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特許7577159改良版3Dクイック・ソーイング・システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-24
(45)【発行日】2024-11-01
(54)【発明の名称】改良版3Dクイック・ソーイング・システム
(51)【国際特許分類】
   D05B 91/12 20060101AFI20241025BHJP
   D05B 91/16 20060101ALI20241025BHJP
【FI】
D05B91/12
D05B91/16
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023084955
(22)【出願日】2023-05-06
【審査請求日】2023-05-06
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】519315213
【氏名又は名称】藤沼 伊代子
(72)【発明者】
【氏名】金田 幸徳
【審査官】▲桑▼原 恭雄
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-276581(JP,A)
【文献】登録実用新案第3073873(JP,U)
【文献】実開昭63-177489(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D05B 91/12
D05B 91/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも後記(1)~(6)の内のいずれかを備え、且つ、後記歯又は窪みのいずれかと後記弾性体とが嵌合すると後記ボビン型の糸巻きの回転が制御される道具を整理するための用具において、
(1)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(2)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(3)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の歯を備える軸、(4)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の窪みを備える軸、(5)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、(6)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、前記(1)~(6)のいずれかと、
(7)糸の端部を固定するための切り込み及び磁石及び窪み及び板で構成された予め糸が通されている裁縫用の針も含む道具を配置するための複数の板状の道具整理用具と、
(8)一対の土台上下と、
(9)円筒型のポケットと、
を備え、
前記ボビン型の糸巻きが前記軸に軸着されており、
前記板状の道具整理用具が前記軸に対して平行になるように前記土台に固定されており、
前記軸も前記土台に固定されており、
前記(5)又は(6)の場合は軸が弾性体も歯も窪みも備えていないが故に必ずしも軸を組み立て式の軸にする必要はないが、
前記(1)~(4)の場合は前記軸同士が繋がって一本の軸を形成しており、
前記板状の道具整理用具が前記軸及び前記ボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲しており、
前記円筒型のポケットは本体及び蓋とからなり、
前記円筒型のポケットの本体の底部分が少なくとも前記軸及び前記板状の道具整理用具を固定する部分を備え、
少なくとも前記軸及び前記板状の道具整理用具を固定する部分を備えることによって前記円筒型のポケットの本体が前記土台上と一体化しており、
前記土台上と一体化している前記円筒型のポケットの本体及び前記土台下で一対の土台上下になっている
道具を整理するための用具。
【請求項2】
少なくとも後記(1)~(6)の内のいずれかを備え、且つ、後記歯又は窪みのいずれかと後記弾性体とが嵌合すると後記ボビン型の糸巻きの回転が制御される道具を整理するための用具において、
(1)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(2)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(3)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の歯を備える軸、(4)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の窪みを備える軸、(5)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、(6)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、前記(1)~(6)のいずれかと、
(7)糸の端部を固定するための切り込み及び磁石及び窪み及び板で構成された予め糸が通されている裁縫用の針も含む道具を配置するための複数の板状の道具整理用具と、
(8)一対の土台上下と、
(9)円筒型のポケットと、
を備え、
前記ボビン型の糸巻きが前記軸に軸着されており、
前記板状の道具整理用具が前記軸に対して平行になるように前記土台に固定されており、
前記軸も前記土台に固定されており、
前記(5)又は(6)の場合は軸が弾性体も歯も窪みも備えていないが故に必ずしも軸を組み立て式の軸にする必要はないが、
前記(1)~(4)の場合は前記軸同士が繋がって一本の軸を形成しており、
前記板状の道具整理用具が前記軸及び前記ボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲しており、
前記円筒型のポケットは本体及び蓋とからなり、
前記円筒型のポケットの本体の底部分が少なくとも前記軸及び前記板状の道具整理用具を固定する部分を備え、
少なくとも前記軸及び前記板状の道具整理用具を固定する部分を備えることによって前記円筒型のポケットの本体が前記土台上と一体化しており、
前記土台上と一体化している前記円筒型のポケットの本体及び前記土台下で一対の土台上下になっており、
前記円筒型のポケットの本体が外側部分に前記板状の道具整理用具の窪みと連続する窪みを備える
道具を整理するための用具。
【請求項3】
少なくとも後記(1)~(6)の内のいずれかを備え、且つ、後記歯又は窪みのいずれかと後記弾性体とが嵌合すると後記ボビン型の糸巻きの回転が制御される道具を整理するための用具において、
(1)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(2)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える軸、(3)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の歯を備える軸、(4)1点以上の弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の窪みを備える軸、(5)1点以上の歯を備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、(6)1点以上の窪みを備えるボビン型の糸巻き及び一点以上の弾性体を備える板状の道具整理用具、前記(1)~(6)のいずれかと、
(7)糸の端部を固定するための切り込み及び磁石及び窪み及び板で構成された予め糸が通されている裁縫用の針も含む道具を配置するための複数の板状の道具整理用具と、
(8)一対の土台上下と、
(9)円筒型のポケットと、
を備え、
前記ボビン型の糸巻きが前記軸に軸着されており、
前記板状の道具整理用具が前記軸に対して平行になるように前記土台に固定されており、
前記軸も前記土台に固定されており、
前記(5)又は(6)の場合は軸が弾性体も歯も窪みも備えていないが故に必ずしも軸を組み立て式の軸にする必要はないが、
前記(1)~(4)の場合は前記軸同士が繋がって一本の軸を形成しており、
前記板状の道具整理用具が前記軸及び前記ボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲しており、
前記円筒型のポケットは本体及び蓋とからなり、
前記円筒型のポケットの本体は入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え、且つ、前記円筒型のポケットの本体の外周の半径が「「「前記土台に固定されている前記軸」に軸着されている前記ボビン型の糸巻き」の外側に配置されている板状の道具整理用具の内側」と前記軸の中心からの距離よりも小さく、
前記円筒型のポケットの本体の底部分は少なくとも軸を固定する部分を備え、
前記環状の出っ張り部分の板状の道具整理用具を固定する部分及び前記軸を固定する部分を備える底部分によって前記円筒型のポケットが前記土台上と一体化しており、
前記土台上と一体化している前記円筒型のポケットの本体及び前記土台下で一対の土台上下になっている
道具を整理するための用具。
【請求項4】
円筒型のケースを備え、
前記円筒型のケースは本体及び蓋からなり、
前記円筒型のケースの蓋の内側は少なくとも軸及び板状の道具整理用具を固定する部分を備え、
前記軸及び前記板状の道具整理用具を固定する部分を備えることによって前記円筒型のケースの蓋が前記土台下と一体化しており、
前記土台下と一体化している前記円筒型のケースの蓋及び前記土台上と一体化している前記円筒型のポケットの本体で一対の土台上下になっている
上記請求項1又は上記請求項2又は上記請求項3に記載の道具を整理するための用具。
【請求項5】
(1)一対の土台上下及び軸を貫く孔と、(2)ボルトと、(3)ナットと、を備え、
前記ボルトが前記土台及び前記軸を貫きながら前記ナットと螺合している
上記請求項1又は上記請求項2又は上記請求項3又は上記請求項4に記載の道具を整理するための用具。
【請求項6】
軸及び板状の道具整理用具を固定する部分の他に、(1)ボルトを通す孔と、(2)窪みと、を備え、
前記窪みが内部に外周に環状の出っ張り部分を備えるゴム製のカバーと嵌合できる環状の窪み部分を備える
上記請求項4に記載の前記土台下と一体化している前記円筒型のケースの蓋。
【請求項7】
軸及び板状の道具整理用具を固定する部分の他に、(1)ボルトを通す孔と、(2)土台下と一体化していない円筒型のケースの蓋と螺合するための「前記円筒型のケースの本体にあるねじ溝」と同じねじ溝部分と、とを備える
上記請求項4に記載の前記土台下と一体化している前記円筒型のケースの蓋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道具を整理するための用具に関するものであり、主として予め糸が通されている裁縫用の針を配置できるものに関するものである。
【0002】
尚、円筒と円柱を同じ形状とする辞書もあるようであるが、当件においては、円筒の定義を「円柱状の中空を備える円柱」とする。それから、(1)広辞苑第五版においてではあるが「環」には「まわりめぐること」という意味もあること、(2)箱型のポケットと円筒型のポケットとが対照するようにすることによって伝達可能性が高まるように感じられていること、前記2点を理由に、箱型のポケットにおいて符号43の「後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している円筒型のポケットの環状の出っ張り部分」に相当する部分、即ち符号48を、「後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している箱型のポケットの環状の出っ張り部分」と表現することにした。それから、「○○を備えさせ▽▽」であるとか「○○が設けられている▽▽」であるとかの言い回しが馴染みのない言い回しのように感じられてならないことを理由に、「どうやって」が問われる文脈では「○○を設け▽▽」と表現し、「何が」が問われる文脈では「○○を備え▽▽」と表現している。NHK的な正しい日本語になっておらず、申し訳ないが、ご容赦いただきたい。
【背景技術】
【0003】
当発明者のアイディアの一つである特願2022-084841は、大まかに言うと、次の4点によって、「予め糸が通されている裁縫用の針」が複数配置されているのにもかかわらず、糸同士のからまりを防ぐ道具整理用具である。一つ目、予め糸が通されている裁縫用の針の糸巻きを、ボビン型にする。二つ目、ボビン型の糸巻きの回転を制御するための工夫を施す。三つ目、回転を制御する工夫が施されているボビン型の糸巻きを、重ねる。四つ目、重なっているボビン型の糸巻きの周囲に、予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための窪みや、糸の端部を固定するための切り込みや糸切断機を備える板状の道具整理用具を、配置する。
【0004】
念のために、当発明者のアイディアである特願2022-084841における回転を制御するための工夫は、次の6パターンが提案されている。一つ目、当件においては図18の(a)であり、軸にある弾性体とボビン型の糸巻きにある歯と歯との間とが嵌合するパターン。二つ目、当件においては図18の(b)であり、軸にある弾性体とボビン型の糸巻きにある窪みとが嵌合するパターン。三つ目、当件においては図18の(c)であり、軸にある歯と歯との間とボビン型の糸巻きにある弾性体とが嵌合するパターン。四つ目、当件においては図18の(d)であり、軸にある窪みとボビン型の糸巻きにある弾性体とが嵌合するパターン。五つ目、当件においては図18の(e)であり、板状の道具整理用具にある弾性体とボビン型の糸巻きにある歯と歯との間とが嵌合するパターン。六つ目、当件においては図18の(f)であり、板状の道具整理用具にある弾性体とボビン型の糸巻きにある窪みとが嵌合するパターン。
【0005】
しかしながら、予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具の配置数を増やすと、ボビン型の糸巻きの直径よりもずっと大きな円筒型のケースを用意しなければならなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一つ目、予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具の配置数を増やすと、ボビン型の糸巻きの直径よりもずっと大きな円筒型のケースを用意しなければならなくなる点。二つ目、当段落一つ目の課題を解決するための手段の一つである「円筒型のポケットを付与する方法」だけでは、円筒型のポケットの本体の高さ分3Dクイック・ソーイング・システムの高さが増加する点。三つ目、部品点数を減らすための円筒型のケースの蓋と土台とを一体化させる際、ボルトとナットによって土台上下2点に板状の道具整理用具及び軸を固定するための力を増加させるタイプの場合、防水性が低下する点。
【0007】
言うまでもないことであると思われるが、当発明者のアイディアである特願2022-084841に箱型のポケットを付与する方法もある。しかしながら、円筒型のポケットの方が箱型のポケットよりも隙間が少ないという意味で円筒型のケースと相性が良いこと、請求項の数等をなるべく減らさないといけない事情があること、少なくとも発明の系統樹においては円筒型のポケットの方が箱型のポケットよりも発想困難度及び部材間の形状のすり合わせに関する難易度が高いこと、前記3点を主たる理由に、箱型のポケットについては、1実施例の図面化だけに留め、請求しない。図25において描かれている1実施例が、その図面化だけに留めることにした箱型のポケットを備えている道具整理用具である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一に、板状の道具整理用具を、軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲させる。換言すると、板状の道具整理用具を、円筒を等角度分割したような形状にする。図1及び図16及び図17において描かれている1実施例は、これに該当する。尚、図3及び図20や、図2及び図19や、図6及び図21や、図15及び図22は、さらなる工夫が施されていることを理由に、当段落1実施例から除外する。
【0009】
第二に、円筒型のポケットを追加する。円筒型のポケットは、円筒型のケースを視点とする場合、ケース・イン・ケースと言える。
【0010】
第三に、円筒型のポケットの本体の底部分が土台を兼ねられるようにする。図3及び図20において描かれている1実施例は、これに該当する。尚、図5において描かれている1実施例は、あくまでも図3及び図20において描かれている1実施例の円筒型のポケットである。図10において描かれている1実施例は土台と一体化している円筒型のポケットの本体の土台部分ついての1実施例であり、(d)(e)(f)の3パターンが描かれている。尚、(a)(b)(c)の3パターンは、「単なる円筒型のポケットの本体の土台部分」ではなく、「外側部分に道具を配置するための窪みも備える円筒型のポケットの本体の土台部分」である。因みに、円筒型のポケットは、(1)図4において描かれている1実施例、(2)図5において描かれている1実施例、(3)図7において描かれている1実施例、当件においては大きくは前記(1)~(3)の3パターンある。故に、当件においては、土台と一体化している円筒型のポケットは、細かくは図10の(a)~(f)及び図11の(a)~(c)の合計9パターンがあることになる。
【0011】
第四に、道具を配置するための窪みを、板状の道具整理用具と円筒型のポケットの本体の外側部分とで分担する。換言すると、円筒型のポケットの本体の外側部分に、予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための窪みや糸の端部を固定するための切り込みや糸切断機を備える板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを設ける。図2及び図19や、図15及び図22において描かれている1実施例は、これに該当する。図4において描かれている1実施例は、土台と一体化し尚且つ外側部分に予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための窪みや糸の端部を固定するための切り込みや糸切断機を備える板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを備える円筒型のポケットの本体ついての1実施例であり、図10においては(a)~(c)の3パターンが描かれている。尚、符号28にある符号18は符号22にある符号18よりも小さくなっており、前記符号28にある符号18に嵌合する符号3及び符号24のいずれかにある符号19も小さくなっている。
【0012】
図2において描かれている1実施例と図3において描かれている1実施例との比較から示されるように、道具を配置するための窪みを板状の道具整理用具と円筒型のポケットの本体の外側部分とで分担すると、配置することができる予め糸が通されている裁縫用の針は減るが、道具整理用具としての高さを前記円筒型のポケットの本体の高さ分増加させることなく、裁縫用の針以外の道具を収納できるようになる。故に、話を組み立て完成図に限れば、「図2及び図6及び図15において描かれている1実施例は、図3において描かれている1実施例の発展形である。」と言って差し支えない。
【0013】
これは段落番号0011に記載されている第四の手段の亜種であるが、第五に、円筒型のポケットの本体の外周の半径を「「土台に固定されている軸」に軸着されているボビン型の糸巻きの外側に配置されている板状の道具整理用具の内側」と前記軸の中心からの距離よりも小さくし、円筒型のポケットの本体の入り口の外周に環状の出っ張り部分を設け、前記環状の出っ張り部分において板状の整理用具を固定するようにし、前記円筒型のポケットの本体の底部分においては軸を固定するようにしても、段落番号0011に記載の方法のように、配置できる予め糸が通されている裁縫用の針は減るが、道具整理用具としての高さを前記円筒型のポケットの本体の高さ分増加させることなく、裁縫用の針以外の道具を収納できるようになる。図6及び図21において描かれている1実施例が、これに該当する。図7において描かれている1実施例は、土台と一体化し尚且つ円筒型のポケットの本体の入り口の外周に設けられている環状の出っ張り部分を土台の一部として利用することによって図1図3において描かれている分担しないタイプの板状の道具整理用具を利用しながらも高さがポケット分だけ増大しないタイプになっているポケットの本体ついての1実施例であり、図11においては(a)~(c)の3パターンが描かれている。尚、図面化されている1実施例の場合、当発明者のアイディアである特願2022-084841との間の差異や、パターンに応じて変化する設計自由度の差異を、図面を通して理解していただけるようにする目的から、共通部材を減らさないようにしており、そのことが原因で、完成図に限れば、図1において描かれている1実施例と図2において描かれている1実施例は高さが全く同じであるが、図6において描かれている1実施例は図1において描かれている1実施例や図2において描かれている1実施例よりも若干高い。念のために、当段落における「若干」の意味は、「図3において描かれている1実施例を基準とすれば、図6において描かれている1実施例は図1において描かれている1実施例や図2において描かれている1実施例と高さがあまり変わらない。」という意味である。段落番号0011~0013は、あくまでも、ポケットがありながら高さが図3において描かれている1実施例のようにポケット分だけ増加しないようにする方法の提案、換言すればポケットがありながら高さがポケットがない図1において描かれている1実施例と変わらない又はほぼ変わらないようにするための方法の提案である。尚、符号41にある符号18は符号22にある符号18よりも小さくなっており、前記符号41にある符号18に嵌合する符号3及び符号24のいずれかにある符号19も小さくなっている。
【0014】
まとめておく。土台に関する一体化については、当件の場合、大きくは次の3パターンがある。一つ目は、当発明者のアイディアである特願2022-084841において説明が不十分であった円筒型のケースの蓋との一体化であり、「円筒型のケースの蓋と3Dクイック・ソーイング・システム本体の土台とが一体化しているパターンである。」と換言できるもの。二つ目は、段落番号0010~0013に記載の円筒型のポケットの本体との一体化であり、「円筒型のポケットの本体の底部分と土台とが一体化しているパターンである。」と換言できもの。三つ目は、当段落の一つ目と二つ目の両者を併せ持つ一体化であり、「円筒型のポケットの本体の底部分と土台とが一体化しており、加えて円筒型のケースの蓋ともう一つの土台とが一体化しているパターンである。
【0015】
符号22が土台であり、(1)符号9の組み立てると一本になる軸又は一本の軸のいずれか、(2)少なくとも符号3又は符号24又は符号44の板状の道具整理用具のいずれか、前記(1)及び(2)を上下の2点で挟持ように固定するための部材である。故に、例えば図16図17において描かれているように、土台は、(1)少なくとも符号3又は符号24又は符号44の板状の道具整理用具のいずれかを固定する箇所である符号18、(2)組み立てると一本になる軸又は一本の軸のいずれかを固定する箇所である符号23、前記(1)及び(2)が必須になる。実際、図9の(b)~(d)は土台と一体化している円筒型のケースの蓋であり、図10の(a)~(f)及び図11の(a)~(c)は土台と一体化している円筒型のポケットであり、図25の(c)及び(d)は土台と一体化している円筒型のポケットである訳であるが、どれも符号18及び符号3を備えている。因みに、ボルトを通すための孔である符号14又はボルトと螺合する溝である符号36のいずれかを備えていない場合は、少なくとも符号3又は符号24又は符号44の板状の道具整理用具のいずれか及び符号9の組み立てると一本になる軸又は一本の軸のいずれかを土台に固定するための力を軸の中心を貫く一本のボルトの螺合によって増加させる方法が、利用できなくなる。念のために、図18の(e)又は(f)のいずれの方法によって符号5のボビン型の糸巻きの回転が制御されるタイプ以外は、軸を土台に対して回転しないようにしないと、軸がボビン型の糸巻きと一緒に回転してしまうが故に、ボビン型の糸巻きの回転が制御できなくなる。
【0016】
尚、図10の(a)~(f)と図11の(a)~(c)との間の違いは、円筒型のポケットの本体の底部分のみで土台として機能できるか否かである。図10の(a)~(f)の場合、円筒型のポケットの本体の底部分のみで土台として機能できる。図10の(a)~(f)の場合、どれも円筒型のポケットの本体の底部分には少なくとも符号18及び符号23がある。図11の(a)~(c)の場合、円筒型のポケットの本体の底部分だけではなく、符号41の円筒型のポケットの本体の入り口の外周に設けられている環状の出っ張り部分をも利用しなければ、土台として機能できない。図11の(a)~(c)の場合、符号18は、円筒型のポケットの本体の底部分ではなく、円筒型のポケットの本体の入り口の外周に設けられている環状の出っ張り部分にある。
【0017】
図10の(a)及び(d)及び図11の(a)及び図9の(b)と図10の(b)及び(c)及び(e)及び(f)及び図11の(b)及び(c)及び図9の(c)及び(d)との間の違いは、「少なくとも符号3又は符号24又は符号44の板状の道具整理用具のいずれか及び符号9の組み立てると一本になる軸又は一本の軸のいずれかを土台に固定するための力を軸の中心を貫く一本のボルトの螺合によって増加させる方法」を利用できるか否かであり、前者は符号14又は符号36のいずれかを備えていないが故に前記方法を利用できず、後者は符号14又は符号36のいずれかを備えているが故に前記方法を利用できる。
【0018】
段落番号0014に記載の二つ目の土台に関する一体化については、言語的には、段落番号0010~0013において説明され、段落番号0015~0017において補足されている。故に、以降は、段落番号0014に記載の一つ目及び二つ目の土台に関する一体化について説明する。
【0019】
段落番号0014に記載の一つ目の土台に関する一体化は、当発明者のアイディアである特願2022-084841において説明が不十分であった部品点数を減らすことを目的に提案された円筒型のケースの蓋との一体化でもあり、図15及び図22において描かれている1実施例がそれに該当し、符号33である前記土台と一体化している円筒型のケースの蓋も、細かくは3パターンある。その3パターンが。図9の(b)~(d)において描かれている1実施例である。図9の(b)と図9の(c)及び(d)との間の違いは、段落番号0017同様、「少なくとも符号3又は符号24又は符号44の板状の道具整理用具のいずれか及び符号9の組み立てると一本になる軸又は一本の軸のいずれかを土台に固定するための力を軸の中心を貫く一本のボルトの螺合によって増加させる方法」を利用できるか否かであり、前者は符号14又は符号36のいずれかを備えていないが故に前記方法を利用できず、後者は符号14又は符号36のいずれかを備えているが故に前記方法を利用できる。
【0020】
土台に関する一体化については、換言すると、省略されているパターンもあるが、次のようになる。(1)円筒型のポケットの本体の底部分外側や円筒型のケースの蓋の内側に板状の道具整理用具及び軸を固定する箇所が与えられていたり、(2)前記(1)の工夫に加えて円筒型のポケットの本体の底部分や円筒型のケースの蓋にボルトを通すための孔が設けられていたり、(3)又は前記(1)の工夫に加えて円筒型のポケットの本体の底部分外側や円筒型のケースの蓋の内側にボルトと螺合する溝のいずれかが与えられていたりすると、円筒型のポケットの本体の底部分や円筒型のケースの蓋は土台としての機能を担えるようになる。
【0021】
念のために、土台に関する一体化については、「円筒型のポケットの本体の底部分外側」を「円筒型のポケットの蓋の内側」に置き換える方法もある。但し、組み立て完成図に限れば、図2及び図3において描かれている1実施例の場合だけであり、中でも図3において描かれている1実施例の場合は、(1)円筒型のポケットの蓋の側面にも窪みを設けるか、(2)円筒型のポケットの蓋の径を小さくすることが、必須要件になる。尚、使い勝手の悪さその他を理由に、土台と一体化している円筒型のポケットの蓋の内側については、図面化もせず、請求もしないことにした。
【0022】
話を分解図に限れば、図16及び図17及び図19及び図20及び図21及び図22のようなボルト及びナットを用いて固定する力を増加させる1実施例の場合、ボルトとナットとを上下逆転させても、機能的には問題はない。分解したり組み立てたりする際の面倒臭さに、違いが生じる程度である。勿論、どちらの方をより面倒臭いと感じるのかについては、所有している工具の如何や指の太さ等の個体差に応じて変化する故、人による。
【0023】
話を分解図に限れば、図16及び図17及び図19及び図20及び図21及び図22のようなほぞとほぞ孔を備える1実施例の場合、(1)ほぞを長くした上で顎を付与することによって固定する力を増加させる方法、(2)ほぞとほぞ孔との間に接着剤を塗布することによって固定する力を増加させる方法、(3)ほぞとほぞ孔とを溶着する方法、前記(1)~(3)の三つがあるが、前記三つの方法を採用すると、分解して糸を補充することが難しくなる。
【0024】
当件においては、図9において描かれているように、円筒型のケースの蓋は(a)~(d)の4パターンある。その中で最も防水性が低いのは、(c)である。しかし、次の三つの方法によって防水性を増加させることができる。一つ目は、図9の(c)の蓋の外側と前記外側にあるボルト又はナットのいずれかとで、「パッキン」又は「ワッシャー及びパッキン」のいずれかを挟む方法。図12において描かれている1実施例は、これに該当する。二つ目は、図9の(c)の蓋の外側に窪みを設け、かつ、前記窪みの内側側面に周回する溝を設け、前記溝にゴム製のカバーを嵌合する方法。図13において描かれている1実施例は、これに該当する。三つ目は、図8の(b)及び図9の(a)において描かれている蓋(符号31)と螺合する部分を図9の(c)の蓋の外側に設け、前記図8の(b)及び図9の(a)において描かれている蓋(符号31)を蓋の蓋として用いる方法。図14において描かれている1実施例は、これに該当する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、図16において描かれている1実施例の分解図の組み立て完成図であるが、単なる組み立て完成図ではなく、4点の糸が各々4点のボビン型の糸巻きに巻回され、かつ、前記4点の糸が各々4点の裁縫用の針に通され、かつ、前記4点の裁縫用の針が各々4点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具に配置されている。(a)は、4点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。(b)は、(a)において死角になっている4点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。尚、組み立て完成図と分解図とでは、縮尺が異なっている。
図2図2は、図19において描かれている1実施例の分解図の組み立て完成図であるが、単なる組み立て完成図ではなく、2点の糸が各々2点のボビン型の糸巻きに巻回され、かつ、前記2点の糸が各々2点の裁縫用の針に通され、かつ、前記2点の裁縫用の針が各々2点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具及び2点の前記板状の道具整理用具にある窪みと連続している円筒型のポケットの本体の外側部分にある窪みに配置され、かつ、2点の予め糸が通されていない裁縫用の針が各々2点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具を配置するための板状の道具整理用具及び2点の前記板状の道具整理用具にある窪みと連続している円筒型のポケットの本体の外側部分にある窪みに配置されている。(a)は、2点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。(b)は、(a)において死角になっている2点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具が配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。尚、尚、組み立て完成図と分解図とでは、縮尺が異なっている。
図3図3は、図20において描かれている1実施例の分解図の組み立て完成図であるが、単なる組み立て完成図ではなく、4点の糸が各々4点のボビン型の糸巻きに巻回され、かつ、前記4点の糸が各々4点の裁縫用の針に通され、かつ、前記4点の裁縫用の針が各々4点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具に配置されている。(a)は、4点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。(b)は、(a)において死角になっている4点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。尚、組み立て完成図と分解図とでは、縮尺が異なっている。
図4図4は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のポケットの内の一つであり、図2及び図15及び図19及び図22において描かれている1実施例の円筒型のポケットであり、即ち段落番号0011に記載されている円筒型のポケットについての1実施例である。(a)は、円筒型のポケットの蓋である。(b)は、円筒型のポケットの本体である。(c)は、(b)において死角になっている底部分が見える円筒型のポケットの本体である。
図5図5は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のポケットの内の一つであり、図3及び図20において描かれている1実施例の円筒型のポケットであり、即ち段落番号0010に記載されている円筒型のポケットについての1実施例である。(a)は、円筒型のポケットの蓋である。(b)は、円筒型のポケットの本体である。(c)は、(b)において死角になっている底部分が見える円筒型のポケットの本体である。
図6図6は、図21において描かれている1実施例の分解図の組み立て完成図であるが、単なる組み立て完成図ではなく、単なる組み立て完成図ではなく、2点の糸が各々2点のボビン型の糸巻きに巻回され、かつ、前記2点の糸が各々2点の裁縫用の針に通され、かつ、前記2点の裁縫用の針が各々4点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具に配置され、かつ、2点の予め糸が通されていない裁縫用の針が各々2点の軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具を配置するための板状の道具整理用具に配置されている。(a)は、2点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。(b)は、(a)において死角になっている2点ある軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している予め糸が通されている裁縫用の針以外の道具を配置するための板状の道具整理用具の内の2点が見える図である。尚、組み立て完成図と分解図とでは、縮尺が異なっている。
図7図7は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のポケットの内の一つであり、図6及び図21において描かれている1実施例の円筒型のポケットであり、即ち段落番号0013に記載されている円筒型のポケットについての1実施例である。(a)は、円筒型のポケットの蓋である。(b)は、円筒型のポケットの本体である。(c)は、(b)において死角になっている底部分が見える円筒型のポケットの本体である。
図8図8は、円筒型のケースについての1実施例である。(a)は、円筒型のケースの本体である。(b)は、円筒型のケースの蓋である。
図9図9は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のケースの蓋についての1実施例である。但し、土台と一体化するとはどういうことなのかについて図解することをも目的にしており、(a)は土台と一体化していない円筒型のケースの蓋であり、(b)~(d)が土台と一体化している円筒型のケースの蓋である。(a)は、土台と一体化していない円筒型のケースの蓋であり、図8の(a)の内側である。故に(a)には軸を固定する部分及び板状の整理用具を固定する部分がない。(b)は、軸を固定する部分及び板状の整理用具を固定する部分があるが、ボルトを利用できないタイプである。(c)は、ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプである。(d)は、ボルトと螺合する溝も備える故に、ボルトを利用できるタイプである。
図10図10は、当件においては土台も大きくは3パターンある故に細かくは計9パターンある土台と一体化している円筒型のポケットの本体の内の六つであり、内(a)~(c)は段落番号0011に記載されている板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを備えるタイプの1実施例であり、内(d)~(f)は段落番号0010に記載されている板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを備えないタイプの1実施例である。(a)は、ボルトを利用することができないタイプである。(b)は、ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプである。(c)は、ボルトと螺合する溝も備える故に、ボルトを利用できるタイプである。(d)は、ボルトを利用することができないタイプである。(e)は、ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプである。(f)は、ボルトと螺合する溝も備える故に、ボルトを利用できるタイプである。
図11図11は、当件においては土台も大きくは3パターンある故に細かくは計9パターンある土台と一体化している円筒型のポケットの本体の内の三つであり、段落番号0013に記載されている「板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを備えずとも、かつ、円筒型のポケットの本体の高さ分高さを増加せずとも、配置できる予め糸が通されている裁縫用の針は減るが、裁縫用の針以外の道具を収納できるようにする方法」が利用されているタイプの1実施例である。換言すると、土台と一体化し尚且つ円筒型のポケットの本体の入り口の外周に設けられている環状の出っ張り部分を土台の一部として利用するタイプの1実施例である。(a)は、ボルトを利用することができないタイプである。(b)は、ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプである。(c)は、ボルトと螺合する溝も備える故に、ボルトを利用できるタイプである。
図12図12は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のケースの蓋の内、最も防水性が劣る「ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプ」に、防水性を与える工夫が施されているものについての1実施例である。(a)は、ワッシャーである。(b)は、パッキンである。(c)は、ボルトを通すための孔を備える土台と一体化している円筒型のケースの蓋についての1実施例である。尚、ボルトの長さをワッシャー及びパッキンの厚み分長くせずに済むようにするための窪みを備えている。(d)は、図12の(c)において死角になっている内側部分である。
図13図13は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のケースの蓋の内、最も防水性が劣る「ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプ」に、防水性を与える工夫が施されているものについての1実施例である。(a)は、(1)ゴム製のカバーの外周にある環状の出っ張り部分と嵌合するのに必要となる環状の窪み部分も備える土台と一体化している円筒型のケースの蓋である。(b)は、図13の(a)において死角になっている内側部分である。(c)は、外周に環状の出っ張り部分を備えるゴム製のカバーである。
図14図14は、当件においては大きくは3パターンある土台と一体化している円筒型のケースの蓋の内、最も防水性が劣る「ボルトを通すための孔も備えている故に、ボルトを利用できるタイプ」に、防水性を与える工夫が施されているものについての1実施例である。(a)は、土台と一体化していない円筒型のケースの蓋を第二の蓋として利用するために、円筒型のケースの本体にあるねじ溝と同じねじ溝も備える土台と一体化している円筒型のケースの蓋である。(b)は、図14の(a)において死角になっている内側部分である。(c)は、円筒型のケースの本体にあるねじ溝と同じねじ溝を備える土台と一体化している円筒型のケースの蓋の蓋であり、図8の(b)と同じものであり、図8の(b)の内側である故に図9の(a)とも同じものである。尚、図14の(c)は、図9の(b)でも(d)でも代用できる。
図15図15は、図22の組み立て完成図に糸や針を配置したものであるが、図2において描かれている1実施例において、下の土台が円筒型のケースの蓋と一体化しているタイプの1実施例である。尚、図15の簡単説明における「下の土台」は、「板状の道具整理用具の道具を配置するための窪みと連続する窪みを備えるポケットの本体と一体化していない方の土台」と換言できる。
図16図16は、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きが複数と、(3)窪みを備えるボビン型の糸巻きが複数と、(3)弾性体を備える軸が複数と、(4)土台が上下2点と、からなる予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例である。
図17図17は、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の整理用具が複数と、(2)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲し、且つ、弾性体を備える板状の道具整理用具と、(3)歯を備えるボビン型の糸巻きと、(4)窪みを備えるボビン型の糸巻きと、(5)弾性体を備えるボビン型の糸巻きが複数と、(6)歯を備える軸と、(7)窪みを備える軸と、歯も窪みも弾性体も備えていない軸が複数と、(8)土台が上下2点と、からなる予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例である。
図18図18は、特願2022-084841の図5であり、当件においても6パターンあるボビン型の糸巻きの回転を制御するための工夫についての1実施例である。当件と特願2022-084841との間の違いの一つに、道具を配置するための板状の道具整理用具が湾曲しているか否かがあることもあり、あえて流用することにした。但し、当件においては、道具を配置するための板状の整理用具が湾曲していないものを符号44とし、道具を配置するための板状の整理用具が湾曲しているものを符号3としている。尚、当件の発明者及び明細書等の作成者と特願2022-084841の発明者と明細書等の作成者は同一人物であり、当件の出願人及び請求人と特願2022-084841の出願人及び請求人も同一人物であり、図1等の組み立て完成図とも図16等の分解図とも縮尺が異なっている。(a)は、歯を備えるボビン型の糸巻き及び弾性体を備える軸によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。(b)は、窪みを備えるボビン型の糸巻き及び弾性体を備える軸によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。(c)は、弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び歯を備える軸によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。(d)は、弾性体を備えるボビン型の糸巻き及び窪み備える軸によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。(e)は、歯を備えるボビン型の糸巻き及び弾性体を備える道具を配置するための板状の道具整理用具によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。(f)は、窪みを備えるボビン型の糸巻き及び弾性体を備える道具を配置するための板状の道具整理用具によって、前記ボビン型の糸巻きの回転を抑制するタイプの1実施例である。
図19図19は、段落番号0011に記載の方法が利用されている1実施例であり、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きと、(3)弾性体を備えるボビン型の糸巻きと、(4)弾性体を備える軸と、(5)歯を備える軸と、(6)土台が下1点と、(7)外側面部分に道具を配置するための板状の道具整理用具が備える窪みと連続する窪みを備える円筒型のポケットの本体と、(8)前記円筒型のポケットの蓋と、からなり、前記円筒型のポケットの本体の底部分が土台上1点を兼ねている予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例の分解図である。
図20図20は、段落番号0010に記載の方法が利用されている1実施例であり、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きが複数と、(3)窪みを備えるボビン型の糸巻きが複数と、(4)弾性体を備える軸が複数と、(5)土台が下1点と、(6)外側面部分に道具を配置するための板状の道具整理用具が備える窪みと連続する窪みを備えない円筒型のポケットの本体と、(7)前記円筒型のポケットの蓋と、からなり、前記円筒型のポケットの本体の底部分が土台上1点を兼ねている予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例の分解図である。
図21図21は、段落番号0013に記載の方法が利用されている1実施例であり、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きと、(3)弾性体を備えるボビン型の糸巻きと、(4)歯を備える軸と、(5)窪みを備える軸と、(6)土台が下1点と、(7)本体部分が板状の道具整理用具の内周より小さく、且つ、入り口の外周に環状の出っ張り部分を備えている円筒型のポケットの本体と、(8)前記円筒型のポケットの蓋と、からなり、前記円筒型のポケットの本体の底部分及び環状の出っ張り部分で土台上1点を兼ねている予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例の分解図である。
図22図22は、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きと、(3)弾性体を備えるボビン型の糸巻きと、(4)弾性体を備える軸と、(5)歯を備える軸と、(6)外側面部分に道具を配置するための板状の道具整理用具が備える窪みと連続する窪みを備える円筒型のポケットの本体と、(7)前記円筒型のポケットの蓋と、(8)円筒型のケースの本体と、(9)円筒型のケースの蓋と、からなり、前記円筒型のポケットの本体の底部分が土台上1点を兼ね、前記円筒型のケースの蓋が土台下1点を兼ねている予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例の分解図である。
図23図23は、図24において描かれている1実施例の組み立て完成図に図24の組み立て完成図に糸や針を配置したものであるが、図9の(c)において描かれている1実施例から、図14において描かれている1実施例に変更されている。
図24図24は、(1)軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲している板状の道具整理用具が複数と、(2)歯を備えるボビン型の糸巻きと、(3)弾性体を備えるボビン型の糸巻きと、(4)弾性体を備える軸と、(5)歯を備える軸と、(6)外側面部分に道具を配置するための板状の道具整理用具が備える窪みと連続する窪みを備える円筒型のポケットの本体と、(7)前記円筒型のポケットの蓋と、(8)円筒型のケースの本体と、(9)円筒型のケースの本体の溝部分を外側に備える前記円筒型のケースの蓋と、(10)前記円筒型のケースの蓋の蓋と、からなり、前記円筒型のポケットの本体の底部分が土台上1点を兼ね、前記円筒型のケースの蓋が土台下1点を兼ね、前記円筒型のケースの蓋の外側にある溝に前記蓋の蓋が螺合することによってボルト又はナットのいずれかと前記一体化している円筒型のケースの蓋との間の隙間から水が浸入するのを防げる予め糸が通されている裁縫用の針を複数配置しても糸同士がからまるのを防げる道具整理用具の1実施例の分解図である。
図25図25は、箱型のポケットを備える道具整理用具についての1実施例である。(a)は、図2において描かれている1実施例において、円筒型のポケットを箱型のポケットに置き換え、且つ、湾曲している板状の道具整理用具を湾曲していない板状の道具整理用具に置き換えたものである。(b)は、図6において描かれている1実施例において、円筒型のポケットを箱型のポケットに置き換え、且つ、湾曲している板状の道具整理用具を湾曲していない板状の道具整理用具に置き換えたものである。(c)は、図25の(a)の箱型のポケットである。念のために、図2の置き換えである故に当然のことであるが、土台と一体化している。(d)は、図25の(b)の箱型のポケットである。念のために、図2の置き換えである故に当然のことであるが、土台と一体化している。
【実施例1】
【0026】
図16において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図1であり、当件の図1において描かれている1実施例と当発明者のアイディアの一つである特願2022-084841の図1において描かれている1実施例との間の違いは、板状の道具整理用具が軸及びボビン型の糸巻きと同心円の円周に沿うように湾曲nしている点にあり、前記湾曲により、配置できる道具数の上限やボビン型の糸巻きの大きさを減少させずに、当発明者のアイディアの一つである特願2022-084841よりも円筒型のケースを小さくすることができるようになる。尚、針の大きさもボルトの大きさも同じであるのにもかかわらず、土台を軸の中心及びボビン型の糸巻きの中心と同じ中心で回転させた際の径は、当件の図1の土台の方が、当発明者のアイディアの一つである特願2022-084841の図1図2の土台よりも、小さくなっている。
【実施例2】
【0027】
図20において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図3であり、円筒型のポケットが、当件の実施例1である図1及び図16組み込まれている1実施例である。尚、その組み込みが可能なのは、円筒型のポケットの本体の底部分に、符号18及び符号23及び符号14が設けられており、土台としての機能を担えるようになっているからである。
【実施例3】
【0028】
図19において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図3であり、当件の実施例2は円筒型のポケットの本体分だけ高さが増加している訳であるが、「予め糸が通されている裁縫用の針も配置できるようにしながら、且つ、円筒型のポケットの本体分高さを増加させずに円筒型のポケットを組み込む方法はないか?」と思案した結果の一つである。その矛盾の解消が可能なのは、円筒型のポケットの本体の外側面部分に道具を配置するための板状の道具整理用具が備える窪みと連続する窪みが設けられているからである。但し、配置可能なボビン型の糸巻き及び予め糸が通されている裁縫用の針の数が、4から2へ、減っている。
【実施例4】
【0029】
図21において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図6であり、これもまた当件の実施例3と同じく、「予め糸が通されている裁縫用の針も配置できるようにしながら、且つ、円筒型のポケットの本体分高さを増加させずに円筒型のポケットを組み込む方法はないか?」と思案した結果の一つである。尚、当件の実施例3と当件の実施例4との間の違いは、さらに「部材の使い回しによるコスト削減方法はないか?」と思案したか否かである。その矛盾の解消が可能なのは、(1)当件の実施例2及び3の円筒型のポケットの本体の外周の半径を「「土台に固定されている軸」に軸着されているボビン型の糸巻きの外側に配置されている板状の道具整理用具の内側」と前記軸の中心からの距離よりも小さくし、(2)後記環状の出っ張り部分の外周及び外径は当件の実施例2及び3の円筒型のポケットの本体の外周及び外径と同じになる訳であるが、円筒型のポケットの本体の入り口の外周に環状の出っ張り部分を設け、(3)前記環状の出っ張り部分において板状の整理用具を固定するようにし、(4)前記円筒型のポケットの本体の底部分においては軸を固定するようにしているからである。但し、配置可能なボビン型の糸巻き及び予め糸が通されている裁縫用の針の数が、4から2へ、減っている。
【実施例5】
【0030】
図22において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図15であり、当件の実施例3に円筒型のケースを付与したものであるが、前記円筒型のケースの蓋が土台を兼ねられるようにすることによって、単に円筒型のケースを付与しただけのパターンよりも部品点数を減少させることに成功している。減っている当件の実施例2は円筒型のポケットの本体分だけ高さが増加している訳であるが、「予め糸が通されている裁縫用の針も配置できるようにしながら、且つ、円筒型のポケットの本体分高さを増加させずに円筒型のポケットを組み込む方法はないか?」と思案した結果の一つである。
【実施例6】
【0031】
図10の(a)~(f)及び図11の(a)から(c)及び図9の(b)~(d)及び図12~14において描かれている1実施例は、当件においては合計15パターンある土台との一体化についての1実施例である。合計すると15パターンある土台との一体化に共通しているのは、少なくとも板状の道具整理用具を固定する部分及び軸を固定する部分を備えている点である。尚、1実施例においては、板状の道具整理用具を固定する部分として、符号18であるほぞ孔が選択されている。ほぞ孔を選択した理由は、分解して糸を補充できるようにすることを考慮した際、ほぞ孔に優位性があるからである。そして、ほぞとほぞ孔による固定だけでは不十分であろう問題を解決しようとしたのが、土台と軸を貫く孔にボルトを通す方法であり、ナットを必要とする土台には上下2点とも符号14が設けられており、ナットを必要としない土台には上下2点の内下1点に符号36が設けられている。悩ましいのは、円筒型の蓋と土台との一体化である。何故なら、防水性を与えるためのケースであるのにもかかわらず、当件の図9の(b)~(d)において描かれている1実施例の中で最も板状の道具整理用具及び軸を固定する力を強化できる当件の図9の(c)は、防水性を低下させるものであるからである。その問題を補うための方法が利用されている3点の1実施例が、図12図14において描かれている1実施例である。図12は、ワッシャー及びパッキンによって防水性を増加させる方法が利用されている1実施例であり、「ボルトの長さをワッシャー及びパッキンの厚み分長くせずに済むようにするための窪み及びボルトを通すための孔を備えている土台と一体化している円筒型のケースの蓋と、ナット又はボルトのいずれかとで、ワッシャーとパッキンを挟む」ように企画されている。図13は、外周に環状の出っ張り部分である符号を備えるゴム製のカバーによって防水性を増加させる方法が利用されている1実施例であり、符号43である「符号37である外周に環状の出っ張り部分」を備えるゴム製のカバーと、「符号49である内部に「符号39の環状の窪み部分」を備える窪み部分」を備える土台と一体化している円筒型のケースの蓋と、を備え、符号37と符号39とが、符号43と符号49とが、それぞれ嵌合するように企画されている。図14は、蓋に蓋をする方法が利用されている1実施例であり、「符号31である土台と一体化していない円筒型のケースの蓋」を第二の蓋として利用するために必要となる部分であり、符号33の土台と一体化している円筒型のケースの蓋の外側に符号40である「符号30である円筒型のケースの本体にあるねじ溝」と同じねじ溝部分を備え、前記土台と一体化している円筒型のケースの蓋の外側にあるねじ溝部分と、前記土台と一体化していない円筒型のケースの蓋とが、螺合するように企画されている。念のために、図9の(c)及び(d)及び図12~に14において描かれている1実施例は、ボルトに対応している故に、当件の実施例1~4に適用できる。ポケットの厚さ故に実施例4よりも実施例3の方が設計自由度が高いこと等を理由に、当件の実施例3を基本モデルに選んだだけに過ぎず、当件の実施例4には組み込めない等の制限はない。
【実施例7】
【0031】
図24において描かれている1実施例の組み立て完成図に道具が配置されているものが図23であり、防水性を増加させるために蓋に蓋をする方法が利用されており、当件実の施例5の土台と一体化している円筒型のケースの蓋を、防水性を増加させるために、図9の(c)から図14へ変更したものである。
【符号の説明】
【0032】
1 予め糸が通されている裁縫用の針
2 裁縫用の糸
3 「軸」及び「ボビン型の糸巻き」と同心円の円周に沿うように湾曲している
「「予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具」を配置するための板状の道具整理用具
4 糸の端部を固定するための切れ込み
5 ボビン型の糸巻き
6 針も含む道具を配置するための窪み
7 磁石
8 弾性体
9 軸
10 歯
11 軸と軸とを継ぐための軸にあるほぞ
12 軸と土台とを継ぐための軸にあるほぞ
13 軸のほぞ孔
14 ボルトを通すための孔
15 ボビン型の糸巻きを軸着するためのボビン型の糸巻きにある孔
16 ボルト
17 ナット
18 「「「予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具」を配置するための板状の道具整理用具」と土台とを継ぐための土台にあるほぞ孔、又は「「「予め糸が通されている裁縫用の針」以外の道具」を配置するための板状の道具整理用具」とを継ぐための土台にあるほぞ孔
19 「「「予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具」を配置するための板状の道具整理用具」にあるほぞ、又は「「「予め糸が通されていない裁縫用の針」以外の道具」を配置するための板状の道具整理用具」にあるほぞ
20 糸切断器
21 「「「予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具」を配置するための窪み」と連続する窪みであり、「「予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具」の取り出しを容易にするための窪みであり、図1~4においては丸みを帯びさせている
22 土台
23 土台と軸とを継ぐための土台にあるほぞ孔
24 「「予め糸が通されている裁縫用の針」以外の道具」を配置するための板状の道具整理用具であり、前記道具としては、ボタン、ホック、湾曲している糸通し器、マチ針、予め糸が通されてはいない裁縫用の針、ひも通し針、チャコ、耳かき、「耳かきと組み合わされているひも通し針であるが、別言すればひも通し針と組み合わされている耳かき」という意味における耳かき兼ひも通し針、安全ピン、糸切断器、つまようじ、SDカードが想定されている。
25 両面テープ又は粘着テープのいずれか
26 安全ピン
27 ボタン
28 土台と一体化している円筒型のポケット
29 土台になっている円筒型のポケットの蓋
30 円筒型のケースの本体
31 土台と一体化していない円筒型のケースの蓋
32 「「円筒型のケース」の蓋」と「「円筒型のケース」の本体」との間の隙間をなくすためのパッキン
33 土台と一体化している円筒型のケースの蓋
34 ワッシャー
35 土台と一体化している円筒型のケースの蓋とナット又はボルトのいずれかとの間の隙間をなくすためのパッキン
36 ナットとしての機能を果たすための「「ボルト」と螺合する溝」を備える孔
37 ゴム製のカバーの外周にある環状の出っ張り部分
38 図15の分解図において描かれている1実施例の分解図にあるボルトの長さとの整合性を保つのに必要となる窪み
39 ゴム製のカバーの外周にある環状の出っ張り部分と嵌合するのに必要となる環状の窪み部分
40 符号31の土台と一体化していない円筒型のケースの蓋を第二の蓋として利用するために必要となる部分であり、「符号30である円筒型のケースの本体にあるねじ溝」と同じねじ溝部分
41 後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している円筒型のポケット
42 後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している円筒型のポケットの環状の出っ張り部分
43 ゴム製のカバー
44 湾曲していない予め糸が通されている裁縫用の針」も含む道具を配置するための板状の道具整理用具
45 土台と一体化している箱型のポケットの本体
46 土台と一体化している箱型のポケットの蓋
47 後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している箱型のポケット
48 後記ポケットの入り口の外周に環状の出っ張り部分を備え土台と一体化している箱型のポケットの円型ではなく角型の環状の出っ張り部分
49 符号39を包摂しながらナット又はボルトのいずれかを隠すようにゴム製のカバーと嵌合するのに必要となる窪み
【要約】
【課題】四次元ポケットはおそらく実施不可能であろう故に、ボビン型の糸巻きの周囲に配置されている複数の板状の道具整理用具を巨大化せずに収納できる道具の種類を増やすには箱型又は円筒型のポケットを付与するしかないのだが、そうすると円筒型のポケットの本体の高さ分3Dクイック・ソーイング・システムの高さが増加する点等。
【解決手段】円筒型のポケットの本体の底部分と土台とを一体化したり、道具を配置するための窪みを板状の道具整理用具と円筒型のポケットの本体の外側部分とで分担したり、円筒型のポケットの本体の外周を板状の道具整理用具の内周より小さくしたりする。
【選択図】図21
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
図8
図9
図10
図11
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図13
図14
図15
図16
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図19
図20
図21
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図24
図25