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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-24
(45)【発行日】2024-11-01
(54)【発明の名称】ハウジングおよび蓄電池ユニット
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/256 20210101AFI20241025BHJP
   H01M 50/271 20210101ALI20241025BHJP
   H01M 50/284 20210101ALI20241025BHJP
【FI】
H01M50/256 101
H01M50/271 S
H01M50/284
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020043677
(22)【出願日】2020-03-13
(65)【公開番号】P2021144884
(43)【公開日】2021-09-24
【審査請求日】2023-01-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100091524
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 充夫
(74)【代理人】
【識別番号】100172236
【弁理士】
【氏名又は名称】岩木 宣憲
(72)【発明者】
【氏名】井上 勇輝
(72)【発明者】
【氏名】岩井 一
(72)【発明者】
【氏名】猿渡 直人
(72)【発明者】
【氏名】田端 雄樹
【審査官】松嶋 秀忠
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-509744(JP,A)
【文献】国際公開第2019/017131(WO,A1)
【文献】特開2019-175560(JP,A)
【文献】国際公開第2021/177756(WO,A1)
【文献】特開2017-168356(JP,A)
【文献】特開2019-149357(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20-298
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に蓄電池を収容可能であると共に、前記蓄電池を制御する制御ユニットが取り付けられる取付面を有する箱状の本体と、
前記本体の取付面側の端に設けられ、把持用空間を内部に有する把持部と、
各々が前記取付面に間隔を空けてそれぞれ配置され、前記把持用空間と前記本体の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部が把持可能にそれぞれ構成された一対の開口部と
を備え
前記一対の開口部の各々が、
第1の前記縁部および第1の前記縁部とは異なる第2の前記縁部をそれぞれ有し、
前記把持部が、
前記把持用空間の内部でかつ第1の前記縁部に設けられ、前記取付面から前記本体の内部に向かって突出する第1凸部と、
前記把持用空間の内部でかつ第2の前記縁部に設けられ、前記取付面から前記本体の内部に向かって突出する第2凸部と
を有し、
前記第1凸部および前記第2凸部の前記縁部に沿った長さが相互に異なっている、ハウジング。
【請求項2】
内部に蓄電池を収容可能であると共に、前記蓄電池を制御する制御ユニットが取り付けられる取付面を有する箱状の本体と、
前記本体の取付面側の端に設けられ、把持用空間を内部に有する把持部と、
各々が前記取付面に間隔を空けてそれぞれ配置され、前記把持用空間と前記本体の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部が把持可能にそれぞれ構成された一対の開口部と
を備え、
前記一対の開口部の各々が、
第1の前記縁部および第1の前記縁部とは異なる第2の前記縁部をそれぞれ有し、
前記把持部が、
前記把持用空間の内部でかつ第1の前記縁部に設けられ、前記取付面から前記本体の内部に向かって突出する第1凸部と、
前記把持用空間の内部でかつ第2の前記縁部に設けられ、前記取付面から前記本体の内部に向かって突出する第2凸部と
を有し、
前記第1凸部および前記第2凸部の突出高さが相互に異なっている、ハウジング。
【請求項3】
前記把持部が、
前記取付面から前記本体の内部に向かって凹む凹部と、
前記凹部の開口を塞ぐ板状の蓋部と
で構成され、
前記一対の開口部が、前記蓋部に設けられている、請求項1または2のハウジング。
【請求項4】
前記一対の開口部が、
前記取付面に交差する方向に沿って見たときに、前記蓄電池を収容した前記本体の重心に対して対称に配置されている、請求項1から3のいずれか1つのハウジング。
【請求項5】
前記把持部が、
前記第1凸部および前記第2凸部の各々と、前記第1凸部および前記第2凸部の各々に隣接かつ対向する前記把持部の前記把持用空間を構成する内面との間に設けられ、前記把持用空間の一部を構成する補助空間を有している、請求項1からのいずれか1つのハウジング。
【請求項6】
蓄電池と、
前記蓄電池が収容された請求項1から5のいずれか1つのハウジングと、
前記取付面に取り付けられた前記制御ユニットと
を備える、蓄電池ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングおよび蓄電池ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、蓄電素子が収容された外装体を備えた蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-195378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記蓄電装置では、外装体から外方に突出する把手が設けられているため、前記蓄電装置の外形サイズが増大すると共に、外観を損ねる場合がある。
【0005】
本開示は、蓄電池ユニットに適用した場合に、蓄電池ユニットの外観を損ねることなく、蓄電池ユニットの外形サイズの増大を抑制可能なハウジング、および、このハウジングを備えた蓄電池ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一例のハウジングは、
内部に蓄電池を収容可能であると共に、前記蓄電池を制御する制御ユニットが取り付けられる取付面を有する箱状の本体と、
前記本体の取付面側の端に設けられ、把持用空間を内部に有する把持部と、
各々が前記取付面に間隔を空けてそれぞれ配置され、前記把持用空間と前記本体の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部が把持可能にそれぞれ構成された一対の開口部と
を備える。
【0007】
また、本開示の一例の蓄電池ユニットは、
蓄電池と、
前記蓄電池が収容された前記ハウジングと、
前記取付面に取り付けられた前記制御ユニットと
を備える。
【発明の効果】
【0008】
前記ハウジングによれば、内部に蓄電池を収容可能であると共に、蓄電池を制御する制御ユニットが取り付けられる取付面を有する箱状の本体と、本体の内部における取付面側の端に設けられ、把持用空間を内部に有する把持部と、取付面に間隔を空けてそれぞれ配置され、把持用空間と本体の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部を把持可能な一対の開口部とを備える。このような構成により、ハウジングに運搬用の把手などを設ける必要がないので、ハウジングの外形サイズの増大を抑制できる。また、一対の開口部は、蓄電池ユニットに適用した場合、運搬時以外、制御ユニットにより覆われるので、蓄電池ユニットの外観を損ねることが少ない。つまり、蓄電池ユニットに適用した場合に、蓄電池ユニットの外観を損ねることなく、蓄電池ユニットの外形サイズの増大を抑制可能なハウジングを実現できる。
【0009】
前記蓄電池ユニットによれば、前記ハウジングにより、外観を損ねることなく、外形サイズの増大を抑制可能な蓄電池ユニットを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の一実施形態の蓄電池ユニットを示す斜視図。
図2図1の蓄電池ユニットの取付面側から見た平面図。
図3図2のIII-III線に沿った断面斜視図。
図4図1の蓄電池ユニットのハウジングの変形例を説明するための平面模式図。
図5図1の蓄電池ユニットのハウジングの変形例を説明するための部分断面模式図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の一例を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
【0012】
本開示の一実施形態の蓄電池ユニット1は、図1に示すように、蓄電池10と、この蓄電池10が収容されたハウジング20とを備えている。本実施形態では、蓄電池ユニット1は、1つの蓄電池10と1つのハウジング20とで構成された蓄電池装置2を複数備えている。各蓄電池装置2は、相互に接触した状態で一体化されている。
【0013】
また、蓄電池ユニット1は、各蓄電池装置2を一体にして設置場所に固定するためのベース30と、各蓄電池装置2の蓄電池10を制御する制御ユニット40とを備えている。ベース30は、後述する各ハウジング20の本体21の長手方向における本体21の一端に取り付けられている。制御ユニット40は、各ハウジング20の本体21の長手方向における本体21の他端に取り付けられている。
【0014】
各蓄電池10は、一例として、複数のセルで構成されている。
【0015】
各ハウジング20は、図1図3に示すように、蓄電池10を収容する略直方体状の本体21を有している。本体21は、制御ユニット40が取り付けられる取付面22と、本体21の取付面22側の端に設けられた把持部50とを有している。
【0016】
取付面22は、例えば、図2に示すように、取付面22に交差する方向(例えば、図2の紙面貫通方向)に沿って見たときに、略矩形状で、一対の開口部24を有している。一対の開口部24は、取付面22における取付面22の長手方向に間隔を空けて配置されている。本実施形態では、一対の開口部24は、取付面22に交差する方向に沿って見たときに、蓄電池10を収容した本体21の重心Pに対して対称に配置されている。各開口部24は、後述する把持部50の把持用空間51と本体21の外部とに連通して、使用者の手を本体21の外部から把持用空間51に挿入可能に構成されている。本実施形態では、各開口部24は、一例として、取付面22の短手方向に長い略矩形状を有している。
【0017】
把持部50は、図3に示すように、取付面22から本体21の内部に向かって凹む凹部52と、凹部52の開口53を塞ぐ板状の蓋部54とで構成されている。蓋部54の一方の板面が、取付面22の一部を構成している。蓋部54には、一対の開口部24が設けられている。
【0018】
本実施形態では、凹部52は、側面を構成する第1部材55と、底面を構成する第2部材56とを有している。第2部材56は、取付面21の長手方向の略中央に設けられ凹部52の底面から取付面21に向かって突出する突起部57を有し、本体21に対して取り外し可能に構成されている。第2部材56を取り外すことで、凹部52の開口53から蓄電池10に容易にアクセスできる。
【0019】
図3に示すように、把持部50は、把持用空間51の内部でかつ各開口部24の縁部に設けられ、取付面22から本体21の内部に向かって突出する凸部58をさらに有している。本実施形態では、凸部58は、湾曲凸形状で、各開口部24における取付面22の長手方向の両縁部にそれぞれ設けられている。各凸部58と、各凸部58に隣接かつ対向する把持部50の把持用空間51を構成する内面(言い換えると、各凸部58に対向する凹部52の内面のうち、最も近い内面)との間には、補助空間59が設けられている。補助空間59は、各開口部24を介して把持用空間51に挿入された使用者の指を収容可能に構成されている。各開口部24から挿入された使用者の手で各開口部24の縁部を把持したときに、使用者の指が補助空間59に収容されるので、縁部を把持し易くなる。つまり、補助空間59は、各開口部24の縁部に対する把持を補助している。
【0020】
蓄電池ユニット1を運搬する場合、まず、制御ユニット40を各蓄電池装置2から取り外し、各蓄電池装置2をベース30からそれぞれ取り外す。次に、各蓄電池装置2の各開口部24から手を挿入し、挿入した手により各開口部24の縁部を把持した後、各蓄電池装置2をそれぞれ持ち上げて運搬する。
【0021】
このとき、一人で蓄電池装置2を運搬する場合は、ハウジング20の各開口部24に、同じ人の左右の手がそれぞれ挿入される。複数人で蓄電池装置2を運搬する場合は、ハウジング20の各開口部24に、異なる人の左右いずれかの手が挿入される。つまり、ハウジング20の各開口部24は、使用者の肩幅と同程度の間隔で配置されているのが好ましい。また、凸部58が設けられた各開口部24の縁部を把持することで、各蓄電池装置2を持ち上げ易くなる。
【0022】
なお、ベース30および制御ユニット40は、それぞれ各蓄電池装置2とは別に運搬される。つまり、蓄電池ユニット1は、各蓄電池装置2、ベース30および制御ユニット40に分解されて、運搬される。
【0023】
ハウジング20によれば、次のような効果を発揮できる。
【0024】
ハウジング20が、本体21と、把持部50とを備える。本体21は、内部に蓄電池10を収容可能であると共に、蓄電池10を制御する制御ユニット40が取り付けられる取付面22を有する。把持部50は、本体21の内部における取付面22側の端に設けられ、把持用空間51を内部に有する。取付面22には、一対の開口部24が設けられている。一対の開口部24の各々は、取付面22に間隔を空けてそれぞれ配置され、把持用空間51と本体21の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部を把持可能に構成されている。このような構成により、ハウジング20に運搬用の把手などを設ける必要がないので、ハウジング20の外形サイズの増大を抑制できる。また、一対の開口部24は、蓄電池ユニット1に適用した場合、運搬時以外、制御ユニット40により覆われるので、外観を損ねることが少ない。つまり、蓄電池ユニット1に適用した場合に、蓄電池ユニット1の外観を損ねることなく、蓄電池ユニット1の外形サイズの増大を抑制可能なハウジング20を実現できる。
【0025】
把持部50が、取付面22から本体21の内部に向かって凹む凹部52と、凹部52の開口53を塞ぐ板状の蓋部54とで構成され、一対の開口部24が、蓋部54に設けられている。このような構成により、例えば、凹部52の底部を取り外し可能な部材55で構成することで、ハウジング20の内部に収容されている蓄電池10のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0026】
一対の開口部24が、取付面22に交差する方向に沿って見たときに、蓄電池10を収容した本体21の重心Pに対して対称に配置されている。このような構成により、蓄電池装置2を容易に運搬できる。
【0027】
把持部50が、把持用空間51の内部でかつ一対の開口部24の各々における縁部に設けられ、取付面22から本体21の内部に向かって突出する凸部58を有している。このような構成により、各開口部24が把持し易くなり、蓄電池装置2を容易に運搬できる。
【0028】
把持部50が、凸部58と、凸部58に隣接かつ対向する把持部50の把持用空間51を構成する内面との間に設けられ、把持用空間51の一部を構成する補助空間59を有している。このような構成により、各開口部24の縁部を把持するときに凸部58に指を掛け易くなり、蓄電池装置2を容易に運搬できる。
【0029】
蓄電池ユニット1によれば、次のような効果を発揮できる。
【0030】
ハウジング20により、外観を損ねることなく、外形サイズの増大を抑制可能な蓄電池ユニット1を実現できる。
【0031】
蓄電池ユニット1およびハウジング20は、次のように構成することもできる。
【0032】
把持部50は、一対の開口部24に接続された1つの凹部52と1つの蓋部54とで構成されている場合に限らない。例えば、把持部50を複数の独立した凹部と、各凹部の開口部を塞ぐ複数の蓋部とで構成してもよい。また、凹部52を構成する部材55、56と蓋部54とを一体に形成してもよい。
【0033】
各開口部24の形状は、略矩形に限らない。例えば、略三角形および略五角形を含む略多角形であってもよいし、略楕円形を含む略円形であってもよい。
【0034】
凸部58は、各開口部24の縁部に少なくとも1つ設けられていればよい。例えば、図4に示すように、略四角形の開口部24の4つの縁部全てに凸部58を設けてもよい。また、凸部58は、湾曲凸形状に限らず、他の形状であってもよい。なお、各凸部58は、任意の長さL(図4に示す)および突出高さH(図5に示す)を採用できる。各凸部58を全て同じ長さLおよび突出高さHで構成してもよいし、相互に異なる長さLおよび突出高さHで構成してもよい。
【0035】
本開示は、複数の蓄電池装置2を備えた蓄電池ユニット1に限らず、蓄電池10と、蓄電池10が収容されたハウジング20とを備える蓄電池ユニットに適用できる。
【0036】
以上、図面を参照して本開示における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本開示の種々の態様について説明する。なお、以下の説明では、一例として、参照符号も添えて記載する。
【0037】
本開示の第1態様のハウジング20は、
内部に蓄電池10を収容可能であると共に、前記蓄電池10を制御する制御ユニット40が取り付けられる取付面22を有する箱状の本体21と、
前記本体21の取付面22側の端に設けられ、把持用空間51を内部に有する把持部50と、
各々が前記取付面22に間隔を空けてそれぞれ配置され、前記把持用空間51と前記本体21の外部とにそれぞれ連通していると共に、縁部の少なくとも一部が把持可能にそれぞれ構成された一対の開口部24と
を備える。
【0038】
本開示の第2態様のハウジング20は、
前記把持部50が、
前記取付面22から前記本体21の内部に向かって凹む凹部52と、
前記凹部52の開口53を塞ぐ板状の蓋部54と
で構成され、
前記一対の開口部24が、前記蓋部54に設けられている。
【0039】
本開示の第3態様のハウジング20は、
前記一対の開口部24が、
前記取付面22に交差する方向に沿って見たときに、前記蓄電池10を収容した前記本体21の重心Pに対して対称に配置されている。
【0040】
本開示の第4態様のハウジング20は、
前記把持部50が、
前記把持用空間51の内部でかつ前記一対の開口部24の各々における前記縁部に設けられ、前記取付面22から前記本体21の内部に向かって突出する凸部58を有している。
【0041】
本開示の第5態様のハウジング20は、
前記把持部50が、
前記凸部58と、前記凸部58に隣接しかつ対向する前記把持部50の前記把持用空間51を構成する内面との間に設けられ、前記把持用空間51の一部を構成する補助空間59を有している。
【0042】
本開示の第6態様の蓄電池ユニット1は、
蓄電池10と、
前記蓄電池10が収容された請求項1から5のいずれか1つのハウジング20と
を備える。
【0043】
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本開示のハウジングは、例えば、室内用の蓄電池ユニットに適用できる。
【0045】
本開示の蓄電池ユニットは、例えば、太陽光発電を用いた蓄電システムに適用できる。
【符号の説明】
【0046】
1 蓄電池ユニット
2 蓄電池装置
10 蓄電池
20 ハウジング
21 本体
22 取付面
24 開口部
30 ベース
40 制御ユニット
50 把持部
51 把持用空間
52 凹部
53 開口
54 蓋部
55 第1部材
56 第2部材
57 突起部
58 凸部
59 補助空間
図1
図2
図3
図4
図5