出された場合、対応するデータネットワークのスコアを、例えば20点上げて、Wi-Fiネットワークのスコアよりも高い70又は65点にしてもよい。これによって、デフォルトネットワークをデータネットワークに切り替えることが可能になる。
【0027】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップの前に、プロトコルデータユニットPDU(Protocol Data Unit)セッションSessionを開始し、予め設定されたネットワークスライスを作成するステップと、予め設定されたネットワークスライスをネットワーク接続管理に組み込むステップと、をさらに含んでもよい。
【0028】
本実施例によるネットワーク切り替え方法では、端末は少なくともWi-Fiネットワークを介してインターネットに接続する。端末の現在のDNNが対応するネットワークスライス情報を監視し、ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末のデフォルトネットワークを、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える。よって、本願の実施例は、ネットワークスライス情報によってネットワークを監視し、現在のネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応する場合、デフォルトネットワークを予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークに切り替える。これによって、ネットワーク接続の効果を向上させ、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0029】
実施例2
本実施例はネットワーク切り替え方法を提供する。図2に示すように、該ネットワーク切り替え方法は、ステップS201~ステップS208を含む。
【0030】
S201:端末がWi-Fiホットスポットに接続されると、システムはデフォルトネットワークをWi-Fiネットワークに切り替える。
【0031】
S202:端末が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク区域に入っているか否かを判断し、入っていなければ終了し、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク区域に入っていればS203へ進む。
【0032】
S203:ネットワークは、端末のデフォルトDNNが対応する予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を含むURSPルール更新情報を発行する。
【0033】
S204:ネットワークスライス情報の変化を監視し、予め設定されたネットワークスライス情報を端末に記憶する。
【0034】
S205:デフォルトDNNが対応するネットワークスライス情報が、この予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられたか否かを識別し、そうであれば、ネットワーク切り替えの準備をする。
【0035】
S206:この予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークをユーザに提示するか、自動的に選択する。
【0036】
S207:対応するPDUセッションを開始し、この予め設定されたネットワークスライスを作成し、ネットワーク接続管理に組み込む。
【0037】
S208:データネットワークに対するスコアをWi-Fiネットワークより高くして、システムのデフォルトネットワークをWi-Fiからデータネットワークに切り替える。
【0038】
実施例3
本実施例はネットワーク切り替え装置を提供する。図3に示すように、該ネットワーク切り替え装置は、端末の現在のネットワークスライス情報を監視するように構成されるネットワーク監視モジュール31と、ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるように構成されるネットワーク切り替えモジュール32と、を含む。
【0039】
端末がインターネットに接続する手段としては、一般的に、Wi-Fi又はデータネットワークを介して接続してもよい。これらのうち、Wi-Fiとは端末が範囲内のホットスポットを通じて、無線接続の方式でネットワークに接続することを指す。ホットスポットのネットワークは有線接続又は無線接続であってもよい。Wi-Fiネットワークが接続するホットスポットは、ルーター、無線接続ポイント(AP:Access Point)やホットスポットなどであってもよい。データネットワークは、セルラーCelluarネットワークとも呼ばれ、通信事業者が提供するネットワークを利用して、セル基地局を経由してネットワークに接続することを指す。
【0040】
5Gネットワークでは、ネットワークスライシング(Network Slice)技術は極めて広範な適用を遂げている。ネットワークスライシングはオンデマンドでネットワークを構築する方式で、通信事業者が統一されたインフラストラクチャで複数の仮想的なエンドツーエンドネットワークを分割することを可能にする。各ネットワークスライスはさまざまなタイプの用途に対応できるように、無線接続ネットワークベアラネットワークからコアネットワークまで論理的に隔離される。1つのネットワークスライスは、少なくとも無線ネットワークサブスライス、ベアラネットワークサブスライス、コアネットワークサブスライスの3つに分割することができる。ネットワークスライシング技術を利用することで、端末のネットワーク業務のカスタマイズ処理が可能となり、端末のさまざまな場面に柔軟に適用することが可能となる。
【0041】
本実施例では、端末は、少なくともWi-Fiネットワークを介してインターネットに接続してもよく、同時にデータネットワークを介してインターネットに接続してもよい。端末が複数のWi-Fiネットワークとデータネットワークを組み合わせて同時にインターネットに接続できる場合もあるが、Wi-Fiネットワークとデータネットワークの両方が有効になっている場合、Wi-Fiネットワークの方がデータネットワークよりもデフォルトの優先順位が高くなる。
【0042】
端末の現在のネットワークスライス情報を監視する。ネットワークスライス情報は、端末が接続したデータネットワークに対応するネットワークスライスを反映しており、このネットワークスライスは、通常のネットワークスライスであってもよいし、予め設定されたネットワークスライスであってもよい。ここで、予め設定されたネットワークスライスとは、ユーザが行った目的に合わせたサービスであり、地域に合わせたカスタマイズサービスであってもよいし、時間に合わせたカスタマイズサービスであってもよい。カスタマイズサービスに対応するネットワークスライスは、予め設定されたネットワークスライスと呼ぶ。ネットワーク環境が予め設定されたネットワークスライス環境にある場合、多くの場合、ネットワーク接続速度が速く、ネットワーク遅延が低く、全体的には、より良いネットワーク接続効果がある。
【0043】
端末の現在のデフォルトDNNが対応するネットワークスライス情報を監視する際に、監視したネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられば、端末の現在のデフォルトネットワークを、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。ネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に変化したことを監視すると、端末の現在の環境がこの予め設定されたネットワークスライスに対応する環境であることを示し、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークを通じて、より良いネットワーク接続エクスペリエンスを得ることができる。ここで、端末の現在のデフォルトネットワークは、端末が現在インターネットに接続するのに採用しているネットワークを表す。他のネットワークは、Wi-Fiネットワーク、又はデュアルカード又はマルチカード端末のその他の通信カードに対応するデータネットワークを指し、これらのいずれも予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。
【0044】
いくつかの実施例では、端末の現在のネットワークスライス情報を監視するステップの前に、ネットワーク側から発行され、端末DNNが対応する予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を含むユーザ機器ルート選択ポリシーURSP(UE Route Selection Policy)ルール更新情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
端末が、予め設定されたネットワークスライスに対応する区域、すなわちユーザが購入したサービスが存在する区域に入ると、ネットワーク側は、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を含むURSPを端末に自動的に配布する。この予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報は、端末に提供され、端末のデフォルトDNNが対応するネットワークスライス情報を、この予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に切り替えることを含め、対応するネットワーク接続ルールを端末に調整させることができる。
【0045】
いくつかの実施例では、ネットワーク側から発行されたURSPルール更新情報を受信するステップの後に、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報を保存するステップをさらに含んでもよい。
【0046】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、具体的には、Wi-Fiネットワークをデータネットワークに直接切り替えるステップを含んでもよい。
この切り替え過程は、端末によって直接実行される。すなわち、端末は、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境下にあることを把握すると、自側のデフォルトネットワークを、接続されているWi-Fiネットワークから、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに直接切り替えてインターネットに接続する。この過程はユーザに対してほとんど知覚されず、ユーザは、使用中、切り替え後にネットワーク環境が改善されたことだけを実感する。
【0047】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、データネットワークへの接続に対応する提示情報を端末において生成するステップと、提示情報に対する操作命令を受信するステップと、操作命令に基づいて、端末のデフォルトネットワークをデータネットワークに切り替えるステップと、をさらに含んでもよい。
端末は切り替えを直接実行することに加えて、ユーザの操作に応じて切り替えを実行してもよい。つまり、端末が予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることが監視された場合、端末において、データネットワークへの接続に対応する提示情報が生成される。この提示情報は、ユーザによって直接又は間接的に感知され得る。具体的には、当該提示情報の形式は、端末の画面上に直接、ポップアップウィンドウ、ステータスバー、ショートメッセージなどの方式により、表示された形式で提示してもよいし、あるいは、端末のオーディオ機器を介して、特定のオーディオを再生することによって提示してもよいし、あるいは、端末の振動モータにより、特定の周波数の振動で提示してもよい。提示を提供する目的はユーザに知らせることである。一方、ユーザは、現在のネットワーク環境が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることを把握すると、その提示情報を介して、端末に対応する操作命令を入力することができ、端末は、その操作命令に応じて、端末のデフォルトネットワークを、その予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えることができる。もちろん、ユーザは、トラフィック、必要性などの要素に基づいて、データネットワークに切り替えなくてもよく、このような場合、ユーザは操作命令を送信しないようにしてもよい。
【0048】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップは、具体的には、データネットワークの接続優先度をWi-Fiネットワークの接続優先度よりも高くするステップを含んでもよい。
一般的に、Wi-Fiネットワークはデータネットワークよりも優先度が高い。一般的には、ネットワークごとにスコアを設定することで優先度を区別できる。例えば、Wi-Fiネットワークのスコアは60点、デュアルカード携帯電話のメインカードに対応するデータネットワークのスコアは50点、サブカードに対応するデータネットワークのスコアは45点である。一方、本願の実施例では、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワーク環境にあることが検出された場合、対応するデータネットワークのスコアを、例えば20点上げて、Wi-Fiネットワークのスコアよりも高い70又は65点にしてもよい。これによって、デフォルトネットワークをデータネットワークに切り替えることが可能になる。
【0049】
いくつかの実施例では、端末の現在のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替えるステップの前に、プロトコルデータユニットPDUセッションを開始し、予め設定されたネットワークスライスを作成するステップと、予め設定されたネットワークスライスをネットワーク接続管理に組み込むステップと、をさらに含んでもよい。
【0050】
本実施例によるネットワーク切り替え装置では、端末は少なくともWi-Fiネットワークを介してインターネットに接続する。端末の現在のDNNが対応するネットワークスライス情報を監視し、ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末のデフォルトネットワークを、予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える。よって、本願の実施例は、ネットワークスライス情報によってネットワークを監視し、現在のネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応する場合、デフォルトネットワークを予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークに切り替える。これによって、ネットワーク接続の効果を向上させ、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0051】
実施例4
本実施例は、図4に示すように、プロセッサ41と、メモリ42と、通信バス43と、を含む端末機器をさらに提供する。
通信バス43は、プロセッサ41とメモリ42との間の接続通信を可能にするように構成される。
プロセッサ41は、メモリ42に記憶された1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行して、上記の実施例のネットワーク切り替え方法のステップを実現するように構成される。ここでは詳しく説明しない。
【0052】
本実施例は、情報(コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、コンピュータプログラムモジュール、又は他のデータなど)を記憶するための任意の方法又は技術において実施される、揮発性又は不揮発性の、取り外し可能又は取り外し不可能な媒体を含む記憶媒体をさらに提供する。記憶媒体には、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable read only memory)、フラッシュメモリ又もしくは他のメモリ技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセス可能な他の任意の媒体が含まれるが、これらに限定されない。
【0053】
本実施例におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されて、上記した各実施例におけるネットワーク切り替え方法のステップを実現可能な1つ又は複数のコンピュータプログラムを記憶するために使用されてもよい。
【0054】
本実施例は、コンピュータ読み取り可能な媒体上に分散され、計算装置によって実行され、上記の各実施例におけるネットワーク切り替え方法のステップを実現するコンピュータプログラム(又はコンピュータソフトウェア)をさらに提供する。場合によっては、示された又は説明された少なくとも1つのステップは、上記した実施例で説明された順序とは異なる順序で実行されてもよい。
【0055】
本実施例は、上記のようなコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な装置を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。本実施例における該コンピュータ読み取り可能な装置は、上記のようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。
【0056】
本願の実施例によるネットワーク切り替え方法、装置、端末機器、及び記憶媒体によれば、端末の現在のDNNが対応するネットワークスライス情報を監視し、ネットワークスライス情報が、予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークスライス情報に置き換えられた場合、端末のデフォルトネットワークを、他のネットワークから予め設定されたネットワークスライスに対応するデータネットワークに切り替える。よって、本願の実施例は、ネットワークスライス情報によってネットワークを監視し、現在のネットワークスライス情報が予め設定されたネットワークスライスに対応する場合、デフォルトネットワークを予め設定されたネットワークスライスに対応するネットワークに切り替える。これによって、ネットワーク接続の効果を向上させ、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0057】
以上から、ここで開示された方法のステップの全部又は一部、システム、装置における機能モジュール/ユニットは、ソフトウェア(計算装置によって実行可能なコンピュータプログラムコードによって実装されてもよい)、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実装されてもよい。ハードウェアの実施形態では、上記の説明に記載された機能モジュール/ユニット間の区分は、必ずしも物理構成要素の区分に対応するものではない。例えば、1つの物理構成要素が複数の機能を有していてもよいし、複数の物理構成要素が協働して1つの機能又はステップを実行していてもよい。物理構成要素の一部又はすべては、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして、又はハードウェアとして、又は特定用途向け集積回路などの集積回路として実装されてもよい。
【0058】
さらに、通信媒体は、一般に、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、コンピュータプログラムモジュール、又は搬送波や他の送信機構などの変調データ信号中の他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含んでもよい。したがって、本願はいかなる特定のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにも限定されない。
【0059】
以上は、具体的な実施形態を参照して本願の実施例をさらに詳細に説明したものであり、本願の具体的な実施がこれらの説明のみに限定されているとは認められない。当業者にとっては、本願の構想を逸脱することなく、いくつかの簡単な推論又は代替を行うことができ、いずれも本願の特許範囲に属すると見なすべきである。
図1
図2
図3
図4