特許7577013IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

金属素材の鍛造方法、金属素材の鍛造用の金型

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1において製造される鍛造成形体12は、そもそも、中空円板状部とリム部と歯部とを備える歯車の中間製品であって、フランジ部品の中間成形品ではないので、フランジ部品の製造には適していない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。 [1] 金型を用いて板状の金属素材を鍛造することにより、中空筒状の縦壁部および前記縦壁部の端部から突出するフランジ部を備えたフランジ部品を製造する金属素材の鍛造方法であって、 前記金型として、 平面状の上型面を有する上型と、 前記上型面の大きさよりも小さな平面状の下型面および前記下型面の外周端に接する側型面を有する・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の金属素材の鍛造方法によれば、上型及び下型と、環状型面及び凹部を有する中間型とを備えた金型を用いることで、上型及び環状型面によってフランジ部品のフランジ部を形成し、下型の側型面及び中間型の凹部によってフランジ部品の縦壁部を形成することができる。特に、第1鍛造工程及び第2鍛造工程の鍛造時に、中間型の凹部及び下型の側型面に囲まれた空隙部に、金属素材の材料が圧入されるので、板状の金属素材から縦壁部を形成することができる。また、中間型の凹部の幅を、金属素材の板厚t0よりも大きくすることで、金属素材の板厚t0以上の肉厚t2を有する縦壁部を鍛造することができる。更に、鍛造を2工程に分けて行うことで、即ち、第1鍛造工程において下型によって金属素材を鍛造して、金属素材の中央部分の板厚を先に減肉させ、次いで、第2鍛造工程において上型によって金属素材の全面を鍛造して、下型面及び環状型面に支持された部分を減肉させることで、成形荷重を過剰に高めることなく、縦壁部及びフランジ部を形成することができる。

また、本発明の金属素材の鍛造方法によれば、第1鍛造工程における下型による圧下量を、第2鍛造工程における上型による圧下量よりも大きくすることで、第1鍛造工程において、より多くの材料を、中間型の凹部及び下型の側型面に囲まれた空隙部に圧入させることができ、成形荷重を過剰に大きくすることなく、縦壁部を確実に形成できる。

また、本発明の金属素材の鍛造方法によれば、第1鍛造工程及び第2鍛造工程における金属素材の温度を200~500℃の範囲とし、金型の温度を100~200℃の範囲とすることで、成形荷重を低くできるとともに、金型による抜熱を抑制して成形荷重の増大を防止できる。

また、本発明の金属素材の鍛造方法によれば、金属素材としてステンレス鋼板を用いることで、ステンレス鋼からなるフランジ部品を鍛造により容易に形成することができる。

また、本発明の金属素材の鍛造方法によれば、第2鍛造工程後の鍛造品の中央部分を打ち抜いて開口部を形成するので、鍛造と打ち抜きによってフランジ部品を製造することができる。

次に、本発明の金属素材の鍛造用の金型によれば、上型及び下型と、環状型面及び凹部を有する中間型とを備えているので、上型及び環状型面によってフランジ部品のフランジ部を形成し、下型の側型面及び中間型の凹部によってフランジ部品の縦壁部を形成することができる。特に、鍛造時に、中間型の凹部及び下型の側型面に囲まれた空隙部に、金属素材の材料が圧入されるので、板状の金属素材から縦壁部を形成することができる。また、中間型の凹部の幅を、金属素材の板厚t0よりも大きくすることで、金属素材の板厚t0以上の肉厚t2を有する縦壁部を鍛造することができる。

本発明の鍛造方法によって得られるフランジ部品は、縦壁部の肉厚が、フランジ部の肉厚よりも厚くされているので、フランジ部品全体の剛性を高めることができる。
なお、フランジ部品とは、円筒の底部につば状に張出した形状を有するものであり、他部品を接続するフランジ、ノズルプレート、ノズルマウント等のターボ部品等が挙げられる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造用の金型及び金属素材を示す断面模式図。
【図2】 図2は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の準備工程を説明する断面模式図。
【図3】 図3は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の準備工程を説明する断面模式図。
【図4】 図4は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の第1鍛造工程を説明する断面模式図。
【図5】 図5は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の第2鍛造工程を説明する断面模式図。
【図6】 図6は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の第2鍛造工程後の鍛造品を示す模式図。
【図7】 図7は、本発明の実施形態である金属素材の鍛造方法の開口部を形成する工程後の鍛造品であるフランジ部品を示す模式図。
【図8】 図8は、本発明の実施形態であるフランジ部品の要部を示す断面模式図。

代表図 図1本件の代表的な図

1…金型、2…上型、3…下型、4…中間型、21…上型面、31…下型面、31a…外周端、32…側型面、41…貫通中空部、42…本体部、43…第1嵌入部、44…第2嵌入部、45…環状型面、46…凹部、101…縦壁部、102…フランジ部、200…フランジ部品、A…金属素材、K…空隙部、s1…下型による圧下量、s2…上型による圧下量。

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