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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-24
(45)【発行日】2024-11-01
(54)【発明の名称】安全プラグ安全ソケット
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/622 20060101AFI20241025BHJP
   H01R 13/44 20060101ALI20241025BHJP
【FI】
H01R13/622
H01R13/44 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023069718
(22)【出願日】2023-04-21
【審査請求日】2023-04-21
(73)【特許権者】
【識別番号】523142951
【氏名又は名称】李 敏
(74)【代理人】
【識別番号】100232862
【弁理士】
【氏名又は名称】王 雪
(72)【発明者】
【氏名】李 敏
(72)【発明者】
【氏名】李 倩
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲ブン▼
【審査官】高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第115133344(CN,A)
【文献】中国実用新案第217691826(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2018/0026388(US,A1)
【文献】実開平01-062679(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/40-13/533
H01R13/56-13/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおいて、2つの部材からなる2極プラグアウタボディ(15)を含む2極安全プラグ、3極安全プラグ、安全ソケットを含み、2つの前記部材が互いに取り外し可能に接続され、前記2極プラグアウタボディ(15)の内部に2極プラグセルフロックピラー(1)が可動的に接続され、前記2極プラグアウタボディ(15)の内部に2極プラグセルフロックピラーシュート(3)と締結ナット(28)の孔位置が設けられ、前記締結ナット(28)のねじを介して2極プラグセルフロックピラー締結ネジ(2)が可動的に接続され、前記2極プラグセルフロックピラーシュート(3)の外部に2極プラグ補強リブ(4)が固定的に装着され、前記2極プラグセルフロックピラー(1)の外部にそれぞれ2つの2極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板(8)と2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板(9)が固定的に装着され、前記2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板(9)の外部には2極プラグセルフロックヘッド(18)が固定的に装着され、前記2極プラグセルフロックヘッドには2極プラグセルフロックヘッド小溝(19)が設けられ、前記2極プラグアウタボディ(15)の外部に2つの2極プラグ電極孔位置(5)が設けられ、前記2極プラグアウタボディ(15)の外部に2極プラグ締結孔位置(6)が設けられ、前記2極プラグアウタボディ(15)に2極プラグ回転管(17)が可動的に接続され、前記2極プラグ回転管(17)の内部に2極プラグ電源(16)が設けられ、前記2極プラグ電源(16)の外部と前記2極プラグ回転管(17)の内部には互いに係合して使用する2極プラグマルチヘッド大リードねじ山(12)を備え、前記2極プラグ電源(16)の外部に2つの2極プラグ電極(10)が固定的に装着され、前記2極プラグ電極(10)の上部に2極プラグ電極小孔(20)が設けられ、前記2極プラグ電源(16)の外部に2極プラグ電源電極切欠き(14)が設けられ、ソケット電源ジャック(25)は前記2極プラグ電極(10)の外部に挿着され、前記2極プラグアウタボディ(15)の外部に2極プラグ位置決め孔(13)が設けられ、前記2極プラグアウタボディ(15)の内部に2つの2極プラグアウタボディストッパ溝(22)が設けられることを特徴とするセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【請求項2】
3極プラグは2つの部材からなる3極プラグアウタボディ(49)を含み、2つの前記部材が互いに取り外し可能に接続され、前記3極プラグアウタボディ(49)の内部に3極プラグセルフロックピラー(34)が可動的に接続され、前記3極プラグアウタボディ(49)の内部に3極プラグセルフロックピラーシュート(36)が設けられ、3極プラグナット(56)を固定的に装着し、前記3極プラグナット(56)に3極プラグセルフロックピラー締結ネジ(35)が可動的に接続され、前記3極プラグセルフロックピラー(34)の外部に2つの3極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板(41)と3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板(42)が固定的に装着され、前記3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板(42)の外部に3極プラグセルフロックヘッド(57)が固定的に装着され、前記3極プラグセルフロックヘッド(57)に3極プラグセルフロックヘッド小溝(58)が設けられ、前記3極プラグアウタボディ(49)の外部に3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置(83)が設けられ、且つ前記3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置(83)は外面を拡大させるように勾配を有し、前記3極プラグアウタボディ(49)の端部に3極プラグ受容ストッパ板(59)が設けられ、前記3極プラグセルフロックピラーシュート(36)の外部に3極プラグ補強リブ(37)が固定的に装着され、前記3極プラグアウタボディ(49)の外部に2つの3極プラグ電極孔位置(38)及び3極プラグアース電極孔位置(55)が設けられ、前記3極プラグアウタボディ(49)の外部に複数の3極プラグ位置決め孔(47)が設けられ、前記3極プラグアウタボディ(49)の内部に3極プラグ回転管(54)が可動的に接続され、前記3極プラグ回転管(54)の一端に3極プラグ回転係止溝(40)が設けられ、前記3極プラグ回転管(54)の内部に3極プラグ電源(50)が設けられ、前記3極プラグ電源(50)の外部に2つの3極プラグ電極(52)及び3極プラグアース電極(51)が固定的に装着され、前記3極プラグ電極(52)の上部に3極プラグ電極小孔(53)が設けられ、前記3極プラグ電源(50)の外部と前記3極プラグ回転管(54)の内部にいずれも互いに係合して使用する3極プラグマルチヘッド大リードねじ(46)を備え、前記3極プラグ電源(50)の外部に3極プラグ電源電極切り欠き(48)が設けられ、前記ソケット電源ジャック(25)は前記3極プラグ電極(52)の外部に挿着され、さらに前記3極プラグアース電極(51)の外部に挿着されるソケットアースジャック(62)を含み、前記3極プラグアウタボディ(49)の外部に複数の3極プラグ締結孔位置(39)が設けられ、前記3極プラグ回転管(54)の外部に3極プラグ回転管ストッパリング(43)が取り付けられ、前記3極プラグ回転管ストッパリング(43)の外部に3極プラグストッパリング回転孔(60)、及び前記3極プラグ回転管(54)と互いに係合するねじを備え、前記3極プラグアウタボディ(49)に2つの3極プラグアウタボディストッパ溝(61)が開設されることを特徴とする、
請求項1に記載のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【請求項3】
前記安全ソケットは、外部にソケットセルフロック孔(30)、ソケットアース挿入孔(31)、ソケットニュートラルライン電極挿入孔(32)、ソケットライブライン電極挿入孔(27)が設けられ、内部にソケット回転止めリング(24)を備えるソケットパネル(26)と、載置板(65)とを含み、前記ソケット回転止めリング(24)の内部にソケットセルフロックヘッドストッパ溝(23)が設けられ、前記ソケット回転止めリング(24)の四方にはいずれも、両辺にバネストッパエッジ(66)が設けられたガードドアストッパエッジ(64)が設けられ、前記ガードドアストッパエッジ(64)の内部にソケットガードドア(70)を備え、前記ソケットパネル(26)の下部に前記載置板(65)、前記ソケット電源ジャック(25)及びソケットハウジングアセンブリが取り付けられることを特徴とする、
請求項2に記載のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【請求項4】
前記ソケットパネル(26)に3つの電極挿入孔が設けられ、前記ソケットパネル(26)の下端面に前記ガードドアストッパエッジ(64)が固定的に接続され、前記ガードドアストッパエッジ(64)の内部に2枚の同じ前記ソケットガードドア(70)が摺動可能に接続され、前記ソケットガードドア(70)の片側にバネ位置決めピラー(82)が固定的に接続され、前記バネ位置決めピラー(82)の外端部にバネ(72)が外嵌され、前記バネ(72)の一端はそれぞれ前記バネストッパエッジ(66)の内側壁に接続され、さらに2枚の前記ソケットガードドア(70)を互いに貼り合わせ、ソケット電極挿入孔の内部に2極または3極プラグ電極が挿着されることを特徴とする、
請求項3に記載のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【請求項5】
前記ソケットガードドア(70)はメイン横板、ガードドア遮蔽板(79)及び縦板を含み、前記メイン横板、前記ガードドア遮蔽板(79)及び前記縦板は一体的に接続され、前記メイン横板の上端にガードドア戸開斜面(71)が設けられ、前記ガードドア戸開斜面(71)はライブライン及びニュートラルラインに対応する電極挿入孔の下方に位置し、前記メイン横板の下端の一側にガードドア係止溝(80)が設けられ、前記縦板の一端に前記ガードドア係止溝(80)と係合するガードドア係止バー(81)が設けられ、装着時に、2枚の前記ソケットガードドア(70)の前記ガードドア係止溝(80)と前記ガードドア係止バー(81)とを互いに係合させ、前記ガードドア戸開斜面(71)寄りの前記縦板の下端に前記ガードドア遮蔽板(79)と係合するガードドアスライド溝(73)が設けられ、使用時に、一組の前記ガードドア遮蔽板(79)が他組の前記ガードドアスライド溝(73)の内部に移動しやすいようにしていることを特徴とする、
請求項4に記載のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【請求項6】
前記2極プラグアウタボディ(15)の外部に2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置(33)が設けられ、且つ前記2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置(33)は外面を拡大させるように勾配を有し、前記2極プラグ回転管(17)の一端に前記2極プラグアウタボディ(15)と係合する2極プラグ回転係止溝(7)が設けられ、前記2極プラグ電源(16)の外部に2極プラグ有極性ニュートラルライン電極(21)が設けられ、前記2極プラグアウタボディ(15)内に2極プラグ有極性ニュートラルライン孔位置(11)が設けられることを特徴とする、
請求項5に記載のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は電気機器接続の技術分野に属し、特にセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットに関する。
【背景技術】
【0002】
電気機器の電源の接続において、プラグとソケットは重大な役割を果たすが、安全面に大きな問題がある。例えば、脱落しやすく、プラグとソケットが外力の干渉で緩みやすく、接触不良が発生し、発熱及び電極帯電露出といった重大な安全リスクがある。また、プラグを挿脱する時に、正しく使用しないと、安全上の問題も発生する。そのため、セルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の目的は、上述の既存の技術的な不備に対し、背景技術に関して提示された問題点を解決するために、セルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術課題を解決するために、本開示は以下の技術的な構成を採用する。
【0005】
本開示は、2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディを含む2極安全プラグ、3極安全プラグ、安全ソケットを含み、2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディの間は可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に2極プラグセルフロックピラーが可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に2極プラグセルフロックピラーシュートと締結ナットのための孔位置が設けられ、締結ナットのねじを介して2極プラグセルフロックピラー締結ネジが可動に接続され、2極プラグセルフロックピラーシュートの外部に2極プラグ補強リブが固定的に装着され、2極プラグセルフロックピラーの外部にそれぞれ2つの2極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板と2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板が固定的に装着され、2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板の外部には2極プラグセルフロックヘッドが固定的に装着され、2極プラグセルフロックヘッドには2極プラグセルフロックヘッド小溝が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に2つの2極プラグ電極孔位置が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に2極プラグ締結孔位置が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディに2極プラグ回転管が可動的に接続され、2極プラグ回転管の内部に2極プラグ電源が設けられ、2極プラグ電源の外部と2極プラグ回転管の内部には互いに係合して使用する2極プラグマルチヘッド大リードねじ山が設けられ、2極プラグ電源の外部に2つの2極プラグ電極が固定的に装着され、2極プラグ電極の上部に2極プラグ電極小孔が設けられ、2極プラグ電源の外部に2極プラグ電源電極切欠きが設けられ、ソケット電源ジャックは2極プラグ電極の外部に挿着され、2極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に2極プラグ位置決め孔が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に2つの2極プラグアウタボディストッパ溝が設けられ、セルフロックを有する、安全プラグ安全ソケットを提供する。
【0006】
好ましくは、3極プラグは2つの3極プラグにおけるプラグアウタボディを含み、2つの3極プラグにおけるプラグアウタボディの間は可動的に接続され、3極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に3極プラグセルフロックピラーが可動的に接続され、3極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に3極プラグセルフロックピラーシュートが設けられ、3極プラグ射出ナットを固定的に装着し、3極プラグ射出ナットに3極プラグセルフロックピラー締結ネジが可動的に接続され、3極プラグセルフロックピラーの外部に2つの3極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板と3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板が固定的に装着され、3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板の外部に3極プラグセルフロックヘッドが固定的に装着され、3極プラグセルフロックヘッドに3極プラグセルフロックヘッド小溝が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置が設けられ、且つ3極プラグセルフロッ配置孔位置は外面を拡大させるように勾配を有し、3極プラグにおけるプラグアウタボディの端部に3極プラグ受容ストッパ板が設けられ、3極プラグセルフロックピラーシュートの外部に3極プラグ補強リブが固定的に装着され、3極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に2つの3極プラグ電極孔位置及び3極プラグアース電極孔位置が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に複数の3極プラグ位置決め孔が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に3極プラグ回転管が可動的に接続され、3極プラグ回転管の一端に3極プラグ回転係止溝が設けられ、3極プラグ回転管の内部に3極プラグ電源が設けられ、3極プラグ電源の外部に2つの3極プラグ電極及び3極プラグアース電極が固定的に装着され、3極プラグ電極の上部に3極プラグ電極小孔が設けられ、3極プラグ電源の外部と3極プラグ回転管の内部にいずれも互いに係合して使用する3極プラグマルチヘッド大リードねじを備え、3極プラグ電源の外部に3極プラグ電源電極切り欠きが設けられ、ソケット電源ジャックは3極プラグ電極の外部に挿着され、さらに3極プラググランド電極の外部に挿着されるソケットアースジャックを含み、3極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に複数の3極プラグ締結孔位置が設けられ、3極プラグ回転管の外部に3極プラグ回転管ストッパリングが取り付けられ、3極プラグ回転管ストッパリングの外部に3極プラグストッパリング回転孔、及び3極プラグ回転管と互いに係合するねじが設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディに2つの3極プラグアウタボディストッパ溝が設けられる。
【0007】
好ましくは、安全ソケットは、外部にソケットセルフロック孔、ソケットアース挿入孔、ソケットニュートラルライン電極挿入孔、ソケットライブライン電極挿入孔が設けられ、内部にソケット回転止めリングを備えたソケットパネルと、載置板とを含み、ソケット回転止めリングの内部にソケットセルフロックヘッドストッパ溝が設けられ、ソケット回転止めリングの四側にはいずれも、両辺にバネストッパエッジを備えたガードドアストッパエッジが設けられ、ガードドアストッパエッジの内部にソケットガードドアが設けられ、ソケットパネルの下部に載置板、ソケット電源ジャック及びソケットハウジングアセンブリが取り付けられる。
【0008】
好ましくは、ソケットパネルに3つの電極挿入孔が設けられ、ソケットパネルの下端面にガードドアストッパエッジが固定的に接続され、ガードドアストッパエッジの内部に2枚の同じソケットガードドアが摺動可能に接続され、ソケットガードドアの一側にバネ位置決めピラーが固定的に接続され、バネ位置決めピラーの外端部にバネが外嵌され、バネの一端はそれぞれバネストッパエッジの内側壁に接続され、さらに2枚のソケットガードドアを互いに貼り合わせ、ソケット電極挿入孔の内部に2極または3極プラグ電極が挿着される。
【0009】
好ましくは、ソケットガードドアはメイン横板、ガードドア遮蔽板及び縦板を含み、メイン横板、ガードドア遮蔽板及び縦板は一体的に接続され、メイン横板の上端にガードドア戸開斜面が設けられ、ガードドア戸開斜面はライブライン及びニュートラルラインに対応する電極挿入孔の下方に位置し、メイン横板の下端の一側にガードドア係止溝が設けられ、縦板の一端にガードドア係止溝と係合するガードドア係止バーが設けられ、装着時に、2枚のソケットガードドアのガードドア係止溝とガードドア係止バーとを互いに係合させ、ガードドア戸開斜面寄りの縦板の下端にガードドア遮蔽板と係合するガードドアスライド溝が設けられ、使用時に、一組のガードドア遮蔽板が他組のガードドアスライド溝の内部に移動しやすいようにしている。
【0010】
好ましくは、2極プラグにおけるプラグアウタボディの外部に2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置が設けられ、且つ2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置は外面を拡大させるように勾配を有し、2極プラグ回転管の一端に2極プラグにおけるプラグアウタボディと係合する2極プラグ回転係止溝が設けられ、2極プラグ電源の外部に2極プラグ有極性ニュートラルライン電極が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ内に2極プラグ有極性ニュートラルライン孔位置が設けられる。
【0011】
好ましくは、ソケットパネルの内部にガードドアエッジ及びバネストッパエッジが設けられ、ソケットパネルの内部にはバネを介してソケットガードドアが取り付けられる。
【0012】
好ましくは、ソケットパネルとソケット下部ボトムケースとの間は補強して接続される。
【0013】
好ましくは、ソケットガードドアはソケットガードドア本体とその部材の組み合わせからなる。
【0014】
好ましくは、ソケットガードドアはガードドア遮蔽板によってバネの作用で互いに他方のガードドア戸開斜面の下部を遮蔽し合い、プラグ電極の作用でソケットガードドアは同期に両側に移動し、同時にガードドア遮蔽板も互いに移動する。
【0015】
好ましくは、2極プラグ電源電極切り欠きの内壁溝幅は、2極プラグ補強リブの外壁直径よりも大きい。
【0016】
好ましくは、3極プラグ電源電極切り欠きの内壁溝幅は、3極プラグ補強リブの外壁直径よりも大きい。
【0017】
好ましくは、2極プラグ回転管の外部に2極プラグ回転係止溝が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウダボディは、前記2極プラグ回転係止溝の外部に係止して接続される。
【0018】
好ましくは、3極プラグ回転管の外部に3極プラグ回転係止溝が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウダボディは、3極プラグ回転係止溝の外部に係止して接続される。
【0019】
好ましくは、3極プラグセルフロックピラーは、3極プラグにおけるプラグアウダボディの内部に摺動可能に接続される。
【0020】
好ましくは、2極プラグセルフロックピラーは2極プラグにおけるプラグアウダボディの内部に摺動接続される。
【0021】
好ましくは、2極プラグセルフロックピラーの締め付ネジは締め付けナットを介して2極プラグセルフロックピラーの外部に螺合され、3極プラグセルフロックピラーの締め付ネジは3極プラグの射出ナットを介して3極プラグのセルフロックピラーの外部に螺合される。
【発明の効果】
【0022】
本開示の有益な効果は以下の通りである。本開示において、安全プラグの2極プラグセルフロックピラーを、2極プラグをクランプするロックヘッド小溝から2極プラグアウタボディストッパ溝まで引き出した後、2極プラグセルフロックピラーの締付ネジによって固定し、可動的な2極プラグ電源を2極プラグ回転管を介して反時計回りに回転させ、2極プラグ電極を安全プラグのキャビティに退避させ、安全プラグの2極プラグセルフロックヘッドを安全ソケットパネルのソケットセルフロック孔に合わせ、時計回りに2極プラグを回転させて2極プラグセルフロックヘッドをソケットセルフロックヘッドストッパ溝まで回転させた後、連続的に時計回りに2極プラグ回転管を回転させ、同時に、2極プラグ電極がソケットガードドアを押し開けて安全ソケットの電源ジャック内に挿入して回転すればよい。このとき、安全プラグと安全ソケットはセルフロック状態にあり、分離する必要がある場合、2極プラグ回転管を反時計回りに回転させ、2極プラグ電極を安全ソケットの電源ジャックから引き出し、安全プラグのキャビティに退避させ、さらに連続的に反時計回りに回転させて2極プラグセルフロックヘッドとソケットのセルフロック孔とをアンロックさせ、安全プラグと安全ソケットを離脱させ、2極プラグと3極プラグの使用方法が一致し、プラグとソケットとの間は外力の干渉で緩みにくく、接触不良及び電極帯電露出といった重大な安全リスクが発生することがない。
【0023】
本開示の実施例または従来技術における技術的な構成をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の記載に使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の記載における図面は本開示のいくつかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労力を支払わない前提で、さらにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグ電源繰出時の構造模式図である。
図2図2は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグ電源受容時の構造模式図である。
図3図3は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグと一般的なソケットとの係合時の構造模示図である。
図4図4は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグにおけるプラグアウタボディの斜視構造模示図である。
図5図5は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグにおけるプラグアウタボディの構造模示図である。
図6図6は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグにおけるプラグアウタボディの別角度で見たの構造模示図である。
図7図7は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグセルフロックピラーの構造模示図である。
図8図8は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグ無極性電源の構造模示図である。
図9図9は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグの有極性電源の構造模示図である。
図10図10は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグ回転管の断面構造模示図である。
図11図11は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグの正面図の構造模示図である。
図12図12は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグの動作構造模示図である。
図13図13は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグの動作の平面構造模示図である。
図14図14は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける2極プラグのガードドア戸開時の構造模示図である。
図15図15は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極安全プラグ電源繰出時の構造模示図である。
図16図16は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極安全プラグ電源受容時の構造模示図である。
図17図17は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極安全プラグと一般的なソケットとの係合時の構造模示図である。
図18図18は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグにおけるプラグアウタボディの斜視構造模示図である。
図19図19は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグにおけるプラグアウタボディの構造模示図である。
図20図20は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグセルフロックピラーの構造模示図である。
図21図21は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグ電源の構造模示図である。
図22図22は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグ回転管及び回転止めリングの構造模示図である。
図23図23は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグの正面構造模示図である。
図24図24は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおけるソケットパネルの構造模示図である。
図25図25は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける回転止めリングの構造模示図である。
図26図26は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグの動作構造模示図である。
図27図27は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグガードドア戸開時の構造模示図である。
図28図28は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおける3極プラグガードドア戸開時の平面模示図である。
図29図29は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおけるガードドアの構造模示図である。
図30図30は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおけるガードドアの動作状態の構造模示図である。
図31図31は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおけるガードドア戸開時の構造模示図である。
図32図32は本開示のセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットにおけるガードドアに異物侵入時の様子模示図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本開示の実施例における図面を参照し、本開示の実施例における技術的な構成を明瞭、完全に記載する。明らかに、記載された実施例は本開示の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者は創造的な労力を支払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0026】
本開示の記載において、用語「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「頂」、「底」、「内」、「外」等が示す方位または位置関係は図面に示された方位または位置関係に基づくものであり、本開示を記載しやすく且つ記載を簡略化するためであり、示された装置または要素が特定の方位を有しなければならないことや、特定の方位で構成及び操作しなければならないこと、を示すものまたは示唆するものではなく、本開示を限定するものとして捉えられないと理解されたい。
【実施例1】
【0027】
図1図32に示すように、本開示は2極安全プラグ、3極安全プラグ、安全ソケットを含むセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供し、2極安全プラグは2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディ15を含み、2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の間は可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の内部に2極プラグセルフロックピラー1が可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の内部に2極プラグセルフロックピラーシュート3と締結ナット28の孔位置が設けられ、締結ナット28のねじを介して2極プラグセルフロックピラー締結ネジ2が可動的に接続され、2極プラグセルフロックピラーシュート3の外部に2極プラグ補強リブ4が固定的に装着され、2極プラグセルフロックピラー1の外部にそれぞれ2つの2極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板8と2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板9が固定的に装着され、2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板9の外部に2極プラグセルフロックヘッド18が固定的に装着され、2極プラグセルフロックヘッドに2極プラグセルフロックヘッド小溝19が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の外部に2つの2極プラグ電極孔位置5が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の外部に2極プラグ締結孔位置6が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15に2極プラグ回転管17が可動的に接続され、2極プラグ回転管17の内部に2極プラグ電源16が設けられ、2極プラグ電源16の外部と2極プラグ回転管17の内部に互いに係合して使用する2極プラグのマルチヘッド大リードねじ12を備え、2極プラグ電源16の外部に2つの2極プラグ電極10が固定的に装着され、2極プラグ電極10の上部に2極プラグ電極小孔20が設けられ、2極プラグ電源16の外部に2極プラグ電源電極切り欠き14が設けられ、ソケット電源ジャック25は2極プラグ電極10の外部に挿着され、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の外部に2極プラグ位置決め孔13が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の内部に2つの2極プラグアウタボディストッパ溝22が設けられる。
さらに、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15の外部に2極プラグセルフロック配置孔位置33が設けられ、且つ2極プラグセルフロック配置孔位置33は外面を拡大させるように勾配を有し、2極プラグ回転管17の一端に2極プラグにおけるプラグアウタボディ15と係合する2極プラグ回転係止溝7が設けられる。
【0028】
さらに、2極有極性安全プラグの構造において、2極プラグ電源16の外部に2極プラグ有極性ニュートラルライン電極21が設けられ、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15内に2極プラグ有極性ニュートラルライン孔位置11が設けられる。
【0029】
さらに、2極有極性安全プラグの構造において、2極プラグ電源16の外部の2極プラグ有極性ニュートラルライン電極21及び2極プラグにおけるプラグアウタボディ15内の2極プラグ有極性ニュートラルライン孔位置11が、2極無極性安全プラグと異なるほか、その他の構造は同じである。
【0030】
上記技術的な構成を採用することにより、2極プラグセルフロックピラー1は伸縮可能に動作し、2極プラグセルフロックピラー締結ネジ2により固定され、2極プラグセルフロックヘッド18によりソケットセルフロック孔30と係合することにより固定、セルフロックを実現し、緩めさせず、脱落しないようにすることができる。2極プラグセルフロックヘッド18の前面には、ソケットセルフロック孔30と係合しやすいように勾配がある。2極プラグセルフロックヘッド18に2極プラグセルフロックヘッド小溝19が設けられ、2極プラグセルフロックヘッド小溝19をクランプすることにより、2極プラグセルフロックピラー1を引き出しやすくなる。2極プラグセルフロック配置孔位置33は2極プラグセルフロックピラー1を容易に引き出すように勾配を有し、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15は2枚で合成され、伸縮可能な2極プラグセルフロックピラー1がついており、2極プラグ電源16はライブライン及びニュートラルラインとして働き、2極プラグマルチヘッド大リードねじ山12によって2極プラグ回転管17と係合し、且つ2極プラグマルチヘッド大リードねじ山12を介して回転することにより、2極プラグ電極10を迅速に出入りの要求に達させることができ、その前にある2極プラグ電源電極切り欠き14は、2極プラグにおけるプラグアウタボディ15における2極プラグシュート補強リブ4が動くスペースを確保するためのものである。2極プラグ回転管17は2極プラグ電源16と結合する2極プラグマルチヘッド大リードねじ山12を有し、それを迅速且つスムーズに作動させ、2極プラグ回転係止溝7は2極プラグにおけるプラグアウタボディ15と結合し、それを迅速に回転させ、迅速な係合を形成し、便利で迅速に使用できる。本実施形態は同様に2極プラグ有極性ニュートラルライン電極21を有する構造の2極プラグを適用する。
【実施例2】
【0031】
図1図32に示すように、本開示は2つの3極プラグにおけるプラグアウタボディ49を含むセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供し、2つの3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の間は可動的に接続され、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の内部に3極プラグセルフロックピラー34が可動的に接続され、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の内部に3極プラグセルフロックピラーシュート36を備え、3極プラグ射出ナット56が設けられ固定的に取り付けられ、3極プラグ射出ナット56に3極プラグセルフロック締付ネジ35が可動的に接続され、3極プラグセルフロックピラー34の外部に2つの3極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板41及び3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板42が固定的に装着され、3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板41の外部に3極プラグセルフロックヘッド57が固定的に装着され、3極プラグセルフロックヘッド57に3極プラグセルフロックヘッド小溝58が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の外部に3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置83が設けられ、且つ3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置83は外面を拡大させるように勾配を有し、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の端部に3極プラグ受容ストッパ板59が設けられ、3極プラグセルフロックピラーシュート36の外部に3極プラグ補強リブ37が固定的に装着され、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の外部に2つの3極プラグ電極孔位置38と3極プラグアース電極孔位置55が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の外部に複数の3極プラグ位置決め孔47が設けられ、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の内部に3極プラグ回転管54が可動的に接続され、3極プラグ回転管54の一端に3極プラグ回転係止溝40が設けられ、3極プラグ回転管54の内部に3極プラグ電源50が設けられ、3極プラグ電源50の外部に2つの3極プラグ電極52と3極プラグアース電極51が固定的に装着され、3極プラグ電極52の上部に3極プラグ電極小孔53が設けられ、3極プラグ電源50の外部と3極プラグ回転管54の内部にはいずれも互いに係合して使用される3極プラグマルチヘッド大リードねじ46を備え、3極プラグ電源50の外部に3極プラグ電源電極切り欠き48が設けられ、ソケット電源ジャック25が3極プラグ電極52の外部に挿着される。さらに、3極プラググランド電極51の外部に挿着されるソケットアースジャック62を含み、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の外部に複数の3極プラグ締結孔位置39が設けられ、3極プラグ回転管54の外部に3極プラグ回転管ストッパリング43が取り付けられ、3極プラグ回転管ストッパリング43の外部に3極プラグストッパリング回転孔60と3極プラグ回転管54とが係合し合うねじを備え、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49の中に2つの3極プラグアウタボディストッパ溝61が設けられる。
【0032】
上記技術的な構成を採用することにより、3極プラグにおいて、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49における3極プラグセルフロックピラー34は伸縮自在に移動することができ、3極プラグセルフロックピラー締付ネジ35により固定され、具体的な作用は、3極プラグセルフロックヘッド57とソケットセルフロック孔30と係合して使用することにより固定、セルフロックを実現し、それを緩めさせず、脱落しないようにすることである。3極プラグセルフロックヘッド57の前面にソケットセルフロック孔30と係合しやすいように勾配がある。3極プラグセルフロックヘッド57に3極プラグセルフロックヘッド小溝58が設けられ、3極プラグセルフロックヘッド小溝58をクランプすることにより、3極プラグセルフロックピラー34を引き出しやすくする。3極プラグセルフロック配置孔位置83は3極プラグセルフロックピラー34を引き出しやすいように傾斜を有し、3極プラグ電源50上の3極プラグマルチヘッド大リードねじ46は3極プラグ回転管54と係合し、3極プラグマルチヘッド大リードねじ46によって回転させることで、3極プラグ電極52の迅速な出し入れの要望に応えることができる。3極プラグ電源電極切り欠き48は、3極プラグにおけるプラグアウタボディ49中の3極プラグのシュート補強リブ37が動くスペースを確保するためのものである。3極プラグ回転管のストッパリング43の作用は、装着時に可動電源の3極プラグ電極52と3極プラグアース電極51を3極プラグにおけるプラグアウタボディ49中の3極プラグ電極孔位置38と3極プラグアース電極孔位置55に進入してから3極プラグ回転管ストッパリング43を固定することである。3極プラグストッパリング回転孔60には、工具が入って回転され、3極プラグ回転ストッパリング43が所定位置まで回転される。
【実施例3】
【0033】
図1図32に示すように、本開示はソケットパネル26及び載置板65を含むセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供し、ソケットパネル26の外部にソケットセルフロック孔30が設けられ、ソケットパネル26の外部にソケットアース挿入孔31、ソケットニュートラルライン電極挿入孔32、ソケットライブライン電極挿入孔27が設けられ、ソケットパネル26の内部にソケット回転止めリング24を備え、ソケット回転止めリング24の内部にソケットセルフロックヘッドストッパ溝23が設けられ、ソケット回転止めリング24の四側にはいずれもガードドアストッパエッジ64が設けられる。ガードドアストッパエッジ64の両辺にバネストッパエッジ66が設けられ、ガードドアストッパエッジ64の内部にソケットガードドア70が設けられ、ソケットパネル26の下部には載置板65、ソケット電源ジャック25及びソケットハウジングアセンブリが取り付けられる。
【0034】
さらに、ソケットパネル26に3つの電極挿入孔が設けられ、ソケットパネル26の下端面にガードドアストッパエッジ64が固定的に接続され、ガードドアストッパエッジ64の内部に2枚の同じソケットガードドア70が摺動可能に接続され、ソケットガードドア70の一側にバネ位置決めピラー82が固定的に接続され、バネ位置決めピラー82の外端部にバネ72が外嵌され、バネ72の一端はそれぞれバネストッパエッジ66の内側壁に接続され、さらに2枚のソケットガードドア70を互いに貼り合わせ、ソケット電極挿入孔の内部には2極または3極プラグ電極が挿入される。
【0035】
上記技術的な構成を採用することにより、安全ソケットにおいて、ソケットセルフロック孔30は2極プラグセルフロックヘッド18と係合し、2極プラグセルフロックヘッド18がソケットセルフロック孔30に挿入された後、ソケット回転止めリング24内でソケットセルフロックヘッドストッパ溝23に回転する。ソケットセルフロック孔30の前面には、2極プラグセルフロックヘッド18と係合しやすいように勾配がある。ソケット回転止めリング24はソケットセルフロック孔30の下面に配置される凸状構造であり、主に内部で回転する2極プラグセルフロックヘッド18に固定され、ソケットセルフロックヘッドストッパ溝23に移動し、2極プラグ回転管17を回転すると、2極プラグ電極10をソケット電源ジャック25内に挿着させる。2極プラグ電極10とソケット電源ジャック25とが挿入中に2極プラグセルフロックピラー1を介してソケットパネル26に引張力を作用させるため、ソケットパネル26とソケット全体との間の接続を補強する。ソケット回転止めリング24の周囲にガードドアストッパエッジ64、両側にバネストッパエッジ66が開設され、ガードドアストッパエッジ64の内部にソケットガードドア70が設けられ、バネ72の作用で、非正常な場合のドアの解放が阻止される。バネストッパエッジ66のもう一つの作用はソケットガードドア70の過度な変位を制限し、異物がソケット電極挿入孔に挿入された後に異物の激しい動きによってガードドアの失効を防止することである。3極安全プラグと安全ソケットとの係合は2極安全プラグと安全ソケットとの係合と同様である。
【実施例4】
【0036】
図1図32に示すように、本開示はセルフロックを有する安全プラグ安全ソケットを提供し、ソケットガードドア70は、一体的に接続されたメイン横板、ガードドア遮蔽板79及び縦板を含み、メイン横板の上端には、ライブライン及びニュートラルラインに対応する電極挿入孔の下方に位置するガードドア戸開斜面71が設けられ、メイン横板の下端の一側にガードドア係止溝80が開設され、縦板の一端にガードドア係止溝80と係合するガードドア係止バー81が設けられ、取付時に、2枚のソケットガードドア70のガードドア係止溝80とガードドア係止バー81とを係合し合わせる。ガードドア戸開斜面71寄りの縦板の下端にガードドア遮蔽板79と係合するガードドアスライド溝73が設けられ、使用時に一組のガードドア遮蔽板79が他組のガードドアスライド溝73の内部を移動しやすいようにしている。
【0037】
上記技術的な構成を採用することにより、ソケットガードドア70は一種のガードドアの部材の係合により構成され、バネ72の作用で、ガードドア遮蔽板79同士を互いに他方のガードドア遮蔽板79のガードドア戸開斜面71の下部で遮蔽させ、異物が挿入される時にソケット内部まで深く進入できないようにし、また、異物が挿入された時には、力を受ける面のガードドアの前への移動、他方のガードドアのバネ72の放出により、ガードドア遮蔽板79も前へ移動する。ガードドア遮蔽板79の遮蔽によって異物はそれ以上進入できず、さらに保護作用を果たすことができ、安全性能が高い。正常に動作する時に、2極プラグまたは3極プラグのライブライン、ニュートラルライン電極がガードドア戸開斜面71に挿入されることにより、ガードドアを同時に両側へ移動させ、そのガードドア遮蔽板79も互いに移動し、ガードドアを電極挿入孔の下に一つの空間を開き、プラグ電極を挿入しやすいようにしている。本実施構成のメインポイントは、ガードドアが電極の端面を移動するため、ガードドアの戸開時に占有する空間が小さく、戸開時に必要なモーメントが小さく、且つ柔軟で便利である。
【0038】
動作原理:使用中、電源をオンする必要がある時に、安全プラグの2極プラグセルフロックピラー1を、2極プラグセルフロックヘッド小溝19をクランプすることにより、2極プラグアウタボディストッパ溝22に引き出した後、2極プラグセルフロックピラー締結ネジ2により固定し、可動的な2極プラグ電源16を2極プラグ回転管17を介して反時計回りに回転させ、2極プラグ電極10を安全プラグのキャビティに退避させ、安全プラグの2極プラグセルフロックヘッド18をソケットパネルのソケットセルフロック孔30に位置合わせ、2極プラグを時計回りに回転させて2極プラグセルフロックヘッド18をソケットセルフロックヘッドストッパ溝23まで回転させた後に、2極プラグ回転管17を連続的に時計回りに回転させ、同時に、2極プラグ電極10をソケットガードドア70を押し開けた後にソケット電源ジャック25内に挿入させて回転させればよく、このとき安全プラグと安全ソケットはセルフロック状態にあり、それらを分離する必要がある場合、2極プラグ回転管17を反時計回りに回転させ、2極プラグ電極10をソケット電源ジャック25から引き出し、安全プラグのキャビティに戻す。さらに2極プラグセルフロックヘッド18を連続的に反時計回りに回転させてソケットセルフロック孔30からアンロックさせ、安全プラグを安全ソケットから離脱させる。安全プラグは使用中に、2極プラグ電極10が露出せず、構造上、電気的な安全が確保されてており、2極プラグセルフロックヘッド18が2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置33に退避された後、2極プラグセルフロックピラー締付ネジ2で固定された後に、一般的なソケットと係合することができる。2極プラグ電極10が2極プラグにおけるプラグアウタボディ15から露出した後に、それをソケットパネルのソケット電極挿入孔に位置合わせて挿入し、時計回りに2極プラグ回転管17を回転させて、2極プラグ電極10を、ソケットガードドアを押し開けてソケットに挿入させ、回転中に、安全プラグを一般的なソケットと接触できる程度の押圧力が必要となる。それらを分離する必要がある場合、2極プラグ回転管17を反時計回りに回転させ、2極プラグ電極10をソケットから分離させ、全過程において、2極プラグ電極10も帯電して露出することがない。2極プラグ電極10を、2極プラグ回転管17を介して全てを回転させて抜き出した後に一般的な2極プラグとして用い、直接ソケット内に挿入してもよい。
【0039】
3極プラグにおいて、安全プラグの3極プラグセルフロックピラー34を、3極プラグセルフロックヘッド小溝58をクランプすることにより3極プラグアウタボディストッパ溝61まで引き出した後、3極プラグセルフロックピラー締付ネジ35により固定され、3極プラグ電源50を3極プラグ回転管54を介して反時計回りに回転させ、3極プラグ電極52と3極プラグアース電極51を安全プラグキャビティに退避させ、安全プラグの3極プラグセルフロックヘッド57を安全ソケットのソケットセルフロック孔30に合わせて時計回りに回転させ、3極プラグセルフロックヘッド57をソケットセルフロックヘッドストッパ溝23に回転させた後に、3極プラグ回転管54を連続的に時計回りに回転させる。3極プラグライブライン、ニュートラルライン電極52を、ソケットガードドア70を押し開けた後にソケット電源ジャック25内に挿入させれば回転させるだけでよい、このとき安全プラグと安全ソケットはセルフロック状態にあり、それらを分離する必要がある場合、3極プラグ回転管54を反時計回りに回転させ、3極プラグ電極52をソケット電源ジャック25から引き出し、同時に3極プラグアース電極51をソケットアースソケット62から引き出した後に安全プラグキャビティに退避させる。さらに3極プラグセルフロックヘッド57を連続的に反時計回りに回転させてソケットセルフロック孔30からアンロックさせ、安全プラグを安全ソケットから離脱させる。安全プラグは使用中に、3極プラグ電極が露出せず、構造上、電気的な安全性を確保している。本開示のセルフロックを有する安全3極プラグは3極プラグセルフロックヘッド57が3極プラグセルフロック配置孔位置83に受容された後、3極プラグセルフロックピラー締結ネジ35で固定された後、一般的なソケットと係合することができ、3極プラグ電極52が3極プラグにおけるプラグアウタボディ49から少し露出した後にソケット電極挿入孔に合わせ、3極プラグ回転管54を時計回りに回転させて3極プラグ電極52を、ガードドアを押し開けてソケットに挿入させ、回転中に、安全プラグを一般的なソケットと接触できる程度の押圧力が必要となる。それらを分離する必要がある場合、3極プラグ回転管54を反時計回りに回転させ、3極プラグ電極52をソケットから分離させ、全過程において、3極プラグ電極52が帯電して露出することもない。3極プラグ電極を、3極プラグ回転管54を介して全てを回転させて抜き出した後に、一般的な3極プラグとして用い、直接一般的な3極ソケット内に挿入してもよい。
【0040】
安全ソケットは2極無極性安全プラグ、2極有極性安全プラグ、3極安全プラグと係合可能である他に、同様に同じタイプの一般的な2極無極性プラグ、2極有極性プラグ、3極プラグと係合可能である。
【0041】
説明すべきものとして、本開示の安全プラグ及び安全ソケットは、プラグ電極の挿入と、ソケット電極ジャック25の引き出しの使用過程全体において、プラグとソケットとが常にセルフロックの閉状態にあり、従来の開放式動作方法を現在のセルフロック閉動作状態に変換させている。
【0042】
説明すべきものとして、本開示の安全プラグと安全ソケットは、動作開始から最後まで安全プラグと安全ソケットの分離電極が常に露出しない。
【0043】
説明すべきものとして、本開示の安全プラグ及び安全ソケットは、同型の主流の一般的なプラグ及び一般的なソケットと混合して使用することができる。
【0044】
明らかに、当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく本開示に対して様々な改善及び変形を行うことができ、このように、本開示のこれらの修正及び変形は本開示の権利請求の範囲及びその同等技術の範囲内に属する場合、本開示はこれらの修正及び変形を含むことを意図する。
【符号の説明】
【0045】
1…2極プラグセルフロックピラー、2…2極プラグセルフロックピラー締結ネジ、3…2極プラグセルフロックピラーシュート、4…2極プラグシュート補強リブ、5…2極プラグ電極孔位置、6…2極プラグ締結孔位置、7…2極プラグ回転係止溝、8…2極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板、9…2極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板、10…2極プラグ電極、11…2極プラグ有極性ニュートラルライン孔位置、12…2極プラグマルチヘッド大リードねじ山、13…2極プラグ位置決め孔、14…2極プラグ電源電極切り欠き、15…2極プラグにおけるプラグのアウタボディ、16…2極プラグ電源、17…2極プラグ回転管、18…2極プラグセルフロックヘッド、19…2極プラグセルフロックヘッド小溝、20…2極プラグ電極小孔、21…2極プラグ有極性ニュートラルライン電極、22…2極プラグアウタボディストッパ溝、23…ソケットセルフロックヘッドストッパ溝、24…ソケット回転止めリング、25…ソケット電源ジャック、26…ソケットパネル、27…ソケットライブライン電極挿入孔、28…締結ナット、29…締結ネジ、30…ソケットセルフロック孔、31…ソケットアース挿入孔、32…ソケットニュートラルライン電極挿入孔、33…2極プラグセルフロックヘッド配置孔位置、34…3極プラグセルフロックピラー、35…3極プラグセルフロックピラー締結ネジ、36…3極プラグセルフロックピラーシュート、37…3極プラグシュート補強リブ、38…3極プラグ電極孔位置、39…3極プラグ締結孔位置、40…3極プラグ回転係止溝、41…3極プラグセルフロックピラー伸出ストッパ板、42…3極プラグセルフロックピラー受容ストッパ板、43…3極プラグ回転管ストッパリング、46…3極プラグマルチヘッド大リードねじ、47…3極プラグ位置決め孔、48…3極プラグ電源電極切り欠き、49…3極プラグにおけるプラグのアウタボディ、50…3極プラグ電源、51…3極プラグアース電極、52…3極プラグ電極、53…3極プラグ電極小孔、54…3極プラグ回転管、55…3極プラグアース電極孔位置、56…3極プラグ射出ナット、57…3極プラグセルフロックヘッド、58…3極プラグセルフロックヘッド小溝、59…3極プラグ受容ストッパ板、60…3極プラグストッパリング回転孔、61…3極プラグアウタボディストッパ溝、62…ソケットアースジャック、64…ガードドアストッパエッジ、65…載置板、66…バネストッパエッジ、70…ソケットガードドア、71…ガードドア戸開斜面、72…バネ、73…ガードドアスライド溝、79…ガードドア遮蔽板、80…ガードドア係止溝、81…ガードドア係止バー、82…バネ位置決めピラー、83…3極プラグセルフロックヘッド配置孔位置。

【要約】      (修正有)
【課題】外力の干渉で緩みにくく、接触不良及び電極帯電露出といった重大な安全リスクが発生することがない安全プラグを提供する。
【解決手段】2極安全プラグは2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディを含み、2つの2極プラグにおけるプラグアウタボディの間は可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に2極プラグセルフロックピラーが可動的に接続され、2極プラグにおけるプラグアウタボディの内部に2極プラグセルフロックピラーシュートと締結ナットの孔位置が設けられている。本開示の有益な効果は以下の通りである。2極プラグ回転管を反時計回りに回転させ、2極プラグ電極を安全ソケットの電源ジャックから引き出し、安全プラグのキャビティに退避させ、さらに連続的に反時計回りに回転させて2極プラグセルフロックヘッドとソケットのセルフロック孔をアンロックさせ、安全プラグと安全ソケットを離脱させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
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図19
図20
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図22
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図30
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図32